JP2018080065A - ガラス管の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的大型なサイズのガラス管の品質向上を図ることが可能なガラス管の製造方法の提供。【解決手段】成形体20に沿って溶融ガラスGaを流下させることで溶融ガラスGaを円筒形状に成形し、成形された円筒形状の溶融ガラスGaを加熱炉30によって加熱しつつ軟化状態とした後、徐冷しながら固化させることでガラス管Gを形成し、形成されたガラス管Gを所定の長さに引出す際に、ガラス管G内を吸引しながら所定の管径及び長さ迄、成形され、ガラス管Gを所定の切断箇所Pにて封止の上、切断する(捻じ切る)、ガラス管Gの製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス管の製造方法の技術に関し、より詳しくは、例えば外径が50mmを超えるような比較的大型なサイズのガラス管を、高い寸法精度をもって製作することが可能なガラス管の製造方法の技術に関する。
従来より、ガラス管の製造方法においては、ダンナー法、ベロー法、およびダウンドロー法など様々な方法が知られている。また、これらの製造方法のなかでも、例えば外径が50mmを超えるような比較的大型なサイズのガラス管を製造する場合には、縦方向から横方向に曲げて管引き成形するダンナー法であると自重による悪影響を受け易いことからベロー法やダウンドロー法が採用されることが多い。
ここで、このような大型サイズのガラス管を製造する場合、成形されたガラス管を所望の長さに切断する際に起こるガラス管内の気圧の変動によって、未だ軟化状態にある切断前のガラス管の外径や肉厚が変動し易く、最終製品としてのガラス管の品質低下を引起こす要因となっていた。
そこで、このような問題に対応する技術が、例えば「特許文献1」によって開示されている。
即ち、前記「特許文献1」においては、ガラス管の下端部より管内に閉塞栓を挿入して当該ガラス管内を閉塞させるとともに、パイプを介して前記ガラス管の上端部より管内にガスを供給することにより、前記ガラス管の外部と内部との圧力差が一定となるように、ガラス管内の圧力を制御することを特徴とするガラス管の製造方法に関する技術が開示されている。
また、前記「特許文献1」においては、ガラス管内に閉塞栓を挿入する代わりに、ガラス管の端部を切断装置とともに切断室(与圧室)によって囲う方法、およびガラス管の端部を切断装置とともに水槽内に設ける方法についても、別実施形態として開示されている。
特開平2−296740号公報
前記「特許文献1」におけるガラス管の製造方法によれば、たとえ大型サイズのガラス管を製造する場合であっても、切断時におけるガラス管内の気圧の変動を大幅に抑制することが可能となり、最終製品としてのガラス管の品質向上を図ることができる。
しかしながら、このようなガラス管の製造方法では、ガラス管内に閉塞栓を挿入して保持するための装置が大掛かりなものとなり、設備コストの増加を招く要因となる。
また、ガラス管の端部を切断装置とともに切断室(与圧室)によって囲う場合、またはガラス管の端部を切断装置とともに水槽内に設ける場合においても同様に、切断装置や切断後のガラス管を搬出する搬出装置などを、切断室(与圧室)または水槽内に配置する必要があることから、設備全体として大掛かりなものとなり、設備コストの増加を招く要因となる。
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、比較的大型なサイズのガラス管を形成し、形成されたガラス管を所定の切断箇所にて切断するガラス管の製造方法であって、大掛かりな装置を別途設けることもなく、簡易な構成によって、切断時におけるガラス管内の気圧の変動を抑制し、最終製品としてのガラス管の品質向上を図ることが可能なガラス管の製造方法を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係るガラス管の製造方法は、成形体に沿って溶融ガラスを流下させることで該溶融ガラスを円筒形状に成形し、成形された円筒形状の溶融ガラスを加熱炉によって加熱しつつ軟化状態とした後、徐冷しながら固化させることでガラス管を形成し、形成された該ガラス管を所定の長さに引出した後、該ガラス管を所定の切断箇所にて切断する、ガラス管の製造方法であって、前記ガラス管を引出す際、前記ガラス管内を吸引しながら行うことを特徴とする。
このような構成からなるガラス管の製造方法によれば、大掛かりな装置を別途設けることもなく、例えば、真空ポンプや配管部材などからなる簡易な構成によって、切断時におけるガラス管内の気圧の変動を抑制し、最終製品としてのガラス管の品質向上を図ることができる。
具体的には、例えば加熱炉による加熱によってガラス管内の気体が膨張し、当該ガラス管内の気圧が上昇したとしても、前記ガラス管内の気体を強制的に吸引して気圧を下げることで、前記ガラス管の外部と内部との圧力差を常に略一定に保つことが可能となり、切断時におけるガラス管内の気圧の変動を抑制し、最終製品としてのガラス管の品質向上を図ることができる。
また、本発明に係るガラス管の製造方法においては、前記ガラス管における、前記切断箇所を含むその近傍の管内を封止した後に、前記ガラス管を切断することが好ましい。
このような構成からなるガラス管の製造方法によれば、例えば従来のように、大型サイズのガラス管を切断する際、切断箇所の上側に位置するガラス管内の気圧が変動して当該ガラス管の外形や肉厚が変動し、これ以後に切断されるガラス管の品質低下を引起こすのを防止することが可能となり、最終製品としてのガラス管の品質維持を図ることができる。
また、本発明に係るガラス管の製造方法においては、前記ガラス管における、前記切断箇所を中心として前記ガラス管の両端側に延出する加熱領域を、加熱して軟化状態とした後に、前記切断箇所にて捻じ切ることにより前記ガラス管を切断することが好ましい。
このような構成からなるガラス管の製造方法によれば、切断箇所の上側に位置するガラス管の下端部、および下側に位置するガラス管の上端部を、軟化した自身の部位によって封止したうえで、ガラス管を切断箇所にて捻じ切る(切断する)ことが可能であるため、ガラス管内を封止するための封止装置等を別途設ける必要もなく、設備コストの低減化を図ることができる。
また、本発明に係るガラス管の製造方法において、前記加熱領域は、前記加熱領域に沿って配置される複数のバーナーによって加熱され、前記複数のバーナーは、それぞれ炎の長さを可変可能に構成されることが好ましい。
このような構成からなるガラス管の製造方法によれば、例えば、各々のバーナーの火力を、切断箇所に近付くにつれて徐々に強くなるように設定することにより、ガラス管に加えられる熱量の分布は、切断箇所において最も多く、当該切断箇所より離間するにつれて徐々に減少する傾向となる。
その結果、ガラス管を捻じ切る際、当該ガラス管においては、切断箇所より離間する両側より切断箇所に向かうにつれて、徐々に軟化が進んだ状態となるため、ガラス管を安定して切断箇所にて切断することができる。
また、ガラス管を捻じ切る際、ガラス管の外径サイズは徐々に縮小することとなるが、複数のバーナーの炎の長さを各々可変させることにより、ガラス管の外周面に対するバーナーの火力を、常に一定に保持することができる。
また、本発明に係るガラス管の製造方法においては、前記ガラス管を切断する際において、前記ガラス管は、前記切断箇所にて複数のガイドローラーによって圧接されることが好ましい。
このような構成からなるガラス管の製造方法によれば、ガラス管を切断する際、複数のガイドローラーによって、当該ガラス管の切断箇所が所定位置にて規制されることとなり、当該切断箇所にて安定してガラス管を切断することができる。
また、例えば捻じ切ることによりガラス管を切断する場合においては、ガラス管の切断箇所が定位置にて保持されるため、当該ガラス管を捻じ切るためのトルクを安定して前記切断箇所にて発生させることができる。
そして、複数のガイドローラーによってガラス管の切断箇所が圧接されることにより、軟化状態にある切断箇所、およびその周囲の部位が、ガラス管の軸心に向かって強制的に押し込まれることとなり、当該押し込まれた部位によって、ガラス管の捻じ切り箇所は、より確実に封止されることとなる。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に係るガラス管の製造方法によれば、比較的大型なサイズのガラス管を形成し、形成されたガラス管を所定の切断箇所にて切断する場合であっても、大掛かりな装置を別途設けることもなく、簡易な構成によって、切断時におけるガラス管内の気圧の変動を抑制し、最終製品としてのガラス管の品質向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るガラス管の製造装置の全体的な構成を示した正面断面模式図。 ガラス管の製造装置において封止装置の近傍を示した拡大正面断面模式図。
次に、発明の実施形態について、図1および図2を用いて説明する。
なお、以下の説明においては便宜上、図1および図2の上下方向をガラス管Gの製造装置1の上下方向と規定して記述する。
また、図1および図2においては、矢印Aの方向をガラス管Gの引出し方向と規定して説明する。
[製造装置1]
先ず、本発明に係るガラス管の製造方法を具現化する、ガラス管Gの製造装置1(以下、単に「製造装置1」と記載する)の構成について、図1を用いて説明する。
本実施形態における製造装置1は、ダウンドロー法によって連続的にガラス管を製造する装置である。
ここで、製造装置1によって製造されるガラス管としては、例えば外径が50mmを超えるような比較的大型なサイズのガラス管Gが挙げられる。
より具体的には、製造装置1によって製造されるガラス管Gは、例えば、外径が125mm〜200mm、肉厚が1mm〜3mm、および製品長(最終製品としてのガラス管Gの全長)が1000mm〜4000mmの所定寸法からなる大型サイズのガラス管である。
製造装置1は、主に、フィーダー10、成形体20、加熱炉30、および封止装置40などにより構成される。
フィーダー10は、溶融炉(図示せず)にて生成された溶融ガラスGaを、後述する加熱炉30へと供給するものである。
フィーダー10は、上流側の溶融炉より供給される溶融ガラスGaによって内部を満たされたスパウト11、上下方向に貫通するオリフィス12aを有するとともにスパウト11の下面端部に配置されるオリフィス板12、およびオリフィス板12の上方においてスパウト11内の溶融ガラスGaに対して上方より挿入されるとともにオリフィス12aと同軸上に配設されるチューブ13などにより構成される。
そして、スパウト11内の溶融ガラスGaは、オリフィス12aを介してフィーダー10の外部へと排出され、次工程である加熱炉30へと供給される。
次に、成形体20について説明する。
成形体20は、溶融ガラスGaを円筒形状(管形状)に成形するための棒治具として用いられるものである。
成形体20は、丸棒形状の耐火物により構成される。
また、成形体20の一端部は、先端へ向かうにつれて徐々に縮径するテーパー部20aとして形成される。
成形体20は、テーパー部20aを下方に向けつつ、スパウト11を上下方向に貫くようにして配置される。
また、成形体20は、チューブ13およびオリフィス12aと同軸上、且つオリフィス板12より下方に向かって突出するようにして配設される。
その結果、成形体20の外周面と、オリフィス12aの内周面との間には、環状の間隙部14が形成される。
そして、成形体20の外周面に沿いつつ前記間隙部14を通って流下することにより、スパウト11内の溶融ガラスGaは、円筒形状に成形されながらフィーダー10の外部へと排出される。
ところで、成形体20の内部には、貫通孔20bが当該成形体20と同軸上に形成されている。
また、前記貫通孔20bは、その上端部において、配管部材21を介して真空ポンプ22と連結されている。
そして、後述するように、製造装置1によってガラス管を製造する際においては、円筒形状に成形された溶融ガラスGa(以下、適宜「ガラス管G」と記載する)に対して、その内部に滞留する高温に熱せられた気体を、真空ポンプ22によって成形体20のテーパー部20aより吸引可能な構成となっている。
次に、加熱炉30について説明する。
加熱炉30は、成形体20に沿って成形されたガラス管Gを、所定の高温状態に加熱して保温するものである。
加熱炉30は、所謂マッフル炉により構成される。
具体的には、加熱炉30は、例えば円筒形状のマッフル(隔壁)31、およびマッフル31の内周面に沿って配設される複数の電熱線32・32・・・などにより構成される。
そして、加熱炉30は、スパウト11の下面端部において、成形体20と同軸上、且つ当該成形体20のテーパー部20aやオリフィス板12などを同時に囲うようにして垂設される。
このような構成を有することにより、フィーダー10より成形体20に沿って流下した溶融ガラスGaは、ガラス管Gとなって引続き加熱炉30内を通過することとなるが、この際、当該ガラス管Gは、加熱炉30によって所定の高温状態にまで加熱されるとともに、当該高温状態が維持される。
ここで、前記「所定の高温状態」とは、ガラス管Gの内圧(管内の気圧)を変化させるだけで、当該ガラス管Gの外径を容易に変更させることが可能な「軟化状態」を意味する。
そして、このような軟化状態は、ガラス管Gに対して、オリフィス板12の下面(加熱炉30の上端部)より、マッフル31の出口側(下側)の端部を越えた地点に渡る「軟化領域B」において維持される。
次に、封止装置40について説明する。
封止装置40は、成形体20に沿って溶融ガラスGaが流下しながら形成されたガラス管Gを、所定方向(本実施形態においては、矢印Aの方向であって下方)に向かって引出すとともに、当該ガラス管Gを、所定の「切断箇所P」(図1中における切断箇所P)にて、封止した後に切断する(捻じ切る)ものである。
封止装置40は、詳細は後述するが、ガラス管Gに沿って上下方向に並設される一対の管引きローラー41・41、当該一対の管引きローラー41・41間にて上下方向に並列される複数のバーナーからなる燃焼機構42、および燃焼機構42の上下方向中央部に配設される複数(本実施形態においては二個)の封止ガイドローラー43・43などにより構成される。
そして、成形体20のテーパー部20aより垂下されるガラス管Gは、一対の管引きローラー41・41によって所定の長さだけ下方に引出された後、燃焼機構42によって、所定の「切断箇所P」、およびその近傍を再び「軟化状態」にまで加熱されるとともに、封止ガイドローラー41によって直径方向におけるガタツキが規制される。
この状態において、ガラス管Gは、一対の管引きローラー41・41によって前記「切断箇所P」にて捻じ切られる。この際、「軟化状態」となった「切断箇所P」を含むその近傍によって管内を封止された後に、ガラス管Gは捻じ切られる(切断される)こととなる。
このような構成を有することにより、本実施形態においては、例えば従来のように、大型サイズのガラス管Gを切断する際、「切断箇所P」の上側に位置するガラス管G内の気圧が変動して当該ガラス管Gの外形や肉厚が変動し、これ以後に切断されるガラス管Gの品質低下を引起こすのを防止することが可能となり、最終製品としてのガラス管Gの品質維持を図ることができる。
以上のように、本実施形態における製造装置1においては、成形体20に沿って溶融ガラスGaを流下させることで当該溶融ガラスGaを円筒形状に成形し、成形された円筒形状の溶融ガラスGaを加熱炉30によって加熱しつつ「軟化状態」とした後、徐冷しながら固化させることでガラス管Gを形成し、形成された当該ガラス管Gを一対の管引きローラー41・41によって所定の長さに引出した後、前記ガラス管Gを所定の「切断箇所P」にて捻じ切る(切断する)ことにより最終製品としてのガラス管Gが製造される。
[封止装置40]
次に、封止装置40の構成について、図2を用いて詳述する。
封止装置40は、主に、管引きローラー41、燃焼機構42、および封止ガイドローラー43などにより構成される。
管引きローラー41は、ガラス管Gを下方(矢印Aの方向)に向かって引出すとともに、所定の切断箇所(図2中における切断箇所P)において当該ガラス管Gを封止しながら捻じ切るものである。
管引きローラー41は、複数の回転ローラー41A・41A・・・、これらの回転ローラー41A・41A・・・・を纏めて軸支する支持フレーム41B、各回転ローラー41Aを回転駆動させる第一駆動機構(図示せず)、および支持フレーム41Bを介して複数の回転ローラー41A・41A・・・を全体的に回転駆動させる第二駆動機構(図示せず)などにより構成される。
各回転ローラー41Aは、例えば円錐台形状の部材からなり、軸心方向を略水平方向としつつ、ガラス管Gの外周面と外接するようにして配設される。
また、このような構成からなる複数の回転ローラー41A・41A・・・は、ガラス管Gの周囲に沿って各々配置される。
つまり、ガラス管Gは、複数の回転ローラー41A・41A・・・によって挟持され、管引きローラー41によって保持された状態となっている。
そして、前記第一駆動機構によって各回転ローラー41Aが所定方向(図2における矢印Cの方向)に回転駆動されるとともに、前記第二駆動機構によって管引きローラー41全体がガラス管Gの軸心を中心としつつ所定方向(図2における矢印Dの方向)に回転駆動されることにより、ガラス管Gは、下方に向かって繰出されるようにして引出される。
また、このような構成からなる管引きローラー41・41は、1台の製造装置1において二基備えられ、ガラス管Gの「切断箇所P」を中心として、その上側および下側において当該ガラス管Gに沿って各々配設される。
そして、例えば本実施形態においては、下側に位置する管引きローラー41(以下、適宜「下側管引きローラー41D」と記載する)の所定方向(矢印Dの方向)における回転速度V1が、上側に位置する管引きローラー41(以下、適宜「上側管引きローラー41U」と記載する)の所定方向(矢印Dの方向)における回転速度V2に比べて、幾分速くなるように設定されている(V1>V2)。
このように、上側管引きローラー41Uの回転速度V1と、下側管引きローラー41Dの回転速度V2との間において相対的な速度差を設けることにより、ガラス管Gは、「切断箇所P」にて捻じ切られる。
次に、燃焼機構42について説明する。
燃焼機構42は、管引きローラー41によってガラス管Gを捻じ切る際、当該ガラス管Gにおける、「切断箇所P」およびその上下領域を加熱して軟化させ、ガラス管Gの捻じ切り箇所を封止するものである。
燃焼機構42は、複数のバーナー42A・42A・・・・、およびこれらのバーナー42A・42A・・・の火力(炎の長さ)を任意に可変可能とする燃焼回路(図示せず)などにより構成される。
前記複数のバーナー42A・42A・・・は、ガラス管Gにおける、「切断箇所P」および当該「切断箇所P」の上方および下方に向かって順に設定される複数の「加熱箇所P1・P2・・・P6」において、平面視にて前記ガラス管Gの周囲に各々配置される。
また、複数のバーナー42A・42A・・・は、正面視にて複数の「加熱箇所P1・P2・・・P6」からなる加熱領域Sに沿って上下方向に配置される。
具体的には、ガラス管Gの「切断箇所P」における周囲には、斜上方より「切断箇所P」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第一上側バーナー42A11」と記載する)、および斜下方より「切断箇所P」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第一下側バーナー42A12」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
また、ガラス管Gにおいて「切断箇所P」より所定間隔だけ上方に離間した「加熱箇所P1」の周囲には、斜上方より「加熱箇所P1」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第二上側バーナー42A21」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
一方、ガラス管Gにおいて「切断箇所P」より所定間隔だけ下方に離間した「加熱箇所P2」の周囲には、斜下方より「加熱箇所P2」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第二下側バーナー42A22」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
また、ガラス管Gにおいて「加熱箇所P1」より所定間隔だけ上方に離間した「加熱箇所P3」の周囲には、斜上方より「加熱箇所P3」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第三上側バーナー42A31」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
一方、ガラス管Gにおいて「加熱箇所P2」より所定間隔だけ下方に離間した「加熱箇所P4」の周囲には、斜下方より「加熱箇所P4」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第三下側バーナー42A32」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
さらに、ガラス管Gにおいて「加熱箇所P3」より所定間隔だけ上方に離間した「加熱箇所P5」の周囲には、斜上方より「加熱箇所P5」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第四上側バーナー42A41」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
一方、ガラス管Gにおいて「加熱箇所P4」より所定間隔だけ下方に離間した「加熱箇所P6」の周囲には、斜下方より「加熱箇所P6」に向かって炎を噴出すようにして支持される複数(図2においては断面図であるため二本のみ記載)のバーナー42A・42A・・・(以下、適宜「第四下側バーナー42A42」と記載する)が、平面視にてガラス管Gを中心にして放射状に配設される。
そして、第一上側バーナー42A11および第一下側バーナー42A12の火力は、互いに同等に設定されており、これらの第一上側バーナー42A11および第一下側バーナー42A12によって、ガラス管G上に第一加熱ゾーンZ1が形成されている。
また、第二上側バーナー42A21および第二下側バーナー42A22の火力は、互いに同等に設定されており、これらの第二上側バーナー42A21および第二下側バーナー42A22によって、ガラス管G上に第二加熱ゾーンZ2が形成されている。
また、第三上側バーナー42A31および第三下側バーナー42A32の火力は、互いに同等に設定されており、これらの第三上側バーナー42A31および第三下側バーナー42A32によって、ガラス管G上に第三加熱ゾーンZ3が形成されている。
さらに、第四上側バーナー42A41および第四下側バーナー42A42の火力は、互いに同等に設定されており、これらの第四上側バーナー42A41および第四下側バーナー42A42によって、ガラス管G上に第四加熱ゾーンZ4が形成されている。
このような構成からなる燃焼機構42において、各々のバーナー42A・42A・・・の火力は、「切断箇所P」に近付くにつれて徐々に強くなるように設定されている。
具体的には、第一加熱ゾーンZ1を加熱する第一上側バーナー42A11および第一下側バーナー42A12の火力が最も強力に設定されており、第二加熱ゾーンZ2を加熱する第二上側バーナー42A21および第二下側バーナー42A22の火力は、第一上側バーナー42A11(または、第一下側バーナー42A12)の火力に比べて、やや弱く設定されている。
また、第三加熱ゾーンZ3を加熱する第三上側バーナー42A31および第三下側バーナー42A32の火力は、第二上側バーナー42A21(または、第二下側バーナー42A22)の火力に比べて、やや弱く設定されるとともに、第四加熱ゾーンZ4を加熱する第四上側バーナー42A41および第四下側バーナー42A42の火力は、第三上側バーナー42A31(または、第三下側バーナー42A32)の火力に比べて、やや弱く設定されている。
よって、燃焼機構42を介してガラス管Gに加えられる熱量の分布は、図2中の領域Tによって示されるように、「切断箇所P」において最も多く、「切断箇所P」より上下両側に向かうにつれて徐々に減少する傾向となる。
その結果、管引きローラー41によってガラス管Gを捻じ切る際、当該ガラス管Gにおいては、「切断箇所P」の上下両側より「切断箇所P」に向かうにつれて、徐々に軟化が進んだ状態となるため(即ち、「切断箇所P」の軟化が最も進んだ状態にあるため)、ガラス管Gは、安定して「切断箇所P」にて切断されることとなる。
なお、管引きローラー41によってガラス管Gを捻じ切る際、ガラス管Gの外径サイズは、複数の加熱ゾーンZ1・Z2・Z3・Z4において徐々に縮小することとなるが、本実施形態においては、前述した燃焼回路(図示せず)によって、複数のバーナー42A・42A・・・の炎の長さを自動的に調整し、これら複数の加熱ゾーンZ1・Z2・Z3・Z4毎にガラス管Gの外周面に対するバーナー42A・42A・・・の火力が、一定に保持される構成となっている。
ところで、ガラス管Gにおいて、複数のバーナー42A・42A・・・によって加熱される加熱領域Sの範囲(即ち、ガラス管G上における上下方向の範囲)については、次のようにして設定される。
即ち、加熱領域Sの範囲は、管引き回転ローラー41によってガラス管Gを捻じ切る際に、当該ガラス管Gの切断箇所を封止するのに必要な量のガラス管Gの部位に相当する範囲として設定される。
つまり、ガラス管Gの切断箇所を封止するには、当該ガラス管Gの内径サイズに基づき、加熱領域Sの範囲内における量のガラス管Gを軟化させる必要がある。
次に、封止ガイドローラー43について説明する。
封止ガイドローラー43は、ガラス管Gの位置を規制するガイドローラーの一例であって、管引きローラー41によってガラス管Gを捻じ切る(切断する)際、当該ガラス管Gの「切断箇所P」を圧接して当該「切断箇所P」の位置を保持するものである。
封止ガイドローラー43は円板形状の部材からなり、その周縁部は断面視テーパー状に形成されている。
そして、封止ガイドローラー43・43・・・は、1台の製造装置1において複数個(図2においては断面図であるため二個のみ記載)備えられ、ガラス管Gにおける「切断箇所P」の周囲において、軸心が当該ガラス管Gの軸心と平行となるようにして配置される。
また、各封止ガイドローラー43は、軸心を中心として回転可能に支持されるとともに、図示せぬアクチュエータによって、ガラス管Gに対して近接離間方向(本実施形態においては、水平方向)に移動可能に構成される。
そして、前記アクチュエータによって、ガラス管Gに対する近接方向に向かって封止ガイドローラー43が移動されることにより、当該ガラス管Gは、「切断箇所P」にて封止ガイドローラー43の周縁部に圧接されるようになっている。
このように、各々の封止ガイドローラー43・43・・・が、ガラス管Gに対して近接方向に移動することにより、当該ガラス管Gは、これら複数の封止ガイドローラー43・43・・・によって挟持された状態となり、ガラス管Gの「切断箇所P」は、所定位置にて規制されることとなる。
その結果、管引きローラー41によってガラス管Gを捻じ切る際においては、ガラス管Gの「切断箇所P」が定位置にて保持されるため、当該ガラス管Gを捻じ切るためのトルクを安定して前記「切断箇所P」にて発生させることが可能となる。
また、封止ガイドローラー43によってガラス管Gの「切断箇所P」が圧接されることにより、「軟化状態」にある「切断箇所P」、およびその周囲の部位が、ガラス管Gの軸心に向かって強制的に押し込まれることとなり、当該押し込まれた部位によって、ガラス管Gの捻じ切り箇所は、より確実に封止されることとなる。
[封止装置40の動作手順]
次に、製造装置1によってガラス管Gを製造する場合において、封止装置40によってガラス管Gを封止しながら捻じ切る(切断する)際の動作手順について、図1および図2を用いて説明する。
先ず始めに、図1に示すように、成形体20に沿って溶融ガラスGaが流下することにより、円筒形状のガラス管Gが形成されている。
また、形成されたガラス管Gは、成形体20の下端部(テーパー部20a)より垂下した状態となっており、その上端部が加熱炉30内に位置する一方、その下端部が封止装置40における一対の管引きローラー41・41によって挟持された状態となっている。
そして、真空ポンプ22は作動状態となっており、ガラス管G内の空気が常に吸引されている。
また、加熱炉30において、マッフル31内の温度は、電熱線32によって所定温度に昇温された状態となっている。
さらに、封止装置40において、各管引きローラー41に備えられる複数の回転ローラー41A・41A・・・は、回転駆動を停止した状態となっており、且つ支持フレーム41Bを介した管引きローラー41全体としての回転駆動も停止した状態となっている。
また、燃焼機構42を構成する複数のバーナー42A・42A・・・は、各々炎の噴出を停止した状態となっている。
また、複数の封止ガイドローラー43・43・・・は、ガラス管Gに対して各々離間した待機位置にて停止した状態となっている。
このような状態において、図2に示すように、各々の管引きローラー41における複数の回転ローラー41A・41A・・・は、所定方向(矢印Cの方向)に向かって一斉に回転駆動を開始するとともに、管引きローラー41全体として所定方向(矢印Dの方向)に向かって回転駆動を開始する。
この際、これら一対の管引きローラー41・41において、上側管引きローラー41U全体の回転速度V2と、下側管引きローラー41D全体の回転速度V1とは、互いに同等に設定される(V1=V2)。
その結果、ガラス管Gは、一対の管引きローラー41・41によって下方に向かって引出される。
このように、本実施形態においては、真空ポンプ22によって、常にガラス管G内の吸引動作を行いながら、一対の管引きローラー41・41によってガラス管Gを下方に引出す構成となっている。
このような構成を有することにより、例えば、加熱炉30や燃焼機構42等による加熱によってガラス管G内の気体が膨張し、当該ガラス管G内の気圧が上昇したとしても、前記ガラス管G内の気体を強制的に吸引して気圧を下げることで、前記ガラス管Gの外部と内部との圧力差を常に略一定に保つことが可能となり、上側ガラス管Guの「軟化領域B」が影響を受けて外形や肉厚が変動するのを防止して、最終製品としてのガラス管Gの品質維持を図ることができる。
ガラス管Gの下端部が所定位置に到達すると(即ち、ガラス管Gにおける、「切断箇所P」より下端部までの長さが所定長さに到達すると)、ガラス管Gが下降する速度と同じ速度で、複数のバーナー42A・42A・・・および複数のガイドローラー43・43・・・が下降するとともに、複数のバーナー42A・42A・・・が、炎の噴出を各々開始する。
この際、前述したように、複数のバーナー42A・42A・・・より噴出される炎の長さは、バーナー42A毎に設定された所定長さに各々自動的に調整される。
その後、複数のバーナー42A・42A・・・より炎が噴出した後、所定時間が経過すると、複数の封止ガイドローラー43・43・・・が、ガラス管Gに対して一斉に近接方向に移動する。
その結果、ガラス管Gは、複数のバーナー42A・42A・・・による加熱によって軟化した「切断箇所P」において、複数の封止ガイドローラー43・43・・によって圧接された状態となる。
ガラス管Gの「切断箇所P」に、複数の封止ガイドローラー43・43・・・が圧接されると、一対の管引きローラー41・41において、下側管引きローラー41D全体の回転速度V1は、上側管引きローラー41U全体の回転速度V2に比べて幾分速くなるように回転駆動を開始する(V1>V2)。
その結果、ガラス管Gにおいて、「切断箇所P」より上側の部位(以下、適宜「上側ガラス管Gu」と記載する)と、当該「切断箇所P」より下側の部位(以下、適宜「下側ガラス管Gd」と記載する)との間に、相対的な回転速度差が発生することとなり、ガラス管Gは、一対の管引きローラー41・41によって「切断箇所P」にて捻じ切られる。
このように、本実施形態においては、ガラス管Gにおける、「切断箇所P」を中心として当該ガラス管Gの両端側(即ち、上下両端側)に延出する加熱領域Sを加熱して、「軟化状態」とした後に、「切断箇所P」にて捻じ切ることにより前記ガラス管Gを切断する構成となっている。
その結果、上側ガラス管Guの下端部、および下側ガラス管Gdの上端部においては、ガラス管Gが捻じ切られる際、複数のバーナー42A・42A・・・によって軟化された部位が、当該ガラス管Gの内周部に向かって徐々に***して、「切断箇所P」において捻じ切られる直前に、上側ガラス管Guの下端部、および下側ガラス管Gdの上端部が封止される。
このように、本実施形態においては、上側ガラス管Guの下端部、および下側ガラス管Gdの上端部を、軟化した自身の部位によって封止したうえで、ガラス管Gを「切断箇所P」にて捻じ切る(切断する)構成となっている。
従って、従来においては、大型サイズのガラス管Gを切断する際、上側ガラス管Gu内の気圧が変動し、これにより当該上側ガラス管Guの「軟化領域B(図1を参照)」における外形や肉厚が変動することによって、最終製品としてのガラス管G(即ち、下側ガラス管Gd)の品質低下を引起こす要因となっていたが、本実施形態においては、上側ガラス管Guの下端部が封止されることから、このような上側ガラス管Gu内の気圧の変動を抑制することが可能となり、「軟化領域B」における当該上側ガラス管Guの外形や肉厚が変動するのを防止して、最終製品としてのガラス管Gの品質維持を図ることができる。
「切断箇所P」においてガラス管Gが捻じ切られると、複数の封止ガイドローラー43・43・・・は、ガラス管Gに対して離間方向に移動し、複数のバーナー42A・42A・・・は、炎の噴出を各々停止するとともに、複数のバーナー42A・42A・・・および複数のガイドローラー43・43・・・は、元の所定の位置に移動し待機する。
そして、一対の管引きローラー41・41において、上側管引きローラー41U全体の回転速度V2と、下側管引きローラー41D全体の回転速度V1とが、互いに同等となるように設定が切替わる(V1=V2)。
これにより、上側ガラス管Guおよび下側ガラス管Gdは、ともに同速度にて下方に引出される。
その後、捻じ切られた(切断された)下側ガラス管Gdは、下側管引きローラー41Dを通過して製造装置1の機外へと搬出される。
また、成形体20(図1を参照)より垂下する上側ガラス管Guは、その下端部が下側管引きローラー41Dを通過することにより、一対の管引きローラー41・41によって挟持された状態となる。
そして、上側ガラス管Guは、その後さらに下方へと引出され、その下端部が所定位置に到達すると、前述の手順を、繰り返し動作させる。これにより、連続的にガラス管を得ることができる。
20 成形体
30 加熱炉
42A バーナー
42A11 第一上側バーナー
42A12 第一下側バーナー
42A21 第二上側バーナー
42A22 第二下側バーナー
42A31 第三上側バーナー
42A32 第三下側バーナー
42A41 第四上側バーナー
42A42 第四下側バーナー
43 封止ガイドローラー
G ガラス管
Ga 溶融ガラス
P 切断箇所
S 加熱領域

Claims (5)

  1. 成形体に沿って溶融ガラスを流下させることで該溶融ガラスを円筒形状に成形し、
    成形された円筒形状の溶融ガラスを加熱炉によって加熱しつつ軟化状態とした後、徐冷しながら固化させることでガラス管を形成し、
    形成された該ガラス管を所定の長さに引出した後、該ガラス管を所定の切断箇所にて切断する、ガラス管の製造方法であって、
    前記ガラス管を引出す際、前記ガラス管内を吸引しながら行う、
    ことを特徴とするガラス管の製造方法。
  2. 前記ガラス管における、前記切断箇所を含むその近傍の管内を封止した後に、
    前記ガラス管を切断する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のガラス管の製造方法。
  3. 前記ガラス管における、前記切断箇所を中心として前記ガラス管の両端側に延出する加熱領域を、加熱して軟化状態とした後に、
    前記切断箇所にて捻じ切ることにより前記ガラス管を切断する、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のガラス管の製造方法。
  4. 前記加熱領域は、
    前記加熱領域に沿って配置される複数のバーナーによって加熱され、
    前記複数のバーナーは、
    それぞれ炎の長さを可変可能に構成される、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のガラス管の製造方法。
  5. 前記ガラス管を切断する際において、
    前記ガラス管は、前記切断箇所にて複数のガイドローラーによって圧接される、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のガラス管の製造方法。
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