JP2018082309A - 車載通信装置 - Google Patents

車載通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018082309A
JP2018082309A JP2016223287A JP2016223287A JP2018082309A JP 2018082309 A JP2018082309 A JP 2018082309A JP 2016223287 A JP2016223287 A JP 2016223287A JP 2016223287 A JP2016223287 A JP 2016223287A JP 2018082309 A JP2018082309 A JP 2018082309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external antenna
antenna
communication device
coaxial cable
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2016223287A
Other languages
English (en)
Inventor
石河 伸一
Shinichi Ishikawa
伸一 石河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2016223287A priority Critical patent/JP2018082309A/ja
Priority to US15/801,538 priority patent/US20180138966A1/en
Publication of JP2018082309A publication Critical patent/JP2018082309A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15507Relay station based processing for cell extension or control of coverage area
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15528Control of operation parameters of a relay station to exploit the physical medium
    • H04B7/1555Selecting relay station antenna mode, e.g. selecting omnidirectional -, directional beams, selecting polarizations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/24Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user
    • B60R25/245Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user where the antenna reception area plays a role
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3275Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle mounted on a horizontal surface of the vehicle, e.g. on roof, hood, trunk

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】車載通信装置を提供する。【解決手段】外部アンテナを接続する接続部を備え、接続部に接続された外部アンテナを通じて携帯機と無線通信を行う車載通信装置であって、自装置に内蔵された内蔵アンテナと、外部アンテナの接続状態を検出する検出部と、検出部により前記外部アンテナの非接続を検出した場合、携帯機との無線通信に用いるアンテナを、外部アンテナから前記内蔵アンテナに切り替える切替部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車載通信装置に関する。
メカニカルキーを用いることなく遠隔から車両エンジンの始動を可能にするシステムとして、リモートエンジンスタートシステムが実用化されている。リモートエンジンスタートシステムでは、携帯機に設けられた操作部(エンジンスタートボタン)に対する操作を乗員が行った場合、携帯機から車載通信装置へエンジンを始動させるための始動信号が送信され、当該始動信号を受信した車載通信装置により、エンジンの始動制御が実行される(例えば、特許文献1を参照)。
このようなリモートエンジンスタートシステムを用いて、遠隔から予め車両エンジンを始動させておくことにより、例えば暖気運転が可能となる。また、必要に応じて空気調和機を作動させることにより、乗員が車両に乗り込むまでの間に車内の温度を調整することができる。
また、リモートエンジンスタートシステムでは、車載通信装置と携帯機との間の通信距離を稼ぎ、より遠方からの操作を可能とするために、車載通信装置のアンテナを独立させて、電波の見通しの良い車外(例えばルーフ)にアンテナを設置し、アンテナと車載通信装置とを同軸ケーブルにより接続する構造が主流となっている。
特開2015−502467号公報
前述のように、車載通信装置とアンテナとを同軸ケーブルにより接続する構造では、車両の振動等により同軸ケーブルが同軸コネクタから外れる可能性や、同軸コネクタ部分の金属摺動及び屈曲により同軸ケーブルの信号線が断線する可能性がある。
リモートエンジンスタートシステムを利用してエンジンの始動を行う場合、セキュリティ上の問題により、事前に車両ドアがロックされている必要がある。このため、乗員は、携帯機のエンジンスタートスイッチを操作する前に、車両ドアのロックスイッチを操作し、車両ドアのロックを完了させている。
しかしながら、車両の振動等により、車載通信装置とアンテナとを接続する同軸ケーブルが外れたり、断線した場合には、携帯機のロックスイッチを操作したとしても、車両ドアのロックを完了させることができないので、乗員に違和感を与え、しかもセキュリティを担保することができない。
本発明の目的は、車載通信装置とアンテナとを接続する同軸ケーブルが外れたり、断線した場合であっても、携帯機との通信経路を確保することができる車載通信装置を提供することにある。
本態様に係る車載通信装置は、外部アンテナを接続する接続部を備え、該接続部に接続された外部アンテナを通じて携帯機と無線通信を行う車載通信装置であって、自装置に内蔵された内蔵アンテナと、前記外部アンテナの接続状態を検出する検出部と、該検出部により前記外部アンテナの非接続を検出した場合、前記携帯機との無線通信に用いるアンテナを、前記外部アンテナから前記内蔵アンテナに切り替える切替部とを備える。
上記によれば、車載通信装置とアンテナとを接続する同軸ケーブルが外れたり、断線した場合であっても、携帯機との通信経路を確保することができる。
本実施の形態に係る車載通信システムの構成例を示す図である。 検出回路の一例を示す回路図である。 検出回路による検出結果を説明する説明図である。
本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
本願の一態様に係る車載通信装置は、外部アンテナを接続する接続部を備え、該接続部に接続された外部アンテナを通じて携帯機と無線通信を行う車載通信装置であって、自装置に内蔵された内蔵アンテナと、前記外部アンテナの接続状態を検出する検出部と、該検出部により前記外部アンテナの非接続を検出した場合、前記携帯機との無線通信に用いるアンテナを、前記外部アンテナから前記内蔵アンテナに切り替える切替部とを備える。
上記一態様にあっては、外部アンテナの非接続を検出した場合、携帯機との無線通信に用いるアンテナを外部アンテナから内蔵アンテナに切り替えるので、たとえ外部アンテナが非接続となった場合であっても、内蔵アンテナを用いて無線通信を行うことができる。
本願の一態様に係る車載通信装置は、前記検出部により前記外部アンテナの非接続を検出した場合、前記外部アンテナの非接続を検出したことを示す信号を出力する出力部を備える。
上記一態様にあっては、外部アンテナの非接続を検出した場合、外部アンテナの非接続を検出したことを示す信号を出力するので、当該信号に基づき、外部アンテナの接続状況を車両の乗員に報知することができる。
本願の一態様に係る車載通信装置は、前記検出部は、前記外部アンテナの接続状態を検出するための検出信号を前記外部アンテナへ送出する送出部を備え、前記外部アンテナは、前記送出部から送出された検出信号を前記外部アンテナへ伝送する伝送経路と、前記外部アンテナから前記検出部へ前記検出信号を帰還させる帰還経路とを有するケーブルにより前記接続部に接続され、前記検出部は、前記ケーブルの帰還経路を通じて入力される検出信号の有無に応じて、前記外部アンテナの接続状態を検出する。
上記一態様にあっては、検出信号の伝送経路と帰還経路とを有するケーブルを用いて、車載通信装置の検出部から送出した検出信号を外部アンテナから帰還させる構成としているので、帰還する検出信号の有無により、ケーブルが接続された状態と、ケーブルが非接続の状態又は断線した状態とを区別して検出することが可能となる。
本願の一態様に係る車載通信装置は、前記ケーブルは、前記伝送経路を形成する内部導体と、前記帰還経路を形成する外部導体とを有する同軸ケーブルである。
上記一態様にあっては、同軸ケーブルの内部導体により検出信号を伝送することができると共に、同軸ケーブルの外部導体により検出信号を車載通信装置へ帰還させることができる。
本願の一態様に係る車載通信装置は、前記検出信号と前記外部アンテナを通じて送受信する通信信号とを、前記伝送経路を共用して伝送する。
上記一態様にあっては、外部アンテナを通じて送受信する通信信号と、外部アンテナの接続状態を検出するための検出信号とを共通の伝送経路を共用して伝送するので、外部アンテナの接続状態を検出するために、別途信号線を設ける必要はなく、回路構成を簡略化することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る車載通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態に係る車載通信システムは、車両内部に設けられる車載通信装置1と、車両のルーフなどの電波見通しのよい箇所に設置され、車載通信装置1が備える同軸コネクタ10に同軸ケーブル3を介して接続される外部アンテナ装置2とを備える。本実施の形態に係る車載通信システムは、車載通信装置1と携帯機5との間で、例えば900MHz帯の無線信号(RF信号)を送受信する。
車載通信装置1は、データ入出力ポート11、RF送受信モジュール12、検出回路13、RFスイッチ14、及び内蔵アンテナ15等を備える。
データ入出力ポート11は、車両の内部に設けられた各種ECU(Electronic Control Unit)やBCM(Body Control Module)などの車載機(不図示)に接続されており、車載機との間でデータ信号の授受を行う。例えば、データ入出力部11は、RF送受信モジュール12から出力されたデータ信号が入力された場合、そのデータ信号を車載機へ出力し、車載機から出力されたデータ信号が入力された場合、そのデータ信号をRF送受信モジュール12へ出力する。
RF送受信モジュール12は、データ入出力ポート11を通じて入出力するデータ信号と、外部アンテナ装置2(又は内蔵アンテナ15)を通じて送受信するRF信号とを相互に変換する機能を備える。RF送受信モジュール12は、外部アンテナ装置2を通じて受信したRF信号を復調し、復調して得られるデータ信号をデータ入出力ポート11へ出力する。また、RF送受信モジュール12は、データ入出力ポート11を通じて入力されたデータ信号を変調し、変調して得られるRF信号を同軸ケーブル3を介して外部アンテナ装置2へ出力することにより、生成したRF信号を外部アンテナ装置2から車外へ送信する。
検出回路13は、同軸ケーブル3が同軸コネクタ10より外れたこと、及び同軸ケーブル3が断線したことを検出するための検出回路である。検出回路13の詳細については詳述することとするが、検出回路13は、RFチョークコイル16を介して、DC信号を同軸ケーブル3の内部導体31を通じて外部アンテナ装置2へ送出し、同軸ケーブル3の外部導体32及びRFチョークコイル17を通じて帰還するDC信号の有無を検出することにより、同軸ケーブル3が外れたこと、及び同軸ケーブル3が断線したことを検出する。
検出回路13は、同軸ケーブル3が外れたこと、又は同軸ケーブル3が断線したことを検出した場合、RFスイッチ14を切り替える制御信号を出力することにより、車載通信装置1が用いるアンテナを外部アンテナ装置2から内蔵アンテナ15に切り替える。
また、検出回路13は、同軸ケーブル3が外れたこと、又は同軸ケーブル3が断線したことを検出した場合、断線警報信号をデータ入出力ポート11から出力させることにより、車載機を通じて同軸ケーブル3が外れたこと、又は同軸ケーブル3に断線が発生したことを乗員に報知する。このとき、車載機から警報を出力することによって乗員に報知してもよく、乗員が携帯する携帯機5に警報を出力させる信号を送信して、携帯機5から警報を出力する構成としてもよい。
RFスイッチ14は、検出回路13からの制御信号により、RF送受信モジュール12の接続先を外部アンテナ装置2又は内蔵アンテナ15に切り替えるためのスイッチである。本実施の形態では、同軸ケーブル3がコネクタ10に接続されており、かつ同軸ケーブル3が断線していない場合、RFスイッチ14は、RF送受信モジュール12を外部アンテナ装置2に接続し、同軸ケーブル3がコネクタ10から外れている場合、又は同軸ケーブル3が断線している場合、RFスイッチ14は、RF送受信モジュール12を内蔵アンテナ15に接続するように構成されている。
内蔵アンテナ15は、RFスイッチ14によってRF送受信モジュール12と接続されている場合、RF送受信モジュール12から出力されるRF信号を車外へ送信すると共に、携帯機5から送信されるRF信号を受信し、受信したRF信号をRF送受信モジュール12へ出力する。
内蔵アンテナ15は、例えば900MHz帯のRF信号を送信するためのアンテナであり、300MHz帯のアンテナと比較して小型化が可能である。また、比誘電率が10以上の強誘電体を内蔵アンテナ15に装荷することにより、さらなる小型化が可能となる。本実施の形態では、外部アンテナ装置2と比較して見通し通信が不能となるが、他の車載機が備えるRFアンテナと同様に100m程度の通信距離を確保することができる。
なお、車載通信装置1は、検出回路13とRFスイッチ14との間に介装されたDCカットコンデンサ18を備える。DCカットコンデンサ18は、RF送受信モジュール12と外部アンテナ装置2との間で送受されるRF信号を透過し、検出回路13から送出されるDC信号を遮断する。
外部アンテナ装置2は、アンテナ要素21、アンテナ整合回路22、DCカットコンデンサ23、RFチョークコイル24等を備える。外部アンテナ装置2は、内部導体31と、内部導体31の周囲に配される外部導体32とを備える同軸ケーブル3により、車載通信装置1の同軸コネクタ10に接続される。
アンテナ要素21は、アンテナ整合回路22を通じて入力されるRF信号を車外へ送信すると共に、携帯機5から送信されるRF信号を受信し、受信したRF信号をアンテナ整合回路22を通じて車載通信装置1へ出力する。
アンテナ整合回路22は、送信側の出力インピーダンスと、アンテナ入力インピーダンスとを整合させるための回路であり、例えば可変キャパシタンス素子や可変インダクタンス素子等の可変リアクタンス素子の値を調整して、インピーダンス変換を行う。
DCカットコンデンサ23は、アンテナ整合回路22と外部アンテナ装置2のアンテナ入力端子との間に介装されている。DCカットコンデンサ23は、アンテナ整合回路22と車載通信装置1のRF送受信モジュール12との間で送受されるRF信号を透過し、車載通信装置1の検出回路13から送出されるDC信号を遮断する。
RFチョークコイル24は、アンテナ入力端子とDCカットコンデンサ23とを接続する信号線から分岐する分岐線に介装されている。RFチョークコイル24が介装されている分岐線の他端側は、共通のグランドを介して同軸ケーブル3の外部導体32に接続されており、検出回路13からの検出信号であるDC信号の帰還経路を形成している。
検出回路13は、同軸ケーブル3の外部導体32を通じて帰還するDC信号の有無に応じて、同軸ケーブル3の接続状態(すなわち、同軸ケーブル3が同軸コネクタ10から外れているか否か、若しくは同軸ケーブル3が断線しているか否か)を検出する。
図2は検出回路13の一例を示す回路図である。検出回路13は、例えば、DCバイアス回路131及びDC検出回路132を備える。
DCバイアス回路131は、定電圧VBに接続された抵抗R1、及び2つのRFチョークコイル16,17の間に設けられ、分圧回路を構成する抵抗R2,R3を備える。DCバイアス回路131は、定電圧VBを通じて供給されるバイアス電流(例えば10μA以下の微小なDC電流)を出力することにより、RF信号を伝送する信号線に対して検出信号を重畳する。なお、チョークコイル17の一端はDCバイアス回路131に接続され、他端は同軸ケーブル3の外部導体32と共通のグランドに接続される。
DC検出回路132は、同軸ケーブル3を通じて外部アンテナ装置2より帰還する検出信号の有無を検出する。DC検出回路132は、例えば、2つの抵抗R4,R5からなり、定電圧VBを分圧する分圧回路DIV、分圧回路DIVによる分圧を基準電圧Vrefとし、基準電圧VrefとDCバイアス回路131を通じて入力される入力電圧Vinとの大小を比較するコンパレータCOM、及びコンパレータCOMの出力を反転するインバータINを備える。
以下、検出回路13の動作を説明する。
図3は検出回路13による検出結果を説明する説明図である。本実施の形態では、定電圧VBを例えば12Vとし、抵抗R4を70kΩ、抵抗R5を50kΩとした。このとき、コンパレータCOMの一方の入力端子に与えられる基準電圧Vrefは、R5/(R4+R5)×VB=5Vとなる。
同軸ケーブル3の接続状態が正常である場合、すなわち、同軸ケーブル3が車載通信装置1のコネクタ10に接続されており、かつ同軸ケーブル3に断線が発生していない場合、DCバイアス回路131から出力される検出信号は、同軸ケーブル3の内部導体31を通じて外部アンテナ装置2へ伝送される。また、同軸ケーブル3の内部導体31により伝送された検出信号は、RFチョークコイル24を介して、帰還経路である同軸ケーブル3の外側導体32、及びRFチョークコイル17を通じてDCバイアス回路131に帰還する。
このとき、コンパレータCOMの他方の入力端子に与えられる入力電圧Vinは、抵抗R2,R3の並列合成抵抗と抵抗R1とによる定電圧VBの分圧であるから、Vin=(R2//R3)/(R1+R2//R3)×VBとなる。ここで、VB=12V、R1=R2=R3=100kΩとした場合、R2//R3(並列合成抵抗)は50kΩであり、Vin=4Vとなる。
コンパレータCOMは、基準電圧Vref(=5V)と、入力電圧Vin(=4V)とを比較した結果、ハイレベルの信号を出力する。また、インバータINは、コンパレータCOMの出力を反転するので、ローレベルの信号を出力する。
一方、同軸ケーブル3の接続状態が異常である場合、すなわち、同軸ケーブル3が車載通信装置1のコネクタ10から外れている場合、又は同軸ケーブル3に断線が断線している場合、DCバイアス回路131からの微小DC電流は、RFチョークコイル16を介して信号線に重畳されて同軸コネクタ10の入口まで伝わるが、同軸ケーブル3の内部導体31には重畳されず、検出信号の帰還経路は形成されない。よって、DCバイアス回路131には、同軸ケーブル3の外部導体32を通じて検出信号が入力されない。
このとき、コンパレータCOMの他方の入力端子に与えられる入力電圧は、抵抗R3と抵抗R1とによる定電圧VBの分圧となり、Vin=R3/(R1+R3)×VBである。ここで、VB=12V、R1=R3=100kΩとした場合、Vin=6Vとなる。
コンパレータCOMは、基準電圧Vref(=5V)と、入力電圧Vin(=6V)とを比較した結果、ローレベルの信号を出力する。また、インバータINは、コンパレータCOMの出力を反転するので、ハイレベルの信号を出力する。
本実施の形態では、検出回路13(インバータIN)から出力される制御信号がローレベルの信号であるか、ハイレベルの信号であるかに応じて、RFスイッチ14の接続状態を切り替える。具体的には、RFスイッチ14は、検出回路13からローレベルの制御信号が入力された場合、RF送受信モジュール12を外部アンテナ装置2に接続し、検出回路13からハイレベルの制御信号が入力された場合、RF送受信モジュール12を内蔵アンテナ15に接続する。
以上の構成により、外部アンテナ装置2が同軸ケーブル3により正常に車載通信装置1に接続されている場合、RFスイッチ14は、RF送受モジュール12を外部アンテナ装置2に接続する。このとき、車載通信装置1は、外部アンテナ装置2を用いて携帯機5と無線通信が行えるので、100m以上の通信距離を確保することができる。
一方、外部アンテナ装置2と車載通信装置1とを接続する同軸ケーブル3が同軸コネクタ10より外れている場合、又は同軸ケーブル3が断線している場合、RFスイッチ14は、RF送受モジュール12を内部アンテナ15に接続する。このとき、車載通信装置1は、100m以下の通信距離ではあるが、内蔵アンテナ15を用いて携帯機5と無線通信を行うことができる。
内蔵アンテナ15を用いて車載通信装置1と携帯機5との間で無線通信を行う場合、乗員は100m以上の遠方からドアロック等の操作を完了させることはできない。すなわち、乗員が携帯機5を用いてドアロック等の操作を行ったとしても、ドアロック等の操作が完了した旨の通知を車載通信装置1から受けることはできない。しかしながら、乗員が車両に近づいていき、100m以下の通信距離から携帯機5を操作を行うことにより、ドアロック等の操作を完了させることができ、乗員に安心感を与えることができる。また、遠方からの操作が完了せず、車両に近づいたときに操作が完了する場合、乗員は、同軸ケーブル3が外れている可能性があること、又は同軸ケーブル3が断線している可能性があることに気付くことができる。
また、本実施の形態では、外部アンテナ装置2に接続不良が発生した際のバックアップ用途のために、例えば300MHz帯の通信手段を別途搭載する必要はなく、900MHz帯の無線信号と300MHz帯の無線信号とを同時的に送受信する対策を取らなくて済むので、携帯機5の電池寿命の短命化、ドアロック応答性の劣化、ドアロック監視制御の煩雑さ等のデメリットを回避することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 車載通信装置
2 外部アンテナ装置
3 同軸ケーブル
5 携帯機
10 同軸コネクタ(接続部)
11 入出力ポート(出力部)
12 RF送受信モジュール
13 検出回路(検出部)
14 RFスイッチ(切替部)
15 内蔵アンテナ
16,17 RFチョークコイル
18 DCカットコンデンサ
21 アンテナ要素
22 アンテナ整合回路
23 DCカットコンデンサ
24 RFチョークコイル
31 内部導体
32 外部導体
131 DCバイアス回路(送出部)
132 DC検出回路
データ入出力ポート11は、車両の内部に設けられた各種ECU(Electronic Control Unit)やBCM(Body Control Module)などの車載機(不図示)に接続されており、車載機との間でデータ信号の授受を行う。例えば、データ入出力ポート11は、RF送受信モジュール12から出力されたデータ信号が入力された場合、そのデータ信号を車載機へ出力し、車載機から出力されたデータ信号が入力された場合、そのデータ信号をRF送受信モジュール12へ出力する。
RFスイッチ14は、検出回路13からの制御信号により、RF送受信モジュール12の接続先を外部アンテナ装置2又は内蔵アンテナ15に切り替えるためのスイッチである。本実施の形態では、同軸ケーブル3が同軸コネクタ10に接続されており、かつ同軸ケーブル3が断線していない場合、RFスイッチ14は、RF送受信モジュール12を外部アンテナ装置2に接続し、同軸ケーブル3が同軸コネクタ10から外れている場合、又は同軸ケーブル3が断線している場合、RFスイッチ14は、RF送受信モジュール12を内蔵アンテナ15に接続するように構成されている。
DCバイアス回路131は、定電圧VBに接続された抵抗R1、及び2つのRFチョークコイル16,17の間に設けられ、分圧回路を構成する抵抗R2,R3を備える。DCバイアス回路131は、定電圧VBを通じて供給されるバイアス電流(例えば10μA以下の微小なDC電流)を出力することにより、RF信号を伝送する信号線に対して検出信号を重畳する。なお、RFチョークコイル17の一端はDCバイアス回路131に接続され、他端は同軸ケーブル3の外部導体32と共通のグランドに接続される。
同軸ケーブル3の接続状態が正常である場合、すなわち、同軸ケーブル3が車載通信装置1の同軸コネクタ10に接続されており、かつ同軸ケーブル3に断線が発生していない場合、DCバイアス回路131から出力される検出信号は、同軸ケーブル3の内部導体31を通じて外部アンテナ装置2へ伝送される。また、同軸ケーブル3の内部導体31により伝送された検出信号は、RFチョークコイル24を介して、帰還経路である同軸ケーブル3の外導体32、及びRFチョークコイル17を通じてDCバイアス回路131に帰還する。
一方、同軸ケーブル3の接続状態が異常である場合、すなわち、同軸ケーブル3が車載通信装置1の同軸コネクタ10から外れている場合、又は同軸ケーブル3に断線が断線している場合、DCバイアス回路131からの微小DC電流は、RFチョークコイル16を介して信号線に重畳されて同軸コネクタ10の入口まで伝わるが、同軸ケーブル3の内部導体31には重畳されず、検出信号の帰還経路は形成されない。よって、DCバイアス回路131には、同軸ケーブル3の外部導体32を通じて検出信号が入力されない。
以上の構成により、外部アンテナ装置2が同軸ケーブル3により正常に車載通信装置1に接続されている場合、RFスイッチ14は、RF送受モジュール12を外部アンテナ装置2に接続する。このとき、車載通信装置1は、外部アンテナ装置2を用いて携帯機5と無線通信が行えるので、100m以上の通信距離を確保することができる。
一方、外部アンテナ装置2と車載通信装置1とを接続する同軸ケーブル3が同軸コネクタ10より外れている場合、又は同軸ケーブル3が断線している場合、RFスイッチ14は、RF送受モジュール12を内アンテナ15に接続する。このとき、車載通信装置1は、100m以下の通信距離ではあるが、内蔵アンテナ15を用いて携帯機5と無線通信を行うことができる。
内蔵アンテナ15を用いて車載通信装置1と携帯機5との間で無線通信を行う場合、乗員は100m以上の遠方からドアロック等の操作を完了させることはできない。すなわち、乗員が携帯機5を用いてドアロック等の操作を行ったとしても、ドアロック等の操作が完了した旨の通知を車載通信装置1から受けることはできない。しかしながら、乗員が車両に近づいていき、100m以下の通信距離から携帯機5を操作を行うことにより、ドアロック等の操作を完了させることができ、乗員に安心感を与えることができる。また、遠方からの操作が完了せず、車両に近づいたときに操作が完了する場合、乗員は、同軸ケーブル3が外れている可能性があること、又は同軸ケーブル3が断線している可能性があることに気付くことができる。

Claims (5)

  1. 外部アンテナを接続する接続部を備え、該接続部に接続された外部アンテナを通じて携帯機と無線通信を行う車載通信装置であって、
    自装置に内蔵された内蔵アンテナと、
    前記外部アンテナの接続状態を検出する検出部と、
    該検出部により前記外部アンテナの非接続を検出した場合、前記携帯機との無線通信に用いるアンテナを、前記外部アンテナから前記内蔵アンテナに切り替える切替部と
    を備える車載通信装置。
  2. 前記検出部により前記外部アンテナの非接続を検出した場合、前記外部アンテナの非接続を検出したことを示す信号を出力する出力部
    を備える請求項1に記載の車載通信装置。
  3. 前記検出部は、
    前記外部アンテナの接続状態を検出するための検出信号を前記外部アンテナへ送出する送出部
    を備え、
    前記外部アンテナは、前記送出部から送出された検出信号を前記外部アンテナへ伝送する伝送経路と、前記外部アンテナから前記検出部へ前記検出信号を帰還させる帰還経路とを有するケーブルにより前記接続部に接続され、
    前記検出部は、
    前記ケーブルの帰還経路を通じて入力される検出信号の有無に応じて、前記外部アンテナの接続状態を検出する
    請求項1又は請求項2に記載の車載通信装置。
  4. 前記ケーブルは、前記伝送経路を形成する内部導体と、前記帰還経路を形成する外部導体とを有する同軸ケーブルである
    請求項3に記載の車載通信装置。
  5. 前記検出信号と前記外部アンテナを通じて送受信する通信信号とを、前記伝送経路を共用して伝送する
    請求項3又は請求項4に記載の車載通信装置。
JP2016223287A 2016-11-16 2016-11-16 車載通信装置 Withdrawn JP2018082309A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223287A JP2018082309A (ja) 2016-11-16 2016-11-16 車載通信装置
US15/801,538 US20180138966A1 (en) 2016-11-16 2017-11-02 Vehicle-mounted communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223287A JP2018082309A (ja) 2016-11-16 2016-11-16 車載通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018082309A true JP2018082309A (ja) 2018-05-24

Family

ID=62108137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016223287A Withdrawn JP2018082309A (ja) 2016-11-16 2016-11-16 車載通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180138966A1 (ja)
JP (1) JP2018082309A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7392540B2 (ja) 2020-03-25 2023-12-06 株式会社アイシン アンテナ装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3059437B1 (fr) * 2016-11-30 2019-01-25 Continental Automotive France Procede de diagnostic d'un lien de communication dans un vehicule automobile
DE102017204739A1 (de) * 2017-03-21 2018-09-27 Continental Automotive Gmbh Verfahren zum Testen eines Fahrzeug-zu-X-Kommunikationsmoduls, Fahrzeug-zu-X-Kommunikationsmodul und Diagnosegerät
KR102469361B1 (ko) * 2017-12-28 2022-11-23 에이치엘만도 주식회사 온도퓨즈의 체결구조
EP3855627B1 (en) * 2018-09-18 2024-05-01 Alps Alpine Co., Ltd. Amplifier module

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5557254A (en) * 1993-11-16 1996-09-17 Mobile Security Communications, Inc. Programmable vehicle monitoring and security system having multiple access verification devices
US6181238B1 (en) * 1997-03-11 2001-01-30 Charles N. Garrett, Sr. Panic button alarm actuator
KR100410797B1 (ko) * 2001-07-04 2003-12-12 현대자동차주식회사 스마트 카드 시스템의 카드 무력화 장치 및 방법
WO2005094154A2 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Kamstrup A/S Method and device for detecting an external antenna
US9523774B2 (en) * 2013-10-30 2016-12-20 Raytheon Company Detection of spoofed satellite signals

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7392540B2 (ja) 2020-03-25 2023-12-06 株式会社アイシン アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180138966A1 (en) 2018-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180138966A1 (en) Vehicle-mounted communication apparatus
US9908488B2 (en) Wireless electrical interface system
US20100048244A1 (en) Vehicle remote control system with adjustable replacement device
US9475459B2 (en) Self-powered wireless fuse switch
US8284040B2 (en) Receiver system for vehicles
CN102811121A (zh) 遥控无钥匙进入中继模块和***
US9102285B2 (en) Housing electronic components in automotive fuses
US9246531B2 (en) Wireless communication device
JP4589462B2 (ja) 入出力信号制御装置
JP2019197994A (ja) 通信装置、通信システム
KR20180092093A (ko) 충전 제어 장치
JP5416065B2 (ja) 通信モード設定装置
US6366249B1 (en) Radio frequency antenna
JP2014156160A (ja) コネクタ及び車載通信システム
KR20170134863A (ko) 비동기 무선신호를 송출하는 오비디장치
CN110539719B (zh) 检测设备以及检测***
JP5392209B2 (ja) 車載装置
US20210336711A1 (en) System, apparatus, and method for remote antenna compensator
CN105008186B (zh) 通信***、调谐器和设定方法
KR20170122617A (ko) 단방향 무선신호를 송출하는 적응형 오비디장치
JP2010149609A (ja) 電源情報送信システム及び電源情報送信装置
JP2015035697A (ja) 遠隔操作装置
CN112368947B (zh) 用于非接触数据传输的车辆用装置
USRE49381E1 (en) Wireless electrical interface system
EP1863123A1 (en) Method for recognizing antenna types

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190226

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20191009