JP2018045052A - ルーバーフィルム、表示装置、液晶表示装置、有機el表示装置、ルーバーフィルムの製造方法、液晶表示装置の製造方法、および有機el表示装置の製造方法 - Google Patents

ルーバーフィルム、表示装置、液晶表示装置、有機el表示装置、ルーバーフィルムの製造方法、液晶表示装置の製造方法、および有機el表示装置の製造方法 Download PDF

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【課題】ルーバー層を有するルーバーフィルムにおいて、粘着層の汚れの発生を抑制する。
【解決手段】ルーバーフィルム60は、一方向に配列され且つ各々が一方向と交差する方向に線状に延びる光吸収部61a及び光透過部61bを有し、光吸収部61a及び光透過部61bが一方向に沿って交互に配置されているルーバー層61と、ルーバー層61に直接又は間接的に積層されている粘着層63と、を備える。粘着層63の端面63eは、ルーバー層61の法線方向に対して傾斜しており、且つ、ルーバー層61の端面61eに対して傾斜している。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に用いられるルーバーフィルム、ルーバーフィルムを備えた表示装置、特には液晶表示装置および有機EL表示装置に関する。また、本発明は、ルーバーフィルムの製造方法、ルーバーフィルムを備えた液晶表示装置の製造方法、および有機EL表示装置の製造方法に関する。
液晶表示装置や有機EL表示装置等のような映像を観察者に出射する表示装置には、所望の光学的機能を発揮する光学部材が、組み込まれている。例えば特許文献1,2は、基材層と、基材層に積層される光学機能層(ルーバー層)と、光学機能層をディスプレイパネル等に接合するための粘着層と、粘着層を剥離可能に被覆する被覆層(セパレータ層)と、を有したルーバーフィルムを開示している。
特開2013−076828号公報 特開2013−076829号公報
特許文献1,2に記載されているルーバーフィルムにおいて、当該ルーバーフィルムに含まれる各層の側端面は、ルーバーフィルムの積層方法に対して傾斜した一平面上に揃えられている。したがって、このルーバーフィルムに含まれる各層は、断面において、略台形形状となっている。この結果、粘着層の側端面は、側方だけでなく積層方向にも露出している。粘着層が積層方向に露出していると、粘着層の傾斜した側端面が他の部材等に接触して粘着層の一部が他の部材に付着する汚れを発生させてしまう。
また、粘着層を含む光学部材に熱が加わった場合、粘着層と他の層との線膨張率の相違によって、粘着層が他の層からはみ出し得る。粘着層のはみ出しによって、粘着層が外部に大きく露出すると、上述の汚れを発生させやすくなってしまう。特に、ルーバー層を有する光学部材は、ルーバー層の構成の複雑性から、熱による変形が複雑になり、単なる膨張や収縮だけではなく反り等の三次元的な変形をも生じ得る。したがって、ルーバー層を有する光学部材は、粘着層を有する一般的な部材と比較して、粘着層のはみ出しによる汚れを発生させやすい。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ルーバー層と粘着層とを有するルーバーフィルムにおいて、粘着層に起因した汚れの発生を抑制することを目的とする。
本発明のルーバーフィルムは、
一方向に配列され且つ各々が前記一方向と交差する方向に線状に延びる光吸収部及び光透過部を有し、前記光吸収部及び前記光透過部が前記一方向に沿って交互に配置されているルーバー層と、
前記ルーバー層に直接又は間接的に積層されている粘着層と、を備え、
前記粘着層の端面は、前記ルーバー層の法線方向に対して傾斜しており、且つ、前記ルーバー層の端面に対して傾斜している。
本発明のルーバーフィルムにおいて、前記粘着層の幅は、前記ルーバー層から近接する側よりも離間する側において、狭くなっていてもよい。
本発明のルーバーフィルムにおいて、前記ルーバー層に隣接して設けられる基材をさらに備え、前記粘着層は、前記基材の前記ルーバー層とは逆側に貼合されていてもよい。
本発明のルーバーフィルムにおいて、前記ルーバー層に隣接して設けられる基材をさらに備え、前記粘着層は、前記ルーバー層の前記基材の側とは逆側に貼合されていてもよい。
本発明の液晶表示装置は、上述したいずれかのルーバーフィルムと、上偏光板と、下偏光板とを備える液晶表示装置であって、
前記ルーバーフィルムは、前記下偏光板の入光側、または、前記上偏光板の出光側に前記粘着層を介して貼合している。
本発明の液晶表示装置において、前記ルーバー層の端面は、前記粘着層を介して貼合している下偏光板または上偏光板の端面と、ずれていてもよい。
本発明の有機EL表示装置は、上述したいずれかのルーバーフィルムと、円偏光板と、を備える有機EL表示装置であって、
前記ルーバーフィルムは、前記円偏光板の出光側に前記粘着層を介して貼合している。
本発明の有機EL表示装置において、前記ルーバー層の端面は、前記円偏光板の端面と、ずれていてもよい。
本発明のルーバーフィルムの製造方法は、前記ルーバーフィルムの端面を加工して、前記粘着層の端面を前記ルーバー層の法線方向に対して傾斜させ、且つ、前記ルーバー層の端面に対して傾斜させる工程を備える。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、上述したいずれかのルーバーフィルムと、液晶層と貼合された下偏光板または上偏光板と、を貼合する工程を備え、
前記ルーバー層の端面は、前記粘着層を介して貼合している前記下偏光板または前記上偏光板の端面と、当該下偏光板または上偏光板の法線方向に直交する方向に、ずれている。
本発明の有機EL表示装置の製造方法は、上述したいずれかのルーバーフィルムと、有機EL層と貼合された円偏光板と、を貼合する工程を備え、
前記ルーバー層の端面は、前記円偏光板の端面と、当該円偏光板の法線方向に直交する方向に、ずれている。
本発明の有機EL表示装置の製造方法は、円偏光板と、上述したいずれかのルーバーフィルムと貼合された有機EL層と、を貼合する工程を備え、
前記ルーバー層の端面は、前記円偏光板の端面と、当該円偏光板の法線方向に直交する方向に、ずれている。
本発明によれば、ルーバー層を有するルーバーフィルムにおいて、粘着層に起因した汚れの発生を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施の形態のルーバーフィルムを有する表示装置の一例を示す断面図である。 図2は、本発明の一実施の形態のルーバーフィルムを有する表示装置の他の例を示す断面図である。 図3は、光学シートの一例を示す斜視図である。 図4は、ルーバーフィルムの一例を示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施の形態のルーバーフィルムを示す拡大断面図である。 図6は、ルーバーフィルムを有する液晶表示装置の変形例を示す断面図である。 図7は、ルーバーフィルムを有する有機EL表示装置の例を示す断面図である。 図8は、ルーバーフィルムを有する有機EL表示装置の変形例を示す断面図である。 図9は、本発明の一実施の形態のルーバーフィルムの写真である。 図10は、従来のルーバーフィルムの写真である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「光学シート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「光学シート」は、「光学フィルム」等と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図8は本発明による一実施の形態および変形例を説明するための図である。このうち、図1および図2は、ルーバーフィルムを備える表示装置の概略構成を示す断面図である。図3は表示装置に含まれた光学シートを示す斜視図であり、図4は表示装置に含まれたルーバーフィルムを示す斜視図である。図5は、図1に示した本発明のルーバーフィルムの拡大断面図である。図6〜図8は、表示装置の変形例を示す断面図である。
図1及び図2は、それぞれ本実施の形態における表示装置1の一例および他の例を示している。とりわけ、図1及び図2では、表示装置1として液晶表示装置が記載されている。表示装置1は、光源10と、液晶パネル20と、光学シート40と、ルーバーフィルム60と、を備えている。図1に示す例では、ルーバーフィルム60は、液晶パネル20の観察者側、すなわち出光側に設けられている。一方、図2に示す例では、ルーバーフィルム60は、液晶パネル20の光源10側、すなわち入光側に設けられている。表示装置1は、光源10で発光した面状の光が、液晶パネル20及びルーバーフィルム60を透過することによって、映像を表示する装置である。
光源10は、表示装置1の最背位置(光を出光する面から最も離間した位置)に配置され、光学シート40に光を照射する。光源10として、或る程度均一な照度で光を照射することができる装置を用いることができる。このような光源10として、本実施の形態では、反射板と、反射板上に二次元配列された複数の点状発光体と、を有する装置を用いている。しかしながら、光源10として、導光板と、導光板の側端面に対向して配置された発光体と、を有する装置を用いてもよい。
液晶パネル20は、光学シート40を透過した光について透過または遮断を画素毎に制御するシャッターとして機能し、表示面25に像を表示するように構成されている。液晶パネル20は、出光側に配置された上偏光板21と、入光側に配置された下偏光板23と、上偏光板21と下偏光板23との間に配置された液晶層(液晶セル)22と、を有している。偏光板21,23は、入射した光を直交する二つの偏光成分(P波およびS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、P波)を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、S波)を吸収する機能を有している。
液晶層22には、一つの画素を形成する領域毎に、電界印加がなされ得るようになっている。そして、電界印加の有無によって液晶層22中の液晶分子の配向方向が変化するようになる。一例として、入光側に配置された下偏光板23を透過した特定方向の偏光成分は、電界印加されていない液晶層22を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電界印加された液晶層22を通過する際にその偏光方向を維持する。この場合、液晶層22への電界印加の有無によって、下偏光板23を透過した特定方向に振動する偏光成分が、下偏光板23の出光側に配置された上偏光板21をさらに透過するか、あるいは、上偏光板21で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。
このようにして液晶パネル(液晶表示部)20では、光源10から光学シート40を透過した光について透過または遮断を画素毎に制御し得るようになっている。なお、液晶パネル20の詳細については、種々の公知文献(例えば、「フラットパネルディスプレイ大辞典(内田龍男、内池平樹監修)」2001年工業調査会発行)に記載されており、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
光学シート40は、複数の単位光学要素41aを含む光学要素層41と、平板状の基材層42と、を有する。光学シート40は、入光した光の進行方向を変化させて透過させる機能を有した部材である。光学要素層41は、基材層42の一方の主面上に配列された複数の単位光学要素41aによって形成されている。各単位光学要素41aは、柱状に形成され、図3におけるD1方向に配列されてD1方向と交差するD2方向に線状に延びているプリズムとして構成されている。とりわけ図示された例において、各単位光学要素41aは、D2方向に直線状に延びている。また、図示された例において、単位光学要素41aの長手方向であるD2方向と、単位光学要素41aの配列方向であるD1方向とは、互いに直交している。
単位光学要素41aの断面形状は、要求される機能に応じて公知の形状を適用することができる。図示された例において、各単位光学要素41aは、三角形の断面形状となっている。また、図示された例において、各単位光学要素41aは、柱状に形成され、その長手方向(D2方向)に沿って同一の断面形状を有するようになっている。さらに、複数の単位光学要素41aは、その長手方向に直交する方向に沿って、基材層42上に隙間無く並べられている。したがって、光学シート40の一方の主表面は、基材層42上に隙間無く配列された単位光学要素41aの表面(プリズム面)によって形成されている。
光学シート40は、光源10の形式等に応じて、単位光学要素41aが出光側であるか、入光側(光源10の側)であるかを、適宜設計され得る。本実施の形態では、二次元配列された複数の点状発光体からなる光源との組み合わせにより、図1および図2に示すように、単位光学要素41aが出光側に設けられている。また、光学シート40に要望される光学機能に応じて、基材層42の光学要素層41が設けられた側とは逆側の面上に、拡散層がさらに設けられていてもよい。さらに、単位光学要素41aの断面形状等、光学要素層41の構成も、光学シート40に要望される光学機能に応じて、適宜変更することができる。
光学要素層41の材料は、特に限定されないが、紫外線硬化型樹脂であることが望ましい。また、光学要素層41および基材層42の屈折率は、材料の脆弱性や光学的性能を考慮すると、1.55以上1.61以下であることが好ましく、1.58であることがより好ましい。
基材層42は、光学要素層41を適切に支持することのできる平板状の部材である。基材層42をなす材料としては、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)やアクリル系樹脂、ポリカーボネート等の、種々の材料を使用することができる。これらのうち、コストや剛性を考慮すると、基材層42の材料としては、PETが好ましい。
光学要素層41における単位光学要素41aの配列ピッチは、特に限定されないが、光学要素層41の機能を効果的に発揮する観点から、30μm以上100μm以下であることが好ましい。また、光学要素層41の高さ(厚さ)は、15μm以上50μm以下であることが好ましい。さらに、単位光学要素41aの頂角は90°であることが好ましい。
なお、光学要素層41及び基材層42は、その界面で屈折率差を生じさせて光学的作用を起こさないために、同一または同様の屈折率を有する材料から形成されることが好ましく、同一の材料から形成されることがより好ましい。
次に、ルーバーフィルム60について説明する。ルーバーフィルム60は、光吸収部61aおよび光透過部61bを有するルーバー層61と、ルーバー層61に隣接して設けられている基材62と、粘着層63と、を有する。ルーバーフィルム60は、入光した光の進行方向を変化させて出光側から出射する機能を有している。具体的には、図1および図2に示す構成のルーバーフィルム60は、正面方向(表示面25の法線方向)の輝度を集中的に向上させる機能を有することができる。さらに、正面方向に対して大きな角度で入射した光を吸収する機能を備えている。なお、図1及び図2では、ルーバーフィルム60と液晶パネル20との間に空隙が形成されているが、これは理解の便宜上であり、ルーバーフィルム60の粘着層63は、液晶パネル20に接合している。すなわち、ルーバーフィルム60の粘着層63を介して、ルーバー層61は、液晶パネル20の上偏光板21の出光面側または下偏光板23の入光面側に貼合されている。
ルーバー層61は、一定の方向に交互に配列された光吸収部61aおよび光透過部61bによって形成されている。光吸収部61aおよび光透過部61bは、図4に示すように、D3方向に配列され且つD3方向と交差するD4方向に線状に延びている。とりわけ図示された例において、D3方向とD4方向は互いに直交している。
光吸収部61aは、光を吸収する部分であり、例えば光吸収粒子をバインダー樹脂中に含んだ部分である。光吸収粒子としては、カーボンブラックを含有したアクリルビーズを例示できる。また、光透過部61bは、光を透過させる部分であり、例えば可視光透過性の樹脂からなる。光吸収部61a及び光透過部61bは、D3方向に沿って交互に配列されている。
光吸収部61aの断面形状は、要求される機能に応じて種々の形状を採用することができる。本実施の形態において、図5に示すように、光吸収部61aの断面形状は、一方の底辺が他方の底辺に比べて十分に小さい台形形状となっており、光透過部61bの断面形状は、他方の底辺が一方の底辺に比べて十分に小さい台形形状となっている。
光吸収部61aおよび光透過部61bの材料は、特に限定されないが、それぞれ異なる材料からなる紫外線硬化型樹脂であることが望ましい。光吸収部61aおよび光透過部61bは、その界面において反射界面を形成する観点から、異なる屈折率の材料で形成される。とりわけ、光吸収部61aおよび光透過部61bの界面での全反射を期待する観点から、光吸収部61aの屈折率が光透過部61bの屈折率よりも小さくなっていることが好ましい。
具体的には、光吸収部61aおよび光透過部61bの屈折率は、材料の脆弱性や入手容易性、光吸収部61aと光透過部61bとの界面で光を反射させることを考慮して、適宜決定される。例えば、光吸収部61aの屈折率を1.47以上1.50以下、光透過部61bの屈折率を1.55以上1.61以下、光吸収部61aと光透過部61bとの屈折率差を0.05以上0.14以下とすることができる。光吸収部61aの屈折率は、1.49であることがより好ましく、光透過部61bの屈折率は、1.56であることがより好ましい。このような屈折率を有することにより、光吸収部61aと光透過部61bとの界面は、全反射面を形成することができる。特に、光吸収部61aと光透過部61bとの屈折率差を大きくすることにより、より多くの光を光吸収部61aと光透過部61bとの界面で全反射させることができる。なお、光吸収部61aと光透過部61bとの界面で反射せずに光吸収部61aに入射した光のほとんどは、光吸収部61aに吸収される。
ルーバー層61において、光吸収部61aおよび光透過部61bの配列のピッチpは、特に限定されないが、ルーバー層61の機能を効果的に発揮する観点から、20μm以上100μm以下であることが好ましく、30μm以上100μm以下であることがより好ましい。また、光吸収部61aの高さ(厚さ)dは50μm以上150μm以下であることが好ましく、60μm以上150μm以下であることがより好ましい。
光吸収部61aの一方の斜面61a1および他方の斜面61a2は、基材62の面に対して垂直な方向から傾いていてもよい。この傾斜角は、0°より大きく10°以下であることが好ましい。また、斜面61a1、61a2は、直線であってもよいし、曲線であってもよいし、段差を構成するような折れ線であってもよい。さらに、斜面61a1、61a2は、光吸収部61aごとに異なる形状であってもよい。本実施の形態では、図5に示すように、斜面61a1、61a2は、直線であり、基材62の面に対して垂直な方向からそれぞれ角度θ、θだけ傾いている。なお、斜面61a1、61a2の傾斜角度θ、θは、互いに異なっていてもよい。この場合、正面方向(表示面25の法線方向)に対して傾斜した方向に対して、輝度を集中させたり、視野角を広げたりすることができる。特に、このような光学部材30を有する表示装置1が自動車に搭載されている場合、自動車のフロントガラス等へ向かう射出光を選択的に減少させ、運転者の視界の悪化を防止することができる。
基材62は、ルーバー層61を適切に支持することのできる平板状の部材である。基材62をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置1に組み込まれることを考慮すると、ルーバーフィルム60の材料としては、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有し、安価に入手可能であることが好ましい。このような材料としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)やアクリル系樹脂、ポリカーボネート(PC)等が例示できる。また、図2に示す例のように、ルーバーフィルム60が光源10と液晶パネル20の下偏光板23との間で用いられる場合、基材62によって偏光状態が乱されることを避けるために、基材62は複屈折の少ないことが好ましい。さらに、車載用途等のように高い耐熱性が求められる用途では、ガラス転移点が高いポリカーボネートが好ましい。
粘着層63は、ルーバーフィルム60と液晶パネル20とを貼合するための層である。粘着層63としては、アクリル系粘着剤が用いられることが好ましい。また、粘着層63の厚みは、ルーバーフィルム60の厚さが厚くなりすぎないこと等を考慮すると、50μm以下であることが好ましく、25μm以下であることがより好ましい。
粘着層63の端面63eは、ルーバー層61の法線方向に対して傾斜している。さらに端面63eは、ルーバー層61の端面61eに対して傾斜している。より好ましくは、図5に示すように、粘着層63の幅Wは、ルーバー層61から離間する側で近接する側より狭くなっている。とりわけ図示された例において、粘着層63の幅Wは、ルーバー層61から離間するにつれてしだいに狭くなっている。言い換えると、粘着層63の端面63eは、ルーバー層61から離間する側よりも近接する側において、積層方向(Z方向)に直交する方向(XY平面方向)における外方に位置している。とりわけ図示された例において、粘着層63の端面63eは、積層方向(Z方向)に沿ってルーバー層61に接近するにつれて、積層方向(Z方向)に直交する方向(XY平面方向)における外方にずれていく。ここで、外方とは、粘着層63の幅方向における中心から離間する側を意味する。
また、図示された例において、粘着層63の幅Wは、ルーバー層61に近接する側において、粘着層63に接する面でのルーバー層61の幅以下、とりわけルーバー層61の幅未満となっている。さらに、粘着層63の最大幅は、ルーバー層61の最小幅以下、とりわけルーバー層61の最小幅未満となっている。
ルーバーフィルム60は、図1に示す例のように、基材62、ルーバー層61、粘着層63の順で積層されていてもよいし、図2に示す例のように、ルーバー層61、基材62、粘着層63の順で積層されていてもよい。また、ルーバーフィルム60において、ルーバー層61と粘着層63との間に、所望の光学機能等を期待された他の層が介在してもよい。
なお、表示装置1には、光源10、液晶パネル20、光学シート40、及びルーバーフィルム60の他に、これらを保護するための保護層や反射型偏光分離シート等、任意の機能を有する層を、目的に応じて適宜設けることができる。
ここで、ルーバーフィルム60の製造方法の一例について説明する。
まず、光透過部61bの形状が転写できる形状を表面に有する金型ロールと、これに対向するように配置されたニップロールとの間に、基材62となる基材シートを送り込む。このとき基材シートと金型ロールとの間に光透過部61bを構成するようになる組成物、この例では紫外線硬化型樹脂を供給しながら金型ロール及びニップロールを回転させる。これにより金型ロールの表面に形成された光透過部61bに対応する溝(光透過部61bの形状を反転させた形状)に光透過部61bを構成する組成物が充填される。
金型ロールと基材シートとの間に供給された樹脂組成物に対し、基材シート側から紫外線照射装置により光を照射する。これにより、樹脂組成物が硬化して、硬化した樹脂組成物によって、基材62上に光透過部61bが形成される。その後、金型ロールから基材62および光透過部61bを離型する。
次に、光透過部61bの隙間部分に光吸収部61aを構成するようになる組成物、ここでは紫外線硬化型樹脂を充填する。その後、光透過部61bの隙間部分からはみ出した組成物の余剰分をドクターブレード等によって掻き取る。そして残った組成物に光透過部61bの側から紫外線を照射して硬化させる。このようにして、光透過部61bの隙間に光吸収部61aが形成され、ルーバー層61が形成される。
次に、粘着層63をルーバー層61の側、または基材62の側に設ける。粘着層63を設けた後、粘着層63の端面63eをルーバー層61の法線方向に対して傾斜させ、且つ、ルーバー層61の端面61eに対して傾斜させるために、ルーバーフィルム60の端面、特には粘着層63の端面63eを加工する。この加工は、例えばルーターによる研磨によって行われる。この工程によって、粘着層63の端面をルーバー層61の法線方向に対して傾斜させ、且つルーバー層61の端面61eに対して傾斜させる。さらに、この工程によって、好ましくは、粘着層63は、ルーバー層61から離間する側で近接する側より狭くなる。
以上の工程によって、ルーバーフィルム60が製造される。なお、製造されたルーバーフィルム60が液晶パネル20と接合されるまで、粘着層63が外部に大きく露出する。このような粘着層63は外部の部材等に接触しやすい。粘着層63に接触した外部の部材等には粘着層63の一部が付着する汚れが生じ得る。すなわち、粘着層63が大きく露出したルーバーフィルム60は著しく取り扱い性に劣る。そこで、図5に示すように、表示装置等に組み込まれる前のルーバーフィルム60が、粘着層63に剥離可能に接合したセパレータ層64を有するようにしてもよい。セパレータ層64によって、粘着層63を保護することができる。このセパレータ層64は、ルーバーフィルム60を他の部材等、例えば液晶パネル20等に積層する際に剥離される。
ところで、従来のルーバーフィルムでは、粘着層の側端面が積層方向に露出しているため、粘着層の一部が他の部材等に付着して汚れを発生させることがある。
一方、本実施の形態のルーバーフィルム60では、粘着層63の幅Wがルーバー層61の幅より狭くなっている。そして、粘着層63の端面63eがルーバー層61の法線方向に対して傾斜しており、且つ、ルーバー層61の端面61eに対して傾斜している。特に、図5に示すように、ルーバーフィルム60において、粘着層63の幅は、ルーバー層61から近接する側よりも離間する側において、狭くなっている。したがって、粘着層63の端面63eが積層方向に露出せず外部に接触しにくくなっている。このため、粘着層63が他の部材に付着しにくくなっており、他の部材に粘着層63が付着する汚れを発生させにくい。
また、従来のルーバーフィルムでは、ルーバーフィルムを液晶パネル等に貼合する際の加熱加工工程において、粘着層と他の層、特にはルーバー層の熱による変形によって、粘着層がはみ出し得る。粘着層のはみ出しによって、粘着層の付着による汚れを発生させることがある。
この点について、本実施の形態のルーバーフィルム60においても、ルーバー層61は、その構造の複雑性から、熱による変形、特には反り等の三次元的な変形が起こりやすくなっている。とりわけ、光吸収部61aおよび光透過部61bの配列方向であるD3方向において、熱による変形が起こりやすい。しかしながら、D3方向における粘着層63の端面63eをルーバー層61の端面61eに対して傾斜させることで、熱による三次元的な変形が生じたとしても、粘着層63がルーバー層61の幅方向の外方にはみ出てしまうことを効果的に防止することができる。
さらに、本実施の形態においては、基材62として機械的特性はよいが比較的線膨張率の高い素材であるポリカーボネートを用いることができる。この場合、粘着層63が貼合する基材62と偏光板21,23の材質が異なって線膨張率の差異が生じても、粘着層63の端面63eのルーバー層61の端面61eに対する傾斜に変形の差が吸収されるため、熱による変形によって粘着層63がはみ出てしまうことを防止することができる。
以上のように、本実施の形態のルーバーフィルム60は、一方向に配列され且つ各々が一方向と交差する他方向に線状に延びる光吸収部61a及び光透過部61bを有し、光吸収部61a及び光透過部61bが一方向に沿って交互に配置されているルーバー層61と、ルーバー層61に直接又は間接的に積層されている粘着層63と、を備え、粘着層63の端面63eは、ルーバー層61の法線方向に対して傾斜しており、且つ、ルーバー層61の端面61eに対して傾斜している。このようなルーバーフィルム60によれば、粘着層63の端面63eがルーバー層61より幅方向に突出して外部に露出しにくくなっている。また、熱収縮によって粘着層63がはみ出てしまうことが防止される。したがって、粘着層63の端面63eが積層方向に露出せず、粘着層63が他の部材に付着することによる汚れの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態のルーバーフィルム60において、粘着層63は、ルーバー層61から離間する側で近接する側より狭くなっている。このようなルーバーフィルム60によれば、粘着層63の端面63eが、よりルーバー層61より幅方向に突出して外部に露出しにくくなっている。したがって、粘着層63の端面63eが積層方向に露出せず、粘着層63が他の部材に付着することによる汚れの発生を抑制することができる効果を、より奏することができる。
さらに、本実施の形態のルーバーフィルム60の製造方法は、ルーバーフィルム60の端面を加工して、前記粘着層の端面を前記ルーバー層の法線方向に対して傾斜させ、且つ、前記ルーバー層の端面に対して傾斜させる工程を備える。このようなルーバーフィルム60の製造方法によって、上述した実施の形態の粘着層63が他の部材に付着することによる汚れの発生を抑制したルーバーフィルム60を製造することができる。
なお、上述した一実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、変形の一例について説明する。
例えば、上述したルーバーフィルム60を備える液晶表示装置では、図1および図2に示したように、ルーバー層61の端面61eは、粘着層63を介して貼合している上偏光板21の端面21eまたは下偏光板23の端面23eと、一致している。しかしながら、ルーバー層61の端面61eの位置は、粘着層63を介して貼合している上偏光板21の端面21eまたは下偏光板23の端面23eの位置と、上偏光板21または下偏光板23の法線方向(表示装置の厚さ方向)に直交する方向において、一致せず、ずれていてもよい。図6では、ルーバー層61の端面61eは、粘着層63を介して貼合している上偏光板21の端面21eと、ずれている例を示している。
この場合において、加熱加工工程においてルーバー層61と上偏光板21との線膨張率の違いから熱による変形が生じても、ルーバーフィルム60が液晶パネル20より突出している側(図6の左側)では、上偏光板21側の端部まで粘着層63が存在することから、変形による応力は、粘着層63の端部に集中せず、上偏光板21と粘着層63とが接している面全体に分散される。したがって、粘着層63が剥がれてしまうことを効果的に防止することができる。一方、液晶パネル20がルーバーフィルム60より突出している側(図6の右側)では、熱による変形が生じると、変形によって上偏光板21に対して粘着層63が引きずられ、粘着層63と面していなかった上偏光板21の部分にも粘着層63が付着することになる。その結果、粘着層63が付着した部分にも変形による応力が生じることとなり、応力を分散させることができる。したがって、粘着層63が剥がれてしまうことを効果的に防止することができる。
このような液晶表示装置は、ルーバーフィルム60と、液晶層(液晶セル)22と貼合された上偏光板21と、を貼合する工程を備え、ルーバー層61の端面61eが粘着層63を介して貼合している上偏光板21の端面21eとずれている製造方法によって製造され得る。
ルーバー層61の端面61eが粘着層63を介して貼合している下偏光板23の端面23eとずれている場合も、上述の変形例の効果は同様に奏され、また、同様の製造方法によって液晶表示装置は製造される。
また、例えば、上述した一実施の形態では、表示装置1として液晶表示装置が記載されていたが、これに限らない。表示装置1は、例えば図7に示すように、外光の反射や背景の映り込みを防止することで視認性を向上させるために観察者側に円偏光板121が設けられた有機EL表示装置101であってもよい。この場合、液晶パネル20の代わりに、有機EL層122と円偏光板121とを有する有機ELパネル120が設けられる。上述した一実施形態のルーバーフィルム60は、円偏光板121の出光側に設けられる。
有機EL表示装置101においても、図8に示すように、液晶表示装置の変形例と同様、ルーバー層61の端面61eの位置が、円偏光板121の端面121eの位置と、円偏光板121の法線方向(表示装置の厚さ方向)に直交する方向において、ずれていてもよい。この場合においても、図6に示した液晶表示装置と同様に、熱による線膨張率の差によって粘着層63が剥がれてしまうことを効果的に防止することができる。
このような有機EL表示装置101は、ルーバーフィルム60と、有機EL層122と貼合された円偏光板121と、を貼合する工程を備え、ルーバー層61の端面61eが円偏光板121の端面121eと、円偏光板121の法線方向に直交する方向にずれている製造方法によって製造され得る。あるいは、円偏光板121と、ルーバーフィルム60と貼合された有機EL層122と、を貼合する工程を備え、ルーバー層61の端面61eが円偏光板121の端面121eと円偏光板121の法線方向に直交する方向にずれている製造方法によって製造され得る。
なお、上述した液晶表示装置および有機EL表示装置の変形例において、ルーバー層61の端面61eは、粘着層63を介して貼合している偏光板の端面と、ずれているが、ずれている方向は、熱による変形が大きい方向であると、上述した効果を奏しやすく、好ましい。具体的には、ルーバー層61における光吸収部61aおよび光透過部61bの配列方向であるD3方向において熱による変形が起こりやすいため、D3方向に、ルーバー層61の端面61eと、粘着層63を介して貼合している偏光板の端面と、をずらすことが好ましい。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
実施例として、図5に示すルーバーフィルム60を作成し、粘着層63のはみ出しを確認した。
実施例における各層の具体的な材料・形状を説明する。
ルーバーフィルム60のルーバー層61としては、カーボンブラックを含有したアクリルビーズを25%含有させた屈折率1.49の紫外線硬化型ウレタンアクリルレートの光吸収部61aを、ピッチpが39μmの間隔で、屈折率1.56の紫外線硬化型ウレタンアクリルレートの光透過部61bの間に形成して作成した。光吸収部61aの光源側の底辺の長さWは10μm、観察側の底辺の長さWは4μm、高さdは102μmとし、斜面61a1の傾斜角は0°、斜面61a2の傾斜角は3°とした。このルーバー層61を、厚さ130μmのポリカーボネートフィルム製の基材62上に設けた。ルーバーフィルム60の出光面側の拡散反射率は、3.4%となっている。また、ルーバーフィルム60の入光面側に、拡散反射率4.0%の紫外線硬化型ウレタンアクリルレートのマット層を設けた。
基材62の面に、粘着層63としてアクリル系粘着剤(パナック PD−S1)を厚さ25μmで設けた。
上述の構成のルーバーフィルム60に対して、打ち抜き加工を行った。その後、ルーバーフィルム60の端面をルーターで研磨した。これにより、粘着層63の端面63eが、ルーバー層61の端面61eに対して傾斜する。
また、比較例のルーバーフィルムでは、ルーバーフィルムを打ち抜き加工後、端面を研磨しなかった。したがって、粘着層63の端面63eはルーバー層61の端面61eに対して傾斜していない。その他の構成は、実施例と同じである。
実施例および比較例でのルーバーフィルムの端面の画像を、図9および図10に示す。実施例を示す図9においては、粘着層のはみ出しは確認されなかった。一方、比較例を示す図10においては、粘着層が大きくはみ出していることが確認できる。これは、粘着層が研磨されて、ポリカーボネート(PC)製の基材からはみ出さなくなったためであると考えられる。
1 表示装置
10 光源
20 液晶パネル
21 上偏光板
22 液晶層
23 下偏光板
25 表示面
40 光学シート
41 光学要素層
41a 単位光学要素
42 基材層
60 ルーバーフィルム
61 ルーバー層
61a 光吸収部
61b 光透過部
61e 端面
62 基材
63 粘着層
63e 端面
64 セパレータ層

Claims (12)

  1. 一方向に配列され且つ各々が前記一方向と交差する方向に線状に延びる光吸収部及び光透過部を有し、前記光吸収部及び前記光透過部が前記一方向に沿って交互に配置されているルーバー層と、
    前記ルーバー層に直接又は間接的に積層されている粘着層と、を備え、
    前記粘着層の端面は、前記ルーバー層の法線方向に対して傾斜しており、且つ、前記ルーバー層の端面に対して傾斜している、ルーバーフィルム。
  2. 前記粘着層の幅は、前記ルーバー層から近接する側よりも離間する側において、狭くなっている、請求項1に記載のルーバーフィルム。
  3. 前記ルーバー層に隣接して設けられる基材をさらに備え、
    前記粘着層は、前記基材の前記ルーバー層とは逆側に貼合されている、請求項1または2に記載のルーバーフィルム。
  4. 前記ルーバー層に隣接して設けられる基材をさらに備え、
    前記粘着層は、前記ルーバー層の前記基材の側とは逆側に貼合されている、請求項1または2に記載のルーバーフィルム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルーバーフィルムと、上偏光板と、下偏光板とを備える液晶表示装置であって、
    前記ルーバーフィルムは、前記下偏光板の入光側、または、前記上偏光板の出光側に前記粘着層を介して貼合している、液晶表示装置。
  6. 前記ルーバー層の端面は、前記粘着層を介して貼合している下偏光板または上偏光板の端面と、ずれている、請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルーバーフィルムと、円偏光板と、を備える有機EL表示装置であって、
    前記ルーバーフィルムは、前記円偏光板の出光側に前記粘着層を介して貼合している、有機EL表示装置。
  8. 前記ルーバー層の端面は、前記円偏光板の端面と、ずれている、請求項7に記載の有機EL表示装置。
  9. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルーバーフィルムの製造方法であって、
    前記ルーバーフィルムの端面を加工して、前記粘着層の端面を前記ルーバー層の法線方向に対して傾斜させ、且つ、前記ルーバー層の端面に対して傾斜させる工程を備える、ルーバーフィルムの製造方法。
  10. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルーバーフィルムと、液晶層と貼合された下偏光板または上偏光板と、を貼合する工程を備え、
    前記ルーバー層の端面は、前記粘着層を介して貼合している前記下偏光板または前記上偏光板の端面と、当該下偏光板または上偏光板の法線方向に直交する方向に、ずれている、液晶表示装置の製造方法。
  11. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルーバーフィルムと、有機EL層と貼合された円偏光板と、を貼合する工程を備え、
    前記ルーバー層の端面は、前記円偏光板の端面と、当該円偏光板の法線方向に直交する方向に、ずれている、有機EL表示装置の製造方法。
  12. 円偏光板と、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のルーバーフィルムと貼合された有機EL層と、を貼合する工程を備え、
    前記ルーバー層の端面は、前記円偏光板の端面と、当該円偏光板の法線方向に直交する方向に、ずれている、有機EL表示装置の製造方法。
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