JP2018040924A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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佑真 茂木
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Abstract

【課題】単一の補正方法で補正する場合に比べて、補正レンジを確保して100%濃度域についてもより確実に濃度むらの補正が可能な画像形成装置、及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】100%濃度域のテスト画像形成を開始して交流電源の現像バイアスを検出し(100、102)、検出した交流電源の現像バイアスに基づいて直流電源の現像バイアスの補正情報を算出して補正制御部にセットした後に(104)、当該補正情報を用いて100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像形成を行って(106)、テスト画像の濃度を検出する(108)。そして、濃度むらが許容しない場合に、画像情報を補正することにより濃度むらを補正する(110、112)。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
特許文献1では、テスト画像を形成して濃度むらを検出し、現像バイアスや帯電バイアスを補正することにより濃度むらを補正する画像形成装置が提案されている。
特開2013−125132号公報
電子写真方式の画像形成装置では、帯電バイアスの補正、露光量の補正、現像バイアスの補正、または画像情報の補正により濃度むらの補正が可能であるが、100%濃度域については補正方法が限定され、何れかだけでは濃度むらを補正しきれない場合もある。そこで、本発明は、単一の補正方法で補正する場合に比べて、補正レンジを確保して100%濃度域についてもより確実に濃度むらの補正が可能な画像形成装置、及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、像保持体を帯電バイアスにより帯電する帯電装置と、帯電された前記像保持体を露光して画像情報が表す潜像を形成する露光装置と、現像バイアスにより前記潜像を現像して前記像保持体にトナー画像を形成する現像装置と、前記トナー画像を被転写媒体に転写する転写装置と、前記被転写媒体に形成されるトナー画像の濃度むらに関する情報を検出する検出部と、前記検出部の検出結果を用いて、前記帯電バイアス、前記露光装置の露光量、及び前記現像バイアスの少なくとも1つを補正することにより、100%濃度域の濃度むらを補正した後に、前記画像情報を補正することにより100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを補正する補正部と、を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記補正部は、前記露光量または前記現像バイアスを補正することにより、100%濃度域の濃度むらを補正する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記補正部は、前記現像バイアスを補正することで100%濃度域の濃度むらを補正し、予め定めた補正不足条件を満たす場合に、前記帯電バイアス及び前記露光量の少なくとも一方を更に補正する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、前記検出部は、前記現像装置の交流電源の現像バイアスを検出することにより、100%濃度域の濃度むらを検出し、前記トナー画像または前記被転写媒体に転写された画像の濃度を検出することにより、100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを検出する。
請求項5に記載の画像形成プログラムは、コンピュータを、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置の検出部及び補正部として機能させる。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、単一の補正方法で補正する場合に比べて、補正レンジを確保して100%濃度域についてもより確実に濃度むらの補正が可能な画像形成装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、帯電バイアスを補正する場合よりも、100%濃度域の濃度むらを補正する際の補正精度を確保できる。
請求項3に記載の発明によれば、帯電バイアス及び露光量を補正する場合よりも、100%濃度域の濃度むらを補正する際の補正精度を確保できる。
請求項4に記載の発明によれば、単一の検出方法で濃度むらを検出する場合に比べて、濃度域の濃度むらの要因に合わせた濃度むらの検出が可能となる。
請求項5に記載の画像処理プログラムによれば、単一の補正方法で補正する場合に比べて、補正レンジを確保して100%濃度域についてもより確実に濃度むらの補正が可能な画像形成プログラムを提供することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る画像形成装置における濃度むらを補正するための概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置において濃度むらを補正する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成装置における度むらを補正するための概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る画像形成装置における濃度むらを補正する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る画像形成装置における濃度むらを補正するための概略構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る画像形成装置における濃度むらを補正する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の概略構成を示す図である。本実施形態では、電子写真方式でカラー画像を形成する画像形成装置を一例として説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、無端ベルト状の中間転写ベルト12が、予め定めた張力を持って複数のロール14により支持されている。
また、中間転写ベルト12上には、ベルト搬送Xに沿って、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、及びブラック色(K)の各色に対応した色の画像を形成する画像形成部16Y、16M、16C、16Kが順に設けられている。なお、以下の説明では、特に区別しない限り、各色に対応する符号を省略して説明する。
各々の画像形成部16は、像保持体の一例としての感光体ドラム18が各色に対応して設けられている。感光体ドラム18はそれぞれ図示しない装置本体に回転可能に回転軸が支持されている。また、各感光体ドラム18の周囲には、各感光体ドラム18の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って、清掃部20、除電器(図示省略)、帯電装置22、露光装置24、現像装置26、及び転写装置の一例としての1次転写ロール28が順に配置されている。
すなわち、感光体ドラム18に残留するトナーが清掃部20によって除去された後に、除電器によって感光体ドラム18上の電荷が除電され、帯電装置22によって帯電バイアス電圧が印加されて感光体ドラム18が帯電される。そして、露光装置24によって感光体ドラム18の表面に形成すべき画像に応じて変調された光を照射して露光することにより潜像が形成される。露光装置24によって形成された潜像は、現像バイアス電圧が印加されることで現像装置26によって現像されてトナー画像が感光体ドラム18上に形成される。感光体ドラム18上に形成されたトナー画像は、転写バイアス電圧が印加されることで1次転写ロール28によって中間転写ベルト12上に転写される。このとき、各画像形成部16によって形成されたトナー画像が重なるように中間転写ベルト12上に転写されることにより、カラー画像が中間転写ベルト12上に形成される。なお、感光体ドラム18によって副走査が行われ、露光装置24によって主走査が行われる。
また、画像形成装置10には、中間転写ベルト12上に形成された、Y、M、C、Kの各色のトナー画像の濃度を検出して、画像の濃度分布(濃度むら)を測定するための濃度センサ30が、ベルト搬送方向(図1のX方向)におけるブラック色の画像形成部16Kの下流側に配置されている。なお、濃度センサ30は、例えば、主走査方向に多数並べた反射型フォトセンサを適用することができる。
一方、画像形成対象となる用紙は図示しない給紙部に収容されて、一枚ずつ繰り出されて、予め定めた経路を辿って搬送されて、2次転写ロール32の圧接位置へと送られる。そして、2次転写ロール32によって中間転写ベルト12上のカラー画像が被転写媒体としての用紙に一括転写された後、定着器34によって定着処理(加熱や加圧等)が施されてカラー画像が形成された用紙が画像形成装置10から搬送されて排出される。
続いて、本実施形態に係る画像形成装置10の濃度むらを補正するための構成について説明する。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態に係る画像形成装置10における濃度むらを補正するための概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、濃度むらを補正する補正部の一例としての濃度むら補正部40を備えている。本実施形態では、4色の画像形成部16を有しているので、濃度むら補正部40は、各色毎に濃度むらを補正するが、以下では、1つの画像形成部16に着目して説明する。
濃度むら補正部40は、感光体ドラム18や現像装置26内の磁気ロール等の偏心などの各種要因によって発生する濃度むらを補正する補正制御部46を備えている。
補正制御部46は、濃度むらを検出して画像情報補正部42及び現像バイアス補正部44を制御することで濃度むらを補正する。
補正制御部46には、濃度センサ30、画像情報補正部42、現像バイアス補正部44、及び現像バイアス検出部48が接続されている。なお、濃度センサ30及び現像バイアス検出部48は検出部の一例に相当する。
濃度むらの検出は、予め形成した濃度域毎のテスト画像を濃度センサ30によって検出する方法と、現像バイアス検出部48によって現像装置26の現像バイアスを検出することで濃度むらを検出する方法がある。前者は、中間転写ベルト12上に形成された画像の濃度を直接検出することにより、濃度むらを検出する。一方、後者は、例えば、特開2012−252324号公報の技術を適用して濃度むらを検出する。具体的には、交流電源と直流電源の現像バイアスをそれぞれ印加する場合に、交流電源の現像バイアスの電流値が、現像装置26内の磁気ロールと感光体ドラム18との距離の変化に応じて変動するので、交流電源の現像バイアスの電流値を検出する。磁気ロールと感光体ドラム18との距離の変化は濃度むらの要因となるので、現像装置26の交流電源の現像バイアスの電流値を検出することで、濃度むらが検出されることになる。ゆえに、濃度むらに関する情報とは、テスト画像を形成して直接的に濃度むらを検出することにより得られる情報の他、濃度むらを間接的に検出できるものとして、現像装置26の交流電源の現像バイアスの電流値も含むものである。
画像情報補正部42は、検出した濃度むらを補正するために形成すべき画像を示す画像情報を補正する。すなわち、検出した濃度むらを抑制する、画像情報を補正するための補正情報を算出し、当該補正情報を用いて画像情報を補正することにより濃度むらを補正する。
現像バイアス補正部44は、検出した濃度むらを補正するための現像装置26の現像バイアスの補正情報を算出し、当該補正情報を用いて現像装置26の現像バイアスを補正することにより、濃度むらを補正する。例えば、交流電源の現像バイアスの電流値の変化から現像装置26内の磁気ロールと感光体ドラム18との距離を検出することにより濃度むらを検出する。そして、検出した濃度むらを相殺する直流電源の現像バイアス電圧を算出して直流電源の現像バイアス電圧を補正する。
本実施形態では、濃度むらを補正するための方法として、画像情報を補正する方法と、現像バイアスを補正する方法とを用いるが、画像情報の補正では、100%濃度域(所謂ベタ画像)を補正することができない場合がある。そこで、補正制御部46が、現像バイアス補正部44を制御して現像バイアスを補正することで100%濃度域の濃度むらを補正してから、画像情報補正部42を制御して画像情報を補正することで他の濃度域の濃度むらを補正するようになっている。
続いて、本実施形態に係る画像形成装置10において濃度むらを補正する際に行われる処理について説明する。図3は、第1実施形態に係る画像形成装置10において濃度むらを補正する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、濃度むらを補正する際の一部の処理を示す。また、図3の処理は、起動時や予め定めた時間経過毎のタイミング等に開始するようにしてもよいし、あるいは利用者の指示によって開始するようにしてもよい。
ステップ100では、画像形成部16が、100%濃度域のテスト画像の形成を開始してステップ102へ移行する。本実施形態では、C、M、Y、Kの4色あるので、それぞれの色毎に100%濃度域(所謂ベタ画像)の予め定めたテスト画像を形成して、各色について以下の処理を行う。
ステップ102では、現像バイアス検出部48が、現像装置26の交流電源の現像バイアスを検出してステップ104へ移行する。例えば、100%濃度域のテスト画像を形成する際の交流電源の現像バイアスの電流値を検出する。これにより、濃度むらの原因となる現像装置26内の磁気ロールと感光体ドラム18との距離の変化を検出することにより、濃度むらを検出する。
ステップ104では、現像バイアス補正部44が、現像バイアス検出部48によって検出された交流電源の現像バイアスに基づいて、直流電源の現像バイアスを補正するための補正情報を算出して補正制御部46にセットしてステップ106へ移行する。すなわち、交流電源の現像バイアスの変化から現像装置26の磁気ロールと感光体ドラム18との間の距離の変化が分かるので、この距離の変化を相殺する直流電源の現像バイアスの補正情報を算出して、補正制御部46にセットする。補正制御部46が、セットされた補正情報を用いて現像装置26の直流電源の現像バイアスを補正することで、現像装置26の磁気ロールと感光体ドラム18との間の距離の変化に起因する濃度むらが抑制される。
ステップ106では、画像形成部16が、補正制御部46にセットされた補正情報を用いて100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像を形成してステップ108へ移行する。例えば、30%濃度域や80%濃度域等の複数の濃度域のテスト画像を形成する。
ステップ108では、濃度センサ30がテスト画像の濃度を検出してステップ110へ移行する。すなわち、100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像の濃度を検出することにより、100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを検出する。
ステップ110では、補正制御部46が、濃度センサ30によって検出された各濃度域のテスト画像の濃度むらが予め定めた許容範囲内であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合には現像バイアスの補正により濃度むらが予め定めた許容範囲内に抑制されているのでそのまま処理を終了する。
ステップ112では、画像情報補正部42が、濃度センサ30の検出結果に基づいて、濃度むらを抑制するように画像情報を補正して一連の処理を終了する。これにより、100%濃度域以外の他の濃度域については、画像情報を補正することにより、濃度むらが補正される。
このように本実施形態では、画像情報の補正では、100%濃度域の濃度むらを補正できないので、100%濃度域の濃度むらについては、現像装置26の現像バイアスを補正することで補正する。そして、100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらについては画像情報を補正することで補正する。
また、濃度むらの補正は、現像バイアス及び画像情報の補正の他に、帯電装置22の帯電バイアスや露光装置24の露光量等の補正方法があるが、何れかだけでは補正レンジを確保できない場合がある。本実施形態では、上記のように補正することで、補正レンジを確保して100%濃度域についてもより確実に濃度むらが補正される。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る画像形成装置10における度むらを補正するための概略構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、画像情報及び現像バイアスの各々を補正することで濃度むらを補正する例を説明したが、第2実施形態では、画像情報及び露光装置24の露光量の各々を補正することで濃度むらを補正する。
すなわち、第2実施形態では、第1実施形態の現像バイアス補正部44の代わりに、露光量補正部43を備えている点が異なるのみで、他の構成は第1実施形態と共通である。
露光量補正部43は、検出した濃度むらを補正するための露光量の補正情報を算出し、当該補正情報を用いて露光装置24の露光量を補正することにより、濃度むらを補正する。
なお、本実施形態では、露光装置24の露光量を補正するので、補正が行われてから画像が現像されるまでに外乱が加わる可能性が第1実施形態よりも高くなるため、外乱による補正精度を考慮すると、第1実施形態のように現像バイアスを補正する方が好ましい。
次に、本実施形態に係る画像形成装置10において濃度むらを補正する際に行われる処理について説明する。図5は、第2実施形態に係る画像形成装置10における濃度むらを補正する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、濃度むらを補正する際の一部の処理を示し、第1実施形態と同一処理について同一符号を付して説明する。また、図5の処理は、起動時や予め定めた時間経過毎のタイミング等に開始するようにしてもよいし、あるいは利用者の指示によって開始するようにしてもよい。
ステップ100では、画像形成部16が、100%濃度域のテスト画像の形成を開始してステップ102へ移行する。本実施形態では、C、M、Y、Kの4色あるので、それぞれの色毎に100%濃度域(所謂ベタ画像)の予め定めたテスト画像を形成して、各色について以下の処理を行う。
ステップ102では、現像バイアス検出部48が、現像装置26の交流電源の現像バイアスを検出してステップ105へ移行する。例えば、100%濃度域のテスト画像を形成する際の交流電源の現像バイアスの電流値を検出する。これにより、濃度むらの原因となる現像装置26内の磁気ロールと感光体ドラム18との距離の変化を検出することにより、濃度むらを検出する。
ステップ105では、露光量補正部43が、現像バイアス検出部48によって検出された交流電源の現像バイアスに基づいて、露光装置24の露光量を補正するための補正情報を算出して補正制御部46にセットしてステップ106へ移行する。すなわち、交流電源の現像バイアスの変化から現像装置26の磁気ロールと感光体ドラム18との間の距離の変化が分かるので、距離の変化による濃度むらを相殺する露光量の補正情報を算出して、補正制御部46にセットする。補正制御部46が、セットされた補正情報を用いて露光装置24の露光量を補正することで、現像装置26の磁気ロールと感光体ドラム18の間の距離の変化に起因する濃度むらが抑制される。
ステップ106では、画像形成部16が、補正制御部46にセットされた補正情報を用いて100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像を形成してステップ108へ移行する。例えば、30%濃度域や80%濃度域等の複数の濃度域のテスト画像を形成する。
ステップ108では、濃度センサ30がテスト画像の濃度を検出してステップ110へ移行する。すなわち、100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像の濃度を検出することにより、100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを検出する。
ステップ110では、補正制御部46が、濃度センサ30によって検出された各濃度域のテスト画像の濃度むらが予め定めた許容範囲内であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合には露光装置24の露光量の補正により濃度むらが予め定めた許容範囲内に抑制されているのでそのまま処理を終了する。
ステップ112では、画像情報補正部42が、濃度センサ30の検出結果に基づいて、濃度むらを抑制するように画像情報を補正して一連の処理を終了する。これにより、100%濃度域以外の他の濃度域については、画像情報を補正することにより、濃度むらが補正される。
このように、第1実施形態の現像バイアスの補正の代わりに、露光装置24の露光量を補正してもよい。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る画像形成装置10における濃度むらを補正するための概略構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、画像情報及び現像バイアスの各々を補正し、第2実施形態では、画像情報及び露光装置24の露光量の各々を補正することで濃度むらを補正したが、第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態を組み合わせたものである。
すなわち、図6に示すように、補正制御部46には、画像情報補正部42、現像バイアス補正部44、及び露光量補正部43が接続されている。そして、本実施形態では、100%濃度域の濃度むらは、現像バイアスを補正することで補正し、補正レンジが足りない等により補正不足の場合に、露光装置24の露光量を補正することで濃度むらを補正する。また、100%濃度域以外の他の濃度域については、上記の各実施形態のように、画像情報を補正することにより濃度むらを補正する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置10において濃度むらを補正する際に行われる処理について説明する。図7は、第3実施形態に係る画像形成装置10における濃度むらを補正する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、濃度むらを補正する際の一部の処理を示し、第1実施形態と同一処理について同一符号を付して説明する。また、図7の処理は、起動時や予め定めた時間経過毎のタイミング等に開始するようにしてもよいし、あるいは利用者の指示によって開始するようにしてもよい。
ステップ100では、画像形成部16が、100%濃度域のテスト画像の形成を開始してステップ102へ移行する。本実施形態では、C、M、Y、Kの4色あるので、それぞれの色毎に100%濃度域(所謂ベタ画像)の予め定めたテスト画像を形成して、各色について以下の処理を行う。
ステップ102では、現像バイアス検出部48が、現像装置26の交流電源の現像バイアスを検出してステップ103へ移行する。例えば、100%濃度域のテスト画像を形成する際の交流電源の現像バイアスの電流値を検出する。これにより、濃度むらの原因となる現像装置26内の磁気ロールと感光体ドラム18との距離の変化を検出することにより、濃度むらを検出する。
ステップ103では、補正制御部46が、検出した濃度むらを現像バイアスの補正のみで補正可能であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合にはステップ107へ移行する。
ステップ104では、現像バイアス補正部44が、現像バイアス検出部48によって検出された交流電源の現像バイアスに基づいて、直流電源の現像バイアスを補正するための補正情報を算出して補正制御部46にセットしてステップ106へ移行する。すなわち、交流電源の現像バイアスの変化から現像装置26の磁気ロールと感光体ドラム18との間の距離の変化が分かるので、この距離の変化を相殺する直流電源の現像バイアスの補正情報を算出して、補正制御部46にセットする。補正制御部46が、セットされた補正情報を用いて現像装置26の直流電源の現像バイアスを補正することで、現像装置26の磁気ロールと感光体ドラム18の間の距離の変化に起因する濃度むらが抑制される。
一方、ステップ107では、現像バイアス補正部44が現像バイアスの補正情報を算出すると共に、露光量補正部43が露光装置24の露光量の補正情報を算出して、各々の補正情報を補正制御部46にセットしてステップ106へ移行する。本実施形態では、現像バイアス補正部44が、現像バイアス検出部48によって検出された交流電源の現像バイアスに基づいて、現像装置26の直流電源の現像バイアスを補正するための補正情報を算出して補正制御部46にセットする。また、露光量補正部43が、現像バイアスで補正しきれない分を露光装置24の露光量の補正情報を算出して補正制御部46にセットする。なお、露光量補正部43が、検出された交流電源の現像バイアスに基づいて、露光装置24の露光量を補正するための補正情報を算出し、現像バイアス補正部44が、露光量補正部43で補正しきれない分の現像バイアスの補正情報を算出して各々を補正制御部46にセットしてもよい。また、本実施形態では、直流電源の現像バイアスの補正レンジが足りない場合に、直流電源の現像バイアス及び露光量を補正することで100%濃度域の濃度むらを補正するが、これに限るものではない。例えば、現像電源バイアスの補正レンジが足りない場合に、直流電源の現像バイアスの他に、露光量及び帯電装置22の帯電バイアス電圧の少なくとも一方を更に補正してもよい。
ステップ106では、画像形成部16が、現像バイアス補正部44にセットされた補正情報を用いて100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像を形成してステップ108へ移行する。例えば、30%濃度域や80%濃度域等の複数の濃度域のテスト画像を形成する。
ステップ108では、濃度センサ30がテスト画像の濃度を検出してステップ110へ移行する。すなわち、100%濃度域以外の他の濃度域のテスト画像の濃度を検出することにより、100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを検出する。
ステップ110では、補正制御部46が、濃度センサ30によって検出された各濃度域のテスト画像の濃度むらが予め定めた許容範囲内であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合にはステップ104又はステップ107の補正により濃度むらが予め定めた許容範囲内に抑制されているのでそのまま処理を終了する。
ステップ112では、画像情報補正部42が、濃度センサ30の検出結果に基づいて、濃度むらを抑制するように画像情報を補正して一連の処理を終了する。これにより、100%濃度域以外の他の濃度域については、画像情報を補正することにより、濃度むらが補正される。
このように、本実施形態では、100%濃度域の濃度むらを補正する際に、現像バイアスの補正だけでは補正レンジが足りなくても、露光装置24の露光量を補正することで、より確実に濃度むらが補正される。
なお、上記の各実施形態では、現像装置26の交流電源の現像バイアスを検出することで、100%濃度域の濃度むらの検出する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、他の濃度域の濃度むらの検出のように、テスト画像の濃度を濃度センサ30によって検出することで濃度むらを検出してもよい。また、他の濃度域の濃度むらの検出についても、テスト画像の濃度を検出するのではなく、100%濃度域のように、現像装置26の交流電源の現像バイアスを検出することで濃度むらを検出してもよい。
また、上記の各実施形態では、濃度センサ30が中間転写ベルトに転写された画像の濃度を検出する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、濃度センサ30を用紙搬送路の2次転写ロール32の搬送方向下流側に設けて、用紙に形成された画像の濃度を検出する形態としてもよい。
また、上記の各実施形態では、カラー画像を形成する画像形成装置を一例として説明したが、これに限るものではない。例えば、単一の画像形成部16により単色の画像を形成する画像形成装置を適用してもよい。
また、上記の各実施形態に係る画像形成装置10で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、画像形成装置10で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 画像形成装置
16 画像形成部
18 感光体ドラム
22 帯電装置
24 露光装置
26 現像装置
28 1次転写ロール
30 濃度センサ
40 濃度むら補正部
42 画像情報補正部
43 露光量補正部
44 現像バイアス補正部
46 補正制御部
48 現像バイアス検出部

Claims (5)

  1. 像保持体を帯電バイアスにより帯電する帯電装置と、
    帯電された前記像保持体を露光して画像情報が表す潜像を形成する露光装置と、
    現像バイアスにより前記潜像を現像して前記像保持体にトナー画像を形成する現像装置と、
    前記トナー画像を被転写媒体に転写する転写装置と、
    前記被転写媒体に形成されるトナー画像の濃度むらに関する情報を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果を用いて、前記帯電バイアス、前記露光装置の露光量、及び前記現像バイアスの少なくとも1つを補正することにより、100%濃度域の濃度むらを補正した後に、前記画像情報を補正することにより100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを補正する補正部と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記補正部は、前記露光量または前記現像バイアスを補正することにより、100%濃度域の濃度むらを補正する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正部は、前記現像バイアスを補正することで100%濃度域の濃度むらを補正し、予め定めた補正不足条件を満たす場合に、前記帯電バイアス及び前記露光量の少なくとも一方を更に補正する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出部は、前記現像装置の交流電源の現像バイアスを検出することにより、100%濃度域の濃度むらを検出し、前記トナー画像または前記被転写媒体に転写された画像の濃度を検出することにより、100%濃度域以外の他の濃度域の濃度むらを検出する請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. コンピュータを請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置の検出部及び補正部として機能させるための画像形成プログラム。

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