JP2018077124A - 人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法 - Google Patents

人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、人工内臓(人工臓器)のドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着強度を容易に定量測定することができる皮膚癒着強度測定装置、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法を提供する。【解決手段】周縁部を固定した皮膚モデルの略中央部に貫通する貫通孔部が設けられ、皮膚モデルに癒着する皮膚癒着部分を備えた人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度測定装置は、周縁部が固定された前記皮膚モデルと前記人工内臓ドライブラインモデルとを、皮膚モデルの表面に対して略垂直方向に相互に相対移動するように引張り、皮膚モデルに応力を生じさせる引張機構と、引張機構による引張力に基づいて人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度計測部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法に関する。
外科的に補助人工心臓や人工内臓を体内に植込み、疾患により機能が低下した臓器機能を代行または代替する方法が行われている。例えば、心臓疾患治療では、補助人工心臓を胸腔内に留置し、血液拍出機能の低下した心臓の血液ポンプ機能を人工心臓で補助、または代替し、全身への血液循環を血行力学的にサポートする手術が行われる。
人工心臓などエネルギーを莫大に要する人工内臓システムでは、エネルギーを体外から供給するためのエネルギーラインとしてのドライブラインが必要である。特許文献1には、ドライブラインが設けられた補助人工心臓が記載されている。また、体内に植込まれ、体内へ留置された人工内臓などは、その制御、電力供給、情報伝送、能動的機器の潤滑用媒体等の供給のために、体外に設置されたコントローラやドライバー等の駆動装置に接続される。体内−体外を接続するドライブラインは、長期の体内側機器の駆動が可能であることから、補助人工心臓などの能動的植込み型人工内臓の駆動制御のために経皮的に行う方法の一つとして広く利用されている。
特開2010−264079号公報 特開2003−185548号公報
ところで、体内側装置と体外側装置を皮膚を介して人工物であるドライブラインで接続するため、本来、解剖学的に隔てられた体内内臓部分に向かって、皮膚表面から皮下へ経皮貫通部を伝って感染をきたす可能性が示唆されている。
安全性を向上するために、ドライブライン等の改良、研究開発が行われている。例えば、ドライブラインと皮膚の癒着が強固であれば、感染や出血に対する耐久性が期待できる。また、ドライブラインが生体親和性素材等で被覆されていれば、皮膚表面と癒着し、感染症に強いバリアを形成することができる。ドライブラインの設計開発においては、人工物であるドライブラインと皮膚などの生体組織との癒合強度が設計指標として重要である。このため、ドライブラインモデルと皮膚モデルの癒合強度を定量的に測定できる測定装置が望まれている。
しかしながら、従来の引張試験装置(例えば、特許文献2参照)などでは、単純な引張力しか測定することができず、ドライブラインモデルと皮膚モデルとの癒着強度を定量的に測定することができない。
本発明の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
周縁部を固定した皮膚モデルの略中央部に貫通する貫通孔部が設けられ、前記皮膚モデルに癒着する皮膚癒着部分を備えた人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度測定装置であって、
前記周縁部が固定された前記皮膚モデルと前記人工内臓ドライブラインモデルとを、前記皮膚モデルの表面に対して略垂直方向に相互に相対移動するように引張り、前記皮膚モデルに応力を生じさせる引張機構と、
前記引張機構による引張力に基づいて前記人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度計測部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
上記本発明に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置を用いた、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する皮膚癒着強度判定方法であって、
引張機構により、前記周縁部を固定した前記皮膚モデルと前記人工内臓ドライブラインモデルとを、前記皮膚モデルの表面に略垂直方向に相互に相対移動するように引っ張るステップと、
前記引張機構による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、前記人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の人工内臓(人工臓器)のドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置は、簡単な構成で、人工内臓(人工臓器)のドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着強度を容易に定量測定することができる。
本発明によれば、上記皮膚癒着強度測定装置を用いた、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置の一例を示す図(ドライブラインモデルが筒状部の場合)。 本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの人工内臓ドライブラインモデル皮膚癒着強度測定装置の一例を示す図(ドライブラインモデルが円板形状部分を備える場合)。 ボタン型のドライブラインモデルの一例を示す図、(a)はドライブラインモデルの上面図、(b)はドライブラインモデルの断面図。 本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置の一例を示す写真。 皮膚癒着強度測定装置の動作を説明するための図、(a)は皮膚モデルに癒着したドライブラインモデルがセットされた皮膚癒着強度測定装置の一例を示す図、(b)は測定時の皮膚癒着強度測定装置の一例を示す図。 引張時の皮膚モデルの状態の一例を示す図。 皮膚モデルとドライブラインモデルの癒着状態を説明するための模式図。 応力−歪曲線の一例を示す図。 複数種類のテストピースの測定結果の一例を示す図。 ねじれ応力測定部を備えた皮膚癒着強度測定装置の一例を示す概念図。 撮像部を備えた皮膚癒着強度測定装置を説明するための図、(a)は皮膚モデルに設けられたマーカの一例を示す図、(b)は撮像部を備えた人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置の概念図。
例えば、外科手術による人工心臓、完全人工心臓、埋め込み型各種人工内臓等の人工物にエネルギーを供給するため、ドライブラインが皮膚に貫通して設けられる。本発明の実施形態に係る測定装置は、人工内臓ドライブラインモデルとしての人工物と生体組織(皮膚モデル)の癒合境界の癒着強度(皮膚癒着強度)を定量的に測定する装置である。
皮膚モデルは、例えば、動物や人間の皮膚を模した部材である。皮膚モデルとしては、例えば、樹脂材料で形成された部材、天然ゴムシート等を挙げることができる。
詳細には、本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置は、周縁部を固定した皮膚モデルの略中央部に貫通する貫通孔部が設けられ、皮膚モデルに癒着する皮膚癒着部分を備えた人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する。詳細には、皮膚癒着強度測定装置は、周縁部が固定された皮膚モデルと人工内臓ドライブラインモデルとを、皮膚モデルの表面に対して略垂直方向に相互に相対移動するように引張り、皮膚モデルに応力を生じさせる引張機構と、その引張機構による引張力に基づいて人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度計測部とを有する。
また、本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置は、ドライブラインモデルとしての人工物−生体組織(皮膚モデル)の癒合境界の癒着強度を、癒着強度評価試験の応力負荷時の初期段階において、生体組織の非線形弾性変形特性に基づいて癒着強度を、最大破断応力に至らずに、定量測定することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1、図2は、本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置100の一例を示す図である。図1に示した例では、人工内臓と体外の装置を接続するケーブルやそのケーブルを被覆する部材などを模したドライブラインモデル2Aの皮膚モデルに対する皮膚癒着強度の測定例を示している。詳細には、図1に示したドライブラインモデル2Aは、大径筒状部21の内側に小径筒状部22が設けられている。大径筒状部21の側面部上端付近が、皮膚癒着強度測定装置100の支持部101に支持されている。
また、皮膚癒着強度測定装置100は、引張機構120、計測部130、制御装置140などを有する。
図1に示した例では、皮膚モデル3Aは、その周縁部3aが、固定部105により皮膚癒着強度測定装置100に固定されており、略中央部に貫通する孔部3b(貫通孔部)が設けられている。また、図1に示した例では、ドライブラインモデル2Aの大径筒状部21の外周部に、皮膚モデル3Aの孔部3bの内周部と付着する皮膚癒着部分adが形成されている。
図2に示した例では、円板形状部23を備えたボタン型のドライブラインモデル2Bの測定例を示している。詳細には、ドライブラインモデル2Bは、図3(a)、図3(b)に示したように、円板形状部23の中央部に孔部26が設けられており、孔部26の周囲には、円板形状部23の上面側から上方へ延出した形状の大径の筒状部24が設けられている。大径の筒状部24の内側には小径の筒状部25が設けられている。この筒状部25には、人工内臓と体外の装置を接続するケーブル27等を配置可能に孔部26が形成されている。このボタン型のドライブラインモデル2Bは、皮膚癒合面を有する高分子製部材、又は金属製部材である。
図2に示した例では、皮膚モデル3Bは、その周縁部3aが固定部105により、皮膚癒着強度測定装置100に固定されており、略中央部に貫通する孔部3b(貫通孔部)が設けられている。図2に示した例では、ドライブラインモデル2Bが、皮膚モデル3Bの孔部3b(貫通孔部)を貫通して設けられ、皮膚モデル3Bの下面に癒着する円板状の皮膚癒着部分である円板形状部23を有する。すなわち、図2に示した例では、円板形状部23の上面の一部分又は全部が、皮膚モデル3Bの下面に癒着している。図1に示したドライブラインモデル2Aと比較して、図2に示したドライブラインモデル2Bは皮膚モデルとの癒着強度が大きい。
詳細には、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置100は、上述したように、皮膚モデルの周縁部を固定する固定部105を有する。固定部105は、剛性の円板形状部105A、円板形状部105Aの上に配置されたリング状部材105B、リング状部材105Bの上に皮膚モデルを介して配置されたリング状部材105C、リング状部材105Cの上に配置された剛性のリング状部材105Dなどを有する。
円板形状部105A、リング状部材105B、リング状部材105C、リング状部材105Dには、ボルトやナットなどの固定具(不図示)が嵌合する複数の孔部が形成されている。リング状部材105B、リング状部材105C、リング状部材105Dが、円板形状部105Aに対して着脱自在に構成されている。このリング状部材105B、105Cは、比較的大きい滑り摩擦係数を有する保持シートであることが好ましい。
つまり、皮膚モデルの周縁部3aは、円板形状部105Aの上に配置されたリング状部材105Bと、リング状部材105Dの下側に配置されたリング状部材105Cにより挟持された状態で、固定部105に確実に固定される。
円板形状部105Aの中央下部には、下方に向けて延出した突起部105Tが設けられており、この突起部105Tが、皮膚癒着強度測定装置100の台座の一部分106に固定されている。
また、円板形状部105Aには、1つ又は複数の通気孔部105hが設けられており、測定時、円板形状部105Aと皮膚モデルとの間の空間の気圧変化を低減する構造となっている。
支持部101は、上方部分が引張機構120に接続されており、下方部分でドライブラインモデルを支持するように構成されている。本実施形態では、支持部101としては、複数の回転軸を備えた自在継手を採用している。図1、図2に示した自在継手は、2つのヨーク111、ヨーク112を有する。ヨーク111の上端部は、引張機構120に接続され、下端部が二股状に分かれたアームを有し、アームに設けられた軸受に回転軸111aが揺動自在に設けられ、その回転軸111aによりヨーク112の上端部が支持されている。ヨーク112の下端部は二股状に分かれたアームを有し、アームに設けられた軸受に回転軸112aが揺動自在に設けられており、その回転軸112aに、ドライブラインモデルが支持されている。回転軸112aは、回転軸111aに対して上面視、角度90°ずれて配置されている。
引張機構120は、固定部105、および支持部101の上方位置に配置され、制御装置の制御により支持部101を、固定部から離間する方向、本実施形態では、上方に引っ張る。詳細には、引張機構120は、周縁部が固定された皮膚モデルと人工内臓ドライブラインモデルとを、皮膚モデルの表面に対して略垂直方向に相互に相対移動するように引張り、皮膚モデルに応力を生じさせる。
計測部130は、引張機構による引張力を計測する計測装置であり、計測結果を示す信号を制御装置に出力する。
制御装置140は、コンピュータにより構成されており、引張機構120、計測部130などと電気的に接続されている。
詳細には、制御装置140は、引張機構制御部141、解析部142、判定部143、記憶部144、表示部145、操作入力部146などを有する。
引張機構制御部141は、計測時に、引張機構120の動作を制御する。
解析部142(皮膚癒着強度計測部)は、計測部130からの信号に基づいて、その信号を解析することにより、皮膚癒着強度を測定する。
判定部143(判定手段)は、引張機構による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する処理を行う。
記憶部144は、RAM、ROMなどの記憶装置により構成されており、制御用プログラム、計測部プログラム、解析用プログラム、判定用プログラムなどを有する。制御装置140は、CPUなどの制御部により各種プログラムを実行することにより、本発明に係る各機能(引張機構制御部141、解析部142、判定部143等)を実現する。
表示部145は、液晶表示装置などの表示装置であり、CPUの制御により、測定結果などを表示する。
操作入力部146は、タッチパネル、各種スイッチなどであり、操作者による操作に応じた信号をCPUに出力する。
図4は本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置の一例を示す写真である。本願発明者は、図4に示したように、実際に、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置を作製し、各種ドライブラインモデルの皮膚癒着強度について測定を行っている。図4に示した例では、リング状部材により、皮膚モデルの周縁部が固定されており、円板形状のドライブラインモデルを上方に引張り、皮膚癒着強度を測定している。
次に、皮膚癒着強度測定装置100の測定時の動作の一例を説明する。
例えば、皮膚モデル3Bに癒着したドライブラインモデル2Bを、皮膚癒着強度測定装置100にセットされた場合、図5(a)に示したように、支持部101に、円板形状部23を有するドライブラインモデル2Bの筒状部24が揺動自在に支持され、皮膚モデル3Bの周縁部が固定部105により固定される。測定前では、皮膚モデル3Bは、略水平状態となっており、応力が小さい状態となっていることが好ましく、最適な厚みのリング状部材105Bが配置される。
図5(b)に示したように、測定時、引張機構により支持部101が上方に移動すると、支持部101により支持された人工内臓ドライブラインモデル2Bが、皮膚モデルの表面に対して略垂直方向に相互に相対移動する。皮膚モデルには応力が生じる。
図6や図2に示したように、皮膚癒着強度測定装置100は、支持部101として自在継手を採用している。ドライブラインモデル2Bを引張時、皮膚モデル3Bとドライブラインモデル2Bの癒着部分で局所的な破綻による解離が生じて、癒着強度が局所的に弱くなり、円板形状部23が水平状態に対して傾こうとする力が生じた場合であっても、自在継手によりドライブラインモデルを確実に支持することができ、測定を中断することなく、皮膚癒着強度を高精度に測定することができる。
図7は皮膚モデル3Bとドライブラインモデル2Bの円板形状部23との癒着状態を説明するための模式図である。皮膚モデル3Bの略中央部に孔部3b(貫通孔部)が設けられている。周縁部3aは固定部により固定されており、測定時には下方に向けて力が働く。皮膚モデル3Bの下端部と円板形状部23の上端部との重なり部分に癒着部分51がある。
測定時、ドライブラインモデル2Bの円板形状部23が上方に向けて引張力が加えられると、皮膚モデル3Bの癒着部分と、周縁部3aの間の部分3eが歪む。
さらに、円板形状部23が上方に向けて引っ張られると、癒着部分のうち円板形状部23のエッジ側から、癒着強度が低下していく傾向がある。
図8は、本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度診断装置による測定結果である、非線形の応力−歪曲線の一例を示す図である。図8において、実線にて、皮膚モデルと人工内臓ドライブラインモデルの癒着部分に小さな破綻が生じない理想モデルの場合を示し、破線にて、皮膚モデルと人工内臓ドライブラインモデルの癒着部分に小さな破綻が生じる場合を示している。
ドライブラインモデル2Bを引張り、皮膚モデル3Bの歪が小さく、通常の変形領域D1では、ドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着部分が破綻することなく、歪が大きくなるほど応力が大きくなる。
理想モデルでは、図8に実線で示したように、ドライブラインモデルを引張り、皮膚モデルの歪が大きくなるほど、皮膚モデル3Bの応力が大きくなる。そして、歪が規定範囲を越えて大きすぎると、最大破断応力STmax1となった時点で、皮膚モデル3Bが破断してしまう。
一方、実際に、ドライブラインモデルと皮膚モデルとが癒着した試料を測定した結果では、ドライブラインモデル2Bを引っ張ると、ドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着部分の局所部分に小さな破綻が生じて、応力が低下するため、歪−応力曲線に変曲点PAが生じる。この変曲点PAは、皮膚モデルと、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度により規定される。
変曲点PAを越えて、さらに歪が大きくなると、図8に破線にて示したように、癒着部分の局所部分に小さな破綻が次々と生じ、応力が比較的低下する。そして、最大破断応力STmax2が比較的小さく、その最大破断応力STmax2を超えた時点で、皮膚モデル3Bが破断する。
上述したように、判定部143(判定手段)は、引張機構による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する処理を行う。
次に、本願発明者は、実際に、皮膚モデル3Bと癒着した、表面状態の異なるボタン型(円板形状部を備える)のドライブラインモデル2Bを複数種類(A、C、E、AS、Ti)準備し、それぞれについて、本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置100により、引張強度の最大値(皮膚モデルとドライブラインモデルの癒着状態が完全に破断したポイント)を測定した。詳細には、ドライブラインモデル2B(A、C、E、AS、Ti)は、それぞれ表面粗さが異なっていたり、表面処理方法などが異なっている。尚、皮膚モデル(生体組織モデル)として、厚さ2mm、直径70mmの天然ゴムシートを使用し、皮膚モデル底部に癒着接続される厚さ4mm、直径30mmの真鍮製の円板形状部をドライブラインモデルとして使用した。
測定の結果、図9に示したように、引張強度の最大値は、各ドライブラインモデル2B(A、C、E、AS、Ti)によって異なることが示された。すなわち、本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置100により、皮膚モデルとドライブラインモデルの癒着状態を定量的に評価することができる。
図10は、ねじれ応力測定部131を備えた本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置100Bの一例を示す概念図である。
ねじれ応力測定部131は、引張機構120による、皮膚モデル3Bに対する人工内臓ドライブラインモデル2Bの引張り時のねじれ応力を測定し、測定結果を解析部142に出力する。解析部142は、その信号に基づいて、ねじれ応力−歪曲線を作成する。判定部143は、そのねじれ応力−歪曲線や変曲点などと、上述した引張力に応じた応力−歪曲線や変曲点などに基づいて、皮膚モデル3Bに対する人工内臓ドライブラインモデル2Bの癒着状態や癒着強度を高精度に判定することができる。
図11は、撮像部133を備えた皮膚癒着強度測定装置100Cを説明するための図である。詳細には、図11(a)は皮膚モデル3Bに設けられたマーカMの一例を示す図である。図11(b)は撮像部133を備えた人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置の概念図である。
塗料などからなるマーカMは、皮膚モデル3Bの表面に、予め規定されたパターンに従い所定の間隔で設けられる。
撮像部133は、皮膚モデル3Bにマーキングされた複数のマーカMを規定の時間間隔(約0.033秒〜数秒程度の範囲内)で撮像し、得られた画像を解析部142に出力する。解析部142は、ドライブラインモデル2Bの引張り時に、各マーカMの位置のずれ量や、各マーカMのひずみ速度などから、皮膚モデル3Bの局所的な歪みや、ひずみ破断速度分布を高精度に検出することができる。
判定部143は、その各マーカMの位置のずれ量と、上述した引張力に応じた応力−歪曲線や変曲点などに基づいて、皮膚モデル3Bに対する人工内臓ドライブラインモデル2Bの癒着状態や癒着強度を高精度に判定することができる。すなわち、皮膚癒着強度測定装置は、撮像部133により得られた画像のマーカ位置の時間変化に基づいて、皮膚モデルの皮膚癒着強度を高精度に判定することができる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置100は、周縁部3aを固定した皮膚モデル(2A、2B)の略中央部に貫通する貫通孔部(孔部3b)が設けられ、その皮膚モデル(2A、2B)に癒着する皮膚癒着部分を備えた人工内臓ドライブラインモデル(3A、3B)の皮膚癒着強度を測定する。皮膚癒着強度測定装置100は、周縁部3aが固定された皮膚モデル(2A、2B)と人工内臓ドライブラインモデル(3A、3B)とを、皮膚モデル(2A、2B)の表面に対して略垂直方向に相互に相対移動するように引張り、皮膚モデル(2A、2B)に応力を生じさせる引張機構120と、引張機構120による引張力に基づいて人工内臓ドライブラインモデル(3A、3B)の皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度計測部(130、142)と、を有する。
すなわち、簡単な構成で、人工内臓(人工臓器)のドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着強度を容易に定量測定する、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置100の人工内臓ドライブラインモデル2Bは、皮膚モデル3Bの略中央部に貫通する貫通孔部(孔部3b)を貫通して設けられ、皮膚モデル3Bに癒着する円板状の皮膚癒着部分としての円板形状部23を有する。少なくとも、円板形状部23の上面が皮膚モデル3Bと癒着した状態となっている。詳細には、このボタン型の人工内臓ドライブラインモデル2Bは、円板形状部23に孔部26が設けられており、孔部26にドライブラインとしてのケーブルなどが配置される。
皮膚癒着強度測定装置100による皮膚癒着強度の測定の結果、図2に示したボタン型の人工内臓ドライブラインモデル2Bは、図1に示した円板形状部のない単純にケーブル又はケーブルを被覆する筒状部を模した人工内臓ドライブラインモデル2Aと比較して、皮膚癒着強度が大きく、感染や出血に対する耐久性を有し、安全性が高い。
また、本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置100の引張機構120は、支持部101として自在継手を備え、当該自在継手を介して人工内臓ドライブラインモデル(2A、2B)を引っ張るように構成されている。すなわち、ドライブラインモデルを引張時、ドライブラインモデルの癒着部分で局所的な破綻による解離が生じて、癒着強度が局所的に弱くなり、円板形状部23が水平状態に対して傾こうとする力が生じた場合であっても、自在継手によりドライブラインモデルを確実に支持することができ、測定を中断することなく、皮膚癒着強度を高精度に測定することができる皮膚癒着強度測定装置を提供することができる。
また、皮膚癒着強度測定装置の引張機構120は、皮膚モデル(3A、3B)に対して人工内臓ドライブラインモデル(2A、2B)を引張方向を回転軸方向として回転自在に引っ張る回転機構を備えてもよい。また、皮膚癒着強度測定装置は、引張機構120による、皮膚モデル(3A、3B)に対する人工内臓ドライブラインモデル(2A、2B)の引張り時のねじれ応力を測定するねじれ応力測定部131を備えてもよい。ねじれ応力測定部131からのねじれ応力を示す信号に基づいて、ねじれ応力−歪曲線を作成し、そのねじれ応力−歪曲線や変曲点などと、上述した引張力に応じた応力−歪曲線や変曲点などに基づいて、皮膚モデル3Bに対する人工内臓ドライブラインモデル2Bの癒着状態や癒着強度を高精度に判定することができる。
また、本発明の実施形態に係る皮膚癒着強度測定装置は、引張機構120による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する判定部143を有する。すなわち、判定部143により、応力−歪み曲線の変曲点により、皮膚モデルに対する人工内臓ドライブラインモデルの癒着状態や癒着強度を高精度に判定することができる。また、皮膚癒着強度測定装置は、人工内臓ドライブラインモデルを引張り測定時、人工内臓ドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着状態が完全に破断する前に、引張りを中止し、応力−歪み曲線の変曲点に基づいて、上記皮膚癒着強度を高精度に、簡単に判定することができる。すなわち、人工内臓ドライブラインモデルと皮膚モデルの癒着状態を完全に破断することなく、上記皮膚癒着強度を高精度に判定することができる。
人工内臓ドライブラインモデルは、応力−歪み曲線の一番小さい変曲点PAよりも小さい歪の範囲内(通常の変形領域D1内)で使用される。この変曲点は、人工内臓ドライブラインモデル設計時の指標となり、重要なパラメータとして用いることができる。
また、本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する皮膚癒着強度判定方法は、上記人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置を用いて、引張機構120により、周縁部3aが固定された皮膚モデルと人工内臓ドライブラインモデルとを、皮膚モデルの表面に略垂直方向に相互に相対移動するように引っ張るステップと、引張機構120による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定するステップと、を有する。
すなわち、本発明によれば、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を簡単に判定することができる。
以下、上述した本発明の実施形態に係る人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置による効果をまとめて記載する。
本発明に係る皮膚癒着強度測定装置によれば、人工内臓にエネルギーを供給するため等に用いられるドライブラインの皮膚貫通部を、皮膚とドライブラインの癒着の強度、ヒステリシスカーブの応力曲線により定量評価することができる。すなわち、様々な種類の人工内臓、人工心臓の駆動ラインの生体癒着特定や生体親和性を定量診断評価することができる。植え込み型補助人工心臓は、皮膚貫通用のドライブラインを有しているので、この皮膚癒着強度測定装置で、ドライブラインの生体親和性を定量的に評価することができる。
また、この本発明に係る皮膚癒着強度測定装置は、人工心臓だけではなく、皮膚貫通部をもつ全ての人工内臓システムに応用が可能である。
また、本発明に係る皮膚癒着強度測定装置によれば、動物実験等で、ドライブラインを複数種類の植え込み手術を行った後、動物を犠死させて、皮膚モデルと一塊でドライブラインと皮下組織を抽出し、ドライブラインを、皮膚モデルから垂直方向に引張り、破断した時の強度に基づいて、皮膚癒着の強度を定量診断評価することができる。
また、本発明に係る皮膚癒着強度測定装置によれば、臨床応用の後でも、ドライブラインを皮膚から略垂直方向引張り、破断する前に、引張りを中止し、その測定結果の歪−応力曲線に基づいて、皮膚モデルと人工内臓ドライブラインの癒着強度を定量診断することができる。
また、本発明に係る皮膚癒着強度測定装置によれば、ボタン型のドライブラインモデル等の人工物−生体組織の癒合境界の癒合強度を、癒合強度評価試験の応力負荷時の初期段階において、生体組織の非線形弾性変形特性から最大破断応力にいたらず定量予測することができる。
本発明に係る皮膚癒着強度測定装置は、例えば、人工内臓のエネルギー供給のためのドライブラインの臨床前の動物による製造評価試験や、ドライブラインの市販後の外来におけるドライブライン観察などに用いることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
2A、2B…人工内臓ドライブラインモデル(ドライブラインモデル)
3A、3B…皮膚モデル
3a…周縁部
3b…孔部(貫通孔部)
21…大径筒状部
22…小径筒状部
23…円板形状部
24…筒状部
25…筒状部
26…孔部
100…人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置
101…支持部
105…固定部
120…引張機構
130…計測部(皮膚癒着強度計測部)
140…制御装置
141…引張機構制御部
142…解析部(皮膚癒着強度計測部)
143…判定部
144…記憶部
145…表示部
146…操作入力部

Claims (9)

  1. 周縁部を固定した皮膚モデルの略中央部に貫通する貫通孔部が設けられ、前記皮膚モデルに癒着する皮膚癒着部分を備えた人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度測定装置であって、
    前記周縁部が固定された前記皮膚モデルと前記人工内臓ドライブラインモデルとを、前記皮膚モデルの表面に対して略垂直方向に相互に相対移動するように引張り、前記皮膚モデルに応力を生じさせる引張機構と、
    前記引張機構による引張力に基づいて前記人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を測定する皮膚癒着強度計測部と、を有する
    ことを特徴とする人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  2. 前記人工内臓ドライブラインモデルは、前記皮膚モデルの略中央部に貫通する前記貫通孔部を貫通して設けられ、前記皮膚モデルに癒着する円板状の前記皮膚癒着部分を有することを特徴とする請求項1に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  3. 前記引張機構は、自在継手を備え、当該自在継手を介して前記人工内臓ドライブラインモデルを引っ張ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  4. 前記引張機構は、前記皮膚モデルに対して前記人工内臓ドライブラインモデルを回転自在に引っ張る回転機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  5. 前記引張機構による、前記皮膚モデルに対する前記人工内臓ドライブラインモデルの引張り時のねじれ応力を測定するねじれ応力測定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  6. 前記引張機構による、前記皮膚モデルに対する前記人工内臓ドライブラインモデルの引張り時のねじれ応力を測定するねじれ応力測定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  7. 前記引張機構による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、前記人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する判定部を有することを特徴とする請求項1に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  8. 皮膚モデルの表面にマーキングされた複数のマーカを撮像する撮像部を有し、
    前記判定部は、前記撮像部により得られた画像のマーカ位置の時間変化に基づいて、皮膚モデルの皮膚癒着強度を判定する請求項7に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置。
  9. 請求項1に記載の人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度測定装置を用いた、人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定する皮膚癒着強度判定方法であって、
    引張機構により、前記周縁部を固定した前記皮膚モデルと前記人工内臓ドライブラインモデルとを、前記皮膚モデルの表面に略垂直方向に相互に相対移動するように引っ張るステップと、
    前記引張機構による引張力に基づいて得られた応力−歪み曲線の変曲点に応じて、前記人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度を判定するステップと、を有する
    ことを特徴とする人工内臓ドライブラインモデルの皮膚癒着強度判定方法。
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