JP2018049413A - 情報端末装置およびプログラム - Google Patents

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慎二 宅野
Shinji Takuno
慎二 宅野
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Abstract

【課題】目的や用途に応じて複数の筆記具を使い分けられる場合も、各筆記具のペン先の寿命を適正に判定してユーザに報知することが可能な情報端末装置およびプログラムを提供する【解決手段】情報端末装置1は、画像を表示する液晶表示部32と、液晶表示部32に対するスタイラスペン20によるタッチ入力を受け付けるタッチパッド33と、制御部50と、を備える。ここで、制御部50は、タッチパッド33への筆記に用いるスタイラスペン20の芯(ペン先)を識別する識別情報を取得し、識別情報ごとにスタイラスペン20による総筆記距離を取得し、取得した総筆記距離に基づいて識別情報ごとに芯22の寿命を判定し、寿命の判定結果に基づく報知を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、スタイラスペン等の筆記具を用いて手書き入力が可能な情報端末装置および当該情報端末装置に用いるプログラムに関する。
従来、タブレット端末等の情報端末装置では、スタイラスペン(タッチペン)等の筆記具を用いて、タッチパネルに手書き入力を行うことができる。このような情報端末装置では、筆記具の使用に伴い、筆記具のペン先(芯)が摩耗する。ペン先の摩耗が進むと、筆記具の書き心地が劣化する。また、ペン先の摩耗が進むと、筆記具とタッチパネルとの距離が短くなる。筆記具の入力が電磁誘導方式や静電容量方式のタッチパネルにより受け付けられる構成の場合、このように筆記具とタッチパネルとの距離が短くなると、入力位置の検出精度が低下する。これにより、細かい箇所への入力が困難となる。
以下の特許文献1には、筆記具の筆記距離に基づいて、筆記具の寿命を予測する構成が記載されている。この構成では、筆記具の寿命が近いことが表示されるため、ユーザは、筆記具の交換時期を知ることができる。
特開平8−137724号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、装置に対する筆記距離により筆記具の寿命を判定するものであるため、ユーザが、目的や用途に応じて筆記具(芯)を使い分けて利用するような場合は、それぞれの筆記具(芯)の寿命を判定できないものであった。
かかる課題に鑑み、本発明は、目的や用途に応じて複数の筆記具(芯)が使い分けられる場合も、それぞれの筆記具(芯)の寿命を適正に判定してユーザに報知することが可能な情報端末装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、情報端末装置に関する。本態様に係る情報端末装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部に対する筆記具による入力を受け付ける入力受付部と、制御部と、を備える。前記制御部は、前記入力受付部への筆記に用いる前記筆記具の芯を識別する識別情報を取得し、前記識別情報ごとに前記芯による筆記距離を取得し、前記筆記距離に基づいて前記識別情報ごとに前記芯の寿命を判定し、前記寿命の判定結果に基づく報知を行う。
本態様に係る情報端末装置によれば、筆記具の芯ごとに、筆記距離が管理され、寿命の判定がなされるため、目的や用途に応じて複数の芯が使い分けられる場合も、筆記具の芯の寿命を適正に判定してユーザに報知することができる。
本発明の第2の態様は、画像を表示する表示部と、前記表示部に対する筆記具による入力を受け付ける入力受付部と、を備える情報端末装置の制御部に、前記入力受付部への筆記に用いる前記筆記具の芯を識別する識別情報を取得し、前記識別情報ごとに前記芯による筆記距離を取得し、前記筆記距離に基づいて前記識別情報ごとに前記芯の寿命を判定し、前記寿命の判定結果に基づく報知を行う、機能を付与するプログラムである。
本態様に係るプログラムが情報端末装置に搭載されることにより、上記第1の態様と同様の効果が奏され得る。
以上のとおり、本発明によれば、目的や用途に応じて複数の筆記具を使い分けられる場合も、各筆記具のペン先の寿命を適正に判定してユーザに報知することが可能な情報端末装置およびプログラムを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施形態1に係る、情報端末装置の正面図であり、図1(b)は、実施形態1に係る、情報端末装置の断面を示す図である。 図2(a)は、実施形態1に係る、芯が装着される前のスタイラスペン(筆記具)の構成を模式的に示す図である。図2(b)は、実施形態1に係る、芯が装着された後のスタイラスペン(筆記具)の構成を模式的に示す図である。 図3(a)は、実施形態1に係る、情報端末装置の構成を示すブロック図である。図3(b)は、実施形態1に係る、スタイラスペン(筆記具)の構成を示すブロック図である。 図4(a)および(b)は、実施形態1に係る、ユーザが、手書きアプリケーションを起動して、スタイラスペンでタッチパネルに手書き入力を行う様子を示す図である。 図5(a)は、実施形態1に係る、ペンIDの登録および使用対象ペンの特定のための処理を示すフローチャートである。図5(b)は、実施形態1に係る、管理テーブルの構成を示す図である。 図6は、実施形態1に係る、寿命判定処理を示すフローチャートである。 図7(a)、(b)は、それぞれ、実施形態1に係るペン芯が寿命に到達した場合の表示形態を示す図である。 図8(a)は、実施形態1の変更例1に係る、管理テーブルの構成を示す図である。図8(b)は、実施形態1の変更例2に係る、スタイラスペンの構成を示すブロック図である。 図9は、実施形態1の変更例2に係る、情報端末装置の構成を示すブロック図である。 図10は、実施形態2に係る、ペン先の登録および使用対象ペン先の特定のための処理を示すフローチャートである。 図11(a)は、実施形態2に係る、ペン先の撮像をユーザに促す画面を示す図である。図11(b)は、実施形態2に係る、管理テーブルの構成を示す図である。 図12(a)は、実施形態3に係る、ペン先の登録および使用対象ペン先の特定のための処理を示すフローチャートである。図12(b)は、実施形態3に係る、管理テーブルの構成を示す図である。
本実施形態は、情報端末装置の一種であるタブレット端末に本発明を適用したものである。本実施形態の情報端末装置は、教育用として利用されることが想定されている。なお、本発明は、タブレット端末に限らず、携帯電話機、携帯用ゲーム機、ノートパソコン等、他の種類の情報端末装置に適用されても良い。
<実施形態1>
実施形態1では、予め、色ごとに複数種類のスタイラスペンが準備され、各スタイラスペンには、対応する色の芯が装着されることが前提とされている。さらに、芯の硬度(2B、B、HBなど)ごと、スタイラスペンが準備されてもよい。
図1(a)は、情報端末装置1の正面図であり、図1(b)は、情報端末装置1の断面を示す図である。図1(a)、(b)には、便宜上、互いに直交するXYZ軸が示されている。X軸方向は、後述する入力受付面31aの短辺が延びる方向であり、Y軸方向は、入力受付面31aの長辺が延びる方向であり、Z軸方向は、入力受付面31aに垂直な方向である。
図1(a)、(b)に示すように、情報端末装置1は、筐体10と、複数のスタイラスペン20と、タッチパネル30と、カメラ部40と、を備える。筐体10には、各スタイラスペン20を収容するための複数の収容部11が設けられている。スタイラスペン20は、手で持たれる丸棒状のボディ21と、ボディ21に対して着脱可能な芯22とを含む。各スタイラスペン20の芯22は、黒、赤、青など、互いに異なる色となっている。芯22の色は、筆記される線の色に対応する。芯22とともに、ボディ21にも、筆記される線の色が付されてもよい。
なお、図1(a)には、3つの収容部11と3つのスタイラスペン20が図示されているが、収容部11の数とスタイラスペン20の数は、3つに限られるものではなく、2つ、または、4つ以上であってもよい。
タッチパネル30は、カバー31と、液晶表示部32と、タッチパッド33と、がZ軸方向に重ねられた構成となっている。
カバー31は、透明であり、筐体10を覆っている。カバー31の表側面(Z軸正側の面)は、平坦な面である。液晶表示部32、すなわち、タッチパッド33に対する入力は、カバー31の入力受付面31aを介して行われる。入力受付面31aは、カバー31の表側面の中央部分に位置する矩形形状の面であり、タッチパッド33における、入力を受付可能な領域に対応する。入力受付面31aは、縦横の長さが異なるように構成されている。
液晶表示部32は、液晶パネルと、液晶パネルを照明するLEDバックライトとを含み、各種の画像を表示する。なお、情報端末装置1には、液晶表示部32以外の表示部、たとえば、有機ELタイプの表示部が用いられてもよい。
タッチパッド33は、透明であり、液晶表示部32の表示面上に配され、入力受付面31aを介してスタイラスペン20による液晶表示部32に対する入力(以下、「タッチ入力」という)を受け付ける。タッチパッド33は、電磁誘導方式のデジタイザである。タッチパッド33には、X軸およびY軸の各座標位置にコイルが配置されている。これらコイルにより、スタイラスペン20側のコイルとの間で電磁誘導により励起された電流を検出することにより、スタイラスペン20の入力座標を検出する。デジタイザの構成および検出原理は、既に周知であるので、ここでは詳細な説明を割愛する。
カメラ部40は、筐体10におけるタッチパネル30の周縁位置に配置され、タッチパネル30の前方の被写体を撮影する。
図2(a)、(b)は、スタイラスペン20の構成を示す図である。
上記のように、スタイラスペン20は、ボディ21と、芯22からなっている。芯22は、所定長さの円柱形状を有し、先端が半球状に丸められている。ボディ21の先端には、芯22を嵌入可能な円柱状の穴21aが形成されている。穴21aの深さは、芯22の長さよりも浅い。穴21aに芯22を嵌入することにより、先端がボディ21から突出した状態で、芯22がボディ21に装着される。これにより、スタイラスペン20が使用可能となる。
図2(a)に示すように、各色の芯22は、複数本がセットとなっている。ボディ21に装着された芯22の先端が筆記により摩耗すると、穴21aから芯22が引き抜かれて、新しい芯22に交換される。
図3(a)は、情報端末装置1の構成を示すブロック図である。
情報端末装置1は、図1(a)、(b)に示した液晶表示部32、タッチパッド33、スタイラスペン20、カメラ部40に加え、制御部50および記憶部60を備える。制御部50および記憶部60は、図1(a)に示す筐体10内に収容されている。
制御部50は、CPU、タイマー等を含む。制御部50は、情報端末装置1の各部から信号を受信し、記憶部60に記憶されたプログラムに従って、情報端末装置1の各部を制御する。
記憶部60は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を含む。記憶部60は、寿命判定プログラム61と、管理テーブル62とを記憶している。後述のように、寿命判定プログラム61は、管理テーブル62を参照しながら、芯22の寿命判定処理を実行する。管理テーブル62は、スタイラスペン20ごとに、芯22の筆記距離を保持する。記憶部60は、寿命判定プログラム61および管理テーブル62の他、手書きアプリケーション等の各種アプリケーションのプログラムを記憶している。
図3(b)は、スタイラスペン20の構成を示すブロック図である。
スタイラスペン20は、制御部201と、記憶部202と、筆圧検出部203と、コイル部204と、電源部205と、を備える。
制御部201は、記憶部202に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。記憶部202は、制御部201が実行するプログラムとともに、スタイラスペン20を識別するための筆記具情報(ペンID)を記憶している。筆圧検出部203は、筆記時に芯22に付与される筆圧を検出する。たとえば、筆圧検出部203は、図2(a)の穴21aの底部に設置された圧電素子等の圧力センサを備える。
コイル部204は、上記のように、情報端末装置1のタッチパッド33上の各座標位置に配置されたコイルに対し、電磁誘導により電流を励起するためのコイルを備える。電源部205は、コンデンサ等の蓄電手段を備え、筆記動作の間に、タッチパッド33側のコイルによりコイル部204のコイルに励起された電力を蓄積する。電源部205は、蓄積した電力を、制御部201、記憶部202および筆圧検出部203に供給する。
なお、コイル部204は、情報端末装置1との間でデータの送受信を行うための通信部としても機能する。すなわち、コイル部204のコイルとタッチパッド33のコイルとの間で、電磁誘導により、信号の送受信が行われる。信号の送受信は、たとえば、スタイラスペン20による筆記動作の際に、一方のコイルから他方のコイルに励起される電流に、信号波形を重畳することにより行われる。
筆記動作が開始されると、制御部201は、一定周期で、記憶部202に記憶された識別情報(ペンID)を、コイル部204を介して、情報端末装置1に送信する。送信された識別情報(ペンID)は、タッチパッド33のコイルを介して、情報端末装置1側の制御部50により取得される。また、筆記動作の間、制御部201は、筆圧検出部203から随時入力される検出信号(筆圧情報)を所定のサンプリング期間でサンプリングし、サンプリング値を、随時、コイル部204を介して、情報端末装置1に送信する。送信されたサンプリング値(筆圧情報)は、タッチパッド33のコイルを介して、情報端末装置1側の制御部50により取得される。
図4(a)、(b)は、ユーザが、手書きアプリケーションを起動して、スタイラスペン20でタッチパネル30に手書き入力を行う様子を示す図である。図4(a)は、黒の芯22で筆記が行われたときの様子を示し、図4(b)は、赤の芯22で筆記が行われた筆記が行われたときの様子を示す。
手書きアプリケーションが起動されるとタッチパネル30(液晶表示部32)に手書き入力画面Sが表示される。手書き入力画面Sは、手書き入力領域S1を含む。ユーザは、カバー31表面の手書き入力領域S1内にスタイラスペン20で手書き入力を行う。
たとえば、図4(a)のように、ユーザが、右手にスタイラスペン20を持ち、そのスタイラスペン20をタッチパネル30に近づけると、スタイラスペン20の座標位置が検出される。その後、ユーザが、スタイラスペン20の芯22を手書き入力領域S1内でタッチさせたまま文字や絵の形に移動させると、芯22先端の軌跡に沿って線が表示される。
ここで、芯22の軌跡に沿って表示される線の色は、芯22の色に調整される。たとえば、図4(a)に示すように、黒の芯22で筆記が行われた場合は、黒で線が表示され、また、図4(b)に示すように、赤の芯22で筆記が行われた場合は、赤で線が表示される。筆記に用いる芯22の色は、スタイラスペン20から受信するペンIDによって識別される。すなわち、黒の芯22は、黒用のスタイラスペン20に装着され、赤の芯22は、赤用のスタイラスペン20に装着される。他の色の芯22も同様である。たとえば、スタイラスペン20には、どの色の芯22が装着されるべきかが視認可能な標記がなされている。スタイラスペン20の全部または一部に、装着対象の芯22の色と同じ色が付されてもよい。
情報端末装置1の記憶部60は、ペンIDと色とを対応付けたテーブルを記憶している。制御部50は、スタイラスペン20による筆記が行われた場合、スタイラスペン20から受信したペンIDに対応付けられた色で、筆記軌跡に沿って線を表示させる。また、制御部50は、スタイラスペン20から受信した筆圧情報に応じて、表示する線の太さを制御する。
ところで、スタイラスペン20に装着された芯22は、筆記の際に、カバー31との摩擦によって摩耗する。ここで、カバー31表面の滑りを押さえて、筆記感を向上させることができる。しかし、こうすると、筆記の際の芯22の摩耗量が増加する。
こうして、芯22の摩耗が進むと、芯22がカバー31表面を滑りにくくなるため、スタイラスペン20の書き心地が劣化する。また、芯22の摩耗が進むと、スタイラスペン20とタッチパネル30との距離が、設計時に想定された距離より短くなる。このようにスタイラスペン20とタッチパネル30との距離が短くなると、入力位置の検出精度が低下する。これにより、細かい箇所への入力が困難となる。
このため、芯22の摩耗量が所定量に到達した場合は、芯22が寿命に到達したとして、芯22の交換をユーザに促す報知を行うことが好ましい。たとえば、芯22を用いた筆記距離が所定の閾値に到達した場合に、芯22が寿命に到達したと判定することができる。
ここで、ユーザが、目的や用途に応じて複数のスタイラスペン20を使い分けて利用するような場合は、各スタイラスペン20における芯22の寿命を判定する必要がある。たとえば、上記のように、ユーザが、異なる色のスタイラスペン20を使い分ける場合、スタイラスペン20ごとに、芯22の寿命を判定する必要がある。
そこで、実施形態1では、スタイラスペン20ごとに筆記距離を管理して、各スタイラスペン20に装着された芯22が寿命に到達したか否かを判定している。
図5(a)は、ペンIDの登録および使用対象ペンの特定のための処理を示すフローチャートである。図5(a)の処理フローは、入力受付面31aに対する筆記がなされている間に繰り返し実行される。
筆記動作が開始すると、制御部50は、スタイラスペン20からペンIDを含むペン情報を受信したか否かを判定する(S101)。ペン情報を受信すると(S101:YES)、制御部50は、受信したペン情報からペンIDを取得し(S102)、取得したペンIDが管理テーブル62に登録済みか否かを判定する(S103)。
図5(b)は、管理テーブル62の構成を示す図である。
図5(b)に示すように、管理テーブル62には、ペンIDに対応付けて、各ペンIDのスタイラスペン20を用いた総筆記距離が保持されている。
図5(a)のステップS103では、既に、管理テーブル62にペンIDが含まれているか否かが判定される。取得したペンIDが管理テーブル62に登録済みであると(S103:YES)、制御部50は、取得したペンIDのスタイラスペン20が現在使用中であると判定する(S105)。この場合、筆記動作に伴い、管理テーブル62上の、当該ペンIDに対応付けられた総筆記距離が更新される。
取得したペンIDが管理テーブル62に登録済みでない場合(S103:NO)、制御部50は、取得したペンIDを新たに管理テーブル62に登録する(S104)。このとき、管理テーブル62上の、当該ペンIDに対応付けられた総筆記距離はゼロとされる。そして、制御部50は、取得したペンIDのスタイラスペン20が現在使用中であると判定し(S105)、筆記動作に伴い、管理テーブル62上の、当該ペンIDに対応付けられた総筆記距離を更新する。
図6は、寿命判定処理を示すフローチャートである。図6の処理フローは、入力受付面31aに対する筆記がなされている間に繰り返し実行される。
筆記動作が開始すると、制御部50は、前回、図6のルーチンを実行したタイミング、すなわち、前回のルーチンでステップS201の判定がYESとなったタイミングから、一定時間(たとえば、0.1秒程度)が経過したか否かを判定する。前回のルーチンから一定時間が経過すると(S201:YES)、制御部50は、この一定時間の間にスタイラスペン20で筆記された距離ΔD0を取得する(S202)。ここで、制御部50は、当該一定時間に筆記された軌跡(座標データ群)を、随時、記憶部60に記憶させ、この軌跡(座標データ群)に基づいて、距離ΔD0を取得する。なお、情報端末装置1の起動時には、最初のタッチ入力から一定時間が経過するまでに筆記された距離が距離ΔD0として取得される。
次に、制御部50は、取得した距離ΔD0を、スタイラスペン20(芯22)の使用開始時から積算した総筆記距離D0に加算して、総筆記距離D0を更新する(S203)。ここでは、図5(b)の管理テーブル62の総筆記距離のうち、図5(a)のステップS105で特定されたペンIDに対応する総筆記距離D0が更新される。そして、制御部50は、更新した総筆記距離D0が閾値Dthを超えたか否かを判定する(S204)。ここで、閾値Dthは、芯22が寿命に到達するまでの総筆記距離に設定されている。
更新した総筆記距離D0が閾値Dthを超えていない場合(S204:NO)、制御部50は、今回の処理を終了し、処理をステップS201に戻して、次の処理を実行する。更新した総筆記距離D0が閾値Dthを超えていると(S204:YES)、制御部50は、芯22が寿命に達したとして、芯22の交換を促す報知を行う(S205)。
図7(a)は、芯22が寿命に到達した場合の表示形態を示す図である。
図6のステップS205において、図7(a)に示す画面が液晶表示部32に割り込み表示される。画面には、芯22の交換を促す文が記載されたテキスト領域301と、2つのキー302、303が含まれている。キー302は、芯22の交換を行う場合に操作されるキーであり、キー303は、芯22の交換をスキップする場合に操作されるキーである。
芯22の交換を行う場合、ユーザは、キー302をタッチする。これにより、芯22の交換方法を説明する文および画像と、芯22の交換が完了した場合に操作される完了キーが表示される。ユーザは、表示された交換方法を参照して、スタイラスペン20に対して芯22の交換を行う。その後、ユーザは、完了ボタンにタッチする。これにより、画面が、割り込み前の画面に復帰する。また、完了ボタンのタッチに応じて、図5(b)の管理テーブル62において、芯22の交換が促されたスタイラスペン20に対応するペンIDの総筆記距離D0が、0にリセットされる。
芯22の交換を行わない場合、ユーザは、キー303をタッチする。これにより、画面が、割り込み前の画面に復帰する。この場合、図7(b)に示すように、芯交換の文字が表記されたキー304が、復帰後の画面において、操作に支障のない位置に表示される。ユーザは、キー304により、芯22の交換が必要であることを把握できる。ユーザがキー304にタッチすると、図7(a)のキー302がタッチされた場合と同様の画面が表示される。これにより、ユーザは、円滑に、芯22の交換を行うことができる。
なお、図7(a)、(b)の例では、図6のステップS205における報知が、液晶表示部32における表示により行われたが、この表示とともに、または、この表示に代えて、音声やランプの点灯等の他の報知方法によって、ステップS205の報知が行われてもよい。
また、図6の例では、ステップS201、S202において、一定時間が経過するごとに、その間に筆記された距離ΔD0を取得して、総筆記距離D0に加算したが、所定距離が筆記されるごとに、順次、その距離を総筆記距離D0に加算してもよい。あるいは、入力受付面31aに対するタッチ入力からタッチ解除までの間に筆記された距離を距離ΔD0として取得して、総筆記距離D0に加算してもよい。
<実施形態1の効果>
以上、実施形態1によれば、以下の効果が奏される。
スタイラスペン20ごとに、総筆記距離D0が管理され、各スタイラスペン20に装着された芯22の寿命が判定されるため、目的や用途に応じて複数のスタイラスペン20が使い分けられる場合も、各スタイラスペン20の芯22の寿命を適正に判定してユーザに報知することができる。
また、制御部50は、スタイラスペン20から受信したペンIDごとに、各スタイラスペン20に装着された芯22の総筆記距離D0を管理するため、各芯22の寿命判定に用いる総筆記距離D0を、簡易な処理により円滑に、更新および管理することができる。
また、芯22が寿命に達したと判定すると、制御部50は、図7(a)に示す画面を液晶表示部32に割り込み表示させる。これにより、ユーザは、芯22が寿命であることを把握することができ、芯22の交換を適切に進めることができる。また、図7(a)の画面において、ユーザがキー303にタッチした場合も、図7(b)に示すように、復帰後の画面において、キー304が表示される。これにより、ユーザは、スキップ操作後に随時、キー304にタッチして、芯22の交換を進めることができる。
<変更例1>
上記実施形態1では、複数のスタイラスペン20に対して共通の閾値Dthが設定されたが、図8(a)に示すように、ペンIDごとに異なる閾値Dthx、Dthy、Dthzが設定されてもよい。たとえば、スタイラスペン20ごとに芯22の質感や滑りが異なり、このため、芯22の摩耗のし易さが異なる場合に、図8(a)に示すように、芯22ごと、すなわち、ペンIDごとに、閾値Dthを設定することが好ましい。これにより、各スタイラスペン20における芯22の寿命を、より適正に判定できる。
<変更例2>
上記実施形態1では、スタイラスペン20のコイル部204により、ペンIDや筆圧などのペン情報が、情報端末装置1側に送信されたが、図8(b)に示すように、スタイラスペン20に、別途、ブルートゥース(登録商標)等による無線通信部206を設けて、ペン情報を情報端末装置1に送信してもよい。この場合、図9に示すように、無線通信部206と通信を行うための無線通信部70が、情報端末装置1に設けられる。
また、上記実施形態1では、コイル部204に励起された電力を電源部205に充電する構成であったが、図8(b)に示すように、電源部205に対して蓄電池205aが着脱可能であってもよい。
図8(b)の構成の場合、スタイラスペン20に、各種機能を実行させるための操作ボタンを配置して、スタイラスペン20の多機能化を図ることができる。たとえば、スタイラスペン20に、芯22を消しゴムとして使用するための消しゴム機能や、芯22の着脱を検知する機能などを持たせることができる。消しゴム機能が設定されたことを示す情報や、芯22の着脱を検知したことを示す情報は、随時、無線通信部206から情報端末装置1に送信される。
なお、図8(b)の構成では、上記実施形態1に比べて、通信可能距離が長くなる。このため、筆記動作以外の場面においても、適宜、各種情報をスタイラスペン20から情報端末装置1に送信することができる。
<実施形態2>
実施形態1では、予め、色ごとに複数種類のスタイラスペン20が準備され、各スタイラスペン20には、対応する色の芯22が装着されることが前提であった。これに対し、実施形態2では、1つのスタイラスペン20に対して、色(黒、赤、など)や芯22の硬度(2B、B、HBなど)等が異なる芯22を交換可能であることが前提とされる。
なお、各硬度の芯22は、対応する硬度の書き心地となるように、芯22の滑り感や材質が、互いに異なっている。各硬度の芯22は、画像処理により、互いに異なる特徴量を取得可能に構成される。たとえば、各硬度の芯22は、質感や形状等が互いに異なるように構成されている。
実施形態2において、スタイラスペン20および情報端末装置1は、たとえば、図8(b)および図9の構成を備える。処理に必要な情報をスタイラスペン20から情報端末装置1に送信できれば、スタイラスペン20および情報端末装置1が、それぞれ、図3(b)および図3(a)の構成であってもよい。
図10は、実施形態2に係る、ペン先の登録および使用対象ペン先の特定のための処理を示すフローチャートである。
制御部50は、使用中のスタイラスペン20において、芯22(ペン先)の変更がなされたか否かを判定する(S111)。たとえば、制御部50は、使用中のスタイラスペン20から、芯22(ペン先)が変更されたことを示す情報を受信したか否かによって、ステップS111の判定を行う。ここで、スタイラスペン20は、たとえば、以下の処理により、芯22(ペン先)の変更を検知する。
図8(a)の構成において、スタイラスペン20の制御部201は、たとえば、筆圧検出部203からの筆圧信号に基づいて、芯22の変更を検知する。一般に、芯22は、スタイラスペン20の穴21aに装着される場合、穴21aの底部に配置された筆圧検出部203に軽く押し当てられた状態で、穴21aに仮留めされる。この場合、芯22を穴21aから抜き取る場合と、芯22を穴21aに装着する場合とにおいて、それぞれ、筆圧検出部203の出力に固有の変化が生じる。制御部201は、この変化を検出して、芯22が変更されたことを検知する。こうして、芯22の交換を検知すると、スタイラスペン20の制御部201は、そのことを示す情報を、ペンIDとともに、無線通信部206を介して、情報端末装置1に送信する。
この情報を受信した場合に、情報端末装置1の制御部50は、芯22(ペン先)の変更がなされたと判定する。ただし、芯22(ペン先)の変更を検出する方法は、これに限られるものではない。たとえば、連続筆記が途絶えた期間が所定時間である場合に、芯22が変更された可能性があるとして、ステップS111の判定がYESとされてもよい。また、筆記が途絶えている間に、制御部50が、スタイラスペン20から継続的に筆圧情報を受信して筆圧の変化を監視し、筆圧に上記の変化があった場合に、芯22(ペン先)が変更されたと判定してもよい。
なお、情報端末装置1が起動された後、筆記がなされるまでの間は、ステップS111の判定がYESとされる。
ステップS111の判定がYESの場合、制御部50は、カメラ部40にスタイラスペン20の先端をかざすことをユーザに促す報知を行う(S112)。ここで、制御部50は、液晶表示部32に、ペン先の撮像をユーザに促す画面を表示させる。画面の表示に代えて、あるいは、画面の表示とともに、音声等によって、ペン先の撮像をユーザに促すようにしてもよい。
図11(a)は、図10のステップS112で表示される画面を示す図である。この画面は、ペン先の撮像をユーザに促す文字を表示するテキスト領域311と、OKキー312とを含んでいる。この画面を参照して、ユーザは、OKキー312にタッチし、スタイラスペン20のペン先をカメラ部40にかざす。
図10に戻り、OKキー312がタッチされたことを検出すると(S113:YES)、制御部50は、カメラ部40を起動して撮像を行う(S114)。そして、制御部50は、撮像画像を解析して、ペン先の画像(以下、「ペン先画像」という)を取得できたか否かを判定する(S115)。ペン先画像を取得できなかった場合(S115:NO)、制御部50は、エラー処理を実行する(S116)。エラー処理において、制御部50は、たとえば、図11(a)の画面にさらにペン先画像を取得できなかったことを示すテキストを含めた画面を表示して、処理をステップS113に戻す。
ペン先画像を取得できた場合(S115:YES)、制御部50は、取得したペン先画像を解析して、ペン先の特徴量を抽出する(S117)。たとえば、制御部50は、ペン先画像に含まれる芯22の色、形(幅、長さ、面積、等)および質感等を、特徴量として抽出する。そして、制御部50は、取得した特徴量が、既に、管理テーブル62に登録されているか否かを判定する(S118)。
図11(b)は、管理テーブル62の構成を示す図である。
管理テーブル62は、ペン先の特徴量ごとに総筆記距離D0を対応づけた構成となっている。ペン先番号は、新たにペン先の特徴量が管理テーブル62に登録される際に、連続番号として自動付番される。図11(b)中、C1、C2は、芯22(ペン先)の色を示す特徴量であり、F1、F2は、芯22(ペン先)の形を示す特徴量である。管理テーブル62では、ペン先番号、すなわち、ペン先特徴量ごとに、総筆記距離が管理および更新される。なお、特徴量として、ペン先画像そのものが登録されてもよい。
図10に戻り、ステップS117で抽出した特徴量にマッチングする特徴量が既に管理テーブル62に登録されている場合(S118:YES)、制御部50は、管理テーブル62中の当該特徴量に対応するペン先(ペン先番号)を、筆記に用いるペン先に特定する(S120)。他方、ステップS117で抽出した特徴量と同一の特徴量が管理テーブル62に登録されていない場合(S118:NO)、制御部50は、当該特徴量を管理テーブル62に登録し(S119)、当該特徴量に対応するペン先(ペン先番号)を、筆記に用いるペン先に特定する(S120)。
その後、制御部50は、ステップS120で特定したペン先(ペン先番号)に対して、図6の処理を実行する。これにより、ステップS120で特定したペン先(ペン先番号)に対応する総筆記距離D0が、筆記に伴い、管理テーブル62において更新される。そして、更新された総筆記距離D0が閾値Dthを超えると、ステップS120で特定したペン先(芯22)が寿命に到達したとして、図7(a)に示す芯交換の報知画面が表示される。
なお、使用に伴いペン先(芯22)の色や形状が変化し得る。少なくとも、ペン先(芯22)の形状、すなわち、長さや面積は、使用に伴い変化する。したがって、管理テーブル62に登録されたペン先特徴量は、所定のタイミングで更新されることが好ましい。たとえば、前回の登録時から総筆記距離が一定距離だけ増加したタイミングや、一定時間が経過したタイミングで、図11(b)のペン先特徴量を更新すればよい。この場合、これらのタイミングで図10の処理が行われた際に、ステップS117で抽出された特徴量を、新たな特徴量として、管理テーブル62のペン先特徴量を更新すればよい。
<実施形態2の効果>
実施形態2によれば、ペン先(芯22)ごとに、総筆記距離D0が管理されて、ペン先(芯22)の寿命が判定されるため、目的や用途に応じてペン先(芯22)が使い分けられる場合も、各ペン先(芯22)の寿命を適正に判定してユーザに報知することができる。
また、制御部50は、ペン先(芯22)の変更がなされたと判定するごとに、ペン先を撮像して特徴量を抽出して、使用対象のペン先を特定する。このため、筆記の途中で、ユーザが、色の異なるペン先に変更し、あるいは、硬度の異なるペン先に変更したような場合も、各ペン先について総筆記距離が適正に更新される。よって、各ペン先(芯22)の寿命を、適正に判定することができる。
また、ペン先の画像を取得する場合に、制御部50は、カメラ部40にスタイラスペン20のペン先をかざすことをユーザに促す報知を行う。これにより、ユーザは、カメラ部40にペン先をかざすようになり、情報端末装置1において、ペン先画像を確実に取得することができる。
<実施形態3>
上記実施形態1、2では、タッチパッド33が電磁誘導方式のタッチパッドであったが、実施形態3では、タッチパッド33が静電容量方式のタッチパッドからなっている。実施形態3では、筆記時に検出された静電容量値により、筆記に用いるペン先が特定される。実施形態3でも、実施形態2と同様、1つのスタイラスペン20に対して、複数種類のペン先が装着可能であることが想定されている。各ペン先は、筆記時にタッチパッド33によって検出される静電容量が互いに異なるように構成されている。
図12(a)は、実施形態3に係る、ペン先の登録および使用対象ペン先の特定のための処理を示すフローチャートである。
入力受付面31aに対して筆記が開始されると(S131:YES)、制御部50は、当該筆記の間の静電容量値をタッチパッド33から取得する(S132)。ここで取得される静電容量値は、たとえば、当該筆記の間の静電容量値の平均値であってよく、あるいは、タッチ入力直後の静電容量値であってもよい。そして、制御部50は、取得した静電容量値が管理テーブル62に既に登録済みか否かを判定する(S133)。
図12(b)は、実施形態3に係る、管理テーブル62の構成を示す図である。
管理テーブル62は、静電容量値ごとに総筆記距離D0を対応づけた構成となっている。ペン先番号は、新たにペン先の特徴量が管理テーブル62に登録される際に、連続番号として自動付番される。
図12(a)に戻り、ステップS133で取得した静電容量値と略同一の静電容量値が既に管理テーブル62に登録されている場合(S133:YES)、制御部50は、管理テーブル62中の当該静電容量値に対応するペン先(ペン先番号)を、筆記に用いるペン先に特定する(S135)。他方、ステップS132で取得した特徴量と略同一の特徴量が管理テーブル62に登録されていない場合(S133:NO)、制御部50は、当該静電容量値を管理テーブル62に登録し(S134)、当該静電容量値に対応するペン先(ペン先番号)を、筆記に用いるペン先に特定する(S135)。
その後、制御部50は、ステップS120で特定したペン先(ペン先番号)に対して、図6の処理を実行する。これにより、ステップS120で特定したペン先(ペン先番号)に対応する総筆記距離D0が、筆記に伴い、管理テーブル62において更新される。そして、更新された総筆記距離D0が閾値Dthを超えると、ステップS120で特定したペン先(芯22)が寿命に到達したとして、図7(a)に示す芯交換の報知画面が表示される。
なお、使用に伴いペン先(芯22)の静電容量値が変化し得る。ペン先(芯22)が摩耗により短くなると、静電容量値が変化する。したがって、管理テーブル62に登録された静電容量値は、所定のタイミングで更新されることが好ましい。たとえば、前回の登録時から総筆記距離が一定距離だけ増加したタイミングや、一定時間が経過したタイミングで、図12(b)の静電容量値を更新すればよい。この場合、これらのタイミングで図12(a)の処理が行われた際に、ステップS132で取得された静電容量値を、新たな静電容量値として、管理テーブル62の静電容量値を更新すればよい。
<実施形態3の効果>
実施形態3によれば、ペン先(芯22)ごとに、総筆記距離D0が管理されて、ペン先(芯22)の寿命が判定されるため、目的や用途に応じてペン先(芯22)が使い分けられる場合も、各ペン先(芯22)の寿命を適正に判定してユーザに報知することができる。
また、実施形態3によれば、実施形態2にようにユーザにペン先の撮像を促す必要がない。実施形態3では、通常の筆記動作の際に、ペン先の識別および特定が行われる。よって、情報端末装置1の利便性を向上させることができる。
<他の変更例>
実施形態2、3では、ペン先を特定するための情報として、ペン先画像から抽出した特徴量、または、ペン先に由来する静電容量値が用いられたが、ペン先を特定するための情報はこれに限られるものではない。たとえば、スタイラスペン20が、ペン先ID等、ペン先を特定可能な情報を送信可能な構成であれば、この情報を、情報端末装置1の管理テーブル62において、ペン先を特定するための情報として管理してもよい。
また、上記実施形態1、2、3および変更例1、2では、スタイラスペン20に対して芯22が交換または変更可能であったが、スタイラスペン20は必ずしも芯22が交換または変更可能でなくともよい。この場合、上記ステップS205では、スタイラスペン20全体の交換を促す報知が行われる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 情報端末装置
20 スタイラスペン(筆記具)
21 ボディ
22 芯
32 液晶表示部(表示部)
33 タッチパッド(入力受付部)
50 制御部
60 記憶部
61 寿命判定プログラム
62 管理テーブル

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部に対する筆記具による入力を受け付ける入力受付部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記入力受付部への筆記に用いる前記筆記具の芯を識別する識別情報を取得し、
    前記識別情報ごとに前記芯による筆記距離を取得し、
    前記筆記距離に基づいて前記識別情報ごとに前記芯の寿命を判定し、
    前記寿命の判定結果に基づく報知を行う、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  2. 請求項1に記載の情報端末装置において、
    前記筆記具と通信を行う通信部を備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して前記筆記具から前記筆記具を識別する筆記具情報を受信し、受信した前記筆記具情報を前記識別情報として取得する、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  3. 請求項1に記載の情報端末装置において、
    前記筆記具の先端を撮像可能なカメラ部を備え、
    前記制御部は、前記カメラ部により撮像された前記筆記具の先端の画像に基づく特徴情報を、前記識別情報として取得する、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  4. 請求項3に記載の情報端末装置において、
    前記制御部は、前記筆記具において芯の変更がなされたか否かを判定し、芯の変更がなされたと判定した場合に、前記カメラ部による前記筆記具の先端の画像を撮像して前記特徴情報を取得する、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  5. 請求項4に記載の情報端末装置において、
    前記筆記具と通信を行う通信部を備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して前記筆記具から芯の変更が行われたことを示す情報を受信したか否かに基づいて、前記判定を行う、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  6. 請求項3ないし5の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    前記制御部は、前記カメラ部を介して前記筆記具の先端の画像を取得する場合に、前記カメラ部に前記筆記具の先端をかざすことをユーザに促す報知を行う、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    前記筆記具は、芯が交換可能となっており、
    前記制御部は、前記寿命の判定結果に基づく報知として、前記芯の交換要否に関する報知を行う、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の情報端末装置において、
    複数種類の前記筆記具と、
    これら筆記具を収容する収容部と、を備える、
    ことを特徴とする情報端末装置。
  9. 画像を表示する表示部と、前記表示部に対する筆記具による入力を受け付ける入力受付部と、を備える情報端末装置の制御部に、
    前記入力受付部への筆記に用いる前記筆記具の芯を識別する識別情報を取得し、
    前記識別情報ごとに前記芯による筆記距離を取得し、
    前記筆記距離に基づいて前記識別情報ごとに前記芯の寿命を判定し、
    前記寿命の判定結果に基づく報知を行う、
    機能を付与するプログラム。
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