JP2018107639A - 衛星放送受信機 - Google Patents

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顕知 佐竹
尾関 浩明
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Abstract

【課題】衛星放送において、放送信号追加に起因する問題の発生を低減する。
【解決手段】衛星放送受信機は、衛星IF信号が入力される入力端子10と、外部へループスルーした衛星IF信号が出力される出力端子14と、所定の周波数より高い帯域の信号を通過させるHPF13と、左旋周波数に対応した第一チューナ18と、HPF13と並列に配置され、所定の周波数以下の帯域の信号を通過させるLPF16と、右旋周波数に対応した第二チューナ19と、を備える。そして、入力端子10と出力端子14との間に配置され、入力端子10からループスルーした衛星IF信号とLPF16からの出力信号とを選択的に出力するスイッチ15を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、衛星放送受信機に関する。
特許文献1は、衛星放送受信機において、90MHz〜770MHz帯の地上波放送信号を抑制するために、衛星放送受信チューナの前段にハイパスフィルタを備える。このように、衛星放送受信機においては、衛星放送受信チューナに入力される地上波放送信号のパワーを抑制することによって、衛星放送受信チューナへの地上波放送信号の影響を抑制している。
特許文献2は、入力された信号の周波数を2150MHz以下に一旦変換して出力する周波数変換回路の後に、ローパスフィルタを置き、そのローパスフィルタの出力を既存のコンバータIC(Integrated circuit)で再度周波数変換を行う事により、所望の中間周波数信号を受信でき従来に比べて広帯域な衛星放送受信チューナを提供する。
特開2014−171058号公報 特開2016−063370号公報
衛星放送受信機能を有するテレビジョン受像機は近年テレビジョンパネルにLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminesecence)を用いて薄型の装置が多い。そのため、テレビジョン受像機に使用される部品も小型、薄型された物を使う。
衛星放送において、超高精細な映像技術を活用した実用放送(いわゆる4K・8K実用放送)の開始が予定されている。4K・8K実用放送においては、中間周波数信号の周波数帯域として、従来の衛星放送の中間周波数の周波数帯域に加えて、当該周波数帯域より周波数が高い2224MHz〜3224MHz帯の使用が予定されている。このため、4K・8K実用放送の開始後には、衛星放送用チューナは、従来の中間周波数信号に加えて、4K・8K実用放送用の中間周波数信号を受信する。
本開示は、部品点数を少なくし小型にすることができ、当該衛星放送受信機の放送信号(2224MHz〜3225MHz)追加に起因する問題の発生を低減すると共に、当該衛星放送受信機から出力される放送信号を受信する外部受信機における、当該放送信号の高周波数帯域の部分に起因する問題の発生を低減できる衛星放送受信機を提供する。
本開示における衛星放送受信機は、放送信号が入力される第一の端子と、第一の端子に接続され、外部へループスルーした放送信号が出力される第二の端子と、第一の端子に接続され、所定の周波数より高い帯域の信号を通過させる第一のフィルタと、第一のフィルタに接続され、左旋周波数に対応した第一のチューナと、第一の端子に接続され、第一のフィルタと並列に配置され、所定の周波数以下の帯域の信号を通過させる第二のフィルタと、第二のフィルタに接続され、右旋周波数に対応した第二のチューナとを備える。そして、第一の端子と第二の端子との間に配置され、第一の端子からループスルーした放送信号と第二のフィルタからの出力信号とを選択的に出力するスイッチを備える。
本開示における衛星放送受信機は、当該衛星放送受信機の放送信号(2224MHz〜3225MHz)追加に起因する問題の発生を低減し部品点数を少なくした衛星放送受信機を提供する。
実施の形態1に係る第一受信機の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るHPF及びLPFの周波数特性を示すグラフである。 実施の形態1に係る第一受信機の使用態様の一例を示す配線図である。 実施の形態1に係る第一受信機における放送信号の処理方法を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る第一受信機の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る第一受信機における放送信号の処理方法を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る衛星放送受信機の概要について説明する。
本実施の形態に係る衛星放送受信機は、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する。以下、当該放送信号を便宜的に衛星IF(Intermediate Frequency)信号ともいう。第一帯域信号は、2224MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含み、第二帯域信号は、1032MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含む。以下、単に「衛星IF信号」と記載する場合には、帯域制限処理が実行されていない衛星IF信号、つまり、第一帯域信号及び第二帯域信号を含む衛星IF信号を意味する。より具体的には、第一帯域信号は、約12GHz帯域のBS(Broadcast Satellite)左旋円偏波及びCS(Communication Satellite)左旋円偏波にそれぞれ対応する中間周波数の帯域である2224MHz以上、2681MHz以下の帯域、及び、2748MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含む。現在計画されている4K・8K実用放送においては、中間周波数信号の周波数帯域として、第一帯域信号の使用が予定されている。
一方、第二帯域信号は、BS右旋円偏波及びCS右旋円偏波にそれぞれ対応する中間周波数の帯域である1032MHz以上、1489MHz以下の帯域、及び、1595MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含む。従来のBS放送及びCS放送においては、中間周波数信号の周波数帯域として、第二帯域信号だけが用いられている。
本実施の形態に係る衛星放送受信機は、受信した衛星IF信号のうち、所定の周波数の信号を選択し、当該選択した信号を復調するチューナの機能を有する。つまり、本実施の形態に係る衛星放送受信機は、従来のBS放送及びCS放送の信号に加えて、4K・8K実用放送の信号をも処理する機能を有する。
そのため従来のBS放送及びCS放送の信号に加えて、4K・8K実用放送の信号を処理する必要があるためトータルパワーが第一帯域信号の分だけ従来の衛星IF信号のトータルパワーより増大することにより、相互変調歪みの問題が顕著になるおそれがある。
さらに、本実施の形態に係る衛星放送受信機は、受信した衛星IF信号を他の機器に出力するループスルー回路を有する。これにより、衛星IF信号を当該衛星放送受信機だけでなく、他の衛星放送受信機においても受信することができる。
ただし、従来の衛星放送受信機は、従来のBS放送及びCS放送だけに対応しており、4K・8K実用放送に対応していない。すなわち、従来の衛星放送受信機は、第二帯域信号を受信するための受信機であり、衛星IF信号に第二帯域信号だけでなく第一帯域信号が含まれることを想定して設計されていない。そのため、従来の衛星放送受信機が、第一帯域信号及び第二帯域信号を含む衛星IF信号を受信した場合に問題が発生する可能性がある。例えば、衛星IF信号のトータルパワーが第一帯域信号の分だけ従来の衛星IF信号のトータルパワーより増大することにより、相互変調歪みの問題が顕著になるおそれがある。また、従来のBS放送及びCS放送の信号に加えて、4K・8K実用放送の信号を処理する本実施の形態の衛星放送受信機においても同様な問題を解決する必要がある。さらに、第一帯域信号の周波数帯域には、ISM(Industry−Science−Medical)バンド(2.4GHz帯)の信号などの妨害源となり得る信号も含まれており、当該信号の従来の衛星放送受信機への影響も懸念される。
本実施の形態に係る衛星放送受信機では、従来の衛星放送受信機に衛星IF信号を出力する場合に、上記問題が発生することを低減するために、ループスルー回路において、第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を行う機能を有する。
図1に示される第一受信機1は、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例であり、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号(衛星IF信号)を受信する。
以下、図1、図2、図3および図4を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1にかかる衛星放送受信機の一例である第一受信機の機能構成を示すブロック図である。
図1に示される第一受信機1は、本実施の形態にかかる衛星放送受信機の一例であり、衛星放送受信アンテナから出力される衛星IF信号を受信する第一受信機1は、例えば、テレビジョンチューナ、テレビジョン受像機、録画機などの衛星放送受信機である。
図1に示されるように、第一受信機1は、機能的には、入力端子10、分配器11、分配器12、HPF13、出力端子14、スイッチ15、LPF16、分配器17、第一チューナ18、第二チューナ19、操作入力部20及び第一制御回路21を備える。
入力端子10は衛星IF信号が入力されて当該衛星IF信号を分配器11へ出力する。
分配器11は入力端子10から衛星IF信号が入力され当該衛星IF信号を分配器12及びスイッチ15の第一の入力に出力する回路である。分配器11は衛星IF信号を増幅する機能と地上デジタル放送信号が送信される90MHzから770MHzまでの信号を減衰する機能を有してもよい。
分配器12は分配器11から衛星IF信号が入力され、当該衛星IF信号をHPF(High Pass Filter)13及びLPF(Low Pass Filter)16に出力する回路である。
HPF13は分配器12から衛星IF信号が入力され当該衛星IF信号に対して低周波数の帯域に対してパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、当該帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する回路である。
出力端子14は、スイッチ15で選択された信号が入力され、外部の受信機へ当該選択された信号を出力する。
スイッチ15は第一の入力として分配器11からの衛星IF信号と第二の入力として分配器17からの帯域制限信号のどちらか一方を選択し出力することができる。当該出力信号は出力端子14に入力される。スイッチ15と分配器11で衛星IF信号または当該帯域制限信号を選択的に出力するループスルー機能を構成する。スイッチ15を切り替える技術として、例えばSPDT(Single pole double throw)があげられる。
LPF16は分配器12から衛星IF信号が入力され当該衛星IF信号に対して高周波数の帯域に対してパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、当該帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する回路である。
分配器17はLPF16から帯域制限信号が入力され、当該帯域制限信号を第二チューナ19及びスイッチ15の第二の入力に出力する回路である。
第一チューナ18はHPF13から帯域制限信号が入力され所定の周波数の信号を選択する機能を有する。
第二チューナ19は分配器17から帯域制限信号が入力され所定の周波数の信号を選択する機能を有する。
操作入力部20は、ユーザの操作に基づく操作信号が入力される入力部である。本実施の形態では、操作入力部20には、スイッチ15の制御に関する操作信号が入力される。より具体的には、操作入力部には、スイッチ15によって分配器11からの衛星IF信号または第二帯域の信号のみを出力するか否かを指示する操作信号が入力される。操作入力部20は、入力された操作信号に対応する信号を第一制御回路21に出力する。操作入力部20には、例えば、第一受信機1を操作するためのリモートコントローラなどから操作信号が入力される。また、操作入力部20には、第一受信機1に設けられた切替スイッチをユーザが操作することにより操作信号が入力されてもよい。
第一制御回路21は、スイッチ15を制御する処理部である。本実施の形態では、第一制御回路21は、操作入力部20からの信号に基づいてスイッチ15に制御信号を出力する。第一制御回路21は、当該制御信号を用いてスイッチ15を制御する。第一制御回路21は、プロセッサなどを備える処理回路である。
図2は、本実施の形態におけるHPF13とLPF16が備える各フィルタの周波数特性を示すグラフである。
図2の実線のグラフで示されるように、LPF16は第一帯域における信号のパワーを低下させ、第二帯域における信号のパワーを実質的に低下させない。
一方、図2の破線のグラフで示されるように、HPF13は第二帯域における信号のパワーを低下させ、第一帯域における信号のパワーを実質的に低下させない。
本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機1は、以上のような構成を備えることにより、第一受信機1は第二帯域のパワーを低下させた帯域制限信号を第一チューナ18に供給、第一帯域のパワーを低下させた帯域制限信号を第二チューナ19に供給するとともにユーザの操作に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。
[1−2.動作]
以上のように構成された第一受信機1について、その動作を以下説明する。第一受信機1は、入力された衛星IF信号の受信、および出力信号の選択処理の各動作を行う。以下、それぞれの動作について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態における第一受信機1の一例を示す配線図である。
図3に示されるように第一受信機1は衛星放送受信アンテナ3にあるLNB(Low noise block converter)31から出力される衛星IF信号が入力される。衛星放送受信アンテナ3は約12GHz帯で送られる衛星放送信号を受信する。衛星放送信号はBS右旋円偏波とCS右旋円偏波とBS左旋円偏波とCS左旋円偏波を含む。BS右旋円偏波とCS右旋円偏波は従来のISDB−S放送で使用されている周波数と送信方式である。4K・8K実用放送では従来のBS右旋円偏波とCS右旋円偏波に加えてBS左旋円偏波とCS左旋円偏波も利用される。
LNB31は衛星放送信号を第一受信機1が受信できる周波数に変換する。LNB31は右旋円偏波には局部周波数として10.678GHzを発振し、左旋円偏波には局部周波数として9.505GHzを発振する。右旋円偏波と左旋円偏波が異なった局部周波数で周波数変換することでLNB31はBS右旋円偏波とCS右旋円偏波とBS左旋円偏波とCS左旋円偏波を変換した衛星IF信号を出力する。
第一受信機1はLNB31から衛星IF信号を受信し当該衛星IF信号または第二帯域信号の一方を出力する。図3に示される仕様形態において、第一受信機1は他の衛星放送受信機である第二受信機2に衛星IF信号または第二帯域信号を出力する。第二受信機2は第一受信機1が出力する衛星IF信号または第二帯域信号を受信する外部受信機であり、例えばテレビジョンチューナ、テレビジョン受像機、録画機などの衛星放送受信機である。
ここで、図4を参照しながら、第一受信機1における衛星IF信号の処理方法について説明する。
まず、第一受信機1の第一制御回路21は、ユーザの操作に基づく操作信号の入力の有無を判断する(S1)。具体的には、第一制御回路21は、操作入力部20からの信号に基づいて、操作信号の入力の有無を判断する。例えば、ユーザは、第一受信機1から衛星IF信号つまり、第一帯域信号及び第二帯域信号を含む信号又は帯域制限信号が入力される第二受信機2の仕様に基づいて操作信号を入力する。つまり、第二受信機2が、第一帯域信号に対応していない衛星放送受信機である場合には、ユーザは、第一受信機1に帯域制限信号を出力させることを指示する操作信号を入力する。一方、第二受信機2が、第一帯域信号に対応している衛星放送受信機である場合には、ユーザは、第一受信機1に衛星IF信号を出力させることを指示する操作信号を入力する。
第一制御回路21は、操作信号の入力があったと判断した場合(S1でYES)、当該操作信号に対応する制御信号をスイッチ15に出力する(S2)。一方、第一制御回路21は、操作信号の入力がなかったと判断した場合(S1でNO)、再度ステップS1を実行する。
制御信号がスイッチ15に入力されると、スイッチ15は、当該制御信号が帯域制限実行を指示する制御信号か否かを判断する(S3)。スイッチ15は、当該制御信号が帯域制限実行を指示する制御信号であると判断した場合(S3でYES)、帯域制限処理を実行し、帯域制限信号を出力する(S4)。一方、スイッチ15は、当該制御信号が帯域制限実行を指示する制御信号でないと判断した場合(S3でNO)、帯域制限処理を実行せず、入力された衛星IF信号をそのまま出力する(S5)。
以上のように、本実施の形態に係る第一受信機1は、ユーザの操作に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。これにより、第一受信機1は、第一帯域信号に対応していない外部受信機には、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させた帯域制限信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応していない外部受信機において、第一帯域信号が入力されることによって生じ得る相互変調歪みなどの問題を低減することができる。
一方、第一受信機1は、第一帯域信号に対応している外部受信機には、第一帯域信号を含む衛星IF信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応している外部受信機において、第一受信機1から第一帯域信号を受信し、第一帯域信号を処理することができる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態に係る第一受信機1は、衛星放送受信アンテナ3から出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する衛星放送受信機である。第一受信機1は、衛星IF信号が入力され、衛星IF信号を処理する第一チューナ18、第二チューナ19を備える。また、第一受信機1は、衛星IF信号が入力され、衛星IF信号に対して第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力するスイッチ15をさらに備える。
これにより、第一受信機1は第二帯域のパワーを低下させた帯域制限信号を第一チューナ18に供給、第一帯域のパワーを低下させた帯域制限信号を第二チューナ19に供給することができる。このため第二チューナ19は当該信号の高周波数帯域の部分つまり、第一帯域信号に起因する問題の発生を低減できる。更に第一チューナ18は当該信号の低周波数帯域の部分つまり第二帯域信号に起因する問題の発生を低減できる。また第一受信機1は、第一帯域信号に対応していない外部受信機には、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させた帯域制限信号を出力することができる。このため、第一受信機1から出力される信号を受信する外部受信機における、当該信号の高周波数帯域の部分つまり、第一帯域信号に起因する問題の発生を低減できる。更に第一受信機1はLPF16の信号を出力すると共にスイッチ15に出力するため部品点数を少なくし小型化にすることができる。
また、本実施の形態に係る第一受信機1において、スイッチ15は、衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力してもよい。
これにより、第一受信機1は、第一帯域信号に対応している外部受信機には、第一帯域信号を含む衛星IF信号を出力することができる。このため、第一受信機1から信号を受信する外部受信機において、第一帯域信号を含む衛星IF信号を受信し、第一帯域信号を処理することができる。
また、本実施の形態に係る第一受信機1において、スイッチ15は、ユーザの操作に基づいて、衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力してもよい。
これにより、ユーザは、第一受信機1から信号を受信する外部受信機の仕様に応じて、第一受信機1を操作することにより、当該外部受信機における第一帯域信号に起因する問題の発生を低減できる。また、本実施の形態に係る第一受信機1において、第一帯域信号は、2224MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含み、第二帯域信号は、1032MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含んでもよい。
これにより、第一受信機1から、4K・8K実用放送に対応していない外部受信機に帯域制限信号を出力することで、当該外部受信機において、第一帯域信号に起因する問題の発生を低減することができる。また、当該外部受信機が受信する帯域制限信号においては、ISMバンドの信号のパワーも低減されている。そのため、当該衛星放送受信機におけるISMバンドの信号に起因する問題の発生も低減できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る衛星放送受信機について説明する。実施の形態1に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機1では、ユーザの操作に基づいて出力する信号が選択された。一方、本実施の形態に係る衛星放送受信機では、当該衛星放送受信機からの信号を受信する外部受信機から出力される機器間信号に基づいて出力する信号が選択される。以下、本実施の形態について、上記実施の形態1と相違する構成を中心に説明し、共通する構成については説明を省略する。
[2−1.構成]
まず、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機の構成について図面を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る第一受信機501の機能構成を示すブロック図である。図5には、第一受信機501から信号を受信する外部受信機である第二受信機502のブロック図も合わせて示されている。
第一受信機501は、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例であり、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む信号である衛星IF信号を受信する。第一受信機501は、実施の形態1に係る第一受信機1と同様に、放送信号に対して第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する機能を有する。
図5に示されるように、第一受信機501は、機能的には、入力端子510、分配器511、分配器512、HPF513、出力端子514、スイッチ515、LPF516、分配器517、第一チューナ518、第二チューナ519、第一制御回路521及び第一通信部522を備える。
第一制御回路521は、スイッチ515を制御する処理部である。本実施の形態では、第一制御回路521は、第一通信部522からの信号に基づいてスイッチ515に制御信号を出力する。第一制御回路521は、当該制御信号を用いてスイッチ515を制御する。第一制御回路521は、プロセッサなどを備える処理回路である。
第一通信部522は、第一受信機501から衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機との通信を行う通信部である。本実施の形態では、第一通信部522は、外部受信機の一例である第二受信機502から機器間信号を受信し、当該機器間信号に対応する信号を第一制御回路521に出力する。機器間信号には、第二受信機502が、第一帯域信号に対応する衛星放送受信機であるか否かを示す信号が含まれる。機器間信号を第二受信機502から第一通信部522に送信する具体的な通信手段としては、例えば、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)のリンク機能、HDMIの機器間認証において用いられるEDID(Extended Display Identification Data)などを用いてもよいし、他の通信手段を用いてもよい。
図5に示される第二受信機502は、第一受信機501から衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機の一例である。第二受信機502は、第二帯域信号に対応する衛星放送受信機である。第二受信機502は、第一帯域信号に対応してもよいし、対応しなくてもよい。本実施の形態では、第二受信機502は、例えば、第一受信機501とは異なるシールドケースに内蔵されている受信機である。
第二受信機502は、機能的には、第三チューナ523、第二制御回路524及び第二通信部525を備える。
第三チューナ523は、第一受信機501から衛星IF信号又は帯域制限信号が入力され、入力された信号を処理する信号処理回路である。具体的には、第三チューナ523は、入力された信号のうち、所定の周波数の信号を選択し、当該選択した信号を復調する機能を有する。第三チューナ523は、例えば、プロセッサなどが集積化された衛星放送用のチューナICである。
第二制御回路524は、第三チューナ523を制御する処理部である。第二制御回路524は、プロセッサなどを備える処理回路である。
第二通信部525は、第一受信機501との通信を行う通信部である。本実施の形態では、第二通信部525は、第一受信機501に機器間信号を出力する。機器間信号には、第二受信機502が第一帯域信号に対応する衛星放送受信機であるか否かを示す信号が含まれる。
本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機501は、以上のような構成を備えることにより、第二受信機502から出力される機器間信号に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。
[2−2.動作]
次に、本実施の形態に係る第一受信機501における衛星IF信号の処理方法について図面を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る第一受信機501における衛星IF信号の処理方法を示すフローチャートである。
図6に示されるように、まず、第一受信機501の第一制御回路521は、外部受信機からの機器間信号の入力の有無を判断する(S61)。具体的には、第一制御回路521は、第一通信部522からの信号に基づいて、機器間信号の入力の有無を判断する。例えば、第一受信機501から衛星IF信号又は帯域制限信号が入力される外部受信機(例えば、図5に示される第二受信機502)は、自機の仕様に基づいた機器間信号を出力する。つまり、外部受信機は、第一帯域信号に対応しているか否かを示す機器間信号を出力する。
第一制御回路521は、機器間信号の入力があったと判断した場合(S61でYES)、当該機器間信号に対応する制御信号をスイッチ515に出力し、当該制御信号に対応する制御信号をスイッチ515に出力する(S62)。一方、第一制御回路21は、操作信号の入力がなかったと判断した場合(S61でNO)、再度ステップS61を実行する。
図6に示されるステップS63〜S65は、それぞれ、実施の形態1に係る第一受信機1における衛星IF信号の処理方法のステップS3〜S5と同様である。
以上のように、本実施の形態に係る第一受信機501は、外部受信機が出力する機器間信号に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。これにより、第一受信機501は、第一帯域信号に対応していない外部受信機には、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させた帯域制限信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応していない衛星放送受信機において、第一帯域信号を受信することによって生じ得る相互変調歪みなどの問題を低減することができる。
一方、第一受信機501は、第一帯域信号に対応している外部受信機には、第一帯域信号を含む衛星IF信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応している外部受信機において、第一帯域信号を受信及び処理することができる。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機501においては、スイッチ515は、衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機である第二受信機502から出力される機器間信号に基づいて、衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力する。
これにより、外部受信機の仕様に応じて自動的に衛星IF信号又は帯域制限信号を切り替えて出力することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。つまり、本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものや、実施の形態における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本開示の範囲内に含まれる。
また、上記各実施の形態に係る第一受信機が受信する第一帯域信号及び第二帯域信号の各周波数帯域は、上記のBS放送及びCS放送に対応する各周波数帯域に限定されない。第一受信機は、他の衛星IF信号の周波数帯域を受信する衛星放送受信機であってもよい。
また、実施の形態2に係る第一受信機501と第二受信機502とは、同一のシールドケースに内蔵されてもよい。さらに、第一受信機501と第一帯域信号に対応していない第二受信機502とを同一のシールドケースに内蔵する場合には、第一受信機501のスイッチ515は、帯域制限信号だけを出力すればよい。つまり、衛星IF信号を出力する機能を有しなくてもよい。
また、実施の形態2において、機器間信号を第二受信機502から第一通信部522に送信する具体的な通信手段として、HDMIなどを用いる例を示したが、当該通信手段は、これに限定されない。例えば、第一受信機501のスイッチ515と、第二受信機502の第三チューナ523とを接続する同軸ケーブルなどの信号線を介して、第二受信機502の第二制御回路524から、第一受信機501の第一制御回路521に機器間信号を送信してもよい。例えば、第一制御回路521が第二制御回路524からパルス状の機器間信号を受信する場合に、外部受信機である第二受信機502が第一帯域信号に対応していると判断してもよい。また、第一制御回路521が第二制御回路524からパルス状の機器間信号を受信しない場合に、外部受信機である第二受信機502が第一帯域信号に対応していないと判断してもよい。また、この場合、第一受信機501及び第二受信機502は、それぞれ第一通信部522及び第二通信部525を備えなくてもよい。このような第一受信機501によれば、簡素化された構成で、自動的に衛星IF信号又は帯域制限信号を切り替えて出力することができる。
また、本開示における技術は、衛星放送受信機及び放送信号の処理方法として実現できるだけでなく、放送信号の処理方法をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体として実現することもできる。
本開示は、衛星放送を受信する衛星放送受信機などに適用可能である。例えば4K・8K実用化放送に関するチューナ、テレビジョン受像機、録画機などの衛星放送受信機に、本開示は適用可能である。
1、501 第一受信機
2、502 第二受信機
3 衛星放送受信アンテナ
10、510 入力端子
11、511 分配器
12、512 分配器
13、513 HPF
14、514 出力端子
15、515 スイッチ
16、516 LPF
17、517 分配器
18、518 第一チューナ
19、519 第二チューナ
20 操作入力部
21、521 第一制御回路
31 LNB
522 第一通信部
523 第三チューナ
524 第二制御回路
525 第二通信部

Claims (2)

  1. 放送信号が入力される第一の端子と、
    前記第一の端子に接続され、外部へループスルーした前記放送信号が出力される第二の端子と、
    前記第一の端子に接続され、所定の周波数より高い帯域の信号を通過させる第一のフィルタと、
    前記第一のフィルタに接続され、左旋周波数に対応した第一のチューナと、
    前記第一の端子に接続され、前記第一のフィルタと並列に配置され、前記所定の周波数以下の帯域の信号を通過させる第二のフィルタと、
    前記第二のフィルタに接続され、右旋周波数に対応した第二のチューナと、を備え、
    前記第一の端子と前記第二の端子との間に配置され、前記第一の端子からループスルーした前記放送信号と前記第二のフィルタからの出力信号とを選択的に出力するスイッチを備える、衛星放送受信機。
  2. 前記スイッチは、前記放送信号または前記第二のフィルタからの出力信号を受信する外部受信機から出力される機器間信号に基づいて、前記放送信号および前記第二のフィルタからの出力信号の一方を選択する、
    請求項1記載の衛星放送受信機。
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