JP2018067826A - 無線通信機と無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信機と無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者にかかる接続の際の手間を軽減させつつ、接続させたいステーションをアクセスポイントに容易に無線通信接続させることができる無線通信システムを提供する。
【解決手段】本発明の無線通信システムは、無線通信機と、前記無線通信機と無線通信する別の無線通信機と、を有し、前記無線通信機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が前記無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、前記別の無線通信機は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記無線通信機との前記無線通信の接続を開始し、前記無線通信機は、前記応答信号を受信すると前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信技術に関し、特に、無線LAN(Local Area Network)技術に関する。
無線LANの普及に伴い、無線LANを自宅や屋外で利用できる環境が増えてきている。また、スマートフォンやタブレット端末などの無線端末の普及により、情報機器に疎い人でも無線LANを利用する機会が増えている。無線LANを利用する場合、子機であるステーション(無線端末)を、親機であるアクセスポイント(中継機)に帰属させる必要がある。このために無線端末の利用者は、中継機の識別名であるSSID(Service Set Identifier)やパスワードを手動で入力する必要がある。しかしながら、この入力作業は無線LANの知識をある程度必要とし、利用者にとっては手間のかかるものである。
この手間を緩和して、無線端末を中継機に簡単に帰属させる機能として、WPS(Wi−Fi(登録商標) Protected Setup)やらくらく無線スタートといった、簡単接続機能が開発されている。WPSには、PIN(Personal Identification Number、個人認証番号)コード方式とPBC(Push Button Configuration、プッシュボタン)方式とがある。
PINコード方式では、中継機の本体あるいは設定画面上に表示されるPINコードの入力が必要である。このPINコードの入力は、利用者にとっては手間であり、特にPINコードという言葉になじみのない情報機器に疎い利用者にとっては、必ずしも簡単な操作とは言えない。
一方、PBC方式やらくらく無線スタートでは、一定時間内に中継機と無線端末の双方に設けられているボタンを押す必要がある。利用者は、中継機と無線端末のそれぞれについて、ボタンを探し出して押す必要がある。そのため、一定時間内に双方ともに接続動作を開始できないと接続に失敗するなど、情報機器に疎い利用者にとっては、必ずしも簡単な操作ではない。さらに、ボタンを押す方式の場合は、無線端末が、例えばセンサ機器のように非常に小さな機器であって、機構的な制約によりボタンを実装できない場合には、適用することができない。
特許文献1には、無線通信装置同士を接続する際に、ユーザに掛かる手間を低減する無線通信装置が開示されている。特許文献1の無線通信装置は、他の無線通信装置と無線通信が可能な通信部と、通信部が他の無線通信装置に近接するかを判定する判定部と、通信部が他の無線通信装置に近接すると判定された場合に通信部と他の無線通信装置の接続手続きを行う制御部とを備える。また、判定部は、通信部が他の無線通信装置から受信した無線信号の受信強度が所定値以上である場合に、通信部が他の無線通信装置に近接すると判定する。また、判定部は、受信強度が所定値以上の装置が複数存在する場合は、受信強度が最も大きい装置を近接する装置とする。
また、特許文献2には、中継機と無線端末の接続を容易に確立する無線LAN接続システムが開示されている。特許文献2のシステムは、中継機としてのプロジェクタの電源を投入すると、プロジェクタはスクリーンにプロジェクタ識別情報を投写する。カメラを搭載したスマートフォンなどの無線端末がプロジェクタ識別情報を撮影すると、その時トリガ信号としてのフラッシュの光を発生するが、プロジェクタはそのフラッシュの光を受けると無線LAN通信規格のWPSにおけるPBC動作を開始する。また、無線端末はプロジェクタ識別情報をカメラ撮影することで、WPS実行対象を確認し、WPSを開始する。
特開2012−199905号公報 特開2014−216736号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示された技術は、以下の課題を有している。
すなわち、特許文献1の技術を無線LAN接続に適用し、単純に無線LAN信号の受信強度に基づいて無線端末を中継機に接続させる動作を開始するようにすると、所定値以上の受信強度を有する無線端末が皆、接続動作を開始してしまう。また、受信強度が最も大きい無線端末を接続させるとした場合、接続させたい無線端末が最も受信強度が大きいとは限らないため、接続させたい無線端末を接続させることができない場合が生じている。
一方、特許文献2の技術では、接続させたい無線端末を中継機に接続させることはできる。しかしながら、中継機はスクリーンに識別情報を投写し、無線端末は投写された識別情報を撮影する必要があり、投写機能や撮影機能を備えていない機器にこれらの機能を付与することは容易ではない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者にかかる接続の際の手間を軽減させつつ、接続させたい端末を中継機に容易に無線通信接続させることができる無線通信システムを提供することにある。
本発明の無線通信機は、別の無線通信機との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が自無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信する送信部と、前記別の無線通信機の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記別の無線通信機が前記特定信号に対して送信する応答信号を受信する受信部と、前記受信部が前記応答信号を受信すると、前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する。
本発明の無線通信機は、別の無線通信機が送信する、自無線通信機との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、自無線通信機が前記別の無線通信機から所定範囲以内に存在するときに受信強度が所定値を超える特定信号を受信する受信部と、前記受信部の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信する送信部と、前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する。
本発明の無線通信システムは、無線通信機と、前記無線通信機と無線通信する別の無線通信機と、を有し、前記無線通信機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が前記無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、前記別の無線通信機は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記無線通信機との前記無線通信の接続を開始し、前記無線通信機は、前記応答信号を受信すると前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する。
本発明の無線通信方法は、無線通信機と、前記無線通信機と無線通信する別の無線通信機と、を有する無線通信システムの無線通信方法において、前記無線通信機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が前記無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、前記別の無線通信機は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記無線通信機との前記無線通信の接続を開始し、前記無線通信機は、前記応答信号を受信すると前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する。
本発明によれば、利用者にかかる接続の際の手間を軽減させつつ、接続させたい端末を中継機に容易に無線通信接続させることができる無線通信システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの具体的な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの具体的な動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの特定信号の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの応答信号の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの具体的な別の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの具体的な別の動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの特定信号の別の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの応答信号の別の構成を示す図である。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の無線通信システム1は、無線通信機11と、無線通信機11と無線通信する別の無線通信機12とを有する。無線通信機11は、無線通信の信号よりも信号強度が弱く、別の無線通信機12が無線通信機11から所定範囲以内に存在するときに別の無線通信機12の受信強度が所定値を超える特定信号を送信する。さらに、別の無線通信機12は、特定信号の受信強度が所定値を超えると、特定信号に対する応答信号を送信すると共に無線通信機11との無線通信の接続を開始する。さらに、無線通信機11は、応答信号を受信すると別の無線通信機12との無線通信の接続を開始する。
本実施形態の無線通信機11は、特定信号を送信する送信部111を有する。特定信号は、別の無線通信機12との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、別の無線通信機12が無線通信機11から所定範囲以内に存在するときに別の無線通信機12の受信強度が所定値を超える信号を有する。さらに、別の無線通信機12の特定信号の受信強度が所定値を超えると、別の無線通信機12が特定信号に対して送信する応答信号を受信する受信部112を有する。さらに、受信部112が応答信号を受信すると、別の無線通信機12との無線通信の接続を開始する接続制御部113を有する。
また、別の無線通信機12は、無線通信機11が送信する特定信号を受信する受信部122を有する。特定信号は、別の無線通信機12との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、別の無線通信機12が無線通信機11から所定範囲以内に存在するときに別の無線通信機12の受信強度が所定値を超える信号を有する。さらに、受信部122の特定信号の受信強度が所定値を超えると、特定信号に対する応答信号を送信する送信部121を有する。さらに、応答信号の送信と共に無線通信機11との無線通信の接続を開始する接続制御部123を有する。
本実施形態の無線通信方法は、無線通信機11と、無線通信機11と無線通信する別の無線通信機12とを有する無線通信システム1の無線通信方法に関する。無線通信機11は、無線通信の信号よりも信号強度が弱く、別の無線通信機12が無線通信機11から所定範囲以内に存在するときに別の無線通信機12の受信強度が所定値を超える特定信号を送信する。さらに、別の無線通信機12は、特定信号の受信強度が所定値を超えると、特定信号に対する応答信号を送信すると共に無線通信機11との無線通信の接続を開始する。さらに、無線通信機11は、応答信号を受信すると別の無線通信機12との無線通信の接続を開始する。
なお、無線通信機11を無線通信の中継機、別の無線通信機12を無線通信の端末としてもよい。
本実施形態によれば、利用者は、無線通信機11に無線接続させたい別の無線通信機12を、無線通信機11に近づけるだけで、無線通信機11と別の無線通信機12との接続を開始することができる。このとき、利用者は、接続の動作を開始するためのデータの手入力やボタン操作などの手間を取る必要がない。さらに、無線通信機11が送信する特定信号は、通常の無線通信の信号よりも信号強度が弱く、別の無線通信機12が無線通信機11から所定範囲以内に近づいたときに、はじめて別の無線通信機12の受信強度が所定値を超える。これにより、無線通信機11は無線通信機11に近づいた別の無線通信機12だけと接続を開始することができる。さらにまた、無線通信機11や別の無線通信機12には、投写機能や撮影機能を付与する必要がなく、容易に接続できる。
以上のように、本実施形態によれば、利用者にかかる接続の際の手間を軽減させつつ、接続させたい別の無線通信機を無線通信機に容易に無線通信接続させることができる無線通信システムを提供することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の無線通信システム2は、中継機21と、中継機21と無線通信する端末22とを有する。
中継機21は、送信部211と、受信部212と、接続制御部213と、確認部214と、通知部215とを有する。
送信部211は、端末22が中継機21に無線通信の接続をしようとする場合に、特定信号を送信する。特定信号は、無線通信の信号よりも信号強度が弱く、端末22が中継機21から所定範囲以内に存在するときに端末22の受信強度が所定値を超える信号を有する。
受信部212は、端末22が特定信号を受信し特定信号の受信強度が所定値を超えると特定信号に対して返信する、応答信号を受信する。確認部214は、受信部212が受信した信号が特定信号に基づく応答信号であることを確認する。
接続制御部213は、確認部214が、受信部212が受信した信号が特定信号に基づく応答信号であることを確認すると、端末22との無線通信の接続を開始する。通知部215は、中継機21と端末22の無線通信の接続が成立したことを利用者に通知する。
端末22は、送信部221と、受信部222と、接続制御部223と、確認部224と、通知部225とを有する。
受信部222は、端末22が中継機21に無線通信の接続をしようとする場合に、中継機21が送信する特定信号を受信する。特定信号は、無線通信の信号よりも信号強度が弱く、端末22が中継機21から所定範囲以内に存在するときに端末22の受信強度が所定値を超える信号を有する。
確認部224は、受信部222が特定信号を受信すると、受信部222が受信した信号の受信強度が所定値を超えているか否かと、所定値を超えている場合は、受信部222が受信した信号が中継機21からの特定信号であるか否かを確認する。
送信部221は、確認部224が、受信部222が受信した信号が中継機21からの特定信号であることを確認すると、特定信号に対する応答信号を返信する。
接続制御部223は、確認部224が、受信部222が受信した信号が中継機21からの特定信号であることを確認すると、中継機21との無線通信の接続を開始する。通知部225は、中継機21と端末22の無線通信の接続が成立したことを利用者に通知する。
図3は、本実施形態の無線通信システム2の動作を説明する図である。本実施形態の無線通信方法は、端末22が中継機21に無線通信の接続をしようとしている場合の無線通信方法である。
端末22が中継機21に無線通信の接続をしようとしている場合に、まず、中継機21は、送信部211から特定信号を送信する(S201)。特定信号は、通常の無線通信の信号よりも信号強度が弱く、端末22が中継機21から所定範囲以内に存在するときに端末22の受信強度が所定値を超える信号を有する。端末22を中継機21に近づけることにより、端末22を中継機21から所定範囲以内に存在するようにすることができる。さらに、特定信号は、中継機21との接続開始を示す情報を含む。
次に、端末22では、受信部222が特定信号を受信すると、確認部224が、受信部222が受信した信号の受信強度が所定値を超えているか否かと、所定値を超えている場合は、受信部222が受信した信号が中継機21からの特定信号であるか否かを確認する(S202)。
確認部224が、受信部222が受信した信号が中継機21からの特定信号であることを確認すると、送信部221が特定信号に対する応答信号を返信する(S203)。応答信号は、特定信号が有する中継機21との接続開始を示す情報に呼応する情報を含む。これとともに、接続制御部223が中継機21との無線通信の接続動作を開始する(S204)。
次に、中継機21では、受信部212が応答信号を受信すると、確認部214が、受信部212が受信した信号が端末22からの応答信号であるか否かを確認する(S205)。確認部214が、端末22からの応答信号であることを確認すると、接続制御部213が端末22との無線通信の接続動作を開始する(S206)。
中継機21と端末22との接続が成立すると(S207)、中継機21の通信部215と端末22の通信部225の少なくとも一方が、利用者に無線通信の接続の状況を通知する(S208)。すなわち、無線通信の接続が成立したことを、利用者の視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対して通知する。
図4は、本実施形態の無線通信システムの具体的な構成を示すブロック図である。本実施形態の無線LAN通信システム3は、無線LAN通信の中継機であるアクセスポイント31を有する。さらに、アクセスポイント31と無線LAN通信する端末である、スマートフォンやタブレット端末やノートPC(Personal Computer)などのステーション32を有する。
アクセスポイント31は、送信部311と、受信部312と、接続制御部313と、確認部314と、通知部315とを有する。送信部311と受信部312は、通常の無線LAN通信におけるビーコン(Beacon)の送信やプローブリクエスト(Probe Request)の受信などの通常の無線LAN通信の機能に加えて、以下の機能を有する。
送信部311は、ステーション32がアクセスポイント31に無線LAN通信の接続をしようとする場合に、特定信号を送信する。特定信号は、通常の無線LAN通信の信号よりも信号強度が弱く、ステーション32がアクセスポイント31から所定範囲以内に存在するときにステーション32の受信強度が所定値を超える信号を有する。
ここで、ステーション32がアクセスポイント31に無線LAN通信の接続をしようとする場合とは、通常の無線LAN通信における接続の動作の一部と同様であり、次の通りである。すなわち、アクセスポイント31の送信部311がビーコンを送信する。このビーコンを受信したステーション32が、ビーコンに基づいたプローブリクエストを送信する。このプローブリクエストをアクセスポイント31の受信部312が受信する。以上の通信で、アクセスポイント31とステーション32の各々は、お互いを接続相手として認識し、相互に接続する動作を開始できる状態となる。この状態となった場合に、送信部311は、特定信号を送信する。
受信部312は、ステーション32が特定信号を受信し、その特定信号に対して返信する応答信号を受信する。受信部312は、応答信号を受信すると、応答信号を確認部314に送る。
確認部314は、受信部312から応答信号を受け取ると、受け取った応答信号が特定信号に基づく応答信号であるか否かを、応答信号が特定信号を特定する情報を含むか否かによって確認する。この詳細は後述する。確認部314は、受け取った応答信号が特定信号に基づく応答信号であると確認した場合、確認結果を接続制御部313に通知する。
接続制御部313は、この通知を受けると、送信部311と受信部312を介して、ステーション32との無線LAN通信の接続を開始する。無線LAN通信の接続の方法としては、後述する、無線LAN通信におけるWPSやらくらく無線スタートなどの接続方式の一部を適用することができる。
通知部315は、アクセスポイント31とステーション32の無線LAN通信の接続が成立したことを利用者に通知する。
ステーション32は、送信部321と、受信部322と、接続制御部323と、確認部324と、通知部325とを有する。送信部321と受信部322は、無線LAN通信におけるビーコンの受信やプローブリクエストの送信などの通常の無線LAN通信の機能に加えて、以下の機能を有する。
受信部322は、ステーション32がアクセスポイント31に無線LAN通信の接続をしようとする場合に、アクセスポイント31が送信する特定信号を受信する。受信部322は、特定信号を受信すると、特定信号を確認部324に送る。
確認部324は、受信部322から特定信号を受け取ると、受信部322が受信した信号の受信強度が所定値を超えているか否かを確認する。所定値を超えている場合はさらに、受信部322が受信した信号がアクセスポイント31からの特定信号であるか否かを、信号が特定信号であることを特定する情報を含むか否かによって確認する。この詳細は後述する。確認部324は、受信部322が受信した信号がアクセスポイント31からの特定信号であることを確認すると、確認結果を接続制御部323に通知する。
接続制御部323は、この通知を受けると、先ず、送信部321に特定信号に対する応答信号を返信する指示をする。送信部321は、この指示を受けて、特定信号に対する応答信号を返信する。さらに、接続制御部323は、送信部321と受信部322とを介して、アクセスポイント31との無線LAN通信の接続を開始する。無線LAN通信の接続の方法としては、後述する、無線LAN通信におけるWPSやらくらく無線スタートなどの接続方式の一部を適用することができる。
通知部325は、アクセスポイント31とステーション32の無線通信の接続が成立したことを利用者に通知する。
送信部311と受信部312、および、送信部321と受信部322は、アンテナを含み、無線通信をする回路を有する。接続制御部313と確認部314、および、接続制御部323と確認部324は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)を有し、CPUでプログラムを動作することによって実現される。
通知部315と通知部325は、無線LAN通信の接続が完了したことを、利用者の視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚などに対して通知する。視覚に対するものとしては、LED(Light Emitting Diode)などの発光や点滅や色の変化などとすることができる。聴覚に対するものとしては、スピーカによるブザー音やチャイム音などの音や音声とすることができる。接触感覚に対するものとしては、振動子などによる振動とすることができる。通知部315と通知部325を実現するものとしては、無線LAN通信の接続が成立したことを利用者に通知できるものであれば、以上には限定されない。
アクセスポイント31とステーション32の接続動作は、例えば、無線LAN通信におけるWPSやらくらく無線スタートなどの接続方式の一部を適用することができる。すなわち、例えば、WPSのPIN方式の場合では、アクセスポイント31とステーション32の接続動作の開始にあたっての、利用者による操作であるPINコードの入力の部分は不要となる。これは特定信号と応答信号の送受信の結果、アクセスポイント31とステーション32の接続動作が開始されるためである。よって、PINコードの入力の部分を除くWPSの接続動作の部分、すなわち、アクセスポイント31とステーション32との間で行われる接続のための通信の部分により、アクセスポイント31とステーション32の接続を成立させることができる。WPSのPBC方式やらくらく無線スタートの場合も同様に、接続動作の開始にあたっての利用者による操作の部分は不要となる。
図5は、本実施形態の無線通信LANシステム3の具体的な動作を説明する図である。無線LAN通信システム3の無線通信方法は、ステーション32がアクセスポイント31に無線LAN通信の接続をしようとしている場合の無線通信方法である。
まず、ステーション32がアクセスポイント31に無線LAN通信の接続をしようとする状態になる。この状態は、通常の無線LAN通信における接続の動作の一部と同様、以下の通りに実現される。すなわち、アクセスポイント31の送信部311がビーコンを送信する(S301)。このビーコンを受信したステーション32が、ビーコンに基づいたプローブリクエストを送信する(S302)。このプローブリクエストをアクセスポイント31の受信部312が受信する。以上の通信で、アクセスポイント31とステーション32の各々は、お互いを接続相手として認識し、相互に接続をしようとする状態になる。
この状態となった場合に、送信部311は、特定信号を送信する(S303)。送信部311は、ビーコンを送信するアンテナと同じアンテナから、デバイスドライバなどのソフトウェア制御により送信出力を小さくした特定信号を送信することができる。送信部311は、ビーコンの送信とは独立に、特定信号を送信することができる。特定信号の送信は、連続的であっても、周期的であっても良い。
特定信号は、通常の無線LAN通信の信号よりも信号強度が弱く、ステーション32がアクセスポイント31から所定範囲以内に存在するときにステーション32の受信強度が所定値を超える信号を有する。さらに、特定信号は、アクセスポイント31との接続開始を示す情報を含む。
ここで所定範囲とは、利用者が、接続させようとしているステーション32をアクセスポイント31に近づけた状態で、別のステーションがステーション32よりもアクセスポイント31に近づくことが実際にはあまり無い範囲とする。所定範囲は、例えば、アクセスポイント31の外周とステーション32の外周とが、接する範囲とすることができる。また、所定範囲は、例えば、アクセスポイント31の上面にステーション32が載る範囲とすることができる。また、所定範囲は、例えば、ステーション32の外周がアクセスポイント31の外周から数cmの範囲とすることができる。なお、所定範囲は、以上には限定されない。
特定信号は、ステーション32がアクセスポイント31から所定範囲以内に存在するときに、ステーション32の受信強度が所定値を超える程度に弱い信号強度を有する。ここで所定値とは、ステーション32が、受信した特定信号を信号処理することのできる下限に、予め設定することのできるマージンを加算した値とすることができるが、これには限定されない。
以上のように、特定信号の信号強度と特定信号を受信できる範囲とを限定する。これにより、アクセスポイント31に接続したいステーション32との信号の授受を可能とし、かつ、接続したいステーション32とは別に存在するステーションが特定信号にかかわることを防止することができる。アクセスポイント31に接続したいステーション32は、アクセスポイント31に近づけばよい。
図6は、無線LAN通信システム3の特定信号33の構成を示す図である。特定信号33の構成は、無線LAN通信のビーコンの構成と同じにすることができる。特定信号33の構成を無線LAN通信の規格とすることで、通常の無線LAN通信の方法で特定信号の生成や送受信を行うことができるので、簡便である。特定信号33は、アクセスポイント31の接続制御部313で生成することができる。
特定信号33は、無線LAN通信の802.11規格のヘッダ331とビーコンフィールド332を有する。特定信号33は、任意のステーションが受信することができるよう、ヘッダ331のDestination AddressはBroadcastを示すFF:FF:FF:FF:FF:FFとする。Source AddressとBSSID(Basic Service Set Identifier)とは同じ設定で良い。
BSSIDは、通常の無線LAN通信で設定するBSSIDとは異なる設定とする。例えば、通常の無線LAN通信で設定するBSSIDのG/Lビット(Global/Localビット、1オクテット目の0x02ビット)を1に変更したものとすることができるが、これには限定されない。
BSSIDを通常の無線LAN通信で設定するBSSIDとは異なる設定とする理由は、次の通りである。すなわち、既にアクセスポイントに接続しているステーションが、接続しているアクセスポイントに近接していたとする。このとき、別のステーションが当該アクセスポイントと接続しようとして、当該アクセスポイントが特定信号を送信したとする。特定信号のBSSIDが通常の無線LAN通信のBSSIDと同じであると、ステーションは、アクセスポイントから、接続済みのESSID(Extended SSID)とは異なるESSIDが設定(この件は後述する)されたビーコンを受信したことになる。その結果、ステーションが接続を解除してしまう可能性があるためである。
ビーコンフィールド332のESSIDは、「特殊文字列+アクセスポイント固有文字列」とする。特定信号は、特殊文字列が設定されることにより、特定信号が無線LAN通信の接続動作を開始するためのトリガとなる信号であることを示すことができる。また、特定信号は、アクセスポイント固有文字列により、無線LAN通信の接続動作を開始するアクセスポイントを特定することができる。すなわち、特定信号を受信する側は、特殊文字列とアクセスポイント固有文字列を確認することによって、アクセスポイントを特定して無線LAN通信の接続動作を開始することができる。
特殊文字列は、本方法に対応していることを示す文字列とし、予め決めておくことができる。但し、利用者により指定できないよう、キーボードからは入力できない文字列にするのが望ましい。特殊文字列として、例えば、16進数表記で0x0706050403020100(char型表記でBEL ACK ENQ EOT ETX STX SOH NUL)とすることができるが、これには限定されない。
アクセスポイント固有の文字列は、アクセスポイントを特定できるものであって、他のアクセスポイントと異なる文字列であればよい。アクセスポイント固有の文字列として、例えば、アクセスポイントのMACアドレスをそのまま文字列とすることができるが、これには限定されない。アクセスポイントのMACアドレスがAA:BB:CC:DD:EE:FFである場合、アクセスポイント固有の文字列は“AABBCCDDEEFF”である。これを16進数で表記すれば0x414142424343444445454646である。
よって、特定信号で指定するESSIDとして、例えば、16進数表記で0x0706050403020100414142424343444445454646とすることができるが、これには限定されない。
次に、ステーション32では、受信部322が特定信号を受信する(S303)。ステーション32では、受信部322が通常の無線LAN通信の接続のためのアクセスポイントのスキャンを行っているので、受信部322は、ビーコンを受信するアンテナで特定信号を受信することができる。
受信部322が特定信号を受信すると、確認部324が、受信した信号の受信強度が所定値を超えているか否かと、所定値を超えている場合は、受信部322が受信した信号がアクセスポイント31からの特定信号であるか否かを確認する(S304)。
すなわち、確認部324は、受信部322が受信したビーコンの信号構成を有する信号の中で、ESSIDが前述の特殊文字列で始まるものが存在するか否かを確認する。ここでもしESSIDが特殊文字列で始まる信号が存在しない場合、確認部324は、当該の信号は特定信号ではないとし、接続の動作を終了する。一方、ESSIDが特殊文字列で始まる信号が存在する場合、当該の信号がアクセスポイント31からの特定信号であるとする。
確認部324が、受信部322が受信した信号がアクセスポイント31からの特定信号であることを確認すると、送信部321が特定信号に対する応答信号を返信する(S305)。応答信号は、特定信号が有するアクセスポイント31との接続開始を示す情報に呼応する情報を含む。これとともに、接続制御部323がアクセスポイント31との無線LAN通信の接続動作を開始する(S306)。
送信部321は、プローブリクエストを送信するアンテナと同じアンテナから、応答信号を送信することができる。送信部321は、プローブリクエストの送信とは独立に、応答信号を送信することができる。応答信号の送信は、連続的であっても、周期的であっても良い。また、応答信号の信号強度は、通常の無線LAN通信の信号強度と同じでもよく、特定信号のように弱くてもよい。
図7は、無線LAN通信システム3の応答信号34の構成を示す図である。応答信号34の構成は、無線LAN通信のプローブリクエストの構成と同じとすることができる。応答信号34の構成を無線LAN通信の規格とすることで、通常の無線LAN通信の方法で応答信号の生成や送受信を行うことができるので、簡便である。応答信号34は、ステーション32の接続制御部323で生成することができる。
応答信号34は、無線LAN通信の802.11規格のヘッダ341とプローブリクエストフィールド342を有する。ヘッダ341は、特定信号33のヘッダ331と同じとすることができる。プローブリクエストフィールド342のESSIDは、特定信号33のESSIDを指定することができる。これにより、特定信号33が有するアクセスポイント31との接続開始を示す情報に呼応する情報を含むこととすることができる。
次に、アクセスポイント31では、受信部312が応答信号を受信すると(S305)、確認部314が、受信部312が受信した信号がステーション32からの応答信号であるか否かを確認する(S307)。
すなわち、確認部314は、受信部312が受信したプローブリクエストの信号構成を有する信号の中で、ESSIDが前述の特殊文字列で始まるものが存在するか否かを確認する。ここでもしESSIDが特殊文字列で始まる信号が存在しない場合、確認部314は、当該の信号は応答信号ではないとし、接続の動作を終了する。一方、ESSIDが特殊文字列で始まる信号が存在する場合、当該の信号がステーション32からの応答信号であるとする。
確認部314が、ステーション32からの応答信号であることを確認すると、接続制御部313がステーション32との無線LAN通信の接続動作を開始する(S308)。アクセスポイント31とステーション32との接続動作は、例えば、無線LAN通信におけるWPSやらくらく無線スタートなどの接続方式の一部を適用することができる。
アクセスポイント31とステーション32との接続が成立すると(S309)、アクセスポイント31の通信部315とステーション32の通信部325の少なくとも一方が、無線LAN通信の接続の状況を通知する(S310)。すなわち、無線LAN通信の接続が成立したことを、利用者の視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対して通知する。これにより利用者は、アクセスポイント31とステーション32との接続が成立したことを、直感的に知ることができる。
図8は、本実施形態の無線通信システムの具体的な別の構成を示すブロック図である。本実施形態の別の無線LAN通信システム4は、無線LAN通信の中継機であるアクセスポイント41と、アクセスポイント41と無線LAN通信する端末である、スマートフォンやタブレット端末やノートPCなどのステーション42と、を有する。
図8の無線LAN通信システム4が、図4の無線LAN通信システム3と異なるのは、アクセスポイント41がスイッチ416と専用アンテナ417とを有することである。その他、すなわち、アクセスポイント41の送信部411と受信部412と接続制御部413と確認部414と通知部415、ステーション42の送信部421と受信部422と接続制御部423と確認部424と通知部425は、基本的に無線LAN通信システム3と同様である。
アクセスポイント41のスイッチ416は、例えば、アクセスポイント41の筐体上面に設けられたボタンスイッチなどとすることができ、アクセスポイント41の上にステーション42を載せるなどすると、ONされるものである。スイッチ416がONされている間、アクセスポイント41の送信部411は特定信号を送信する。
専用アンテナ417は、送信部411が特定信号を送信するときの専用のアンテナである。専用アンテナ417は、特定信号を弱い信号強度で送信するように調整がされている。この調整は、例えば、アンテナに所定の減衰量を有するアッテネータ(減衰器)を組み合わせることで実現できる。専用アンテナ417は、アッテネータと一体化したアンテナとしてもよい。
よって、送信部411は、特定信号を、デバイスドライバなどのソフトウェア制御により送信出力を小さく制御する必要は無い。また、送信部411は、専用アンテナ417を介して、ビーコンの送信とは独立に、連続的にもしくは周期的に、特定信号を送信することができる。
図9は、無線LAN通信システム4の動作を説明する図である。無線LAN通信システム4の無線通信方法は、ステーション42がアクセスポイント41に無線LAN通信の接続をしようとしている場合の無線通信方法である。
まず、ステーション42がアクセスポイント41に無線LAN通信の接続をしようとする状態になる。この状態は、ステーション42をアクセスポイント41の上に載せるなどにより、スイッチ416がONされた状態となることで実現される(S401)。
この状態となった場合に、送信部411は、専用アンテナ417から特定信号を送信する(S402)。送信部411は、ビーコンの送信とは独立に、連続的にもしくは周期的に、特定信号を送信することができる。
特定信号は、通常の無線LAN通信の信号よりも信号強度が弱く、ステーション42がアクセスポイント41から所定範囲以内に存在するときにステーション42の受信強度が所定値を超える信号を有する。例えば、ステーション42をアクセスポイント41の筐体の上に載せるなどにより、ステーション42をアクセスポイント41から所定範囲以内に存在するようにすることができるが、これには限定されない。さらに、特定信号は、アクセスポイント41との接続開始を示す情報を含む。
図10は、無線LAN通信システム4の特定信号43の構成を示す図である。特定信号43の構成は、無線LAN通信のビーコンの構成と同じにすることができる。特定信号43は、アクセスポイント41の接続制御部413で生成することができる。
また、特定信号43のヘッダ431は、無線LAN通信システム3の特定信号33のヘッダ331と同様とすることができる。さらに、ビーコンフィールド432は、ビーコンフィールド332と同様としても良く、また、ビーコンフィールド432内のVendor Specificに特殊文字列とアクセスポイントのPINコードを指定するようにしても良い。
以下では、ビーコンフィールド432内のVendor Specificに特殊文字列とアクセスポイントのPINコードを指定する場合を例に説明する。特定信号を受信する側は、Vendor Specificの特殊文字列とアクセスポイントのPINコードを確認することによって、アクセスポイントを特定して無線LAN通信の接続動作を開始することができる。
次に、ステーション42では、受信部422が特定信号を受信する(S402)。ステーション42では、受信部422が通常の無線LAN通信の接続のためのアクセスポイントのスキャンを行っているので、受信部422は、ビーコンを受信するアンテナで特定信号を受信することができる。
受信部422が特定信号を受信すると、確認部424が、受信部422が受信した信号の受信強度が所定値を超えているか否かと、所定値を超えている場合は、受信部422が受信した信号がアクセスポイント41からの特定信号であるか否かを確認する(S403)。
確認部424は、受信部422が受信したビーコンの信号構成を有する信号の中で、Vendor Specificが前述の特殊文字列で始まるものが存在するか確認する。ここでもしVendor Specificが特殊文字列で始まる信号が存在しない場合、確認部424は、本方法に対応しているアクセスポイントが近傍に存在しないとして、接続の動作を終了する。一方、Vendor Specificが特殊文字列で始まる信号が存在する場合、当該の信号がアクセスポイント41からの特定信号であるとする。
アクセスポイント41が送信する特定信号は、ステーション42がアクセスポイント41に接近したときにだけ受信できる信号強度の弱い信号である。そのため、ステーション42がアクセスポイント41に接近したとき、受信部422が受信した信号に特殊文字列が含まれていれば、当該の信号はアクセスポイント41が送信する特定信号であると特定することができる。
確認部424が、受信部422が受信した信号がアクセスポイント41からの特定信号であることを確認すると、送信部421が特定信号に対する応答信号を返信する(S404)。応答信号は、特定信号が有するアクセスポイント41との接続開始を示す情報に呼応する情報を含む。これとともに、接続制御部423がアクセスポイント41との無線LAN通信の接続動作を開始する(S405)。
送信部421は、プローブリクエストを送信するアンテナと同じアンテナから、応答信号を送信することができる。送信部421は、プローブリクエストの送信とは独立に、応答信号を送信することができる。応答信号の送信は、連続的であっても、周期的であっても良い。また、応答信号の信号強度は、通常の無線LAN通信の信号強度と同じでもよく、特定信号のように弱くてもよい。
図11は、無線LAN通信システム4の応答信号44の構成を示す図である。応答信号44の構成は、無線LAN通信のプローブリクエストの構成と同じにすることができる。応答信号44は、ステーション42の接続制御部423で生成することができる。
応答信号44は、無線LAN通信の802.11規格のヘッダ441とプローブリクエストフィールド442を有する。ヘッダ441は、特定信号43のヘッダ431と同じとすることができる。プローブリクエストフィールド442のVendor Specificには、前述の特殊文字列とアクセスポイント41のPINコード、およびステーション42のPINコードを指定する。これにより、特定信号43が有するアクセスポイント41との接続開始を示す情報に呼応する情報を含むこととなる。
次に、アクセスポイント41では、受信部412が応答信号を受信すると(S404)、確認部414が、受信部412が受信した信号がステーション42からの応答信号であるか否かを確認する(S406)。
確認部414は、受信部412が受信したプローブリクエストの信号構成を有する信号の中で、Vendor Specificに前述の特殊文字列で始まるものが存在するか確認する。ここでもし特殊文字列で始まる信号が存在しない場合、確認部414は、本方法に対応しているステーションが近傍に存在しないとして、接続の動作を終了する。一方、特殊文字列で始まる信号が存在する場合、当該の信号がステーション42からの応答信号であるとする。
確認部414が、ステーション42からの応答信号であることを確認すると、接続制御部413がステーション42との無線通信の接続動作を開始する(S407)。アクセスポイント41とステーション42との接続動作は、例えば、無線LAN通信におけるWPSやらくらく無線スタートなどの接続方式の一部を適用することができる。
アクセスポイント41とステーション42との接続が成立すると(S408)、アクセスポイント41の通信部415とステーション42の通信部425の少なくとも一方が、無線LAN通信の接続の状況を通知する(S409)。すなわち、無線LAN通信の接続が成立したことを、利用者の視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対して通知する。これにより利用者は、アクセスポイント41とステーション42との接続が成立したことを、直感的に知ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、利用者は、中継機(アクセスポイント)に無線接続(無線LAN接続)させたい端末(ステーション)を、中継機に近づけるだけで、中継機と端末との接続を開始することができる。このとき、利用者は、接続の動作を開始するためのデータの手入力やボタン操作などの手間を取る必要がない。さらに、中継機が送信する特定信号は、通常の無線通信の信号よりも信号強度が弱く、端末が中継機から所定範囲以内に近づいたときに、はじめて端末の受信強度が所定値を超える。これにより、中継機は中継機に近づいた端末だけと接続を開始することができる。さらにまた、中継機や端末には、投写機能や撮影機能を付与する必要がなく、容易に接続できる。
以上のように、本実施形態によれば、利用者にかかる接続の際の手間を軽減させつつ、接続させたい端末を中継機に容易に無線通信接続させることができる無線通信システムを提供することができる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものである。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
別の無線通信機との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が自無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信する送信部と、
前記別の無線通信機の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記別の無線通信機が前記特定信号に対して送信する応答信号を受信する受信部と、
前記受信部が前記応答信号を受信すると、前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する無線通信機。
(付記2)
前記送信部は、前記別の無線通信機が自無線通信機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号を送信する、付記1記載の無線通信機。
(付記3)
前記無線通信は無線LAN通信を含み、自無線通信機と前記別の無線通信機は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記送信部は前記特定信号を送信する、付記1記載の無線通信機。
(付記4)
オンすることで前記特定信号を送信させるスイッチを有する、付記1記載の無線通信機。
(付記5)
前記無線通信の接続の成立を通知する通知部を有する、付記1から4の内の1項記載の無線通信機。
(付記6)
前記通知は、視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対する、付記5記載の無線通信機。
(付記7)
別の無線通信機が送信する、自無線通信機との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、自無線通信機が前記別の無線通信機から所定範囲以内に存在するときに受信強度が所定値を超える特定信号を受信する受信部と、
前記受信部の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信する送信部と、前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する無線通信機。
(付記8)
前記特定信号は、自無線通信機が前記別の無線通信機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、送信される、付記7記載の無線通信機。
(付記9)
前記無線通信は無線LAN通信を含み、前記別の無線通信機と自無線通信機は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号は送信される、付記7記載の無線通信機。
(付記10)
前記別の無線通信機がスイッチを有し、前記スイッチがオンされることで前記特定信号が送信される、付記7記載の無線通信機。
(付記11)
前記無線通信の接続の成立を通知する通知部を有する、付記7から10の内の1項記載の無線通信機。
(付記12)
前記通知は、視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対する、付記11記載の無線通信機。
(付記13)
付記1から6の内の1項記載の無線通信機と付記7から12の内の1項記載の無線通信機とを有し、相互を前記別の無線通信機とし合う、無線通信システム。
(付記15)
無線通信機と、前記無線通信機と無線通信する別の無線通信機と、を有し、
前記無線通信機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が前記無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、
前記別の無線通信機は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記無線通信機との前記無線通信の接続を開始し、
前記無線通信機は、前記応答信号を受信すると前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する、無線通信システム。
(付記16)
無線通信機と、前記無線通信機と無線通信する別の無線通信機と、を有する無線通信システムの無線通信方法において、
前記無線通信機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が前記無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、
前記別の無線通信機は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記無線通信機との前記無線通信の接続を開始し、
前記無線通信機は、前記応答信号を受信すると前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する、無線通信方法。
(付記17)
前記無線通信機は、前記別の無線通信機が前記無線通信機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号を送信する、付記16記載の無線通信方法。
(付記18)
前記無線通信は無線LAN通信を含み、前記無線通信機と前記別の無線通信機は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記無線通信機は前記特定信号を送信する、付記16記載の無線通信方法。
(付記19)
前記無線通信機がスイッチを有し、前記スイッチをオンすることで前記特定信号を送信する、付記16記載の無線通信方法。
(付記20)
前記無線通信機と前記別の無線通信機の少なくとも一方は、前記無線通信の接続の成立を通知する、付記16から19の内の1項記載の無線通信方法。
(付記21)
前記通知は、視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対する、付記20記載の無線通信方法。
(付記22)
端末との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記端末が自中継機から所定範囲以内に存在するときに前記端末の受信強度が所定値を超える特定信号を送信する送信部と、
前記端末の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記端末が前記特定信号に対して送信する応答信号を受信する受信部と、
前記受信部が前記応答信号を受信すると、前記端末との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する中継機。
(付記23)
中継機が送信する、自端末との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、自端末が前記中継機から所定範囲以内に存在するときに受信強度が所定値を超える特定信号を受信する受信部と、
前記受信部の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信する送信部と、
前記応答信号の送信と共に前記中継機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する端末。
(付記24)
付記22記載の中継機と、付記23記載の端末と、を有する無線通信システム。
(付記25)
中継機と、前記中継機と無線通信する端末と、を有し、
前記中継機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記端末が前記中継機から所定範囲以内に存在するときに前記端末の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、
前記端末は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記中継機との前記無線通信の接続を開始し、
前記中継機は、前記応答信号を受信すると前記端末との前記無線通信の接続を開始する、無線通信システム。
(付記26)
前記中継機は、前記端末が前記中継機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号を送信する、付記25記載の無線通信システム。
(付記27)
前記無線通信は無線LAN通信を含み、前記中継機と前記端末は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記中継機は前記特定信号を送信する、付記25記載の無線通信システム。
(付記28)
前記中継機がスイッチを有し、前記スイッチをオンすることで前記特定信号を送信する、付記25記載の無線通信システム。
(付記29)
前記中継機と前記端末の少なくとも一方は、前記無線通信の接続の成立を通知する、付記25から28の内の1項記載の無線通信システム。
(付記30)
前記通知は、視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対する、付記29記載の無線通信システム。
(付記31)
中継機と、前記中継機と無線通信する端末と、を有する無線通信システムの無線通信方法において、
前記中継機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記端末が前記中継機から所定範囲以内に存在するときに前記端末の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、
前記端末は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記中継機との前記無線通信の接続を開始し、
前記中継機は、前記応答信号を受信すると前記端末との前記無線通信の接続を開始する、無線通信方法。
(付記32)
前記中継機は、前記端末が前記中継機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号を送信する、付記31記載の無線通信方法。
(付記33)
前記無線通信は無線LAN通信を含み、前記中継機と前記端末は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記中継機は前記特定信号を送信する、付記31記載の無線通信方法。
(付記34)
前記中継機がスイッチを有し、前記スイッチをオンすることで前記特定信号を送信する、付記31記載の無線通信方法。
(付記35)
前記中継機と前記端末の少なくとも一方は、前記無線通信の接続の成立を通知する、付記31から34の内の1項記載の無線通信方法。
(付記36)
前記通知は、視覚もしくは聴覚もしくは接触感覚に対する、付記35記載の無線通信方法。
1、2 無線通信システム
3、4 無線LAN通信システム
11 無線通信機
12 別の無線通信機
21 中継機
22 端末
31、41 アクセスポイント
32、42 ステーション
111、121、211、221、311、321、411、421 送信部
112、122、212、222、312、322、412、422 受信部
113、123、213、223、313、323、413、423 接続制御部
214、224、314、324、414、424 確認部
215、225、315、325、415、425 通知部
416 スイッチ
417 専用アンテナ
33、43 特定信号
34、44 応答信号
331、341、431、441 ヘッダ
332、432 ビーコンフィールド
342、442 プローブリクエストフィールド

Claims (10)

  1. 別の無線通信機との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が自無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信する送信部と、
    前記別の無線通信機の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記別の無線通信機が前記特定信号に対して送信する応答信号を受信する受信部と、
    前記受信部が前記応答信号を受信すると、前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する無線通信機。
  2. 前記送信部は、前記別の無線通信機が自無線通信機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号を送信する、請求項1記載の無線通信機。
  3. 前記無線通信は無線LAN通信を含み、自無線通信機と前記別の無線通信機は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記送信部は前記特定信号を送信する、請求項1記載の無線通信機。
  4. オンすることで前記特定信号を送信させるスイッチを有する、請求項1記載の無線通信機。
  5. 前記無線通信の接続の成立を通知する通知部を有する、請求項1から4の内の1項記載の無線通信機。
  6. 別の無線通信機が送信する、自無線通信機との無線通信の信号よりも信号強度が弱く、自無線通信機が前記別の無線通信機から所定範囲以内に存在するときに受信強度が所定値を超える特定信号を受信する受信部と、
    前記受信部の前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信する送信部と、前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する接続制御部と、を有する無線通信機。
  7. 請求項1から5の内の1項記載の無線通信機と請求項6記載の無線通信機とを有し、相互を前記別の無線通信機とし合う、無線通信システム。
  8. 無線通信機と、前記無線通信機と無線通信する別の無線通信機と、を有する無線通信システムの無線通信方法において、
    前記無線通信機は、前記無線通信の信号よりも信号強度が弱く、前記別の無線通信機が前記無線通信機から所定範囲以内に存在するときに前記別の無線通信機の受信強度が所定値を超える特定信号を送信し、
    前記別の無線通信機は、前記特定信号の受信強度が前記所定値を超えると、前記特定信号に対する応答信号を送信すると共に前記無線通信機との前記無線通信の接続を開始し、
    前記無線通信機は、前記応答信号を受信すると前記別の無線通信機との前記無線通信の接続を開始する、無線通信方法。
  9. 前記無線通信機は、前記別の無線通信機が前記無線通信機に前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記特定信号を送信する、請求項8記載の無線通信方法。
  10. 前記無線通信は無線LAN通信を含み、前記無線通信機と前記別の無線通信機は、前記無線LAN通信のビーコンと前記ビーコンに対するプローブリクエストを送受信してお互いを特定することで、前記無線通信の接続をしようとする場合に、前記無線通信機は前記特定信号を送信する、請求項8記載の無線通信方法。
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