JP2018050168A - 通信システム及び基地局装置 - Google Patents

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秀行 日高
剛 西原
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Abstract

【課題】音声通話の際に音声品質が低下することを抑制する。
【解決手段】音声通話が可能な移動体通信端末10と、それぞれ第1通信網PN(1)〜PN(m)に接続されて音声通話を中継する複数の第1基地局装置BS(1)〜BS(n)と、第1通信網PN(1)〜PN(m)と異なる第2通信網LNに接続された第2基地局装置BS(k)と、を備える通信システム1は、複数の第1基地局装置のうち一つの第1基地局装置を新たに選択する場合に、選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定し、当該判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、音声通話を中継する基地局装置を第2基地局装置に切り替え可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び基地局装置に関する。
従来から、携帯電話等の移動体通信端末が移動している間に、当該移動体通信端末と通信する基地局装置を切り替える、所謂ハンドオーバを行う通信システムが知られている。
このハンドオーバは、LTE(Long Term Evolution)網等の通信網を介した音声通話にも適用が可能である(例えば特許文献1参照。)。
特開2016−111462号公報
しかしながら、ハンドオーバにより、移動体通信装置の通信網が、伝送路の帯域が保証されていない通信網に切り替わる場合があり、音声通話中に音声品質が低下してしまうという問題があった。また、この問題は、ハンドオーバの場合だけでなく、音声通話を開始する場合にも同様に生じ得る。
本発明は以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、音声通話の際に音声品質が低下することを抑制する通信システム及び基地局装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様における通信システムは、音声通話が可能な移動体通信端末と、それぞれ第1通信網に接続されて前記音声通話を中継する複数の第1基地局装置と、前記第1通信網と異なる第2通信網に接続された第2基地局装置と、を備える通信システムであって、前記複数の第1基地局装置のうち一つの第1基地局装置を新たに選択する場合に、選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定し、前記判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能に構成されている。
この構成によれば、伝送路の帯域が保証されていない第1通信網に接続されている第1基地局装置を中継禁止としておけば、通信システムが当該第1基地局装置を新たに選択する場合に、当該第1基地局装置が中継禁止とされていると判定する。そして、音声通話を中継する基地局装置が第2基地局装置に切り替え可能となる。したがって、伝送路の帯域が保証されていないパケット交換網に接続されている第1基地局装置を中継することなく、音声通話を行うことができるので、音声通話の際に音声品質が低下することを抑制することができる。
本発明によれば、音声通話の際に音声品質が低下することを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る通信システムの構成図を示す図である。 図2は、第1基地局のハードウェア構成の一例を説明するための図である。 図3は、通信システムの機能的な構成の一例を示すブロック図を説明する。 図4は、論理テーブルの一例を示す図である。 図5は、通信システムにおいて音声通話を行うための音声通話処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、図5に示す音声通話処理から続く処理であって、通信システム1において音声通話が行われている間の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る通信システム1の構成図を示す図である。
図1に示すように、通信システム1は、互いに通信する端末10,12のうち少なくとも一方の端末が移動しながら音声通話等の通信を行うことができる移動体通信システムである。本実施形態では、端末10が移動しながら通信を行うことができる例えば携帯電話等の移動体通信端末であり、端末12が固定端末(例えば固定電話)である場合を説明する。なお、以下では、「移動体通信端末」を「移動体」と略す。
通信システム1は、移動体10と、第1通信網としてのパケット交換網PN(1)〜(m)に接続された複数の第1基地局装置BS(1)〜BS(n)と、パケット交換網とは異なる第2通信網としての回線交換網LNに接続された第2基地局装置BS(k)を備えている。なお、上記nとmとkは、自然数である。また、以下では、「基地局装置」を「基地局」と略す。
移動体10は、例えばVoLTE(Voice over LTE)等のパケット交換方式及び回線交換方式を利用して端末12等と音声通話が可能なように構成されている。本実施形態では、移動体10は、複数の第1基地局BS(1)〜BS(n)及び第2基地局BS(k)のうち何れか一つの基地局と無線通信することにより、パケット交換網PN(1)〜(m)やインターネットIN或いは回線交換網LN等を介して、端末12と音声通話を行う。
第1基地局BS(1)〜BS(n)及び第2基地局BS(k)は、音声通話の際に移動体10と通信可能なように構成され、当該音声通話を中継する中継装置である。第1基地局BS(1)〜BS(n)は、パケット交換網PN(1)〜(m)の何れか一つに接続されている。なお、第1基地局BS(1)〜BS(n)のうち一部は、共通のパケット交換網に接続されてもよい。
上記のような通信システム1では、移動体10が音声通話している間に移動(図1中矢印参照)する場合等において、音声通話を中継する基地局装置を、現在中継している第1基地局とは異なる基地局(第1基地局又は第2基地局)に切り替える、ハンドオーバを行う。
本実施形態では、このハンドオーバの際に、又は音声通話の開始の前に、複数の第1基地局BS(1)〜BS(n)のうち一つの第1基地局を新たに選択する場合に、選択する第1基地局が中継禁止とされているか否かを判定し、判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、音声通話を中継する基地局を第2基地局BS(k)に切り替え可能に通信システム1が構成されている。
図2は、第1基地局BS(1)のハードウェア構成の一例を説明するための図である。なお、第1基地局BS(1)以外の基地局も図2に示す構成と同様の構成である。
図2に示すように、第1基地局BS(n)は、制御装置30、通信装置36、及び記憶装置38を主に備える。制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)32及びメモリ34を主に備えて構成される。
制御装置30では、CPU32がメモリ34或いは記憶装置38等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。この機能実現手段の詳細については後述する。
通信装置36は、アンテナ36Aを備え、移動体10と通信する。また、通信装置36は、パケット交換網PN(1)〜(m)の何れか一つの通信網、例えばパケット交換網PN(1)と接続されており、当該パケット交換網PN(1)と通信する。
記憶装置38は、メモリやハードディスク等で構成される。この記憶装置38は、制御装置30における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
なお、図2は、基地局BS(1)が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、基地局BS(1)は、基地局が一般的に備える他の構成を備えることができる。
図3は、通信システム1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
まず、移動体10は、通話手段40と、選択手段42と、ハンドオーバ手段44と、を備える。
通話手段40は、パケット交換方式及び回線交換方式の何れか一方を利用して端末12等の通話先と音声通話をする。
選択手段42は、音声通話の間において所定の条件を満たした場合に、複数の第1基地局BS(1)〜(n)及び第2基地局BS(k)のうち当該音声通話を中継している第1基地局(例えば第1基地局BS(1)とする。)と異なる基地局を選択する。なお、この異なる基地局は、ハンドオーバ先の候補として選択される。また、上記「所定の条件」とは、例えば音声通話を中継している基地局装置から受信する電波強度が閾値より低くなった、電波の品質が閾値より低くなった、或いは、ユーザによる指示があった等が挙げられる。この選択の際、移動体10の周辺のRSRP(eference ignal eceived ower)が最も強い周波数の基地局の順から選択してもよく、周辺のRSRQ(Reference Signal Received Quality)が最も良い周波数の基地局の順から選択してもよい。
ハンドオーバ手段44は、選択手段42が選択した基地局の識別コードを含むハンドオーバ要求を、音声通話を中継している基地局に送信する。
次に、基地局BS(1)は、記憶手段50と、中継手段52と、受信手段54と、判定手段56と、送信手段58と、を備える。なお、基地局BS(1)以外の基地局装置も図3に示す構成と同様の構成である。例えば、記憶手段50は、図2に示す記憶装置38で実現され、中継手段52、受信手段54、判定手段56及び送信手段58は、図2に示す制御装置30や通信装置36等で実現される。
記憶手段50は、中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報が記述されたリストに対応する論理テーブル50Aを記憶している。本実施形態では、中継不可情報が、中継が禁止されているエリアを示すTAC(Tracking Area Code)である場合を説明する。以下では、中継が禁止されているTACを中継不可情報としてBlackTAC(BLTAC)と称す。
中継手段52は、通話手段40からの発呼があった場合、又は、パケット交換網PN(1)〜PN(m)からの着呼があった場合、通話手段40と端末12等の通話相手との間に伝送路を確立し、音声通話を中継する。
受信手段54は、上記ハンドオーバ要求を移動体10から受信する。
判定手段56は、ハンドオーバ要求の受信に応答して、当該ハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応する位置情報を取得し、取得した位置情報が記憶手段50の論理テーブル50Aに記述されている中継不可情報と対応(例えば一致)するか否かを判定することで、識別コードに対応する第1基地局が中継禁止とされているか否かを判定する。すなわち、判定手段56は、取得した位置情報が中継不可情報と対応していれば、中継禁止とされていると判定し、取得した位置情報が中継不可情報と対応していなければ、中継禁止されていないと判定する。
送信手段58は、判定手段56の判定結果を移動体10に送信する。
以上の構成において、移動体10は、否定判定を示す判定結果を受信した場合には、第1基地局BS(1)〜(n)のうち音声通話を中継する基地局を選択した識別コードが示す第1基地局に切り替えて音声通話を継続する。また、移動体10は、肯定判定を示す判定結果を受信した場合には、第2基地局BS(k)に切り替えて音声通話を継続する。
図4は、論理テーブル50Aの一例を示す図である。
論理テーブル50Aには、中継が禁止されているBLTACが複数記述されている。このBLTACは、中継が許可されているTAC、例えば「1」、「2」等とは異なるコード体系で、「90」、「91」等と記述されている。なお、BLTACは、現在では、日本全国のエリア毎に異なるコードが設定されているので論理テーブル50Aに複数記述されているが、将来一つに統一されれば、論理テーブル50Aには統一された一つのBLTACのみ記述されてもよい。
図5は、通信システム1において音声通話を行うための音声通話処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップSP10)
第1基地局BS(1)〜(n)及び第2基地局BS(k)は、在圏している移動体10に定期的に、又は、不定期に、電波による無線通信で各種情報を送信する。各種情報には、例えば、送信元の識別コードと、送信元のTACがBLTACか否かを示す判別情報が含まれる。そして、処理がステップSP12の処理に移行する。
(ステップSP12)
移動体10は、第1基地局BS(1)〜(n)から各種情報を無線通信により受信する。次に、移動体10の選択手段42は、第1基地局BS(1)〜(n)の中から音声通話の通信等で利用する一つの第1基地局を選択する。この選択の際、選択手段42は、例えば無線通信の電波強度が最も強い第1基地局を選択する。本実施形態では、例えば基地局BS(1)を選択することを想定する。そして、処理がステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP14)
移動体10は、受信した判別情報に基づき、選択した第1基地局BS(1)のTACが、BLTACであるか否かを判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には処理はステップSP28の処理に移行し、否定判定された場合(No)には処理はステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP16)
移動体10は、位置登録要求を選択した第1基地局BS(1)に送信する。そして、処理がステップSP18の処理に移行する。
(ステップSP18)
第1基地局BS(1)は、移動体10から位置登録要求を受信する。この位置登録要求に基づき、第1基地局BS(1)は、移動体10の位置を登録し、登録した旨を移動体10に返信する。そして、処理がステップSP20の処理に移行する。
(ステップSP20)
移動体10は、ユーザによる端末12への発呼操作を受け付ける。そして、処理がステップSP22の処理に移行する。
(ステップSP22)
移動体10は、接続要求を第1基地局BS(1)に送信する。そして、処理がステップSP24の処理に移行する。
(ステップSP24)
第1基地局BS(1)は、移動体10から接続要求を受信する。この接続要求に基づき、第1基地局BS(1)は、音声通話が可能となるように移動体10と接続する。次に、第1基地局BS(1)は、接続した旨を移動体10に返信する。そして、処理がステップSP26の処理に移行する。
(ステップSP26)
移動体10は、第1基地局BS(1)及びパケット交換網PN(1)を介して、端末12と音声通話を開始する。そして、処理は図6に示すステップSP40の処理に移行する。
一方、上述したとおり、ステップSP14で肯定判定された場合(Yes)には処理はステップSP28の処理に移行する。
(ステップSP28)
移動体10は、ユーザによる端末12への発呼操作を受け付ける。そして、処理がステップSP30の処理に移行する。
(ステップSP30)
移動体10は、回線交換フォールドバックする。具体的には、移動体10は、音声通話を中継する基地局を回線交換網LNに接続された第2基地局BS(k)に切り替える。この際、移動体10は、音声通話の通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替える。そして、処理がステップSP32の処理に移行する。
(ステップSP32)
移動体10は、第2基地局BS(k)及び回線交換網LNを介して、端末12と音声通話を開始する。そして、音声通話が終わると、一連の音声通話処理が終了する。
図6は、図5に示す音声通話処理から続く処理であって、通信システム1において音声通話が行われている間の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップSP40)
移動体10は、音声通話の終了ボタンが押下されたか否かを判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には一連の音声通話処理が終了し、否定判定された場合(No)には処理はステップSP42の処理に移行する。
(ステップSP42)
移動体10は、第1基地局BS(1)を介した端末12との音声通話を継続する。そして、処理がステップSP44の処理に移行する。
(ステップSP44)
移動体10は、第1基地局BS(1)から送信される電波の電波強度をチェックする。そして、処理がステップSP46の処理に移行する。なお、電波の品質と組み合わせてチェックしてもよい。
(ステップSP46)
移動体10は、チェックした電波強度が閾値未満か否かを判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には処理がステップSP48の処理に移行し、否定判定された場合(No)には処理がステップSP40の処理に戻る。
(ステップSP48)
移動体10は、第1基地局BS(1)〜(n)及び第2基地局BS(k)のうち移動体10が現在通信している基地局BS(1)と異なる基地局を選択する。この際、移動体10は、第1基地局BS(1)〜(n)を優先的に選択し、且つ、その中でも電波強度が最も強いものを選択する。そして、処理がステップSP50の処理に移行する。
(ステップSP50)
移動体10は、選択した基地局がパケット交換網PN(1)〜(m)に接続されている第1基地局BS(1)〜(n)か否か判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には処理はステップSP52の処理に移行し、否定判定された場合(No)には処理はステップSP76の処理に移行する。
(ステップSP52)
移動体10は、選択した第1基地局の識別コードを含むハンドオーバ要求を第1基地局BS(1)に送信する。そして、処理がステップSP54の処理に移行する。
(ステップSP54)
第1基地局BS(1)の受信手段54は、ハンドオーバ要求を移動体10から受信する。そして、処理がステップSP56の処理に移行する。
(ステップSP56)
第1基地局BS(1)の判定手段56は、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応するTACを取得する。具体的には、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが既存の第1基地局の識別コードである場合は、既に第1基地局BS(1)が例えば隣接する各基地局の情報として、各基地局の識別コード及びこれに対応するTAC等の各種情報を自動的に収集し、記憶手段50に記憶しているので、判定手段56は、当該記憶手段50からハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応するTACを取得する。また、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが新しい基地局の識別コードである場合は、記憶手段50にはまだ各種情報がないので、新しい基地局に各種情報の送信要求を自動的に送信して当該新しい基地局から各種情報を受信することでハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応するTACを取得する。次に、判定手段56は、記憶手段50内の論理テーブル50Aを参照する。そして、処理がステップSP58の処理に移行する。
(ステップSP58)
判定手段56は、取得したTACがBLTACか否かを判定する。具体的には、判定手段56は、取得したTACが論理テーブル50Aに記憶されているか否かを判定し、肯定判定した場合には取得したTACがBLTACであると判定し、否定判定した場合には取得したTACがBLTACでないと判定する。そして、取得したTACがBLTACであると判定された場合(Yes)には処理がステップSP40の処理に戻り、その後に移行されたステップSP48では既に選択した基地局とは異なる基地局が選択される。また、取得したTACがBLTACでないと判定された場合(No)には処理がステップSP60の処理に移行する。
(ステップSP60)
第1基地局BS(1)は、ハンドオーバしてもよいかを、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが示す第1基地局に問い合わせをする。本実施形態では、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが示す第1基地局を、第1基地局BS(n)とする。そして、処理がステップSP62の処理に移行する。
(ステップSP62)
第1基地局BS(n)は、第1基地局BS(1)から問い合わせを受信する。そして、その問い合わせに応答して、第1基地局BS(n)は、ハンドオーバされることに問題がなければ、ハンドオーバしてもよい旨を第1基地局BS(1)に返信する。そして、処理がステップSP64の処理に移行する。
(ステップSP64)
第1基地局BS(1)は、第1基地局BS(n)から返信を受信する。そして、この受信に応答して、第1基地局BS(1)は、移動体10にハンドオーバしてもよい旨を返信する。そして、処理がステップSP66の処理に移行する。
(ステップSP66)
第1基地局BS(1)は、移動体10との接続を解除する。そして、処理がステップSP68の処理に移行する。
(ステップSP68)
移動体10は、第1基地局BS(1)からハンドオーバしてもよい旨を受信する。そして、処理はステップSP70の処理に移行する。
(ステップSP70)
移動体10は、接続要求を選択した第1基地局BS(n)に送信する。そして、処理がステップSP72の処理に移行する。
(ステップSP72)
第1基地局BS(n)は、移動体10から接続要求を受信する。この接続要求に基づき、第1基地局BS(n)は、音声通話が可能となるように移動体10と接続する。次に、第1基地局BS(n)は、接続した旨を移動体10に返信する。これにより、移動体10は、音声通話を中継する基地局装置を、第1基地局BS(1)から、選択した識別コードが示す第1基地局BS(n)に切り替えることになる。そして、処理がステップSP74の処理に移行する。
(ステップSP74)
移動体10は、第1基地局BS(n)及びパケット交換網PN(m)を介して、端末12と音声通話を継続する。そして、図示されていないが、処理はステップSP40の処理に戻る。
(ステップSP76)
移動体10は、回線交換フォールドバックする。具体的には、移動体10は、音声通話を中継する基地局を、第1基地局BS(1)から、回線交換網LNに接続された第2基地局BS(k)に切り替える。この際、移動体10は、音声通話の通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替える。そして、処理がステップSP78の処理に移行する。
(ステップSP78)
移動体10は、第2基地局BS(k)及び回線交換網LNを介して、端末12と音声通話を継続する。そして、音声通話が終わると、一連の音声通話処理が終了する。
以上、本実施形態によれば、第1基地局装置BS(1)〜(n)のうち、伝送路の帯域が保証されていないパケット交換網に接続されている第1基地局を中継禁止(BLTAC)に設定しておけば、通信システム1が当該第1基地局を新たに選択する場合に、当該第1基地局が中継禁止とされていると判定する。そして、音声通話を中継する基地局が第2基地局BS(k)に切り替え可能となる。したがって、伝送路の帯域が保証されていないパケット交換網に接続されている第1基地局に中継させることなく、音声通話を行うことができるので、音声通話の際(音声通話開始の際、或いはハンドオーバの際)に音声品質が低下することを抑制することができる。
また、パケット交換網PN(1)〜(m)のうち伝送路の帯域が保証されていないパケット交換網に接続されている第1基地局の位置情報として、論理テーブル50Aに記憶されているTACを当該第1基地局に予め登録しておけば、当該第1基地局を示す識別コードを第1基地局BS(1)の受信手段54が受信した場合、判定手段56の判定結果は肯定判定を示すようになる。この結果、移動体10は、音声通話を中継する基地局を、例えば、回線交換網LNに接続されている第2基地局BS(k)に切り替えて音声通話を継続する。言い換えれば、この構成によれば、伝送路の帯域が保証されていないパケット交換網に接続されている第1基地局に中継させることなく、音声通話を継続することができるので、音声通話中に音声品質が低下することを抑制することができる。
また、判定手段56は、受信された識別コードが新しい第1基地局であっても、当該識別コードに対応する位置情報を(自動的に)取得し、取得した位置情報が論理テーブル50Aに記憶されているか否かを判定する。これにより、第1基地局が増えた場合でも、管理者が新しい第1基地局の位置情報を既存の第1基地局に登録するなどの配慮は不要となる。
また、中継が禁止されている位置情報が第1基地局に記憶されるので、移動体10には位置情報を記憶しておく必要がなく、したがって移動体10の種別に依存せずに、本実施形態を適用することができる。
また、位置情報がTAC(Tracking Area Code)を含むので、パケット交換網が伝送路の帯域が保証されなくなった場合に、そのパケット交換網に対応する第1基地局に登録されているTACをBLTACに変更するだけで、当該第1基地局による中継を禁止できる。逆に、パケット交換網が伝送路の帯域が保証されるようになった場合に、そのパケット交換網に対応する第1基地局に登録されているTACをBLTAC以外のTACに変更するだけで、当該第1基地局による中継を許可できる。したがって、記憶手段50に記憶されているBLTACを変更することなく、中継の許可及び禁止を設定できるので、一度BLTACを記憶手段50に記憶しておけば、そのメンテナンスは不要となる。
また、中継が禁止されているエリアを示す複数のTACが論理テーブル50Aに記述されて記憶手段50に記憶されているので、その第1基地局毎に中継が禁止されているBLTACを登録することを省くことができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、端末12が固定電話である場合を説明したが、移動体であってもよい。また、移動体10が発呼側である場合を説明したが、着呼側であってもよい。また、第1通信網がパケット交換網PN(1)〜(m)であり、第2通信網が回線交換網LNである場合を説明したが、将来パケット交換網PN(1)〜(m)と異なる通信網が出来た場合には、第1通信網がその異なる通信網であってもよい。この場合、第2通信網は、パケット交換網PN(1)〜(m)であっても、回線交換網LNであってもよい。
10…移動体(移動体通信端末)
50…記憶手段
50A…論理テーブル
54…受信手段
56…判定手段
58…送信手段
BS…基地局(基地局装置)
PN…パケット交換網
LN…回線交換網

Claims (6)

  1. 音声通話が可能な移動体通信端末と、それぞれ第1通信網に接続されて前記音声通話を中継する複数の第1基地局装置と、前記第1通信網と異なる第2通信網に接続された第2基地局装置と、を備える通信システムであって、
    前記複数の第1基地局装置のうち一つの第1基地局装置を新たに選択する場合に、選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定し、
    前記判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能に構成されている、
    通信システム。
  2. 前記第1基地局装置は、
    前記中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報を記憶する記憶手段と、
    前記音声通話の間に、前記複数の第1基地局装置のうち前記音声通話を中継している第1基地局装置と異なる第1基地局装置を前記移動体通信端末が選択する場合に、選択する第1基地局装置の識別コードを前記移動体通信端末から受信する受信手段と、
    受信された識別コードに対応する位置情報を取得し、取得した位置情報が前記中継不可情報と対応するか否かを判定することで、前記選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を前記移動体通信端末に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記移動体通信端末は、中継禁止とされていることを示す判定の結果を受信した場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能に構成されている、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記位置情報は、TAC(Tracking Area Code)を含む、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第1通信網は、パケット交換網であり、前記第2通信網は、回線交換網である、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信システム。
  5. 前記記憶手段には、前記中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報が記述されたテーブルが記憶されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信システム。
  6. パケット交換網に接続されて移動体通信端末の音声通話を中継する基地局装置であって、
    前記中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報を記憶する記憶手段と、
    前記音声通話の間に、前記複数の第1基地局装置のうち前記音声通話を中継している第1基地局装置と異なる第1基地局装置を前記移動体通信端末が選択する場合に、選択する第1基地局装置の識別コードを前記移動体通信端末から受信する受信手段と、
    受信された識別コードに対応する位置情報を取得し、取得した位置情報が前記中継不可情報と対応するか否かを判定することで、前記選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を前記移動体通信端末に送信することで、前記移動体通信端末に対して、前記判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能とさせる送信手段と、
    を備える基地局装置。
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