JP2018076897A - Ball joint - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ボール部を回動可能に保持したベアリングシートを受け側部材に収容したボールジョイントに関する。 The present invention relates to a ball joint in which a bearing sheet that rotatably holds a ball portion is accommodated in a receiving member.
従来、例えば自動車などの車両の懸架装置や操舵装置に継ぎ手として使用されるボールジョイントがある。このボールジョイントは、ボール側部材であるボールスタッドと、受け側部材であるソケットと、ベアリングシートである例えば合成樹脂製のボールシートとを備え、ボールスタッドの端部のボール部がボールシートにより回動可能に保持された状態でソケットに収容されている。したがって、ボール部とソケットとの間にボールシートが挟み込まれた構造となっている。そして、このボールジョイントは、ボール部とボールシートとの摺動によって荷重伝達や衝撃吸収などの効果を得る。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is a ball joint used as a joint in a suspension device or a steering device of a vehicle such as an automobile. This ball joint includes a ball stud that is a ball side member, a socket that is a receiving side member, and a ball seat made of, for example, a synthetic resin that is a bearing seat, and the ball portion at the end of the ball stud is rotated by the ball sheet. The socket is accommodated in a movable state. Therefore, the ball seat is sandwiched between the ball portion and the socket. And this ball joint acquires effects, such as load transmission and shock absorption, by sliding with a ball part and a ball seat.
特に、懸架装置において、このボールジョイントは路面(タイヤ)と車体(シャシー)との間に配置されることで、常にボールシートに対してボールスタッドから軸方向荷重(負荷)が加わっている。このように軸方向荷重が常時加わっている状態でボール部とボールシートとが摺動すると、ボールシートの摩耗が激しくなり製品寿命が短くなる。一般的には、グリースなどの潤滑剤をボール部とボールシートとの間に介在させることで摩耗を緩和している(例えば、特許文献1及び2参照。)。 In particular, in the suspension device, the ball joint is disposed between the road surface (tire) and the vehicle body (chassis), so that an axial load (load) is always applied from the ball stud to the ball seat. When the ball portion and the ball seat slide in such a state where the axial load is constantly applied in this way, the wear of the ball seat becomes intense and the product life is shortened. Generally, wear is mitigated by interposing a lubricant such as grease between the ball portion and the ball seat (see, for example, Patent Documents 1 and 2).
潤滑剤による摩耗の緩和には限界があることから、より摩耗を抑制し高寿命化できるボールジョイントが求められている。このような課題は、懸架装置用のボールジョイントや車両用のボールジョイントだけでなく、任意の箇所に用いるボールジョイントに対しても同様に生じる。 Since there is a limit to the alleviation of wear caused by a lubricant, there is a demand for a ball joint that can further suppress wear and increase the life. Such a problem similarly occurs not only for a ball joint for a suspension device and a ball joint for a vehicle, but also for a ball joint used in an arbitrary place.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ボール部の回動に伴うベアリングシートの摩耗を抑制できるボールジョイントを提供することを目的とする。 This invention is made in view of such a point, and it aims at providing the ball joint which can suppress the abrasion of the bearing seat accompanying rotation of a ball | bowl part.
請求項1記載のボールジョイントは、ボール部を備えたボール側部材と、このボール側部材のボール部を回動可能に保持するベアリングシートと、前記ボール部を保持した前記ベアリングシートが収容される受け側部材と、前記受け側部材と前記ボール側部材とのそれぞれに前記ボール側部材の軸方向に沿って反発力を生じさせるように配置された磁石とを具備したものである。 The ball joint according to claim 1 accommodates a ball side member provided with a ball portion, a bearing seat that rotatably holds the ball portion of the ball side member, and the bearing seat that holds the ball portion. A receiving side member, and a magnet arranged to generate a repulsive force along the axial direction of the ball side member in each of the receiving side member and the ball side member are provided.
請求項2記載のボールジョイントは、請求項1記載のボールジョイントにおいて、磁石が、受け側部材とボール側部材とのそれぞれにいずれか同極どうしを前記ボール側部材の軸方向に沿って互いに対向させた状態で配置されているものである。 The ball joint according to claim 2 is the ball joint according to claim 1, wherein the magnets oppose each other in the same polarity on each of the receiving side member and the ball side member along the axial direction of the ball side member. It is arrange | positioned in the state made to do.
請求項3記載のボールジョイントは、請求項1または2記載のボールジョイントにおいて、磁石が、受け側部材の内側面とボール側部材のボール部の外周面とのそれぞれに配置されたものである。 A ball joint according to a third aspect is the ball joint according to the first or second aspect, wherein magnets are arranged on each of the inner side surface of the receiving side member and the outer peripheral surface of the ball portion of the ball side member.
請求項1記載のボールジョイントによれば、受け側部材とボール側部材とのそれぞれに、ボール側部材の軸方向に沿って反発力を生じさせるように磁石を配置することで、この反発力によりボール部からベアリングシートに加わる軸方向の荷重を軽減し、ボール部の回動に伴うベアリングシートの摩耗を抑制できる。 According to the ball joint of the first aspect, by arranging the magnet so as to generate a repulsive force along the axial direction of the ball side member on each of the receiving side member and the ball side member, The axial load applied to the bearing seat from the ball portion can be reduced, and wear of the bearing seat accompanying the rotation of the ball portion can be suppressed.
請求項2記載のボールジョイントによれば、請求項1記載のボールジョイントの効果に加えて、受け側部材とボール側部材とのそれぞれに、磁石のいずれか同極どうしをボール側部材の軸方向に沿って互いに対向させた状態で配置することで、磁石の反発力をボール側部材の軸方向に沿って容易に作用させることができる。 According to the ball joint according to claim 2, in addition to the effect of the ball joint according to claim 1, each of the receiving side member and the ball side member is provided with any one of the same poles of the magnets in the axial direction of the ball side member. By arranging them so as to face each other, the repulsive force of the magnet can be easily applied along the axial direction of the ball side member.
請求項3記載のボールジョイントによれば、請求項1または2記載のボールジョイントの効果に加えて、磁石を受け側部材の内側面とボール側部材のボール部の外周面とのそれぞれに配置することで、磁石をより接近させて同極どうしの反発力をより効果的に作用させることができる。 According to the ball joint according to claim 3, in addition to the effect of the ball joint according to claim 1 or 2, the magnet is disposed on each of the inner surface of the receiving member and the outer peripheral surface of the ball portion of the ball member. Thus, the magnets can be brought closer to each other and the repulsive force between the same poles can be more effectively applied.
以下、本発明の一実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。 The configuration of an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1において、11はボールジョイントであり、このボールジョイント11は、例えば自動車の操舵装置、あるいは懸架装置に用いられるものである。本実施の形態では、このボールジョイント11は、懸架装置に用いられるものを例に挙げて説明する。このボールジョイント11は、受け側部材(ハウジング)であるソケット14と、ボール側部材であるボールスタッド15と、ベアリングシートであるボールシート16と、(一方及び他方の)磁石17,18とを備えている。また、このボールジョイント11は、図示しないが、ダストカバーを備えていてもよい。そして、このボールジョイント11は、ソケット14を上側、ボールスタッド15を下側として配置される、いわゆる倒立型のものである。なお、以下、図1中の下側を一端側である下側、上側を他端側である上側として説明する。
In FIG. 1, 11 is a ball joint, and this
ソケット14は、例えば本実施の形態では(冷間)鍛造、あるいは鋳造などにより形成された金属製である。このソケット14は、有蓋円筒状(有底円筒状)に形成されている。すなわち、このソケット14は、有底円筒状に円筒状の本体部21を備えている。また、このソケット14は、荷重受け部22を備えている。さらに、このソケット14は、蓋部(底部)としての閉塞部23とを一体に有している。そして、このソケット14の内部には、本体部21と荷重受け部22と閉塞部23とによって内室24が区画形成されている。また、このソケット14の下端部には、内室24をソケット14の外部と連通する開口部である円形状のソケット開口部25が形成されている。さらに、このソケット14には、ダストカバーを固定するカバー取付部としてのカバー固定溝26が形成されていてもよい。
The
本体部21は、例えば径寸法が略一定の円筒状に形成されている。
For example, the
荷重受け部22は、本体部21の上端側に連続するものである。この荷重受け部22は、少なくとも内側が下端側(本体部21側)から上端側(閉塞部23側)へと徐々に縮径される円筒状に形成されている。この荷重受け部22は、ソケット14においてボールスタッド15側から最も大きな荷重を受ける部分である。
The
閉塞部23は、荷重受け部22の上端、すなわち荷重受け部22に対して本体部21とは反対側に連続するものである。この閉塞部23は、ソケット14の軸方向に対して略直交する方向に沿って形成されており、荷重受け部22の上端を閉塞している。
The
内室24は、荷重受け部22に対応する位置で下端側から上端側へと徐々に縮径されるように形成されている。この内室24は、ソケット14の内側面14aにより囲まれている。
The
ソケット開口部25には、内室24に収容されたボールシート16の抜け止め用の保持部材としての円環状のプラグ31が取り付けられている。このプラグ31は、ソケット開口部25の内縁部に沿って段差状に形成された保持部32に外周縁が保持された状態で、ソケット14の下端側を中心側へとかしめ変形させたかしめ固定部33により、ソケット14に固定されている。
An annular plug 31 is attached to the socket opening 25 as a holding member for retaining the
カバー固定溝26は、ソケット14(本体部21)の下端側の外周に周方向に沿って円環溝状に形成されている。
The
ボールスタッド15は、例えば鋼鉄製などのものである。このボールスタッド15は、球状のボール部41と、このボール部41に連結された軸状のスタッド部42とを一体的に備えている。
The
ボール部41は、外周面41aの一部がボールシート16に摺動(回動)可能に保持されている。すなわち、ボール部41は、ボールシート16とともにソケット14の内室24に収容されている。
In the
スタッド部42は、図示しない外部の被接続部材に接続されて荷重が加わる部分である。このスタッド部42は、ソケット14から外方(図1中の下方)へと突出している。なお、このスタッド部42は、ボール部41と一体に成形してもよいし、ボール部41と別体で成形した後、ボール部41に溶接などにより一体化してもよい。
The
ボールシート16は、例えば耐摩耗性に優れ弾性率が高い合成樹脂製などのものである。このボールシート16は、ボールスタッド15のボール部41を摺動(回動)可能に保持してソケット14の内室24に収容される。このボールシート16は、円筒状のシート本体部45を備えている。また、このボールシート16は、シート荷重受け部であるシート傾斜部46を備えている。さらに、このボールシート16は、シート蓋部(シート底部)としてのシート端部47とを一体に備えている。また、このボールシート16には、開口51が下端部に位置して形成されている。そして、このボールシート16には、ボール部41の外周面41aを保持する摺動面52が形成されている。
The
シート本体部45は、ボールシート16が内室24に嵌着された状態でソケット14の本体部21の内方に位置する部分である。このシート本体部45の下端部は、ボールシート16がソケット14の内室24に収容された状態で、ソケット14に取り付けられたプラグ31に当接している。
The
シート傾斜部46は、シート本体部45の上端に連続し、シート本体部45側から上端側(シート端部47側)へと徐々に縮径される円筒状に形成されている。このシート傾斜部46は、ボールシート16が内室24に嵌着された状態でソケット14の荷重受け部22の内方に位置している。したがって、このシート傾斜部46は、ボール部41に対して軸方向に対向しており、ボールシート16においてボールスタッド15側から最も大きな荷重を受ける部分である。
The sheet inclined
シート端部47は、このシート傾斜部46の上端に連続して形成されている。このシート端部47は、ボールシート16が内室24に嵌着された状態でソケット14の閉塞部23の内方に位置するとともに、この閉塞部23に対して離間されている。さらに、このシート端部47には、摺動面52と連続する凹部56が形成されている。また、このシート端部47には、内室24に連通する連通孔部57が貫通して形成されている。この連通孔部57は、凹部56を貫通している。そして、摺動面52の上端の位置から凹部56及び連通孔部57を含むシート端部47と閉塞部23との間に亘る領域が、ボール部41の外周面41aと摺動面52との間に配置されるグリースを溜めるための潤滑剤溜め部としてのグリース溜め部となっている。
The
開口51は、ボールシート16が内室24に嵌着された状態でソケット14のソケット開口部25に連通するものである。換言すれば、この開口51は、ボールスタッド15の一部であるボール部41の一部(下部)とスタッド部42とを外方へと突出させるものである。
The
摺動面52は、開口51に連通して形成されている。この摺動面52は、シート本体部45の内方に位置する筒状部としての副摺動部52aと、この副摺動部52aの上端に連続しシート本体部45からシート傾斜部46の内方に亘って位置する縮径部としての主摺動部52bとを有し、シート本体部45の内方からシート傾斜部46の内方に亘って連続して形成されている。
The sliding
副摺動部52aは、摺動面52に圧入されたボール部41の赤道位置Eに対応する部分を保持する部分であり、ボール部41を補助的に摺動(回動)可能に保持する部分である。この副摺動部52aは、ボールシート16がソケット14の内室24に収容された状態でボール部41の外周面41aに沿う球面状となるように形成されている。なお、ボール部41の赤道位置Eとは、ボール部41の軸方向に交差(直交)する方向に径寸法が最大になる位置の外周面41aをいう。
The auxiliary sliding
主摺動部52bは、摺動面52に圧入されたボール部41の赤道位置Eよりも下端側(副摺動部52a側)から上端側へと徐々に縮径される球面状に形成されており、ボール部41を主として摺動(回動)可能に保持する部分である。
The main sliding
磁石17,18は、例えば本実施の形態では永久磁石であるが、電磁石とすることもできる。磁石17は、ソケット14に配置され、磁石18は、ボールスタッド15に配置されている。
The
磁石17は、例えば本実施の形態ではソケット14の内側面14aの近傍に配置されている。より詳細に、この磁石17は、ソケット14の閉塞部23に配置されている。この磁石17は、ソケット14の内側面14aに露出していてもよいし、内側面14aに露出せずにソケット14に埋め込み配置されていてもよい。したがって、この磁石17は、ソケット14の内室24の一部を区画していてもよい。また、この磁石17は、N極、またはS極のいずれかの極17aをボールスタッド15側に向けて配置されている。具体的に、この磁石17は、極17aを下側に向けて配置されている。すなわち、この磁石17は、極17aをボールジョイント11(ボールスタッド15)の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿わせて配置されている。
For example, the
磁石18は、例えば本実施の形態ではボールスタッド15のボール部41の外周面41aの近傍に配置されている。この磁石18は、ボール部41の外周面41aに露出していてもよいし、外周面41aに露出せずにボール部41に埋め込まれていてもよい。すなわち、この磁石18は、ボールシート16(摺動面52)に対向して配置されている。また、この磁石18は、本実施の形態ではボール部41の頂部、すなわちボール部41の中心に対してスタッド部42とは反対側の位置に配置されている。さらに、この磁石18は、N極、またはS極のいずれかの極18aをソケット14及びボールシート16側に向けて配置されている。具体的に、この磁石18は、極18aを上側に向けて配置されている。すなわち、この磁石18は、極18aをボールジョイント11(ボールスタッド15)の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿わせて配置されている。このため、磁石17,18の極17a,18aが、ボールスタッド15がソケット14及びボールシート16に対して回動していない状態で上下に互いに対向されて配置されている。また、磁石17の極17aと磁石18の極18aとは同極となっている。そのため、これら磁石17,18の配置により、軸方向に反発力Rが作用するようになっている。
In the present embodiment, for example, the
ダストカバーは、ダストシール、あるいはブーツなどとも呼ばれ、ボールスタッド15の揺動に拘らずソケット14のソケット開口部25を覆い、ソケット14あるいはボールシート16の内部への水分及び塵埃などの侵入を阻止するものである。このダストカバーは、例えば合成樹脂により略円筒状に形成され、下端側がボールスタッド15のスタッド部42の外周面に固定され、上端側がソケット14のカバー固定溝26に嵌着され、この上端側の外周面に取り付けられたリング状の固定部材により締め付け固定されている。
The dust cover, also called a dust seal or boot, covers the
次に、上記一実施の形態のボールジョイント11の作用について説明する。 Next, the operation of the ball joint 11 of the above embodiment will be described.
スタッド部42が接続された車体側からの荷重Fがボールスタッド15に加わると、ボールスタッド15が前後方向、あるいは左右方向などに揺動する。
When a load F from the vehicle body side to which the
このとき、磁石17,18の極17a,18aどうしで作用する反発力Rにより、ボールスタッド15を介してボールシート16及びソケット14に加わる軸方向の荷重Fと反対方向に力を発生させることで軸方向の荷重Fを相殺して軽減する。この結果、ボール部41の外周面41aとボールシート16の摺動面52との摺動抵抗が低減する。さらに、この摺動抵抗は、グリース溜め部に溜められたグリースにより補助的に軽減される。この結果、ボール部41が摺動面52において、円滑に回動(摺動)する。
At this time, the repulsive force R acting between the
上述したように、上記一実施の形態によれば、ソケット14とボールスタッド15とのそれぞれに、ボールスタッド15の軸方向に沿って反発力Rを生じさせるように磁石17,18を配置することで、この反発力Rによりボール部41からボールシート16に加わる軸方向の荷重Fを軽減できる。
As described above, according to the above-described embodiment, the
具体的に、ソケット14とボールスタッド15とのそれぞれに、磁石17,18のいずれか同極17a,18aどうしをボールスタッド15の軸方向に沿って互いに対向させた状態で配置することで、磁石17,18の反発力Rをボールスタッド15の軸方向に沿って容易に作用させることができる。
Specifically, the
したがって、常時強く当たっていた軸方向の荷重Fを軽減化できることで、ボール部41の回動に伴うボールシート16の摩耗を抑制でき、ボールシート16を高寿命化できる。また、磁石17,18の反発力Rによって見かけ上の入力荷重が小さくなるので、ボールシート16の厚みなども抑制でき、より小型化可能となる。
Therefore, by reducing the axial load F that has been constantly applied, wear of the
さらに、磁石17,18をソケット14の内側面14aとボールスタッド15のボール部41の外周面41aとのそれぞれに配置することで、磁石17,18をより接近させて同極どうしの反発力Rをより効果的に作用させることができる。
Further, by arranging the
特に、懸架装置に用いられる倒立型のボールジョイント11の場合には、路面(タイヤ)と車体(シャシー)との間に配置されることから、常に荷重が加わっているので、上記の構成を採用することで、ボールシート16の摩耗を抑制し、ボールシート16を高寿命化できるので、信頼性をより向上できる。
In particular, in the case of the inverted ball joint 11 used for the suspension system, the load is always applied because it is placed between the road surface (tire) and the vehicle body (chassis), so the above configuration is adopted. By doing so, wear of the
なお、上記一実施の形態において、磁石17,18は、ソケット14の閉塞部23とボールスタッド15のボール部41の頂部とに配置するものに限定されず、例えば磁石17を、荷重が最も強く加わる荷重受け部22に全周に配置することもできるし、磁石18によりボール部41の外周面41a全体を覆う構成とすることもできる。
In the above-described embodiment, the
また、ボールスタッド15は、スタッド部42を有しないものでもよい。
Further, the
そして、ボールジョイント11は、倒立型のものでなくてもよく、また、車両の懸架装置に限らず、車両の操舵装置など、任意の接続箇所に用いることができる。 The ball joint 11 does not have to be an inverted type, and can be used not only in the vehicle suspension device but also in any connection location such as a vehicle steering device.
本発明は、例えば自動車などの車両の懸架装置に好適に用いることができる。 The present invention can be suitably used for a suspension device of a vehicle such as an automobile.
11 ボールジョイント
14 受け側部材であるソケット
14a 内側面
15 ボール側部材であるボールスタッド
16 ベアリングシートであるボールシート
17,18 磁石
17a,18a 極
41 ボール部
41a 外周面
R 反発力
11 Ball joint
14 Socket as receiving member
14a Inside surface
15 Ball stud as ball side member
16 Ball seat which is a bearing seat
17, 18 magnet
17a, 18a pole
41 Ball
41a Outer peripheral surface R Repulsive force
Claims (3)
このボール側部材のボール部を回動可能に保持するベアリングシートと、
前記ボール部を保持した前記ベアリングシートが収容される受け側部材と、
前記受け側部材と前記ボール側部材とのそれぞれに前記ボール側部材の軸方向に沿って反発力を生じさせるように配置された磁石と
を具備したことを特徴とするボールジョイント。 A ball side member having a ball portion;
A bearing seat that rotatably holds the ball portion of the ball side member;
A receiving side member in which the bearing seat holding the ball portion is accommodated;
A ball joint comprising: a magnet arranged to generate a repulsive force along the axial direction of the ball side member on each of the receiving side member and the ball side member.
ことを特徴とする請求項1記載のボールジョイント。 2. The magnet according to claim 1, wherein the magnet is disposed on each of the receiving side member and the ball side member in a state in which one of the same poles faces each other along the axial direction of the ball side member. Ball joint.
ことを特徴とする請求項1または2記載のボールジョイント。 The ball joint according to claim 1, wherein the magnet is disposed on each of an inner surface of the receiving side member and an outer peripheral surface of the ball portion of the ball side member.
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