JP2018085550A - 送信局装置、通信システムおよび送信方法 - Google Patents

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隼人 福園
吉岡 正文
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正文 吉岡
衆太 上野
Shuta Ueno
衆太 上野
友佑 西尾
Yusuke Nishio
友佑 西尾
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Abstract

【課題】 通信システム間の干渉の発生を抑制しつつ周波数利用効率を向上させることができる送信局装置、通信システムおよび送信方法を提供することを目的とする。【解決手段】 送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信部と、送信部がデータ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した通信信号を用いて他の通信システムにおける通信状態を監視する監視部と、複数のサブキャリアのうち他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、監視部が監視した他の通信システムの通信状態に応じてデータに対する変調方式を制御する制御部とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、送信局装置、通信システムおよび送信方法に関する。
通信システムには、例えば、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に基づいて、スマートフォン等の複数の携帯通信端末との間で通信を行うアクセスポイントやセルラ基地局等の基地局間において大量のデータを同一の周波数帯域で伝送するものがある(例えば、非特許文献1参照)。
また、市町村デジタル防災同報通信システム等の通信システムの技術が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
複数の通信システムが隣接して設置される場合、通信システム間において電磁波の干渉を抑制するために、各通信システムの周波数帯域を互いに所定の周波数の間隔を空けるガードバンドが設定される。しかしながら、ガードバンドは、通信に用いられないため、ガードバンドの幅を大きくした場合、周波数利用効率が低下するという問題がある。
本発明は、通信システム間の干渉の発生を抑制しつつ周波数利用効率を向上させることができる送信局装置、通信システムおよび送信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信部と、送信部がデータ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した通信信号を用いて他の通信システムにおける通信状態を監視する監視部と、複数のサブキャリアのうち他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、監視部が監視した他の通信システムの通信状態に応じてデータに対する変調方式を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、制御部は、他の通信システムの通信状態に基づいて、通信信号が送信されるタイミングでデータ信号を送信する場合、データの変調方式を第1変調方式に決定し、通信信号が送信されていないタイミングでデータ信号を送信する場合、データの変調方式を第1変調方式よりデータレートが高い第2変調方式に決定することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、制御部は、通信信号が送信されていないタイミングでデータ信号を送信する場合、第1サブキャリアに割り当てられるデータの変調方式を第1変調方式に決定し、第1サブキャリア以外のサブキャリアに割り当てられるデータの変調方式を第2変調方式に決定することを特徴とする。
第4の発明は、送信局装置と受信局装置とを備え、送信局装置は、送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信部と、送信部がデータ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した通信信号を用いて他の通信システムにおける通信状態を監視する監視部と、複数のサブキャリアのうち他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、監視部が監視した他の通信システムの通信状態に応じてデータに対する変調方式を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
第5の発明は、送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信方法において、データ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した通信信号を用いて他の通信システムにおける通信状態を監視し、複数のサブキャリアのうち他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、監視した他の通信システムの通信状態に応じてデータに対する変調方式を制御することを特徴とする。
本発明は、通信システム間の干渉の発生を抑制しつつ周波数利用効率を向上させることができる。
通信システムの一実施形態を示す図である。 図1に示した基地局の一例を示す図である。 図1に示した通信システムSYSと他の通信システムOSYとの周波数帯域の一例を示す図である。 図1に示した他の通信システムOSYが市町村デジタル防災同報通信システムで、かつ待ち受け状態の場合の通信システムSYSにおける通信処理の一例を示す図である。 図1に示した他の通信システムOSYが市町村デジタル防災同報通信システムで、かつ連続送信状態の場合の通信システムSYSにおける通信処理の一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態について説明する。
図1は、通信システムの一実施形態を示す。
図1に示した通信システムSYSは、2つの基地局BS1、BS2を有する。基地局BS1、BS2は、例えば、電話線等の物理的な回線の代わりに、LTE等の通信規格に基づいて、音声等を含む送信対象のデータが割り当てられた複数のサブキャリアを有する信号sig1を同一の周波数帯域で互いに送受信する。
なお、図1では、通信システムSYSに隣接して、市町村デジタル防災同報通信システム等の他の通信システムOSYが設置される。他の通信システムOSYは、2つの基地局OS1、OS2を有する。基地局OS1、OS2は、通信システムSYSの基地局BS1、BS2が送受信する信号sig1の周波数帯域と所定の周波数の幅のガードバンドを介して隣接する周波数帯域で信号sig3を送受信する。信号sig3は、通信信号の一例である。
なお、基地局BS1、BS2は、例えば、アクセスポイントやセルラ基地局等でもよく、各基地局BSの配下のセル内のスマートフォン等の複数の携帯通信端末との間で無線通信を行ってもよい。
また、図1に示した通信システムSYSは、4以上の複数の基地局BS、すなわち2以上の複数組を有してもよい。
図2は、図1に示した基地局BS1の一例を示す。なお、基地局BS2についても、基地局BS1と同様の要素を有する。また、他の通信システムOSYの基地局OS1、OS2は、例えば、市町村デジタル防災同報通信システム等の通信規格に基づいて、アンテナAT2を介して信号sig3を送受信する。このため、基地局OS1、OS2の構成についての詳細な説明は省略する。
基地局BS1は、IF(Interface)部10、変調部20、送受信部30、アンテナAT1、復調部40、監視部50および制御部60を有する。なお、基地局BS1は、送信局装置および受信局装置の一例である。
IF部10は、例えば、入出力インタフェースまたはネットワークインタフェース等であり、電話線等の回線を用いて1または複数の固定電話機等の通信機器と接続され、各通信機器との間で音声等のデータを送受信する。また、IF部10は、ネットワークに接続される場合、ネットワークとの間でデータを送受信する。IF部10は、受信したデータを変調部20に出力する。なお、IF部10は、基地局BS2に送信するデータに対する誤り訂正符号化機能やインターリーブ機能を有してもよい。また、IF部10は、基地局BS2から受信したデータに対する誤り訂正復号機能やデインターリーブ機能を有してもよい。
変調部20は、例えば、制御部60の制御指示に基づいて、N個のサブキャリアの各々に割り当てられるデータに対してQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の一次変調を実行する。また、変調部20は、制御部60の制御指示に基づいて、他の通信システムOSYの周波数帯域に最も近いサブキャリア(以下、“端サブキャリア”とも称される)の送信電力が他のサブキャリアと比べて小さくなるように、サブキャリアの送信電力を設定する。そして、変調部20は、一次変調したデータを含む各サブキャリアに対してOFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplex)の二次変調を実行し、データ信号を生成する。変調部20は、生成したデータ信号を送受信部30に出力する。
なお、変調部20は、各サブキャリアに割り当てられたデータに対する一次変調の内容を示す変調情報を、各サブキャリアに付加することが好ましい。これにより、基地局BS1は、各サブキャリアのデータに対して実行した一次変調を基地局BS2に通知することができる。そして、基地局BS2は、付加された変調情報に基づいて、各サブキャリアに割り当てられたデータを復調できる。
送受信部30は、変調部20から受信したデータ信号に対して、アンテナAT1から送信する等のために周波数変換等の処理を実行し、信号sig1を生成する。送受信部30は、生成した信号sig1を基地局BS2に送信する。一方、送受信部30は、基地局BS2からの信号sig1を受信し、受信した信号sig1に対して周波数変換等の処理を実行し、周波数変換等を実行したデータ信号を復調部40に出力する。
また、送受信部30は、例えば、他の通信システムOSYの信号sig3を受信し、受信した信号sig3の受信電力を測定する機能を有する。そして、送受信部30は、測定した信号sig3の受信電力の情報を含む信号を監視部50に出力する。
復調部40は、送受信部30から受信したデータ信号に対してOFDMの復調処理を実行し、復調処理された各サブキャリアに付加された変調情報を取得する。復調部40は、取得した変調情報に基づいて、各サブキャリアに含まれるデータに対して復調処理を実行し、データを取得する。そして、復調部40は、取得したデータをIF部10に出力する。
監視部50は、例えば、送受信部30から信号sig3の受信電力の情報を含む信号を受信し、受信した信号sig3の受信電力を用いて、他の通信システムOSYの通信状態を監視する。
例えば、他の通信システムOSYが市町村デジタル防災同報通信システムの場合、親局として動作する基地局OS1(または基地局OS2)は、80/6ミリ秒(約13.3ミリ秒)の時間長を有する1つのスロットを信号sig3として80ミリ秒毎に送信する待ち受け状態(親局間欠送信モード)がある。また、基地局OS1は、所定の時間長のスロットを6個1組とする信号sig3を連続的に送信する連続送信状態がある。
監視部50は、例えば、基地局BS1に含まれるクロック回路等から出力される時刻を示す情報と、信号sig3の受信電力の時間変化とを参照し、他の通信システムOSYの通信状態が待ち受け状態か連続送信状態かを判定する。監視部50は、基地局BS1のクロック回路から出力される時刻に基づいて、信号sig3の受信電力が80ミリ秒毎に所定値以上となる時間変化を示す場合、他の通信システムOSYの通信状態が待ち受け状態である判定する。この場合、監視部50は、他の通信システムOSYの通信状態が待ち受け状態とする監視の結果と、他の通信システムOSYが信号sig3を送信した時刻(例えば、信号sig3の受信電力が最初に所定値以上となった時刻)とを制御部60に出力する。
また、監視部50は、基地局BS1のクロック回路から出力される時刻に基づいて、信号sig3の受信電力が所定値以上を示す時間が1つのスロットの長さより長い場合、他の通信システムOSYの通信状態が連続送信状態であると判定する。この場合、監視部50は、他の通信システムOSYの通信状態が連続送信状態とする監視の結果を制御部60に出力する。
制御部60は、プロセッサ等であり、基地局BS1に含まれるメモリ等の記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、基地局BS1の各要素を制御する。
制御部60は、例えば、信号sig1に含まれるN個のサブキャリアのうち、他の通信システムOSYの周波数帯域に最も近い端サブキャリアの電力を、他のサブキャリアの電力より小さく制御するように、変調部20に対して制御指示を出力する。
また、制御部60は、監視部50から受信した監視の結果に基づいて、N個のサブキャリアの各々に割り当てられるデータに対する一次変調の変調方式を決定し、変調部20の変調処理を制御する。制御部60の動作については、図3から図5で説明する。
図3は、図1に示した通信システムSYSと他の通信システムOSYとの周波数帯域の一例を示す。図3の横軸は周波数を示し、縦軸は受信電力を示す。
図3では、通信システムSYSは、周波数f3から周波数f4の周波数帯域を有し、他の通信システムOSYは、周波数f1から周波数f2の周波数帯域を有する。また、周波数f2から周波数f3の周波数帯域は、ガードバンドを示す。また、図3は、通信システムSYSの周波数帯域における信号sig1のスペクトルを示し、信号sig1は、N個のサブキャリアSC1−SCNを有する。図3に示すように、端サブキャリアである破線で示したサブキャリアSC1は、他のサブキャリアSC2−SCNと比べて低い受信電力に制御される。すなわち、制御部60は、サブキャリアSC1の送信電力について、他のサブキャリアSC2−SCNの送信電力と比べて所定量減少させる制御指示を変調部20に出力する。
このように、サブキャリアSC1の受信電力を他のサブキャリアSC2−SCNより小さく制御することにより、通信システムSYSは、他の通信システムOSYとの間の干渉を抑制でき、ベースバンドの周波数帯域を従来と比べて狭く設定できる。そして、通信システムSYSは、周波数利用効率を向上させることができる。
なお、サブキャリアSC1の送信電力を減少させる所定量は、通信システムSYSと他の通信システムOSYとの間の距離、およびガードバンドの幅等に応じて適宜決定されることが好ましい。
また、制御部60は、サブキャリアSC1の送信電力を所定量減少させるとともに、サブキャリアSC1の小電力化により得られた余剰の電力を、送信電力の時間領域における最大値が規制値以下となる範囲内で他のサブキャリアSC2−SCNの送信電力に等分配してもよい。これにより、通信システムSYSは、サブキャリアSC1の小電力化による品質劣化を抑制することができる。
図4は、図1に示した他の通信システムOSYが市町村デジタル防災同報通信システムで、かつ待ち受け状態の場合の通信システムSYSにおける通信処理の一例を示す。
図4(a)は、例えば、他の通信システムOSYが待ち受け状態の場合に、親局として動作する基地局OS1(または基地局OS2)が送信する信号sig3の一例を示す。すなわち、基地局OS1は、市町村デジタル防災同報通信システムの通信規格に基づいて、80/6ミリ秒の時間長を有する矩形で示した1つのスロットを、信号sig3として時刻t0、t2、t4等の80ミリ秒毎に送信する。なお、他の通信システムOSYは、市町村デジタル防災同報通信システム以外のシステムでもよく、基地局OS1は、80ミリ秒以外の時間間隔で信号sig3を送信してもよい。また、時刻t1、t3、t5等は、基地局OS1が信号sig3である1つのスロットの送信を終了した時刻を示す。
図4(b)は、LTEの通信規格に基づいて、図1に示した基地局BS1が送信する信号sig1の一例を示す。図4(b)に示すように、基地局BS1は、“0”から“9”の番号が付された矩形で示す10ミリ秒の時間長を有するフレームを10個1組とする信号列を、信号sig1として基地局BS2に送信する。すなわち、10個のフレームを1組とする信号sig1は、100ミリ秒の時間長を有する。そして、信号sig1の各フレームは、図3に示した通信システムSYSの周波数帯域において、N個のサブキャリアSC1−SCNを有する。
なお、LTEの通信規格では、信号sig1のうち番号“0”のフレーム(先頭のフレーム)は、データレートが低い、すなわちMCS(Modulation and Coding Scheme)インデックスの値が低いQPSKで変調されたPBCH(Physical Broadcast Channel)であり、網掛けの矩形で示す。また、番号“1”から“9”のフレームは、データレートが高い、すなわちMCSインデックスの値が高い64QAMで変調されたPDSCH(Physical Downlink Shared Channel w/ high MCS)、またはMCSインデックスが低いQPSKで変調されたPDSCH(PDSCH w/ low MCS)である。
例えば、制御部60は、監視部50から受信した信号sig3が送信された時刻に基づいて、信号sig1のうち信号sig3と同じタイミングで送信されるフレームのサブキャリアSC1−SCNの各々に割り当てられるデータに対する一次変調の変調方式を、MCSインデックスの値が低いQPSKに決定する。例えば、制御部60は、時刻t2に送信された番号“8”のフレームおよび時刻t4に送信される番号“6”のフレームに対して、QPSKで変調させる制御指示を変調部20に出力する。なお、図4(b)では、時刻t2に送信された番号“8”のフレームおよび時刻t4に送信される番号“6”のフレームを太線の矩形で示す。
一方、制御部60は、監視部50から受信した信号sig3が送信された時刻に基づいて、信号sig1のうち信号sig3が送信されないタイミングで送信されるフレームのN個のサブキャリアの各々に割り当てられるデータに対する一次変調の変調方式を、QPSKよりデータレートが高い、すなわちMCSインデックスの値が高い64QAMに決定する。制御部60は、決定した一次変調を示す制御指示を変調部20に出力する。
なお、制御部60は、MCSインデックスの値が低い変調方式として、QPSKに決定したが、QPSK以外の変調方式に決定してもよい。また、制御部60は、MCSインデックスの値が高い変調方式として、64QAMに決定したが、64QAM以外の変調方式に決定してもよい。
また、図4(b)では、信号sig1の最初の番号“0”のフレームは、信号sig3が送信された時刻t0と一致するように送信されたが、信号sig3が送信された時刻t0と異なる時刻に送信されてもよい。
図4(c)は、信号sig3が送信された時刻t0と異なる時刻に、信号sig1の最初の番号“0”のフレームが送信される場合の一例を示す。図4(c)に示すように、制御部60は、信号sig3が送信された時刻t0から時刻t1の間に送信される番号“2”のフレーム、および時刻t4から時刻t5の間に送信される番号“8”のフレームに対してQPSKで変調させる制御指示を変調部20に出力する。なお、信号sig3が送信された時刻t2から時刻t3の間に送信される番号“0”のフレームは、LTEの通信規格に基づきQPSKで変調されたPBCHであることから、制御部60は、LTEの通信規格に基づいた制御指示を変調部20に出力する。
図5は、図1に示した他の通信システムOSYが市町村デジタル防災同報通信システムで、かつ連続送信状態の場合の通信システムSYSにおける通信処理の一例を示す。
図5(a)は、例えば、他の通信システムOSYが連続送信状態の場合に、親局として動作する基地局OS1が送信する信号sig3の一例を示す。すなわち、基地局OS1は、市町村デジタル防災同報通信システムの通信規格に基づいて、80/6ミリ秒の時間長のスロットを6個1組とする信号sig3を時刻t0、t2、t4等の80ミリ秒毎に連続して送信する。
図5(b)は、LTEの通信規格に基づいて、図1に示した基地局BS1が送信する信号sig1の一例を示す。基地局BS1は、図4(b)の場合と同様に、“0”から“9”の番号が付された矩形で示す10ミリ秒の時間長を有するフレームを10個1組とする信号列を、信号sig1として基地局BS2に送信する。
図5(b)に示すように、制御部60は、他の通信システムOSYが信号sig3を連続して送信することから、番号“0”のフレーム以外の番号“1”から番号“9”のフレームのサブキャリアSC1−SCNの各々に割り当てられるデータに対する一次変調の変調方式を、MCSインデックスの値が低いQPSKに決定する。図5(b)では、QPSKで変調されたPDSCHである番号“1”から番号“9”のフレームを、図4(b)の場合と同様に太線の矩形で示す。
なお、図5(b)では、信号sig1の最初の番号“0”のフレームは、信号sig3の最初のスロットが送信された時刻t0と一致するように送信されたが、時刻t0と異なる時刻に送信されてもよい。
このように、制御部60は、他の通信システムOSYが信号sig3を送信している時間に信号sig1を送信する場合、MCSインデックスの値が低いQPSKに決定し、変調部20に制御指示を出力する。すなわち、通信システムSYSは、各サブキャリアSC1−SCNに割り当てられるデータに対する一次変調をQPSKに決定することにより、サブキャリアSC1の送信電力を低下させるだけの場合と比べてガードバンドの幅をより狭く設定できる。そして、通信システムSYSは、周波数利用効率を向上させることができる。
なお、制御部60は、他の通信システムOSYが連続送信状態の場合、各フレームのサブキャリアSC1に割り当てられるデータに対する一次変調をQPSKとし、サブキャリアSC2−SCNに割り当てられるデータに対する一次変調を64QAMとする制御指示を変調部20に出力してもよい。すなわち、制御部60は、小電力化されたサブキャリアSC1のデータに対してMCSインデックスの値が低い変調方式に決定することにより、通信システムSYSは、システム全体の伝送効率を改善することができる。
以上、図1から図5に示した実施形態では、通信システムSYSの基地局BS1、BS2は、データを送信するにあたり信号sig1が有するN個のサブキャリアSC1−SCNのうち、他の通信システムOSYの周波数帯域に最も近いサブキャリアSC1の送信電力を他のサブキャリアSC2−SCNのより小さく制御する。また、基地局BS1、BS2は、他の通信システムOSYからの信号sig3を受信して他の通信システムOSYの通信状態を監視し、監視の結果に応じてサブキャリアSC1−SCNの各々に割り当てられるデータに対する一次変調の変調方式を制御する。これにより、通信システムSYSは、従来と比べてガードバンドの幅をより狭く設定でき、周波数利用効率を向上させることができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10…IF部;20…変調部;30…送受信部;40…復調部;50…監視部;60…制御部;AT1,AT2…アンテナ;BS1,BS2,OS1,OS2…基地局;sig1,sig3…信号;OSY…他の通信システム;SC1−SCN…サブキャリア;SYS…通信システム

Claims (5)

  1. 送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信部と、
    前記送信部が前記データ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した前記通信信号を用いて前記他の通信システムにおける通信状態を監視する監視部と、
    前記複数のサブキャリアのうち前記他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、前記第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、前記監視部が監視した前記他の通信システムの前記通信状態に応じて前記データに対する変調方式を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする送信局装置。
  2. 請求項1に記載の送信局装置において、
    前記制御部は、前記他の通信システムの前記通信状態に基づいて、前記通信信号が送信されるタイミングで前記データ信号を送信する場合、前記データの変調方式を第1変調方式に決定し、前記通信信号が送信されていないタイミングで前記データ信号を送信する場合、前記データの変調方式を前記第1変調方式よりデータレートが高い第2変調方式に決定することを特徴とする送信局装置。
  3. 請求項2に記載の送信局装置において、
    前記制御部は、前記通信信号が送信されていないタイミングで前記データ信号を送信する場合、前記第1サブキャリアに割り当てられる前記データの変調方式を前記第1変調方式に決定し、前記第1サブキャリア以外のサブキャリアに割り当てられる前記データの変調方式を前記第2変調方式に決定することを特徴とする送信局装置。
  4. 送信局装置と受信局装置とを備え、
    前記送信局装置は、
    送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信部と、
    前記送信部が前記データ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した前記通信信号を用いて前記他の通信システムにおける通信状態を監視する監視部と、
    前記複数のサブキャリアのうち前記他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、前記第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、前記監視部が監視した前記他の通信システムの前記通信状態に応じて前記データに対する変調方式を制御する制御部とを備える
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 送信対象のデータが割り当てられる複数のサブキャリアを有するデータ信号を受信局装置に送信する送信方法において、
    前記データ信号を送信する周波数帯域に隣接する周波数帯域で通信を行う他の通信システムの通信信号を受信し、受信した前記通信信号を用いて前記他の通信システムにおける通信状態を監視し、
    前記複数のサブキャリアのうち前記他の通信システムの周波数帯域に最も近い第1サブキャリアの送信電力を、前記第1サブキャリア以外のサブキャリアの送信電力と比べて小さくなるように制御し、監視した前記他の通信システムの前記通信状態に応じて前記データに対する変調方式を制御する
    ことを特徴とする送信方法。
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