JP2018112777A - 推奨アイテム出力プログラム、出力制御プログラム、推奨アイテム出力装置、出力制御装置、推奨アイテム出力方法および出力制御方法 - Google Patents

推奨アイテム出力プログラム、出力制御プログラム、推奨アイテム出力装置、出力制御装置、推奨アイテム出力方法および出力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な色の推奨アイテムを出力可能にすること。【解決手段】処理部1bは、対象者を含む撮像画像D1を取得する。処理部1bは、撮像画像D1に基づいて、対象者に対応する色分類を特定する。処理部1bは、アイテム毎に色情報を対応付けて記憶させた記憶部1aを参照し、特定した色分類と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出する。処理部1bは、抽出した特定のアイテムを、対象者に推奨するアイテムとして出力する。【選択図】図1

Description

本発明は推奨アイテム出力プログラム、出力制御プログラム、推奨アイテム出力装置、出力制御装置、推奨アイテム出力方法および出力制御方法に関する。
人は、様々な場面でアイテムの選択を行う。例えば、人は商品としてのアイテムを購入したり、アイテムを借りたりする際に、対象のアイテムの選択を行う。アイテムには、衣類や生活空間に設置する物など、アイテムを身に付ける人物や他の物との調和が、顧客による選択の際に考慮されるものがある。例えば、アイテムの一例として衣類を挙げると、選択候補の衣類が着用する人に似合うか否か、一緒に着用する別の衣類と合うか否かが、顧客により判断される。そこで、このような判断を、情報処理技術により支援する方法が考えられている。
例えば、インターネット上の利用者情報から利用者のファッション傾向を推定し、推定した利用者ファッション傾向の情報に基づき、コーディネート情報を提供するファッションコーディネート支援装置が提案されている。ファッションコーディネート支援装置は、利用者情報として、SNS(Social Networking Service)のサイト上の利用者情報やショッピングサイトの利用者の書き込み情報を取得し、ファッション傾向の推定に用いる。
また、ユーザによる1又は2以上のアイテムの選択を受け付け、アイテムの組み合わせがコーディネートとして許容されるか否かを表す組み合わせパターン情報を参照して、選択されたアイテムの全てを含むコーディネートを抽出するシステムの提案もある。
特開2015−72639号公報 特開2010−182051号公報
ところで、人は、アイテムを選ぶとき、アイテムの色を考慮する。しかし、人がアイテムの色を選択するとき、そのアイテムを合わせる人物や別の物の色と調和する色を適切に判断することは容易ではない。人の視覚に頼ると定量的な判断を行えないため、客観的に調和する色が適切に判断されない可能性がある。そこで、色を考慮したアイテムの選択支援を行う仕組みをどのように実現するかが問題となる。
1つの側面では、本発明は、適切な色の推奨アイテムを出力可能にすることを目的とする。
1つの態様では、推奨アイテム出力プログラムが提供される。推奨アイテム出力プログラムは、対象者を含む撮像画像を取得し、撮像画像に基づいて、対象者に対応する色分類を特定し、アイテム毎に色情報を対応付けて記憶させた記憶部を参照し、特定した色分類と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出し、抽出した特定のアイテムを、対象者に推奨するアイテムとして出力する、処理をコンピュータに実行させる。
また、1つの態様では、出力制御プログラムが提供される。出力制御プログラムは、色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、撮像画像から肌の色と、コーディネート対象として指定されたアイテムの色を抽出し、抽出した肌の色に対応する色グループに属し、抽出したコーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、特定した色の情報又は指定されたアイテムのうち、特定した色を有するアイテムの情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
また、1つの態様では、出力制御プログラムが提供される。出力制御プログラムは、色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、撮像画像から肌の色を抽出し、抽出した肌の色に対応する色グループに属し、指定されたコーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、特定した色の情報又は指定されたアイテムのうち、特定した色を有するアイテムの情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
また、1つの態様では、出力制御プログラムが提供される。出力制御プログラムは、色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、相性のいい色の関係を記憶する記憶部を参照して、色のバリエーションのうち、撮像画像において指定された1又は複数の色と相性のいい色を特定し、特定した該色の情報又はアイテムのうち特定した該色のアイテムの情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
1つの側面では、適切な色の推奨アイテムを出力できる。
第1の実施の形態の推奨アイテム出力装置を示す図である。 第1の実施の形態の推奨アイテム出力例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の出力制御装置を示す図である。 第2の実施の形態の出力制御例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。 第3の実施の形態の端末装置のハードウェア例を示す図である。 第3の実施の形態のサーバのハードウェア例を示す図である。 第3の実施の形態の機能例を示す図である。 第3の実施の形態のパーソナルカラー対応表の例を示す図である。 第3の実施の形態のカラーマスタの例を示す図である。 第3の実施の形態の柄マスタの例を示す図である。 第3の実施の形態の体型マスタの例を示す図である。 第3の実施の形態の色コーディネート対応表の例を示す図である。 第3の実施の形態の柄コーディネート対応表の例を示す図である。 第3の実施の形態の商品マスタの例を示す図である。 第3の実施の形態の商品区分マスタの例を示す図である。 第3の実施の形態の性別マスタの例を示す図である。 第3の実施の形態の画面遷移の例(その1)を示す図である。 第3の実施の形態の画面遷移の例(その2)を示す図である。 第3の実施の形態の画面遷移の例(その3)を示す図である。 第3の実施の形態の画面遷移の例(その4)を示す図である。 第3の実施の形態の画面遷移の例(その5)を示す図である。 第3の実施の形態の画面遷移の例(その6)を示す図である。 第3の実施の形態の端末装置の処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の推奨アイテム検索例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の体型判定例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の端末の利用例を示す図である。 第3の実施の形態のサイズ推定の例を示す図である。 第3の実施の形態の表示内容の他の例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の推奨アイテム出力装置を示す図である。推奨アイテム出力装置1は、ユーザがアイテムを選択する際に、当該アイテムを合わせる対象者(ユーザ自身でもよいし、別の人物でもよい)に似合う色の選択を支援する。「アイテム」は、物、品目又は商品などと表現されてもよい。選択対象のアイテムの一例は、人が身に付ける衣類、靴および小物(例えば、バッグやアクセサリー)などである。
推奨アイテム出力装置1は、入力装置2および表示装置3と接続されている。入力装置2は、ユーザの操作入力を受け付ける。入力装置2は、例えば、タッチパネルやマウスなどのポインティングデバイスである。表示装置3は、GUI(Graphical User Interface)を表示するディスプレイである。例えば、ユーザは、表示装置3により表示されたGUIを、入力装置2を用いて操作することで、推奨アイテム出力装置1に所定の入力を行える。推奨アイテム出力装置1は、入力装置2や表示装置3を内蔵してもよい。例えば、推奨アイテム出力装置1は、入力装置2および表示装置3を内蔵したスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスでもよい。更に、推奨アイテム出力装置1は、対象者の画像を撮像する撮像装置を有していてもよい。
推奨アイテム出力装置1は、記憶部1aおよび処理部1bを有する。記憶部1aは、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置でもよいし、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置でもよい。処理部1bは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを含み得る。処理部1bはプログラムを実行するプロセッサでもよい。「プロセッサ」は、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を含み得る。
記憶部1aは、色分類テーブルT11およびアイテムテーブルT12を記憶する。
色分類テーブルT11は、色分類および色分類に属する色を示すテーブルである。色分類は、例えば、「パーソナルカラー」と呼ばれる考え方に基づく分類でもよい。
パーソナルカラーとは、人が持って生まれた、肌、目、髪の色と調和し、個性を引き立て、その魅力を最大限に活かす色のことである。パーソナルカラーは、対象者に「似合う色」であるともいえる。パーソナルカラーの診断では、個人がもつ色を複数のグループのうちの何れかに分類することで、個人がもつ色と調和する別の色が判定される。ここでは、パーソナルカラーとして肌の色に合う色(肌なじみの良い色)を考える。
例えば、色分類テーブルT11は、色分類および所属色ID(IDentifier)リストの項目を含む。色分類は、色分類の名称である。所属色IDリストは、色分類に所属するパーソナルカラー(当該色分類に分類された対象者に対して似合う色)を示す色IDのリストである。例えば、色分類テーブルT11における、色分類“X”、所属色IDリスト“C11,C21,C31”のレコードは、色分類“X”に分類された対象者に対し、色ID“C11,C21,C31”で示される3種類の色がパーソナルカラーであることを示す。ここで、色IDは、色の識別情報である。例えば、色は、「明度、輝度、彩度」のパラメータの組で表される。色は、「R(Red)、G(Green)、B(Blue)」の組や、「色相、明度、彩度」の組など、他のパラメータの組で表されてもよい。
アイテムテーブルT12は、ユーザにより選択候補となり得るアイテムの情報を示すテーブルである。例えば、アイテムテーブルT12は、アイテムID、アイテム分類および用意色IDリストの項目を含む。アイテムIDは、アイテムの識別情報である。アイテム分類は、アイテムの分類である。例えば、対象者が身に付けるものが選択候補である場合、アイテムの分類として、アウター、トップス、ボトムスなどの身に付ける部位による分類が考えられる。用意色IDリストは、当該アイテムに対して用意されている色の色IDのリストである。例えば、アイテムテーブルT12における、アイテムID“a”、アイテム分類“item1”、用意色IDリスト“C11,C22”のレコードは、アイテムID“a”のアイテムがアイテム分類“item1”に属することを示す。また、当該レコードは、アイテムID“a”のアイテムに対して、色ID“C11”の色、および、色ID“C22”の色の用意があることを示す。
処理部1bは、記憶部1aに記憶された情報に基づいて、推奨アイテム出力処理を実行する。具体的には次の通りである。
図2は、第1の実施の形態の推奨アイテム出力例を示すフローチャートである。以下、図2に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S1)処理部1bは、対象者を含む撮像画像D1と指定されたアイテム分類D2とを取得する。撮像画像D1は、所定の撮像装置(推奨アイテム出力装置1に内蔵された撮像装置でもよい)により撮像された撮像画像であり、対象者の画像を含む。対象者がもつ色として肌の色を用いる場合、撮像画像D1は、例えば、対象者の顔の画像を含む。アイテム分類D2は、例えば、アイテム分類“item1”の情報を含む。例えば、ユーザは、入力装置2を操作することで、撮像画像D1のファイル名やアイテム分類D2の情報を推奨アイテム出力装置1に入力できる。また、推奨アイテム出力装置1が撮像装置を内蔵する場合、ユーザは、入力装置2を操作することで、当該撮像装置により対象者を含む撮像画像D1を生成させることもできる。処理部1bは、取得した撮像画像D1およびアイテム分類D2の情報を記憶部1aに格納する。
(S2)処理部1bは、撮像画像D1に基づいて、対象者に対応する色分類を特定する。例えば、処理部1bは、撮像画像D1から対象者の肌の色を抽出し、肌の色を基に、対象者に対応する色分類を特定する。肌の色の抽出方法には種々の方法が考えられる。例えば、処理部1bは、撮像画像D1のうち、肌の色に相当する領域のユーザによる指定を受け付け、当該領域に含まれる色の情報を肌の色の情報として抽出してもよい。また、処理部1bは、顔認識技術を用いて撮像画像D1から対象者の顔の領域を検出し、当該領域に含まれる色の情報を肌の色の情報として抽出してもよい。更に、該当の領域に複数の色が含まれる場合、処理部1bは、該当の領域内での存在比の最も大きい色を肌の色の情報として抽出してもよい。処理部1bは、肌色の検出に、特開2015−184906号公報に開示の方法を用いてもよい。
例えば、処理部1bは、対象者の肌の色として、色ID“SC1”の色を抽出したものとする。すると、処理部1bは、色ID“SC1”の色に対応する色分類“X”を特定する。ここで、肌の色と色分類との対応関係の情報は、記憶部1aに予め格納される。肌の色と色分類との対応関係の情報は、前述のように、パーソナルカラーの考え方に基づいて決定されたものでもよい。処理部1bは、記憶部1aに記憶された、肌の色と色分類との対応関係の情報を参照することで、色ID“SC1”の色に対応する色分類“X”を特定する。
(S3)処理部1bは、アイテム毎に色情報を対応付けて記憶させた記憶部1aを参照し、指定されたアイテム分類に属するアイテムのうち、特定した色分類と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出する。例えば、処理部1bは、記憶部1aに記憶された色分類テーブルT11およびアイテムテーブルT12に基づいて、特定のアイテムの抽出を行える。
より具体的には、処理部1bは、対象者に対して特定した色分類“X”をキーにして色分類テーブルT11のレコードを検索し、所属色IDリスト“C11,C21,C31”を取得する。更に、処理部1bは、指定されたアイテム分類“item1”、および、取得した色ID“C11”をキーに、アイテムテーブルT12のレコードを検索し、アイテムID“a”を取得する。処理部1bは、アイテム分類“item1”、および、色ID“C21”をキーに、アイテムテーブルT12のレコードを検索し、アイテムID“b”を取得する。処理部1bは、アイテム分類“item1”、および、色ID“C31”をキーに、アイテムテーブルT12のレコードを検索し、当該キーに対しては何のアイテムIDも取得しない。この場合、アイテムID“a”、“b”それぞれに対応するアイテムは、指定されたアイテム分類“item1”に属するアイテムのうち、特定した色分類“X”と対応関係を有する色情報(色ID“C11”および“C21”)と対応付いた特定のアイテムである。
(S4)処理部1bは、抽出した特定のアイテムを、対象者に推奨するアイテムとして出力する。例えば、処理部1bは、アイテムID“a”に対応するアイテム、および、アイテムID“b”に対応するアイテムの情報を表示装置3に出力し、当該アイテムの情報を含む表示画面V1を表示装置3により表示させる。処理部1bにより出力されるアイテムの情報としては、例えば、当該アイテムの名称、当該アイテムのカラー画像、および、カラー画像で示される色の名称などが考えられる。また、処理部1bは、表示されたアイテムを購入(あるいは販売)や借用(あるいは貸出)などの対象としての選択を行うための入力用インタフェースを表示画面V1に設けてもよい。
このようにして、推奨アイテム出力装置1は、対象者に対して似合う色のアイテムを、推奨アイテムとして出力する。
ここで、人がアイテムの色を選択するとき、そのアイテムを合わせる人物や別の物の色と調和する色を適切に判断することは容易ではない。人の視覚に頼ると定量的な判断を行えない。また、人の感覚に頼ると、個人の主観(個人の好みやその時の気分など)によっても選択結果が変わり得る。このように、人の判断では、客観的に調和する色が適切に判断されない可能性がある。
そこで、推奨アイテム出力装置1は、色分類テーブルT11やアイテムテーブルT12を予め記憶する。そして、推奨アイテム出力装置1は、色分類テーブルT11、アイテムテーブルT12、および、入力された撮像画像D1に基づいて、対象者に対して似合う色のアイテムを抽出し、推奨アイテムとして出力する。これにより、対象者に対して客観的に調和する色の適切な選択を支援できるようになる。また、ユーザ(あるいは対象者)に対して、色の選択時における判断を強いずに済み、ユーザによる選択作業を省力化できる。
推奨アイテム出力装置1は、衣類などの販売や貸付などを行う店舗に設置されて、店員による顧客への衣類や小物などの提案に用いられてもよい。このようにすれば、店員による顧客への商品提案を容易に行えるようになる。また、顧客による試着数(例えば、ウエディングドレスや着物など)の低減も図れ、試着のためのコストの低減も図れる。
推奨アイテム出力装置1は、前述のように、ユーザにより使用されるスマートデバイスでもよい。例えば、推奨アイテム出力装置1は、衣類などの販売や貸付などを行う店舗のサーバコンピュータと通信し、ユーザによるオンラインショッピングに用いられてもよい。ユーザに対して似合う色のアイテムを提示することで、ユーザによる色の思い違いを減らし、色の思い違いによる返品の低減を図れる。
なお、処理部1bは、上記処理に加え、撮像画像D1のうち、指定された部分の色を特定し、指定されたアイテム分類D2に属するアイテムのうち、特定した色分類と特定した部分の色との組と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出してもよい。このとき、処理部1bは、撮像画像D1のうちユーザの操作により指定された領域に含まれる色の情報を抽出してもよい。例えば、処理部1bは、撮像画像D1および撮像画像D1に重ねられた枠を表示させ、当該枠のユーザによる移動およびサイズの変更(変形も含む)の入力を受け付け、当該枠で囲われた領域に含まれる色の情報を抽出することが考えられる。
これにより、例えば、対象者のパーソナルカラーのうち、対象者により選択されたコーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色のアイテムを推奨アイテムとして提示可能となる。
また、例えば、処理部1bは、撮像画像D1に基づいて、対象者の体型を判定することも考えられる。この場合、記憶部1aは、色情報とユーザの体型との対応関係の情報を更に記憶する。そして、処理部1bは、記憶部1aを参照し、指定のアイテム分類D2に属するアイテムのうち、特定した色分類および対象者の体型の両方と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出してもよい。
これにより、例えば、対象者のパーソナルカラーのうち、対象者の体型に合った色のアイテムを推奨アイテムとして提示可能となる。
あるいは、記憶部1aは、アイテム毎に色情報および柄情報を対応付けた第1の情報と柄情報およびユーザの体型とを対応付けた第2の情報とを記憶してもよい。そして、処理部1bは、記憶部1aを参照し、指定されたアイテム分類D2に属するアイテムのうち、特定した色分類と対応関係を有する色情報、および、対象者の体型に対応する柄情報の両方と対応付いた特定のアイテムを抽出してもよい。
これにより、例えば、対象者のパーソナルカラーおよび対象者の体型にあった柄の両方を備えたアイテムを推奨アイテムとして提示可能となる。
更に、記憶部1aは、相性が良い柄の組み合わせの情報を記憶してもよい。そして、処理部1bは、撮像画像D1のうち、指定された部分の第1の柄を特定し、記憶部1aに記憶された相性が良い柄の組み合わせの情報に基づいて第1の柄に対応する第2の柄を特定してもよい。その上で、処理部1bは、記憶部1aに記憶された第1の情報に基づいて、指定されたアイテム分類D2に属するアイテムのうち、特定した色分類と対応関係を有する色情報、および、第2の柄に対応する柄情報の両方と対応付いた特定のアイテムを抽出してもよい。
これにより、例えば、対象者のパーソナルカラー、および、対象者により選択されたコーディネート対象のアイテムの柄と相性が良い柄の両方を備えたアイテムを推奨アイテムとして提示可能となる。
[第2の実施の形態]
図3は、第2の実施の形態の出力制御装置を示す図である。出力制御装置4は、ユーザがアイテムを選択する際に、当該アイテムを合わせる対象者(ユーザ自身でもよいし、別の人物でもよい)、および、対象者が用いる別のアイテムの両方に合う色の選択を支援する。アイテムの一例は、人が身に付ける衣類、靴および小物(例えば、バッグやアクセサリー)などである。
出力制御装置4は、入力装置5および表示装置6と接続されている。入力装置5は、ユーザの操作入力を受け付ける。入力装置5は、例えば、タッチパネルやマウスなどのポインティングデバイスである。表示装置6は、GUIを表示するディスプレイである。例えば、ユーザは、表示装置6により表示されたGUIを、入力装置5を用いて操作することで、出力制御装置4に所定の入力を行える。出力制御装置4は、入力装置5や表示装置6を内蔵してもよい。例えば、出力制御装置4は、入力装置5および表示装置6を内蔵したスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスでもよい。更に、出力制御装置4は、対象者の画像を撮像する撮像装置を有していてもよい。
出力制御装置4は、記憶部4aおよび処理部4bを有する。記憶部4aは、RAMなどの揮発性記憶装置でもよいし、HDDやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置でもよい。処理部4bは、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどを含み得る。処理部4bはプログラムを実行するプロセッサでもよい。「プロセッサ」は、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を含み得る。
記憶部4aは、色グループテーブルT21、コーディネート対応テーブルT22およびアイテムテーブルT23を記憶する。
色グループテーブルT21は、色グループおよび色グループに属する色を示すテーブルである。色グループは、例えば、前述の「パーソナルカラー」の考え方に基づくグループ(色分類)でもよい。
例えば、色グループテーブルT21は、色グループおよび所属色IDリストの項目を含む。色グループは、色グループの名称である。所属色IDリストは、色グループに属するパーソナルカラーを示す色IDのリストである。例えば、色グループテーブルT21における、色グループ“X”、所属色IDリスト“C11,C21”のレコードは、色グループ“X”に分類された対象者に対し、色ID“C11,C21”で示される2種類の色がパーソナルカラーであることを示す。ここで、色は、前述のように、「明度、輝度、彩度」などのパラメータの組で表される。
コーディネート対応テーブルT22は、ある色に対して相性が良い色(好相性色)を示すテーブルである。例えば、コーディネート対応テーブルT22は、色IDおよび好相性色IDリストの項目を含む。色IDは、色の識別情報である。好相性色IDリストは、色IDの項目に設定された色IDに対応する色に対して相性が良い色の色IDのリストである。例えば、コーディネート対応テーブルT22における、色ID“C11”、好相性色IDリスト“C41”のレコードは、色ID“C11”の色に対して、相性が良い色が、色ID“C41”の色であることを示す。
アイテムテーブルT23は、ユーザにより選択候補となり得るアイテムの情報を示すテーブルである。例えば、アイテムテーブルT23は、アイテムID、枝番および用意色IDの項目を含む。アイテムIDは、アイテムの識別情報である。枝番は、アイテムの枝番である。アイテムの枝番は、あるアイテムに対して用意されている色(用意色)ごとに付与される。用意色IDは、該当のアイテムに対する用意色の識別情報である。例えば、アイテムテーブルT23における、アイテムID“a”、枝番“1”、用意色ID“C11”のレコードは、アイテムID“a”および枝番“1”で示されるアイテムに対して用意されている色が、用意色ID“C11”の色であることを示す。
処理部4bは、記憶部4aに記憶された情報に基づいて、出力制御処理を実行する。具体的には次の通りである。
図4は、第2の実施の形態の出力制御例を示すフローチャートである。以下、図4に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S11)処理部4bは、撮像画像D3の入力、および、色のバリエーションのある第1のアイテムの指定D4を受け付ける。撮像画像D3は、所定の撮像装置(出力制御装置4に内蔵された撮像装置でもよい)により撮像された撮像画像であり、例えば、対象者の全身の画像を含む。第1のアイテムの指定D4は、例えば、第1のアイテムのアイテムID“a”を含む。第2の実施の形態の例では、アイテムID“a”に対応する第1のアイテムは、色ID“C11”の色や色ID“C22”の色など色のバリエーションがある。例えば、ユーザは、入力装置5を操作することで、撮像画像D3のファイル名や第1のアイテムの指定D4を出力制御装置4に入力できる。また、出力制御装置4が撮像装置を内蔵する場合、ユーザは、入力装置5を操作することで、当該撮像装置により対象者を含む撮像画像D3を生成させることもできる。処理部4bは、取得した撮像画像D3および第1のアイテムの指定D4の情報を記憶部4aに格納する。
なお、第1のアイテムの指定D4は、アイテム種別の指定でもよい。例えば、処理部4bは、「トップス」、「Tシャツ」または「ジャケット」などのアイテム種別の指定を受け付けてもよい。この場合、指定されたアイテム種別に属する複数のアイテムの識別情報が指定されたと考えることができる(処理部4bは、個々のアイテムの識別情報に対して以下の手順を実行する)。
(S12)処理部4bは、対象者の肌の色を撮像画像D3から抽出する。例えば、処理部4bは、撮像画像D3のうち、肌の色に相当する領域のユーザによる指定を受け付け、当該領域に含まれる色の情報を肌の色の情報として抽出してもよい。また、処理部4bは、顔認識技術を用いて撮像画像D3から対象者の顔の領域を検出し、当該領域に含まれる色の情報を肌の色の情報として抽出してもよい。更に、該当の領域に複数の色が含まれる場合、処理部4bは、該当の領域内での存在比の最も大きい色を肌の色の情報として抽出してもよい。処理部4bは、肌色の検出に、特開2015−184906号公報に開示の方法を用いてもよい。
(S13)処理部4bは、コーディネート対象の第2のアイテムの色を撮像画像から抽出する。例えば、処理部4bは、撮像画像D3のうち、第2のアイテムの色に相当する領域のユーザによる指定を受け付け、当該領域に含まれる色の情報を第2のアイテムの色の情報として抽出してもよい。該当の領域に複数の色が含まれる場合、処理部4bは、該当の領域内での存在比の最も大きい色を第2のアイテムの色の情報として抽出してもよい。例えば、処理部4bは、第2のアイテムの色として、色ID“C41”の色を抽出したものとする。あるいは、該当の領域に複数の色が含まれる場合、当該複数の色を、第2のアイテムの色の情報として抽出してもよい。
ここで、「コーディネート」とは、服装やインテリアなどで、色や柄が調和するように複数の衣類や小物などを組み合わせることを示す。また、「コーディネート対象のアイテム」とは、選択対象のアイテムと組み合わせて着用したり、使用したり、配置したいとユーザが考えているアイテム(例えば、ユーザが既に所有しているアイテム)を示す。
(S14)処理部4bは、抽出した肌の色に対応する色グループを特定する。例えば、処理部4bは、ステップS12において、対象者の肌の色として、色ID“SC1”の色を抽出したものとする。すると、処理部4bは、色ID“SC1”の色に対応する色グループ“X”を特定する。ここで、肌の色と色グループとの対応関係の情報は、記憶部4aに予め格納される。肌の色と色グループとの対応関係の情報は、パーソナルカラーの考え方に基づいて決定されたものでもよい。処理部4bは、記憶部4aに記憶された、肌の色と色グループとの対応関係の情報を参照することで、色ID“SC1”の色に対応する色グループ“X”を特定する。
(S15)処理部4bは、第1のアイテムの色のバリエーションのうち、特定した色グループに属し、かつ、第2のアイテムの色と相性が良い色を特定する。具体的には、処理部4bは、記憶部4aに記憶された色グループテーブルT21、コーディネート対応テーブルT22およびアイテムテーブルT23に基づいて、第2のアイテムの色と相性が良い色を特定する。
すなわち、処理部4bは、対象者に対して特定した色グループ“X”をキーにして色グループテーブルT21のレコードを検索し、所属色IDリスト“C11,C21”を取得する。そして、処理部4bは、コーディネート対応テーブルT22を参照して、取得した色ID“C11”に対し、ステップS13で抽出した色ID“C41”が好相性色IDリストに登録されていることを確認する。一方、処理部4bは、コーディネート対応テーブルT22を参照して、取得した色ID“C21”に対し、ステップS13で抽出した色ID“C41”が好相性色IDリストに登録されていないことを確認する。この場合、色ID“C21”の色は、推奨する候補から外される。更に、処理部4bは、色ID“C11”をキーに、アイテムテーブルT23のレコードを検索し、アイテムID“a”および枝番“1”のレコードを取得する。この場合、第1のアイテムの色のバリエーション(色ID“C11”の色、色ID“C22”の色など)のうち、色グループ“X”に属し、かつ、第2のアイテムの色“C41”と相性が良い色は、色ID“C11”の色である。
なお、処理部4bは、ステップS13で第2のアイテムの色として複数の色を抽出した場合、当該複数の色と相性が良い色を特定してもよい。その場合、複数の色のうちの1つの色と相性が良い色を特定することも考えられるし、複数の色の全ての色と相性が良い色を特定することも考えられる。
(S16)処理部4bは、特定した色の情報を出力する。又は、処理部4bは、第1のアイテムのうち、特定した色を有するアイテムの情報を出力する。例えば、処理部4bは、色の情報として、ステップS15で特定した色ID“C11”を出力する。又は、処理部4bは、特定した色を有するアイテムの情報として、第1のアイテムのうち、特定した色を有するアイテムに対応するアイテムID“a”と枝番“1”との組を出力する。
例えば、処理部4bは、アイテムID“a”と枝番“1”との組“a−1”に対応するアイテムの情報を表示装置6に出力し、当該アイテムの情報を含む表示画面V2を表示装置6により表示させる。処理部4bにより出力されるアイテムの情報としては、例えば、当該アイテムの名称、当該アイテムのカラー画像、および、カラー画像で示される色の名称などが考えられる。処理部4bは、該当の色が対象者および第2のアイテムの両方に対して相性が良い色である旨のメッセージを、表示画面V2に含めてもよい。また、処理部4bは、表示されたアイテムを購入(あるいは販売)や借用(あるいは貸出)などの対象としての選択を行うための入力用インタフェースを表示画面V2に設けてもよい。
なお、ステップS13では、処理部4bは、コーディネート対象の第2のアイテムの色を撮像画像から抽出するものとしたが、第2のアイテムの色の色IDのユーザによる指定を許容してもよい。例えば、処理部4bは、複数の色を含むカラーパレットを表示装置6により表示させ、コーディネート対象の第2のアイテムの色のユーザによる選択入力を受け付けてもよい。
このようにして、出力制御装置4は、対象者およびコーディネート対象のアイテムに対して相性が良いアイテムを、推奨アイテムとして出力する。
これにより、対象者に対して客観的に調和する色の適切な選択を支援できるようになる。また、ユーザ(あるいは対象者)に対して、色の選択時における判断を強いずに済み、ユーザによる選択作業を省力化できる。
出力制御装置4は、衣類などの販売や貸付などを行う店舗に設置されて、店員による顧客への衣類や小物などの提案に用いられてもよい。このようにすれば、店員による顧客への商品提案を容易に行えるようになる。また、顧客による試着数(例えば、ウエディングドレスや着物など)の低減も図れ、試着のためのコストの低減も図れる。
出力制御装置4は、前述のように、ユーザにより使用されるスマートデバイスでもよい。例えば、出力制御装置4は、衣類などの販売や貸付などを行う店舗のサーバコンピュータと通信し、ユーザによるオンラインショッピングに用いられてもよい。ユーザに対して似合う色のアイテムを提示することで、ユーザによる色の思い違いを減らし、色の思い違いによる返品の低減を図れる。
なお、出力制御装置4の処理部4bによる処理は、次のように言い表すこともできる。すなわち、処理部4bは、色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付ける。処理部4bは、相性のいい色の関係を記憶する記憶部4aを参照して、当該色のバリエーションのうち、撮像画像D3において指定された1又は複数の色と相性のいい色を特定する。処理部4bは、特定した該色の情報又はアイテムのうち特定した該色のアイテムの情報を出力する。
こうした出力制御装置4による出力制御の機能は、人が身に付けるアイテムの選択の際だけでなく、動物が身に付けるアイテムを人が選択する場合や、人が居住空間に設置するアイテムを選択する場合などにも適用できる。
以下では、第1の実施の形態の推奨アイテム出力装置1や第2の実施の形態の出力制御装置4により説明した機能を、衣類などを販売する店舗における商品提案のサービスに適用する場合を例示し、当該機能を更に詳細に説明する。
[第3の実施の形態]
図5は、第3の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。第3の実施の形態の情報処理システムは、衣類や小物などを販売する店舗における商品提案のサービスを提供する。衣類や小物などの商品は、アイテムの一例である。第3の実施の形態の情報処理システムは、端末装置100およびサーバ200を含む。サーバ200は、ネットワーク10に接続されている。端末装置100は、アクセスポイント11を介してネットワーク10に接続され、サーバ200と通信する。
ネットワーク10は、例えば、インターネットやWAN(Wide Area Network)である。アクセスポイント11は、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントでもよいし、移動通信ネットワークと接続する基地局でもよい。後者の場合、端末装置100は、移動通信ネットワークを介して、ネットワーク10に接続する。
端末装置100は、ユーザ(例えば、店舗の店員や顧客)により利用されるクライアントコンピュータである。端末装置100は、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスでもよい。端末装置100は、第1の実施の形態の推奨アイテム出力装置1の一例である。端末装置100は、第2の実施の形態の出力制御装置4の一例でもある。
サーバ200は、Webサーバとして機能し、衣類のレコメンデーションを行うWebサイトを提供するサーバコンピュータである。サーバ200は、ユーザにより選択された衣類の販売処理を行うこともできる。ここで、販売対象の衣類は、人物によって着用される衣類であるとする。ただし、後述するように、販売対象の衣類は、動物によって着用される衣類などでもよい。
端末装置100およびサーバ200は、「パーソナルカラー」の考え方により、色の選択をサポートする。第3の実施の形態では、パーソナルカラーは、4つのシーズンに分類される。4つのシーズンは、春、夏、秋および冬である。ある人物のパーソナルカラーは、その人自身の好きな色とは限らない。また、その人自身は、自身のパーソナルカラーを自覚していないことが多い。
図6は、第3の実施の形態の端末装置のハードウェア例を示す図である。端末装置100は、プロセッサ101、RAM102、フラッシュメモリ103、カメラ104、画像信号処理部105、ディスプレイ105a、入力信号処理部106、タッチパネル106a、媒体リーダ107および通信インタフェース108を有する。各ハードウェアは端末装置100のバスに接続されている。
プロセッサ101は、端末装置100の情報処理を制御するハードウェアである。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU、DSP、ASIC又はFPGAなどである。プロセッサ101は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、端末装置100の主記憶装置である。RAM102は、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM102は、プロセッサ101による処理に用いる各種データを記憶する。
フラッシュメモリ103は、端末装置100の補助記憶装置である。フラッシュメモリ103は、OSのプログラム、アプリケーションプログラムおよび各種データを記憶する。
カメラ104は、端末装置100に搭載された撮像装置である。カメラ104は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備える。カメラ104は、プロセッサ101からの命令に従って、カメラ104のレンズを向けた先にある光景の静止画や動画のデータを生成する。ここで、カメラ104が撮像素子を用いて画像のデータを生成する処理を「撮像」と称し、撮像により生成された画像情報を「撮像画像」と称する。また、ユーザが端末装置100を操作してカメラ104に撮像を行わせる行為を、「撮影」と称する。
画像信号処理部105は、プロセッサ101からの命令に従って、ディスプレイ105aに画像を出力する。ディスプレイ105aには、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部106は、端末装置100に接続されたタッチパネル106aから入力信号を取得し、プロセッサ101に出力する。タッチパネル106aは、ユーザによりタッチ操作された位置をプロセッサ101に出力するポインティングデバイスである。タッチパネル106aは、ディスプレイ105aの表示領域に重ねて設けられる。ユーザは、ディスプレイ105aによる表示を視認しながら、タッチパネル106aによるタッチ操作を行える。
媒体リーダ107は、記録媒体12に記録されたプログラムやデータを読み取る装置である。記録媒体12として、例えば、フラッシュメモリカードを使用できる。媒体リーダ107は、例えば、プロセッサ101からの命令に従って、記録媒体12から読み取ったプログラムやデータをRAM102又はフラッシュメモリ103に格納する。
通信インタフェース108は、アクセスポイント11と無線リンクを確立し、アクセスポイント11およびネットワーク10を介してサーバ200を含む他の装置と通信を行う無線通信インタフェースである。ただし、通信インタフェース108は、ネットワーク10と有線で接続する有線通信インタフェースでもよい。
図7は、第3の実施の形態のサーバのハードウェア例を示す図である。サーバ200は、プロセッサ201、RAM202、HDD203、画像信号処理部204、入力信号処理部205、媒体リーダ206および通信インタフェース207を有する。各ハードウェアはサーバ200のバスに接続されている。
プロセッサ201は、サーバ200の情報処理を制御するハードウェアである。プロセッサ201は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ201は、例えばCPU、DSP、ASIC又はFPGAなどである。プロセッサ201は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM202は、サーバ200の主記憶装置である。RAM202は、プロセッサ201に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM202は、プロセッサ201による処理に用いる各種データを記憶する。
HDD203は、サーバ200の補助記憶装置である。HDD203は、内蔵した磁気ディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD203は、OSのプログラム、アプリケーションプログラムおよび各種データを記憶する。サーバ200は、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の補助記憶装置を備えてもよく、複数の補助記憶装置を備えてもよい。
画像信号処理部204は、プロセッサ201からの命令に従って、サーバ200に接続されたディスプレイ21に画像を出力する。ディスプレイ21としては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどを用いることができる。
入力信号処理部205は、サーバ200に接続された入力デバイス22から入力信号を取得し、プロセッサ201に出力する。入力デバイス22としては、例えば、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイス、キーボードなどを用いることができる。
媒体リーダ206は、記録媒体23に記録されたプログラムやデータを読み取る装置である。記録媒体23として、例えば、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDなどの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)を使用できる。また、記録媒体23として、例えば、フラッシュメモリカードなどの不揮発性の半導体メモリを使用することもできる。媒体リーダ206は、例えば、プロセッサ201からの命令に従って、記録媒体23から読み取ったプログラムやデータをRAM202又はHDD203に格納する。
通信インタフェース207は、ネットワーク10を介して端末装置100を含む他の装置と通信を行う。通信インタフェース207は、有線通信インタフェースでもよいし、無線通信インタフェースでもよい。
図8は、第3の実施の形態の機能例を示す図である。端末装置100は、マスタ記憶部110、ブラウザ120、アイテム検索部130および体型判定部140を有する。マスタ記憶部110は、RAM102やフラッシュメモリ103に確保された記憶領域として実現される。ブラウザ120、アイテム検索部130および体型判定部140は、RAM102に記憶されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。
ブラウザ120、アイテム検索部130および体型判定部140は、1つのアプリケーションとして実装されてもよい。あるいは、ブラウザ120の機能を提供するアプリケーションと、アイテム検索部130および体型判定部140の機能を提供するアプリケーションとは別個でもよい。
マスタ記憶部110は、サーバ200からダウンロードされたマスタ情報を記憶する。マスタ情報は、パーソナルカラー対応表、カラーマスタ、柄マスタ、体型マスタ、色コーディネート対応表、柄コーディネート対応表、商品マスタ、商品区分マスタおよび性別マスタを含む。
パーソナルカラー対応表は、シーズンと肌色範囲との対応関係の情報である。カラーマスタは、色の定義情報である。第3の実施の形態では、一例として、色は、明度、輝度および彩度の組み合わせによって表されるものとする。ただし、他のパラメータ(例えば、色相、明度、彩度の組など)を用いて色を表してもよい。柄マスタは、柄の定義情報である。体型マスタは、体型の定義情報である。色コーディネート対応表は、相性が良い色の組み合わせの情報である。柄コーディネート対応表は、相性が良い柄の組み合わせの情報である。商品マスタは、商品である衣類や小物などの基本情報が登録されたテーブルである。商品区分マスタは、商品が属する商品区分の定義情報である。性別マスタは、性別の定義情報である。
ブラウザ120は、サーバ200により提供されるWebサイトのGUIを、ディスプレイ105aに表示させる。ブラウザ120は、ディスプレイ105aに表示されたGUIに対する、タッチパネル106aを用いたユーザの操作入力(例えば、項目の選択や画面領域の選択など)を受け付ける。例えば、ブラウザ120は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)又はHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)を用いてサーバ200と通信し、WebサイトのGUIに対応する表示情報を取得する。表示情報は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)やjavaスクリプト(登録商標)などによる記述を含むHTMLデータである。
また、ブラウザ120は、サーバ200からマスタ情報をダウンロードし、マスタ記憶部110に格納する。更に、ブラウザ120は、アイテム検索部130によるお薦め商品(推奨アイテム)の検索を実行させ、検索結果をディスプレイ105aにより表示させることで、ユーザによる商品の選択を補助する。
アイテム検索部130は、顧客の撮像画像に基づいて、顧客のパーソナルカラーを判定し、パーソナルカラーに基づくお薦め商品の検索を行う。具体的には、アイテム検索部130は、顧客が所有している衣類や小物の色や柄を取得し、取得した色や柄とパーソナルカラーとに基づくお薦め商品の検索を行う。アイテム検索部130は、お薦め商品の検索結果を、ブラウザ120に提供する。更に、アイテム検索部130は、顧客の体型に基づいて、お薦め商品を絞り込む機能ももつ。顧客の体型に基づいてお薦め商品を絞り込む場合、アイテム検索部130は、顧客の体型の判定を、体型判定部140に依頼する。アイテム検索部130は、アイテム検索のための入力を受け付けるGUIをディスプレイ105aに表示させることもある。
なお、アイテム検索部130の機能は、サーバ200に設けられてもよい。サーバ200がアイテム検索部130の機能をもつ場合、サーバ200は、ブラウザ120からアイテム検索のための情報を取得し、ブラウザ120にアイテムの検索結果を送信する。
体型判定部140は、顧客の撮像画像に基づいて、顧客の体型の判定を行う。体型判定部140は、顧客の体型の判定結果を、アイテム検索部130に応答する。体型判定部140は、体型判定のための入力を受け付けるGUIをディスプレイ105aに表示させることもある。
なお、体型判定部140の機能は、サーバ200に設けられてもよい。サーバ200が体型判定部140の機能をもつ場合、サーバ200は、ブラウザ120から体型判定のための情報を取得し、ブラウザ120に体型判定の結果を送信する。ただし、サーバ200がアイテム検索部130に相当する機能も有する場合、サーバ200における体型判定部140に相当する機能は、体型判定の結果をサーバ200上のアイテム検索部130に相当する機能に、体型判定の結果を提供する。
サーバ200は、マスタ記憶部210、Webサーバ220および注文処理部230を有する。マスタ記憶部210は、RAM202やHDD203に確保された記憶領域として実現される。Webサーバ220および注文処理部230は、RAM202に記憶されたプログラムをプロセッサ201が実行することで実現される。
マスタ記憶部210は、端末装置100に提供されるマスタ情報を記憶する。また、マスタ記憶部210は、衣類などの商品の在庫に関する情報(在庫マスタ)を記憶する。更に、マスタ記憶部210は、ユーザから受けた商品の注文に関する情報を記憶する。
Webサーバ220は、商品提案のWebサイトのGUIを端末装置100に提供する。Webサーバ220は、注文処理部230と連携して、ユーザによる商品購入を支援する。また、Webサーバ220は、ブラウザ120に対してマスタ記憶部210に記憶されたマスタ情報を提供する。
更に、Webサーバ220は、Webサイトの管理者向けに、マスタ情報をメンテナンスするためのGUIを提供し、管理者によるマスタ情報のメンテナンス操作を受け付け、マスタ記憶部210に記憶されたマスタ情報を更新する。
注文処理部230は、ユーザにより選択された衣類の販売処理を行う。例えば、注文処理部230は、端末装置100により指定された衣類の在庫の確認を行う。また、注文処理部230は、ユーザアカウントに対応づけて、ユーザにより注文された商品の識別情報(商品ID)、サイズおよび数量などをマスタ記憶部210に登録する。
次に、第3の実施の形態におけるマスタ情報の例を説明する。
図9は、第3の実施の形態のパーソナルカラー対応表の例を示す図である。パーソナルカラー対応表111は、マスタ記憶部110に格納される。パーソナルカラー対応表111は、シーズンID、シーズン名、明度下限、明度上限、輝度下限、輝度上限、彩度下限および彩度上限の項目を含む。
シーズンIDの項目には、シーズンIDが登録される。シーズン名の項目には、シーズンの名称が登録される。明度下限の項目には、明度の範囲の下限値が登録される。明度上限の項目には、明度の範囲の上限値が登録される。輝度下限の項目には、輝度の範囲の下限値が登録される。輝度上限の項目には、輝度の範囲の上限値が登録される。彩度下限の項目には、彩度の範囲の下限値が登録される。彩度上限の項目には、彩度の範囲の上限値が登録される。
例えば、パーソナルカラー対応表111には、シーズンIDが“s1”、シーズン名が“春”、明度下限が“V1L”、明度上限が“V1U”、輝度下限が“B1L”、輝度上限が“B1U”、彩度下限が“S1L”、彩度上限が“S1U”というレコードが登録される。このレコードは、シーズンID“s1”のシーズン名が“春”であることを示す。また、シーズン名“春”に分類される肌色範囲が明度“V1L〜V1U”、輝度“B1L〜B1U”、彩度“S1L〜S1U”であることを示す。すなわち、明度が“V1L〜V1U”の範囲にあり、かつ、輝度が“B1L〜B1U”の範囲にあり、かつ、彩度が“S1L〜S1U”の範囲にある色(肌色と評価される色)は、シーズン名“春”のシーズンに分類されることになる。
パーソナルカラー対応表111には、“春”にも、“夏”、“秋”、“冬”の各シーズンに対応する肌色範囲がそれぞれ予め登録される。人の肌の色には、薄めの肌色や濃い肌色など、人によって違いがある。このため、各シーズンには、上記のように肌色範囲が、明度、輝度および彩度それぞれの範囲によって定められる。
図10は、第3の実施の形態のカラーマスタの例を示す図である。カラーマスタ112は、マスタ記憶部110に格納される。カラーマスタ112は、色ID、色名、明度、輝度、彩度、シーズンID、体型下限および体型上限の項目を含む。
色IDの項目には、色IDが登録される。色名の項目には、色の名称が登録される。明度の項目には、明度の値が登録される。輝度の項目には、輝度の値が登録される。彩度の項目には、彩度の値が登録される。シーズンIDの項目には、該当の色が属するシーズンのシーズンIDが登録される。1つのシーズンIDには複数の色IDが対応付けられる(シーズンIDに対応付けられた色IDは、当該シーズンIDに対応するパーソナルカラーの色IDであるといえる)。体型下限の項目には、該当の色に対して相性が良い体型の下限を示す値が登録される。体型上限の項目には、該当の色に対して相性が良い体型の上限を示す値が登録される。ここで、体型は、体型区分と呼ばれる番号によって識別される。体型区分の値は、3が普通(標準体型)であり、小さいほど細身であることを表し、大きいほど太めであることを表す。
例えば、カラーマスタ112には、色IDが“c1”、色名が“ライトブルー”、明度が“Va”、輝度が“Ba”、彩度が“Sa”、シーズンIDが“s1”、体型下限が“1”、体型上限が“3”というレコードが登録される。このレコードは、色ID“c1”の色名が“ライトブルー”であることを示す。また、色名“ライトブルー”の色が、明度“Va”、輝度“Ba”、彩度“Sa”の組み合わせによって表され、当該色がシーズンID“1”のシーズン(“春”)に属することを示す。すなわち、“ライトブルー”は、シーズン“春”に対応する人物のパーソナルカラーである。また、“ライトブルー”は、体型区分が“1”〜“3”の人物に対して相性が良いことを示す。
ここで、例えば、色には収縮色や膨張色といった分類がある。収縮色は、比較的濃い色であり、身に付ける人を小さく見せる。一方、膨張色は、比較的淡い色であり、身に付ける人を大きく見せる。このため、収縮色の衣類は、比較的太めの人と相性が良いと考えられる(着痩せして見えるため)。また、膨張色の衣類は、比較的細身の人と相性が良いと考えられる。例えば、こうした考え方によって、色に対して相性が良い体型区分の範囲がカラーマスタ112に予め登録される。なお、全ての体型区分と相性が良い色もある。
また、カラーマスタでは、色IDに対して、明度、輝度、彩度の各値の範囲が登録されてもよい。すなわち、1つのパーソナルカラーも、肌色と同様に、ある程度の幅のある色として定義されてもよい。
図11は、第3の実施の形態の柄マスタの例を示す図である。柄マスタ113は、マスタ記憶部110に格納される。柄マスタ113は、柄ID、柄名、柄パターンファイル、体型下限および体型上限の項目を含む。
柄IDの項目には、柄IDが登録される。柄名の項目には、柄の名称が登録される。柄パターンファイルの項目には、柄を識別するための柄パターンファイルの名称が登録される。柄パターンファイルは、撮像画像内の所定の領域に含まれるパターンと照合して柄IDを特定するために用いられるファイルである。体型下限の項目には、該当の柄に対して相性が良い体型の下限を示す値が登録される。体型上限の項目には、該当の柄に対して相性が良い体型の上限を示す値が登録される。
例えば、柄マスタ113には、柄IDが“p1”、柄名が“ストライプ”、柄パターンファイルが“pattern1”、体型下限が“3”、体型上限が“5”というレコードが登録される。このレコードは、柄ID“p1”の柄名が“ストライプ(細幅)”であることを示す。また、柄“ストライプ(細幅)”を表す柄パターンファイルのファイル名が“pattern1”であることを示す。更に、当該柄が体型区分“3”〜“5”の人物に対して相性が良いことを示す。
ここで、柄にも、色と同様に、体型との相性を考えることができる。例えば、細幅のストライプは、比較的太めの人と相性が良いと考えられる(着痩せして見えるため)。例えば、こうした考え方によって、ある色と相性が良い体型区分の範囲が柄マスタ113に予め登録される。なお、全ての体型区分と相性が良い柄もある。
図12は、第3の実施の形態の体型マスタの例を示す図である。体型マスタ114は、マスタ記憶部110に格納される。体型マスタ114は、体型区分、体型名称および判定条件の項目を含む。
体型区分の項目には、体型区分が登録される。体型名称の項目には、体型区分に対応する体型の名称が登録される。判定条件の項目には、体型の判定条件が登録される。第3の実施の形態では、体型の判定条件の一例として、身長に対するウエストのサイズ比r(=ウエストサイズ/身長)を考える。
例えば、体型マスタ114には、体型区分が“1”、体型名称が“痩せ”、判定条件が“r1≦r<r2”というレコードが登録される。これは、体型区分“1”の体型名称が“痩せ”であることを示す。また、ある人物のサイズ比rがr1以上r2未満である場合に、当該人物が“痩せ”に分類されることを示す。
なお、体型の判定条件の一例として、身長に対するウエストのサイズ比rによる判定条件を示したが、他の判定条件によって体型を判定してもよい。
図13は、第3の実施の形態の色コーディネート対応表の例を示す図である。色コーディネート対応表115は、マスタ記憶部110に格納される。色コーディネート対応表115は、色IDおよびコーディネート色IDの項目を含む。
色IDの項目には、色IDが登録される。コーディネート色IDの項目には、色IDの項目に登録された色IDの色に対して、相性が良い色(相性のいい色、あるいは、調和する色ともいえる)の色IDが登録される。
例えば、色コーディネート対応表115には、色IDが“c1”、コーディネート色IDが“c100”というレコードが登録される。このレコードは、色ID“c1”の色が、色ID“c100”の色と相性が良いことを示す。
図14は、第3の実施の形態の柄コーディネート対応表の例を示す図である。柄コーディネート対応表116は、マスタ記憶部110に格納される。柄コーディネート対応表116は、柄IDおよびコーディネート柄IDの項目を含む。
柄IDの項目には、柄IDが登録される。コーディネート柄IDの項目には、柄IDの項目に登録された柄IDの柄に対して、相性が良い柄(相性のいい柄、あるいは、調和する柄ともいえる)の柄IDが登録される。
例えば、柄コーディネート対応表116には、柄IDが“p1”、コーディネート柄IDが“p100”というレコードが登録される。このレコードは、柄ID“p1”の柄が、柄ID“p100”の柄と相性が良いことを示す。
図15は、第3の実施の形態の商品マスタの例を示す図である。商品マスタ117は、マスタ記憶部110に格納される。商品マスタ117は、商品ID、商品枝番、商品名、商品区分、性別区分、色ID、柄IDおよび商品画像の項目を含む。
商品IDの項目には、商品IDが登録される。商品枝番の項目には、商品枝番が登録される。商品枝番は、例えば、商品に対する色や柄の区別に用いられる情報である。商品名の項目には、商品の名称が登録される。商品区分の項目には、商品区分が登録される。商品区分としては、例えば、アウター、トップスおよびボトムスなど、商品の着用部位に合わせた区分が予め定められる。性別区分の項目には、性別区分が登録される。後述するように、性別区分“0”は男女の指定なし、同“1”は男性、同“2”は女性を示す。色IDの項目には、色IDが登録される。柄IDの項目には、柄IDが登録される。商品画像の項目には、商品画像のファイル又は商品画像の格納先を表すパスが登録される。
例えば、商品マスタ117には、商品IDが“g1”、商品枝番が“1”、商品名が“メンズシャツ”、商品区分が“CL1”、性別区分が“1”、色IDが“c1”、柄IDが“p1”、商品画像が“PATH1”というレコードが登録される。このレコードは、商品ID“g1”および商品枝番“1”に対応する商品の商品名が“メンズシャツ”であることを示す。また、当該商品について、商品区分が“CL1”であり、男性向けであり、色IDが“c1”の色、かつ、柄IDが“p1”の柄の用意があることを示す。更に、当該商品の商品画像が“PATH1”で示されるファイルであることを示す。
図16は、第3の実施の形態の商品区分マスタの例を示す図である。商品区分マスタ118は、マスタ記憶部110に格納される。商品区分マスタ118は、商品区分および商品区分名の項目を含む。
商品区分の項目には、商品区分が登録される。商品区分名の項目には、商品区分の名称が登録される。
例えば、商品区分マスタ118には、商品区分が“CL1”、商品区分名が“アウター”というレコードが登録される。このレコードは、商品区分“CL1”に対応する商品区分名が“アウター”であることを示す。
図17は、第3の実施の形態の性別マスタの例を示す図である。性別マスタ119は、マスタ記憶部110に格納される。性別マスタ119は、性別区分および性別名称の項目を含む。
性別区分の項目には、性別区分が登録される。性別名称の項目には、性別区分に対応する性別名称が登録される。
例えば、性別マスタ119には、性別区分が“0”、性別名称が“指定なし”というレコードが登録される。このレコードは、性別区分“0”に対応する性別名称が“指定なし”であることを示す。
次に、端末装置100のディスプレイ105aに表示される画面遷移の例を説明する。ブラウザ120は、表示画面の情報をWebサーバ220から取得し、RAM102やフラッシュメモリ103に保存してもよい。表示画面の情報は、フラッシュメモリ103に予め保存されていてもよい。
図18は、第3の実施の形態の画面遷移の例(その1)を示す図である。画面310は、ブラウザ120が起動された際に、ディスプレイ105aにより表示される。画面310は、顧客が購入したいアイテム(商品)の分類および顧客の性別の選択を受け付けるためのGUIである。ここで、アイテムの分類は、商品区分に相当する。例えば、画面310は、アイテムの分類を選択するためのチェックボックスや、性別(男、女、指定なし)を選択するためのラジオボタンなどを含む。ブラウザ120は、ユーザによりボタン311が押される(例えば、ボタン311に対するタップ操作を受け付ける)ことで、画面310における選択内容を確定させ、ディスプレイ105aに画面320を表示させる。
画面320は、顧客がコーディネートの支援を受けたいか否か、および、受けるとしたら着用中のアイテムと合わせるか、着用中でないアイテムと合わせるか、の選択を受け付けるためのGUIである。例えば、画面320は、「着用中のアイテムとコーディネート」、「お手持ちのアイテムとコーディネート」、および、「コーディネートしない」という3つの項目の表示と、各項目に対応するラジオボタンとを含む。ブラウザ120は、ユーザによりボタン321が押されることで、画面320における選択内容を確定させる。そして、ブラウザ120は、画面310,320において選択された項目をアイテム検索部130に通知し、アイテム検索を依頼する。
アイテム検索部130は、画面320において選択された項目に応じて、ディスプレイ105aに表示させる画面を決定する。
「着用中のアイテムとコーディネート」が選択された場合、アイテム検索部130は、カメラ104を起動させ、画面410(図19)を表示させる。「お手持ちのアイテムとコーディネート」が選択された場合、アイテム検索部130は、画面510(図20)を表示させる。「コーディネートしない」が選択された場合、アイテム検索部130は、画面520(図20)を表示させる。
図19は、第3の実施の形態の画面遷移の例(その2)を示す図である。画面410は、ユーザによる顧客の全身写真(全身画像)の撮影を支援するGUIである。画面410は、カメラ104により撮像された画像を含む。また、画面410は、当該画像と重畳された「枠に合わせて全身写真を撮影してください。」というメッセージ、人型の枠411およびボタン412を含む。ボタン412は、画面410に含まれる顧客の画像を、端末装置100により静止画として取得させるためのボタンである。ユーザ(例えば、店員)は、端末装置100の姿勢や、顧客との距離およびカメラ104のズームなどを調整することで、顧客の全身画像を、枠411に収めることができる。アイテム検索部130は、ボタン412が押されると、カメラ104により撮像された現在の全身画像を、RAM102又はフラッシュメモリ103の所定の記憶領域に保存し、カメラ104を停止させる。そして、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面420を表示させる。
画面420は、ユーザによるコーディネートしたい服の範囲の選択を受け付けるためのGUIである。画面420は、画面410を用いて撮像された顧客の全身画像、「コーディネートしたい服の範囲を選択してください。」というメッセージ、ボタン421および選択枠422を含む。例えば、顧客は、ピンチイン操作やピンチアウト操作により選択枠422の大きさを変更させたり、ドラッグ操作により選択枠422を移動させたりすることで、全身画像のうち、自身がコーディネートしたい服の範囲(領域)を選択することができる。アイテム検索部130は、ボタン421が押されると、選択枠422による選択を確定させ、選択枠422により選択された領域に含まれる色および柄の情報を抽出する。そして、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面430を表示させる。
画面430は、ユーザによる肌の範囲の選択を受け付けるためのGUIである。画面420は、画面410を用いて撮像された顧客の全身画像(又は、全身画像のうち顔部分を拡大した画像)、「肌の範囲を選択してください。」というメッセージ、ボタン431および選択枠432を含む。例えば、顧客は、ピンチイン操作やピンチアウト操作により選択枠432の大きさを変更させたり、ドラッグ操作により選択枠432を移動させたりすることができる。アイテム検索部130は、ボタン431が押されると、選択枠432による選択を確定させ、選択枠432により選択された領域に含まれる色の情報を抽出する。そして、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面610(図21)を表示させる。
図20は、第3の実施の形態の画面遷移の例(その3)を示す図である。画面510は、顧客がコーディネートしたいアイテム(コーディネート対象のアイテム)の色および柄の選択を受け付けるためのGUIである。画面510は、色選択ボタン群511、柄選択フォーム512およびボタン513を含む。色選択ボタン群511は、コーディネートしたいアイテムの色の選択を受け付けるためのボタンのグループである。色選択ボタン群511は、「カラーパレット」と呼ばれるGUIでもよい。色選択ボタン群511に属するボタンは、例えば、当該ボタンに対応する色の名称が付され、また、該当の色で着色されて表示される。画面510の例では、ホワイト、レモン、イエロー、オレンジ、レッド、・・・など、複数の色のボタンが表示される例を示している。ユーザは、色選択ボタン群511の中から何れかのボタンを押すことで、コーディネートしたいアイテムの色を選択できる。
柄選択フォーム512は、柄の選択を受け付けるためのドロップダウンリスト(あるいは、プルダウンリスト)である。なお、柄選択フォーム512には、柄による絞り込みを行わない選択肢(柄の選択なし)も含まれる。
アイテム検索部130は、ボタン513が押されると、色選択ボタン群511により選択された色および柄選択フォーム512により選択された柄を確定させ、カメラ104を起動させる。そして、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面520を表示させる。
画面520は、ユーザによる顧客の顔写真(顔画像)の撮影を支援するGUIである。画面520は、カメラ104により撮像された画像を含む。また、画面520は、当該画像と重畳された「枠に合わせて顔写真を撮影してください。」というメッセージ、顔型の枠521およびボタン522を含む。ボタン522は、画面520に含まれる顧客の画像を、端末装置100により静止画として取得させるためのボタンである。ユーザ(例えば、店員)は、端末装置100の姿勢や、顧客との距離およびカメラ104のズームなどを調整することで、顧客の顔画像を、枠521に収めることができる。アイテム検索部130は、ボタン522が押されると、カメラ104により撮像された現在の顔画像を、RAM102又はフラッシュメモリ103の所定の記憶領域に保存し、カメラ104を停止させる。アイテム検索部130は、顔画像から顧客の肌の領域を検出し、当該領域の色を抽出する。そして、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面610(図21)を表示させる。
図21は、第3の実施の形態の画面遷移の例(その4)を示す図である。画面610は、顧客のスタイルによる診断を行うか否かの選択を受け付けるためのGUIである。ここで、「スタイルによる診断」とは、顧客の体型に応じたアイテムの絞り込みを行うことで、顧客に、より似合う商品の提案を行うことを示す。画面610は、「スタイルによる診断を行いますか?」というメッセージを含む。また、画面610は、ボタン611,612を含む。ボタン611は、「スタイルによる診断を行う」旨の入力を受け付けるボタンである。ボタン612は、「スタイルによる診断を行わない」旨の入力を受け付けるボタンである。
アイテム検索部130は、ボタン611が押されると、体型判定部140に体型判定を依頼する。体型判定部140は、体型判定の依頼を受け付けると、カメラ104を起動させ、ディスプレイ105aに画面710(図22)を表示させる。
アイテム検索部130は、ボタン612が押されると、パーソナルカラーやコーディネート対象のアイテムの色に応じた、顧客との相性が良い色の商品の商品IDを商品マスタ117から検索し、検索結果をブラウザ120に提供する。
ブラウザ120は、アイテム検索部130により検索された商品IDの情報を商品マスタ117から取得し、取得した情報を含む画面620をディスプレイ105aに表示させる。例えば、画面620は、顧客に対する「オススメ商品」として、「トップスA」や「トップスB」といった商品名、および、該当の商品のカラー画像、色名および柄名などを含む。例えば、ブラウザ120は、商品名や商品カラー画像に対するタッチ操作を受け付けることで、顧客による購入対象の商品の入力を受け付けてもよい。その場合、ブラウザ120は、Webサーバ220と連携して、該当の商品(顧客により選択された商品)の在庫確認結果や商品を購入するためのGUIを更に顧客に提示することも考えられる。
図22は、第3の実施の形態の画面遷移の例(その5)を示す図である。画面710は、ユーザによる顧客の全身の正面写真(正面画像)の撮影を支援するGUIである。画面710は、カメラ104により撮像された画像を含む。また、画面710は、当該画像と重畳された「枠に合わせて正面写真を撮影してください。」というメッセージ、正面からみた人型の枠711およびボタン712を含む。更に、画面710は、枠711の頭頂側の端部と接し、画面横方向に延びる第1の線分と、枠711の足先側の端部と接し、画面横方向に延びる第2の線分とを含む。例えば、第1の線分の上側には、「頭の天辺をここに合わせてください。」というメッセージが付されている。第2の線分の下側には、「つま先をここに合わせてください。」というメッセージが付されている。
ボタン712は、画面710に含まれる顧客の画像を、端末装置100により静止画として取得させるためのボタンである。ユーザ(例えば、店員)は、端末装置100の姿勢や、顧客との距離およびカメラ104のズームなどを調整することで、顧客の正面画像を、枠711に収めることができる。体型判定部140は、ボタン712が押されると、カメラ104により撮像された現在の正面画像を、RAM102又はフラッシュメモリ103の所定の記憶領域に保存する。そして、体型判定部140は、ディスプレイ105aに画面720を表示させる。
画面720は、ユーザによる顧客の全身の側面写真(側面画像)の撮影を支援するGUIである。画面720は、カメラ104により撮像された画像を含む。また、画面720は、当該画像と重畳された「枠に合わせて側面写真を撮影してください。」というメッセージ、側面からみた人型の枠721およびボタン722を含む。更に、画面720は、枠721の頭頂側の端部と接し、画面横方向に延びる第3の線分と、枠721の足先側の端部と接し、画面横方向に延びる第4の線分とを含む。例えば、第3の線分の上側には、「頭の天辺をここに合わせてください。」というメッセージが付されている。第4の線分の下側には、「つま先をここに合わせてください。」というメッセージが付されている。
なお、第1の線分と第2の線分との間の画面710上の長さ、および、第3の線分と第4の線分との画面720上の長さは同じである。
ボタン722は、画面720に含まれる顧客の画像を、端末装置100により静止画として取得させるためのボタンである。ユーザ(例えば、店員)は、端末装置100の姿勢や、顧客との距離およびカメラ104のズームなどを調整することで、顧客の側面画像を、枠721に収めることができる。体型判定部140は、ボタン722が押されると、カメラ104により撮像された現在の側面画像を、RAM102又はフラッシュメモリ103の所定の記憶領域に保存し、カメラ104を停止させる。そして、体型判定部140は、ディスプレイ105aに画面730(図23)を表示させる。
図23は、第3の実施の形態の画面遷移の例(その6)を示す図である。画面730は、顧客の体型判定に用いられる特定の部位に関する長さの調整を受け付けるためのGUIである。ここでは、特定の部位の一例として、ウエストを用いる場合を示している。画面730は、画面710を用いて取得された正面画像のうち、ウエストに相当する箇所の拡大画像を含む。なお、マスタ記憶部110は、枠711におけるウエスト位置の情報を予め記憶する。体型判定部140は、マスタ記憶部110に記憶されたウエスト位置の情報を参照することで、ウエスト位置に対応する正面画像の拡大する箇所を特定する。
また、画面730は、当該拡大画像に重ねられた矢印オブジェクト731を含む。矢印オブジェクト731は、採寸用の補助線(線分)であり、両端に矢印が付されている。矢印オブジェクト731は、画面730において、上下左右に移動可能に表示される。矢印オブジェクト731は、ユーザによる所定のタッチ操作によって移動や長さの調整が可能である。矢印オブジェクト731のデフォルトの長さおよび表示位置の情報は、部位に応じてマスタ記憶部110に予め格納される。
更に、画面730は、メッセージ表示領域732およびボタン733,734,735,736を含む。
メッセージ表示領域732は、「矢印位置をウエストの位置に合わせてください。」という説明文の表示を含む。
ボタン733は、矢印オブジェクト731の長さを伸ばす操作入力を受け付けるボタンである。例えば、体型判定部140は、ボタン733が一回押下される(一回タップされる)たびに、矢印オブジェクト731の長さを所定量だけ増やす。あるいは、体型判定部140は、ボタン733が一回押下されるたびに、矢印オブジェクト731を左右対称に、所定倍率だけ拡大する。
ボタン734は、矢印オブジェクト731の長さを縮める操作入力を受け付けるボタンである。例えば、体型判定部140は、ボタン734が一回押下されるたびに、矢印オブジェクト731の長さを所定量だけ減らす。あるいは、体型判定部140は、ボタン734が一回押下されるたびに、矢印オブジェクト731を左右対称に、所定倍率だけ縮小する。
ボタン735は、矢印オブジェクト731の調整の完了を受け付けるためのボタンである。体型判定部140は、ボタン735に対するタッチ操作を受け付けると、矢印オブジェクト731に対する長さや位置の調整量(デフォルトの長さおよび位置に対する調整量)を取得する。
ボタン736は、1つ前の画面に戻るための操作入力を受け付けるボタンである。
ここで、前述のように、矢印オブジェクト731の長さや位置は、ユーザにより調整可能である。例えば、ユーザは、矢印オブジェクト731を1本の指でタッチしながらスライドさせることで、矢印オブジェクト731の位置を、正面画像に関する拡大画像のウエスト位置に合わせることができる。また、ユーザは、矢印オブジェクト731の付近を2本の指でタッチしながらピンチアウト操作することで、矢印オブジェクト731の長さを増やすこともできる。ユーザは、矢印オブジェクト731の付近を2本の指でタッチしながらピンチイン操作することで、矢印オブジェクト731の長さを減らすこともできる。こうして、ユーザは、矢印オブジェクト731の両端を、拡大画像における人物のウエストの輪郭の縁に合わせることができる。
体型判定部140は、ボタン735が押されると、ディスプレイ105aに画面740を表示させる。
画面740は、画面730と同様に、顧客の体型判定に用いられる特定の部位に関する長さの調整を受け付けるためのGUIである。画面740では、画面720を用いて取得された側面画像を基に、調整を受け付ける点が、画面730とは異なる。
画面740は、画面720を用いて取得された側面画像のうち、ウエストに相当する箇所の拡大画像を含む。なお、マスタ記憶部110は、枠721におけるウエスト位置の情報を予め記憶する。体型判定部140は、マスタ記憶部110に記憶されたウエスト位置の情報を参照することで、ウエスト位置に対応する側面画像の拡大する箇所を特定する。
また、画面740は、当該拡大画像に重ねられた矢印オブジェクト741を含む。矢印オブジェクト741のデフォルトの長さおよび表示位置の情報は、部位に応じてマスタ記憶部110に予め格納される。ユーザは、矢印オブジェクト741の位置や長さを、矢印オブジェクト731と同様に調整可能である。ユーザは、矢印オブジェクト741の両端を、拡大画像における人物のウエストの輪郭の縁に合わせることができる。
更に、画面740は、メッセージ表示領域742およびボタン743,744,745,746を含む。
メッセージ表示領域742は、「矢印位置をウエストの位置に合わせてください。」という説明文の表示を含む。
ボタン743,744は、ボタン733,734と同様に、矢印オブジェクト741の長さの調整を受け付けるためのボタンである。
ボタン745は、矢印オブジェクト741の調整の完了を受け付けるためのボタンである。体型判定部140は、ボタン745に対するタッチ操作を受け付けると、矢印オブジェクト741に対する長さや位置の調整量(デフォルトの長さおよび位置に対する調整量)を取得する。
ボタン746は、1つ前の画面に戻るための操作入力を受け付けるボタンである。
体型判定部140は、ボタン745が押されると、画面730,740を用いて取得した矢印オブジェクト731,741の調整量を基に、サイズ比r=ウエスト/身長を求める。体型判定部140は、体型マスタ114を参照して、サイズ比rに応じた顧客の体型区分を判定し、判定した体型区分を、アイテム検索部130に提供する。
体型判定部140は、前述のように、サイズ比rに応じた所定の判定条件に基づいて、体型区分を判定する。体型判定部140は、サイズ比rを次のように求めることができる。
まず、体型判定部140は、画面710の第1の直線と第2の直線との間の画面上の長さ(又は、画面720の第3の直線と第4の直線との間の画面上の長さ)をh0とする。長さh0は、顧客の身長に対応する長さであるといえる。体型判定部140は、画面730による矢印オブジェクト731の調整後の長さuを画面730における拡大画像の拡大率(画面710に対する拡大率)αで割った長さh1=u/αを求める。更に、体型判定部140は、画面740による矢印オブジェクト741の調整後の長さvを画面740における拡大画像の拡大率(画面720に対する拡大率)βで割った長さh2=v/βを求める。
この場合、体型判定部140は、ウエストに対応する長さwとして、長径(長軸の長さ)h1、短径(短軸の長さ)h2の楕円の円周を得る。
そして、体型判定部140は、r=w/h0を計算することで、サイズ比rを求める。
アイテム検索部130は、商品マスタ117を参照し、体型判定部140により判定された体型区分に基づいて、顧客に提示する商品の商品IDの絞り込みを行う。アイテム検索部130は、絞り込んだ商品IDをブラウザ120に提供する。
ブラウザ120は、アイテム検索部130から取得した商品IDの情報を商品マスタ117から取得し、取得した情報を含む画面620をディスプレイ105aに表示させる。
次に、端末装置100による処理手順を説明する。
図24は、第3の実施の形態の端末装置の処理例を示すフローチャートである。以下、図24に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S101)端末装置100は、ブラウザ120、アイテム検索部130および体型判定部140を起動させる(アプリケーション起動)。
(S102)ブラウザ120は、コンテンツデータの更新があるか否かを判定する。コンテンツデータの更新がある場合、ブラウザ120は、ステップS103に処理を進める。コンテンツデータの更新がない場合、ブラウザ120は、ステップS104に処理を進める。ここで、コンテンツデータは、前述のマスタ情報に相当するデータである。例えば、ブラウザ120は、マスタ記憶部110に記憶されたマスタ情報に付されたバージョンよりも新しいバージョンのマスタ情報があるかをサーバ200に問い合わせる。そして、新しいバージョンのマスタ情報がある旨の応答をサーバ200から受け付けると、ブラウザ120は、コンテンツデータに更新があると判定する。新しいバージョンのマスタ情報がない旨の応答をサーバ200から受け付けると、ブラウザ120は、コンテンツデータに更新がないと判定する。
(S103)ブラウザ120は、最新のバージョンのコンテンツデータをサーバ200からダウンロードし、マスタ記憶部110に記憶されたコンテンツデータを更新する。
(S104)ブラウザ120は、トップ画面(画面310)をディスプレイ105aに表示させる。
(S105)ブラウザ120は、画面310に対する商品区分(アイテム分類に相当)および性別の選択を受け付ける。
(S106)ブラウザ120は、ディスプレイ105aに画面320を表示させ、ユーザによる選択を受け付ける。ブラウザ120は、ステップS105で選択された商品区分、性別および画面320で選択された項目の情報をアイテム検索部130に通知し、推奨アイテムの検索を依頼する。ブラウザ120は、検索された推奨アイテムをアイテム検索部130から取得する。推奨アイテム検索処理の詳細は後述される。
(S107)ブラウザ120は、推奨アイテムの情報やカラー画像を含む画面620をディスプレイ105aに表示させる。
(S108)ブラウザ120は、画面620に表示された推奨アイテムのうちの何れかのアイテムに対するユーザの選択を受け付ける。
(S109)ブラウザ120は、選択されたアイテムの在庫確認処理や販売処理をサーバ200に依頼する。ブラウザ120は、販売処理が完了した旨の応答をサーバ200から受け付けると、販売処理が適切に完了したことをディスプレイ105aに表示させる。販売処理に伴って、本人確認や決済情報の入力などが行われる場合、ブラウザ120は、そのためのGUIをディスプレイ105aに表示させることもできる。
図25は、第3の実施の形態の推奨アイテム検索例を示すフローチャートである。以下、図25に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下の手順は、図24のステップS106に相当する。
(S111)アイテム検索部130は、画面320において、コーディネートする旨が選択されたか否かを判定する。コーディネートする場合、アイテム検索部130は、ステップS112に処理を進める。コーディネートしない場合、アイテム検索部130は、ステップS119に処理を進める。「コーディネートする場合」とは、画面320において「コーディネートしない」の項目以外の項目が選択された場合である。「コーディネートしない場合」とは、画面320において「コーディネートしない」の項目が選択された場合である。
(S112)アイテム検索部130は、画面320において、着用中アイテムをコーディネート対象とする旨が選択されたか否かを判定する。着用中アイテムをコーディネート対象とする場合、アイテム検索部130は、ステップS113に処理を進める。着用中アイテムをコーディネート対象としない場合、アイテム検索部130は、ステップS118に処理を進める。「着用中アイテムをコーディネート対象とする場合」とは、画面320において、「着用中のアイテムとコーディネート」の項目が選択された場合である。「着用中アイテムをコーディネート対象としない場合」とは、画面320において、「お手持ちのアイテムとコーディネート」の項目が選択された場合である。
(S113)アイテム検索部130は、着用中アイテムを含む顧客の全身画像を取得する。具体的には、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面410を表示させ、ユーザ(例えば、店員)による顧客の全身画像の撮影を支援する。そして、アイテム検索部130は、画面410のボタン412が押されると、カメラ104により撮像された顧客の全身画像を取得する。
(S114)アイテム検索部130は、全身画像のうち着用中アイテムの色を含む領域の指定を受け付ける。具体的には、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面420を表示させ、ユーザ(例えば、店員又は顧客)による着用中アイテムの色および柄を含む領域の選択を受け付ける。
(S115)アイテム検索部130は、ステップS114で指定された領域を解析し、当該領域に含まれる色および柄を取得する。例えば、マスタ記憶部110は、画素がもつ明度の範囲、輝度の範囲、彩度の範囲の組み合わせ(色相の範囲、明度の範囲、彩度の範囲など他のパラメータの組み合わせでもよい)と色との対応情報を、色毎に予め保持する。アイテム検索部130は、該当の領域に含まれる各画素を、マスタ記憶部110に記憶された対応情報を基に、色に対応付ける。該当の領域に複数の色に対応する画素が含まれる場合、アイテム検索部130は、最も数の多い画素が分類された色(該当の領域の中で最も存在比率の大きな色)を、当該領域の色として抽出する。アイテム検索部130は、抽出した色に近い色(明度、輝度、彩度のパラメータの組が最も近似する色)の色IDを、カラーマスタ112から取得する。ここで取得される色IDは、色コーディネート対応表115におけるコーディネート色IDに相当する。
更に、アイテム検索部130は、該当の領域に含まれる各画素の色の変化のパターンを表すパターン情報を取得する。当該パターン情報は、柄に応じた特徴をもつ。アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶された柄マスタの各柄の柄パターンファイルと、該当の領域から抽出したパターン情報とを照合することで、該当の領域に対応する柄IDを柄マスタ113から取得する。ここで取得される柄IDは、柄コーディネート対応表116におけるコーディネート柄IDに相当する。
(S116)アイテム検索部130は、全身画像のうち肌の色を含む領域の指定を受け付ける。具体的には、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面430を表示させ、ユーザ(例えば、店員又は顧客)による肌の色を含む領域の選択を受け付ける。アイテム検索部130は、顔認識技術を用いて全身画像のうち顧客の顔に相当する箇所を特定し、当該箇所を拡大して、画面430に表示させてもよい。顔は、人の肌が他の部位よりも広く露出されることが多く、肌の色を含む領域を指定し易いからである。
(S117)アイテム検索部130は、ステップS116で指定された領域を解析し、当該領域に含まれる顧客の肌の色を取得する。例えば、マスタ記憶部110は、肌の色に相当する明度の範囲、輝度の範囲、彩度の範囲の組み合わせ(色相の範囲、明度の範囲、彩度の範囲など他のパラメータの組み合わせでもよい)と肌色に相当する色との対応情報を、肌色の種類毎に予め保持してもよい。すると、アイテム検索部130は、ステップS115と同様に、該当の領域に含まれる各画素を、マスタ記憶部110に記憶された肌色の対応情報を基に、何れかの種類の肌色に対応付け、顧客の肌の色として抽出することができる。該当の領域に複数の種類の肌色に対応する画素が含まれる場合、アイテム検索部130は、最も数の多い画素が分類された種類の肌色を、顧客の肌の色として抽出する。
あるいは、例えば、アイテム検索部130は、特開2015−184906号公報に開示の方法を用いて、顧客の肌の色に相当する明度、輝度、彩度の組み合わせ(色相、明度、彩度など他のパラメータの組み合わせでもよい)を取得してもよい。具体的には、アイテム検索部130は、指定された領域のうち、肌色に相当する色の範囲をもつ画素の集合を肌色領域として検出し、肌色領域の大きさを表す評価値と、所定の基準値との差が、所定の許容範囲に含まれなくなるまで、当該色の範囲を狭くする。そして、アイテム検索部130は、当該差が所定の許容範囲に含まれる色の範囲のうち、最も狭い色の範囲(あるいは、当該色の範囲に属する1つの色(例えば、色の各パラメータ範囲の中央の値に相当する色))を、顧客の肌の色として抽出する。そして、アイテム検索部130は、ステップS121に処理を進める。
(S118)アイテム検索部130は、コーディネート対象アイテムの色および柄の選択を受け付ける。具体的には、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面510を表示させ、ユーザ(例えば、店員又は顧客)によるコーディネート対象アイテムの色および柄の選択を受け付ける。アイテム検索部130は、選択された色に対応する色ID(コーディネート色IDに相当)、および、選択された柄に対応する柄ID(コーディネート柄IDに相当)を取得する。なお、コーディネート対象アイテムの色および柄の選択方法として、他の方法を用いてもよい。例えば、アイテム検索部130は、カラーパレットから選択させる以外にも、複数のサンプル画像をディスプレイ105aに表示させ、複数のサンプル画像の中から、コーディネート対象アイテムに近い色や柄を含むサンプル画像をユーザに選択させてもよい。
(S119)アイテム検索部130は、顧客の顔画像を取得する。具体的には、アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面520を表示させ、ユーザ(例えば、店員)による顧客の顔画像の撮影を支援する。そして、アイテム検索部130は、画面520のボタン522が押されると、カメラ104により撮像された顧客の顔画像を取得する。
(S120)アイテム検索部130は、ステップS119で取得された顔画像を解析し、顔画像から顧客の肌の色を取得する。アイテム検索部130は、ステップS116,S117で例示したように、肌に相当する領域のユーザによる指定を受け付けて、肌の色を抽出してもよい。あるいは、アイテム検索部130は、ステップS117に例示した特開2015−184906号公報に開示の方法を用いて、肌の色を抽出してもよい。
(S121)アイテム検索部130は、ステップS117又はステップS120で取得した肌の色に対応する複数のパーソナルカラーを特定する。具体的には、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶されたパーソナルカラー対応表111を参照して、ステップS117又はステップS120で取得した肌の色に対応するシーズンIDを特定する。そして、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶されたカラーマスタ112を参照して、特定したシーズンIDに対応する色ID(複数の場合もある)を、顧客のパーソナルカラーとして特定する。
(S122)アイテム検索部130は、ディスプレイ105aに画面610を表示させ、画面610に対するユーザの選択に応じて、体型による絞り込みを行うか否かを判定する。体型による絞り込みを行う場合、アイテム検索部130は、ステップS123に処理を進める。体型による絞り込みを行わない場合、アイテム検索部130は、ステップS124に処理を進める。
(S123)アイテム検索部130は、体型判定部140に顧客の体型の判定を依頼する。アイテム検索部130は、顧客の体型の判定結果(体型区分)を、体型判定部140から取得する。体型判定処理の詳細は、後述される。
(S124)アイテム検索部130は、ステップS121で特定したパーソナルカラーに基づいて、顧客により選択された商品区分および性別区分に対応する商品のうち、顧客に対して推奨する推奨アイテム(複数のこともある)を検索する。検索方法には幾つかのケースが考えられる(後述される)。
(S125)アイテム検索部130は、検索された推奨アイテム(推奨アイテムに対応する商品IDおよび商品枝番の組)を、ブラウザ120に応答する。
ここで、ステップS124における推奨アイテムの検索方法としては、次のケースが考えられる。
第1のケースは、ステップS111−No、かつ、ステップS122−Noの場合である。この場合、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶された商品マスタ117を参照し、ステップS121で取得した色ID(パーソナルカラーの色ID)に対応する商品IDおよび商品枝番を検索する。
第2のケースは、ステップS111−No、かつ、ステップS122−Yesの場合である。この場合、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶されたカラーマスタ112および柄マスタ113から、顧客の体型区分に対応する色IDおよび柄IDを検索する。例えば、カラーマスタ112における体型下限k1および体型上限k2に対し、顧客の体型区分kが、k1≦k≦k2である色IDが、顧客の体型区分に対応する色IDである。柄IDについても同様である。そして、アイテム検索部130は、商品マスタ117を参照して、第1のケースの方法と同じ方法で検索された商品IDおよび商品枝番のうち、顧客の体型区分に対応する色IDおよび柄IDに対応付けられたものを絞り込む。アイテム検索部130は、絞り込んだ結果を、推奨アイテムの商品IDおよび商品枝番とする。なお、本例では、顧客の体型区分に対応する色IDおよび柄IDの両方により絞り込むものとしたが、アイテム検索部130は、何れか一方を用いて絞り込んでもよい。
第3のケースは、ステップS112−Yes、かつ、ステップS122−Noの場合である。この場合、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶された色コーディネート対応表115を参照して、ステップS115で取得された色ID(コーディネート色ID)の色と相性が良い色の色IDを検索する。ここで、検索される色IDを色ID“p”とする。また、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶された柄コーディネート対応表116を参照して、ステップS115で取得された柄ID(コーディネート柄ID)の柄と相性が良い柄の柄IDを検索する。ここで検索される柄IDを柄ID“q”とする。そして、アイテム検索部130は、商品マスタ117を参照して、第1のケースの方法と同じ方法で検索された商品IDおよび商品枝番のうち、色ID“p”および柄ID“q”に対応付けられたものを絞り込む。アイテム検索部130は、絞り込んだ結果を、推奨アイテムの商品IDおよび商品枝番とする。なお、本例では、コーディネート対象アイテムの色の色IDおよびコーディネート対象アイテムの柄の柄IDの両方により絞り込む物としたが、アイテム検索部130は、何れか一方を用いて絞り込んでもよい。
第4のケースは、ステップS112−Yes、かつ、ステップS122−Yesの場合である。アイテム検索部130は、色ID“p”および柄ID“q”を、顧客の体型区分によって更に絞り込む。すなわち、アイテム検索部130は、カラーマスタ112を参照して、色ID“p”に相当する色IDのうち、顧客の体型区分に対応する色IDを検索する。また、アイテム検索部130は、柄マスタ113を参照して、柄ID“q”に相当する柄IDのうち、顧客の体型区分に対応する柄IDを検索する。そして、アイテム検索部130は、第3のケースの方法と同じ方法で検索された商品IDおよび商品枝番のうち、顧客の体型区分に対応する色IDおよび柄IDに対応付けられたものを絞り込む。アイテム検索部130は、絞り込んだ結果を、推奨アイテムの商品IDおよび商品枝番とする。なお、本例では、顧客の体型区分に対応する色IDおよび柄IDの両方により絞り込むものとしたが、アイテム検索部130は、何れか一方を用いて絞り込んでもよい。
第5のケースは、ステップS112−No、かつ、ステップS122−Noの場合である。この場合は、アイテム検索部130は、第3のケースの方法と同様にして、推奨アイテムを検索する。ただし、アイテム検索部130は、コーディネート色IDおよびコーディネート柄IDとして、ステップS118で選択されたものを用いる。
第6のケースは、ステップS112−No、かつ、ステップS122−Yesの場合である。この場合、アイテム検索部130は、第4のケースの方法と同様にして、推奨アイテムを検索する。ただし、アイテム検索部130は、コーディネート色IDおよびコーディネート柄IDとして、ステップS118で選択されたものを用いる。
図26は、第3の実施の形態の体型判定例を示すフローチャートである。以下、図26に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下の手順は、図25のステップS123に相当する。
(S131)体型判定部140は、人物(顧客)の正面画像を取得する。具体的には、体型判定部140は、ディスプレイ105aに画面710を表示させ、ユーザ(例えば、店員)による顧客の正面画像の撮影を支援する。そして、体型判定部140は、画面710のボタン712が押されると、カメラ104により撮像された顧客の正面画像を取得する。
(S132)体型判定部140は、人物(顧客)の側面画像を取得する。具体的には、体型判定部140は、ディスプレイ105aに画面720を表示させ、ユーザ(例えば、店員)による顧客の側面画像の撮影を支援する。そして、体型判定部140は、画面720のボタン722が押されると、カメラ104により撮像された顧客の側面画像を取得する。
(S133)体型判定部140は、正面画像における対象部位を拡大表示させ、所定位置に矢印オブジェクトを表示させる。具体的には、体型判定部140は、ディスプレイ105aに画面730を表示させる。画面730は、対象部位(体型判定に用いる部位)としてウエストを用いる場合の例である。
(S134)体型判定部140は、画面730における矢印オブジェクト731の長さおよび位置のユーザによる調整を受け付ける。そして、体型判定部140は、調整後の矢印オブジェクト731の長さh1を取得する。
(S135)体型判定部140は、側面画像における対象部位を拡大表示させ、所定位置に矢印オブジェクトを表示させる。具体的には、体型判定部140は、ディスプレイ105aに画面740を表示させる。
(S136)体型判定部140は、画面740における矢印オブジェクト741の長さおよび位置のユーザによる調整を受け付ける。そして、体型判定部140は、調整後の矢印オブジェクト741の長さh2を取得する。
(S137)体型判定部140は、マスタ記憶部110に記憶された体型マスタ114を参照して、身長に対する対象部位(本例ではウエスト)のサイズ比rから体型区分を判定する。前述のように、長さh1を長軸、長さh2を短軸とした楕円の周の長さwを、顧客のウエストに対応する長さと考えることができる。体型判定部140は、顧客の身長に対応する画面上の長さh0に対し、サイズ比r=w/h0を求める。そして、体型判定部140は、体型マスタ114における判定条件と、求めたサイズ比rとを照合することで、顧客の体型区分を判定する。
(S138)体型判定部140は、判定した体型区分をアイテム検索部130に応答する。
なお、体型判定部140は、ステップS131を実行する前に、体型の判定に用いる部位を選択してもよい。例えば、体型の判定に用いられる部位の候補としては、肩幅、バスト、ウエストおよびヒップなどが考えられる。このとき、体型判定部140は、選択された商品区分に応じて、体型の判定に用いられる部位を選択してもよい。例えば、マスタ記憶部110は、当該選択のために、商品区分と、商品区分に応じた体型判定用の部位との対応関係の情報を予め記憶しておいてもよい。そうすれば、体型判定部140は、マスタ記憶部110に記憶された当該対応関係の情報を参照して、選択された商品区分に応じた部位を選択できる。
例えば、肩幅のように、正面および側面のうち、正面からみた長さのみが分かればよい部位の場合、体型判定部140は、ステップS132,S135,S136を省略して、体型区分を判定してもよい。
更に、図25のステップS113で取得された顧客の全身画像を、顧客の正面画像又は側面画像として流用できる場合、体型判定部140は、ステップS131,S132の何れかをスキップしてもよい。例えば、体型判定部140は、ステップS131を実行する前に、ステップS113で取得された顧客の全身画像をディスプレイ105aに表示させて、正面画像又は側面画像の何れかとして当該全身画像を用いるか否かの選択を受け付けてもよい。その場合、体型判定部140は、選択された方の画像を取得するステップ(ステップS131又はステップS132の何れか)をスキップすることができる。
図27は、第3の実施の形態の端末の利用例を示す図である。衣類を販売する店舗において、顧客対応を行っている店員は端末装置100を操作して、コーディネート支援を行うアプリケーションを起動させる。店員は、顧客が購入を希望する商品の商品区分や顧客の性別を端末装置100に入力する。そして、店員は端末装置100を操作して、顧客の全身画像又は顔画像を撮像させる。端末装置100は、撮像された画像により、顧客のパーソナルカラーを特定し、パーソナルカラーに基づいて顧客に似合う色のアイテム(推奨アイテム)を検索する(この処理を「診断」と称している)。端末装置100は、推奨アイテムを表示する。店員は、端末装置100のディスプレイ105aに表示された推奨アイテムの画像を顧客に見せながら、商品の提案を行う。
これにより、顧客に対して客観的に調和する色の適切な選択を支援できるようになる。また、顧客や店員に対して、色の選択時における判断を強いずに済み、顧客や店員による選択作業を省力化できる。
ここで、端末装置100の機能は、上記以外の場面でも利用できる。例えば、端末装置100は、結婚式場やフォトスタジオなどのように、貸衣装を扱う店舗で、顧客に似合うドレスや和服などの提案に用いられてもよい。試着の前に、顧客に似合う色のドレスなどを絞り込むことで、試着に要する顧客の労力や、店舗側のコストの低減を図れる。
あるいは、端末装置100は、オンラインショッピングサイトにアクセスして商品購入を支援するものでもよい。例えば、顧客は、端末装置100の機能により、オンラインショッピングサイトで扱われる商品のうち、自身に似合う色の商品を気軽に見つけることができる。また、顧客に対して似合う色の衣類などを提示することで、顧客による色の思い違いを減らし、色の思い違いによる返品の低減を図れる。
また、端末装置100によれば、推奨アイテムを画像によって表示するので、外国語が得意でない店員が、外国人の顧客に対して商品提案を行う場合にも役立つ。
なお、体型判定部140は、顧客の体型区分の判定に加えて、顧客の所定の部位のサイズを推定して、アイテム検索部130に提供することも考えられる。そして、アイテム検索部130は、顧客に似合う色に加え、顧客にとって適切なサイズの衣類を提示することも考えられる。
図28は、第3の実施の形態のサイズ推定の例を示す図である。図28(A)は、顧客の身長、正面からみたウエストのサイズおよび側面からみたウエストのサイズの推定例を示している。図28(B)は、顧客のウエストのサイズの推定例を示している。
例えば、体型判定部140は、顧客の身長H0の入力を受け付ける。そして、体型判定部140は、身長に対応する画面上の長さh0との比H0/h0を求める。
例えば、体型判定部140は、矢印オブジェクト731による調整後の正面からみたウエストの長さh1を基に、正面ウエスト推定サイズH1=h1*(H0/h0)を計算する。また、体型判定部140は、矢印オブジェクト741による調整後の側面からみたウエストの長さh2を基に、側面ウエスト推定サイズH2=h2*(H0/h0)を計算する。そして、体型判定部140は、長軸の長さがH1であり、短軸の長さがH2である楕円の周の長さを、顧客のウエストのサイズとして求める。なお、体型判定部140は、前述の長さwに比H0/h0を乗じた値を、顧客のウエストのサイズとして求めてもよい。
上記の例では、部位として、ウエストを例示してサイズを推定するものとしたが、サイズの推定候補となる部位は、肩幅、バスト、ウエスト、ヒップ、袖丈および股下など、種々の部位が考えられる。肩幅、袖丈および股下の場合、体型判定部140は、正面からみた画面上の長さを取得し、当該長さに上記の比H0/h0を乗じることで、推定サイズを求めることができる。体型判定部140は、推定した部位のサイズを、アイテム検索部130に提供する。
そして、例えば、商品マスタ117に、商品IDおよび商品枝番ごとに用意されているサイズの識別情報(S,M,Lなどの各商品のサイズ名に相当する情報)を登録しておくことが考えられる。サイズの識別情報に対応する各部位の具体的なサイズは、例えば、サイズマスタとして、マスタ記憶部110に別個に定義しておく。商品に応じて、顧客のサイズを考慮すべき部位が異なっていてもよい。例えば、シャツの場合、肩幅、バストおよび袖丈が、考慮すべき部位として考えられる。あるいは、ボトムスであれば、ヒップおよび股下が考慮すべき部位として考えられる。
このようにすると、アイテム検索部130は、マスタ記憶部110に記憶された商品マスタ117およびサイズマスタと、体型判定部140により推定された各部位のサイズとに基づいて、顧客の該当部位に合ったサイズを更に特定することができる。また、ブラウザ120は、アイテム検索部130により特定されたサイズの商品を、推奨アイテムとして表示する。
図29は、第3の実施の形態の表示内容の他の例を示す図である。画面630は、顧客の体型により推奨アイテムの絞り込みを行う場合に、図21の画面620に代えて、ディスプレイ105aに表示される画面である。例えば、ブラウザ120は、色や柄に加え、該当の商品において用意されているサイズのうち、顧客に合ったサイズも一緒に表示させる。これにより、顧客は商品の選択を一層容易に行えるようになる。
なお、端末装置100による推奨アイテムの検索機能は、人が身に付けるアイテムの選択の際だけでなく、動物が身に付けるアイテムを人が選択する場合や、人が居住空間に設置するアイテムを選択する場合などにも利用することができる。
また、第1の実施の形態の情報処理は、処理部1bにプログラムを実行させることで実現できる。また、第2の実施の形態の情報処理は、処理部4bにプログラムを実行させることで実現できる。更に、第3の実施の形態の情報処理は、プロセッサ101にプログラムを実行させることで実現できる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体12,23に記録できる。
例えば、プログラムを記録した記録媒体12,23を配布することで、プログラムを流通させることができる。記録媒体23を用いてプログラムを他のコンピュータ(例えば、サーバ200)に格納しておき、ネットワーク経由でプログラムを配布してもよい。コンピュータは、例えば、記録媒体12に記録されたプログラム又は他のコンピュータから受信したプログラムを、RAM102やフラッシュメモリ103などの記憶装置に格納し(インストールし)、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行してもよい。
1 推奨アイテム出力装置
1a 記憶部
1b 処理部
2 入力装置
3 表示装置
D1 撮像画像
D2 アイテム分類
T11 色分類テーブル
T12 アイテムテーブル
V1 表示画面

Claims (18)

  1. 対象者を含む撮像画像を取得し、
    前記撮像画像に基づいて、前記対象者に対応する色分類を特定し、
    アイテム毎に色情報を対応付けて記憶させた記憶部を参照し、特定した前記色分類と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出し、
    抽出した前記特定のアイテムを、前記対象者に推奨するアイテムとして出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする推奨アイテム出力プログラム。
  2. 指定されたアイテム分類を取得し、
    前記特定のアイテムを抽出する処理は、指定された前記アイテム分類に属するアイテムから前記特定のアイテムを抽出する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の推奨アイテム出力プログラム。
  3. 前記撮像画像のうち、指定された部分の色を特定し、
    前記特定のアイテムを抽出する処理は、指定された前記アイテム分類に属するアイテムのうち、特定した前記色分類と特定した前記部分の色との組と対応関係を有する色情報と対応付いた前記特定のアイテムを抽出する処理である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の推奨アイテム出力プログラム。
  4. 前記部分の色を特定する処理は、前記撮像画像および前記撮像画像に重ねられた枠を表示させ、前記枠のユーザによる移動およびサイズの変更の入力を受け付け、前記枠で囲われた領域に含まれる色の情報を抽出する処理である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の推奨アイテム出力プログラム。
  5. 前記撮像画像に基づいて、前記対象者の体型を判定し、
    前記特定のアイテムを抽出する処理は、前記色情報とユーザの体型とを対応付けて記憶させた前記記憶部を参照し、特定した前記色分類および前記対象者の体型の両方と対応関係を有する前記色情報と対応付いた前記特定のアイテムを抽出する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の推奨アイテム出力プログラム。
  6. 前記撮像画像に基づいて、前記対象者の体型を判定し、
    前記特定のアイテムを抽出する処理は、アイテム毎に前記色情報および柄情報を対応付けた第1の情報と前記柄情報およびユーザの体型を対応付けた第2の情報とを記憶させた前記記憶部を参照し、特定した前記色分類と対応関係を有する前記色情報、および、前記対象者の体型に対応する前記柄情報の両方と対応付いた前記特定のアイテムを抽出する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の推奨アイテム出力プログラム。
  7. 前記撮像画像のうち、指定された部分の第1の柄を特定し、相性が良い柄の組み合わせの情報に基づいて前記第1の柄に対応する第2の柄を特定し、
    前記特定のアイテムを抽出する処理は、アイテム毎に前記色情報および柄情報を対応付けて記憶させた前記記憶部を参照し、特定した前記色分類と対応関係を有する前記色情報、および、前記第2の柄に対応する前記柄情報の両方と対応付いた前記特定のアイテムを抽出する処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の推奨アイテム出力プログラム。
  8. 色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、
    撮像画像から肌の色と、コーディネート対象として指定されたアイテムの色を抽出し、
    抽出した前記肌の色に対応する色グループに属し、抽出した前記コーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、
    特定した前記色の情報又は指定された前記アイテムのうち、特定した前記色を有するアイテムの情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする出力制御プログラム。
  9. 色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、
    撮像画像から肌の色を抽出し、
    抽出した前記肌の色に対応する色グループに属し、指定されたコーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、
    特定した前記色の情報又は指定された前記アイテムのうち、特定した前記色を有するアイテムの情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする出力制御プログラム。
  10. 色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、
    相性のいい色の関係を記憶する記憶部を参照して、前記色のバリエーションのうち、撮像画像において指定された1又は複数の色と相性のいい色を特定し、
    特定した該色の情報又は前記アイテムのうち特定した該色のアイテムの情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする出力制御プログラム。
  11. アイテム毎に色情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    対象者を含む撮像画像を取得し、前記撮像画像に基づいて、前記対象者に対応する色分類を特定し、前記記憶部を参照し、特定した前記色分類と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出し、抽出した前記特定のアイテムを、前記対象者に推奨するアイテムとして出力する処理部と、
    を有することを特徴とする推奨アイテム出力装置。
  12. アイテムと色の情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、撮像画像から肌の色と、コーディネート対象として指定されたアイテムの色を抽出し、抽出した前記肌の色に対応する色グループに属し、抽出した前記コーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、前記記憶部を参照し、特定した前記色の情報又は指定された前記アイテムのうち、特定した前記色を有するアイテムの情報を出力する処理部と、
    を有することを特徴とする出力制御装置。
  13. アイテムと色の情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、撮像画像から肌の色を抽出し、抽出した前記肌の色に対応する色グループに属し、指定されたコーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、前記記憶部を参照し、特定した前記色の情報又は指定された前記アイテムのうち、特定した前記色を有するアイテムの情報を出力する処理部と、
    を有することを特徴とする出力制御装置。
  14. 相性のいい色の関係を記憶する記憶部と、
    色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、前記記憶部を参照して、前記色のバリエーションのうち、撮像画像において指定された1又は複数の色と相性のいい色を特定し、特定した該色の情報又は前記アイテムのうち特定した該色のアイテムの情報を出力する処理部と、
    を有することを特徴とする出力制御装置。
  15. コンピュータが、
    対象者を含む撮像画像を取得し、
    前記撮像画像に基づいて、前記対象者に対応する色分類を特定し、
    アイテム毎に色情報を対応付けて記憶させた記憶部を参照し、特定した前記色分類と対応関係を有する色情報と対応付いた特定のアイテムを抽出し、
    抽出した前記特定のアイテムを、前記対象者に推奨するアイテムとして出力する、
    ことを特徴とする推奨アイテム出力方法。
  16. コンピュータが、
    色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、
    撮像画像から肌の色と、コーディネート対象として指定されたアイテムの色を抽出し、
    抽出した前記肌の色に対応する色グループに属し、抽出した前記コーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、
    特定した前記色の情報又は指定された前記アイテムのうち、特定した前記色を有するアイテムの情報を出力する、
    ことを特徴とする出力制御方法。
  17. コンピュータが、
    色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、
    撮像画像から肌の色を抽出し、
    抽出した前記肌の色に対応する色グループに属し、指定されたコーディネート対象のアイテムの色と相性が良い色として登録された色を特定し、
    特定した前記色の情報又は指定された前記アイテムのうち、特定した前記色を有するアイテムの情報を出力する、
    ことを特徴とする出力制御方法。
  18. コンピュータが、
    色のバリエーションのあるアイテムの指定を受け付け、
    相性のいい色の関係を記憶する記憶部を参照して、前記色のバリエーションのうち、撮像画像において指定された1又は複数の色と相性のいい色を特定し、
    特定した該色の情報又は前記アイテムのうち特定した該色のアイテムの情報を出力する、
    ことを特徴とする出力制御方法。
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