JP2018113898A - 遺伝子の変異検出キット及び遺伝子の変異検出方法 - Google Patents

遺伝子の変異検出キット及び遺伝子の変異検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】変異が集中する領域における変異の存在の有無を簡便かつ高感度に検出できる遺伝子の変異検出キット及び遺伝子の変異検出方法を提供する。【解決手段】遺伝子の変異検出キットは、標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域R1及びR2それぞれに、R1及びR2の塩基配列が野生型の場合にハイブリダイズするプローブと、プローブそれぞれがR1及びR2にハイブリダイズしたことを示す標識物質と、R1及びR2のすべてを、ポリメラーゼ連鎖反応で得られる1つのアンプリコンに含むように設計されたプライマー対と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、遺伝子の変異検出キット及び遺伝子の変異検出方法に関する。
がんに特徴的な遺伝子変異の検出は、病理標本を用いた形態学的ながんの診断に加えて、がんの診断の有効な方法となりつつある。がんの診断に有用な変異が報告されている遺伝子としては、例えば、成人では、膵がん又は大腸がんのKRAS遺伝子、肺がんのEGFR遺伝子が挙げられる。一方、小児では、神経芽腫のALK遺伝子及び肝芽腫のβカテニン遺伝子が知られている。βカテニン遺伝子の変異は、成人の肝細胞がんの診断に有用なバイオマーカーとしても期待されている。
腫瘍から流出してくる遊離DNAを血液中等から回収して、遺伝子の変異を検出することでがんを診断するリキッドバイオプシーと言われる方法が開発されつつある。リキッドバイオプシーによれば、遺伝子の変異の検出によって手術による腫瘍の切除又は生検の必要がなくなり、患者の負担が軽減される。リキッドバイオプシーでは、血液中又は体液中にある極めて微量の腫瘍由来のDNAと正常のDNAとが混ざった試料が用いられるため、高感度かつ迅速に遺伝子の変異を検出することが肝要である。
遺伝子の変異の検出には、核酸の塩基配列を一塩基ずつ決定していくダイレクトシークエンス法が用いられる。変異部位が明らかであれば、変異部位を切断する制限酵素による解析法及びインベーダー法等も遺伝子の変異の検出に用いられる。また、変異部位を特異的に増幅するように設計したプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction、PCR)法でも変異が検出できる。
特許文献1には、変異を高感度に検出するために、PCR法において変異部位に特異的に結合するプローブを用いるTaqMan(商標) PCR法によるUGT1A1遺伝子の多型検出方法が開示されている。該多型検出方法では、プロモーター領域に存在する多型UGT1A1*28と、エクソン1に存在する多型UGT1A1*6を含む424bpのアンプリコンをPCR産物として増幅し、UGT1A1*28の野生型及び変異型をそれぞれ検出するためのプローブ2種と、UGT1A1*6の野生型及び変異型をそれぞれ検出するためのプローブ2種と、を用いて遺伝子型が決定される。
特開2010−233496号公報
タンパク質の機能に重要な部位を構成するアミノ酸の変異が、がん等の疾患に関連していることがある。タンパク質の機能に重要な部位は、例えば、βカテニンであればユビキチン化による分解に必要な部位、ALKであれば活性化部位である。タンパク質の機能に重要な部位をコードする遺伝子の領域において、疾患に関連する変異が集中する領域はホットスポットと言われる。タンパク質を構成するアミノ酸は、4種類の塩基3個からなるコドンで規定される。このため、タンパク質の機能に重要な部位を構成するアミノ酸に変異がある場合、ホットスポットの塩基配列のパターンは、複数あることが通常である。
ホットスポットにおける変異の検出において、ダイレクトシークエンス法は煩雑で時間を要することに加え、検体内のDNA量が少ない場合は変異の検出が難しい。また、上述の変異部位に特異的なプライマーを用いるPCR法では、変異部位の塩基の種類ごとにプライマーを設計し、PCRを繰り返し行う必要がある。
上記特許文献1に開示された多型検出方法では、ホットスポットのように多数の変異が集中する領域で、しかも変異部位の塩基の種類が不明の場合、想定される塩基の種類ごとに異なる蛍光標識を有するプローブが必要なため、プローブの調製作業及び多種類の蛍光の解析作業が煩雑で迅速な解析が困難である。さらに、特許文献1に記載されているように、424bpもの大きさのアンプリコンでは、増幅効率及び特異性等が低下するのが通常であり、UGT1A1遺伝子以外の遺伝子を対象とした場合に、高い検出感度が得られるのかが不明である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、変異が集中する領域における変異の存在の有無を簡便かつ高感度に検出できる遺伝子の変異検出キット及び遺伝子の変異検出方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る遺伝子の変異検出キットは、
標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域それぞれに、該領域の塩基配列が野生型の場合にハイブリダイズするプローブと、
前記プローブそれぞれが前記領域にハイブリダイズしたことを示す標識物質と、
前記複数の領域のすべてを、ポリメラーゼ連鎖反応で得られる1つのアンプリコンに含むように設計されたプライマー対と、
を備える。
この場合、前記標識物質は、
前記プローブが有する蛍光色素であって、
前記プローブは、
前記蛍光色素の発光を抑制する消光剤をさらに有し、
前記プローブが前記領域にハイブリダイズすると、前記消光剤による前記蛍光色素の発光の抑制が解除される、
こととしてもよい。
また、前記蛍光色素の発光の抑制は、
エキソヌクレアーゼ活性によって前記領域にハイブリダイズした前記プローブが分解されると解除される、
こととしてもよい。
また、前記複数の領域各々には、
複数の部位に変異が含まれ得る、
こととしてもよい。
また、前記標的遺伝子のエクソンの塩基配列は、
βカテニン遺伝子のエクソン3の塩基配列であって、
前記プローブは、
配列番号1に示される塩基配列を有する第1のプローブと、
配列番号2に示される塩基配列を有する第2のプローブと、
を含み、
前記プライマー対は、
配列番号3に示される塩基配列を有するフォワードプライマーと、
配列番号4に示される塩基配列を有するリバースプライマーと、
からなる、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る遺伝子の変異検出方法は、
次の(a)〜(d)を含む反応液でポリメラーゼ連鎖反応を行う反応ステップと、
(a)標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域それぞれに、該領域の塩基配列が野生型の場合にハイブリダイズするプローブ、
(b)前記プローブそれぞれが前記領域にハイブリダイズしたことを示す標識物質、
(c)前記複数の領域のすべてを、ポリメラーゼ連鎖反応で得られる1つのアンプリコンに含むように設計されたプライマー対、
(d)前記複数の領域を含む核酸、
前記標識物質に基づいて、前記プローブがそれぞれ前記領域にハイブリダイズしたか否かを判定する判定ステップと、
を含む。
本発明によれば、変異が集中する領域における変異の存在の有無を簡便かつ高感度に検出できる。
βカテニン遺伝子のエクソン3の塩基配列を示す図である。 KRAS遺伝子のエクソン2の塩基配列の一部を示す図である。 βカテニン遺伝子のエクソン3のAsp32Tyrに対応する変異の検出を示す図である。 βカテニン遺伝子のエクソン3のThr41Ileに対応する変異の検出を示す図である。
本発明に係る実施の形態について添付の図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施の形態及び図面によって限定されるものではない。
(実施の形態)
本実施の形態に係る遺伝子の変異検出キットは、プローブと、標識物質と、プライマー対と、を備える。プローブは、標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域それぞれに対応させるため、複数種である。「相互に重複しない独立した複数の領域」とは、同一部位の塩基を共有しない複数の領域を意味する。領域間の間隔は、特に限定されないが、1〜30bp、1〜20bp又は1〜10bpである。
各プローブは、当該複数の領域それぞれに、該領域の塩基配列が野生型の場合にハイブリダイズする。1つの領域の長さは、特に限定されず、15〜30塩基又は15〜25塩基、好ましくは15〜20塩基である。以下では、上記標的遺伝子をβカテニン遺伝子とした場合について説明する。
図1は、野生型のβカテニン遺伝子(「CTNNB1遺伝子」ともいう)のエクソン3の一方の鎖の塩基配列を示す。エクソン3の5’末端側から80〜98番目の領域及び5’末端側から108〜124番目の領域は、上述のホットスポットに相当し、各領域には複数の部位に変異が含まれ得る。より詳細には、ユビキチン化によるβカテニンの分解に必要な部位に含まれるアミノ酸は、エクソン3の5’末端側から82〜84番目の塩基からなるコドン(GAC)、85〜87番目の塩基からなるコドン(TCT)、88〜90番目の塩基からなるコドン(GGA)、91〜93番目の塩基からなるコドン(ATC)及び97〜99番目の塩基からなるコドン(TCT)、109〜111番目の塩基からなるコドン(ACC)及び121〜123番目の塩基からなるコドン(TCT)によってコードされる。
本実施の形態では、ホットスポットを考慮して、βカテニン遺伝子のエクソン3内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域を、図1に示す領域R1及び領域R2とする。この場合、上記プローブは、例えば、R1の塩基配列が野生型の場合にR1にハイブリダイズする第1のプローブと、R2の塩基配列が野生型の場合にR2にハイブリダイズする第2のプローブと、である。第1のプローブ及び第2のプローブは、それぞれR1及びR2の塩基配列に相補的な塩基配列を有するものであってもよいし、R1及びR2それぞれの相補鎖の塩基配列に相補的な塩基配列を有するものであってもよい。具体的には、第1のプローブは、配列番号1に示される塩基配列を有し、第2のプローブは、配列番号2に示される塩基配列を有する。
第1のプローブ及び第2のプローブとしてのオリゴヌクレオチドは、既知の方法で合成することができる。オリゴヌクレオチドは、例えば、塩基配列に従って、固相ホスホルアミダイト法及びトリエステル法等の任意の核酸合成法により合成される。オリゴヌクレオチドは、市販の自動オリゴヌクレオチド合成装置で合成することもできる第1のプローブ及び第2のプローブの長さは、特に限定されず、変異を検出したい領域の長さに応じて適宜設定される。第1のプローブ及び第2のプローブの長さは、例えば、それぞれ10塩基以上、15〜30塩基又は15〜25塩基、好ましくは15〜20塩基である。
上記第1のプローブ及び第2のプローブは、PCR法で増幅されたアンプリコンにハイブリダイズさせる。PCR法におけるプライマーは、DNAポリメラーゼによって、鋳型となるDNAに相補的なデオキシヌクレオチド三リン酸がその3’末端に付加されて、5’末端から3’末端の方向に伸長される。PCR法では、反応温度の変化により、2本鎖の鋳型のDNAが1本鎖にほどかれ、プライマーが鋳型のDNAにアニーリングされ、DNAポリメラーゼによる伸長反応が行われ、伸長されたプライマーと鋳型のDNAとがほどかれる。これを繰り返すことにより、アンプリコンを増幅することができる。プライマー対とは、例えば、2本鎖の鋳型DNAのコーディング鎖側を5’末端から3’末端の方向に伸長するためのフォワードプライマーと、非コーディング鎖側を5’末端から3’末端の方向に伸長するためのリバースプライマーとの対をいう。
上記遺伝子の変異検出キットが備えるプライマー対は、R1及びR2のすべてを、PCRで得られる1つのアンプリコンに含むように設計される。アンプリコンの長さは、R1及びR2のすべてを含むのであれば特に限定されない。PCRの効率及び特異性を考慮すると、アンプリコンの長さは最長で100〜200塩基対程度が好ましい。アンプリコンの長さとしては、30〜200、50〜150又は60〜100塩基対が好ましい。フォワードプライマーはR1よりも5’末端側に設計され、リバースプライマーは、R2よりも3’末端側に設計される。例えば、R1及びR2を1つのアンプリコンに含むように設計されるフォワードプライマー及びリバースプライマーは、図1において下線で示された塩基配列に基づいて設計される。好適には、プライマー対は、配列番号3に示す塩基配列を有するフォワードプライマーと、配列番号4に示す塩基配列を有するリバースプライマーと、からなる。
ハイブリダイズの条件は、本技術分野で通常用いられる条件でよい。例えば、R1の塩基配列が野生型の場合に第1のプローブがR1にハイブリダイズする一方で、R1の塩基配列が野生型と異なる場合には第1のプローブがR1にハイブリダイズしないストリンジェントな条件である。ストリンジェントな条件としては、公知の条件を用いてよく、例えば、0.2×SSC、0.1%SDS及び65℃で保温等である。
次に、標識物質について説明する。該標識物質は、相互に異なる複数種の標識物質である。標識物質は、上述の第1のプローブ及び第2のプローブが、それぞれR1及びR2にハイブリダイズしたことを示すものであれば特に限定されない。
好ましくは、標識物質は第1のプローブ及び第2のプローブがそれぞれ有する第1の蛍光色素及び第2の蛍光色素である。蛍光色素としては、FAM、HEX、TET、Yakima Yellow、TYE563、TEX615、TYE665、Cy5及びCy3等、本技術分野で用いられるものが適宜用いられる。なお、以下では、第1のプローブに関して主に説明するが、特に言及しない限り第1のプローブと第2のプローブとは同様である。
第1の蛍光色素は、好ましくは、第1のプローブとR1とのハイブリダイズを経て蛍光を発する、あるいは蛍光強度を増大させるものである。例えば、第1のプローブは、第1の蛍光色素の発光を抑制する第1の消光剤(クエンチャー)をさらに有し、第1のプローブがR1にハイブリダイズすると、第1の消光剤による第1の蛍光色素の発光の抑制が解除されるようにしてもよい。第1の蛍光色素の発光の抑制の態様は特に限定されない。例えば、第1の消光剤は、蛍光共鳴エネルギー移動の消光原理で、第1の蛍光色素の発光を抑制してもよい。消光剤としては、例えばZEN、IBFQ、TAMRA、BHQ1、BHQ2及びIBQR等が挙げられる。
第1の蛍光色素の発光の抑制は、第1の蛍光色素が第1の消光剤から離れると解除されるようにしてもよい。この場合、第1の蛍光色素の発光の抑制は、PCR法で用いるDNAポリメラーゼのエキソヌクレアーゼ活性によってR1にハイブリダイズした第1のプローブが分解されると解除されるのが好ましい。このような第1のプローブとしては、TaqMan(商標)プローブが挙げられる。
第1の蛍光色素及び第1の消光剤は、第1のプローブの末端に公知の方法で付加される。例えば、第1の蛍光色素が第1のプローブの5’末端に付加され、第1の消光剤が第1のプローブの3’末端に付加される。
第1の蛍光色素及び第1の消光剤を有する第1のプローブは、Molecular Beacon法のプローブであってもよい。Molecular Beacon法では、第1のプローブは、R1の塩基配列に相補的な塩基配列を持つ1本鎖DNAのループと、ループの塩基配列を挟むように設計された互いに相補的な塩基配列(アーム)がアニールした2本鎖のステムと、からなるヘアピン型構造のプローブである。当該プローブの5’末端及び3’末端は、それぞれ蛍光色素及び消光剤で修飾されている。当該プローブは、遊離状態ではヘアピン型構造によって蛍光色素と消光剤とが近接しているため、蛍光色素から発光される蛍光がエネルギー転移により抑制される。R1にループがハイブリダイズすると、ヘアピン型構造がとれず、蛍光色素及び消光剤の間隔が広がるために抑制が解除されて蛍光色素の蛍光強度が増加する。
また、第1の蛍光色素及び第1の消光剤を有する第1のプローブとして、サイクリングプローブ法のプローブが採用できる。サイクリングプローブ法では、第1のプローブとして、R1の塩基配列に相補的な塩基配列を有するRNAとDNAとからなるキメラプローブを用いる。キメラプローブの、RNAの部分を挟んで一方には第1の蛍光色素が、他方には第1の消光剤が付加される。キメラプローブの第1の蛍光色素の発光は、第1の消光剤によって抑制されているが、キメラプローブがR1にハイブリダイズすると、RNase HによりRNAの部分が切断される。この結果、第1の蛍光色素の発光抑制が解除されて蛍光強度が増加する。
続いて、上記遺伝子の変異検出キットに好適な遺伝子の変異検出方法について説明する。当該遺伝子の変異検出方法は、反応ステップと、判定ステップと、を含む。反応ステップでは、上述のプローブ、標識物質、プライマー対及びR1及びR2を含む核酸を含む反応液でPCRを行う。以下では、第1の蛍光色素及び第1の消光剤を有する第1のプローブと、第2の蛍光色素及び第2の消光剤を有する第2のプローブとを用いた場合を例に説明する。
R1及びR2を含む核酸は、例えば、被検者又は患者の血液、組織及び腫瘍等からプロテイナーゼK/フェノール抽出法、プロテイナーゼK/フェノール/クロロホルム抽出法、アルカリ溶解法及びボイリング法等の公知の方法で抽出できる。必要に応じて、抽出した核酸を精製してもよい。PCRの反応条件は、アンプリコンの増幅効率等を指標に設定すればよい。
判定ステップでは、第1の蛍光色素及び第2の蛍光色素に基づいて、第1のプローブ及び第2のプローブがそれぞれR1及びR2にハイブリダイズしたか否かを判定する。判定ステップでは、第1の蛍光色素及び第2の蛍光色素の蛍光強度を測定することでハイブリダイズしたか否かを判定できる。判定ステップでは、第1の蛍光色素及び第2の蛍光色素それぞれの励起波長及び検出波長を用いることで、第1の蛍光色素及び第2の蛍光色素の蛍光強度を個別に測定することができる。蛍光強度は、任意の測光装置、例えばリアルタイムPCR装置でも測定できる。
第1のプローブは、R1の塩基配列が野生型の場合にR1にハイブリダイズする。このため、判定ステップにおいて、第1のプローブがハイブリダイズしないと判定された場合、上記の核酸におけるR1に変異があることがわかる。第2のプローブは、R2の塩基配列が野生型の場合にR2にハイブリダイズする。このため、判定ステップにおいて、第2のプローブがハイブリダイズしないと判定された場合、上記の核酸におけるR2に変異があることがわかる。通常、変異が存在する場合はR1及びR2ともに変異が存在するのではなく、R1及びR2のいずれか1か所にのみ変異が存在する。このため、判定ステップにおいて、第1のプローブ及び第2のプローブの双方がハイブリダイズしないと判定された場合、上記の核酸におけるR1及びR2の双方が欠損しているか、あるいはβカテニン遺伝子が反応液内に存在しないことがわかる。なお、判定ステップにおいて、第1のプローブがハイブリダイズすると判定された場合に、上記の核酸におけるR1に変異がない、すなわちR1の塩基配列は野生型である、としてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る遺伝子の変異検出キットによれば、標的遺伝子のエクソン内に含まれる複数の領域における変異の存在の有無を、変異した塩基の種類又は領域内の部位に制約されることなく検出できる。また、該遺伝子の変異検出キットは、変異を有する微量のDNAの存在を高感度で検出できる。このため、ホットスポットのような変異が集中する領域における変異の存在の有無を簡便かつ高感度に検出できる。
また、上記遺伝子の変異検出キットによって、血液又は体液中の遊離DNAにおける遺伝子の変異も検出できる。したがって、上記遺伝子の変異検出キットは、診断のみならず、手術又は化学療法の効果判定、さらには再発及び再燃の判定にも利用できる。当該変異検出キットによって、第1の蛍光色素の蛍光強度に基づいて野生型に対する変異の存在比又は変異の頻度を解析することができる。これにより、治療又は処置後の患者における変異DNAの量的推移を検出できるため、当該変異検出キットは変異の診断又は治療のフォローアップに有用である。
なお、該遺伝子の変異検出キットは、R1及びR2における変異の存在の有無のみの検出を目的にしているため、上記遺伝子の変異検出キットは、変異があるR1にハイブリダイズするプローブ及び変異があるR2にハイブリダイズするプローブを含まない。
なお、第1の蛍光色素は、第1のプローブがR1にハイブリダイズしたことを示すものであれば足りるため、第1のプローブとR1とのハイブリダイズを経て蛍光を消光する、あるいは蛍光強度を減少させるものであってもよい。この場合、判定ステップにおいて、蛍光強度が低下したプローブをハイブリダイズしたと判定すればよい。このような第1のプローブとして、例えば蛍光消光プローブ(Quenching Probe)が挙げられる。蛍光消光プローブは、プローブの末端に蛍光標識されたシトシンを有し、相補的な塩基配列を有する核酸とハイブリダイズすると蛍光強度が低下する。蛍光消光プローブを用いれば、プローブに消光剤を付加しなくても、核酸にハイブリダイズしたことを示すことができる。
なお、標的遺伝子はβカテニン遺伝子に限定されない。標的遺伝子としては、KRAS遺伝子、EGFR遺伝子及びALK遺伝子等が挙げられる。KRAS遺伝子に関しては、エクソン2のコドン12、13を構成する6個の塩基の変異と膵がん又は大腸がんとの関連が知られている。例えば、図2に示すように、コドン12、13を含む領域R3に対して第1のプローブを設計し、R3よりも3’末端側の領域R4に第2のプローブを設定すればよい。R3及びR4を1つのアンプリコンに含むように設計されるフォワードプライマー及びリバースプライマーは、好ましくは図2において下線で示された塩基配列に基づいてそれぞれ設計される。疾患と関連性の高い変異がR4になくても、第2のプローブの第2の蛍光色素の蛍光強度をコントロールとすることで、PCR及びプローブのハイブリダイズを確認することができる。
また、上記の実施の形態では、標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域として、2個の領域の場合を説明したが、領域の個数は2個に限らない。例えば、標的遺伝子のエクソン内を3個、4個、5個、6個又は7個以上の相互に重複しない独立した領域それぞれに対してプローブを設計してもよい。
なお、上記の反応ステップでは、反応液をドロプレット(ウェル)に分けて、各ドロップレット内でPCRを行うデジタルPCR法を用いてもよい。デジタルPCR法によれば、各ドロプレットの第1の蛍光及び第2の蛍光を高精度で定量できるため、変異の存在の有無及び割合をさらに高感度に検出できる。デジタルPCR法を用いることで、野生型の塩基配列を有する核酸に対して、わずかに存在する変異型の塩基配列を有する核酸を検出することができる。
以下の実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
(実施例)
βカテニン遺伝子のエクソン3を標的遺伝子として変異の有無を検出した。βカテニンのAsp32をコードするコドンがTyrをコードするコドンに変異したDNAが野生型のDNAに混在するサンプル、及びβカテニンのThr41をコードするコドンがIleをコードするコドンに変異したDNAが野生型のDNAに混在するサンプルを解析した。Asp32をコードするコドンは、上記R1に存在する。Thr41をコードするコドンは、上記R2に存在する。
小児肝癌(肝芽腫)組織から抽出したDNAを鋳型DNAとした。詳細には、組織を粉砕し、洗浄後、バッファー(10mM EDTA(pH8.0)、10mM Tris−HCl(pH8.0)及び10mM NaCl)500μlに溶解し、Proteinase K(1mg/ml with Buffer A)500μlと、10%SDS(Sodium DodecylSulphate)10μlと、を加えて、50℃1時間又は37℃一晩反応させた。反応後、フェノール、クロロホルム及びイソアミルアルコールを25:24:1で混合した混合液を1ml加えて除蛋白した後に遠心し、上清を分離した。クロロホルム及びイソアミルアルコールを24:1で混合した混合液を上清に0.5ml加えて遠心分離した。得られた上清に、1/10倍量の5M塩化ナトリウムと3倍量のエタノールとを加えて混合後、遠心して塩析したDNAを回収した。回収したDNAを、適量の蒸留水又はTE緩衝液に溶解し、50〜100ng/mlの濃度としたものを鋳型DNAとした。
βカテニン遺伝子のエクソン3を挟むようにプライマー対を設計した。フォワードプライマーの塩基配列を配列番号3に示す。リバースプライマーの塩基配列を配列番号4に示す。上述のR1に対して配列番号1に示す塩基配列のプローブ1と、R2に対して配列番号2に示す塩基配列のプローブ2と、を設計した。プローブ1の5’末端はFAMで、3’末端はIBFQでそれぞれ標識した。プローブ2の5’末端はHEXで、3’末端はIBFQでそれぞれ標識した。
PCRの反応液22μlの組成は、以下の通りである。
鋳型DNA 1μl
プローブ1(FAM)(20μM) 1μl
プローブ2(HEX)(20μM) 0.5μl
フォワードプライマー(10μM) 1μl
リバースプライマー(10μM) 1μl
DNAポリメラーゼ(1unit/μl) 2μl
バッファー(2xddPCR Supermix) 10μl
蒸留水 5.5μl
PCRの反応条件は、以下の通りである。
95℃で10分を1サイクル
95℃で30秒、57℃で40秒を40サイクル
95℃で10分を1サイクル
4℃で保存
PCRは、反応液をドロプレットに分けて、各ドロップレット内でPCRを行い、それぞれのドロプレットの蛍光を測定するデジタルPCR法で行った。ドロップレット作成機としてはQX100(商標) Droplet Generator(バイオラッド社製)を使用した。デジタルPCRの装置として、ProFlex(商標)PCR System 96−well(ライフテクノロジー社製)を用いた。ドロップレットの蛍光の検出には、QX100(商標)Droplet Reader(バイオラッド社製)を用いた。
鋳型DNAに変異がなく野生型の場合、プローブ1及びプローブ2の両方がアンプリコンに結合するため、FAMの青色及びHEXの緑色の両方の蛍光によって橙色の蛍光が検出される。Asp32をコードするコドンがTyrをコードするコドンに変異したアンプリコンが混在している場合は、プローブ1が結合できず、プローブ2のみが結合するために緑色の蛍光を発するドロプレットが検出される。一方、Thr41をコードするコドンがIleをコードするコドンに変異したアンプリコンが混在している場合は、プローブ2が結合できず、プローブ1のみが結合するために青色の蛍光を発するドロプレットが検出される。
(結果)
図3はAsp32Tyrに対応する変異を有するDNAが混在したサンプルの結果を示す。縦軸にプローブ1を標識したFAMの蛍光強度、横軸にプローブ2を標識したHEXの蛍光強度をプロットすると、両方の蛍光強度が相対的に高いシグナルとHEXの蛍光強度のみが相対的に高いシグナルとを検出できた。両方の蛍光強度が相対的に高いシグナルは、R1及びR2が野生型の塩基配列であることを示す。一方、HEXの蛍光強度のみが相対的に高いシグナルは、Asp32Tyrの変異があることを示す。図3に示される野生型のシグナルと変異型のシグナルとを比較することで、野生型に対する変異型の割合を明らかにできた。
図4はThr41Ileに対応する変異を有するDNAが混在したサンプルの結果を示す。FAMとHEXの両方の蛍光強度が相対的に高い野生型のDNAと、FAMの蛍光強度のみが相対的に高いThr41Ileに対応する変異があるDNAと、を検出できた。野生型のDNAを示すシグナル及び変異型のDNAを示すシグナルから野生型のDNAに対する変異型のDNAの割合を明らかにできた。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等な発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、遺伝子変異の有無の検出、特に疾患に関連する変異が集中する領域における変異の検出に好適である。

Claims (6)

  1. 標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域それぞれに、該領域の塩基配列が野生型の場合にハイブリダイズするプローブと、
    前記プローブそれぞれが前記領域にハイブリダイズしたことを示す標識物質と、
    前記複数の領域のすべてを、ポリメラーゼ連鎖反応で得られる1つのアンプリコンに含むように設計されたプライマー対と、
    を備える、遺伝子の変異検出キット。
  2. 前記標識物質は、
    前記プローブが有する蛍光色素であって、
    前記プローブは、
    前記蛍光色素の発光を抑制する消光剤をさらに有し、
    前記プローブが前記領域にハイブリダイズすると、前記消光剤による前記蛍光色素の発光の抑制が解除される、
    請求項1に記載の遺伝子の変異検出キット。
  3. 前記蛍光色素の発光の抑制は、
    エキソヌクレアーゼ活性によって前記領域にハイブリダイズした前記プローブが分解されると解除される、
    請求項2に記載の遺伝子の変異検出キット。
  4. 前記複数の領域各々には、
    複数の部位に変異が含まれ得る、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の遺伝子の変異検出キット。
  5. 前記標的遺伝子のエクソンの塩基配列は、
    βカテニン遺伝子のエクソン3の塩基配列であって、
    前記プローブは、
    配列番号1に示される塩基配列を有する第1のプローブと、
    配列番号2に示される塩基配列を有する第2のプローブと、
    を含み、
    前記プライマー対は、
    配列番号3に示される塩基配列を有するフォワードプライマーと、
    配列番号4に示される塩基配列を有するリバースプライマーと、
    からなる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の遺伝子の変異検出キット。
  6. 次の(a)〜(d)を含む反応液でポリメラーゼ連鎖反応を行う反応ステップと、
    (a)標的遺伝子のエクソン内に含まれる相互に重複しない独立した複数の領域それぞれに、該領域の塩基配列が野生型の場合にハイブリダイズするプローブ、
    (b)前記プローブそれぞれが前記領域にハイブリダイズしたことを示す標識物質、
    (c)前記複数の領域のすべてを、ポリメラーゼ連鎖反応で得られる1つのアンプリコンに含むように設計されたプライマー対、
    (d)前記複数の領域を含む核酸、
    前記標識物質に基づいて、前記プローブがそれぞれ前記領域にハイブリダイズしたか否かを判定する判定ステップと、
    を含む、遺伝子の変異検出方法。
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