JP2018098008A - 電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット - Google Patents

電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】電気的接続部における耐久性および信頼性を向上させ得る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】コントローラ10は、金属製のケース20と、パワーモジュール系を構成する金属製のパワー基板30と、パワー基板30の上方に離隔配置された状態でケース20に固定されるとともに制御系を構成する制御基板40と、パワー基板30および制御基板40を上部から覆うようにケース20に固定されるカバー70と、電動モータによる操舵補助に必要な配線への入出力を行う端子を有するコネクタ50、60と、を備え、パワー基板30に立設配置される端子またはコネクタ50、60の端子が、半田を用いることなく、制御基板40の端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に用いられる電子制御ユニットに関する。
電動パワーステアリング装置の電子制御ユニットの内部構成としては、例えば、特許文献1ないし3が開示されている。これら文献に記載の電子制御ユニットは、複数の基板相互を上下方向に積み重ねた構成を有し、概して、下段側にパワーモジュール系を構成する金属製のパワー基板が設けられ、上段側に制御系を構成する制御基板が設けられる。
これら基板間の接続は、パワー基板上に立設された端子(一列に配置された多極リードの端子)が、制御基板のスルーホール部に挿入されて半田で接続される。また、これら基板の周辺に配置された、センサ入力系、電源入力系および対外通信系等の各種コネクタ類も同様に半田で接続される。
特開2008−4364号公報 特開2013−65696号公報 CN202935424U(中国実用新案)
しかし、半田による接続では、長期間に渡る半田接合部の熱膨張・収縮等の繰り返される熱ストレスにより、半田接続部での半田劣化(半田クラック)が進行した場合、半田接続部におけるOPEN故障等の原因となることが懸念される。
すなわち、この種の電子制御ユニットと電動機とを一体化した電動パワーステアリング装置を車両内に装着した場合、電子制御ユニットの雰囲気温度は、エンジンルームからの熱や外部環境からの発熱により大幅に変動する。さらに、この種の電子制御ユニットには、電流制御用の半導体スイッチング素子や、制御電流検出用のシャント抵抗、リップル吸収用の大容量コンデンサなどの発熱部品が多数使用されている。
そのため、これら発熱部品からの発熱が加算され、電子制御ユニット内部における温度変化幅はさらに大きくなる。よって、特許文献1ないし3記載の技術のように、複数の基板相互の接続に、多極リード線を用いて半田接続した場合、半田接続部に大きな熱ストレス等が加わり、半田クラックを生じて耐久性や耐衝撃性が低下するおそれがあるという問題が潜在する。
また、パワー基板と制御基板を上下に積み重ねた、基板が2枚構成の電子制御ユニットでは、接続端子(例えば多極リードコネクタ)を用いて2枚の基板相互が電気的に接続されるところ、この接続部分の信頼性向上とともに、組付け作業の簡便化が求められている。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、電気的接続部における耐久性および信頼性を向上させ得る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、第一の態様に係る発明は、操舵補助用の電動モータを有する電動パワーステアリング装置に用いられる電子制御ユニットであって、金属製のケースと、前記ケース内に固定され且つ自身上面に金属製の端子が立設配置されるとともに前記電動モータの駆動に必要なパワーモジュール系を構成する金属製のパワー基板と、前記パワー基板の上方に離隔配置された状態で前記ケースに固定されるとともに前記電動モータの制御に必要な制御系を構成する制御基板と、前記パワー基板および前記制御基板を上部から覆うように前記ケースに固定されるカバーと、前記電動モータによる操舵補助に必要な配線への入出力を行う端子を有するコネクタと、を備え、前記パワー基板に立設配置された端子または前記コネクタの端子が、半田を用いることなく、前記制御基板の端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明のうち、第二の態様に係る発明は、操舵補助用の電動モータを有する電動パワーステアリング装置に用いられる電子制御ユニットであって、金属製のケースと、前記ケース内に固定されて、前記電動モータの駆動に必要なパワーモジュール系を構成するパワーモジュール部と、前記パワーモジュール部に積層されて前記電動モータの制御に必要な制御系を構成する制御モジュール部と、が一体に形成された多層の樹脂製基板と、前記樹脂製基板を上部から覆うように前記金属ケースに固定されるカバーと、前記電動モータによる操舵補助に必要な配線の入出力を行う端子を有するコネクタと、を備え、前記コネクタの端子が、半田を用いることなく、前記樹脂製基板の端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明のいずれか一の態様に係る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットによれば、基板相互または基板およびコネクタ相互の電気的な接続手段として、半田接続を使用せずに、端子が端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続される。そのため、接続部での熱膨張収縮による半田劣化(半田クラック)によるOPEN故障を防止できる。
さらに、このような構成であれば、半田接続工程として行っていた、ポイントディップ半田工程(フラックス塗布)を、単純にプレス工程とするだけで実現できる。そのため、工程タクトの削減および短縮に寄与する。さらに、製造工程における半田使用量を削減できるため、地球環境にやさしい製品を提供できる。
上述したように、本発明によれば、電気的接続部における耐久性および信頼性を向上させることができる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットの一実施形態(第一実施形態)であるコントローラを備える電動パワーステアリング装置の基本構造を示す模式図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置のコントローラの制御系を示すブロック図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置のコントローラの分解斜視図である。 図1に示すコントローラのプレスフィット端子部分の拡大図であり、同図(a)は端子部分単体を示し、(b)は基板に圧入した状態のイメージを示している。 本発明に係る電子制御ユニットの第二実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る電子制御ユニットの第三実施形態を示す分解斜視図である。 図6での金属ケース部分のA矢視図である。 図6でのコネクタ部分のB矢視図((a))、および同図(a)のC部拡大図((b))である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットに用いられる端子の圧接部分の構造を説明する図であり、同図(a)はその斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットに用いられるプレスフィット端子の圧接部分の構造を説明する図であり、同図(a)はその斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る電子制御ユニットの第四実施形態を示す分解斜視図である。 図11での金属ケース部分のD矢視図である。 図11でのコネクタ部分をD方向から見た図((a))、および同図(a)のE部拡大図((b))である。
以下、本発明に係る電動パワーステアリング装置用電子制御ユニットを備える電動パワーステアリング装置の実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す各実施形態ないし変形例は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の各実施形態ないし変形例に特定するものではない。
第一実施形態の電動パワーステアリング装置は、図1に示すように、操向ハンドル1が装着されるコラム軸2が、減速ギア3からユニバーサルジョイント4A、4Bおよびピニオンラック機構5を介して操向車輪のタイトロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ7が設けられるとともに、操向ハンドル1の操舵力を補助する電動モータ8が、上記減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。
電動モータ8には、コントローラ10が付設されている。コントローラ10は、電動パワーステアリング装置を制御する電子制御ユニットである。コントローラ10は、トルクセンサ7で検出された操舵トルクTsと車速センサ9で検出された車速Vとに基づいて、アシスト(操舵補助)指令となる操舵補助指令値を演算し、演算された操舵補助指令値に基づいて、電動モータ8に供給する電流を制御する。コントローラ10の機構及び構成を図2に示す。
コントローラ10には、バッテリー(図示せず)から電力が供給され、図2に示すように、イグニションキー(図示せず)を経てイグニションキー信号IGNが入力される。イグニションキーからのイグニション信号IGNは、イグニション電圧モニタ部18及び電源回路部19に入力され、また、電源回路部19から電源電圧Vddが制御演算装置11に入力されるとともに、装置停止用となるリセット信号Rsが制御演算装置11に入力される。
トルクセンサ7で検出された操舵トルクTs及び車速センサ9で検出された車速Vは、制御演算装置11に入力される。制御演算装置11で演算された電流指令値はゲート駆動回路12に入力される。ゲート駆動回路12は、電流指令値等に基づいてゲート駆動信号を形成し、ゲート駆動信号は、FETのブリッジ構成で成るモータ駆動部13に入力される。モータ駆動部13は、非常停止用の遮断装置14を経て3相ブラシレスモータで構成される電動モータ8を駆動する。遮断装置14は、2相を遮断するリレー接点141及び142で構成されている。
電動モータ8の各相電流は、電流検出回路15で検出され、検出された3相のモータ電流ia〜icは、制御演算装置11にフィードバック電流として入力される。また、電動モータ8には、ホールセンサ等の回転センサ16が取り付けられており、回転センサ16からの回転信号RTが、ロータ位置検出回路17に入力され、検出された回転位置θが制御演算装置11に入力される。
モータ駆動部13は、電源ライン81に対し、直列に接続されたFETTr1及びTr2、FETTr3及びTr4、並びに、FETTr5及びTr6が互いに並列接続されている。そして、電源ライン81に対し、並列接続されたFETTr1及びTr2、FETTr3及びTr4、並びに、FETTr5及びTr6が接地ライン82に接続され、これにより、インバータ回路が構成されている。
ここで、FETTr1及びTr2は、FETTr1のソース電極SとFETTr2のドレイン電極Dとが直列に接続され、3相モータのc相アームを構成し、c相出力ライン91cにて電流が出力される。また、FETTr3及びTr4は、FETTr3のソース電極SとFETTr4のドレイン電極Dとが直列に接続され、3相モータのa相アームを構成し、a相出力ライン91aにて電流が出力される。更に、FETTr5及びTr6は、FETTr5のソース電極SとFETTr6のドレイン電極Dとが直列に接続され、3相モータのb相アームを構成し、b相出力ライン91bにて電流が出力される。
図3は、第一実施形態のコントローラ10の分解斜視図である。
同図に示すように、コントローラ10は、金属製(例えばアルミダイキャスト製)のケース20と、上記モータ駆動部13を含むパワーモジュール系を構成するパワー基板30と、熱伝導ペーストが塗布された放熱用シート39と、上記制御演算装置11及びゲート駆動回路12を含む制御系を構成する制御基板40と、電力及び信号用のコネクタ50と、3相出力用コネクタ60と、密封用のカバー70とを備える。パワー基板30と制御基板40とは、車両搭載時には、縦向きの姿勢で互いに重ねた状態で固定される。
ケース20は、平面視が略矩形状に形成され、パワー基板30を載置するための平板状の基板載置部21と、基板載置部21の長手方向端部に設けられた、電力及び信号用のコネクタ50を実装するための電力・信号用コネクタ実装部22と、基板載置部21の幅方向端部に設けられた、3相出力用コネクタ60を実装するための3相出力用コネクタ実装部23とを備える。
基板載置部21には、パワー基板30を取り付けるための取付けねじ38がねじ込まれる複数のねじ孔21aが形成されている。また、ケース20の上面には、制御基板40を取り付けるための複数のポスト24が立設されている。各ポスト24には、制御基板40を取り付けるための取付けねじ41がねじ込まれるねじ孔24aが上面から形成されている。更に、3相出力用コネクタ実装部23には、3相出力用コネクタ60を取り付けるための取付けねじ61がねじ込まれる複数のねじ孔23aが側面に形成されている。
電力・信号用コネクタ50は、電動モータ8による操舵補助に必要な配線への入力を行うための複数の端子102を有し、バッテリー(図示せず)からの直流電源をパワー基板30に入力するとともに、トルクセンサ7や車速センサ9からの信号を含む各種信号を制御基板40に入力するために用いられる。電力・信号用コネクタ50は、耐熱樹脂材料製の樹脂フレーム50fを有し、樹脂フレーム50fが、ケース20の電力・信号用コネクタ実装部22に、取付けねじ50nにより、ケース20の裏面の側から取り付けられる。
3相出力用コネクタ60は、電動モータ8による操舵補助に必要な配線への出力を行う出力用端子62を有し、出力用端子62と3相出力部90とは抵抗溶接により接続され、a相出力端子92a、b相出力端子92b、及びc相出力端子92cからの電流を電動モータ8に出力する。
3相出用コネクタ60は、耐熱樹脂材料製の樹脂フレーム60fを有し、取付けねじ61が挿通される複数の貫通孔60aが樹脂フレーム60fに形成され、基板載置部21の幅方向端部に設けられた3相出力用コネクタ実装部23に、複数の取付けねじ61により樹脂フレーム60fが取り付けられる。
カバー70は、パワー基板30、制御基板40、電力・信号用コネクタ50、及び3相出力用コネクタ60が取り付けられた状態のケース20に対し、制御基板40の上方から、パワー基板30および制御基板40を覆うように取り付けられる。
パワー基板30は、基板本体31を有して構成され、基板本体31の周囲の適所には、パワー基板30をケース20に取り付けるための取付けねじ38を挿通する複数の貫通孔31aが設けられている。基板本体31には、前述したモータ駆動部13の回路に必要な部品およびコンデンサを含むパワーモジュール系に必要なその他の表面実装部品が実装されている。また、第一実施形態の基板本体31には、a相出力ライン91aに接続されたa相出力端子92a、b相出力ライン91bに接続されたb相出力端子92b、及びc相出力ライン91cに接続されたc相出力端子92cを含む3相出力部90が実装されている。
制御基板40は、電源回路、センサ入力回路、信号処理回路、対外通信回路(CAN)およびPWM回路等を含むマイクロコンピュータを備えている。制御基板40は、多層の基板本体43上に複数の電子部品が実装されて上記制御演算装置11及びゲート駆動回路12を含む制御回路が構成されている。制御基板40は、その周囲の適所に、取付けねじ41を挿通する複数の貫通孔40aが形成され、パワー基板30の上方に離隔配置された状態で、ケース20の上面24sに立設された複数のポスト24上に複数の取付けねじ41により取り付けられる。
ここで、このパワー基板30には、複数の位置(この例では二箇所)に、接続端子としての多極リードコネクタ101が実装されており、これら多極リードコネクタ101によって、パワー基板30と制御基板40とが相互に接続されている。
詳しくは、各多極リードコネクタ101は、複数のピン状端子110を有する。複数のピン状端子110は、接続方向に対して直交する方向に一列状に所定ピッチで配置されている。各ピン状端子110は、金属板を打抜き及び曲げ加工することによって形成され、接続方向に延びるよう立設されている。
本実施形態では、ピン状端子110の全体形状は2種類あり、プレスフィット接続部112が保持部材111の接続方向上方に一直線状に延びるものと、保持部材111の接続方向上端から一旦前側に折り曲げられた折り曲げ部を介して上方に延びるものとがある。
保持部材111は、断面矩形状の部材であり、絶縁性の樹脂を成形して形成される。また、保持部材111は、複数のピン状端子110とともにインサート成形によって形成される。これにより、多極リードコネクタ101を簡単な製造工程で製造できる。保持部材111は、複数のピン状端子110を所定ピッチで保持する。保持部材111で複数のピン状端子110を保持することにより、各ピン状端子110におけるプレスフィット接続部112及び表面実装接続部113の位置決めを行うことができる。
複数のプレスフィット接続部112は、一直線状に延びるピン状端子110と折り曲げ部を介して延びるピン状端子110とが、端子の並び方向に対して交互に配置されている。これにより、プレスフィット接続部112を一直線状に延びるものと折り曲げ部を介して延びるものとを並び方向で交互に配置することにより、複数のプレスフィット接続部112が端子の並び方向に沿って千鳥配列され、高密度の配置が可能となっている。
ここで、各ピン状端子110は、接続方向上端に延びるプレスフィット接続部112と、接続方向下端側の表面実装接続部113とを有するプレスフィット端子である。各ピン状端子110における表面実装接続部113は、パワー基板30における基板本体31上の導電パッド(図示せず)に表面実装される。多極リードコネクタ101をパワー基板30に実装する際には、複数のピン状端子110の表面実装接続部113を、パワー基板30の基板本体31上の導電パッドに圧入または圧接によって電気的に接続される。
第一実施形態のプレスフィット接続部112は、図4に拡大図示するように、プレスフィット接続部112の先端に、尖頭状の導入部112dを有するとともに、その圧入方向に沿って形成された撓み空間となるスリット112sを挟んで対向配置される弾性変形可能な一対の弾性圧接部112tを有する。
プレスフィット接続部112は、制御基板40の対向位置に形成された端子装着部であるスルーホール42に導入部112dの側から挿通されて、一対の弾性圧接部112tの外側面がスルーホール42の内壁面にプレスフィット接続される圧入部になっている。
次に、パワー基板30及び制御基板40をケース20に取り付ける方法について説明する。
先ず、多極リードコネクタ101を搭載したパワー基板30を、図3に示すように、ケース20の基板載置部21上に、複数の取付けねじ38により取り付ける。パワー基板30を基板載置部21上に取り付けるに先立ち、熱伝導ペーストが塗布されている放熱用シート39を基板載置部21上に取付け、その放熱用シート39の上からパワー基板30を取り付ける。放熱用シート39により、パワー基板30で発生した熱が放熱用シート39を介してケース20に放熱される。
そして、多極リードコネクタ101を搭載したパワー基板30を、基板載置部21上に搭載した後、制御基板40を、パワー基板30の上方から基板載置部21及び電力・信号用コネクタ実装部22に立設された複数のポスト24上に複数の取付けねじ41により取り付ける。これにより、パワー基板30及び制御基板40をケース20に取り付けることができる。
この際に、パワー基板30に実装されている多極リードコネクタ101の各ピン状端子110のプレスフィット接続部112を、制御基板40の各スルーホール42に挿通させるとともに圧入によりプレスフィット接続する。
このプレスフィット接続は、図4(b)に示すように、制御基板40に開けられた導電性の内壁面42hを備えたスルーホール42に、スルーホール径よりも幅広の一対の弾性圧接部112tを設定圧で圧入し、これにより、一対の弾性圧接部112tの圧接面が、スルーホール42の導電性の内壁面42hに圧縮応力が残った状態で圧接される。
多極リードコネクタ101の各ピン状端子110は、保持部材120により所定ピッチで保持される。そのため、各ピン状端子110におけるプレスフィット接続部112を、対向する所定のスルーホール42に確実に位置決めできる。
そのため、各ピン状端子110のプレスフィット接続部112は、制御基板40の各スルーホール42に適切かつ円滑に挿通される。従って、プレスフィット接続部112のプレスフィット接続を安定して行えるとともに、各ピン状端子110における通電性のバラツキを抑制できる。
このように、第一実施形態では、制御基板40とパワー基板30相互の電気的な接続手段として、半田接続を使用せずに、多極リードコネクタ101の各ピン状端子110が、所定のスルーホール42に圧入によって電気的に接続されるので、接続部での熱膨張収縮による半田劣化(半田クラック)によるOPEN故障を防止できる。
さらに、このような構成であれば、半田接続工程として行っていた、ポイントディップ半田工程(フラックス塗布)を、単純にプレス工程とするだけで実現できる。そのため、工程タクトの削減および短縮に寄与する。さらに、製造工程における半田使用量を削減できるため、地球環境にやさしい製品を提供できる。
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は、上記第一実施形態に限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。例えば、プレスフィット接続部の接続方向に対して直交方向に配置された複数のピン状端子110は、一列状に限らず複数列状に配置されていてもよい。
また、例えば上記第一実施形態では、多層の制御基板40とパワー基板30とを別箇の部品とする二枚の基板から構成した例を示したが、これに限定されない。また、上記第一実施形態では、制御基板40とパワー基板30相互の電気的な接続手段として、半田接続を使用せずに、プレスフィット接続を採用した例を説明したが、これに限らず、他のコネクタの端子接続部に対しても、圧入または圧接によって電気的に接続することができる。このような態様を第二実施形態に示す。
図5に示すように、第二実施形態のコントローラ10は、上記第一実施形態での制御基板40とパワー基板30に替えて、多層の樹脂製基板80一枚に限って基板を有する点が相違する。なお、同図において、上記第一実施形態と同一または対応する構成には、同一の符号を付し、相違する点以外は説明を適宜省略する(以下、他の実施形態について同様)。
第二実施形態の樹脂製基板80は、パワーモジュール系を構成するパワーモジュール部と、制御系を構成する制御モジュール部とが一体化されている。第二実施形態では、電力及び信号用のコネクタ50の複数の端子102と、3相出力用コネクタ60の出力用端子62とが、それぞれの各ピン状端子の先端に、上記第一実施形態同様のプレスフィット接続部を有する。
そして、樹脂製基板80の端子装着部には、各ピン状端子の先端に対向する位置それぞれに、上記第一実施形態同様に、対向配置される各ピン状端子に対応する所定形状のスルーホール42が設けられている。つまり、第二実施形態の3相出力用コネクタ60は、その出力用端子62が、抵抗溶接ではなく、3相出力部に対応するスルーホール42に対してプレスフィット接続によって接続される。
第二実施形態では、樹脂製基板80は、その周囲の適所に、取付けねじ41を挿通する複数の貫通孔40aが形成され、ケース20の上面24sの側に立設された複数のポスト24上に複数の取付けねじ41により取り付けられる。
第二実施形態では、まず、電力及び信号用のコネクタ50を複数の取付けねじ61により3相出力用コネクタ実装部23に装着するとともに、3相出力用のコネクタ60を複数の取付けねじ50nにより、電力・信号用コネクタ実装部22に装着する。その後に、樹脂製基板80を、複数の取付けねじ41によりケース20上に取り付ける。
ここで、第二実施形態では、各コネクタ50、60の装着方向とそれぞれの各ピン状端子のプレスフィット接続部の接続方向とは同一方向とされている。これにより、電力・信号用のコネクタ50の各ピン状端子102、および、3相出力用のコネクタ60の各出力用端子62のプレスフィット接続部を、樹脂製基板80を装着時の各スルーホール42に挿通させるとともに所定圧での圧入により確実にプレスフィット接続することができる。
このように、第二実施形態のコントローラ10によれば、電力・信号用のコネクタ50および3相出力用のコネクタ60が、各ピン状端子の先端にプレスフィット接続部をそれぞれ有するので、コネクタの各端子を、半田を用いることなく、樹脂製基板80の各端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続できる。
また、上記第一および第二実施形態では、制御基板40ないし多層の樹脂製基板80を複数の取付けねじを用いて固定する例を示したが、これに限定されない。本発明においては、プレスフィット接続が、機械的接続手段を兼ねることによって、これら基板の取付けねじを不要とすることもできる。このような態様として、以下、第三および第四実施形態を示す。
図6に示すように、第三実施形態のコントローラ10は、制御基板40Bに、複数の貫通孔40aが設けられておらず、これに替えて、位置決め用として、二つの装着基準穴40kが、基板本体43の対角線方向の二つの隅部近傍に設けられている。そして、ケース20側には、二つの装着基準穴40kに対向する二箇所の位置に、図6および図7に示すように、位置決め用のピンとなるポスト25が立設されるとともに、複数のポスト24上面が、平坦な装着面24mとされている点が、上記第一実施形態と相違している。
第三実施形態では、上記第一実施形態同様に、パワー基板30は、二つの多極リードコネクタ101並びに正極端子81aおよび負極端子82a等の各ピン状端子の先端がプレスフィット接続部とされている。また、第三実施形態では、3相出力用コネクタ60の出力用端子62は、それぞれ各ピン状端子の先端にプレスフィット接続部を有する構成とされている。
さらに、第三実施形態では、図8に示すように、上記第二実施形態同様に、電力・信号用コネクタ50の複数の端子102は、それぞれ各ピン状端子の先端に、上記第一実施形態同様の構成のプレスフィット接続部を有する。そして、制御基板40Bの端子装着部には、各ピン状端子の先端に対向する位置それぞれに、プレスフィット接続に対応する所定のスルーホール42が設けられている。
第三実施形態では、上記第一実施形態同様に、パワー基板30をケース20に装着する。また、電力・信号用コネクタ50、および3相出力用コネクタ60をケース20に装着する。その後に、制御基板40Bの二つの装着基準穴40kを、ケース20に形成された二箇所の位置決めポスト25に挿入し、制御基板40Bの水平姿勢を維持しつつ、位置決めポスト25に沿って制御基板40Bをケース20側に向けて設定圧で押圧する。
これにより、下方のパワー基板30に実装されている多極リードコネクタ101の各ピン状端子110のプレスフィット接続部112および負極端子82a等の各ピン状端子のプレスフィット接続部に、制御基板40Bの各スルーホール42が挿通されるとともに圧入によりプレスフィット接続される。
この際に、第三実施形態でのプレスフィット接続は、各接続部の電気的な接続は勿論、制御基板40を保持する上で必要な機械的強度も考慮して接続状態が設定されている。そのため、第三実施形態によれば、制御基板40Bの各部端子でのプレスフィット接続により、制御基板40B自体の機械的固定を同時に行うことができるとともに、制御基板40Bの取付けねじ41および取付け用のタップ加工を不要とすることができる。
さらに、第三実施形態では、図8に示したように、電力・信号用コネクタ50の複数の端子102、および、3相出力用コネクタ60の出力用端子62もプレスフィット接続部となっているので、制御基板40B自体の機械的固定状態をより安定化できる。
ここで、本発明においては、端子装着部を圧入または圧接によって電気的に接続する手段として、プレスフィット接続部の他、スプリングコンタクト構造を採用できる。例えば、電力・信号用コネクタ50の樹脂フレーム内での端子接続構造についても、種々の端子接続構造を適用できる。
具体的には、端子装着部を圧入または圧接によって電気的に接続する手段として、図9に示すように、複数段に折り返した蛇腹状のばね接続端子構造102bを用いることができる。同図において、ばね接続端子構造102bは、その一端面102tと、反対側の他端面102cとがそれぞれ圧接面となる。また、図10に示すように、複数段に折り返した蛇腹状のばね接続端子構造102bと、スリット102sを設けたプレスフィット接続部102dとを組み合わせた端子構造としてもよい。プレスフィット接続部102dに対向する面にあたる蛇腹状のばね接続端子構造102bの一端面102tとの接続構造の詳細説明は省くが、例えばパワー基板30側に金属製の接続パッドが設けられており、その部分と蛇腹状のばね接続端子構造102bの一端面102tが適切な圧縮応力を受けた状態で、パワー基板30側の接続パッドと金属接触が行われている。
このようなスプリングコンタクト構造を用いることによっても、半田を用いることなく、端子装着部を上下から押さえつけるようにして、圧入または圧接によって電気的に接続可能である。特に、電動パワーステアリング装置では、コントローラ10などの電子制御ユニットの雰囲気温度は、エンジンルームからの熱や外部環境からの発熱により大幅に変動するとともに、電流制御用の半導体スイッチング素子や大容量コンデンサなどの発熱部品が多数使用されている。
そのため、スプリングコンタクト構造を電子制御ユニットの端子接続部に用いれば、スルーホールが不要で組立も容易であり、半田やワイヤを不要とする圧接による電気的接続が可能となる。また、蛇腹状に折り返しされた複数段のばねにより、端子接続方向に沿った応力を効果的に逃がすことで、外部からの振動や熱応力による基板の反り変形等を吸収できる。そのため、簡素な構成で放熱性向上と熱応力緩和効果が得られ、特にパワー系の端子接続部での大きな熱ストレスに対応する上で好適である。
また、図10に例示したように、スプリングコンタクト構造とプレスフィット接続構造とを一体とすれば、熱ストレスによる応力等をスプリングコンタクト構造によって逃がすことができる。そのため、プレスフィット接続部での振動や熱ストレスによる応力集中等の悪影響を防止または緩和する上で好適である。
また、上記第三実施形態で示した基板自体の機械的固定をもプレスフィット接続によって行う例を、上記第二実施形態で示した一枚基板の態様にも適用できる。すなわち、図11に示すように、第四実施形態では、多層の樹脂製基板80Bを、取付けねじを用いることなく、プレスフィット接続にて樹脂製基板80Bの機械的固定を行う例である。
同図に示すように、第四実施形態のコントローラ10は、樹脂製基板80Bに、図5での複数の貫通孔40aが設けられておらず、これに替えて、位置決め用として、二つの装着基準穴80kが、基板本体83の対角線方向の二つの隅部近傍に設けられている。また、第四実施形態では、3相出力用のコネクタ60の出力用端子62、および、電力及び信号用のコネクタ50の複数の端子102は、それぞれの各ピン状端子の先端に、上記第一実施形態同様のプレスフィット接続部が設けられている。
そして、ケース20側には、図11および図12に示すように、二つの装着基準穴80kに対向する二箇所の位置に、位置決めポスト25が設けられるとともに、複数のポスト24上面が、平坦な装着面24mとされている。
第四実施形態のコントローラ10を組み立てる際は、予めケース20側に、電力及び信号用のコネクタ50および3相出力用のコネクタ60を装着する。その後に、樹脂製基板80Bの二つの装着基準穴80kを、ケース20に形成された二箇所の位置決めポスト25に挿入し、樹脂製基板80Bの水平姿勢を維持しつつ、位置決めポスト25に沿って樹脂製基板80Bをケース20側に向けて設定圧で押圧する。
これにより、予め装着されている3相出力用のコネクタ60の出力用端子62、および電力及び信号用のコネクタ50の各ピン状端子102のプレスフィット接続部に、樹脂製基板80Bの各スルーホール42が挿通されるとともに、所定圧の圧入によりプレスフィット接続される。
この際、第四実施形態でのプレスフィット接続は、各接続部の電気的接続は勿論、樹脂製基板80Bの装着状態を保持する上で必要な機械的強度をも考慮して接続状態が設定されている。そのため、第四実施形態によれば、樹脂製基板80Bの各部端子でのプレスフィット接続により、樹脂製基板80B自体の機械的固定を同時に行うことができるとともに、樹脂製基板80Bの取付けねじおよび取付け用のタップ加工を不要とすることができる。
ここで、第四実施形態において、図10に示した、スプリングコンタクト構造とプレスフィット接続構造とを一体化した端子を、3相出力用コネクタ60の出力用端子62に用いることが好ましい。
つまり、電動パワーステアリング装置では、図11に示すように、樹脂製基板80Bには、高電流が流れて発熱量が多い複数のFETがパワーデバイス実装部80jに搭載される。そのため、パワーデバイス実装部80jの周囲が熱変形し易いという問題がある。そして、第四実施形態において、3相出力用コネクタ60の出力用端子62の対向位置に形成された端子装着部であるスルーホール42は、周囲がパワーデバイス実装部80jとされているため、この問題が顕著化する。
これに対し、第四実施形態では、出力用端子62にプレスフィット接続構造を採用しているので、熱ストレスによる応力集中等の悪影響を防止または緩和する上で好適であり、さらに、図11に示すスプリングコンタクト構造を樹脂ケース側内部に設けることにより、熱ストレスによる応力等をスプリングコンタクト構造によって逃がすことができるため、プレスフィット接続部での振動や熱ストレスによる応力集中等の悪影響を防止または緩和する上でより一層好適である。
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
4A、4B ユニバーサルジョイント
5 ピニオンラック機構
6 タイトロッド
7 トルクセンサ
8 電動モータ
9 車速センサ
10 コントローラ(電子制御ユニット)
11 制御演算装置
12 ゲート駆動回路
13 モータ駆動部
14 非常停止用の遮断装置
15 電流検出回路
16 回転センサ
17 ロータ位置検出回路
18 IGN電圧モニタ部
19 電源回路部
20 ケース
21 基板載置部
21a ねじ孔
22 電力・信号用コネクタ実装部
23 3相出力用コネクタ実装部
23a、24a ねじ孔
24 ポスト
25 位置決めポスト
24a ねじ孔
30 パワー基板
31 基板本体
31a 貫通孔
39 放熱用シート
40 制御基板
40a 貫通孔
40k 装着基準穴
41 取付けねじ
42 スルーホール
42h 内壁面
43 基板本体
50 電力・信号用コネクタ
51 取付けねじ
60 3相出力用コネクタ
60a 貫通孔
62 出力用端子
70 カバー
80、80B 樹脂製基板
80k 装着基準穴
81 電源ライン
81a 正極端子
82 接地ライン
82a 負極端子
90 3相出力部
91a a相出力ライン
91b b相出力ライン
91c c相出力ライン
101 多極リードコネクタ
110 ピン状端子
111 保持部
112 プレスフィット接続部
112d 導入部
112s スリット
112t 弾性圧接部
120 保持部材

Claims (10)

  1. 操舵補助用の電動モータを有する電動パワーステアリング装置に用いられる電子制御ユニットであって、
    金属製のケースと、
    前記ケース内に固定され且つ自身上面に金属製の端子が立設配置されるとともに前記電動モータの駆動に必要なパワーモジュール系を構成する金属製のパワー基板と、
    前記パワー基板の上方に離隔配置された状態で前記ケースに固定されるとともに前記電動モータの制御に必要な制御系を構成する制御基板と、
    前記パワー基板および前記制御基板を上部から覆うように前記ケースに固定されるカバーと、
    前記電動モータによる操舵補助に必要な配線への入出力を行う端子を有するコネクタと、
    を備え、
    前記パワー基板に立設配置された端子または前記コネクタの端子が、半田を用いることなく、前記制御基板の端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  2. 前記制御基板は、ねじ締結を用いることなく、前記コネクタの端子と前記端子装着部との圧入または圧接によって機械的に前記ケース内に固定されている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  3. 前記パワー基板に立設配置された端子または前記コネクタの端子は、
    端子本体部と、前記端子本体部の先端部に設けられて前記制御基板のスルーホールに圧入されることで当該スルーホールに電気的に接続される圧入部と、を備えるプレスフィット端子であり、
    前記圧入部は、その圧入方向に沿って形成された撓み空間となるスリットを挟んで対向配置される弾性変形可能な一対の弾性圧接部を有する請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  4. 前記圧接によって電気的に接続されている箇所は、複数段に折り返した蛇腹状のばね接続端子構造を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  5. 前記パワー基板は、当該パワー基板に立設配置された端子として、前記制御基板との接続方向に対して直交方向に列状に配置されて各々が接続方向に延びる複数のピン状端子を有し、
    前記複数のピン状端子は、その途中部分が、前記接続方向に対して直交方向に延びて所定ピッチで保持する保持部材によって相互に保持されており、
    前記複数のピン状端子の各々は、対向配置される前記制御基板に形成されたスルーホールに圧入されてプレスフィット接続される請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  6. 前記パワー基板および前記制御基板は、車両搭載時に縦向きの姿勢で互いに重ねて固定される請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  7. 前記パワー基板と前記ケースとの間に、熱伝導ペーストが塗布されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  8. 操舵補助用の電動モータを有する電動パワーステアリング装置に用いられる電子制御ユニットであって、
    金属製のケースと、
    前記ケース内に固定されて、前記電動モータの駆動に必要なパワーモジュール系を構成するパワーモジュール部と、前記パワーモジュール部に積層されて前記電動モータの制御に必要な制御系を構成する制御モジュール部と、が一体に形成された多層の樹脂製基板と、
    前記樹脂製基板を上部から覆うように前記ケースに固定されるカバーと、
    前記電動モータによる操舵補助に必要な配線の入出力を行う端子を有するコネクタと、
    を備え、
    前記コネクタの端子が、半田を用いることなく、前記樹脂製基板の端子装着部に圧入または圧接によって電気的に接続されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  9. 前記樹脂製基板は、ねじ締結を用いることなく、前記コネクタの端子と前記端子装着部との圧入または圧接によって機械的に前記ケース内に固定されている請求項8に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
  10. 前記圧接によって電気的に接続されている箇所は、複数段に折り返した蛇腹状のばね接続端子構造を有する請求項8または9に記載の電動パワーステアリング装置用電子制御ユニット。
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