JP2018055724A - ビル設備制御システム及び画像センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センシング情報を複数のビル設備で共有できるようにし、敷設コストの削減を図ることができるビル設備制御システムを提供する。【解決手段】センサ装置は、ビル内の所定のエリアをセンシングし、複数のセンシング情報を検出する。第1制御装置は、検出された複数のセンシング情報のうち、即時性を要するビル設備の制御に必要なセンシング情報に基づいて、即時性を要するビル設備を制御する。集約装置は、検出された複数のセンシング情報を集約する。第2制御装置は、集約された複数のセンシング情報に基づいて、複数のビル設備を制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、複数のビル設備を制御するビル設備制御システムに関する。
近年、オフィスビルやテナントビル等の建物では、BEMS(Building and Energy Management System)と呼ばれるビル設備制御システムが用いられている。BEMSは、照明装置や空調装置等の種々のビル設備の電力使用量を制御し、電力使用量を削減するシステムである。
次世代のBEMSの効果の一つに、省エネと快適性との両立がある。省エネと快適性とを両立するために、従来のビル設備制御システムでは、ビル内の電力需給の予測とともに、センサによる現況把握が求められている。従来のビル設備制御システムでは、省エネと快適性との両立を実現するために、人間をセンシングし、照明装置や空調装置等を制御している。
ところで、ビル内の現況を把握するセンサには、人感センサや温湿度センサ等、多種多様のセンサが存在する。しかしながら、上記センサは、それぞれ特定のビル設備を制御するために設置されている専用センサである。例えば、天井に設置されている人感センサは、照明制御用として利用されている。また、室内機に設置されている人感センサは、空調制御用として利用されている。すなわち、各センサは独立していて、上記センサで得られるセンシング情報は、各ビル設備間で共有されていない。また、上記センシング情報を各ビル設備の制御装置に出力する伝送路は、独立している。
特開2012−186078号公報 特開2012−64529号公報
以上のように、従来のビル設備制御システムは、ビル設備ごとにセンサが設置されるので、センサに掛かるコストとともに、配線や設置等の工事に掛かるコストが多大になっていた。また、上記システムは、伝送路が独立しているため、センシング情報を共有することが困難であった。ビル設備間でセンシング情報を共有するためには、専用センサで得られたセンシング情報をシステムに含まれる情報集約部等に集約する必要がある。このため、従来のビル設備制御システムでは、センシング情報の共有には時間が掛かっていた。
そこで、目的は、センシング情報を複数のビル設備で共有できるようにし、敷設コストの削減を図ることができるビル設備制御システムを提供することにある。
本実施形態によれば、ビル設備制御システムは、制御に即時性を要するビル設備を含めた、複数のビル設備を制御するビル設備制御システムにおいて、複数のセンサ装置、第1制御装置、集約装置、第2制御装置、第1の伝送路及び第2の伝送路を具備する。複数のセンサ装置は、所定のエリアをセンシングし、センシング情報を検出する。第1制御装置は、前記複数のセンサ装置のうちの1個のセンサ装置により検出されるセンシング情報に基づいて、前記即時性を要するビル設備を制御する。集約装置は、前記複数のセンサ装置が検出するセンシング情報を集約する。第2制御装置は、前記集約されるセンシング情報に基づいて、前記複数のビル設備を制御する。第1の伝送路は、前記複数のセンサ装置のうちの1個のセンサ装置により検出されるセンシング情報を、前記センサ装置から前記第1制御装置へ伝送する。第2の伝送路は、前記複数のセンサ装置が検出するセンシング情報を、前記センサ装置から前記集約装置へ伝送する。
実施形態に係るビル設備制御システムを備えるビル管理システムの一例を示す模式図。 図1に示す照明装置、空調装置およびセンサ装置の配置例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムの一例を示すブロック図。 図3に示すビル設備制御システムに用いられる画像センサの一例を示すブロック図。 図3に示すビル設備制御システムに複数のビル設備を設ける場合の一例を示すブロック図。 実施形態に係るビル設備制御システムで使用可能なトポロジーの一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおける複雑なトポロジーの一例を示すブロック図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおける接続方法の一例を示すブロック図。 実施形態に係るビル設備制御装置に、調整PCを接続する場合の一例を示すブロック図。 調整PCによる画像センサの調整結果を示す図。 図3に示す画像センサで検出されるセンシング情報の一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、エリアごとの人の在・不在を通知する電文内容の一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、エリアごとの活動量を通知する電文内容の一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、エリアごとの人数を通知する電文内容の一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、エリアごとの明るさを通知する電文内容の一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、エリアごとの色味を通知する電文内容の一例を示す図。 実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、ブラインドの状態を通知する電文内容の一例を示す図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るビル設備制御システムを備えるビル管理システムの一例を示す模式図である。
図1に示すビル管理システムは、照明装置1、空調装置2、センサ装置3、制御装置4、およびビル監視装置5を備える。ビル管理システムは、ビル内の管理対象となるエリアをセンサ装置3によりセンシングする。センサ装置3は、上記エリアをセンシングすることで複数のセンシング情報を検出する。このセンシング情報とは、人間に関する情報や環境に関する情報等、エリア内で得られる検出情報のことである。ビル管理システムは、検出されたセンシング情報に基づいて、制御装置4により照明装置1および空調装置2を制御する。また、ビル管理システムは、ビル監視装置5により制御装置4を監視する。
なお、図1に示すビル管理システムでは、照明装置1および空調装置2を制御する制御装置4を設けている。このような形態に限らず、ビル管理システムは、照明装置1および空調装置2それぞれに制御部を設け、センサ装置3で得られたセンシング情報に基づいて、制御部により照明装置1および空調装置2それぞれを動作させてもよい。
図2は、図1に示す照明装置1、空調装置2およびセンサ装置3の配置例を示す図である。図2に示すように、照明装置1、空調装置2およびセンサ装置3は、管理対象となるエリアの天井部分に配置される。
ここで、上記ビル管理システムに備えられるビル設備制御システムについて、詳しく説明する。
図3は、実施形態に係るビル設備制御システムの一例を示すブロック図である。
図3に示すビル設備制御システムは、制御に即時性を要するビル設備を含めた、複数のビル設備を制御するシステムである。ここで、複数のビル設備は、例えば、上記制御に即時性を要するビル設備と、その他のビル設備とに分別することが可能である。制御に即時性を要するビル設備は、例えば、照明装置、防犯装置および防災装置等である。また、その他のビル設備は、例えば、空調装置および表示装置等の、制御に即時性を要しない設備である。
上記ビル設備制御システムは、画像センサ3−1〜3−n、第1伝送路L1、第2伝送路L2、ハブ(Hub)6、プロトコル変換装置(GW)7−1〜7−2、制御装置8を備える。なお、画像センサ3−1〜3−nは、図1に示すビル管理システムのセンサ装置3に該当する。
画像センサ3−1〜3−nは、ビル内に複数台設置される。画像センサ3−1〜3−nは、ビル内の管理対象となるエリアから複数のセンシング情報を検出する。これにより、ビル設備制御システムは、画像センサ3−1〜3−nにより検出された複数のセンシング情報を後述するBEMS等で統合し、ビル内の状況を把握する。ここで、当該複数のセンシング情報は、画像センサ3−1〜3−nの位置情報等を参考に統合する。ビル設備制御システムは、把握した状況に基づいて、上記照明装置1や空調装置2等のビル内に存在する設備を制御する。
ここで、画像センサ3−1〜3−nは、第1伝送路L1が接続される。第1伝送路は、上記複数のセンシング情報のうち、制御に即時性を要するビル設備の制御に必要なセンシング情報を、制御に即時性を要するビル設備を制御する制御装置8へ伝送するための伝送路である。また、画像センサ3−1〜3−nは、第2伝送路L2が接続される。第2伝送路L2は、複数のセンシング情報をBEMS等へ伝送するための伝送路である。実施形態の第2伝送路L2は、伝送路上にハブ6を設け、ハブ6を経由して、上記複数のセンシング情報をBEMSへ伝送する。ここで、第1伝送路L1および第2伝送路L2は、それぞれ異なる通信プロトコルでセンシング情報を伝送する。
プロトコル変換装置7−1〜7−2は、上記第1伝送路L1および第2伝送路L2にそれぞれ設けられる。プロトコル変換装置7−1〜7−2は、各伝送路の通信プロトコルをビルで標準的に用いられるネットワークの通信プロトコルに変換する。図3に示すビル設備制御システムは、各伝送路の通信プロトコルをネットワークの通信プロトコルを変換して、ビル内のネットワークに接続される設備へ上記センシング情報を伝送する。これにより、ビル設備制御システムは、ビル内に存在する様々な設備で、検出されるセンシング情報を共有することが可能となる。さらに、ビル設備制御システムは、共有されたセンシング情報に基づいて、各設備を制御することが可能となる。
なお、ビルで標準的に用いられるネットワークは、例えば、TC−net(登録商標)、BACnet(登録商標)、汎用Ethernet(登録商標)、産業用Ethernet(登録商標)等である。また、ビル内のネットワークに接続される設備は、例えば、BEMSや表示装置等である。
図4は、図3に示すビル設備制御システムに用いられる画像センサの一例を示すブロック図である。なお、図4では、画像センサ3−1の構成例を示す。画像センサ3−2〜3−nは、画像センサ3−1の構成と同様とし、詳細な説明を省略する。
画像センサ3−1は、カメラ31、A/D変換器32、メモリ33、CPU(Central Processing Unit)34およびインターフェイス35を有する。
カメラ31は、上記エリアを撮像する。メモリ33は、カメラ31で撮像し、A/D変換器32でアナログからディジタルに変換された画像を記憶する。CPU34は、メモリ33に記憶された画像を画像処理し、上記エリアを撮像した画像から複数のセンシング情報を生成する。インターフェイス35は、上記第1伝送路L1および第2伝送路L2を介して、生成されたセンシング情報を制御に即時性を要する設備を制御する制御装置8およびBEMSへ送信する。なお、インターフェイス35は、例えば、LAN(Local Area Network)、シリアル通信、および無線設備等により上記センシング情報を送信する。
図5は、図3に示すビル設備制御システムに複数のビル設備を設ける場合の一例を示すブロック図である。
図5に示すビル設備制御システムは、即時性を要する系統と、その他の系統とを備える。即時性を要する系統とは、制御に即時性を要するビル設備の接続される系統である。その他の系統とは、例えば、制御に即時性を要しないビル設備の接続される系統である。
図5に示すビル設備制御システムは、即時性を要する系統に画像センサ3−1〜3−nおよび照明装置1−1〜1−nを接続する。また、ビル設備制御システムは、その他の系統に画像センサ3−1〜3−nを接続する。また、ビル設備制御システムは、ビル内で用いられるネットワークとして、BACnet(登録商標)を用いる。すなわち、ビル設備制御システムは、プロトコル変換装置7−1〜7−2を用いて、第1伝送路L1および第2伝送路L2の通信プロトコルをBACnet(登録商標)の通信プロトコルに相互変換する。
なお、図5に示す照明装置1−1〜1−nを制御する照明制御装置13は、照明装置1−1〜1−nと同様に、即時性を要する系統に接続される。また、表示装置11は、内部に自身を動作させる制御部を有する。また、空調装置12を制御する空調制御装置10は、ビル内で標準的に用いられるネットワークに接続される。
ビル設備制御システムは、画像センサ3−1〜3−nそれぞれで検出されたセンシング情報に基づいて、照明制御装置13により瞬間的に照明装置1−1〜1−nを点灯制御する。また、ビル設備制御システムは、画像センサ3−1〜3−nそれぞれで検出されたセンシング情報をBEMS9に集約・統合する。ビル設備制御システムは、BEMS9でセンシング情報を集約・統合することにより、各ビル設備間で管理対象となるエリアのセンシング情報を共有することが可能となる。また、ビル設備制御システムは、BEMS9でセンシング情報を集約・統合することにより、例えば、時間毎の照明装置および空調装置の使用傾向や、時間毎の人の所在等を把握することが可能となる。
ビル設備制御システムは、BEMS9に集約・統合されたセンシング情報に基づいて、表示装置11を制御する。また、BEMS9に集約・統合されたセンシング情報に基づいて、空調制御装置10により空調装置12を制御する。なお、ビル設備制御システムは、即時性を要する系統に上記防犯装置および防災装置を接続して制御してもよい。
なお、図5に示すビル設備制御システムでは、照明装置1−1〜1−nを制御する照明制御装置13を即時性を要する系統に接続している。このような形態に限らず、ビル設備制御システムは、制御の即時性を保証可能であれば、照明制御装置13をビル内で標準的に用いられるネットワークに接続させてもよい。
図6は、実施形態に係るビル設備制御システムで使用可能なトポロジーの一例を示す図である。
図6に示すように、ビル設備制御システムでは、Ring配線(図6(a))、star配線(図6(b))、Line配線(図6(c))、tree配線(図6(d))、およびBus配線(図6(e))を使用可能とする。また、各伝送路の通信プロトコルは、それぞれのトポロジーでの配線を実現可能とするものを用いる。各伝送路の通信プロトコルは、例えばBACnet(登録商標)、TC−net(登録商標)、汎用Ethernet(登録商標)、産業用Ethernet(登録商標)の通信プロトコルやメーカが独自に開発した独自プロトコル等を用いることが可能となる。また、汎用Ethernet(登録商標)等がStar配線される場合、PoE(Power over Ethernet(登録商標))を用いることが可能である。
また、各系統において、実施形態のビル設備制御システムは、単一のトポロジーでの配線を可能にするだけでなく、複数のトポロジーを組み合わせた複雑なトポロジーでの配線を可能とする。図7は、実施形態に係るビル設備制御システムにおける複雑なトポロジーの一例を示すブロック図である。図7に示すビル設備制御システムにおいて、例えば、即時性を要する系統は、Ring配線およびLine配線で接続される。また、その他の系統は、Tree配線およびStar配線で接続される。
図8は、実施形態に係るビル設備制御システムにおける接続方法の一例を示すブロック図である。図8に示すビル設備制御システムにおいて、ビル設備間の接続は、有線だけでなく無線での接続も可能とする。図8に示すビル設備制御システムにおいて、即時性を要する系統は、照明装置1−1〜1−nと画像センサ3−1〜3−nとを有線接続している。また、その他の系統は、アクセスポイント14を介して各ビル設備を無線接続している。実施形態において、第1伝送路L1を介して画像センサ3−1〜3−nから照明装置1−1〜1−nを制御する照明制御装置13へ送信するセンシング情報は、有線で送信する。また、第2伝送路L2を介して画像センサ3−1〜3−nからBEMS9へ送信するセンシング情報は、有線または無線で送信する。
なお、上記実施形態において、第1伝送路L1を介して送信するセンシング情報は、有線で送信している。このような形態に限らず、第1伝送路L1を介して送信するセンシング情報は、制御の即時性を保証可能であれば、無線で送信してもよい。
図9は、実施形態に係るビル設備制御システムに、調整PC15を接続する場合の一例を示すブロック図である。
画像センサ3−1〜3−nは、パラメータ調整や動作確認等のメンテナンスを行う必要がある。そのため、システム上に調整PC(Personal Computer)15を設置し、設置した調整PC15を用いて、外部から閾値やマスク情報等を設定する。
図10は、調整PC15による画像センサ3−1〜3−nの調整結果を示す図である。動作確認は、図10に示すように、カメラ31が撮像した画像や動作ログを調整PC15で表示し、正常に動作していることを確認する。その際、調整PC15をビル設備制御システムに接続する必要があるが、接続場所は各系統の伝送路内、あるいは、外部の伝送路内からの接続を可能とする。その際、調整PC15は同時に複数台で、複数箇所からの接続も可能とする。また、調整PC15が持つ調整機能、あるいは、調整ソフトウェアをBEMS9が有し、BEMS9からの調整も可能とする。
図11は、図3に示す画像センサ3−1〜3−nで検出されるセンシング情報の一例を示す図である。
画像センサ3−1〜3−nは、人間に関する情報や環境に関する情報等、複数の情報をセンシングする。図11に示すように、画像センサ3−1〜3−nは、人間に関する情報として、エリアにおける人の在・不在、人の活動量、および人数等を検出する。また、画像センサ3−1〜3−nは、環境に関する情報として、明るさ(照度)、色味、ブラインドの状態、気温およびレイアウト情報等を検出する。
人の在・不在については、背景差分やフレーム間差分等、個体を認識せずに人間らしさを検出する画像認識技術を用いる。また、顔認証や人体検出等、個体を認識するパターン認識技術を用いてもよい。また、赤外線カメラを用いて、人体温度を検出してもよい。
人数については、顔認証や人体検出等、個体を認識するパターン認識技術を用いて、個々の人間を検出して人数を計測する。また、背景差分やフレーム間差分など個体を認識せずに人間らしさを検出する画像認識技術を用いて、人間の存在分布を推定してもよい。
活動量については、顔認証や人体検出等、個体を認識するパターン認識技術を用いて、個々の人間を検出・追跡して人間の移動速度を計測する。また、フレーム間差分を用いて、人間の動き量や分布から活動量を推定してもよい。
明るさについては、画像の輝度情報から机上面照度を推定する。また、カメラがゲイン等を制御する際に用いる明るさの指標から机上面照度を推定してもよい。
温度については、赤外線カメラを用いて、発熱体を検出する。また直接、空間の温度分布を計測する。
レイアウト情報については、物体認識技術を用いて、ビル内の存在する物体(机、いす及びプリンタ等)を認識し、レイアウト情報を生成する。また、人間の移動を分析することで、通路や壁等を推定してもよい。
このように、画像センサ3−1〜3−nを用いることにより、情報量の多い画像から様々なビル設備が必要とする人間に関する情報や環境に関する情報等を同時にセンシングすることが可能となり、そのセンシング情報を様々なビル設備で共有することが可能となる。
ここで、実施形態に係るビル設備制御システムにおいて、センシング情報として各設備へ通知する電文内容について説明する。なお、例として、ビル内のネットワークにBACnet(登録商標)を用いる。
図12は、エリアごとの人の在・不在を通知する電文内容の一例を示す図である。
ビル設備制御システムは、ビル内をエリア分けし、エリアごとに人の在・不在を画像センサ3−1〜3−nによりセンシングする。人の在・不在情報は、エリアごとのBinaryInputとして、画像センサ3−1〜3−nから出力する。その際、画像センサ3−1〜3−nに付されるIDやセンシング情報を検出するエリアに付されるエリアIDを付属してもよい。また、ビル内のマップ情報と上記人の在・不在情報とを対応づける。マップ情報は、各エリアのエリアIDと、そのエリアに配置される画像センサのIDとを対応付けた表である。このマップ情報は画像センサ3−1〜3−nが持ってもよいし、プロトコル変換装置7−1〜7−2が持ってもよい。また、BEMS9等が持ってもよい。
図13は、エリアごとの活動量を通知する電文内容の一例を示す図である。
図13(a)に示すように、ビル設備制御システムは、ビル内をエリア分けし、エリアごとの活動量を画像センサ3−1〜3−nによりセンシングする。活動量情報は、エリアごとのMulti−stateInput、あるいは、AnalogInputとして、画像センサ3−1〜3−nから出力する。その際、活動量はユーザーが定義した値で表現してもよいし、図13(b)に示すMets(Metabolic equivalents)で表現してもよい。また、ビル内のマップ情報と上記活動量情報とを対応づける。このマップ情報は画像センサ3−1〜3−nが持ってもよいし、プロトコル変換装置7−1〜7−2が持ってもよい。また、BEMS9等が持ってもよい。
図14は、エリアごとの人数を通知する電文内容の一例を示す図である。
図14(a)に示すように、ビル設備制御システムは、ビル内をエリア分けし、エリアごとの人数を画像センサ3−1〜3−nによりセンシングする。人数情報は、エリアごとのAnalogInput、あるいは、Multi−stateInputとして、画像センサ3−1〜3−nから出力する。その際、人数は数値で表現してもよいし、図14(b)に示すユーザーが定義した混雑度や人口分布等で表現してもよい。また、ビル内のマップ情報と上記人数情報とを対応づける。このマップ情報は画像センサ3−1〜3−nが持ってもよいし、プロトコル変換装置7−1〜7−2が持ってもよい。また、BEMS9等が持ってもよい。
図15は、エリアごとの明るさを通知する電文内容の一例を示す図である。
ビル設備制御システムは、ビル内をエリア分けし、エリアごとの明るさを画像センサ3−1〜3−nによりセンシングする。明るさ情報は、エリアごとのAnalogInput、あるいは、Multi−stateInputとして、画像センサ3−1〜3−nから出力する。その際、明るさは照度値で表現してもよいし、ユーザーが定義した明るさで表現してもよい。また、ビル内のマップ情報と上記明るさ情報とを対応づける。このマップ情報は画像センサ3−1〜3−nが持ってもよいし、プロトコル変換装置7−1〜7−2が持ってもよい。また、BEMS9等が持ってもよい。
図16は、エリアごとの色味を通知する電文内容の一例を示す図である。
図16(a)に示すように、ビル設備制御システムは、ビル内をエリア分けし、エリアごとの色味を画像センサ3−1〜3−nによりセンシングする。色味情報は、エリアごとのAnalogInput、あるいは、Multi−stateInputとして、画像センサ3−1〜3−nから出力する。その際、色味は色空間を表現するRGBやYUV等の連続値で表現してもよいし、図16(b)に示すユーザーが定義した色味で表現してもよい。また、ビル内のマップ情報と上記色味情報とを対応づける。このマップ情報は画像センサ3−1〜3−nが持ってもよいし、プロトコル変換装置7−1〜7−2が持ってもよい。また、BEMS9等が持ってもよい。
図17は、ブラインドの状態を通知する電文内容の一例を示す図である。
図17に示すように、ビル設備制御システムは、ビル内を据付されているブラインドの状態を画像センサ3−1〜3−nによりセンシングする。ブラインド情報は、ブラインドごとのAnalogInput、あるいは、Multi−stateInputとして、画像センサ3−1〜3−nから出力する。その際、ブラインドの状態は、羽根の開閉角度と上下位置、羽根の開閉角度および上下位置を統合した開閉量またはユーザーが定義した値で表現される。また、ブラインド情報は、ブラインド1台ごとの状態で表現してもよいし、ブラインド数台分をまとめた統計的な状態(平均値や最大値等)で表現してもよい。また、ビル内のマップ情報と上記ブラインド情報とを対応づける。このマップ情報は画像センサ3−1〜3−nが持ってもよいし、プロトコル変換装置7−1〜7−2が持ってもよい。また、BEMS9等が持ってもよい。
また、画像センサ3−1〜3−nは、上記図12〜図17に示すセンシング情報以外にも、エリアの気温およびレイアウト情報等を検出してもよい。
上記構成によれば、実施形態のビル設備制御システムは、複数の伝送路を介して画像センサ3−1〜3−nにより検出されるセンシング情報を各ビル設備に伝送する。これにより、ビル設備制御システムは、画像センサ3−1〜3−nで検出されるセンシング情報をビル内の各設備で共有することが可能となる。また、従来のビル設備制御システムは、ビル設備ごとにセンサが設置されるので、センサに掛かるコストとともに、配線や設置等の工事に掛かるコストが多大になっていた。実施形態のビル設備制御システムは、画像センサ3−1〜3−nで検出されるセンシング情報をビル内の各設備で共有することが可能であるため、配線や設置等の工事に掛かるコストを削減することが可能となる。
したがって、ビル設備制御システムは、センシング情報を複数のビル設備で共有できるようにし、敷設コストの削減を図ることができる。また、それぞれの伝送路において、プロトコル変換装置(GW)を設置し、BACnet(登録商標)や産業用Ethernet(登録商標)等、様々な通信プロトコルに対応する。これにより、ビル設備制御システムは、ビル内に存在する様々な設備で画像センサ3−1〜3−nのセンシング情報を共有することが可能となる。
また、画像センサ3−1〜3−nを用いることにより、情報量の多い画像から様々なビル設備が必要とする情報を同時にセンシングすることが可能となり、そのセンシング情報を様々なビル設備で共有することが可能となる。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…照明装置、2…空調装置、3…センサ装置、3−1〜3−n…画像センサ、31…カメラ、32…A/D変換器、33…メモリ、34…中央演算装置(CPU)、35…インターフェイス、4…制御装置、5…ビル監視装置、6…ハブ(Hub)、7−1〜7−2…プロトコル変換装置(GW)、8…制御装置、9…BEMS、10…空調制御装置、11…表示装置、12…空調装置、13…照明制御装置、14…アクセスポイント、15…調整PC。
本発明の実施形態は、複数のビル設備を制御するビル設備制御システム及び画像センサ装置に関する。
本実施形態によれば、ビル設備制御システムは、制御に即時性を要するビル設備を含めた、複数のビル設備を制御するビル設備制御システムにおいて、複数のセンサ装置、第1制御装置、集約装置、及び第2制御装置を具備する。複数のセンサ装置はそれぞれビル内の所定のエリアをセンシングし、センシング情報を取得する。第1制御装置は、前記複数のセンサ装置のそれぞれが取得するセンシング情報に基づいて、制御に即時性を要するビル設備を制御する。集約装置は、前記複数のセンサ装置のそれぞれが取得するセンシング情報を集約する。第2制御装置は、前記集約装置により集約されるセンシング情報に基づいて、制御に即時性を要しないビル設備を制御する。

Claims (1)

  1. 制御に即時性を要するビル設備を含めた、複数のビル設備を制御するビル設備制御システムにおいて、
    所定のエリアをセンシングし、センシング情報を検出する複数のセンサ装置と、
    前記複数のセンサ装置のうちの1個のセンサ装置により検出されるセンシング情報に基づいて、前記即時性を要するビル設備を制御する第1制御装置と、
    前記複数のセンサ装置が検出するセンシング情報を集約する集約装置と、
    前記集約されるセンシング情報に基づいて、前記複数のビル設備を制御する第2制御装置と、
    前記複数のセンサ装置のうちの1個のセンサ装置により検出されるセンシング情報を、前記センサ装置から前記第1制御装置へ伝送する第1の伝送路と、
    前記複数のセンサ装置が検出するセンシング情報を、前記センサ装置から前記集約装置へ伝送する第2の伝送路と、
    を具備するビル設備制御システム。
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