JP2018055615A - 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 Download PDF

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大太郎 山▲崎▼
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Mutsuo Tanabe
睦雄 田辺
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祐介 窪
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Abstract

【課題】装置の負荷を、他の装置の電池残量を考慮しつつ他の装置に分散する。【解決手段】実行しようとする処理で、必要とするCPUの処理量及び必要とするメモリの領域の情報を取得し、電池、CPU、メモリを有する2以上の他の情報処理装置から、前記他の情報処理装置の電池の残量、CPUの空き処理量、メモリの空き領域の情報を取得し、前記必要とするCPUの処理量、前記必要とするメモリの領域、前記電池の残量、前記CPUの空き処理量、前記メモリの空き領域に基づいて、前記処理を実行するための前記他の情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する制御部を備える、情報処理装置とする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法に関する。
車両等には、カーナビゲーション機能等を備えたマルチメディア機器(Multi Media機
器、MM機器)が搭載されるようになっている。車両等に搭載されるMM機器では、カーナビゲーション機能の他に、例えば、車両状態を表示する機能、車両のエアコンを調整する機能、オーディオ機能、音声通話を行う機能等が実現される。
特開2004−246692号公報 特開2006−65725号公報 特開平07−175768号公報 特開2010−86145号公報
グラフィックやアプリケーション、ネットワーク等の進化により、MM機器に要求される性能が年々高くなっている。特に、CPUやメモリへの要求が高くなってきているが、コストの制約により、限られたリソースの中で機器を設計することになる。ユースケースによっては、リソースを使いきってしまい、MM機器のレスポンスが悪化するなどの性能劣化を起こすことがある。また、MM機器は車両に固定されて搭載されるため、MM機器のハードウェアを更新することは困難であるが、MM機器のソフトウェアの更新は容易である。MM機器のハードウェアを更新せずにMM機器のソフトウェアを更新すると、MM機器のリソース不足が生じることもある。一方、MM機器には、携帯端末等の外部機器が通信可能に接続されることがある。外部機器では、状況によっては、リソースに余裕が有ることがある。しかし、携帯端末等の外部機器は、電池駆動していることが多く、使用の際には外部機器の電池残量に注意することが求められる。そこで、MM機器の負荷を、MM機器に接続される外部機器等に、外部機器等の電池残量を考慮しつつ、分散することで、MM機器の負荷を低減することが求められる。
本発明は、装置の負荷を、他の装置の電池残量を考慮しつつ他の装置に分散することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
実行しようとする処理で、必要とするCPUの処理量及び必要とするメモリの領域の情報を取得し、
電池、CPU、メモリを有する2以上の他の情報処理装置から、前記他の情報処理装置の電池の残量、CPUの空き処理量、メモリの空き領域の情報を取得し、
前記必要とするCPUの処理量、前記必要とするメモリの領域、前記電池の残量、前記CPUの空き処理量、前記メモリの空き領域に基づいて、前記処理を実行するための前記他の情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する制御部を備える、
情報処理装置とする。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されて
もよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。
本発明によれば、装置の負荷を、他の装置の電池残量を考慮しつつ他の装置に分散することができる。
図1は、実施形態のシステムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態におけるMM機器の機能ブロックの例を示す図である。 図3は、実施形態における外部機器の機能ブロックの例を示す図である。 図4は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 図5は、実施形態のシステムの動作シーケンスの例(1/3)を示す図である。 図6は、実施形態のシステムの動作シーケンスの例(2/3)を示す図である。 図7は、実施形態のシステムの動作シーケンスの例(3/3)を示す図である。 図8は、MM機器の格納部に格納される外部機器のスペックの例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈実施形態〉
(構成例)
図1は、本実施形態のシステムの構成例を示す図である。図1のシステム10は、MM機器100、外部機器200A、外部機器200Bを含む。MM機器100は、外部機器200A及び外部機器200Bに通信可能に接続されている。MM機器100は、例えば、車両に搭載される車載装置等である。外部機器200A及び外部機器200Bは、例えば、携帯端末、PC、サーバ等である。外部機器200A及び外部機器200Bを区別しない時は、総称して、外部機器200と呼ぶ。図1の例では、外部機器200の数は、2つであるが、システム10において、外部機器200の数が1つであっても3つ以上であってもよい。MM機器100、外部機器200は、情報処理装置の例である。
MM機器100は、例えば、カーナビゲーション機能、車両状態を表示する機能、車両のエアコンを調整する機能、オーディオ機能、音声通話を行う機能等を備える。MM機器100は、Bluetooth(登録商標)、無線LANなどにより、通信可能に、外部機器200に接続される。MM機器100は、外部機器200である携帯電話等を中継装置として利用して、音声通話等の機能を実現してもよい。MM機器100のリソース(CPUやメモリ)が不足している場合、MM機器100が一時的に外部機器200のリソースを借りる(外部機器200のリソースの提供を受ける、外部機器200にMM機器100で実行しようとする処理をさせる)ことにより、MM機器100側の負荷を低減させる。
外部機器200は、携帯端末等の機器である。外部機器200は、通信可能に、MM機器100と接続される。各外部機器200は、他の外部機器200と通信可能に接続されてもよい。外部機器200は、外部機器200を駆動するための電源としての電池を含む。外部機器200は、一時的にAC電源等の外部電源に接続されて駆動するための電力供給を受けてもよい。
図2は、本実施形態におけるMM機器の機能ブロックの例を示す図である。図2のMM機器100は、制御部102、通信部104、測定部106、格納部108を含む。
制御部102は、MM機器100の制御、MM機器100や外部機器200のリソースの確認要求、使用する外部機器200のCPU、メモリの選択等を行う。
通信部104は、外部機器200等との間で、双方向に、情報の送受信を行う。
測定部106は、MM機器100のリソース(CPU、メモリ等)の使用状況等の測定を行う。
格納部108は、MM機器100で使用されるデータや、外部機器200から受信したデータ等を格納する。
図3は、本実施形態における外部機器の機能ブロックの例を示す図である。図3の外部機器200は、制御部202、通信部204、測定部206、格納部208を含む。
制御部202は、外部機器200の制御、外部機器200のリソースの測定指示等を行う。
通信部204は、MM機器100、他の外部機器200等との間で、双方向に、データ(情報)の送受信を行う。
測定部206は、外部機器200のリソース(CPU、メモリ、電池等)の使用状況等の測定を行う。
格納部208は、外部機器200で使用されるデータや、MM機器100や他の外部機器200から受信したデータ等を格納する。格納部208は、自装置(外部機器200)を識別する識別情報を格納する。
MM機器100は、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、外部機器200は、それぞれ、PC(Personal Computer)、ワークステーション(WS:Work Station)、スマートフォン、携帯電話、
タブレット型端末、カーナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
図4は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図4に示すコンピュータ90は、一般的なコンピュータの構成を有している。MM機器100、外部機器200は、図4に示すようなコンピュータ90を用いることによって、実現される。図4のコンピュータ90は、プロセッサ91、メモリ92、記憶部93、入力部94、出力部95、通信制御部96を有する。これらは、互いにバスによって接続される。メモリ92及び記憶部93は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構
成は、図4に示される例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
コンピュータ90は、プロセッサ91が記録媒体に記憶されたプログラムをメモリ92の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。
メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。メモリ92は、主記憶装置とも呼ばれる。
記憶部93は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスク
ドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、記憶部93は、リムーバブルメデ
ィア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。記憶部93は、二次記憶装置とも呼ばれる。
記憶部93は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。記憶部93には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。記憶部93に格納される情報は、メモリ92に格納されてもよい。また、メモリ92に格納される情報は、記憶部93に格納されてもよい。
オペレーティングシステムは、ソフトウェアとハードウェアとの仲介、メモリ空間の管理、ファイル管理、プロセスやタスクの管理等を行うソフトウェアである。オペレーティングシステムは、通信インタフェースを含む。通信インタフェースは、通信制御部96を介して接続される他の外部装置等とデータのやり取りを行うプログラムである。外部装置等には、例えば、他のコンピュータ、外部記憶装置等が含まれる。
入力部94は、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、タッチパネル等を含む。また、入力部94は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。
出力部95は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パ
ネル、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)等の表示装置、プリンタ等の出力装置を含む。また、出力部95は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
通信制御部96は、他の装置と接続し、コンピュータ90と他の装置との間の通信を制御する。通信制御部96は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボード、無線通信のための無線通信回路、有線通信のための通信回路である。LANインタフェースボードや無線通信回路は、インターネット等のネットワークに接続される。
MM機器100、外部機器200A、外部機器200Bを実現するコンピュータは、プロセッサが補助記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、制御部102、通信部104、測定部106、制御部202、通信部204、測定部206としての機能を実現する。一方、格納部108、格納部208は、主記憶装置または補助記憶装置の記憶領域に設けられる。
(動作例)
図5、図6、図7は、本実施形態のシステムの動作シーケンスの例を示す図である。図5の「A」「B」「C」は、それぞれ、図6の「A」「B」「C」と接続する。図6の「D」「E」「F」は、それぞれ、図7の「D」「E」「F」と接続する。
図5等の動作シーケンスは、例えば、MM機器100において、何らかの処理を実行しようとする(例えば、何らかのアプリケーションを起動しようとする)際に、開始される。MM機器100の利用者からの入力操作によって、図5等の動作シーケンスが、開始されてもよい。MM機器100及び各外部機器200には、それぞれ、あらかじめ、本動作シーケンスを実行するためのプログラム等がインストールされているとする。
SQ101では、MM機器100の制御部102は、MM機器100で実行しようとしている処理に必要とされるリソース(必要リソース)の情報を取得する。必要リソースの情報には、当該処理を実行するためのCPUでの処理量(MIPS(Million Instructions Per Second)単位)、当該処理を実行するために使用するメモリ領域(Byte単位
)、当該処理を実行するために必要な通信速度(バス幅)(bps単位)が含まれる。必要な通信速度は、必要リソースを、外部機器200に求める場合に、必要とされる最低の通信速度である。データのやり取りが多い処理の場合、通信速度が遅いと、CPU、メモリの条件を満たしても、実行しようとする処理ができなくなる場合がある。必要リソースの情報は、例えば、実行する処理毎に、あらかじめ、格納部108に格納されている。また、格納部108には、あらかじめ、MM機器100のスペックが格納されている。スペックは、MM機器100のCPUの最大性能(MIPS単位)、MM機器100のメモリの領域(Byte単位)等である。制御部102は、実行しようとする処理に必要とされるリソースの情報を、格納部108から取得する。当該シーケンスでは、実行しようとしている処理を実行するためのリソースを提供する外部機器200(CPU、メモリ)を決定する。
SQ102では、制御部102は、測定部106に、自装置(MM機器100)のリソースの利用状況を測定させる。測定部106は、自装置のCPUの使用状況(負荷)、メモリの使用領域を測定する。測定部106は、測定結果を、格納部108に格納する。
SQ103では、制御部102は、格納部108から、MM機器100のスペック、SQ102での測定結果を取得する。制御部102は、MM機器100のスペック、及び、CPUの使用状況、メモリの使用領域から、CPUの空き処理量、及び、メモリの空き領域を算出する。制御部102は、必要リソースと、CPUの空き処理量と、メモリの空き領域とを比較して、MM機器100で実行しようとしている処理が、MM機器100で実行可能か否かを判定する。制御部102は、CPUの空き処理量と、メモリの空き領域とが、必要リソースを満たしている場合、MM機器100で実行しようとしている処理が、MM機器100で実行可能であると判断する。実行可能である場合、制御部102は、MM機器100のCPU、メモリを使用して、実行しようとしている処理を実行する。この場合、以後の処理は行われない。CPUの空き処理量、メモリの空き領域のうち少なくとも1つが必要リソースを満たしていない場合、次の処理に進む。
SQ104では、MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、各外部機器200に、スペック確認の要求を送信する。スペックは、それぞれの外部機器200のCPUの最大性能、メモリの領域(Byte単位)である。それぞれの外部機器200の格納部208には、あらかじめ、自装置のスペックが格納されている。各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、スペック確認の要求を受信する。各外部機器200の制御部202は、格納部208に格納される自装置のスペックを取得する。
SQ105では、各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、格納部208から取得したスペックを、各外部機器200を識別する識別情報とともに、MM機器100に送信する。MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、外部機器200からスペックを受信すると、外部機器200の識別情報とともに、格納部108に格納する。
図8は、MM機器の格納部に格納される外部機器のスペックの例を示す図である。図8の例では、外部機器200A(外部機器A)のCPUの最大性能が10000MIPS、メモリ領域が2GB、外部機器200B(外部機器B)のCPUの最大性能が2500MIPS、メモリ領域が512MBであることが示される。
制御部102は、SQ105で受信したスペックが必要スペックを満たさない外部機器200に対しては、以後の要求を送信しなくてもよい。必要スペックを満たさない外部機器200では、実行しようとしている処理を実行できないからである。これにより、MM機器100と外部機器200との間の通信量を削減できる。
SQ106では、MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、各外部機器200に、電池残量確認の要求を送信する。電池残量は、各外部機器200を駆動するための電源としての電池の残り容量である。電池残量が小さいことは、リソースの提供が困難であることを示す。外部機器200が、電池ではなくAC電源等を利用している場合は、電池残量を100%としてもよい。
各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、電池残量確認の要求を受信する。各外部機器200の制御部202は、測定部206に、自装置の電池残量を測定させる。電池残量は、満充電に対する残り容量の割合であっても、残り容量の絶対量(Ah単位)であってもよい。測定部206は、自装置の電池残量を測定する。測定部206は、測定した電池残量を、格納部208に格納する。
SQ107では、各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、測定部206で測定した電池残量を、各外部機器200を識別する識別情報とともに、MM機器100に送信する。MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、外部機器200から電池残量を受信すると、外部機器200の識別情報とともに、格納部108に格納する。
制御部102は、SQ107で受信した電池残量が所定値未満である外部機器200に対しては、以後の要求を送信しなくてもよい。電池残量が所定値未満の外部機器200では、実行しようとしている処理の実行中に処理が電力不足で止まるおそれがあるからである。ここでの所定値は、外部機器200の利用者等によってあらかじめ設定され、当該動作シーケンスの実行時に、外部機器200からMM機器100に通知されるようにしてもよい。外部機器200でリソースの提供を望まない場合には、ここでの所定値を、電池残量の最大値にしておいてもよい。
図6に移って、SQ108では、MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、各外部機器200に、リソース空き状況確認の要求を送信する。リソースの空き状況は、各外部機器200のCPUの空き処理量、及び、メモリの空き領域である。CPUの空き処理量は、CPUの最大性能からCPUの使用処理量(CPUの負荷)を引いたものである。メモリの空き領域は、メモリの領域からメモリの使用領域を引いたものである。
各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、リソース空き状況確認の要求を受信する。各外部機器200の制御部202は、測定部206に、自装置のリソース空き状況確認を測定させる。測定部206は、自装置のリソース空き状況(CPUの空き処理量、及び、メモリの空き領域)を測定する。測定部206は、測定したリソース空き状況を、格納部208に格納する。
SQ109では、各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、測定部206で測定したリソースの空き状況を、各外部機器200を識別する識別情報とともに、MM機器100に送信する。MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、外部機器200からリソースの空き状況を受信すると、外部機器200の識別情報とともに、格納部108に格納する。
制御部102は、SQ109で受信したリソース空き状況(CPU、メモリの両方)が必要スペックを満たさない外部機器200に対しては、以後の要求を送信しなくてもよい。リソース空き状況が必要スペックを満たさない外部機器200では、実行しようとしている処理を実行できないからである。
SQ110では、MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、各外部機器200に、最大負荷率確認の要求を送信する。最大負荷率は、直近の所定期間(例えば、直近1分間)において、リソースが最も多く利用されていた時の負荷率である。例えば、最大性能10000MIPSのCPUにおいて、直近の所定期間で最大4000MIPSが使用されていた場合、直近の所定期間の最大負荷率は40%である。また、容量2GBのメモリにおいて、直近の所定期間で最大1.2GBが使用されていた場合、直近の所定期間の最大負荷率は60%である。
各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、最大負荷率確認の要求を受信する。各外部機器200の制御部202は、測定部206に、自装置の最大負荷率を求めさせる。測定部206は、直近の所定期間の自装置の最大負荷率(CPU、及び、メモリ)を求める。測定部206は、求めた最大負荷率を、格納部208に格納する。各外部機器200の測定部206は、当該動作シーケンスが開始された時から、常時、リソースの空き状況を測定し、格納部208にしていてもよい。このとき、測定部206は、格納部208から直近の所定期間のリソース空き状況を抽出し、最小のCPUの空き処理量、及び、最小のメモリの空き領域から、直近の所定期間の自装置の最大負荷率を求めてもよい。
SQ111では、各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、測定部206で測定した最大負荷率を、各外部機器200を識別する識別情報とともに、MM機器100に送信する。MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、外部機器200から最大負荷率を受信すると、外部機器200の識別情報とともに、格納部108に格納する。
制御部102は、SQ111で受信した直近の所定期間の最大負荷率から求められる直近の所定期間の最小の空きリソースが必要スペックを満たさない外部機器200に対しては、以後の要求を送信しなくてもよい。最小の空きリソースが必要スペックを満たさない外部機器200では、リソース不足で実行しようとしている処理を実行できないおそれがあるからである。S109のリソース空き状況では、必要スペックを満たしていても、直近の所定期間で必要スペックを満たさない場合には、外部機器200における負荷の変動が大きいことが予想され、リソースの提供には適さないと考えられる。ここでは、リソースの提供に適さない外部機器200は、リソースを提供する外部機器200の候補から除外されることになる。
SQ112では、MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、各外部機器200に、通信速度確認の要求を送信する。通信速度は、外部機器200とMM機器100との間の通信速度(バス幅)である。各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、通信速度確認の要求を受信する。各外部機器200の制御部202は、MM機器100との間の通信速度を調査する。
SQ113では、各外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、調査した通信速度を、各外部機器200を識別する識別情報とともに、MM機器100に送信する。MM機器100の制御部102は、通信部104を介して、外部機器200から通信速度を受信すると、外部機器200の識別情報とともに、格納部108に格納する。
図7に移って、SQ114では、MM機器100の制御部102は、リソース提供を要求する外部機器200のCPU及びメモリを選択する。制御部102は、各外部機器200のスペック、電池残量、リソース空き状況、最大負荷率、通信速度、必要スペックに基づいて、リソース提供を要求する外部機器200のCPU及びメモリを選択する。CPU、メモリは、別個の外部機器200から選択されてもよい。制御部102は、スペックが必要スペックを満たし、電池残量が所定値以上であり、リソースの空き状況が必要スペックを満たし、直近の所定期間のリソースの空き状況が必要スペックを満たし、通信速度が必要スペックを満たすCPU、メモリの候補から、リソース提供を要求するCPU、メモリを選択する。候補が複数存在する場合には、より高いスペックのCPU、メモリが選択される。より高いスペックのCPU、メモリが選択されることで、リソースの提供による、選択された外部機器200における処理に影響を与えにくくなる。また、候補が1つも存在しない場合には、実行しようとする処理が実行できないことになる。
SQ115では、MM機器100の制御部102は、SQ114で選択したCPUを有する外部機器200、メモリを有する外部機器200に対して、実行しようとする処理を実行するために必要なデータ等を、通信部104を介して、送信する。選択された外部機器200の制御部202は、通信部204を介して、必要なデータを受信すると、選択されたCPU、メモリを使用して、実行しようとする処理を実行し、必要に応じて、MM機器100にデータを送信する。これにより、MM機器100は、実行しようとする処理を実行するためのリソース(必要リソース)を、外部機器200のCPU、メモリによって、提供される。
また、所定時間経過後、MM機器100の制御部102は、SQ106以降の動作シーケンスを繰り返す。これにより、電池残量が所定値未満になった外部機器200を、リソースを提供の候補から除外することができる。さらに、外部機器200のリソースの空き状況の時間変化にも対応することができる。このとき、外部機器200の測定部206は、MM機器100に提供されているリソースを、空きリソースとして測定してもよい。また、所定時間毎に、制御部102は、SQ106、SQ107、SQ114、SQ115の動作シーケンスを繰り返してもよい。これにより、電池残量のみに注目して、電池残量が所定値未満になった外部機器200を、リソースを提供の候補から除外して、他の外部機器200からリソースの提供を受けることができる。
上記の動作シーケンスでは、必要に応じて、適宜、順序を入れ替えることができる。
MM機器100及び各外部機器200には、それぞれ、上記の動作シーケンスを実行するためのプログラムがインストールされる。外部機器200Aに、MM機器100にインストールされるプログラムがインストールされ、MM機器100及び外部機器200Bに、外部機器200にインストールされるプログラムがインストールされてもよい。このと
き、外部機器200Aは、MM機器100や外部機器200Bのリソースを借りることができる。また、MM機器100にインストールされるプログラムと、外部機器200にインストールされるプログラムとが一体化した1つのプログラムが、MM機器100及び各外部機器200にインストールされてもよい。このとき、それぞれの機器は、状況に応じて、他の機器からリソースを借りることも、他の機器にリソースを貸すこともできる。
(実施形態の作用、効果)
本実施形態のシステム10によれば、MM機器100は、変動する外部機器200のCPUやメモリの状況に応じて、提供可能な外部機器200から、必要なだけリソースの提供を受けることができる。
MM機器100は、接続される外部機器200のリソースであるCPU及びメモリについて空き状況を調査し、実行しようとする処理のためのリソースの提供を受けるCPU、メモリを決定する。
グラフィックやアプリケーション、ネットワーク等の進化により、MM機器に要求される性能が年々高くなっている。特に、CPUやメモリへの要求が高くなってきているが、コストの制約により、限られたリソースの中で機器を設計することになる。ユースケースによっては、リソースを使いきってしまい、MM機器のレスポンスが悪化するなどの性能劣化を起こすことがある。また、MM機器は車両に固定されて搭載されるため、MM機器のハードウェアを更新することは困難であるが、MM機器のソフトウェアの更新は容易である。
システム10によれば、MM機器100のハードウェアが更新されずにMM機器100のソフトウェアが更新された場合に、MM機器100のリソース不足が生じても、外部機器200からリソースの提供を受けることにより、MM機器100のリソース不足を補う(MM機器100の負荷を低減する)ことができる。また、MM機器100は、外部機器200の電池残量を調査することにより、外部機器200の電池残量を考慮しつつ、リソースの提供を受けることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらは例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。また、各構成例等は、可能な限りにおいて、組み合わされて実施され得る。
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体内には、CPU、メモリ等のコンピュータを構成する要素を設け、そのCPUにプログラムを実行させてもよい。
また、このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
10 システム
100 MM機器
101 制御部
102 通信部
103 測定部
104 格納部
200 外部機器
201 制御部
202 通信部
203 測定部
204 格納部
90 コンピュータ
91 プロセッサ
92 メモリ
93 記憶部
94 入力部
95 出力部
96 通信制御部

Claims (6)

  1. 実行しようとする処理で、必要とするCPUの処理量及び必要とするメモリの領域の情報を取得し、
    電池、CPU、メモリを有する2以上の他の情報処理装置から、前記他の情報処理装置の電池の残量、CPUの空き処理量、メモリの空き領域の情報を取得し、
    前記必要とするCPUの処理量、前記必要とするメモリの領域、前記電池の残量、前記CPUの空き処理量、前記メモリの空き領域に基づいて、前記処理を実行するための前記他の情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する制御部を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記他の情報処理装置が有するCPUの最大性能、メモリの領域の情報を取得し、前記CPUの最大性能、前記メモリの領域に基づいて、前記処理を実行するための前記他の情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記処理で、必要とする通信速度を取得し、前記他の情報処理装置との間の通信速度に基づいて、前記処理を実行するための前記他の情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記電池の残量が所定値以上であり、かつ、前記CPUの空き処理量が、前記必要とするCPUの処理量以上であるCPUを、前記処理を実行するための前記CPUとして決定し、前記残量が所定値以上であり、かつ、前記メモリの空き領域が、前記必要とするメモリの領域以上であるメモリを、前記処理を実行するための前記メモリとして決定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 第1情報処理装置と、電池、CPU、メモリを有する2以上の第2情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記第1情報処理装置が、
    実行しようとする処理で、必要とするCPUの処理量及び必要とするメモリの領域の情報を取得し、
    前記第2情報処理装置から、前記第2情報処理装置の電池の残量、CPUの空き処理量、メモリの空き領域の情報を取得し、
    前記必要とするCPUの処理量、前記必要とするメモリの領域、前記電池の残量、前記CPUの空き処理量、前記メモリの空き領域に基づいて、前記処理を実行するための前記他の情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する制御部を備え、
    前記第2情報処理装置が、
    前記第1情報処理装置に、自装置の、電池の残量、CPUの空き処理量、メモリの空き領域の情報を提供する制御部を備える、
    情報処理システム。
  6. コンピュータが、
    実行しようとする処理で、必要とするCPUの処理量及び必要とするメモリの領域の情報を取得し、
    電池、CPU、メモリを有する2以上の情報処理装置から、前記情報処理装置の電池の残量、CPUの空き処理量、メモリの空き領域の情報を取得し、
    前記必要とするCPUの処理量、前記必要とするメモリの領域、前記電池の残量、前記CPUの空き処理量、前記メモリの空き領域に基づいて、前記処理を実行するための前記
    情報処理装置の前記CPU及び前記メモリを決定する、
    ことを実行する情報処理方法。
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