JP2018037918A - スピーカ用振動板とその製造方法、このスピーカ用振動板を用いた音響機器、および移動体装置 - Google Patents

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義道 梶原
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Abstract

【課題】防水性能が良好で、しかも防水液を含浸させた従来のスピーカ用振動板よりも軽量で、高音圧のスピーカを実現できるスピーカ用振動板を提供することを目的とする。【解決手段】このスピーカ用振動板は、裏面層(41)と表面層(42)を有する多層構造であり、裏面層(41)が、叩解した13μm程度のセルロース紙料に防水剤が吸着した材料で構成され、表面層(42)がセルロースファイバ材料で構成されていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、過酷な環境下で使用されるスピーカのスピーカ用振動板に関する。
例えば電気自動車では、歩行者などへ車両の接近を知らせるために車両接近警報装置が搭載されている。車両接近警報装置は、スピーカと、このスピーカを収容するスピーカボックス、および前記スピーカを駆動する電子回路とで構成されている。
車両接近警報装置は、電気自動車の動力源のモータが搭載されているエンジンルームなどの高温環境下で、しかもオイルや走行中に跳ね上げた雨水などと接触する過酷な環境に取り付けられている。
そのため従来では、樹脂繊維の振動板や樹脂振動板が採用されている。
また特許文献1には、スピーカ用振動板の断面構造を二層構造または三層構造にしてスピーカの音質を向上させたものが開示されている。一次抄紙工程の紙料液はパルプ、二次抄紙工程の紙料液はパルプ、二次抄紙工程の紙料液はマニラ麻である。
特許3517736号公報
樹脂振動板では、音圧が低くなるため、音圧を上げるためにスピーカの磁気回路を大きくすることが必要であって、スピーカの製品重量が重くなる新たな問題が発生する。
そこで本発明は、防水性能が良好で、従来のスピーカ用振動板よりも軽量で、高音圧のスピーカを実現できるスピーカ用振動板を提供することを目的とする。
本発明のスピーカ用振動板は、裏面層と表面層を有する多層構造であり、前記裏面層は、叩解したセルロース紙料に防水剤が吸着した材料で構成され、前記表面層は、セルロースファイバ材料で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ベース層である裏面層は、内部のセルロース繊維まで防水剤が吸着しており、表面層は、樹脂ライクなセルロースファイバ材料で構成されているので、セルロース紙料を基材としたスピーカ用振動板でありながら、著しく防水性能を向上できるとともに、軽量で、高音圧のスピーカを実現できる。
本発明のスピーカ用振動板を用いたスピーカボックスの外観斜視図 同スピーカボックスの断面図 同スピーカボックスの一部の拡大断面図 本発明の実施の形態のスピーカ用振動板の断面図 本発明の実施の形態のスピーカボックスの正面図 本発明の実施の形態のスピーカボックスを搭載した移動体装置の概略図 比較例1のグリルの正面図 比較例2のグリルの正面図 本発明の実施の形態のスピーカ用振動板の製造工程図 直径8.0mmの丸孔の水抜き孔7Aと孔面積が水抜き孔7Aよりも僅かに大きい水抜き孔7Bの拡大図 直径8.0mmの丸孔の水抜き孔7Aと孔面積が水抜き孔7Aよりも僅かに小さい水抜き孔7Cの拡大図
以下、本発明のスピーカ用振動板を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるスピーカ用振動板を用いた音響機器としてのスピーカボックス1の外観斜視図である。
スピーカボックス1は、樹脂製の箱部2と、箱部2の開口部を塞ぐ蓋部3を有している。蓋部3が取り付けられた箱部2には、図2に示すようにスピーカ4が収容されている。箱部2には図3に示すように、スピーカ4の背面外周部に対応して環状の凹部5が形成されている。この凹部5にはOリング6がセットされており、蓋部3を箱部2にビス16で取り付けることによってOリング6が弾性変形してシールされている。
樹脂成形された蓋部3には、六角形の多数の水抜き孔7を形成したグリル8が、蓋部3の前面開口部9に一体に成形されている。
スピーカ4のスピーカ用振動板30の外周部は、エッジ部31を介してスピーカフレーム32から支持されている。スピーカ用振動板30は図4に示すように裏面層41と表面層42を有する二層構造であり、裏面層41は、カナディアンフリーネスで500〜700ccで繊維径が13μm程度に叩解した紙料である木または竹のセルロースに、防水剤と樹脂材が吸着した材料で構成されている。表面層42は、繊維径が平均10nm〜100nmのセルロースファイバ材料で構成されている。
従来の紙振動板は、パルプを叩解して成型後に、メチルエチルケトン(MEK)で希釈した樹脂を表面吸着させ、その有機溶剤を乾燥で蒸発させることにより形成しているが、この実施の形態では、パルプ叩解工程で同時に水分散良好な撥水エマルジョン(ワックス)や樹脂エマルジョン(ワックス)を抄紙し、プレス成型の熱で水分を蒸発させ、形成している。これによってワックスが溶融し、パルプの交絡部に行き渡ることによって樹脂による接着効果、及び素材の撥水性によるセルロース水素結合部の補強がなされる。スピーカ用振動板30の内部にある撥水性材料とスピーカ用振動板30の外部にも撥水性材料があり、水分蒸発でH−Hの水素結合で強固な結合が形成されている。
図5はスピーカボックス取り付け姿勢の正面図を示している。矢印A方向が取り付け姿勢の上方向である。
グリル8は、複数の水抜き孔7が定間隔、定ピッチで整列して配置されている。水抜き孔7の一つの形状は直径6.0mm〜9.0mmの丸孔と同等の孔面積の六角形であって、仮想線で示すように水抜き孔7の間を仕切る環状枠10の連続で構成されている。環状枠10には、辺11と、この辺11と辺11が接続される角部12があって、前面開口部9が円形の場合に、前面開口部9の最下端では、辺11の部分で環状枠10が前面開口部9の内周面に接続されている。
図6はスピーカボックス1を車両接近警報装置として搭載した移動体装置を示す。
なお、スピーカ4へ供給される信号を発生する電子装置(図示せず)は、箱部2に収容されていても、箱部2に収容されていなくても、何れでも実施可能である。
移動体装置13が電気自動車であるとして説明するが、移動体装置13は、エンジンによって駆動される車両や、エンジンとモータを搭載したハイブリッドタイプの車両でも良い。さらに、移動体装置13は、自動車に限らない。たとえば、バイク、電動自転車、フォークリフトなどでもかまわない。
移動体装置13の動力源であるモータ14が据え付けられているモータルーム15に、スピーカボックス1が取り付けられている。
図7は比較例1を示している。この比較例1では水抜き孔7Aの一つの形状を丸孔とした他は、図5と同じである。
図5の実施品と図7の比較例1のスピーカボックス1を移動体装置13に搭載し、検証実験を行った。実施品の水抜き孔7は直径8.0mmの丸孔と同等の孔面積の六角形とし、比較例1の水抜き孔7Aは直径8.0mmの丸孔とした。
なお、実施品の直径8.0mmの丸孔と同等の孔面積の六角形の水抜き孔7とは、図10に示した水抜き孔7Bのように直径8.0mmの丸孔の水抜き孔7Aの孔面積よりも僅かに大きく、または図11に示した水抜き孔7Cのように僅かに小さくした形状の六角形ある。このように、実施品の六角形の水抜き孔7B,7Cの頂点Tは、比較例1の水抜き孔7A(直径8.0mmの丸孔)の外側に位置し、六角形の水抜き孔7B,7Cの辺OSの一部が水抜き孔7Aの内側に位置する六角形である。ここでは具体的な一例として、水抜き孔7の六角形の一辺を4.40mmとして実験した。
その結果、実施品と比較例1の何れも良好な放音特性を得られた。水抜き性能については、比較例1で雨水が十分に流れ出さない場合であっても、実施品では良好な水抜き性能を確認した。これは、形状が丸孔である水抜き孔7Aの場合には、水抜き孔7Aの周囲で発生する雨水による表面張力の影響で水抜き性能が悪化していると思われる。これに対し、実施品では水抜き孔7の形状が六角形であるため、水抜き孔7の周囲で発生する雨水による表面張力の大きさが、比較例1の丸孔の場合に比べて小さいためと考えられる。
実施品について、水抜き孔7の大きさを直径6.0mmの丸孔と同等の孔面積の場合の六角形(一辺3.30mm)の水抜き孔7の水抜き性能を確認すると、ほぼ良好な水抜き性能を確認した。水抜き孔7の大きさを直径6.0mm未満の丸孔と同等の孔面積とした場合には、水抜き性能の悪化を確認した。水抜き孔7の大きさを直径9.0mmの丸孔と同等の孔面積とした場合の六角形(一辺4.95mm)の水抜き孔7は、直径8.0mmの丸孔と同等の孔面積とした場合と同様な性能を確認したが、水抜き孔7の大きさを直径9.0mmよりも大きな丸孔と同等の孔面積とした場合には、グリル8の強度低下を確認した。
図8は比較例2を示している。この比較例2では蓋部3の前面開口部9の最下端でのグリル8の環状枠10の前面開口部9の内周面への接続状態だけが図5とは異なり、その他は図5と同じである。比較例2では、環状枠10の角部12で前面開口部9の最下端の内周面に接続されている。この場合には、前面開口部9の最下端での水抜き孔7の面積Bが実施品の場合よりも小さくなるため、実施品に比べて水抜き性能が悪化した。
2層構造のスピーカ用振動板30は、図9(a)〜(f)の工程で製造できる。
(a)の工程では、漉き槽51に一次抄紙網52を固定して、漉き槽51内へ一次の紙料液53を投入する。木または竹のパルプの繊維径が13μm程度であり、その繊維が固まっているのを叩解によりほぐして一次の紙料液53を作成する。叩解は、フッ素エマルジョンまたはパラフィン系エマルジョンの少なくとも何れかの防水剤をパルプと同時に投入して、防水剤をパルプに吸着させながら叩解する。防水性をさらに向上させるために、樹脂エマルジョンを叩解機に追加しても良い。防水剤の紙料に対する混合の割合は、5〜10重量%であった。上記の他に使用できる防水剤としては、シリコン/シラン系のものを使用できる。
樹脂エマルジョンは、エポキシ、アクリル、エステル系、あるいは合成樹脂、例えば、酢酸ビニル重合体、アクリル酸エステル共重合、エチレン・酢酸ビニル・アクリル酸共重合である。
(b)の工程では、漉き槽51の底部より排水して一次抄紙網52の上に一次抄紙の裏面層41を堆積する。さらに二次抄紙網55が固定された抄紙台56を漉き槽51に配置する。従来の工法ではベース1層目が100重量%堆積させるのに対して、この実施の形態では、ベース1層目である裏面層41は85〜99重量%であった。
(c)の工程では、一次抄紙網52の上に堆積している裏面層41を、抄紙台56を降下させて二次抄紙網55を介して吸着の後に上昇させて、裏面層41を一次抄紙網52から剥がして持ち上げる。この吸着した状態を(e)の工程が終了するまで維持する。
(d)の工程では、抄紙台56の裏面層41と二次抄紙網55を漉き槽57にある二次の紙料液58の液中へ降下し、抄紙台56の上方に排水しながら所定の時間にわたって堆積する。なお、この二次抄きは、一次抄きによって得られた裏面層41がセミドライ後のウエット状態で実施する。セミドライ後のウエット状態は5〜30重量%の含水率であった。
二次の紙料液58は、水と、繊維径が平均10nm〜100nmのセルロースファイバ材料のみで構成されている。使用したセルロースファイバ材料のヤング率は約5000MPa以上であった。
通常の紙パルプのヤング率は700〜2000MPaの範囲であり、ここでは2.5倍以上のヤング率が適正と想定した。厳密には、ヤング率はL/D(繊維長/繊維径)で大きくなる。通常、パルプをL=2mm,D=13×e−6m(μ=10e−6)、ナノファイバL=0.3mm,D=100×e−9m(ナノ=10e−9m)、(通常パルプL/D)/(ナノファイバL/D)=6.7倍、700MPa×6.7=4666MPaであり、約5000MPa以上とした。セルロースナノファイバの具体的な使用例は、ナタデココを水分散して叩解した繊維、竹を細かくした繊維、木材を細かくした繊維であった。
(e)の工程では、二次抄紙の紙料液58のセルロースファイバ材料の繊維が裏面層41に絡み付いて表面層42の堆積を完了する。表面層42の厚みは、裏面層41の厚みの1/4〜1/10になるように(d)の工程での堆積時間を調節した。
なお、表面層42の厚みを裏面層41の厚みの1/4〜1/10にした点については、次の理由による。セルロースの理論比重は1.2程度、紙すきで0.5に軽くして音圧を上げる目的もあることから必要以上に厚みを増やすことは音圧が下がる。そこでこの実施の形態では、表面層42の主目的は過酷条件に耐えられる耐信頼性であるため、裏面層41の厚みの1/4〜1/10もあれば十分であった。
(f)の工程では、金型60に固定した金網61の上に、多層漉きして一体となっている表面層42と裏面層41を転写して、金型62と重ね合わせて加熱プレス成形する。或いは、温風を用いてノンプレス成形する。
このような工程で作成されたスピーカ用振動板30は、ベース層の裏面層41の原材料がパルプであるがフッ素、樹脂がコーティングされており、スピーカ表面の表面層42が繊維径平均10nm〜100nmのセルロースファイバ材料で形成されているため、紙振動板に防水液を含浸させた従来の樹脂振動板よりも重量が軽く、エンジンルームなどの高温環境下、薬品がかかる環境下で信頼性が低い従来のパルプ振動板に比べて、信頼性を高めることができる。しかも、スピーカの磁気回路を大きくしなくても高音圧を実現でき、このスピーカ用振動板30を使用したスピーカ4を搭載した車両接近警報装置は、米国運輸省が制定したNHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)法令規格を満たす音圧と防水性、耐薬品性に優れたものが得られた。
実施の形態では重量が軽くできることによって、従来に比べて1〜1.5dB音圧を大きくできた。
なお、このスピーカ用振動板30を使用した音響機器は、車両接近警報装置に限らない。たとえば、擬似エンジン音発生装置、あるいは能動型の騒音低減装置などに用いてもかまわない。
また、スピーカの設置場所は、モータルーム15、エンジンルームに限らない。たとえば、ドアミラーのハウジング内や、バンパー内、さらにはトランクルーム内などに設置してもかまわない。
なお、上述した裏面層と表面層を有する多層構造で、裏面層は叩解したセルロース紙料に防水剤と樹脂材が吸着した材料で構成され、表面層はセルロースファイバ材料で構成されたスピーカ用振動板を使用したスピーカを、上述の蓋部に六角形の多数の水抜き孔を形成したグリルを有したスピーカボックスと組み合わせることで、防水性に対しては各々の効果が発揮されるため、その相乗効果で極めて高い防水性を実現させることができる。
さらに、音圧レベルについても、セルロース紙料を基材とした軽量化したスピーカ用振動板と、開口率が大きい六角形の多数の水抜き孔を形成したグリルとの組合せにより、その相乗効果で音圧レベルを著しく向上させることができる。
よって、本発明のスピーカ用振動板は、自動車のモータルームやエンジンルーム等の劣悪な環境下においても必要な音圧レベルの確保が可能であり、防水性やオイル等の耐油性についても顕著な効果を発揮させることができるため、従来のスピーカ用振動板では実現が不可能であった自動車のモータルームやエンジンルーム等の内部においても高い性能が実現できる。
上記の実施の形態では、2層目の表面層42は単体のセルロースファイバ材料で構成したが、表面層42に、炭素繊維やカーボンナノチューブのようなさらに軽くて硬い繊維を混抄することもできる。表面層42に、炭素繊維,カーボンナノチューブ,カニやエビの殻に含まれるキチンファイバの少なくとも一つを混抄することもできる。
本発明のスピーカ用振動板は、厳しい環境下で使用される各種装置の長期間にわたる信頼性の向上、高音圧の実現に寄与する。
1 スピーカボックス
2 箱部
3 蓋部
4 スピーカ
5 凹部
6 Oリング
7 水抜き孔
8 グリル
9 前面開口部
A 取り付け姿勢の上方向
10 環状枠
11 辺
12 角部
13 移動体装置
14 モータ
15 モータルーム
16 ビス
30 スピーカ用振動板
31 エッジ部
32 スピーカフレーム
41 裏面層
42 表面層
51 漉き槽
52 一次抄紙網
53 一次の紙料液
55 二次抄紙網
56 抄紙台
57 漉き槽
58 二次の紙料液
60 金型
61 金網
62 金型

Claims (6)

  1. 裏面層と表面層を有する多層構造であり、
    前記裏面層は、叩解したセルロース紙料に防水剤が吸着した材料で構成され、
    前記表面層は、セルロースファイバ材料で構成されている、スピーカ用振動板。
  2. 前記裏面層のセルロース紙料が、13μm程度の木または竹からなる、
    請求項1記載のスピーカ用振動板。
  3. 前記表面層のセルロースファイバ材料が、セルロースナノファイバからなる、請求項1記載のスピーカ用振動板。
  4. 請求項1記載のスピーカ用振動板を備えたスピーカを搭載した、音響機器。
  5. 請求項1記載のスピーカ用振動板を備えたスピーカを搭載した、移動体装置。
  6. セルロース紙料を叩解する際に、防水剤を同時に投入して、防水剤を前記セルロース紙料に吸着させながら叩解した一次の紙料液を使用して一次抄紙して裏面層を形成し、
    水とセルロースファイバ材料で構成されている二次の紙料液を使用して、前記裏面層がセミドライ後のウエット状態で二次抄紙して表面層を形成し、
    一体となっている裏面層と表面層を加熱プレス成形、或いは温風を用いてノンプレス成形する、スピーカ用振動板の製造方法。
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