JP2018085913A - 無線電力伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の共振器対間の結合係数に差があっても、簡素な構成で、遠方の任意の地点における放射磁界の強度を低減する【解決手段】本発明の実施形態としての無線電力伝送システムは、交流電力を生成する交流電力生成回路と、複数の第1回路と、前記複数の第1回路を介して受ける前記交流電力に応じて磁界を発生させる複数の送電共振器と、を含む送電装置と、前記複数の送電共振器との磁界結合を介して前記交流電力を受ける複数の受電共振器と、複数の第2回路と、前記複数の第2回路を介して受ける前記交流電力の電圧を、直流電圧に変換する整流回路と、を含む受電装置とを備える。前記複数の第1回路のそれぞれのF行列における出力開放逆電圧利得の絶対値は1未満であり、前記複数の第2回路のぞれぞれのF行列における出力短絡逆電流利得の絶対値は1未満である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、無線電力伝送システムに関する。
無線電力伝送システムでは、送電装置から受電装置に無線で電力を伝送する。送電装置は、商用の交流電源、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ、AC/DCコンバータの出力電圧を、任意の電圧に変換するDC/DCコンバータ、DC/DCコンバータの出力電力から高周波電力を生成するインバータ、高周波電力に応じた磁界を生成する共振器(送電共振器)を備える。送電共振器は、コイルとコンデンサとを含む。高周波電力は、送電共振器の共振周波数を含む。これにより効率的な伝送を実現する。受電装置は、送電共振器から送電される磁界により電力を受電する共振器(受電共振器)、受電共振器で得られた交流電力を直流電力に変換する整流器、整流器の出力電圧をバッテリに合わせた電圧に変換するDC/DCコンバータを備える。送電共振器と受電共振器の対を、共振器対と呼ぶ。受電装置はバッテリに接続され、DC/DCコンバータの出力電圧がバッテリに供給される。無線電力伝送システムでは、送電共振器から受電共振器に向かって空間に放射される磁界によって電力が伝播される。この放射磁界(漏洩磁界)の強度は、電波法に代表される法令に準拠される値以下にすることが必要である。
この要求を満たすための技術として、複数の送電系統と、複数の受電系統とを用い、複数の送電系統から放射される磁界が遠方の任意の地点で打ち消し合うように、各送電系統の電流の位相関係を調整するものが知られている。しかし、各共振器対間の結合係数に差があった場合、各送電共振器の電流の振幅が異なってしまい、放射磁界を打ち消すことができない。これを改善するためには、各送信系統のDC/DCコンバータにおける出力電圧、および各受電系統における整流器の出力電圧を、各結合係数に応じて変更する必要がある。しかし、このことは、処理が複雑化するとともに、制御の収束性が低下する問題がある。
国際公開第2015/097806号
本発明の実施形態は、この複数の共振器対間の結合係数に差があっても、遠方の任意の地点における放射磁界の強度を低減可能な無線電力伝送システムを簡素な構成として提供する。
本発明の実施形態としての無線電力伝送システムは、交流電力を生成する交流電力生成回路と、前記交流電力生成回路に接続された複数の第1回路と、それぞれ前記複数の第1回路のうちの異なる1つに接続され、前記複数の第1回路を介して受ける前記交流電力に応じて磁界を発生させる複数の送電共振器と、を含む送電装置と、前記複数の送電共振器との磁界結合を介して前記交流電力を受ける複数の受電共振器と、それぞれ前記複数の受電共振器のうちの異なる1つに接続された複数の第2回路と、前記複数の第2回路に接続され、前記複数の第2回路を介して受ける前記交流電力の電圧を、直流電圧に変換する整流回路と、を含む受電装置とを備える。前記複数の第1回路のそれぞれのF行列における出力開放逆電圧利得の絶対値は1未満であり、前記複数の第2回路のぞれぞれのF行列における出力短絡逆電流利得の絶対値は1未満である。
第1の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す図。 F行列のパラメータA〜Dを説明する図。 第1回路および第2回路の構成例を示す図。 送電共振器および受電共振器の構成例を示す図。 基本的な無線電力伝送システムにおける送電共振器と受電装置のブロック図。 図5のシステムに第1回路および第2回路を挿入した無線電力伝送システムの概略図。 第1の実施形態の効果を説明するシミュレーション結果を示す図。 第2の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す図。 第2の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成の他の例を示す図。 第3の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す図。 第3の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成の他の例を示す図。 第4の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す図。 第4の実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成の他の例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す。本システムは、無線で高周波電力を送電する送電装置と、送電装置から高周波電力を受電する受電装置と、バッテリとを備え、送電装置から受電装置に送電した電力を、バッテリに充電する。
送電装置は、交流電源101と、AC/DCコンバータ(交流/直流電圧変換器)102と、複数の送電系統(図の例では2系統)とを備える。一方の送電系統(送電系統Aとする)は、DC/DCコンバータ(直流/直流電圧変換器)103Aと、インバータ104Aと、第1回路105Aと、送電共振器106Aとを備える。他方の送電系統(送電系統Bとする)は、DC/DCコンバータ(直流/直流電圧変換器)103Bと、インバータ104Bと、第1回路105Bと、送電共振器106Bとを備える。AC/DCコンバータ102と、DC/DCコンバータ103A、103Bと、インバータ104A、104Bとの組は、交流電力生成回路107に対応する。交流電力生成回路107の入力側は交流電源101に接続され、出力側は、第1回路105A、105Bに接続されている。
交流電源101は、一定周波数の交流電力(交流電圧および交流電流)を供給する。交流電源101の例として、商用電源がある。商用電源は、例えば、周波数50Hzまたは60Hzであって、単相100Vや3相200Vの交流電圧を出力する装置である。交流電源101は、任意の電源で構わない。
AC/DCコンバータ102は、交流電源101に配線(ケーブル等)を介して接続されており、交流電源101から供給される交流電力の電圧を、直流電圧に変換する回路である。
DC/DCコンバータ103A、103Bは、AC/DCコンバータ102に配線を介して接続されており、AC/DCコンバータ102から供給される直流電圧を、異なる直流電圧に変換(昇圧または降圧)する回路である。DC/DCコンバータ103A、103Bは、半導体スイッチ等のスイッチング素子を含み、スイッチング素子を一定の動作周波数で動作させることで、DC/DC変換を行う。DC/DCコンバータ103A、103Bの昇圧比または降圧比(以下、昇降圧比と記載)は個別に制御可能でもよい。ここでは、DC/DCコンバータ103A、103Bの昇降圧比は同じであるとする。昇降圧比が同じとは、DC/DCコンバータ103A、103Bから同一またはほぼ同一の振幅の電圧を出力することを意味する。
インバータ104A、104Bは、DC/DCコンバータ103A、103Bに配線を介して接続されており、DC/DCコンバータ103A、103Bから供給される直流電圧に基づき、交流電力(交流電流および交流電圧)を生成する回路である。ここでは交流電力として高周波電力を生成する。インバータ104A、104Bは、互いに180度の位相差(逆相)をもつ電流を生成するように構成されている。すなわち、インバータ104A、104Bは逆相駆動される。このように逆相にするのは、送電共振器106A、106Bから放射する磁界を遠方で互いに打ち消し合わせることで、漏洩磁界を無くす、もしくは低減するためである。なお、磁界の打ち消し効果を得るために、必ずしも180度の位相差である必要はなく、例えば180度に対しプラスマイナスαの範囲の位相差を持たせることで、所望の程度の低減効果を得るようにしてもよい。
第1回路105A、105Bは、交流電力生成回路107に接続されている。より詳細には、第1回路105Aは、インバータ104Aに配線を介して接続され、第1回路105Bは、インバータ104Bに配線を介して接続されている。つまり、第1回路105A、105Bはそれぞれ、インバータ104A、104Bのうち異なる1つに配線を介して接続されている。第1回路105A、105Bのそれぞれは、F行列における出力開放逆電圧利得Aの絶対値が1未満の回路である。第1回路105A、105Bは、複数の素子(コイル、コンデンサ等)により構成され、これらの素子の定数(インダクタンス、キャパシタンス等)は、出力開放逆電圧利得Aが1未満との条件を満たすように設定されている。本例では、Aを0に設定する場合を想定する。Aの値をこのように設定する理由は、後述する。第1回路105A、105Bの構成は特定の構成に限定されず、任意でよい。
ここで、F行列は、以下のように、4つのパラメータA、B、C、Dをそれぞれ該当する要素に格納した行列である。
Aは、出力開放逆電圧利得である。
Bは、出力短絡伝達インピーダンスである。
Cは、出力開放伝達アドミッタンスである。
Dは、出力短絡逆電流利得である。
図2は、パラメータA〜Dを説明する図である。回路への入力電流および入力電圧をI、Vとし、出力電流および出力電圧をI、Vとする。このとき、パラメータA〜Dは、以下のように表される。
また、以下の式が成立する。
第1回路105A、105Bの両方とも、F行列におけるB、C、Dは、特定の値または特定の範囲に限定されない。Aの絶対値は、好ましくは0.5以下であり、さらに好ましくは0.1以下であり、0が最も好ましい。Aの値は、第1回路105A、105B間で同じであるとする。ただし、必ずしもこれに限定されず、第1回路105Aと第1回路105Bとで、Aの値が異なってもよい。
図3(A)に、第1回路105A、105Bの構成例を示す。図3(B)に、第1回路105A、105Bの他の構成例を示す。ここでは、第1回路105A、105Bのいずれも同じ構成を有するとするが、前述したパラメータAの値に関する条件が満たされる限り、同じである必要はない。
図3(A)の構成では、正側端子に、誘導性素子である複数のコイル11、12、・・・が直列に接続されている。隣接するコイル間に、容量性素子であるコンデンサ21、22、・・・の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサ21、22、・・・の他端は、負側端子に接続されている。すなわち、図3(A)の構成は、梯子回路であり、低域通過フィルタの構成に相当する。
図3(B)の構成では、正側端子に、容量性素子である複数のコンデンサ31、32、・・・が直列に接続されている。隣接するコンデンサ間に、誘導性素子であるコイル41、42、・・・の一端がそれぞれ接続されている。コイル41、42、・・・の他端は、負側端子に接続されている。すなわち、図3(B)の構成は、梯子回路であり、高域通過フィルタの構成に相当する。
送電共振器106A、106Bはそれぞれ、第1回路105A、105Bのうちの異なる1つに、配線を介して接続されている。具体的に、送電共振器106Aは第1回路105Aに接続され、送電共振器106Bは第1回路105Bに接続されている。送電共振器106A、106Bのそれぞれは、コイルとコンデンサとを含む。送電共振器106A、106Bは、第1回路105A、105Bを介して、インバータ104A、105Bから高周波電力(高周波電流)を受け、高周波電力に応じた磁界を発生させる。当該磁界が、受電装置の受電共振器106A、106Bに結合されることで、無線電力伝送が行われる。一例として、無線伝送する電力の周波数は、送電共振器106A、106Bの共振周波数に一致もしくは近似する。これにより、送電効率を高めることができる。
図4(A)〜図4(C)に、送電共振器106A、106Bの構成例を示す。ここでは送電共振器106A、106Bの構成は同じであるとするが、それぞれが別の構成を有していてもかまわない。図4(A)の構成では、コイル(インダクタ)292の一端側にコンデンサ(容量)282が直列に接続されている。容量282を、図4(A)とは反対側、すなわち、コイル292の他端側に直列接続してもよい。図4(B)に示すように、コイル292の両側に容量282a、282bを接続しもよいし、図4(C)に示すように、複数のコイル292a、292bと、容量282aとを直列に接続してもよい。また、コイル292、292a、292bは、磁性体コアに巻き付けてもよい。コイル形状としては、スパイラル巻、ソレノイド巻など、任意の巻き方のコイルを用いてよい。図4(A)〜図4(C)で示した以外の構成も可能である。
受電装置は、複数の受信系統(図の例では2系統)を備える。2つの受信系統の出力は、バッテリ205に接続されている。一方の受信系統(受電系統Aとする)は、受電共振器201Aと、第2回路202Aと、整流器203Aと、DC/DCコンバータ204Aとを備える。他方の受信系統(受電系統Bとする)は、受電共振器201Bと、第2回路202Bと、整流器203Bと、DC/DCコンバータ204Bとを備える。整流器203A、203BとDC/DCコンバータ204Aとの組は、整流回路206を構成する。
整流回路206の入力側は、第2回路202A、202Bに接続され、出力側はバッテリ205に接続されている。
受電共振器201Aは、送電共振器106Aと磁界を介して結合して、交流電力(交流電圧および交流電流)を受電する。ここでは交流電力として高周波電力を受電する。受電共振器201Aと送電共振器106A間の結合係数をk1とする。また、受電共振器201Bは、送電共振器106Bと磁界を介して結合して、交流電力(交流電圧および交流電流)を受ける。受電共振器201Bと送電共振器106B間の結合係数をk2とする。
受電共振器201A、201Bは、コイルとコンデンサとを含む。受電共振器201A、201Bの共振周波数は、一例として、受電する交流電力の周波数と一致または近似している。受電共振器201A、201Bの構成例としては、送電共振器106A、106Bと同様、図4(A)〜図4(C)の構成を用いることができる。
送電共振器106Aおよび受電共振器201Aの配置関係、および送電共振器106Bおよび受電共振器201Bの配置関係、空間を介して磁気結合可能であれば任意でよい。
第2回路202A、202Bはそれぞれ、受電共振器201A、201Bのうちの異なる1つに配線を介して接続されている。具体的に、第2回路202Aは受電共振器201Aに接続され、第2回路202Bは受電共振器201Bに接続されている。第2回路202A、202Bは、上述した式(A)に示したF行列における出力短絡逆電流利得Dの絶対値が1未満の回路である。第2回路202A、202Bは複数の素子(コイル、コンデンサ等)により構成され、素子の定数(インダクタンス、キャパシタンス等)は、出力開放逆電圧利得Dが1未満との条件を満たすように設定されている。本例では、Dの値は0とする。Dの値をこのように設定する理由は、後述する。第2回路202A、202Bの構成は任意でよい。第2回路202A、202Bの構成例として、送電側の第1回路105A、105Bと同様、図3(A)および図3(B)の構成を用いることができる。
第2回路202A、202Bとも、F行列におけるA、B、Cは、特定の値または特定の範囲に限定されない。Dの絶対値は、好ましくは0.5以下であり、さらに好ましくは0.1以下であり、0が最も好ましい。第2回路202AのDの値と、第2回路202BのDの値とが異なってもよい。ここでは、Dの値は、第2回路202A、202Bの両方とも0であるとする。
整流器203A、203Bは、第2回路202A、202Bに、配線を介して接続されている。整流器203A、203Bは、第2回路202A、202Bを介して、受電共振器201A、201Bから交流電力を受け、交流電力の電圧を、直流電圧に変換する回路である。
DC/DCコンバータ204A、204Bは、整流器203A、203Bに配線を介して接続されており、整流器203から出力される一定の直流電圧を、バッテリ205で利用可能な電圧(当該一定の直流電圧よりも高い、あるいは、同一、あるいは、低い電圧)に変換して、出力する回路である。DC/DCコンバータ204の後段には、配線を介して、バッテリ205が接続されている。DC/DCコンバータ204A、204Bの昇降圧比は、個別に制御可能でもよい。
バッテリ205は、DC/DCコンバータ204A、204Bから入力される電力を蓄積する装置である。バッテリ205の代わりに、電力を消費する抵抗体(モータ等)を用いてもよい。抵抗体およびバッテリを総称して、負荷装置と呼んでもよい。
上述したように、第1回路105A、105BのそれぞれのF行列のAの値の絶対値は1未満であり、本例では0である。また、第2回路202A、202BのそれぞれのF行列のDの絶対値は1未満であり、本例では0である。これらAおよびDが0との条件が満たされるとき、送電共振器106Aおよび受電共振器201Aの電流の絶対値は、送電共振器106Aおよび受電共振器201A間の結合係数k1に依存せず、送電共振器106Bおよび受電共振器201Bの電流の絶対値は、送電共振器106Aおよび受電共振器201A間の結合係数k1に依存しない(詳細は後述する)。よって、2つの送電系統のインバータ104A、104Bの昇降圧比を同じ値とし(インバータ104A、104Bの出力電圧を同じ値とし)、2つの受電系統の整流器203A、203Bの昇降圧比同じ値とすれば、系統A(送電系統Aおよび受電系統A)における送電共振器および受電共振器に流れる電流を、系統B(送電系統Bおよび受電系統B)における送電共振器および受電共振器に流れる電流と等しくできる。これにより充電の制御が非常に簡素化される。
また、第1回路105A、105BのそれぞれのF行列のAの値が1未満であり、第2回路202A、202BのそれぞれのF行列のDの値が1未満であれば、送電共振器106Aおよび受電共振器201Aの電流の絶対値の結合係数k1への依存性を低下させ、送電共振器106Bおよび受電共振器201Bの電流の絶対値の結合係数k2への依存性を低下させることができる。AおよびDの値が0に近いほど、この効果は大きい。よって、結合係数k1、k2の違いに拘わらず、簡素な構成で、系統A(送電系統Aおよび受電系統A)における送電共振器および受電共振器に流れる電流を、系統B(送電系統Bおよび受電系統B)における送電共振器および受電共振器に流れる電流を、同じまたは近くにすることができる。結合係数k1、k2への依存を低くできるため、DC/DCコンバータ103A、103BおよびDC/DCコンバータ204A、204Bの昇降圧比を個別に制御する場合の制御も簡単になる。
以下、第1回路105A、105BのそれぞれのF行列のAの値の絶対値を1未満または0とし、また、第2回路202A、202BのそれぞれのF行列のDの絶対値を1未満または0とすることで、上述した効果が得られる理由について説明する。
上述したように、本実施形態に係る無線電力伝送システムでは、2つの送電系統のインバータを逆相で駆動することで、遠方の任意の地点における磁界をキャンセルする。ここで、遠方の磁界キャンセルするためには、一方の送電系統の送電共振器電流itx1と、当該一方の送電系統に対応する一方の受電系統の受電共振器電流irx1との和であるitrx1が、他方の送電系統の送電共振器電流itx2と、他方の送電系統に対応する他方の受電系統の受電共振器電流irx2との和であるitrx2と等しいことが求められる。この関係を式に表すと、以下のようになる。
図5(A)に、基本的な無線電力伝送システムにおける送電共振器と受電装置のブロック図を示す。このシステムは、1系統(1つの送電系統および1つの受電系統)のシステムである。
ここで、送電側(一次側)の
とは、送電共振器を形成している。この共振器の共振周波数f0は、入力交流電圧の周波数に等しいとする。また、受電側(二次側)の
も、共振周波数f0で共振する受電共振器である。VB は、本システムにより充電されるバッテリ(蓄電池)を示している。Zrecは、整流器301の入力インピーダンスであり、vrecは、整流器301への入力交流電圧を示している。さらに、
は、結合係数kにより磁気結合している。ここで、相互インダクタンスMは下記の式で示される。
図5(B)は、図5(A)の回路を、相互インダクタンスを用いたT型回路に置き換えたものである。また、送電共振器の入力端子から受電共振器の出力端子のF行列Fresoは下記のように表される。
ここで、ω0は共振角周波数であり、ω0=2πf0として示される。図5(B)および式 (5)より、itxおよびirxは、下記のように示される。
さらに、逆伝達関数
は下記のように示される。
よって、式(8)より、Zrecは下記のように示される。
ここで、整流器301の電圧変換比が1の場合、vrecの絶対値は下記のとおり示される。
よって、式(7)、(9)および(10)より、|itx|および|irx|は下記のとおり導かれる。
式(11) および (12)より、送電共振器の入力電流の絶対値|itx|、および受電共振器の出力電流|irx|は、結合係数kに依存することが確認できる。ここで、車両等の移動体への充電を行うシステムについては、大きな位置ずれ許容量が要求される。しかし、送電共振器および受電共振器の取り付け誤差が生じた場合、図1に示した一方の系統の送受電共振器間結合係数k1と他方の系統の送受電共振器間結合係数k2の差が、位置ずれが大きくなるに従い大きくなる。このため、Δitrxが大きくなり、磁界のキャンセリング効果が減少してしまう。
ここで、取り付け誤差により位置ずれが発生した場合においても、Δitrxを減少させるために、インバータと送電共振器の間に、梯子型回路(第1の回路に対応)を挿入し、および、受電共振器と整流器との間に、梯子型回路(第2の回路に対応)を挿入することを検討する。
図5(B)のシステムにおいて、インバータと送電共振器の間に第1の回路、受電共振器と整流器との間に第2の回路を挿入した無線電力伝送システムの概略図を図6に示す。
FTLCは第1回路311のF行列を表し、FRLCは第2回路312のF行列を表し、Fallは、インバータ出力端子から整流器301の入力端子までのF行列を表すとする。FTLC、FRLCおよびFallを下記のように置く。
図6、式(5)、(14)より、itxおよびirxは下記のとおり示される。
さらに、整流器301の入力電流irecは、下記のように示され、
式(14) および (18)より、vrxは下記のとおり示される。
加えて逆電圧利得
下記のように示され、
式(20)より、Zrecは、
と示される。
また、式(10)、(13)および(14)よりFallは、
と示される。
よって、 式(16)、(17)、(18)、(19)、(21) および(22)より、itxおよびirxは下記のとおり示される。
ここで、βは整流器入力電圧とインバータ出力電圧比であり、
で与えられる。
ここで、第1回路311および第2回路312が、受動素子で構成される場合
である。
よって、式(23)、(24)および(25)より、itxおよびirxは、
と導き出される。ここで、ATLCとDRLCが0の場合、Mの係数が0になるため、式(10)、(26)および(27)より、
が導かれる。
式(28)および(29)より、送電共振器および受電共振器電流の絶対値|itx|および|irx|が、結合係数kに依存しないことが理解される。
よって、図1の構成において、第1回路105A、105BのそれぞれのF行列のAが0(図6の例でATLCが0の場合に対応)、第2回路202A、202BのそれぞれのF行列のDが0(図6の例でARLCが0の場合に対応)の条件が満たされれば、2つの送電系統のインバータ104A、104Bの昇降圧比を同じ値とし、2つの受電系統の整流器203A、203Bの昇降圧比を同じ値とするだけで、送電共振器および受電共振器に流れる電流を、2つの系統間で等しくすることができる。これにより充電の制御が非常に簡素化される。
上述した例では、式(26)および(27)において、ATLCとDRLCが0の場合を述べたが、ATLCとDRLCが1未満であれば、送電共振器電流および受電共振器電流の絶対値|itx|および|irx|の結合係数kへの依存性を低下させることができる。0に近ければ近いほど、結合係数kへの依存性を低下させることができる。
すなわち、図6の例において、第1回路311と第2回路312を省いて、送電共振器を入力端子に直接配線で接続し、受電共振器を整流器301に直接配線で接続した状態を考える。すなわち、第1回路および第2回路が存在しないシステムを考える。このとき、以下が成立する。
よって、送電側にATLCが1より小さい第1回路、受電側にDRLCが1より小さい第2回路を設けることで、第1回路および第2回路が存在しない無線電力伝送システムと比較して、本実施形態の効果(結合係数kへの依存性を低くできる)を得ることができる。
本実施形態の効果について、関連技術と比較して説明する。図7は、本実施形態の効果を説明するシミュレーション結果を示す。関連技術としては、図1の構成から第1回路105A、105B、202A、202Bを省いた構成を用いる。送電側のDC/DCコンバータ103A、103Bの昇降圧比を同一(出力電圧を同一またはほぼ同一)とし、受電側DC/DCコンバータ204A、204Bの昇降圧比を同一としている。また、第1回路105A、105BのF行列におけるパラメータAの値はいずれも0、第2回路202A、202BのF行列におけるパラメータDの値はいずれも0としている。
共振器対A(送電共振器106Aと受電共振器201Aの対)の結合係数k1と、共振器対B(送電共振器106Bと受電共振器201Bの対)の結合係数k2との間に、−0.2〜0.2の差があった場合の両送電共振器106A、106B間の電流差と、受電共振器201A、201B間の電流差とを計算した結果が図7に示されている。計算には、シミュレーションソフトであるSPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)を用いている。
図7より、本実施形態に係る第1回路105A、105B、202A、202Bを挿入した無線電力伝送システムでは、共振器対Aおよび共振器対B間で結合係数の差が生じたとしても、送電共振器106A、106Bの電流がほぼ一定となり、受電共振器201A、201Bの電流もほぼ一定となる。このため、送電側のDC/DCコンバータ103A、103Bの昇降圧比を共通化でき、受電側のDC/DCコンバータ204A、204Bの昇降圧比も共通化できる。よって、制御変数を少なくでき、簡素な構成で、漏洩磁界を低減できる。
(第2の実施形態)
図8は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す。図1と同一または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第1の実施形態では、2つの送電系統のそれぞれに、DC/DCコンバータとインバータと設けられていたが、本実施形態では、2つの送電系統に共通に、DC/DCコンバータ103とインバータ104が設けられている。なお、2つの送電系統の一方は、第1回路105Aと送電共振器106Aの組に対応し、他方の送電系統は、第1回路105Bと送電共振器106Bの組に対応する。
送電共振器106A、106Bの電流を逆相にするため、第1回路105Bに対する送電共振器106Bの2つの入力端子(プラス端子、マイナス端子)の接続が、図1と逆になっている。
また、第1の実施形態では、2つの受電系統のそれぞれに、整流器とDC/DCコンバータが設けられていたが、本実施形態では、2つの受電系統に共通に、整流器203とDC/DCコンバータ204が設けられている。2つの受電系統のうちの一方は、受電共振器201Aと第2回路202Aの組に対応し、他方の受電系統は、受電共振器201Bと第2回路202Bの組に対応する。2つの受電系統から整流器203へ入力される電流の位相を同相にするため、第2回路202Bに対する受電共振器201Bの2つの出力端子(プラス端子、マイナス端子)の接続が、図1と逆になっている。
第1回路105A、105Bは、第1の実施形態と同様、第1回路105A、105BのF行列における出力開放逆電圧利得Aの絶対値が1未満になるように、複数の素子の定数が設定されている。一例として、両回路とも、Aの値が0である。第2回路202A、202Bも、第1の実施形態と同様、第2回路202A、202BのF行列における出力短絡逆電流利得Dの絶対値が1未満になるように、複数の素子の定数が設定されている。
一例として、両回路とも、Dの値が0である。
以上の構成により、各共振器対間の結合係数に差に拘わらず、簡素な構成で、2つの送電系統の送電電流の振幅を同じまたは近くし、2つの受電系統の受電電流の振幅を同じまたは近くにできる。これにより、漏洩磁界の強度を低減できる。
図9は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成の他の例を示す。図8との差分を説明する。送電側の第1回路105Bの入力側のプラス端子が、インバータ104の出力側のマイナス端子に電気的に接続され、送電側の第1回路105Bの入力側のマイナス端子が、インバータ104の出力側のプラス端子に電気的に接続される。これにより、第1回路105Bに入力される電流を、第1回路105Aに入力される電流に対して逆相にする。
また、受電側の第2回路202Bの出力側のプラス端子が、整流器203の入力側のマイナス端子に電気的に接続され、第2回路202Bの出力側のマイナス端子が、整流器203の入力側のプラス端子に電気的に接続される。これにより、第2回路202Bから出力される電流を、第2回路202Aから出力される電流に対して同相にする。本構成の効果は、図8と同様であるため、説明を省略する。
(第3の実施形態)
図10は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す。送電装置の構成は、第1の実施形態の図1と同じである。受電装置の構成は、第2の実施形態の図8と同じである。送電側の第1回路105A、105BのそれぞれのF行列のパラメータAに関する条件、受電側の第2回路202A、202BのそれぞれのF行列のパラメータDに関する条件も同様である。
以上の構成によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、各共振器対間の結合係数に差に拘わらず、簡素な構成で、2つの送電系統の送電電流の振幅を同じまたは近くにできる。よって、各共振器対間の結合係数に差に拘わらず、漏洩磁界の強度を簡単な制御で低減できる。
図11は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成の他の例を示す。送電装置の構成は、第1の実施形態と同じである。受電装置の構成は、第2の実施形態の図9と同じである。本構成の効果は、図10と同様であるため、説明を省略する。
(第4の実施形態)
図12は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成を示す。送電装置の構成は、第2の実施形態の図8と同じである。受電装置の構成は、第1の実施形態の図1と同じである。送電側の第1回路105A、105BのそれぞれのF行列のパラメータAに関する条件、受電側の第2回路202A、202BのそれぞれのF行列のパラメータDに関する条件も同様である。
以上の構成により、各共振器対間の結合係数に差に拘わらず、簡素な構成で、2つの受電系統の受電電流の振幅を同じまたは近くにできる。これにより漏洩磁界の強度を低減できる。
図13は、本実施形態に係る無線電力伝送システムの全体構成の他の例を示す。送電装置の構成は、第2の実施形態の図9と同じである。受電装置の構成は、第1の実施形態の図1と同じである。本構成の効果は、図12と同様であるため、説明を省略する。
(その他の実施形態)
前述した各実施形態では、送電系統数は2であった。また、受電系統数も2であった。
しかしながら、各実施形態において、送電系統数は3以上でもよい。また、受電系統数も3以上でもよい。この場合も、各送電系統に第1回路を配置し、各受電系統に第2回路を配置する。これらの送電系統の送電電流の位相関係は、送電系統数に応じて、調整すればよい。例えば送電系統数が3のときは、3つの送電系統間で位相が120度ずつ異なるように、各送電系統のインバータで、交流電流を生成すればよい。送電系統数がNであれば、第1回路の個数もN個であり、交流電力生成回路107(図1)から複数の第1回路に供給される交流電力の電流は、それぞれ360度/Nずつ位相がずれた交流電流である。
このように3系統以上の場合も、前述した第1〜第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。よって、各送電系統から放射される磁界を遠方の地点で打ち消す無線電力伝送システムを、簡素な構成で実現できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11、12、31、32、292、292a、292b:インダクタ(コイル)
21、22、41、42、282、282a、282b:コンデンサ(容量)
101:交流電源
102:AC/DCコンバータ
103、103A、103B、204、204A、204B:DC/DCコンバータ
104、104A、104B:インバータ
105A、105B、311:第1回路(送電側梯子型回路)
202A、202B、312:第2回路(受電側梯子型回路)
106A、106B:送電共振器
107:交流電力生成回路
201A、201B:受電共振器
203、203A、203B、301:整流器
205:バッテリ(負荷装置)
206:整流回路

Claims (9)

  1. 交流電力を生成する交流電力生成回路と、前記交流電力生成回路に接続された複数の第1回路と、それぞれ前記複数の第1回路のうちの異なる1つに接続され、前記複数の第1回路を介して受ける前記交流電力に応じて磁界を発生させる複数の送電共振器と、を含む送電装置と、
    前記複数の送電共振器との磁界結合を介して前記交流電力を受ける複数の受電共振器と、それぞれ前記複数の受電共振器のうちの異なる1つに接続された複数の第2回路と、前記複数の第2回路に接続され、前記複数の第2回路を介して受ける前記交流電力の電圧を、直流電圧に変換する整流回路と、を含む受電装置とを備え、
    前記複数の第1回路のそれぞれのF行列における出力開放逆電圧利得の絶対値は1未満であり、前記複数の第2回路のぞれぞれのF行列における出力短絡逆電流利得の絶対値は1未満である
    無線電力伝送システム。
  2. 前記交流電力生成回路は、交流電源により供給される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を異なる直流電圧に変換する複数のDC/DCコンバータと、前記複数のDC/DCコンバータにより変換された直流電圧に基づき交流電力を生成する複数のインバータとを備え、
    前記複数のDC/DCコンバータの昇圧比または降圧比は同じである
    請求項1に記載の無線電力伝送システム。
  3. 前記整流回路は、前記交流電力の電圧を前記直流電圧に変換する複数の整流器と、前記複数の整流器により変換された電圧を異なる直流電圧に変換する複数のDC/DCコンバータとを備え、
    前記複数のDC/DCコンバータの昇圧比または降圧比は、同じである
    請求項1または2に記載の無線電力伝送システム。
  4. 前記複数の第1回路のそれぞれは、直列に接続された複数の誘導性素子と、隣接する誘導性素子間に一端が接続された容量性素子とを含む
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の無線電力伝送システム。
  5. 前記複数の第2回路のそれぞれは、直列に接続された複数の誘導性素子と、隣接する誘導性素子間に一端が接続された容量性素子とを含む
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の無線電力伝送システム。
  6. 前記複数の第1回路のそれぞれは、直列に接続された複数の容量性素子と、隣接する容量性素子間に一端が接続された誘導性素子とを含む
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の無線電力伝送システム。
  7. 前記複数の第2回路のそれぞれは、直列に接続された複数の容量性素子と、隣接する容量性素子間に一端が接続された誘導性素子とを含む
    請求項1ないし3、6のいずれか一項に記載の無線電力伝送システム。
  8. 前記複数の第1回路のそれぞれの前記出力開放逆電圧利得の絶対値は0であり、前記複数の第2回路のぞれぞれの前記出力短絡逆電流利得の絶対値は0である
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載の無線電力伝送システム。
  9. 前記複数の第1回路の個数はN個であり、
    前記交流電力生成回路から前記複数の第1回路に供給される交流電力の電流は、それぞれ360度/Nずつ位相がずれた交流電流である
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の無線電力伝送システム。
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