JP2018035082A - フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法 - Google Patents

フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018035082A
JP2018035082A JP2016168448A JP2016168448A JP2018035082A JP 2018035082 A JP2018035082 A JP 2018035082A JP 2016168448 A JP2016168448 A JP 2016168448A JP 2016168448 A JP2016168448 A JP 2016168448A JP 2018035082 A JP2018035082 A JP 2018035082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
agent
oil
thickener
emulsified composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016168448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6865409B2 (ja
Inventor
田嶋 和夫
Kazuo Tajima
和夫 田嶋
今井 洋子
Yoko Imai
洋子 今井
宏幸 小見
Hiroyuki Komi
宏幸 小見
健太 ▲高▼田
健太 ▲高▼田
Kenta Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koike Chemical Co Ltd
Kanagawa University
Original Assignee
Koike Chemical Co Ltd
Kanagawa University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koike Chemical Co Ltd, Kanagawa University filed Critical Koike Chemical Co Ltd
Priority to JP2016168448A priority Critical patent/JP6865409B2/ja
Publication of JP2018035082A publication Critical patent/JP2018035082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6865409B2 publication Critical patent/JP6865409B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】界面活性剤を用いずとも良好な泡を形成可能な新規なフォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤及び化粧方法を提供する。【解決手段】フォーム剤作製用乳化組成物は、油相、水相、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子、及び増粘剤を含む。フォーム剤は、該乳化組成物からなる原液と、噴射剤とを含む。泡形成力を向上させる方法は、油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物中に、さらに、増粘剤を含有させることによる。【選択図】なし

Description

本発明は、フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法に関する。
フォーム剤は、皮膚用化粧料、毛髪用化粧料、洗浄用品等、様々な用途で使用されており、その原液は、従来より界面活性剤による乳化組成物が用いられている。例えば、特許文献1には、所定の両性界面活性剤による乳化組成物、及び該乳化組成物と噴射剤とを含む、エアゾール型化粧料のフォーム剤が開示されている。
特開2002−193767号公報
しかしながら、界面活性剤は、泡を形成する能力には優れるものの、例えば、化粧品として使用される場合には、ベトついたり、刺激が強い等の問題がある。また、フォーム剤を工業用のクリーナー等の用途として使用すると、洗浄面に界面活性剤が残ってしまい、白濁しやすくなるという問題がある。
他方、上記の界面活性剤に代わる乳化技術として、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を利用した、いわゆる三相乳化法が知られている。本発明者らは、三相乳化法による乳化組成物を利用したフォーム剤において、上記の界面活性剤による問題が解決できることを見出した。しかしながら、三相乳化法では、フォーム剤として利用するには改善の余地があった。
したがって、界面活性剤によらずとも、十分な泡を形成できるフォーム剤が求められている。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、界面活性剤を用いずとも良好な泡を形成可能な新規なフォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤及び化粧方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、三相乳化により得られた乳化組成物に増粘剤を含有させることで、良好な泡を形成できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 油相、水相、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子、及び増粘剤を含む、フォーム剤作製用乳化組成物。
(2) O/W型エマルションである、(1)に記載の乳化組成物。
(3) 前記増粘剤は、水素結合によりネットワーク構造を形成した多糖類を含む、(1)又は(2)に記載の乳化組成物。
(4) 前記多糖類が、増粘多糖類である、(3)に記載の乳化組成物。
(5) 前記多糖類が、デンプン、デンプン誘導体及びアルギン酸類からなる群から選択される1種以上を含む、(3)又は(4)に記載の乳化組成物。
(6) 前記増粘剤は、1質量%水溶液の20℃における粘度が、100mPa・s以上100000mPa・s以下である、(1)から(5)のいずれかに記載の乳化組成物。
(7) 自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質で形成された前記閉鎖小胞体の平均粒径が、8nm以上800nm以下であり、
前記重縮合ポリマーの粒子の平均粒径が8nm以上800nm以下である、(1)から(6)のいずれかに記載の乳化組成物。
(8) 前記油相が、エステル油、炭化水素油、シリコーン油及び植物油からなる群から選択される1種以上の油を含む、(1)から(7)のいずれかに記載の乳化組成物。
(9) (1)から(8)のいずれかに記載の乳化組成物からなる原液と、噴射剤とを含む、フォーム剤。
(10) 人体又は動物に適用される、(9)に記載のフォーム剤。
(11) 油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物中に、さらに、増粘剤を含有させることにより、泡形成力を向上させる方法。
(12) 増粘剤からなる、油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物における泡形成力向上剤。
(13) (9)又は(10)に記載のフォーム剤を、人体又は動物に適用する工程を有する、化粧方法。
本発明によれば、界面活性剤を用いずとも良好な泡を形成可能な新規なフォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤及び化粧方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されない。
<乳化組成物>
本発明の乳化組成物は、油相、水相、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子、及び増粘剤を含むフォーム剤作製用乳化組成物(以下、本明細書において、「乳化組成物」と呼称する場合がある。)である。該乳化組成物を原液として作製したフォーム剤においては、界面活性剤を用いずとも良好な泡を形成することができる。なお、「泡形成力の向上」とは、泡のキメ細かさ、泡の保持時間、泡の保持力等が向上することを意味する。
本発明の乳化組成物は、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を用いた、いわゆる三相乳化法による乳化組成物である。上記のとおり、三相乳化法による乳化組成物はフォーム剤として使用するには不十分であった。三相乳化法においては、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子が、油−水の界面に介在して、ファンデルワールス力により油相に付着することで乳化を可能とするものでる。三相乳化は、親水基と疎水基により界面張力を下げる界面活性剤による乳化となる異なるものである。本発明者らは、三相乳化法による乳化組成物に増粘剤を加えることで、フォーム剤としての使用においては不十分であった三相乳化法による乳化組成物においても、良好な泡を形成できることを見出した。よって、界面活性剤による乳化組成物と比較して、化粧品用として利用した場合、ベトツキ、刺激等を抑えることができ、また、洗浄用品として利用した場合、洗浄面に界面活性剤が残りにくいため、白濁を抑制することができる。
本発明の乳化組成物が、増粘剤を含むことで良好な泡を形成することができるのは、以下の理由によるものと推測される。
エアゾール泡沫の一般的な生成機構は、乳化組成物の油相に溶解している噴射剤が大気圧下に噴出されると噴射剤が気化することで気泡が生じる(エアゾール包装技術より)。隣接する気泡−気泡間は液相となっており、気泡−液相界面は界面活性剤分子が疎水基を気泡(気相)側に、親水基を液相側に向けた状態で存在している。噴射剤が気化すると乳化組成物の油相体積が急激に増加するが、界面活性剤による乳化組成物の場合は水相中に存在している界面活性剤分子が直ちに気泡−液相界面に移動することで気泡を維持することができる。一方、三相乳化の乳化組成物の場合、気泡−液相界面は三相乳化粒子が存在するが、噴射剤が気化した際の急激な乳化組成物の油相体積増加速度にその大きさのため三相乳化粒子の移動が追い付かず、気泡を維持しにくいが、本発明によると、増粘剤により、十分に気泡を維持することができることによるものと推測できる。
本発明の乳化組成物の形態は、特に限定されず、O/W型のエマルション構造であってもよく、W/O型のエマルション構造であってもよい。特に、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、O/W型のエマルション構造であることが好ましい。
(増粘剤)
本発明における増粘剤は、上記で述べたとおり、本発明の乳化組成物において、泡形成力を向上することができる。本発明における増粘剤の種類は、フォーム剤の泡形成能力を向上させることができるものであり、具体的には、多糖類、タンパク質(乳由来タンパク質、卵由来タンパク質、小麦タンパク質、大豆由来タンパク質、ゼラチン等)、合成高分子(ビニル系、ビニリデン系、ポリアクリル系、ポリアミド系、ポリエーテル系、ポリグリコール系、ポリビニルアルコール系、ポリアルキレンオキサイド系等、及びこれらの組合せ)等が挙げられる。これらのうち、特にフォーム剤の泡の形成力が優れることから、多糖類を用いることが好ましい。これら増粘剤は、1種単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。ただし、アレルギーを防止することを目的とした場合、アレルゲンとなる増粘剤(例えば、タンパク質)を含まないことが好ましい。
多糖類の種類は、例えば、デンプン、デンプン誘導体、デキストリン、アルギン酸類、寒天、グァーガム、ローカストビーンガム、タラガム、フェヌグリークガム、タマリンドガム、グルコマンナン、ペクチン、キサンタンガム、ジェランガム、κカラギナン、ιカラギナン、λカラギナン、ファーセレラン、カシアガム、カードラン、クイーンスシード、アラビアゴム、サクシノグルカン、グリコサミノグリカン、セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等)等が挙げられる。多糖類は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。本発明において、増粘剤として用いられる多糖類は、水素結合によりネットワーク構造を形成したものである。
本発明における多糖類は、特にフォーム剤の泡の形成力が優れることから、デンプン、デンプン誘導体及びアルギン酸類からなる群から選択される1種以上を含むことが好ましい。デンプンとしては、特に限定されないが、タピオカデンプン、米デンプン、ジャガイモデンプン馬鈴薯デンプン、甘藷デンプン、小麦デンプン、サゴデンプン、トウモロコシデンプン、片栗粉、くず粉等の天然デンプンが利用可能である。これらのうち、特にフォーム剤の泡の形成力が優れることから、タピオカデンプンを用いることが好ましい。デンプン誘導体としては、特に限定されないが、例えば、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩(オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム等)、アルキルデンプン(メチルデンプン、エチルデンプン等)、カルボキシアルキルデンプン(カルボキシメチルデンプン、カルボキシエチルデンプン等)、ヒドロキシアルキルデンプン(ヒドロキシエチルデンプン、ヒドロキシプロピルデンプン等)、ヒドロキシアルキルリン酸の金属塩酸化デンプン(ヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム等)、アセチルデンプン、アミノアセチルデンプン、アリルデンプン等を例示することができる。これらのうち、特にフォーム剤の泡の形成力が優れることから、アルケニルコハク酸デンプンの金属塩(特に、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム)を用いることが好ましい。アルギン酸類としては、特に限定されないが、例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸エステル(アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられるこれらのうち、特にフォーム剤の泡の形成力が優れることから、アルギン酸ナトリウムを用いることが好ましい。
本発明における多糖類は、水溶液の粘度が高い方が、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、上記のうち、増粘多糖類(例えば、デンプン、デンプン誘導体、アルギン酸類、寒天、グァーガム、ローカストビーンガム、タラガム、フェヌグリークガム、タマリンドガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ジェランガム、アラビアゴム等)を用いることが好ましい。同様の観点で、多糖類等の増粘剤は、1質量%水溶液の20℃における粘度が、100mPa・s以上であることが好ましく、1質量%水溶液の20℃における粘度が、500mPa・s以上であることがより好ましく、1質量%水溶液の20℃における粘度が、1000mPa・s以上であることがさらに好ましい。また、増粘剤の1質量%水溶液の20℃における粘度の上限は、特に限定されないが、粘度が高すぎると、組成物の粘性が高くなりすぎ、フォーム剤の使用感が減少する。また、粘度が高すぎると、噴射剤の気化が抑制され、エアゾール缶から噴射された後に少し遅れて発泡する現象(遅発泡)や熱や手指等で圧力を加えた時に気化が促進されパチパチと音をたてて発泡する現象(クラッキング)が生じ、フォーム剤としての使用に適さない。このことから、増粘剤の1質量%水溶液の20℃における粘度が、100000mPa・s以下であることが好ましく、80000mPa・s以下であることがより好ましく、60000mPa・s以下であることがさらに好ましい。20℃における粘度は、B型粘度計により測定する。
本発明における多糖類の重量平均分子量としては、例えば、500〜1,000,000であってもよい。なお、重量平均分子量は、サイズ排除クロマトグラフィーにより測定する。
本発明における増粘剤の含有量は、特に限定されず、例えば、組成物全体の質量に対して、0.01〜3.0質量%であってもよいが、量が大きい方が、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、0.10質量%以上であることが好ましく、0.30質量%以上であることがより好ましく、0.50質量%以上であることがさらに好ましい。他方、増粘剤の含有量が大きすぎると、粘性が高くなりすぎ、フォーム剤の使用感が減少する。このことから、本発明における増粘剤の含有量は、2質量%以下であることが好ましく、1.5質量%以下であることがより好ましく、1質量%以下であることがさらに好ましい。
(油相)
本発明における油相に含まれる油は、特に限定されないが、例えば、エステル油、炭化水素油、シリコーン油、油脂類(植物油、動物油、魚油等)、高級アルコール、高級脂肪酸、ステロール等が挙げられる。油は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらのうち、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、エステル油、炭化水素油、シリコーン油及び植物油からなる群から選択される1種以上の油を用いることが好ましい。
エステル油としては、特に限定されないが、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸オクチル、イソパルミチン酸オクチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ラウリル酸メチルヘプチル、ラウリン酸ヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン、ジカプリン酸ネオペンチルリコール、オクタン酸セチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル等が挙げられる。これらのうち、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチルを用いることが好ましい。
炭化水素油としては、特に限定されないが、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、ワセリン、流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ポリブテン、オレフィンオリゴマー等が挙げられる。これらのうち、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、スクワランを用いることが好ましい。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
シリコーン油としては、特に限定されないが、ジメチルシリコーン(例えばメチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、高重合メチルポリシロキサン等)、メチルフェニルシリコーン、環状ジメチルシリコーン(例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、シクロペンタシロキサン等)、メチルハイドロジェンシリコーン、アルコール変性シリコーン(例えばステアロキシメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン等)、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等が挙げられる。これらのうち、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、環状ジメチルシリコーンが好ましく、特にシクロペンタシロキサンを用いることが好ましい。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
油脂類としては、植物油、動物油等が挙げられる。植物油としては、コメヌカ油、オリーブ油、ホホバ油、アーモンド油、ツバキ油、トウモロコシ油、ミンク油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ヒマワリ油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、パーシック油、アサ種子油、アマニ油、落花生油、カカオ脂、ブドウ種子油、綿実油、ヤシ油、パーム油、ココナッツ油、ピスタチオ種子油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、ローズヒップ油等が挙げられる。これらのうち、フォーム剤の泡の形成力が優れることから、コメヌカ油、オリーブ油、ホホバ油、アーモンド油等を用いることが好ましい。動物油としては、牛脂、豚脂、乳脂、羊油、馬油、ミンク油、エミュウ―油、硬化油、卵黄脂肪油等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
高級アルコールは、特に限定されないが、例えば、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
高級脂肪酸は、特に限定されないが、例えば、イソステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ソルビン酸、リノール酸等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ステロールは、特に限定されないが、コレステロール、フィトステロール等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、本発明における油相に含まれる油は、紫外線吸収剤として用いられる油を用いてもよい。紫外線吸収剤として用いられる油としては、2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]安息香酸エチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸2−エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチル、パラメトキシケイ皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシジベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、フェルラ酸、アントラニル酸メンチル、ジメチコジエチルベンザルマロネート、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、2,2−メチレンビス(6−(2Hベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール)等)が挙げられる。
本発明における乳化組成物全体の質量に対する油の含有量は、特に限定されず、乳化組成物の形態や目的に応じて、適宜選択することができる。ただし、油の量が過剰であると、フォーム剤が泡を形成しにくくなる傾向があるが、本発明における乳化組成物によると、油の量が多く入っていても、泡を形成することができ、さらに、人体又は動物に適用した場合に油の量が多く入っていても、べとつきにくい。この観点において、1.0質量%以上であることが好ましく、5.0質量%以上であることがより好ましく、10.0質量%以上であることがさらに好ましく、20質量%以上であることがより一層好ましく、28質量%以上であることが最も好ましい。ただし、多すぎると、泡を形成しにくくなることから、例えば、90質量%以下であることが好ましく、60質量%以下であることがより好ましく、50質量%以下であることがさらに好ましく、40質量%以下であることがより一層好ましく、35質量%以下であることが最も好ましい。特に、本発明の乳化組成物がO/W型のエマルション構造である場合は、油の含有量が上記範囲内にあることが好ましい。
(水相)
本発明における閉鎖小胞体又は重縮合ポリマーの粒子は、乳化性能に極めて優れる。このため、乳化組成物における水の量は、0.1〜95質量%の範囲から幅広く選択することができ、乳化組成物の形態や油相の量に応じて適宜設定することができる。例えば、10〜90質量%であることが好ましく、30質〜80量%であることがより好ましく、50〜70質量%であることがさらに好ましい。特に、本発明の乳化組成物がO/W型のエマルション構造である場合は、水の含有量が上記範囲内にあることが好ましい。
(閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子)
本発明における閉鎖小胞体は、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成される。閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質としては、下記の一般式1で表されるポリオキシエチレン硬化ひまし油の誘導体もしくは一般式2で表されるようなジアルキルアンモニウム誘導体、トリアルキルアンモニウム誘導体、テトラアルキルアンモニウム誘導体、ジアルケニルアンモニウム誘導体、トリアルケニルアンモニウム誘導体、又はテトラアルケニルアンモニウム誘導体のハロゲン塩の誘導体を採用するとよい。
一般式1
Figure 2018035082
式中、エチレンオキシドの平均付加モル数であるEは、3〜100である。Eが過大になると、両親媒性物質を溶解する良溶媒の種類が制限されるため、親水性ナノ粒子の製造の自由度が狭まる。このことから、Eの上限は好ましくは50であり、より好ましくは40である。Eの下限は、フォーム剤の泡の形成力が向上することから、好ましくは5以上であり、より好ましくは10以上であり、さらに好ましくは20以上であり、最も好ましくは30以上である。
一般式2
Figure 2018035082
式中、R1及びR2は、各々独立して炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R3及びR4は、各々独立して水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、XはF、Cl、Br、I又はCHCOOである。
あるいは、リン脂質やリン脂質誘導体等を採用してもよい。リン脂質としては、下記の一般式3で示される構成のうち、炭素鎖長12のDLPC(1,2−Dilauroyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−choline)、炭素鎖長14のDMPC(1,2−Dimyristoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−choline)、炭素鎖長16のDPPC(1,2−Dipalmitoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−choline)が採用可能である。
一般式3
Figure 2018035082
また、下記の一般式4で示される構成のうち、炭素鎖長12のDLPG(1,2−Dilauroyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−glycerol)のNa塩又はNH塩、炭素鎖長14のDMPG(1,2−Dimyristoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−glycerol)のNa塩又はNH塩、炭素鎖長16のDPPG(1,2−Dipalmitoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−glycerol)のNa塩又はNH塩を採用してもよい。
一般式4
Figure 2018035082
また、リン脂質、リン脂質誘導体としては、レシチン(天然レシチン、水添レシチン等)を用いることができる。
両親媒性物質としては、フォーム剤の泡形成力が向上することから、ポリオキシエチレン硬化ひまし油の誘導体(日光ケミカルズ株式会社社製の「HCO−10」、「HCO−30」、「HCO−50」、「HCO−100」等)、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、レシチンを用いることが好ましい。
水酸基を有する重縮合ポリマーは、特に限定されず、天然高分子又は合成高分子のいずれであってもよく、用途に応じて適宜選択されてよい。ただし、安全性に優れ、一般的に安価である点で、天然高分子が好ましく、乳化機能に優れる点で以下に述べる糖ポリマーがより好ましい。なお、粒子とは、重縮合ポリマーが単粒子化したもの、又はその単粒子同士が連なったもののいずれも包含する一方、単粒子化される前の凝集体(網目構造を有する)は包含しない。上述の「多糖類」は粒子化されているものではなく、水素結合によるネットワーク構造を形成していることから、いわゆる三相乳化能を有する「重縮合ポリマーの粒子」とは、明確に異なるものである。重縮合ポリマーが粒子化されているか否かは、電子顕微鏡による観察や粒度分布計により確認することができる。水酸基を有する重縮合ポリマーは、1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
糖ポリマーは、セルロース、デンプン等のグルコシド構造を有するポリマーである。例えば、リボース、キシロース、ラムノース、フコース、グルコース、マンノース、グルクロン酸、グルコン酸等の単糖類の中からいくつかの糖を構成要素として微生物が産生するもの、キサンタンガム、アラビアゴム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、フコイダン、クインシードガム、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン、カードラン、ジェランガム、フコゲル、カゼイン、ゼラチン、デンプン、コラーゲン、シロキクラゲ多糖類等の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、セルロース結晶体、デンプン・アクリル酸ナトリウムグラフト重合体、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の半合成高分子等が挙げられる。また、糖ポリマーの他に、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキシド等の合成高分子等を用いることができる。これらは、1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
糖ポリマーは、ヒドロキシエチルセルロース、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、グァーガム、又はこれらの塩を用いることが好ましく、特に、ヒドロキシエチルセルロースを用いることが、フォーム剤の泡形成力を向上できることから好ましい。
本発明における閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子は、例えば、平均粒径8nm〜2000nm程度であってもよいが、粒径が小さい方が、フォーム剤の泡保持力が向上する。このことから、平均粒径は8nm以上800nm以下であることが好ましく、8nm以上500nm以下であることがさらに好ましい。これらの調製方法は、特許第3855203号等に開示されるとおり、三相乳化能を有する粒子の調製方法として従来公知であるため、省略する。なお、三相乳化可能な粒子か否かは、乳化に用いる親水性ナノ粒子分散液について、光散乱測定を行い、平均粒子径が、例えば、8〜400nmになっていることで判断できる。さらに調製したエマルションについて、原子間顕微鏡(AFM)観察を行い、乳化剤粒子が、油滴表面に付着していることを確認することで、判断することができる。
閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子の量は、油相の量に応じて適宜設定されてよく、特に限定されないが、合計で0.0001〜5質量%であってよい。これにより、フォーム剤の泡形成力が向上する。従来の界面活性剤と異なり、閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子は優れた乳化特性を有するため、5質量%以下(具体的には、4質量%以下、3質量%以下、2質量%以下、1.0質量%以下、0.75質量%以下)という少量でも、乳化状態を維持することができる。なお、上記量は、いずれも固形分含量である。また、閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子の量が多い方が、より多くの含んでも、フォーム剤が泡を形成できることから、乳化組成物全体の質量に対して0.10質量%以上であることが好ましく、0.30質量%以上であることがより好ましく、0.50質量%以上であることがさらに好ましく、0.70質量%以上であることが最も好ましい。
本発明における乳化組成物の内相の平均粒径は、特に限定されず、例えば、0.001μm以上であってもよいが、本発明における乳化組成物は、三相乳化によるものであるため、界面活性剤を利用した従来の乳化と比較すると、平均粒径の大きさを幅広い範囲にすることが可能である。例えば、本発明における乳化組成物がO/W型エマルション構造を有する場合、内相である油相の平均粒径は、目的や用途に応じて適宜設定してもよいが、例えば、フォーム剤の泡形成を目的として使用する場合、内相の平均粒径は、500μm以下であることが好ましく、250μm以下であることがより好ましく、100μm以下であることがさらに好ましい。なお、内相の平均粒径は、濃厚系対応粒径アナライザーFPAR−1000(大塚電子(株)製)により、測定する。
本発明における乳化組成物は、上記以外の成分の他、香料、pH調整剤、防腐剤、着色剤、抗酸化剤、界面活性剤や他の乳化剤を併用して含んでもよく、含まなくてもよい。ただし、べとつき、刺激等を抑えるという観点においては、乳化組成物中の界面活性剤の含有量は、少ない方が好ましく、例えば、乳化組成物全体の質量に対して10質量%以下(5質量%以下、1質量%以下、0.1質量%以下、0.05質量%以下、0.01質量%以下等)であることが好ましく、乳化組成物が界面活性剤を含まない方がより好ましい。
卵白等のタンパク質を用いることで、フォーム剤における泡を形成力できることが知られているが、タンパク質を用いて人体に適用する場合、タンパク質がアレルゲンとして作用することが懸念される。しかしながら、本発明は、卵白等のタンパク質を利用せずとも、十分な泡を形成できる。この観点で、本発明の乳化組成物は、タンパク質を含まないフォーム剤作製用の乳化物として利用するのに適している。
乳化組成物は、閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子を含む分散液と、油性成分とを混合してO/W型又はW/O型エマルションの組成物を調製し、これとは別に、増粘剤の水溶液を調製し、これらを混合することで調製することができる。水溶性の任意成分は、乳化前に添加してもよく、混合前に添加してもよく、混合後に添加してもよい。
<フォーム剤>
本発明におけるフォーム剤は、上述の乳化組成物からなる原液と、噴射剤とを含むものである。つまり、本発明におけるフォーム剤はエアゾールの形態で用いられる。本発明におけるフォーム剤は、上述のとおり、界面活性剤を用いずとも泡を形成することができる。
(噴射剤)
噴射剤としては、特に限定されないが、圧縮ガス、液化ガス又はこれらの混合ガスを用いることができる。液化ガスの方が、乳化組成物に溶けやすく、結果的に泡を形成しやすくなることから、噴射剤としては液化ガスを用いることが好ましい。
液化ガスとしては、特に限定されないが、例えば、ブタン、プロパン、ジメチルエーテル、フロロカーボン、液化石油ガス等が挙げられる。これらは、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
液化ガスの含有量は、特に限定されず、例えば、液化ガスと原液との合計質量に対し、0.5〜60質量%の範囲で、液化ガスの原液に対する溶解性等を考慮して適宜決定してもよい。液化ガスの量を多くすると、泡を形成する能力が向上することができることから、液化ガスの含有量は、液化ガスと原液との合計質量に対し、1.0質量%以上であることが好ましく、2.0質量%以上であることがより好ましく、3.0質量%以上であることがさらに好ましく、5.0質量%以上であること最も好ましい。
液化ガスを用いる場合の圧力は、20℃の温度における圧力が例えば、0.2〜1.0MPaのものを用いることができるが、圧力が高い方が、泡を形成する能力が向上することから、0.25MPa以上であることが好ましく、0.3MPa以上であることがより好ましい。
圧縮ガスとしては、特に限定されないが、例えば、N、CO、NO等を使用してもよく、あるいは、空気等の複数のガスの混合物を使用することができる。これらの圧縮ガスを用いた場合、泡を形成しにくくなるが、本発明のフォーム剤は、上記のとおり泡形成力に優れることから、圧縮ガスを用いても泡を形成できる。
圧縮ガスの圧力は、特に限定されないが、例えば、高圧ガス保安法で規定されているとおり、35℃で1MPa未満、かつ、常用温度で1MPa未満(例えば、0.1〜0.91MPa)とすることができる。圧力が高い方が、泡を形成する能力が向上することから、0.3MPa以上であることが好ましく、0.5MPa以上であることがより好ましい。
(フォーム剤の製造方法)
本発明におけるフォーム剤の製造は、常法にしたがって行うことができる。例えば、準備した乳化組成物からなる原液を、容器に加え、これに噴射剤を充填することで行うことができる。
フォーム剤を充填する容器は、特に限定されず、従来の公知のフォーム剤の容器として使用できるものを使用することができる。例えば、金属、樹脂、ガラス等の材質のものを使用することができる。また、必要に応じて、バルブ、アクチュエーター、キャップ等の、従来の公知のフォーム剤の容器に備え付けられるものを、容器に備えてもよい。
(用途)
本発明のフォーム剤の用途は、特に限定されず、例えば、人体用品(化粧品、医薬部外品、医薬品等)、動物用品(ペット用品等)、工業用製品(洗浄用品等)等に用いることができる。本発明のフォーム剤は、界面活性剤を用いずも、泡を形成でき、ベトツキや刺激を抑制できることから、人体又は動物に適用される用途(化粧品等)として用いるのが好適である。また、別の観点で、工業用の洗浄用品として利用した場合に、洗浄面に残りにくく、白濁しにくくなることから、本発明のフォーム剤は工業用の洗浄用品として用いるにも好適である。
<泡形成力を向上させる方法>
本発明は、油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物中に、さらに、増粘剤を含有させることにより、泡形成力を向上させる方法を包含する。
フォーム剤作製用乳化組成物は、上述の本発明の乳化組成物におけるものと同様のものを用いることができる。増粘剤は、上述の本発明の乳化組成物における増粘剤と同様のものを用いることができる。
<泡形成力向上剤>
本発明は、増粘剤からなる、油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物における泡形成力向上剤を包含する。
「泡形成力向上剤」とは、泡のキメ細かさ、泡の保持時間、泡の保持力等を向上させるための用途を意味する。
<化粧方法>
本発明は、上記フォーム剤を、人体又は動物に適用する工程を有する、化粧方法を包含する。本発明の化粧方法によると、フォーム剤において界面活性剤やタンパク質を用いずとも泡を形成できることから、人体又は動物に適用した場合に、ベトツキや刺激を抑えることができ、また、タンパク質によるアレルギーを回避することができる。人体又は動物に適用する場合、例えば、人体又は動物の皮膚表面や毛髪に対して付着させることで行うことができる。
フォーム剤は、上述の本発明のフォーム剤と同様のものを用いることができる。
<実施例1〜5、比較例1、2>
(フォーム剤の調製)
まず、後述する表1に示すとおりに、増粘剤として、多糖類であるオクテニルコハク酸デンプンNaの量を用いて多糖類水溶液を調製した。一方でジラウロイルグルタミン酸リシンNaの閉鎖小胞体の分散液を調製し、この分散液に、スクワラン、水を加えて攪拌し、O/W型エマルションの三相乳化組成物を調製した。多糖類水溶液と三相乳化組成物とを混合して水を添加し、実施例1〜5に係るフォーム剤の原液を調製した。他方、オクテニルコハク酸デンプンNaの多糖類水溶液を用いずに、O/W型エマルションの三相乳化組成物のみからなるフォーム剤の原液を、表1の処方となるように調製し、これを比較例1に係るフォーム剤の原液とした。また、オクテニルコハク酸デンプンNaと水のみからなるフォーム剤の原液を、表1の処方となるように調製し、これを比較例2に係るフォーム剤の原液とした。
調製した実施例1〜5、比較例1、2に係る原液を、耐圧ガラス瓶に収容し、次いで、原液に対して、液化ガスとして、L−0.29(ブタンとプロパンとの混合ガス、20℃における圧力:0.29MPa)を充填し、実施例1〜5、比較例1、2に係るフォーム剤を調製した。それぞれの成分の添加量は、最終的な質量比が後述する表1のとおりとなるようにした。
(評価1)
実施例1〜5、比較例1、2に係るフォーム剤について、噴射剤を充填した後に、泡の形成能を目視で観察し、泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、泡の保持力及びこれら全体を考慮してフォーム剤としての総合評価について評価を行った。
泡のキメ細やかさは、以下のとおりの基準とした。
×:泡をあまり形成できず、キメ細やかさがなかった。
△:泡がややキメ細やかであった。
〇:泡が細やかであった。
◎:泡が非常に細やかであった。
泡の保持時間は、以下のとおりの基準とした。
×:泡の形成時間が非常に短かった。
△:泡の保持時間がやや短かった。
〇:泡の保持時間が長かった。
◎:泡の保持時間が非常に長かった。
泡の保持力は、以下のとおりの基準とした。
×:泡の保持力が非常に弱かった。
△:泡の保持力がやや弱かった。
〇:泡の保持力が強かった。
◎:泡の保持力が非常に強かった。
総合評価は、以下のとおりの基準とした。
×:泡をあまり形成できず、泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、及び泡の保持力の全体的なバランスが不十分であった。
△:泡は形成できるが、泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、及び泡の保持力の全体的なバランスがやや不十分であった。
〇:泡を形成でき、泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、及び泡の保持力の全体的なバランスが良好であった。
◎:泡を形成でき、泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、及び泡の保持力の全体的なバランスが非常に良好であった。
実施例1〜5、比較例1、2に係るフォーム剤の処方及び評価結果を表1に示す。表1中の各数値は、各成分の「質量%」を示す。
Figure 2018035082
表1に示すように、増粘剤として多糖類のオクテニルコハク酸デンプンNaを含まない比較例1や閉鎖小胞体を含まない比較例2においては、泡のキメ細かやかさ、泡の保持時間、泡の保持力の評価が低かったのに対し、実施例1〜5においては、泡のキメ細かやかさ、泡の保持時間、泡の保持力の総合評価が良好であった。これにより、三相乳化物組成物に多糖類を加えることで、良好な泡を形成できることがわかった。
<実施例6〜16>
(フォーム剤の調製)
まず、後述する表2に示すとおりに、上記実施例4とは、噴射剤(L−0.29)の量を変更した点以外は、同様の手順で実施例6〜12に係るフォーム剤を調製した。噴射剤としての液化ガスの種類をL−0.49(ブタンとプロパンとの混合ガス、20℃における圧力:0.49MPa)、L−0.39(ブタンとプロパンとの混合ガス、20℃における圧力:0.39MPa)、又はL−0.69(ブタンとプロパンとの混合ガス、20℃における圧力:0.69MPa)に変更した点以外は、実施例9と同様の手順で、後述する表3に示すとおり、実施例13、15、16に係るフォーム剤を調製した。噴射剤を液化ガスであるL−0.29から圧縮ガスであるCOに変更した点以外は、上記実施例4と同様の手順で、後述する表3に示すとおり、実施例14に係るフォーム剤を調製した。
(評価2)
実施例6〜16に係るフォーム剤について、「評価1」と同様の基準で泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、泡の保持力の評価及び総合評価を行った。実施例6〜14に係るフォーム剤の処方及び評価結果を表2、3に示す。表3中の実施例14のCOの項目は、圧縮ガスの25℃における圧力(MPa)を示す。
Figure 2018035082
Figure 2018035082
表2、3に示すように、L−0.29の量が多い方が、泡の総合評価が高いことが示された。これは、増粘剤が水相に溶けており、水相の気化時に生じる泡が増粘剤の影響を受けるために、L−0.29の量が多い方が水相の気化時の勢いが強くなり、そのために泡の形成能が高くなり、結果的に泡の総合評価が良好となったためと推測される。また、L−0.29を用いた実施例9より実施例13、15、16の方が、泡の総合評価が高いことが示された。これはL−0.29よりL−0.49の方が圧力が高くて、L−0.29の量が多い方が水相の気化時の勢いが強くなり、そのために泡の形成能が高くなり、結果的に泡の総合評価が良好となったためと推測される。また、圧縮ガスを用いた実施例14より、液化ガスを用いた実施例の方が、全体的に泡の保持時間が高い傾向にあることが示された。これは、圧縮ガスが乳化組成物に溶ける量が少ないために、液化ガスに比べ水相の気化時の勢いが低い傾向にあることに起因すると推測される。
<実施例17、18>
(フォーム剤の調製)
まず、上記実施例4とは、増粘剤の種類をタピオカデンプン又はアルギン酸Naに変更した点以外は、同様の手順で、後述する表4に示すとおりに、実施例17、18に係るフォーム剤を調製した。
(評価3)
実施例17、18に係るフォーム剤について、「評価1」と同様の基準で泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、泡の保持力の評価及び総合評価を行った。上述の実施例4、17、18に係るフォーム剤の処方及び評価結果を表4に示す。
Figure 2018035082
表4に示すように、オクテニルコハク酸デンプンNa、タピオカデンプン、アルギン酸類の全てにおいて、泡の総合評価が高かった。特に、アルギン酸Naを用いたときの泡の総合評価が優れていることがわかった。
<実施例19〜22>
(フォーム剤の調製)
まず、上記実施例4とは、乳化に用いる三相乳化の粒子を、HCO−10(ポリオキシエチレン硬化ひまし油の誘導体)、HCO−30(ポリオキシエチレン硬化ひまし油の誘導体)、レシノール(水添レシチン)、又はヒドロキシエチルセルロースに変更した点以外は、同様の手順で、後述する表5に示すとおりに、実施例19〜22に係るフォーム剤を調製した。
(評価4)
実施例19〜22に係るフォーム剤について、「評価1」と同様の基準で泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、泡の保持力の評価及び総合評価を行った。上述の実施例4、実施例19〜22に係るフォーム剤の処方及び評価結果を表4に示す。
Figure 2018035082
表5に示すように、実施例19〜22に係るフォーム剤の全てにおいて、良好な泡を形成できたことが示された。これにより、三相乳化粒子として、HCO−10(ポリオキシエチレン硬化ひまし油)、HCO−30(ポリオキシエチレン硬化ひまし油)、レシノール(水添レシチン)、又はヒドロキシエチルセルロースを用いても、良好な泡を形成できることがわかった。
また、HCO−10の平均粒子径は500nmで、HCO−30の平均粒子径は20nmであった。実施例20が実施例19より評価が高かったのは、このように平均粒子径が小さくて、泡の発生に追従しやすく、泡形成しやすくなるためと推測される。
<実施例23〜27>
(フォーム剤の調製)
油相に用いる油の種類を、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、又はエチルヘキサン酸セチルに変更した点以外は、上記実施例4と同様の手順で、後述する表6に示すとおりに、実施例23〜25に係るフォーム剤を調製した。
油相に用いる油を、コメヌカ油、オリーブ油、ホホバ油、及びアーモンド油の混合物に変更した点以外は、上記実施例4と同様の手順で、後述する表7に示すとおりに、実施例26に係るフォーム剤を調製した。後述する表7に示すとおりに、各成分の量を変更した点以外は、実施例26と同様の手順で実施例27に係るフォーム剤を調製した。
(評価5)
実施例23〜27に係るフォーム剤について、「評価1」と同様の基準で泡のキメ細やかさ、泡の保持時間、泡の保持力の評価及び総合評価を行った。上述の実施例4、実施例23〜27に係るフォーム剤の処方及び評価結果を表6、7に示す。
Figure 2018035082
Figure 2018035082
表6、7に示すように、スクワランのような炭化水素油のみでなく、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチルのようなエステル油、シクロペンタシロキサンのようなシリコーン油、コメヌカ油、オリーブ油、ホホバ油、アーモンドのような植物油においても、良好な泡を形成できたことが示された。特に、植物油を用いたときに、泡の総合評価が高いことがわかった。また、実施例27のように油全体の量を約30質量%と多くしても、良好な泡を形成できることがわかった。

Claims (13)

  1. 油相、水相、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子、及び増粘剤を含む、フォーム剤作製用乳化組成物。
  2. O/W型エマルションである、請求項1に記載の乳化組成物。
  3. 前記増粘剤は、水素結合によりネットワーク構造を形成した多糖類を含む、請求項1又は2に記載の乳化組成物。
  4. 前記多糖類が、増粘多糖類である、請求項3に記載の乳化組成物。
  5. 前記多糖類が、デンプン、デンプン誘導体及びアルギン酸類からなる群から選択される1種以上を含む、請求項3又は4に記載の乳化組成物。
  6. 前記増粘剤は、1質量%水溶液の20℃における粘度が、100mPa・s以上100000mPa・s以下である、請求項1から5のいずれかに記載の乳化組成物。
  7. 自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質で形成された前記閉鎖小胞体の平均粒径が、8nm以上800nm以下であり、
    前記重縮合ポリマーの粒子の平均粒径が8nm以上800nm以下である、請求項1から6のいずれかに記載の乳化組成物。
  8. 前記油相が、エステル油、炭化水素油、シリコーン油及び植物油からなる群から選択される1種以上の油を含む、請求項1から7のいずれかに記載の乳化組成物。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の乳化組成物からなる原液と、噴射剤とを含む、フォーム剤。
  10. 人体又は動物に適用される、請求項9に記載のフォーム剤。
  11. 油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物中に、さらに、増粘剤を含有させることにより、泡形成力を向上させる方法。
  12. 増粘剤からなる、油相、水相、及び自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むフォーム剤作製用乳化組成物における泡形成力向上剤。
  13. 請求項9又は10に記載のフォーム剤を、人体又は動物に適用する工程を有する、化粧方法。
JP2016168448A 2016-08-30 2016-08-30 フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法 Active JP6865409B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168448A JP6865409B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168448A JP6865409B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018035082A true JP2018035082A (ja) 2018-03-08
JP6865409B2 JP6865409B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=61565408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016168448A Active JP6865409B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6865409B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019021801A1 (ja) * 2017-07-28 2019-01-31 学校法人神奈川大学 皮膚外用剤及びその製造方法
CN112957279A (zh) * 2021-02-26 2021-06-15 广州米卡美妆有限公司 一种水凝胶粒子及其在个人护理产品制备中的应用
JP7376020B2 (ja) 2018-04-25 2023-11-08 小池化学株式会社 霧化用エアゾール作製用乳化組成物、シャーベット化用エアゾール作製用乳化組成物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015365A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Koike Kagaku Kk エアゾール型洗浄消毒剤
JP2014005240A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Daizo:Kk 発泡性エアゾール組成物
JP2016079107A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 学校法人神奈川大学 エアゾール作成用乳化組成物、及びエアゾール剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015365A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Koike Kagaku Kk エアゾール型洗浄消毒剤
JP2014005240A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Daizo:Kk 発泡性エアゾール組成物
JP2016079107A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 学校法人神奈川大学 エアゾール作成用乳化組成物、及びエアゾール剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019021801A1 (ja) * 2017-07-28 2019-01-31 学校法人神奈川大学 皮膚外用剤及びその製造方法
JPWO2019021801A1 (ja) * 2017-07-28 2020-07-16 学校法人神奈川大学 皮膚外用剤及びその製造方法
JP7376020B2 (ja) 2018-04-25 2023-11-08 小池化学株式会社 霧化用エアゾール作製用乳化組成物、シャーベット化用エアゾール作製用乳化組成物
CN112957279A (zh) * 2021-02-26 2021-06-15 广州米卡美妆有限公司 一种水凝胶粒子及其在个人护理产品制备中的应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP6865409B2 (ja) 2021-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6339376B2 (ja) 化粧料
CN101791277B (zh) 减少眼部刺激的个人护理组合物
JP6865409B2 (ja) フォーム剤作製用乳化組成物、フォーム剤、泡形成力を向上させる方法、泡形成力向上剤、及び化粧方法
KR20110102336A (ko) 휘발성물질과 테르펜 알콜을 함유한 개인위생조성물
JP6417181B2 (ja) エアゾール作製用乳化組成物、及びエアゾール剤
US9913786B2 (en) Moisturizing composition which may be applied to wet skin in the form of an oil-in-water emulsion; moisturizing care process
JP2023029558A (ja) 水中油型乳化組成物及びその製造方法並びに製品
JP2005255669A (ja) 水中油型日焼け止め化粧料
JP6036874B2 (ja) クレンジング組成物及びクレンジング用品
JP5778908B2 (ja) 水中油型乳化組成物
JP6792353B2 (ja) 油中水型乳化組成物
JP6976543B2 (ja) 起泡性乳化組成物、起泡性組成物、起泡物、起泡性を向上させる方法、起泡性向上剤、及び泡の固さを調整する方法
JP6850599B2 (ja) 水中油型乳化組成物および皮膚外用剤
JP4659510B2 (ja) W/o/w型エマルション組成物
US6890519B2 (en) Silicone oil/cosolvent system concentrated in active liposoluble cosmetic substance(s), corresponding cosmetic emulsion and formulation
JP5656272B1 (ja) クレンジング組成物及びクレンジング用品
JP7376020B2 (ja) 霧化用エアゾール作製用乳化組成物、シャーベット化用エアゾール作製用乳化組成物
JP3765119B2 (ja) 高含水油中水型乳化組成物及びその製造方法
JP4150280B2 (ja) 高内水相油中水型乳化化粧料
CN105636574A (zh) 包含连续油相的可发泡的个人护理组合物
JPWO2019187703A1 (ja) 水中油滴型の微細エマルション型化粧料
JP6031182B1 (ja) 水中油型乳化組成物の製造方法
JP2020121943A (ja) 皮膚又は粘膜の外用剤及びその製造方法、並びに皮膚又は粘膜の外用剤の基剤
JP6792632B2 (ja) 乳化化粧料
KR102375497B1 (ko) 크래킹 에어로졸 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6865409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250