JP2018046705A - 電気自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速ショックを好適に低減することができる電気自動車およびその制御方法を提供する。【解決手段】要求されたトルクを出力するモータ11と、モータ11と駆動輪17との間に配設され、変速機構を有するトランスミッション14と、モータ11およびトランスミッション14を制御する制御装置10と、を有する電気自動車1であって、制御装置10は、トランスミッション14における変速完了時に、モータ11の出力トルクを0とし、変速完了後にモータ11からのトルク出力が要求されている場合に、モータ11からの現在の出力トルクの絶対値に基づいて、モータ11が出力するトルクの変化率を決定する。また、制御装置10は、モータ11からの現在の出力トルクの絶対値が大きくなるほど変化率が大きくなるように変化率を決定し、当該決定した変化率でモータ11の出力トルクを変化させる。【選択図】図3

Description

本発明は、モータの出力する駆動力で走行する電気自動車およびその制御方法に関する。
変速機構を有する電気自動車において、変速機構のギア段切り替えを行う際に、一旦変速機構をニュートラルにして駆動輪にモータの出力する駆動力が伝達されない状態にし、モータの回転数を変速機構との回転数に合わせた後、変速機構のギア段を所望のギア段に切り替えることによって、ギア段切り替え時のショック(変速ショック)を低減する技術がある。このような技術は、例えば特許文献1に開示されている。
特開平6−335112号公報
このような電気自動車において、例えば車速の変化率等のパラメータを用いて、モータのトルク出力を制御装置がフィードバック制御することが行われている。このような電気自動車において、変速時に変速機構がニュートラルになることで、車速の変化率が変化し、制御装置によるモータのトルク出力制御と、実際に電気自動車が必要とするトルク出力との間に差が生じる場合がある。このような場合、変速ショックが生じるため、より好適に変速ショックを低減する技術が要望されている。
本発明は、変速ショックを好適に低減することができる電気自動車およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の電気自動車は、要求されたトルクを出力するモータと、前記モータと駆動輪との間に配設され、変速機構を有するトランスミッションと、前記モータおよび前記トランスミッションを制御する制御装置と、を有する電気自動車であって、前記制御装置は、前記トランスミッションにおける変速完了時に、前記モータの出力トルクを0とし、前記変速完了後に前記モータからのトルク出力が要求されている場合に、前記モータからの現在の出力トルクの絶対値に基づいて、前記モータが出力するトルクの変化率を決定し、当該決定した変化率で前記モータの出力トルクを変化させる。
本発明の制御方法は、要求されたトルクを出力するモータと、前記モータと駆動輪との間に配設され、変速機構を有するトランスミッションと、を有する電気自動車の制御方法であって、前記トランスミッションにおける変速完了時に、前記モータの出力トルクを0とし、前記変速完了後に前記モータからのトルク出力が要求されている場合に、前記モータからの現在の出力トルクの絶対値に基づいて、前記モータが出力するトルクの変化率を決定し、当該決定した変化率で前記モータの出力トルクを変化させる。
本発明によれば、変速ショックを好適に低減することができる。
本実施の形態における電気自動車の構成を示す図 電気自動車の変速時におけるギア段切り替え処理を説明するためのフローチャート 電気自動車がシフトアップして加速する場合の変速後処理による効果を説明するための図 電気自動車がシフトダウンして減速する場合の変速後処理による効果を説明するための図
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における電気自動車1の構成を示す図である。
電気自動車1は、図1に示すように、制御装置10、モータ11、インバータ12、バッテリ13、トランスミッション14、プロペラシャフト15、ディファレンシャルギア16、駆動輪17を有する。
制御装置10は、モータ11、インバータ12、バッテリ13、およびトランスミッション14の動作を制御する。なお、モータ11、インバータ12、バッテリ13、およびトランスミッション14のそれぞれの制御は、例えば個別に設けられたECU(Electric Control Unit)が互いにCAN(Control Area Network)通信を行いながら協働して制御を実施していてもよいが、本実施の形態では1つの制御装置10により各構成が制御されるものとして説明する。
制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、および、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ等を備える。CPUは、ROMから制御プログラムを読み出してRAMに展開し、展開した制御プログラムと協働してモータ11、インバータ12、バッテリ13、およびトランスミッション14の動作を集中制御する。
モータ11は、バッテリ13から供給される電力を用いて回転し、トランスミッション14を介してプロペラシャフト15に電気自動車の駆動トルクを出力する。モータ11の出力した駆動トルクは、プロペラシャフト15およびディファレンシャルギア16を介して駆動輪17に伝達される。
インバータ12は、制御装置10によりモータ11の駆動が要求された場合に、バッテリ13の直流電力を3相交流電力に変換してモータ11に供給する。バッテリ13は、制御装置10によりモータ11の駆動が要求された場合に、インバータ12を介してモータ11に対して電力を供給する。
トランスミッション14は、例えばAMT(Automated Manual Transmission)、トルコンAT(Automatic Transmission)等のオートマチックトランスミッション、あるいはマニュアルトランスミッションであり、モータ11の出力軸とプロペラシャフト15とを接続あるいは切断する変速機構を有する。本実施の形態では、変速機構の図示は省略する。トランスミッション14は、制御装置10の制御、あるいは運転者によるシフトレバー(図示せず)の操作に基づいて、後述するギア段切り替え処理および変速後処理を行う。
次に、変速時における電気自動車1の処理について説明する。図2は、電気自動車1の変速時におけるギア段切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS1において、制御装置10は、変速契機が訪れたか否かを判定する。具体的には、制御装置10は、トランスミッション14がオートマチックトランスミッションであるとき、例えば電気自動車1の積載量が多い場合や坂道発進時等、低速で大きなトルクが必要とされる状況が訪れた場合、あるいは低速で大きなトルクが必要とされる状況から当該低速で大きなトルクが必要とされない状況に変化した場合等に、変速契機が訪れたと判定する。また、制御装置10は、トランスミッション14がマニュアルトランスミッションであるとき、電気自動車1の運転者がシフトレバーを操作した場合に、変速契機が訪れたと判定する。なお、制御装置10がどのような場合に変速契機が訪れたと判定するかについては本発明では特に限定しない。制御装置10は、上記した例以外にも変速契機が訪れたと判定してもよい。
ステップS1において、変速契機が訪れたと判定された場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2に進み、そうでない場合(ステップS1:NO)、ステップS1が繰り返される。
ステップS2において、制御装置10は、トランスミッション14に対して変速制御信号を出力する。変速制御信号は、トランスミッション14に対して変速を指示する信号であって、変速先のギア段を指示する情報を含む。
ステップS3において、制御装置10は、ステップS2におけるトランスミッション14に対する変速制御信号の出力の後、モータ11の出力トルクを0に制御する。なお、制御装置10は、ステップS2におけるトランスミッション14に対する変速制御信号の出力と、ステップS3におけるモータ11の出力トルクを0にする制御とを、同時に行うようにしてもよい。
ステップS4において、制御装置10は、トランスミッション14に対して、ギア段を一旦ニュートラルに変更する指示を出力する。ギア段が一旦ニュートラルとなることで、モータ11の出力軸とプロペラシャフト15とが切断され、モータ11の出力する駆動トルクが駆動輪17に伝達されなくなる。なお、ステップS3においてモータの出力トルクが0となっているため、トランスミッション14は、容易にギア段をニュートラルとすることができる。トランスミッション14は、ギア段をニュートラルにした後、ギア段がニュートラルになったことを制御装置10に通知する。
ステップS5において、制御装置10は、モータ11にバッテリ13からの電力を与えてモータ11の出力軸の回転数と、トランスミッション14の入力軸の回転数とを合わせる回転数合わせを行う。
なお、図2ではステップS5におけるモータ11とトランスミッション14の回転数合わせの前にステップS4におけるギアニュートラル動作を行っているが、本発明はこれに限定されない。ステップS5におけるモータ11とトランスミッション14との回転数合わせは、ステップS4におけるギアニュートラル動作と同時に行われてもよい。ステップS5におけるモータ11とトランスミッション14との回転数合わせが完了すると、制御装置10は、モータ11の出力トルクを0とする。
ステップS6において、制御装置10は、トランスミッション14に対して変速動作を実行する指示を出力し、トランスミッション14は、ステップS2において取得した変速制御信号にて指示された変速先のギア段に切り替える変速動作を実行する。ここで、ステップS5における回転数合わせの後、モータ11の出力トルクは0となっているため、トランスミッション14は、容易にギア段を切り替えることができる。
図2に関連付けて説明したギア段切り替え処理の後、制御装置10は、変速後処理に移行する。変速後処理は、変速後のトルク要求に応じてモータ11の出力トルクを決定する処理である。なお、図2に示すギア段切り替え処理から変速後処理への移行条件は、図2のステップS2の変速制御信号にて指示された変速先のギア段への切り替えが完了したことである。
上記したように、電気自動車1の変速動作が完了した時点では、制御装置10は、モータ11の出力トルクが0となるように制御している。このため、変速動作の完了後、電気自動車1の運転者がアクセルペダル(図示せず)を踏み込んでいる場合等、モータ11にトルク出力が要求されている場合、制御装置10はモータ11にトルク出力を行わせるよう制御する。ここで、制御装置10は、モータ11の出力トルクを0から要求されたトルク(以下、要求トルク)まで直線的に増大させるのではなく、トルクの増加率(以下、トルク変化率)を出力トルクの大きさに応じて変化させる。このような制御により、電気自動車1の変速後に、モータ11の出力トルクが急激に変化することによるショックを低減させることができる。
図3および図4は、電気自動車1の変速時における、モータ11の出力トルクの変化について説明するための図である。図3および図4において、上側はトランスミッション14のギア段の時間に対する変化を、下側はモータ11の出力トルクの時間に対する変化を、それぞれ示している。また、図3および図4の上側において、実線は実際に選択されたギア(以下選択ギアと称する)の変化を、点線は制御装置10が指示する変速先ギアの変化を、それぞれ示している。
図3は、電気自動車1が2速から3速へギア段を上げて(シフトアップして)加速する場合を例示している。図3において、時刻0から時刻t1までは、トランスミッション14の選択ギアは2速であり、モータ11は所定のトルクを出力している。なお、図3の時刻0から時刻t1までの間、モータ11は一定のトルクを出力しているが、モータ11の出力トルクは電気自動車1の走行状態に合わせて変動していてもよい。
時刻t1において、制御装置10は、2速から3速へギア段を変化する指示をトランスミッション14に対して出力する(図2のステップS2に対応)。同時に、制御装置10は、モータ11に対して、出力トルクを0にする指示を出力する(図2のステップS3に対応)。
時刻t1においてギア段を変化する指示を取得したトランスミッション14は、時刻t2において一旦ギア段をニュートラルにする(図2のステップS4に対応)。これにより、後述の時刻t3におけるギア入れが容易となる。時刻t1からt2までの間の時間は、トランスミッション14がギアニュートラル指示を取得してから実行するまでに要するタイムラグである。
また、時刻t2において、トランスミッション14がニュートラルになった後、制御装置10は、モータ11の回転数をトランスミッション14の回転数と合わせるために所定のトルクで回転する(図2のステップS5に対応)。なお、図3に例示したようなシフトアップ時には、トランスミッション14の方がモータ11より回転数が高いため、制御装置10は、モータ11にマイナストルクを出力させる。
なお、上述したように、図3ではモータ11が時刻t2におけるトランスミッション14のニュートラル動作とほぼ同時に回転数合わせを開始しているが、本発明はこれに限定されない。回転数合わせは、時刻t2におけるトランスミッション14のニュートラル動作より後に開始されてもよい。ただし、回転数合わせは、時刻t2から後述の時刻t3までの間に完了しなければならない。
モータ11によるトランスミッション14との回転数合わせが完了すると、制御装置10は、モータ11の出力トルクを0に戻す。そして、回転数合わせが完了した後の時刻t3において、トランスミッション14は、ギア段を時刻t1において指示された変速先である3速に変化させる(図2のステップS6に対応)。
変速後、例えば電気自動車1の運転者によりアクセルペダルが踏み込まれ、所定の要求トルクTr1が要求されているとする。時刻t3におけるモータ11の出力トルクは0であるため、制御装置10は、モータ11の出力トルクを、要求トルクTr1まで増大させる必要がある。
時刻t3以後、制御装置10は、モータ11の出力トルクの変化率を、出力トルクの大きさに応じて徐々に変化させる。具体的には、制御装置10は、モータ11の出力トルクがしきい値Tth1を超えるまでは、図3に示すように、比較的小さい変化率Rv1で出力トルクを増大させる。
時刻t4において出力トルクがしきい値Tth1を超えると、制御装置10は、しきい値Tth2を超えるまでは、図3に示すように、変化率Rv1より大きい変化率Rv2でモータ11の出力トルクを増大させる。
そして、時刻t5において出力トルクがしきい値Tth2を超えると、制御装置10は、変化率Rv2よりさらに大きい変化率Rv3でモータ11の出力トルクを増大させる。時刻t6において出力トルクが要求トルクTr1に達すると、制御装置10は、その後要求トルクTr1でのモータ出力を継続させる。
このように、図3に示すシフトアップ時の例では、制御装置10は、変化率Rv1〜Rv3の3段階の変化率でモータ11の出力トルクを増大させる。このように、本実施の形態に係る電気自動車1では、加速時において、モータ11は、出力トルクの絶対値が比較的小さい場合は比較的小さい変化率で出力トルクを増大させ、出力トルクの絶対値が増大するにつれて、比較的大きい変化率で出力トルクを増大させる。運転者は低トルク状態の方が変速ショックを感じやすいため、このような構成により、運転者が感じる変速ショックを低減することができる。
次に、図4を参照して、電気自動車1が3速から2速へギア段を下げて(シフトダウンして)減速する場合について説明する。図4において、時刻0から時刻t11までは、トランスミッション14の選択ギアは3速であり、モータ11は所定のトルク(図4では減速中なのでマイナストルク)を出力している。
時刻t11において、制御装置10は、3速から2速へギア段を変化する指示をトランスミッション14に対して出力する(図2のステップS2に対応)。同時に、制御装置10は、モータ11に対して、出力トルクを0にする指示を出力する(図2のステップS3に対応)。
時刻t11においてギア段を変化する指示を取得したトランスミッション14は、時刻t12において一旦ギア段をニュートラルにする(図2のステップS4に対応)。これにより、後述の時刻t13におけるギア入れが容易となる。
時刻t12においてトランスミッション14がニュートラルになった後、制御装置10は、モータ11の回転数をトランスミッション14の回転数と合わせるために所定のトルク(正のトルク)で回転する(図2のステップS5に対応)。図4ではモータ11が時刻t12におけるトランスミッション14のニュートラル動作とほぼ同時に回転数合わせを開始しているが、本発明はこれに限定されない。回転数合わせは、時刻t12におけるトランスミッション14のニュートラル動作より後に開始されてもよい。ただし、回転数合わせは、時刻t12から後述の時刻t13までの間に完了しなければならない。
モータ11によるトランスミッション14との回転数合わせが完了すると、制御装置10は、モータ11の出力トルクを0に戻す。そして、回転数合わせが完了した後の時刻t13において、トランスミッション14は、ギア段を時刻t11において指示された変速先である2速に変化させる(図2のステップS6に対応)。
変速後、例えば電気自動車1の運転者によりアクセルペダルが踏み込まれておらず、所定の要求トルクTr2(マイナストルク)が要求されているとする。時刻t13におけるモータ11の出力トルクは0であるため、制御装置10は、モータ11の出力トルクを、要求トルクTr2まで減少させる必要がある。
時刻t13以後、制御装置10は、モータ11の出力トルクの変化率を、出力トルクの大きさに応じて徐々に変化させる。具体的には、制御装置10は、モータ11の出力トルクがしきい値Tth3より小さくなるまでは、図4に示すように、比較的小さい変化率Rv4で出力トルクを減少させる。
時刻t14において出力トルクがしきい値Tth3より小さくなると、制御装置10は、しきい値Tth4を超えるまでは、図4に示すように、変化率Rv4より大きい変化率Rv5で出力トルクを減少させる。
そして、時刻t15において出力トルクがしきい値Tth4より小さくなると、制御装置10は、変化率Rv5よりさらに大きい変化率Rv6でモータ11の出力トルクを減少させる。時刻t16において出力トルクが要求トルクTr2に達した後は、制御装置10は、所定のトルク変化率でモータ11の出力トルクを増大させる。
このように図4に示す例では、制御装置10は、変化率Rv4〜Rv6の3段階のトルク変化率でモータ11の出力トルクを減少させてマイナストルクである要求トルクTr2を達成する。このように、本実施の形態に係る電気自動車1では、減速時において、制御装置10は、出力トルクの絶対値が比較的小さい場合は比較的小さい変化率でモータ11の出力トルクを減少させ、出力トルクの絶対値が増大するにつれて、比較的大きい変化率で出力トルクを減少させる。運転者は低トルク状態の方が変速ショックを感じやすいため、このような構成により、運転者が感じる変速ショックを低減することができる。
なお、図3において、時刻t1以前のモータ11の出力トルクの値、時刻t2における回転数合わせの際の出力トルクの値、および、要求トルクTr1の値は、それぞれ独立した値であり、図3に例示したこれらの大小関係は一例である。同様に、図4において、時刻t11以前のモータ11の出力トルクの値、時刻t12における回転数合わせの際の出力トルクの値、および、要求トルクTr2の値は、それぞれ独立した値であり、図3に例示したこれらの大小関係は一例である。本発明では、これらの値の大小関係については特に限定しない。
なお、図3および図4では、制御装置10が3段階のトルク変化率を決定する例について説明したが、上述したように、本発明では、より多くの段階の出力トルク変化率を採用してもよい。すなわち、制御装置10は現在モータ11が出力しているトルクが大きくなるほど、トルク変化率が大きくなるように、トルク変化率を決定すればよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態の電気自動車は、要求されたトルクを出力するモータ11と、モータ11と駆動輪17との間に配設され、変速機構を有するトランスミッション14と、モータ11およびトランスミッション14を制御する制御装置10と、を有する電気自動車1であって、制御装置10は、トランスミッション14における変速完了時に、モータ11の出力トルクを0とし、変速完了後にモータ11からのトルク出力が要求されている場合に、モータ11からの現在の出力トルクの絶対値に基づいて、モータ11が出力するトルクの変化率を決定する。また、制御装置10は、モータ11からの現在の出力トルクの絶対値が大きくなるほど変化率が大きくなるように変化率を決定し、当該決定した変化率でモータ11の出力トルクを変化させる。
このような構成により、制御装置10は、現在の出力トルクに基づいて変速後の出力トルク変化率を変化させるので、変速後に生じるショックを低減することができる。
本発明は、変速機構を有する電気自動車に有用である。
1 電気自動車
10 制御装置
11 モータ
12 インバータ
13 バッテリ
14 トランスミッション
15 プロペラシャフト
16 ディファレンシャルギア
17 駆動輪

Claims (3)

  1. 要求されたトルクを出力するモータと、前記モータと駆動輪との間に配設され、変速機構を有するトランスミッションと、前記モータおよび前記トランスミッションを制御する制御装置と、を有する電気自動車であって、
    前記制御装置は、前記トランスミッションにおける変速完了時に、前記モータの出力トルクを0とし、前記変速完了後に前記モータからのトルク出力が要求されている場合に、前記モータからの現在の出力トルクの絶対値に基づいて、前記モータが出力するトルクの変化率を決定し、当該決定した変化率で前記モータの出力トルクを変化させる、
    電気自動車。
  2. 前記制御装置は、前記モータからの現在の出力トルクの絶対値が大きくなるほど前記変化率が大きくなるように前記変化率を決定する、
    請求項1に記載の電気自動車。
  3. 要求されたトルクを出力するモータと、前記モータと駆動輪との間に配設され、変速機構を有するトランスミッションと、を有する電気自動車の制御方法であって、
    前記トランスミッションにおける変速完了時に、前記モータの出力トルクを0とし、前記変速完了後に前記モータからのトルク出力が要求されている場合に、前記モータからの現在の出力トルクの絶対値に基づいて、前記モータが出力するトルクの変化率を決定し、当該決定した変化率で前記モータの出力トルクを変化させる、
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109968997A (zh) * 2019-03-19 2019-07-05 中国第一汽车股份有限公司 一种电动汽车驱动扭矩过0过程中的扭矩控制方法

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