JP2018068807A - 画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラム - Google Patents

画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】断層撮影装置から断層画像を取得して患部を診断する際に実行される複合関心領域の設定作業にかかる負担を軽減することができる画像診断支援装置を提供する。【解決手段】CPU14は、複数の時刻の各々で撮影された患者のMRI画像をモニタ22に表示する。カーソルの先端位置がMRI画像上の所望の位置に配された状態でマウスポインタ18がクリックされると、CPU14は、単一のメインROIおよび1または2以上のサブROIからなるマルチROIをMRI画像上に多重表示する。このとき、マルチROIは、その基準点がカーソルの先端位置に合わせられるように配置される。配置されたマルチROIは、マウスポインタ18によるドラッグ操作が行われたときに、基準点を中心として回転される。こうして位置決められたメインROIおよびサブROIの各々に属する部分画像は、CPU14によって解析される。【選択図】図1

Description

この発明は、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムに関し、特に、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置やCT(Computed Tomography)装置のような断層撮影装置から断層画像を取得して患部を診断する、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムに関する。
癌の成長には血管新生が必須であるため、腫瘍血管の構造や機能の変化を評価する事が重要である。これらの変化を非侵襲的に評価する方法の1つにダイナミック造影MRI(Dynamic Contrast-Enhanced magnetic resonance Imaging : DCE-MRI)がある。このDCE−MRIにおいて血管状態を解析する方法は2つあり、1つは造影剤濃度−時間曲線(Time Intensity Curve : TIC)の形状を評価する方法で、もう1つは造影剤の動きを薬物動態モデルに当てはめて解析する方法である。
前者は、画像上に関心領域を設定しその信号強度で曲線を描画し、そのピーク時間や曲線の傾きなど比較的簡単に得られるパラメータを用いて評価する方法であり、昔から用いられている。後者は、血管状態の変化と生理学的な変化との関係性を薬物動態モデルの数式を用いて明らかにする方法である。後者では、生理学的な情報を取得できるだけでなく、数式を用いて得られたパラメータからマッピング画像を作成し、かつ当該マッピング画像上で関心領域を設定することにより、前者のTIC計測で得られる情報も取得できる。いずれにせよ、上記2つの方法には関心領域の設定とTIC曲線の作成が重要である。
「Background Parenchymal Signal Enhancement Ratio at Preoperative MR Imaging : Association with Subsequent Local Recurrence in Patients with Ductal Carcinoma in Situ after Breast Conservation Surgery」,Radiology:Volume 270:Number 3,March 2014
現在、医療装置の性能向上は著しく、従来得ることができなかった高分解能な画像が得られるようになってきた。それに伴い、より正確に血管状態を把握するために様々なROI(Region Of Interest)つまり関心領域の設定方法が提案されている。
たとえば非特許文献1では、単一のメインROIおよび複数のサブROIからなるマルチROIつまり複合関心領域を想定した上で、単一のメインROIを腫瘍内部に設定するとともに、メインROIから1列に連続する複数のサブROIを腫瘍外部に設定し、腫瘍内部から外部への造影剤の移行性を評価している。
しかし、単一のメインROIおよび複数のサブROIからなるマルチROIの設定作業が複雑であるため、実際の臨床への普及が難しいという課題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、複合関心領域の設定作業にかかる負担を軽減することができる、画像診断支援装置、画像診断支援方法および画像診断支援プログラムを提供することである。
この発明に係る画像診断支援装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、複数の時刻(T0~T4)の各々で撮影された患者の断層画像を表示する断層画像表示手段(S21, S37~S47)、複数の関心領域からなりかつ基準点を有する複合関心領域を断層画像表示手段によって表示された断層画像上に配置する配置手段(S53)、断層画像表示手段によって表示された断層画像のうち複数の関心領域の各々に属する部分画像を解析する解析手段(S55~S57)、および回転操作を受け付けたとき配置手段によって配置された複合関心領域を基準点を中心として回転させる回転手段(S63)を備える。
好ましくは、複数の関心領域は、単一のメイン関心領域と、メイン関心領域に近接する特定サブ関心領域を含む1または2以上のサブ関心領域とを含み、基準点はメイン関心領域と特定サブ関心領域との間の1点に相当する。
さらに好ましくは、1または2以上のサブ関心領域はメイン関心領域から連なるように配される。
好ましくは、断層画像表示手段によって表示された断層画像上の所望の位置を指定する指定操作を受け付ける受け付け手段(S49, S51)がさらに備えられ、配置手段は基準点が指定操作によって指定された位置に重なるように複合関心領域を配置する。
好ましくは、マウスポインタ(18)の操作に従って移動するカーソル(CS1)を断層画像表示手段によって表示された断層画像に多重する多重手段(S25)がさらに備えられ、指定操作は多重手段によって多重されたカーソルを複合関心領域の外側に配した状態でマウスポインタをクリックする操作に相当し、回転操作は多重手段によって多重されたカーソルを複合関心領域上に配した状態でマウスポインタをクリックしかつドラッグする操作に相当する。
好ましくは、配置手段によって配置される複合関心領域の属性を属性変更操作に応答して変更する属性変更手段(S3~S7, S9~S13)がさらに備えられる。
或る局面では、属性変更操作は個数変更操作を含み、属性変更手段は関心領域の個数を変更する個数変更手段(S3~S7)を含む。
他の局面では、属性変更操作はサイズ変更操作を含み、属性変更手段は関心領域のサイズを変更するサイズ変更手段(S9~S13)を含む。
好ましくは、断層画像表示手段は表示すべき断層画像を画像更新操作に応答して更新する更新手段(S37~S47)を含み、配置手段は更新手段の処理に関係なく配置処理を実行する。
好ましくは、断層画像表示手段によって表示される断層画像は複数の断層位置のいずれか1つを対象とし、断層画像表示手段が対象とする断層位置を断層位置変更操作に応答して変更する断層位置変更手段(S31~S35)がさらに備えられる。
この発明に係る画像診断支援方法は、画像診断支援装置(10)によって実行される画像診断支援方法であって、複数の時刻(T0~T4)の各々で撮影された患者の断層画像を表示する断層画像表示ステップ(S21, S37~S47)、複数の関心領域からなりかつ基準点を有する複合関心領域を断層画像表示ステップによって表示された断層画像上に配置する配置ステップ(S53)、断層画像表示ステップによって表示された断層画像のうち複数の関心領域の各々に属する部分画像を解析する解析ステップ(S55~S57)、および回転操作を受け付けたとき配置ステップによって配置された複合関心領域を基準点を中心として回転させる回転ステップ(S63)を備える。
この発明に係る画像診断支援プログラムは、画像診断支援装置(10)のプロセッサ(14)に、複数の時刻(T0~T4)の各々で撮影された患者の断層画像を表示する断層画像表示ステップ(S21, S37~S47)、複数の関心領域からなりかつ基準点を有する複合関心領域を断層画像表示ステップによって表示された断層画像上に配置する配置ステップ(S53)、断層画像表示ステップによって表示された断層画像のうち複数の関心領域の各々に属する部分画像を解析する解析ステップ(S55~S57)、および回転操作を受け付けたとき配置ステップによって配置された複合関心領域を基準点を中心として回転させる回転ステップ(S63)を実行させるための、画像診断支援プログラムである。
複合関心領域は、複数の小関心領域からなりかつ基準点を有する。断層画像上に複合関心領域を配置した後に回転操作を行うと、複合関心領域は基準点を中心として回転する。つまり、複合関心領域の姿勢は、複合関心領域の配置の後に調整することができる。これによって、複合関心領域の設定作業にかかる負担の軽減が図られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例に適用される医療診断支援システムの構成を示すブロック図である。 (A)は時刻T0に撮影された125個のMRI画像をそれぞれ収めた125個のDICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)ファイルの構造の一例を示す図解図であり、(B)は時刻T1に撮影された125個のMRI画像をそれぞれ収めた125個のDICOMファイルの構造の一例を示す図解図であり、(C)は時刻T2に撮影された125個のMRI画像をそれぞれ収めた125個のDICOMファイルの構造の一例を示す図解図である。 (A)は時刻T3に撮影された125個のMRI画像をそれぞれ収めた125個のDICOMファイルの構造の一例を示す図解図であり、(B)は時刻T4に撮影された125個のMRI画像をそれぞれ収めた125個のDICOMファイルの構造の一例を示す図解図である。 (A)はマルチROI設定ダイアログの一例を示す図解図であり、(B)はマルチROI設定ダイアログの一例を示す図解図である。 (A)はDRAMに設けられたテーブルの一例を示す図解図であり、(B)はDRAMに設けられたテーブルの他の一例を示す図解図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたモニタに表示される診断支援画像の一例を示す図解図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたモニタに表示される診断支援画像の他の一例を示す図解図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたモニタに表示される診断支援画像のその他の一例を示す図解図である。 (A)は時刻T0に撮影された或る断層位置のMRI画像の一例を示す図解図であり、(B)は時刻T1に撮影された或る断層位置のMRI画像の一例を示す図解図であり、(C)は時刻T2に撮影された或る断層位置のMRI画像の一例を示す図解図であり、(D)は時刻T3に撮影された或る断層位置のMRI画像の一例を示す図解図であり、(E)は時刻T4に撮影された或る断層位置のMRI画像の一例を示す図解図である。 (A)はMRI画像にマルチROIを配置した状態の一例を示す図解図であり、(B)はMRI画像にマルチROIを配置した状態の他の一例を示す図解図である。 DRAMに設けられたテーブルに数値が記載された状態の一例を示す図解図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたモニタに表示される診断支援画像のさらにその他の一例を示す図解図である。 (A)は時刻T0に撮影された或る断層位置のMRI画像にマルチROIを配置した状態の一例を示す図解図であり、(B)は時刻T1に撮影された或る断層位置のMRI画像にマルチROIを配置した状態の一例を示す図解図であり、(C)は時刻T2に撮影された或る断層位置のMRI画像にマルチROIを配置した状態の一例を示す図解図であり、(D)は時刻T3に撮影された或る断層位置のMRI画像にマルチROIを配置した状態の一例を示す図解図であり、(E)は時刻T4に撮影された或る断層位置のMRI画像にマルチROIを配置した状態の一例を示す図解図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたCPUの動作の一部を示すフロー図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 この実施例の画像診断支援装置に設けられたCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
図1を参照して、この実施例の医療診断支援システムは、院内LAN50を介して互いに接続された画像診断支援装置10,MRI装置30および画像サーバ40によって構成される。診断支援装置10において、バスBS1には、通信I/F12,CPU14,キーボード16,マウスポインタ18,HDD20,モニタ22およびDRAM24が接続される。
MRI装置30は、核磁気共鳴現象を利用して、被検者の***の水平断層を表すMRI画像を作成する装置である。ダイナミック造影MRIシーケンスに従う***の撮影処理は、造影剤を***に注入する前の時刻T0に1回実行され(これを“プレーン撮影”と呼ぶ)、造影剤の注入が開始された後は60秒に1回の割合で合計4回実行される。造影剤の注入開始時刻を“T0”と定義すると、その後に60秒毎に到来する4つの撮影時刻はそれぞれ“T1”,“T2”,“T3”,“T4”と定義される。
なお、各回の撮影は数秒を要し、時刻T0〜T4の各々は厳密には撮影開始時刻を示す。また、この実施例では、造影剤の注入開始時刻がプレーン撮影時刻と一致することを前提としており、時刻T0はプレーン撮影時刻でもある。さらに、時刻T0から時刻T1までの時相は“初期相”と呼ばれ、時刻T1から時刻T4までの時相は“遅延相”と呼ばれる。また、作成されたMRI画像をなす各画素の値(=信号強度)は、撮影時に断層を流れる造影剤の濃度つまりは血液濃度を反映する。
MRI装置30は、互いに異なる125個の断層位置にそれぞれ対応する125フレームのMRI画像を時刻T0〜T4の各々で作成し、作成されたMRI画像をファイルサイズ,患者情報,撮影時刻,断層位置とともにDICOMファイルに収める。
この結果、時刻T0では図2(A)に示す125個のDICOMファイルが作成され、時刻T1では図2(B)に示す125個のDICOMファイルが作成され、時刻T2では図2(C)に示す125個のDICOMファイルが作成される。また、時刻T3では図3(A)に示す125個のDICOMファイルが作成され、時刻T4では図3(B)に示す125個のDICOMファイルが作成される。作成されたDICOMファイルはいずれも、院内LAN50を経て画像サーバ40に保存される。
画像診断支援装置10に設けられた通信I/F12は、診断対象のMRI画像が収められたDICOMファイルを所望のタイミングで画像サーバ40から取得する。取得されたDICOMファイルは、バスBS1を介してDRAM24に一時的に格納される。
CPU14は、読影医による画像診断を支援するべく、図14に示すマルチROI定義処理および図15〜図16に示す画像解析処理を実行する。ここで、マルチROI定義処理は、キーボード16またはマウスポインタ18によるマルチROI定義操作に応答して開始される。また、画像解析処理は、キーボード16またはマウスポインタ18による画像解析操作に応答して開始される。なお、これらのフロー図に相当するプログラムは、画像診断支援プログラムとしてHDD20に記憶される。
図14を参照して、ステップS1では、図4(A)または図4(B)に示すマルチROI設定ダイアログをDRAM24に展開する。展開されたマルチROI設定ダイアログはモニタ22によって読み出され、モニタ画面に表示される。
図4(A)または図4(B)を参照して、マルチROI設定ダイアログの左側には、マルチROI(複合関心領域)の属性つまりマルチROIを構成するROI(関心領域)の個数および直径(サイズ)をそれぞれ指定する指定窓W1およびW2が縦に並んで表示される。また、マルチROI設定ダイアログの右側には、マルチROIの見本画像が表示される。
マルチROIの見本画像を形成するROIの個数および直径は、指定窓W1およびW2に入力された数値に従う。また、マルチROIの見本画像において、左端のROIはメインROI(メイン関心領域)に相当し、残りの1または2以上のROIはサブROI(サブ関心領域)に相当する。
これを踏まえて、1または2以上のサブROIは、メインROIから連なるように一直線に配される。また、メインROIに近接するサブROIを“特定サブROI”と定義すると、メインROIと特定サブROIとの間の1点つまり両者の接触点が基準点Rとされる。
図14に戻って、ステップS3では、キーボード16またはマウスポインタ18によってROI個数変更操作(=指定窓W1の数値を変更する操作)が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS9に進む一方、判別結果がYESであればステップS5に進む。
ステップS5では指定窓W1の数値を変更し、続くステップS7ではマルチROIの見本画像を更新する。更新後の見本画像を構成するサブROIの数は、ステップS5で変更された数値に従う。ステップS7の処理が完了すると、ステップS9に進む。
ステップS9では、キーボード16またはマウスポインタ18によってROI直径変更操作(=指定窓W2の数値を変更する操作)が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS15に進む一方、判別結果がYESであればステップS11に進む。
ステップS11では指定窓W2の数値を変更し、続くステップS13ではマルチROIの見本画像を更新する。更新後の見本画像を構成するサブROIの直径は、ステップS11で変更された数値に従う。ステップS13の処理が完了すると、ステップS15に進む。ステップS15ではキーボード16またはマウスポインタ18によって終了操作が行われたか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS3に戻る。
したがって、指定窓W1およびW2の各々の数値が“5”に設定されたときは、各々の直径が5mmを示す5つのROIからなるマルチROIの見本画像が、マルチROI設定ダイアログの右側に表示される(図4(A)参照)。
また、指定窓W1の数値および指定窓W2の数値がそれぞれ“4”および“10”に設定されたときは、各々の直径が10mmを示す4つのROIからなるマルチROIの見本画像が、マルチROI設定ダイアログの右側に表示される(図4(B)参照)。
こうしてマルチROIの属性が調整された後に終了操作が行われると、ステップS15からステップS17に進み、図5(A)または図5(B)に示すテーブルTBLをDRAM24に形成する。図5(A)に示すテーブルTBLは図4(A)に示すマルチROI設定ダイアログに対応し、図5(B)に示すテーブルTBLは図4(B)に示すマルチROI設定ダイアログに対応する。
いずれのテーブルTBLも、メインROIに属する部分画像ないし画素群の平均画素値を時刻T0〜T4の各々に対応して記載する欄と、各サブROIに属する部分画像ないし画素群の平均画素値を時刻T0〜T4の各々に対応して記載する欄とを有する。また、テーブルTBL1の右端には、メインROIについて算出された平均画素値に基づく変化率係数(=SER)を記載する欄と、各サブROIについて算出された平均画素値に基づく変化率係数を記載する欄とが設けられる。
このようなテーブルTBLがDRAM24に形成されると、ステップS19でマルチROI設定ダイアログを非表示とする。マルチROI定義処理は、ステップS19の処理の後に終了する。
図15を参照して、ステップS21では初期の診断支援画面をDRAM24に展開する。展開された診断支援画面はモニタ22によって読み出され、図6に示す要領で表示される。図6によれば、診断支援画面は、マトリクス状に配された4つの子画面によって構成される。
左上の子画面には、病変部が存在する断層位置を対象として時刻T0に撮影されたMRI画像の一部が拡大表示される。同様に、右上の子画面には、同じ断層位置を対象として時刻T1に撮影されたMRI画像の一部が拡大表示される。左上の子画面および右上の子画面のいずれにおいても、拡大表示される一部の画像は、病変部が表れた局部画像である。
また、左下の子画面にはMIP(Maximum Intensity Projection)画像が表示され、右下の子画面にはDRAM24に設けられたテーブルTBLを表す画像が表示される。
図15に戻って、ステップS23では、こうして表示された拡大画像の元となるMRI画像の断層位置を示す識別番号を変数Kに設定する。ステップS23ではまた、左上の子画面に表示された拡大画像の元となるMRI画像の撮影時刻(=T0)を“L側時刻”として設定し、右上の子画面に表示された拡大画像の元となるMRI画像の撮影時刻(=T1)を“R側時刻”として設定する。
ステップS25では、カーソルCS1を表すキャラクタ(以下では、単に「カーソルCS1」と呼ぶ。)をDRAM24に展開する。展開されたカーソルCS1には、カーソルCS1の表示位置情報が付随する。展開されたカーソルCS1はモニタ22によって読み出され、表示位置情報に従う位置に多重表示される(図6参照)。
ステップS27では、マウスポインタ18によってカーソル移動操作が行われた否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS31に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS29に進み、カーソルCS1に付随する表示位置情報を更新する。この結果、カーソルCS1が診断支援画面上で移動する。ステップS29の処理が完了すると、ステップS31に進む。
ステップS31では、キーボード16またはマウスポインタ18によって断層位置変更操作が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS37に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS33で変数Kを更新し、ステップS35でK番目の断層位置の拡大画像を左上の子画面および右上の子画面に対応してDRAM24に展開する。
具体的には、K番目の断層位置を対象としてL側時刻に撮影されたMRI画像の一部を表す拡大画像を左上の子画面に展開し、K番目の断層位置を対象としてR側時刻に撮影されたMRI画像の一部を表す拡大画像を右上の子画面に展開する。この結果、診断支援画面は、たとえば図6から図7に更新される。
ステップS37では、キーボード16またはマウスポインタ18によってL側時刻変更操作が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS43に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS39でL側時刻を更新し、ステップS41で左上の子画面の拡大画像を更新してからステップS43に進む。
ステップS43では、キーボード16またはマウスポインタ18によってR側時刻変更操作が行われたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS49に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS45でR側時刻を更新し、ステップS47で右上の子画面の拡大画像を更新してからステップS49に進む。
この結果、診断支援画像は、たとえば図7から図8に更新される。なお、カーソルCS1に付随する表示位置情報は、カーソル移動操作が行われない限り、更新されることはない。したがって、ステップS41またはS45の処理に関わらず、カーソルCS1は同じ位置に継続的に表示される(図9(A)〜図9(E)参照)。
ステップS49では、カーソルCS1が左上の子画面または右上の子画面に配された状態でマウスポインタ18がクリックされたか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS27に戻る一方、判別結果がYESであればステップS51に進む。
ステップS51では、マルチROI設定ダイアログによって定義されたマルチROIを表す画像(以下では、単に「マルチROI」と呼ぶ。)がモニタ22に表示中で、かつクリックされた時点のカーソルCS1の先端位置がマルチROI上であるという論理積条件が満足されるか否かを判別する。
判別結果がNOであればステップS53に進み、マルチROIをDRAM24に新規に展開する。展開済みのマルチROIがDRAM24に存在する場合、このマルチROIはDRAM24から削除される。展開されたマルチROIには、クリック位置情報および回転角度情報が付随する。クリック位置情報はクリック操作された時点のカーソルCS1の先端位置を示し、回転角度情報は0°を示す。
展開されたマルチROIはモニタ22によって読み出され、クリック位置情報に従う位置に回転角度情報に従う姿勢で多重表示される(図10(A)参照)。詳しくは、マルチROIは、基準位置RがカーソルCS1の先端位置に重なり、かつメインROIおよびサブROIを結ぶ直線が水平方向に延びるように、多重表示される。多重表示が完了すると、ステップS55に進む。
ステップS51の判別結果がYESであれば、つまりクリックされた時点のカーソルCS1の先端位置が表示中のマルチROI上の位置であれば、ステップS59に進み、基準点Rを中心とするマルチROIの回転角度を微調整する。つまり、カーソルCS1の先端位置と基準点Rとを結ぶ直線の角度を算出し、マルチROIに付随する回転角度情報が示す角度を算出された角度に更新する。なお、ステップS59の処理は省略してもよい。
ステップS61ではドラッグ操作が行われたか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS65に進む一方、判別結果がYESであればマルチROIに付随する回転角度情報をステップS63で更新してからステップS65に進む。この結果、マルチROIは、基準点Rを中心として回転する(図10(B)参照)。
ステップS65ではクリック操作が解除されたか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS61に戻る一方、判別結果がYESであればステップS55に進む。
ステップS55では、K番目の断層位置のMRI画像のうちメインROIに属する部分画像を解析する。具体的には、時刻T0〜T4の各々に対応する部分画像の平均画素値を算出し、時刻T1と時刻T4の間での平均画素値の変化率を表す変化率係数を数1に従って算出する。算出された平均画素値および変化率係数は、図11に示す要領でテーブルTBLに記載される。
[数1]
SER=(PXt1−PXt0)/(PXt4−PXt0)
SER:変化率係数
PXt0:K番目の断層位置に対応して時刻T0に撮影されたMRI画像のうち対象ROIに属する部分画像の平均画素値
PXt1:K番目の断層位置に対応して時刻T1に撮影されたMRI画像のうち対象ROIに属する部分画像の平均画素値
PXt4:K番目の断層位置に対応して時刻T4に撮影されたMRI画像のうち対象ROIに属する部分画像の平均画素値
ステップS57では、K番目の断層位置のMRI画像のうち各サブROIに属する部分画像を解析する。具体的には、時刻T0〜T4の各々に対応する部分画像の平均画素値を算出し、時刻T1と時刻T4の間での平均画素値の変化率を表す変化率係数を数1に従って算出する。算出された平均画素値および変化率係数は、図11に示す要領でテーブルTBLに記載される。
ステップS55〜S57の処理によってテーブルTBLに記載された平均画素値および変化率係数は、図12に示す要領で右下の子画面に表示される。ステップS57の処理が完了すると、ステップS27に戻る。
なお、マルチROIに付随する表示位置情報は、マルチROIの外側の位置でのクリック操作が行われない限り、更新されることはない。同様に、マルチROIに付随する回転角度情報は、マルチROI上でのクリック操作およびドラッグ操作が行われない限り、更新されることはない。したがって、ステップS41またはS45の処理に関わらず、マルチROIは同じ位置に同じ姿勢で継続的に表示される(図13(A)〜図13(E)参照)。
以上の説明から分かるように、CPU14は、時刻T0〜T4の各々で撮影された患者のMRI画像をモニタ22に表示する(S21, S37~S47)。カーソルCS1の先端位置がMRI画像上の所望の位置に合わせられた状態でマウスポインタ18がクリックされると、CPU14は、単一のメインROIおよび1または2以上のサブROIからなるマルチROIをMRI画像上に多重表示する(S53)。マルチROIの基準点Rは、カーソルCS1の先端位置に合わせられる。配置されたマルチROIは、マウスポインタ18によるドラッグ操作が行われたときに、基準点Rを中心として回転される(S63)。こうして位置決めされたメインROIおよびサブROIの各々に属する部分画像は、CPU14によって解析される(S55~S57)。
このように、マルチROIをMRI画像上に配置した後にドラッグ操作を行うと、マルチROIは基準点Rを中心として回転する。つまり、マルチROIの姿勢は、マルチROIの配置の後に調整することができる。これによって、マルチROIの設定作業にかかる負担の軽減が図られる。
10 …画像診断支援装置
12 …通信I/F
14 …CPU
16 …キーボード/マウス
18 …HDD
20 …モニタ
30 …MRI装置
50 …通信ネットワーク

Claims (12)

  1. 複数の時刻の各々で撮影された患者の断層画像を表示する断層画像表示手段、
    複数の関心領域からなりかつ基準点を有する複合関心領域を前記断層画像表示手段によって表示された断層画像上に配置する配置手段、
    前記断層画像表示手段によって表示された断層画像のうち前記複数の関心領域の各々に属する部分画像を解析する解析手段、および
    回転操作を受け付けたとき前記配置手段によって配置された複合関心領域を前記基準点を中心として回転させる回転手段を備える、画像診断支援装置。
  2. 前記複数の関心領域は、単一のメイン関心領域と、前記メイン関心領域に近接する特定サブ関心領域を含む1または2以上のサブ関心領域とを含み、
    前記基準点は前記メイン関心領域と前記特定サブ関心領域との間の1点に相当する、請求項1記載の画像診断支援装置。
  3. 前記1または2以上のサブ関心領域は前記メイン関心領域から連なるように配される、請求項2記載の画像診断支援装置。
  4. 前記断層画像表示手段によって表示された断層画像上の所望の位置を指定する指定操作を受け付ける受け付け手段をさらに備え、
    前記配置手段は前記基準点が前記指定操作によって指定された位置に重なるように前記複合関心領域を配置する、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  5. マウスポインタの操作に従って移動するカーソルを前記断層画像表示手段によって表示された断層画像に多重する多重手段をさらに備え、
    前記指定操作は前記多重手段によって多重されたカーソルを前記複合関心領域の外側に配した状態で前記マウスポインタをクリックする操作に相当し、
    前記回転操作は前記多重手段によって多重されたカーソルを前記複合関心領域上に配した状態で前記マウスポインタをクリックしかつドラッグする操作に相当する、請求項4記載の画像診断支援装置。
  6. 前記配置手段によって配置される複合関心領域の属性を属性変更操作に応答して変更する属性変更手段をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  7. 前記属性変更操作は個数変更操作を含み、
    前記属性変更手段は前記関心領域の個数を変更する個数変更手段を含む、請求項6記載の画像診断装置。
  8. 前記属性変更操作はサイズ変更操作を含み、
    前記属性変更手段は前記関心領域のサイズを変更するサイズ変更手段を含む、請求項6または7記載の画像診断支援装置。
  9. 前記断層画像表示手段は表示すべき断層画像を画像更新操作に応答して更新する更新手段を含み、
    前記配置手段は前記更新手段の処理に関係なく配置処理を実行する、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  10. 前記断層画像表示手段によって表示される断層画像は複数の断層位置のいずれか1つを対象とし、
    前記断層画像表示手段が対象とする断層位置を断層位置変更操作に応答して変更する断層位置変更手段をさらに備える、請求項1ないし9のいずれかに記載の画像診断支援装置。
  11. 画像診断支援装置によって実行される画像診断支援方法であって、
    複数の時刻の各々で撮影された患者の断層画像を表示する断層画像表示ステップ、
    複数の関心領域からなりかつ基準点を有する複合関心領域を前記断層画像表示ステップによって表示された断層画像上に配置する配置ステップ、
    前記断層画像表示ステップによって表示された断層画像のうち前記複数の関心領域の各々に属する部分画像を解析する解析ステップ、および
    回転操作を受け付けたとき前記配置ステップによって配置された複合関心領域を前記基準点を中心として回転させる回転ステップを備える、画像診断支援方法。
  12. 画像診断支援装置のプロセッサに、
    複数の時刻の各々で撮影された患者の断層画像を表示する断層画像表示ステップ、
    複数の関心領域からなりかつ基準点を有する複合関心領域を前記断層画像表示ステップによって表示された断層画像上に配置する配置ステップ、
    前記断層画像表示ステップによって表示された断層画像のうち前記複数の関心領域の各々に属する部分画像を解析する解析ステップ、および
    回転操作を受け付けたとき前記配置ステップによって配置された複合関心領域を前記基準点を中心として回転させる回転ステップを実行させるための、画像診断支援プログラム。
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