JP2018091074A - 止水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口を通過できるようになる止水装置を提供すること。【解決手段】出入口2に対して開閉自在となっていて、出入口2への屋外側からの雨水等の浸入を阻止するための扉体3は、第1扉である扉12と、この扉12よりも上方に配置されていて、前記雨水等の浸入を阻止するために出入口2が扉体3により閉鎖されているときに出入口2を通過するための副扉となっている第2扉である扉13と、を含んで構成され、これらの扉12,13は、出入口2に対して互いに独立して開閉自在となっているとともに、扉13は、扉12に対して連結手段30により連結、分離自在となっており、下の扉12まで浸水している非常時には、上の扉13のみを開放して出入口2を通過する。【選択図】図1

Description

本発明は、集中豪雨や津波等が発生した非常時において、建物等の構造物の出入口への屋外側からの雨水、氾濫した河川の水、海水等の浸入を阻止するための止水装置に係り、例えば、地下街の店舗の出入口、ビルや住宅等の建物の1階や地階の出入口、ビルや住宅等の建物内の居室の出入口、さらには、平地に設置され、変電設備等が格納された建屋の1階や地階の出入口等に用いることができるものである。
従来より、建物等の構造物の出入口に対して開閉自在となっていて、集中豪雨や津波等が発生した非常時において、前記出入口への屋外側からの雨水や海水等の浸入を阻止するための扉体を備えた止水装置が知られており(例えば、特許文献1参照)、非常時には、出入口を扉体で全閉状態とすることでこの出入口への雨水や海水等の浸入を阻止することができる。
特開2015−151717号公報
ところで、雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、屋内に居る人間が屋外へ脱出したい場合や、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入りたい場合には、全閉状態の扉体を開放させる必要があるが、雨水や海水等の水圧で扉体を開放させることは容易ではなく、雨水や海水等が引くまで待つ必要がある。また、扉体を開放させることができたとしても、これでは雨水や海水等が屋内へ浸入してしまうことになる。
そこで、雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口を通過できるようにする工夫が求められている。
本発明の目的は、雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口を通過できるようになる止水装置を提供するところにある。
本発明に係る止水装置は、出入口に対して開閉自在となっていて、前記出入口への屋外側からの雨水等の浸入を阻止するための扉体を備えた止水装置において、前記扉体は、前記雨水等の浸入を阻止するために前記出入口が前記扉体により閉鎖されているときに前記出入口を通過するための副扉を備えて構成されていることを特徴とするものである。
前述したように、雨水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、屋内に居る人間が屋外へ脱出したい場合や、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入りたい場合には、全閉状態の扉体を開放させる必要があるが、雨水等の水圧で扉体を開放させることは容易ではなく、雨水等が引くまで待つ必要がある。また、扉体を開放させることができたとしても、これでは雨水等が屋内へ浸入してしまうことになる。
しかし、本発明に係る止水装置に備えられている扉体は、上述のように、雨水等の浸入を阻止するために出入口がこの扉体により閉鎖されているとき、すなわち、雨水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、出入口を通過するための副扉を備えて構成されている。
これにより、屋内に居る人間が屋外へ脱出したい場合や、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入りたい場合には、雨水等の水圧が掛かった全閉状態の扉体を開放させる必要はなく、副扉のみを開放させればよい。
このため、出入口を容易に通過することができるとともに、雨水等が屋内へ浸入するおそれはなくなる。
このように、本発明によると、雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口を通過できるようになる。
本発明において、副扉を備えて(言い換えると、含んで)構成されている扉体の形式、構造は任意なものでよい。
本発明に係る扉体の形式、構造の第1の例は、扉体は、第1扉と、この第1扉よりも上方に配置されていて、副扉となっている第2扉と、を含んで構成され、これらの扉は、出入口に対して互いに独立して開閉自在となっているとともに、第2扉は、第1扉に対して連結手段により連結、分離自在となっているものである。
この第1の例では、副扉となっている第2扉は、第1扉よりも上方に配置されており、これらの第1及び第2扉は、出入口に対して互いに独立して開閉自在となっているため、集中豪雨や津波等が発生した非常時において、扉体の下部に対して雨水や海水等の水圧がかかった状態でも、副扉のみを容易に開放できるようになる。
これにより、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口を通過できるようになる。
また、この第1の例では、第2扉は、第1扉に対して連結手段により連結、分離自在となっている。
このため、通常時においては、第2扉を連結手段により第1扉に連結した状態にしておき、これらの第1及び第2扉が一体となった扉体を開放して出入口を通過するようにする。一方、集中豪雨や津波等が発生した非常時においては、出入口を通過するためには、連結手段により第1扉に連結した状態にしていた第2扉を分離し、第2扉のみを開放して出入口を通過するようにする。
なお、前述した扉体の形式、構造の第1の例において、連結手段の形式、構造は、任意なものでよい。
連結手段の形式、構造は、例えば、第1扉と第2扉のうち、一方に設けられ、この一方に配置されているラッチ部材を作動させるための操作部材と、他方に設けられ、前記ラッチ部材を受けるラッチ部材受け部と、を含んで構成されるものでもよく、なくてもよい。なお、ラッチ部材受け部は、扉に対して一体となっているものでもよく、別体となっているものでもよい。
ここで、連結手段を構成するラッチ部材とラッチ部材受け部の形式、構造は、任意なものでよい。
ラッチ部材とラッチ部材受け部の形式、構造の第1の例は、ラッチ部材が、第1扉と第2扉のうち、一方に設けられている回動自在な操作部材の軸に配置され、この一方の内部で操作部材とともに回動自在となっているものであり、ラッチ部材受け部が、他方の内部に設けられ、前記ラッチ部材が係合(あるいは嵌合)するものである。
また、ラッチ部材とラッチ部材受け部の形式、構造の第2の例は、ラッチ部材が、第1扉と第2扉のうち、一方に設けられている操作部材に配置され、他方の側へ突出し、一方の側へ没入する突没自在な棒状部材(言い換えると、ロッド棒)であり、ラッチ部材受け部が、他方に設けられ、この他方の側へ突出した前記棒状部材を受ける棒状部材受け部である。
さらに、ラッチ部材とラッチ部材受け部の形式、構造の第3の例は、ラッチ部材が、第1扉と第2扉のうち、一方に設けられている操作部材に配置され、他方の側へ突出し、一方の側へ没入する突没自在なデッドボルトであり、ラッチ部材受け部が、他方に設けられ、この他方の側へ突出した前記デッドボルトが差し込まれる穴部となっているストライク部である。
本発明において、第1扉と第2扉の両方が開き戸であってもよく、第1扉と第2扉の両方が引戸であってもよく、第1扉と第2扉のいずれか一方が開き戸あって、他方が引戸であってもよい。
なお、第1扉と第2扉の両方が、上述したように、開き戸である場合には、第1扉の上端部には、第2扉の下端部が当接する戸当たり部を設けるようにし、この戸当たり部は、第2扉が屋外側から屋内側へ回動することにより、第2扉の下端部が当接するものとなっていることが好ましい。
また、第1扉と第2扉の両方が開き戸である場合には、第1扉は、二軸蝶番により出入口に対して開閉自在とし、全閉位置まで閉じ移動した第1扉は、操作部材の操作により出入口の周縁部に圧接されるようにしてもよく、しなくてもよい。
前者の場合によると、後者の場合と比較して、全閉位置まで閉じ移動した第1扉による止水効果(言い換えると、水密性能)をより向上させることができるようになる。
なお、第2扉についても、二軸蝶番により出入口に対して開閉自在としてもよく、しなくてもよい。
以上の本発明において、第1扉と第2扉とが、連結手段により連結された状態で全閉位置に達しているときであって、第2扉に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用しているとき、連結手段に対して作用する前記圧力を低減させるための圧力低減手段を備えることが好ましい。
これは、第1扉と第2扉とが、連結手段により連結された状態で全閉位置に達しているときであって、第2扉に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用しているときには、連結手段に対して前記圧力が作用することで、第2扉のみを開放させるためにこの第2扉を第1扉から分離させることが困難となるおそれがあるからである。
このため、連結手段に対して作用する前記圧力を低減させるための圧力低減手段を備えることにより、第2扉のみを開放させるためにこの第2扉を第1扉から分離させることが困難となることを防止することができるようになる。
本発明に係る扉体の形式、構造の第2の例は、扉体は、扉体本体と、出入口を通過するために前記扉体本体に形成された開口部に対して開閉自在となっている前記副扉と、を含んで構成されているものである。
この第2の例では、通常時においては、副扉を、例えば、施錠装置により扉体本体に施錠した状態にしておき、これらの扉体本体及び副扉が一体となった扉体を開放して出入口を通過するようにする。一方、集中豪雨や津波等が発生した非常時においては、出入口を通過するためには、施錠装置により扉体本体に施錠した状態にしていた副扉を解錠し、副扉のみを開放して出入口を通過するようにする。
また、この第2の例においては、扉体本体と副扉の両方が開き戸であってもよく、扉体本体と副扉の両方が引戸であってもよく、扉体本体と副扉のいずれか一方が開き戸あって、他方が引戸であってもよい。
なお、扉体本体と副扉の両方が開き戸である場合や、扉体本体が引戸であって副扉が開き戸である場合には、扉体本体に形成された開口部の周縁部には、副扉の周縁部が当接する戸当たり部を設けるようにしてもよく、しなくてもよい。
前者の場合において、戸当たり部は、副扉が屋外側から屋内側へ回動することにより、副扉の周縁部が当接するものとなっていることが好ましい。
これは、副扉に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用したとき、この副扉が屋外側から屋内側へ回動し、雨水等が屋内側へ浸入することを防止するためである。
また、扉体本体と副扉の両方が開き戸である場合や、扉体本体が開き戸であって副扉が引戸である場合には、扉体本体は、二軸蝶番により出入口に対して開閉自在とし、全閉位置まで閉じ移動した扉体本体は、操作部材の操作により出入口の周縁部に圧接されるようにしてもよく、しなくてもよい。
前者の場合によると、後者の場合と比較して、全閉位置まで閉じ移動した扉体本体による止水効果(言い換えると、水密性能)をより向上させることができるようになる。
以上の本発明において、出入口の周縁部のうち、少なくとも下縁部と左縁部と右縁部には、これらの部分と全閉状態となっている扉体との隙間を塞ぐための水密部材を配置するようにしてもよく、しなくてもよい。
なお、扉体の形式、構造が前述した第2の例である場合において、出入口を通過するために扉体本体に形成された開口部のうち、少なくとも下縁部と左縁部と右縁部には、これらの部分と全閉状態となっている副扉体との隙間を塞ぐための水密部材を配置するようにしてもよく、しなくてもよい。
本発明によると、雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口を通過できるようになるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る止水装置を示す屋外側から見た正面図である。 図2は、図1で示されている止水装置を屋内側から見た正面図である。 図3は、図1のS3−S3線断面図である。 図4は、図1のS4−S4線断面図である。 図5は、第1扉と第2扉を連結するための連結手段の内部構造が示されている第1扉及び第2扉の平断面図である。 図6は、図5で示されている連結手段の内部構造を第2扉の一部を破断して示した正面図であって、連結手段により第1扉と第2扉が連結されているときを示す図である。 図7は、図6と同様に、図5で示されている連結手段の内部構造を第2扉の一部を破断して示した正面図であって、第1扉と第2扉が分離されているときを示す図である。 図8は、通常時において、連結手段により第1扉と第2扉が連結されている扉体を開放したときを示す図である。 図9は、非常時において、連結手段により第1扉と連結されている第2扉を第1扉から分離してこの第2扉のみを開放したときを示す図である。 図10は、扉体が扉体本体と副扉とを含んで構成される実施形態に係る止水装置を示す図1と同様の屋外側から見た正面図である。 図11は、図10の実施形態において、副扉の施錠装置の代わりに、扉体本体と副扉を連結するための連結手段を備えるようにした実施形態を示す図10と同様の図である。 図12は、第1扉の蝶番が二軸蝶番となっている実施形態に係る止水装置を示す図1と同様の屋外側から見た正面図である。 図13は、図12で示されている第1扉の二軸蝶番の拡大図を示す図である。 図14は、図12のS14−S14線断面図であって、図12で示されている第1扉が閉じ移動中となっているときを示す平断面図である。 図15は、図14で示されている閉じ移動中の第1扉が全閉位置に達したときを示す図14と同様の図である。 図16は、図15で示されている第1扉が操作部材の操作により出入口の周縁部に圧接されているときを示す図15と同様の図である。 図17は、第1扉に設けられていて、第2扉の下端部が当接する戸当たり部の別実施形態を示す図3と同様の図である。 図18は、図11の実施形態における扉体本体の蝶番が二軸蝶番となっている実施形態に係る止水装置を示す図11と同様の図である。 図19は、図1の実施形態において、第2扉を開放した後に出入口を通過するための梯子部と手摺部が備えられている実施形態に係る止水装置を示す図1と同様の図である。 図20は、図1の実施形態において、圧力低減手段を備えた実施形態に係る止水装置を示す図4と同様の図である。 図21は、図20において、第1扉に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用しているときの圧力低減手段の動作を示す図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る止水装置1を屋外側から見た正面図が示されており、図2には、本発明の一実施形態に係る止水装置1を屋内側から見た正面図が示されている。
この止水装置1は、建物等の構造物である地下街の店舗、ビルや住宅等の出入口(居室の出入口を含む)2への屋外側からの雨水、氾濫した河川の水、海水等の浸入を阻止するために設置されるものである。
この止水装置1に備えられている開き戸である扉体(言い換えると、ドア)3は、出入口2に対して開閉自在となっており、この扉体3を全閉位置まで閉じ移動させることにより、屋外側からの雨水等の浸入が阻止される(言い換えると、雨水等が止水される)。
出入口2の上辺部(言い換えると、上縁部)を形成する天井4には、上枠部材8が取り付けられ、出入口2の左右の側辺部(言い換えると、左縁部と右縁部)を形成する建物躯体である側壁5,6には、左右の側枠部材9,10が取り付けられている。また、出入口2の下辺部(言い換えると、下縁部)を形成する床7における屋内側の部分には、下枠部材11が取り付けられている。なお、本実施形態では、上枠部材8と左右の側枠部材9,10は一体となっている。
本実施形態では、扉体3は、開き戸となっている第1扉である扉12と、この扉12よりも上方に配置されている開き戸となっている第2扉である扉13と、を含んで構成されている。
扉13は、扉12に対して具体的な構造を後述する連結手段30により連結、分離自在となっているが、通常、これらの扉12,13同士は、連結手段30により連結されて一体となっており、出入口2は、扉12,13同士が一体となっている状態の扉体3によって開閉される。
なお、扉12,13同士が一体となっている状態の扉体3の開閉操作は、扉13の屋外側の面13Aと屋内側の面13Bにそれぞれ配置されている操作部材であるハンドル部材16を回動させることにより行われる。
また、扉13には、扉12,13同士が一体となっている状態の扉体3を施錠、解錠するための施錠装置17が配置されており、屋内側から扉体3を施錠、解錠するためには、扉13の屋内側の面13Bに配置されている施錠装置17のサムターン17Aを回動させることにより行い、屋外側から扉体3を施錠、解錠するためには、扉13の屋外側の面13Aに配置されている施錠装置17の鍵穴17Bに合鍵を挿入、回動させることにより行う。
なお、図2に示されているように、上枠部材8の屋外側の下面8Aと、扉13の屋内側の面13Bの上部には、ドアクローザー18が配置されている。
扉12は、左の側枠部材9に配置された上下2個の蝶番14により出入口2に対して開閉自在となっており、扉13も、左の側枠部材9に配置された上下2個の蝶番15により出入口2に対して開閉自在となっている。
このため、扉13が扉12から分離された状態となっているときには、これらの扉12,13は、出入口2に対して互いに独立して開閉自在となる。
図3は、図1のS3−S3線断面図である。
この図3に示されているように、扉12の上端部19には、この扉12の厚さ方向である前後方向(図3では左右方向)であって屋外側(図3に示す屋外空間S1側)から屋内側(図3に示す屋内空間S2側)へ向かう方向への下りの段差となっている段部20が形成されているため、扉12の上端部19は、上側の薄肉部21と、下側の厚肉部22とからなる。
この段部20は、扉12の幅方向である左右方向全長に渡って形成されている。言い換えると、扉12の上端部19のうち、屋内側の部分は上方に延出した上方延出部21となっており、屋外側の部分は、切り欠かれた切欠部となっている。
一方、扉13の下端部23には、この扉13の厚さ方向である前後方向であって屋内側から屋外側へ向かう方向への下りの段差となっている段部24が形成されているため、扉13の下端部23は、下側の薄肉部25と、上側の厚肉部26とからなる。
この段部24は、扉13の幅方向である左右方向全長に渡って形成されている。言い換えると、扉13の下端部23のうち、屋外側の部分は下方に延出した下方延出部25となっており、屋内側の部分は、切り欠かれた切欠部となっている。
次に、扉13を扉12に対して連結、分離自在とするための連結手段30、言い換えると、扉12,13同士を連結、分離自在とするための連結手段30について説明する。
図1及び図2に示されているように、本実施形態では、連結手段30は2個備えられ、これらの連結手段30は左右対称の構造を有しているため、一方(図1では右側)の連結手段30の構造について説明する。
図4は、図1のS4−S4線断面図である。また、図5は、連結手段30の内部構造が示されている扉12,13の平断面図であり、図6は、図5で示されている連結手段30の内部構造を扉13の一部を破断して示した正面図であって、連結手段30により扉12と扉13が連結されているとき(図1〜図5で示されている状態)を示す図である。
図1及び図2に示されているように、扉12の上端部19の近傍には、扉12,13同士を連結、分離操作するための操作部材であるハンドル部材31が配置されている。
図1及び図2に示されているように、把持部32(図3〜図6参照)を有するハンドル部材31は、扉12の屋外側の面12Aと屋内側の面12Bの両方に配置されており、これらのハンドル部材31は、図3及び図4に示す扉12の上端部19に形成された図4及び図5で示されている空間部27を貫通して配置されている軸33を中心に、図1及び図2に示す矢印A方向に約45度回動自在となっている。
また、図4及び図5に示されているように、ハンドル部材31の軸33における扉12の空間部27の屋外側(言い換えると、屋外空間S1側)の部分には、軸33の軸方向(言い換えると、扉12の厚さ方向)と直交する方向に延びる棒状のラッチ部材35が立設されている。
このため、ラッチ部材35は、図1及び図2に示す矢印A方向に約45度回動自在となっているハンドル部材31とともに、図1及び図2に示す矢印B方向に約45度回動自在となっている。
図4〜図6に示されているように、軸33を中心に回動自在となっているラッチ部材35のうち、図示されていない先細り部となっている上部には、この上部に対して回転自在となっているローラ36が配置されている。
前述したように、扉12の上端部19には空間部27が形成されているが、扉13の下端部23には空間部28が形成されている(図4参照)。
扉12の上端部19の図3に示す厚肉部22の上面部22Aのうち、空間部27が形成されている部分は、図4に示すように、開口部22Bとなっており、一方、扉13の下端部23の図3に示す薄肉部25の下面部25Aのうち、空間部28が形成されている部分は、図4に示すように、開口部25Bとなっている。
このため、ハンドル部材31を回動操作させることにより、ローラ36を有するラッチ部材35は、図4や図6で示されている扉12の上端部19の空間部27と、扉13の下端部23の空間部28を回動することになる。
なお、図3〜図5で示されているように、扉12の屋外側の面12Aと屋内側の面12Bには、ハンドル部材31の軸33の軸受け部34がそれぞれ配置されている。
前述した図3で示されている扉13の下端部23の薄肉部25において、図4で示されている空間部28が形成されている部分の表面材のうち、屋内側の表面材13Cの内側面部13D(図3〜図5参照)には、ラッチ部材35を受ける図4及び図5に示すラッチ部材受け部材37がビス等の止着具38(図5参照)により取り付けられている。
本実施形態に係るラッチ部材受け部を形成するものとなっているこのラッチ部材受け部材37は、図5から分かるように、屋外空間S1側へ上り傾斜した傾斜部37Aと、この傾斜部37Aの頂上部から平坦となっている平坦部37Bと、この平坦部37Bの先端部から屋外空間S1側へ突出した突片部37Cと、を有するものとなっている。
次に、扉12と扉13を連結するための連結手段30の動作について説明する。
図7は、図6と同様に、図5で示されている連結手段30の内部構造を扉13の一部を破断して示した正面図であって、扉12と扉13が分離されているときを示す図であり、図6で示されているハンドル部材31の把持部32を反時計回りの方向に90度回動させたときを示す図となっている。
この図7に示されているように、扉12と扉13が分離されているときには、連結手段30を構成するハンドル部材31の把持部32は、下向き(言い換えると、鉛直方向)の姿勢となっており、一方、ハンドル部材31の軸33に立設されたラッチ部材35は水平の姿勢となっている。なお、ハンドル部材31は、図7の状態において、空間部27に配置されている図示しないストップ部材によって、これ以上反時計回りの方向に回動することが阻止されている。
図6で示されている状態において、扉12と扉13を連結するためには、ハンドル部材31を時計回りの方向に90度回動させる。
ハンドル部材31を時計回りの方向に回動させていくと、このハンドル部材31の把持部32と90度の角度をなすラッチ部材35のローラ36は、ラッチ部材受け部材37に転動しながら接触することになる。
図示されていないが、本実施形態では、図7で示されているときにおけるラッチ部材35の扉12,13の厚さ方向の位置は、図4や図5で示されている位置よりも、図5に示すラッチ部材受け部材37の傾斜部37Aの高さ分だけ、屋内空間S2側へずれたものとなっている。
このため、ハンドル部材31を時計回りの方向に回動させていくと、ラッチ部材35のローラ36は、まず、ラッチ部材受け部材37の傾斜部37Aを転動することになる。さらに、ハンドル部材31を時計回りの方向に回動させていくと、ラッチ部材35のローラ36は、ラッチ部材受け部材37の平坦部37Bに乗り上げた後、ラッチ部材受け部材37の突片部37Cに当接するまで、この平坦部37Bを転動することになる。
図5及び図6で示されているように、ラッチ部材35のローラ36がラッチ部材受け部材37の突片部37Cに当接したとき、扉12と扉13が連結された状態となる。
前述したように、図7で示されているときにおけるラッチ部材35の扉12,13の厚さ方向の位置は、図4や図5で示されている位置よりも、図5に示すラッチ部材受け部材37の傾斜部37Aの高さ分だけ、屋内空間S2側へずれたものとなっている。
このため、ラッチ部材35のローラ36が、ラッチ部材受け部材37の傾斜部37Aを転動したときから、このローラ36は、ラッチ部材受け部材37を屋内空間S2側へ押圧することになり、この押圧力は、ラッチ部材受け部材37の平坦部37Bに乗り上げた以降最大となる。
このように、ラッチ部材受け部材37に対して、ラッチ部材35のローラ36の押圧力が作用することにより、図3に示す扉13の下端部23の薄肉部25は、扉12の上端部19の薄肉部21に密着することになり、扉12と扉13の連結状態は強固なものとなる。
以上は、扉12と扉13を連結するために、図1で示されている扉12の屋外側の面12Aに左右2個配置されている連結手段30を構成するハンドル部材31のうち、一方である右側のハンドル部材31を回動操作させることについての説明であったが、扉12と扉13を連結するためには、他方である左側のハンドル部材31についても回動操作(右側のハンドル部材31とは異なり、反時計回りの方向に90度回動させる操作)を行う。
また、以上は、扉12と扉13を連結するために、扉12の屋外側の面12Aに左右2個配置されているハンドル部材31を回動操作させることについての説明であったが、扉12と扉13を連結することは、図2で示されている扉12の屋内側の面12Bに左右2個配置されているハンドル部材31を回動操作させることによっても行うことができる。
本実施形態に係る止水装置1では、集中豪雨や津波等が発生した非常時以外の通常時(言い換えると、平常時)においては、図8で示されているように、扉体3は、扉12と扉13同士を連結手段30で連結した状態で使用するものとなっている。
すなわち、本実施形態に係る止水装置1では、通常時においては、出入口2は、扉12と扉13同士が連結手段30で連結された扉体3によって開閉されるものとなっている。
なお、図8で示されているように、扉体3を開閉するには、扉13に配置されているハンドル部材16を回動操作することにより行い、また、扉体3を施錠、解錠するには、扉13に配置されている施錠装置17を操作することにより行う。
一方、集中豪雨や津波等が発生した非常時においては、前述の図1で示されているように、扉12と扉13同士が連結手段30で連結された扉体3で出入口2を閉鎖することにより、屋外側からの雨水、氾濫した河川の水、海水等が出入口2に浸入することが阻止されるようになっている。
ところで、前述したように、従来においては、雨水や海水等が全閉状態の扉体で止水されている状態において、屋内に居る人間が屋外へ脱出したい場合や、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入りたい場合には、全閉状態の扉体を開放させる必要があるが、雨水や海水等の水圧で扉体を開放させることは容易ではなく、雨水や海水等が引くまで待つ必要がある。また、扉体を開放させることができたとしても、これでは雨水や海水等が屋内へ浸入してしまうことになる。
しかし、本実施形態では、屋外側からの雨水、氾濫した河川の水、海水等が出入口2に浸入することを阻止するためにこの出入口2を閉鎖している扉体3を構成するものであって、連結手段30により連結された状態となっている扉12と扉13は、ハンドル部材31を操作することにより分離させることができるようになっている。
すなわち、図1及び図2で示されている左右のハンドル部材31のうち、右側のハンドル部材31を反時計回りの方向に90度回動させるとともに、左側のハンドル部材31を時計回りの方向に90度回動させることにより、連結手段30により連結された状態となっていた扉12と扉13は、分離された状態とすることができる。
このため、図9で示されているように、屋外側から、2点鎖線で示されている雨水や海水等41が下の扉12の高さ付近まで流入し、この扉12に対して、2点鎖線で示されている雨水や海水等41の水圧が作用している状態となっていても、上の扉13に配置されているハンドル部材16を回動操作することによってこの扉13のみを開放することができる。
これにより、出入口2の上部が開口するため、屋内に居る人間が屋外へ脱出することが可能となり、また、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入ることが可能となる。
前述したように、図3で示されている扉12の上端部19には、この扉12の厚さ方向である前後方向であって屋外側から屋内側へ向かう方向への下りの段差となっている段部20が形成されているため、扉12の上端部19は、上側の薄肉部21と、下側の厚肉部22とからなる。一方、図3で示されている扉13の下端部23には、この扉13の厚さ方向である前後方向であって屋内側から屋外側へ向かう方向への下りの段差となっている段部24が形成されているため、扉13の下端部23は、下側の薄肉部25と、上側の厚肉部26とからなる。
このため、図9で示されている状態において、屋外側へ開放した扉13を再び全閉位置まで閉鎖させたときには、扉13の下端部23の薄肉部25が、全閉状態の扉12の上端部19の薄肉部21に当接することになる。
このため、本実施形態では、扉12の上端部19に設けられている薄肉部21は、扉13が屋外側から屋内側へ回動することにより、この扉13の下端部23に設けられている薄肉部25が当接する戸当たり部となっている。
このように、本実施形態では、第1扉である扉12の上端部19には、第2扉である扉13の下端部23が当接する戸当たり部が設けられており、この戸当たり部は、扉13が屋外側から屋内側へ回動することにより、扉13の下端部23の薄肉部25が当接するものとなっている。
なお、本実施形態では、扉12には、この扉12のみを施錠するための施錠装置は設けられていないが、図9で示されている状態においては、扉12は、この扉12に対して2点鎖線で示されている雨水や海水等41の水圧が作用するため、扉12が屋外側へ回動して出入口2が開放することはない。
以上説明したように、本実施形態に係る止水装置1に備えられている扉体3は、雨水等の浸入を阻止するために出入口2がこの扉体3により閉鎖されているとき、すなわち、雨水等が全閉状態の扉体3で止水されている状態において、出入口2を通過するための副扉である扉13を備えて構成されている。
これにより、屋内に居る人間が屋外へ脱出したい場合や、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入りたい場合には、雨水等の水圧が掛かった全閉状態の扉体3を開放させる必要はなく、扉13のみを開放させればよい。
このため、出入口2を容易に通過することができるとともに、雨水等が屋内へ浸入するおそれはなくなる。
このように、本実施形態によると、雨水や海水等が全閉状態の扉体3で止水されている状態において、雨水や海水等を屋内へ浸入させることなく、出入口2を通過できるようになる。
図10は、以上説明した図1〜図9で示されている止水装置1の別実施形態を示す図1と同様の図(屋外側から見た正面図)である。
なお、以下で説明する各実施形態における装置、部材のうち、図1〜図9で示されている前述の実施形態と同じ装置、部材については、同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態に係る止水装置51では、出入口2に対して開閉自在となっている扉体52は、開き戸である扉体本体53と、出入口2を通過するために扉体本体53に形成された開口部54に対して開閉自在となっている開き戸である副扉55と、を含んで構成されている。
図10で示されているように、扉体本体53は、左の側枠部材9に配置された上下2個の蝶番56により出入口2に対して開閉自在となっており、副扉55は、開口部54の左縁部54Cに配置された上下2個の蝶番57により開口部54に対して開閉自在となっている。
また、図10で示されているように、扉体本体53の屋外側の面53Aと、この面53Aとは反対側の面である屋内側の面(図示されず)には、この扉体本体53を開閉操作するための操作部材であるハンドル部材16が配置されている。また、扉体本体53には、この扉体本体53を、屋外側と屋内側から施錠、解錠するための施錠装置17が配置されている。
この扉体本体53と同様に、副扉55の屋外側の面55Aと、この面55Aとは反対側面である屋内側の面(図示されず)には、この副扉55を開閉操作するための操作部材であるハンドル部材58が配置されている。また、副扉55には、この副扉55を屋外側と屋内側から施錠、解錠するための施錠装置59が配置されている。
なお、副扉55に配置されているハンドル部材58と施錠装置59は、扉体本体53に配置されているハンドル部材16と施錠装置17と同様の形式、構造を有するものとなっている。
なお、開口部54の周縁部である上縁部54Aと、下縁部54Bと、左縁部54Cと、右縁部54Dのそれぞれは、副扉55の周縁部である上縁部55Bと、下縁部55Cと、左縁部55Dと、右縁部55Eのそれぞれが当接する戸当たり部となっており、これらの戸当たり部54A,54B,54C,54Dは、副扉55が屋外側から屋内側へ回動する(言い換えると、閉鎖する)ことにより、副扉55の周縁部55B,55C,55D,55Eが当接するものとなっている。
本実施形態に係る止水装置51では、集中豪雨や津波等が発生した非常時以外の通常時においては、図10で示されているように、扉体52は、副扉55を施錠装置59で施錠した状態、言い換えると、扉体本体53と副扉55同士を施錠装置59で連結した状態で使用するものとなっている。
すなわち、本実施形態に係る止水装置51では、通常時においては、出入口2は、扉体本体53と副扉55同士が施錠装置59で連結された扉体52によって開閉されるものとなっている。
一方、集中豪雨や津波等が発生した非常時においては、扉体本体53と副扉55同士が施錠装置59で連結された扉体52で出入口2を閉鎖することにより、屋外側からの雨水、氾濫した河川の水、海水等が出入口2に浸入することが阻止されるようになっている。
このため、屋外側から雨水や海水等が、図10で示されている副扉55の下縁部(言い換えると、下端部)55Cの高さ付近まで流入し、扉体本体53に対して、雨水や海水等の水圧が作用している状態となっていても、副扉55を解錠した後、この副扉55に配置されているハンドル部材58を回動操作することによってこの副扉55のみを開放することができる。
これにより、扉体本体53の開口部54が開口するため、屋内に居る人間が屋外へ脱出することが可能となり、また、屋外に居る人間が屋内の様子を見るために屋内へ入ることが可能となる。
なお、本実施形態に係る止水装置51では、副扉55には、この副扉55を施錠するための施錠装置59が備えられているため、図1〜図9に示されている前述の実施形態に係る止水装置1に備えられている連結手段30のように、副扉55を扉体本体53と連結、分離自在とするための連結手段は不要となっている。
図11は、図10で示されている実施形態に係る止水装置51において、副扉55を施錠するための施錠装置59を備えずに、図1〜図9に示されている前述の実施形態に係る止水装置1に備えられている連結手段30を備えた実施形態を示す図10と同様の図である。
図示されていないが、本実施形態に係る止水装置51´では、扉体本体53の開口部54の下縁部54Bは、前述の実施形態に係る止水装置1の扉12の上端部19(図3参照)と同様に、扉体本体53の厚さ方向であって屋外側から屋内側へ向かう方向への下りの段差となっている段部が形成されているため、扉体本体53の開口部54の下縁部54Bは、上側の薄肉部と、下側の厚肉部とからなっている。そして、この段部は、扉体本体53の開口部54の下縁部54Bの幅方向である左右方向全長に渡って形成されている。
一方、副扉55の下縁部(言い換えると、下端部)55Cには、この副扉55の厚さ方向であって屋内側から屋外側へ向かう方向への下りの段差となっている段部が形成されているため、副扉55の下縁部55Cは、下側の薄肉部と、上側の厚肉部とからなる。そして、この段部は、副扉55の幅方向である左右方向全長に渡って形成されている。
また、前述の実施形態に係る止水装置1の扉12の上端部19(図4参照)と同様に、扉体本体53の開口部54の下縁部54Bには、空間部27が形成されている。一方、前述の実施形態に係る止水装置1の扉13の下端部23(図4参照)と同様に、副扉55の下縁部55Cには、空間部28が形成されている。
そして、前述の実施形態に係る止水装置1と同様に、扉体本体53の開口部54の下縁部54Bの近傍には、副扉55と扉体本体53を連結、分離操作するための操作部材であるハンドル部材31が配置されており、連結手段30を構成するこれらのハンドル部材31の回動中心軸33(図4〜図6参照)と、この軸33に立設されているローラ36を有するラッチ部材35(図4〜図6参照)は、扉体本体53の開口部54の下縁部54Bに形成された上述の空間部27に配置されている。一方、ラッチ部材35を受けるラッチ部材受け部材37(図4〜図6参照)は、副扉55の下縁部55Cに形成された上述の空間部28に配置されている。
図12は、図1の実施形態に係る止水装置1の扉12の蝶番が二軸蝶番となっている実施形態を示す図1と同様の屋外側から見た正面図である。
この図12で示されているように、本実施形態に係る止水装置61では、扉12は、上下2個の二軸蝶番62により出入口2に対して開閉自在となっている。
図13は、図12で示されている二軸蝶番62の拡大図を示す図である。
この図13で示されているように、二軸蝶番62は、扉13の上下2個の蝶番15が配置されている側である左側の側枠部材9に配置されている第1回動軸63と、扉12に配置されている第2回動軸65とを有している。 第1回動軸63の上部と下部は、側枠部材9の屋外側の面部に取り付けられた上下一対の軸受部材64に支持され、第2回動軸65の上部と下部は、扉12の屋外側の面12Aに取り付けられた上下一対の軸受部材66に支持されている。
これらの第1及び第2回動軸63,65の中央部同士は、連結部材67によって回動自在に連結されているため、扉12は、連結部材67を介して第1回動軸63を中心に側枠部材9に対して回動自在となっているとともに、第2回動軸65を中心に連結部材67に対しても回動自在となっている。これにより、扉12は、出入口2に向かって平行移動可能となっている。
図14は、図12のS14−S14線断面図であって、扉12が閉じ移動中となっているときを示す平断面図である。
この図14で示されているように、扉12は、連結部材67を介して第1回動軸63を中心に、軸受部材66に支持された第2回動軸65とともに、側枠部材9に対して回動する。
図15は、図14で示されている閉じ移動中の扉12が全閉位置に達したときを示す図14と同様の図である。
本実施形態では、全閉位置まで閉じ移動した扉12による止水効果(言い換えると、水密性能)をより向上させるための図12で示されている操作部材であるハンドル部材70が備えられている。このハンドル部材70は、ハンドル部材16と同様に、扉12の屋外側の面12Aと屋内側の面12Bにそれぞれ配置されている。
図示されていないが、扉12の屋内側の面12Bに配置されているハンドル部材70は、連結手段30と同様に、先端部にローラが配置されているラッチ部材を有している。一方、図示されていないが、側枠部材10における屋内側の面には、ハンドル部材70のラッチ部材を受けるラッチ部材受け部材がビス等の止着具により取り付けられている。
ラッチ部材受け部を形成している縦長形状のラッチ部材受け部材は、図示されていないが、下から、屋内空間S2側へ上り傾斜した傾斜部と、この傾斜部の頂上部から平坦となっている平坦部と、この平坦部の先端部から屋内空間S2側へ突出した突片部と、を有するものとなっている。
通常時において、室外側と室内側のハンドル部材70は、2点鎖線で示されているように水平姿勢となっており、非常時には、室外側のハンドル部材70を反時計回りの方向に回動させる、又は、室内側のハンドル部材70を時計回りの方向に回動させることにより、このハンドル部材70のラッチ部材のローラが、側枠部材10のラッチ部材受け部材の平坦部に乗り上げた後、突片部に当接する。これにより、ハンドル部材70の回動は停止し、このハンドル部材70は、図12の実線で示されている姿勢となる。
ハンドル部材70のラッチ部材のローラが、ラッチ部材受け部材の平坦部に乗り上げることにより、扉12には屋内空間S2の側への圧力が作用することになる。
これにより、扉12は、二軸蝶番62により、図15で示されている状態から、出入口2に向かって平行移動した後、図16で示されているように、扉12は、出入口2の周縁部に配置されている水密部材40に圧接された状態となる。
本実施形態によると、図1の実施形態と比較して、全閉位置まで閉じ移動した扉12による止水効果(言い換えると、水密性能)をより向上させることができるようになる。
図17は、第1扉に設けられていて、第2扉の下端部が当接する戸当たり部の別実施形態を示す図3と同様の図である。
この図17で示されているように、本実施形態に係る止水装置71では、扉体72を構成する第1扉である扉73と第2扉である扉74のうち、扉73の上端部75には、図3の実施形態の扉12と同様に、段部76が形成されており、この扉73の上端部75は、上側の薄肉部77と、下側の厚肉部78とからなっている。しかし、本実施形態では、この扉73の上側の薄肉部77の厚さ寸法は、図3の実施形態の扉12の上側の薄肉部21厚さ寸法よりも小さくなっている。
一方、扉74の厚さ寸法は、図3の実施形態の扉13の厚さ寸法よりも小さくなっている。そして、この扉74の下端部79には、図3の実施形態の扉13の下端部23に形成されている段部24は形成されていない。
このため、本実施形態では、扉73の上端部75の薄肉部77が、扉74の下端部79が当接する戸当たり部となる。
本実施形態によると、扉74の下端部79の形状を簡単化することができるようになる。
図18は、図10の実施形態における扉体本体53の上下2個の蝶番56が、二軸蝶番となっている実施形態に係る止水装置51´´を示す図10と同様の図である。
この図18に示されているように、本実施形態に係る止水装置51´´に備えられている二軸蝶番62は、図11の実施形態に係る二軸蝶番62と同様のものとなっている。
また、本実施形態に係る止水装置51´´では、図12の実施形態と同様に、全閉位置まで閉じ移動した扉体52の扉体本体53による止水効果をより向上させるための操作部材であるハンドル部材70が備えられており、このハンドル部材70は、扉体本体53の屋外側の面53Aと屋内側の面にそれぞれ配置されている。
本実施形態によると、扉体本体53は、二軸蝶番62により出入口2に対して開閉自在となっており、全閉位置まで閉じ移動した扉体本体53は、ハンドル部材70の回動操作により、出入口2の周縁部に配置されている水密部材40に圧接された状態となる。
図19は、図1の実施形態において、扉13を開放した後に出入口2を通過するための梯子部82と手摺部83が備えられている実施形態に係る止水装置81を示す図1と同様の図である。
非常時において、扉13のみを開放して出入口2を通過しようとする場合には、開放した扉13の下にある扉12を跨いで出入口2を通過する必要があり、このため、出入口2を通過することは容易ではない。
扉12を跨がずに出入口2を通過する方法として、例えば、予め倉庫等に保管してある脚立や梯子等を出入口2の前の床7に設置する方法がある。
しかし、この方法では、倉庫等から脚立や梯子等を出入口2の前まで持ってくる作業と、持ってきた脚立を組み立てたり、持ってきた梯子を扉12に掛ける等の作業等が必要となる。
本実施形態では、このような作業が不要となり、出入口2を通過しようとする人は、屋外側と屋内側の側壁6にそれぞれ配置されている手摺部(言い換えると、手掛け部)83に手を掛けるとともに、扉12の屋外側の面12Aと屋内側の面12Bにそれぞれ配置されている梯子部(言い換えると、足掛け部)82に足を掛けて扉12をよじ登るようにすればよい。
なお、本実施形態において、梯子部82や手摺部83は、金属製のパイプ等の折り曲げで形成されているが、これらの梯子部82や手摺部83は、水に濡れても滑らない加工を施すことが好ましい。
なお、梯子部82や手摺部83は、前述の図10や図11の実施形態に係る止水装置51,51´においても備えるようにしてもよい。
この場合には、梯子部82は、例えば、扉体本体53の屋外側の面53Aと屋内側の面における副扉55よりも下側の部分に配置する。また、手摺部83は、例えば、屋外側と屋内側の側壁6に配置してもよく、扉体本体53の屋外側の面53Aと屋内側の面における副扉55よりも右側の部分に配置してもよい。
なお、梯子部や手摺部の形式、構造は、図19で示されている梯子部82や手摺部83に限定されるものでなく、梯子部や手摺部は、任意な形式、構造のものでよい。
図20は、図1の実施形態の扉12と扉13とが、連結手段30により連結された状態で全閉位置に達しているときであって、扉12に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力(言い換えると、水圧)が作用しているとき、連結手段30に対して作用する前記圧力を低減させるための圧力低減手段が備えられている実施形態に係る止水装置91を示す図4と同様の図である。
非常時において、扉12と扉13とが、連結手段30により連結された状態で全閉位置に達しているときであって、扉12に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用しているときには、連結手段30のラッチ部材35とラッチ部材受け部材37との係合状態が強固なものとなり、このため、ハンドル部材31を回動操作することが困難となるおそれがある。すなわち、連結状態の扉12と扉13を分離することが困難となるおそれがある。
図20で示されているように、本実施形態では、扉13の下端部23に形成されている空間部28´の扉13の厚さ方向の寸法は、図4の実施形態の空間部28の扉13の厚さ方向の寸法よりも大きくなっており、このため、扉13の下端部23に形成されている開口部25B´の扉13の厚さ方向の寸法は、図4の実施形態の扉13の下端部23に形成されている開口部25Bの扉13の厚さ方向の寸法よりも大きくなっている。
一方、扉12の上端部19に形成されている開口部22B´の扉12の厚さ方向の寸法は、図4の実施形態の扉12の上端部19に形成されている開口部22Bの扉12の厚さ方向の寸法よりも大きくなっている。
前述したように、図1の実施形態では、ラッチ部材受け部材37は、図3で示されている扉13の下端部23の薄肉部25において、図4で示されている空間部28が形成されている部分の表面材のうち、屋内側の表面材13Cの内側面部13D(図3〜図5参照)に、ビス等の止着具38(図5参照)により取り付けられている。
しかし、本実施形態では、ラッチ部材受け部材37は、図20で示されているように、空間部28´に配置されている取付部材である板状部材92に取り付けられている。そして、この板状部材92と屋内側の表面材13Cとの間には、弾性部材であるばね93が配置されており、このばね93の一端は、板状部材92に係止されているとともに、他端は、屋内側の表面材13Cの内側面部13Dに係止されている。
図21は、図20において、扉12に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用しているときの圧力低減手段の動作を示す図である。
図20で示されているように、扉12に対して雨水等による屋外側から屋内側への矢印C方向の大きな圧力、すなわち、水圧が作用したときには、この扉12は、図21で示されているように屋内空間S2の側の方向である矢印C方向にスライドするおそれがある。
図1の実施形態では、扉12が水圧で矢印C方向にスライドすることにより、ラッチ部材受け部材37には、ラッチ部材35からのC方向への押圧力が作用することになる。これにより、ラッチ部材35とラッチ部材受け部材37との係合状態が強固なものとなり、ハンドル部材31を回動操作することが困難となるおそれがある。
しかし、本実施形態では、扉12が水圧で矢印C方向にスライドすることにより、ラッチ部材35も、図21で示されているように、矢印C方向にスライドすることになる。
これにより、ラッチ部材受け部材37には、ラッチ部材35からの矢印C方向への押圧力が作用することになるが、ラッチ部材受け部材37も、この押圧力で、ばね93にばね力を蓄圧させながら、矢印C方向へスライドすることになる。
これにより、連結手段30のラッチ部材35とラッチ部材受け部材37との係合状態は、図1の実施形態と比較して緩いものとなり、ハンドル部材31を回動操作することが困難となるおそれはなくなる。
このように、本実施形態では、ラッチ部材受け部材37を扉13の下端部23に取り付けるための取り付け部材である板状部材92と、この板状部材92と、扉13の下端部23の屋内側の表面材13Cとの間に配置されている弾性部材であるばね93は、圧力低減手段94を構成するものとなっている。
なお、図20及び図21で示されている圧力低減手段94は、扉12が二軸蝶番62により出入口2に対して開閉自在となっている前述の図12の実施形態においても、備えることが好ましい。
なお、圧力低減手段の形式、構造は、図20及び図21で示されているものに限定されるものではなく、圧力低減手段は、扉12と扉13とが、連結手段30により連結された状態で全閉位置に達しているときであって、扉12に対して雨水等による屋外側から屋内側への圧力が作用しているとき、連結手段30に対して作用する前記圧力を低減させることができるもの、言い換えると、ラッチ部材35とラッチ部材受け部材37との係合状態が強固なものとなることを防止できるものであれば、任意な形式、構造のものでよい。
なお、連結手段の形式、構造は、前述した図1〜図7で示されている連結手段30に限定されるものではなく、連結手段は、扉13が扉12に対して連結、分離自在となるものであれば、任意な形式、構造のものでよい。
連結手段は、例えば、ラッチ部材受け部は、回動する棒状のラッチ部材が嵌合する溝部となっていてもよい。
なお、以上説明した各実施形態では、連結手段30は、左右2個備えられているものであったが、連結手段30は、1個のみ備えるようにしてもよい。この場合には、連結手段30は、ハンドル部材16が配置されている側(図1では、右側)に1個配置するようにしてもよい。
また、以上説明した各実施形態では、連結手段30を構成するラッチ部材35を有するハンドル部材31は、扉12や扉体本体53に配置され、ラッチ部材受け部材37は、扉13や副扉55に配置されるものであったが、これとは逆に、連結手段30を構成するラッチ部材35を有するハンドル部材31は、扉13や副扉55に配置し、ラッチ部材受け部材37は、扉12や扉体本体53に配置するようにしてもよい。
なお、以上説明した各実施形態では、第1扉である扉12と第2扉である扉13は、共に開き戸であったが、これらの扉12,13は共に引戸となっていてもよい。これと同様に、扉体本体53と副扉55は、共に開き戸であったが、扉体本体53と副扉55は共に引戸であってもよい。また、扉体本体53は開き戸とし、副扉55は引戸としてもよく、これとは逆に、扉体本体53は引戸とし、副扉55は開き戸としてもよい。
なお、以上説明した各実施形態では、施錠装置は、サムターンとシリンダーの組み合わせによるものであったが、施錠装置の形式、構造は、これに限定されるものではなく、サムターンとシリンダーの組み合わせ以外によるものでもよい。
本発明は、集中豪雨や津波等が発生した非常時において、建物等の構造物の出入口への屋外側からの雨水、氾濫した河川の水、海水等の浸入を阻止するための止水装置に利用することができる。
1,51,51´,51´´,61,71,81,91 止水装置
2 出入口
3,52 扉体
12 第1扉である扉
13 副扉となっている第2扉である扉
19 第1扉の上端部
23 第2扉の下端部
25 第1扉の戸当たり部となっている第2扉の下端部の薄肉部
30 連結手段
31 ラッチ部材を作動させるための操作部材
35 ラッチ部材
37 ラッチ部材受け部を形成するラッチ部材受け部材
40 出入口の周縁部を形成する水密部材
53 扉体本体
54 開口部
55 副扉
54A,54B,54C,54D 副扉の周縁部が当接する戸当たり部となっている開口部の周縁部
55B,55C,55D,55E 副扉の周縁部
62 二軸蝶番
70 全閉位置まで閉じ移動した第1扉又は扉体本体を出入口の周縁部に圧接されるための操作部材
92 圧力低減手段を構成する板状部材
93 圧力低減手段を構成するばね
94 圧力低減手段

Claims (10)

  1. 出入口に対して開閉自在となっていて、前記出入口への屋外側からの雨水等の浸入を阻止するための扉体を備えた止水装置において、
    前記扉体は、前記雨水等の浸入を阻止するために前記出入口が前記扉体により閉鎖されているときに前記出入口を通過するための副扉を備えて構成されていることを特徴とする止水装置。
  2. 請求項1に記載の止水装置において、前記扉体は、第1扉と、この第1扉よりも上方に配置されていて、前記副扉となっている第2扉と、を含んで構成され、これらの扉は、前記出入口に対して互いに独立して開閉自在となっているとともに、前記第2扉は、前記第1扉に対して連結手段により連結、分離自在となっていることを特徴とする止水装置。
  3. 請求項2に記載の止水装置において、前記連結手段は、前記第1扉と前記第2扉のうち、一方に設けられ、この一方に配置されているラッチ部材を作動させるための操作部材と、他方に設けられ、前記ラッチ部材を受けるラッチ部材受け部と、を含んで構成されるものとなっていることを特徴とする止水装置。
  4. 請求項2又は3に記載の止水装置において、前記第1扉と前記第2扉は、開き戸であり、前記第1扉の上端部には、前記第2扉の下端部が当接する戸当たり部が設けられ、この戸当たり部は、前記第2扉が前記屋外側から屋内側へ回動することにより、前記第2扉の前記下端部が当接するものとなっていることを特徴とする止水装置。
  5. 請求項4に記載の止水装置において、前記第1扉は、二軸蝶番により前記出入口に対して開閉自在となっており、全閉位置まで閉じ移動した前記第1扉は、操作部材の操作により前記出入口の周縁部に圧接されることを特徴とする止水装置。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の止水装置において、前記第1扉と前記第2扉とが、前記連結手段により連結された状態で全閉位置に達しているときであって、前記第2扉に対して前記雨水等による前記屋外側から屋内側への圧力が作用しているとき、前記連結手段に対して作用する前記圧力を低減させるための圧力低減手段を備えていることを特徴とする止水装置。
  7. 請求項1に記載の止水装置において、前記扉体は、扉体本体と、前記出入口を通過するために前記扉体本体に形成された開口部に対して開閉自在となっている前記副扉と、を含んで構成されていることを特徴とする止水装置。
  8. 請求項7に記載の止水装置において、前記扉体本体と前記副扉は、開き戸であり、前記開口部の周縁部には、前記副扉の周縁部が当接する戸当たり部が設けられ、この戸当たり部は、前記副扉が前記屋外側から前記屋内側へ回動することにより、前記副扉の前記周縁部が当接するものとなっていることを特徴とする止水装置。
  9. 請求項8に記載の止水装置において、前記扉体本体は、二軸蝶番により前記出入口に対して開閉自在となっており、全閉位置まで閉じ移動した前記扉体本体は、操作部材の操作により前記出入口の周縁部に圧接されることを特徴とする止水装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の止水装置において、前記出入口の周縁部のうち、少なくとも下縁部と左縁部と右縁部には、これらの部分と全閉状態となっている前記扉体との隙間を塞ぐための水密部材が配置されていることを特徴とする止水装置。
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