JP2018048529A5 - - Google Patents

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JP2018048529A5
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安全柵ならびにロックアウト装置
本発明は、内側に設備機器が設置されかつ内側と外側との出入り用の扉が設けられている安全柵に関する。また、本発明は、前記安全柵に用いるロックアウト装置に関する。
例えば特許文献1には、作業エリア内の産業用機器、産業用ロボット等を休止させる場合に、安全用のドアスイッチのスイッチ本体を操作できない状態にする、ということが記載されている。
前記ドアスイッチは、前記作業エリアの出入り口に取り付けられる固定枠に取り付け固定されたスイッチ本体および受け金具と、前記固定枠にヒンジ連結されるドアに横スライド可能に装着されたスライドキーとを組み合わせた構成になっている。
そして、前記スイッチ本体および前記受け金具からスライドキーの操作キーを抜き出してから、前記受け金具に装着したタグ片を振り下げ回動して前記受け金具の前面を覆い隠すロックアウト姿勢にすると、前記スイッチ本体に前記操作キーを挿入できない状態になる。この状態では、前記タグ片の孔と前記受け金具の孔とが連通するので、これら両方の孔に南京錠を掛ければ、前記タグ片を振り上げ開放できなくなる。
また、特許文献2には、作業ロボットのような機械の駆動範囲を取り囲むフェンスにおいて、前記フェンスの出入口のヒンジ式の扉に、前記機械をオン・オフする安全スイッチのロック禁止方法が記載されている。
前記安全スイッチは、キーユニットと、スイッチ本体とを含む。キーユニットは前記扉に設けられていて、このキーユニットには鍵がスライド操作可能に設けられている。鍵の内部には、コイルとコンデンサからなる共振回路が埋め込まれている。
前記スイッチ本体は前記扉が取り付けられる扉枠に設けられていて、このスイッチ本体には前記鍵が挿抜される鍵穴が設けられている。スイッチ本体には、前記鍵穴に前記鍵が挿入されたことを判定する手段を有している。
この手段は、磁界を発生するコイルと、送受信回路および信号処理回路とを備える。そして、前記送受信回路により前記コイルに交流電流を流して磁界を発生させることによって、前記鍵に設けられるコイルとコンデンサからなる共振回路を共振させ、前記信号処理回路が前記共振周波数と所定の周波数とが一致したと判定したときに、前記鍵が前記鍵穴に挿入されたと判断する。
そして、前記鍵を前記鍵穴から抜き出したときに前記鍵を挿入できない状態にするために、ロックアウトタグ(ロック禁止具)および南京錠を用いるようにしている。このロックアウトタグは、前記鍵と略同形状に形成されており、その先端側には前記南京錠が引っ掛けられる長孔が設けられている。
ロックアウト手順としては、前記鍵を鍵穴から抜き出して前記扉を開放した後、前記鍵穴に前記ロックアウトタグを挿入し、このロックアウトタグの長孔に前記南京錠を引っ掛けてロックする。これにより、前記鍵穴に前記鍵を挿入することができなくなるので、前記安全スイッチをオンにできないようになる。
なお、前記ロックアウトタグの長孔には、複数の作業者それぞれが所持する南京錠をすべて掛けることが可能になっている。
特許第4351608号公報 特開2008−186757号公報
上記特許文献1では、前記南京錠の鍵を複数の作業者が所持している場合、いずれか一人の作業者が前記南京錠をアンロックしてしまうと、前記作業エリア内に作業者が残ったままでも、前記ドアを閉めてロックすることができる。そのため、前記作業エリア内に残ったままの作業者の安全性が低くなる、と言える。
一方、上記特許文献2では、南京錠の鍵を複数の作業者が所持している場合、すべての作業者がそれぞれに対応する南京錠を取り外さない限り、前記ロックアウトタグを取り外すことができないので、作業エリア内に作業者が一人でも残っていると、前記扉を閉めてロックすることができない。そのため、前記作業エリア内に作業者を残したまま扉をロックすることができなくなるなど、作業者の安全性が高くなる、と言える。
しかしながら、上記特許文献2では、前記ロックアウトタグがチェーンを介して扉枠に取り付けられているだけであるので、当該ロックアウトタグが万一にでも持ち去られてしまうなど紛失すると、ロックアウトできなくなる。ここに改良の余地がある。
このような事情に鑑み、本発明は、内側に設備機器が設置されかつ内側と外側との出入り用の扉が設けられている安全柵において、前記扉の開放に伴うロックアウトに関連する部材の紛失を防止できるようにしながら、ロックアウトの信頼性を高めることを目的としている。また、本発明は、前記安全柵に用いるロックアウト装置において、前記扉の開放に伴うロックアウトに関連する部材の紛失を防止できるようにしながら、ロックアウトの信頼性を高めることを目的としている。
本発明は、内側に設備機器が設置されかつ内側と外側との出入り用の扉が設けられている安全柵であって、前記扉または当該扉取り付け用の扉枠に設けられる係止部と、前記扉枠または前記扉に設けられかつ前記扉の閉塞時に前記係止部が前後方向で重合される被係止部と、前記係止部と前記被係止部とに跨って取り付けられて前記扉を開放不可能なロック状態にする一方で、取り外されて前記扉を開放可能なアンロック状態にするための第1の錠と、前記扉枠に設けられかつ前記設備機器への動力供給ラインに当該動力供給ラインを遮断または接続するように介装される切換部材と、この切換部材に取り外し可能に装着されることによって前記動力供給ラインを接続するための操作部材と、前記切換部材から前記操作部材が取り外されているときに当該操作部材を前記切換部材に装着不可能な状態にするためのロックアウト装置と、を備え、前記ロックアウト装置は、前記扉枠において前記切換部材の側方に設置されかつ前記第1の錠の解除キーが収納される収納部付きのガイドレールと、このガイドレールにスライド可能に係合されかつ前記切換部材に前記操作部材が装着されているときに当該操作部材によってスライド不可能にされて前記解除キーを取り出し不可能に覆い隠す第1位置に拘束される一方で前記切換部材から前記操作部材が取り外されているときに前記切換部材を覆い隠すとともに前記解除キーを取り出し可能に露呈する第2位置にスライド可能とされるスライダとを備え、前記ガイドレールと前記スライダとには、前記第2位置でのみ前記スライダを不動にするための第2の錠を引っ掛け可能とするように合致する引っ掛け孔がそれぞれ設けられている、ことを特徴としている。
なお、前記扉については、ヒンジを用いて回動するタイプ、または直線的にスライドするタイプ等のいずれであってもよい。
この構成において、前記扉を開放するには、まず、作業者が前記切換部材から前記操作部材を取り外すことによって前記動力供給ラインを遮断して前記設備機器に動力を供給不可能な状態にする、必要がある。
そして、前記操作部材を前記切換部材から取り外した状態を維持したまま前記扉を開けるために、前記スライダを前記第2位置にスライドさせて前記第1の錠の解除キーを取り出し、当該解除キーで前記第1の錠をアンロックすることにより取り外す。これにより、扉を開放することが可能になる。
このように、前記スライダを前記第2位置にスライドさせた状態つまり前記切換部材を前記スライダによって覆い隠した状態にすると、当該スライダおよび前記ガイドレールの各引っ掛け孔が合致する。
そこで、前記各引っ掛け孔に第2の錠(または前記取り外した第1の錠)を引っ掛けてロックすると、ロックアウト状態になる。
つまり、前記のようなロックアウト状態になると、前記スライダを前記第1位置に戻すことが物理的にできなくなるので、第三者(前記安全柵の内側に入った作業者以外の作業者)が前記操作部材と同一で別の操作部材を所持していても、当該操作部材を前記切換部材に装着することが物理的にできなくなる。
これにより、前記第三者によって前記設備機器が作動させられてしまう、という予期せぬ事態の発生を確実に回避できるようになる。
従って、前記扉を開けて前記ロックアウト状態にしてから前記安全柵の内側に作業者が入る際には、前記第2の錠をロックすることにより、前記設備機器を作動不可能にできるので、前記安全柵の内側に入った作業者が万一にも前記設備機器で負傷するおそれが無くなるなど、作業者の安全を確実に確保できるようになる。
しかも、本発明の構成では、前記切換部材を覆い隠すためのスライダがガイドレールを介して前記扉枠に固定されているので、当該スライダが持ち去られるなど、紛失する心配が無い。そのため、どのような状況においても、確実にロックアウト状態を成立させることが可能になる。
ところで、前記安全柵には、前記スライダを前記第2位置に向けて常に付勢するための付勢部材をさらに備える、構成とすることができる。
この構成では、前記操作部材を前記切換部材から取り外したときに、前記スライダが前記付勢部材の付勢力によって前記第2位置にスライドさせられることになる。
これにより、前記操作部材を取り外すと、前記切換部材が前記スライダによって自動的に覆い隠されることになるとともに、前記第1の錠の解除キーが露呈する。そのため、前記ロックアウトを成立させる際の作業を減らすことが可能になるなど、簡略化に貢献できる他、前記第1の錠の解除キーの保管場所を容易に認識することができる。
また、前記安全柵には、前記第2の錠を収納するための収納棚をさらに備え、この収納棚の前方開口には、前記係止部および前記被係止部から前記第1の錠を取り外した状態において前記前方開口を開放可能にする一方で、前記係止部および前記被係止部に前記第1の錠を取り付けてロックした状態において前記前方開口を開放不可能にするカバーが設けられている、構成とすることができる。
この構成では、前記安全柵の内側に入る作業者が前記第2の錠を持ち歩く必要が無くなるとともに、前記第2の錠を第三者が持ち出すことを防止できるようになる。
また、前記扉枠には、前記扉を閉塞した状態で内側からロックするための内掛けロック装置が設けられている、構成とすることができる。
この構成では、前記安全柵の内側に入った作業者が前記扉を内側から閉塞してロックすることが可能になるから、前記扉を第三者(前記安全柵の内側に入った作業者以外の作業者)が外側から開放することができなくなる。これにより、前記安全柵の内側に入った作業者の安全を確保するうえで有利になる。
これにより、前記第三者が、前記操作部材と同一で別の操作部材を所持していても、当該操作部材を前記切換部材に装着する行為をしてはだめだと認識できるようになる。
また、前記安全柵の周壁には、前記操作部材が前記切換部材から取り外されたときにその状態を報知するための報知装置が設けられている、構成とすることができる。
この構成では、安全柵の周辺にいる作業者が、前記報知装置により前記操作部材が前記切換部材から取り外されている状態になっているか否かを認識しやすくなる。
また、前記動力供給ラインは電力供給ラインとされ、前記切換部材は前記電力供給ラインに当該電力供給ラインを遮断するように介装されるソケットとされ、前記操作部材は前記ソケットに装着されることによって前記電力供給ラインを接続するセフティプラグとされる、ことができる。
また、本発明は、前記安全柵に用いるロックアウト装置であって、ガイドレールと、スライダと、を備え、前記ガイドレールは、前記扉枠において前記切換部材の側方に設置されかつ前記扉を開放不可能なロック状態にする一方で前記扉を開放可能なアンロック状態にするための第1の錠の解除キーが収納される収納部が設けられており、前記スライダは、前記ガイドレールにスライド可能に係合されかつ前記切換部材に前記操作部材が装着されているときに当該操作部材によってスライド不可能にされて前記解除キーを取り出し不可能に覆い隠す第1位置に拘束される一方で前記切換部材から前記操作部材が取り外されているときに前記切換部材を覆い隠すとともに前記解除キーを取り出し可能に露呈する第2位置にスライド可能とされるものであり、前記ガイドレールと前記スライダとには、前記第2位置でのみ前記スライダを不動にするための第2の錠またはハスプを引っ掛け可能とするように合致する引っ掛け孔がそれぞれ設けられている、ことを特徴としている。
このロックアウト装置において、前記スライダを前記第2位置に向けて常に付勢するための付勢部材をさらに備える、構成とすることができる。
本発明は、内側に設備機器が設置されかつ内側と外側との出入り用の扉が設けられている安全柵、ならびに当該安全柵に用いるロックアウト装置において、前記扉の開放に伴うロックアウトに関連する部材の紛失を防止できるようにしながら、ロックアウトの信頼性を高めることが可能になる。
図2の安全柵において扉のロックアウトシステムを示す正面図である。 本発明に係る安全柵の一実施形態で、その全体の外観を模式的に示す斜視図である。 図1の施錠装置を上から見た図である。 図1のロックアウト装置を上から見た図である。 図1においてセフティプラグを取り外した状態を示す図である。 図5のロックアウト装置を上から見た図である。 図5において施錠装置をアンロックして第1の錠を外した状態を示す図である。 図7の施錠装置を上から見た図である。 図7においてカバーを開いて第2の錠およびハスプを取り出した状態を示す図である。 図9においてハスプをスライダに引っ掛けてロックした状態を示す図である。 図10においてハスプに第2の錠を引っ掛けてロックした状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図11に、本発明の一実施形態を示している。図中、1は安全柵、2は扉、3は扉枠である。
安全柵1は、作業ロボットのような設備機器4の駆動範囲を取り囲むものである。扉2は、ヒンジ2aを介して回動するタイプとされていて、例えば外開きとされている。但し、この扉2は、内開きとされるものであってもかまわない。
安全柵1には、施錠装置5、第1の錠6、安全スイッチ7、ロックアウト装置8、収納棚9等が設けられている。
施錠装置5は、扉2を開放可能または開放不可能にするものであって、係止部としてのスライドキー51と、被係止部としてのキー受け52とを含む。
スライドキー51は、帯板状に形成されていて、扉2側に設けられている。キー受け52は、U字形に屈曲された棒状部材からなり、扉枠3側に設けられている。スライドキー51は、扉2側のアンロック位置と扉枠3側のロック位置との間で横方向にスライドされるようになっている。
そして、スライドキー51をキー受け52に前後方向で重合させるロック位置にスライドさせると、キー受け52が作る内部空間にスライドキー51の先端側の引っ掛け孔51aが前後方向に連通する状態になるので、スライドキー51とキー受け52との間に第1の錠6を引っ掛けてロックすることができるようになる。
一方、スライドキー51をキー受け52から引き離すアンロック位置にスライドさせると、スライドキー51とキー受け52との間に第1の錠6を引っ掛けることができなくなる。
第1の錠6は、施錠装置5のスライドキー51をキー受け52側にスライドさせたロック位置で不動に拘束する一方で、スライドキー51をアンロック位置にスライド可能にするために用いられるものであって、専用の解除キー61のみによってアンロックされる。
この第1の錠6は、キー受け52の内部空間にスライドキー51の引っ掛け孔51aが連通する状態のときに、それらに跨って引っ掛けられてロックされる。
安全スイッチ7は、設備機器4への電力供給ライン(図示省略)を遮断または接続するためのものであって、切換部材としてのソケット71と、操作部材としてのセフティプラグ72とを含む。
ソケット71は、扉枠3に設けられるものであって、前記電力供給ラインに当該電力供給ラインを遮断するように介装されている。
セフティプラグ72は、ソケット71に取り外し可能に装着されることによって前記電力供給ラインを接続するものであって、取り外し操作をし易くするために摘み72aが設けられている。
このセフティプラグ72をソケット71から取り外すと安全スイッチ7がオフの状態になり、セフティプラグ72をソケット71に装着すると安全スイッチ7がオンの状態になる。なお、セフティプラグ72は、安全柵1内に入ることが可能な作業者全員が個別に所持している場合がある。
ロックアウト装置8は、扉2を開けたときに設備機器4への動力供給を遮断させるために、安全スイッチ7をオフにしたときにオンにさせないようにするためのものであって、ガイドレール81、スライダ82等を備えている。
ガイドレール81は、扉枠3においてソケット71の側方に設置されていて、第1の錠6の解除キー61が収納される収納部81aが設けられている。なお、第1の錠6は、南京錠とされている。
スライダ82は、ガイドレール81にスライド可能に係合されている。このスライダ82は、ソケット71にセフティプラグ72が装着されているときに当該セフティプラグ72がストッパになってスライド不可能にされて解除キー61を取り出し不可能に覆い隠す第1位置(図1および図4参照)に拘束される一方で、ソケット71からセフティプラグ72が取り外されているときにソケット71を覆い隠すとともに解除キー61を取り出し可能に露呈する第2位置(図5および図6参照)にスライド可能とされる。
このスライダ82は、付勢部材としてのコイルバネ83により前記第2位置に向けて常に付勢されるようになっている。
コイルバネ83は、ガイドレール81とスライダ82との間に、スライダ82を前記第2位置に向けて常に付勢するように設けられている。具体的に、コイルバネ83は、その一端側がガイドレール81に、また、他端側がスライダ82にそれぞれ支持されていて、スライダ82を第1位置にスライドさせたときに伸張された状態になり、その状態では圧縮しようとする弾性復元力によってスライダ82を前記第2位置に向けて付勢するように作用する。
ガイドレール81とスライダ82とには、引っ掛け孔81b,82aがそれぞれ設けられている。この引っ掛け孔81b,82aは、前記第2位置でのみ合致するようになっていて、当該合致した2つの引っ掛け孔81b,82aに跨って第2の錠11またはハスプ12が引っ掛けられるようになっている。
前記合致した2つの引っ掛け孔81b,82aに第2の錠11またはハスプ12を引っ掛けると、スライダ82が前記第2位置で不動となるように拘束される。なお、第2の錠11の代わりに、施錠装置5から取り外した第1の錠6を用いることも可能である。
なお、第2の錠11は、南京錠とされている。また、ハスプ12は、第2の錠11の補助部材であって、複数の第2の錠11を引っ掛け可能な複数の引っ掛け孔12aが設けられていて、前記合致した2つの引っ掛け孔81b,82aに引っ掛けてロックすることが可能である。
このハスプ12は、その複数の引っ掛け孔12aに第2の錠11が1つも引っ掛けてロックされていない場合にのみ、自身の開錠・施錠操作が可能になるような構成になっていて、第2の錠11が1つでも引っ掛け孔12aに引っ掛けられてロックされている場合には、前記開錠・施錠操作ができなくなっている。
つまり、作業者が複数の場合には、当該作業者それぞれが解除キー11aの異なる第2の錠11を用いるとともに、当該複数の第2の錠11を下記収納棚9に引っ掛けておくことに決めておく。そして、安全柵1内で作業を行う際には、各作業者がそれぞれ収納棚9から第2の錠11を取り外してから、当該各作業者がそれぞれの第2の錠11を、前記合致した2つの引っ掛け孔81b,82aに引っ掛けてロックしてあるハスプ12の引っ掛け孔12aに引っ掛けてロックし、各第2の錠11の解除キー11aを各作業者が持って安全柵1の内側に入るように決めておく。これにより、前記作業の終了後は、最後の作業者がハスプ12から最後の第2の錠11を開錠して取り外すまでは前記ハスプ12を取り外すことができないので、前記作業中は電気の遮断状態を確実に保持できるようになる。
収納棚9は、前記第2の錠11および前記ハスプ12を収納するためのものであって、扉枠3において施錠装置5の側方に設置されている。
この収納棚9には、前記第2の錠11および前記ハスプ12を吊り下げるように引っ掛けるためのピン9aが設けられている。この収納棚9の前方開口には、当該前方開口を開閉するための透明なカバー10がヒンジ9bを介して回動自在に取り付けられている。
このカバー10の一側壁部には、施錠装置5のキー受け52が取り付けられている。その関係より、スライドキー51をアンロック位置にスライドさせてキー受け52から引き離したときにカバー10を開放可能つまり収納棚9の前方開口を開放可能にする。一方、スライドキー51をキー受け52に重ね合わせるロック位置にスライドさせたときにカバー10を開放不可能つまり収納棚9の前方開口を開放不可能にする。
次に、安全柵1の扉2を開放するときの手順を説明する。
まず、安全柵1内に入ろうとする作業者は、図1から図4に示す状態において、セフティプラグ72をソケット71から取り外すことによって電力供給ラインを遮断して設備機器4に電力を供給不可能な状態にする。
これにより、伸張しているコイルバネ83が圧縮しようとする弾性復元力を受けるスライダ82が、図1および図4に示す第1位置から図5および図6に示す第2位置にスライドさせられることになって、ソケット71を覆い隠すとともに、ガイドレール81の収納部81aから第1の錠6専用の解除キー61を露呈する。
この状態において、解除キー61をガイドレール81の収納部81aから取り出し、図7および図8に示すように、当該解除キー61で第1の錠6をアンロックすることにより取り外してから、スライドキー51をキー受け52から引き離すアンロック位置にスライドさせる。
これにより、扉2を開放することが可能になるとともに、カバー10を開いて収納棚9を露呈することが可能になる。
この後、図8および図9に示すように、カバー10を開くことにより収納棚9に引っ掛けてある第2の錠11およびハスプ12を取り出してから、前記取り外した第1の錠6を収納棚9のピン9aに引っ掛ける。
引き続いて、図10に示すように、前記取り出したハスプ12をスライダ82の引っ掛け孔82aとそれに合致しているガイドレール81の引っ掛け孔81bとに跨って引っ掛けてロックし、さらに、図11に示すように、ハスプ12の引っ掛け孔12aに前記取り出した第2の錠11を引っ掛けてロックする。
これにより、ロックアウト状態になる。なお、前記取り外したセフティプラグ72は収納棚9に引っ掛けるようにしてもよいし、当該セフティプラグ72を取り外した作業者自身が所持するようにしてもよい。
このようにロックアウト状態になると、ソケット71がスライダ82で覆い隠された状態になっているとともに、その状態に拘束されているので、作業者が安全柵1の内側に入っても、第三者(安全柵1の内側に入った作業者以外の作業者)がセフティプラグ72と同一で別のセフティプラグを所持していても、当該セフティプラグをソケット71に装着することが物理的にできなくなる。
そのため、前記ロックアウト状態を確実に維持することができるので、前記第三者によって設備機器4が作動させられてしまう、という予期せぬ事態の発生を確実に回避できるようになる。
なお、作業者が一人の場合には、ハスプ12を用いずに、スライダ82の引っ掛け孔82aとガイドレール81の引っ掛け孔81bとに跨って第2の錠11を引っ掛けてロックするようにしてもよい。
また、作業者が複数の場合には、予め作業者の人数に応じた個数の第2の錠11を収納棚9に掛けておき、上記同様にハスプ12をスライダ82の引っ掛け孔82aとガイドレール81の引っ掛け孔81bとに跨って引っ掛けてロックしてから、安全柵1の内側に入る各作業者はそれぞれ収納棚9から第2の錠11を取り外してハスプ12の引っ掛け孔12aに引っ掛けてロックするように決めておけばよい。
そして、安全柵1の内側に入っていた作業者が安全柵1の外側に出る場合の手順については、上記と逆の手順であるが、以下で説明する。
まず、作業者が安全柵1から出ると、まず、第2の錠11をそれ専用の解除キー11aでアンロックしてハスプ12から取り外すとともに、このハスプ12をスライダ82の引っ掛け孔82aとガイドレール81の引っ掛け孔81bとから取り外す。
このようにして取り外した第2の錠11およびハスプ12を収納棚9のピン9aに引っ掛けてから、収納棚9に収納していた第1の錠6を取り出し、カバー10を閉めることにより収納棚9の前方開口を閉塞する。
この後、扉2を閉めてから、スライドキー51をロック位置にスライドさせてキー受け52に重ね合わせることにより、扉2を閉塞状態にしてから、スライドキー51の引っ掛け孔51aとキー受け52の内部空間とに第1の錠6を引っ掛けてロックし、第1の錠6からそれ専用の解除キー61を取り外す。
引き続いて、前記取り外した解除キー61をガイドレール81の収納部81aに収納してから、スライダ82を図5および図6に示す第2位置から図1および図4に示す第1位置にスライドさせることにより、コイルバネ83を伸張させて、前記収納部81aに収納した解除キー61を取り出し不可能に覆い隠すとともに、ソケット71を露呈させる。
この露呈させたソケット71にセフティプラグ72を装着する。これにより、ロックアウト状態の解除が完了する。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、扉2を開けてロックアウト状態にしてから安全柵1の内側に作業者が入ると、設備機器4は作動不可能になるので、当該作業者が万一にも設備機器4で負傷するおそれが無くなるなど、作業者の安全を確実に確保できるようになる。
しかも、この実施形態では、ソケット71を覆い隠すためのスライダ82がガイドレール81を介して扉枠3に固定されているので、当該スライダ82が持ち去られるなど、紛失する心配が無い。そのため、どのような状況においても、確実にロックアウト状態を成立させることが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、扉2についてヒンジ2aを介して回動するタイプとする場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、図示していないが、横方向に直線的にスライドするタイプの扉とすることも可能である。
(2)上記実施形態では、設備機器4の作動動力を電力として、安全スイッチ7をソケット71とセフティプラグ72との組み合わせにした例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
図示していないが、例えば設備機器4の作動動力を流体圧力(空気圧、油圧)とする場合には、上記電力供給ラインの代わりに流体圧力供給ラインとし、前記ソケット71の代わりに流量制御用のバルブ等の切換部材を用い、前記セフティプラグ72の代わりに前記バルブを開閉操作するための操作レバー等の操作部材とすることが可能である。
(3)上記実施形態において、図示していないが、扉枠3に、扉2を閉塞した状態で内側からロックするための内掛けロック装置を設けることが可能である。
この場合、安全柵1の内側に入った作業者が扉2を内側から閉塞してロックすることが可能になるから、扉2を第三者(安全柵1の内側に入った作業者以外の作業者)が外側から開放することができなくなる。これにより、安全柵1の内側に入った作業者の安全を確保するうえで有利になる。
(4)上記実施形態において、図示していないが、安全柵1の周壁に、セフティプラグ72がソケット71から取り外されたときに、その状態を報知するための報知装置(表示灯、ブザー等)を設けることが可能である。
(5)上記実施形態に示した施錠装置5については、図示していないが、スライドキー51をキー受け52に係止して扉2を開放不可能な状態にできるようなタイプとすることが可能である。
(6)上記実施形態では、カバー10を横向きに回動するタイプを例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、図示していないが、上向きに回動またはスライドして開くタイプのカバーとすることも可能である。
本発明は、内側に設備機器が設置されかつ内側と外側との出入り用の扉が設けられている安全柵、ならびに前記安全柵に用いるロックアウト装置に好適に利用することが可能である。
1 安全柵
2 扉
3 扉枠
4 設備機器
5 施錠装置
51 スライドキー(係止部に相当)
52 キー受け(被係止部に相当)
6 第1の錠
61 解除キー
7 安全スイッチ
71 ソケット(切換部材に相当)
72 セフティプラグ(操作部材に相当)
8 ロックアウト装置
81 ガイドレール
81a 収納部
81b 引っ掛け孔
82 スライダ
82a 引っ掛け孔
11 第2の錠
12 ハスプ

Claims (8)

  1. 内側に設備機器が設置されかつ内側と外側との出入り用の扉が設けられている安全柵であって、
    前記扉または当該扉取り付け用の扉枠に設けられる係止部と、
    前記扉枠または前記扉に設けられかつ前記扉の閉塞時に前記係止部が前後方向で重合される被係止部と、
    前記係止部と前記被係止部とに跨って取り付けられて前記扉を開放不可能なロック状態にする一方で、取り外されて前記扉を開放可能なアンロック状態にするための第1の錠と、
    前記扉枠に設けられかつ前記設備機器への動力供給ラインに当該動力供給ラインを遮断または接続するように介装される切換部材と、
    この切換部材に取り外し可能に装着されることによって前記動力供給ラインを接続するための操作部材と、
    前記切換部材から前記操作部材が取り外されているときに当該操作部材を前記切換部材に装着不可能な状態にするためのロックアウト装置と、を備え、
    前記ロックアウト装置は、前記扉枠において前記切換部材の側方に設置されかつ前記第1の錠の解除キーが収納される収納部付きのガイドレールと、
    このガイドレールにスライド可能に係合されかつ前記切換部材に前記操作部材が装着されているときに当該操作部材によってスライド不可能にされて前記解除キーを取り出し不可能に覆い隠す第1位置に拘束される一方で前記切換部材から前記操作部材が取り外されているときに前記切換部材を覆い隠すとともに前記解除キーを取り出し可能に露呈する第2位置にスライド可能とされるスライダとを備え、
    前記ガイドレールと前記スライダとには、前記第2位置でのみ前記スライダを不動にするための第2の錠を引っ掛け可能とするように合致する引っ掛け孔がそれぞれ設けられている、ことを特徴とする安全柵。
  2. 請求項1に記載の安全柵において、
    前記スライダを前記第2位置に向けて常に付勢するための付勢部材をさらに備える、ことを特徴とする安全柵。
  3. 請求項1または2に記載の安全柵において、
    前記第2の錠を収納するための収納棚をさらに備え、
    この収納棚の前方開口には、前記係止部および前記被係止部から前記第1の錠を取り外した状態において前記前方開口を開放可能にする一方で、前記係止部および前記被係止部に前記第1の錠を取り付けてロックした状態において前記前方開口を開放不可能にするカバーが設けられている、ことを特徴とする安全柵。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の安全柵において、
    前記扉枠には、前記扉を閉塞した状態で内側からロックするための内掛けロック装置が設けられている、ことを特徴とする安全柵。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の安全柵において、
    その周壁には、前記操作部材が前記切換部材から取り外されたときにその状態を報知するための報知装置が設けられている、ことを特徴とする安全柵。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の安全柵において、
    前記動力供給ラインは電力供給ラインとされ、
    前記切換部材は前記電力供給ラインに当該電力供給ラインを遮断するように介装されるソケットとされ、
    前記操作部材は前記ソケットに装着されることによって前記電力供給ラインを接続するセフティプラグとされる、ことを特徴とする安全柵。
  7. 内側に設備機器が設置されるとともに内側と外側との出入り用の扉が設けられかつ前記扉取り付け用の扉枠に設けられて前記設備機器への動力供給ラインに当該動力供給ラインを遮断または接続するように介装される切換部材と、この切換部材に取り外し可能に装着されることによって前記動力供給ラインを接続するための操作部材とが設けられる安全柵に用いるロックアウト装置であって、
    ガイドレールと、スライダと、を備え、
    前記ガイドレールは、前記扉枠において前記切換部材の側方に設置されかつ前記扉を開放不可能なロック状態にする一方で前記扉を開放可能なアンロック状態にするための第1の錠の解除キーが収納される収納部が設けられており、
    前記スライダは、前記ガイドレールにスライド可能に係合されかつ前記切換部材に前記操作部材が装着されているときに当該操作部材によってスライド不可能にされて前記解除キーを取り出し不可能に覆い隠す第1位置に拘束される一方で前記切換部材から前記操作部材が取り外されているときに前記切換部材を覆い隠すとともに前記解除キーを取り出し可能に露呈する第2位置にスライド可能とされるものであり、
    前記ガイドレールと前記スライダとには、前記第2位置でのみ前記スライダを不動にするための第2の錠またはハスプを引っ掛け可能とするように合致する引っ掛け孔がそれぞれ設けられている、ことを特徴とするロックアウト装置。
  8. 請求項7に記載のロックアウト装置において、
    前記スライダを前記第2位置に向けて常に付勢するための付勢部材をさらに備える、ことを特徴とするロックアウト装置。
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