JP2018078806A - ノロウイルスrnaの検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノロウイルスRNAのジェノグループI(GI)、および、ジェノグループII(GII)を単一の密閉容器かつ一定温度でそれぞれ区別して検出する方法を提供する。【解決手段】 試料中に存在するノロウイルスRNAのジェノグループIとジェノグループIIを区別して検出する方法であって、(1)ノロウイルスRNA中のジェノグループIとジェノグループIIを区別しうる特定塩基配列を増幅する工程、及び(2)増幅した前記配列を検出する工程、を有し、前記増幅する工程および前記検出する工程が、単一の密閉容器内かつ一定温度で行われることを特徴とする前記方法。【選択図】 なし

Description

本発明は、迅速、高感度かつ特異的にノロウイルスRNAのジェノグループI(以下、「GI」とする場合がある)およびジェノグループII(以下、「GII」とする場合がある)を密閉された単一容器および一定温度で区別して検出する方法に関する。
ノロウイルスはヒトカリシウイルス科に属するウイルスで、約7000塩基の1本鎖RNAをゲノムにもつ。ノロウイルスは、小型球形ウイルス(Small Round Structured Virus、SRSV)とも呼ばれている。ノロウイルスは遺伝子型によりジェノグループI RNA(以下、「ノロウイルス GI RNA」と表記)とジェノグループII RNA(以下、「ノロウイルス GII RNA」と表記)の2種の遺伝子群に大別される。さらに各遺伝子群についても、現時点でノロウイルス GI RNAは1から9の遺伝子型に、ノロウイルス GII RNAは1から22の遺伝子型に区別される。
我が国で届け出されている食中毒の約20%はウイルスが原因と推定されている。これらのウイルス性食中毒例の約80%以上からノロウイルスが検出される。おもな感染源は食品で、しばしば生カキが問題となっている。また、乳幼児の(散発性の)急性胃腸炎からもノロウイルスが検出され、ヒトからヒトへ伝播する可能性も示唆されている。ノロウイルスの流行を阻止するためにはできる限り迅速に対応することが必要である。以上から、ノロウイルスの迅速検査は、公衆衛生上および食品の品質管理上大きな課題となっており、遺伝子増幅法を用いた、高感度、かつ迅速でしかもあらゆる遺伝子型の検出が可能もしくは検出率の高い検査法の開発が望まれている。さらに、感染経路の特定や流行している遺伝子群の特定につながるノロウイルス GI RNAおよびノロウイルス GII RNAを識別して検出する検査法は公衆衛生上、非常に有用である。
これに対し、ノロウイルスの検出は、ヒトカリシウイルスのウイルス様中空粒子を用いた、特異抗体検出ELISAの試薬が開発されている(特許文献1)。しかし、検出感度は決して高感度とはいえない。
ノロウイルスを高感度に測定する手段としてノロウイルスRNAをRT−PCRで増幅し、増幅産物量を測定する方法があげられる(特許文献2)が、該方法の場合、一般的には逆転写(RT)工程およびPCR工程の二段階の工程が必要である。このことは操作を煩雑にして再現性を悪化させる要因となるだけでなく、二次汚染の危険性をも増加させることになる。前記RT工程およびPCR工程を合わせると通例2時間以上の時間を要し、多数検体処理や検査コストの低減には不向きであった。
標的RNAの定量法としては、RT工程に引き続いて実施されるPCR工程をインターカレーター性蛍光色素存在下で実施して蛍光増加を測定するReal−time RT−PCR法が汎用されている(非特許文献1)が、該方法ではプライマーダイマーなどの非特異増幅産物も検出してしまうという問題もあった。
また、非特異増幅産物を検出しない標的RNAの定量法としては、RT工程に引き続いて実施されるPCR工程をTaqManプローブといったハイブリダイゼーションプローブを用いたReal−time RT−PCR法(非特許文献2)があげられるが、前述したようにRT工程およびPCR工程を合わせると通例2時間以上の時間を要し、迅速とはいえない。さらに、PCRは急激に反応温度を昇降させる必要があり、自動化の際の反応装置の省力化や低コスト化のための障壁となっていた。
一方、一定温度でRNAのみを増幅する方法としては、NASBA法(特許文献3および4参照)、およびTMA法(特許文献5参照)などが報告されている。該RNA増幅方法は、標的となるRNAに対してプロモーター配列を含むプライマー、逆転写酵素および必要に応じてリボヌクレアーゼH(RNase H)により、プロモーター配列を含む2本鎖DNAを合成し、RNAポリメラーゼによって標的となるRNAの特定塩基配列を含むRNAを合成し、該RNAが引き続きプロモーター配列を含む2本鎖DNA合成の鋳型となる連鎖反応を行なうものである。そして、RNA増幅後、電気泳動または検出可能な標識を結合させた核酸プローブを用いたハイブリダイゼーション法などにより増幅されたRNAを検出する。
以上のように前記RNA増幅方法は一定温度、一段階でRNAのみを増幅することから簡便なRNA測定に適しているが、ハイブリダイゼーション法などによる検出は煩雑な操作を必要とし、再現性良く定量できないという課題がある。
簡便にRNAを増幅および測定する方法としては,Ishiguroら(特許文献6および非特許文献3参照)の方法があげられる。該方法は、インターカレーター性蛍光色素で標識された核酸プローブで、かつ標的核酸と相補的2本鎖を形成するとインターカレーター性蛍光色素部分が前記相補的2本鎖部分にインターカレートすることによって蛍光特性が変化するように設計された核酸プローブの存在下、前記RNA増幅方法を実施し、蛍光特性の変化を測定するもので、簡便、一定温度、一段階、かつ密閉容器内でRNA増幅および測定を同時に実施することが可能である。
前記の各核酸増幅方法は、いずれもセンスプライマー(第一のプライマー)およびアンチセンスプライマー(第二のプライマー)からなるオリゴヌクレオチドの組み合わせにより標的RNAを増幅する方法であり、該組み合わせが前記核酸増幅の効率および特異性に重要な意義を持つことは周知である。しかし、ノロウイルスはきわめて多様な遺伝子型を有するため、全ての遺伝子型を一様かつ高効率に増幅するプライマーセットの構築、および、ノロウイルス GI RNA、および、ノロウイルス GII RNAをそれぞれ区別して検出するオリゴヌクレオチドプローブセットを構築することは困難である。中でも比較的低温の一定温度(40から50℃が好ましい)条件下で標的とするRNAの増幅検出を行うことが可能な増幅方法を利用する場合、プライマー/プローブが高次構造を形成しやすくなるため、プライマー/プローブセットの構築はきわめて困難である。
前述したように、ノロウイルス GI RNAには9種の遺伝子型、ノロウイルス GII RNAには22種の遺伝子型が、それぞれ存在し、さらに、塩基配列が高度に保存された領域は十分に長くない。そのため、第一のプライマー、第二のプライマーをそれぞれ一種類ずつ用いたオリゴヌクレオチドの組み合わせにより、ノロウイルスRNAを遺伝子群/遺伝子型を問わず迅速、かつ高感度に検出することは困難であった。
そこで以前発明者らは、第一のプライマー、第二のプライマーをそれぞれ二種類以上用いたオリゴヌクレオチドの組み合わせを用いることで、ノロウイルス GI RNAの広範囲な遺伝子型に対して迅速、かつ高感度に測定することを見出した(特許文献7)。また、切断用オリゴヌクレオチドを二種類以上用いることで、ノロウイルス GII RNAの広範囲な遺伝子型に対して迅速、かつ高感度に検出することを見出した(特許文献8)。
さらに、ノロウイルス GI RNAとノロウイルス GII RNAの広範囲な遺伝子型に対して迅速、かつ高感度に検出可能なオリゴヌクレオチドをそれぞれ最適化して組み合わせることで、ノロウイルスRNAを遺伝子群/遺伝子型を問わず一度の測定で迅速、かつ高感度に検出する方法を見出した(特許文献9)。
WO2000/079280号 特許3752102号公報 特許2650159号公報 特許3152927号公報 特許3241717号公報 特開2000−14400号公報 特開2009−63号公報 特開2009−17824号公報 特開2010−4393号公報
Kageyama T. et al.,Journal of Clinical Microbiology,41,1548−1557(2003) 食安監発第1105001号、2003年11月5日 Ishiguro T.et al,Anal.Biochem.,314,77−86(2003)
しかし、前記方法ではノロウイルス GI RNAとノロウイルス GII RNAを区別して検出することができず、公衆衛生上、遺伝子群を区別して検出する方法が必要とされていた。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討の結果、迅速、かつ高感度にノロウイルス GI RNA、および、ノロウイルス GII RNAを区別して検出するための方法を見出した。
即ち本発明は以下のとおりである。
[1] 試料中に存在するノロウイルスRNAのジェノグループIとジェノグループIIを区別して検出する方法であって、
(1)ノロウイルスRNA中のジェノグループIとジェノグループIIを区別しうる特定塩基配列を増幅する工程、及び
(2)増幅した前記配列を検出する工程、
を有し、
前記増幅する工程および前記検出する工程が、単一の密閉容器内かつ一定温度で行われることを特徴とする前記方法。
[2] 前記検出する工程が、リアルタイムモニタリングによって行われる、[1]に記載の方法。
[3](1)ノロウイルスRNA中の特定塩基配列を鋳型とし、いずれか一方の5’末端にプロモーター配列を付加した第一のプライマーおよび第二のプライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、リボヌクレアーゼH(RNase H)、並びにDNA依存性DNAポリメラーゼにより、プロモーター配列と、該プロモーター配列下流に前記特定塩基配列とを含む2本鎖DNAを生成する工程、
(2)該2本鎖DNAを鋳型としてRNAポリメラーゼにより、前記特定塩基配列あるいはその相補配列を有するRNA転写産物を生成する工程、
(3)該RNA転写産物が引き続き前記2本鎖DNA合成の鋳型となることで、連鎖的に該RNA転写産物を増幅する工程、
(4)前記RNA転写産物量を測定する工程、
を有し、前記RNA転写産物量を測定する工程(4)が、標的RNAと相補的2本鎖を形成するとシグナル特性が変化するように設計された核酸プローブの共存下で、該シグナル特性の変化を測定することによってなされ、前記核酸プローブが、配列番号1に記載の配列中の連続する15塩基以上、またはその相補配列からなるオリゴヌクレオチドプローブ、および、配列番号2に記載の配列中の連続する15塩基以上、またはその相補配列からなるオリゴヌクレオチドプローブである、[1]または[2]に記載の方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、GIとGIIとを区別しうる特定塩基配列とは、ノロウイルスGI RNA及びノロウイルスGII RNAそれぞれに特異的に見出される塩基配列であり、かつ、高次構造を取りにくい領域に存在する塩基配列である。
増幅工程に採用し得る核酸増幅方法としては、LAMP法、TRC法、NASBA法またはTMA法を例示できるが、本発明で使用するオリゴヌクレオチドプローブが高次構造を取りにくい領域に存在する特定塩基配列に向けられたものであることから、一定温度(比較的低温)で簡便かつ迅速に実施可能なTRC法、NASBA法、TMA法が好ましい。
特に好ましい増幅工程は、特定塩基配列の一部と相同的な配列を有する第一のプライマー、および特定塩基配列の一部と相補的な配列を有する第二のプライマーを用い(ここで前記第一または第二のプライマーのいずれか一方はその5’末端にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加している)を使用し、以下(1)から(3)の各ステップを行うものである。
(1)ノロウイルスRNA中の特定塩基配列を鋳型とし、いずれか一方の5’末端にプロモーター配列を付加した第一のプライマーおよび第二のプライマー、さらにRNA依存DNAポリメラーゼ、リボヌクレアーゼH(RNase H)、並びにDNA依存性DNAポリメラーゼにより、プロモーター配列と、該プロモーター配列下流に前記特定塩基配列とを含む2本鎖DNAを生成する工程、
(2)該2本鎖DNAを鋳型としてRNAポリメラーゼにより、前記特定塩基配列あるいはその相補配列を有するRNA転写産物を生成する工程、
(3)該RNA転写産物が引き続き前記2本鎖DNA合成の鋳型となることで、連鎖的に該RNA転写産物を増幅する工程。
前述した増幅工程は、1本鎖RNAを鋳型とするRNA依存DNAポリメラーゼ活性を有する酵素(逆転写酵素)、RNase H活性を有する酵素、1本鎖DNAを鋳型とするDNA依存DNAポリメラーゼ活性を有する酵素およびRNAポリメラーゼ活性を有する酵素により進行する。これらの酵素は、いくつかの活性を合わせ持つ酵素を使用しても良く、それぞれの活性を持つ複数の酵素を使用しても良い。例えば、1本鎖RNAを鋳型とするRNA依存DNAポリメラーゼ活性、RNase H活性および1本鎖DNAを鋳型とするDNA依存DNAポリメラーゼ活性の三つの活性を有する逆転写酵素と、二本鎖DNAを鋳型とするRNA合成酵素とを組み合わせて使用することが例示できる。もっとも、この三つの活性を有する逆転写酵素とRNA合成酵素に、必要に応じてRNase H活性を有する酵素をさらに添加する等しても良い。前述の三つの活性を有する逆転写酵素として、例えばAMV逆転写酵素、MMLV逆転写酵素、HIV逆転写酵素またはこれらの誘導体があげられ、中でもAMV逆転写酵素またはその誘導体が特に好ましい。RNAポリメラーゼ活性を有する酵素としては、分子生物学的実験などで汎用されているバクテリオファージ由来のT7 RNAポリメラーゼ、T3 RNAポリメラーゼ、SP6 RNAポリメラーゼまたはこれらの誘導体が例示できる。
前述した増幅工程を進行させるためには、試料と前記各酵素に加えて、さらに、緩衝剤、マグネシウム塩、カリウム塩、ヌクレオシド−三リン酸およびリボヌクレオシド−三リン酸を添加し、必要に応じて反応効率を調節するためにジメチルスルホキシド(DMSO)、ジチオスレイトール(DTT)、ウシ血清アルブミン(BSA)および糖等を添加し、適当な条件下で酵素反応を進行させる。例えばAMV逆転写酵素およびT7 RNAポリメラーゼを用いる場合、35から65℃の範囲、好ましくは40℃から50℃の範囲で反応温度を設定すれば良い。
前述した増幅工程において、第一のプライマーにプロモーター配列が付加されている場合、RNA転写産物は鋳型となるRNAと相同の配列を含み、第二のプライマーにプロモーター配列が付加されている場合、RNA転写産物は鋳型となるRNAの相補的配列を含むことになる。プロモーター配列としては、RNAポリメラーゼが結合して転写を開始し得る配列であれば良く、種々のRNAポリメラーゼに特異的な公知のプロモーター配列を使用することができる。例えば、T7プロモーター、SP6プロモーター、T3プロモーター等の分子生物学的実験で通常用いられるプロモーター配列が特に制限なく使用できる。なおプロモーター配列に加えて、さらに、エンハンサー配列等の転写効率に関わる付加配列を含んでいてもよい。
前記した増幅工程を実施する場合、第一または第二のプライマーのいずれか一方にプロモーター配列を付加しておけば良いが、第一のプライマーにプロモーター配列を付加する場合には、第二のプライマーおよびRNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による、ノロウイルスRNAを鋳型とした特定塩基配列に相補的なcDNAを合成する工程(前記した工程(1))の前に、または当該ステップと同時に、前記特定塩基配列中の第一のプライマーとの相同領域の5’末端側と重複し、かつ当該重複部位から5’末端側に隣接した領域に相補的な切断用オリゴヌクレオチドと、RNase H活性を有する酵素により、前記特定塩基配列の5’末端側を切断する工程を行うのが好ましい。このように特定塩基配列の5’末端部位で切断しておくことで、cDNA合成後に、cDNAにハイブリダイズした第一のプライマーのプロモーター配列に相補的なDNA鎖を、cDNAの3’末端を伸長させることで効率的に合成でき、結果として効率的に機能的な2本鎖DNAプロモーター構造を形成することができるからである。切断方法としては、当該部位を特異的に切断できれば特に限定されないが、ノロウイルスRNA内の特定塩基配列の5’末端部位(該特定塩基配列内の5’末端部位を含む部分配列)に重複し、かつ5’方向に隣接する領域に対して相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドDNA(以下、「切断用オリゴヌクレオチドDNA」とする)を添加してRNA−DNA2本鎖を形成させ、当該2本鎖中のRNA部分をリボヌクレアーゼH(RNase H)活性を有する酵素などにより切断する方法が、切断特異性及び簡便性から好ましい。また切断用オリゴヌクレオチドDNAの3’末端にある水酸基は、伸長反応を防止するために、例えばアミノ化等、適当な修飾を行っておくことが好ましい。
ノロウイルス GI RNAとノロウイルス GII RNAの広範囲な遺伝子型に対して迅速、かつ高感度に検出可能なオリゴヌクレオチドとして、第一のプライマーが配列番号12、13に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド、第二のプライマーが配列番号14から16に記載のオリゴヌクレオチド、切断用オリゴヌクレオチドDNAとして、配列番号17から20に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドが例示できる。
検出工程はオリゴヌクレオチドプローブを用いて、前記増幅工程で増幅されたRNA転写産物量を測定する工程からなる。本発明の試料中に存在するノロウイルス GI RNA、および、ノロウイルス GII RNAを識別して検出するためのオリゴヌクレオチドプローブは、配列番号1(オリグヌクレオチドプローブ1)に記載の配列中の連続する15塩基以上、またはその相補配列、および、配列番号2(オリグヌクレオチドプローブ2)に記載の配列中の連続する15塩基以上、またはその相補配列からなるオリゴヌクレオチドプローブである。
また、配列番号1に記載のオリゴヌクレオチドプローブ1としては、配列番号3、4、5、6に記載の配列のいずれか、またはそれらの相補配列、および、配列番号2に記載のオリゴヌクレオチドプローブ2としては配列番号7、8、9、10、11に記載の配列のいずれか、またはそれらの相補配列からなる、オリゴヌクレオチドプローブを例示できる。より好ましくは、配列番号5に記載の配列、またはその相補配列、および、配列番号10に記載の配列、またはその相補配列からなる、オリゴヌクレオチドプローブを例示できる。
また、ストリンジェントな条件で前記プローブにハイブリダイゼーション可能な配列からなるオリゴヌクレオチドプローブも本発明のプローブに含まれる。ストリンジェントな条件とは、既知の条件から選定可能で、特に限定されるものではないが、例えば、42℃における50%(v/v)ホルムアミド、0.1%ウシ血清アルブミン、0.1%フィコール、0.1%ポリビニルピロリドン、50mMリン酸ナトリウムバッファー(pH6.5)、150mM塩化ナトリウム、75mMクエン酸ナトリウム等が共存する条件下でハイブリダイズ可能であることを意味する。
本発明のオリゴヌクレオチドプローブを用いた検出は、例えば電気泳動や液体クロマトグラフィーを用いた方法により行うことができる。その他にも、前記プローブを例えば検出可能な標識物質と結合等し、ハイブリダイゼーション法により検出を行うことも可能である。標識物質としては例えば酵素、蛍光色素、放射性同位元素、発光色素等、公知のものを使用することができる。なお簡便な検出操作を可能とするmolecular beacon(米国特許5925517号、米国特許6103476号)、TaqManプローブ(米国特許5210015号、米国特許5487972号)、Q−Probe(特許3437816号)、サイクリングプローブ(米国特許5011769号、米国特許5403711号)、インターカレーター性蛍光色素標識プローブ(特許文献7及び非特許文献2参照)が、好ましい本発明のオリゴヌクレオチドプローブとして例示できる。
中でもインターカレーター性蛍光色素で標識され、かつ標的核酸と相補的2本鎖を形成するとインターカレーター性蛍光色素部分が前記相補的2本鎖部分にインターカレートすることによって蛍光特性が変化するように設計されたオリゴヌクレオチドプローブは、前述の増幅工程の過程で検出を行うことができるため、前述のオリゴヌクレオチドDNA、プライマー、酵素および酵素基質等を含む試薬類とともに容器に投入するだけで増幅工程と検出工程を実施することが可能なため、特に好ましい。前記特に好ましい態様では、上記の試薬等を予め容器に投入しておき、一定量の試料を分注するという操作のみで本発明を迅速に実施可能であり、しかも、例えば蛍光色素が発する信号を外部から検出可能なように容器の一部を透明な材料で構成しておけば、試料を分注した後に容器を密閉し、試料間のコンタミネーションを防止することもできる。
インターカレーター性蛍光色素としては特に限定されず、オキサゾールイエローやチアゾールオレンジ等のシアニン色素、ヘミシアニン色素、エチジウムブロマイド、メチルレッド等のアゾ色素、またはこれらの誘導体を使用することが例示できる。例えばオキサゾールイエローは、2本鎖DNAにインターカレートすることによって510nmの蛍光(励起波長470nm)が顕著に増加する色素である。このような色素は、オリゴヌクレオチドプローブの末端、リン酸ジエステル部または塩基部分に適当なリンカーを介してオリゴヌクレオチドと結合すれば良い。さらに、2種類以上のRNA増幅産物を区別して検出するにはそれぞれのオリゴヌクレオチドプローブに異なる色素を使用すれば良い。
なお、増幅工程の過程で検出を行う場合、オリゴヌクレオチドは、その3’末端の水酸基からの伸長を防止する目的で当該水酸基を修飾しておくことが好ましい。
本発明によれば、ノロウイルス GI RNAおよびノロウイルス GII RNAそれぞれに特異的な配列を識別して検出することが可能である。しかもこのオリゴヌクレオチドプローブセットは、40℃から50℃という、比較的低温条件でもダイマーやループ等の高次構造を形成しにくいため、温度変化を必要としないRNAを特異的に増幅する増幅方法を用いて増幅工程を実施し、その過程で特定塩基配列を検出する際に特に有効である。
本発明に用いるオリゴヌクレオチドプローブとして、インターカレーター性蛍光色素で標識したオリゴヌクレオチドの存在下で増幅工程を行い、その過程で蛍光強度を経時的に検出すれば、有意な蛍光増加が認められた任意の時間で検出を終了することが可能であり、増幅に要する時間を加えても、なおノロウイルスRNA検出を20分程度で終了することが可能である。
このように、本発明によれば、試料中に含まれるノロウイルスRNAを迅速、高感度かつ特異的にノロウイルス GI RNA、および、ノロウイルス GII RNAを区別して検出するためすることが可能となる。
以下実施例により本発明の実施の形態を説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
実施例1 インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドの調製
下記(A)から(I)に示す、インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブ(以下、「INAFプローブ」と記載する)を非特許文献3に記載の方法を参照して作製した。
INAFプローブ(A):配列番号3に記載の配列のうち、5’末端から2番目のチミンと3番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介してチアゾールオレンジを標識して得られた、GI検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(B):配列番号4に記載の配列のうち、5’末端から15番目のチミンと16番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介してチアゾールオレンジを標識して得られた、GI検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(C):配列番号5に記載の配列のうち、5’末端から14番目のチミンと15番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介してチアゾールオレンジを標識して得られた、GI検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(D):配列番号6に記載の配列のうち、5’末端から15番目のチミンと16番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介してチアゾールオレンジを標識して得られた、GI検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(E):配列番号7に記載の配列のうち、5’末端から12番目のシトシンと13番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介して式(1)を標識して得られた、GII検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(F):配列番号8に記載の配列のうち、5’末端から16番目のシトシンと17番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介して式(1)を標識して得られた、GII検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(G):配列番号9に記載の配列のうち、5’末端から2番目のシトシンと3番目のグアニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介して式(1)を標識して得られた、GII検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(H):配列番号10に記載の配列のうち、5’末端から14番目のシトシンと15番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介して式(1)を標識して得られた、GII検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
INAFプローブ(I):配列番号11に記載の配列のうち、5’末端から14番目のシトシンと15番目のアデニンとの間のリン酸ジエステル部分に、リンカーを介して式(1)を標識して得られた、GII検出用オリゴヌクレオチドプローブ。
Figure 2018078806
実施例2 標準RNAの調製
後述の実施例で使用したノロウイルスRNA(以降、標準RNAと表記)は(1)から(2)に示す方法で調製した。
(1)GenBankに登録されているノロウイルスcDNA配列のうち、表1に示す遺伝子型、および塩基配列領域の2本鎖DNAを調製した(なお、該DNAの5’末端側にはSP6プロモーターを付加している)。
(2)(1)で調製したDNAを鋳型として、SP6 RNAポリメラーゼを用いてインビトロ転写を実施し、引き続きDNase I処理により前記2本鎖DNAを完全消化した後、RNAを精製して調製した。該RNAは260nmにおける吸光度を測定して定量した。
Figure 2018078806
実施例3 ノロウイルスRNA検出用オリゴヌクレオチドの評価
実施例1で作製したINAFプローブを用いて、以下に示す方法で、検出性能および特異性について評価を行った。
(1)以下の組成からなる反応液を調製した。
反応液の組成(最終濃度):
60mM Tris−HCl緩衝液(pH8.35)
300mM トレハロース
各0.30mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各2 .1mM ATP、CTP、UTP
1.5mM GTP
3.4mM ITP
0.8μM 第一のプライマー1(配列番号12の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドの5’末端側にT7プロモータを付加したもの)
0.8μM 第一のプライマー2(配列番号13の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドの5’末端側にT7プロモータを付加したもの)
0.5μM 第二のプライマー1(配列番号14)
0.5μM 第二のプライマー2(配列番号15)
0.2μM 第二のプライマー3(配列番号16)
0.32μM 切断用オリゴヌクレオチド1(配列番号17)
0.32μM 切断用オリゴヌクレオチド2(配列番号18)
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド3(配列番号19)
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド4(配列番号20)
60nM INAFプローブ(実施例1で調製したもの)
0.025mg/mL 牛血清アルブミン
142U T7 RNAポリメラーゼ
6.4U AMV逆転写酵素。
(2)検出性能を評価するために、上記の反応液に実施例2で調製した標準RNA400コピー/testになるように添加した。
また、特異性を評価するために、上記の反応液に表2に示す標準RNA試料を4×10コピー/testになるように添加した。その後、46℃で5分間保温し、その後、以下の組成からなる開始液を添加し撹拌した。
開始液組成(最終濃度):
9.5% ジメチルスルホキシド
19mM 塩化マグネシウム
95mM 塩化カリウム。
(3)引き続き、各試薬を添加したチューブを直接検出可能な温調機能付き蛍光分光光度計に供し、46℃で反応させると同時に反応溶液の蛍光強度(励起波長450nm、または500nm、蛍光波長495nm、または545nm)を経時的に20分間測定した。
開始液を加え撹拌を終えた時点を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時間の蛍光強度値をバックグラウンドの蛍光強度比で割った値)が2.0を超えた場合を陽性判定とし、そのときの時間を検出時間とした。結果を表2および3に示す。表3の「N.D.」は反応開始後20分後の蛍光強度比が2.0以下(陰性判定)であったことを意味する。
ノロウイルスRNAの検出性能(表2)については、本実施例で検討したGI検出用、および、GII検出用オリゴヌクレオチドプローブいずれもが400コピー/testのノロウイルス GI RNAまたはノロウイルス GII RNAを20分以内に検出した。特に、配列番号3から10のオリゴヌクレオチドプローブは400コピー/testのノロウイルスRNAを10分以内に検出しており、ノロウイルスRNAを迅速に検出可能なオリゴヌクレオチドプローブといえる。
Figure 2018078806
特異性(表3)については、本実施例で検討したGI検出用オリゴヌクレオチドプローブいずれもが4×10コピー/testのGII標準RNAを検出せず、ノロウイルス GI RNAに対して高い特異性を有しているといえる。同様に、本実施例で検討したGII検出用オリゴヌクレオチドプローブいずれもが4×10コピー/testのGI標準RNAを検出せず、ノロウイルス GII RNAに対して高い特異性を有しているといえる。
Figure 2018078806
実施例4 ノロウイルス GI RNA、および、ノロウイルス GII RNAの同時検出
実施例1で作製したINAFプローブを用いて、ノロウイルスRNAのGI、および、GIIを同時に識別して検出することが可能か以下に示す方法で、評価を行った。
(1)以下の組成からなる反応液を調製した。
反応液の組成(最終濃度):
60mM Tris−HCl緩衝液(pH8.35)
300mM トレハロース
各0.30mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各2 .1mM ATP、CTP、UTP
1.5mM GTP
3.4mM ITP
0.8μM 第一のプライマー1(配列番号12の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドの5’末端側にT7プロモータを付加したもの)
0.8μM 第一のプライマー2(配列番号13の塩基配列からなるオリゴヌクレオチドの5’末端側にT7プロモータ(配列番号を付加したもの)
0.5μM 第二のプライマー1(配列番号14)
0.5μM 第二のプライマー2(配列番号15)
0.2μM 第二のプライマー3(配列番号16)
0.32μM 切断用オリゴヌクレオチド1(配列番号17)
0.32μM 切断用オリゴヌクレオチド2(配列番号18)
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド3(配列番号19)
0.16μM 切断用オリゴヌクレオチド4(配列番号20)
60nM GI検出用INAFプローブ(配列番号5)
60nM GII検出用INAFプローブ(配列番号10)
0.025mg/mL 牛血清アルブミン
142U T7 RNAポリメラーゼ
6.4U AMV逆転写酵素。
(2)上記の反応試薬に表4に示す標準RNA試料を400コピー/testになるように添加した。但し、「GI.6+GII.4」については、GI.6とGII.4とを各400コピー/testになるように添加した。その後、46℃で5分間保温し、その後、以下の組成からなる開始液を添加し撹拌した。
開始液組成(最終濃度):
9.5% ジメチルスルホキシド
19mM 塩化マグネシウム
95mM 塩化カリウム。
(3)引き続き、各試薬を添加したチューブを直接検出可能な温調機能付き蛍光分光光度計に供し、46℃で反応させると同時に反応溶液の蛍光強度(励起波長450nm、または500nm、蛍光波長495nm、または545nm)を経時的に20分間測定した。
開始液を加え撹拌を終えた時点を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時間の蛍光強度値をバックグラウンドの蛍光強度比で割った値)が2.0を超えた場合を陽性判定とし、そのときの時間を検出時間とした。結果を表4に示す。表4の「N.D.」は反応開始後20分後の蛍光強度比が2.0以下(陰性判定)であったことを意味する。
ノロウイルス GI RNA、および、ノロウイルス GII RNAの同時検出(表4)については、単一の密閉容器かつ一定温度でノロウイルス GI RNA および ノロウイルス GII RNAが区別して検出できることが確認された。
Figure 2018078806

Claims (3)

  1. 試料中に存在するノロウイルスRNAのジェノグループIとジェノグループIIを区別して検出する方法であって、
    (1)ノロウイルスRNA中のジェノグループIとジェノグループIIを区別しうる特定塩基配列を増幅する工程、及び
    (2)増幅した前記配列を検出する工程、
    を有し、
    前記増幅する工程および前記検出する工程が、単一の密閉容器内かつ一定温度で行われることを特徴とする前記方法。
  2. 前記検出する工程が、リアルタイムモニタリングによって行われる、請求項1に記載の方法。
  3. (1)ノロウイルスRNA中の特定塩基配列を鋳型とし、いずれか一方の5’末端にプロモーター配列を付加した第一のプライマーおよび第二のプライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、リボヌクレアーゼH(RNase H)、並びにDNA依存性DNAポリメラーゼにより、プロモーター配列と、該プロモーター配列下流に前記特定塩基配列とを含む2本鎖DNAを生成する工程、
    (2)該2本鎖DNAを鋳型としてRNAポリメラーゼにより、前記特定塩基配列あるいはその相補配列を有するRNA転写産物を生成する工程、
    (3)該RNA転写産物が引き続き前記2本鎖DNA合成の鋳型となることで、連鎖的に該RNA転写産物を増幅する工程、
    (4)前記RNA転写産物量を測定する工程、
    を有し、前記RNA転写産物量を測定する工程(4)が、標的RNAと相補的2本鎖を形成するとシグナル特性が変化するように設計された核酸プローブの共存下で、該シグナル特性の変化を測定することによってなされ、前記核酸プローブが、配列番号1に記載の配列中の連続する15塩基以上、またはその相補配列からなるオリゴヌクレオチドプローブ、および、配列番号2に記載の配列中の連続する15塩基以上、またはその相補配列からなるオリゴヌクレオチドプローブである、請求項1または2に記載の方法。
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