JP2018084449A - 電気的接続装置及びプローブ支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】より信頼性の高い電気的検査を実施することが可能な電気的接続装置及びプローブ支持体を提供する。【解決手段】プローブ20と、プローブ20を案内するプローブ支持体18とを備える電気的接続装置であって、プローブ支持体18は、プローブ20を挿通する上方ガイド穴110aを有する上方ガイド板110と、上方ガイド板110から第2接触対象側に間隔を設けて配置され、プローブ20を挿通する中間ガイド穴130aを有する中間ガイド板130と、中間ガイド板130に配置される電子部品200と、を備え、中間ガイド板130には、中間ガイド穴130aの穴壁130bにおいて、プローブ20が第2接触対象との接触により押し込まれる際に、プローブ20と摺動しながらプローブ20と電気的に接続する穴壁導電膜211が形成されており、電子部品200は、穴壁導電膜211を介してプローブ20と電気的に接続する。【選択図】 図3

Description

本発明は、被検査体の電気的検査などに用いられる電気的接続装置及びプローブ支持体に関する。
半導体ウエハに作り込まれた多数の集積回路は、一般的に、該ウエハから切断、分離される前に、仕様書通りの性能を有するか否かの電気的検査を受ける。このような電気的検査に用いられる装置として、複数のプローブを備えた電気的接続装置がある。
また、この種の電気的接続装置には、上下方向に間隔をおいて配置した複数のガイド板を有するプローブ支持体を備え、複数のガイド板に形成したガイド穴に、一部を湾曲させたプローブを貫通させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
かかる電気的接続装置では、プローブ支持体から下方に延出するプローブの先端部が被検査体に接触すると、当該プローブの先端部が被検査体により上方へ押し込まれる。このとき、プローブは、ガイド穴の壁面を摺動しながら大きく湾曲する。そして、湾曲したプローブは、被検査体に対して適度な押圧力により押圧しながら、被検査体と電気的に接続する。これにより、プローブ基板と被検査体とがプローブを介して電気的に接続され、電気的検査が実施される。
ところで、より信頼性の高い電気的検査を実施するためには、信号ノイズや導電経路のインピーダンスなどを低減させることが好ましい。そこで、被検査体とプローブ基板との導電経路において、コンデンサ、終端抵抗、IC、ダイオードなどの電子部品を接続させることがある。このような電子部品は、一般的に、プローブ基板に配置されている(例えば、特許文献2参照)。
実開平7−29838号公報 特開2014−74716号公報
ここで、電子部品の機能を活用して信頼性の高い電気的検査を実施するためには、電子部品を被検査体により近づけて電気的に接続すること、すなわち電子部品とプローブの先端部との導電経路をできるだけ短くすることが好ましい。
このため、従来技術では、プローブ支持体の厚みを薄く構成しつつ、プローブの全長を短くする等の対策によって、電子部品とプローブの先端部との導電経路を短くしていたが、より信頼性の高い電気的検査を求めるユーザの要求に対しては、十分に応じているとはいえず、更なる改善が求められていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、より信頼性の高い電気的検査を実施することが可能な電気的接続装置及びプローブ支持体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気的接続装置の第1の特徴は、第1接触対象と第2接触対象とを電気的に接続するプローブと、前記プローブを前記第1接触対象から前記第2接触対象に向けて案内するプローブ支持体とを備える電気的接続装置であって、前記プローブ支持体は、前記プローブを挿通する第1ガイド穴を有する第1ガイド板と、前記第1ガイド板から第2接触対象側に間隔を設けて配置され、前記プローブを挿通する第2ガイド穴を有する第2ガイド板と、前記第2ガイド板に配置される電子部品と、を備え、前記第2ガイド板には、前記第2ガイド穴の穴壁において、前記プローブが前記第2接触対象との接触により押し込まれる際に、前記プローブと摺動しながら前記プローブと電気的に接続する穴壁導電膜が形成されており、前記電子部品は、前記穴壁導電膜を介して前記プローブと電気的に接続することにある。
本発明に係る電気的接続装置の第2の特徴は、上記特徴に係り、前記プローブは、前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間において湾曲する湾曲部を有することにある。
本発明に係る電気的接続装置の第3の特徴は、上記特徴に係り、前記電子部品は、前記第2ガイド板と前記第1ガイド板との間に形成される遮蔽室に配置されることにある。
本発明に係る電気的接続装置の第4の特徴は、上記特徴に係り、前記プローブとして、前記電子部品から所定距離の範囲内に配置される第1プローブと第2プローブとを備え、前記第2ガイド板には、前記穴壁導電膜として、前記第1プローブと摺動しながら前記第1プローブと電気的に接続する第1穴壁導電膜と、前記第2プローブと摺動しながら前記第2プローブと電気的に接続する第2穴壁導電膜とが形成されており、前記電子部品は、前記第1穴壁導電膜を介して前記第1プローブと電気的に接続するとともに、前記第2穴壁導電膜を介して前記第2プローブと電気的に接続することにある。
本発明に係るプローブ支持体の特徴は、第1接触対象と第2接触対象とを電気的に接続するプローブを前記第1接触対象から前記第2接触対象に向けて案内するプローブ支持体であって、前記プローブを挿通する第1ガイド穴を有する第1ガイド板と、前記第1ガイド板から第2接触対象側に間隔を設けて配置され、前記プローブを挿通する第2ガイド穴を有する第2ガイド板と、前記第2ガイド板に配置される電子部品と、を備え、前記第2ガイド板には、前記第2ガイド穴の穴壁において、前記プローブが前記第2接触対象との接触により押し込まれる際に、前記プローブと摺動しながら前記プローブと電気的に接続する穴壁導電膜が形成されており、前記電子部品は、前記穴壁導電膜を介して前記プローブと電気的に接続することにある。
本発明によれば、より信頼性の高い電気的検査を実施することが可能な電気的接続装置及びプローブ支持体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略側面図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブ支持体を概略的に示す一部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブ支持体を概略的に示す一部拡大断面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略平面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略断面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略平面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略断面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略平面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略断面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略平面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る製造方法を説明するための概略断面図である。 (a)比較例を説明するための一部拡大断面図である。(b)比較例を説明するための一部拡大断面図である。 (a)実施例を説明するための一部拡大断面図である。(b)実施例を説明するための一部拡大断面図である。 電源インピーダンス評価の結果を示すグラフである。 挿入損失特性評価の結果を示すグラフである。 反射損失特性評価の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る電気的接続装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。また、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1実施形態]
<検査装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気的接続装置を含む検査装置1を概略的に示す側面図である。なお、説明のため、図面において、上下方向Zと、上下方向Zに直交する左右方向Xと、上下方向Z及び左右方向Xに直交する前後方向Yを規定する。また、上下方向Zは、プローブ20の長手方向とも言い換えられる。
図1に示すように、検査装置1は、主に、カード状接続装置2と、チャック12とを備える。
カード状接続装置2(プローブカードとも称される場合がある)が、昇降可能なチャック12の上方でフレーム(不図示)に保持される。チャック12上には、被検査体の一例として半導体ウエハ14が保持されている。半導体ウエハ14には多数の集積回路が組み込まれている。
半導体ウエハ14は、集積回路の電気的検査のために、該集積回路の多数の電極パッド14aを上方に向けて、チャック12上に配置されている。
カード状接続装置2は、プローブ基板16と、プローブ支持体18と、プローブ20とを備える。
プローブ基板16は、例えば円形のリジッド配線基板からなる。プローブ基板16は、プローブ20の基端部20b(上端部)に電気的に接続される。
プローブ基板16の上面(図1に示す上方の面)の周縁部には、テスタ(不図示)への接続端となる多数のテスタランド16bが設けられている。各テスタランド16bは、プローブ基板16に設けられた配線16aに接続されている。
また、プローブ基板16の上面(図1に示す上方の面)には、プローブ基板16を補強する例えば金属製の補強板5が設けられている。該補強板5は、プローブ基板16のテスタランド16bが設けられた周縁分を除く中央部に配置されている。また、プローブ基板16の下面(図1に示す下方の面)には、プローブ支持体18が配置される。
プローブ支持体18は、所定の保持部材(不図示)によりプローブ基板16に保持されている。プローブ支持体18は、プローブ20をプローブ基板16から半導体ウエハ14に向けて案内する。プローブ支持体18は、プローブ20の先端部20a(下端部)が半導体ウエハ14に押圧されたときに、プローブ20の相互間の干渉を防止する。
プローブ20は、先端部20aと基端部20bとを有する。プローブ20の先端部20aは、半導体ウエハ14に設けられている電極パッド14aに対向するように配置される。
プローブ20の基端部20bは、プローブ基板16の接続パッド16c(図2〜3参照)に圧着された圧着状態、すなわちプリロード状態で当接している。これにより、プローブ20の基端部20bは、プローブ基板16と電気的に接続されている。
なお、本実施形態において、プローブ支持体18とプローブ20とが、特許請求の範囲に記載の電気的接続装置を構成する。また、プローブ基板16の接続パッド16c(図2〜3参照)が、特許請求の範囲に記載の第1接触対象を構成し、半導体ウエハ14の電極パッド14aが、特許請求の範囲に記載の第2接触対象を構成する。
<プローブ支持体の構成>
次に、図2〜3を参照して、プローブ支持体18の構成について詳細に説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るプローブ支持体18の一部を拡大した一部拡大断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係るプローブ支持体18において、プローブ20が半導体ウエハ14に押圧された状態を示す一部拡大断面図である。
図2に示すように、プローブ支持体18は、プローブ基板16の下方に配置される。プローブ支持体18は、主に、複数のプローブ20を挿通するための複数のガイド穴を有するガイド板100と、電子部品200とを備える。
ガイド板100は、ガイド穴に挿通されるプローブ20を案内するように構成される。ガイド板100は、上方ガイド板110と、下方ガイド板120と、上方ガイド板110と下方ガイド板120との間に配置される中間ガイド板130とを含む。
上方ガイド板110と中間ガイド板130と下方ガイド板120とのそれぞれは、例えば、セラミック板あるいはポリイミド合成樹脂板等の絶縁物質で形成される。上方ガイド板110と中間ガイド板130と下方ガイド板120とのそれぞれは、スペーサ部材34などの部材によって、互いに平行になるように配置されるとともに、ねじなどの保持部材(不図示)などにより相互に連結されている。
上方ガイド板110は、プローブ基板16に近接して配置される。上方ガイド板110は、上下方向Zに貫通する上方ガイド穴110aを有する。上方ガイド穴110aは、複数のプローブ20のそれぞれに対応して複数形成されている。上方ガイド穴110aには、プローブ20の上下方向Zの移動を許すようにプローブ20が挿通される。なお、本実施形態において、上方ガイド穴110aは、特許請求の範囲に記載の第1ガイド穴を構成し、上方ガイド板110は、特許請求の範囲に記載の第1ガイド板を構成する。
下方ガイド板120は、上方ガイド板110から上下方向Zに間隔をおいて配置される。下方ガイド板120は、上下方向Zに貫通する下方ガイド穴120aを有する。下方ガイド穴120aは、複数のプローブ20のそれぞれに対応して複数形成される。下方ガイド穴120aには、プローブ20の上下方向Zの移動を許すようにプローブ20が挿通される。
中間ガイド板130は、上方ガイド板110と下方ガイド板120の間に配置される。中間ガイド板130は、上方ガイド板110から半導体ウエハ14側に間隔を設けて配置される。中間ガイド板130は、上下方向Zに貫通する中間ガイド穴130aを有する。中間ガイド穴130aは、複数のプローブ20のそれぞれに対応して複数形成される。中間ガイド穴130aには、プローブ20の上下方向Zの移動を許すようにプローブ20が挿通される。なお、本実施形態において、中間ガイド穴130aは、特許請求の範囲に記載の第2ガイド穴を構成し、中間ガイド板130は、特許請求の範囲に記載の第2ガイド板を構成する。
中間ガイド板130には、中間ガイド穴130aの穴壁130bにおいて、穴壁導電膜211が形成されている。穴壁導電膜211は、導電性を有する部材により構成される。穴壁導電膜211を構成する部材は、導電性を有する部材であれば特に限定されず、例えば、白金や金などでもよい。
穴壁導電膜211は、プローブ20が半導体ウエハ14との接触により押し込まれる際に、プローブ20と摺動しながらプローブ20と電気的に接続する。本実施形態では、穴壁導電膜211は、穴壁130bの全周にわたって形成されている。なお、穴壁導電膜211は、必ずしも穴壁130bの全周に形成されなくてもよい。例えば、穴壁導電膜211は、プローブ20が半導体ウエハ14との接触により押し込まれる際に、プローブ20と接触することにより、プローブ20と電気的に接続可能な範囲内であれば、穴壁130bの一部に形成されていてもよい。
また、中間ガイド板130の上面130xには、電子部品200と穴壁導電膜211とを電気的に接続する接続線212が形成されている。接続線212は、導電性を有する部材により構成される。接続線212を構成する部材は、導電性を有する部材であれば特に限定されず、例えば、白金や金などでもよい。
上方ガイド板110と中間ガイド板130との間には、遮蔽室S1が形成される。遮蔽室S1は、上方ガイド板110と中間ガイド板130と複数のスペーサ部材34とにより区画形成される。具体的に、遮蔽室S1の上下方向Zは、上方ガイド板110と中間ガイド板130とにより区画され、遮蔽室S1の左右方向X及び前後方向Yは、複数のスペーサ部材34により区画される。
電子部品200は、例えば、コンデンサ、終端抵抗器、IC、ダイオードなどである。本実施形態では、電子部品200がコンデンサである場合を例に挙げて説明する。
電子部品200は、上方ガイド板110と中間ガイド板130との間に形成される遮蔽室S1に配置される。電子部品200は、遮蔽室S1内において、中間ガイド板130に配置される。具体的に、電子部品200は、中間ガイド板130の上面130xに配置される。なお、電子部品200は、中間ガイド板130の下面130yに配置されてもよい。すなわち、電子部品200は、遮蔽室S1の外に配置されてもよい。
電子部品200は、穴壁導電膜211を介してプローブ20と電気的に接続する。具体的に、電子部品200は、穴壁導電膜211と接続線212とを介して、プローブ20と接続する。
<プローブの構成>
次に、プローブ20の構成について詳細に説明する。プローブ20は、導電性を有する部材により構成される。プローブ20を構成する部材は、例えば、タングステンであってもよい。
プローブ20は、上方ガイド板110の上方ガイド穴110aと、中間ガイド板130の中間ガイド穴130aと、下方ガイド板120の下方ガイド穴120aとに挿通する。これにより、プローブ20の基端部20bは、プローブ基板16の所定位置に形成される接続パッド16cに向けて案内される。プローブ20の基端部20bは、上方ガイド板110から所定長さで突出する。プローブ20の基端部20bは、プローブ基板16の接続パッド16cに、例えば、はんだを用いて固着されてもよい。
また、プローブ20の先端部20aは、半導体ウエハ14の電極パッド14aに向けて案内される。プローブ20の先端部20aは、プローブ支持体18から上下方向Zの下方に所定長さで突出する。プローブ20の先端部20aは、下方ガイド板120から半導体ウエハ14の接続すべき電極パッド14aに対応する位置に配置される。
プローブ20は、上方ガイド板110と中間ガイド板130との間において湾曲する湾曲部20xを有する。
湾曲部20xは、上方ガイド穴110aと中間ガイド穴130aと下方ガイド穴120aとにプローブ20を挿通した状態で、上方ガイド穴110aの位置と、中間ガイド穴130a及び下方ガイド穴120aの位置とを左右方向Xに所定量ずらすことにより形成される。
湾曲部20xは、複数のプローブ20において、同一の形状かつ同一姿勢の弾性変形となるように形成されている。これにより、プローブ20は、プローブ支持体18において、滑らかなクランクを描いた状態で配置される。
例えば、半導体ウエハ14の電気的検査では、図3に示すように、チャック12の上昇によって、電極パッド14aが対応するプローブ20の先端部20aを、上下方向Zの上方(矢印M1で示す方向)に押し上げる。そして、この押し上げによってプローブ20の先端部20aは、下方ガイド板120の下方ガイド穴120aにより案内されながら、上下方向Zの上方へ直線的に移動する。
また、プローブ20の先端部20aの押し上げによって、プローブ20の湾曲部20xは、左右方向Xの一方に弓状に大きく弾性変形する。そして、プローブ20の先端部20aは、プローブ20の弾性による適正なしなやかさによって、対応する電極パッド14aに押圧されるため、電極パッド14aに確実に接続される。
これにより、電極パッド14aは、プローブ基板16の対応するテスタランド16bを経てテスタ(不図示)に電気的に接続され、半導体ウエハ14の電気的検査が行われる。
また、図3に示すように、プローブ20の湾曲部20xが弾性変形、すなわち湾曲すると、プローブ20は、中間ガイド穴130aの穴壁130bに形成される穴壁導電膜211に摺動する。つまり、プローブ20は、穴壁導電膜211の一部に接触する。
これにより、プローブ20と穴壁導電膜211とが、電気的に接続されるとともに、半導体ウエハ14の電極パッド14aと、プローブ20と、穴壁導電膜211と、接続線212と、電子部品200とが、電気的に接続される。
そして、チャック12の下降によって、プローブ20の先端部20aは、下方ガイド板120の下方ガイド穴120aにより案内されながら、上下方向Zの下方へ直線的に移動する。これにより、弾性変形していたプローブ20の湾曲部20xは、図2に示すように、元の形状に復帰する。
<プローブ支持体の製造方法>
次に、プローブ支持体18の製造方法について説明する。具体的には、プローブ支持体18において、電子部品200を配置した中間ガイド板130を製造する際の製造方法について説明する。当該製造方法は、穴形成工程と、蒸着工程と、成形工程と、配置工程とを含む。
ここで、図4(a)〜(b)は、穴形成工程を説明するための概念図である。図5(a)〜(b)は、蒸着工程を説明するための概念図である。図6(a)〜(b)は、成形工程を説明するための概念図である。図7(a)〜(b)は、配置工程を説明するための概念図である。なお、図4〜7のそれぞれにおいて、(a)は、概略平面図であり、(b)は、(a)のQ−Q線に沿った概略断面図である。
まず、穴形成工程では、図4(a)〜(b)に示すように、中間ガイド板130に複数の中間ガイド穴130aを形成する。中間ガイド穴130aの形成方法は、例えば、レーザ加工処理などの手法を適用してもよい。
次に、蒸着工程では、図5(a)〜(b)に示すように、中間ガイド板130に導電性を有する部材を蒸着させて導電膜210を形成する。導電膜210の形成方法は、例えば、スパッタリング等の手法を適用してもよい。これにより、中間ガイド板130の上面130xと、中間ガイド穴130aの穴壁130bとに、導電膜210が形成される。なお、導電膜210を構成する部材は、スパッタリング等の処理が可能で導電性を有する部材であれば特に限定されないが、例えば、白金や金などでもよい。
次に、成形工程では、図6(a)〜(b)に示すように、導電膜210の一部を残すようにして接続線212を形成する。接続線212の形状は特に限定されず、任意の形状で形成してもよい。接続線212の形成方法は、例えば、フォトリソグラフィなどの手法を適用してもよい。このとき、中間ガイド穴130aの穴壁130bに形成される導電膜210を残すことによって、穴壁130bに穴壁導電膜211を形成する。
なお、図6(a)〜(b)の例では、2つの中間ガイド穴130aを対象として、接続線212と穴壁導電膜211とを形成する場合を示しているが、これに限定されない。1つの中間ガイド穴130aを対象としてもよいし、3つ以上の中間ガイド穴130aを対象としてもよい。
次に、配置工程では、図7(a)〜(b)に示すように、電子部品200を接続線212に接続するように配置する。電子部品200と接続線212との接続方法は、リフローはんだ付けなどを適用してもよい。なお、図7(a)〜(b)の例では、1つの電子部品200が、2つの接続線212に接続する場合を示しているが、これに限定されない。1つの電子部品200が、1つの接続線212に接続してもよいし、3つ以上の接続線212に接続してもよい。
このようにして、電子部品200を配置した中間ガイド板130を製造する。この後、上方ガイド板110や下方ガイド板120等が組み付けられてプローブ支持体18が製造されるが、周知技術を適用できるため、詳細な説明は省略する。
なお、図7(a)〜(b)に示す構成は、電子部品200の配置数を少なくするために、一の電子部品200と複数のプローブ20とを電気的に接続させる場合に特に有効である。以下において、プローブ20として、電子部品200から所定距離Lxの範囲内に配置される第1プローブ20と第2プローブ20とを備える場合を例に挙げて、具体的に説明する。
この場合、図7(a)に示すように、第1プローブ20は、電子部品200の中心Cから距離L1の位置P1に配置され、第2プローブ20は、電子部品200の中心Cから距離L2の位置P2に配置される。なお、位置P1〜P2は、いずれも中間ガイド穴130aの中心に規定してもよいし、中間ガイド穴130a内の所定位置(例えば、端部)に規定してもよい。また、距離L1と所定距離Lxとは、距離L1≦所定距離Lxの関係を満たすとともに、距離L2と所定距離Lxとは、距離L2≦所定距離Lxを満たす。
そして、図7(a)に示すように、中間ガイド板130には、穴壁導電膜211として、第1プローブ20と摺動しながら第1プローブ20と電気的に接続する第1穴壁導電膜211aが形成されるとともに、第2プローブ20と摺動しながら第2プローブ20と電気的に接続する第2穴壁導電膜211bとが形成される。
また、電子部品200は、第1穴壁導電膜211aを介して第1プローブ20と電気的に接続するとともに、第2穴壁導電膜211bを介して第2プローブ20と電気的に接続する。具体的には、電子部品200は、電子部品200と第1穴壁導電膜211aとの間に形成される第1接続線212aと第1穴壁導電膜211aとを介して、第1プローブ20と電気的に接続する。また、電子部品200は、電子部品200と第2穴壁導電膜211aとの間に形成される第2接続線212bと、第2穴壁導電膜211bとを介して、第2プローブ20と電気的に接続する。
これにより、一の電子部品200と複数のプローブ20とを電気的に接続させることができるため、一の電子部品200と一のプローブ20とを電気的に接続させる場合に比べて、電子部品200の配置数を削減できる。よって、電子部品200を配置するスペースを削減できるとともに、電子部品200に伴うコストも削減できる。なお、上述の例では、一の電子部品200が、第1プローブ20と第2プローブ20との2つのプローブ20に接続される場合を例に挙げて説明したが、電子部品200から所定距離Lxの範囲内に配置される更に多くのプローブ20と接続されてもよい。
<作用及び効果>
以上のように、本発明の第1実施形態に係るプローブ支持体18は、上方ガイド板110(第1ガイド板)と、下方ガイド板120と、中間ガイド板130(第2ガイド板)と、中間ガイド板130に配置される電子部品200とを備える。
また、中間ガイド板130には、中間ガイド穴130aの穴壁130bにおいて、穴壁導電膜211が形成されている。また、穴壁導電膜211は、プローブ20が半導体ウエハ14との接触により押し込まれる際に、プローブ20と摺動しながらプローブ20と電気的に接続するように構成される。そして、電子部品200は、穴壁導電膜211を介して、プローブ20と電気的に接続する。
かかるプローブ支持体18によれば、電子部品200を中間ガイド板130に配置して、電子部品200とプローブ20とを電気的に接続することができる。これにより、従来技術のように、電子部品200をプローブ基板16に配置する場合に比べて、電子部品200とプローブ20の先端部20aとの導電経路を短くできる。よって、電子部品200とプローブ20の先端部20aとの導電経路の距離の増加により、電子部品200の取り付け効果が低減してしまうことを抑制できる。すなわち、電子部品200の機能をより有効に活用できるため、より検査精度が高められて、より信頼性の高い電気的検査を実施することができる。
更に、穴壁導電膜211は、プローブ20との摺動によりプローブ20と電気的に接続するため、湾曲部20xの弾性変形やプローブ20の上下方向Zへの移動動作を阻害せずに、プローブ20と電子部品200とを電気的に接続することができる。すなわち、垂直動作式のプローブ20を用いた電気的検査において特に有効である。
また、電子部品200は、上方ガイド板110と中間ガイド板130との間に形成される遮蔽室S1に配置される。これにより、例えば、電気的検査において半導体ウエハ14を加熱する加熱検査が実施されても、電子部品200に熱が伝達することを抑制できる。よって、電子部品200が加熱されることを抑制できるため、加熱に起因する電子部品200の故障を防止できる。更に、電子部品200に対する外部からの衝撃を防止できるため、電子部品200の破損などの故障も防止できる。
[比較評価]
次に、本発明の効果を明確にするために、比較例及び実施例に係るプローブ支持体を用いた実施した比較評価について説明する。具体的に、電源インピーダンス特性評価と、挿入損失特性評価と、反射損失特性評価とについて説明する。なお、以下では、いずれの評価においても、電子部品200として、容量などの仕様が共通のコンデンサを用いている。また、プローブ20も共通のものを用いている。
<電源インピーダンス特性評価>
電源インピーダンス特性評価では、まず、比較例1〜3と実施例1〜2とを準備した。比較例1〜3と実施例1〜2とは、いずれも2つのプローブ20と、2つのプローブ20に接続される電子部品200(コンデンサ)とを備えたものを用いた。以下において、比較例1〜3と実施例1〜2とのそれぞれの構成を簡単に説明する。
比較例1には、従来技術のように、電子部品200をプローブ基板16の下面16yに配置したものを用いた。具体的に、比較例1では、図8(a)に示すように、電子部品200が、プローブ基板16の接続パッド16cから引き出される接続線200zを介して、プローブ20の基端部20bに電気的に接続されるものを用いた。比較例1では、電子部品200の一方の端子が一方の接続線200zを介して一方のプローブ20に接続され、他方の端子が他方の接続線200zを介して他方のプローブ20に接続されている。なお、比較例1では、このように各端子を接続した10個の電子部品200を並列接続させている。
比較例2には、比較例1と同じ位置に20個の電子部品200を配置したものを用いた。つまり、比較例2では、比較例1に比べて、電子部品200の数を増加させたものを用いた。
比較例3には、接続線200zを備えていないものを用いた。具体的に、図8(b)に示すように、比較例3には、電子部品200とプローブ20の基端部20bとを直接接続させたものを用いた。なお、比較例3では、20個の電子部品200を配置したものを用いた。
実施例1には、図9(a)に示すように、中間ガイド板130とプローブ基板16とに電子部品200を配置したものを用いた。具体的に、実施例1には、1個の電子部品200を中間ガイド板130に配置し、9個の電子部品200をプローブ基板16の下面16yに配置したものを用いた。また、実施例1において、プローブ基板16の下面16yに配置される電子部品200は、比較例1と同様に接続されている。具体的に、電子部品200の一方の端子が一方の接続線200zを介して一方のプローブ20に接続され、他方の端子が他方の接続線200zを介して他方のプローブ20に接続されている。また、実施例1では、中間ガイド板130に配置される電子部品200の一方の端子は、一方の接続線212と一方の穴壁導電膜211とを介して一方のプローブ20に接続され、他方の端子は、他方の接続線212と他方の穴壁導電膜211とを介して他方のプローブ20に接続されている。
実施例2には、図9(b)に示すように、中間ガイド板130のみに電子部品200を配置したものを用いた。具体的に、実施例2には、10個の電子部品200を中間ガイド板130に配置したものを用いた。また、実施例2では、中間ガイド板130に配置される電子部品200の一方の端子は、一方の接続線212と一方の穴壁導電膜211とを介して一方のプローブ20に接続され、他方の端子は、他方の接続線212と他方の穴壁導電膜211とを介して他方のプローブ20に接続されている。
図10には、上述した比較例1〜3と実施例1〜2とのそれぞれの電源インピーダンスをシミュレーションにより測定した結果が示されている。なお、電源インピーダンスの測定は、一方のプローブ20の先端部20aから、電子部品200を介して、他方のプローブ20の先端部20aまでの区間を測定した。また、図10では、縦軸が電源インピーダンス比率を示している。ここで、図10に示す電源インピーダンス比率は、比較例1の電源インピーダンスを基準(1)としたそれぞれの電源インピーダンスの比率を示している。なお、図10では、電源インピーダンス比率が小さいほど電源インピーダンスが小さく、特性が優れていることを意味する。
図10に示すように、比較例1〜3と実施例1〜2とを比較すると、実施例1〜2の電源インピーダンスが低いことがわかる。特に、電子部品200を中間ガイド板130のみに配置した実施例2では、電源インピーダンスを大きく抑制できることがわかる。また、実施例1に示されるように、1つの電子部品200でも中間ガイド板130に配置して、電子部品200と半導体ウエハとの導電経路を短くすることにより、電源インピーダンスを抑制できることがわかる。このように、実施例1〜2では、電源インピーダンスを抑制できることが証明された。
<挿入損失特性評価>
挿入損失特性評価では、比較例Aと実施例Bとを準備した。
比較例Aには、図8(a)に示すように、プローブ基板16の下面16yに1個の電子部品200を配置したものを用いた。また、比較例Aでは、電子部品200が、プローブ基板16の接続パッド16cから引き出される2つの接続線200zを介して、2つのプローブ20の基端部20bに接続されるものを用いた。具体的に、比較例Aでは、電子部品200の一方の端子が、一方の接続線200zを介して一方のプローブ20に接続され、他方の端子が、他方の接続線200zを介して他方のプローブ20に接続されている。
実施例Bには、図9(b)に示すように、1個の電子部品200を中間ガイド板130に配置したものを用いた。また、実施例Bでは、中間ガイド板130に配置される電子部品200が、2つの接続線212を介して、2つのプローブ20に接続されている。具体的に、実施例Bでは、電子部品200の一方の端子が、一方の接続線212と穴壁導電膜211とを介して、一方のプローブ20に接続され、他方の端子が、他方の接続線212と穴壁導電膜211とを介して、他方のプローブ20に接続されている。
そして、比較例Aと実施例Bとのそれぞれの挿入損失(Insertion Loss)をシミュレーションにより測定した。なお、挿入損失の測定は、一方のプローブ20の先端部20aから、電子部品200を介して、他方のプローブ20の先端部20aまでの区間を対象とした。
図11には、比較例Aと実施例Bとのそれぞれの挿入損失を測定した結果が示されている。図11では、横軸が周波数を示しており、縦軸が損失レベル比率を示している。ここで、図11に示す損失レベル比率は、比較例Aの損失レベルを基準(1)とした実施例Bの損失レベルの比率を示している。なお、図11では、損失レベル比率が小さいほど挿入損失が小さく、挿入損失特性が優れていることを意味する。
図11に示すように、実施例Bは、比較例Aと比較して、挿入損失が抑制されていることがわかる。すなわち、実施例Bのように、電子部品200を中間ガイド板130に配置して、電子部品200と半導体ウエハとの導電経路を短くすることにより、挿入損失を抑制できることが証明された。
<反射損失特性評価>
反射損失特性評価では、比較例Aと実施例Bとを準備した。なお、比較例Aと実施例Bとは、上述した挿入損失特性評価で用いたものと同様であるため、説明を省略する。
そして、次のようにして、比較例Aと実施例Bとのそれぞれの反射損失(Return Loss)をシミュレーションにより測定した。なお、反射損失の測定は、一方のプローブ20の先端部20aから、電子部品200を介して、他方のプローブ20の先端部20aまでの区間を対象とした。
図12には、比較例Aと実施例Bとのそれぞれの反射損失を測定した結果が示されている。図12では、横軸が周波数を示しており、縦軸が損失レベル比率を示している。ここで、図12に示す損失レベル比率は、比較例Aの損失レベルを基準(1)とした実施例Bの損失レベルの比率を示している。なお、図12では、損失レベル比率が大きいほど反射損失が小さく、反射損失特性が優れていることを意味する。
図12に示すように、実施例Bは、比較例Aと比較して、反射損失が抑制されていることがわかる。すなわち、実施例Bに示されるように、電子部品200を中間ガイド板130に配置して、電子部品200と半導体ウエハとの導電経路を短くすることにより、反射損失を抑制できることが証明された。
[本発明のその他の実施形態]
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、上述した実施形態では、電子部品200は、中間ガイド板130の上面130xに配置されていたが、これに限定されない。電子部品200は、中間ガイド板130の下面130yに配置されていてもよい。更に、電子部品200は、例えば、下方ガイド板120の上面120x又は下面120yに配置されていてもよい。この場合、下方ガイド板120は、特許請求の範囲の第2ガイド板を構成する。また、更に多くの他のガイド板を備えている場合には、電子部品200は、他のガイド板の上面又は下面に配置してもよい。電子部品200は、複数のガイド板100のうち、最も半導体ウエハ14側に位置するガイド板の上面又は下面に配置されてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、穴壁導電膜211と電子部品200とを電気的に接続する接続線212を備えていたが、穴壁導電膜211と電子部品200とを直接接続できるのであれば、必ずしも接続線212を備えていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、電気的接続装置は、プローブ20とプローブ支持体18とにより構成されるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、プローブ基板16とプローブ支持体18とプローブ20とを含むカード状接続装置2により構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、プローブ20として、垂直動作式のプローブを例に挙げて説明したが、これに限定されず、様々な種類のプローブを適用してもよい。
このように、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…検査装置
2…カード状接続装置
14…半導体ウエハ
16…プローブ基板
16c…接続パッド
18…プローブ支持体
20…プローブ
34…スペーサ部材
100…ガイド板
110…上方ガイド板
110a…上方ガイド穴
120…下方ガイド板
120a…下方ガイド穴
130…中間ガイド板
130a…中間ガイド穴
130b…穴壁
200…電子部品
211…穴壁導電膜
212…接続線

Claims (5)

  1. 第1接触対象と第2接触対象とを電気的に接続するプローブと、前記プローブを前記第1接触対象から前記第2接触対象に向けて案内するプローブ支持体とを備える電気的接続装置であって、
    前記プローブ支持体は、
    前記プローブを挿通する第1ガイド穴を有する第1ガイド板と、
    前記第1ガイド板から第2接触対象側に間隔を設けて配置され、前記プローブを挿通する第2ガイド穴を有する第2ガイド板と、
    前記第2ガイド板に配置される電子部品と、を備え、
    前記第2ガイド板には、前記第2ガイド穴の穴壁において、前記プローブが前記第2接触対象との接触により押し込まれる際に、前記プローブと摺動しながら前記プローブと電気的に接続する穴壁導電膜が形成されており、
    前記電子部品は、前記穴壁導電膜を介して前記プローブと電気的に接続する
    ことを特徴とする電気的接続装置。
  2. 前記プローブは、前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間において湾曲する湾曲部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記電子部品は、前記第2ガイド板と前記第1ガイド板との間に形成される遮蔽室に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接続装置。
  4. 前記プローブとして、前記電子部品から所定距離の範囲内に配置される第1プローブと第2プローブとを備え、
    前記第2ガイド板には、前記穴壁導電膜として、前記第1プローブと摺動しながら前記第1プローブと電気的に接続する第1穴壁導電膜と、前記第2プローブと摺動しながら前記第2プローブと電気的に接続する第2穴壁導電膜とが形成されており、
    前記電子部品は、前記第1穴壁導電膜を介して前記第1プローブと電気的に接続するとともに、前記第2穴壁導電膜を介して前記第2プローブと電気的に接続する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気的接続装置。
  5. 第1接触対象と第2接触対象とを電気的に接続するプローブを前記第1接触対象から前記第2接触対象に向けて案内するプローブ支持体であって、
    前記プローブを挿通する第1ガイド穴を有する第1ガイド板と、
    前記第1ガイド板から第2接触対象側に間隔を設けて配置され、前記プローブを挿通する第2ガイド穴を有する第2ガイド板と、
    前記第2ガイド板に配置される電子部品と、を備え、
    前記第2ガイド板には、前記第2ガイド穴の穴壁において、前記プローブが前記第2接触対象との接触により押し込まれる際に、前記プローブと摺動しながら前記プローブと電気的に接続する穴壁導電膜が形成されており、
    前記電子部品は、前記穴壁導電膜を介して前記プローブと電気的に接続する
    ことを特徴とするプローブ支持体。
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