JP2018094528A - 水回収装置、水再利用システム及び水回収方法 - Google Patents

水回収装置、水再利用システム及び水回収方法 Download PDF

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Osamu Shibazaki
理 柴崎
健志 出
Kenji Ide
健志 出
法光 阿部
Norimitsu Abe
法光 阿部
徳介 早見
Tokusuke Hayami
徳介 早見
大介 堀川
Daisuke Horikawa
大介 堀川
俊男 太原
Toshio Tahara
俊男 太原
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Abstract

【課題】効率的に排ガスから水を回収する水回収装置、水再利用システム及び水回収方法を提供する。
【解決手段】水回収装置10は、ボイラ12から発生する排ガスGから水蒸気含有ガスGを収集するイオン交換収集部21aと、排ガスGから水蒸気含有ガスGが除去された残留ガスGから水蒸気分圧差に基づき残留水蒸気Gを収集する差圧蒸気収集部21bと、収集された水蒸気含有ガスG及び残留水蒸気Gの少なくとも一方を凝縮する凝縮部23と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、湿潤ガスからの水回収技術に関する。
製鉄所、火力発電所又は化学工場等の産業プラントは、プラントに対する大規模な給水が必須になることから、その多くが大型河川の近傍又は海浜地域に立地している。
プラントの立地条件は周囲生態系への影響をも考慮するとさらに厳しくなり、立地可能な地域は非常に限定的になる。
また、人口増加の著しい新興国や、内陸地域、海生生物の活動が活発で海水取水に困難の伴う熱帯地域等では、給水環境の確保が困難なために工業が困難となっている。
そこで、近年では、外部からの給水が不要で、立地環境が河川等の周辺域に限定されない産業プラントが模索されている。
給水が不要になることで、植生の少ない地域や、利用されていない休耕田など周囲環境への影響の小さい立地選定が可能になる。
しかし、化学プラントの反応プロセスに使用される水や、発電所の炉内で使用される水等は、空冷等の代替手段のある冷却用水とは異なり低減が困難であり、一定量の給水は必須となる。
ところで、これらの産業プラントでは、多量の石炭、天然ガス等の燃焼によって多量の水(水蒸気)が発生して回収されずに排出されている。
現状では排ガスとともに大気中に排出されているこれらの水蒸気を凝縮してプラントの操業に必要な水を賄うことができる。
例えば、発電所において現状では大気中に排出されている排ガスを冷却し、気体中の水蒸気を水または氷に凝縮して回収する技術が提案されている。
特開2014−129731号公報
しかしながら、上述した排ガスを冷却して含まれる水蒸気を回収する従来の技術では、大気放出のための再加熱に大きな熱量が必要になるという課題があった。
例えば、火力発電では排ガスから50%以上の水蒸気を回収する場合、45℃以上の飽和蒸気を含む排ガスを30℃まで冷却し再加熱する工程を経ることで、必要熱量は発電量の数%になると試算される。
さらに、安定運転のために水蒸気の回収率を90%にする場合、排ガスを5℃まで冷却する必要があり、必要熱量は発電量の10%程度に昇ると試算される。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、効率的に排ガスから水を回収する水回収装置、水再利用システム及び水回収方法を提供することを目的とする。
本実施形態に係る水回収装置は、排ガス発生源から発生する排ガスから水蒸気含有ガスを収集する第1水蒸気収集部と、前記排ガスから前記水蒸気含有ガスが除去された残留ガスから水蒸気分圧差に基づき残留水蒸気を収集する第2水蒸気収集部と、収集された前記水蒸気含有ガス及び前記残留水蒸気の少なくとも一方を凝縮する凝縮部と、を備えるものである。
本実施形態に係る水回収方法は、排ガス発生源から発生する排ガスから水蒸気含有ガスを収集するステップと、前記排ガスから前記水蒸気含有ガスが除去された残留ガスから水蒸気分圧差に基づき残留水蒸気を収集するステップと、収集された前記水蒸気含有ガス及び前記残留水蒸気の少なくとも一方を凝縮するステップと、を含むものである。
本発明により、効率的に排ガスから水を回収する水回収装置、水再利用システム及び水回収方法が提供される。
第1実施形態に係る水回収装置の概略構成図。 イオン交換収集部及び差圧蒸気収集部の一例の概略構成図。 差圧分離膜の評価試験結果を示す図。 (A)第1実施形態に係る水回収装置の変形例であって、低温ガス通流系統及び水蒸気含有ガス収集系統の1セットを示す概略斜視図、(B)同・(A)のセットを4セット直列に接続して構成した多段式のイオン交換収集部を示す概略斜視図。 第1実施形態に係る水回収装置の変形例の概略構成図。 第1実施形態に係る水回収方法をフローチャート。 第2実施形態に係る水回収装置を含む水再利用システムの概略構成図。 第2実施形態に係る水回収装置を含む水再利用システムの変形例を示す概略構成図。 第3実施形態に係る水回収装置の概略構成図。 第4実施形態に係る水回収装置の概略構成図。 火力発電所のガス排出機構の既存構造を示す概略構成図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、プラント200が一般的に備えるガス排出機構11について、図11の火力発電所の既存構造を例に説明する。
なお、プラント200は、火力発電所に限定されず、例えばボイラ12の代わりに高炉を有する製鉄所又は燃焼分解炉を有する化学工場などであってもよい。
火力発電所のプラント200では、ボイラ12の後段に脱硝部13、空気予熱器14、熱交換器16、電気集塵部17及び脱硫部18が通常この順で配置される。
800℃程度の高温でボイラ12から排出された排ガス(高温排ガス)Gは、まず、微量元素として含まれるNOx及びSOxが除去される。
つまり、高温排ガスGは、脱硝部13でNOxが除去された後、空気予熱器14でボイラ12に供給される空気を昇温するとともに、自身は125℃程度に降温する。
そして、高温排ガスGは、さらに熱交換器16で50℃程度に冷却されて、電気集塵部17及び脱硫部18で固形不純物及びSOxが除去されて、煙突19から排出される。
排ガスGは、脱硝部13では高温であることが必要な一方、電気集塵部17では低温であることが求められる。
一方、脱硫がなされて煙突19から放出される排ガス(低温排ガス)Gは、炭化水素の燃焼などにより水蒸気を多量に含んでいるので、50℃程度では白煙となる。
そこで、低温排ガスGは、近隣住民の不要な懸念を招かないように、高温排ガスGとの熱交換器16で昇温されて無色煙にされて煙突19から放出される。
また、排ガスGは脱硫部18を経ていても少量のSOを含有していることがあり、排ガスが50℃程度であると排ガスGが凝縮し、煙突19などの施設を硫酸腐食する可能性がある。硫酸腐食を回避するためにも、低温排ガスG2は熱交換器16で再加熱されてから排出される。
プラント200で再利用する水は、配管等の腐食防止の観点から、上述したSOx除去までの各工程を経た排ガスG2,6から収集する必要がある。
つまり、本実施形態に係る水回収装置10(図1)は、例えば、脱硫部18又は煙突19に接続されてSOx成分の除去工程までを経た排ガスG2,6から水を回収するものである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る水回収装置10を含む水再利用システム100の概略構成図である。
第1実施形態に係る水回収装置10は、図1に示されるように、イオン交換収集部(第1水蒸気収集部)21a、差圧蒸気収集部(第2水蒸気収集部)21b及び凝縮部(水蒸気凝縮部)23を備える。
イオン交換収集部21aは、ボイラ12から発生して脱硫がなされた排ガス(低温排ガス)Gから水蒸気含有ガスGを収集する。
また、差圧蒸気収集部21bは、イオン交換収集部21aに直列に接続されて、低温排ガスGから水蒸気含有ガスGが除去されて残った残留ガスGから水蒸気分圧差に基づき残留水蒸気Gを収集する。
凝縮部23は、収集された水蒸気含有ガスG及び残留水蒸気Gを凝縮する。
以下、適宜、水蒸気含有ガスG及び残留水蒸気Gを、まとめて「水蒸気G3,5」という。
凝縮部23には、水蒸気G3,5を凝縮するため、加圧により水蒸気G3,5の分圧を高める加圧手段や、空冷などで水蒸気G3,5を冷却する冷却手段などが適宜組み合わされて構成される。
凝縮されて水となった水蒸気G3,5は、他所での再利用までの期間、貯水槽24に貯蔵される。
ここで、図2は、イオン交換収集部21a及び差圧蒸気収集部21bの一例の概略構成図である。
イオン交換収集部21a及び差圧蒸気収集部21bのいずれも、例えば、排ガス系統26(低温ガス通流系統26a,残留ガス通流系統26b)と、水蒸気収集系統27(水蒸気含有ガス収集系統27a,残留水蒸気収集系統27b)と、で構成される。
つまり、イオン交換収集部21aは、低温排ガスGを通流させる低温ガス通流系統26aと、水蒸気含有ガス収集系統27aと、で構成される。
低温ガス通流系統26aの排ガス通流空間28には、イオン交換性膜29aを筒状にした中空糸(イオン交換性中空糸)30a(30)の群が複数群配置される。
イオン交換性膜29aは、後述する図3に示されるように、排ガスGから水蒸気含有ガスGを選択的に透過させる性質があることがわかっている。
イオン交換性膜29aには、耐薬品性が高く、低温排ガスGに残留するSOxと水蒸気との反応に起因する硫酸腐食の軽減が期待されるフッ素樹脂性の透過膜が好適に使用される。
イオン交換性中空糸30aの群は、低温排ガスGの流方向とは垂直な方向が長手方向になるように配置される。
そして、イオン交換性中空糸30aの群の一端は、水蒸気含有ガス収集系統27a内部の水蒸気収集空間31に接続される。
つまり、イオン交換性中空糸30aの中空空間もまた、水蒸気収集空間31の一部を形成する。
また、差圧蒸気収集部21bは、例えば残留ガスGを通流させる残留ガス通流系統26bと、残留水蒸気収集系統27bとで構成される。
残留ガス通流系統26b内部の残留ガス通流空間32には、水蒸気を圧力差によって選択的に透過させる差圧分離膜29bを筒状にした中空糸(差圧中空糸)30bの群が同様に配置される。
差圧分離膜29bには、例えばポリアミド、ポリイミド又はシリコンゴム等の市販の透過膜を好適に用いることができる。
これらの透過膜は水蒸気透過性が高いことに加え、水蒸気以外の気体成分の透過性が低い。
そのため、差圧分離膜29bで収集した残留水蒸気G中にはNOx、SOx成分が少なく、凝縮後の水の純度が高くなる。
イオン交換性中空糸30aと同様に、差圧中空糸30bの群もまた残留ガスGの流方向とは垂直な方向が長手方向になるように配置される。
同様に、差圧中空糸30bの群が残留水蒸気収集系統27b内部の水蒸気収集空間31に接続されることで、差圧中空糸30bの中空空間が、水蒸気収集空間31の一部を形成する。
なお、中空糸30(30a,30b)の中空空間に低温排ガスG又は残留ガスGを通流させて、中空糸30外へ水蒸気G3,5を透過させてもよい。
ところで、排ガスG2,4からより多くの水蒸気G3,5を水蒸気収集系統27(27a,27b)に移行させる目的で水蒸気収集系統27内の水蒸気分圧を低減させるために、通常は水蒸気収集系統27(27a,27b)に乾燥ガスが供給される。
しかし、この乾燥ガスが凝縮部23に流入することで凝縮部23の空気量が増加し、凝集に必要な冷却能力が増加する。
そこで、水蒸気収集系統27(27a,27b)に、乾燥ガスの供給に代えて、真空引きがなされる凝縮部23を接続して、中空糸30(30a,30b)の中空空間を減圧する。
水蒸気含有ガスGは、この減圧による中空空間と排ガス通流空間28との水蒸気分圧差及びイオン交換性膜29aによる水蒸気含有排ガスGを透過させる性質によって、水蒸気含有ガス収集空間31aに収集される。
残留水蒸気Gは、差圧分離膜29bで隔てられた中空空間と排ガス通流空間28との水蒸気分圧差によって、残留ガスGから分離されて、残留水蒸気収集空間31bに収集される。
特に、ポリイミド等で構成される差圧分離膜29bは、中空糸30内外の水蒸気分圧差によってのみ残留ガスGを分離するので、凝縮部23による残留水蒸気収集空間31bの減圧は重要である。
反対に、水蒸気分圧差を利用して水蒸気を収集することができるので、差圧分離膜29bは、高い水蒸気透過性を有するものに必ずしも限定されない。
なお、残留水蒸気収集空間31b及び水蒸気含有ガス収集空間31aの減圧には、凝縮部23の利用に代えて、吸引ポンプ(図示せず)などを別個に設置して用いてもよい。
なお、中空糸30(30a,30b)が長い場合、凝縮部23による減圧では中空空間の均一で十分な減圧ができないことがある。
そこで、中空糸30(30a,30b)の長さを、例えば10cm以下に短くして、水蒸気G3,5の中空糸30内の滞留による水蒸気収集機能の低下を防止することが好ましい。
また、水蒸気が結露した際の分離膜29(29a,29b)の目詰まり防止、又はガス回収促進等の観点から、中空糸30(30a,30b)の長手方向を鉛直方向に配置するのが望ましい。
つまり、流動量の少ない中空糸30内の水蒸気G3,5の吸引を、重力を利用して助勢することで、より効率的に水蒸気G3,5を凝縮部23に送ることができる。
なお、フッ素樹脂製のイオン交換性膜29a及びポリイミド製等の差圧分離膜29bは、乾燥空気を得るための除湿膜として市販されている透過膜を利用することができる。
ここで、図3は、差圧分離膜29bの評価試験結果を示す図である。
水回収として有用な差圧分離膜29bを選定するため、イオン交換性膜29a及び差圧分離膜29bの水蒸気透過性能について評価試験を実施した。
図3のグラフの横軸は模擬排ガス中の水蒸気分圧、縦軸は膜面積1mあたりの水蒸気透過量である。
この評価試験では、排ガス系統26の絶対圧力を100kPa、温度60℃環境で水蒸気収集系統27の絶対圧力を5kPaとし、水蒸気収集系統27を低圧とした環境下で実施した。
模擬排ガス中の水蒸気分圧が8.5kPa以上の環境では、イオン交換性膜29aの水蒸気透過量がより多く、8.5kPa以下の環境では差圧分離膜29bの水蒸気透過量がより多い結果を得た。
本結果から、模擬排ガス中の水蒸気が比較的多い上流側にイオン交換性膜29aを配置すると、効率的に水蒸気を回収することができることがわかる。
つまり、水蒸気量が減少して水蒸気分圧が減少した後段には差圧分離膜29bを用いることが好ましいことがわかる。
また、このように耐硫酸腐食性の高いイオン交換性膜29aを上流側に配置することで、硫酸腐食による劣化も低減することができる。
また、図4(A),(B)は、イオン交換収集部21aの変形例を示す概略斜視図である。
図4(A)は、低温ガス通流系統26a及び水蒸気含有ガス収集系統27aの1セットを示している。
図4(B)は、図4(A)のセットを4セット直列に接続して構成した多段式のイオン交換収集部21aを示している。
図4(A)に示されるように、イオン交換性中空糸30aの長手方向を低温排ガスGの流方向に沿って配置してもよい。
このように配置する場合、イオン交換性中空糸30aと低温排ガスGとの十分な衝突領域を確保する必要がある。
しかし、前述したように、イオン交換性中空糸30aが細長い程、中空空間を減圧することが困難になる。
そこで、イオン交換性中空糸30aを10cm程度以下の短い長さに維持して、十分な衝突領域を確保するため、図4(B)のように、イオン交換性中空糸30aを多段にして直列に配置するのが望ましい。
なお、同様に中空空間の減圧を容易にするため、適宜、イオン交換性中空糸30aの直径をできるだけ大きくしてもよい。
また、図示を省略するが、イオン交換収集部21aと同様に、差圧蒸気収集部21bも、差圧中空糸30bの長手方向を残留ガスGの流方向に沿って配置してもよい。
この場合も、差圧中空糸30bと残留ガスGとの十分な衝突領域を確保するため、差圧中空糸30bを多段にして直列に配置するのが望ましい。
また、図5は第1実施形態に係る水回収装置10の変形例の概略構成図である。
図5に示されるように、イオン交換性膜29aに代えて差圧分離膜29bを有する差圧蒸気収集部(第3水蒸気収集部)38を配置して、2つの差圧分離膜29b,29cを直列に配置してもよい。
差圧分離膜29bは、図3に示されるように、8.5kPa以上では、イオン交換性膜29aよりも水蒸気の収集効率が劣るものの、水蒸気を分離することができるからである。
次に、第1実施形態に係る水回収方法を図6のフローチャートを用いて説明する(適宜図1及び図2を参照)。
まず、ボイラ12で発生した高温排ガスGは、脱硝部13でNOxが除去される(S11)。
そして、この高温排ガスGは、空気予熱器14でボイラ12に供給される空気との熱交換により降温されて低温排ガスGとなる。
この低温排ガスGは、熱交換器16で水蒸気G3,5が回収されて残った放出ガスGと熱交換した後、脱硫部18でSOxが除去されて、イオン交換収集部21aに流入する。
そして、イオン交換性中空糸30aの群を、その長手方向と垂直に低温排ガスGが通流することで、イオン交換性中空糸30aの群の中空空間に水蒸気含有ガスGが収集される(S12)。
収集された水蒸気含有ガスGは、凝縮部23に送られる。
水蒸気含有ガスGが除去された残留ガスGは、差圧蒸気収集部21bに送られる。
この残留ガスGは、差圧蒸気収集部21b内部の差圧中空糸30bの群をその長手方向と垂直に流動し、差圧中空糸30bの群の中空空間に残留水蒸気Gが収集される(S13)。
収集された残留水蒸気Gもまた、凝縮部23へと送られる。
そして、凝縮部23で、送られてきた水蒸気G3,5が凝縮される(S14)。
水蒸気G3,5が凝縮して生成された水は、給水用水として貯水槽24で貯蔵され、プラント内の必要箇所で再利用される(S15)。
残留ガスGのうち残留水蒸気Gを除いた放出ガスGは、煙突19から排出される(S16:END)。
このとき、放出ガスGは水蒸気G3,5及び脱硫部18を経ても残留していたSO成分がさらに低減されている。そのため、熱交換器16で再加熱せずに煙突19から排出されても、硫酸腐食を引き起こす可能性は低く、熱交換器16を不要にすることも可能である。また、白煙の原因である水蒸気G3,5が除去された放出ガスGは無色煙であるので、白煙を回避する目的においても、従来必要であった熱交換器16を不要にすることができる。
第1実施形態における必要冷却能力は、45℃の飽和水蒸気を含有する排ガスGでは、排ガスG全体を冷却する場合と比較して20%程度になると概算することができる。
なお、この試算では、排ガスGに含まれる水蒸気量は10%程度とし、水蒸気の比熱の高さを考慮して計算したものである。
以上のように、第1実施形態に係る水回収装置10によれば、排ガスG全体を一律に冷却することなく水を回収することで、排ガスGの冷却及び再加熱に係る必要熱量を大幅に低下させることができる。
つまり、より少ない熱量で効率的に排ガスGから水を回収することができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る水回収装置10を含む水再利用システム100の概略構成図である。
第2実施形態に係る水回収装置10は、図7に示されるように、イオン交換収集部21aで収集された水蒸気含有ガスGから不純物を除去する水浄化部39を備える。
陽イオンを交換するイオン交換性膜29aは陰イオンを透過させるため、水蒸気含有ガスGは、残留水蒸気Gと比較して残留したSOx、NOx、NH3等の不純物を多く含むことになる。
また、イオン交換収集部21aが差圧蒸気収集部21bより上流側に配置されることからも、イオン交換収集部21aで収集された水蒸気含有ガスGにはこれらの不純物が多くなる。
これらの不純物によってpHが変化して、回収した水を再利用して用いるプラント100内部の各機器を劣化させる恐れがある。
特にSOx成分に由来する硫酸は吸水性が高く、通常では結露しないような温度、湿度環境であっても、残存水蒸気と反応して硫酸結露を発生させる。
この硫酸によって、水蒸気G3,5またはこれを凝縮した水の通流経路が腐食する恐れがある。
そこで、凝縮部23と貯水槽24との間に水浄化部39を設け、水の水質又は水の用途に合わせて、SOx等の不純物を除去する。
通常、残留水蒸気Gは、浄化をせずに再利用することができる程度に純度が高いことが多い。
そこで、図7に示されるように、凝縮部23を、イオン交換収集部21aに接続される第1凝縮部23aと、差圧蒸気収集部21bに接続される第2凝縮部23bと、に分設するのが好ましい。
そして、第1凝縮部23aに水浄化部39を接続して、水蒸気含有ガスGが凝縮された水から、陰イオンなどの不純物を除去する。
不純物が除去された水は、第2凝縮部23bで凝縮された水とともに貯水槽24で貯蔵される。
水浄化部39で回収されたSOx成分は、元来から脱硫機能を備えている脱硫部18へと還流されるのが望ましい。
また、図8は、第2実施形態に係る水回収装置10を含む水再利用システム100の変形例を示す概略構成図である。
図8に示されるように、水回収装置10は、既存の脱硫部18に水蒸気含有ガスGを還流する還流系統41を備えてもよい。
なお、イオン交換収集部21aに水浄化部39を接続して、イオン交換収集部21aで収集された水蒸気含有ガスGから不純物を除去してもよい。
なお、水蒸気含有ガスGまたはこれを凝縮した水からSOx等の不純物を除去すること、または水蒸気含有ガスGを脱硫部18に還流すること以外は、第2実施形態は第1実施形態と同じ構造及び動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または部能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第2実施形態に係る水回収装置10によれば、第1実施形態の効果に加え、水蒸気含有ガスGに含まれるSOx等の不純物に起因するプラント構成機器の腐食等を抑制することができる。
また、硫酸の除去により、硫酸腐食の抑制対策としての低温排ガスGの温度設定に対する制限がなくなり、温度管理機構を小型にすることができる。
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態に係る水回収装置10の概略構成図である。
第3実施形態に係る水回収装置10は、図9に示されるように、イオン交換収集部21a、差圧蒸気収集部21b及び凝縮部23をバイパスするバイパスライン42を備える。
つまり、バイパスライン42は、バイパス弁43を備えて、脱硫部18と例えば熱交換器16とを接続する。
例えば、ボイラ12の起動時など定常運転になるまでの移行時には、脱硫部18から流出する排ガスGは、規格温度又は固形物の規格量等を大幅に超えている場合がある。
このような排ガスGから水を回収しようとすると、イオン交換性膜29a又は差圧分離膜29bをはじめとする水回収装置10の構成部材を劣化させるおそれがある。
そこで、排ガスGが高温の場合等には、導入管44上の導入弁46を「閉」にする一方、バイパス弁43を「開」にして、排ガスGにイオン交換収集部21aから貯水槽24までの各部材をバイパスさせる。
そして、排ガスGの温度が安定したことを確認した後に、排ガスGから水の回収を行う。
なお、排ガスGにバイパスさせること以外は、第3実施形態は第1実施形態と同じ構造及び動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または部能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第3実施形態に係る水回収装置10によれば、第1実施形態の効果に加え、イオン交換性膜29a又は差圧分離膜29bをはじめとする水回収装置10の構成部材の破損や劣化及び水蒸気収集機能の低下を防止することができる。
(第4実施形態)
図10は、第4実施形態に係る水回収装置10の概略構成図である。
第4実施形態に係る水回収装置10は、図10に示されるように、イオン交換収集部21a、及び差圧蒸気収集部21bの圧力又は透過水蒸気量を監視する監視部47を備える。
また、水回収装置10は、分離膜洗浄部33を備える。
脱硝部13、電気集塵部17及び脱硫部18によって、排ガスGに含まれるNOx、SOx又は煤塵等の大半が除去される。
一方、脱硫部18の出口には脱硫処理に利用されるカルシウム化合物の微粉末の飛来がある。
微粉塵の蓄積等によって、分離膜29(29a,29b)に目詰まりが発生して、水回収効率が低下する。
そこで、脱硫部18の後段に水回収装置10を設置する場合、分離膜洗浄部33で分離膜29(29a,29b)等に付着した微粉末を除去する。
つまり、まず第4実施形態では、監視部47で、イオン交換収集部21a又は差圧蒸気収集部21bの内部の圧力又は透過水蒸気量を監視する。
内部の圧力とは、例えば、排ガス系統26の圧力と水蒸気収集系統27の圧力との圧力差などである。
監視部47は、例えば、圧力又は透過水蒸気量についての閾値を保持し、これらの物理量が閾値を超えた場合に、警告信号を分離膜洗浄部33に発信する。
分離膜洗浄部33は、図示を省略するが、カルシウム化合物などを除去する薬液、洗い流し用の水、又は洗浄用超音波を発振する発信装置などで構成される。
特に、カルシウム化合物の除去には酸による洗浄が有効である。
また、第2実施形態に示した脱硫部18への還流水を利用してもよい。
この還流水はSOx溶け込みにより酸性となっていることが想定されるため、薬液として好適である。
分離膜洗浄部33は、監視部47による警告信号を受信して、イオン交換収集部21a及び差圧蒸気収集部21bをはじめとする水回収装置10の構成部材の洗浄を開始する。
洗浄のタイミングは、収集部21(21a,21b)の稼働時であっても停止時であってもよい。
なお、監視部47の警告信号に基づいて、作業員が手動で洗浄してもよい。
さらに、この警告信号を、イオン交換性膜29a又は差圧分離膜29bの交換の基準に用いてもよい。
なお、監視部47を備えること及び分離膜洗浄部33を備えること以外は、第4実施形態は第1実施形態と同じ構造及び動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または部能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第4実施形態に係る水回収装置10によれば、第1実施形態の効果に加え、イオン交換収集部21a及び差圧蒸気収集部21bの内部環境を把握することで、適時に分離膜29(29a,29b)等の洗浄をすることができる。
この洗浄によって、分離膜29等の性能低下及び強度劣化を予防することができる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態の水回収装置10によれば、排ガスG全体を一律に冷却することなく水を回収することで、排ガスGの冷却及び再加熱に係る必要熱量を大幅に低下させることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…水再利用システム、200…プラント、10…水回収装置、11…ガス排出機構、12…ボイラ、13…脱硝部、14…空気予熱器、16…熱交換器、17…電気集塵部、18…脱硫部、19…煙突、21…収集部、21a…イオン交換収集部(第1水蒸気収集部)、21b…差圧蒸気収集部(第2水蒸気収集部)、21c…差圧蒸気収集部(第3水蒸気収集部)、23(23a,23b)…凝縮部(第1凝縮部,第2凝縮部)、24…貯水槽、26(26a,26b)…排ガス系統(低温ガス通流系統,残留ガス通流系統)、27(27a,27b)…水蒸気収集系統(水蒸気含有ガス収集系統,残留水蒸気収集系統)、28…排ガス通流空間、29(29a,29b)…分離膜(イオン交換性膜,差圧分離膜)、30(30a,30b)…中空糸(イオン交換性中空糸,差圧中空糸)、31(31a,31b)…水蒸気収集空間(水蒸気含有ガス収集空間,残留水蒸気収集空間)、32…残留ガス通流空間、33…分離膜洗浄部、39…水浄化部、41…還流系統、42…バイパスライン、43…バイパス弁、44…導入管、46…導入弁、47…監視部、G(G〜G)…排ガス、G…高温排ガス、G…低温排ガス、G…水蒸気含有ガス、G…残留ガス、G…残留水蒸気、G…放出ガス、G2,6…SOx除去工程を経た排ガス、G3,5…水蒸気(水蒸気含有ガス及び残留水蒸気)。

Claims (12)

  1. 排ガス発生源から発生する排ガスから水蒸気含有ガスを収集する第1水蒸気収集部と、
    前記排ガスから前記水蒸気含有ガスが除去された残留ガスから水蒸気分圧差に基づき残留水蒸気を収集する第2水蒸気収集部と、
    収集された前記水蒸気含有ガス及び前記残留水蒸気の少なくとも一方を凝縮する凝縮部と、を備える水回収装置。
  2. 前記第1水蒸気収集部は、フッ素樹脂で構成されるイオン交換性膜を備える請求項1に記載の水回収装置。
  3. 前記第2水蒸気収集部は、ポリアミド、ポリイミド及びシリコンゴムの少なくとも1つで構成される差圧分離膜を備える請求項1又は請求項2に記載の水回収装置。
  4. 前記差圧分離膜で前記残留ガスの通流空間から隔てられて形成される水蒸気収集空間は、前記残留水蒸気の分圧より低い圧力に維持される請求項3に記載の水回収装置。
  5. 前記第1水蒸気収集部で収集された前記水蒸気含有ガスから不純物を除去する水浄化部を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の水回収装置。
  6. 前記排ガスを脱硫する脱硫部に前記第1水蒸気収集部で収集された前記水蒸気含有ガスを還流する還流系統を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水回収装置。
  7. 前記イオン交換性膜及び前記差圧分離膜の少なくとも一方は、鉛直方向に沿って中空糸が配置された中空糸群で構成される請求項2又は請求項3に記載の水回収装置。
  8. 前記第1水蒸気収集部及び前記第2水蒸気収集部の圧力及び透過水蒸気量の少なくともいずれかを監視する監視部を備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の水回収装置。
  9. 前記第1水蒸気収集部、前記第2水蒸気収集部及び前記凝縮部をバイパスするバイパスラインを備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の水回収装置。
  10. 前記第1水蒸気収集部に代えて、排ガス発生源から発生する排ガスから水蒸気分圧差に基づき水蒸気含有ガスを収集する第3水蒸気収集部を備える請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の水回収装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の水回収装置を前記排ガスを脱硫する脱硫部出口または煙突に接続した水再利用システム。
  12. 排ガス発生源から発生する排ガスから水蒸気含有ガスを収集するステップと、
    前記排ガスから前記水蒸気含有ガスが除去された残留ガスから水蒸気分圧差に基づき残留水蒸気を収集するステップと、
    収集された前記水蒸気含有ガス及び前記残留水蒸気の少なくとも一方を凝縮するステップと、を含む水回収方法。
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