JP2018077742A - 飲料ディスペンサ、飲料ディスペンサの制御方法および飲料ディスペンサシステム - Google Patents

飲料ディスペンサ、飲料ディスペンサの制御方法および飲料ディスペンサシステム Download PDF

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Koji Imamura
幸司 今村
三木 匡
Tadashi Miki
匡 三木
直紀 山崎
Naoki Yamazaki
直紀 山崎
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Shota Nakajima
將太 中島
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Abstract

【課題】利用者に特殊な道具やメディアの使用を強いることなく、不正を防止し、利用者が選択するコースに応じた飲料メニューを表示する飲料ディスペンサを提供する。【解決手段】飲料を吐出する飲料ディスペンサ1であって、利用者の画像情報を取得する撮像部201と、飲料の取得が可能かどうかを示す利用権情報に基づき、飲料の吐出を制御する制御部210とを備え、制御部210は、利用権情報と画像情報から抽出した生体情報との組合せ情報から、生体情報に対応する利用者情報を特定し、飲料の吐出を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、利用者により選択されたオレンジジュースやコーヒーなどの飲料を吐出する飲料ディスペンサ、その制御方法および飲料ディスペンサシステムに関する。
現在、ファミリーレストラン等は、飲料ディスペンサを用いたフリードリンクサービスを提供している。フリードリンクサービスは、利用者が一定額のサービス料を支払うと、利用者自身が飲料ディスペンサを操作して、一回の食事中に、オレンジジュースやコーヒーなどの複数の飲料を好きなだけ自由に飲めるというものである。
この場合、利用者はフリードリンクコーナーにあるグラスやカップなどの容器を自分で取り、飲料ディスペンサにセットし、好みの飲料を選択し、容器に飲料注ぎ、飲料サービスを利用する。
また、容器に利用情報を含んだバーコードが印刷され、飲料ディスペンサがそのバーコードの利用情報により利用権の認証を行い、飲料の吐出を制御することにより不正な利用の防止するものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−267845号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、利用者へバーコードが印刷された特定の容器を再利用することを強いるため、異なる飲料を選択して楽しむことができるフリードリンクサービスにおいて、容器の洗浄等の余計な手間がかかるというという課題があった。また、利用者が、バーコードを印刷した紙などを使用する形態が考えられる。しかしながら、利用者は飲料ディスペンサを利用するたびにそのバーコードを提示する必要があり、特許文献1と同様に利用者に余計は手間がかかるという課題があった。
本開示は、ファミリーレストランやフードコートなどで利用される飲料ディスペンサにおいて、認証により不正な利用を防止すると共に、利用者ごとに選択するコースに応じた飲料メニューや制限時間を提供する上で、利用者に特殊な道具の使用を強いることなく快適に利用可能とすることを目的とする。
本開示の飲料ディスペンサは、飲料を吐出する飲料ディスペンサであって、利用者の画像情報を取得する撮像部と、飲料の取得が可能かどうかを示す利用権情報に基づき、飲料の吐出を制御する制御部と、を備え、前記制御部が、前記利用権情報と前記画像情報から抽出した生体情報との組合せ情報から、前記生体情報に対応する前記利用者情報を特定し、飲料の吐出を制御する。
本開示によれば、利用者は利用権情報を含む道具やメディアを持たなくても、認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第1の実施形態における飲料ディスペンサの外観図 第1の実施形態における飲料ディスペンサのブロック図 第1の実施形態における組合せ記憶部に記憶する情報例を示す図 第1の実施形態における利用者の情報コード提示動作を示す模式図 第1の実施形態における利用者の顔画像取得を示す模式図 第1の実施形態における飲料ディスペンサの利用者が飲料選択可能であるか判断を行うフローチャート 第1の実施形態における利用権情報と生体情報の関連付けを登録する一例を示したフローチャート 第1の実施形態における利用権情報と生体情報の関連付けを連続登録する一例を示したフローチャート 第2の実施形態における飲料ディスペンサシステムの構成を示すブロック図 第2の実施形態における利用権情報と生体情報の組合せ情報の登録要否確認を行うフローチャート 第3の実施形態における飲料ディスペンサシステムの構成を示すブロック図
第1の開示は、飲料を吐出する飲料ディスペンサであって、利用者の画像情報を取得する撮像部と、飲料の取得が可能かどうかを示す利用権情報に基づき、飲料の吐出を制御する制御部と、を備える。制御部は、利用権情報と画像情報から抽出した生体情報との組合せ情報から、生体情報に対応する利用者情報を特定し、飲料の吐出を制御する。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第2の開示は、第1の開示の飲料ディスペンサであって、撮像部で取得した画像情報から、生体認証を行う生体情報を抽出し記憶させるとともに、抽出した生体情報を記憶させた生体情報と照合して、一致する生体情報の有無を判断する生体認証部と、撮像部で撮像した情報コードから、利用権情報を抽出する認証部と、をさらに備える。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第3の開示は、第1または第2の開示の飲料ディスペンサであって、利用権情報と生体情報との組合せ情報を記憶する組合せ記憶部をさらに備える。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第4の開示は、第2または第3の開示の飲料ディスペンサであって、利用者による操作を受け付ける操作部をさらに備える。制御部は、操作部で利用者による組合せ情報の登録指示を受け付けた場合に、利用権情報と利用者の生体情報を取得し、組合せ情報を記憶する。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第5の開示は、第2から第4のいずれかに開示の飲料ディスペンサであって、情報を表示する表示部をさらに備える。制御部は、組合せ記憶部の組合せ情報において、利用権情報に対する生体情報の有無を確認し、生体情報が無い場合に表示部に通知する。これにより、利用方法を知らない利用者に対して、組合せ情報の登録を促し、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を大きく軽減することができる。
第6の開示は、第2から第5のいずれかに開示の飲料ディスペンサであって、制御部は、利用権情報が無効な場合に、利用権情報を含む組合せ情報を組合せ記憶部から削除する。これにより、不要な生体情報との照合処理を減らすことにより生体情報認証の精度、処理速度を向上することができる。
第7の開示は、第2から第6のいずれかに開示の飲料ディスペンサであって、制御部は、利用権情報と生体情報を同時に取得する場合に、利用権情報を優先することにより、より確度の高い情報により利用権を判断できる。
第8の開示は、飲料を吐出する飲料ディスペンサの制御方法であって、利用者の画像情報を取得するステップと、飲料の取得が可能かどうかを示す利用権情報と画像情報から抽出した生体情報との組合せ情報から、生体情報に対応する利用者情報を特定し、飲料の吐出を制御するステップと、を含む。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第9の開示は、第1または第2の開示の飲料ディスペンサと、情報処理装置を含む飲料ディスペンサシステムである。情報処理装置は、外部と通信を行う第2の通信部と、利用権情報と生体情報との組合せ情報を記憶する第2の組合せ記憶部と、を備える。飲料ディスペンサは、外部と通信を行う通信部をさらに備える。制御部は、通信部を介して、組合せ情報を第2の組合せ記憶部に記憶するとともに、第2の組合せ記憶部から通信部を介して、生体情報に対応する利用者情報を抽出する。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
第10の開示は、第1の開示の飲料ディスペンサと、情報処理装置を含む飲料ディスペンサシステムである。情報処理装置は、外部と通信を行う第2の通信部と、第2の通信部で受信した画像情報から、生体認証を行う生体情報を抽出し記憶させるとともに、抽出した生体情報を記憶させた生体情報と照合して、一致する生体情報の有無を判断する第2の生体認証部と、第2の通信部で受信した画像情報から、利用権情報を抽出する第2の認証部と、利用権情報と生体情報との組合せ情報を記憶する第2の組合せ記憶部と、生体情報に対応する利用者情報を、第2の組合せ記憶部から抽出して第2の通信部を用いて送信する第2の制御部と、を備える。飲料ディスペンサは、外部と通信を行う通信部をさらに備える。制御部は、撮像部で取得した利用権情報または生体情報を含む画像情報を、通信部を用いて送信するとともに、生体情報に対応する利用者情報を、通信部を用いて受信する。これにより、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における飲料ディスペンサの外観図を示す。
飲料ディスペンサ1は、オレンジジュースや、メロンソーダなどの各種炭酸飲料、またはウーロン茶などの原液タンクが接続され、飲料の吐出時に水や炭酸ガスなどを混合し、各種飲料を生成し提供する。
図1において、飲料ディスペンサ1は、タッチパネル2、飲料アイコン3、飲料吐出ボタン4、飲料容器置き台5、飲料吐出ノズル6、カメラ7を備えている。飲料容器8は、飲料ディスペンサ1から飲料を注ぐための容器である。
タッチパネル2は、例えば静電式や抵抗式のタッチパネルからなり、GUI(Graphical User Interface)を実現する。例えば、飲料のブランドや名前を示す複数の飲料アイコン3を表示する。利用者はこのタッチパネル2を用いて、飲料アイコンを押すことにより飲料を選択する。利用者は、飲料容器8を飲料容器置き台5の所定の位置に設置し飲料吐出ボタン4を押すことで、所望の飲料が飲料吐出ノズル6より吐出され、飲料容器8に注がれる。
カメラ7は、利用権情報が含まれる情報コード(文字列、バーコード、QRコード(登録商標)など)を読取り、飲料ディスペンサ1は、利用者に対してサービスの提供の可否を判断する。また、カメラ7は利用者の顔情報を撮像する。カメラ7は利用者の顔情報が正面に撮像されるように、角度、位置を調整して、飲料ディスペンサ1に配置される。
図2は、第1の実施形態における飲料ディスペンサ1のブロック図である。
飲料ディスペンサ1は、撮像部201、認証部202、生体認証部203、生体情報記憶部204、表示部205、操作部206、飲料吐出部207、組合せ記憶部208、タイマ209、制御部210を備える。
撮像部201は、レンズ等からなる光学部材と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサや、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの受光した光を電気信号に変換するデバイスを備える。撮像部201は、図1におけるカメラ7と同一である。撮像部201は、周期的に撮像を行い、画像データを認証部202および生体認証部203に出力する。
認証部202は、撮像部201が撮像する画像データを入力し、画像データ内の情報コードの有無を判定する。認証部202は、情報コードが含まれる場合、その情報コードを復号する。復号した情報コードに利用権IDが含まれる場合、認証部202は、その利用権IDおよび有効期限を制御部210へ出力する。
生体認証部203は、撮像部201が撮像する画像データを入力し、画像データ内の顔画像の有無を判定する。生体認証部203は、顔画像が含まれる場合、顔画像より顔の特徴を抽出して生体情報とする。生体情報は、例えば、顔の眼、鼻、口、しわ、輪郭などの位置、間隔、大きさ、コントラスト比などの特徴を抽出し数値化したものである。生体認証部203は、制御部210の指示に応じて異なる処理を行う。制御部210より生体情報を取得するよう指示を受けた場合、生体認証部203は、抽出した生体情報と生体情報IDの組合せを生体情報記憶部204に記憶する。制御部210より生体情報を比較するように指示を受けた場合、生体認証部203は、生体情報記憶部204に記憶された別の生体情報と比較・照合し、同一の生体情報があれば制御部210に関連付けられた生体情報IDの通知を行う。
生体情報記憶部204は、生体認証部203が抽出する生体情報と生体情報IDが入力
され、記憶する。また、生体情報を比較・照合時には、生体情報記憶部204は、記憶された生体情報と生体情報IDを生体認証部203へ出力する。
表示部205は、例えば、タッチパネル等の液晶表示装置である。制御部210が出力する描画情報に基づきGUIを表示する。表示部205は、図1におけるタッチパネル2と同一である。
操作部206は、例えば、静電容量式タッチパネルである。利用者の指が操作部206に接触すると静電容量が変化するため、操作部206は、利用者の操作情報を取得することができ、制御部210へ操作情報を出力する。操作部206は、図1におけるタッチパネル2と飲料吐出ボタン4を含む構成である。
なお、表示部205と操作部206は一体で構成してもよく、表示するGUIと利用者の操作情報を関連付けることにより直感的な操作が可能となる。
飲料吐出部207は、制御部210が出力する飲料吐出信号が入力され、対応する所定の飲料、例えば、ジュースや炭酸飲料などの清涼飲料水を生成し、飲料吐出ノズル6より吐出する。
組合せ記憶部208は、制御部210より、利用権IDを記憶するように指示を受けた場合は、制御部210が出力する利用権IDと有効期限が入力され、関連付けて記憶する。また、組合せ記憶部208は、制御部210より、利用権IDに生体情報IDを関連付けるように指示を受けた場合は、制御部210が出力する利用権IDと生体情報IDが入力され、利用権IDに関連付けて生体情報IDを記憶する。また、組合せ記憶部208は、制御部210より、利用権IDを削除するように指示を受けた場合は、制御部210が出力する利用権IDが入力され、利用権IDに関連付けられた有効期限と生体情報IDを削除する。
図3に組合せ記憶部208に記憶する情報の一例を示す。図3において、関連する情報は同じ行で表されている。右から順に利用権ID、有効期限、生体情報IDを記憶する。
タイマ209は、日時時刻を計測し、制御部210に日時時刻情報を出力する。
制御部210は、認証部202が出力する利用権IDおよび有効期限とタイマ209が出力する日時時刻情報とが入力され、有効期限内であれば利用者は飲料選択可能と判断し、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示する。さらに、制御部210は、利用者により飲料選択が行われると飲料吐出部207へ飲料吐出信号を出力する。また、利用権IDが組合せ記憶部208に記憶されていない新しい利用権IDである場合は、制御部210は、組合せ記憶部208に記憶する。
また、制御部210は、生体情報の比較時は、組合せ記憶部208より生体情報IDと関連する利用権IDの有無を確認する。制御部210は、関連する利用権IDがある場合は、有効期限内であれば利用者は飲料選択可能と判断し、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示する。さらに、制御部210は、利用者により飲料選択が行われると飲料吐出部207へ飲料吐出信号を出力する。
飲料ディスペンサ1は、図示しないマイクロコンピュータおよびメモリ等の周辺回路を備える。認証部202、生体認証部203、生体情報記憶部204、組合せ記憶部208、タイマ209および制御部210は、マイクロコンピュータ、その上で動作するソフトウェアおよびメモリ等により実現される。
なお、飲料ディスペンサ1は、マイクロコンピュータ及びソフトウェアを協働させた制御部を他にも備えるものであり、その制御部は、飲料を冷却するための冷却装置や、温水を作るためのヒーターや、各種アクチュエータ等を制御するが、本実施形態では説明を省略する。
なお、飲料ディスペンサ1は、飲料の冷却する冷却部や、飲料の原液と、水や炭酸ガスなどを混合し、オレンジジュースやメロンソーダなどの飲料を生成する飲料生成部などを備えているが、本実施形態では説明を省略する。
なお、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示するとともに有効な利用権IDを確認しても良い。
なお、制御部210は、利用権IDと関連する有効期限と日時時刻情報を比較し、有効期限外である場合に、組合せ記憶部208に記憶された利用権IDとそれに関連付けられた複数の情報を削除しても良い。同時に、制御部210は、その利用権IDに関連する生体情報IDから、生体情報記憶部204に記憶された生体情報IDとそれに関連付けられた情報を削除しても良い。削除することにより、生体認証部203は、不要な生体情報の照合処理を減らすことができるため、照合の精度、処理速度を向上することができる。
次に第1の実施形態における利用者の操作に伴う飲料ディスペンサ1の動作について説明する。
図4は、利用者401が飲料ディスペンサ1に飲料容器8をセットし、情報コード402をカメラ7に対して提示している様子を示す。
図5は、飲料ディスペンサ1が利用者401の顔画像を撮像している様子を示す。
ファミリーレストランにおいて、利用者401は、例えば、2時間制限付きのフリードリンクサービスを店員に注文する。店員は、例えば、利用者に情報コード402と飲料容器8を提供する。情報コード402は、フリードリンクサービスを利用可能な利用者を識別する利用権IDと、フリードリンクサービスの制限時間を示す有効期限が、文字またはバーコード等の形態で印刷されている。なお、飲料容器8は店員が提供するのではなく、オープンスペースに置き利用者に自由に利用してもらうのでも良い。
図4に示すように、利用者401は情報コード402を飲料ディスペンサ1のカメラ7に対して提示する。飲料ディスペンサ1はその情報コードを撮像・復号し、含まれる利用権IDと有効期限を取得する。利用権IDが有効であれば、タッチパネル2に選択可能な飲料アイコン3が表示され、利用者401が飲料を選択可能となる。利用者401が飲料を選択すると、飲料容器8に飲料が吐出される。
利用権IDが有効であり、かつ、生体情報IDと関連付けられた組合せ情報が無い場合は、飲料ディスペンサ1はタッチパネル2に生体情報の取得を促す表示を行う。利用者が生体情報の取得を選択すると、タッチパネル2に情報コードの確認を完了し、顔情報を取得することを伝えるメッセージを表示する。
利用者401は図5に示すようにカメラ7の正面に顔を配置し、飲料ディスペンサ1はその顔画像から生体情報を取得し、利用権IDと生体情報とを関連付け、組合せ情報を作成する。これにより、次回より利用者401は情報コード402を掲示することなく、飲料ディスペンサ1は生体情報により関連する利用権IDが有効であるかを判断することが
可能となる。
図6は、第1の実施形態における飲料ディスペンサ1の利用者が飲料選択可能であるか判断を行うフローチャートである。
飲料ディスペンサ1は、システムの起動、初期設定が終わり、通常の運用状態に入ると共に、カメラ7を用いて撮像を行う(ステップS601)。
認証部202は、取得した画像データより情報コードの有無を確認(ステップS602)し、情報コードが含まれる場合は、情報コードを復号し、利用権情報である利用権IDと有効期限を取得する(ステップS603)。
情報コードが含まれない場合は、生体認証部203は顔画像の有無を確認する(ステップS604)。顔画像が含まれる場合は、生体認証部203はその顔画像より生体情報を抽出し、既に登録された生体情報と一致するかを確認する(ステップS605)。
生体情報が既に登録された生体情報と一致する場合は、制御部210は組合せ記憶部208よりその生体情報IDに関連する利用権IDと有効期限を取得する(ステップS606)。
制御部210は、利用権IDとその有効期限により、有効期限内の利用権IDであるかを判断する(ステップS607)。
有効期限内の利用権IDである場合は、制御部210はタッチパネル2に選択可能な飲料アイコン3を表示する(ステップS608)。
利用者により飲料が選択されると、飲料吐出部207は選択結果に対応する飲料を吐出する(ステップS609)。飲料吐出が完了すると、制御部210は再び撮像(ステップS601)を実施する。
顔画像の有無を確認時に顔画像が含まれない場合(ステップS604のNo)や、取得した生体情報の確認時に生体情報が既に登録された生体情報と一致しない場合(ステップS605のNo)や、利用権IDの有効期限を確認時に無効と判断した場合(ステップS607のNo)は、制御部210は再び撮像(ステップS601)を実施する。なお、それぞれ場合において、制御部210はタッチパネル2に利用者に状況を伝えるためのメッセージを表示しても良い。
図7は、第1の実施形態における利用権情報と生体情報の関連付けを登録する一例を示すフローチャートである。
例えば、飲料ディスペンサ1のタッチパネル2に情報登録アイコンを表示し、利用者401が選択することで、利用者401は利用権IDと生体情報の関連付け登録を行うことが可能となる。
飲料ディスペンサ1は、登録状態に入ると共に、カメラ7を用いて撮像を行う(ステップS701)。
認証部202は取得した画像データより情報コードの有無を確認(ステップS702)し、情報コードが含まれる場合は、情報コードを復号し、利用権情報である利用権IDと有効期限を取得する(ステップS703)。情報コードが含まれない場合は、制御部21
0は再び撮像(ステップS701)を実施する。
制御部210は利用権IDとその有効期限により、有効期限内の利用権IDであるかを判断する(ステップS704)。
有効期限内の利用権IDである場合は、撮像部201は顔画像を撮像し(ステップS705)、生体認証部203は顔画像から生体情報を抽出する。制御部210は利用権IDと生体情報IDとを関連付け、組合せ情報として組合せ記憶部208に記憶して(ステップS706)、登録状態を完了する。
また、有効期限外の利用権IDである場合は、制御部210は無効な情報コードであることを通知するメッセージをタッチパネル2に表示し(ステップS707)、登録状態を完了する。
図8は、第1の実施形態における利用権情報と生体情報の関連付けを連続登録する一例を示すフローチャートである。この場合、情報コードは複数の利用権IDが含まれている。
飲料ディスペンサ1は、登録状態に入ると共に、カメラ7を用いて撮像を行う(ステップS801)。取得した画像データに情報コードが含まれる場合(ステップS802のYes)は、認証部202は情報コードを復号し、複数の利用権情報(利用権IDと有効期限)を取得する(ステップS803)。情報コードが含まれない場合は、制御部210は再び撮像(ステップS801)を実施する。
制御部210は複数の利用権情報それぞれが有効であるかを判定する(ステップS804)。有効期限内の利用権IDである場合は、撮像部201は顔画像を撮像し(ステップS805)、生体認証部203は顔画像から生体情報を抽出し、制御部210はステップS803で取得した複数の利用権IDから一つの利用権IDと生体情報IDの組合せ情報を組合せ記憶部208に記憶する(ステップS806)。
制御部210は引き続き関連付けが未登録な利用権IDの有無を確認する(ステップS807)。制御部210は組合せ情報が未登録である利用権IDがある場合、再び顔画像の撮像を行う(ステップS805)。制御部210は全ての利用権IDへの関連付けが完了した、もしくは、利用者により関連付けを中断する等の指示を受けた場合、登録状態を完了する。
ステップS803で取得した複数の利用権情報が全て有効期限外の利用権IDである場合は、制御部210は無効な情報コードであることを通知するメッセージをタッチパネル2に表示し(ステップS808)、登録状態を完了する。
なお、図7および図8の登録のフローチャートは、情報コードと顔画像を段階的に撮像して、得られた画像データから情報コードと顔画像のそれぞれを検出して登録していく方法を説明したが、一度に情報コードと顔画像を撮像して1枚の画像データからそれぞれを検出しても良い。
本実施形態の飲料ディスペンサ1によれば、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態におけるネットワークを介して、複数の飲料ディスペンサで記
憶部を共有する飲料ディスペンサシステムのブロック図である。図2に示した飲料ディスペンサのブロック図と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態における飲料ディスペンサシステムは、飲料ディスペンサ1A、1Bおよび情報処理装置910で構成する。飲料ディスペンサ1Aおよび飲料ディスペンサ1Bは、第1の実施形態の飲料ディスペンサ1と同様に、表示部205、操作部206、飲料吐出部207およびタイマ209を備えるが、図9では図示を省略する。
飲料ディスペンサ1A、1Bは、それぞれ撮像部201、認証部202、生体認証部903、制御部904および通信部905を備える。
情報処理装置910は、通信部906、制御部907、生体情報記憶部908および組合せ記憶部909を備える。情報処理装置910は、パソコンやサーバ等である。
情報処理装置910において、制御部907は、飲料ディスペンサ1A、1Bで取得した利用権ID、有効期限、生体情報、生体情報IDを通信部906により受信し、生体情報記憶部908および組合せ記憶部909に記憶するとともに、飲料ディスペンサ1A、1Bからの指示に応じて、記憶した値を送信する。
情報処理装置910は、図示しないマイクロコンピュータおよびメモリ等の周辺回路を備える。制御部907、生体情報記憶部908および組合せ記憶部909は、マイクロコンピュータ、その上で動作するソフトウェアおよびメモリ等により実現される。
生体認証部903は、撮像部201が撮像する画像データを入力し、画像データ内の顔画像の有無を判定する。顔画像が含まれる場合は、生体認証部903は顔画像より顔の特徴を抽出して生体情報とする。生体情報は、例えば、顔の眼、鼻、口、しわ、輪郭などの位置、間隔、大きさ、コントラスト比などの特徴を抽出し数値化したものである。生体認証部903は、制御部904の指示に応じた異なる処理を行う。制御部904より、生体情報を取得するよう指示を受けた場合は、生体認証部903は抽出した生体情報と生体情報IDの組合せ情報を制御部904に出力し、制御部904から通信部905を介して、情報処理装置910に送信する。情報処理装置910において、制御部907は通信部906で受信した組合せ情報を生体情報記憶部908に記憶する。制御部904より、生体情報を比較するように指示を受けた場合は、生体認証部903は制御部904から通信部905、通信部906および制御部907を経由して、生体情報記憶部908に記憶された別の生体情報と比較・照合し、同一の生体情報があれば関連付けられた生体情報IDの通知を制御部904に行う。制御部904は、認証部202が出力する利用権IDおよび有効期限とタイマ209が出力する日時時刻情報とが入力され、有効期限内であれば利用者は飲料選択可能と判断し、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示する。さらに、制御部904は利用者により飲料選択が行われると飲料吐出部207へ飲料吐出信号を出力する。また、制御部904は通信部905、通信部906および制御部907を介して利用権IDが組合せ記憶部909に記憶されていない新しい利用権IDである場合は、制御部904はその利用権IDを生体情報とともに組合せ記憶部909に記憶する。
また、制御部904は、生体情報の比較時は、通信部905、通信部906および制御部907を介して、組合せ記憶部909より生体情報IDと関連する利用権IDの有無を確認する。関連する利用権IDがある場合は、制御部904は有効期限内であれば利用者は飲料選択可能と判断し、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示する。さらに、利用者により飲料選択が行われると、制御部904は飲料吐出部207へ飲料吐出信号を出力する。
通信部905は、飲料ディスペンサ1A、飲料ディスペンサ1Bが備えるネットワーク送受信部である。通信部906は、情報処理装置910が備えるネットワーク送受信部である。通信部905および通信部906は、例えば、イーサネット(登録商標)や、無線LAN(Wi−Fi)、キャリア回線(3G、4G、LTEなど)のハードウェアで構成される。飲料ディスペンサ1A、飲料ディスペンサ1Bおよび情報処理装置910は、通信部905および通信部906を介して通信を行い、指示や情報を交換する。
生体情報記憶部908は、生体認証部903が抽出する生体情報と生体情報IDが、通信部905および通信部906を介して入力され、記憶する。生体情報を比較・照合時には、生体情報記憶部908は記憶された生体情報と生体情報IDを、通信部906および通信部905を介して生体認証部903へ出力する。
組合せ記憶部909は、制御部904より、利用権IDを記憶するように指示を受けた場合は、制御部904が出力する利用権IDと有効期限が通信部905、通信部906および制御部907を介して入力され、関連付けて記憶する。また、制御部904より、利用権IDに生体情報IDを関連付けるように指示を受けた場合は、組合せ記憶部909は、制御部904が出力する利用権IDと生体情報IDが通信部905、通信部906および制御部907を介して入力され、利用権IDに関連付けて生体情報IDを記憶する。また、組合せ記憶部909は、制御部904より、利用権IDを削除するように指示を受けた場合は、制御部904が出力する利用権IDが通信部905、通信部906および制御部907を介して入力され、利用権IDに関連付けられた有効期限と生体情報IDを削除する。
なお、飲料ディスペンサ1A、1Bは、マイクロコンピュータ及びソフトウェアを協働させた制御部を他にも備えるものであり、その制御部は、飲料を冷却するための冷却装置や、温水を作るためのヒーターや、各種アクチュエータ等を制御するが、本実施形態では説明を省略する。
なお、飲料ディスペンサ1A、1Bは、飲料の冷却する冷却部や、飲料の原液と、水や炭酸ガスなどを混合し、オレンジジュースやメロンソーダなどの飲料を生成する飲料生成部などを備えているが、本実施形態では説明を省略する。
なお、制御部904は、利用権IDと関連する有効期限と日時時刻情報を比較し、有効期限外である場合に、組合せ記憶部909に記憶されたその利用権IDとそれに関連付けられた複数の情報を削除しても良い。同時に、その利用権IDに関連する生体情報IDから、生体情報記憶部908に記憶された生体情報IDとそれに関連付けられた情報を削除しても良い。
なお、情報コードは、利用権IDのみが含まれていて、組合せ記憶部909に記憶された利用権IDと有効期限の組合せ情報を、必要に応じて取得しても良い。
なお、第2の実施形態における飲料ディスペンサは2台の例を示したが、3台以上であっても良い。
図10は、第2の実施形態における飲料ディスペンサ1の利用者が飲料選択可能であるか判断を行うフローチャートのうち、利用権情報と生体情報の組合せ情報の登録要否確認を行うフローチャートを抽出したものである。組合せ情報の登録要否確認は、図6のステップS607とステップS608の間に位置する。図6に示したフローチャートと同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
制御部904は、利用権IDとその有効期限により、有効期限内の利用権IDの有無を判断する(ステップS607)。
有効な利用権IDである場合、制御部904は利用権IDと関連する生体情報IDの有無を判断する(ステップS1001)。
利用権IDと関連する生体情報IDが有る場合は、制御部210はタッチパネル2に選択可能な飲料アイコン3を表示する(ステップS608)。利用権IDと関連する生体情報IDがない場合は、制御部904は生体情報を登録するかどうかを確認するメッセージをタッチパネル2に表示し(ステップS1002)、利用者の選択を確認する(ステップS1003)。
利用者が登録を選択しない場合は、制御部904はタッチパネル2に選択可能な飲料アイコン3を表示する(ステップS608)。
また、利用者が登録を選択した場合は、撮像部201は顔画像を撮像し(ステップS1004)、生体認証部903は顔画像から生体情報を抽出し、制御部904は利用権IDと生体情報IDの関連付け情報を組合せ記憶部909に記憶して(ステップS1005)、制御部210はタッチパネル2に選択可能な飲料アイコン3を表示する(ステップS608)。
本実施形態の飲料ディスペンサ1A、1Bおよび情報処理装置910によれば、利用権情報を含んだ道具やメディアを常時持たなくても、組合せ情報の登録後は、複数の飲料ディスペンサにおいて手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
また、飲料ディスペンサが複数台設置された環境において、一台の飲料ディスペンサで利用権情報と生体情報の登録を行えば、他の飲料ディスペンサにおいて手ぶらで認証することができ、利用者への負担を軽減することができる。
また、利用者が生体情報との関連付け登録を指示しなくとも、関連付けの有無を確認して利用者に通知することにより、利便性の高い機能が誰でも利用可能となる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態におけるネットワークを介して、複数の飲料ディスペンサで認証部、生体認証部、組合せ記憶部および生体情報記憶部を共有する飲料ディスペンサシステムのブロック図である。図2および図9に示した飲料ディスペンサのブロック図と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第3の実施形態における飲料ディスペンサシステムは、飲料ディスペンサ1C、1Dおよび情報処理装置1110で構成する。飲料ディスペンサ1Cおよび飲料ディスペンサ1Dは、第1の実施形態の飲料ディスペンサ1と同様に、表示部205、操作部206、飲料吐出部207およびタイマ209を備えるが、図11では図示を省略する。
飲料ディスペンサ1C、1Dは、それぞれ撮像部201、制御部1101および通信部1102を備える。
情報処理装置1110は、通信部1103、制御部1104、組合せ記憶部1105、認証部1106、生体認証部1107および生体情報記憶部1108を備える。情報処理装置1110は、パソコンやサーバ等である。
情報処理装置1110は、図示しないマイクロコンピュータおよびメモリ等の周辺回路を備える。制御部1104、組合せ記憶部1105、認証部1106、生体認証部1107および生体情報記憶部1108は、マイクロコンピュータ、その上で動作するソフトウェアおよびメモリ等により実現される。
飲料ディスペンサ1C、1Dは、撮像部201で利用権情報が含まれる画像データおよび顔画像データを撮像し、通信部1102を用いて、情報処理装置1110に送信する。
情報処理装置1110において、通信部1103は、飲料ディスペンサ1C、1Dより利用権情報が含まれる画像データおよび顔画像データを受信する。
生体認証部1107は、受信した顔画像データ内で顔画像の有無を判定する。顔画像が含まれる場合は、生体認証部1107は顔画像より顔の特徴を抽出して生体情報とする。生体認証部1107は、制御部1101からの、通信部1102および通信部1103を介した指示に応じて、異なる処理を行う。制御部1101より、顔画像データの生体情報を取得するよう指示を受けた場合は、生体認証部1107は抽出した生体情報と生体情報IDの組合せ情報を制御部1104に出力し、制御部1104は組合せ情報を生体情報記憶部1108に記憶する。制御部1101より、顔画像データの生体情報を比較するように指示を受けた場合は、生体認証部1107は生体情報記憶部1108に記憶された別の生体情報と比較・照合し、同一の生体情報があれば関連付けられた生体情報IDの通知を制御部1101に行う。制御部1101は、認証部1106が出力する利用権IDおよび有効期限とタイマ209が出力する日時時刻情報とが入力され、有効期限内であれば利用者は飲料選択可能と判断し、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示する。さらに、制御部1101は利用者により飲料選択が行われると飲料吐出部207へ飲料吐出信号を出力する。また、制御部1101は、通信部1102、通信部1103および制御部1104を介して、利用権情報が含まれる画像データの利用権IDが組合せ記憶部1105に記憶されていない新しい利用権IDである場合は、その利用権IDを顔画像データの生体情報とともに組合せ記憶部1105に記憶する。
また、制御部1101は、顔画像データの生体情報の比較時は、通信部1102、通信部1103および制御部1104を介して、組合せ記憶部1105より生体情報IDと関連する利用権IDの有無を確認する。関連する利用権IDがある場合は、制御部1101は有効期限内であれば利用者は飲料選択可能と判断し、表示部205に選択可能な飲料アイコン3を表示する。さらに、利用者により飲料選択が行われると、制御部1101は飲料吐出部207へ飲料吐出信号を出力する。
通信部1102は、飲料ディスペンサ1C、飲料ディスペンサ1Dが備えるネットワーク送受信部である。通信部1103は、情報処理装置1110が備えるネットワーク送受信部である。通信部1102および通信部1103は、例えば、イーサネットや、無線LAN(Wi−Fi)、キャリア回線(3G、4G、LTEなど)のハードウェアで構成される。飲料ディスペンサ1C、飲料ディスペンサ1Dおよび情報処理装置1110は、通信部1102および通信部1103を介して通信を行い、指示や情報を交換する。
生体情報記憶部1108は、生体認証部1107が抽出する生体情報と生体情報IDを記憶する。生体情報を比較・照合時には、生体情報記憶部1108は記憶された生体情報と生体情報IDを生体認証部1107へ出力する。
組合せ記憶部1105は、制御部1101より、通信部1102、通信部1103および制御部1104を介して、利用権情報が含まれる画像データの利用権IDを記憶するように指示を受けた場合は、利用権IDと有効期限を関連付けて記憶する。また、制御部1
101より、利用権情報が含まれる画像データの利用権IDに、顔画像データの生体情報IDを関連付けるように指示を受けた場合は、組合せ記憶部1105は、利用権IDに関連付けて生体情報IDを記憶する。また、組合せ記憶部1105は、制御部1101より、画像データ中の利用権IDを削除するように指示を受けた場合は、利用権IDに関連付けられた有効期限と生体情報IDを削除する。
なお、飲料ディスペンサ1C、1Dは、マイクロコンピュータ及びソフトウェアを協働させた制御部を他にも備えるものであり、その制御部は、飲料を冷却するための冷却装置や、温水を作るためのヒーターや、各種アクチュエータ等を制御するが、本実施形態では説明を省略する。
なお、飲料ディスペンサ1C、1Dは、飲料の冷却する冷却部や、飲料の原液と、水や炭酸ガスなどを混合し、オレンジジュースやメロンソーダなどの飲料を生成する飲料生成部などを備えているが、本実施形態では説明を省略する。
なお、制御部1101は、利用権IDと関連する有効期限と日時時刻情報を比較し、有効期限外である場合に、組合せ記憶部1105に記憶されたその利用権IDとそれに関連付けられた複数の情報を削除しても良い。同時に、制御部1101は、その利用権IDに関連する生体情報IDから、生体情報記憶部1108に記憶された生体情報IDとそれに関連付けられた情報を削除しても良い。
なお、情報コードは、利用権IDのみが含まれていて、組合せ記憶部1105に記憶された利用権IDと有効期限の組合せ情報を、必要に応じて取得しても良い。
なお、第3の実施形態における飲料ディスペンサは2台の例を示したが、3台以上であっても良い。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本発明は、認証により不正な利用を防止すると共に、利用者ごとに選択するコースに応じた飲料メニューや制限時間を提供する上で、利用者に特殊な道具やメディアの使用を強いることなく快適な利用を実現し、ファミリーレストランやフードコートなどで利用される飲料ディスペンサに広く適用できる。
1、1A、1B、1C、1D 飲料ディスペンサ
2 タッチパネル
3 飲料アイコン
4 飲料吐出ボタン
5 飲料容器置き台
6 飲料吐出ノズル
7 カメラ
8 飲料容器
201 撮像部
202、1106 認証部
203、903、1107 生体認証部
204、908、1108 生体情報記憶部
205 表示部
206 操作部
207 飲料吐出部
208、909、1105 組合せ記憶部
209 タイマ
210、904、907、1101、1104 制御部
401 利用者
402 情報コード
905、906、1102、1103 通信部
910、 情報処理装置

Claims (10)

  1. 飲料を吐出する飲料ディスペンサであって、
    利用者の画像情報を取得する撮像部と、
    飲料の取得が可能かどうかを示す利用権情報に基づき、飲料の吐出を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記利用権情報と前記画像情報から抽出した生体情報との組合せ情報から、前記生体情報に対応する前記利用者情報を特定し、飲料の吐出を制御する飲料ディスペンサ。
  2. 請求項1に記載の飲料ディスペンサであって、
    前記撮像部で取得した画像情報から、生体認証を行う生体情報を抽出し記憶させるとともに、抽出した生体情報を記憶させた生体情報と照合して、一致する生体情報の有無を判断する生体認証部と、
    前記撮像部で撮像した情報コードから、前記利用権情報を抽出する認証部と、をさらに備える飲料ディスペンサ。
  3. 請求項1または2に記載の飲料ディスペンサであって、
    前記利用権情報と前記生体情報との組合せ情報を記憶する組合せ記憶部をさらに備える飲料ディスペンサ。
  4. 請求項2または3に記載の飲料ディスペンサであって、
    利用者による操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記操作部で前記利用者による前記組合せ情報の登録指示を受け付けた場合に、前記利用権情報と前記利用者の前記生体情報を取得し、前記組合せ情報を記憶する飲料ディスペンサ。
  5. 請求項2から4のいずれかに記載の飲料ディスペンサであって、
    情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記組合せ記憶部の前記組合せ情報において、前記利用権情報に対する前記生体情報の有無を確認し、前記生体情報が無い場合に前記表示部に通知する飲料ディスペンサ。
  6. 請求項2から5のいずれかに記載の飲料ディスペンサであって、
    前記制御部は、
    前記利用権情報が無効な場合に、当該利用権情報を含む前記組合せ情報を前記組合せ記憶部から削除する飲料ディスペンサ。
  7. 請求項2から6のいずれかに記載の飲料ディスペンサであって、
    前記制御部は、
    前記利用権情報と前記生体情報を同時に取得する場合に、前記利用権情報を優先する飲料ディスペンサ。
  8. 飲料を吐出する飲料ディスペンサの制御方法であって、
    利用者の画像情報を取得するステップと、
    飲料の取得が可能かどうかを示す利用権情報と前記画像情報から抽出した生体情報との組合せ情報から、前記生体情報に対応する前記利用者情報を特定し、飲料の吐出を制御するステップと、
    を含む飲料ディスペンサの制御方法。
  9. 請求項1または2に記載の飲料ディスペンサと、情報処理装置を含む飲料ディスペンサシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    外部と通信を行う第2の通信部と、
    前記利用権情報と前記生体情報との組合せ情報を記憶する第2の組合せ記憶部と、を備え、
    前記飲料ディスペンサは、
    外部と通信を行う通信部をさらに備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して、前記組合せ情報を前記第2の組合せ記憶部に記憶するとともに、前記第2の組合せ記憶部から前記通信部を介して、前記生体情報に対応する前記利用者情報を抽出する飲料ディスペンサシステム。
  10. 請求項1に記載の飲料ディスペンサと、情報処理装置を含む飲料ディスペンサシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    外部と通信を行う第2の通信部と、
    前記第2の通信部で受信した画像情報から、生体認証を行う生体情報を抽出し記憶させるとともに、抽出した生体情報を記憶させた生体情報と照合して、一致する生体情報の有無を判断する第2の生体認証部と、
    前記第2の通信部で受信した画像情報から、前記利用権情報を抽出する第2の認証部と、
    前記利用権情報と前記生体情報との組合せ情報を記憶する第2の組合せ記憶部と、
    前記生体情報に対応する前記利用者情報を、前記第2の組合せ記憶部から抽出して前記第2の通信部を用いて送信する第2の制御部と、を備え、
    前記飲料ディスペンサは、
    外部と通信を行う通信部をさらに備え、
    前記制御部は、前記撮像部で取得した前記利用権情報または前記生体情報を含む画像情報を、前記通信部を用いて送信するとともに、前記生体情報に対応する前記利用者情報を、前記通信部を用いて受信する飲料ディスペンサシステム。
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