JP2018062409A - 袋体保持具 - Google Patents

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小笠原 肇
Hajime Ogasawara
肇 小笠原
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Abstract

【課題】袋体の口部を支持するものでありながら、袋体を容易に着脱することが可能となる袋体保持具を提供する。
【解決手段】口部が弾性変形する袋体を、当該口部が拡げられて内部が開放された状態に保持する袋体保持具であって、離間配置された少なくとも3個の支持部を備え、前記支持部それぞれが、前記口部を縮める内側向きの付勢に抗して前記口部を支持することにより、前記保持がなされる袋体保持具とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、袋体を保持する袋体保持具に関する。
従来、各種用途に袋体が広く利用されている。例えば袋体の一種である水切りネットは、細かい網目を有した袋状となっており、中に入れた生ゴミの水分を網目から排出させることができる。これにより生ゴミの量を減らし、ゴミの処理負担を軽減させることが可能である。
上記の水切りネットは、一般的には、流し台の隅に置かれるゴミ入れ容器に被せて利用される。このようにすれば、ゴミ入れ容器から袋体ごと生ゴミを取り除くことができ便利である。更に特許文献1の図9〜図16およびその説明には、網袋の上方辺を円輪の内側から外側に折曲げ、当該網袋の網目を小フック状爪に係止して形成されるシンク用生ごみ投入具が開示されている。
実用新案登録第3078655号公報
水切りネットをゴミ入れ容器に被せて利用する形態の場合、袋体の網目から排出された水分等によってゴミ入れ容器が汚れてしまい、ぬめりが発生したり不衛生な状態となったりする問題がある。一方、特許文献1に開示された上記のシンク用生ごみ投入具によれば、袋体の口部を支持するだけで良いため、小型化が容易であるとともに、袋体の網目から排出された水分等による用具の汚れは生じ難い。
しかしながら当該シンク用生ごみ投入具については、袋網を円輪へ装着するにあたり、網袋の上方辺を円輪の内側から外側に折曲げた上で、当該網袋の網目を小フック状爪に係止する作業が必要となる。このような作業は比較的面倒である。また、袋網を円輪から外す際には各小フック状爪から網目を抜く必要があり、このような手間を要する分、袋網に付いていたゴミが手に触れて汚れ易くなる。
本発明は上述した問題点に鑑み、袋体の口部を支持するものでありながら、袋体を容易に着脱することが可能となる袋体保持具の提供を目的とする。
本発明に係る袋体保持具は、口部が弾性変形する袋体を、当該口部が拡げられて内部が開放された状態に保持する袋体保持具であって、離間配置された少なくとも3個の支持部を備え、前記支持部それぞれが、前記口部を縮める内側向きの付勢に抗して前記口部を支持することにより、前記保持がなされる構成とする。本構成によれば、袋体の口部を支持するものでありながら、袋体を容易に着脱することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、フレームの下側に前記袋体を保持する袋体保持具であって、前記フレームから下側寄りへ突出するように、前記支持部それぞれを有する各爪部が設けられた構成としてもよい。本構成によれば、簡易な構成としながらも、支持部を適切に形成することが容易となる。
また上記構成としてより具体的には、前記爪部それぞれは、前記支持部の下側寄りに連接するとともに、当該支持部よりも外側寄りに位置する離脱抑制部を有する構成としてもよい。本構成によれば、離脱抑制部を設けない場合に比べ、袋体が支持部から下方へ意図せずに離脱する事態を抑制することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記爪部それぞれにおいて、前記支持部を含む第1要素と前記離脱抑制部を含む第2要素が、前記フレームの側から順に連接するように形成された構成としてもよい。本構成によれば、支持部と離脱抑制部を有する爪部が、簡易な構成により実現可能となる。
また上記構成としてより具体的には、少なくとも一つの前記爪部において、第1要素は、下方向から内側に向けて傾斜した方向へ伸びている構成としてもよい。本構成によれば、袋体の口部が勝手にずれ上がるような事態を抑えることが可能となる。なお、ここでの傾斜の角度は一定であっても良く、位置によって変化しても良い。
また上記構成としてより具体的には、少なくとも一つの前記爪部において、第2要素の少なくとも一部は、前記支持部よりも上側寄りに位置する構成としてもよい。本構成によれば、袋体の口部が爪部から意図せずに離脱することをより確実に防ぐことが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、少なくとも一つの前記爪部において、第2要素は、外側向きから下側に向けて傾斜した方向へ伸びている構成としてもよい。本構成によれば、袋体を下向きに引張るだけで、当該傾斜をスライドさせるようにして袋体の口部を爪部から離脱させることが可能となる。なお、ここでの傾斜の角度は一定であっても良く、位置によって変化しても良い。
また上記構成としてより具体的には、一部の前記爪部である特定爪部において、第2要素の少なくとも一部は、前記支持部よりも上側寄りに位置しており、その他の前記爪部それぞれにおいて、第2要素は、外側向きから下側に向けて傾斜した方向へ伸びている構成としてもよい。なお、ここでの傾斜の角度は一定であっても良く、位置によって変化しても良い。また当該構成としてより具体的には、前記フレームから伸びる持ち手部を有し、前記持ち手部に最も近い一つの前記爪部のみが、前記特定爪部である構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記フレームは、上方視略多角形の外縁形状を有し、その内側に形成されたスペースを介して前記袋体の内部を上方へ開放するものであって、前記爪部それぞれは、前記フレームにおける当該多角形の頂点近傍から突出している構成としてもよい。本構成によれば、フレームの形状と袋体の開口形状とが概ね一致し、使用者にとって袋体の開口位置が直感的に把握し易くなる。また、使用者にとって各爪部の位置が直感的に把握し易くなり、各爪部への袋体の口部の着脱がより容易となる。
また上記構成としてより具体的には、1本の金属製の線材を用いたワイヤーフォーミングにより、前記フレームおよび前記爪部それぞれが一体的に形成された構成としてもよい。本構成によれば、製造コストを抑えることができ、形状等の仕様を適宜変更することも容易となる。
本発明に係る袋体保持具によれば、袋体の口部を支持するものでありながら、袋体を容易に着脱することが可能となる。
本実施形態に係る袋体保持具Xの外観斜視図である。 袋体保持具Xの上方視点による外観図である。 袋体保持具Xにより保持され得る袋体Yの外観図である。 袋体Yを保持している袋体保持具Xの外観斜視図である。 袋体Yを保持している袋体保持具Xの上方視点による外観図である。 袋体Yを保持している袋体保持具Xの使用例に関する説明図である。 本実施形態に係る爪部2の形状の具体例に関する説明図である。 本実施形態に係る爪部形状の組合わせに関する表である。
本発明の実施形態の一例について、各図面を参照しながら以下に説明する。但し本発明の内容は、これらの実施形態に何ら限定されるものではない。なお、以下の説明における上下の方向は、各爪部2a〜2eにおける袋体Yの口部Y1による付勢方向(図5を参照)と直交する方向であり、袋体Yが開口する向きを上方とする。
図1は、本実施形態に係る袋体保持具Xの外観斜視図である。また図2は、袋体保持具Xの上方視点による外観図である。図1および図2に示すように袋体保持具Xは、1本の金属製の線材を用いたワイヤーフォーミングにより、フレーム部1、5個の爪部2a〜2e(以下、これらを「爪部2」と総称することがある)、持ち手部3、および鉤状部4が一体的に形成されている。
より具体的に説明すると、フレーム部1および爪部2は、一筆書きの要領で一体となるように線材を曲げて形成されており、持ち手部3は、線材の両端近傍を合わせてツイストさせるように曲げて形成されている。線材としては、例えば、断面が直径2mmから3mm程度の円形であるステンレス製の針金などが好適である。
このようなワイヤーフォーミングにより形成される袋体保持具Xは、比較的容易に製造可能であって製造コストを抑えることができ、形状等の仕様を適宜変更することも容易であるとともに、大量生産にも好適である。またワイヤーフォーミングにより、強度や美しさにも優れた袋体保持具を得ることが可能である。但し、本発明に係る袋体保持具の形成手法はこれに限定されるものではなく、例えば、各爪部をフレームに溶接固定する手法、プラスチック成型により形成する手法、金属等の板材を加工して形成する手法、あるいは木材等の削り出しにより形成する手法など、種々の手法が採用され得る。
フレーム部1は、上方視により概ね正五角形(図2にA〜Eで示す各頂点を有した五角形)の外縁形状となるように形成されている。当該正五角形の各頂点A〜Eの位置においては、フレーム部1から略下方へ突出するように爪部2a〜2eが設けられている。詳しくは後述するが、各爪部2は袋体Yを引掛ける爪の役割を果たす。フレーム部1の内側、すなわち、上記正五角形の外縁形状の内側には、上側と下側を連通するスペースSPが形成されている。また上記正五角形の頂点Aの位置においては、フレーム部1から外向き(スペースSPの中心に向かう方向とは逆向き)へ伸びるように持ち手部3が設けられている。更に持ち手部3の端部には、Uターンするように曲げられた鉤状部4が設けられている。
持ち手部3は、使用者が袋体保持具1を持ち易くするための部分であり、人の手で握り易い形状および寸法に形成されている。鉤状部4は、例えば袋体保持具Xを使用しないときに、袋体保持具Xを壁等に引掛けておくために利用される。なお持ち手部3に相当する部分には、例えば吸盤などを設けておき、袋体保持具Xを流し台等へ取付け固定できるようにしても良い。
図3は、袋体保持具Xにより保持され得る袋体Y(本実施形態では水切りネット)の外観図である。袋体Yは全体的に網目状となっており、その開口端にある口部Y1は、ゴム等の弾性材質により弾性変形するように形成されている。なお本発明に係る袋体の口部は、拡げることにより袋体を開口させることが出来る部分であれば、当該袋体の開口端にある形態に限定されず、例えば、開口端から底部側へある程度ずらした位置に設けられていても構わない。
図4は、袋体Yを装着した袋体保持具Xの外観斜視図であり、図5は、袋体Yを装着した袋体保持具Xの上方視点による外観図である。なお図4の下側には、破線枠で囲まれた部分の拡大図を示している。
袋体保持具Xに袋体Yを装着すると、これらの図に示すように、各爪部2が口部Y1を内側から支持するようにして、袋体Yが袋体保持具Xに保持される。例えば、フレーム1の下に袋体Xをセットしておき、口部Y1を弾性力に逆らって伸ばしながら各爪部2の外側へ順に係合させることにより、このように袋体Yを装着することが出来る。伸ばした状態の口部Y1は内向きの弾性力がはたらくため、各爪部2の外側に口部Y1をセットするだけで口部Y1は各爪部2へ自然に密着し、当該装着を簡単に行うことが可能である。なお本実施形態では図4の下側に示すとおり、各爪部2は第1要素21と第2要素22の間が折り曲げられており、この折り曲げられた部分の近傍(第1要素21の下端部近傍)で口部Y1が支持される。
各爪部2を周方向へ順に結んだ線の長さ(概ね、五角形の各辺の長さの合計)は、口部Y1の初期状態での周方向長さよりも長く設定されている。そのため、図4および図5に示す状態では、口部Y1は初期状態よりも伸びており、縮む方向への弾性力を生じる。これにより図5に示すように、口部Y1は実線矢印で示す方向への付勢を生じており、各爪部2は、当該付勢に抗して口部Y1を支持することになる。なお以下の説明では、実線矢印で示す付勢方向を内側向きとし、点線矢印で示す方向(当該付勢方向とは逆の方向)を外側向きとする。
袋体保持具Xに袋体Yを装着しておけば、フレーム1の内側に形成されたスペースSPを介して、フレーム1の下方に保持された袋体Yの内部は上方へ常時開放される。この状態で例えば図6に示すように、使用者が持ち手部3を持ちながら、上から袋体Yの内部へ生ゴミ等(図6に示す例では、カップ入り麺の残り汁や食べ残し分)を投入することが可能である。
この際に使用者は、手に持った袋体保持具Xを流し台の排水口のほぼ真上にセットしておけば、袋体Yの網目から排出された水分等を直接排水口へ流すことができ、流し台を極力汚さないようにすることが可能である。特に、会社や事業所等に設置された共用の流し台等は、極力汚さずに使用しなければならないことが多く、このような状況下において本実施形態の袋体保持具Xは極めて有用である。共用の流し台等に袋体保持具Xと複数の袋体Yをセットで用意しておけば、複数人が同じ袋体保持具Xを使い回して利用することができ、非常に便利である。なお、袋体保持具Xは軽量かつ小型であるため、各人の携帯用としても適している。
袋体Yへ生ゴミ等を投入した後は、袋体保持具Xから袋体Yを取り外して、袋体Yごと生ゴミ等を捨てれば良い。その後は、別の新しい袋体Yを装着することにより、袋体保持具Xを再度利用することが出来る。口部が弾性的に変形する水切りネットは各種市販されており、これを本実施形態の袋体Yとして利用しても良い。なお、生ゴミ等で満杯になるまで同じ袋体Yを繰返し用いても良く、一旦使用した袋体Yを捨てずに洗って再利用するようにしても良い。
爪部2の具体的形状については、口部Y1を付勢に抗して適切に支持し得る限り、種々の形状を採用することが可能である。その一方で、爪部2に設けた第1要素21と第2要素22(図4の下側を参照)の配置角度等を工夫し、より利便性の高い袋体保持具Xとすることも可能である。このように工夫された爪部2の形状として、タイプAとタイプBを例に挙げ、図7を参照しながら以下に説明する。
図7(a)は、タイプAの爪部2の形状を模式的に示している。タイプAの爪部2においては、第1要素21と第2要素22が、フレーム1の側から順に連接するように形成されている。なお第1要素21には、口部Y1を付勢に抗して支持する支持部21aが含まれる。また第2要素22には、支持部21aの下側寄りに連接するとともに、支持部21aよりも外側寄りに位置する離脱抑制部が含まれる。
離脱抑制部があることにより、支持部21aに支持されている口部Y1が爪部2から離脱するためには、口部Y1が少なくとも離脱抑制部の分だけ(図7に示す距離Lの分だけ)弾性力に逆らって拡径する必要がある。この原理により離脱抑制部は、離脱抑制部が無い場合に比べて、口部Y1が爪部2から意図せずに離脱することを抑制するように機能する。
またタイプAにおける第1要素21は、下方向から内側に向けて角度θ1だけ傾斜した方向へ伸びている。このような傾斜を設けたことにより、内側向きの付勢を利用して口部Y1を第1要素21の下側に極力留め、口部Y1が勝手にずれ上がるような事態を抑えることが可能である。傾斜の角度θ1は一定であっても良く、位置によって変化しても良い。例えば、下方へ進むにつれて、角度θ1が徐々に小さくなるようにしても良い。
またタイプAにおける第2要素22は、外側向きから上側に向けて角度θ2だけ傾斜した方向へ伸びている。このような傾斜を設けたことにより、例えば生ゴミ等の投入時に袋体Yが下向き又は斜め下向きの力を受けた際にも、口部Y1が爪部2から意図せずに離脱することをより確実に防ぐことが可能である。上記の各傾斜の角度θ1およびθ2は、製品仕様などに応じて任意に設定可能であるが、一例として、角度θ1およびθ2は30°程度に設定され得る。傾斜の角度θ2は一定であっても良く、位置によって変化しても良い。
口部Y1を爪部2から意図的に離脱させる際(袋体Yを袋体保持具Xから取り外す際)には、第2要素22へ引っ掛らないように口部Y1を外側向きに引張りながら、下方へ移動させれば良い。なお、口部Y1が爪部2から意図せずに離脱することをより確実に防ぐ効果は、第2要素22の少なくとも一部を支持部21aよりも上側寄りに位置させることで得られ、このようにするための具体的形態は、上記θ2の傾斜を設けるような形態には限られない。また、第2要素22を外側向きに伸びる形態(角度θ2を概ね0°とした形態)とした場合でも、意図しない口部Y1の離脱を生じ難くすることは可能である。
一方で図7(b)は、タイプBの爪部2の形状を模式的に示している。タイプBにおいても、第1要素21と第2要素22がフレーム1の側から順に連接するように形成されており、第1要素21に支持部21aが含まれる点、および第2要素22に離脱抑制部が含まれる点は、タイプAと同様である。また、第1要素21が下方向から内側に向けてθ1だけ傾斜した方向へ伸びている点も、タイプAと同様である。
但しタイプBにおける第2要素22は、外側向きから下側に向けて角度θ3だけ傾斜した方向へ伸びている。このような傾斜を設けたことにより、例えば袋体Yに生ゴミ等を投入した後、使用者が袋体Yを袋体保持具Xから取り外そうとして袋体Yを下向きに引張るだけで、当該傾斜をスライドさせるようにして口部Y1を爪部2から離脱させることが可能である。なお当該傾斜の角度θ3は、袋体Yに生ゴミ等を投入するときの衝撃および投入された生ゴミ等の重み程度では口部Y1が爪部2から離脱しない一方、使用者が手で袋体Yを引張る程度の力で口部Y1を爪部2から離脱させることができる程度に、適切に設定されることが望ましい。一例として角度θ3は、30°程度に設定され得る。傾斜の角度θ3は一定であっても良く、位置によって変化しても良い。例えば、外側向きへ進むにつれて、角度θ3が徐々に大きくなるようにしても良い。
上述のことから、タイプAの形状は、爪部2から口部Y1が意図せずに離脱することをより確実に防ぎ得る点で有利であり、タイプBの形状は、下方へ引張って爪部2から口部Y1をより容易に離脱させ得る点で有利である。なお、全ての爪部2において同じタイプの形状を採用しても良く、一部に異なるタイプの形状を採用しても構わない。どの爪部2にどのタイプの形状を採用するか(爪部形状の組合わせ)は、製品の仕様や用途などを考慮して決定すれば良い。爪部形状の組合わせの一例としては、図8に示す実施例1〜3の形態が挙げられる。
実施例1に係る組合わせは、全ての爪部2についてタイプAの形状を採用したものである。実施例1の組合わせによれば、何れの爪部2ついても口部Y1が勝手に離脱することを極力防ぐことができ、袋体Yへ生ゴミ等の投入する際に袋体Yが脱落するようなリスクを最小限に抑えることが可能である。
実施例2に係る組合わせは、全ての爪部2についてタイプBの形状を採用したものである。実施例2の組合わせによれば、使用者が袋体Yを袋体保持具Xから取り外そうとして袋体Yを下向きに引張るだけで、何れの爪部2からも口部Y1を離脱させることができ、袋体保持具Xから袋体Yを極めて簡単に取外すことが可能である。
実施例3に係る組合わせは、一つの爪部2a(本発明に係る特定爪部の一形態)についてタイプAの形状を採用し、その他の爪部(2b〜2e)についてタイプBの形状を採用したものである。実施例3の組合わせによれば、使用者が袋体Yを袋体保持具Xから取り外そうとして袋体Yを下向きに引張ると、タイプBの爪部(2b〜2e)から口部Y1を離脱させることができる。その後、タイプAの爪部2aについてのみ口部Y1を少し持ち上げて離脱させるだけで、袋体Yを袋体保持具Xから取り外すことが出来る。
また実施例3に係る組合わせによれば、生ゴミ等の投入時などにおいて袋体Yに想定外の強い力が加わってしまい、タイプBの爪部(2b〜2e)から口部Y1が意図せずに離脱したとしても、タイプAの爪部2aについては口部Y1が離脱しない。そのため、袋体Yを袋体保持具Xにぶら下がった状態に留めることができ、袋体保持具Xから完全に脱落してしまう事態は回避される。このように当該組合わせによれば、袋体Yを袋体保持具Xから簡単に取り外すことが出来るとともに、袋体Yが意図せずに完全に脱落することを抑えることが可能である。
なお、どの爪部2をタイプAとするかは任意であるが、実施例3では、持ち手部3に最も近い爪部2aをタイプAとしているため、持ち手部3を持っている使用者が袋体保持具Xを誤って落としてしまうリスクは極力軽減される。すなわち、上記のぶら下がった状態となった場合には、袋体2を支えている爪部2に生ゴミ等の重みや衝撃が集中する。この爪部2が持ち手部4から近い位置にあるほど、てこの原理により使用者が受ける荷重は小さくなるため、上記のリスクは軽減されることになる。また実施例3では、一つの爪部2aのみをタイプAとしているが、2個、3個、又は4個の爪部2をタイプAとしても良い。一部の爪部2をタイプAとし、その他の爪部2をタイプBとすれば、袋体Yを下方へ引張ってタイプBの爪部2から口部Y1を容易に離脱させ得るとともに、タイプAの爪部2によって袋体Yの意図しない脱落を防ぐことが可能である。
以上に説明したとおり、本実施形態に係る袋体保持具Xは、口部Y1が弾性変形する袋体Yを、口部Y1が拡げられて内部が開放された状態に保持する。また袋体保持具Xは、離間配置された5個の支持部21a(爪部2a〜2bのそれぞれに設けられている)を備え、支持部21aそれぞれが、口部Y1を縮める内側向きの付勢に抗して口部Y1を支持することにより、当該保持がなされる。
このような構成の袋体保持具Xによれば、袋体Yの口部Y1を支持するものであるため、小型化が容易であるとともに、袋体Yの網目から排出された水分等による用具の汚れは生じ難い。また袋体保持具Xによれば、口部Y1の弾性力を活かして、口部Y1を各爪部2の外側へ係合させるだけで袋体Yが装着可能であり、例えば特許文献1に開示された用具に比べ、袋体Yを比較的容易に着脱することが可能である。
特に本実施形態では、フレーム1の下側に袋体Yを保持するようになっており、フレーム1から下側寄りへ突出するように、支持部21aそれぞれを有する各爪部2が設けられている。そのため袋体保持具Xは、簡易な構成としながらも、支持部21aを適切に形成することが容易である。
なお本実施形態では、口部Y1を支持するための5個の支持部21aを設けているが、支持部21aの個数を3個または4個としても良く、6個以上としても良い。また支持部の個数をN個(N≧3)とする場合、上方視によるフレーム1の形状をN角形(望ましくは正N角形)の外縁形状としておき、その各頂点付近において各支持部21aを設けることが好ましい。このようにすれば、隣合う頂点同士は直線状のフレーム1で結ばれる形態となり、強度的に有利であるとともに、フレーム1の形状と袋体Yの開口形状とを概ね一致させることが可能である。
これらの形状が概ね一致することにより、使用者にとっては袋体Yの開口の位置が直感的に把握し易くなり、生ゴミ等を袋体Y内部へ的確に投入することがより容易となる。また、フレーム1の各頂点に対応して各爪部2を設けたため、使用者にとっては各爪部2の位置が直感的に把握し易くなり、各爪部2への口部Y1の着脱がより容易となる。但し、本発明に係る袋体保持具のフレームの形状は上記形態に限定されるものではなく、例えば、上方視円形或いは楕円形の形状としても構わない。
また、本実施形態にかかる袋体保持具Xは、水切りネットを装着して生ゴミ等を処理する用途に好適であるが、本発明に係る袋体保持具は他の用途にも応用可能である。例えば本発明に係る袋体保持具は、袋体を装着して、浴槽や水槽などに浮かんでいる異物をすくって除去するための用具としても良く、動物(ペット等)の***物を受けるための用具としても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の構成は上記実施形態に限られず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、袋体を保持する各種の袋体保持具に利用可能である。
1 フレーム
2、2a〜2e 爪部
21 第1要素
21a 支持部
22 第2要素
3 持ち手部
4 鉤状部
X 袋体保持具
Y 袋体
Y1 口部
SP スペース

Claims (11)

  1. 口部が弾性変形する袋体を、当該口部が拡げられて内部が開放された状態に保持する袋体保持具であって、
    離間配置された少なくとも3個の支持部を備え、
    前記支持部それぞれが、前記口部を縮める内側向きの付勢に抗して前記口部を支持することにより、前記保持がなされることを特徴とする袋体保持具。
  2. フレームの下側に前記袋体を保持する請求項1に記載の袋体保持具であって、
    前記フレームから下側寄りへ突出するように、前記支持部それぞれを有する各爪部が設けられたことを特徴とする袋体保持具。
  3. 前記爪部それぞれは、
    前記支持部の下側寄りに連接するとともに、当該支持部よりも外側寄りに位置する離脱抑制部を有することを特徴とする請求項2に記載の袋体保持具。
  4. 前記爪部それぞれにおいて、
    前記支持部を含む第1要素と前記離脱抑制部を含む第2要素が、前記フレームの側から順に連接するように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の袋体保持具。
  5. 少なくとも一つの前記爪部において、
    第1要素は、下方向から内側に向けて傾斜した方向へ伸びていることを特徴とする請求項4に記載の袋体保持具。
  6. 少なくとも一つの前記爪部において、
    第2要素の少なくとも一部は、前記支持部よりも上側寄りに位置することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の袋体保持具。
  7. 少なくとも一つの前記爪部において、
    第2要素は、外側向きから下側に向けて傾斜した方向へ伸びていることを特徴とする請求項4から請求項6の何れかに記載の袋体保持具。
  8. 一部の前記爪部である特定爪部において、
    第2要素の少なくとも一部は、前記支持部よりも上側寄りに位置しており、
    その他の前記爪部それぞれにおいて、
    第2要素は、外側向きから下側に向けて傾斜した方向へ伸びていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の袋体保持具。
  9. 前記フレームから伸びる持ち手部を有し、
    前記持ち手部に最も近い一つの前記爪部のみが、前記特定爪部であることを特徴とする請求項8に記載の袋体保持具。
  10. 前記フレームは、上方視略多角形の外縁形状を有し、その内側に形成されたスペースを介して前記袋体の内部を上方へ開放するものであって、
    前記爪部それぞれは、前記フレームにおける当該多角形の頂点近傍から突出していることを特徴とする請求項2から請求項9の何れかに記載の袋体保持具。
  11. 1本の金属製の線材を用いたワイヤーフォーミングにより、前記フレームおよび前記爪部それぞれが一体的に形成されたことを特徴とする請求項2から請求項10の何れかに記載の袋体保持具。
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