JP2018061191A - 制御装置、ページング方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、ページング方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コアネットワークに配置される制御装置が、通信端末に関する二つのTemporary IDを保持している状態においてパケット着信が発生した場合に、Paging処理の実行を早めることができる制御装置を提供すること。【解決手段】本開示にかかる制御装置10は、通信端末30に割り当てられた第1の識別子を用いてページングを実行する第1のタイミングと、通信端末30に割り当てられた第2の識別子を用いてページングを実行する第2のタイミングとを計算する計算部11と、ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、第1のタイミングと第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局20へ送信する通信部12と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は制御装置、ページング方法、及びプログラムに関し、特にページングタイミングを制御する制御装置、ページング方法、及びプログラムに関する。
モバイルネットワークに関する標準規格を規定する3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、通信端末であるUE(User Equipment)が制御装置であるMME(Mobility Management Entity)へ在圏エリア(TA:Tracking Area)変更を通知するために実施される処理である、TAU(Tracking Area Update)処理が規定されている。例えば、非特許文献1の5.3.3.1節に、TAU処理の詳細が規定されている。TAU処理においては、UEの識別子として、UE固有の識別子であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)ではなく、MMEが事前にUEへ払い出したTemporary ID(Identity)であるGUTI(Globally Unique Temporary UE Identity)が用いられる。GUTIは、セキュリティの観点から定期的に変更されることが望ましい。そのため、GUTIは、TAU処理と並行して実施されるGUTI Reallocation処理(非特許文献1の5.3.7節 参照)において変更される。変更後のGUTIは、TAU処理においてUEへ通知される。
MMEは、TAU処理において、変更後のGUTIを含むTAU AcceptメッセージをUEへ送信することによって、変更後のGUTIをUEへ通知する。また、UEは、TAU Acceptメッセージに対する応答としてTAU CompleteメッセージをMMEへ送信する。MMEは、TAU Completeメッセージを受信することによって、UEに変更後のGUTIが通知されたことを認識することができる。
続いて、3GPPにおいて規定されているパケット着信動作について説明する。例えば、非特許文献1の5.3.4.3節に、パケット着信動作の具体例として、NW(Network) Triggered Service Request処理が規定されている。NW Triggered Service Request処理においては、MMEが基地局であるeNB(evolved NodeB)へPagingメッセージを送信する。さらに、eNBは、Pagingメッセージを受信すると、UEに対してPagingを実行する。これにより、UEに対してパケット着信が通知される。
MMEは、パケット着信の対象となるUEを識別するためにGUTIの一部を構成するS−TMSI(SAE(System Architecture Evolution)-Temporary Mobile Subscriber Identity)をPagingメッセージに設定する。以下に、GUTIとS−TMSIとの関係について説明する。
GUTIは、MCC(Mobile Country Code)、MNC(Mobile Network Code)、MME Group ID、MME Code、及びM(MME)−TMSIを含む。一方、S−TMSIは、MME Code及びM−TMSIを含む。つまり、S−TMSIは、GUTIの一部を構成するMME Code及びM−TMSIを含む。M−TMSIは、GUTI Reallocation処理において変更される識別子である。つまり、GUTI Reallocation処理が実行されることによって、M−TMSIを含むS−TMSIも変更される。
続いて、3GPPにおいて規定されている異常時/準正常時(abnormal case)のパケット着信動作について説明する。例えば、MMEは、TAU処理において、無線区間における信号消失等によって、UEから送信されるべきTAU Completeメッセージを受信しない場合がある。この場合、MMEは、変更後のGUTI(以降、new GUTIとする)が、UEに通知されているか否かを判定することができない。そのため、MMEは、TAU処理において、TAU Completeメッセージを受信しない場合、一時的に、変更前のGUTI(以降、old GUTI)とnew GUTIとを保持する。このような状態において、UEへパケット着信が発生した場合に、MMEは、new GUTIに含まれていたM−TMSIを含むnew S−TMSIと、old GUTIに含まれていたM−TMSIを含むold S−TMSIとを用いてeNBへpagingメッセージを送信する。非特許文献2には、MMEは、old GUTI及びnew GUTIを保持する場合、はじめにold S−TMSIを用いたPagingを実行することが記載されている。さらに、MMEは、old S−TMSIを用いたPagingに対する応答がない場合、new S−TMSIを用いたPagingを実行することが記載されている。
3GPP TS23.401 V14.1.0 (2016-09) 5.3.3.1章、5.3.4.3章 3GPP TS24.301 V14.1.0 (2016-09) 5.4.1.6章
しかし、MMEがold GUTI及びnew GUTIを保持している状態においてUEに対するパケット着信が発生した場合に、次の問題がある。
old S−TMSIを用いて実行されるPagingのタイミングは、new S−TMSIを用いて実行されるPagingのタイミングと異なる。Pagingのタイミングは、例えば、SFN(System Frame Number)によって特定される。ここで、Pagingのタイミングが、new S−TMSIを用いたPagingの方が早い場合であっても、はじめにold S−TMSIを用いたPagingを実行することが定められているため、早い方のPagingタイミングにおけるPaging処理が実行されない。この場合、遅い方のPagingのタイミングが来るまでPaging処理が実行されないため、Paging処理の実行が遅くなるという問題がある。
ここで、Pagingのタイミングは、DRX(Discontinuous Reception) cycleに従って定められている。そのため、早い方(第1)のPagingのタイミングと遅い方(第2)のPagingのタイミングとの間の期間は、DRX cycleの最大値が適用される可能性がある。DRX cycleの最大値は2.56秒であるが、主にIoT(Internet of Things)端末に適用されるeDRX(Extended Idle Mode DRX) cycleの最大値は約43分となる。そのため、遅い方(第2)のPagingのタイミングでPaging処理が実行されると、Paging処理の実行が遅くなるという問題は、eDRXが適用された場合に特に影響が大きくなる。
本開示の目的は、コアネットワークに配置される制御装置が、通信端末に関する二つのTemporary IDを保持している状態においてパケット着信が発生した場合に、Paging処理の遅延を防ぐことができる制御装置、ページング方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の第1の態様にかかる制御装置は、通信端末に割り当てられた第1の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第1のタイミングと、前記通信端末に割り当てられた第2の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第2のタイミングとを計算する計算部と、ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージをを前記基地局へ送信する通信部と、を備えるものである。
本開示の第2の態様にかかるページング方法は、通信端末に割り当てられた第1の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第1のタイミングと、前記通信端末に割り当てられた第2の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行するな第2のタイミングとを計算し、ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、前記第1のタイミングのと前記第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局へ送信するものである。
本開示の第3の態様にかかるプログラムは、通信端末に割り当てられた第1の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第1のタイミングと、前記通信端末に割り当てられた第2の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第2のタイミングとを計算し、ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局へ送信することをコンピュータに実行させるものである。
本開示により、コアネットワークに配置される制御装置が、通信端末に関する二つのTemporary IDを保持している状態においてパケット着信が発生した場合に、Paging処理の遅延を防ぐことができる制御装置、ページング方法、及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるUEの構成図である。 実施の形態2にかかるUEが実行するeDRX機能を説明するである。 実施の形態2にかかるページング処理の概要を説明する図である。 実施の形態2にかかるページング処理の概要を説明する図である。 実施の形態2にかかるMMEがUEにおいてnew GUTIが保持されているか否かを認識することができない場合のシーケンスを示す図である。 実施の形態2にかかるMMEがUEにおいてnew GUTIが保持されているか否かを認識することができない場合のシーケンスを示す図である。 実施の形態2にかかるMMEがUEにおいてnew GUTIが保持されているか否かを認識することができない場合のシーケンスを示す図である。 実施の形態2にかかるMMEがUEにおいてnew GUTIが保持されているか否かを認識することができない場合のシーケンスを示す図である。 実施の形態2にかかるページング処理の流れを説明する図である。 実施の形態2にかかるページング処理の流れを説明する図である。 実施の形態2にかかるページング処理の効果を説明する図である。 実施の形態3にかかるタイマの動作を示す図である。 実施の形態3にかかるタイマの動作を示す図である。 それぞれの実施の形態にかかるUEの構成図である。 それぞれの実施の形態にかかる制御装置の構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。図1を用いて実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、制御装置10、基地局20、及び通信端末30を有している。制御装置10、基地局20、及び通信端末30は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
通信端末30は、携帯電話端末、スマートフォン端末、もしくはタブレット型端末であってもよい。もしくは、通信端末30は、IoT(Internet of Things)サービスに用いられるIoT端末、M2M(Machine to Machine)端末、もしくはMTC(Machine Type Communication)端末であってもよい。
基地局20は、通信端末30と無線通信を行う。基地局20は、無線通信方式としLTEをサポートする基地局として3GPPにおいて規定されているeNB(evolved NodeB)であってもよい。もしくは、基地局20は、いわゆる3Gと称される無線通信方式をサポートする基地局として3GPPにおいて規定されているNodeBであってもよい。
制御装置10は、モバイルネットワーク内、特にコアネットワーク内に配置されるノード装置である。制御装置10は、モバイルネットワーク内において制御情報を中継もしくは処理するノード装置である。制御情報は、例えば、C(Control)-Planeデータ、C-Planeメッセージ等と称されてもよい。制御装置10は、例えば、3GPPにおいて規定されているMMEもしくはSGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)等であってもよい。
続いて、制御装置10の構成例について説明する。制御装置10は、計算部11及び通信部12を有している。計算部(calculator)11及び通信部(transceiver)12は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、計算部11及び通信部12は、チップもしくは回路等のハードウェアであってもよい。通信部は、送信部(transmitter)及び受信部(reveiver)であってもよい。
計算部11は、通信端末30に割り当てられた第1の識別子を用いて通信端末30に対してページングを実行する第1のタイミングと、通信端末30に割り当てられた第2の識別子を用いて通信端末30に対してページングを実行する第2のタイミングとを計算する。さらに、計算部11は、それらの計算結果を比較して、どちらのタイミングが先に来るかを判定してもよい。ページングは、例えば、ネットワーク起点のトランザクションにより発生する。
第1の識別子及び第2の識別子は、通信端末30に一時的に割り当てられるTemporary IDであり、定期的にもしくは任意のタイミングに更新もしくは変更される。例えば、第2の識別子は、第1の識別子から更新された識別子であってもよい。第1の識別子及び第2の識別子は、具体的には、GUTIに含まれていたM−TMSIを含むS−TMSIであってもよい。
第1のタイミングは、例えば、第1の識別子に基づいて決定される。具体的には、第1のタイミングは、予め定められた計算式に第1の識別子を適用することによって計算されてもよい。第2のタイミングも、第1のタイミングと同様に、第2の識別子に基づいて決定される。
通信部12は、第1のタイミングが第2のタイミングよりも早い場合、第1のタイミングに合わせて第1の識別子を含むページングメッセージを基地局20へ送信する。一方、通信部12は、第2のタイミングが第1のタイミングよりも早い場合、第2のタイミングに合わせて第2の識別子を含むページングメッセージを基地局20へ送信する。つまり、通信部12は、第1のタイミングと第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局20へ送信する。
基地局20は、第1の識別子を含むページングメッセージを受信した場合、第1のタイミングに通信端末30に対してページングを行う。一方、基地局20は、第2の識別子を含むページングメッセージを受信した場合、第2のタイミングで通信端末30に対してページングを行う。
以上説明したように、制御装置10は、通信端末30に関する二つの識別子を保持している場合、それぞれの識別子を用いて通信端末30に対してページングが実行可能なタイミングを計算することができる。さらに、制御装置10は、より早いタイミングにおいて用いる識別子で、ページングメッセージを基地局20へ送信することができる。
これにより、制御装置10が二つの識別子を保持している状態において、ページングを実行する順番が予め定められている場合と比較して、実施の形態1にかかる制御装置10は、より早いタイミングにおけるページングを確実に実行することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本開示の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムは、無線通信方式としてLTEをサポートする通信システムであり、3GPPにおいてEPS(Evolved Packet System)として規定された通信システムを含む。なお、図2は、TS 23.401 V 13.5.0 Figure 4.2.1-1の図に基づいている。
図2の通信システムは、UE40、E−UTRAN(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access Network)41、MME42、HSS(Home Subscriber Server)43、SGSN44、SGW(Serving Gateway)45、PGW(Packet Data Network Gateway)46、PCRF(Policy and Charging Rules Function)エンティティ47(以下、PCRF47とする)、UTRAN48、GERAN(GSM(Global System for Mobile communications)(登録商標) EDGE(Enhanced Data Rates for Global Evolution) Radio Access Network)49、Operator’s IP Services50を有している。
MME42及びSGSN44は、図1の制御装置10に相当する。E−UTRAN41は、図1の基地局20に相当する。UE40は、図1の通信端末30に相当する。
UEは、3GPPにおいて通信端末の総称として用いられる用語である。UEは、例えば、MS(Mobile Station)と置き換えられてもよい。E−UTRAN41は、無線アクセスシステムとしてLTEを用いるRAN(Radio Access Network)であり、eNBを備える。UTRAN48は、無線アクセスシステムとして3G無線方式を用いるRANであり、NodeBを備える。GERAN49は、無線アクセスシステムとして2G無線方式を用いるRANである。
MME42及びSGSN44は、UE40に関するモビリティ管理及びセッション管理等を実行するノードである。HSS43は、UE40に関する加入者情報を管理するノードである。加入者情報は、UE40が利用するサービスに関する情報を含む。SGW45及びPGW46は、UE40とOperator’s IP Services50との間において伝送されるデータを中継するゲートウェイである。Operator’s IP Services50は、例えば、UE40へサービスを提供する事業者等が管理するサーバ装置、もしくは、サーバ装置群等であってもよい。PCRF47は、ポリシー及び課金ルール等を管理するノードである。
UE40とE−UTRAN41との間は、LTE-Uuリファレンスポイントが定められている。E−UTRAN41とMME42との間は、S1-MMEリファレンスポイントが定められている。MME42とHSS43との間は、S6リファレンスポイントが定められている。MME42とSGSN44との間は、S3リファレンスポイントが定められている。E−UTRAN41とSGW45との間は、S1-Uリファレンスポイントが定められている。MME42とSGW45との間は、S11リファレンスポイントが定められている。SGSN44とSGW45との間は、S4リファレンスポイントが定められている。SGW45とUTRAN48との間は、S12リファレンスポイントが定められている。SGW45とPGW46との間は、S5/S8リファレンスポイントが定められている。PGW46とPCRF47との間は、Gxリファレンスポイントが定められている。PGW46とOperator’s IP Services50との間は、SGiリファレンスポイントが定められている。PCRF47とOperator’s IP Services50との間は、Rxリファレンスポイントが定められている。MME42と他のMMEとの間は、S1-10リファレンスポイントが定められている。
続いて、図3を用いて実施の形態2にかかるUE40の構成例について説明する。UE40は、通信部61及び制御部(controller)62を有している。通信部61及び制御部62は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、通信部61及び制御部62は、チップもしくは回路等のハードウェアであってもよい。通信部は、送信部(transmitter)及び受信部(reveiver)であってもよい。
制御部62は、eDRX機能を実行する。例えば、制御部62は、eDRXサイクルに従って、通信部61を介して、UE40宛てのページングが実行されているかを監視する。制御部62は、UE40宛てのページングが実行されていると判定した場合、通信部61を介して応答メッセージをE−UTRAN41(eNB)へ送信する。また、通信部61は、MME42からE−UTRAN41(eNB)を介してGUTIを受信する。制御部62は、GUTIに含まれていたM−TMSIを含むS−TMSIを用いて、ページングの監視タイミングを計算する。
MME42においてGUTIが更新された場合、制御部62は、通信部61を介して、MME42から更新後の新たなGUTIを受信する。制御部62は、受信したGUTIに含まれていたM−TMSIを含む新たなS−TMSIを用いて新たな監視タイミングを計算する。監視タイミングは、S−TMSIに基づいて定まるため、S−TMSIが更新された場合、監視タイミングも変更される。
続いて、図4を用いてUE40において実行されるeDRX機能について説明する。図4は、横軸が時間軸を示す。時間軸は、H−SFN(Hyper-System Frame Number)を用いて示されている。H−SFNは、0から255までの256のフレームが定義されており、0から255までの値が繰り返し用いられている。1H−SFNの長さは、10.24秒と定義されている。つまり、H−SFN#0からH−SFN#255までの時間は、約43分となる。図4においては、256H−SFNの長さをeDRXサイクルと定義している。X及びYは、H−SFNの任意の値を示す。ここでは、YはXよりも大きい値とする。図4においては、フレーム数が256である例を示しているが、フレーム数は256に制限されない。例えば、最大フレーム数が1024に拡張され、最大フレーム数以下の任意のフレーム数が用いられてもよい。
PH(Paging Hyperframe)は、UE40がページングの監視を行うタイミングのH−SFNである。図4は、H−SFN#Xのタイミングにおいて、UE40がページングの監視を行うことを示している。H−SFN#Xは、X番目のH−SFNであることを示している。PHは、S−TMSIに基づいて計算される。図4に示すH−SFNは、E−UTRAN41に含まれるeNB、及びMME42と同期されている。つまり、eNB及びMME42も、UE40に割り当てられたGUTIに含まれていたM−TMSIを含むS−TMSIを用いて、PHを計算する。実施の形態1において説明した第1のタイミング及び第2のタイミングは、計算されたPHに相当する。
続いて、図5を用いて実施の形態2にかかるページング処理の概要について説明する。図5は、UE40とMME42とが同期したH−SFNを保持していることを示している。また、図5においては、UE40が保持しているH−SFNは、MME42が保持しているH−SFNと同一のタイミングであることを示しているが、MME42が保持しているH−SFNと所定期間ずれていてもよい。
ここで、H−SFN#Xは、old S−TMSIに基づいて計算されたPHであるとする。さらに、H−SFN#Yは、new S−TMSIに基づいて計算されたPHであるとする。図5に示すページング処理においては、MME42が、old S−TMSIを用いて計算されたPHと、new S−TMSIを用いて計算されたPHとに合わせてページングメッセージを送信する。また、UE40におけるPHは、H−SFN#Yである。つまり、UE40は、new S−TMSIを保持しているとする。
例えば、MME42は、H−SFN#XのタイミングとH−SFN#Yのタイミングとの間のタイミングにおいて、UE40を宛先とするダウンリンクデータが発生したことを示すDDN(Downlink Data Notification)メッセージを受信したとする。この場合、MME42は、ページングが行われるPHのうち最も早いPHがH−SFN#Yであると判定する。そこで、MME42は、new S−TMSIを含むページングメッセージをH−SFN#Yのタイミングに間に合うようにE−UTRAN41であるeNBへ送信する。eNBは、H−SFN#Yのタイミングにページングを行う。
UE40は、H−SFN#Yのタイミングにおいてページングの監視を行っている。そのため、H−SFN#YのタイミングにおいてUE40宛てのページングが行われたことを認識することができる。つまり、H−SFN#Yのタイミングにおいてページングが成功する。図5においては、ページングの発生契機として、MME42がDDNメッセージを受信した場合について説明したが、ページング発生契機はこれに制限されない。MME42は、eDRX機能使用状態において発生する他のページング発生契機に基づいて、ページングメッセージを送信してもよい。
続いて、図6を用いて、図5とは異なるページング処理の概要について説明する。図6においては、UE40におけるPHは、H−SFN#Xである。つまり、UE40は、old S−TMSIを保持しているとする。
例えば、MME42は、H−SFN#XのタイミングとH−SFN#Yのタイミングとの間のタイミングにおいて、UE40を宛先とするダウンリンクデータが発生したことを示すDDN(Downlink Data Notification)メッセージを受信したとする。この場合、MME42は、ページングが行われる直近のPHがH−SFN#Yであると判定する。そこで、MME42は、new S−TMSIを含むページングメッセージをH−SFN#Yのタイミングに間に合うようにE−UTRAN41であるeNBへ送信する。eNBは、H−SFN#Yのタイミングにページングを行う。
UE40は、H−SFN#Xのタイミングにおいてページングの監視を行っている。つまり、UE40は、H−SFN#Yのタイミングにおいてページングの監視を行っていないため、UE40宛てのページングを認識することができない。その結果、H−SFN#Yのタイミングにおいてページングが失敗する。この場合、MME42は、次のPHであるH−SFN#Xのタイミングに間に合うように、old S−TMSIを含むページングメッセージをeNBへ送信する。eNBは、H−SFN#Xのタイミングにページングを行う。
UE40は、H−SFN#Xのタイミングにおいてページングの監視を行っているため、ページングが成功する。なお、UEがページングの監視を行っている期間を、Paging Time Windowと称す。
図5及び図6に示すように、MME42は、DDNメッセージを受信後の直近のPHに間に合うようにページングメッセージをeNBへ送信する。直近のPHにおけるページングが失敗した場合であっても、次のPHにおいてページングが成功する。
続いて、図7〜図10を用いて、MME42がUE40においてnew GUTIが保持されているか否かを認識することができない場合のシーケンス例について説明する。はじめに図7のシーケンスについて説明する。はじめに、UE40は、E−UTRAN41内のeNBへTAU Requestメッセージを送信する(S11)。UE40は、在圏エリアを示すTAが変更された場合にTAU Requestメッセージを送信してもよく、予め定められたタイミングにTAU Requestメッセージを送信してもよい。
次に、eNBは、UE40から送信されたTAU RequestメッセージをMME42へ転送する(S12)。次に、MME42は、GUTI Reallocation Procedureを実行する(S13)。具体的に、MME42は、現在UE40に割り当てられているGUTI(old GUTI)を更新して新たなGUTI(new GUTI)を生成する。例えば、MME42は、old GUTIに含まれるM−TMSIを更新する。
次に、MME42は、new GUTIを含むTAU AcceptメッセージをeNBへ送信する(S14)。ステップS12からS14の間に実行されるTAU処理については、既知の処理であるため詳細な説明を省略する。次に、eNBは、MME42から送信されたTAU AcceptメッセージをUE40へ転送する(S15)。
次に、UE40は、TAU Acceptメッセージに対する応答としてTAU CompleteメッセージをeNBへ送信する(S16)。ここで、UE40とeNBとの間の無線区間の通信品質が悪く、TAU Completeメッセージが、eNBに届かない場合がある。この場合、MME42は、UE40から送信されたTAU Completeメッセージを受信することができない。それにより、MME42は、new GUTIが、UE40に通知されているか否かを判定することができないので、一時的に、old GUTIとnew GUTIの両方を保持する。なお、図7の例では、UE40は、TAU Acceptメッセージでnew GUTIを受け取っている。
続いて、図8のシーケンスについて説明する。図8のステップS11〜S14は、図7のステップS11〜S14と同様であるため詳細な説明を省略する。図8においては、ステップS15においてeNBがUE40へ転送したTAU AcceptメッセージがUE40へ届かない場合を想定している。この場合、UE40は、TAU Acceptメッセージを受信することが無いため、TAU Acceptメッセージに対する応答を行うことができない。その結果、MME42は、TAU Acceptメッセージの応答であるTAU Completeメッセージを受信することができない。この場合も、MME42は、new GUTIが、UE40に通知されているか否かを判定することができないので、一時的に、old GUTIとnew GUTIの両方を保持する。なお、この例では、UE40は、new GUTIを受け取っておらず、更新前のold GUTIを有している。
続いて、図9のシーケンスについて説明する。図9は、MME42が、任意のタイミングに更新したGUTI(new GUTI)をUE40へ送信することを示している。MME42は、任意のタイミングにGUTI Reallocation CommandメッセージをeNBを介してUE40へ送信する(S21)。GUTI Reallocation Commandメッセージは、new GUTIを含む。次に、UE40は、GUTI Reallocation Commandメッセージに対する応答としてGUTI Reallocation CompleteメッセージをeNBへ送信する(S22)。しかし、eNBとUE40との間の無線区間の通信品質が悪く、GUTI Reallocation CompleteメッセージがeNBへ届かない場合がある。この場合、MME42は、UE40から送信されたGUTI Reallocation Completeメッセージを受信することができない。この場合も、図7や図8の場合と同様に、MME42は、oldとnew GUTIの両方を保持する。なお、この例では、UE40は、new GUTIを受け取っている。
続いて、図10のシーケンスについて説明する。任意のタイミングにGUTI Reallocation CommandメッセージをeNBを介してUE40へ送信する(S21)。GUTI Reallocation Commandメッセージは、new GUTIを含む。しかし、eNBとUE40との間の無線区間の通信品質が悪く、GUTI Reallocation CommandメッセージがeNBへ届かない場合がある。この場合、MME42は、GUTI Reallocation Commandメッセージの応答であるGUTI Reallocation Completeメッセージを受信することができない。この場合も、図7や図8の場合と同様に、MME42は、oldとnew GUTIの両方を保持する。なお、この例では、UE40は、new GUTIを受け取っておらず、更新前のold GUTIを有している。
続いて、図11を用いて、ページング処理の流れについて説明する。図11のMME42は、図8、図10のいずれかの事象により、TAU AcceptメッセージもしくはGUTI Reallocation Commandに対する応答メッセージを、UE40から受信していないとする。
はじめに、PGW46は、Operator’s IP Services50等からUE40を宛先とするDownlink Dataを受信すると、SGW45へDownlink Dataを送信する(S31)。次に、SGW45は、UE40を宛先とするDownlink Dataを受信したことをMME42へ通知するために、MME42へDDNメッセージを送信する(S32)。
ここで、MME42は、上述したように、UE40からの応答メッセージを受信していないため、new GUTIがUE40へ届いているかの確証が無い状態である。そのため、MME42は、old GUTI及びnew GUTIの両方を保持している。そのため、MME42は、old GUTIに含まれていたM−TMSIを含むold S−TMSIを用いてPHを計算し、さらにnew GUTIに含まれていたM−TMSIを含むnew S−TMSIを用いてPHを計算する(S33)。さらに、MME42は、それらの計算結果を比較して、どちらが早いページングのタイミングであるかを判定してもよい。また、MME42は、old S−TMSIに関するPH及びnew S−TMSIに関するPHのどちらがeDRXのサイクルに従った次の監視タイミングかを計算してもよい。
次に、MME42は、DDNメッセージに対する応答としてDDN Ack(Acknowledge)メッセージをSGW45へ送信する(S34)
例えば、MME42は、ステップS33における計算の結果、new S−TMSIを用いて計算したPHの方が、old S−TMSIを用いて計算したPHよりも早く到来すると判定したとする。言い換えると、MME42は、それぞれのページングタイミングを比較して、早い方(最初に来る方)のページングタイミングを判定する。この場合、MME42は、new S−TMSIを用いて計算したPHに間に合うように、new S−TMSIを設定したPagingメッセージをeNBへ送信する(S35)。次に、eNBは、MME42からPagingメッセージを受信すると、new S−TMSIを用いて計算したPHに(ページングタイミングで)、UE40に対するページングを行う(S36)。
ここで、図8や図10のように、UE40がold S−TMSIを保持している場合、UE40は、new S−TMSIを用いて計算されたH−SFNにおいてはページングの監視を行っていない。そのため、ステップS36のタイミングで実行されたページングは失敗する。その結果、MME42は、ステップS35において送信したPagingメッセージに関する応答を受け取ることはない。この場合、MME42は、old S−TMSIをおいて計算したPHに間に合うように、old S−TMSIを設定したPagingメッセージをeNBへ送信する(S37)。次に、eNBは、MME42からPagingメッセージを受信すると、old S−TMSIをおいて計算したPHに(ページングタイミングで)、UE40に対するページングを行う(S38)。
UE40は、old S−TMSIをおいて計算したPHにおいてページングの監視を行っている。そのため、UE40は、ステップS38のタイミングでページングが行われると、Service Request Procedureを実行する(S39)。MME42は、Service Request ProcedureにおいてステップS37において送信したPagingメッセージに対する応答を受信する。
MME42は、ステップS34のタイミングに送信するDDN AckメッセージにDL (Downlink) Buffering Duration timeを設定し、SGW45がDownlink Dataをバッファする期間を指示する。Buffering Duration timeを設定する際、MME42がold GUTI及びnew GUTIを保持している場合、ステップS33における計算に基づき実行される2つのページング処理(new S−TMSIを用いたページング処理(S35/S36)、およびold S−TMSIを用いたページング処理(S37/S38))が実行できる十分な期間をバッファ期間としてSGW45に通知してもかまわない。
続いて、図12を用いて、図11とは異なるページング処理の流れについて説明する。図12のMME42は、図7、図9のいずれかの事象により、TAU AcceptメッセージもしくはGUTI Reallocation Commandに対する応答メッセージを、UE40から受信していないケースである。また、図12のステップS31〜S36は、図11のステップS31〜S36と同様であるため詳細な説明を省略する。
ここで、図7や図9のケースのように、UE40がnew S−TMSIを保持している場合、UE40は、new S−TMSIをおいて計算したPHにおいてページングの監視を行っている。そのため、UE40は、ステップS36においてページングが行われると、Service Request Procedureを実行する(S39)。
Sevice Request Procedure(S39)が実行されるため、MME42は、old S−TMSIを用いて計算したPHに間に合わせるようにPagingメッセージを送信しない。そのため、old S−TMSIに関するページングは、実行されない。
以上説明したように、MME42は、DDNメッセージを受信後に、早い方のPHに間に合わせるようにPagingメッセージをeNBへ送信することができる。言い換えると、MME42は、DDNメッセージを受信後の早い方のPHが、old S−TMSIを用いて計算されるPHか、new S−TMSIを用いて計算されるPHか、に関わらず、早い方のPHに間に合わせるようにPagingメッセージをeNBへ送信することができる。
これより、MME42がold S−TMSI及びnew S−TMSIを保持する場合に、はじめにどちらのS−TMSIに基づくPHにおいてページングを行うかが定められている場合と比較して、MME42がDDNメッセージを受信後の早い方のPHにおいて、ページングが成功する可能性が高くなる。
また、図13を用いて、MME42がold S−TMSI及びnew S−TMSIを保持する場合に、どちらのS−TMSIに基づくPHにおいてページングを行うかが定められている場合よりも顕著な効果について説明する。
図13においては、はじめにold S−TMSIを用いたPagingが実行され、old S−TMSIを用いたPagingに対する応答がない場合、new S−TMSIを用いたPagingが実行されるとする。
H−SFN#Xは、old S−TMSIに基づいて計算されたPHであるとする。さらに、H−SFN#Yは、new S−TMSIに基づいて計算されたPHであるとする。また、UE40は、new S−TMSIを保持しており、H−SFN#YをPHとする。
ここで、MME42が、H−SFN#Xのタイミングの直後にDDNメッセージを受信した場合、次のH−SFN#Xのタイミングに間に合うようにPagingメッセージをeNBへ送信する。eDRXサイクルが約43分であるとすると、MME42がDDNメッセージを受信してからほぼ43分後にold S−TMSIに関するページングが実行される。しかし、UE40は、new S−TMSIを保持しているため、old S−TMSIに関するページングは失敗する。MME42は、さらにほぼ43分後のH−SFN#Yのタイミングに間に合うようにPagingメッセージをeNBへ送信する。MME42がDDNメッセージを受信してからほぼ86分後にnew S−TMSIに関するページングが実行される。この時、new S−TMSIに関するページングは成功する。
一方、MME42が実施の形態2にかかる動作を実行する場合、MME42がDDNメッセージを受信した後のタイミングであって、早い方のページングタイミングであるH−SFN#Yのタイミングに間に合うようにPagingメッセージを送信することができる。そのため、MME42がDDNメッセージを受信してからほぼ43分後に、new S−TMSIに関するページングは成功する。
仮に、UE40がold S−TMSIを保持している場合であっても、H−SFN#Yの後のH−SFN#Xにおいて、old S−TMSIに関するページングは成功する。そのため、MME42がold S−TMSI及びnew S−TMSIを保持している状態において、はじめにどちらのS−TMSIに基づくPHにおいてページングを行うかが定められている場合、MME42がDDNメッセージを受信してから最大ほぼ86分後にページングが成功するケースが存在するが、MME42が実施の形態2にかかる動作を実行することによって、同様のケースにおいてほぼ43分後にページングを成功することができる。
MME42がDDNメッセージを受信してから、ページングが成功するまでの時間を短縮することによって、ページングが成功するまでDownlink Dataを保持することになるSGW45のリソース負荷を低減させることができる。
また、上記の説明においては、主に、eNB及びMME42を用いて説明したが、eNBの代わりにRNC(Radio Network Controller)及びBSC(Base Station Controller)を用い、MME42の代わりにSGSN44が用いられた場合も同様の処理が実施される。また、RNC、BSC、及びSGSN44が用いられる場合、TAU procedureの代わりにRAU(Routing Area Update) procedureが用いられる。
また、SGW45及びPGW46は、UP(User Plane)用ゲートウェイ装置、5G用ゲートウェイ装置等に置き換えられてもよい。また、MME42及びSGSN44は、CP(Control Plane)用制御装置、5G用制御装置、5G用管理装置等に置き換えられてもよい。また、eNBは、NR(New Radio)用基地局装置、AN(Access Network)用基地局装置、5G用基地局装置等に置き換えられてもよい。
(実施の形態3)
続いて、図14を用いて実施の形態3にかかるMME42の動作について説明する。MME42は、DDNメッセージを受信した後に、最も早いPHに間に合わせるようにPagingメッセージをeNBへ送信する。この時、MME42は、タイマを開始(start)する。MME42において開始するタイマは、3GPPにおいてT3415と定義されている。なお、図14においては、PHが開始されるタイミングにT3415が開始されていることが示されている。しかし、実際には、T3415は、PHが開始される前に、MME42がPagingメッセージをeNBへ送信した際に開始されてもよい。T3415は、予め定められた期間動作する。T3415が動作している間、UE40に対するページングが定期的に実行される。T3415は、予め定められた期間が満了する前に、UE40からページングに対する応答があった場合に停止する。つまり、T3415が動作している間は、UE40からページングに対する応答が無い状態である。
T3415が動作中であり、H−SFN#Xのタイミングにおけるページングが実行中に、H−SFN#Yのタイミングが到来する場合、MME42は、H−SFN#Yのタイミングに間に合うようにPagingメッセージをeNBへ送信する。つまり、T3415が動作中であり、H−SFN#Xのタイミングにおけるページングが実行中に、H−SFN#Yのタイミングが到来した場合、old S−TMSIに関するページング及びnew S−TMSIに関するページングが並行して動作する。
MME42は、一方のページングに関する応答メッセージを受信した場合、他方のページングを中止もしくは停止する。
ここで、H−SFN#Yのタイミングにおけるページングを行う場合のT3415の設定について説明する。3GPPの規定においては、T3415は、UE毎に設定される。そのため、H−SFN#Xのタイミングにおけるページングに伴いT3415が開始され、T3415が動作中にH−SFN#Yのタイミングにおけるページングが行われた場合、図14に示されるように、T3415の満了期間が延長されてもよい。もしくは、MME42が、H−SFN#Yのタイミングに間に合うようにPagingメッセージをeNBへ送信した際に、T3415を再開し、新たにT3415を動作させてもよい。
また、MME42は、T3415をUE毎に設定するのではなく、S−TMSI毎もしくはGUTI毎に管理してもよい。例えば、図15に示されるように、MME42は、H−SFN#Xのタイミングにおけるページングに関するT3415と、H−SFN#Yのタイミングにおけるページングに関するT3415と、を管理してもよい。
ネットワーク(具体的には、MME)は、old GUTIおよびnew GUTIの両方で次に来るeDRXを計算し、ネットワーク起点のトランザクションによりUEをPageするために、最初にeDRXのタイミングが来るGUTIから最初のS−TMSIを用いる。それにより、試みたPagingに対する応答がない場合は、ネットワークはUEをPageするために他方のGUTIから他のS−TMSIを用いる。この2番目のPageは、最初に試みられたPagingによるタイマ(T3415またはT3315)が作動中であっても、開始されてもよい。また、SGSNは、GUTIに相当するTemporary IDを用いてeDRXを計算する。
また、MMEが2つのPaging処理を行う期間よりも長く、SGWがDLデータをバッファしておくように、S11インタフェース上で、MMEがDDN AckメッセージにおいてDL Buffering Duration parameterをSGWに通知してもよい。SGSNの場合も同様に、S4インタフェース上で、SGSNはDL Buffering Duration parameterをSGWに通知してもよい。
以上説明したように、実施の形態3にかかるMME42は、old S−TMSI及びnew S−TMSIを保持する状態において、一方のS−TMSIを用いたページングに関するT3415が動作中に他方のS−TMSIを用いたページングを行うタイミングが到来した場合であっても、両方のページング処理を並行して実施することができる。
現在の3GPPにおいては、一方のS−TMSIを用いたページングに関して応答が無い場合に、他方のS−TMSIを用いたページングが実行されることが規定されている。ここで、T3415が動作中の場合、MMEは、ページングに関する応答を受信する可能性がある。そのため、T3415が動作中に、他方のS−TMSIを用いたページングを行うタイミングが到来した場合、T3415が満了するまで、他方のS−TMSIを用いたページングが行われることはない。
一方、実施の形態3にかかるMME42は、T3415が動作中であっても、二つのS−TMSIを用いたページングを並行して実施することができる。これより、実施の形態3にかかるMME42は、現在の3GPPにおける動作よりも早くページングが成功する可能性を高めることができる。
続いて以下では、上述の複数の実施形態で説明されたUE40及び制御装置10の構成例について説明する。
図16は、UE40の構成例を示すブロック図である。Radio Frequency(RF)トランシーバ1101は、RAN26と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1101により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ1101は、アンテナ1102及びベースバンドプロセッサ1103と結合される。すなわち、RFトランシーバ1101は、変調シンボルデータ(又はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルデータ)をベースバンドプロセッサ1103から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1102に供給する。また、RFトランシーバ1101は、アンテナ1102によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ1103に供給する。
ベースバンドプロセッサ1103は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1(e.g., 送信電力制御)、レイヤ2(e.g., 無線リソース管理、及びhybrid automatic repeat request(HARQ)処理)、及びレイヤ3(e.g., アタッチ、モビリティ、及び通話管理に関するシグナリング)の通信管理を含む。
例えば、LTEおよびLTE-Advancedの場合、ベースバンドプロセッサ1103によるデジタルベースバンド信号処理は、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control(RLC)レイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、ベースバンドプロセッサ1103によるコントロールプレーン処理は、Non-Access Stratum(NAS)プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
ベースバンドプロセッサ1103は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)、又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ1104と共通化されてもよい。
アプリケーションプロセッサ1104は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ1104は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ1104は、メモリ1106又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、UE40の各種機能を実現する。
いくつかの実装において、図16に破線(1105)で示されているように、ベースバンドプロセッサ1103及びアプリケーションプロセッサ1104は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ1103及びアプリケーションプロセッサ1104は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス1105として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
メモリ1106は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。メモリ1106は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ1106は、ベースバンドプロセッサ1103、アプリケーションプロセッサ1104、及びSoC1105からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ1106は、ベースバンドプロセッサ1103内、アプリケーションプロセッサ1104内、又はSoC1105内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ1106は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
メモリ1106は、上述の複数の実施形態で説明されたUE40による処理を行うための命令群およびデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、ベースバンドプロセッサ1103又はアプリケーションプロセッサ1104は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ1106から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明されたUE40の処理を行うよう構成されてもよい。
図17は、制御装置10の構成例を示すブロック図である。図17を参照すると、制御装置10は、ネットワークインターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワークインターフェース1201は、ネットワークノード(e.g., MME22もしくはSGSN24)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1201は、例えば、IEEE(Insititute of Electrical and Electronics Engineers) 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてシーケンス図及びフローチャートを用いて説明された制御装置10の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図17の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された制御装置10の処理を行うことができる。
図16及び図17を用いて説明したように、上述の実施形態にUE40及び制御装置10が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(Non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
10 制御装置
11 計算部
12 通信部
20 基地局
30 通信端末
40 UE
41 E−UTRAN
42 MME
43 HSS
44 SGSN
45 SGW
46 PGW
47 PCRF
48 UTRAN
49 GERAN
50 Operator’s IP Services
61 通信部
62 制御部

Claims (14)

  1. 通信端末に割り当てられた第1の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第1のタイミングと、前記通信端末に割り当てられた第2の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第2のタイミングとを計算する計算部と、
    ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局へ送信する通信部と、を備える制御装置。
  2. 前記通信部は、
    前記ページング処理の応答がない場合、前記識別子ではない他の識別子を含むページングメッセージを前記他の識別子に対応するタイミングにて前記基地局に送信する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記先に周期が来るタイミングに前記通信端末に対してページングが実行された場合に起動する第1のタイマをさらに備え、前記第1のタイマは、予め定められた期間が満了する前に前記通信端末から応答があった場合に停止され、
    前記通信部は、
    前記第1のタイマが動作中に前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの後に周期が来るタイミングが到来した場合、前記後に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを前記基地局へ送信する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記通信部は、
    前記第1のタイマが動作中に前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの後に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを前記基地局へ送信する場合、前記第1のタイマが動作する期間を延長する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記通信部は、
    前記第1のタイマが動作中に前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの後に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを前記基地局へ送信する場合、動作する期間が予め定められている第2のタイマを起動する、請求項3に記載の制御装置。
  6. 前記第1の識別子を用いたページング処理と前記第2の識別子を用いたページング処理とをともに実行する期間より長くデータをバッファすることを命令するためのメッセージをS4またはS11インターフェースを使ってゲートウェイ装置に送信する、請求項1乃至5のいずれかに記載の制御装置。
  7. 前記識別子は、M−TMSI(MME(Mobility Management Entity)- Temporary Mobile Subscriber Identity)を含むS−TMSI(SAE(System Architecture Evolution)-Temporary Mobile Subscriber Identity)であり、各識別子のS−TMSIに含まれるM−TMSIは、相違なる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングは、eDRX(extended idle-mode DRX(Discontinuous Reception))サイクルに従って決定される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 通信端末に割り当てられた第1の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第1のタイミングと、前記通信端末に割り当てられた第2の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行するな第2のタイミングとを計算し、
    ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、前記第1のタイミングのと前記第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局へ送信する、ページング方法。
  10. 前記ページング処理の応答がない場合、前記識別子ではない他の識別子を含むページングメッセージを前記他の識別子に対応するタイミングにて前記基地局に送信する、請求項9に記載のページング方法。
  11. 前記先に周期が来るタイミングに前記通信端末に対してページングが実行された場合に第1のタイマを起動し、前記第1のタイマは、予め定められた期間が満了する前に前記通信端末から応答があった場合に停止され、
    前記第1のタイマが動作中に前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの後に周期が来るタイミングが到来した場合、前記後に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを前記基地局へ送信する、請求項9又は10に記載のページング方法。
  12. 前記第1のタイマが動作中に前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの後に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを前記基地局へ送信する場合、前記第1のタイマが動作する期間を延長する、請求項11に記載のページング方法。
  13. 前記第1のタイマが動作中に前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの後に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを前記基地局へ送信する場合、動作する期間が予め定められている第2のタイマを起動する、請求項11に記載のページング方法。
  14. 通信端末に割り当てられた第1の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第1のタイミングと、前記通信端末に割り当てられた第2の識別子を用いて前記通信端末に対してページングを実行する第2のタイミングとを計算し、
    ネットワーク起点のトランザクションによるページング処理に際し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとのうちの先に周期が来るタイミングに対応する識別子を含むページングメッセージを基地局へ送信することをコンピュータに実行させるプログラム。
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