JP2018035957A - 空調システムおよび端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供する。
【解決手段】空調システム(100)において、携帯端末(10)および空気調和機(30)は、通信ネットワーク(90)を介して、クラウドサーバ(20)に接続されている。携帯端末(10)のモード設定部(14)が、空気調和機(30)の運転モードを睡眠準備モードに切り替えた場合、クラウドサーバ(20)の空調制御部(24)は、空気調和機(30)を睡眠準備モードで動作させる第1指令を当該空気調和機(30)に与え、空気調和機(30)の周辺機器制御部(34)は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器(40)に与える。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調システム等に関する。
従来から、家電機器(特に空気調和機)の分野において、ユーザに快適な環境を提供するための様々な技術が提案されている。例えば、ユーザに快適な睡眠環境を提供するために、各種の家電機器の動作を制御する技術が提案されている。
一例として、特許文献1には、ユーザの睡眠時の快適性向上を目的として、ユーザの睡眠時に温度制御を行う空気調和機が開示されている。
また、特許文献2には、室内環境の快適性を向上させるために、空気調和機の運転に連携して、照明装置の照度または色調の少なくとも一方を制御する家電制御システムが開示されている。
また、特許文献3には、ユーザ(就寝者)の寝床の周囲に設置される就寝用指向性光源および音源供給装置が開示されている。特許文献3の各装置は、ユーザに快適な寝入り、熟睡、目覚めをもたらすことを目的としている。
また、特許文献4には、時間によって変化するユーザの生体情報に応じて、室内環境制御機器を制御する室内環境制御システムが開示されている。
特開2007−192450号公報(2007年8月2日公開) 特開2014−216835号公報(2014年11月17日公開) 特開2015−27329号公報(2015年2月12日公開) 特開2013−213642号公報(2013年10月17日公開)
しかしながら、ユーザにより快適な睡眠環境を提供するための、空気調和機および周辺機器の連携方法には、なお改善の余地が残されている。本発明の目的は、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能な空調システム等を実現することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空調システムは、室内の空調を行う空気調和機と、上記室内に設けられた周辺機器と、端末装置と、通信ネットワークを介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置と、を備えた空調システムであって、上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部を備えており、上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部を備えており、上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部を備えており、上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与える。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る端末装置は、サーバ装置が、室内の空調を行う空気調和機に、所定の運転モードに応じた動作を行わせ、上記空気調和機が、上記室内に設けられた周辺機器の動作を制御するように構成された空調システムと連携する端末装置であって、少なくとも画像を表示する表示部と、上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、上記サーバ装置と通信する通信部とを備え、上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタンを表示する。
本発明の一態様に係る空調システムによれば、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る端末装置によっても、同様の効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る空調システムの概要を示す図である。 図1の空調システムの要部の構成を示す機能ブロック図である。 図1の空調システムの携帯端末において、快眠アプリが立ち上げられる前に、表示部に表示された画面の一例を示す図である。 図1の空調システムの携帯端末において、快眠アプリが立ち上げられた後に、表示部に表示された画面の一例を示す図である。 図1の空調システムの携帯端末における快眠アプリの実行中に、ユーザの選択に応じて表示部に表示された画面の一例を示す図である。 図1の空調システムにおける、空気調和機の気流パネルから室内へ吹き出す風の向きのバリエーションを示す図である。 図1の空調システムにおける、睡眠準備から起床までの処理の流れを例示するシーケンス図である。 図1の空調システムにおける、睡眠モードでの空気調和機の設定温度の時間変化の予定を示すタイムチャートを例示する図である。 本発明の実施形態2に係る空調システムの要部の構成を示す機能ブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態の空調システム100の概要を示す図である。はじめに、図1を参照し、空調システム100の概要について述べる。
(空調システム100の概要)
空調システム100は、携帯端末10(端末装置)、クラウドサーバ20(サーバ装置)、空気調和機30、および周辺機器40を備えている。なお、空気調和機30および周辺機器40は、ユーザの家屋の同一の室内に設けられている。以下、空気調和機30および周辺機器40が、寝室に設けられている場合を例示して説明を行う。
以下に述べるように、空調システム100では、携帯端末10は、空気調和機30の運転モードを切り替えるモード切替指令を、クラウドサーバ20に与える。そして、当該運転モードが所定の運転モード(例:後述する睡眠準備モードまたは睡眠モード)に切り替えられた場合、(i)クラウドサーバ20は、空気調和機30に第1指令を与えるとともに、(ii)空気調和機30は、当該第1指令に応じた第2指令を、周辺機器40に与える。
なお、本実施形態の携帯端末10(端末装置の一具体例)は、例えばスマートフォン(携帯電話機)である。但し、本発明の一態様に係る端末装置は、携帯電話機に限定されない。当該端末装置は、ユーザが空気調和機30を遠隔操作するためのリモコンであってもよいし、ノートPC(Personal Computer)またはタブレットPCなどの可搬型の情報処理装置であってもよい。
クラウドサーバ20は、(i)通信ネットワーク90aを介して携帯端末10と、(ii)通信ネットワーク90bを介して空気調和機30と、それぞれ接続されている。このため、携帯端末10は、クラウドサーバ20を介して、空気調和機30を操作する(より具体的には、空気調和機30の運転モードを変更する)ことが可能である。
通信ネットワーク90a・90bは、総称的に通信ネットワーク90と称されてもよい。通信ネットワーク90には、公知の通信技術(例:無線LAN技術)が利用されてよい。
なお、携帯端末10には、クラウドサーバ20を介して空気調和機30を操作するためのアプリケーション(以降、「快眠アプリ」と称する)が、あらかじめインストールされている。
携帯端末10において、モード設定部14(後述)は、空気調和機30の運転モードをユーザに設定(選択)させるための運転モード設定画面(快眠アプリの画面)を、表示部11a(後述)に表示させる。加えて、モード設定部14は、快眠アプリの画面において、ユーザが動作モードを設定するための各種のボタン(入力用画像)を、表示部11aに表示させる。
また、クラウドサーバ20には、携帯端末10からのモード切替指令に応じて、空気調和機30を制御するためのプログラム(以降、「快眠プログラム」と称する)がインストールされている。
空気調和機30は、室内(例:寝室)の空調を行う装置であり、例えばエアコンである。空気調和機30には、クラウドサーバ20と通信を行うために、家電アダプタ(不図示)があらかじめ取り付けられている。なお、空気調和機30と家電アダプタとが一体化された構成であってもよい。
また、空気調和機30は、赤外線センサ35(センサ)を備えている。赤外線センサ35は、空気調和機の筐体の前面に配置されてよい。以下に述べるように、赤外線センサ35は、寝室にユーザが存在していることを検出する人感センサとして機能する。但し、本発明の一態様に係るセンサは、赤外線センサに限定されない。当該センサは、人感センサとしての機能を有するものであればよい。
周辺機器40は、寝室(空気調和機30と同じ室内)に設けられた各種の家電機器である。図1では、周辺機器40の一構成要素として、照明装置41が示されている。後述の図2に示されるように、本実施形態では、周辺機器40が、照明装置41、テレビ42(音響装置)、およびアロマ発生器43(匂い発生器)を含む場合を例示して説明を行う。但し、照明装置41〜アロマ発生器43は周辺機器40の一例であり、当該周辺機器40はこれらに限定されず、睡眠環境作りに関わる機器であればよい。
周辺機器40には、空気調和機30と通信を行うために、家電アダプタ(不図示)があらかじめ取り付けられていてよい。なお、周辺機器40と家電アダプタとが一体化された構成であってもよい。
ところで、一部の家電機器(特に照明装置41およびテレビ42)は、赤外線リモコンによって操作可能であるように構成されてよい。この点を踏まえ、空気調和機30と周辺機器40とは、公知の赤外線通信技術を用いて通信を行うように構成されてもよい。
この場合、周辺機器40は、赤外線通信によって空気調和機30から第2指令を取得できる。それゆえ、周辺機器40において、空気調和機30と通信を行うための家電アダプタが不要となる。このように、周辺機器40が赤外線リモコンによって操作可能な家電機器であれば、当該周辺機器40に家電アダプタを設けなくともよい。
以下に述べるように、周辺機器40は、空気調和機30を介して、クラウドサーバ20によって間接的に制御される。周辺機器40と空気調和機30とは、例えば家屋内の無線LANネットワークを介して通信可能である。
(空調システム100の構成)
図2は、空調システム100の要部の構成を示す機能ブロック図である。以下、空調システム100における各部材の構成についてより詳細に説明する。
携帯端末10は、タッチパネル11、制御部12、通信部15、生体センサ16、および記憶部17を備える。タッチパネル11は、(i)少なくとも画像を表示する表示部11aと、(ii)ユーザの入力(操作)を受け付ける入力部11bとが、重畳され一体化された部材である。ユーザは、タッチパネル11(快眠アプリの画面)に表示された各ボタンをタッチすることで、空気調和機30を操作できる(後述の図4を参照)。
但し、本発明の一態様に係る携帯端末において、表示部11aと入力部11bとは、別体の部材として設けられてもよい。この場合、入力部11bは、例えばハードキーであってもよい。この場合、ユーザは、入力部11bを操作することで、快眠アプリの画面に表示されたボタンに対する入力を行えばよい。
図3は、携帯端末10において、快眠アプリが立ち上げられる前に、表示部11aに表示された画面の一例を示す図である。図3に示されるように、表示部11aには、携帯端末10にインストールされた各種のアプリを立ち上げるためのボタン(アイコン)が表示されている。図3において、ボタンIは、快眠アプリを立ち上げるためのアイコンである。ユーザは、タッチパネル11上のボタンIをタッチすることにより、快眠アプリを立ち上げることができる。
図4は、携帯端末10において、快眠アプリが立ち上げられた後に、表示部11aに表示された画面(快眠アプリの画面)の一例を示す図である。図4に示されるように、快眠アプリの画面には、空気調和機30の運転モードをユーザに設定させるための各種のボタンが表示されている。このように、快眠アプリは、運転モード設定画面(空気調和機30の運転モードをユーザに設定させるための画面)をユーザに提供する。
なお、図4において、ボタンJ1は、後述する「睡眠準備モード」の開始、および当該睡眠準備モードの設定を行うためのボタンである。このボタンJ1は、「おやすみ準備」ボタンとも称される。また、ボタンJ2は、後述する「睡眠モード」の開始、および当該睡眠モードの設定を行うためのボタンである。このボタンJ2は、「おやすみ」ボタンとも称される。
また、ボタンJ3は、目覚ましアラームの設定時刻(起床予定時刻)の設定を行うためのボタンである。また、ボタンJ4は、睡眠準備モードまたは睡眠モードを途中で終了させるためのボタンである。このボタンJ4は、「停止」ボタンとも称される。
制御部12は、携帯端末10の各部を統括的に制御する。制御部12の機能は、記憶部17に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することで実現されてよい。記憶部17は、制御部12が実行する各種のプログラム(例:上述の睡眠アプリ)、および当該プログラムによって使用されるデータを格納する。
通信部15は、携帯端末10が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。通信部15は、通信ネットワーク90aを介して、クラウドサーバ20の通信部25(後述)と通信を行うことができる。
生体センサ16は、ユーザの生体情報を取得(検出)するセンサである。本実施形態では、生体センサ16が加速度センサおよび温度センサを含む場合を例示して説明を行う。なお、生体センサ16は、ユーザに接触せずに生体情報を取得する非接触式センサであってもよいし、当該ユーザに接触して生体情報を取得する接触式センサであってもよい。
図5(後述)に示すグラフ(睡眠曲線)のように、一般的に、ユーザの眠りが深い場合(ノンレム睡眠の場合)には、寝返りを打つ可能性が少なくなるため、当該ユーザの加速度の変化(換言すれば、変位の量)が少なくなる。他方、ユーザの眠りが浅い場合(レム睡眠の場合)には、寝返りを打つ可能性が高くなるため、当該ユーザの加速度の変化が大きくなる。
従って、加速度センサによって検出されたユーザの加速度は、当該ユーザの眠りの深さを示す生体情報として利用可能である。また、生体センサ16が取得した生体情報は、クラウドサーバ20の制御部21(後述)に与えられる。制御部21は、生体情報(例:ユーザの加速度)に基づいて、ユーザの眠りの深さを判定できる。なお、制御部21は、日ごとに取得した生体情報の履歴に基づいて、ユーザの眠りの深さの時間的な変化を示す上記グラフ(睡眠曲線)を生成することもできる。
また、ユーザがノンレム睡眠の状態にある場合、当該ユーザの体温は、レム睡眠の場合に比べて低くなる。従って、温度センサによって検出されたユーザの体温もまた、当該ユーザの眠りの深さを示す生体情報として利用可能である。なお、制御部21は、日ごとに取得したユーザの体温の履歴に基づいて、ユーザの睡眠時における体温の時間的な変化を示すグラフ(体温曲線)を生成することもできる。
また、ユーザの脈拍、血圧、および発汗量等を、生体情報として用いてもよい。あるいは、ユーザの体液(例:血液または唾液)中の所定の物質(例:メラトニン、成長ホルモン、コルチゾール)の含有率を、生体情報として用いてもよい。つまり、生体センサ16は、所定の態様の生体情報を取得できればよい。従って、生体センサ16に含まれるセンサの種類は特に限定されない。
図5は、携帯端末10における快眠アプリの実行中に、ユーザの選択に応じて、表示部11aに表示された画面の一例を示す図である。図5に示されるように、快眠アプリの一画面には、上述の睡眠曲線および体温曲線を示す画像IMG1が表示されている。ユーザは、画像IMG1の各曲線を確認することによって、自身の日々の睡眠状態を容易に認識できる。
なお、画像IMG1には、例えばユーザの発汗量の時間変化を示すグラフをさらに含めてもよい。また、画像IMG1には、ユーザの体液中の上記所定の物質の含有率の時間変化を示すグラフをさらに含めてもよい。これにより、ユーザに、より多面的な観点から、自身の日々の睡眠状態を認識させることが可能となる。
また、快眠アプリの一画面には、(i)空気調和機30の設定温度を示す画像IMG2と、(ii)目覚ましアラームの設定時刻(起床予定時刻)を示す画像IMG3とが表示されている。また、画像IMG2およびIMG3には、設定温度および設定時刻のそれぞれをユーザが変更するためのボタン(上下ボタン)が含まれている。なお、起床予定時刻は、ユーザの事前の操作によって、快眠アプリ上においてあらかじめ設定されている。
そして、上述の図2に示されるように、制御部12は、表示制御部13およびモード設定部14を備えている。表示制御部13は、表示部11aに表示される画像の表示制御を行う。なお、モード設定部14に、表示制御部13の機能を併有させてもよい。
モード設定部14は、空気調和機30の運転モードを切り替える指令(モード切替指令)を、クラウドサーバ20に与える。モード切替指令は、通信部15・25を介して、モード設定部14からクラウドサーバ20の空調制御部24(後述)に与えられる。
なお、本実施形態において、空気調和機30の運転モードには、公知の運転モード(例:自動運転モード)に加えて、「睡眠準備モード」および「睡眠モード」の少なくとも2つがさらに含まれている。
なお、自動運転モードには、各種の環境情報(例:室温、外気温、季節変化、日差しの変化)に基づいて、空気調和機30が自身の動作モード(例:冷房運転、暖房運転)または設定温度等を自動的に設定して運転を行うモードが含まれていてよい。
睡眠準備モードは、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである。また、睡眠モードは、ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである。これら2つのモードにおける空気調和機30の動作の具体例については、後に詳細に述べる。なお、睡眠準備モードおよび睡眠モードとの区別のため、その他の運転モードを、通常運転モードと便宜的に称する。
クラウドサーバ20は、制御部21、通信部25、および記憶部26を備えている。制御部21は、クラウドサーバ20の各部を統括的に制御する。制御部21の機能は、記憶部26に記憶されたプログラムを、CPUが実行することで実現されてよい。なお、制御部21はクラウドサーバ20に設けられているため、上述の制御部12および後述のマイコン31に比べて、高性能な情報処理機能を有していることが一般的である。
記憶部26は、制御部21が実行する各種のプログラム(例:上述の睡眠プログラム)、および当該プログラムによって使用されるデータを格納する。通信部25は、クラウドサーバ20が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。通信部25は、通信ネットワーク90bを介して、空気調和機30の通信部36(後述)と通信を行うことができる。
また、制御部21は、空調制御部24を備えている。空調制御部24は、空気調和機30の動作を制御する。具体的には、空調制御部24は、上述のモード切替指令において指定された空気調和機30の運転モードによって、当該空気調和機30を動作させるように、当該空気調和機30に運転モードを切り替える指令を与える。以降、空調制御部24から空気調和機30への運転モード切替の指令を、第1指令と称する。一例として、第1指令は、空気調和機30を睡眠準備モードまたは睡眠モードで動作させる指令である。
空気調和機30は、マイコン(マイクロコンピュータ)31、赤外線センサ35、および通信部36を備えている。マイコン31は、空気調和機30の各部を統括的に制御する。通信部36は、空気調和機30が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。空気調和機30と周辺機器40との通信は、通信部36を介して行われる。
また、マイコン31は、周辺機器制御部34を備えている。周辺機器制御部34は、周辺機器40の動作を制御する。具体的には、周辺機器制御部34は、上述の第1指令に応じた指令(以降、第2指令と称する)を周辺機器40へ与える。周辺機器40に第2指令を与えることにより、空気調和機30の運転モード(例;睡眠準備モード)に応じた動作を、当該周辺機器40に行わせることが可能となる。
なお、マイコン31は比較的簡単な構成の情報処理装置である。このため、マイコン31の情報処理性能は、上述の制御部21に比べて低いことが一般的である。
また、図6は、空気調和機30の気流パネルから室内へ吹き出す風の向きのバリエーションを示す図である。図6に示されるように、空気調和機30は、風向1〜6の6通りの風向きで、室内へと風を送出できる。なお、風向1は最も上方向(床から天井を見た方向)の風向きであり、風向6は最も下方向(天井から床を見た方向)の風向きである。風向1〜6の順に、風向きの方向は下方向となる。
そして、上述の図2に示されるように、周辺機器40は、照明装置41、テレビ42、およびアロマ発生器43を含む。周辺機器40は、周辺機器制御部34から第2指令を受けて、空気調和機30の運転モードに応じた動作を行う。
一例として、照明装置41は、照明光の色および照度を調整可能なシーリングライトである。なお、テレビ42は、ユーザによってあらかじめ指定された音楽、音声、および映像の少なくとも1種を出力するAV(Audio Visual)機器の一例である。当該AV機器としては、テレビ42に替えてラジオまたはノートPCを用いてもよい。
また、アロマ発生器43は、ユーザによってあらかじめ指定された匂い(ユーザが快適と感じる、所定の種類のアロマ)を発生する匂い発生器の一例である。周辺機器40の各部材の動作の具体例については、後述する。
(睡眠準備から起床時までの空調システム100の処理の流れ)
空調システム100では、「睡眠準備」、「入眠時」、「睡眠時」、および「起床時」の4つの段階が考慮されている。図7は、睡眠準備から起床時までの、空調システム100の処理の流れを例示するシーケンス図である。上述の睡眠準備モードは、睡眠準備の段階を考慮したモードである。他方、上述の睡眠モードは、入眠時から起床時までの段階を考慮したモードである。
そして、図8は、睡眠モードにおける(つまり、入眠時から起床時までの)、空気調和機30の設定温度(つまり、室内の温度)の時間変化の予定を示すタイムチャートの一例である。なお、睡眠準備モードにおいては、通常運転モード(例:自動運転モード)と概ね同様の温度制御が行われる。このため、睡眠準備モードにおけるタイムチャートについては省略する。睡眠準備モードにおける空調制御は、睡眠モードの開始(後述する入眠制御の開始)に先立ち、ユーザの入眠に適した室内環境を整えるものであればよい。
本実施形態において、図8のタイムチャートは、空調制御部24によって作成される。睡眠モードにおいて、空調制御部24がマイコン31に当該タイムチャートを供給することにより、空気調和機30は当該タイムチャートに従って動作する。なお、図8のタイムチャートに示される温度および時間の各数値は、単なる一例であり、これらに限定されない。
まず、図8に示される冷房運転の場合について述べる。空気調和機30は、ユーザの入眠に適した空調制御(入眠制御)の開始時には、設定温度を1℃上げる。入眠制御は、ユーザの手足の血流を増加させ、当該ユーザの深部体温を下げることを目的とした空調制御である。なお、入眠制御は、睡眠モードにおける最初の段階の空調制御である。
ここで、携帯端末10において、上述の快眠アプリの画面には、睡眠モードを開始させるための「おやすみ」ボタン(上述のボタンJ2)が表示されているとする。この場合、ユーザがおやすみボタンを押すことで、入眠制御が開始される。この場合、入眠制御の開始時刻は、ユーザがおやすみボタンを押した時刻に一致する。但し、後述の実施形態2において述べるように、携帯端末10は、睡眠モードを自動的に開始させることもできる。
続いて、入眠制御の開始時から0.5H(30分)後に、空気調和機30は、ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するための空調制御(睡眠中制御)に移行する。睡眠中制御は、ユーザが寝苦しくない室温を保つことを目的とした空調制御である。
睡眠中制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ上げる。そして、空気調和機30は、設定温度が27℃(冷房標準設定温度)まで上昇すると、当該設定温度を27℃に保つ。
続いて、起床予定時刻(目覚ましアラームの設定時刻)の1.5H(1時間半)前になると、空気調和機30は、ユーザの起床に適した空調制御(起床制御)に移行する。
起床制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ下げる。そして、空気調和機30は、設定温度が25℃まで下降すると、当該設定温度を25℃に保つ。起床制御は、ユーザの深部体温を徐々に上げることを目的とした空調制御である。
続いて、図8に示される暖房運転の場合について述べる。なお、暖房運転の場合も、入眠制御、睡眠中制御、および起床制御のそれぞれの目的は、上述の冷房運転の場合と同様である。まず、空気調和機30は、入眠制御の開始時には、設定温度を1℃下げる。そして、入眠制御の開始時から0.5H後に、空気調和機30は、睡眠中制御に移行する。
睡眠中制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ下げる。空気調和機30は、設定温度が18℃(暖房標準設定温度)まで低下すると、当該設定温度を18℃に保つ。そして、起床予定時刻の1.5H前になると、空気調和機30は、起床制御に移行する。起床制御では、空気調和機30は、0.5Hごとに設定温度を1℃ずつ上げる。そして、空気調和機30は、設定温度が21℃まで上昇すると、当該設定温度を21℃に保つ。
以上のように、図8のタイムチャートは、入眠制御の開始時刻(睡眠モードの開始時刻)と起床予定時刻との両方を考慮して設定されている。つまり、空調制御部24は、入眠制御の開始時刻と起床予定時刻との両方を用いて、当該タイムチャートを生成している。すなわち、空調制御部24は、入眠制御の開始時刻と起床予定時刻とを基準として、室内の温度を経時的に変化させるように、空気調和機30を動作させる。
ところで、従来の空気調和機では、ユーザの入眠開始に相当する時刻(例えば、睡眠モードボタンをユーザが押した時刻、または空気調和機のタイマーオフ時刻をセットした時刻)のみに基づいて、室内の温度を経時的に変化させることが一般的であった。
他方、上述のように、空調システム100では、空調制御部24は、睡眠モードが開始されると、当該睡眠モードの開始時刻のみならず、ユーザの起床予定時刻をさらに考慮して、室内の温度を経時的に変化させることができる。このため、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
続いて、図7を再び参照し、睡眠準備から起床時までの各段階における、空調システム100の各部の処理の流れについて述べる。図7において、S1〜S8は、睡眠準備時(睡眠準備モード)における処理である。また、S11〜S39は、入眠時から起床時までの各段階(睡眠モード)における処理である。より具体的には、S11〜S17は、入眠時の処理であり、S21〜S23は睡眠時の処理であり、S31〜S39は起床時の処理である。
(睡眠準備時の処理)
はじめに、S1〜S8について説明する。一例として、上述の図4に示されるように、携帯端末10における快眠アプリの画面には、睡眠準備モードを開始させるための「おやすみ準備」ボタン(上述のボタンJ1)が表示されているとする。
まず、携帯端末10において、入力部11bは、ユーザによるおやすみ準備ボタンの押下を、ユーザの操作として受け付ける(S1)。そして、モード設定部14は、空調制御部24(クラウドサーバ20)に、空気調和機30を睡眠準備モードに切り替えるためのモード切替指令を与える(S2)。
なお、睡眠準備モードに切り替えるとは、空気調和機30が睡眠準備モード以外の運転モード(例えば通常運転モード)で既に動作している場合に、動作中の運転モードから睡眠準備モードに切り替えることを意味する。
しかし、これに限らず、モード切替指令に応じて、空気調和機30が停止状態(携帯端末10およびリモコン等の端末装置からの運転に関する指示を待機している状態)から、睡眠準備モードに立ち上がることもできる。
そして、空調制御部24は、上記モード切替指令を受けると、第1指令を空気調和機30に与え、当該空気調和機30を睡眠準備モードで動作させる(S3)。空気調和機30は、上述の第1指令を受けて、睡眠準備モードでの空調制御を行う(S4)。
また、空気調和機30は、睡眠準備モードにおいて、赤外線センサ35を動作させ、寝室にユーザが存在しているか否かを確認する。そして、空気調和機30は、赤外線センサ35の検出結果(室内(例:寝室)にユーザが存在しているか否かを示す情報)を、空調制御部24に与える(S5)。
そして、空調制御部24は、赤外線センサ35の検出結果に応じて、第1指令の内容を変更する。これにより、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、睡眠準備モードにおける空気調和機30の動作を切り替えることが可能となる。
例えば、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合には、当該ユーザが存在していない場合に比べて、室内の温度を緩やかに変化させるように、空気調和機30を動作させてよい。
一例として、冷房運転の場合、室内の温度を急速に下げると、ユーザが寒さを感じてしまい、ユーザによって不快感を与える可能性がある。そこで、室内にユーザが存在している場合には、室内の温度を急速に下げないようにすることで、ユーザに不快感を与えないように、当該ユーザの入眠に適した室内環境を整えることができる。
他方、空調制御部24は、室内にユーザが存在していない場合には、当該ユーザが存在している場合に比べて、室内の温度を急速に変化させるように、空気調和機30を動作させてよい。室内にユーザが存在していない場合には、ユーザの上記不快感を考慮しなくてもよいので、室内の温度を急速に変化させることで、ユーザの入眠に適した室内環境をより速やかに整えることができる。
このように、赤外線センサ35の検出結果を応じて空調制御を行えば(つまり、第1指令の内容を変更すれば)、室内におけるユーザの存在の有無を考慮して、当該ユーザの入眠に適した室内環境を整えることができる。このため、より快適な睡眠環境をユーザに提供できる。
また、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、空気調和機30から室内へと送出される風の向きを変更してもよい。一例として、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合には、上述の図6の風向1によって、空気調和機30に送風を行わせてもよい。風向1での送風によれば、風向2〜6に比べて、ユーザに風が直接当たりにくい。このため、例えば冷房運転の場合に、当該ユーザが感じる寒さを低減できる。
他方、空調制御部24は、室内にユーザが存在していない場合には、例えば風向2〜6のいずれかによって、空気調和機30に送風を行わせてもよい。風向2〜6での送風によれば、風向1に比べて、室内全体に冷風がより速やかに行き渡るので、室内の温度をより急速に変化させることができる。また、風向2〜6での送風によって、寝具をより直接的に冷やすこともできる。このため、ユーザの入眠に適した室内環境をより速やかに整えることができる。
また、空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、空気調和機30から室内へと送出される風の量(風量)を変更させてもよい。一例として、空調制御部24は、室内にユーザが存在していない場合には、室内にユーザが存在している場合に比べて、風量を増加させてもよい。
一般的に、風量が過大となると、送風時の騒音が大きくなる。このため、室内にユーザが存在している場合には、当該騒音によって当該ユーザが聴覚的に不快感を覚えないように、風量を過大としないことが好ましい。しかしながら、室内にユーザが存在していない場合には、騒音がユーザに及ぼす影響を考慮しなくてよい。この場合、風量を増加させることで、室内の温度をより急速に変化させることができる。このため、ユーザの入眠に適した室内環境をより速やかに整えることができる。
また、空気調和機30にPCI(Plasma Cluster Ion,プラズマクラスター(登録商標)イオン)発生装置が設けられている場合には、空気調和機30は、PCIを含んだ風を送出することができる。空調制御部24は、室内にユーザが存在している場合としていない場合とで、空気調和機30から室内へと送出される風に含まれるPCIの量を変更してもよい。
例えば、室内にユーザが存在している場合には、室内にユーザが存在していない場合に比べて、風に含まれるPCIの量を増加させてもよい。これにより、清浄な空気環境を、ユーザにより速やかに提供できる。加えて、赤外線センサ35の検出結果に基づいて、ユーザが位置している方向を特定し、当該方向に向けて送風を行ってもよい。
なお、PCIは、空気環境を清浄化する帯電粒子の一例である。当該帯電粒子の種類は、空気環境を清浄化する作用をもたらすものであれば、PCIに限定されない。このため、空気調和機30には、PCI発生装置に替えて、他の種類の帯電粒子発生装置が設けられてもよい。
そして、S5の後、空調制御部24は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器制御部34から周辺機器40へと供給するように、当該周辺機器制御部34へ指令を与える(S6)。具体的には、空調制御部24は、第1指令の内容に応じて、周辺機器を時間の進行に応じて制御するためのタイムチャートを作成し、当該タイムチャートを周辺機器制御部34に与える。そして、周辺機器制御部34は、当該タイムチャートに基づいて、周辺機器40を動作させる。つまり、周辺機器制御部34は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器40に与える(S7)。なお、空調制御部24は、第1指令の内容に応じた上記タイムチャートを、赤外線センサ35の検出結果に応じて変更してもよい。
その結果、周辺機器40は、第2指令に基づく動作を行う(S8)。一例として、S8における第2指令には、照明装置41に、比較的照度が低い暖色(例:暖房の場合)または寒色(例:冷房の場合)の照明光を出力させる指令が含まれてよい。つまり、当該第2指令には、入眠前のユーザに対して、視覚的な観点から入眠に適した室内環境を提供するように、照明光の色および照度を制御する指令が含まれていてよい。
また、当該第2指令には、テレビ42に所定の音楽または音声(例:安眠用の環境音)を出力させる指令が含まれてよい。つまり、第2指令には、入眠前のユーザに対して、聴覚的な観点から入眠に適した室内環境を提供するように、テレビ42の音声出力を制御する指令が含まれていてよい。
また、当該第2指令には、アロマ発生器43に、複数種類のアロマの中から所定のアロマ(例:特定の香水の香り、入眠に効果のある香り)を選択的に発生させる指令が含まれてよい。つまり、第2指令には、入眠前のユーザに対して、嗅覚的な観点から入眠に適した室内環境を提供するように、アロマ発生器43のアロマ発生を制御する指令が含まれていてよい。
以上のように、睡眠準備モードでは、空気調和機30から周辺機器40に第2指令が与えられることにより、ユーザの視覚的、聴覚的、および嗅覚的な観点からの快適性をさらに考慮して、入眠に適した室内環境を提供できる。
なお、周辺機器制御部34は、空調制御部24から、赤外線センサ35の検出結果を取得してもよい。そして、周辺機器制御部34は、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、第2指令の内容を変化させてもよい。つまり、周辺機器制御部34は、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、周辺機器の動作を変更させてもよい。
例えば、周辺機器制御部34は、室内にユーザが存在していない場合には、照明装置41およびテレビ42をOFF状態にしてもよい。室内にユーザが存在していない場合には、ユーザの視覚面および聴覚面での快適性を考慮しなくてもよいためである。
なお、第1動作指令に、第2動作指令の内容を変更する指令を含めることもできる。この場合にも、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、周辺機器40の動作を変更することができる。
(入眠時の処理)
続いて、S11〜S17について説明する。なお、上述の図4に示されるように、快眠アプリの画面には、睡眠モードを開始させるための「おやすみボタン」(上述のボタンJ2)が表示されているとする。
まず、携帯端末10において、入力部11bは、ユーザによるおやすみボタンの押下を、ユーザの操作として受け付ける(S11)。そして、モード設定部14は、空調制御部24にモード切替指令を与え、空気調和機30を睡眠モードに切り替える(S12)。
そして、空調制御部24は、モード設定部14から上記モード切替指令を受けると、第1指令を空気調和機30に与え、当該空気調和機30を睡眠モードで動作させる(S13)。空気調和機30は、当該第1指令を受けて、上述の入眠制御を開始する(S14)。
なお、睡眠モードでは、空気調和機30の運転状態を示す運転ランプ(不図示)の照度を、暗室においてユーザが視認可能な最低限度の値まで低下させることが好ましい。また、空気調和機30のその他のランプについては、OFF状態とすることが好ましい。なお、空気調和機30等に音声コミュニケーション用のスピーカ(不図示)が設けられている場合は、空気調和機30等に発声を行わせないようにする、または、当該スピーカをOFF状態とすることが好ましい。
そして、空調制御部24は、第1指令に応じた第2指令を、周辺機器制御部34から周辺機器40へと供給するように、当該周辺機器制御部34へ指令を与える(S15)。周辺機器制御部34が、第2指令を周辺機器40に与えることにより(S16)、周辺機器40は、当該第2指令に基づく動作を行う(S17)。
一例として、S16における第2指令には、照明装置41およびテレビ42をOFF状態にする指令が含まれてよい。あるいは、当該第2指令には、子守唄のようなヒーリング音楽またはユーザが選択した好みの音楽をテレビ42に出力させる指令が含まれてよい。照明光および音響をOFFにしたり、音楽を出力したりすることにより、視覚的および聴覚的な観点から、ユーザの睡眠時に適した室内環境が提供される。
(睡眠時の処理)
続いて、S21〜S23について説明する。まず、携帯端末10において、生体センサ16(例:加速度センサ)は、ユーザの生体情報(例:ユーザの加速度)を取得する。そして、生体センサ16は、当該生体情報を、クラウドサーバ20の制御部21に与える(S21)。
上述のように、ユーザがノンレム睡眠状態となった場合には、ユーザの加速度は小さくなる。このため、ユーザの加速度の顕著な変化が、所定の時間(例:0.5H)に亘って生じていない場合には、ユーザのノンレム睡眠状態が維持されていると考えることができる。従って、制御部21は、生体情報に基づいて、当該ノンレム睡眠状態が維持されていることを確認できる。
そして、空調制御部24は、現在の時刻と上述の起床予定時刻とを用いて、上述の図8のタイムチャートを、例えば0.25H(15分)ごとに更新する。そして、空調制御部24は、タイムチャートを更新するごとに、当該タイムチャートを、空気調和機30に与える(S22)。これにより、空気調和機30は、最新のタイムチャートに応じた空調制御(睡眠中制御)を行うことができる(S23)。
このように、睡眠時にタイムチャートを更新することにより、ユーザの睡眠時に適した室内環境をより確実に維持することが可能となる。
(起床時の処理)
続いて、S31〜S39について説明する。まず、起床予定時刻の1.5H前になると、空調制御部24は、空気調和機30に第1指令を与え、空気調和機30に起床制御を行わせる(S31)。
また、空調制御部24は、当該第1指令に応じた第2指令を、周辺機器制御部34から周辺機器40へと供給するように、当該周辺機器制御部34へ指令を与える(S32)。続いて、周辺機器制御部34は、第2指令を周辺機器40に与え(S33)、その結果、周辺機器40は、第2指令に基づく動作を行う(S34)。
一例として、S33における第2指令には、起床時のユーザの目覚めを促進するために、照明装置41をON状態とし、比較的照度が高い照明光を出力させる指令が含まれてよい。また、当該第2指令には、起床時のユーザの目覚めを促進するために、テレビ42をON状態とし、所定の音楽または音声を出力させる指令が含まれてよい。なお、当該第2指令は、これらの照明光または音楽等の出力を、徐々に大きくし、起床予定時刻に最大にする指令であってもよい。
また、当該第2指令には、アロマ発生器43をOFF状態とする指令が含まれていてもよい。あるいは、当該第2指令には、起床時のユーザの目覚めを促進するために、入眠時とは別のアロマ(例:眠気覚ましに効果のある香り)を発生させる指令が含まれていてもよい。
そして、起床予定時刻が到来すると、制御部12は、携帯端末10のスピーカ(不図示)を動作させ、目覚ましアラームを鳴らす(S35)。ここで、上述の快眠アプリの画面には、目覚ましアラームを停止させるためのボタンとして、「起床」ボタン(図4では不図示)が表示されているとする。
入力部11bは、ユーザによる起床ボタンの押下を、ユーザの操作として受け付ける(S36)。その結果、モード設定部14は、目覚ましアラームを停止させる(S37)。また、モード設定部14は、空調制御部24にモード切替指令を与え、空気調和機30に、睡眠モードでの動作を終了させる(S38)。
そして、空調制御部24は、モード設定部14から上記モード切替指令を受けると、空気調和機30を、上述の通常動作モード(例:自動運転モード)で動作させる(S39)。これにより、睡眠準備時から起床時までに亘る空調制御が終了する。
また、上述の図4に示されるように、快眠アプリの画面には、睡眠準備モードまたは睡眠モードを途中で終了させるための「停止」ボタン(上述のボタンJ4)がさらに表示されてもよい。ユーザが停止ボタンを押すと、当該ユーザが起床ボタンを押す前であっても、モード設定部14は、空気調和機30を通常動作モードに切り替える指令を、空調制御部24に与える。
(空調システム100の効果)
以上のように、空調システム100では、携帯端末10のモード設定部14が、空気調和機30の運転モードを所定のモード(例:睡眠準備モードまたは睡眠モード)に切り替えた場合、(i)クラウドサーバ20の空調制御部24から、空気調和機30に第1指令が与えられるとともに、(ii)空気調和機30の周辺機器制御部34から、当該第1指令に応じた第2指令が、周辺機器40に与えられる。
当該構成によれば、クラウドサーバ20は、(i)空気調和機30を直接的に制御し、ユーザが選択した動作モード(例:睡眠準備モードまたは睡眠モード)に応じた動作を行わせるととともに、(ii)空気調和機30を介して周辺機器40を間接的に制御し、周辺機器40に、上記動作モードに応じた動作を行わせることができる。
つまり、携帯端末10は、クラウドサーバ20に指令を与え、当該クラウドサーバ20を、空気調和機30および周辺機器40を制御する中心的な制御部として動作させることができる。
ところで、上述のように、一般的な空気調和機に設けられる制御部は、処理性能が比較的低いマイコン(例:マイコン31)である場合が多い。このため、当該マイコンによって空気調和機自身および周辺機器に対する複雑な制御を行うことは容易ではなかった。
他方、空調システム100によれば、マイコン31よりも十分に高い処理性能を有する制御部21(クラウドサーバ20のプロセッサ)によって、空気調和機30および周辺機器40に対する複雑な制御を行うことが容易となる。それゆえ、空気調和機30および周辺機器40に、ユーザが選択した動作モード(例:睡眠準備モードまたは睡眠モード)に応じた多様な動作を行わせることができるので、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
また、ユーザが寝室にいない場合(例:外出している場合、寝室以外の部屋にいる場合)であっても、携帯端末10によって、クラウドサーバ20を介して、空気調和機30を睡眠準備モードで動作させることができる。このため、ユーザが寝室に入る前から、睡眠準備モードによって、入眠に適した室内環境をあらかじめ準備することもできる。
なお、本実施形態では、空調システム100の構成要素として、携帯端末10が含まれる場合を例示したが、携帯端末10は空調システム100の必須の構成要素ではない。本発明の一態様に係る空調システムは、クラウドサーバ20、空気調和機30、および周辺機器40を含んでいればよい。そして、携帯端末10は、当該空調システムと連携可能であればよい。当該構成によっても、上述の空調システム100と同様の効果を奏する。
また、携帯端末10のモード設定部14は、運転モード設定画面(快眠アプリの画面)を表示部11aに表示するときに、運転モードを設定するための各種のボタンを表示することが好ましい。当該ボタンを表示させることにより、運転モードの設定を行うための操作を、ユーザに容易に行わせることができる。
〔変形例〕
なお、上述の実施形態1では、1つのクラウドサーバ20を用いる例を説明したが、当該クラウドサーバ20の有する各機能が、複数のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。この点については、後述する各実施形態においても同様である。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(空調システム200)
図9は、本実施形態の空調システム200の要部の構成を示す機能ブロック図である。図9に示されるように、空調システム200は、上述の実施形態1の空調システム100において、携帯端末10の制御部12に学習部18(モード設定部)を付加したものである。ここで、実施形態1の各部材との区別のため、本実施形態の携帯端末を、携帯端末10aと称する。また、当該携帯端末10aの制御部を、制御部12aと称する。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、学習部18とモード設定部14とを別体の機能部として例示しているが、モード設定部14に学習部18の機能を併有させてもよい。つまり、モード設定部14と学習部18とは、一体の機能部として設けられてもよい。
学習部18は、ユーザが携帯端末10aに対して所定の操作(入力操作)を行った時刻(操作時刻)を、自動的に学習する機能(学習機能)を有する。より具体的には、学習部18は、操作時刻の履歴に対して統計処理を行い、当該操作時刻の最適値を算出(設定)する機能を有する。
なお、学習部18の学習機能は、公知の自動学習アルゴリズムによって実装されてよい。また、日々の操作時刻は、学習データベースとして記憶部17に格納されてよい。
(自動学習の第1の例)
以下、学習部18の動作の一例について述べる。以降、睡眠準備モードを開始させるための、ユーザの携帯端末10aに対する操作を、第1操作と称する。この第1操作は、例えば、ユーザが上述の図4の「おやすみ準備」ボタン(ボタンJ1)を押す操作である。また、第1操作が施された時刻を、第1操作時刻と称する。
一例として、学習部18は、日ごとの第1操作時刻の履歴に対する統計処理を行うことにより、空気調和機30の運転モードを睡眠準備モードに切り替える時刻の最適値(以降、第1時刻と称する)を設定してもよい。
例えば、学習部18は、学習データベースに記録された、本日よりも前の各日付における第1操作時刻を取得し、取得した全ての第1操作時刻の平均値(平均値A1)を算出する。次に、学習部18は、取得した全ての第1操作時刻から、平均値A1から一定時間(例:0.5H)以内の第1操作時刻のみを抽出する。次に、学習部18は、抽出した全ての第1操作時刻の平均値(平均値A2)を算出する。そして、学習部18は、平均値A2を第1時刻として設定し、当該第1時刻をモード設定部14に与える。
この場合、ユーザが第1操作を行わなくとも、モード設定部14は、学習部18によって設定された第1時刻に、空気調和機30の動作モードを睡眠準備モードへと切り替えることができる。従って、ユーザの第1操作が不要となるので、当該ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
なお、モード設定部14は、上述の第1時刻に睡眠準備モードを自動的に立ち上げる動作を、ユーザによって有効または無効にさせるための選択ボタンを、表示部11aに表示させてもよい。あるいは、モード設定部14は、ユーザがおやすみ準備ボタンを押下すると、睡眠準備モードを自動的に立ち上げる動作を無効にしてもよい。
(自動学習の第2の例)
また、学習部18の動作の別の例について述べる。以降、睡眠モードを開始させるための、ユーザの携帯端末10aに対する操作を、第2操作と称する。この第2操作は、例えば、ユーザが上述の図4の「おやすみボタン」(ボタンJ2)を押す操作である。また、第2操作が施された時刻を、第2操作時刻と称する。
学習部18は、日々の第2操作時刻の履歴に対する統計処理を行うことにより、空気調和機30の運転モードを睡眠モードに切り替える時刻の最適値(以降、第2時刻と称する)を設定してもよい。なお、第2時刻の設定方法の例は、上述の第1時刻の場合と同様であるため、説明については省略する。
この場合、ユーザが第2操作を行わなくとも、モード設定部14は、学習部18によって設定された第2時刻に、空気調和機30の動作モードを睡眠モードへと切り替えることができる。従って、ユーザの第2操作についても不要となるので、当該ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
(自動学習の第3の例)
また、上述の第1時刻をより適切に設定するための工夫について述べる。学習部18は、第1操作時刻が第1時刻よりも早い場合には、第1操作時刻が第1時刻よりも遅い場合に比べて、第1操作時刻の統計処理上の重みを大きくしてもよい。その理由は、以下の通りである。
一般的に、ユーザが通常(現在設定されている第1時刻)よりも早い時刻に第1操作を行った場合には、これまでよりも早い時間帯に、入眠に適した室内環境を整えることを要望していると考えられる。それにもかかわらず、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供を開始したのでは、ユーザの上記要望に応えられないおそれがある。
従って、ユーザの上記要望を実現するためには、第1時刻をより早い時刻に変更することが好ましいと言える。一方、第1操作時刻が第1時刻よりも遅い場合には、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供が開始されたとしても、ユーザの上記要望を満たす観点では支障が生じない。
そこで、通常よりも早い第1操作時刻については、統計処理上の重みを大きくすれば、第1時刻をより早い時刻に変更する確率を高めることができる。それゆえ、第1操作時刻の変動に対して支障を来たすことなく、入眠に適した室内環境を提供することが可能となる。
一例として、第1操作時刻に対する統計処理上の重みの変更は、以下の通り行われてよい。例えば、通常(現在設定されている第1時刻)から一定時間(例えば0.5H)よりも早い第1操作時刻を、第1操作時刻Xと称する。
ここで、第1操作時刻Xが1回のみ発生した場合には、当該第1操作時刻Xを、第1操作時刻の平均値に含めない(無視する)。他方、第1操作時刻Xが2回以上発生した場合には、2回目以降に発生した第1操作時刻Xを、第1操作時刻の平均に含める。
これに対して、通常から一定時間(例えば0.5H)よりも遅い第1操作時刻を、第1操作時刻Yと称する。ここで、第1操作時刻Yが4回以上発生するまでは、当該第1操作時刻Yを、第1操作時刻の平均値に含めない。以上の計算方法を採用すれば、第1操作時刻Xは、第1操作時刻Yに比べて、統計処理上の重みが大きくなる。
(補足事項)
なお、一部の操作時刻については、必ずしも学習部18に学習(統計処理)を行わせる必要がない。以下、その一例について述べる。以降、睡眠モードを終了させるための、ユーザの携帯端末10aに対する操作を、第3操作と称する。この第3操作は、例えば、ユーザが上述の「起床ボタン」を押す操作である。また、第3操作が施された時刻を、第3操作時刻と称する。
この第3操作時刻については、学習部18に学習を行わせる必要はない。起床時刻(ユーザが目覚ましアラームを停止させる時刻)は、ユーザが随意に決定すべきものであるためである。つまり、学習によって自動的に設定された時刻に、ユーザを意に反して起床させる必要はないためである。
〔実施形態3〕
以下、制御部21および学習部18の動作のバリエーションについて、2通りの例を説明する。
(第1の例)
ところで、上述のように、制御部21は、生体情報に基づいて、ユーザの睡眠状態を確認できる。そこで、当該生体情報に基づいて、ユーザの入眠時刻および起床時刻を算出(推定)する機能を、制御部21に付加してもよい。以下、制御部21が算出したユーザの入眠時刻および起床時刻を、入眠推定時刻および起床推定時刻と称する。
学習部18は、入眠推定時刻および起床推定時刻に対する学習をさらに行ってもよい。これにより、ユーザの実際の睡眠状態に応じた空調制御が可能となるため、当該ユーザにとってさらに快適な睡眠環境を提供することができる。
(第2の例)
また、寝室において複数のユーザ(例:夫婦)が共に就寝する場合を考える。一般的に、人が快適と感じる空調環境には個人差があるため、複数のユーザにとって快適な睡眠環境を提供するには、このような個人差を考慮することが好ましい。
そこで、各ユーザの睡眠状態を評価する機能を制御部21にさらに付加し、学習部18に当該評価結果に基づく学習をさらに行わせてもよい。一例として、当該評価結果において、夫が室温の高さによって寝苦しさを感じていることが示されている場合を考える。
例えば、学習部18は、上記評価結果に基づく学習結果を用いて、複数のユーザの睡眠中に、夫の方のみに冷風を向けるように、空気調和機30の風向きを変更するタイミングを特定してよい。なお、夫の寝苦しさの評価を、学習による評価結果によるのではなく、生体センサが頻繁な寝返りを検出したことに基づいて随時行ってもよい。これにより、夫婦ともにより快適な空調制御を提供できる。このように、各ユーザの個人差を考慮した空調制御のパターンを、学習結果を用いて設定することで、複数のユーザにとって快適な睡眠環境を提供できる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空調システム100・200の制御ブロック(特に制御部12・12a、制御部21、およびマイコン31)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空調システム100・200は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空調システム(100)は、室内(例:寝室)の空調を行う空気調和機(30)と、上記室内に設けられた周辺機器(40)と、端末装置(携帯端末10)と、通信ネットワーク(90)を介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置(クラウドサーバ20)と、を備えた空調システムであって、上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部(24)を備えており、上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部(34)を備えており、上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部(14)を備えており、上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与える。
上記の構成によれば、端末装置のモード設定部が、空気調和機の運転モードを睡眠準備モードに切り替えた場合、サーバ装置の空調制御部から、空気調和機に第1指令が与えられる。加えて、空気調和機の周辺機器制御部からは、第1指令に応じた第2指令が、周辺機器に与えられる。
ところで、上述のように、一般的な空気調和機に設けられる制御部は、マイコン(マイクロコンピュータ)である場合が多い。これに対し、サーバ装置の制御部(プロセッサ)は、マイコンよりも処理性能が比較的高い。
従って、上述の構成によれば、サーバ装置は、マイコンよりも高い処理性能を有する制御部によって、(i)空気調和機を直接的に制御して睡眠準備モードに応じた動作を行わせるととともに、(ii)当該空気調和機を介して周辺機器を間接的に制御し、当該周辺機器に睡眠準備モードに応じた動作を行わせることができる。
すなわち、サーバ装置の制御部によって、空気調和機および周辺機器に対する複雑な制御を行うことが容易となる。このため、空気調和機および周辺機器に、睡眠準備モードに応じた多様な動作を行わせることができるので、従来よりも快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
また、ユーザが上記室内にいない場合(例:外出している場合、寝室以外の部屋にいる場合)であっても、端末装置によって、サーバ装置を介して、空気調和機を睡眠準備モードで動作させることができる。このため、ユーザが寝室に入る前から、睡眠準備モードによって、入眠に適した室内環境をあらかじめ準備することもできる。
本発明の態様2に係る空調システムは、上記態様1において、上記空気調和機が、上記室内に上記ユーザが存在していることを検出するセンサ(赤外線センサ35)をさらに備えており、上記睡眠準備モードにおいて、上記空調制御部は、上記センサの検出結果に応じて、上記第1指令の内容を変更してもよい。
上記の構成によれば、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、睡眠準備モードにおける空気調和機の動作を変更できる。例えば、室内にユーザが存在していない場合には、ユーザが存在している場合に比べて、室内の温度を急激に変化させることができる。
また、周辺機器制御部は、第1動作指令に応じた第2動作指令を周辺機器に与えるので、周辺機器に第1動作指令の内容変更に応じた動作を行わせることができる。それゆえ、さらに快適な睡眠環境をユーザに提供することも可能となる。
このように、ユーザの存在の有無を考慮して、入眠のための環境を整えることができるので、より快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
なお、第1動作指令に、第2動作指令の内容を変更する指令を含めることもできる。この場合にも、室内にユーザが存在している場合と存在していない場合とで、周辺機器の動作を変更することができる。
本発明の態様3に係る空調システムは、上記態様1または2において、上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替えた場合、上記空調制御部は、上記睡眠モードの開始時刻と、あらかじめ設定された上記ユーザの起床予定時刻とを基準として、当該睡眠モードにおける上記室内の温度を変化させてもよい。
ところで、上述のように、従来の空気調和機では、ユーザの入眠開始に相当する時刻(例えば、睡眠モードボタンをユーザが押した時刻、または空気調和機のタイマーオフ時刻をセットした時刻)のみに基づいて、室内の温度を経時的に変化させることが一般的であった。他方、上記の構成によれば、睡眠モードが有効になると、睡眠モードの開始時刻のみならず、ユーザの起床予定時刻をさらに考慮して、室内の温度を経時的に変化させることができるので、さらに快適な睡眠環境をユーザに提供することが可能となる。
本発明の態様4に係る空調システムは、上記態様1から3のいずれか1つにおいて、上記睡眠準備モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第1操作として、上記モード設定部(学習部18)は、上記第1操作が施された時刻である第1操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替える時刻である第1時刻を設定してもよい。
上記の構成によれば、モード設定部において、例えば日ごとの第1操作時刻の履歴に対する統計処理を行う(換言すれば、第1操作時刻の自動学習)を行うことにより、第1時刻が設定される。従って、ユーザが第1操作を行わなくとも、自動的に睡眠準備モードへの切り替えを行うことが可能となる。それゆえ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本発明の態様5に係る空調システムは、上記態様4において、上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも早い場合には、上記モード設定部は、上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも遅い場合に比べて、上記第1操作時刻の統計処理上の重みを大きくしてもよい。
上述のように、一般的に、ユーザが通常よりも早い時刻に第1操作を行った場合には、これまでよりも早い時間帯に、入眠に適した室内環境を整えることを要望していると考えられる。それにもかかわらず、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供を開始したのでは、ユーザの上記要望に応えられないおそれがある。従って、ユーザの上記要望を実現するためには、第1時刻をより早い時刻に変更することが好ましいと言える。一方、第1操作時刻が第1時刻よりも遅い場合には、第1時刻に、入眠に適した室内環境の提供が開始されたとしても、ユーザの上記要望を満たす観点では支障が生じない。
そこで、上記の構成によれば、通常よりも早い第1操作時刻について、統計処理上の重みを大きくすることにより、第1時刻をより早い時刻に変更する確率を高めることができる。それゆえ、第1操作時刻の変動に対して支障を来たすことなく、入眠に適した室内環境を提供することが可能となる。
本発明の態様6に係る空調システムは、上記態様1から5のいずれか1つにおいて、上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、上記睡眠モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第2操作として、上記モード設定部は、上記第2操作が施された時刻である第2操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替える時刻である第2時刻を設定してもよい。
上記の構成によれば、ユーザが第2操作を行わなくとも、自動的に睡眠モードへの切り替えを行うことが可能となる。それゆえ、ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
本発明の態様7に係る端末装置は、サーバ装置が、室内の空調を行う空気調和機に、所定の運転モードに応じた動作を行わせ、上記空気調和機が、上記室内に設けられた周辺機器の動作を制御するように構成された空調システムと連携する端末装置であって、少なくとも画像を表示する表示部(11a)と、上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、上記サーバ装置と通信する通信部(15)とを備え、上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面(例:図4に示される快眠アプリの画面)を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタン(ボタンJ1)を表示する。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る空調システムと同様の効果を奏する。また、表示部にボタンが表示されるので、睡眠準備モードの設定を行うための操作をユーザに容易に行わせることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10,10a 携帯端末(端末装置)
11a 表示部
14 モード設定部
15 通信部
18 学習部(モード設定部)
35 赤外線センサ(センサ)
20 クラウドサーバ(サーバ装置)
24 空調制御部
30 空気調和機
34 周辺機器制御部
40 周辺機器
90,90a,90b 通信ネットワーク
100,200 空調システム
J1 ボタン

Claims (7)

  1. 室内の空調を行う空気調和機と、
    上記室内に設けられた周辺機器と、
    端末装置と、
    通信ネットワークを介して、上記空気調和機および上記端末装置に接続されたサーバ装置と、を備えた空調システムであって、
    上記サーバ装置は、上記空気調和機を制御する空調制御部を備えており、
    上記空気調和機は、上記周辺機器を制御する周辺機器制御部を備えており、
    上記端末装置は、上記空気調和機の運転モードを切り替えるモード設定部を備えており、
    上記運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するモードである睡眠準備モードが含まれており、
    上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替えた場合、
    上記空調制御部は、上記空気調和機を上記睡眠準備モードで動作させる第1指令を上記空気調和機に与え、
    上記周辺機器制御部は、上記第1指令に応じた第2指令を、上記周辺機器に与えることを特徴とする空調システム。
  2. 上記空気調和機は、上記室内に上記ユーザが存在していることを検出するセンサをさらに備えており、
    上記睡眠準備モードにおいて、
    上記空調制御部は、上記センサの検出結果に応じて、上記第1指令の内容を変更することを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、
    上記モード設定部が、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替えた場合、
    上記空調制御部は、上記睡眠モードの開始時刻と、あらかじめ設定された上記ユーザの起床予定時刻とを基準として、当該睡眠モードにおける上記室内の温度を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 上記睡眠準備モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第1操作として、
    上記モード設定部は、上記第1操作が施された時刻である第1操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠準備モードに切り替える時刻である第1時刻を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空調システム。
  5. 上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも早い場合には、
    上記モード設定部は、上記第1操作時刻が上記第1時刻よりも遅い場合に比べて、上記第1操作時刻の統計処理上の重みを大きくすることを特徴とする請求項4に記載の空調システム。
  6. 上記運転モードには、上記ユーザの睡眠時に適した室内環境を提供するモードである睡眠モードがさらに含まれており、
    上記睡眠モードを開始させるための、上記ユーザの上記端末装置に対する入力操作を第2操作として、
    上記モード設定部は、上記第2操作が施された時刻である第2操作時刻に対する統計処理を行うことにより、上記運転モードを上記睡眠モードに切り替える時刻である第2時刻を設定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の空調システム。
  7. サーバ装置が、室内の空調を行う空気調和機に、所定の運転モードに応じた動作を行わせ、上記空気調和機が、上記室内に設けられた周辺機器の動作を制御するように構成された空調システムと連携する端末装置であって、
    少なくとも画像を表示する表示部と、
    上記空気調和機の上記運転モードを設定するモード設定部と、
    上記サーバ装置と通信する通信部とを備え、
    上記空気調和機の運転モードには、ユーザの入眠に適した室内環境を提供するように、上記空気調和機および上記周辺機器の各動作を設定するモードである睡眠準備モードが含まれており、
    上記モード設定部は、上記運転モードをユーザが設定するための運転モード設定画面を上記表示部に表示するときに、上記睡眠準備モードを設定するためのボタンを表示することを特徴とする端末装置。
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