JP2018044686A - 冷凍システム - Google Patents

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Naoki Sakamoto
直樹 坂本
三原 一彦
Kazuhiko Mihara
一彦 三原
豊明 木屋
Toyoaki Kiya
豊明 木屋
晃司 佐藤
Koji Sato
晃司 佐藤
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Abstract

【課題】CO2冷媒を用いた1つの冷凍装置の容量を大きくすることなく、冷凍システム全体として容量を大きくすることのできる冷凍システムを提供する。【解決手段】不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置10と、独立の冷媒配管系統からなり、CO2冷媒を用いる複数の第2冷凍装置50と、を備え、第2冷凍装置50に設けられるそれぞれの冷媒冷却熱交換器53は、第1冷凍装置10の蒸発器14内に備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いた冷凍装置と、CO2冷媒を用いた冷凍装置と、を備える冷凍システムに関する。
従来、CO2冷媒を用いた冷凍装置が知られている。
CO2冷媒を用いた冷凍装置は、CO2冷媒の臨界温度が低い(約31℃)ため、気温の高い夏期に大気への放熱に工夫が必要である。その工夫として、一部冷媒の蒸発により冷媒を冷却するスプリットサイクルを用いた技術や、外部の冷水(冷却水)を活用する技術がある(例えば、特許文献参照)。
特開2015−218930号公報 特開2015−218944号公報 特開2016−014496号公報
冷凍冷蔵システムは気温の高い夏期に最大能力が求められるが、臨界温度が低い(約31℃の)CO2冷媒を用いた冷凍システムは夏期に能力を出すためには前記の工夫が必要であった。
また高圧ガス保安法で規制緩和の進んでいないCO2冷媒のみで冷凍機の冷凍容量増を図ろうとすると、安全性の観点から、法の要件が厳しくなり、ユーザーの法令順守負担が大きくなると言う問題があった。
一方、ブライン(水など)によりCO2冷媒を冷却して冷凍容量増を図る場合はポンプ動力が必要となるためシステム全体の省エネ効果を見込めなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、CO2冷媒を用いた冷凍装置の法定冷凍トン数を増加させることなく、大きな冷凍容量を確保することのできる冷凍システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の冷凍システムは、不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置と、独立の冷媒配管系統からなり、CO2冷媒を用いる複数の第2冷凍装置と、を備え、前記第2冷凍装置に設けられるそれぞれの冷媒冷却熱交換器は、前記第1冷凍装置の蒸発器内に備えられることを特徴とする。
本発明によれば、法定冷凍トン数が一定の値以下であるCO2冷媒を用いた冷凍装置を用いて、大きな冷凍容量を確保することのできる冷凍システムを提供できる。
本実施の形態に係る冷凍システムを示す図
第1の発明は、高圧ガス保安法で最も規制緩和された不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置と、独立の冷媒配管系統からなり、CO2冷媒を用いる複数の第2冷凍装置と、を備え、前記第2冷凍装置に設けられるそれぞれの冷媒冷却熱交換器は、前記第1冷凍装置の蒸発器内に備えられることを特徴とする冷凍システムである。
この発明によれば、ユーザーの法令順守負担を大きくすることなく冷凍装置を安全に運転でき、第1冷凍装置の蒸発器内にそれぞれ設けられる冷媒冷却熱交換器において、それぞれの第2冷凍装置を循環するCO2冷媒を冷却することができる。
第1冷凍装置により、CO2冷媒を用いるそれぞれ独立した複数の第2冷凍装置の法定冷凍トン数を増加させることなく、大きな冷凍容量を確保することのできる冷凍システムを提供できる。
更に不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置に設計圧が1MPa未満となる冷媒を用いる場合は、この不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置自体は高圧ガス保安法の適用除外となる。
第2の発明は、前記不活性のフルオロカーボン系冷媒は、地球温暖化係数が10未満であることを特徴とする冷凍システムである。
これによれば、第1冷凍装置には地球温暖化係数が10未満の不活性ガス冷媒を循環させるので、安全で環境に優しい冷凍システムを提供できる。
第3の発明は、前記第2冷凍装置は、少なくとも圧縮機、ガスクーラ、膨張弁、および蒸発器を備え、前記冷媒冷却熱交換器は、過冷却熱交換器であることを特徴とする冷凍システムである。
この発明によれば、CO2冷媒は、第2冷凍装置のガスクーラにより冷却されることに加え、第1冷凍装置の蒸発器において過冷却されるため、第2冷凍装置の冷凍能力を向上させるだけでなく、不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置が停止した場合も既存の第2冷凍装置を単独で運転することができる。
第4の発明は、制御部をさらに備え、前記制御部は、前記第1冷凍装置の圧縮機の吐出側圧力が上限設定値以下の所定値まで上昇した場合に、前記第1冷凍装置の蒸発器の蒸発温度を上昇させることを特徴とする冷凍システムである。
第5の発明は、前記制御部は、前記第1冷凍装置の圧縮機の吐出側圧力が前記上限設定値以下であり、前記所定値よりも高い第2所定値に達した場合に、さらに前記第1冷凍装置の蒸発器の蒸発温度を上昇させるとともに、前記第1冷凍装置の圧縮機および第2冷凍装置の圧縮機の周波数を下げることを特徴とする冷凍システムである。
この発明によれば、地球温暖化係数が10未満である不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置における圧縮機の吐出側圧力が、あらかじめ設定された設定値を超えることを防止することができる。
第6の発明は、前記第1冷凍装置の蒸発器は、前記第1冷凍装置の蒸発器の圧力が前記上限設定値を超えた場合に、前記第1冷凍装置の蒸発器内の圧力を前記上限設定値以下に保つ安全手段を備えることを特徴とする冷凍システムである。
この発明によれば、第1冷凍装置の蒸発器内に複数設けられるいずれかの冷媒冷却熱交換器からCO2冷媒が漏えいしたとしても、安全手段が第1冷凍装置の蒸発器内の圧力を設定値以下に保つため、第1冷凍装置の蒸発器が所定の圧力を超えることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る冷凍システム1を示す図である。
冷凍システム1は、地球温暖化係数が10未満である不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置10と、独立の冷媒配管系統からなり、CO2冷媒を用いる複数の第2冷凍装置50と、を備えている。
第1冷凍装置10に用いられる地球温暖化係数が10未満である不活性のフルオロカーボン系冷媒としては、ASHRAEクラスA1、A2L相当の不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いることができる。このASHRAEクラスA1、A2L相当の不活性のフルオロカーボン系冷媒として、例えば、R−1234ze(E)、R−1233zd(E)が用いられる。本実施の形態では、R−1233zd(E)冷媒が用いられている。
第1冷凍装置10に用いられる冷媒がR−1233zd(E)の場合には、R−1233zd(E)がASHRAEクラスA1の低毒性、不燃性の冷媒であり、且つ地球温暖化係数GWPも1程度と小さいため、安全で環境影響の小さい高効率システムを構築することができる。
なお、第1冷凍装置10に用いられる冷媒は、地球温暖化係数が10未満のものに限られず、不活性のフルオロカーボン系冷媒であればよい。
地球温暖化係数が10未満である不活性ガス冷媒は、低圧冷媒である。そのため、本実施の形態に係る第1冷凍装置10は、低圧冷媒用圧縮機である遠心式の圧縮機を備えるターボ冷凍機が用いられている。
最終元である第1冷凍装置10にターボ冷凍機などの低圧縮比の冷凍機を使用することにより、トータルCOPを低下させることなくCO2冷媒を用いた第2冷凍装置50の定格冷凍能力を3〜4割アップできるため、第2冷凍装置50の必要台数(系統数)を削減することが可能となる。
なお、高圧ガス保安法は、設計圧力が1MPa以上を対象としており、R−1233zd(E)冷媒を用いた場合は第1冷凍装置10の設計圧力が1MPa未満となるため、高圧ガス保安法の適用除外とすることができる。
第1冷凍装置10は、圧縮機(第1冷凍装置の圧縮機)11、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器(第1冷凍装置の蒸発器)14が一連の冷媒配管により接続されている。凝縮器12には、ファン15が備えられている。
蒸発器14には、蒸発器14の圧力が上限設定値を超えた場合に破裂し、蒸発器14の圧力が上限設定値を超えることがないように蒸発器14内の圧力を保つ破裂板(安全手段)16が備えられている。この破裂板16により、例えば、仮に、第1冷凍装置10の蒸発器14内に設けられる過冷却熱交換器53において第2冷凍装置50のCO2冷媒が急速漏えいした場合も第1冷凍装置10が上限設定値を超えないようにすることができる。
なお、安全手段として、蒸発器14内の圧力が上限設定値を超えた場合に開かれ、蒸発器14内の圧力を上限設定値以下に調整するための安全弁を用いてもよい。
本実施の形態では、ここにいう上限設定値は1MPa未満に設定されている。
第2冷凍装置50は、圧縮機(第2冷凍装置の圧縮機)51、ガスクーラ52、過冷却熱交換器(冷媒冷却熱交換器)53、膨張弁54、および蒸発器55が一連の冷媒配管により接続されている。
また、第2冷凍装置50は、冷凍機60と、ショーケース70と、を備える。圧縮機51およびガスクーラ52は、冷凍機60に備えられている。蒸発器55は、ショーケース70に備えられている。
冷凍機60には、ガスクーラに隣接して第2ファン56が備えられている。ショーケース70には、第3ファン57が備えられている。
第2冷凍装置50は、複数設けられている。それぞれの第2冷凍装置50は、独立の冷媒配管系統を備えている。
この第2冷凍装置50は、2以上であればよい。
また、それぞれの第2冷凍装置50に備えられるショーケース70は、1台であってもよいし、複数台並列に備えられていてもよい。
冷凍システム1では、それぞれの第2冷凍装置50が独立の冷媒配管系統からなるため、冷凍用のショーケース70と冷蔵用のショーケース70とを並存可能となる。
過冷却熱交換器53は、蒸発器14内に備えられている。この過冷却熱交換器53は、それぞれの第2冷凍装置50ごとに設けられている。
蒸発器14内には、それぞれの第2冷凍装置50ごとに設けられた過冷却熱交換器53が、独立して並列に備えられている。
なお、本実施の形態では、冷媒冷却熱交換器として過冷却熱交換器53を用いたが、冷媒冷却熱交換器は、必ずしも過冷却熱交換器53に限られるものではない。
第2冷凍装置50にガスクーラ52を設けずに、冷媒冷却熱交換器をこのガスクーラ52の代わりとして用いて、蒸発器14において放熱してもよい。
冷凍システム1は、制御的な構成としてCPUなどからなる制御部20を備える。制御部20は、CPUが事前にインストールされた制御プログラムを読み出して実行することにより、冷凍システム1の各部を総括的に制御する。
制御部20は、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値以下の所定値に達した場合に、蒸発器14の蒸発温度を上昇させる。このとき、例えば、制御部20は、膨張弁13を制御することにより蒸発器14の蒸発温度を上昇させる。
これは、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値を超えないようにするものであり、所定値は、設定値に近い値となる。本実施の形態では、所定値は、設定値の90パーセントに設定される。
また、本実施の形態では、圧縮機11の吐出側圧力の上限設定値は、0.99MPaに設定されている。また、蒸発器14の所定蒸発温度は、例えば18℃に設定されており、この場合は1℃上昇させて19℃に上昇される。
また、制御部20は、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値以下であり、前記所定値よりも高い第2所定値に達した場合に、さらに蒸発器14の蒸発温度を上昇させるとともに、圧縮機11および圧縮機51の周波数を下げるように制御してもよい。このとき、例えば、制御部20は、膨張弁13を制御することにより蒸発器14の蒸発温度を上昇させる。
これは、例えば、圧縮機11の吐出側圧力が所定値である設定値の90パーセントに達したときの上記制御を行った場合にも、圧縮機11の吐出側圧力がなお上昇を続ける場合に適用される。これは、圧縮機11の吐出側圧力が設定値を超えないようにするものであり、第2所定値は、所定値よりも、より設定値に近い値となる。本実施の形態では、例えば、第2所定値は、設定値の95パーセントに設定される。
本実施の形態における一例として、例えば、圧縮機11の吐出側圧力が設定値の95パーセントに達した場合、制御部20は、蒸発器14の蒸発温度設定をさらに1℃上昇させる。この場合、蒸発器14の蒸発温度設定は、19℃から20℃に上昇される。
制御部20は、蒸発器14の蒸発温度設定を、19℃から20℃に上昇させるのと同時に、圧縮機11および圧縮機51の周波数を5Hz下げるよう制御する。
これにより、圧縮機11の吐出側圧力が、設定値である0.99MPaを超えることをより確実に抑制できる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、第1冷凍装置10は、圧縮機11を動作させると、圧縮機11の吐出口から吐出されたR−1233zd(E)冷媒は、凝縮器12に流入する。凝縮器12に流入したR−1233zd(E)冷媒は、凝縮器12において放熱し、その後、蒸発器14に流入する。蒸発器14に流入したR−1233zd(E)冷媒は、蒸発器14において吸熱し、過冷却熱交換器53において熱交換を行う。蒸発器14において過冷却熱交換器53を流れるCO2冷媒を冷却したR−1233zd(E)冷媒は、圧縮機11の吸入口に吸入される。
第2冷凍装置50においては、圧縮機51を動作させると、圧縮機51の吐出口から吐出されたCO2冷媒は、ガスクーラ52に流入する。ガスクーラ52に流入したCO2冷媒は、ガスクーラ52において放熱し、その後、蒸発器14内に備えられる過冷却熱交換器53に流入する。過冷却熱交換器53に流入したCO2冷媒は、過冷却熱交換器53においてさらに放熱し、蒸発器55に流入する。蒸発器55において吸熱したCO2冷媒は、圧縮機51の吸入口に吸入される。
制御部20による作用について説明する。
制御部20は、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値である0.99MPaの90パーセントに達した場合、膨張弁13を制御することにより蒸発器14の蒸発温度を18℃から19℃に1℃上昇させる。
また、制御部20は、上記制御を行った場合にも、圧縮機11の吐出側圧力がなお上昇を続け、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値である0.99MPaの95パーセントに達した場合、膨張弁13を制御することにより蒸発器14の蒸発温度を19℃から20℃にさらに1℃上昇させるのと同時に、圧縮機11および圧縮機51の周波数を5Hz下げる。
以上説明したように、本実施の形態に係る冷凍システム1は、R−1233zd(E)(不活性のフルオロカーボン系冷媒)を用いる第1冷凍装置10と、独立の冷媒配管系統からなり、CO2冷媒を用いる複数の第2冷凍装置50と、を備え、第2冷凍装置50に設けられるそれぞれの過冷却熱交換器(冷媒冷却熱交換器)53は、第1冷凍装置10の蒸発器14内に備えた。
高圧ガス保安法は設計圧力が1MPa以上を対象としており、R−1233zd(E)冷媒を用いた場合は設計圧力が1MPa未満となるため、第1冷凍装置10は高圧ガス保安法の適用除外となる。
高圧ガス保安法の適用除外となるこの第1冷凍装置10により、複数の第2冷凍装置50の法定冷凍トン数を増加させることなく独立に運転することができ、法定冷凍トン数が所定量以下である第2冷凍装置50を複数運転することで、大きな冷凍容量を確保することのできる冷凍システム1を提供できる。
また、この構成によれば、CO2冷媒は、ガスクーラ52により冷却されることに加え、第1冷凍装置10の蒸発器14において過冷却されるため、第2冷凍装置50の冷凍能力を向上させることができる。
また、この構成によれば、既存の第2冷凍装置50に過冷却熱交換器を設けて、そのまま使用することができる。
また、この構成によれば、第1冷凍装置10が故障あるいは意図的に停止された場合にも、第2冷凍装置50は自立して運転することができる。
また、これによれば、高圧ガス保安法下において規制緩和が進んでいる不活性(ASHRAEクラスA1、A2L相当)の低GWP(10未満)フロン系冷媒を用いた第1冷凍装置10の法定冷凍トン数と、個々に独立したCO2冷媒を用いた第2冷凍装置50の個別の法定冷凍トン数(変化なし)により、高圧ガス保安法対応とすることができる。
また、これによれば、さらに第1冷凍装置10が常時1MPa未満で作動する場合において、第1冷凍装置10は、高圧ガス保安法適用外となるため、個々に独立したCO2冷媒を用いた第2冷凍装置50の個別の法定冷凍トン数(変化なし)のみでの高圧ガス保安法対応とすることができる。
また、本実施の形態によれば、第1冷凍装置10に用いているR−1233zd(E)冷媒は、地球温暖化係数が10未満の冷媒である。
これによれば、第1冷凍装置10には地球温暖化係数が10未満のR−1233zd(E)冷媒を循環させるので、安全で環境に優しい冷凍システム1を提供できる。
また、本実施の形態によれば、蒸発器14は、蒸発器14の圧力が上限設定値である0.99MPaを超えた場合に、蒸発器14内の圧力を上限設定値である0.99MPa未満に調整する破裂板16を備えた。
この構成によれば、仮に、蒸発器14内に複数設けられるいずれかの過冷却熱交換器53からCO2冷媒が漏えいしたとしても、蒸発器14内の圧力が上限設定値である0.99MPaとなるときに破裂板16が破裂し、蒸発器14内の圧力を上限設定値である0.99MPa未満に保つため、蒸発器14が上限設定値である0.99MPaを超えることを防止できる。
また、本実施の形態によれば、冷凍システム1は、制御部20をさらに備え、制御部20は、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値である0.99MPa以下の所定値である0.99MPaの90パーセントに達した場合に、蒸発器14の蒸発温度を1℃上昇させる。
これによれば、圧縮機11の吐出側圧力が、あらかじめ設定された上限設定値を超えることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、制御部20は、圧縮機11の吐出側圧力が上限設定値である0.99MPa以下であり、所定値である0.99MPaの90パーセントよりも高い第2所定値である0.99MPaの95パーセントに達した場合に、さらに蒸発器14の蒸発温度を1℃上昇させるとともに、圧縮機11および圧縮機51の周波数を5Hz下げる。
これによれば、圧縮機11の吐出側圧力が、あらかじめ設定された上限設定値を超えることをより確実に抑制できる。
また、本実施の形態によれば、第1冷凍装置10にR−1233zd(E)冷媒を用いている。
これによれば、蒸発器14における蒸発温度が18℃以上において使用する場合に、第1冷凍装置10の冷媒配管系統の内部が負圧とならないので、空気漏れ込みの心配も小さくなる。
また、本実施の形態で第1冷凍装置10に用いたR−1233zd(E)冷媒、および第2冷凍装置50に用いたCO2冷媒ともに、低毒性であり、不燃性であり、かつ、地球温暖化係数も1程度であるため、安全で環境に優しい冷凍システム1を提供できる。
以上、本実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであるから、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変更、及び応用が可能である。
1 冷凍システム
10 第1冷凍装置
11 圧縮機(第1冷凍装置の圧縮機)
14 蒸発器(第1冷凍装置の蒸発器)
16 破裂板(安全手段)
20 制御部
50 第2冷凍装置
51 圧縮機(第2冷凍装置の圧縮機)
52 ガスクーラ
53 過冷却熱交換器(冷媒冷却熱交換器)

Claims (6)

  1. 不活性のフルオロカーボン系冷媒を用いる第1冷凍装置と、
    独立の冷媒配管系統からなり、CO2冷媒を用いる複数の第2冷凍装置と、を備え、
    前記第2冷凍装置に設けられるそれぞれの冷媒冷却熱交換器は、前記第1冷凍装置の蒸発器内に備えられることを特徴とする冷凍システム。
  2. 前記不活性のフルオロカーボン系冷媒は、地球温暖化係数が10未満であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍システム。
  3. 前記第2冷凍装置は、少なくとも圧縮機、ガスクーラ、膨張弁、および蒸発器を備え、
    前記冷媒冷却熱交換器は、過冷却熱交換器であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
  4. 制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1冷凍装置の圧縮機の吐出側圧力が上限設定値以下の所定値まで上昇した場合に、前記第1冷凍装置の蒸発器の蒸発温度を上昇させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷凍システム。
  5. 前記制御部は、前記第1冷凍装置の圧縮機の吐出側圧力が前記上限設定値以下であり、前記所定値よりも高い第2所定値に達した場合に、さらに前記第1冷凍装置の蒸発器の蒸発温度を上昇させるとともに、前記第1冷凍装置の圧縮機および前記第2冷凍装置の圧縮機の周波数を下げることを特徴とする請求項4に記載の冷凍システム。
  6. 前記第1冷凍装置の蒸発器は、前記第1冷凍装置の蒸発器の圧力が前記上限設定値を超えた場合に、前記第1冷凍装置の蒸発器内の圧力を前記上限設定値以下に保つ安全手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷凍システム。
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