JP2018067876A - 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法 - Google Patents

音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018067876A
JP2018067876A JP2016206890A JP2016206890A JP2018067876A JP 2018067876 A JP2018067876 A JP 2018067876A JP 2016206890 A JP2016206890 A JP 2016206890A JP 2016206890 A JP2016206890 A JP 2016206890A JP 2018067876 A JP2018067876 A JP 2018067876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
voice data
audio data
identification information
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016206890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6839345B2 (ja
Inventor
奨 古賀
Sho Koga
奨 古賀
圭輔 齋藤
Keisuke Saito
圭輔 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016206890A priority Critical patent/JP6839345B2/ja
Priority to US15/728,773 priority patent/US10623448B2/en
Publication of JP2018067876A publication Critical patent/JP2018067876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6839345B2 publication Critical patent/JP6839345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1083In-session procedures
    • H04L65/1089In-session procedures by adding media; by removing media
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/10Architectures or entities
    • H04L65/1059End-user terminal functionalities specially adapted for real-time communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1083In-session procedures
    • H04L65/1093In-session procedures by adding participants; by removing participants
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/40Support for services or applications
    • H04L65/403Arrangements for multi-party communication, e.g. for conferences
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/40Support for services or applications
    • H04L65/403Arrangements for multi-party communication, e.g. for conferences
    • H04L65/4038Arrangements for multi-party communication, e.g. for conferences with floor control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/40Support for services or applications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】複数の端末からの音声を出力することによる音声の認識性の低下を抑制可能にすること。【解決手段】処理部1bは、端末2から端末3の識別情報を受け付けると、端末2と音声データ転送装置1との間と、端末3と音声データ転送装置1との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路R21,R22を生成する。処理部1bは、生成した新たな音声データの転送路R21,R22を介して、端末2と端末3との間で音声データの転送を実行する。このとき、処理部1bは、端末2と音声データ転送装置1との間に生成された音声データの転送路R11と、端末4と音声データ転送装置1との間に生成された音声データの転送路R13とを介した、端末2と端末4との間での音声データの転送を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法に関する。
現在、複数のユーザが参加する遠隔会議を支援するシステムが活用されている。例えば、遠隔会議を行うユーザ間の通信セッションを表す画像をGUI(Graphical User Interface)上に表示するシステムの提案がある。このシステムは、いずれかのユーザによるコンタクト先の入力を受け付けると、該当のコンタクト先の電話番号にダイヤルし、コンタクト先のユーザに対応する通信セッションを表す画像をGUI上に追加する。
なお、電話通信セッション間で可聴入力を分離しながら、ユーザ電話装置を異なる電話通信に同時に参加可能にする拡張型ウィスパ機能と呼ばれる機能を提供するコールサーバの提案もある。
特開2011−40036号公報 特開2007−143144号公報
例えば、端末により送信された音声データを別の端末に転送する転送装置を用いて、ある端末を使用するユーザが発した音声を、他の複数の端末に出力させることで、各端末を利用する複数のユーザによる話し合いを実現し得る。
ここで、3以上のユーザが参加する話し合いの最中に、第1のユーザが第2のユーザの音声に耳を傾けたいこともある。しかし、第1のユーザが利用する端末において、他の複数の端末に入力された音声を全て出力すると、第1のユーザには第2のユーザ以外のユーザの音声も混在して聞こえることになる。このため、第1のユーザにとって第2のユーザの音声の認識性が低下するという問題がある。
1つの側面では、本発明は、複数の端末からの音声を出力することによる音声の認識性の低下を抑制可能にすることを目的とする。
1つの態様では、複数の端末それぞれと自装置との間に生成された音声データの転送路を介して複数の端末に含まれる端末間で音声データの転送を実行する音声データ転送プログラムが提供される。この音声データ転送プログラムは、複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から第2の端末の識別情報を受け付けると、第1の端末と自装置との間と、第2の端末と自装置との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路を生成し、生成した新たな音声データの転送路を介して、第1の端末と、第2の端末との間で音声データの転送を実行するとともに、第1の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路と、第1の端末と第2の端末とは異なる他の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路とを介した、第1の端末と他の端末との間での音声データの転送を抑制する、処理をコンピュータに実行させる。
また、1つの態様では、音声データ出力制御プログラムが提供される。この音声データ出力制御プログラムは、複数の端末のうちの特定の端末の指定を受け付け、複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から、音声データと、第1の端末の識別情報とを含む情報を受信すると、第1の端末の識別情報に基づき、第1の端末が、指定された特定の端末であるか否かの判定を行い、第1の端末が、指定された特定の端末である場合、音声データの出力を抑制する制御を実行する、処理をコンピュータに実行させる。
また、1つの態様では、音声データ転送プログラムが提供される。この音声データ転送プログラムは、複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から他の端末の識別情報を受け付け、音声データの転送路の識別情報を端末の識別情報に対応付けて記憶する記憶部を参照して、受け付けた他の端末の識別情報に対応付けられた転送路の識別情報を取得し、複数の端末のうちの第2の端末から音声データを受信すると、取得した転送路の識別情報が、受信した音声データの転送路の識別情報に一致するか否かの判定を行い、肯定的である場合、他の端末以外の端末から送信された音声データの、第1の端末への転送を抑制する、処理をコンピュータに実行させる。
1つの側面では、複数の端末からの音声を出力することによる音声の認識性の低下を抑制できる。
第1の実施の形態の音声データ転送装置を示す図である。 第2の実施の形態の遠隔支援システムを示す図である。 第2の実施の形態のサーバのハードウェア例を示す図である。 第2の実施の形態の作業端末のハードウェア例を示す図である。 第2の実施の形態の機能例を示す図である。 第2の実施の形態のグループ管理テーブルの例を示す図である。 第2の実施の形態のセッション管理テーブルの例を示す図である。 第2の実施の形態の個別通信管理テーブルの例を示す図である。 第2の実施の形態の端末処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のサーバ処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の音声データの転送抑止の具体例を示す図である。 第3の実施の形態のデータ遮断管理テーブルの例を示す図である。 第3の実施の形態の端末処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態のサーバ処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の音声データの転送抑止の具体例を示す図である。 第4の実施の形態のサーバ処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の音声データの転送抑止の具体例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の音声データ転送装置を示す図である。音声データ転送装置1および端末2,3,4は、ネットワーク5に接続されている。音声データ転送装置1は、端末2,3,4の間の音声データの転送を行う。端末2は、ユーザ6により使用される。端末3は、ユーザ7により使用される。端末4は、ユーザ8により使用される。端末2は、マイクおよびスピーカを有する。マイクおよびスピーカは、端末2に外付けされてもよいし端末2に内蔵されてもよい。端末3,4も同様にマイクおよびスピーカを有する。ユーザ6は、端末2に接続されたマイクを用いて、ユーザ6が発した音声を端末2に入力する。ユーザ6は、端末2に接続されたスピーカを用いて、ユーザ7,8が発した音声を聞ける。端末2,3,4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末またはPC(Personal Computer)などのクライアントコンピュータである。
音声データ転送装置1は、記憶部1aおよび処理部1bを有する。記憶部1aは、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置でもよいし、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置でもよい。処理部1bは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを含み得る。処理部1bはプログラムを実行するプロセッサでもよい。プロセッサは、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)でもよい。
記憶部1aは、転送路情報X1を記憶する。転送路情報X1は、端末2,3,4それぞれと、音声データ転送装置1との間の音声データの転送路を管理するための情報である。音声データの転送路は、音声データ転送装置1と端末(ここでは端末2,3,4のいずれか)との組ごとに生成される。転送路情報X1は、例えば、転送路の識別情報と端末の識別情報との対応関係を示す情報を含む。
処理部1bは、新たな転送路に関する情報を転送路情報X1に登録することで、音声データの転送路を生成する。例えば、処理部1bは、ユーザ6,7,8による端末2,3,4を用いた話し合いを可能とするために、音声データの転送路R11,R12,R13を生成する。
転送路R11は、音声データ転送装置1と端末2との間の音声データの転送路である。転送路R12は、音声データ転送装置1と端末3との間の音声データの転送路である。転送路R13は、音声データ転送装置1と端末4との間の音声データの転送路である。処理部1bは、転送路R11,R12,R13を音声データの相互の転送が許容される第1のグループに関連付ける。そして、処理部1bは、転送路R11,R12,R13のうち、ある転送路を用いて受信した音声データを他の2つの転送路を用いて転送する。
処理部1bにより転送される音声データには、複数のユーザが発した音声が混在することもある。一方、ユーザ6は、例えばユーザ7が発する音声に耳を傾けたいこともある。しかし、端末2により出力される音声にユーザ7,8の音声が混在していると、ユーザ6によるユーザ7の音声の認識性が低下する。そこで、処理部1bは、音声の認識性の低下を抑制する機能を提供する。
処理部1bは、第1の端末から第2の端末の識別情報を受け付けると、第1の端末と自装置(音声データ転送装置1)との間と、第2の端末と自装置との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路を生成する。
例えば、ユーザ6は、ユーザ7の音声を傾聴したいとき、端末3の識別情報を端末2に入力する。なお、端末3に対応付けられるユーザの識別情報などの所定の識別情報を端末3の識別情報と考えてもよい。端末2は、端末3の識別情報を音声データ転送装置1に送信する。
そして、処理部1bは、端末3の識別情報を端末2から受け付けると、端末2と音声データ転送装置1との間と、端末3と音声データ転送装置1との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路R21,R22を生成する。転送路R21は、端末2と音声データ転送装置1との間の音声データの転送路である。転送路R22は、端末3と音声データ転送装置1との間の音声データの転送路である。処理部1bは、転送路R21,R22を音声データの相互の転送が許容される第2のグループ(第1のグループに対するサブグループと考えてもよい)に関連付ける。
処理部1bは、生成した新たな音声データの転送路を介して、第1の端末と、第2の端末との間で音声データの転送を実行する。それとともに、処理部1bは、第1の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路と、第1の端末と第2の端末とは異なる他の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路とを介した、第1の端末と他の端末との間での音声データの転送を抑制する。
例えば、処理部1bは、生成した新たな音声データの転送路R21,R22を介して、端末2と端末3との間で音声データの転送を実行する。それとともに、処理部1bは、転送路R11と転送路R13とを介した、端末2と端末4との間での音声データの転送を抑制する。具体的には、処理部1bは、端末4から端末2への音声データの転送を抑制する。その結果、端末2において、ユーザ7の音声は出力されるが、ユーザ7以外の他のユーザ(例えば、ユーザ8)の音声は出力されない。このとき、処理部1bは、端末2から端末4への音声データの転送を抑制してもよい。また、処理部1bは、転送路R11,R12を用いた、端末2,3間の音声データの転送を抑制してもよい(端末2,3間の音声データの転送は、転送路R21,R22を用いて行えるため)。
ところで、所定のユーザ以外の他のユーザの音声を端末2により出力させない方法として他の方法も考えられる。例えば、第1の方法として、端末4のマイクの機能を停止させることが考えられる。ユーザ8の音声の端末4への入力を遮断できるからである。しかし、ユーザ8の音声が端末4に入力されなくなると、ユーザ7,8同士の音声通話を行えなくなってしまう。
また、第2の方法として、端末2のスピーカの機能を停止させることが考えられる。ユーザ8の音声の端末2からの出力を遮断できるからである。しかし、これではユーザ8の音声だけでなく、ユーザ6が希望するユーザ7の音声の出力も遮断されてしまう。
そこで、音声データ転送装置1は、既存の転送路R11,R12,R13に加えて、音声データ転送装置1と端末2,3それぞれとの間の転送路R21,R22を新たに生成し、転送路R11,R13とを介した端末2,3の間での音声データの転送を抑制する。
これにより、ユーザ7,8の間の音声通話を維持しながら、端末2に対して転送される音声データを端末3に入力されるユーザ7の音声データに限定できる。このため、端末2により出力される音声は、ユーザ7の音声を含み、他のユーザ(例えば、ユーザ8)の音声を含まない。したがって、ユーザ6は、ユーザ7の音声を聞き取り易くなる(音声の認識性を向上できる)。こうして、音声データ転送装置1は、複数の端末からの音声を出力することによる音声の認識性の低下を抑制できる。また、ユーザ6以外の他者同士(例えば、ユーザ7,8)の音声通話に影響を与えずに済む。
更に、音声データ転送装置1において、ある時間帯において転送路R12,R13の両方により受信した音声データを合成して、合成後の音声データを転送路R11により転送することも考えられる。この場合、合成後の音声データには、ユーザ7,8が発した音声が混在し、端末側で各ユーザの音声の分離が難しいこともある。あるいは、端末2側で、音声データの入力元の端末を特定できずに、端末2側で音声出力を抑制する音声データの判断が難しいこともある。一方、音声データ転送装置1によれば、音声データ転送装置1から端末2へ音声データを転送する前に、当該音声データの転送を抑止するか否かを決定する。このため、端末2側で各ユーザの音声データの分離が難しく、音声出力を抑制する音声データの区別を行えない場合にも、端末2の音声出力を端末3に入力されたユーザ7の音声に限定できるという利点もある。
なお、処理部1bは、端末2,3による個別の通信を開始した後に、更に別の端末の当該個別の通信への参加を許容してもよい。例えば、ネットワーク5に、端末2,3,4以外の別の端末(以下「別の端末」と称する)が接続されている場合を考える。処理部1bは、転送路R21,R22を介した端末2と端末3との間の音声データの転送を開始した後に、端末2から別の端末の識別情報を受け付けると、別の端末と音声データ転送装置1との間に追加の音声データの転送路を生成する。そして、処理部1bは、転送路R21,R22に加え、生成した追加の音声データの転送路を更に用いて、端末2と端末3と別の端末との間で相互に音声データの転送を実行する。それとともに、処理部1bは、端末2と端末3と別の端末とは異なる端末4と端末2との間での音声データの転送を抑制する。
このように、処理部1bは、端末2からの指示に応じて、複数の端末のうち、個別の通信を行う端末群を動的に変更することもできる。こうして、ユーザ6による傾聴したい相手(サブグループのメンバ)の事後的な追加を可能とすることもできる。
以下では、音声データ転送装置1を遠隔支援システムに適用する例を示し、音声データ転送装置1の機能を更に具体的に説明する。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の遠隔支援システムを示す図である。第2の実施の形態の遠隔支援システムは、現場で作業する作業者U1に対する支援者U2,U3による遠隔支援に利用される。第2の実施の形態の遠隔支援システムは、サーバ100、作業端末200および支援端末300,400を含む。サーバ100および支援端末300,400は、ネットワーク10に接続されている。ネットワーク10は、LAN(Local Area Network)でもよいし、WAN(Wide Area Network)やインターネットなどでもよい。
また、ネットワーク10には、アクセスポイント20が接続されている。アクセスポイント20は、無線LANのアクセスポイントでもよいし、移動通信を中継する無線基地局でもよい。作業端末200は、アクセスポイント20を介して、ネットワーク10に接続されている。
サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400の間の音声データの転送を行うサーバコンピュータである。サーバ100は、第1の実施の形態の音声データ転送装置1の一例である。
作業端末200は、作業者U1により使用されるクライアントコンピュータである。例えば、作業端末200は、タブレット端末である。また、作業端末200は、第1の実施の形態の端末2,3,4の一例である。
支援端末300,400は、支援者U2,U3により使用されるクライアントコンピュータである。例えば、支援端末300,400は、PCである。また、支援端末300,400は、第1の実施の形態の端末2,3,4の一例である。
第2の実施の形態の遠隔支援システムでは、サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400を用いた作業者U1および支援者U2,U3の3者による双方向のコミュニケーション(3者が参加する遠隔会議)を実現する。作業端末200と支援端末300,400との間では、音声による会話や、画像や文字などの情報の共有が可能である。例えば、作業者U1は、現場での作業に対するアドバイスを、支援者U2,U3の両者から得ることができる。また、支援者U2,U3は、互いに相談して作業者U1へのアドバイスを行える。なお、会議に参加する人員の数は、4以上でもよい(端末の数も4以上でもよい)。
図3は、第2の実施の形態のサーバのハードウェア例を示す図である。サーバ100は、プロセッサ101、RAM102、HDD103、画像信号処理部104、入力信号処理部105、媒体リーダ106および通信インタフェース107を有する。各ハードウェアはサーバ100のバスに接続されている。
プロセッサ101は、サーバ100の情報処理を制御する。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU、DSP、ASICまたはFPGAなどである。プロセッサ101は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、サーバ100の主記憶装置である。RAM102は、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM102は、プロセッサ101による処理に用いる各種データを記憶する。
HDD103は、サーバ100の補助記憶装置である。HDD103は、内蔵した磁気ディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データを記憶する。サーバ100は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの他の種類の補助記憶装置を備えてもよく、複数の補助記憶装置を備えてもよい。
画像信号処理部104は、プロセッサ101からの命令に従って、サーバ100に接続されたディスプレイ11に画像を出力する。ディスプレイ11として、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどを用いることができる。
入力信号処理部105は、サーバ100に接続された入力デバイス12から入力信号を取得し、プロセッサ101に出力する。入力デバイス12として、例えば、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイス、キーボードなどを用いることができる。
媒体リーダ106は、記録媒体13に記録されたプログラムやデータを読み取る装置である。記録媒体13として、例えば、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDなどの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)を使用できる。また、記録媒体13として、例えば、フラッシュメモリカードなどの不揮発性の半導体メモリを使用することもできる。媒体リーダ106は、例えば、プロセッサ101からの命令に従って、記録媒体13から読み取ったプログラムやデータをRAM102またはHDD103に格納する。
通信インタフェース107は、ネットワーク10を介して他の装置と通信を行う。通信インタフェース107は、有線通信インタフェースでもよいし、無線通信インタフェースでもよい。
ここで、支援端末300,400もサーバ100と同様のハードウェアを用いて実現できる。支援端末300,400それぞれは、マイクやスピーカ(あるいは、これらを備えるヘッドセット)と接続し、マイクによる音声信号の入力を受け付けたり、スピーカに対して音声信号を出力したりする接続インタフェースを有する。
図4は、第2の実施の形態の作業端末のハードウェア例を示す図である。作業端末200は、プロセッサ201、RAM202、フラッシュメモリ203、カメラ204、通信インタフェース205、画像信号処理部206、ディスプレイ206a、入力信号処理部207、タッチパネル207a、音声信号処理部208、マイク208a、スピーカ208bおよび媒体リーダ209を有する。各ハードウェアは作業端末200のバスに接続されている。
プロセッサ201は、作業端末200の情報処理を制御する。プロセッサ201は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ201は、例えばCPU、DSP、ASICまたはFPGAなどである。プロセッサ201は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM202は、作業端末200の主記憶装置である。RAM202は、プロセッサ201に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM202は、プロセッサ201による処理に用いる各種データを記憶する。
フラッシュメモリ203は、作業端末200の補助記憶装置である。フラッシュメモリ203は、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データを記憶する。
カメラ204は、作業端末200に搭載された撮像装置である。カメラ204は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備える。カメラ204は、プロセッサ201からの命令に従って、カメラ204のレンズを向けた先にある光景の静止画や動画のデータを生成する。
通信インタフェース205は、アクセスポイント20と無線リンクを確立し、アクセスポイント20およびネットワーク10を介してサーバ100を含む他の装置と通信を行う無線通信インタフェースである。ただし、通信インタフェース205は、アクセスポイント20を介さずに、ネットワーク10と有線で接続する有線通信インタフェースでもよい。
画像信号処理部206は、プロセッサ201からの命令に従って、ディスプレイ206aに画像を出力する。ディスプレイ206aには、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部207は、タッチパネル207aから入力信号を取得し、プロセッサ201に出力する。タッチパネル207aは、ユーザによりタッチ操作された位置をプロセッサ201に出力するポインティングデバイスである。タッチパネル207aは、ディスプレイ206aの表示領域に重ねて設けられる。ユーザは、ディスプレイ206aによる表示を視認しながら、タッチパネル207aによるタッチ操作を行える。
音声信号処理部208は、マイク208aにより入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して、プロセッサ201に出力する。マイク208aは、周囲の音を検出してアナログ音声信号を生成し、音声信号処理部208に出力する。音声信号処理部208は、プロセッサ201から入力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、スピーカ208bに出力する。スピーカ208bは、音声信号処理部208から入力されたアナログ音声信号により音声を出力する。
媒体リーダ209は、記録媒体21に記録されたプログラムやデータを読み取る装置である。記録媒体21として、例えば、フラッシュメモリカードを使用できる。媒体リーダ209は、例えば、プロセッサ201からの命令に従って、記録媒体21から読み取ったプログラムやデータをRAM202またはフラッシュメモリ203に格納する。
図5は、第2の実施の形態の機能例を示す図である。サーバ100は、記憶部110、セッション管理部120および転送処理部130を有する。記憶部110は、RAM102やHDD103に確保された記憶領域を用いて実現される。セッション管理部120および転送処理部130は、RAM102に記憶されたプログラムをプロセッサ101により実行することで実現される。
記憶部110は、セッションの管理情報を記憶する。セッションは、音声データの転送路に相当する情報であり、セッションID(IDentifier)により識別される。セッションは、サーバ100と端末との組に対して生成される。あるセッションの組み合わせは、1つのグループ(遠隔会議に参加するユーザのグループ)に属する。そして、同じグループに属するセッションを用いた端末間の音声データの転送が許容される。
セッション管理部120は、端末間のセッションを管理する。例えば、セッション管理部120は、ユーザのグループに対して、新たなセッションを追加する。セッション管理部120は、グループから既存のセッションを削除する。また、セッション管理部120は、グループを削除する。セッション管理部120は、グループやセッションの生成や削除に応じて、記憶部110に記憶されたセッションの管理情報を更新する。
ここで、遠隔支援システムで用いられる通信用の「セッション」には、音声通信用のセッション以外にも、文字列送信用のセッションや、画像などのファイル共有を行うためのセッションも存在する。ただし、本例では、「セッション」という場合、音声通信用のセッションを示すものとする。
セッション管理部120は、端末間の個別通信の管理も行う。個別通信とは、ある端末に対し、複数の端末から送信された音声データのうち、特定の端末(個別通信の相手端末)から送信された音声データのみを転送する機能である。セッション管理部120は、音声通信に現在用いられているグループについて、個別通信を行う端末のペアや個別通信の要求元の端末を示す情報を記憶部110に記録する。
転送処理部130は、記憶部110に記憶されたセッションの管理情報に基づいて、作業端末200および支援端末300,400から受信した音声データの転送先を決定する。転送処理部130は、決定した転送先に音声データを転送する。
転送処理部130は、個別通信では、あるグループにおいて、個別通信の相手端末から受信される音声データに限定して当該音声データを個別通信の要求元の端末に送信する。また、転送処理部130は、個別通信の相手端末以外の端末から受信される音声データを個別通信の要求元の端末に送信しない。
作業端末200は、記憶部210、通信処理部220および音声処理部230を有する。記憶部210は、RAM202やフラッシュメモリ203に確保された記憶領域を用いて実現される。通信処理部220および音声処理部230は、RAM202に記憶されたプログラムをプロセッサ201により実行することで実現される。
記憶部210は、作業端末200の識別情報を記憶する。作業端末200の識別情報は、作業端末200を使用するユーザのユーザIDでもよいし、作業端末200による通信に用いられる所定のアドレス(例えば、IP(Internet Protocol)アドレス)でもよい。
通信処理部220は、サーバ100との通信処理を行う。通信処理部220は、音声処理部230から音声データを取得し、取得した音声データをサーバ100に送信する。通信処理部220は、サーバ100から音声データを受信し、受信した音声データを音声処理部230に提供する。
音声処理部230は、音声信号処理部208の動作を制御し、マイク208aにより入力された音声に対応する音声データ(デジタル音声信号)を通信処理部220に提供する。音声処理部230は、通信処理部220から音声データを取得し、音声信号処理部208の動作を制御して、取得した音声データを、スピーカ208bを用いて再生する。
支援端末300は、記憶部310、通信処理部320および音声処理部330を有する。支援端末400は、記憶部410、通信処理部420および音声処理部430を有する。記憶部310,410それぞれは、支援端末300,400の識別情報を記憶する。通信処理部320,420は、支援端末300,400において、通信処理部220に対応する機能を担う。音声処理部330,430は、支援端末300,400において、音声処理部230に対応する機能を担う。
図6は、第2の実施の形態のグループ管理テーブルの例を示す図である。グループ管理テーブル111は、記憶部110に予め格納される。グループ管理テーブル111は、グループIDおよび所属ユーザIDの項目を含む。
グループIDの項目には、グループID(グループの識別情報)が登録される。所属ユーザIDの項目には、グループに所属するユーザのユーザID(ユーザの識別情報)が登録される。
例えば、グループ管理テーブル111には、グループIDが“1”、所属ユーザIDが“1,2,3”というレコードが登録されている。このレコードは、グループID“1”のグループに、ユーザID“1”、“2”、“3”の3人のユーザが所属していることを示す。
ここで、ユーザID“1”のユーザは、作業者U1である。ユーザID“2”のユーザは、支援者U2である。ユーザID“3”のユーザは、支援者U3である。
グループ管理テーブル111には、他のグループに関するレコードも同様に登録され得る。
図7は、第2の実施の形態のセッション管理テーブルの例を示す図である。セッション管理テーブル112は、記憶部110に格納される。セッション管理テーブル112は、セッション管理部120により更新される。セッション管理テーブル112は、グループID、ユーザIDおよびセッションIDの項目を含む。
グループIDの項目には、グループIDが登録される。ユーザIDの項目には、ユーザIDが登録される。セッションIDの項目には、セッションID(セッションの識別情報)が登録される。
例えば、セッション管理テーブル112には、グループIDが“1”、ユーザIDが“1”、セッションIDが“100”というレコードが登録されている。これは、グループID“1”のグループに属するユーザID“1”に対応する端末に対して、セッションID“100”のセッションが生成されていることを示す。
ここで、ユーザID“1”は、端末の識別情報にも対応付けられる。例えば、ユーザID“1”は、作業者U1のユーザIDである。また、作業者U1が使用する端末は作業端末200である。このため、ユーザID“1”は、作業端末200の識別情報に対応付けられる。この場合、ユーザID“1”から作業端末200を特定できることになるので、ユーザID“1”自体を、作業端末200の識別情報と考えることもできる。
また、セッション管理テーブル112には、グループ管理テーブル111に登録されたグループおよびユーザIDに対して動的に生成されたセッションのセッションIDが登録される。このため、セッション管理テーブル112において、現在サービスを使用していないグループに対するユーザIDやセッションIDの設定は、設定なしとなる。図中、設定なしを、“−”(ハイフン記号)により表している(以下の説明でも同様)。
図8は、第2の実施の形態の個別通信管理テーブルの例を示す図である。個別通信管理テーブル113は、記憶部110に格納される。個別通信管理テーブル113は、セッション管理部120により更新される。個別通信管理テーブル113は、グループID、個別通信ID、個別通信対象ユーザIDおよび個別通信開始ユーザIDの項目を含む。
グループIDの項目には、グループIDが登録される。個別通信IDの項目には、個別通信ID(個別通信の識別情報)が登録される。個別通信対象ユーザIDの項目には、個別通信を行う端末のペアに対応するユーザIDの組み合わせが登録される。個別通信開始ユーザIDの項目には、個別通信を行う端末のペアのうち、個別通信を開始した(個別通信開始の通知を送信した)端末に対応するユーザIDが登録される。
例えば、個別通信管理テーブル113には、グループIDが“1”、個別通信IDが“1”、個別通信対象ユーザIDが“1,3”、個別通信開始ユーザIDが“1”というレコードが登録されている。これは、グループID“1”のグループにおいて、個別通信ID“1”で識別される個別通信が行われていることを示す。また、個別通信ID“1”の個別通信が、ユーザID“1”に対応する作業端末200、および、ユーザID“3”に対応する支援端末400のペアによる個別通信であることを示す。更に、個別通信ID“1”の個別通信が、ユーザID“1”に対応する作業端末200の要求により開始されたことを示す。
ここで、個別通信管理テーブル113に個別通信のレコードが登録されている場合、当該個別通信に対応する個別セッションが新たに生成されていることになる。例えば、上記の作業端末200および支援端末300のペアによる個別通信の場合、セッション管理部120は、作業端末200とサーバ100との間の個別セッション、および、支援端末300とサーバ100との間の個別セッションを生成する。
次に、第2の実施の形態の遠隔支援システムによる音声通信の手順を説明する。まず、作業端末200の処理手順を説明し、次に、サーバ100の処理手順を説明する。
図9は、第2の実施の形態の端末処理の例を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S11)通信処理部220は、作業者U1による所定の操作入力を受け付け、サーバ100が提供する遠隔支援用の会議室にログインする。例えば、サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400のグループに対応する会議室を所定のWebページにより提供する。通信処理部220は、例えば、作業者U1のユーザIDとパスワードとを用いて、当該ログインを行う。なお、通信処理部320,420も同様に、サーバ100に対するログインを行う。すると、通信処理部220は、サーバ100を介した、支援端末300,400との音声通信を開始する。作業者U1は、支援者U2,U3の音声による支援を受けながら、作業を進めることができる。
(S12)通信処理部220は、作業者U1による個別通信開始入力を受け付けたか否かを判定する。個別通信開始入力を受け付けた場合、処理をステップS13に進める。個別通信開始入力を受け付けていない場合、処理をステップS14に進める。ここで、個別通信開始入力には、作業者U1により指定された個別通信の相手のユーザID(例えば、ユーザID“3”)、および、要求元である作業者U1のユーザID(例えば、ユーザID“1”)が含まれる。
(S13)通信処理部220は、個別通信開始をサーバ100へ通知する。当該通知には、作業者U1により指定された個別通信の相手のユーザID、および、要求元である作業者U1のユーザIDが含まれる。その後、通信処理部220は、指定されたユーザIDに対応する端末(例えば、支援端末400)以外の端末(例えば、支援端末300)からの音声データを受信しなくなる。
(S14)通信処理部220は、作業者U1による個別通信終了入力を受け付けたか否かを判定する。個別通信終了入力を受け付けた場合、処理をステップS15に進める。個別通信終了入力を受け付けていない場合、処理をステップS16に進める。
(S15)通信処理部220は、個別通信終了をサーバ100へ通知する。その後、通信処理部220は、個別通信先として指定されたユーザIDに対応する端末(例えば、支援端末400)以外の端末(例えば、支援端末300)からの音声データの受信を再開する。
(S16)通信処理部220は、作業者U1による音声通信用のアプリケーション(クライアントアプリケーション)終了の入力を受け付けたか否かを判定する。アプリケーション終了の入力を受け付けた場合、処理をステップS17に進める。アプリケーション終了の入力を受け付けていない場合、通信処理部220および音声処理部230は、音声通信による会議を継続して、処理をステップS12に進める。
(S17)通信処理部220は、音声通信を終了する。そして、通信処理部220は、音声通信用のアプリケーション(クライアントアプリケーション)を終了させる。
図10は、第2の実施の形態のサーバ処理の例を示すフローチャートである。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S21)セッション管理部120は、グループメンバのセッション接続を行う。すなわち、セッション管理部120は、作業端末200および支援端末300,400のログインに用いられたユーザIDに対して、セッションIDを生成し、記憶部110に記憶されたセッション管理テーブル112に登録する。ユーザIDに対応するグループIDは、セッション管理テーブル112に予め登録されている。転送処理部130は、該当のグループに属するセッションに対応する作業端末200および支援端末300,400の間の音声通信(音声データの転送)を開始する。
(S22)セッション管理部120は、いずれかの端末から個別通信開始通知を受け付けたか否かを判定する。個別通信開始通知を受け付けた場合、処理をステップS23に進める。個別通信開始通知を受け付けていない場合、処理をステップS27に進める。
(S23)セッション管理部120は、記憶部110に記憶された個別通信管理テーブル113を参照して、個別通信開始通知に含まれる個別通信の要求元のユーザIDと相手先のユーザIDとの組に対応する個別セッションが既にあるか否かを判定する。該当の個別セッションが既にある場合、処理をステップS25に進める。該当の個別セッションがない場合、処理をステップS24に進める。
(S24)セッション管理部120は、個別通信開始通知で指定された個別通信対象のユーザIDのペアに対応する端末間に個別セッションを生成する。また、セッション管理部120は、生成した個別セッションに関する情報(個別通信ID、個別通信対象ユーザIDおよび個別通信開始ユーザID)を個別通信管理テーブル113に登録する。そして、処理をステップS25に進める。
(S25)転送処理部130は、個別通信管理テーブル113を参照して、個別通信対象の端末間の個別セッションを用いた音声通信を開始する。例えば、個別通信管理テーブル113に、グループID“1”に対して図8で例示した個別通信ID“1”のレコードのみが登録されている場合を考える。この場合、転送処理部130は、ユーザID“1”に対応する作業端末200とユーザID“3”に対応する支援端末300との間の個別通信を開始する。
(S26)転送処理部130は、セッション管理テーブル112および個別通信管理テーブル113を参照して、個別通信開始通知の通知元端末へ向けた既存セッションの音声データ送信を停止する。例えば、ステップS25で示した具体例において、個別通信開始通知の通知元の端末がユーザID“1”に対応する作業端末200であるとする。この場合、セッション管理テーブル112における、ユーザID“1”が属するグループに対応するセッションが既存セッションである。その結果、例えば、転送処理部130は、支援端末400の音声データを作業端末200に転送するが、支援端末300の音声データを作業端末200に転送しなくなる。
(S27)セッション管理部120は、いずれかの端末から個別通信終了通知を受け付けたか否かを判定する。個別通信終了通知を受け付けた場合、処理をステップS28に進める。個別通信終了通知を受け付けていない場合、処理をステップS30に進める。
(S28)転送処理部130は、個別通信開始通知の通知元端末に対し、ステップS26で停止した既存セッションの音声データ送信を再開する。例えば、個別通信開始通知の通知元端末が作業端末200であるとすると、作業端末200に対して、支援端末300の音声データの転送が再開される。
(S29)転送処理部130は、個別通信対象の端末間の音声通信を終了する。セッション管理部120は、個別通信管理テーブル113から終了対象の個別通信に対応する個別通信IDのレコードを削除する。すなわち、セッション管理部120は、個別通信用に生成された個別セッションを削除する。そして、処理をステップS30に進める。
(S30)セッション管理部120は、いずれかの端末から、音声通信用のアプリケーション(端末側のクライアントアプリケーション)終了の通知を受け付けたか否かを判定する。アプリケーション終了の通知を受け付けた場合、処理をステップS31に進める。アプリケーション終了の通知を受け付けていない場合、セッション管理部120および転送処理部130は、音声通信による会議を継続して、処理をステップS22に進める。
(S31)セッション管理部120は、セッション管理テーブル112に登録されている該当のグループの音声通信用セッションを削除する。
図11は、第2の実施の形態の音声データの転送抑止の具体例を示す図である。例えば、サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400それぞれとの間でセッションを確立し、作業者U1および支援者U2,U3の3者による遠隔支援を実現している。このとき、被支援者である作業者U1は、支援者U2,U3の両方から音声による支援を受けている際に、例えば、支援者U3の音声を傾聴したいこともある。
この場合、作業者U1は、作業端末200により表示される所定のGUIを操作し、個別通信相手として支援者U3のユーザID“3”を選択する。サーバ100は、作業端末200から当該選択を受け付けると、作業端末200および支援端末400それぞれとの間で、新規に個別セッションを確立し、作業端末200および支援端末400の間の音声通信を開始する。そして、サーバ100は、支援端末300,400から作業端末200への既存セッションを用いた音声データの転送を停止する。
このようにすると、支援端末300により送信された音声データは、作業端末200へは転送されなくなる。一方、それ以外の音声通信は維持される。すなわち、作業端末200により送信された音声データは、支援端末300,400へ転送される。支援端末300により送信された音声データは、支援端末400へ転送される。支援端末400により送信された音声データは、作業端末200および支援端末300へ転送される。
したがって、支援端末300が出力する音声は、作業者U1の音声および支援者U3の音声を含む。支援端末400が出力する音声は、作業者U1の音声および支援者U2の音声を含む。
そして、作業端末200が出力する音声は、支援者U3の音声を含むが、支援者U2の音声を含まない。したがって、作業者U1は、支援者U2,U3のうち、支援者U3の音声のみを聞くことが可能となり、音声の認識性の低下を抑制できる。更に、支援端末300から作業端末200への音声通信以外の音声通信を維持できる。
なお、1つのグループに対して、複数の個別通信IDを登録することも可能である。例えば、支援者および支援端末がそれぞれ3以上存在する場合を考える。この場合、セッション管理部120は、図8の個別通信管理テーブル113の例において、ユーザID“1”を個別通信開始ユーザIDとする他の個別通信(ユーザID“3”以外のユーザを相手とする)のレコードを登録してもよい。すると、転送処理部130は、個別通信の相手先として指定された複数の支援者の音声のみを作業端末200に転送することになる。このように、作業者U1は、傾聴したい支援者を複数選択可能にすることも考えられる。
また、サーバ100は、ある個別通信IDの個別通信を行っている最中に、別の個別通信IDの個別通信を開始することもできる。具体的には、セッション管理部120は、図8の個別通信管理テーブル113の例において、ユーザID“1”を個別通信開始ユーザIDとする他の個別通信(ユーザID“3”以外のユーザを相手とする)のレコードを追加で登録してもよい。すると、セッション管理部120は、新たなレコードに対応する個別セッションを更に生成し、個別通信を行う既存の端末群(例えば、作業端末200と支援端末400)に別の端末を追加する。
このように、サーバ100は、例えば、作業端末200からの指示に応じて、複数の端末のうち、個別通信を行う端末群を動的に変更してもよい。こうして、作業者U1による個別通信先の相手ユーザの事後的な追加を可能にすることもできる。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態を説明する。前述の第2の実施の形態と相違する事項を主に説明し、共通する事項の説明を省略する。
第2の実施の形態では、サーバ100によるセッションの制御によって、ある端末(例えば、作業端末200)に転送する音声データを制限する処理を例示した。一方、端末側の制御により、特定のユーザの音声の出力を制限することも考えられる。そこで、第3の実施の形態では、作業端末200の制御により、特定の支援者の音声の出力を制限する例を説明する。
ここで、第3の実施の形態の遠隔支援システムの各装置は、図2で例示した第2の実施の形態の遠隔支援システムと同様である。そこで、第3の実施の形態でも、第2の実施の形態と同じ名称・符号を用いる。ただし、第3の実施の形態では、作業端末200は、音声の出力の制御のため、データ遮断管理テーブルを記憶する。第3の実施の形態では、サーバ100は、個別通信管理テーブル113を保持しなくてもよい。
図12は、第3の実施の形態のデータ遮断管理テーブルの例を示す図である。データ遮断管理テーブル211は、記憶部210に記憶される。データ遮断管理テーブル211は、通信処理部220により更新される。データ遮断管理テーブル211は、グループID、個別通信ID、相手ユーザIDおよびデータ遮断フラグの項目を含む。
グループIDの項目には、グループIDが登録される。個別通信IDの項目には、個別通信IDが登録される。相手ユーザIDの項目には、自端末と通信する相手先の端末を使用するユーザ(相手ユーザ)のユーザIDが登録される。データ遮断フラグの項目には、受信した相手ユーザの音声データを、破棄するか否かを示すフラグ(データ遮断フラグと称する)が登録される。データ遮断フラグ“true”は、該当の音声データを破棄することを示す。破棄された音声データに対応する音声は、スピーカ208bから出力されない。データ遮断フラグ“false”は、該当の音声データを破棄しないことを示す。破棄されない音声データに対応する音声は、スピーカ208bから出力される。
例えば、データ遮断管理テーブル211には、グループIDが“1”、個別通信IDが“1”、相手ユーザIDが“2”、データ遮断フラグが“true”というレコードが登録されている。このレコードは、グループID“1”のグループにおける個別通信ID“1”で識別される個別通信を表しており、相手ユーザID“2”に対応する音声データを受信した場合に、当該音声データを破棄することを示す。
また、例えば、データ遮断管理テーブル211には、グループIDが“1”、個別通信IDが“2”、相手ユーザIDが“3”、データ遮断フラグが“false”というレコードが登録されている。このレコードは、グループID“1”のグループにおける個別通信ID“2”で識別される個別通信を表しており、相手ユーザID“3”に対応する音声データを受信した場合に、当該音声データを破棄しないことを示す。
次に、第3の実施の形態の遠隔支援システムによる音声通信の手順を説明する。まず、作業端末200の処理手順を説明し、次に、サーバ100の処理手順を説明する。
図13は、第3の実施の形態の端末処理の例を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S41)通信処理部220は、作業者U1による所定の操作入力を受け付け、サーバ100が提供する遠隔支援用の会議室にログインする。例えば、サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400のグループに対応する会議室を所定のWebページにより提供する。例えば、通信処理部220は、作業者U1のユーザIDとパスワードとを用いて、当該ログインを行う。なお、通信処理部320,420も同様に、サーバ100に対するログインを行う。すると、通信処理部220は、サーバ100を介した、支援端末300,400との音声通信を開始する。作業者U1は、支援者U2,U3の音声による支援を受けながら、作業を進めることができる。
(S42)通信処理部220は、作業者U1による個別通信開始入力を受け付けたか否かを判定する。個別通信開始入力を受け付けた場合、処理をステップS43に進める。個別通信開始入力を受け付けていない場合、処理をステップS44に進める。ここで、個別通信開始入力には、作業者U1により指定された個別通信の相手のユーザID(例えば、ユーザID“3”)が含まれる。なお、通信処理部220は、個別通信開始入力として、個別通信の対象外とする相手のユーザID(例えば、ユーザID“2”)の入力を受け付けてもよい。
(S43)通信処理部220は、個別通信開始をサーバ100へ通知する。個別通信開始通知は、作業端末200を使用する作業者U1のユーザID“1”を含む。通知により、以後、通信処理部220が受信する音声データはユーザIDが付与された音声データとなる。
また、通信処理部220は、作業端末200に対応するユーザID“1”のグループID“1”に属する、指定されたユーザID“3”以外のユーザID“2”を特定する。通信処理部220は、グループID“1”のグループに属するユーザIDをサーバ100に問い合わせることでユーザID“2”を特定してもよい。あるいは、通信処理部220は、記憶部210に記憶されたグループIDとユーザIDとの対応関係を示す所定の情報を参照することでユーザID“2”を特定してもよい。通信処理部220は、記憶部210に記憶されたデータ遮断管理テーブル211に、グループID“1”、個別通信ID“1”のレコード(相手ユーザID“2”、データ遮断フラグ“true”)を登録する。また、通信処理部220は、グループID“1”、個別通信ID“2”のレコード(相手ユーザID“3”、データ遮断フラグ“false”)を、データ遮断管理テーブル211に登録する。
なお、通信処理部220は、ステップS42で、個別通信の対象外とする相手のユーザID(例えば、ユーザID“2”)の選択を受け付けることも考えられる。この場合、通信処理部220は、ステップS43では、グループID“1”に属するユーザID“2”以外のユーザ(例えば、ユーザID“3”)を特定する。その上で、通信処理部220は、上記のように個別通信ID“1”、“2”のレコードをデータ遮断管理テーブル211に登録する。
(S44)通信処理部220は、データ遮断管理テーブル211を参照して、個別通信中であるか否かを判定する。個別通信中である場合、処理をステップS45に進める。個別通信中でない場合、処理をステップS46に進める(受信した音声データに対応する音声の出力を制限せずに出力する)。ここで、データ遮断管理テーブル211にいずれかの個別通信のレコードが登録済であれば、個別通信中である。一方、データ遮断管理テーブル211にレコードの登録がなければ、個別通信中でない。
(S45)通信処理部220は、個別通信対象のユーザID以外の音声データを遮断する。具体的には、通信処理部220は、個別通信対象のユーザID以外のユーザIDを含む音声データを受信しても破棄する。ここで、「個別通信対象のユーザID」とは、データ遮断管理テーブル211に登録された相手ユーザIDのうち、データ遮断フラグ“false”が設定されたユーザIDである。「個別通信対象のユーザID以外のユーザID」とは、データ遮断管理テーブル211に登録された相手ユーザIDのうち、データ遮断フラグ“true”が設定されたユーザIDである。該当の音声データの破棄の結果、音声処理部230は、個別通信対象のユーザIDに対応する音声に限定して、スピーカ208bによる音声出力を行う。
(S46)通信処理部220は、作業者U1による個別通信終了入力を受け付けたか否かを判定する。個別通信終了入力を受け付けた場合、処理をステップS47に進める。個別通信終了入力を受け付けていない場合、処理をステップS48に進める。
(S47)通信処理部220は、個別通信終了をサーバ100へ通知する。個別通信終了通知は、作業端末200を使用する作業者U1のユーザID“1”を含む。通知により、以後、通信処理部220が受信する音声データはユーザIDが付与されていない音声データとなる。また、通信処理部220は、データ遮断管理テーブル211に登録されているレコードを全て削除する。
(S48)通信処理部220は、作業者U1による音声通信用のアプリケーション(クライアントアプリケーション)終了の入力を受け付けたか否かを判定する。アプリケーション終了の入力を受け付けた場合、処理をステップS49に進める。アプリケーション終了の入力を受け付けていない場合、通信処理部220および音声処理部230は、音声通信による会議を継続して、処理をステップS42に進める。
(S49)通信処理部220は、音声通信を終了する。そして、通信処理部220は、音声通信用のアプリケーション(クライアントアプリケーション)を終了させる。
図14は、第3の実施の形態のサーバ処理の例を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S51)セッション管理部120は、グループメンバのセッション接続を行う。すなわち、セッション管理部120は、作業端末200および支援端末300,400のログインに用いられたユーザIDに対して、セッションIDを生成し、記憶部110に記憶されたセッション管理テーブル112に登録する。ユーザIDに対応するグループIDは、セッション管理テーブル112に予め登録されている。転送処理部130は、該当のグループに属するセッションに対応する作業端末200および支援端末300,400の間の音声通信(音声データの転送)を開始する。
(S52)セッション管理部120は、個別通信開始通知を受け付けたか否かを判定する。個別通信開始通知を受け付けた場合、処理をステップS53に進める。個別通信開始通知を受け付けていない場合、処理をステップS54に進める。
(S53)セッション管理部120は、記憶部110に記憶されたグループ管理テーブル111を参照して、個別通信開始通知に含まれるユーザIDが属するグループのメンバ端末に、音声データへのユーザIDの付与を開始する指示を通知する。例えば、個別通信開始通知のユーザIDが“1”の場合、メンバ端末は、ユーザID“1”、“2”、“3”に対応する作業端末200および支援端末300,400である。したがって、セッション管理部120は、音声データへのユーザIDの付与を開始する指示を、作業端末200および支援端末300,400に通知する。以後、該当グループの音声データには、各端末によりユーザIDが付与されるようになる。
(S54)セッション管理部120は、個別通信終了通知を受け付けたか否かを判定する。個別通信終了通知を受け付けた場合、処理をステップS55に進める。個別通信終了通知を受け付けていない場合、処理をステップS56に進める。
(S55)セッション管理部120は、個別通信終了通知に含まれるユーザIDが属するグループのメンバ端末に、音声データへのユーザIDの付与を停止する指示を通知する。例えば、個別通信終了通知のユーザIDが“1”の場合、音声データへのユーザIDの付与を停止する指示を、作業端末200および支援端末300,400に通知する。以後、該当グループの音声データには、ユーザIDが付与されなくなる。
(S56)セッション管理部120は、いずれかの端末から、音声通信用のアプリケーション(端末側のクライアントアプリケーション)終了の通知を受け付けたか否かを判定する。アプリケーション終了の通知を受け付けた場合、処理をステップS57に進める。アプリケーション終了の通知を受け付けていない場合、セッション管理部120および転送処理部130は、音声通信による会議を継続して、処理をステップS52に進める。
(S57)セッション管理部120は、セッション管理テーブル112に登録されている該当のグループの音声通信用セッションを削除する。
なお、通常時(個別通信を行っていない間)に音声データにユーザIDを付与しない理由は、音声データへのユーザID付与に伴うオーバーヘッド(例えば、端末やネットワーク10の負荷)を低下させるためである。
図15は、第3の実施の形態の音声データの転送抑止の具体例を示す図である。例えば、サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400それぞれとの間でセッションを確立し、作業者U1および支援者U2,U3の3者による遠隔支援を実現している。このとき、被支援者である作業者U1は、支援者U2,U3の両方から音声による支援を受けている際に、例えば、支援者U3の音声を傾聴したいこともある。
この場合、作業者U1は、作業端末200により表示される所定のGUIを操作し、個別通信相手として支援者U3のユーザID“3”を選択する。ここで、この選択を、作業者U1による、個別通信の対象外の相手(ユーザID“2”)の選択と考えることもできる。作業端末200は、作業者U1による選択に応じて、ユーザID“3”以外のユーザIDが付与された音声データを受信しても破棄するようデータ遮断管理テーブル211を設定する。
作業端末200は、個別通信開始通知を、サーバ100に送信する。サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400に、音声データへのユーザIDの付与を開始するよう指示する。すると、作業端末200は、ユーザID“1”を付与した音声データの送信を開始する。支援端末300は、ユーザID“2”を付与した音声データの送信を開始する。支援端末400は、ユーザID“3”を付与した音声データの送信を開始する。
作業端末200は、ユーザID“2”が付与された音声データを受信する。データ遮断管理テーブル211によれば、ユーザID“2”は、データ遮断フラグが“true”であり、音声出力が許容されていないユーザID“2”に該当する。したがって、作業端末200は、ユーザID“2”が付与された音声データを破棄する。
また、作業端末200は、ユーザID“3”が付与された音声データを受信する。データ遮断管理テーブル211によれば、ユーザID“3”は、データ遮断フラグが“false”であり、音声出力が許容されているユーザID“3”に一致する。したがって、作業端末200は、ユーザID“3”が付与された音声データに対応する音声をスピーカ208bにより出力する。
すなわち、作業端末200は、支援端末300,400のうちの特定の端末(例えば、支援端末300)の指定を受け付ける(例えば、ユーザIDの入力により当該指定を受け付ける)。作業端末200は、支援端末300から、音声データと、支援端末300の識別情報(例えば、ユーザID“2”)とを含む情報を受信すると、支援端末300の識別情報に基づき、支援端末300が、指定された特定の端末であるか否かの判定を行う。作業端末200は、支援端末300が、指定された特定の端末である場合(音声出力が許容されていない端末である場合)、音声データの出力を抑制する制御を実行する。
このようにすると、支援端末300により送信された音声データは、作業端末200で再生されなくなる。一方、支援端末400により送信された音声データは、作業端末200で再生される。作業端末200により送信された音声データは、支援端末300,400へ転送され、支援端末300,400により再生される。
すなわち、支援端末300が出力する音声は、作業者U1の音声および支援者U3の音声を含む。支援端末400が出力する音声は、作業者U1の音声および支援者U2の音声を含む。
そして、作業端末200が出力する音声は、支援者U3の音声を含むが、支援者U2の音声を含まない。したがって、作業者U1は、支援者U3の音声のみを聞くことが可能となり、音声の認識性の低下を抑制できる。更に、支援端末300から作業端末200への音声通信以外の音声通信を維持できる。
なお、作業者U1は、個別通信を行う相手先のユーザIDとして、複数のユーザIDを選択することもできる。作業端末200は、作業者U1により個別通信相手として指定されたユーザIDに対し、データ遮断管理テーブル211のデータ遮断フラグを“false”に設定し、同じグループに属する他のユーザIDに対して、データ遮断フラグを“true”に設定する。または、作業端末200は、作業者U1により個別通信対象外の相手として指定されたユーザIDのデータ遮断フラグを“true”に設定し、同じグループに属する他のユーザIDのデータ遮断フラグを“false”に設定してもよい。
こうして、作業端末200は、データ遮断管理テーブル211に基づき、作業者U1に指定された複数の相手ユーザの音声に限定して出力することもできる。
[第4の実施の形態]
以下、第4の実施の形態を説明する。前述の第2の実施の形態と相違する事項を主に説明し、共通する事項の説明を省略する。
第2の実施の形態では、既存セッションに加えて新規セッションを作成して、個別通信を実現する例を示した。一方、第4の実施の形態では、サーバ100の制御により、新規セッションを作成せずに個別通信を実現する例を説明する。
ここで、第4の実施の形態の遠隔支援システムの各装置は、図2で例示した第2の実施の形態の遠隔支援システムと同様である。そこで、第4の実施の形態でも、第2の実施の形態と同じ名称・符号を用いる。
まず、第4の実施の形態の遠隔支援システムによる音声通信の手順を説明する。作業端末200の処理手順は、図9で例示した第2の実施の形態の手順と同様であるため、説明を省略する。
図16は、第4の実施の形態のサーバ処理の例を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S61)セッション管理部120は、グループメンバのセッション接続を行う。すなわち、セッション管理部120は、作業端末200および支援端末300,400のログインに用いられたユーザIDに対して、セッションIDを生成し、記憶部110に記憶されたセッション管理テーブル112に登録する。ユーザIDに対応するグループIDは、セッション管理テーブル112に予め登録されている。転送処理部130は、該当のグループに属するセッションに対応する作業端末200および支援端末300,400の間の音声通信(音声データの転送)を開始する。
(S62)セッション管理部120は、いずれかの端末から個別通信開始通知を受け付けたか否かを判定する。個別通信開始通知を受け付けた場合、処理をステップS63に進める。個別通信開始通知を受け付けていない場合、処理をステップS64に進める。
(S63)セッション管理部120は、個別通信開始通知元の端末への音声データ転送において、個別通信対象ユーザ以外のセッションIDの音声データの遮断を開始する。具体的には、セッション管理部120は、個別通信開始通知に応じた情報(個別通信ID、個別通信対象ユーザIDおよび個別通信開始ユーザID)を個別通信管理テーブル113に登録し、登録した情報に基づく転送処理を行うよう転送処理部130に指示する。
(S64)転送処理部130は、新たに音声データを受信すると、個別通信管理テーブル113を参照して、セッションIDによる音声データの遮断を行っているか否かを判定する。セッションIDによる音声データの遮断を行っている場合、処理をステップS65に進める。セッションIDによる音声データの遮断を行っていない場合、処理をステップS66に進める(この場合、音声データは遮断されずに各端末に転送される)。
例えば、転送処理部130は、個別通信管理テーブル113を参照して、今回の音声データのセッションIDに対応するグループIDについて、いずれかの個別通信IDのレコードが登録されていれば、セッションIDによる音声データの遮断を行っていると判定する。一方、今回の音声データのセッションIDに対応するグループIDについて、いずれの個別通信IDのレコードも登録されていなければ、セッションIDによる音声データの遮断を行っていないと判定する。
(S65)転送処理部130は、個別通信対象のユーザ以外のセッションIDの音声データの転送を抑制する。具体的には、転送処理部130は、ステップS64で判定した遮断対象の音声データについて、個別通信開始セッションIDに対応する端末には、個別通信の相手先のセッションIDの音声データを転送し、それ以外のセッションIDの音声データを転送しない。このとき、転送処理部130は、個別通信対象外の音声データの転送を抑制するタイミングを、個別通信の相手先のセッションIDの音声データを受信したタイミングに絞ってもよい。すなわち、転送処理部130は、個別通信の相手ユーザが話している間に限定して、個別通信対象外の相手ユーザの音声の、個別通信要求元の端末への転送を抑制することも考えられる。
(S66)セッション管理部120は、いずれかの端末から個別通信終了通知を受け付けたか否かを判定する。個別通信終了通知を受け付けた場合、処理をステップS67に進める。個別通信終了通知を受け付けていない場合、処理をステップS68に進める。
(S67)セッション管理部120は、個別通信終了通知元の端末への音声データ転送において、個別通信対象のユーザ以外のセッションIDの音声データの転送を再開する。具体的には、セッション管理部120は、個別通信終了通知に応じた個別通信ID(通知元のユーザIDに対応する個別通信ID)のレコードを個別通信管理テーブル113から削除する。
(S68)セッション管理部120は、いずれかの端末から、音声通信用のアプリケーション(端末側のクライアントアプリケーション)終了の通知を受け付けたか否かを判定する。アプリケーション終了の通知を受け付けた場合、処理をステップS69に進める。アプリケーション終了の通知を受け付けていない場合、セッション管理部120および転送処理部130は、音声通信による会議を継続して、処理をステップS62に進める。
(S69)セッション管理部120は、セッション管理テーブル112に登録されている該当のグループ(アプリケーション終了の通知元の端末が属するグループ)の音声通信用セッションを削除する。
図17は、第4の実施の形態の音声データの転送抑止の具体例を示す図である。例えば、サーバ100は、作業端末200および支援端末300,400それぞれとの間でセッションを確立し、作業者U1および支援者U2,U3の3者による遠隔支援を実現している。サーバ100と作業端末200との間のセッションのセッションIDは、“100”である。サーバ100と支援端末300との間のセッションのセッションIDは、“101”である。サーバ100と支援端末400との間のセッションのセッションIDは、“102”である。このとき、被支援者である作業者U1は、支援者U2,U3の両方から音声による支援を受けている際に、例えば、支援者U3の音声を傾聴したいこともある。
この場合、作業者U1は、作業端末200により表示される所定のGUIを操作し、個別通信相手として支援者U3のユーザID“3”を選択する。サーバ100は、作業端末200から当該選択を受け付けると、ユーザID“3”に対応する支援端末400との間のセッション(セッションID=“102”のセッション)以外により受信する音声データの作業端末200への転送を抑制する。
より具体的には、サーバ100は、作業端末200から支援端末400に対応する識別情報(例えば、IPアドレスやユーザID“3”など)を受け付ける。サーバ100は、セッションIDを端末の識別情報に対応付けて記憶する記憶部110を参照して、受け付けた支援端末400の識別情報に対応付けられたセッションID(=“102”)を取得する。サーバ100は、支援端末400から音声データを受信すると、取得したセッションID(=“102”)が、受信した音声データのセッションID(=“102”)に一致するか否かの判定を行う。サーバ100は、判定結果が肯定的である場合(すなわち、セッションIDが一致する場合)、支援端末400以外の支援端末300から送信された音声データの、作業端末200への転送を抑制する。このとき、サーバ100は、支援端末400から送信された音声データを作業端末200へ転送する。
このようにすると、支援端末300により送信された音声データは、支援端末400から音声データが送信される間、作業端末200へは転送されなくなる。一方、それ以外の音声通信は維持される。したがって、作業者U1は、支援者U3が音声を発している間は、支援者U2,U3のうち支援者U3の音声のみを聞くことが可能となり、作業者U1による音声の認識性の低下を抑制できる。更に、支援端末300から作業端末200への音声通信以外の音声通信を維持できる。
なお、第4の実施の形態でも、1つのグループに対して、複数の個別通信IDを登録することが可能である。例えば、支援者および支援端末がそれぞれ3以上存在する場合を考える。この場合、セッション管理部120は、図8の個別通信管理テーブル113の例において、ユーザID“1”を個別通信開始ユーザIDとする他の個別通信(ユーザID“3”以外のユーザを相手とする)のレコードを登録してもよい。すると、転送処理部130は、個別通信の相手先として指定された複数の支援者の音声を作業端末200に転送し、それ以外の支援者の音声を作業端末200に転送しないことになる。このように、作業者U1により、傾聴したい支援者を複数選択可能にすることも考えられる。
なお、第1の実施の形態の情報処理は、処理部1bにプログラムを実行させることで実現できる。また、第2,第4の実施の形態の情報処理は、プロセッサ101にプログラムを実行させることで実現できる。第3の実施の形態の情報処理は、プロセッサ201にプログラムを実行させることで実現できる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体13,21に記録できる。サーバ100および作業端末200それぞれは、メモリとプロセッサとを有するコンピュータの一例であると考えることができる。
例えば、プログラムを記録した記録媒体13,21を配布することで、プログラムを流通させることができる。また、プログラムを他のコンピュータに格納しておき、ネットワーク経由でプログラムを配布してもよい。
例えば、サーバ100は、記録媒体13に記録されたプログラムまたは他のコンピュータから受信したプログラムを、RAM102やHDD103などの記憶装置に格納し(インストールし)、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行してもよい。また、例えば、作業端末200は、記録媒体21に記録されたプログラムまたは他のコンピュータから受信したプログラムを、RAM202やフラッシュメモリ203などの記憶装置に格納し、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行してもよい。
1 音声データ転送装置
1a 記憶部
1b 処理部
2,3,4 端末
5 ネットワーク
6,7,8 ユーザ
R11,R12,R13,R21,R22 転送路
X1 転送路情報

Claims (12)

  1. 複数の端末それぞれと自装置との間に生成された音声データの転送路を介して前記複数の端末に含まれる端末間で音声データの転送を実行する音声データ転送プログラムにおいて、
    前記複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から第2の端末の識別情報を受け付けると、前記第1の端末と自装置との間と、前記第2の端末と自装置との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路を生成し、
    生成した前記新たな音声データの転送路を介して、前記第1の端末と、前記第2の端末との間で音声データの転送を実行するとともに、前記第1の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路と、前記第1の端末と前記第2の端末とは異なる他の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路とを介した、前記第1の端末と前記他の端末との間での音声データの転送を抑制する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする音声データ転送プログラム。
  2. 前記第1の端末と前記他の端末との間での音声データの転送の抑制では、前記他の端末から受信した音声データの前記第1の端末への転送を行わず、前記第1の端末から受信した音声データの前記他の端末への転送を行う、ことを特徴とする請求項1記載の音声データ転送プログラム。
  3. 生成した前記新たな音声データの転送路を介した前記第1の端末と前記第2の端末との間の音声データの転送を開始した後に、前記第1の端末から第3の端末の識別情報を受け付けると、前記第3の端末と自装置との間に追加の音声データの転送路を生成し、
    生成した前記追加の音声データの転送路を更に用いて、前記第1の端末と前記第2の端末と前記第3の端末との間で相互に音声データの転送を実行するとともに、前記他の端末のうち前記第3の端末とは異なる端末と前記第1の端末との間での音声データの転送を抑制する、ことを特徴とする請求項1または2記載の音声データ転送プログラム。
  4. 前記第1の端末と前記第2の端末との間の音声データの個別の通信を終了する通知を受け付けると、生成した前記新たな音声データの転送路を削除し、前記第1の端末と前記他の端末との間の音声データの転送を再開する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の音声データ転送プログラム。
  5. 複数の端末のうちの特定の端末の指定を受け付け、
    前記複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から、音声データと、前記第1の端末の識別情報とを含む情報を受信すると、前記第1の端末の識別情報に基づき、該第1の端末が、指定された前記特定の端末であるか否かの判定を行い、
    前記第1の端末が、指定された前記特定の端末である場合、前記音声データの出力を抑制する制御を実行する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする音声データ出力制御プログラム。
  6. 複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から他の端末の識別情報を受け付け、
    音声データの転送路の識別情報を端末の識別情報に対応付けて記憶する記憶部を参照して、受け付けた前記他の端末の識別情報に対応付けられた転送路の識別情報を取得し、
    前記複数の端末のうちの第2の端末から音声データを受信すると、取得した前記転送路の識別情報が、受信した前記音声データの転送路の識別情報に一致するか否かの判定を行い、
    肯定的である場合、前記他の端末以外の端末から送信された音声データの、前記第1の端末への転送を抑制する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする音声データ転送プログラム。
  7. 複数の端末それぞれと自装置との間に生成された音声データの転送路の情報を記憶する記憶部と、
    前記複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から第2の端末の識別情報を受け付けると、前記第1の端末と自装置との間と、前記第2の端末と自装置との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路を生成し、生成した前記新たな音声データの転送路を介して、前記第1の端末と、前記第2の端末との間で音声データの転送を実行するとともに、前記第1の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路と、前記第1の端末と前記第2の端末とは異なる他の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路とを介した、前記第1の端末と前記他の端末との間での音声データの転送を抑制する処理部と、
    を有することを特徴とする音声データ転送装置。
  8. 複数の端末それぞれと自装置との間に生成された音声データの転送路を介して前記複数の端末に含まれる端末間で音声データの転送を実行する音声データ転送方法において、
    コンピュータが、
    前記複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から第2の端末の識別情報を受け付けると、前記第1の端末と自装置との間と、前記第2の端末と自装置との間と、にそれぞれ新たな音声データの転送路を生成し、
    生成した前記新たな音声データの転送路を介して、前記第1の端末と、前記第2の端末との間で音声データの転送を実行するとともに、前記第1の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路と、前記第1の端末と前記第2の端末とは異なる他の端末と自装置との間に生成された音声データの転送路とを介した、前記第1の端末と前記他の端末との間での音声データの転送を抑制する、
    ことを特徴とする音声データ転送方法。
  9. 複数の端末のうちの特定の端末の識別情報を記憶する記憶部と、
    前記特定の端末の指定を受け付けて、前記特定の端末の識別情報を前記記憶部に格納し、前記複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から、音声データと、前記第1の端末の識別情報とを含む情報を受信すると、前記第1の端末の識別情報および前記記憶部に記憶された前記特定の端末の識別情報に基づき、該第1の端末が、指定された前記特定の端末であるか否かの判定を行い、前記第1の端末が、指定された前記特定の端末である場合、前記音声データの出力を抑制する制御を実行する処理部と、
    を有することを特徴とする音声データ出力制御装置。
  10. コンピュータが、
    複数の端末のうちの特定の端末の指定を受け付け、
    前記複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から、音声データと、前記第1の端末の識別情報とを含む情報を受信すると、前記第1の端末の識別情報に基づき、該第1の端末が、指定された前記特定の端末であるか否かの判定を行い、
    前記第1の端末が、指定された前記特定の端末である場合、前記音声データの出力を抑制する制御を実行する、
    ことを特徴とする音声データ出力制御方法。
  11. 音声データの転送路の識別情報を端末の識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、
    複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から他の端末の識別情報を受け付け、前記記憶部を参照して、受け付けた前記他の端末の識別情報に対応付けられた転送路の識別情報を取得し、前記複数の端末のうちの第2の端末から音声データを受信すると、取得した前記転送路の識別情報が、受信した前記音声データの転送路の識別情報に一致するか否かの判定を行い、肯定的である場合、前記他の端末以外の端末から送信された音声データの、前記第1の端末への転送を抑制する処理部と、
    を有することを特徴とする音声データ転送装置。
  12. コンピュータが、
    複数の端末のうちのいずれかの端末である第1の端末から他の端末の識別情報を受け付け、
    音声データの転送路の識別情報を端末の識別情報に対応付けて記憶する記憶部を参照して、受け付けた前記他の端末の識別情報に対応付けられた転送路の識別情報を取得し、
    前記複数の端末のうちの第2の端末から音声データを受信すると、取得した前記転送路の識別情報が、受信した前記音声データの転送路の識別情報に一致するか否かの判定を行い、
    肯定的である場合、前記他の端末以外の端末から送信された音声データの、前記第1の端末への転送を抑制する、
    ことを特徴とする音声データ転送方法。
JP2016206890A 2016-10-21 2016-10-21 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法 Active JP6839345B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206890A JP6839345B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法
US15/728,773 US10623448B2 (en) 2016-10-21 2017-10-10 Audio data transfer device and audio data transfer method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206890A JP6839345B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018067876A true JP2018067876A (ja) 2018-04-26
JP6839345B2 JP6839345B2 (ja) 2021-03-10

Family

ID=61971598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016206890A Active JP6839345B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10623448B2 (ja)
JP (1) JP6839345B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021015651A1 (en) * 2019-07-23 2021-01-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Ims node, network node and methods in a communications network

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08256219A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Fujitsu Ltd 多地点テレビ会議システム
JP2002027144A (ja) * 2000-07-12 2002-01-25 Minolta Co Ltd 通信端末および通話システムおよび回線確立方法
JP2009231949A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Univ Of Aizu マルチメディア会議システム、アプリケーションサーバ、混合パターン決定方法および混合パターン決定用プログラム
WO2016039867A1 (en) * 2014-09-10 2016-03-17 Harman International Industries, Incorporated Techniques for generating multiple listening environments via auditory devices

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7974399B2 (en) 2005-11-15 2011-07-05 Alcatel Lucent Enhanced whisper feature
US8824684B2 (en) * 2007-12-08 2014-09-02 International Business Machines Corporation Dynamic, selective obfuscation of information for multi-party transmission
US9344396B2 (en) 2009-03-30 2016-05-17 Avaya Inc. System and method for persistent multimedia conferencing services

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08256219A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Fujitsu Ltd 多地点テレビ会議システム
JP2002027144A (ja) * 2000-07-12 2002-01-25 Minolta Co Ltd 通信端末および通話システムおよび回線確立方法
JP2009231949A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Univ Of Aizu マルチメディア会議システム、アプリケーションサーバ、混合パターン決定方法および混合パターン決定用プログラム
WO2016039867A1 (en) * 2014-09-10 2016-03-17 Harman International Industries, Incorporated Techniques for generating multiple listening environments via auditory devices
JP2017528990A (ja) * 2014-09-10 2017-09-28 ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド 聴覚デバイスを介した多数の聴取環境生成技法

Also Published As

Publication number Publication date
US10623448B2 (en) 2020-04-14
JP6839345B2 (ja) 2021-03-10
US20180115589A1 (en) 2018-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6451227B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、プログラム、及び記録媒体
US11924581B2 (en) Multi-device teleconferences
JP2006238328A (ja) 会議システム及び会議端末装置並びに携帯端末装置
JP6557976B2 (ja) 伝送システム、情報処理装置、伝送方法、プログラム
JP2016195304A (ja) 管理プログラム、会議管理方法、及び会議管理サーバ装置
JP2021016083A (ja) 通信システム、情報処理装置、通信方法およびプログラム
JP5005103B1 (ja) 通話システム
JP7135766B2 (ja) 通信システム、プログラム、端末装置
JP2017050687A (ja) 制御装置、通信制御システム、及びプログラム
JP6839345B2 (ja) 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法
JP6476754B2 (ja) 情報処理装置、呼び出し方法、プログラム、コミュニケーションシステム
JP5234744B2 (ja) 映像会議装置、映像会議方法、映像会議プログラムおよび記録媒体
JP6500366B2 (ja) 管理装置、端末装置、伝送システム、伝送方法およびプログラム
JP2015142193A (ja) 伝送端末及びプログラム
JP6295628B2 (ja) 伝送管理システム、伝送管理方法及びプログラム
JP6464696B2 (ja) 制御システム、通信システム、制御方法、及びプログラム
JP2013110481A (ja) データ共有機能を有した通話システム
JP2010124232A (ja) 会議システム及び会議方法
JP2008092157A (ja) 通信端末、会議情報検索方法、およびプログラム
JP2008252177A (ja) 電子会議システム、情報処理装置およびプログラム
JP2015027054A (ja) 通信システム、方法、通信装置およびプログラム
JP6318553B2 (ja) 管理装置、伝送端末、伝送システム、プログラム及び伝送方法
JP7353402B2 (ja) 端末装置およびプログラム
JP2013207331A (ja) ビデオ会議対応ip電話装置及びその呼接続方法
JP2012060653A (ja) 通信システム及び通信システムにおける通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190709

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190718

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6839345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150