JP2018041840A - 太陽電池モジュールおよび樹脂シート - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュールの製造の複雑化を抑制しながら、太陽電池モジュールの変換効率を向上させる技術を提供する。
【解決手段】複数の第1透明部材40は、第12太陽電池セル10ab、・・・、第42太陽電池セル10dbの受光面22側に配置される。複数の第2透明部材42は、第12太陽電池セル10ab、・・・、第42太陽電池セル10dbの裏面24側に配置される。互いに対向した第1透明部材40と第2透明部材42は、第12太陽電池セル10ab、・・・、第42太陽電池セル10dbの1つを挟み込む。複数の第1透明部材40と複数の第2透明部材42の少なくとも一方は、第12太陽電池セル10ab、・・・、第42太陽電池セル10dbを非配置の部分に光反射部材50を配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュールに関し、特に複数の太陽電池セルを含む太陽電池モジュールおよび樹脂シートに関する。
太陽電池モジュールでは、前面カバー部材と裏面カバー部材との間に複数の太陽電池セルが透明充填材により封止される。複数の太陽電池セルはマトリックス状に配置されるとともに、1つの方向に沿って隣接した2つの太陽電池セルがインターコネクタによって連結される。太陽電池セル間の隙間に照射される太陽光を有効に利用するために、太陽電池セル間の隙間に光反射部材が設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−98496号公報
太陽電池モジュールの製造を簡易にするために、2つの透明部材が複数のワイヤによって接続されたワイヤフィルムを使用することがある。ワイヤフィルムを太陽電池モジュールに使用する場合、2つの透明部材のそれぞれが隣接の太陽電池セルに貼り付けられ、ワイヤが配線材として使用される。このようなワイヤフィルムの貼り付けによって形成されたストリング間に光反射部材を配置しても、ストリング間の隙間に照射される太陽光の有効利用が可能になる。しかしながらストリングを製造してから光反射部材を配置させる作業により、太陽電池モジュールの製造が複雑になる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽電池モジュールの製造の複雑化を抑制しながら、太陽電池モジュールの変換効率を向上させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の太陽電池モジュールは、第1方向に並んで配置された複数の太陽電池セルと、複数の太陽電池セルを接続する複数の配線材と、複数の太陽電池セルのそれぞれの第1面側に配置され、複数の配線材に接着される複数の第1透明部材と、複数の太陽電池セルのそれぞれの第2面側に配置され、複数の配線材に接着される複数の第2透明部材とを備える。複数の第1透明部材と複数の第2透明部材のうち、互いに対向した第1透明部材と第2透明部材は、1つの太陽電池セルを挟み込み、複数の第1透明部材と複数の第2透明部材の少なくとも一方は、太陽電池セルを非配置の部分に光反射部材を配置する。
本発明の別の態様は、樹脂シートである。この樹脂シートは、隣接した2つの太陽電池セルの一方の第1面側に配置すべき第1透明部材と、隣接した2つの太陽電池セルの他方の第2面側に配置すべき第2透明部材と、第1透明部材と第2透明部材とを接続する配線材とを備える。配線材は、第1透明部材における太陽電池セル側の面に配置されるとともに、第2透明部材における太陽電池セル側の面に配置され、第1透明部材と第2透明部材の少なくとも一方は、太陽電池セル側の面のうち、太陽電池セルを非配置の部分に光反射部材を配置する。
本発明によれば、太陽電池モジュールの製造の複雑化を抑制しながら、太陽電池モジュールの変換効率を向上できる。
本発明の実施例1に係る太陽電池モジュールの構造を示す平面図である。 図1の太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 図1の太陽電池モジュールにおいて使用される樹脂シートの斜視図である。 図1の太陽電池モジュールの構造を示す別の断面図である。 図4の第2透明部材の構成を示す断面図である。 図4の第1透明部材の別の構成を示す断面図である。 本発明の実施例2に係る太陽電池モジュールにおいて使用される樹脂シートの斜視図である。 本発明の実施例2に係る太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 図9(a)−(b)は、図8の第2透明部材の構成を示す断面図である。 図8の第1透明部材の別の構成を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 図11の太陽電池モジュールにおいて使用される樹脂シートの斜視図である。 図11の第1透明部材の別の構成を示す断面図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、複数の太陽電池セルがマトリックス状に配置された太陽電池モジュールに関する。太陽電池モジュールでは、第1保護部材と第2保護部材との間に封止部材が配置され、封止部材によって複数の太陽電池セルが封止される。その際、隣接した2つの太陽電池セルは、ワイヤフィルムによって接続される。ワイヤフィルムは、前述のごとく、2つの透明部材が複数のワイヤによって接続されており、各透明部材が太陽電池セルに貼り付けられる。ワイヤが配線材の役割を有するので、ワイヤが延びる方向に配置された複数の太陽電池セルを複数のワイヤフィルムで接続することによってストリングが形成される。第1保護部材から入射された太陽光のうち、ストリング間を通り抜けた成分は、太陽電池セルに到達しないので、発電に寄与しない。太陽電池モジュールの変換効率を向上させるために、このような成分を太陽電池セルに到達させることが望まれる。そのために、ストリング間に光反射部材を配置させることによって、ストリング間を通り抜けた太陽光を光反射部材で反射させて太陽電池セルに到達させる。
ワイヤフィルムは、太陽電池モジュールの製造を簡易にするために使用される。しかしながら、複数のストリングを製造した後にそれらを並べてから、それらの間に光反射部材を配置させる工程を追加することによって、太陽電池モジュールの製造が複雑化する。太陽電池モジュールの製造の複雑化を抑制しながら、太陽電池モジュールの変換効率を向上させるために、本実施例では、ワイヤフィルムのうちの1つの透明部材のサイズが太陽電池セルのサイズに合わされるが、もう1つの透明部材のサイズは太陽電池セルのサイズよりも大きくされる。また、もう1つの透明部材において、太陽電池セルを貼り付けない部分には、光反射部材が配置される。つまり、光反射部材が予め配置されたワイヤフィルムが使用される。なお、以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
図1は、本発明の実施例1に係る太陽電池モジュール100の構造を示す平面図である。図1に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直角座標系が規定される。x軸、y軸は、太陽電池モジュール100の平面内において互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、太陽電池モジュール100の厚み方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図1における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。太陽電池モジュール100を形成する2つの主表面であって、かつx−y平面に平行な2つの主表面のうち、z軸の正方向側に配置される主平面が受光面であり、z軸の負方向側に配置される主平面が裏面である。以下では、z軸の正方向側を「受光面側」とよび、z軸の負方向側を「裏面側」とよぶ。そのため、図1は、太陽電池モジュール100の受光面側からの平面図であるといえる。
太陽電池モジュール100は、太陽電池セル10と総称される第11太陽電池セル10aa、・・・、第46太陽電池セル10df、第1種配線材14、第2種配線材16、第3種配線材18、フレーム20と総称される第1フレーム20a、第2フレーム20b、第3フレーム20c、第4フレーム20dを含む。
第1フレーム20aは、x軸方向に延び、第2フレーム20bは、第1フレーム20aのx軸の正方向側端からy軸の負方向に延びる。また、第3フレーム20cは、第2フレーム20bのy軸の負方向側端からx軸の負方向に延び、第4フレーム20dは、第3フレーム20cのx軸の負方向側端と第1フレーム20aのx軸の負方向側端とを結ぶ。フレーム20は、太陽電池モジュール100の外周を囲んでおり、アルミニウム等の金属で形成される。ここで、第1フレーム20a、第3フレーム20cは、第2フレーム20b、第4フレーム20dよりも長いので、太陽電池モジュール100は、y軸方向よりもx軸方向に長い矩形状を有する。
複数の太陽電池セル10のそれぞれは、入射する光を吸収して光起電力を発生する。特に、太陽電池セル10は、受光面において吸収した光から起電力を発生するとともに、裏面において吸収した光からも光起電力を発生する。太陽電池セル10は、例えば、結晶系シリコン、ガリウム砒素(GaAs)またはインジウム燐(InP)等の半導体材料によって形成される。太陽電池セル10の構造は、特に限定されないが、ここでは、一例として、結晶シリコンとアモルファスシリコンとが積層されているとする。また、太陽電池セル10は、x−y平面において、四角形の形状を有するが、その他の形状、例えば、八角形の形状を有してもよい。図1では省略しているが、各太陽電池セル10の受光面および裏面には、互いに平行にy軸方向に延びる複数のフィンガー電極が備えられる。
複数の太陽電池セル10は、x−y平面上にマトリックス状に配列される。ここでは、x軸方向に6つの太陽電池セル10が並べられる。x軸方向に並んで配置される6つの太陽電池セル10は、第1種配線材14によって直列に接続され、1つのストリング12が形成される。例えば、第11太陽電池セル10aa、第12太陽電池セル10ab、・・・、第16太陽電池セル10afが接続されることによって、第1ストリング12aが形成される。また、第2ストリング12bから第4ストリング12dも同様に形成される。その結果、4つのストリング12がy軸方向に平行に並べられる。このように、x軸方向に並べられる太陽電池セル10の数は、y軸方向に並べられる太陽電池セル10の数よりも多い。x軸方向を「第1方向」とよぶ場合、y軸方向は「第2方向」とよばれる。なお、ストリング12に含まれる太陽電池セル10の数は「6」に限定されず、ストリング12の数は「4」に限定されない。
ストリング12を形成するために、第1種配線材14は、x軸方向に隣接した太陽電池セル10のうちの一方の受光面側のフィンガー電極と、他方の裏面側のフィンガー電極とを接続する。例えば、隣接した第11太陽電池セル10aaと第12太陽電池セル10abとを接続するための5つの第1種配線材14は、第11太陽電池セル10aaの裏面側のフィンガー電極と第12太陽電池セル10abの受光面側のフィンガー電極とを電気的に接続する。なお、第1種配線材14の数は「5」に限定されない。第1種配線材14は、前述のワイヤに相当する。第1種配線材14と太陽電池セル10との接続については後述する。図1では、第1種配線材14を構成する樹脂シート80(第1透明部材40、第2透明部材42、光反射部材50、など)の詳細な構造の図示を省略する。
第2種配線材16は、y軸方向に延びて、互いに隣接する2つのストリング12を電気的に接続する。例えば、第1ストリング12aのx軸の正方向側端に位置する第16太陽電池セル10afと、第2ストリング12bのx軸の正方向側端に位置する第26太陽電池セル10bfは、第2種配線材16によって電気的に接続される。さらに、第2ストリング12bと第3ストリング12cは、x軸の負方向側において第2種配線材16によって電気的に接続されるとともに、第3ストリング12cと第4ストリング12dは、x軸の正方向側において第2種配線材16によって電気的に接続される。その結果、複数のストリング12は、第2種配線材16によって直列に接続される。第2種配線材16のx軸方向の幅は、第1種配線材14のy軸方向の幅よりも広いものを用いることが好ましい。
第1ストリング12aのx軸の負方向側端における第11太陽電池セル10aaには、第2種配線材16が接続されておらず、その代わりに第3種配線材18が接続される。第3種配線材18には、図示しない取出し配線材が接続される。取出し配線材は、複数の太陽電池セル10において発電した電力を太陽電池モジュール100外に取り出すための配線材である。なお、第3種配線材18は、第4ストリング12dのx軸の負方向側端における第41太陽電池セル10daにも接続される。第3種配線材18のx軸方向の幅は、第1種配線材14のy軸方向の幅よりも広いものを用いることが好ましく、第2種配線材16のy軸方向の幅と同程度のものを用いることが好ましい。
図2は、太陽電池モジュール100の構造を示すx軸に沿った断面図であり、図1のA−A’断面図である。太陽電池モジュール100は、第12太陽電池セル10ab、第13太陽電池セル10ac、第1種配線材14、第1保護部材30、第1封止部材32、第2封止部材34、第2保護部材36、第1透明部材40、第2透明部材42、第1接着剤44、第2接着剤46を含む。図2の上側が受光面側に相当し、下側が裏面側に相当する。
第1保護部材30は、太陽電池モジュール100の受光面側に配置されており、太陽電池モジュール100の表面を保護する。また、太陽電池モジュール100は、x−y平面において、フレーム20に囲まれるような矩形状を有する。第1保護部材30には、透光性および遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等が使用される。第1保護部材30によって太陽電池モジュール100の機械的強度が高くされる。
第1封止部材32は、第1保護部材30の裏面側に積層される。第1封止部材32は、第1保護部材30と太陽電池セル10との間に配置されて、これらを接着する。第1封止部材32として、例えば、ポリオレフィン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、PVB(ポリビニルブチラール)、ポリイミド等の樹脂フィルムのような、第1保護部材30および第2保護部材36よりも軟化温度が低い熱可塑性樹脂が使用される。なお、熱硬化性樹脂が使用されてもよい。第1封止部材32は、透光性を有するとともに、第1保護部材30におけるx−y平面と略同一寸法の面を有するシート材によって形成される。
第12太陽電池セル10ab、第13太陽電池セル10acは、第1保護部材30の裏面側に積層される。各太陽電池セル10は、z軸の正方向側に受光面22を向け、z軸の負方向側に裏面24を向けて配置される。受光面22を「第1面」とよぶ場合、裏面24は「第2面」とよばれる。太陽電池セル10の受光面22には、第1種配線材14、第1接着剤44、第1透明部材40が配置され、太陽電池セル10の裏面24には、第1種配線材14、第2接着剤46、第2透明部材42が配置される。ここでは、太陽電池セル10に対するこれらの配置を説明するために、図3を使用する。
図3は、太陽電池モジュール100において使用される樹脂シート80の斜視図である。樹脂シート80は、第1種配線材14、第1透明部材40、第2透明部材42、第1接着剤44、第2接着剤46、光反射部材50と総称される第1光反射部材50a、第2光反射部材50bを含む。樹脂シート80は前述のワイヤフィルムに相当する。
第1透明部材40は、隣接した2つの太陽電池セル10の一方、例えば、第13太陽電池セル10acの受光面22側に配置される。第1透明部材40は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタラート)等の第1封止部材32および第2封止部材34よりも軟化温度が高い透明な樹脂フィルムで構成される。第1透明部材40は、x−y平面において、太陽電池セル10と同等サイズの四角形の形状を有する。第1透明部材40における第13太陽電池セル10ac側の面には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44には複数の第1種配線材14が配置され、第1透明部材40と複数の第1種配線材14とが接着される。第1接着剤44は、第13太陽電池セル10acの受光面22を第1透明部材40に接着可能である。第1接着剤44には、例えば、EVAが使用される。
第2透明部材42は、隣接した2つの太陽電池セル10の他方、例えば、第12太陽電池セル10abの裏面24側に配置される。第2透明部材42は、第1透明部材40と同様に、例えば、PET等の透明な樹脂フィルムで構成される。第2透明部材42は、x−y平面において、四角形の形状を有し、そのサイズは太陽電池セル10よりも大きい。つまり、第1透明部材40のサイズは第2透明部材42のサイズよりも小さくされる。第2透明部材42のx軸方向の長さは、太陽電池セル10のx軸方向の長さと同等であるが、第2透明部材42のy軸方向の長さは、太陽電池セル10のy軸方向の長さよりも長い。第2透明部材42におけるy軸方向の中央部分には、第1領域52が配置される。第1領域52は、太陽電池セル10を配置すべき部分であり、x−y平面において、太陽電池セル10と同等サイズの四角形の形状を有する。また、第2透明部材42において、第1領域52を挟むy軸方向の両側には、第2領域54がそれぞれ配置される。第2領域54は、太陽電池セル10を非配置の部分である。
さらに、第2透明部材42における第12太陽電池セル10ab側の面には第2接着剤46が配置される。第1領域52における第2接着剤46には第1種配線材14が配置され、第2透明部材42と複数の第1種配線材14とが接着される。この配置により、複数の第1種配線材14は、第1透明部材40と第2透明部材42とを接続する。また、第1領域52における第2接着剤46は、第12太陽電池セル10abの裏面24を第2透明部材42に接着可能である。一方、第2領域54における第2接着剤46は、第1光反射部材50a、第2光反射部材50bを第2透明部材42に取り付ける。第1光反射部材50a、第2光反射部材50bの構成は後述する。第2接着剤46にも、例えば、EVAが使用される。
このように構成された樹脂シート80は、太陽電池モジュール100の製造とは別に予め製造されている。太陽電池モジュール100を製造する際、第1接着剤44が第13太陽電池セル10acの受光面22に接着され、第1領域52における第2接着剤46が第12太陽電池セル10abの裏面24に接着される。このような接着により、第1種配線材14は、第13太陽電池セル10acの受光面22におけるフィンガー電極(図示せず)と、第12太陽電池セル10abの裏面24におけるフィンガー電極(図示せず)とを電気的に接続する。図2に戻る。
第1透明部材40と第2透明部材42の接着が、他の太陽電池セル10に対してもなされることによって、図1に示すようなストリング12が形成される。第2封止部材34は、第1封止部材32の裏面側に積層される。第2封止部材34は、第1封止部材32との間で、複数の太陽電池セル10、第1種配線材14、第2種配線材16、第3種配線材18、第1透明部材40、第2透明部材42等を封止する。第2封止部材34には、第1封止部材32と同様のものを用いることができる。また、ラミネート・キュア工程における加熱によって、第2封止部材34は第1封止部材32と一体化されていてもよい。
第2保護部材36は、第1保護部材30に対向するように、第2封止部材34の裏面側に積層される。第2保護部材36は、バックシートとして太陽電池モジュール100の裏面側を保護する。第2保護部材36としては、PET、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の樹脂フィルム、Al箔をポリオレフィン等の樹脂フィルムで挟んだ構造を有する積層フィルムなどが使用される。
図4は、太陽電池モジュール100の構造を示す別の断面図である。これは、太陽電池モジュール100のy軸に沿った断面図であり、図1のB−B’断面図である。各太陽電池セル10の受光面22側には第1透明部材40が配置され、各太陽電池セル10の裏面24側には第2透明部材42が配置される。つまり、互いに対向した第1透明部材40と第2透明部材42は、1つの太陽電池セル10を挟み込む。ここで、第1透明部材40のうちの太陽電池セル10側の面には、第1接着剤44、第1種配線材14が配置され、第2透明部材42のうちの太陽電池セル10側の面には、第2接着剤46、第1種配線材14が配置される。
各太陽電池セル10において、第2透明部材42と第2接着剤46は、太陽電池セル10からy軸の正方向側および負方向側に突出する。y軸の正方向側に突出した部分において、第2接着剤46のz軸の正方向側に第1光反射部材50aが配置される。一方、y軸の負方向側に突出した部分において、第2接着剤46のz軸の正方向側に第2光反射部材50bが配置される。つまり、第1光反射部材50aと第2光反射部材50bは、第2透明部材42において、太陽電池セル10を配置した部分を挟むy軸方向の両側に配置される。このような第1光反射部材50aと第2光反射部材50bの配置は、y軸方向に並んだ第12太陽電池セル10ab、第22太陽電池セル10bb、第32太陽電池セル10cb、第42太陽電池セル10dbのそれぞれに対してなされる。
そのため、第1光反射部材50aと第2光反射部材50bは、隣接した2つ太陽電池セル10、例えば、第12太陽電池セル10abと第22太陽電池セル10bbとの間の隙間に張り出すような位置に配置される。具体的には、第12太陽電池セル10abのy軸の負方向側に配置された第2光反射部材50bと、第22太陽電池セル10bbのy軸の正方向側に配置された第1光反射部材50aとが、第12太陽電池セル10abと第22太陽電池セル10bbとの間に配置される。また、図1に示したように、第12太陽電池セル10abはx軸方向に延びる第1ストリング12aに含まれ、第22太陽電池セル10bbはx軸方向に延びる第2ストリング12bに含まれる。さらに、図3に示したように第1光反射部材50a、第2光反射部材50bはx軸方向にも延びる。そのため、第1光反射部材50aと第2光反射部材50bは、隣接した2つのストリング12の間の隙間に張り出すような位置に配置されるともいえる。
ここでは、対向する第1光反射部材50aと第2光反射部材50bが、互いに重なることなく隙間を覆うように互いの端部側面が接するように配置されている。しかしながら、対向する第1光反射部材50aと第2光反射部材50bは、一部同士が重なるように配置されてもよい。その場合、第1光反射部材50aの先端部分と第2光反射部材50bの先端部分がz軸方向に重なる。以下では、図5を使用しながら、第1光反射部材50aと第2光反射部材50bの構成を説明する。
図5は、第2透明部材42の構成を示す断面図である。これは、図4と同一方向の断面図である。第2透明部材42には、第1種配線材14、第2接着剤46、光反射部材50と総称される第1光反射部材50a、第2光反射部材50bが配置される。光反射部材50は、樹脂基材56、反射膜58を含む。
第2透明部材42は、y軸方向の中央部分に第1領域52を配置するとともに、y軸方向の両端部分のそれぞれに第2領域54を配置する。第1領域52において第2透明部材42のz軸の正方向側には第2接着剤46が配置され、第2接着剤46のz軸の正方向側には複数の第1種配線材14が配置される。一方、第2領域54において第2透明部材42のz軸の正方向側には第2接着剤46が配置され、第2接着剤46のz軸の正方向側には第1光反射部材50a、第2光反射部材50bが配置される。前述のごとく、第1光反射部材50aと第2光反射部材50bは同一の形状を有するので、以下では光反射部材50として説明する。
光反射部材50は、樹脂基材56と、樹脂基材56の表面に形成された反射膜58とを有する。樹脂基材56は、例えば、PETまたはアクリル等によって構成される。また、反射膜58は、例えば、アルミニウムまたは銀等の金属からなる金属膜であり、ここでは、アルミニウム蒸着膜である。樹脂基材56の表面には、y−z平面において略三角形形状の断面を有した突起がy軸方向に複数並べられる。この突起はx軸方向に延びるので、樹脂基材56は、y−z平面に底面を有してx軸方向に延びる略三角柱がy軸方向に複数並べられた形状を有する。これは、x軸方向に延びる三角溝形状がy軸方向に複数並べられることに相当する。また、樹脂基材56の表面の形状と同様に、反射膜58が形成される。このように、樹脂基材56と反射膜58とが積層され、表面に複数の突起を備えた光反射部材50が構成される。
複数の突起は、太陽電池モジュール100に入射し、かつ隣接した太陽電池セル10の隙間を通り抜けた太陽光を散乱させて、第1保護部材30と空気層との界面、あるいは第1保護部材30と第1封止部材32との界面で反射させる。このような反射により、太陽光は、太陽電池セル10へと導かれる。樹脂基材56の厚さは、例えば50μm〜500μmである。突起と溝部との間の高さが5μm以上かつ100μm以下であり、隣接した突起の間隔(ピッチ)が20μm以上かつ400μm以下である。ここでは、突起と溝部の間の高さが12μmであり、隣接した突起の間隔(ピッチ)が40μmである。なお、光反射部材50は、x軸方向に延びる三角溝形状がy軸方向に並べられているとしたが、これに限定されるものではなく、太陽光を散乱させることができるものであれば、円錐形状、四角錐形状、多角錐形状、あるいはこれらの形状の組合せであってもよい。
これまでは、第2透明部材42に光反射部材50が配置される。一方、第2透明部材42ではなく、第1透明部材40に光反射部材50が配置されてもよい。ここでは、図6を使用しながら、そのような構成を説明する。図6は、第1透明部材40の別の構成を示す断面図である。これは、図4、図5と同一方向の断面図である。第1透明部材40には、第1種配線材14、第1接着剤44、光反射部材50と総称される第1光反射部材50a、第2光反射部材50bが配置される。光反射部材50は、樹脂基材56、反射膜58、接着剤60を含む。
第1透明部材40は、y軸方向の中央部分に第1領域52を配置するとともに、y軸方向の両端部分のそれぞれに第2領域54を配置する。第1領域52において第1透明部材40のz軸の負方向側には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44のz軸の負方向側には複数の第1種配線材14が配置される。一方、第2領域54において第1透明部材40のz軸の負方向側には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44のz軸の負方向側には第1光反射部材50a、第2光反射部材50bが配置される。ここでも、第1光反射部材50aと第2光反射部材50bは同一の形状を有するので、以下では光反射部材50として説明する。
光反射部材50は、樹脂基材56と、樹脂基材56の表面に形成された反射膜58と、接着剤60を有する。樹脂基材56、反射膜58はこれまでと同様に構成されるが、z軸方向の向きがこれまでとは反対向きに配置される。樹脂基材56のz軸の正方向側には接着剤60が配置される。接着剤60は、第1接着剤44と同様に形成され、第1接着剤44に接着される。このような構成における光反射部材50の複数の突起も、太陽電池モジュール100に入射し、かつ隣接した太陽電池セル10の隙間を通り抜けた太陽光を散乱させて、第1保護部材30と空気層との界面、あるいは第1保護部材30と第1封止部材32との界面で反射させる。このような反射により、太陽光は、太陽電池セル10へと導かれる。
以下では、太陽電池モジュール100の製造方法について説明する。まず、第2透明部材42に光反射部材50が配置された樹脂シート80が用意される。隣接した2つの太陽電池セル10の一方に樹脂シート80の第1透明部材40を重ね合せるとともに、隣接した2つの太陽電池セル10の他方に樹脂シート80の第2透明部材42を重ね合わせることによって、ストリング12が生成される。z軸の正方向から負方向に向かって、第1保護部材30、第1封止部材32、ストリング12、第2封止部材34、第2保護部材36が順に重ね合わせられることによって、積層体が生成される。これに続いて、積層体に対して、ラミネート・キュア工程がなされる。この工程では、積層体から空気を抜き、加熱、加圧して、積層体を一体化する。ラミネート・キュア工程における真空ラミネートでは、温度が前述のごとく、50〜140℃程度に設定される。さらに、第2保護部材36に対して、端子ボックスが接着剤にて取り付けられる。
本実施例によれば、第2透明部材42は、太陽電池セル10を非配置の部分に光反射部材50を配置するので、隣接した2つの太陽電池セル10の間に入射する太陽光を反射することができる。また、隣接した2つの太陽電池セル10の間に入射する太陽光が反射されるので、隣接した2つの太陽電池セル10の間に入射する太陽光を発電に有効に寄与させることができる。また、隣接した2つの太陽電池セル10の間に入射する太陽光を発電に有効に寄与させるので、太陽電池モジュール100の変換効率を向上できる。
また、第2透明部材42に光反射部材50を配置させた樹脂シート80を使用するので、第1透明部材40と第2透明部材42とを隣接した2つの太陽電池セル10に貼り付けるだけでストリング12を生成できる。また、第1透明部材40と第2透明部材42とを隣接した2つの太陽電池セル10に貼り付けるだけでストリング12が生成されるので、太陽電池モジュール100の製造の複雑化を抑制できる。また、第2透明部材42に光反射部材50を配置させた樹脂シート80を使用するので、太陽電池モジュール100の製造の複雑化を抑制しながら、太陽電池モジュール100の変換効率を向上できる。
また、第2透明部材42の代わりに第1透明部材40が、太陽電池セル10を非配置の部分に光反射部材50を配置してもよいので、構成の自由度を向上できる。また、2つの太陽電池セル10の一方の受光面22側と第1透明部材40との間に第1種配線材14が配置されるとともに、2つの太陽電池セル10の他方の裏面24側と第2透明部材42との間にも第1種配線材14が配置されるので、樹脂シート80を使用できる。また、樹脂シート80が使用されるので、製造を簡易にできる。
また、第2透明部材42は、太陽電池セル10を配置した部分を挟むように、第1種配線材14が延びる方向とは異なった方向の両側に光反射部材50を配置するので、隣接した2つのストリング12の間の隙間に入射した太陽光を反射できる。また、第2透明部材42の代わりに第1透明部材40が、太陽電池セル10を配置した部分を挟むように、第1種配線材14が延びる方向とは異なった方向の両側に光反射部材50を配置してもよいので、構成の自由度を向上できる。また、第1透明部材40のサイズは第2透明部材42のサイズよりも小さいので、第1保護部材30から入射した太陽光を透過させる際の損失を低減できる。また、第1保護部材30から入射した太陽光を透過させる際の損失が低減されるので、太陽電池モジュール100の変換効率を向上できる。
また、太陽電池セル10を配置した部分を挟むように第1種配線材14が延びる方向とは異なった方向の両側に光反射部材50を設けた樹脂シート80を用いるので、第1ストリング12aから第4ストリング12dにて同じ構成の樹脂シート80を使用できる。また、第1ストリング12aから第4ストリング12dにて同じ構成の樹脂シート80が使用されるので、太陽電池モジュール100の材料コストを低減できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の太陽電池モジュール100は、第1方向に並んで配置された複数の太陽電池セル10と、複数の太陽電池セル10を接続する複数の第1種配線材14と、複数の太陽電池セル10のそれぞれの受光面22側に配置され、複数の第1種配線材14に接着される複数の第1透明部材40と、複数の太陽電池セル10のそれぞれの裏面24側に配置され、複数の第1種配線材14に接着される複数の第2透明部材42とを備える。複数の第1透明部材40と複数の第2透明部材42のうち、互いに対向した第1透明部材40と第2透明部材42は、1つの太陽電池セル10を挟み込み、複数の第1透明部材40と複数の第2透明部材42の少なくとも一方は、太陽電池セル10を非配置の部分に光反射部材50を配置する。
複数の太陽電池セル10は、第1方向に交差した第2方向にも並べられ、複数の第1透明部材40と複数の第2透明部材42の少なくとも一方は、太陽電池セル10を配置した部分を挟む第2方向の両側に光反射部材50を配置してもよい。
複数の第1透明部材40のそれぞれのサイズは、複数の第2透明部材42のそれぞれよりのサイズよりも小さい。
第1透明部材40の受光面22側に設けられる第1保護部材30と、第1透明部材40の受光面22側であって、第1透明部材40と第1保護部材30との間に設けられる第1封止部材32と、第2透明部材42の裏面24側に設けられる第2保護部材36と、第2透明部材42の裏面24側であって、第2透明部材42と第2保護部材36との間に設けられる第2封止部材34と、をさらに備えてもよい。第1封止部材32および第2封止部材34は、第1保護部材30および第2保護部材36よりも軟化温度が低い。
複数の第1透明部材40および複数の第2透明部材42は、第1封止部材32および第2封止部材34よりも軟化温度が高い。
本発明の別の態様は、樹脂シート80である。この樹脂シート80は、隣接した2つの太陽電池セル10の一方の受光面22側に配置すべき第1透明部材40と、隣接した2つの太陽電池セル10の他方の裏面24側に配置すべき第2透明部材42と、第1透明部材40と第2透明部材42とを接続する第1種配線材14とを備える。第1種配線材14は、第1透明部材40における太陽電池セル10側の面に配置されるとともに、第2透明部材42における太陽電池セル10側の面に配置され、第1透明部材40と第2透明部材42の少なくとも一方は、太陽電池セル10側の面のうち、太陽電池セル10を非配置の部分に光反射部材50を配置する。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、光反射部材が予め配置された樹脂シートの透明部材を太陽電池セルに貼り付けることによって形成したストリングを含む太陽電池モジュールに関する。実施例1では、第1透明部材あるいは第2透明部材の第1領域を挟んだ両側に第1光反射部材と第2光反射部材が配置される。一方、実施例2では、第1透明部材あるいは第2透明部材の第1領域の一方向側だけに光反射部材が配置される。実施例2に係る太陽電池モジュール100は、図1、図2と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図7は、太陽電池モジュール100において使用される樹脂シート80の斜視図である。これは、図3と同様に示される。樹脂シート80は、第1種配線材14、第1透明部材40、第2透明部材42、第1接着剤44、第2接着剤46、光反射部材50を含む。第1透明部材40は、隣接した2つの太陽電池セル10の一方、例えば、図2の第13太陽電池セル10acの受光面22側に配置される。第1透明部材40は、x−y平面において、太陽電池セル10と同等サイズの四角形の形状を有する。第1透明部材40における第13太陽電池セル10ac側の面には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44には複数の第1種配線材14が配置される。
第2透明部材42は、隣接した2つの太陽電池セル10の他方、例えば、図2の第12太陽電池セル10abの裏面24側に配置される。第2透明部材42は、x−y平面において、四角形の形状を有し、そのサイズは太陽電池セル10よりも大きい。第2透明部材42のx軸方向の長さは、太陽電池セル10のx軸方向の長さと同等であるが、第2透明部材42のy軸方向の長さは、太陽電池セル10のy軸方向の長さよりも長い。第2透明部材42におけるy軸の正方向側には第1領域52が配置され、第2透明部材42におけるy軸の負方向側には第2領域54が配置される。さらに、第2透明部材42における第12太陽電池セル10ab側の面には第2接着剤46が配置される。第1領域52における第2接着剤46には第1種配線材14が配置され、第2領域54における第2接着剤46には光反射部材50が配置される。
図8は、本発明の実施例2に係る太陽電池モジュール100の構造を示す断面図である。これは、図4と同様に示される。第22太陽電池セル10bb、第32太陽電池セル10cb、第42太陽電池セル10dbにおいて、第2透明部材42と第2接着剤46は、太陽電池セル10からy軸の負方向側に突出する。y軸の負方向側に突出した部分において、第2接着剤46のz軸の正方向側に光反射部材50が配置される。つまり、光反射部材50は、第2透明部材42において、太陽電池セル10を配置した部分に対してy軸方向の片側に配置される。
一方、第12太陽電池セル10abにおいて、第2透明部材42と第2接着剤46は、太陽電池セル10からy軸の負方向側に突出するとともに、正方向側にも突出する。y軸の負方向側と正方向側のそれぞれに突出した部分において、第2接着剤46のz軸の正方向側に光反射部材50が配置される。なお、第12太陽電池セル10abにおいて、第2透明部材42と第2接着剤46はy軸の正方向側に突出せず、そこに光反射部材50が配置されなくてもよい。
光反射部材50は、隣接した2つ太陽電池セル10、例えば、第12太陽電池セル10abと第22太陽電池セル10bbとの間の隙間に張り出すような位置に配置される。具体的には、第12太陽電池セル10abのy軸の負方向側に配置された光反射部材50が、第12太陽電池セル10abと第22太陽電池セル10bbとの間に配置される。また、図1に示したように、第12太陽電池セル10abはx軸方向に延びる第1ストリング12aに含まれ、第22太陽電池セル10bbはx軸方向に延びる第2ストリング12bに含まれる。さらに、図7に示したように光反射部材50はx軸方向にも延びる。そのため、光反射部材50は、隣接した2つのストリング12の間の隙間に張り出すような位置に配置されるともいえる。
図9(a)−(b)は、第2透明部材42の構成を示す断面図である。これらは、図5と同様に示される。図9(a)において第2透明部材42には、第1種配線材14、第2接着剤46、光反射部材50が配置される。光反射部材50は、樹脂基材56、反射膜58を含む。
第2透明部材42は、y軸の正方向側に第1領域52を配置するとともに、y軸の負方向側に第2領域54を配置する。第1領域52において第2透明部材42のz軸の正方向側には第2接着剤46が配置され、第2接着剤46のz軸の正方向側には複数の第1種配線材14が配置される。一方、第2領域54において第2透明部材42のz軸の正方向側には第2接着剤46が配置され、第2接着剤46のz軸の正方向側には光反射部材50が配置される。このような構成のため、第2領域54のy軸方向の幅は、実施例1における1つの第2領域54のy軸方向の幅よりも大きく、例えば2倍である。
図9(b)は、図9(a)とは別の構成を示す。図9(b)における第2透明部材42のy軸方向の幅は、図9(a)における第2透明部材42のy軸方向の幅よりも狭い。そのため。図9(a)において光反射部材50のz軸の負方向側の面全体が第2接着剤46に接着されているのに対して、図9(b)において光反射部材50のz軸の負方向側の面の一部だけが第2接着剤46に接着される。
これまでは、第2透明部材42に光反射部材50が配置される。一方、第2透明部材42ではなく、第1透明部材40に光反射部材50が配置されてもよい。ここでは、図10を使用しながら、そのような構成を説明する。図10は、第1透明部材40の別の構成を示す断面図である。これは、図6と同様に示される。第1透明部材40には、第1種配線材14、第1接着剤44、光反射部材50が配置される。光反射部材50は、樹脂基材56、反射膜58、接着剤60を含む。
第1透明部材40は、y軸の正方向側に第1領域52を配置するとともに、y軸の負方向側に第2領域54を配置する。第1領域52における構成は図6と同様である。一方、第2領域54において第1透明部材40のz軸の負方向側には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44のz軸の負方向側には光反射部材50が配置される。光反射部材50は、図6と比較してy軸方向の幅が異なっているだけであり、図6と同様に構成される。
本実施例によれば、第2透明部材42は、太陽電池セル10を配置した部分に対して、第1種配線材14が延びる方向とは異なった方向の片側に光反射部材50を配置するので、隣接した2つのストリング12の間の隙間に入射した太陽光を反射できる。本実施例によれば、実施例1に比べy軸方向の端部に配置される第12太陽電池セル10ab、第42太陽電池セル10dbでの変換効率を向上させやすくなる。実施例1では、第12太陽電池セル10abのy軸の正方向側の光反射部材50の幅、および、第42太陽電池セル10dbのy軸の負方向側の光反射部材50の幅は、隣り合う太陽電池セル10の間の距離の約半分程度となる。しかし、本実施例によれば、第12太陽電池セル10abのy軸の正方向側の光反射部材50の幅、および、第42太陽電池セル10dbのy軸の負方向側の光反射部材50の幅を、隣り合う太陽電池セル10の間の距離程度とすることができ、照射される太陽光を利用率を向上させることができる。また、第2透明部材42の代わりに第1透明部材40が、太陽電池セル10を配置した部分に対して、第1種配線材14が延びる方向とは異なった方向の片側に光反射部材50を配置してもよいので、構成の自由度を向上できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。複数の太陽電池セル10は、第1方向に交差した第2方向にも並べられ、複数の第1透明部材40と複数の第2透明部材42の少なくとも一方は、太陽電池セル10を配置した部分に対して第2方向の片側に光反射部材50を配置してもよい。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、光反射部材が予め配置された樹脂シートの透明部材を太陽電池セルに貼り付けることによって形成したストリングを含む太陽電池モジュールに関する。これまでは、隣接した2つのストリング間の隙間に光反射部材が配置される。一方、実施例3では、1つのストリングにおいて隣接した2つの太陽電池セル間の隙間に光反射部材が配置される。実施例2に係る太陽電池モジュール100は、図1と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図11は、本発明の実施例3に係る太陽電池モジュール100の構造を示す断面図である。これは、図2と同様に示される。太陽電池モジュール100は、第12太陽電池セル10ab、第13太陽電池セル10ac、第1種配線材14、第1保護部材30、第1封止部材32、第2封止部材34、第2保護部材36、第1透明部材40、第2透明部材42、第1接着剤44、第2接着剤46、光反射部材50を含む。
第12太陽電池セル10ab、第13太陽電池セル10acは、第1保護部材30の裏面側に積層される。太陽電池セル10の受光面22には、第1種配線材14、第1接着剤44、第1透明部材40が配置され、太陽電池セル10の裏面24には、第1種配線材14、第2接着剤46、第2透明部材42、光反射部材50が配置される。ここでは、太陽電池セル10に対するこれらの配置を説明するために、図12を使用する。
図12は、太陽電池モジュール100において使用される樹脂シート80の斜視図である。これは、図3と同様に示される。樹脂シート80は、第1種配線材14、第1透明部材40、第2透明部材42、第1接着剤44、第2接着剤46、光反射部材50を含む。第1透明部材40は、隣接した2つの太陽電池セル10の一方、例えば、図11の第13太陽電池セル10acの受光面22側に配置される。第1透明部材40は、x−y平面において、太陽電池セル10と同等サイズの四角形の形状を有する。第1透明部材40における第13太陽電池セル10ac側の面には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44には複数の第1種配線材14が配置される。
第2透明部材42は、隣接した2つの太陽電池セル10の他方、例えば、図11の第12太陽電池セル10abの裏面24側に配置される。第2透明部材42は、x−y平面において、四角形の形状を有し、そのサイズは太陽電池セル10よりも大きい。第2透明部材42のy軸方向の長さは、太陽電池セル10のy軸方向の長さと同等であるが、第2透明部材42のx軸方向の長さは、太陽電池セル10のx軸方向の長さよりも長い。第2透明部材42におけるx軸の負方向側には第1領域52が配置され、第2透明部材42におけるx軸の正方向側には第2領域54が配置される。さらに、第2透明部材42における第12太陽電池セル10ab側の面には第2接着剤46が配置される。第1領域52における第2接着剤46には第1種配線材14が配置され、第2領域54における第2接着剤46には光反射部材50が配置される。図11に戻る。
第12太陽電池セル10abにおいて、第2透明部材42と第2接着剤46は、第12太陽電池セル10abからx軸の正方向側に突出する。x軸の正方向側に突出した部分において、第2接着剤46のz軸の正方向側に光反射部材50が配置される。つまり、光反射部材50は、第2透明部材42において、太陽電池セル10を配置した部分に対してx軸方向の片側に配置される。
光反射部材50は、隣接した2つ太陽電池セル10、例えば、第12太陽電池セル10abと第13太陽電池セル10acとの間の隙間に張り出すような位置に配置される。具体的には、第12太陽電池セル10abのx軸の正方向側に配置された光反射部材50が、第12太陽電池セル10abと第13太陽電池セル10acとの間に配置される。さらに、図1に示したように、第12太陽電池セル10abはx軸方向に延びる第1ストリング12aに含まれるので、光反射部材50は、ストリング12内の隙間に張り出すような位置に配置されるともいえる。
これまでは、第2透明部材42に光反射部材50が配置される。一方、第2透明部材42ではなく、第1透明部材40に光反射部材50が配置されてもよい。ここでは、図13を使用しながら、そのような構成を説明する。図13は、第1透明部材40の別の構成を示す断面図である。これは、図11と同一方向の断面図である。第1透明部材40には、第1種配線材14、第1接着剤44、光反射部材50が配置される。光反射部材50は、接着剤60を含む。
第1透明部材40は、x軸の負方向側に第1領域52を配置するとともに、x軸の正方向側に第2領域54を配置する。第1領域52における構成は図11と同様である。一方、第2領域54において第1透明部材40のz軸の負方向側には第1接着剤44が配置され、第1接着剤44のz軸の負方向側には接着剤60を介して光反射部材50が配置される。
本実施例によれば、第2透明部材42は、太陽電池セル10を配置した部分に対して、第1種配線材14が延びる方向の片側に光反射部材50を配置するので、1つのストリング12内の隙間に入射した太陽光を反射できる。また、第2透明部材42の代わりに第1透明部材40が、太陽電池セル10を配置した部分に対して、第1種配線材14が延びる方向の片側に光反射部材50を配置してもよいので、構成の自由度を向上できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。複数の第1透明部材40と複数の第2透明部材42の少なくとも一方は、太陽電池セル10を配置した部分に対して第1方向の片側に光反射部材50を配置してもよい。
以上、本発明について、実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例1と実施例3とを組み合わせてもよく、実施例2と実施例3とを組み合わせてもよい。本変形例によれば、組合せによる効果を得ることができる。
本実施例1から3において、第2透明部材42のz軸の正方向側に第2接着剤46が配置され、第2接着剤46のz軸の正方向側に樹脂基材56が取り付けられる。しかしながらこれに限らず例えば、樹脂基材56は、第2透明部材42の第2領域54上に形成されてもよい。つまり、樹脂基材56は第2透明部材42と一体的に形成されてもよい。本変形例によれば、太陽電池モジュール100の製造をさらに簡易にできる。
10 太陽電池セル、 12 ストリング、 14 第1種配線材、 16 第2種配線材、 18 第3種配線材、 20 フレーム、 22 受光面(第1面)、 24 裏面(第2面)、 30 第1保護部材、 32 第1封止部材、 34 第2封止部材、 36 第2保護部材、 40 第1透明部材、 42 第2透明部材、 44 第1接着剤、 46 第2接着剤、 50 光反射部材、 52 第1領域、 54 第2領域、 56 樹脂基材、 58 反射膜、 60 接着剤、 80 樹脂シート、 100 太陽電池モジュール。

Claims (8)

  1. 第1方向に並んで配置された複数の太陽電池セルと、
    複数の前記太陽電池セルを接続する複数の配線材と、
    前記複数の太陽電池セルのそれぞれの第1面側に配置され、前記複数の配線材に接着される複数の第1透明部材と、
    前記複数の太陽電池セルのそれぞれの第2面側に配置され、前記複数の配線材に接着される複数の第2透明部材とを備え、
    前記複数の第1透明部材と前記複数の第2透明部材のうち、互いに対向した前記第1透明部材と前記第2透明部材は、1つの前記太陽電池セルを挟み込み、
    前記複数の第1透明部材と前記複数の第2透明部材の少なくとも一方は、前記太陽電池セルを非配置の部分に光反射部材を配置することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記複数の太陽電池セルは、第1方向に交差した第2方向にも並べられ、
    前記複数の第1透明部材と前記複数の第2透明部材の少なくとも一方は、前記太陽電池セルを配置した部分を挟む第2方向の両側に光反射部材を配置することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記複数の太陽電池セルは、第1方向に交差した第2方向にも並べられ、
    前記複数の第1透明部材と前記複数の第2透明部材の少なくとも一方は、前記太陽電池セルを配置した部分に対して第2方向の片側に光反射部材を配置することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記第1透明部材の第1面側に設けられる第1保護部材と、
    前記第1透明部材の第1面側であって、前記第1透明部材と前記第1保護部材との間に設けられる第1封止部材と、
    前記第2透明部材の第2面側に設けられる第2保護部材と、
    前記第2透明部材の第2面側であって、前記第2透明部材と前記第2保護部材との間に設けられる第2封止部材と、をさらに備え、
    前記第1封止部材および前記第2封止部材は、前記第1保護部材および前記第2保護部材よりも軟化温度が低いことを特徴とする請求項2または3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記複数の第1透明部材と前記複数の第2透明部材の少なくとも一方は、前記太陽電池セルを配置した部分に対して第1方向の片側に光反射部材を配置することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記複数の第1透明部材のそれぞれのサイズは、前記複数の第2透明部材のそれぞれよりのサイズよりも小さいことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記複数の第1透明部材および前記複数の第2透明部材は、前記第1封止部材および前記第2封止部材よりも軟化温度が高いことを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール。
  8. 隣接した2つの太陽電池セルの一方の第1面側に配置すべき第1透明部材と、
    隣接した2つの太陽電池セルの他方の第2面側に配置すべき第2透明部材と、
    前記第1透明部材と前記第2透明部材とを接続する配線材とを備え、
    前記配線材は、前記第1透明部材における前記太陽電池セル側の面に配置されるとともに、前記第2透明部材における前記太陽電池セル側の面に配置され、
    前記第1透明部材と前記第2透明部材の少なくとも一方は、前記太陽電池セル側の面のうち、前記太陽電池セルを非配置の部分に光反射部材を配置することを特徴とする樹脂シート。
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