JP2018048389A - 鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置において、鋼板全体を適切に合金化できるようにする。【解決手段】連続溶融亜鉛めっき装置1は、鋼板Hに溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板Hを誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する。連続溶融亜鉛めっき装置1は、誘導加熱装置は通板方向に沿って複数設けられ、複数の誘導加熱装置は、垂直磁束方式で加熱を行うTF加熱装置7bを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関する。
鋼板に連続的に亜鉛めっきする連続溶融亜鉛めっき装置では、鋼板を溶融亜鉛浴に通した後に加熱して溶融亜鉛めっき層に亜鉛と鉄の合金化層を形成する場合がある。合金化の際の鋼板の加熱は、高周波誘導加熱で行われる場合が多く、誘導加熱方式としてはLF(Longitudinal Flux:平行磁束)方式が採用されている(特許文献1参照)。なお、LF方式では、鋼板の周囲を囲んだ誘導コイルに高周波電流を流して、磁束を鋼板の進行方向断面に貫通させて、この磁束に垂直な鋼板の幅方向断面内に周回する誘導電流を発生させて鋼板を加熱する。
特開平6−330276号公報
しかし、特許文献1に開示のように溶融亜鉛めっき後の合金化時にLF方式の誘導加熱で加熱する場合、鋼板の幅方向で合金化の程度が不均一となることがある。その原因としては以下のものが考えられる。
図9は、LF方式の誘導加熱で加熱した場合の溶融亜鉛めっき後の鋼板(以下、溶融亜鉛めっき鋼板)の温度分布を示す図である。図において、縦軸は温度、横軸は板幅方向の鋼板の中心からの位置を示し、横軸の±1の部分は鋼板の板幅方向側端である。
LF方式で誘導加熱した直後の溶融亜鉛めっき鋼板は、図9(A)に示すように、全体が合金化温度となっており、また、その板幅方向に関し温度が一定である。
溶融亜鉛めっき鋼板は、通板ライン上を移動するにしたがって、図9(B)に示すように、その全体の温度が下がってゆき、特に、その端部は隣に高温の鋼板のない部分でありまた表裏面に加え端面からも放熱される領域となるため温度も中央部分に比べて大きく下がっている。
そして、通板ライン上で定められている合金化可能な区間の後半部分において、溶融亜鉛鋼板は、図9(C)に示すように、その端部の温度が合金化温度未満となってしまう場合がある。その場合、鋼板の幅方向で合金化の程度が不均一となる問題がある。
また、溶融亜鉛めっき鋼板は溶融亜鉛の表面張力のためにエッジオーバーコートされ、すなわち溶融亜鉛めっき層の厚さが中央部分に比べて端部において厚くなっている。そのため、溶融亜鉛めっき鋼板の端部は、中央部分に比べて温めにくくなっており、加熱直後であっても中央部分に比べて温度が低くなることがある。その場合、溶融亜鉛めっき鋼板の中央部分が合金化温度であってもその端部が合金化温度未満となるときがあり、鋼板の幅方向で合金化の程度が不均一となることがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、鋼板全体を適切に合金化できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置であって、前記誘導加熱装置は通板方向に沿って複数設けられ、複数の前記誘導加熱装置は、垂直磁束方式で加熱を行うTF(Transverse Flux)加熱装置を含む、ことを特徴としている。
前記複数の誘導加熱装置のうち少なくとも最下流のものは、前記TF加熱装置であることが好ましい。
前記誘導加熱装置のうち少なくとも最上流のものは、平行磁束方式で加熱を行うLF加熱装置であることが好ましい。
前記誘導加熱装置を制御する制御装置を備え、該制御装置は、前記TF加熱装置での加熱量と前記LF加熱装置での加熱量の比を制御指標に用いることが好ましい。
前記TF加熱装置は、誘導コイルにより発生した磁束を集中させる磁性体コアを有し、該磁性体コアは、鋼板の幅方向に移動自在に設けられており、前記制御装置は、前記磁性体コアの鋼板幅方向位置を調整することにより前記TF加熱装置の制御を行うようにしてもよい。
前記TF加熱装置は、前記磁性体コアにより集中された磁束を遮蔽する遮蔽板を有し、前記制御装置は、前記遮蔽板の位置を調整することにより前記TF加熱装置の制御を行うようにしてもよい。
前記TF加熱装置は、誘導コイルにより発生した磁束を集中させる磁性体コアと、該磁性体コアにより集中された磁束を遮蔽する遮蔽板と、を有し、前記制御装置は、前記遮蔽板の位置を調整することにより前記TF加熱装置の制御を行うようにしてもよい。
鋼板の幅方向の温度分布を測定する幅方向温度計が、前記TF加熱装置の上流または下流に設けられており、前記制御装置は、前記幅方向温度計での測定結果に基づいて、前記TF加熱装置の制御を行うようにしてもよい。
前記制御装置は、前記誘導加熱装置を通過した鋼板の合金化分布の測定結果に基づいて、前記誘導加熱装置の制御を行うようにしてもよい。
別な観点による本発明によれば、鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であって、前記誘導加熱装置は通板方向に沿って複数設けられ、前記複数の誘導加熱装置のうち少なくとも最下流のものは、垂直磁束方式で加熱を行うTF加熱装置であり、前記TF加熱装置の上流または下流に設けられた幅方向温度計により、鋼板の幅方向の温度分布を測定し、前記幅方向温度計での測定結果に基づき、前記誘導加熱装置通過後の前記鋼板の板幅方向端部の温度が該板幅方向端部以外の温度より高温となるように、前記TF加熱装置を制御することを特徴としている。
前記幅方向温度計での測定結果に基づき、温度不足部分が合金化温度以上に加熱されるよう前記TF加熱装置を制御することが好ましい。
前記誘導加熱装置を通過した鋼板の合金化分布の測定結果に基づいて、前記誘導加熱装置の制御を行うことが好ましい。
本発明の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法によれば、鋼板全体を適切に合金化することができる。
本発明の第1の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 図1のLF加熱装置の概略を示す図である。 図1のTF加熱装置の概略を示す図である。 図1の合金化加熱装置で加熱した溶融亜鉛めっき鋼板の温度分布を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るTF加熱装置の概略を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るTF加熱装置の概略を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。 従来の誘導加熱で加熱した場合の溶融亜鉛めっき鋼板の温度分布を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図の連続溶融亜鉛めっき装置1は、鋼板Hに溶融亜鉛めっきし、溶融亜鉛めっき層を合金化することにより、鋼板Hの溶接性、耐食性、プレス性等を良好にするものである。
図1の連続溶融亜鉛めっき装置1では、鋼板Hは、不図示の連続焼鈍炉で焼鈍された後、外気によって酸化されるのを防止するために設けられるダクト状のスナウト11内を通って溶融亜鉛めっき浴2に導入される。
溶融亜鉛めっき浴2に導入された鋼板Hは、該浴2内に設けられたシンクロール3により、上向きに方向転換され、サポートロール4で反りが矯正された後、溶融亜鉛めっき浴2から引き出される。
そして、溶融亜鉛めっきされた鋼板Hは、その両面に向けてガスワイピングノズル5からワイピングガスが吹き付けられ、めっき付着量が調整される。
めっき付着量が調整された鋼板Hは、該鋼板Hの振動を抑制する制振装置6を通過する。制振装置6は、鋼板Hの振動を抑制する機能の他に、合金化加熱装置7に対する鋼板Hの角度を規定する機能を有してもよい。
制振装置6による振動の抑制や角度の規定のための方式としては、高温ガス(例えば450℃以上)を鋼板Hの端部に吹き付ける方式が考えられる。また、電磁力のピンチ力による方式であってもよい。
さらに、例えば450℃以上に加熱したローラが鋼板Hの端部に当接することにより、鋼板Hの振動を抑制し鋼板Hの角度を規定する方式であってもよい。なお、ローラなどが当接することにより鋼板Hの溶融亜鉛めっき層は変形するが、鋼板Hが合金化加熱装置7を通板されている間において、溶融亜鉛めっき層の粘度が低くなるため、溶融亜鉛めっき層の変形部分は変形前の状態に戻る。
なお、上述の制振装置6を設けずに、ガスワイピングノズル5からのワイピングガスにより鋼板Hのねじれ振動の抑制を行ってもよい。
また、制振装置6を設けずに、サポートロール4のインターメッシュ量(ロール押し込み量)を調整して、鋼板Hのねじれ振動の抑制を行ってもよい。
制振装置6を通過後、鋼板Hは、合金化加熱装置7にて加熱され例えば550±10℃まで昇温され、鋼板Hが上部ロール8に至るまでの間に鋼板Hの溶融亜鉛めっき層が合金化される。合金化加熱装置7は、複数の誘導加熱装置を有し、本実施形態では、LF加熱装置7aを上流側に有し、TF加熱装置7bを下流側に有する。
合金化された鋼板Hは、不図示の冷却装置により冷却された後、上部ロール8により通板方向が変換される。
また、連続溶融亜鉛めっき装置1は、不図示の制御装置を備える。制御装置は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部及びデータ格納部を有している。プログラム格納部には、連続溶融亜鉛めっき装置1における各種処理を制御するプログラムや、駆動系の動作を制御するプログラムなどが格納されている。データ格納部には、連続溶融亜鉛めっき装置1における各種処理に必要な各種データが格納されている。この制御装置は、合金化加熱装置7も制御し、LF加熱装置7aでの加熱量とTF加熱装置7bでの加熱量の比を制御指標に用いる等して合金化加熱装置7の制御を行う。
なお、前記データや前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置にインストールされたものであってもよい。
図2は、LF加熱装置7aの概略を示す図である。図3は、TF加熱装置7bの概略を示す図であり、図3(A)はTF加熱装置7bを鋼板面に垂直な方向から視た模式正面図、図3(B)は図3(A)のA−A断面を示す模式断面図である。
LF加熱装置7aは、図2に示すように、通板されている鋼板Hの周囲を囲む誘導コイル7cを有する。
誘導コイル7cは、銅などの導体で構成されており、高周波電源7dに接続されている。LF加熱装置7aでは、誘導コイル7cによって発生する磁束M1が、鋼板Hの通板方向断面(鋼板の通板方向に直交した断面)の誘導コイルに近い表層を集中的に貫通する。この磁束M1に垂直な鋼板Hの通板方向断面内に周回する誘導電流が発生し、該誘導電流により鋼板Hを加熱する。つまり、LF加熱装置7aは、LF(平行磁束)方式の誘導加熱で鋼板Hを加熱する。
このLF加熱装置7aによる加熱では、鋼板断面を周回する環状電流により加熱されるので鋼板の温度分布が板幅方向に比較的均一になりやすい。
TF加熱装置7bは、例えば図3(A)に示すように、鋼板の表面側、裏面側でそれぞれ、半円部と直線部からなる陸上競技の半周分のトラック状の誘導コイル7eと、該誘導コイル7e上に板幅方向に並べられて固定された4つの磁性体コア7fとを有する。図3(B)に示すように、誘導コイル7eと磁性体コア7fの組は鋼板の表面側、裏面側で1組ずつ、表裏面併せて2組あり、各組は互いに鋼板Hを挟んで対向するように設けられている。また、誘導コイル7eは、その半円部が、鋼板幅の外側となるように、また、鋼板の表面側と裏面側とで互いに逆側の鋼板幅側になるように設けられるとともに、誘導コイル7eの半円部とは鋼板Hを跨いで反対側の2つの直線部の端部には不図示の高周波電源が接続される。
磁性体コア7fは、フェライト、積層した電磁鋼板、アモルファス合金等の強磁性体から成るコアで構成されている。
誘導コイル7eは、銅などの導体で構成されており、不図示の高周波電源に接続されている。誘導コイル7eによって発生する磁束M2は、磁性体コア7fを通り、鋼板Hを厚さ方向に貫通し、対向する磁性体コア7fへ向かう。TF加熱装置7bでは、この磁束M2に垂直な誘導電流が鋼板Hの板面内に発生し、該誘導電流により鋼板Hを加熱する。つまり、TF加熱装置7bは、TF(Transverse Flux:垂直磁束)方式の誘導加熱で鋼板Hを加熱する。
このTF加熱装置7bによる加熱では、被加熱材の磁性、板厚などに関係なく加熱することができ、また、鋼板の板幅方向に関し、中央部分も端部も加熱することができるが、端部の温度の方が中央部分に比べて高くなる。
図4は、LF加熱装置7a及びTF加熱装置7bを有する合金化加熱装置7で加熱した溶融亜鉛めっき後の鋼板H(以下、溶融亜鉛めっき鋼板H)の温度分布を示す図である。図において、縦軸は温度、横軸は板幅方向の溶融亜鉛めっき鋼板Hの中心からの位置を示し、横軸の±1の部分は上記鋼板Hの板幅方向側端であり、一点鎖線で囲まれた部分は合金化温度範囲を示す。
合金化加熱装置7で誘導加熱した直後の溶融亜鉛めっき鋼板は、図4(A)に示すように、全体が合金化温度となっている。また、合金化加熱装置7ではLF加熱装置7aだけでなくTF加熱装置7bでも加熱しているため、溶融亜鉛めっき鋼板Hの板幅方向の端部の温度は、合金化加熱装置7で誘導加熱した直後では、中央部分に比べて高温とすることができる。
溶融亜鉛めっき鋼板Hは、通板ライン上を移動するにしたがって温度が下がってゆき、その際の温度低下率は板幅方向の端部が中央部分に比べて大きい。しかし、前述のように溶融亜鉛めっき鋼板Hの板幅方向の端部の温度を高温としている。そのため、合金化加熱装置7と上部ロール8との中間付近であっても上部ロール8の上流側近傍であっても、すなわち、通板ライン上で定められている合金化可能な区間の中間部分付近であっても最終部分であっても、例えば、それぞれ図4(B)及び図4(C)に示すように、その端部の温度が合金化温度未満とならない。したがって、合金化加熱装置7を備える連続溶融亜鉛めっき装置1では、溶融亜鉛めっき鋼板Hの全体を適切に合金化することができる。
また、本実施形態の連続溶融亜鉛めっき装置1では、TF加熱装置7bだけではなく、LF加熱装置7aをも備える構成である。したがって、LF加熱装置7aのみを備える既存の連続溶融亜鉛めっき装置にTF加熱装置7bを組み込むことで本実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置1を構成することができる。
なお、本例は、LF加熱装置7a、TF加熱装置7bを1つずつ備える構成であるが、これら加熱装置7a、7bの両方またはいずれかを複数備える構成であってもよい。TF方式の誘導加熱装置は、一般に板幅制限があるため、鋼板の一般的なサイズである600mm幅前後から1800mm前後程度の変化に1台で対応するのは難しい。そこで、適用できる板幅の異なる2〜3台のTF誘導加熱装置を設置することで、狭い鋼板から広い鋼板までをLF方式では困難な所望の温度分布で自由に加熱することが可能になる。あるいは、加熱速度、加熱出力/加熱温度分布を制限しながら加熱することが可能であるため、めっきの表面性状を制御しながら加熱することも可能になる。
また、本例は、TF加熱装置7bがLF加熱装置7aより通板方向下流側に設けられているが、LF加熱装置7aより通板方向上流側に設けられていてもよい。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図5の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置の構成に加えて、幅方向温度計9を備える。
幅方向温度計9は、鋼板Hの板幅方向の温度分布を測定するものであり、TF加熱装置7bの下流側に設けられている。
本実施形態の連続溶融亜鉛めっき装置1は、制御装置が、幅方向温度計9での測定結果に基づき合金化加熱装置7を制御する。
具体的には、例えば制御装置は、幅方向温度計9での測定の結果、溶融亜鉛めっき鋼板Hの温度が全体的に所望の温度より低ければLF加熱装置7aとTF加熱装置7bの両方の出力が上がるように制御し、全体的に所望の温度より高ければ両方の出力を下がるように制御する。
溶融亜鉛めっき鋼板Hの板幅方向端部のみ所望の温度より低ければ、制御装置はTF加熱装置7bのみ出力が上がるように制御してもよい。
また、溶融亜鉛めっき鋼板Hの板幅方向端部以外の部分の温度が所望の温度より低ければ、制御装置はLF加熱装置7aのみ出力が上がるように制御してもよい。
本例では、幅方向温度計9は、TF加熱装置7bの下流側に設けられているが、加熱前の温度を測定するために該加熱装置7bの上流側に設けられていてもよい。なお、幅方向温度計9は、TF加熱装置7bの上流側に設けられる場合、TF加熱装置7bとLF加熱装置7aとの間に設けられていてもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置は、第1及び第2の実施形態に係る同装置と、TF加熱装置の構成が異なる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るTF加熱装置の概略鋼板に垂直な方向から視た模式正面図で示す図であり、図6(A)は広幅材処理時の磁性体コアの配置を示す模式正面図であり、図6(B)は狭幅材処理時の磁性体コアの配置を示す模式正面図である。
図3のTF加熱装置7bの磁性体コア7fは板幅方向に関し鋼板Hに対する位置は固定であった。この場合、一般にTF加熱では、鋼板端部の温度が高くなりすぎることがある。
それに対し、第3の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置では、TF加熱装置7bの磁性体コア7fは、図6(A)に示すように、鋼板Hの板幅方向に関し移動自在に設けられている。
そして、第3の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置では、制御装置が、磁性体コア7fの板幅方向の位置を調整し、鋼板Fを通過する磁束の磁束密度を調整する。これにより、TF加熱装置7bでの板幅方向に関する加熱分布を調整することができ、鋼板Hの端部が高くなりすぎるのを防ぐことができる。
また、磁性体コア7fが板幅方向に関し移動自在であるため、図6(A)のような広幅材だけでなく、図6(B)に示すように、磁性体コア7fの板幅方向の間隔を狭めることで、狭幅材も処理することができる。
なお、磁性体コア7fは、鋼板Hの表側と裏側の両方に設けられているが、板幅方向に移動可能に構成されているのは表側のものと裏側ものいずれか一方であってもよいし、両方であってもよい。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置は、第1及び第2の実施形態に係る同装置と、TF加熱装置の構成が異なる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係るTF加熱装置の概略を示す図であり、図7(A)はTF加熱装置を鋼板に垂直な方向から視た模式正面図、図7(B)は通板方向から視た側面図である。
TF加熱装置7bは、図7に示すように、鋼板Hの板幅方向に出没自在な磁気遮蔽板7gを有する。この磁気遮蔽板7gは、非磁性金属などである例えば銅から成り、磁性体コア7fによる磁束を遮蔽することができる。磁気遮蔽板7gは、板幅方向だけでなく通板方向にも出没自在であってもよく、通板方向にのみ出没自在であってもよい。
そして、第4の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置では、制御装置が、磁気遮蔽板7gの位置を調整することによりTF加熱装置7bを制御する。より具体的には、第4の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置では、制御装置が、磁気遮蔽板7gを板幅方向及び/または通板方向に移動させ、磁性体コア7fと溶融亜鉛めっき鋼板Hとの間に介在する遮蔽板7gの面積を調整し、上記鋼板Hを通過する磁束を調整する。これにより、TF加熱装置7bでの板幅方向に関する加熱分布を効果的に調整することができる。特に、TF式誘導加熱は、鋼板端部が過加熱になるため、磁気遮蔽板による磁束制御は、板端部の温度を制御するのに有効である。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置は、第1の実施形態に係る同装置と異なり、制御装置が、合金化加熱装置で加熱される前の鋼板の情報に基づいて、TF加熱装置での加熱量とLF加熱装置での加熱量の比を決定する。具体的には、例えば、幅方向温度計を合金化加熱装置の上流側に設け、上記鋼板の情報として幅方向温度計の測定結果の情報を取得し、溶融亜鉛めっき鋼板Hの板幅方向中央部と板幅方向端部の温度差が所定値以上である場合、TF加熱装置での加熱量が大きくなるように上記比を決定する。
このように本実施形態に係る連続溶融亜鉛めっき装置では、合金化加熱装置で加熱される前の鋼板の情報に基づいて、溶融亜鉛めっき鋼板を適切に加熱し合金化させることができる。
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第5の実施形態に係る鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置の概略を示す図である。
図8の連続溶融亜鉛めっき装置1は、第1の実施形態の同装置の構成に加えて、合金化度計10を備える。
合金化度計10は、溶融亜鉛めっき鋼板Hの合金化度を測定するものであり、より具体的には、単色X線を用いて該鋼板Hの板幅方向の合金化度の分布を測定するものである。この合金化度計10は、TF加熱装置7bの下流側であって合金化可能な区間の最終部分すなわち上部ロール8の上流側近傍に設けられていることが好ましい。
本実施形態の連続溶融亜鉛めっき装置1は、制御装置が、合金化度計10での測定結果に基づいて合金化加熱装置7を制御する。
具体的には、例えば、合金化度計10での測定の結果、合金化不足部分があれば当該部分がより加熱されるように制御装置は合金化加熱装置7を制御する。過合金部分があれば当該部分の加熱の度合が小さくなるよう制御装置は合金化加熱装置7を制御する。合合金化不足部分や過合金部分が鋼板Hの板幅方向端部であれば、例えば、TF加熱装置7bの出力を増減させることにより当該部分の加熱度合を変化させることができる。また、合金化不足部分や過合金部分が鋼板Hの板幅方向端部以外の部分であれば、例えば、TF加熱装置7bを第3の実施形態と同様に構成すれば、当該部分の加熱度合を変化させることができる。
合金化度の取得方法は、合金化度計10で取得する方法に限られず、例えば可視光を照射してその反射率を測定し該測定結果に基づいて合金化度を取得する方法であってもよい。また、溶融亜鉛めっき鋼板Hの表面を撮像装置で撮像し該撮像結果を画像解析し合金化度を取得する方法であってもよい。
本出願が開示する実施形態は適宜組み合わせることができる。
本発明は、鋼板の溶融亜鉛めっき層を誘導加熱で合金化する技術に有用である。
1…連続溶融亜鉛めっき装置
2…連続溶融亜鉛めっき浴
3…シンクロール
4…サポートロール
5…ガスワイピングノズル
6…制振装置
7…合金化加熱装置
7a…LF加熱装置
7b…TF加熱装置
7c…誘導コイル
7d…高周波電源
7e…誘導コイル
7f…磁性体コア
7g…磁気遮蔽板
8…上部ロール
9…幅方向温度計
10…合金化度計
11…スナウト

Claims (12)

  1. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置であって、
    前記誘導加熱装置は通板方向に沿って複数設けられ、
    複数の前記誘導加熱装置は、垂直磁束方式で加熱を行うTF加熱装置を含む、ことを特徴とする鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  2. 前記複数の誘導加熱装置のうち少なくとも最下流のものは、前記TF加熱装置である、ことを特徴とする請求項1に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  3. 前記誘導加熱装置のうち少なくとも最上流のものは、平行磁束方式で加熱を行うLF加熱装置である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  4. 前記誘導加熱装置を制御する制御装置を備え、
    該制御装置は、前記TF加熱装置での加熱量と前記LF加熱装置での加熱量の比を制御指標に用いる、ことを特徴とする請求項3に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  5. 前記TF加熱装置は、誘導コイルにより発生した磁束を集中させる磁性体コアを有し、該磁性体コアは、鋼板の幅方向に移動自在に設けられており、
    前記制御装置は、前記磁性体コアの鋼板幅方向位置を調整することにより前記TF加熱装置の制御を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  6. 前記TF加熱装置は、前記磁性体コアにより集中された磁束を遮蔽する遮蔽板を有し、
    前記制御装置は、前記遮蔽板の位置を調整することにより前記TF加熱装置の制御を行う、ことを特徴とする請求項5に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  7. 前記TF加熱装置は、誘導コイルにより発生した磁束を集中させる磁性体コアと、該磁性体コアにより集中された磁束を遮蔽する遮蔽板と、を有し、
    前記制御装置は、前記遮蔽板の位置を調整することにより前記TF加熱装置の制御を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  8. 鋼板の幅方向の温度分布を測定する幅方向温度計が、前記TF加熱装置の上流または下流に設けられており、
    前記制御装置は、前記幅方向温度計での測定結果に基づいて、前記TF加熱装置の制御を行う、ことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  9. 前記制御装置は、前記誘導加熱装置を通過した鋼板の合金化分布の測定結果に基づいて、前記誘導加熱装置の制御を行う、ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の鋼板の連続溶融亜鉛めっき装置。
  10. 鋼板に溶融亜鉛めっきし、該溶融亜鉛めっきされた鋼板を誘導加熱装置により加熱して溶融亜鉛めっき層を合金化する合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であって、
    前記誘導加熱装置は通板方向に沿って複数設けられ、
    前記複数の誘導加熱装置のうち少なくとも最下流のものは、垂直磁束方式で加熱を行うTF加熱装置であり、
    前記TF加熱装置の上流または下流に設けられた幅方向温度計により、鋼板の幅方向の温度分布を測定し、
    前記幅方向温度計での測定結果に基づき、前記誘導加熱装置通過後の前記鋼板の板幅方向端部の温度が該板幅方向端部以外の温度より高温となるように、前記TF加熱装置を制御することを特徴とする合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  11. 前記幅方向温度計での測定結果に基づき、温度不足部分が合金化温度以上に加熱されるよう前記TF加熱装置を制御する、請求項10に合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  12. 前記誘導加熱装置を通過した鋼板の合金化分布の測定結果に基づいて、前記誘導加熱装置の制御を行う、ことを特徴とする請求項10または11に記載の合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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