JP2018077021A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018077021A
JP2018077021A JP2016220175A JP2016220175A JP2018077021A JP 2018077021 A JP2018077021 A JP 2018077021A JP 2016220175 A JP2016220175 A JP 2016220175A JP 2016220175 A JP2016220175 A JP 2016220175A JP 2018077021 A JP2018077021 A JP 2018077021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
pipe
unit
indoor
outdoor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016220175A
Other languages
English (en)
Inventor
英司 滝
Hideji Taki
英司 滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2016220175A priority Critical patent/JP2018077021A/ja
Publication of JP2018077021A publication Critical patent/JP2018077021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】2個以上の膨張弁に室内機を接続した場合に、当該室内機への冷媒分流が適切に行える空気調和機を提供する。【解決手段】空気調和機1が冷房運転を行うとき、液管8aが2本の液分管8aa、8bbを介して膨張弁24a、24bに接続される大型室内機5aについては、この大型室内機5aに一端が接続されているガス管9aの他端が接続される室外機ガス分管45aに設けられた低圧センサ32で検出した吸入圧力を用いて、大型室内機5aの室内熱交換器51aの冷媒出口側における冷媒過熱度SHaが求められる。そして、求めた冷媒過熱度SHaを用い加算パルス数テーブルを参照して加算パルス数Xaddを抽出し、上記大型室内機5aに対応する2個の膨張弁24a、24bに現在加えているパルス数Xa、Xbの各々に加算パルス数Xaddを加えた新たなパルス数Xa、Xbを膨張弁24a、24bに加える。【選択図】図1

Description

本発明は、室外機に、小型・大型等の能力の異なる複数台の室内機が冷媒配管で接続された空気調和機に関する。
従来、空気調和機としては、1台の室外機に複数台の室内機が液管およびガス管で接続され、複数台の室内機で同時に冷房運転あるいは暖房運転を行うことが可能であるものが知られている。このような空気調和機の室外機には、室内機の台数と同数の膨張弁が設けられているが、通常、能力が小さな室内機(以降、小型室内機と記載)が接続されることを想定して、各膨張弁の弁口径を小型室内機に合せている。そのため、小型室内機より能力が大きな室内機(以降、大型室内機と記載)を接続することができないという問題がある。
上記のような問題を解決するものとして、特許文献1には、室外機と、この室外機に液管とガス管を介して並列に接続される少なくとも1台の大型室内機と少なくとも1台の小型室内機を有し、室外機には、液管の一端が接続される液管接続部とガス管の一端が接続されるガス管接続部で形成される配管接続部を室内機の台数より多い数量設けている空気調和機が提案されている。室外機には、弁口径が同一でかつ弁口径を小型室内機に合せた膨張弁が上記配管接続部と同数設けられ、各膨張弁は、一端が液管接続部に接続される室外機液管(他端は室外熱交換器に接続される)に配置されている。
そして、この空気調和機に大型室内機を室外機に接続する際、液管側については、当該大型室内機に接続されている液管の室外機側の端部を2本以上に分岐して2個以上の液側接続部に接続することで、大型室内機を2個以上の膨張弁に接続する。一方、ガス管側については、大型室内機に接続されている1本のガス管を上記いずれかの液側接続部と対をなすガス管接続部に接続する。
特許文献1に記載の空気調和機であれば、大型室内機を必要としない場合には小型室内機のみを配管接続部を介して室外機に接続することができ、大型室内機を必要とする場合はその能力に応じて複数個の液管接続部を介して複数個の膨張弁に接続することができる。これにより、空気調和機の設置環境に応じて、室外機に接続する複数の室内機の機種選択の自由度が高められる。
特開2013−76501号公報
ところで、上記のような空気調和機で冷房運転を行うとき、各室内機の室内熱交換器で蒸発し各室内熱交換器から流出してガス管を流れる冷媒の温度に基づいて各膨張弁の開度を調整することで、各室内機への冷媒分流がなされる。例えば、蒸発器として機能する各室内機の室内熱交換器の冷媒出口側における冷媒の過熱度が、室内機毎に予め定められた目標過熱度となるように各膨張弁の開度が調整されて、各室内機で要求される能力に見合った冷媒量となるように冷媒が分流される。
しかし、特許文献1に記載の空気調和機では、上述したようにガス管側の接続は、大型室内機と液管を介して接続される複数個の液管接続部のうちのいずれか1つの液管接続部と対をなすガス管接続部にしか当該大型室内機に接続されているガス管は接続されない。従って、ガス管を流れる冷媒の温度が検出できるのは上記室外機に接続されているガス管のみであり、これ以外のガス管が接続されないガス側接続部と対をなす液管接続部に対応する膨張弁の開度調整が行えないという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、2個以上の膨張弁に室内機を接続した場合に、全ての膨張弁の開度調整が行える空気調和機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室外機と室内機と室外機と室内機が液管と複数のガス管で接続された冷媒回路を有し、室内機は室内熱交換器を有し、室外機は室外熱交換器と室外熱交換器に対して並列に接続された弁口径が同一である複数個の膨張弁を有する。また、液管には、当該液管の一端に複数の液分管が接続される。室内機が、2個以上の膨張弁にこの膨張弁の個数と同本数の液分管および1本の液管で接続されるともに、室外機と1本の前記ガス管で接続される。そして、室外機には、室内機の室内熱交換器が蒸発器として機能する場合に室内熱交換器から流出する冷媒の温度である蒸発器出口温度を検出するガス側温度検出手段を有し、ガス側温度検出手段で検出した蒸発器出口温度に基づいて、当該室内機が接続されている各膨張弁の開度が調整される。
上記のように構成した本発明の空気調和機は、大型室内機と室外機を接続しているガス管を流れる冷媒の温度に基づいて、大型室内機が接続されている複数個の膨張弁開度を調整することができる。
本発明の実施形態である空気調和機の説明図であり、(A)が冷媒回路図、(B)が室外機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態における、加算パルス数テーブルである。 本発明の実施形態における、室外機制御手段が行う処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、1台の室外機に3台の室内機が冷媒配管で並列に接続され、全ての室内機で同時に冷房運転あるいは暖房運転が行える空気調和機を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、本実施形態における空気調和機1は、4個の液側閉鎖弁27と4個のガス側閉鎖弁28を有する1台の室外機2と、1台の大型室内機5aと、2台の能力が同じでかつ大型室内機5aより能力の小さい小型室内機5b、5cの合計3台の室内機を有する。そして、室外機2に大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cが、同じ配管径を有する3本の液管8a、8b、8cと、同じ配管径を有する3本のガス管9a、9b、9cと、同じ配管径を有する液分管8aaおよび液分管8abで並列に接続されている。
具体的には、液管8aの一端は大型室内機5aの液管接続部52aに接続され、液管8aの他端は液分管8aa、8abの各々の一端と接続されている。そして、液分管8aaの他端が室外機2の液側閉鎖弁27aに、液分管8abの他端が室外機2の液側閉鎖弁27bにそれぞれ接続されている。また、液管8bの一端は小型室内機5bの液管接続部52bに接続され、液管8bの他端は室外機2の液側閉鎖弁27cに接続されている。そして、液管8cの一端は小型室内機5cの液管接続部52cに接続され、液管8cの他端は室外機2の液側閉鎖弁27dに接続されている。
ガス管9aの一端は大型室内機5aのガス管接続部53aに接続され、ガス管9aの他端は室外機2のガス側閉鎖弁28aに接続されている。また、ガス管9bの一端は小型室内機5bのガス管接続部53bに接続され、ガス管9bの他端は室外機2のガス側閉鎖弁28cに接続されている。そして、ガス管9cの一端は小型室内機5cのガス管接続部53cに接続され、ガス管9cの他端は室外機2のガス側閉鎖弁28dに接続されている。
以上のように、室外機2と大型室内機5aと小型室内機5b、5cが各冷媒配管で接続されて、空気調和機1の冷媒回路10が構成されている。
室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、4個の膨張弁24a〜24dと、アキュムレータ25と、室外ファン26と、上述した4個の液側閉鎖弁27a〜27dおよび4個のガス側閉鎖弁28a〜28dと、室外機制御手段200を備えている。そして、室外ファン26および室外機制御手段200を除くこれら各装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を構成している。
圧縮機21は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで運転容量を可変できる能力可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出口と四方弁22のポートaが吐出管41で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側とアキュムレータ25の冷媒流出側が吸入管42で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。上述したように、ポートaと圧縮機21の冷媒吐出口が吐出管41で接続されている。ポートbと室外熱交換器23の一方の冷媒出入口が冷媒配管43で接続されている。ポートcとアキュムレータ25の冷媒流入側が冷媒配管46で接続されている。そして、ポートdには室外機ガス管45の一端が接続されている。
室外機ガス管45の他端には、同じ配管径を有する4本の室外機ガス分管45a〜45dの各々の一端が接続されている。室外機ガス分管45aの他端はガス側閉鎖弁28aに接続されている。室外機ガス分管45bの他端はガス側閉鎖弁28bに接続されている。室外機ガス分管45cの他端はガス側閉鎖弁28cに接続されている。室外機ガス分管45dの他端はガス側閉鎖弁28dに接続されている。
室外熱交換器23は、室外ファン26の回転により図示しない吸込口から室外機2の内部に取り込まれた外気と冷媒を熱交換させる。上述したように、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と四方弁22のポートbが冷媒配管43で接続されている。また、室外熱交換器23の他方の冷媒出入口には室外機液管44の一端が接続されている。室外熱交換器23は、冷媒回路10が冷房サイクルとなる場合は凝縮器として機能し、冷媒回路10が暖房サイクルとなる場合は蒸発器として機能する。
室外機液管44の他端には、同じ配管径を有する4本の室外機液分管44a〜44dの各々の一端が接続されている。室外機液分管44aの他端は液側閉鎖弁27aに接続されている。室外機液分管44bの他端は液側閉鎖弁27bに接続されている。室外機液分管44cの他端は液側閉鎖弁27cに接続されている。室外機液分管44dの他端は液側閉鎖弁27dに接続されている。
4個の膨張弁24a〜24dは、弁口径が全て同じでありかつ弁口径は小型室内機5b、5cに合せられており、全て室外機制御手段200によりその開度が制御される。膨張弁24aは室外機液分管44aに設けられる。また、膨張弁24bは室外機液分管44bに設けられる。膨張弁24aと膨張弁24bの開度を制御することによって、液分管8aa、8ab、および液管8aを介して膨張弁24aと膨張弁24bに接続される大型室内機5aに流れる冷媒量が調整される。膨張弁24cは室外機液分管44cに設けられる。膨張弁24cの開度を制御することによって、膨張弁24cに接続される小型室内機5bに流れる冷媒量が調整される。膨張弁24dは室外機液分管44dに設けられる。膨張弁24dの開度を制御することによって、膨張弁24dに接続される小型室内機5cに流れる冷媒量が調整される。
尚、膨張弁24a〜24dは、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整される。
アキュムレータ25は、上述したように、冷媒流入側と四方弁22のポートcが冷媒配管46で接続され、冷媒流出側と圧縮機21の冷媒吸入口が吸入管42で接続されている。アキュムレータ25は、流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離し、ガス冷媒のみを吸入管42を介して圧縮機21に吸入させる。
室外ファン26は、室外熱交換器23の近傍に配置される樹脂材で形成されたプロペラファンであり、図示しないファンモータによって室外ファン26が回転することで、室外機2に設けられた図示しない吸込口から室外機2の内部に外気を取り込み、室外熱交換器23を流れる冷媒と熱交換した外気を室外機2に設けられた図示しない吹出口から室外機2の外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管41には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力である吐出圧力を検出する高圧センサ31と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度である吐出温度を検出する吐出温度センサ33が設けられている。冷媒配管46におけるアキュムレータ25の冷媒流入側近傍には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力を検出する低圧センサ32と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度を検出する吸入温度センサ34が設けられている。
室外機液管44における室外熱交換器23の近傍には、室外熱交換器23が蒸発器として機能する際に室外熱交換器23に流入する冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ35が設けられている。室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ38が設けられている。
室外機液分管44aにおける膨張弁24aと液側閉鎖弁27aの間には、室外機液分管44aを流れる冷媒の温度を検出する液側温度センサ36aが設けられている。室外機液分管44bにおける膨張弁24bと液側閉鎖弁27bの間には、室外機液分管44bを流れる冷媒の温度を検出する液側温度センサ36bが設けられている。室外機液分管44cにおける膨張弁24cと液側閉鎖弁27cの間には、室外機液分管44cを流れる冷媒の温度を検出する液側温度センサ36cが設けられている。そして、室外機液分管44dにおける膨張弁24dと液側閉鎖弁27dの間には、室外機液分管44dを流れる冷媒の温度を検出する液側温度センサ36dが設けられている。
室外機ガス分管45aには、室外機ガス分管45aを流れる冷媒の温度を検出するガス側温度センサ37aが設けられている。室外機ガス分管45bには、室外機ガス分管45bを流れる冷媒の温度を検出するガス側温度センサ37bが設けられている。室外機ガス分管45cには、室外機ガス分管45cを流れる冷媒の温度を検出するガス側温度センサ37cが設けられている。そして、室外機ガス分管45dには、室外機ガス分管45dを流れる冷媒の温度を検出するガス側温度センサ37dが設けられている。
尚、空気調和機1が冷房運転を行うときに、ガス側温度センサ37a〜37dで検出する冷媒の温度が、本発明の蒸発器出口温度に相当する。また、ガス側温度センサ37a〜37dが、本発明のガス側温度検出手段に相当する。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240とを備えている。
記憶部220は、ROMやRAMで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン26の駆動状態、大型室内機5aや小型室内機5b、5cから送信される運転情報(運転/停止情報や設定温度情報等を含む)等を記憶する。通信部230は、各室内機との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。CPU210は、センサ入力部240を介して各種センサでの検出値を定期的(例えば、1分毎)に取り込むとともに、大型室内機5aや小型室内機5b、5cから送信される運転開始/停止を示す運転状態や運転情報(設定温度や室内温度等)を含んだ信号が通信部230を介して入力される。CPU210は、これら入力された各種情報に基づいて、各膨張弁24の開度調整、圧縮機21や室外ファン26の駆動制御を行う。
次に、1台の大型室内機5aと2台の小型室内機5b、5cについて説明する。2台の小型室内機5b、5cは、ともに同じ能力であり、例えば冷房能力が2.3KWである。大型室内機5aは、小型室内機5b、5cより能力が大きく、例えば冷房能力が5.2KWである。従って、大型室内機5aの室内熱交換器51aは、小型室内機5b、5cの室内熱交換器51b、51cと比べて伝熱面積が大きくなるように大きく形成されており、また、大型室内機5aの室内ファン54aも、小型室内機5b、5cの室内ファン54b、54cと比べて同じ回転数における送風量が多くなるように大きく形成されている。
上述した能力や、能力の違いに起因する室内熱交換器や室内ファンの大きさの違いを除いて、大型室内機5aと小型室内機5b、5cは全て同じ構成を有するため、以下の説明では大型室内機5aについてのみ説明を行い、小型室内機5b、5cについては説明を省略する。尚、図1(A)では、大型室内機5aの構成装置に付与した番号の末尾をaからbあるいはcにそれぞれ変更したものが、大型室内機5aの構成装置と対応する小型室内機5b、5cの構成装置となる。
大型室内機5aは、室内熱交換器51aと、液管接続部52aと、ガス管接続部53aと、室内ファン54aを備えている。そして、室内ファン54aを除くこれら各構成装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50aを構成している。
室内熱交換器51aは、冷媒と、室内ファン54aの回転により大型室内機5aに備えられた図示しない吸込口から大型室内機5aの内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器51aの一方の冷媒出入口と液管接続部52aが室内機液管71aで接続されている。室内熱交換器51aの他方の冷媒出入口とガス管接続部53aが室内機ガス管72aで接続されている。尚、液管接続部52aやガス管接続部53aには、各冷媒配管が溶接やフレアナット等によって接続されている。
室内熱交換器51aは、大型室内機5aが冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、大型室内機5aが暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内ファン54aは、室内熱交換器51aの近傍に配置される樹脂材で形成されたクロスフローファンであり、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から大型室内機5aの内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器51aにおいて冷媒と熱交換した室内空気を大型室内機5aに備えられた図示しない吹出口から室内へ供給する。また、大型室内機5aの図示しない吸込口付近には、大型室内機5aの内部に流入する室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ61aが備えられている。
次に、本実施形態の空気調和機1が空調運転を行うときの冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作を、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cが冷房運転を行う場合について説明し、空気調和機1が暖房運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1(A)における矢印は、冷媒回路10における冷房運転時の冷媒の流れを示している。
空気調和機1が冷房運転を行う場合、四方弁22が図1(A)に実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbが連通するように、また、ポートcとポートdが連通するように切り換えられる。これにより、冷媒回路10が図1(A)に矢印で示す方向に冷媒が流れる状態となり、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに、室内熱交換器51a〜51cがそれぞれ蒸発器として機能する冷房サイクルとなる。
上記のような冷媒回路10の状態で圧縮機21が起動すると、圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は吐出管41から四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管43を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン26の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。
室外熱交換器23から室外機液管44に流出した冷媒は、4本の室外機液分管44a〜44dに分流する。このとき、室外機液分管44aを流れる冷媒は、液側閉鎖弁27aを介して液分管8aaに流出する。また、、室外機液分管44bを流れる冷媒は、液側閉鎖弁27bを介して液分管8abに流出する。そして、液分管8aaと液分管8abを流れる冷媒はそれぞれ液管8aに流出して液管8aで合流する。また、室外機液分管44cを流れる冷媒は、液側閉鎖弁27cを介して液管8cに流出する。そして、室外機液分管44dを流れる冷媒は、液側閉鎖弁27cを介して液管8dに閉鎖弁27dを介して液管8dに流出する。
液管8aを流れる冷媒は、大型室内機5aの液管接続部52aを介して大型室内機5aに流入する。大型室内機5aに流入した冷媒は、室内機液管71aを流れて室内熱交換器51aに流入し、室内ファン54aの回転により大型室内機5aの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。また、液管8bを流れる冷媒は、小型室内機5bの液管接続部52bを介して小型室内機5bに流入する。小型室内機5bに流入した冷媒は、室内機液管71bを流れて室内熱交換器51bに流入し、室内ファン54bの回転により小型室内機5bの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。そして、液管8cを流れる冷媒は、小型室内機5cの液管接続部52cを介して小型室内機5cに流入する。小型室内機5cに流入した冷媒は、室内機液管71cを流れて室内熱交換器51cに流入し、室内ファン54cの回転により小型室内機5cの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。
このように、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能し、室内熱交換器51a〜51cで冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cの吹出口から室内に吹き出されることによって、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cが設置された室内の冷房が行われる。
室内熱交換器51aから流出した冷媒は室内機ガス管72aを流れ、ガス管接続部53aを介してガス管9aに流出する。ガス管9aを流れる冷媒は、ガス側閉鎖弁28aを介して室外機2に流入し、ガス側閉鎖弁28aから室外機ガス分管45aに流入する。また、室内熱交換器51bから流出した冷媒は室内機ガス管72bを流れ、ガス管接続部53bを介してガス管9bに流出する。ガス管9bを流れる冷媒は、ガス側閉鎖弁28cを介して室外機2に流入し、ガス側閉鎖弁28cから室外機ガス分管45cに流入する。そして、室内熱交換器51cから流出した冷媒は室内機ガス管72cを流れ、ガス管接続部53cを介してガス管9cに流出する。ガス管9cを流れる冷媒は、ガス側閉鎖弁28dを介して室外機2に流入し、ガス側閉鎖弁28dから室外機ガス分管45dに流入する。
各室外機ガス分管45a、45c、45dを流れる冷媒は室外機ガス管45に流入して室外機ガス管45で合流し、室外機ガス管45を流れて四方弁22、冷媒配管46、アキュムレータ28、吸入管42の順に流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。尚、ガス管が接続されていないガス側閉鎖弁28bは封止されている。
尚、空気調和機1が暖房運転を行う場合、CPU210は、四方弁22を破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するように切り換える。これにより、冷媒回路100は、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに室内熱交換器51a〜51cがそれぞれ凝縮器として機能する暖房サイクルとなる。
上記のように空気調和機1が冷房運転を行うとき、膨張弁24a〜24dの開度は、図2に示す加算パルス数テーブル300に基づいて調整される。尚、これ以降の説明では、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器51a〜51cの冷媒出口側(ガス管接続部53a〜53c側)における冷媒過熱度をSH(室内機5a〜5cに対して個別に言及する必要がある場合は、SHa〜SHc)、現在各膨張弁24a〜24dに加えられているパルス数をX(膨張弁24a〜24dに対して個別に言及する必要がある場合は、Xa〜Xd)、このパルス数Xに加算される加算パルス数をXaddとする。
図2に示す加算パルス数テーブル300は、予め試験等を行って求められて室外機制御手段200の記憶部220に記憶されているものであり、冷媒過熱度SH(単位:deg)に応じて加算パルス数Xadd(単位:pls)が定められている。加算パルス数テーブル300では、冷媒過熱度SHが2deg未満であるときの加算パルス数Xaddは0plsとされている。つまり、冷媒過熱度SHが2deg未満のときは、膨張弁24a〜24dの開度を大きくしない。
一方、冷媒過熱度SHが2deg以上であるときは、冷媒過熱度SHが大きくなるのにつれて加算パルス数Xaddは大きくされている、つまり、冷媒過熱度SHが大きくなるのにつれて膨張弁24a〜24dの開度を大きくする。具体的には、冷媒過熱度SHが2deg以上4deg未満であるときの加算パルス数Xaddは1pls、冷媒過熱度SHが4deg以上6deg未満であるときの加算パルス数Xaddは2pls、冷媒過熱度SHが6deg以上8deg未満であるときの加算パルス数Xaddは4pls、冷媒過熱度SHが8deg以上であるときの加算パルス数Xaddは8plsとされている。
空気調和機1が冷房運転を行うとき、蒸発器として機能する室内熱交換器51a〜51cの冷媒出口側における冷媒の過熱度が所定値、例えば1degとなるように調整されることで、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cでの要求能力に見合った冷媒分流がなされる。具体的には、低圧センサ32で検出した吸入圧力を用いて室内熱交換器51a〜51cにおける低圧飽和温度を算出し、ガス側温度センサ37a、37c、および37dで検出した室内熱交換器51a〜51cの蒸発器出口温度から低圧飽和温度を減じて室内機5a〜5cの各々の冷媒過熱度SHa〜SHcを求める。
そして、図2に示す加算パルス数テーブル300を参照し、求めた各冷媒過熱度SHa〜SHcに応じて、現在膨張弁24a〜24dの各々に加えているパルス数Xa〜Xdに加算する加算パルス数Xaddを抽出して、現在の各パルス数Xa〜Xdにこの加算パルス数Xaddを加算した新たなパルス数Xa〜Xdを膨張弁24a〜24dに加える。このように、現在の冷媒過熱度SHに応じて膨張弁24a〜24dの開度を調整することで、冷媒過熱度SHが1degになるように調整される。
ここで、液管8aおよび液分管8aa、8abを介して膨張弁24aと膨張弁24bに接続される大型室内機5aについては、この大型室内機5aに接続されているガス管9aの他端がガス側閉鎖弁28aを介して接続される室外機ガス分管45aに設けられたガス側温度センサ37aで検出した室内熱交換器51aの蒸発器出口温度を用いて、大型室内機5aの室内熱交換器51aの冷媒出口側における冷媒過熱度SHaが求められる。また、大型室内機5aが冷房運転を開始したときは、膨張弁24aと膨張弁24bに同じ値の初期パルス数(後述する初期パルス数XeaとXeb)が加えられる。
そして、求めた冷媒過熱度SHaを用い加算パルス数テーブル300を参照して加算パルス数Xaddを抽出し、大型室内機5aに接続されている膨張弁24aと膨張弁24bの各々に加えている同じパルス数である初期パルス数XeaとXebに、同じ加算パルス数Xaddを加えて新たなパルス数Xaとパルス数Xbを求め、この新たなパルス数Xaとパルス数Xbを膨張弁24aと膨張弁24bにそれぞれ加える。これ以降も上記と同様に、現在のパルス数Xa、Xbに同じ加算パルス数Xaddを加えて新たなパルス数Xaとパルス数Xbを求めて膨張弁24aと膨張弁24bにそれぞれ加える。これにより、ガス側温度センサ37aで検出した室外機ガス分管45aを流れる冷媒の温度を用いて、膨張弁24aと膨張弁24bの開度調整を同じように行うことができるので、大型室内機5aで必要な量の冷媒を大型室内機5aに適切に分流させることができる。
次に、上述した本実施形態の空気調和機が冷房運転を行うときの膨張弁24a〜24dの開度調整に関わる処理について、主に図3を用いて説明する。図3は、室外機制御手段200のCPU210が、冷房運転時に行う膨張弁24a〜24dの開度調整に関わる処理を示すフロ−チャートである。図3に示すフローチャートにおいて、STは処理のステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。尚、図3は、本発明に関わる処理を中心に説明しており、これ以外の処理、例えば、冷房運転時に使用者が指示した設定温度や風量等の運転条件に応じた制御といった、空気調和機1に関わる一般的な処理については説明を省略する。
また、これ以降の説明では、先に定めた冷媒過熱度SH(SHa〜SHc)、現在のパルス数X(Xa〜Xd)、加算パルス数Xaddに加えて、低圧センサ32で検出する吸入圧力をPs、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能するときのガス側温度センサ37a、37c、および37dで検出した各室内熱交換器51a〜51cの蒸発器出口温度をTeo(室内機5a〜5cに対して個別に言及する必要がある場合は、Teoa、TeocおよびTeod)、吸入圧力Psを用いて算出する低圧飽和温度をTthl、外気温度センサ38で検出する外気温度をTo、冷房運転開始時に膨張弁24a〜24dに加えられる初期パルス数をXe(膨張弁24a〜24dに対して個別に言及する必要がある場合は、Xea〜Xed)とする。
まず、CPU210は、使用者の運転指示が冷房運転指示であるか否かを判断する(ST1)。冷房運転指示でなければ(ST1−No)、CPU210は、暖房運転の開始処理である暖房運転開始処理を実行する(ST12)。ここで、暖房運転開始処理とは、CPU210が四方弁22を操作して冷媒回路100を暖房サイクルとすることであり、暖房運転を開始するときに行われる処理である。そして、CPU210は、圧縮機21や室外ファン26を所定の回転数で起動するとともに膨張弁24a〜24dの開度を調整し、また、通信部230を介して大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cに対し室内ファン54a〜54cの駆動制御を行うよう指示して暖房運転の制御を開始し(ST13)、ST9に処理を進める。
ST1において、冷房運転指示であれば(ST1−Yes)、CPU210は、冷房運転開始処理を実行する(ST2)。ここで、冷房運転開始処理とは、CPU210が四方弁22を操作して冷媒回路100を図1(A)に示す状態、つまり、冷媒回路100を冷房サイクルとすることであり、冷房運転を開始するときに行われる処理である。
次に、CPU210は、外気温度センサ38で検出した外気温度Toをセンサ入力部240を介して取り込み、取り込んだ外気温度Toと圧縮機21の回転数を用いて膨張弁24a〜24dに加える初期パルス数Xea〜Xedを決定し(ST3)、決定した初期パルス数Xea〜Xedを膨張弁24a〜24dに加えるパルス数Xa〜Xdとして膨張弁24a〜24dに加える(ST4)。尚、図示は省略するが、室外機制御手段200の記憶部220には、外気温度Toと圧縮機21の回転数に対応させて初期パルス数Xea〜Xedを定めたテーブルが記憶されており、CPU210は、このテーブルを参照して初期パルス数Xea〜Xedを決定している。尚、大型室内機5aが接続される膨張弁24aと膨張弁24bに加えられる初期ハルス数XeaとXebは、同じ値とされている。
次に、CPU210は、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cからの要求能力に応じた回転数で圧縮機21や室外ファン26を起動する(ST5)。このとき、CPU210は、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cに対し、通信部230を介して冷房運転を開始する旨の運転開始信号を送信する。運転開始信号を受信した大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cは、使用者の風量指示に応じた回転数で室内ファン54a〜54cを起動する。
次に、CPU210は、低圧センサ32で検出した吸入圧力Psと各ガス側温度センサ37で検出した各蒸発器出口温度Teoa、TeocおよびTeodをセンサ入力部240を介して取り込み、吸入圧力Psを用いて低圧飽和温度Tthlを算出する(ST6)。尚、吸入圧力Psおよび各蒸発器出口温度Teoa、TeocおよびTeodは、所定時間毎(例えば、5秒毎)にCPU210が取り込んで記憶部220に記憶している。また、低圧飽和温度Tthlは、吸入圧力Psを取り込む毎に算出して記憶部220に記憶している。
次に、CPU210は、ST6で取り込んだ蒸発器出口温度Teoa、TeocおよびTeodと、ST6で算出した低圧飽和温度Tthlを用いて室内機5a〜5cの各冷媒過熱度SHa〜SHcを算出し、算出した冷媒過熱度SHa〜SHcを用い記憶部220に記憶している加算パルス数テーブル300を参照して、各膨張弁24a〜24d毎の加算パルス数Xaddを抽出する(ST7)。前述したように、冷媒過熱度SHa〜SHcは、各蒸発器出口温度Teoa、TeocおよびTeodから低圧飽和温度Tthlを減じて求められる。
次に、CPU210は、ST7で抽出した各膨張弁24a〜24d毎の加算パルス数Xaddを、現在膨張弁24a〜24dに加えているパルス数Xa〜Xdにそれぞれ加算して新たなパルス数Xa〜Xdを求め、このパルス数Xを膨張弁24a〜24dに加える(ST8)。尚、前述したように、大型室内機5aが接続される膨張弁24aと膨張弁24bにそれぞれ加える加算パルス数Xaddは、冷媒過熱度SHaを用いて決定するので、現在膨張弁24aに加えているパルス数Xaに加算パルス数Xaddを加えた値と、現在膨張弁24bに加えているパルス数Xbに加算パルス数Xaddを加えた値は同じ値となる。
ST8の処理を終えたCPU210は、ST9に処理を進める。
ST9において、CPU210は、使用者による運転モード切替指示があるか否かを判断する。ここで、運転モード切替指示とは、現在の運転(ここでは冷房運転)から別の運転(暖房運転)への切替を指示するものである。運転モード切替指示がある場合は(ST9−Yes)、CPU210は、ST1に処理を戻す。運転モード切替指示がない場合は(ST9−No)、CPU210は、使用者による運転停止指示があるか否かを判断する(ST10)。ここで、運転停止指示とは、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cの全ての運転停止を指示するものである。
運転停止指示があれば(ST10−Yes)、CPU210は、運転停止処理を実行し(ST11)、処理を終了する。運転停止処理では、CPU210は、圧縮機21や室外ファン26を停止するとともに膨張弁24a〜24dを全閉とする。また、CPU210は、大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cに対し通信部230を介して運転を停止する旨の運転停止信号を送信する。運転停止信号を受信した大型室内機5aおよび小型室内機5b、5cは、室内ファン54a〜54cを停止する。
ST10において運転停止指示がなければ(ST10−No)、CPU210は、現在の運転が冷房運転であるか否かを判断する(ST14)。現在の運転が冷房運転であれば(ST14−Yes)、CPU210は、ST5に処理を戻す。現在の運転が冷房運転でなければ(ST14−No)、つまり、現在の運転が暖房運転であれば、CPU210は、ST13に処理を戻す。
以上説明したように、本発明の空気調和機1は、小型室内機5b、5cより能力の大きい大型室内機5aを室外機2に接続する際に、室外機2の膨張弁24aおよび膨張弁24bと大型室内機5aを、液管8aおよび液分管8aaと液分管8abで接続しても、室外機2と大型室内機5aを接続するガス管9aに対応する室外機ガス分管45aに設けられたガス側温度センサ37aの検出値を用いて膨張弁24aと膨張弁24bの開度調整を同様に行う。このため、膨張弁24aと膨張弁24bのの開度調整が確実に行える。
尚、以上説明した実施形態では、室外機2に弁口径が同じ膨張弁が4個設けられ、4個の膨張弁のうちの2個に大型室内機5aが接続されるとともに残り2個の膨張弁の各々に小型室内機5b、5cが接続される場合について説明した。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、4個の膨張弁のうち3個に1台の大型室内機が接続されるとともに残り1個の膨張弁に1台の小型室内機が接続されてもよい。また、室外機に弁口径が同じ膨張弁が2個設けられ、2台の小型室内機を接続するあるいは1台の大型室内機を接続することが選択できるような空気調和機に適用できる等、室外機に設ける膨張弁の個数とこの室外機に接続する室内機の能力や台数を適宜組み合わせることができる空気調和機に適用できる。
1 空気調和装置
2 室外機
5a 大型室内機
5b、5c 小形室内機
8a〜8c 液管
8aa、8ab 液分管
9a〜9d ガス管
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24a〜24d 膨張弁
32 低圧センサ
37a〜37d ガス側温度センサ
38 外気温度センサ
51 室内熱交換器
200 室外機制御部
210 CPU
220 記憶部
240 センサ入力部
300 加算パルス数テーブル
Ps 吸入圧力
SH 過熱度
Teo 蒸発器出口温度
Tthl 低圧飽和温度
To 外気温度
X パルス数
Xe 初期パルス数
Xadd 加算パルス数

Claims (1)

  1. 室外機と、室内機と、前記室外機と前記室内機が液管と複数のガス管で接続された冷媒回路を有し、
    前記室内機は、室内熱交換器を有し、
    前記室外機は、室外熱交換器と、同室外熱交換器に対して並列に接続された弁口径が同一である複数個の膨張弁を有し、
    前記液管には、当該液管の一端に複数の液分管が接続され、
    前記室内機が、2個以上の前記膨張弁に同膨張弁の個数と同本数の前記液分管および1本の前記液管で接続されるともに、前記室外機と1本の前記ガス管で接続される空気調和機であって、
    前記室外機には、前記室内機の室内熱交換器が蒸発器として機能する場合に同室内熱交換器から流出する冷媒の温度である蒸発器出口温度を検出するガス側温度検出手段を有し、
    前記ガス側温度検出手段で検出した蒸発器出口温度に基づいて、当該室内機が接続されている前記各膨張弁の開度が調整される、
    ことを特徴とする空気調和機。
JP2016220175A 2016-11-11 2016-11-11 空気調和機 Pending JP2018077021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016220175A JP2018077021A (ja) 2016-11-11 2016-11-11 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016220175A JP2018077021A (ja) 2016-11-11 2016-11-11 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018077021A true JP2018077021A (ja) 2018-05-17

Family

ID=62150651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016220175A Pending JP2018077021A (ja) 2016-11-11 2016-11-11 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018077021A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016161256A (ja) 空気調和装置
JP2018004216A (ja) 空気調和装置
JP6304058B2 (ja) 空気調和装置
JP2014115011A (ja) 空気調和装置
JP2016061456A (ja) 空気調和装置
JP2015117854A (ja) 空気調和装置
JP6822177B2 (ja) 空気調和装置
JP2017062049A (ja) 空気調和装置
JP2019078411A (ja) 空気調和機
JP7009808B2 (ja) 空気調和装置
JP7000902B2 (ja) 空気調和装置
JP2018132217A (ja) 空気調和装置
JP2019168150A (ja) 空気調和装置
JP2014185818A (ja) 空気調和装置
JP2018013301A (ja) 空気調和装置
JP2017009269A (ja) 空調システム
JP2018115805A (ja) 空気調和装置
JP2016090092A (ja) 空気調和装置
JP2018159520A (ja) 空気調和装置
JP2016020784A (ja) 空気調和装置
JP2017142017A (ja) 空気調和装置
JP2017155952A (ja) 空気調和装置
EP2857768B1 (en) Air conditioner
JP2020153603A (ja) 空気調和機
JP2019113246A (ja) 空気調和装置