JP2018067055A - Lng発注支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】LNGの発注を適切に行うことにより、発注作業にかかる需要者の負担を軽減する。【解決手段】LNGの需要者により管理される需要者装置210と、LNGの供給者により管理される供給者装置110と、を備えるLNG発注支援システム10であって、需要者装置は、LNGタンク212に充填されている所定の時刻におけるLNGの充填量である残量を取得する充填量取得部230と、残量と、LNGタンクに充填可能なLNGの最大充填量とを供給者装置に送信する情報送信部232を備え、供給者装置は、残量と、最大充填量と、LNGタンクに納入するLNGの納入予定量とに基づき、LNGの輸送可否を判断する供給者輸送可否判断部134と、供給者輸送可否判断部で輸送可と判断されると納入予定量のLNGの輸送を指示する輸送指示部136と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)の需要者からLNGの供給者へのLNGの発注作業を支援するLNG発注支援システムに関する。
従来のLNGの発注作業では、LNGの発注から納入まで1日以上かかるなどの理由から、LNGの需要者が、LNGの将来の使用量を予測しながらLNGの供給者に対して発注を行っている。この予測精度の向上のために、例えば、特許文献1に記載されているようなLNGタンク内のLNG残量を測定するセンサをLNGタンクに設け、LNGの使用状況を的確に把握するなどの対策が検討されている。
特開2005−196487号公報
上記のようにLNGの使用状況を把握することでLNGの使用量の予測精度を向上することができる。そこで、需要者は、この使用量の予測から中長期的なLNGの充填量(残量)の推移を予測し、この予測推移に基づき、LNGの発注タイミングを決定している。しかし、実際には製造ラインでのトラブルや製造計画のずれなどが発生することがあり、これらがLNG使用量の予測精度にも影響を及ぼすことがある。そのため、需要者は製造ラインの稼働状況を適宜、把握および考慮しながらLNGの発注タイミングを決定しなければならず、LNGの発注作業が需要者にとって負担となっていた。
本発明は、LNGの発注を適切に行うことにより、発注作業にかかる需要者の負担を軽減することのできるLNG発注支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、LNGの需要者により管理される需要者装置と、LNGの供給者により管理される供給者装置と、を備える本発明のLNG発注支援システムは、需要者装置が、LNGタンクに充填されている所定の時刻におけるLNGの充填量である残量を取得する充填量取得部と、残量と、LNGタンクに充填可能なLNGの最大充填量とを供給者装置に送信する情報送信部を備え、供給者装置が、残量と、最大充填量と、LNGタンクに納入するLNGの納入予定量とに基づき、LNGの輸送可否を判断する輸送可否判断部と、輸送可否判断部で輸送可と判断されると、納入予定量のLNGの輸送を指示する輸送指示部と、を備える。
輸送可否判断部は、下記式が成り立つとき、LNGの輸送が可能と判断してもよい。
残量 ≦ 最大充填量−納入予定量
情報送信部は、LNGの需要者が日単位で使用する最大使用量である日単位最大使用量を供給者装置に送信し、供給者装置は、下記式が成り立つか否か判断する適用可否判断部をさらに備え、
最大充填量 ≧ 納入予定量+日単位最大使用量×n
(ただし、nは輸送可の判断から納入までに要する日数)
輸送可否判断部は、上記式が成り立つと判断された場合に輸送可否を判断してもよい。
情報送信部は、LNGの需要者が日単位で使用する最小使用量である日単位最小使用量を供給者装置に送信し、輸送可否判断部は、下記式が成り立つとき、LNGの輸送が可能であると判断してもよい。
残量 ≦ 最大充填量−納入予定量−日単位最小使用量×n
(ただし、nは輸送可の判断から納入までに要する日数)
上記課題を解決するために、LNGの需要者により管理される需要者装置と、LNGの供給者により管理される供給者装置と、を備える本発明の他のLNG発注支援システムは、需要者装置が、LNGタンクに充填されている所定の時刻におけるLNGの充填量である残量を取得する充填量取得部と、残量と、LNGタンクに充填可能なLNGの最大充填量と、LNGタンクに納入されるLNGの納入予定量とに基づき、LNGの輸送可否を判断する輸送可否判断部と、輸送可否判断部で輸送可能と判断されると、供給者装置に対してLNGの輸送を指示する情報送信部と、を備える。
輸送可否判断部は、下記式が成り立つとき、LNGの輸送を可能と判断してもよい。
残量 ≦ 最大充填量−納入予定量
本発明によれば、LNGの発注作業にかかる需要者の作業負担を軽減することができる。
第1の実施形態におけるLNG発注支援システムの概要を示す説明図である。 適用可否判断式を説明する図である。 輸送可否判断式を説明する図である。 他の輸送可否判断式を説明する図である。 第2の実施形態におけるLNG発注支援システムの概要を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:LNG発注支援システム10)
図1は、第1の実施形態におけるLNG発注支援システム10の概要を示す説明図である。LNG発注支援システム10は、LNGの供給者により管理される供給者ユニット100と、LNGの供給を受ける需要者により管理される需要者ユニット200とで構成される。
供給者ユニット100は、供給者装置110と、供給者タンク112と、ローリ(タンクローリ)114とを含んで構成され、需要者ユニット200は、需要者装置210と、需要者タンク(LNGタンク)212とを含んで構成される。
具体的に、供給者ユニット100では、供給者装置110が需要者装置210から送信される需要者タンク212の現在のLNGの残量に基づいてLNGの輸送の可否判断を行う。可否判断によってLNGを輸送することが決定されると、供給者タンク112からローリ114に規定量(納入予定量)のLNGが搬出される。ここでは大きさが段階的に異なる複数種類のローリ114それぞれの納入予定量が決まっており、その都度、需要者が必要とするLNGの量に応じて、その必要量を輸送可能なローリ114が選択される。したがって、選択されたローリ114が輸送可能な全てのLNGが需要者に対する納入予定量となる。そして、ローリ114は、納入予定量のLNGを供給者ユニット100から需要者ユニット200に輸送する。需要者ユニット200では、ローリ114から需要者タンク212にLNGが搬入される。こうして、供給者ユニット100から需要者ユニット200にLNGが供給されることとなる。
(供給者装置110)
供給者によって管理される供給者装置110は、供給者通信部120と、供給者記憶部122と、供給者制御部124とで構成されている。供給者通信部120は、インターネット等の通信網を通じて少なくとも需要者装置210との通信を確立する。供給者記憶部122は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、供給者装置110に用いられるプログラムや各種データを記憶する。
供給者制御部124は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、供給者記憶部122に格納されたプログラムを用い、供給者装置110全体を制御する。また、供給者制御部124は、適用可否判断部130、情報受信部132、供給者輸送可否判断部(輸送可否判断部)134、輸送指示部136としても機能する。かかる機能部については後程詳述する。
(需要者装置210)
需要者によって管理される需要者装置210は、需要者通信部220と、需要者記憶部222と、需要者制御部224とで構成されている。需要者通信部220は、インターネット等の通信網を通じて少なくとも供給者装置110との通信を確立する。需要者記憶部222は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、需要者装置210に用いられるプログラムや各種データを記憶する。
需要者制御部224は、CPUで構成され、需要者記憶部222に格納されたプログラムを用い、需要者装置210全体を制御する。また、需要者制御部224は、充填量取得部230、情報送信部232としても機能する。かかる機能部については後程詳述する。
ところで、上述したように、需要者タンク212の残量が少なくなると、供給者ユニット100から需要者ユニット200にLNGが供給され、LNGが補充される。ここでは、LNGの発注を自動的かつ適切に行うことにより、発注作業にかかる需要者の負担を軽減することを目的とする。
ただし、需要者のLNGの使用用途は様々であり、需要者タンク212におけるLNGの減り方によっては、LNGの自動的な供給が難しい場合がある。そこで、本実施形態では、下記の適用可否判断式が成り立つ需要者に対してのみ当該LNGの発注支援を行う。
まず、需要者装置210の情報送信部232は、需要者通信部220を通じて、需要者タンク212に充填可能なLNGの最大充填量と、需要者が、需要者タンク212から日単位で使用する最大使用量である日単位最大使用量とを供給者装置110に送信する。供給者装置110の情報受信部132は、需要者装置210から受信した最大充填量と日単位最大使用量とを適用可否判断部130に転送する。
図2は、適用可否判断式を説明する図である。供給者ユニット100は、適用可否判断部130が、適用可否判断式が成り立つと判断した需要者ユニット200に対してLNGの輸送を行う。具体的に、適用可否判断部130は、当該最大充填量と、日単位最大使用量と、LNGタンクに納入するLNGの納入予定量とを用い、図2(a)の如く、下記式(1)の適用可否判断式が成り立つ需要者に対して、LNGの輸送可否判断が適用可であると判断する。
最大充填量 ≧ 納入予定量+日単位最大使用量×n・・・式(1)
(ただしnは輸送可の判断から納入までに要する日数)
ここで、最大充填量は、裕度を設け、需要者タンク212が真に最大となる充填量の任意の比率(例えば90%)としている。また、納入予定量は、需要者タンク212の最大充填量と需要者の使用態様により予め決定されているとする。
適用可否判断部130は、上記式(1)が成り立つ需要者ユニット200に対して輸送可否判断の適用が可能と判断し、当該需要者ユニット200を供給が可能と判断される対象者である供給可能対象者として登録する。
このような上記式(1)によって適用可否判断を行っているのは以下の理由による。すなわち、上記式(1)が成り立たない図2(b)のような場合(最大充填量<納入予定量+日単位最大使用量×nのような場合)、図2(c)のように、需要者タンク212の空き容量が納入予定量に達したときには、すでに、LNGの残量が、輸送の決定から納入までに使用される量(日単位最大使用量×n)未満となるので、当該適用可否判断によって輸送を行っても、ローリ114が到着する前に需要者タンク212が空になる可能性があるからである。
上記のように、適用可否判断部130が当該需要者(需要者ユニット200)を供給可能対象者として登録すると、輸送可否が判断され、LNGの発注支援が実行される。
輸送可否の判断は、以下のように行う。需要者装置210の充填量取得部230は、予め定めた確認時刻において、需要者タンク212に設けられた充填量の計測センサを通じて需要者タンク212の残量を取得する。情報送信部232は、需要者通信部220を通じて、取得された残量を、供給者装置110に送信する。
なお、供給者は、予め定めた確認時刻を需要者ユニット200ごとに任意に決定することができる。例えば、午前中にLNGの使用量が多く、午後にLNGの使用量が少ない需要者ユニット200では、終業時の例えば17:00に確認時刻を定める事ができる。
図3は、輸送可否判断式を説明する図である。供給者装置110の供給者輸送可否判断部134は、下記式(2)の輸送可否判断式に基づいて、LNGの輸送可否を判断する。
残量 ≦ 最大充填量−納入予定量・・・式(2)
したがって、供給者輸送可否判断部134は、図3(a)に示すように、残量が(最大充填量−納入予定量)より多い間は、LNGを輸送できないと判断し、その後、LNGが消費され、図3(b)のように、残量が(最大充填量−納入予定量)以下となり、需要者タンク212の容量に納入予定量分の空きスペースができると、LNGの輸送が可能と判断する。
上記式(2)に基づき、供給者輸送可否判断部134がLNGの輸送が可能であると判断すると輸送指示部136は、ローリ114に対して納入予定量のLNGの輸送を指示する。そして、LNGは需要者タンク212へと搬入される。
このような上記式(2)によって輸送可否判断を行っているのは以下の理由による。すなわち、上記式(2)が成り立たない場合、つまり、図3(a)のように、予め定めた確認時刻において需要者タンク212の空きスペースが納入予定量より少ない状況下で輸送を行った場合、その後、LNGが消費されないと、納入時に納入予定量分の空きスペースが需要者タンク212にない為、納入予定量のLNG全てを需要者タンク212に搬入できないからである。
このように、供給者輸送可否判断部134は、残量、最大充填量、納入予定量に基づきLNGの輸送が可能かどうかを自動的に判断し、適切なタイミングでLNGを輸送することができる。これにより、LNGの発注作業にかかる需要者の作業負担を軽減することができる。
ところで、上記式(2)を厳守すると、上記式(2)の条件を満たしていない間、(供給者輸送可否判断部134で輸送不可と判断されている間)、LNGの輸送は行われない。したがって、(最大充填量−残量)が納入予定量に満たない場合、輸送の間に消費されるLNGを考慮するとLNGの輸送を行ってもよいと判断できたとしても、LNGの輸送を開始することはできない。
ここで、LNGの需要者において日単位で使用する最小使用量である日単位最小使用量が確定できる場合、供給者輸送可否判断部134は、上記式(2)の代わりに下記式(3)の輸送可否判断式を用いてLNGの輸送が可能かどうかを判断し、LNGを輸送することが可能である。
具体的に、まず、需要者装置210の充填量取得部230は、予め定めた確認時刻において、需要者タンク212に設けられた充填量の計測センサを通じ需要者タンク212の残量を測定する。情報送信部232は、需要者通信部220を通じて、測定された残量を、供給者装置110に送信する。
そこで、供給者装置110の供給者輸送可否判断部134は、下記式(3)の輸送可否判断式に基づいて、LNGの輸送可否を判断する。
残量 ≦ 最大充填量−納入予定量−日単位最小使用量×n・・・式(3)
(ただしnは輸送可の判断から納入までに要する日数)
図4は、他の輸送可否判断式を説明する図である。図4(a)のように、上記式(2)は満たさないが、上記式(3)を満たしていると、予め定めた確認時刻において需要者タンク212に納入予定量を搬入する十分なスペースが空いていない場合でも(上記式(2)が成り立つまで待たなくても)、図4(b)のように、輸送完了時には、少なくとも日単位最小使用量×nが消費され、納入予定量分の十分な空きスペースが確保されるので、上記式(2)が成立するより早いタイミングでLNGの輸送を開始することが可能となる。
なお、季節によってLNGの使用量が変動する需要者については、適用可否判断式および輸送可否判断式において、季節別に異なった日単位最小使用量、あるいは、日単位最大使用量を用いることができる。例えば、夏季が冬季より使用量が少ない場合、日単位最小使用量の設定を少ない値で設定し、冬季は夏季の日単位最小使用量の倍の値を設定する。
また、日単位最大使用量が、実際の使用状況に対して大きく異なる場合がある。この場合、年間の使用量を用いて、日単位の平均使用量を導き出し、適用可否判断部130は、適用可否判断式として上記式(1)の代わりに、その日単位平均使用量を用いた下記式(4)を用い、適用可否を判断することができる。
最大充填量 ≧ 納入予定量+日単位平均使用量×所定比率×n・・・式(4)
(ただし、所定比率は日単位平均使用量からの偏差を考慮した1以上の数値、例えば1.1である)
また、適用可否判断部130は、上記式(4)に裕度を設定した下記式(5)を用いて、適用可否を判断することもできる。ここで、輸送が1日滞ることを踏まえ、裕度として、例えば、日単位平均使用量を適用してもよい。
最大充填量 ≧ 納入予定量+日単位平均使用量×所定比率×n+裕度・・・式(5)
また、LNGの輸送をより適切に行うために、供給者輸送可否判断部134は予め定めた確認時刻に合わせて発注可否判断を調整することができる。例えば、供給者輸送可否判断部134がLNGの輸送が可能だと判断するのが午前9時で搬入が翌日午後9時となるような場合は、LNGが搬入される時刻が予め定めた確認時刻の1日半後となるので、適用可否判断式の日単位最大使用量を1.5倍、すなわち、nとして1.5を採用することができる。
また、需要者タンク212内の残量が、最小充填量となった場合、需要者装置210は警告を出すとしてもよい。なお、最小充填量は、裕度を加味して、需要者タンク212の最大充填量の任意の比率(例えば、10%)としている。警告報知の態様としては、需要者が異常を認識することができる態様であればどのようなものでも構わない。
以上説明したように、LNG発注支援システム10によれば、供給者は供給者装置110を用いて需要者タンク212の残量を把握し、LNGを輸送することができる。これにより、需要者が直接LNGの発注を行う必要がなくなり、需要者の負担が軽減される。
(第2の実施形態:LNG発注支援システム20)
第1の実施形態では、供給者装置110において輸送可否を判断する例を挙げて説明した。しかし、かかる場合に限らず、需要者装置210において輸送可否を判断することもできる。
図5は、第2の実施形態におけるLNG発注支援システム20の概要を示す説明図である。LNG発注支援システム20は、第1の実施形態同様、供給者ユニット100と、需要者ユニット200とで構成される。供給者ユニット100は、供給者装置110と、供給者タンク112と、ローリ114とを含んで構成され、需要者ユニット200は、需要者装置210と、需要者タンク212とを含んで構成される。
(供給者装置110)
供給者によって管理される供給者装置110は、供給者通信部120と、供給者記憶部122と、供給者制御部124とで構成されている。供給者通信部120は、少なくとも需要者装置210との通信を確立する。供給者記憶部122は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、供給者装置110に用いられるプログラムや各種データを記憶する。
供給者制御部124は、CPUで構成され、供給者記憶部122に格納されたプログラムを用い、供給者装置110全体を制御する。また、供給者制御部124は、適用可否判断部130、情報受信部132、輸送指示部136としても機能する。かかる適用可否判断部130、情報受信部132、輸送指示部136は第1の実施形態で既に説明したものと実質的に等しいので、ここではその詳細な説明を省略する。
(需要者装置210)
需要者によって管理される需要者装置210は、需要者通信部220と、需要者記憶部222と、需要者制御部224とで構成されている。需要者通信部220は、少なくとも供給者装置110との通信を確立する。需要者記憶部222は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、需要者装置210に用いられるプログラムや各種データを記憶する。
需要者制御部224は、CPUで構成され、需要者記憶部222に格納されたプログラムを用い、需要者装置210全体を制御する。また、需要者制御部224は、充填量取得部230、情報送信部232、需要者輸送可否判断部(輸送可否判断部)240、としても機能する。第1の実施形態における構成要素として既に述べた充填量取得部230、情報送信部232は、実質的に機能が同一なので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する需要者輸送可否判断部240を主に説明する。
まず、適用可否判断部130は、第1の実施形態同様、上記式(1)、式(4)、式(5)のいずれかを用いて、当該需要者ユニット200の適用可否を判断する。
次に、需要者輸送可否判断部240は、充填量取得部230が取得した需要者タンク212の残量を用い、上記式(2)または上記式(3)に基づいて、LNGの輸送が可能かどうか判断する。
そして、情報送信部232は、需要者輸送可否判断部240によってLNGの輸送が可能と判断されると、供給者装置110に対してLNGの輸送を指示する。輸送指示を受けた供給者装置110の輸送指示部136は、ローリ114に対して納入予定量のLNGの輸送を指示する。
このように、LNG発注支援システム20によれば、需要者は、需要者装置210を用いて需要者タンク212の残量を把握し、LNGの発注を自動で行うことができる。これにより、需要者が直接LNGの発注を行う必要がなくなり、需要者の負担が軽減されることとなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、LNGの需要者からLNGの供給者へのLNGの発注作業を支援するシステムに利用することができる。
110 供給者装置
134 供給者輸送可否判断部(輸送可否判断部)
136 輸送指示部
210 需要者装置
230 充填量取得部
232 情報送信部
240 需要者輸送可否判断部(輸送可否判断部)

Claims (6)

  1. LNGの需要者により管理される需要者装置と、該LNGの供給者により管理される供給者装置と、を備えるLNG発注支援システムであって、
    前記需要者装置は、
    LNGタンクに充填されている所定の時刻におけるLNGの充填量である残量を取得する充填量取得部と、
    前記残量と、前記LNGタンクに充填可能なLNGの最大充填量とを前記供給者装置に送信する情報送信部を備え、
    前記供給者装置は、
    前記残量と、前記最大充填量と、前記LNGタンクに納入するLNGの納入予定量とに基づき、LNGの輸送可否を判断する輸送可否判断部と、
    前記輸送可否判断部で輸送可と判断されると、前記納入予定量のLNGの輸送を指示する輸送指示部と、
    を備えるLNG発注支援システム。
  2. 前記輸送可否判断部は、下記式が成り立つとき、LNGの輸送が可能と判断する請求項1に記載のLNG発注支援システム。
    残量 ≦ 最大充填量−納入予定量
  3. 前記情報送信部は、前記LNGの需要者が日単位で使用する最大使用量である日単位最大使用量を前記供給者装置に送信し、
    前記供給者装置は、下記式が成り立つか否か判断する適用可否判断部をさらに備え、
    最大充填量 ≧ 納入予定量+日単位最大使用量×n
    (ただし、nは輸送可の判断から納入までに要する日数)
    前記輸送可否判断部は、上記式が成り立つと判断された場合に輸送可否を判断する請求項1または2に記載のLNG発注支援システム。
  4. 前記情報送信部は、前記LNGの需要者が日単位で使用する最小使用量である日単位最小使用量を前記供給者装置に送信し、
    前記輸送可否判断部は、下記式が成り立つとき、LNGの輸送が可能であると判断する請求項1に記載のLNG発注支援システム。
    残量 ≦ 最大充填量−納入予定量−日単位最小使用量×n
    (ただし、nは輸送可の判断から納入までに要する日数)
  5. LNGの需要者により管理される需要者装置と、LNGの供給者により管理される供給者装置と、を備えるLNG発注支援システムであって、
    前記需要者装置は、
    LNGタンクに充填されている所定の時刻におけるLNGの充填量である残量を取得する充填量取得部と、
    前記残量と、前記LNGタンクに充填可能なLNGの最大充填量と、該LNGタンクに納入されるLNGの納入予定量とに基づき、LNGの輸送可否を判断する輸送可否判断部と、
    前記輸送可否判断部で輸送可能と判断されると、前記供給者装置に対してLNGの輸送を指示する情報送信部と、
    を備えるLNG発注支援システム。
  6. 前記輸送可否判断部は、下記式が成り立つとき、LNGの輸送を可能と判断する請求項5に記載のLNG発注支援システム。
    残量 ≦ 最大充填量−納入予定量
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