JP2018067157A - 通信装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想空間におけるユーザ間の通信接続設定を容易にする。【解決手段】ユーザが仮想空間を共有する1以上の他ユーザと通信を行うために使用される通信装置は、ユーザの発する音声を取得する音声取得手段と、仮想空間におけるユーザ及び1以上の他ユーザの位置を取得する取得手段と、仮想空間においてユーザとの距離が所定閾値以下である他ユーザを決定する決定手段と、決定手段により決定された他ユーザを音声取得手段により取得された音声の送信先とする通信接続設定を行う制御手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、仮想空間を共有するユーザ間の通信制御技術に関するものである。
現実空間と仮想空間をリアルタイムに融合させて体験者に提示する技術として、複合現実感(MR:Mixed Reality)技術や拡張現実感(AR:Augmented Reality)技術が知られている。これらの技術では、現実空間の映像に、表示装置の位置姿勢に応じた仮想空間の画像(CG:Computer Graphic)を重畳した合成画像を表示する。また、マイクやスピーカーを搭載したMR・ARシステムも開発されている。例えば、同一の仮想空間を複数ユーザで共有することにより、遠隔地にいるユーザであっても同じ部屋にいるかのようにコミュニケーションすることが可能であり、様々な分野への応用が期待されている。
特許文献1は、実空間における通信相手の相対的な位置および方向を身体感覚として把握可能な音声コミュニケーション・システムを開示している。具体的には、実空間におけるユーザの位置に基づいて算出された仮想空間におけるユーザの位置に基づいて音響効果を制御する手法について述べている。
特開2005−341092号公報
しかしながら、上述のように複数ユーザで同一の仮想空間を共有するシステムにおいては、特定の相手とコミュニケーションするための通信接続設定は、ユーザによって手間がかかる又は困難なものとなる。そのため、同一の仮想空間を共有する意図しない相手との通信接続設定がなされた結果、円滑なコミュニケーションが阻害されることになる。このような問題に対しては上述の特許文献1の技術では解決することが出来ない。
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、仮想空間におけるユーザ間の通信接続設定を容易にする技術を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る通信装置は以下の構成を備える。すなわち、ユーザが仮想空間を共有する1以上の他ユーザと通信を行うために使用される通信装置は、
前記ユーザの発する音声を取得する音声取得手段と、
前記仮想空間における前記ユーザ及び前記1以上の他ユーザの位置を取得する取得手段と、
前記仮想空間において前記ユーザとの距離が所定閾値以下である他ユーザを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された他ユーザを前記音声取得手段により取得された音声の送信先とする通信接続設定を行う制御手段と、
を有する。
本発明によれば、仮想空間におけるユーザ間の通信接続設定を容易にする技術を提供することができる。
第1実施形態における画像音声処理システムの構成を示すブロック図である。 仮想空間における複数のユーザの位置姿勢を示す概念図である。 第1実施形態における通信接続設定の動作フローチャートである。 第2実施形態における画像音声処理システムの構成を示すブロック図である。 仮想空間における複数のユーザの位置姿勢を示す概念図である。 第2実施形態における通信接続設定の動作フローチャートである。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る通信装置の第1実施形態として、画像音声処理システムで利用されるユーザ装置(表示装置100及び制御装置101)を例に挙げて以下に説明する。
<装置構成>
図1は、第1実施形態における画像音声処理システムの構成を示すブロック図である。特に、各ユーザに対して用意されるユーザ装置は、ユーザが仮想空間を共有する1以上の他ユーザと通信を行うために使用される装置であり、表示装置100と制御装置101とから構成される。各ユーザ装置は、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。また、ネットワーク上には、後述する位置姿勢サーバー111や音声サーバー112が配置される。
表示装置100は、位置姿勢検出部102、表示部103、音声入力部104、音声出力部105を含む。表示装置100は、例えば、HMD(Head Mounted Display)として構成される。例えば、表示装置100を装着したユーザの位置姿勢を検出し、その位置姿勢に基づき仮想空間(仮想現実空間)のCG(Computer Graphics)映像を表示する。これにより、表示装置100を装着したユーザは、現実空間における視線方向に応じた仮想空間におけるCGを重畳表示した仮想現実画像を観察することができる。なお、ステレオ画像を生成するため、右目用、左目用の2つの表示部を実装してもよい。表示部103は、例えば、表示素子、光学系、画像処理部から構成され、画像処理部は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成される。
以下の説明においては表示装置100はHMDであることを想定するが、タブレット端末やその他の表示装置であってもよい。つまり、持ち運びが可能でかつユーザの視野に相当する画像が表示できる任意の表示装置が利用可能である。位置姿勢検出部102は、ユーザの位置取得のための機能部であり、ユーザの現実空間での位置を取得する。例えば、加速度センサおよび角速度センサを用いた位置姿勢センサや、地磁気を用いた方位センサならびにGPSを用いた姿勢検出センサが利用可能である。さらには、不図示の撮像センサが撮像した映像から現実空間に配置されたマーカを検出し位置姿勢を算出するよう構成してもよい。この場合は、表示装置100をビデオシースルー型HMDにより構成すると好適である。
表示部103は、小型の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、あるいは、MEMSによる網膜スキャンタイプのデバイスが利用される。音声入力部104は、マイクロフォンなどの音声取得のための機能部である。ここでは表示装置100内の構成として示しているが、表示装置100を装着したユーザが発生する音声を取得できるものであればよく、別体として構成してもよい。音声出力部105は、ここではイヤホン型のスピーカーを想定している。これは、同一の現実空間(例えば部屋)内に表示装置100を装着したユーザが複数存在した場合、通常のスピーカーを用いると当該スピーカーからの直接音が近隣の他ユーザに聞こえてしまう可能性があるためである。もちろん、近隣に直接音が聞こえて構わない状況、例えば、部屋内にユーザが1人のみである場合などであれば、他の形態のスピーカーでも構わない。
制御装置101は、位置姿勢伝送部106、仮想現実物体演算部107、制御部108、音声伝送部109、相対距離演算部110、を含む。ここでは、制御装置101は、パソコンやワークステーション等の高性能な演算処理機能やグラフィック表示機能を有する装置を用いることを想定する。制御装置101と表示装置100を接続することで、表示装置100を装着したユーザは、仮想空間の映像を見ることが可能となる。当該仮想空間の映像は、現実世界と仮想世界とがリアルタイムかつシームレスに融合した複合現実世界の映像であってもよい。なお、制御装置101と表示装置100とを一体構成としてユーザが携帯可能なように構成してもよい。
位置姿勢伝送部106は、位置姿勢検出部102で取得された位置姿勢情報を他ユーザと共有するために、仮想空間内のユーザの位置姿勢を管理する位置姿勢サーバー111に位置姿勢情報を送信する。また、他のユーザの位置姿勢情報を受信する。仮想現実物体演算部107は、位置姿勢検出部102より取得したユーザの位置姿勢を示す情報に基づいて、特定の方向から見た仮想現実物体のCG描画を行う。
制御部108は、音声伝送部109の通信相手を設定する制御を行う。制御部108は、伝送モードとして、以下の3つのモードの何れかが設定され動作する。動作の詳細については後述する。
・仮想空間における一部のユーザ(例えば近距離ユーザ)のみと送受信する第1のモード(個別伝送モード)
・仮想空間内の全ユーザと送受信する第2のモード(全ユーザ伝送モード)
・送受信を行わない第3のモード(非伝送モード)
なお、伝送モードとして、他のモード、例えば、仮想空間における近距離ユーザへ優先的に伝送するモードのようなものをさらに設けてもよい。
音声伝送部109は、制御部108から指示を受けた場合に、音声入力部104より入力された音声データを音声サーバー112に伝送する。また、音声サーバー112から取得した他ユーザの音声データを音声出力部105に対して出力する。
相対距離演算部110は、仮想空間における自ユーザと他ユーザの相対的な距離を算出する。例えば、同一の仮想現実物体からの相対的な他ユーザの位置と自ユーザの位置を、位置姿勢伝送部106を経由して位置姿勢サーバー111から取得する。そして、算出したユーザ間の距離を、制御部108に通知する。なお、他ユーザが複数存在する場合、それぞれの他ユーザとの距離が算出される。
位置姿勢サーバー111は、同一の仮想空間を共有する各ユーザの位置姿勢情報を管理する装置である。例えば、各ユーザの制御装置101から現実空間における位置姿勢情報を受信し、当該現実空間における位置姿勢に対応する仮想空間における位置姿勢を算出し管理する。例えば、ユーザの存在する現実空間の場所(部屋)を基準とした位置姿勢を、ユーザから指定された所定の仮想空間を基準とした位置姿勢にマッピングする。なお、また、各ユーザの制御装置101からの取得要求に基づき、管理している仮想空間における各ユーザの位置姿勢情報を返信する。
音声サーバー112は、同一の仮想空間を共有する各ユーザの音声データを管理する装置である。各ユーザの制御装置101からの送信要求に基づき指定された他ユーザに音声データを送信する。各ユーザの音声データを、それぞれのユーザに割り当てられた格納領域に格納して管理してもよいし、音声データに送信元・送信先の情報を付加し混合して格納し管理してもよい。
<装置の動作>
以下では、同一の仮想空間を共有する複数のユーザ間での音声データの伝送処理について説明する。図2は、仮想空間における複数のユーザの位置姿勢を示す概念図である。
ユーザ200、201、202は、同一の仮想空間を共有し、現実空間においてそれぞれが表示装置100を装着しているユーザ(のアバター)である。そして、仮想空間において、当該3人のユーザ以外に物体203が存在している。
ユーザ200、201、202に対応する現実空間でのユーザは、それぞれが同一の現実空間(例えば同じ部屋)に存在していてもよいし、遠隔地に存在していてもよい。以下では、仮想空間におけるユーザ200、201、202に対応する現実空間におけるユーザを、それぞれユーザA、B、Cと表現する。また、ユーザA、B、Cはそれぞれ遠隔地に存在することを想定して説明を行う。
ここでは、これらの3ユーザ間で映像を通じて仮想物体などを共有し、なおかつ通話を行うことを想定している。具体的には、仮想空間(図2の状況)において、ユーザ200がユーザ201に対して話しかけることを想定する。すなわち、仮想空間においてユーザ200とユーザ201は物体203からの相対的な位置が類似している。また、仮想空間においてユーザ200とユーザ201は近い位置に存在する。
このようにユーザ200とユーザB201の相対位置がある閾値より近い(距離が短い)場合、ユーザA(ユーザ200)が発声した音声を、ユーザB(ユーザ201)にのみ送信する。つまり、ユーザ200からの相対位置が遠い(距離が長い)ユーザ202に対しては、音声データを送信しない。
なお、第1実施形態においては、ユーザ200の周辺にユーザ201以外にも他のユーザが複数いる場合、ユーザ間距離がある閾値以下のユーザ全てに対して音声データが送信される。このように、仮想現実物体からの相対的な位置から導かれる相対距離がある閾値より近いユーザに対してのみ音声データを送信する。
なお、上述の動作は、制御部108の伝送モードとして第1のモードが設定されている場合の動作である。こでは、ユーザ201に対してのみ話しかけるため、制御部108が「第1のモード」で動作するようにユーザA(ユーザ200)が事前に設定することを想定している。しかし、全ユーザに音声情報を送信したい場合は、ユーザA自身で伝送モードを「第2のモード」に変更することで、ユーザ間距離にかかわらず全ユーザ全体に音声が送信される。また、何れのユーザとも音声の送受信を行いたくない場合は、ユーザA自身で伝送モードを「第3のモード」に変更することで、全ての送受信が抑止される。伝送モードの変更は、ユーザが、表示装置100に配置された不図示のボタンやスイッチを操作することで行ってもよいし、その他の操作で変更してもよい。
図3は、第1実施形態における通信接続設定の動作フローチャートである。
S300では、制御装置101は、位置姿勢検出部102で検出された位置姿勢情報を位置姿勢伝送部106に伝送する。また、音声入力部104から入力された音声情報を音声伝送部109に伝送する。
S301では、制御装置101は、S300で取得した位置姿勢情報を位置姿勢サーバー111に伝送する。S302では、制御装置101は、他ユーザの位置姿勢情報を位置姿勢サーバー111から取得する。ここでは、全ての他ユーザ(ユーザB及びユーザC)の仮想現実物体203からの相対的な位置姿勢情報を取得する。
S303では、制御装置101は、各ユーザの位置姿勢情報に基づいて、自ユーザ(ユーザA)と他ユーザ(ユーザB、ユーザC)各々との距離を演算する。
S304では、制御装置101は、現在制御部108に設定されている伝送モードを取得する。ここでは。上述のように伝送モードとして、第1のモード〜第3のモードの3つがあるものとする。
S305では、制御装置101は、制御部109において、S304で取得した伝送モードを基に、個別に送受信設定を行うか、全体に対して送受信設定を行うかを判断する。第1のモードが設定されており個別に送受信設定を行う場合は、S306に進む。第2のモードが設定されており全体に対して送受信設定を行う場合はS311に進む。
S306では、制御装置101は、S303で取得した各々のユーザ間距離を基に、ユーザ200に対してある所定閾値以下の近距離に他のユーザが存在するかどうかを判断する。ここで、近距離に1以上の他のユーザが存在する場合はS307に進み、個別に音声情報を送受信する設定を行う。一方、近距離に他のユーザが存在しない場合は、S311に進む。
S307では、制御装置101は、送信先として決定された他ユーザに対する通信接続設定を行う。なお、複数の他ユーザに送信する場合は、個別に通信接続設定を行うとよい。通信接続設定の内容としては、音声データの圧縮、タイムスタンプなどを用いた時間制御、通信状況による送信制御など、様々な設定が含まれ得る。S308では、制御装置101は、S307で設定された通信接続設定に基づいて音声データを音声サーバー112に伝送する。
S309では、制御装置101は、S300で取得した位置姿勢に基づいて、仮想現実物体203を特定の位置姿勢から見たCGとして描画し生成する。S310では、制御装置101は、S309で生成したCGをHMDの表示部103へ表示する。ここで、表示部103で表示する仮想現実画像と、音声出力部105で出力する音声データと、をタイムスタンプなどを用いて同期制御を行ってもよい。もちろん、同期制御を行わずに出力してもよい。また、音声データを送信する他ユーザに関する情報を併せて表示するよう構成してもよい。
S311では、制御装置101は、音声データを全ユーザに対して送信するか否かを、設定されている伝送モードを基に決定する。第2のモードが設定されており全ユーザへ送信する場合は、S312に進む。一方、第3のモードが設定されており誰にも音声データを送信しない場合は、S309に進む。
S312では、制御装置101は、全ユーザ(ユーザB、ユーザC)に対する通信接続設定を行う。なお、マルチキャスト・ブロードキャスト伝送を用いるよう設定してもよい。具体的な処理についてはS307と同様であるため説明は省略する。S313では、制御装置101は、S312で設定された通信接続設定に基づいて、音声データを音声サーバー312に伝送する。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、ユーザ200は、近距離のユーザに対してのみ音声データを送信する通信接続設定を容易に行うことが可能となる。すなわち、ユーザ200は、制御部108の伝送モードとして第1のモードを設定し、仮想空間においてユーザ201に近づくだけで足りる。
なお、上述の説明においては、ユーザの現実空間での位置姿勢を表示装置100に配置された位置姿勢検出部102により取得した。ただし、外部装置(例えば部屋に設置されたカメラ)により、ユーザの現実空間での位置姿勢を取得し、当該ユーザの位置姿勢を位置姿勢サーバー111に登録するよう構成してもよい。また、上述の説明においては音声データを送信する構成について説明したが、テキストメッセージデータを送信する構成としてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、各ユーザの位置だけでなく姿勢(視線方向)も併せて考慮し、通信接続設定を行う形態について説明する。すなわち、第1実施形態では、近距離に複数の他ユーザが存在する状況においては、当該複数の他ユーザ全てに対して音声データを送信することになる。一方で、ユーザの意図によっては、特定のユーザに対してのみ音声データを送受信したい場合も考えられる。そこで、第2実施形態では、自ユーザと同一の注視点を有する他ユーザを位置及び姿勢に基づいて判定し、当該他ユーザのみに音声データを送信する形態について説明する。
<装置構成>
図4は、第2実施形態における画像音声処理システムの構成を示すブロック図である。第1実施形態(図1)に対して、相対姿勢演算部400を追加した構成となっている。第1実施形態と同様の機能部については説明を省略する。
相対姿勢演算部400は、同一の仮想現実物体に対する各ユーザの相対的な位置姿勢を演算する。また、制御部108は、自ユーザの注視点との一致度が高い注視点を有する他ユーザを送信先として決定する。
<装置の動作>
以下では、同一の仮想空間を共有する複数のユーザ間での音声データの伝送処理について説明する。図5は、仮想空間における複数のユーザの位置姿勢を示す概念図である。
ユーザ200、201、202、は第1実施形態と同様、同一仮想空間を共有する表示装置100を装着したユーザである。第2実施形態(図5)では、ユーザ200と同じ方向を向いているユーザ500が更に追加されている。
すなわち、第2実施形態ではユーザ200が観察している仮想現実物体203を、ユーザ200の近くで同じように観察している他ユーザを通信相手とする例を示している。ここでは、ユーザ500を通信相手として特定することを想定している。
第1実施形態ではユーザ200がユーザ201に近づくだけで通話を開始した。第2実施形態では、ユーザ200がユーザ201およびユーザ500に近づき、かつ、ユーザ200とユーザ500が同一の仮想現実物体203を注視点としている。このように同じ注視点を有する他ユーザに対してのみ音声データの送信を行う。
なお、ユーザ201はユーザ200からの距離は近いが、相対的な姿勢が異なる。そのため、ユーザ200の音声データはユーザ201には伝送されない。ユーザ202は、仮想現実物体203を注視点としているが、ユーザ200から相対的な距離が遠く、相対的な姿勢も異なる。そのため、ユーザ200の音声データはユーザ202伝送されない。
図6は、第2実施形態における通信接続設定の動作フローチャートである。なお、図6のS300〜S302、S304〜S313は図3のS300〜S302、S304〜S313とそれぞれ同様の処理であるため説明は省略する。図3のS303の代わりに図6ではS600が存在し、また、S601の処理が追加されている点が異なる。
S600では、制御装置101は、S302で取得した他ユーザの位置姿勢情報を解析する。具体的には、相対距離演算部110で演算される相対的な距離に加え、相対姿勢演算部400は、相対的な姿勢を演算する。その後、これらの位置姿勢情報とS300で取得した音声データとS304で取得する現在の伝送設定を基に、伝送方法を設定する。
S601では、制御装置101は、S600で演算した位置姿勢情報を用いて、仮想現実物体に対する相対的な位置姿勢がある閾値よりも近いユーザを、送信先の他ユーザとして選択する。すなわち、ここでは、距離(位置の差)が所定閾値以下でありかつ姿勢の差が所定差以下であるユーザを注視点が同じユーザとみなしているのである。
以上説明したとおり第2実施形態によれば、ユーザ200は、同じ注視点を有するユーザに対してのみ音声データを送信する通信接続設定を容易に行うことが可能となる。すなわち、ユーザ200は、制御部108の伝送モードとして第1のモードを設定し、仮想空間においてユーザ500に近づき同じ方向を向く(姿勢を一致させる)だけで足りる。なお、上述の説明においては位置が近くかつ姿勢が近いユーザを注視点が同じであるとみなすことにより、同一の注視点を有する他ユーザを判定した。しかし、各ユーザの位置姿勢と仮想空間の情報から具体的な注視点を各ユーザに対して導出し一致度を比較するよう構成してもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 表示装置; 101 制御装置; 102 位置姿勢検出部; 103 表示部; 104 音声入力部; 105 音声出力部; 106 位置姿勢伝送部; 107 仮想現実物体演算部; 108 制御部; 109 音声伝送部; 110 相対距離演算部; 111 位置姿勢サーバー; 112 音声サーバー

Claims (10)

  1. ユーザが仮想空間を共有する1以上の他ユーザと通信を行うために使用される通信装置であって、
    前記ユーザの発する音声を取得する音声取得手段と、
    前記仮想空間における前記ユーザ及び前記1以上の他ユーザの位置を取得する取得手段と、
    前記仮想空間において前記ユーザとの距離が所定閾値以下である他ユーザを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された他ユーザを前記音声取得手段により取得された音声の送信先とする通信接続設定を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記取得手段は、前記仮想空間に存在する各ユーザの該仮想空間における位置を、該位置を管理する第1のサーバーから取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、
    現実空間における前記ユーザの位置を取得する位置取得手段と、
    前記位置取得手段で取得された位置を前記第1のサーバーに送信する送信手段と、
    を更に有し、
    前記第1のサーバーは、前記ユーザから受信した該ユーザの前記現実空間における位置に基づいて該ユーザの前記仮想空間における位置を導出し、該ユーザの前記仮想空間における位置として管理する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第1のサーバーは、更に、前記仮想空間に存在する各ユーザの該仮想空間における姿勢を管理するよう構成されており、
    前記取得手段は、更に、前記仮想空間における前記ユーザ及び前記1以上の他ユーザの姿勢を取得し、
    前記決定手段は、前記仮想空間において前記ユーザとの距離が所定閾値以下かつ前記ユーザとの姿勢の差が所定差以下である他ユーザを決定し、
    前記制御手段は、前記決定手段により前記ユーザとの距離が前記所定閾値以下かつ前記ユーザとの姿勢の差が所定差以下であると判定された他ユーザを前記音声取得手段により取得された音声の送信先とする通信接続設定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記取得手段によって取得された前記仮想空間における前記ユーザ及び前記1以上の他ユーザの位置及び姿勢に基づいて、前記仮想空間の映像を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された映像を表示する表示手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 現実空間を撮像する撮像手段を更に有し、
    前記生成手段は、前記撮像手段により撮像された映像に前記仮想空間に配置された物体の映像を重畳することにより前記仮想空間の映像を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記制御手段は、前記音声取得手段により取得された音声のデータと該音声の送信先の情報とを、前記仮想空間内の音声伝送を管理する第2のサーバーに送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記制御手段が、前記仮想空間内の一部のユーザに対してデータを送信する第1のモードで動作するか、前記仮想空間内の全ユーザに対してデータを送信する第2のモードで動作するか、を選択する選択手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記選択手段により前記第2のモードでの動作が選択されている場合、前記決定手段による決定にかかわらず、前記仮想空間内の全ユーザを前記音声取得手段により取得された音声の送信先とする通信接続設定を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. ユーザが仮想空間を共有する1以上の他ユーザと通信を行うために使用される通信装置の制御方法であって、
    前記ユーザの発する音声を取得する音声取得工程と、
    前記仮想空間における前記ユーザ及び前記1以上の他ユーザの位置を取得する取得工程と、
    前記仮想空間において前記ユーザとの距離が所定閾値以下である他ユーザを決定する決定工程と、
    前記決定工程により決定された他ユーザを前記音声取得工程により取得された音声の送信先とする通信接続設定を行う制御工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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