JP2018050168A - 通信システム及び基地局装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声通話が可能な移動体通信端末10と、それぞれ第1通信網PN(1)〜PN(m)に接続されて音声通話を中継する複数の第1基地局装置BS(1)〜BS(n)と、第1通信網PN(1)〜PN(m)と異なる第2通信網LNに接続された第2基地局装置BS(k)と、を備える通信システム1は、複数の第1基地局装置のうち一つの第1基地局装置を新たに選択する場合に、選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定し、当該判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、音声通話を中継する基地局装置を第2基地局装置に切り替え可能に構成されている。
【選択図】図1
Description
本実施形態では、このハンドオーバの際に、又は音声通話の開始の前に、複数の第1基地局BS(1)〜BS(n)のうち一つの第1基地局を新たに選択する場合に、選択する第1基地局が中継禁止とされているか否かを判定し、判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、音声通話を中継する基地局を第2基地局BS(k)に切り替え可能に通信システム1が構成されている。
第1基地局BS(1)〜(n)及び第2基地局BS(k)は、在圏している移動体10に定期的に、又は、不定期に、電波による無線通信で各種情報を送信する。各種情報には、例えば、送信元の識別コードと、送信元のTACがBLTACか否かを示す判別情報が含まれる。そして、処理がステップSP12の処理に移行する。
移動体10は、第1基地局BS(1)〜(n)から各種情報を無線通信により受信する。次に、移動体10の選択手段42は、第1基地局BS(1)〜(n)の中から音声通話の通信等で利用する一つの第1基地局を選択する。この選択の際、選択手段42は、例えば無線通信の電波強度が最も強い第1基地局を選択する。本実施形態では、例えば基地局BS(1)を選択することを想定する。そして、処理がステップSP14の処理に移行する。
移動体10は、受信した判別情報に基づき、選択した第1基地局BS(1)のTACが、BLTACであるか否かを判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には処理はステップSP28の処理に移行し、否定判定された場合(No)には処理はステップSP16の処理に移行する。
移動体10は、位置登録要求を選択した第1基地局BS(1)に送信する。そして、処理がステップSP18の処理に移行する。
第1基地局BS(1)は、移動体10から位置登録要求を受信する。この位置登録要求に基づき、第1基地局BS(1)は、移動体10の位置を登録し、登録した旨を移動体10に返信する。そして、処理がステップSP20の処理に移行する。
移動体10は、ユーザによる端末12への発呼操作を受け付ける。そして、処理がステップSP22の処理に移行する。
移動体10は、接続要求を第1基地局BS(1)に送信する。そして、処理がステップSP24の処理に移行する。
第1基地局BS(1)は、移動体10から接続要求を受信する。この接続要求に基づき、第1基地局BS(1)は、音声通話が可能となるように移動体10と接続する。次に、第1基地局BS(1)は、接続した旨を移動体10に返信する。そして、処理がステップSP26の処理に移行する。
移動体10は、第1基地局BS(1)及びパケット交換網PN(1)を介して、端末12と音声通話を開始する。そして、処理は図6に示すステップSP40の処理に移行する。
移動体10は、ユーザによる端末12への発呼操作を受け付ける。そして、処理がステップSP30の処理に移行する。
移動体10は、回線交換フォールドバックする。具体的には、移動体10は、音声通話を中継する基地局を回線交換網LNに接続された第2基地局BS(k)に切り替える。この際、移動体10は、音声通話の通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替える。そして、処理がステップSP32の処理に移行する。
移動体10は、第2基地局BS(k)及び回線交換網LNを介して、端末12と音声通話を開始する。そして、音声通話が終わると、一連の音声通話処理が終了する。
移動体10は、音声通話の終了ボタンが押下されたか否かを判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には一連の音声通話処理が終了し、否定判定された場合(No)には処理はステップSP42の処理に移行する。
移動体10は、第1基地局BS(1)を介した端末12との音声通話を継続する。そして、処理がステップSP44の処理に移行する。
移動体10は、第1基地局BS(1)から送信される電波の電波強度をチェックする。そして、処理がステップSP46の処理に移行する。なお、電波の品質と組み合わせてチェックしてもよい。
移動体10は、チェックした電波強度が閾値未満か否かを判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には処理がステップSP48の処理に移行し、否定判定された場合(No)には処理がステップSP40の処理に戻る。
移動体10は、第1基地局BS(1)〜(n)及び第2基地局BS(k)のうち移動体10が現在通信している基地局BS(1)と異なる基地局を選択する。この際、移動体10は、第1基地局BS(1)〜(n)を優先的に選択し、且つ、その中でも電波強度が最も強いものを選択する。そして、処理がステップSP50の処理に移行する。
移動体10は、選択した基地局がパケット交換網PN(1)〜(m)に接続されている第1基地局BS(1)〜(n)か否か判定する。そして、肯定判定された場合(Yes)には処理はステップSP52の処理に移行し、否定判定された場合(No)には処理はステップSP76の処理に移行する。
移動体10は、選択した第1基地局の識別コードを含むハンドオーバ要求を第1基地局BS(1)に送信する。そして、処理がステップSP54の処理に移行する。
第1基地局BS(1)の受信手段54は、ハンドオーバ要求を移動体10から受信する。そして、処理がステップSP56の処理に移行する。
第1基地局BS(1)の判定手段56は、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応するTACを取得する。具体的には、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが既存の第1基地局の識別コードである場合は、既に第1基地局BS(1)が例えば隣接する各基地局の情報として、各基地局の識別コード及びこれに対応するTAC等の各種情報を自動的に収集し、記憶手段50に記憶しているので、判定手段56は、当該記憶手段50からハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応するTACを取得する。また、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが新しい基地局の識別コードである場合は、記憶手段50にはまだ各種情報がないので、新しい基地局に各種情報の送信要求を自動的に送信して当該新しい基地局から各種情報を受信することでハンドオーバ要求に含まれる識別コードに対応するTACを取得する。次に、判定手段56は、記憶手段50内の論理テーブル50Aを参照する。そして、処理がステップSP58の処理に移行する。
判定手段56は、取得したTACがBLTACか否かを判定する。具体的には、判定手段56は、取得したTACが論理テーブル50Aに記憶されているか否かを判定し、肯定判定した場合には取得したTACがBLTACであると判定し、否定判定した場合には取得したTACがBLTACでないと判定する。そして、取得したTACがBLTACであると判定された場合(Yes)には処理がステップSP40の処理に戻り、その後に移行されたステップSP48では既に選択した基地局とは異なる基地局が選択される。また、取得したTACがBLTACでないと判定された場合(No)には処理がステップSP60の処理に移行する。
第1基地局BS(1)は、ハンドオーバしてもよいかを、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが示す第1基地局に問い合わせをする。本実施形態では、ハンドオーバ要求に含まれる識別コードが示す第1基地局を、第1基地局BS(n)とする。そして、処理がステップSP62の処理に移行する。
第1基地局BS(n)は、第1基地局BS(1)から問い合わせを受信する。そして、その問い合わせに応答して、第1基地局BS(n)は、ハンドオーバされることに問題がなければ、ハンドオーバしてもよい旨を第1基地局BS(1)に返信する。そして、処理がステップSP64の処理に移行する。
第1基地局BS(1)は、第1基地局BS(n)から返信を受信する。そして、この受信に応答して、第1基地局BS(1)は、移動体10にハンドオーバしてもよい旨を返信する。そして、処理がステップSP66の処理に移行する。
第1基地局BS(1)は、移動体10との接続を解除する。そして、処理がステップSP68の処理に移行する。
移動体10は、第1基地局BS(1)からハンドオーバしてもよい旨を受信する。そして、処理はステップSP70の処理に移行する。
移動体10は、接続要求を選択した第1基地局BS(n)に送信する。そして、処理がステップSP72の処理に移行する。
第1基地局BS(n)は、移動体10から接続要求を受信する。この接続要求に基づき、第1基地局BS(n)は、音声通話が可能となるように移動体10と接続する。次に、第1基地局BS(n)は、接続した旨を移動体10に返信する。これにより、移動体10は、音声通話を中継する基地局装置を、第1基地局BS(1)から、選択した識別コードが示す第1基地局BS(n)に切り替えることになる。そして、処理がステップSP74の処理に移行する。
移動体10は、第1基地局BS(n)及びパケット交換網PN(m)を介して、端末12と音声通話を継続する。そして、図示されていないが、処理はステップSP40の処理に戻る。
移動体10は、回線交換フォールドバックする。具体的には、移動体10は、音声通話を中継する基地局を、第1基地局BS(1)から、回線交換網LNに接続された第2基地局BS(k)に切り替える。この際、移動体10は、音声通話の通信方式をパケット交換方式から回線交換方式に切り替える。そして、処理がステップSP78の処理に移行する。
移動体10は、第2基地局BS(k)及び回線交換網LNを介して、端末12と音声通話を継続する。そして、音声通話が終わると、一連の音声通話処理が終了する。
50…記憶手段
50A…論理テーブル
54…受信手段
56…判定手段
58…送信手段
BS…基地局(基地局装置)
PN…パケット交換網
LN…回線交換網
Claims (6)
- 音声通話が可能な移動体通信端末と、それぞれ第1通信網に接続されて前記音声通話を中継する複数の第1基地局装置と、前記第1通信網と異なる第2通信網に接続された第2基地局装置と、を備える通信システムであって、
前記複数の第1基地局装置のうち一つの第1基地局装置を新たに選択する場合に、選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定し、
前記判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能に構成されている、
通信システム。 - 前記第1基地局装置は、
前記中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報を記憶する記憶手段と、
前記音声通話の間に、前記複数の第1基地局装置のうち前記音声通話を中継している第1基地局装置と異なる第1基地局装置を前記移動体通信端末が選択する場合に、選択する第1基地局装置の識別コードを前記移動体通信端末から受信する受信手段と、
受信された識別コードに対応する位置情報を取得し、取得した位置情報が前記中継不可情報と対応するか否かを判定することで、前記選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果を前記移動体通信端末に送信する送信手段と、
を備え、
前記移動体通信端末は、中継禁止とされていることを示す判定の結果を受信した場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能に構成されている、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記位置情報は、TAC(Tracking Area Code)を含む、
請求項2に記載の通信システム。 - 前記第1通信網は、パケット交換網であり、前記第2通信網は、回線交換網である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信システム。 - 前記記憶手段には、前記中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報が記述されたテーブルが記憶されている、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信システム。 - パケット交換網に接続されて移動体通信端末の音声通話を中継する基地局装置であって、
前記中継が禁止されている位置に関連する中継不可情報を記憶する記憶手段と、
前記音声通話の間に、前記複数の第1基地局装置のうち前記音声通話を中継している第1基地局装置と異なる第1基地局装置を前記移動体通信端末が選択する場合に、選択する第1基地局装置の識別コードを前記移動体通信端末から受信する受信手段と、
受信された識別コードに対応する位置情報を取得し、取得した位置情報が前記中継不可情報と対応するか否かを判定することで、前記選択する第1基地局装置が中継禁止とされているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果を前記移動体通信端末に送信することで、前記移動体通信端末に対して、前記判定の結果が中継禁止とされていることを示す場合には、前記音声通話を中継する基地局装置を前記第2基地局装置に切り替え可能とさせる送信手段と、
を備える基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016184170A JP2018050168A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 通信システム及び基地局装置 |
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JP2016184170A Pending JP2018050168A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 通信システム及び基地局装置 |
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- 2016-09-21 JP JP2016184170A patent/JP2018050168A/ja active Pending
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