JP2018101485A - 電池パック - Google Patents

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正博 山田
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Kenji Hamaoka
賢志 濱岡
浩生 植田
Hiromi Ueda
浩生 植田
泰有 秋山
Yasunari Akiyama
泰有 秋山
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Abstract

【課題】作業性を向上可能な電池パックを提供する。【解決手段】電池パック1は、複数の電池モジュール10Aと、それらを収容する筐体50と、を備える。筐体50は、開口部60hが形成された本体60と、開口部60hを塞ぐように本体60に取り付けられた蓋70と、を有する。本体60は、底壁61と側壁62とを含む。開口部60hは、側壁62の端部62eによって形成されている。蓋70は、端部62eに取り付けられている。一部の電池モジュール10Aは、固定部材30Aにより底壁61に固定されており、残部の電池モジュール10Aは、固定部材30Aにより蓋70に固定されている。端部62eには、底壁61に沿って開口部60hの内側に向けて突出する凸部62pが形成されている。固定部材30Aには、底壁61に交差する第2方向からみて凸部62pに相補的な形状の凹部35が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電池パックに関する。
特許文献1には、電池パックが記載されている。この電池パックは、ケースを有している。ケースの内部には、複数の二次電池を有する電池モジュール及びジャンクションボックスが収容されている。ケースは、四角板状の底部と、底部の周縁から鉛直方向上方に立設された四角板状の側部と、底部と対向して設けられる天部と、を有している。
特開2014−154240号公報
上記のような電池パックにあっては、例えば、複数の電池モジュールを、ケースの底部と天部とに分散して固定する場合がある。その場合、複数の電池モジュールのうちの一部をケースの底部に予め固定しておくと共に、複数の電池モジュールのうちの残部を天部に予め固定しておき、それらを組み合わせることによって電池パックを構成することが考えられる。このような状況にあっては、ケースの底部に電池モジュールを固定するとき、及び、電池モジュールが固定された天部をケースに組み合わせるときに、それぞれ位置合わせの基準がないと、作業性が低下する。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、作業性を向上可能な電池パックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電池パックは、第1方向に沿って積層された複数の電池セルを含む積層体と、第1方向における積層体の両端に配置され積層体の固定に用いられる一対の固定部材と、を有する複数の電池モジュールと、複数の電池モジュールを収容する筐体と、を備え、筐体は、開口部が形成された箱状の本体と、開口部を塞ぐように本体に取り付けられた蓋と、を有し、本体は、底壁と底壁に立設された側壁とを含み、開口部は、側壁における底壁と反対側の端部によって形成されており、蓋は、端部に取り付けられており、複数の電池モジュールのうちの一部の電池モジュールは、固定部材により底壁に固定されており、複数の電池モジュールのうちの残部の電池モジュールは、固定部材により蓋に固定されており、端部には、底壁に沿って開口部の内側に向けて突出する凸部が形成されており、固定部材には、底壁に交差する第2方向からみて凸部に相補的な形状の凹部が形成されている。
この電池パックにおいては、複数の電池モジュールを収容する筐体が、開口部が形成された箱状の本体と、該開口部を塞ぐように本体に取り付けられる蓋と、を有する。本体は、底壁と、底壁に立設されて端部において開口部を形成する側壁と、を含む。そして、電池モジュールは、底壁と蓋とに分散されて固定されている。したがって、この電池パックを組み立てる際には、次のような作業を行うことが考えられる。
すなわち、まず、開口部を介して本体内に一部の電池モジュールを挿入し、固定部材により当該一部の電池モジュールを底壁に固定する第1作業を行う。その一方で、残部の電池モジュールを固定部材により蓋に固定した後に、電池モジュール付の蓋を本体に取り付ける第2作業を行う。これらの第1及び第2作業に際しては、上述したように、位置合わせの基準が無いと作業性が低下するおそれがある。
これに対して、この電池パックにあっては、開口部を形成する側壁の端部には、底壁に沿って開口部の内側に突出する凸部が形成されている。また、電池モジュールの固定部材には、当該凸部に相補的な形状の凹部が形成されている。したがって、まず、第1作業においては、電池モジュール側の凹部内を本体側の凸部が通過するように、当該凹部及び凸部を位置合わせの基準に用いながら、本体内に電池モジュールを挿入することができる。
さらに、第2作業においては、蓋に固定された電池モジュール側の凹部に対して、本体側の凸部が嵌め合わされるように、当該凹部及び凸部を位置合わせの基準に用いながら、電池モジュール付の蓋を本体に取り付けることができる。このように、この電池パックによれば、第1及び第2作業のいずれにおいても、凹部と凸部とを位置合わせの基準に用いることが可能である。この結果、この電池パックによれば、組立の作業性を向上可能である。
本発明に係る電池パックにおいては、側壁は、第1方向に沿って延びる共に互いに対向する一対の第1側壁を含み、第1側壁に沿って複数の電池モジュールが配列されており、凸部は、第1方向に沿って互いに隣り合う電池モジュールの間の位置に形成されていてもよい。
このとき、側壁は、第1方向及び第2方向に交差する第3方向に沿って延びると共に互いに対向する一対の第2側壁を含み、第2側壁に沿って複数の電池モジュールが配列されており、凸部は、第3方向に沿って互いに隣り合う電池モジュールの間の位置に形成されていてもよい。これらの場合、互いに隣り合う電池モジュール間において、凸部を共通化することができる。
本発明に係る電池パックにおいては、第2側壁は、第1側壁同士を互いに接続し、凸部は、第1側壁と第2側壁との接続部分に設けられていてもよい。この場合、第1側壁と第2側壁との接続部分である角部に凸部が形成されることになる。このため、本体及び蓋の中央部分のスペースに凸部が干渉することが抑制される。
本発明に係る電池パックにおいては、凹部は、固定部材の角部に設けられた切り欠きであってもよい。この場合、固定部材の角部以外の部分について、例えばボルト孔を形成するといったように、有効的に活用することが可能となる。
本発明に係る電池パックは、端部と蓋との間に介在されたシール部材をさらに備え、蓋は、端部との間でシール部材を圧縮した状態においてボルトにより端部に締結されており、凸部には、ボルトが螺合されるボルト孔が形成されていてもよい。この場合、凸部を、本体と蓋との締結部として利用して凸部の位置においてシール部材を圧縮することが可能となる。この結果、位置合わせの基準としての凸部をシール性の向上に寄与させることが可能となる。
本発明によれば、作業性を向上可能な電池パックを提供することができる。
本実施形態に係る電池パックを示す模式図である。 図1に示された電池モジュールの側面図である。 図1に示された電池モジュールの平面図である。 図1に示された筐体の平面図である。 変形例に係る電池パックを示す平面図である。
以下、図面を参照して電池パックの一実施形態について説明する。なお、図面の説明においては、同一の要素同士、或いは、相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、以下の図面には、X軸、Y軸、及び、Z軸によって規定される直交座標系Sを示す場合がある。
図1は、本実施形態に係る電池パックを示す模式図である。図1の(a)は平面図であり、図1の(b)は側面図である。図1に示されるように、電池パック1は、複数(例えば7つ)の電池モジュール10A,10Bと、電池モジュールを収容する筐体50と、を備えている。
図2は、図1に示された電池モジュールの側面図である。図3は、図1に示された電池モジュールの平面図である。図3の(a)は、電池モジュール10Aを示し、図3の(b)は電池モジュール10Bを示している。図2,3に示されるように、電池モジュール10Aは、第1方向(例えばX軸方向)に沿って互いに積層された複数の電池セル11を含む積層体20と、第1方向における積層体20の両端に配置され積層体20の拘束及び固定に用いられる一対の固定部材30Aと、を有する。また、電池モジュール10Aは、一方の固定部材30Aと積層体20との間に配置された弾性部材40と、弾性部材40と積層体20との間に配置されたミドルプレート41と、を有している。
電池セル11は、それぞれ、セルホルダ12に個別に保持された状態において、第1方向に沿って配列され、積層体20を構成している。電池セル11は、例えば、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。一対の固定部材30Aには、互いに架け渡されるようにボルト31が挿通されており、そのボルト31の先端にはナット32が螺合されている。これにより、一対の固定部材30Aは、積層体20(すなわち電池セル11)及び弾性部材40に対して、所定の拘束荷重を負荷している。
換言すれば、固定部材30Aは、電池セル11と共に第1方向に配列され、積層体20に対して拘束荷重を負荷するための拘束部33を含む。拘束部33は、例えば矩形板状を呈している。ボルト31は拘束部33に挿通されている。また、固定部材30Aは、拘束部33から第1方向に沿って延びる板状の固定部34Aを含む。固定部34Aは、ここでは、拘束部33と一体的に形成されている。これにより、固定部材30Aは、全体としてL字板状となっている。
固定部34Aは、筐体50に接触している。固定部材30Aは、固定部34Aが筐体50に接触している状態において、固定部34AをボルトBにより筐体50に締結することにより筐体50に固定される。これにより、積層体20が筐体50に固定される。固定部34Aは、長方形板状を呈している。固定部34Aにおける長手方向の中央部分には、ボルトBが挿通される一対のボルト孔34hが形成されている。
また、固定部34Aは、拘束部33との接続部分と反対側に位置する一対の角部34p,34qを含む。固定部34Aにおいては、角部34p及び角部34qのうちの角部34pに、凹部35が形成されている。凹部35は、角部34pに設けられた切り欠きであり、固定部34Aの厚さ方向に固定部34Aを貫通している。ここでは、固定部34Aの厚さ方向とは、第1方向に交差(直交)する第2方向であって、例えばY軸方向である。凹部35は、第2方向からみて四角形状の切り欠きである。
したがって、凹部35は、2つの内面(第2方向からみて辺)35s,35rを含む。内面35sは、第1方向及び第2方向に沿っている(一例としてX−Y平面に沿っている)。内面35rは、第1方向に交差(直交)すると共に第2方向に沿っている(一例としてY−Z平面に沿っている)。したがって、内面35sと内面35rとは、互いに交差(直交)している。
一方、図2,3に示されるように、電池モジュール10Bは、第1方向に沿って互いに積層された複数の電池セル11を含む積層体20と、第1方向における積層体20の両端に配置され積層体20の拘束及び固定に用いられる一対の固定部材30Bと、を有する。また、電池モジュール10Bは、一方の固定部材30Bと積層体20との間に配置された弾性部材40と、弾性部材40と積層体20との間に配置されたミドルプレート41と、を有している。
つまり、電池モジュール10Bは、固定部材30Aに代えて固定部材30Bを備える点以外は、電池モジュール10Aと同様である。一対の固定部材30Bには、互いに架け渡されるようにボルト31が挿通されており、そのボルト31の先端にはナット32が螺合されている。これにより、一対の固定部材30Bは、積層体20(すなわち電池セル11)及び弾性部材40に対して、所定の拘束荷重を負荷している。
換言すれば、固定部材30Bは、電池セル11と共に第1方向に配列され、積層体20に対して拘束荷重を負荷するための拘束部33を含む。拘束部33は、例えば矩形板状を呈している。ボルト31は拘束部33に挿通されている。また、固定部材30Bは、拘束部33から第1方向に沿って延びる板状の固定部34Bを含む。固定部34Bは、ここでは、拘束部33と一体的に形成されている。これにより、固定部材30Bは、全体としてL字板状となっている。
固定部34Bは、筐体50に接触している。固定部材30Bは、固定部34Bが筐体50に接触している状態において、固定部34BをボルトBにより筐体50に締結することにより筐体50に固定される。これにより、積層体20が筐体50に固定される。固定部34Bは、長方形板状を呈している。固定部34Bにおける長手方向の中央部分には、ボルトBが挿通される一対のボルト孔34hが形成されている。また、固定部34Bは、拘束部33との接続部分と反対側に位置する一対の角部34p,34qを含む。
固定部34Bにおいては、角部34p及び角部34qのうちの角部34qに、凹部36が形成されている。凹部36は、角部34qに設けられた切り欠きであり、固定部34Bの厚さ方向に固定部34Bを貫通している。凹部36は、固定部34Bの厚さ方向からみて四角形状の切り欠きである。ここでは、固定部34Bの厚さ方向とは、第2方向であって、例えばY軸方向である。
したがって、凹部36は、2つの内面(第2方向からみて辺)36s,36rを含む。内面36sは、第1方向と第2方向とに沿っている(一例として、X−Y平面に沿っている)。内面36sは、内面35sと略平行である。内面36rは、第1方向に交差(直交)すると共に第2方向に沿っている(一例として、Y−Z平面に沿っている)。内面36rは、内面35rと略平行である。したがって、内面36sと内面36rとは、互いに交差(直交)している。凹部36の形状は、凹部35の形状と実質的に一致している。
このように、固定部材30Aと固定部材30Bとは、凹部(凹部35,36)の形成された位置において互いに相違しており、その他の部分において互いに同一である。より具体的には、固定部材30Aと固定部材30Bとは、角部34pに凹部35が形成されているか、角部35qに凹部36が形成されているかにおいて互いに相違し、その他において互いに同一である。したがって、電池パック1は、ここでは互いに異なる種類の固定部材を含む2種類の電池モジュールを有することになる。
引き続いて、筐体50について具体的に説明する。図4は、図1に示された筐体の平面図である。図1においては、模式的に、4つの電池モジュール10A,10Bを配置している。図1,4に示されるように、筐体50は、本体60と蓋70とを含む。本体60は、矩形箱状を呈しており、蓋70は、矩形板状を呈している。これにより、筐体50は、全体として、直方体状を呈している。
本体60は、矩形板状の底壁61と、底壁61に立設され互いに対向する一対の側壁(第1側壁)62と、底壁61に立設され互いに対向する一対の側壁(第2側壁)63と、を含む。側壁62,63は、矩形板状を呈している。側壁62は、第1方向に沿って延びている。側壁63は、第1方向及び第2方向に交差(直交)する第3方向(例えばZ軸方向)に沿って延びている。
ここでは、側壁62に沿って複数(例えば2つ)の電池モジュール10A,10Bが配列されている。また、側壁63に沿って複数(例えば2つ)の電池モジュール10A,10Bが配置されている。側壁63は、側壁62同士を互いに接続している。したがって、側壁62,63は、全体として矩形環状を呈する。底壁61に交差する第2方向(例えばY軸方向)からみたとき、側壁63は、側壁62に比べて短い。
本体60には、開口部60hが形成されている。開口部60hは、側壁62における底壁61と反対側の端部62eと、側壁63における底壁61と反対側の端部63eとによって形成されている。したがって、開口部60hは、第2方向からみて矩形状である。蓋70は、開口部60hを塞ぐように、端部62e,63eに取り付けられ、本体60に取り付けられている。図示していないが、蓋70と端部62e,63eとの間には、環状のシール部材が介在されている。蓋70は、端部62e,63eとの間で当該シール部材を圧縮した状態において、ボルト(不図示)により端部62e,63eに締結されている。
電池モジュール10A,10Bは、本体60と蓋70とに分散されて固定されている。より具体的には、電池モジュール10A,10Bのうちの一部の電池モジュール10A,10Bが、固定部材30A,30Bによって、底壁61の内面61s(開口部60hに臨む面であって、第2方向に交差する面)に固定されている。
また、電池モジュール10A,10Bのうちの残部の電池モジュール10A,10Bが、固定部材30A,30Bによって、蓋70の内面70s(内面61sに対向する面であって、第2方向に交差する面)に固定されている。一例としては、1つの電池モジュール10Aと2つの電池モジュール10Bとが底壁61に固定され、2つの電池モジュール10Aと2つの電池モジュール10Bとが蓋70に固定され得る。
ここで、側壁62の端部62eには、凸部62pが形成されている。また、側壁63の端部63eには、凸部63pが形成されている。凸部62p,63pは、底壁61の内面61sに沿って開口部60hの内側に向けて突出している。ここでは、凸部62pは、第1方向に沿って互いに隣り合う電池モジュール10A,10Bの間の位置に形成されている。また、凸部63pは、第3方向に沿って互いに隣り合う電池モジュール10A,10Bの間の位置に形成されている。一対の側壁62間において、凸部62p同士は、互いに対向する位置に設けられている。また、一対の側壁63間において、凸部63p同士は、互いに対向する位置に設けられている。
凸部62pは、例えば直方体状であって、第2方向からみて四角形状を呈している。したがって、凸部62pは、第1方向及び第2方向に沿う外面(第2方向からみて辺)62sと、第1方向に交差すると共に第2方向に沿う一対の外面(第2方向からみて辺)62rと、を含む。外面62sは、例えばX−Y平面に沿っている。外面62rは、例えばY−Z平面に沿っている。凸部62pには、蓋70の締結に用いられるボルトが螺合されるボルト孔62hが形成されている。
凸部63pは、例えば直方体状であって、第2方向からみて四角形状を呈している。したがって、凸部63pは、第1方向及び第2方向に沿う一対の外面(第2方向からみて辺)63sと、第1方向に交差する共に第2方向に沿う外面(第2方向からみて辺)63rと、を含む。外面63sは、例えばX−Y平面に沿っている。外面63rは、例えばY−Z平面に沿っている。凸部63pには、蓋70の締結に用いられるボルトが螺合されるボルト孔62hが形成されている。
凹部35の内面35s、凹部36の内面36s、凸部62pの外面62s、及び、凸部63pの外面63sは、互いに略平行である。また、凹部35の内面35r、凹部36の内面36r、凸部62pの外面62r、及び、凸部63pの外面63rは、互いに略平行である。引き続いて、凸部と凹部との相対関係について説明する。
凹部35,36は、第2方向からみて、凸部62p,63pと相補的な形状となっている。ここで、凹部が凸部に相補的な形状であるとは、凹部に重複するように凸部が配置可能であり、且つ、凹部のすくなくとも1つの内面が、凸部の少なくとも1つの外面に対して略平行な状態で対向すること意図する。
より具体的には、まず、第2方向からみたとき、第1方向に沿って互いに隣り合う電池モジュール10A,10B間において、一対の凹部35と凹部36とが組み合わされて構成される単一の凹部に、単一の凸部62pが重複するように(嵌め合わされるように)配置される。このとき、凹部35,36の内面35s,36sと凸部62pの外面62sとが互いに略平行な状態で対向し、且つ、凹部35,36の内面35r,36rと凸部62pの外面62rとが互いに略平行な状態で対向する。
また、第3方向に沿って互いに隣り合う電池モジュール10A,10B間において、一対の凹部35と凹部36とが組み合わされて構成される単一の凹部に、単一の凸部63pが重複するように(嵌め合わされるように)配置される。このとき、凹部35,36の内面35s,36sと凸部63pの外面63sとが互いに略平行な状態で対向し、且つ、凹部35,36の内面35r,36rと凸部63pの外面63rとが互いに略平行な状態で対向する。
つまり、ここでは、電池モジュール10A,10Bが、凹部35,36が凸部62p,63pに対応する位置となるように配置される。より具体的には、第2方向について同一の位置となる4つの電池モジュール10A,10Bは、その4組の凹部35,36に対して4つの凸部62p,63pが入り込むように位置決めされる。換言すれば、電池モジュール10A,10Bの位置決めの基準として、凹部35,36の内面35s,35r,36s,36rと、凸部62p,63pの外面62s,63s,62r,63rと、を用いることができる。
以上説明したように、電池パック1においては、複数の電池モジュール10A,10Bを収容する筐体50が、開口部60hが形成された箱状の本体60と、該開口部60hを塞ぐように本体60に取り付けられる蓋70と、を有する。本体60は、底壁61と、底壁61に立設されて端部62e,63eにおいて開口部60hを形成する側壁62,63と、を含む。そして、電池モジュール10A,10Bは、底壁61と蓋70とに分散されて固定されている。したがって、この電池パック1を組み立てる際には、次のような作業を行うことが考えられる。
すなわち、まず、開口部60hを介して本体60内に一部の電池モジュール10A,10Bを挿入し、固定部材30A,30Bにより当該一部の電池モジュール10A,10Bを底壁61に固定する第1作業を行う。その一方で、残部の電池モジュール10A,10Bを固定部材30A,30Bにより蓋70に固定した後に、電池モジュール付の蓋70を本体60に取り付ける第2作業を行う。これらの第1及び第2作業に際しては、上述したように、位置合わせの基準が無いと作業性が低下するおそれがある。
これに対して、電池パック1にあっては、開口部60hを形成する側壁62,63の端部62e,63eには、底壁61に沿って開口部60hの内側に突出する凸部62p,63pが形成されている。また、電池モジュール10A,10Bの固定部材30A,30Bには、当該凸部62p,63pに相補的な形状の凹部35,36が形成されている。したがって、まず、第1作業においては、電池モジュール10A,10B側の凹部35,36内を本体60側の凸部62p,63pが通過するように、当該凹部35,36及び凸部62p,63pを位置合わせの基準に用いながら、本体60内に電池モジュール10A,10Bを挿入することができる。
さらに、第2作業においては、蓋70に固定された電池モジュール10A,10B側の凹部35,36に対して、本体60側の凸部62p,63pが嵌め合わされるように、当該凹部35,36及び凸部62p,63pを位置合わせの基準に用いながら、電池モジュール付の蓋70を本体60に取り付けることができる。このように、電池パック1によれば、第1及び第2作業のいずれにおいても、凹部35,36と凸部62p,63pとを位置合わせの基準に用いることが可能である。この結果、電池パック1によれば、組立の作業性を向上可能である。
また、電池パック1においては、本体60の側壁は、第1方向に沿って延びる共に互いに対向する一対の側壁62を含み、側壁62に沿って複数の電池モジュール10A,10Bが配列されている。そして、凸部62pは、第1方向に沿って互いに隣り合う電池モジュール10A,10Bの間の位置に形成されている。
さらに、電池パック1においては、本体60の側壁は、第1方向及び第2方向に交差する第3方向に沿って延びると共に互いに対向する一対の側壁63を含み、側壁63に沿って複数の電池モジュール10A,10Bが配列されている。そして、凸部63pは、第3方向に沿って互いに隣り合う電池モジュール10A,10Bの間の位置に形成されている。したがって、電池パック1によれば、互いに隣り合う電池モジュール10A,10B間において、凸部62p,63pを共通化することができる。
一方、電池パック1は、側壁62,63の端部62e,63eと蓋70との間に介在されたシール部材をさらに備え、蓋70は、端部62e,63eとの間で当該シール部材を圧縮した状態においてボルトにより端部62e,63eに締結されている。そして、凸部62p,63pには、ボルトが螺合されるボルト孔62h,63hが形成されている。このため、凸部62p,63pを、本体60と蓋70との締結部として利用して凸部62p,63pの位置においてシール部材を圧縮することが可能となる。この結果、位置合わせの基準としての凸部62p,63pを、シール性の向上に寄与させることが可能となる。
なお、電池パック1においては、凹部35,36は、固定部材30A,30Bの固定部34A,34Bの角部34p,34qに設けられた切り欠きである。このため、固定部34A,34Bの角部34p,34q以外の部分(例えば長手方向の中央部分)について、例えばボルト孔34hを形成するといったように、有効的に活用することが可能となる。また、凹部35,36を、ボルト孔34hから十分に離間させることにより、固定部34A,34Bの強度を確保可能である。
以上の実施形態は、本発明に係る電池パックの一実施形態を説明したものである。したがって、本発明に係る電池パックは、上記の電池パック1に限定されない。本発明に係る電池パックは、各請求項の要旨を変更しない範囲において、上記の電池パック1を任意に変更したものとすることができる。
図5の(a)は、変形例に係る電池パックを示す平面図である。図5の(a)に示されるように、この変形例に係る電池パックは、電池モジュール10A,10Bに代えて電池モジュール10Cを備える点と、本体60における凸部の態様と、において電池パック1と相違している。電池モジュール10Cは、固定部材30A,30Bに代えて固定部材30Cを備える点において電池モジュール10A,10Bと相違している。さらに、固定部材30Cは、固定部34A,34Bに代えて固定部34Cを備える点において、固定部材30A,30Bと相違している。
固定部34Cは、角部34p,34qの両方に凹部36が形成されている。したがって、固定部34Cは、その長手方向(第3方向)の中心線に対して線対称となっている。一方、ここでは、側壁62と側壁63との接続部分に凸部63pが形成されている。そして、凹部36に凸部63pが重複するように(嵌め合わされるように)、電池モジュール10Cが配置される。このとき、凹部36の内面36sと凸部63pの外面63sとが互いに略平行な状態で対向し、且つ、凹部36の内面36rと凸部63pの外面63rとが互いに略平行な状態で対向する。
このように、図5の(a)の変形例においては、凸部63pが、側壁62と側壁63との接続部分である角部に設けられているので、本体60及び蓋70の中央部分のスペースに凸部63pが干渉することが抑制される。よって、スペース効率が向上される。また、ここでは、固定部34Cが中心線に対して対称的な形状となっている。このため、本体60内における電池モジュール10Cの位置に依らずに、単一種類の固定部材30Cを用いることができ、部品点数が削減される。
図5の(b)は、別の変形例に係る電池パックを示す平面図である。図5の(b)に示されるように、この別の変形例に係る電池パックは、電池モジュール10A,10Bに代えて電池モジュール10Dを備える点と、本体60における凸部の態様と、において電池パック1と相違している。電池モジュール10Dは、固定部材30A,30Bに代えて固定部材30Dを備える点において電池モジュール10A,10Bと相違している。さらに、固定部材30Dは、固定部34A,34Bに代えて固定部34Dを備える点において、固定部材30A,30Bと相違している。
固定部34Dは、角部34p,34qには凹部が設けられておらず、角部34pと角部34qとの間の中央部分に凹部36が設けられている。したがって、固定部34Dも、その長手方向(第3方向)の中心線に対して線対称となっている。一方、ここでは、凸部63pは、互いに隣り合う電池モジュールの間の位置ではなく、第3方向における電池モジュール10D中心に対して、第1方向に沿って重複するように設けられている。
そして、凹部36に凸部63pが重複するように(嵌め合わされるように)、電池モジュール10Dが配置される。このとき、凹部36の内面36sと凸部63pの外面63sとが互いに略平行な状態で対向し、且つ、凹部36の内面36rと凸部63pの外面63rとが互いに略平行な状態で対向する。
このように、図5の(b)の変形例においては、固定部34Dが中心線に対して対称的な形状となっている。このため、本体60内における電池モジュール10Dの位置に依らずに、単一種類の固定部材30Dを用いることができ、部品点数が削減される。
以上のように、固定部材における凹部の形成位置と、本体における凸部の形成位置とは、上記の例に限らず、互いに重複して配置可能な任意の位置を選択可能である。また、凹部と凸部の形状も、互いに相補的な形状でもって位置決めの基準を提供可能であればよく、任意の形状を選択することができる。ただし、例えば内面35sと内面35r(すなわち、外面63sと外面63r)といったように、互いに交差する2つの面を有する形状とすれば、互いに交差する2方向について位置決めの基準を提供することができる。
1…電池パック、10A,10B,10C,10D…電池モジュール、11…電池セル、20…積層体、30A,30B,30C,30D…固定部材、35,36…凹部、50…筐体、60…本体、60h…開口部、61…底壁、62…側壁(第1側壁)、63…側壁(第2側壁)、62e,63e…端部、62p,63p…凸部、62h,63h…ボルト孔、70…蓋。

Claims (7)

  1. 第1方向に沿って積層された複数の電池セルを含む積層体と、前記第1方向における前記積層体の両端に配置され前記積層体の固定に用いられる一対の固定部材と、を有する複数の電池モジュールと、
    前記複数の電池モジュールを収容する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、開口部が形成された箱状の本体と、前記開口部を塞ぐように前記本体に取り付けられた蓋と、を有し、
    前記本体は、底壁と前記底壁に立設された側壁とを含み、
    前記開口部は、前記側壁における前記底壁と反対側の端部によって形成されており、
    前記蓋は、前記端部に取り付けられており、
    前記複数の電池モジュールのうちの一部の前記電池モジュールは、前記固定部材により前記底壁に固定されており、
    前記複数の電池モジュールのうちの残部の前記電池モジュールは、前記固定部材により前記蓋に固定されており、
    前記端部には、前記底壁に沿って前記開口部の内側に向けて突出する凸部が形成されており、
    前記固定部材には、前記底壁に交差する第2方向からみて前記凸部に相補的な形状の凹部が形成されている、
    電池パック。
  2. 前記側壁は、前記第1方向に沿って延びる共に互いに対向する一対の第1側壁を含み、
    前記第1側壁に沿って複数の前記電池モジュールが配列されており、
    前記凸部は、前記第1方向に沿って互いに隣り合う前記電池モジュールの間の位置に形成されている、
    請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記側壁は、前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向に沿って延びると共に互いに対向する一対の第2側壁を含み、
    前記第2側壁に沿って複数の前記電池モジュールが配列されており、
    前記凸部は、前記第3方向に沿って互いに隣り合う前記電池モジュールの間の位置に形成されている、
    請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記側壁は、前記第1方向に沿って延びる共に互いに対向する一対の第1側壁と、前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向に沿って延びると共に互いに対向し、前記第1側壁を互いに接続する一対の第2側壁と、を含み、
    前記凸部は、前記第1側壁と前記第2側壁との接続部分に設けられている、
    請求項1に記載の電池パック。
  5. 前記第2側壁は、前記第1側壁を互いに接続し、
    前記凸部は、前記第1側壁と前記第2側壁との接続部分に設けられている、
    請求項3に記載の電池パック。
  6. 前記凹部は、前記固定部材の角部に設けられた切り欠きである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池パック。
  7. 前記端部と前記蓋との間に介在されたシール部材をさらに備え、
    前記蓋は、前記端部との間で前記シール部材を圧縮した状態においてボルトにより前記端部に締結されており、
    前記凸部には、前記ボルトが螺合されるボルト孔が形成されている、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電池パック。
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