JP2018042191A - 撮像制御装置、撮像装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
撮像制御装置、撮像装置の制御方法及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ファインダを覗きながら行うファインダの近くに配置されるタッチパネルへのタッチ操作の操作性を向上させる。【解決手段】ファインダ外にあるタッチパネルに物体が接近していることの検知によりタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、前記タッチパネルへ物体が第1の距離よりも接近していることが検出された所定の面積以上の第1の領域への、前記第1の距離よりも短い第2の距離よりも前記タッチパネルに接近したタッチ操作が検出された場合には、前記第1の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行わず、前記タッチパネルへ物体が前記第1の距離よりも接近していることが検出された前記所定の面積未満である第2の領域への前記タッチ操作が検出された場合には、前記第2の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行うように制御する制御手段とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、ファインダ外にあるタッチパネルへのタッチ操作を受け付け可能な撮像制御装置、撮像装置の制御方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
タッチパネルにおいてユーザの指以外のものが意図せずタッチしてしまい、ユーザの意図しない処理が行われてしまうことがある。特許文献1には、タッチパネルから所定距離離れた領域において検出された指示体の扁平率が大きい場合には、指示体が手の平や指の付け根であるとして、タッチ点を無効にすることが記載されている。
接眼ファインダの下方にタッチパネルが配置されるデジタルカメラ等の撮像装置においては、ユーザが接眼ファインダを覗いたときに、ユーザの鼻がタッチパネルにタッチし、ユーザの意図しない処理が行われてしまうことがあった。接眼ファインダを覗いた状態では、意図せずタッチしてしまった鼻先と、意図してタッチした指とのタッチの形が同じになる可能性がある。よって、特許文献1の方法では、タッチを有効にするか否かを正確に判定できず、意図しない処理が行われたり、意図した処理が行われなかったりする可能性がある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ファインダを覗きながら行うファインダの近くに配置されるタッチパネルへのタッチ操作の操作性を向上させることを目的とする。
本発明の撮像制御装置は、ファインダ外にあるタッチパネルに物体が接近していることの検知によりタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、前記タッチパネルへ物体が第1の距離よりも接近していることが検出された所定の面積以上の第1の領域への、前記第1の距離よりも短い第2の距離よりも前記タッチパネルに接近したタッチ操作が検出された場合には、前記第1の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行わず、前記タッチパネルへ物体が前記第1の距離よりも接近していることが検出された前記所定の面積未満である第2の領域への前記タッチ操作が検出された場合には、前記第2の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ファインダを覗きながら行うファインダの近くに配置されるタッチパネルへのタッチ操作の操作性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1に、実施形態に係る撮像制御装置の一例である、レンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラの外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラの前面斜視図、図1(b)はデジタルカメラの背面斜視図である。デジタルカメラは、カメラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能に装着される交換レンズタイプのレンズユニット150とを備える。なお、図1では、カメラ本体100のみ、すなわちレンズユニット150を取り外した状態を示す。
図1に、実施形態に係る撮像制御装置の一例である、レンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラの外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラの前面斜視図、図1(b)はデジタルカメラの背面斜視図である。デジタルカメラは、カメラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能に装着される交換レンズタイプのレンズユニット150とを備える。なお、図1では、カメラ本体100のみ、すなわちレンズユニット150を取り外した状態を示す。
図1において、レンズユニット150を機械的に結合するマウントに通信端子10が設けられており、カメラ本体100は通信端子10を介してレンズユニット150と通信を行う。カメラ本体100内に設置されたクイックリターンミラー(以下、ミラーと称する)12は、不図示のアクチュエータによりアップダウンされ、レンズユニット150を通ってくる光を接眼ファインダ16側/撮像部22(図2を参照)側に選択的に導く。
カメラ本体100の背面において、表示部28の周辺に所定の部位である接眼ファインダ16が配置され、図1に示すようにデジタルカメラが横位置にある状態で、表示部28の上部に接眼ファインダ16が配設されている。接眼ファインダ16は、フォーカシングスクリーン13(図2を参照)を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型の光学ファインダである。表示部28は、画像や各種情報を表示する表示部である。表示部28は、TFT方式のLCD等からなり、タッチパネル29が設けられている。接眼センサ55は、ファインダ接近手段として機能し、接眼ファインダ16への物体の近接、すなわち接眼ファインダ16への接眼を検知する。
モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための回転操作部材である。シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部材である。メイン電子ダイヤル71は、シャッター速度や絞り等の設定値の変更等を行うための回転操作部材である。電源スイッチ72は、デジタルカメラの電源のON/OFFを切り替えるための操作部材である。サブ電子ダイヤル73は、選択枠の移動や画像送り等を行うための回転操作部材である。十字キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な4方向キーであり、十字キー74の押した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、選択項目の決定等を行うための操作部材である。
LV(ライブビュー)ボタン76は、メニューボタンにおいてLVのON/OFFを切り替えるための操作部材であり、動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON/OFF、及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作部材であり、再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させる指示に用いられる。縮小ボタン78は、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるための操作部材である。再生ボタン79は、撮影モード/再生モードを切り替えるための操作部材であり、撮影モード中に押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(図2を参照)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラを構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。端子カバー40は、外部機器との接続ケーブルを接続するコネクタ(不図示)を保護するカバーである。蓋202は、記録媒体200を格納するスロットの蓋である。
図2は、実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。なお、図1で説明した構成要素には同一の符号を付す。
レンズユニット150において、絞り151及び撮像レンズ152により撮影光学系が構成される。なお、撮像レンズ152を1枚のレンズのように図示するが、フォーカスレンズを含む複数のレンズにより構成される。絞り駆動回路153は、絞り102の開口量を調節して、カメラ本体100側への入射光量を制御する。AF(オートフォーカス)駆動回路154は、フォーカスレンズの位置を調節して、合焦制御を行う。レンズシステム制御回路155は、レンズユニット150全体を制御する。レンズシステム制御回路155は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリを備える。また、レンズユニット150固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値等を保持する不揮発性メモリも備える。通信端子156は、レンズユニット150がカメラ本体100と通信を行うための通信端子である。
レンズユニット150において、絞り151及び撮像レンズ152により撮影光学系が構成される。なお、撮像レンズ152を1枚のレンズのように図示するが、フォーカスレンズを含む複数のレンズにより構成される。絞り駆動回路153は、絞り102の開口量を調節して、カメラ本体100側への入射光量を制御する。AF(オートフォーカス)駆動回路154は、フォーカスレンズの位置を調節して、合焦制御を行う。レンズシステム制御回路155は、レンズユニット150全体を制御する。レンズシステム制御回路155は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリを備える。また、レンズユニット150固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値等を保持する不揮発性メモリも備える。通信端子156は、レンズユニット150がカメラ本体100と通信を行うための通信端子である。
カメラ本体100において、ミラー12は、露光、ライブビュー撮影又は動画撮影が行われる場合にシステム制御部50から指示されて、アクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、通常時は接眼ファインダ16に光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22に光束を導くように上方に跳ね上がり、光束中から待避する(ミラーアップ)。また、ミラー12は、その中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14と接眼ファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。接眼センサ55は、接眼ファインダ16への接眼を検知する。
AE(自動露出)センサ17は、レンズユニット150を通して得た被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はそれに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AF処理を行う。
AE(自動露出)センサ17は、レンズユニット150を通して得た被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はそれに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AF処理を行う。
シャッター101は、システム制御部50の制御下で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子を含む。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理、AE処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を有する。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。
表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
システム制御部50は、デジタルカメラの全体を制御する。不揮発性メモリ56は、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等を記憶する。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に格納されたプログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。システムメモリ52は、RAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。システム制御部50は、メモリ32、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマ53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
通知部54は、システム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を外部に通知する。通知部54としては、例えばLCDやLED等による視覚的な表示を行う表示部や、音声による通知を行う発音素子等が用いられるが、通知部54はこれらのうち1つ以上の組み合わせにより構成される。特に表示部の場合には、カメラ本体100の操作部70近辺の、視認しやすい、単数又は複数箇所に設置される。また、通知部54は、その一部の機能が接眼ファインダ16内に設置されている。通知部54の表示内容のうち、表示部28に表示するものとしては以下のものがある。まず、単写/連写撮影表示、セルフタイマー表示等、撮影モードに関する表示がある。また、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等の記録に関する表示がある。また、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、調光補正表示、外部フラッシュ発光量表示、赤目緩和表示等の撮影条件に関する表示がある。その他に、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示がある。更に、レンズユニット150の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等も行われる。また、通知部54の表示内容のうち、接眼ファインダ16内に表示するものとしては、例えば、以下のものがある。合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等である。
通知部54は、システム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を外部に通知する。通知部54としては、例えばLCDやLED等による視覚的な表示を行う表示部や、音声による通知を行う発音素子等が用いられるが、通知部54はこれらのうち1つ以上の組み合わせにより構成される。特に表示部の場合には、カメラ本体100の操作部70近辺の、視認しやすい、単数又は複数箇所に設置される。また、通知部54は、その一部の機能が接眼ファインダ16内に設置されている。通知部54の表示内容のうち、表示部28に表示するものとしては以下のものがある。まず、単写/連写撮影表示、セルフタイマー表示等、撮影モードに関する表示がある。また、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等の記録に関する表示がある。また、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、調光補正表示、外部フラッシュ発光量表示、赤目緩和表示等の撮影条件に関する表示がある。その他に、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示がある。更に、レンズユニット150の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等も行われる。また、通知部54の表示内容のうち、接眼ファインダ16内に表示するものとしては、例えば、以下のものがある。合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判定モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。或いは、モード切替スイッチ60で静止画撮影モードに一旦切り換えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、メイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79が含まれる。
I/F18は、カメラ本体100に着脱可能な記録媒体200を制御するためのインタフェイスである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するための記録媒体であり、メモリカード、ハードディスク装置等を用いることができる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ等により構成され、電源部30となる電池の装着の有無、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各構成要素へ電力を供給する電力供給制御を行う。
本実施形態に係るデジタルカメラでは、接眼ファインダ外にある表示部28に対するタッチ(接触)を検出可能なタッチパネル29を備える。タッチパネル29は表示部28と一体的に構成することができる。例えばタッチパネル29を光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル29における入力座標と、表示部28上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を構成することができる。
システム制御部50は、タッチパネルへの以下のようなタッチ操作、或いは状態を検出することができる。
・タッチの開始、すなわちタッチパネルにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネルにタッチしたこと(タッチダウンと呼ぶ)。
・タッチパネルに指やペンでタッチしている状態であること(タッチオンと呼ぶ)。
・タッチパネルに指やペンでタッチしたまま移動していること(タッチムーブと呼ぶ)。
・タッチの終了、すなわちタッチパネルにタッチしていた指やペンを離したこと(タッチアップと呼ぶ)。
・タッチパネルに何もタッチしていない状態(タッチオフと呼ぶ)。
・タッチの開始、すなわちタッチパネルにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネルにタッチしたこと(タッチダウンと呼ぶ)。
・タッチパネルに指やペンでタッチしている状態であること(タッチオンと呼ぶ)。
・タッチパネルに指やペンでタッチしたまま移動していること(タッチムーブと呼ぶ)。
・タッチの終了、すなわちタッチパネルにタッチしていた指やペンを離したこと(タッチアップと呼ぶ)。
・タッチパネルに何もタッチしていない状態(タッチオフと呼ぶ)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていたすべての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
また、タッチパネル上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行われたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合はドラッグが行われたと判定するものとする。
また、タッチパネル上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行われたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合はドラッグが行われたと判定するものとする。
これらの操作及び状態や、タッチパネル上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネルにどのようなタッチ操作が行われたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分及び水平成分毎に判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合は、ドラッグが行われたと判定するものとする。
タッチパネルとしては抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式があるが、いずれの方式を採用してもよい。
タッチパネルとしては抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式があるが、いずれの方式を採用してもよい。
図3は、デジタルカメラが実行するタッチパネル29へのタッチ操作の検出処理を示すフローチャートである。図3のフローチャートに示す処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に格納されているプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
S301で、システム制御部50は、接眼センサ55により接眼ファインダ16への接眼が検知されたか否かを判定する。接眼ファインダ16への接眼が検知された場合、S302に処理を進め、接眼ファインダ16への接眼が検知されなかった場合、S313に処理を進める。例えば接眼センサ55により接眼ファインダ16への接眼が検知されたとき、表示部28を消灯させることで、接眼ファインダ16を覗くユーザの目に余計な光が入らないようにすることができる。ただし、表示部28を消灯させる動作と連動してタッチパネル29までは無効にしない。
S301で、システム制御部50は、接眼センサ55により接眼ファインダ16への接眼が検知されたか否かを判定する。接眼ファインダ16への接眼が検知された場合、S302に処理を進め、接眼ファインダ16への接眼が検知されなかった場合、S313に処理を進める。例えば接眼センサ55により接眼ファインダ16への接眼が検知されたとき、表示部28を消灯させることで、接眼ファインダ16を覗くユーザの目に余計な光が入らないようにすることができる。ただし、表示部28を消灯させる動作と連動してタッチパネル29までは無効にしない。
S302で、システム制御部50は、タッチパネル29の静電容量を増幅させることにより、ホバー検出機能をオンにして、ホバー検出状態にする。ホバー検出状態にすることで、タッチパネル29の物理的なタッチを検出できると同時に、タッチパネル29に物体がタッチしそうな状態、すなわちタッチパネル29に物体が接近していることまで検出することが可能になる。なお、静電容量を増幅させなくても、後述する物体がタッチパネル29に接近したか否かを判定するための静電容量の変化量の閾値を変更したり、静電容量の変化量を増幅させたりするようにしてもよい。
ここで、図4を参照して、タッチパネル29の詳細について説明する。タッチパネル29を構成するタッチパネルセンサ29aには、複数の列電極(X0〜X8)が横並びに、複数の行電極(Y0〜Y4)が縦並びに並んでおり、列電極と行電極同士が交わっている。交点Aは列電極X7と行電極Y2のセンサ交点を示している。
行電極は定電流回路に接続され、列電極は所定の電位に固定される。定電流回路により微弱な電流が流されると、列電極及び行電極間に発生する相互容量に電荷が蓄積される。1つのセンサ交点当たり複数回の蓄積を実施するサブスキャンを行い、積分回路にて積分を行う。1センサ交点(1スキャン)の測定の結果は、デジタル信号に変換される。この検出信号値の変化量を静電容量の変化量として測定することでタッチ検出の有無(物体の接近の有無)を判定することが可能である。
走査線駆動回路83は、走査線を順次選択し駆動する回路である。選択された走査線には、定電流回路により微弱な電流が流される。1走査線当たりのサブスキャン回数は、システム制御部50から制御回路81への指令により、任意に変更することが可能である。検出信号処理回路84は、読出線を順次選択して、検出信号を読み出す回路である。
走査線駆動回路83及び検出信号処理回路84は、制御回路81により供給されるクロック信号により駆動される。制御回路81は検出信号処理回路により出力された各電極の検出信号値が、任意のタッチ判定の閾値を超えているか否かを検出し、超えていればタッチ検出フラグをつけて、データをタッチパネルメモリ82に順次転送する。1フレームのスキャンが完了すると、タッチパネルメモリ82に格納された1フレームの検出データから、タッチ検出領域のグルーピング、及びタッチ位置の重心演算を行い、タッチ検出数と、タッチ検出座標およびタッチを算出する。本実施形態ではタッチ面積を閾値以上の静電容量の変化量が計測されたセンサ交点の合計数(タッチパネルに含まれるセンサのうち)により求める。
このとき、タッチパネル29の静電容量を増幅させたり、タッチ操作を検出するための閾値を小さくしたりすると、タッチパネル29にタッチしていないタッチパネル29に物体が接近していることを検出できるようになる。接近した物体の検出方法としては、静電容量の変化量だけでなく、赤外線を利用し物体までの距離を測定するもの、超音波を利用し物体までの距離を測定するもの、撮像素子で撮影された画像から接近を検知するものがある。
行電極は定電流回路に接続され、列電極は所定の電位に固定される。定電流回路により微弱な電流が流されると、列電極及び行電極間に発生する相互容量に電荷が蓄積される。1つのセンサ交点当たり複数回の蓄積を実施するサブスキャンを行い、積分回路にて積分を行う。1センサ交点(1スキャン)の測定の結果は、デジタル信号に変換される。この検出信号値の変化量を静電容量の変化量として測定することでタッチ検出の有無(物体の接近の有無)を判定することが可能である。
走査線駆動回路83は、走査線を順次選択し駆動する回路である。選択された走査線には、定電流回路により微弱な電流が流される。1走査線当たりのサブスキャン回数は、システム制御部50から制御回路81への指令により、任意に変更することが可能である。検出信号処理回路84は、読出線を順次選択して、検出信号を読み出す回路である。
走査線駆動回路83及び検出信号処理回路84は、制御回路81により供給されるクロック信号により駆動される。制御回路81は検出信号処理回路により出力された各電極の検出信号値が、任意のタッチ判定の閾値を超えているか否かを検出し、超えていればタッチ検出フラグをつけて、データをタッチパネルメモリ82に順次転送する。1フレームのスキャンが完了すると、タッチパネルメモリ82に格納された1フレームの検出データから、タッチ検出領域のグルーピング、及びタッチ位置の重心演算を行い、タッチ検出数と、タッチ検出座標およびタッチを算出する。本実施形態ではタッチ面積を閾値以上の静電容量の変化量が計測されたセンサ交点の合計数(タッチパネルに含まれるセンサのうち)により求める。
このとき、タッチパネル29の静電容量を増幅させたり、タッチ操作を検出するための閾値を小さくしたりすると、タッチパネル29にタッチしていないタッチパネル29に物体が接近していることを検出できるようになる。接近した物体の検出方法としては、静電容量の変化量だけでなく、赤外線を利用し物体までの距離を測定するもの、超音波を利用し物体までの距離を測定するもの、撮像素子で撮影された画像から接近を検知するものがある。
図3に説明を戻して、S303で、システム制御部50は、タッチパネル29へのタッチ操作が検出されたか否かを判定する。タッチ操作が検出された場合、S304に処理を進め、タッチ操作が検出されなかった場合、S301に処理を戻す。タッチパネル29へのタッチ操作は、タッチパネル29で検出された静電容量の変化量が閾値(所定値)以上であったか否かに応じて判定を行う。なお、S303におけるタッチ操作の検出とは、後述する物体の接近を検出する際よりもさらに物体がタッチパネル29に接近した状態を検出することである。
S304で、システム制御部50は、S303において検出されたタッチにタッチIDを付与する。タッチIDとは、検出したタッチ固有に割り振られるIDであり、タッチIDにはタッチ座標、タッチの有効無効が記録される。このようにタッチIDを付与することにより、例えば複数の指が交差等して入れ替わったときにもどの指がどれだけ動いたかを正確に判断することが可能になる。
S304で、システム制御部50は、S303において検出されたタッチにタッチIDを付与する。タッチIDとは、検出したタッチ固有に割り振られるIDであり、タッチIDにはタッチ座標、タッチの有効無効が記録される。このようにタッチIDを付与することにより、例えば複数の指が交差等して入れ替わったときにもどの指がどれだけ動いたかを正確に判断することが可能になる。
S305で、システム制御部50は、タッチパネル29に物体が接近していることを検出したタッチパネル29の領域(以下、ホバー領域と呼ぶ)が所定の面積以上であるかを判定する。ホバー領域は、タッチパネル29の面から垂直に所定距離離れた位置へ物体があることを検出されたタッチパネル29上の領域のことである。物体の接近は、タッチパネル29において検出された静電容量の変化量が閾値を超えたか否かによって判定する。物体の接近とは、例えば3cm〜5cm程度の距離でタッチパネル29に接近している状態を指す。所定の面積以上のタッチパネル29上の領域が検出された場合、S306に処理を進め、所定の面積以上のタッチパネル29上の領域が検出されなかった場合、S311に処理を進める。ここでは、タッチパネル29の総面積に対してどれだけの面積が静電容量の変化量が閾値を超えたかを検出し、その面積が予め定められた面積以上となっている場合、タッチパネル29に指以外の大きな物体が覆い被さっていると判定して、S306に処理を進める。本実施形態では、所定の面積以上のタッチパネル29上のホバー領域を検出することが、表示部28に顔が接近する状態を検出したこととしている。図5に、ホバー検出機能により所定の面積以上のタッチパネル上の領域501を検出した状態を示す。所定の面積とは、接眼ファインダ16を覗いた時にパネル上に顔が覆い被される領域の広さ、例えば15cm2〜20cm2程度の面積とする。また、デジタルカメラを縦位置にして撮影を実施する場合には、所定の面積以上のホバー領域が検出されても、ユーザが接眼ファインダ16を覗いたときに、ユーザの鼻がタッチパネル29にタッチする可能性は低いので、タッチパネル29の全面でのタッチ操作を可能としてもよい。なお、ホバーを検出するための静電容量の変化量の閾値は、S303においてタッチ操作(接触)を検出した際の静電容量の変化量の閾値よりも小さく設定する。
S306で、システム制御部50は、S305において検出されたタッチパネル29の領域を無効領域として設定する。
S307で、システム制御部50は、S304においてタッチID=nが付与されたタッチが、S306において設定された無効領域へのタッチ操作であるか否かを判定する。n=1〜Nであり、S312でnをインクリメントしながら、n=1〜NまでS307〜S310の処理を繰り返す。
S307においてタッチID=nが無効領域へのタッチ操作であると判定した場合、S308に処理を進め、システム制御部50は、タッチID=nを無効にする。一方、S307においてタッチID=nが無効領域外の領域へのタッチ操作であると判定した場合、S309に処理を進め、システム制御部50は、タッチID=nを有効にする。
S310で、システム制御部50は、すべてのタッチIDについて判定を終了したか否かを判定する。その結果、判定が終了していなければ、S312でnをインクリメントしてS307に処理を戻し、判定が終了していれば、S311に処理を進める。
S307においてタッチID=nが無効領域へのタッチ操作であると判定した場合、S308に処理を進め、システム制御部50は、タッチID=nを無効にする。一方、S307においてタッチID=nが無効領域外の領域へのタッチ操作であると判定した場合、S309に処理を進め、システム制御部50は、タッチID=nを有効にする。
S310で、システム制御部50は、すべてのタッチIDについて判定を終了したか否かを判定する。その結果、判定が終了していなければ、S312でnをインクリメントしてS307に処理を戻し、判定が終了していれば、S311に処理を進める。
S311で、システム制御部50は、有効なタッチIDのタッチ操作に応じた処理を実行する。具体的には、S305において所定の面積以上のタッチパネル29上の領域が検出されなかった場合、S303及びS304において検出され、タッチIDが付与されたすべてのタッチについて、各タッチ操作に応じた処理を実行する。一方、S305において所定の面積以上のタッチパネル29上の領域が検出された場合、S309において有効とされたタッチIDのタッチについて、各タッチ操作に応じた処理を実行する。
これにより、図5に示すように、S305において所定の面積以上のタッチパネル29上の領域501が検出された場合、ユーザの顔が覆い被さっているとして、その領域501を無効領域とする。そして、無効領域501へのタッチ操作502があった場合、ユーザの鼻がタッチした可能性が高いので、そのタッチ操作502を無効にする。その一方で、無効領域501外の領域でタッチ操作503があった場合、指等でタッチした可能性が高いので、そのタッチ操作503を有効にする。
これにより、図5に示すように、S305において所定の面積以上のタッチパネル29上の領域501が検出された場合、ユーザの顔が覆い被さっているとして、その領域501を無効領域とする。そして、無効領域501へのタッチ操作502があった場合、ユーザの鼻がタッチした可能性が高いので、そのタッチ操作502を無効にする。その一方で、無効領域501外の領域でタッチ操作503があった場合、指等でタッチした可能性が高いので、そのタッチ操作503を有効にする。
S316で、システム制御部50は終了条件を判定し、終了条件となっていなければ、S301に処理を戻す。
なお、S313で、システム制御部50は、タッチパネル29の静電容量を減らし、通常の検知状態に戻して、その後、S314に処理を進める。
S314で、システム制御部50は、タッチパネル29へのタッチ操作が検出されたか否かを判定する。タッチ操作が検出された場合、S315に処理を進め、S314において検出されたタッチに基づく処理を実行し、その後、S316に処理を進める。タッチ操作が検出されなかった場合、S316に処理を進める。
なお、S301においてNoと判定された場合には、ホバー検出状態にした上でホバー領域が検出されても対応するタッチパネル29の領域を無効領域としなくてもよい。すなわち、非接眼状態において所定の面積以上のホバー領域が検出されても、対応するタッチパネル29の領域を無効とせず、タッチ操作があったら有効にするようにしてもよい。ファインダへの接眼が検出されていない場合には、ホバー領域を検出するための静電容量の変化の閾値を小さくする、もしくはタッチパネル29への接触のみを検出するようにしてもよい。
S314で、システム制御部50は、タッチパネル29へのタッチ操作が検出されたか否かを判定する。タッチ操作が検出された場合、S315に処理を進め、S314において検出されたタッチに基づく処理を実行し、その後、S316に処理を進める。タッチ操作が検出されなかった場合、S316に処理を進める。
なお、S301においてNoと判定された場合には、ホバー検出状態にした上でホバー領域が検出されても対応するタッチパネル29の領域を無効領域としなくてもよい。すなわち、非接眼状態において所定の面積以上のホバー領域が検出されても、対応するタッチパネル29の領域を無効とせず、タッチ操作があったら有効にするようにしてもよい。ファインダへの接眼が検出されていない場合には、ホバー領域を検出するための静電容量の変化の閾値を小さくする、もしくはタッチパネル29への接触のみを検出するようにしてもよい。
以上のように、接眼ファインダ16への接眼が検知されると、タッチパネル29をホバー検出状態にして、顔が覆い被さっていると考えられる領域があれば、この領域内でタッチがあったとしても鼻によるタッチとして無効にするようにしたので、タッチパネル29による直感的な操作性を確保しつつ、ユーザの意図しない操作による動作を防止することができる。
タッチ操作に応じた処理としては、特定の項目の設定値の変更、例えばファインダを覗きながらタッチパネル29上を操作し、AF位置、AE位置等を設定する処理がある。ファインダを覗きながらAF位置等の設定をする場合、タッチパネル29には表示がされていないが、タッチ操作を受付け可能な状態(タッチパッド機能が有効)である。また、ファインダ内のOVF上(露光上)に重なるように表示が可能なフォーカシングスクリーン13や、EVF(電子ビューファインダ)を見ながらユーザが操作を行えるようにしてもよい。例えばAF位置の設定であれば、フォーカシングスクリーン13上にAF枠が表示されており、ユーザがファインダを覗きながらタッチパネル29上にタッチ操作を行うとAF枠が移動する。このとき、ユーザの顔がタッチパネル29に近づき、鼻がタッチパネル29上にタッチしてしまうと、意図せず、鼻のタッチに応じてAF枠が移動してしまう可能性がある。しかしながら、上述したようにタッチパネル29に所定距離以上接近している所定の面積以上の領域(ファインダを覗く顔)が検出されたら、その領域に対応するタッチパネル29の領域を無効とすると、鼻のタッチを無効にすることができる。一方で、顔が接近し、所定距離以上タッチパネルに接近した所定の面積以上の領域が検出されたからといって、鼻のタッチによる意図しない処理を防止するために、タッチ操作を全て無効にしてしまうと、AF枠の移動ができなくなってしまう。また、タッチパネル29に接近する顔とタッチパネル29の間に指を入れてタッチ操作をするよりも、顔の接近していない領域においてタッチ操作をした方が指を動かしやすいので、無効領域を設けても操作性は低下しない。よって、顔の接近していない領域に対応するタッチパネル29上の領域は有効とする。ユーザは、ファインダを覗きながらタッチパネル29への操作を行うので、顔の接近していない領域へのタッチはユーザが意図して指でタッチをした可能性が高い。上述した実施形態によれば、ファインダを見ているユーザの鼻のタッチによる意図しないAF枠の移動処理が行われることを防ぎつつも、ユーザの意図した指のタッチ操作によるAF枠の移動処理は行うことができる。
タッチ操作に応じた処理としては、特定の項目の設定値の変更、例えばファインダを覗きながらタッチパネル29上を操作し、AF位置、AE位置等を設定する処理がある。ファインダを覗きながらAF位置等の設定をする場合、タッチパネル29には表示がされていないが、タッチ操作を受付け可能な状態(タッチパッド機能が有効)である。また、ファインダ内のOVF上(露光上)に重なるように表示が可能なフォーカシングスクリーン13や、EVF(電子ビューファインダ)を見ながらユーザが操作を行えるようにしてもよい。例えばAF位置の設定であれば、フォーカシングスクリーン13上にAF枠が表示されており、ユーザがファインダを覗きながらタッチパネル29上にタッチ操作を行うとAF枠が移動する。このとき、ユーザの顔がタッチパネル29に近づき、鼻がタッチパネル29上にタッチしてしまうと、意図せず、鼻のタッチに応じてAF枠が移動してしまう可能性がある。しかしながら、上述したようにタッチパネル29に所定距離以上接近している所定の面積以上の領域(ファインダを覗く顔)が検出されたら、その領域に対応するタッチパネル29の領域を無効とすると、鼻のタッチを無効にすることができる。一方で、顔が接近し、所定距離以上タッチパネルに接近した所定の面積以上の領域が検出されたからといって、鼻のタッチによる意図しない処理を防止するために、タッチ操作を全て無効にしてしまうと、AF枠の移動ができなくなってしまう。また、タッチパネル29に接近する顔とタッチパネル29の間に指を入れてタッチ操作をするよりも、顔の接近していない領域においてタッチ操作をした方が指を動かしやすいので、無効領域を設けても操作性は低下しない。よって、顔の接近していない領域に対応するタッチパネル29上の領域は有効とする。ユーザは、ファインダを覗きながらタッチパネル29への操作を行うので、顔の接近していない領域へのタッチはユーザが意図して指でタッチをした可能性が高い。上述した実施形態によれば、ファインダを見ているユーザの鼻のタッチによる意図しないAF枠の移動処理が行われることを防ぎつつも、ユーザの意図した指のタッチ操作によるAF枠の移動処理は行うことができる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えばS306において設定された無効領域へのタッチ操作であるときでも、当該タッチ操作が所定の距離以上移動するものであれば、指によるタッチである可能が高いといえるので、当該タッチ操作を有効にしてもよい。
また、S306において設定された無効領域へのタッチ操作であるときでも、S305においてタッチパネル29上の領域が検出されてから所定の時間経過した後であれば、鼻によるタッチである可能性は低いといえるので、当該タッチ操作を有効にしてもよい。
また、S306において設定された無効領域外の領域でタッチがあり、そのタッチ位置が無効領域に移動した場合、そのタッチ操作を有効にしてもよい。すなわち、タッチの開始位置がS306において設定された無効領域内でなければ、そのタッチ操作は有効であるものとする。
例えばS306において設定された無効領域へのタッチ操作であるときでも、当該タッチ操作が所定の距離以上移動するものであれば、指によるタッチである可能が高いといえるので、当該タッチ操作を有効にしてもよい。
また、S306において設定された無効領域へのタッチ操作であるときでも、S305においてタッチパネル29上の領域が検出されてから所定の時間経過した後であれば、鼻によるタッチである可能性は低いといえるので、当該タッチ操作を有効にしてもよい。
また、S306において設定された無効領域外の領域でタッチがあり、そのタッチ位置が無効領域に移動した場合、そのタッチ操作を有効にしてもよい。すなわち、タッチの開始位置がS306において設定された無効領域内でなければ、そのタッチ操作は有効であるものとする。
なお、所定の面積はタッチパネル全体の面積の半分よりも大きくなると、タッチが無効となる領域も広くなってしまうので、操作性が低下してしまう可能性もある。よって、所定の面積はタッチパネルの半分以下とすると操作性が低下せずよい。
また、上記実施形態では、S305において検出されたタッチパネル29上の領域をそのまま無効領域としたが、S305において検出されたタッチパネル29上の領域に基づいて無効領域が設定されればよい。例えばS305において検出されたタッチパネル29上の領域のうち一部だけを無効領域としてもよい。つまり、タッチパネルに3cm程度で接近しているホバー領域に対応するタッチパネル29上の領域のうち、2cm程度で接近しているホバー領域に対応するタッチパネル29上の領域を無効領域として設定するようにしてもよい。このように無効領域を設定することで、ユーザの鼻当たりといった意図しないタッチによる誤動作を防ぎつつ、ユーザのタッチ操作性を低下させないようにすることができる。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、上述した実施形態においては、本発明をレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されず、タッチパネルが設けられた撮像装置であれば適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されず、タッチパネルが設けられた撮像装置であれば適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
16:接眼ファインダ
28:表示部
29:タッチパネル
50:システム制御部
55:接眼センサ
100:カメラ本体
28:表示部
29:タッチパネル
50:システム制御部
55:接眼センサ
100:カメラ本体
Claims (15)
- ファインダ外にあるタッチパネルに物体が接近していることの検知によりタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、
前記タッチパネルへ物体が第1の距離よりも接近していることが検出された所定の面積以上の第1の領域への、前記第1の距離よりも短い第2の距離よりも前記タッチパネルに接近したタッチ操作が検出された場合には、前記第1の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行わず、前記タッチパネルへ物体が前記第1の距離よりも接近していることが検出された前記所定の面積未満である第2の領域への前記タッチ操作が検出された場合には、前記第2の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像制御装置。 - 前記タッチ検出手段は、前記タッチパネルにおいて検出された静電容量の変化が所定の変化量であった場合に、前記タッチパネルに前記第1の距離よりも物体が接近したことを検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記ファインダへの物体の接近を検知するファインダ接近手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記ファインダ接近手段により前記ファインダへの物体の接近を検知したときに、前記処理を行うように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像制御装置。 - 前記制御手段は、前記ファインダ接近手段により前記ファインダへの物体の接近が検知されたことに応じて、前記タッチパネルが前記第1の距離よりも接近した物体を検出できるように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像制御装置。
- 前記制御手段は、前記ファインダ接近手段により前記ファインダへの物体の接近が検知されていない場合には、前記タッチパネルへ前記第1の距離よりも前記所定の面積以上の物体が接近していても、前記第1の距離よりも物体の接近している前記所定の面積以上の前記タッチパネルの領域へのタッチ操作に応じた処理を行うように制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像制御装置。
- 前記制御手段は、前記ファインダ接近手段により物体の接近を検知したことに応じて、前記タッチパネルの静電容量を増幅する、又は前記タッチパネルへの前記物体の接近を検出するための静電容量の変化量の閾値を小さくするように制御することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の領域においてタッチが開始された後、タッチ位置が前記第2の領域に移動したことに応じて、前記第2の領域におけるタッチ操作に応じた処理を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
- 前記ファインダは、前記タッチパネルの上部に配設されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
- 前記タッチパネルへのタッチ操作に応じた処理は、特定の項目の設定値の変更であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
- 前記特定の項目は、AF位置の設定、AE位置の設定のいずれかが含まれることを特徴とする請求項9に記載の撮像制御装置。
- 前記ファインダ内には表示部があり、前記制御手段は、前記タッチパネルへの操作に応じて前記表示部に表示されるアイテムを移動するように制御することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
- 前記アイテムは、AF位置又はAE位置が設定された位置を示すアイテムであることを特徴とする請求項11に記載の撮像制御装置。
- ファインダ外にあるタッチパネルに物体が接近していることの検知によりタッチ操作を検出するステップと、
前記タッチパネルへ物体が第1の距離よりも接近していることが検出された所定の面積以上の第1の領域への、前記第1の距離よりも短い第2の距離よりも前記タッチパネルに接近したタッチ操作が検出された場合には、前記第1の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行わず、前記タッチパネルへ物体が前記第1の距離よりも接近していることが検出された前記所定の面積未満である第2の領域への前記タッチ操作が検出された場合には、前記第2の領域への前記タッチ操作に応じた処理を行うように制御するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2022522491A (ja) * | 2019-03-01 | 2022-04-19 | 華為技術有限公司 | ジェスチャ処理方法およびデバイス |
-
2016
- 2016-09-09 JP JP2016176667A patent/JP2018042191A/ja active Pending
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