JP2018028930A - 有価媒体処理装置及び有価媒体処理方法 - Google Patents

有価媒体処理装置及び有価媒体処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有価媒体を有価媒体処理装置の出金部から出金する際に、通帳プリンタ等の通帳印字手段を用いることなく、リーダライタである記録部に記録媒体をかざすことによって、出金部から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を記録媒体に電子的に記録させることができる有価媒体処理装置及び有価媒体処理方法を提供する。【解決手段】有価媒体処理装置は、有価媒体を収容する収容部と、有価媒体を出金するための出金部31と、記録媒体に電子的に記録するリーダライタである記録部75と、を備え、記録媒体は、出金部31から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を記録する機能を有する。【選択図】図12

Description

本発明は、紙幣、硬貨、小切手、商品券、バーコードチケット、チップ、コイン等の有価媒体を処理する有価媒体処理装置及び有価媒体処理方法に関する。
百貨店、スーパーマーケット等の小売店では、その出納室に入金機又は入出金機が設置されている。このような入金機又は入出金機には、施設内の直営店やテナント等の店舗で売り上げられた売上金が運ばれて入金されることとなる。また、入出金機の場合には、このような入金の他に、釣銭準備金を出金する際に利用される。
従来から、直営店及びテナント店が含まれる小売店の各レジスタの売上を精算する売上精算システムで用いられ、直営店及びテナント店によって共用される管理装置が知られている(特許文献1参照)。この特許文献1では、テナントによる入金の場合、セットされた通帳に入金金額を印字する通帳プリンタが開示されている。このような通帳プリンタを採用している場合には、通帳プリンタで印字された入金金額と予めジャーナル等に印字された売上金額とが合致しているか否かが入金者(入金処理を行う者)及び/又はその管理者によって目視で確認される。
特許第3559652号
本発明は、有価媒体を有価媒体処理装置の出金部から出金する際に、通帳プリンタ等の通帳印字手段を用いることなく、リーダライタである記録部に記録媒体をかざすことによって、出金部から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を記録媒体に電子的に記録させることができる有価媒体処理装置及び有価媒体処理方法を提供する。
本発明による有価媒体処理装置は、
有価媒体を収容する収容部と、
有価媒体を出金するための出金部と、
記録媒体に電子的に記録するリーダライタである記録部と、
を備え、
前記記録媒体は、前記出金部から出金された前記有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を記録する機能を有する
ことを特徴とする。
本発明による有価媒体処理装置は、
出金処理が終了した後に、前記記録部による前記記録媒体への当該情報の記録が行われない場合に、当該情報が記録されていない旨を報知する報知部を更に備えていてもよい。
本発明による有価媒体処理装置は、
出金処理が終了した後に、前記記録部による前記記録媒体への当該情報の記録が行われない場合に、当該情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記記録部は、前記出金処理が終了した後において、前記記憶部に記憶された当該情報を前記記録媒体に記録可能となっていてもよい。
本発明による有価媒体処理装置において、
前記記録媒体を、前記記録部にかざすことで前記記録媒体に記録されている入金金額の一部または全部を出金可能となっていてもよい。
本発明による有価媒体処理装置において、
前記記録媒体には表示部が設けられており、
少なくとも前記出金に関する情報が前記表示部に表示されてもよい。
本発明による有価媒体処理装置において、
前記記録部は、出金処理を行う者に関する情報を前記記録媒体に記録し、
前記記録媒体は当該情報を表示してもよい。
本発明の有価媒体処理方法は、
有価媒体処理装置の収容部に有価媒体を収容する工程と、
有価媒体を有価媒体処理装置の出金部から出金する工程と、
リーダライタである記録部に記録媒体をかざすことによって、前記出金部から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を前記記録媒体に電子的に記録する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明では、有価媒体を有価媒体処理装置の出金部から出金する際に、通帳プリンタ等の通帳印字手段を用いることなく、リーダライタである記録部に記録媒体をかざすことによって、出金部から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を記録媒体に電子的に記録させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理システムの全体構成の一例を示す概略図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理システムの全体構成の別の例を示す概略図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理装置の外観を示す斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理装置の内部構成を示す側方断面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理装置の制御ブロック図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理システムで用いられる第一外部端末を示した概略図である。 図7(a)−(c)は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理システムで用いられる表示機能付き記録媒体を示した図である。 図8(a)−(e)は、本発明の第1の実施の形態で用いられる表示機能付き記録媒体の媒体表示部で表示される内容の一例を示した図である。 図9(a)−(c)は、本発明の第1の実施の形態で用いられる表示機能付き記録媒体の媒体表示部で表示される内容の別の例を示した図である。 図10(a)(b)は、本発明の第1の実施の形態で用いられる表示機能付き記録媒体の媒体表示部で表示される内容のさらに別の例を示した図である。 図11は、本発明の第1の実施の形態による有価媒体処理システムで用いられる第二外部端末を示した概略図である。 図12は、本発明の第2の実施の形態による有価媒体処理装置の外観を示す斜視図である。 図13は、本発明の第2の実施の形態による有価媒体処理装置が備えた紙葉類処理部の内部構成を示す側方断面図である。 図14は、本発明の第2の実施の形態による有価媒体処理装置が備えた硬貨処理部の内部構成を示す側方断面図である。
第1の実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る有価媒体処理装置、有価媒体処理システム及び有価媒体処理方法の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図11は本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。なお、本実施の形態では有価媒体処理装置として、紙幣、商品券等の紙葉類、並びに、硬貨を入金するための有価媒体入金機100を用いて説明するが、これはあくまでも一例であり、有価媒体入出金機400(後述する)、貨幣両替機等の様々な有価媒体処理装置を用いることができる点には留意が必要である。ところで、本願において、有価媒体とは、紙幣、硬貨、小切手、商品券、バーコードチケット、チップ、コイン等のことを意味し、本願において「貨幣」とは、硬貨、紙幣、並びに、硬貨及び紙幣の両方のことを意味する。
[全体のシステム構成]
まず、全体のシステム構成について説明する。
スーパーマーケットを例に取ると、図1に示すように、一般にスーパーマーケットには、商品を陳列した商品陳列棚等の商品陳列部280のある売り場と、売り場に併設されたレジコーナーとがある。このレジコーナーに、POSレジスタ250と、POSレジスタ250に接続された貨幣釣銭機200が設置されている。この貨幣釣銭機200は、硬貨を処理する硬貨釣銭機210と、紙幣を処理する紙幣釣銭機220と、を備えている。なお、硬貨釣銭機210と紙幣釣銭機220とは別体となっていてもよいが一体となっていてもよい。基本的には、POSレジスタ250と貨幣釣銭機200とが一対一の関係で設置されている。レジコーナーには、1組以上のPOSレジスタ250と貨幣釣銭機200が設置されており、図1に示した態様では4組のPOSレジスタ250と貨幣釣銭機200が設置されている。
上述した売り場及びレジコーナーから区切られた空間に出納室がある。この出納室内に、貨幣釣銭機200から回収された紙幣、商品券、硬貨等の有価媒体の入金を行うための一つ又は複数の有価媒体入金機100が設置されている。なお、有価媒体入金機100に入金された紙幣、商品券、硬貨等の有価媒体は、例えば、警送会社によって回収されることとなる。ところで、出納室内には、上述した有価媒体入金機100の代わりに又は有価媒体入金機100に加えて、貨幣等の有価媒体を出金する出金部31,51(後述する)を備え、貨幣釣銭機200から回収された有価媒体の入金を行だけではなく出金処理を行うこともできる一つ又は複数の有価媒体入出金機400が設置されていてもよい。この有価媒体入出金機400については、後述する第2の実施の形態で説明する。
次にショッピングセンターを例に取ると、図2に示すように、ショッピングセンターには、ショッピングセンターを経営する会社の権限下にある直営店と、ショッピングセンターを経営する会社以外の会社の権限下にあるテナント店とがある。直営店には、一組又は複数組のPOSレジスタ250と貨幣釣銭機200(より具体的には、硬貨釣銭機210及び紙幣釣銭機220)が設置されている。また、テナント店にも、一組又は複数組のPOSレジスタ250と貨幣釣銭機200が設置されている。なお、このような態様ではなく、複数のテナント店に対して一組又は複数組のPOSレジスタ250と貨幣釣銭機200が設置されることもある。このように複数のテナント店に対して一組又は複数組のPOSレジスタ250と貨幣釣銭機200が設置されている場合には、当該POSレジスタ250と貨幣釣銭機200は売り場から区切られた空間にある出納室内に設置されてもよい。更には、貨幣釣銭機200が設置されていない店舗もあり(図2の右下のテナントを参照)、このような店舗では、貨幣はPOSレジスタ250のドロア等に保管される。
上述したショッピングセンターの出納室に、貨幣釣銭機200やPOSレジスタ250のドロア等から回収された紙幣、商品券、硬貨等の有価媒体の入金を行うための一つ又は複数の有価媒体入金機100が設置されている。ショッピングセンターにおいても、有価媒体入金機100に入金された紙幣、商品券、硬貨等の有価媒体は、例えば、警送会社によって回収されて、金融機関に搬送されることとなる。ところで、ショッピングセンターの出納室内にも、上述した有価媒体入金機100の代わりに又は有価媒体入金機100に加えて、貨幣等の有価媒体を出金する出金部31,51(後述する)を備え、貨幣釣銭機200から回収された有価媒体の入金を行だけではなく出金処理を行うこともできる一つ又は複数の有価媒体入出金機400が設置されていてもよい。
[有価媒体入金機100の構成]
次に、有価媒体入金機100の構成について説明する。
図3に示すように、有価媒体入金機100は筐体11を有している。そして、有価媒体入金機100を前面から見て筐体11の右側に紙幣、商品券等の紙葉類を処理するための紙葉類処理部20が位置している。また、有価媒体入金機100を前面から見て筐体11の左側に硬貨を処理するための硬貨処理部40が位置している。また、有価媒体入金機100の筐体11の下部には、紙葉類及び硬貨を収容するための収容部60が設けられている。
まず紙葉類処理部20の構成について、図3及び図4を用いて説明する。なお、図4においては、紙葉類処理部20の構成と硬貨処理部40の構成を1枚の図面に表示するために、紙葉類処理部20及び硬貨処理部40の両者が前後に位置するように模式的に描かれていることには留意が必要である。紙葉類処理部20は、入金する紙葉類を複数枚一括して受け入れ可能な紙葉類受入部21と、紙葉類受入部21で受け入れた紙葉類のうち後述する紙葉類識別部25で識別できなかった紙葉類を返却するための紙葉類リジェクト部29と、を有し、これらの紙葉類受入部21及び紙葉類リジェクト部29が筐体11の前面上部の右側で上から順に設置されている。なお、紙葉類リジェクト部29は前面が開放しており、外部から収容された紙葉類を取り出すことができるようになっている。
紙葉類処理部20は、紙葉類受入部21で受け入れられた紙葉類を筐体11内に(図4の右方向へ向けて)1枚ずつ紙葉類を繰り出す紙葉類繰出部22と、この紙葉類繰出部22から1枚ずつ繰り出される紙葉類を受け入れて搬送する紙葉類搬送部23と、この紙葉類搬送部23により搬送される紙幣の金種、真偽、正損等や、商品券の番号等の識別を行う紙葉類識別部25と、を有している。紙葉類識別部25は紙葉類搬送部23で搬送される紙幣、商品券等の紙葉類のイメージを取得するイメージセンサを有している。
紙葉類搬送部23には、所定枚数(例えば100枚)までの紙葉類を収容するための紙葉類スタッカ28と、上述した紙葉類リジェクト部29が連結されている。なお、紙葉類搬送部23には、この紙葉類搬送部23で搬送される紙葉類を適宜分岐する複数の紙葉類分岐部39が設けられている。本実施の形態の紙葉類スタッカ28にはシャッタ28aが設けられており、シャッタ28aが開状態になると外部から紙葉類スタッカ28内に収納された紙葉類を取り出すことができ、他方、シャッタ28aが閉状態になると外部から紙葉類スタッカ28内に収納された紙葉類を取り出すことができなくなる。
また、紙葉類搬送部23には、紙葉類搬送部23から送り込まれる紙葉類を一時的に保留する紙葉類一時保留部26が連結されている。本実施の形態では、紙葉類一時保留部26は、二つの紙葉類一時保留部26a,26bを有しており、より具体的には、前方側(図4の左側)に配置された第一紙葉類一時保留部26aと、後方側(図4の右側)に配置された第二紙葉類一時保留部26bと、を有している。各紙葉類一時保留部26は、その底面が開放可能となっている。そして、例えば操作表示部71に表示された確定ボタンを押下することで入金金額等について承認されると、各紙葉類一時保留部26の底面が開放され、その結果、第一紙葉類一時保留部26aに収納されている紙葉類は後述する第一紙葉類カセット61aに送り込まれ、第二紙葉類一時保留部26bに収納されている紙葉類は後述する第二紙葉類カセット61bに送り込まれることとなる。他方、例えば操作表示部71に表示された非承認ボタンを押下したり一定時間にわたり確定ボタンを押下しないこと等によって入金金額等について非承認となったと紙葉類制御部30(後述する)が判断すると、図示しないロックが解除されて、第一紙葉類一時保留部26a内に収容された紙葉類を取り出すことができる。また、このようにロックが解除されることで、第一紙葉類一時保留部26a、第二紙葉類一時保留部26b及び紙葉類スタッカ28を一体として筐体11から引き出すことができ、引き出した第二紙葉類一時保留部26bを水平方向後方側(図4の右側)にスライドさせることで、第二紙葉類一時保留部26b内に収容された紙葉類を取り出すことができる。
上述した収容部60は、開閉可能な開閉扉63と、開閉扉63の後方側に設けられた収容空間62と、当該収容空間62に対して着脱自在に設置され、紙葉類を収容するための紙葉類収容カセット61と、当該収容空間62に対して着脱自在に設置され、硬貨を収容するための硬貨収容カセット66と、を有している。この紙葉類収容カセット61は、第一紙葉類一時保留部26aで一時保留された紙葉類を収容することができる第一紙葉類カセット61aと、第二紙葉類一時保留部26bで一時保留された紙葉類を収容することができる第二紙葉類カセット61bと、を有している。開閉扉63は閉状態でロックすることができるようになっている。
また、本実施の形態の紙葉類処理部20は、例えばインクジェットプリンタ等からなる消し込み部77を有している。この消し込み部77は、商品券に例えば回収済みであることを示す所定の内容を印字するようになっている。なお、この消し込み部77によって商品券に所定の内容を印字するか否かについては、操作表示部71を操作することで切り換えることができるようになっている。
次に、硬貨処理部40の構成について図3及び図4を用いて説明する。硬貨処理部40は、入金する硬貨を受け入れる硬貨受入部41と、硬貨受入部41で受け入れた硬貨のうち後述する硬貨識別部45で識別できなかった硬貨等をリジェクトするための硬貨リジェクト部49と、硬貨受入部41で受け入れた硬貨を収容する前に入金がキャンセルされた場合に当該硬貨を返却するための硬貨返却部47と、を有している。
また、図4に示すように、硬貨処理部40は、硬貨受入部41で受け入れられた硬貨を筐体11内に1枚ずつ繰り出す硬貨繰出部42と、この硬貨繰出部42から1枚ずつ繰り出される硬貨を受け入れて搬送する硬貨搬送部43と、この硬貨搬送部43により搬送される硬貨の金種、真偽、正損等の識別を行う硬貨識別部45と、を有している。また、硬貨搬送部43には、この硬貨搬送部43で搬送される硬貨を適宜分岐する複数の硬貨分岐部59が設けられている。また、硬貨搬送部43には、硬貨分岐部59で分岐されたリジェクト硬貨を案内するためのリジェクトシュート49aが設けられており、リジェクト硬貨は当該リジェクトシュート49aを落下して硬貨リジェクト部49へと導かれる。
また、硬貨搬送部43には、硬貨搬送部43から送り込まれる硬貨を一時的に保留し、当該硬貨の収容時には硬貨を下方の収容部60側に移動させ、他方、当該硬貨の返却時には硬貨を下方の硬貨返却部47に移動させる硬貨一時保留部46が連結されている。各硬貨一時保留部46は、下面が開放した枠体と、枠体の下面を覆うようにして設けられた底板と、を有している。そして、例えば操作表示部71に表示された確定ボタンを押下することで入金金額等について承認されると、枠体が硬貨収容カセット66側へ移動して、硬貨一時保留部46内の硬貨が硬貨収容カセット66内に送り込まれる。他方、例えば操作表示部71に表示された非承認ボタンを押下したり一定時間にわたり確定ボタンを押下しないこと等によって入金金額等について非承認となったと紙葉類制御部30が判断すると、底板が水平方向に移動して、硬貨一時保留部46内の硬貨が硬貨返却部47に送り込まれる。なお、本実施の形態では、硬貨一時保留部46が第一硬貨一時保留部46aと第二硬貨一時保留部46bを有する態様となっているが、これはあくまでも一例であり、硬貨一時保留部46は各金種に対応した複数(例えば6つ)の硬貨一時保留部を有していてもよい。そして、このように硬貨一時保留部46が各金種に対応した複数(例えば6つ)の硬貨一時保留部を有している場合には、硬貨返却部47も各金種に対応した複数(例えば6つ)の硬貨返却部を有していてもよい。
なお、硬貨リジェクト部49の後方側(図4の右側)に硬貨返却部47が設けられている。そして、上述したようにロックが解除されることで、これら硬貨リジェクト部49及び硬貨返却部47を一体として筐体11から引き出すことができ、硬貨リジェクト部49に収容された硬貨や硬貨返却部47に返却された硬貨を取り出すことができるようになっている。
上述した硬貨収容カセット66は、第一硬貨一時保留部46aで一時保留された硬貨を収容することができる第一硬貨収容カセット66aと、第二硬貨一時保留部46bで一時保留された硬貨を収容することができる第二硬貨収容カセット66bと、を有している。
本実施の形態では、操作表示部71を操作することで、第1管理権限を有する者(例えば店舗の店員)によって紙葉類収容カセット61に収容された紙葉類及び硬貨収容カセット66に収容された硬貨を回収することができる第1モードと、第2管理権限を有する者(例えば警装会社の社員)によって紙葉類収容カセット61に収容された紙葉類及び硬貨収容カセット66に収容された硬貨を回収することができる回収することができる2モードとを、適宜切り換えることができるようになっていてもよい。
上述した紙葉類収容カセット61に収容された紙幣、商品券等の紙葉類と、硬貨収容カセット66に収容された硬貨が、例えば警送会社によって回収されて、金融機関に搬送されることとなる。ところで、上述した紙葉類受入部21及び紙葉類繰出部22、並びに、硬貨受入部41及び硬貨繰出部42が、特許請求の範囲の「入金部」としての役割を果たす。
図3に示すように、有価媒体入金機100は、筐体11の上方に設置され、タッチパネル等からなり、様々な情報を表示するとともに入金者等の操作者からの入力を受け付ける操作表示部71と、正面側から見た場合に当該操作表示部71の右側に設置され、様々な情報を表示機能付き記録媒体300に記録するとともに表示機能付き記録媒体300に記録された情報を読み取る記録読取部75と、記録読取部75の下方に設けられ、表示機能付き記録媒体300を載置するための載置台76と、を備えている。記録読取部75が表示機能付き記録媒体300に紙葉類収容カセット61に収容された紙葉類の入金金額及び硬貨収容カセット66に収容された硬貨の入金金額に関する情報を記録する場合には、表示機能付き記録媒体300は、例えばこれらの入金金額の合計を表示するようになっている(図8(a)参照)。なお、本実施の形態の「記録読取部」が特許請求の範囲に記載された「記録部」の役割を果たし、本実施の形態の「操作表示部」が特許請求の範囲に記載された「表示部」の役割を果たすこととなる。本実施の形態の操作表示部71は、表示機能付き記録媒体300に表示される情報と同じ情報を少なくとも表示するようになっていてもよい。
記録読取部75は例えばリーダライタであり、記録読取部75に表示機能付き記録媒体300をかざすことで、表示機能付き記録媒体300に情報を記録することができる。また、表示機能付き記録媒体300に新たな情報(例えば今回の取引における入金金額を含む情報)を記録することで、表示機能付き記録媒体300に表示されていた古い情報(例えば前回の取引における入金金額を含む情報)が当該新たな情報に書き換えられてもよいし、所定の容量になるまで順に表示機能付き記録媒体300に書き加えられるようになってもよい。なお、表示機能付き記録媒体300に記録される情報量は当該表示機能付き記録媒体300の容量によって決まる。但し、表示機能付き記録媒体300の容量が小さいものであれば導入コストを抑えることができるが、表示機能付き記録媒体300の容量が大きいものとなると高い導入コストを要することとなる。
図5に示すように、有価媒体入金機100は、識別情報(識別辞書)、分類パターン等の様々な情報を記憶する記憶部80と、パソコン等の外部装置との接続に用いられるインターフェース90と、紙葉類処理部20を制御する紙葉類制御部30と、硬貨処理部40を制御する硬貨制御部50と、有価媒体入金機100全体を制御する本体制御部70と、を備えている。そして、本体制御部70に、操作表示部71、記録読取部75、記憶部80、インターフェース90、紙葉類制御部30及び硬貨制御部50の各々が接続されている。また、紙葉類制御部30には、紙葉類識別部25、紙葉類搬送部23、紙葉類操出部22、紙葉類分岐部39、紙葉類リジェクト部29、紙葉類一時保留部26、紙葉類スタッカ28等が接続されている。また、硬貨制御部50には、硬貨搬送部43、硬貨識別部45、硬貨操出部42、硬貨一時保留部46、硬貨分岐部59、硬貨返却部47、硬貨リジェクト部49等が接続されている。本体制御部70は当該本体制御部70に接続された各構成要素から情報を取得したり指令を与えたりするようになり、紙葉類制御部30は当該紙葉類制御部30に接続された各構成要素から情報を取得したり指令を与えたりするようになり、硬貨制御部50は当該硬貨制御部50に接続された各構成要素から情報を取得したり指令を与えたりするようになっている。
本実施の形態の有価媒体入金機100は、図5に示すように、回収元である売り場の管理者やテナント店のオーナー等が管理するメールアドレス等の予め設定されたアドレスに所定の情報を送信する送信部81を備えていてもよい。なお、本実施の形態で「所定の情報」とは、後述する、入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額に関する情報のいずれか1つ以上の情報である。
ところで、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録の有無が、入金される有価媒体の回収元に応じて変更されてもよい。一例としては、ショッピングセンター(図2参照)内に設置された直営店である場合等のように有価媒体の回収元が所定の権限下にある場合に、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録は行われず、ショッピングセンター内に設置されたテナント店である場合等のように有価媒体の回収元が所定の権限下にない場合に、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録が行われるようにしてもよい。この場合は、予め設定された実行パターンが記憶部80に記憶されている。
本実施の形態の有価媒体入金機100は、入金処理が終了した後の所定時間の間に、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合に、当該情報が記録されていない旨を報知する報知部を備えていてもよい。本実施の形態では、上述した操作表示部71がこの報知部としての役割を果たしてもよい。操作表示部71が報知部としての役割を果たす場合には、入金処理が終了した後の所定時間の間に、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合に、「表示機能付き記録媒体への記録を行って下さい」というような警告メッセージが操作表示部71に表示されるようにしてもよい。
本実施の形態の有価媒体入金システムは、図6に示すような、表示機能付き記録媒体300に売上金額に関する情報を記録させる外部記録部261を有する第一外部端末260を備えていてもよい。当該第一外部端末260は、スーパーマーケットのPOSレジスタ250及び貨幣釣銭機200の近傍やショッピングセンターのPOSレジスタ250及び貨幣釣銭機200の近傍等に設置されてもよい。また、この第一外部端末260は、POSレジスタ250又は貨幣釣銭機200に設置され、POSレジスタ250又は貨幣釣銭機200と一体になっていてもよい。外部記録部261は、例えばリーダライタからなり、表示機能付き記録媒体300に売上金額に関する情報を記録させるだけではなく、表示機能付き記録媒体300に記録された情報を読み取る外部記録読取部であってもよい。
なお、このような第一外部端末260で売上金額に関する情報が表示機能付き記録媒体300に記録されている場合には、有価媒体入金機100の本体制御部70が、表示機能付き記録媒体300に記録された売上金額と有価媒体入金機100に入金された入金金額とを比較し、操作表示部71が、これらが整合しているか否かを表示し、また、整合していない場合にはその差額を表示するようにしてもよい。
[表示機能付き記録媒体300での記録態様及び表示態様]
次に、記録読取部75で表示機能付き記録媒体300に記録される情報や、当該表示機能付き記録媒体300で表示される情報について説明する。なお、表示機能付き記録媒体300は、様々な情報を表示する媒体表示部310(図7参照)を有しており、当該媒体表示部310で後述する情報が表示されることとなる。媒体表示部310の大きさは様々なものが考えられ、図7(a)に示すように非常に小さく、例えば入金金額等の一度に一つの情報しか表示できないタイプ、図7(b)に示すように中程度の大きさであり、複数の情報を一度に表示できるタイプ、図7(c)に示すように表示機能付き記録媒体300の全体にわたる大きさとなっており、より多くの情報を一度に表示できるタイプ等を例としてあげることができる。一般には、媒体表示部310の大きさ大きいほどコストが高くなり、上述したタイプで言うと、図7(a)に示したタイプのものを採用した場合には最も低いコストで導入することができ、図7(c)に示したタイプのものを採用した場合には最も高いコストを導入に要することとなる。
記録読取部75は、入金金額の他に、入金日及び/又は入金時刻に関する情報を表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310は、入金金額の他に、記録読取部75で記録された入金日及び/又は入金時刻を表示することとなる。なお、図8(b)では、媒体表示部310が入金金額及び入金日を表示する態様を示し、図8(c)では、媒体表示部310が入金金額、入金日及び入金時刻を表示する態様を示している。
また、記録読取部75は、入金金額の他に、入金される有価媒体の回収元及び/又は入金者に関する認証情報を表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310は、入金金額の他に、記録読取部75で記録された認証情報を表示することとなる。なお、図8(d)では、媒体表示部310が入金金額及び有価媒体の回収元(図8(d)(e)では「テナントNo.」)を表示する態様を示し、図8(e)では、媒体表示部310が入金金額、回収元及び入金者(図8(e)では「担当者No.」)を表示する態様を示している。
また、記録読取部75は、入金金額の他に、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額に関する情報を表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310は、入金金額の他に、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額を表示することとなる。なお、入金予定金額とは、貨幣釣銭機200から回収された売上金の合計金額であり、図9(a)(b)では「伝票」として表示されている。ところで、図9(a)では、媒体表示部310が入金金額及び入金予定金額を表示する態様を示し、図9(b)では、媒体表示部310が入金金額、入金予定金額及び入金予定金額と入金金額との差額を表示する態様を示している。
ところで、入金金額については、合計金額を表示するだけでなく、金種別枚数を表示するようにしてもよい。図9(c)では、媒体表示部310に、金種別枚数と金種毎の合計金額が示されている。また、媒体表示部310に表示される入金金額としては、商品券による入金金額が貨幣による入金金額と別に表示されてもよく、この場合には、商品券の枚数、金額別枚数、発行元別枚数等も表示されてもよい。
なお、記録読取部75が表示機能付き記録媒体300に記録する情報は適宜組み合わされてもよい。つまり、記録読取部75は、入金金額のみを表示機能付き記録媒体300に記録してもよいが、記録読取部75は、入金金額の他に、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、並びに、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額のうちのいずれか1つ以上を表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。より具体的には、既に述べている態様に加え、記録読取部75は、入金金額の他に、入金日及び/又は入金時刻並びに認証情報、入金日及び/又は入金時刻並びに入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額、認証情報並びに入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額、並びに、入金日及び/又は入金時刻、認証情報並びに入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額の全てを、表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。ところで、記録読取部75が表示機能付き記録媒体300に記録する情報としては、必ずしも入金金額が含まれる必要はなく、記録読取部75は、入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、並びに、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額のうちのいずれか1つ以上を表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。
また、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310で表示される情報も適宜組み合わされてもよい。つまり、媒体表示部310は、入金金額のみを表示してもよいが、媒体表示部310は、入金金額の他に、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、並びに、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額のうちのいずれか1つ以上を表示してもよい。より具体的には、既に述べている態様に加え、媒体表示部310は、入金金額の他に、入金日及び/又は入金時刻並びに認証情報、入金日及び/又は入金時刻並びに入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額、認証情報並びに入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額、並びに、入金日及び/又は入金時刻、認証情報並びに入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額の全てを、表示してもよい。ところで、媒体表示部310が表示する情報としても、必ずしも入金金額が含まれる必要はなく、媒体表示部310は、入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、並びに、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額のうちのいずれか1つ以上を表示してもよい。ちなみに、図10(a)では、媒体表示部310が入金金額、入金日、有価媒体の回収元を表示する態様を示し、図10(b)では、媒体表示部310が入金金額、入金日、有価媒体の回収元、入金者、入金予定金額及び入金予定金額と入金金額との差額を表示する態様を示している。また、図10(b)に示した態様では、図9(c)に示した態様と同様、金種別枚数と金種毎の合計金額も表示されている。
ところで、媒体表示部310で一度に全ての情報を表示することができない場合には、表示機能付き記録媒体300に設置されたボタン等を押下することで媒体表示部310に表示されている内容をスクロールさせることで、媒体表示部310で表示されるべき全ての情報を視認できるようにしてもよい。
記録読取部75は、表示機能付き記録媒体300に、一取引に対する情報のみを記録してもよいが、複数の取引に対する情報を記録してもよい。このように複数の取引に対する情報を表示機能付き記録媒体300に記録する場合には、媒体表示部310は、直近の取引に対する情報のみではなく、それ以外の過去の取引に対する情報を表示することができるようになっていてもよい。そして、一度に複数の取引に対する情報を表示することができるようになっていてもよいが、一度に一取引に対する情報のみが表示され、画面をスクロール等することで他の取引に対する情報が表示されるようにしてもよい。このように過去の取引に関する情報を表示機能付き記録媒体300が表示できる場合には、入金者、管理者等が手軽に過去の取引に関する情報を視認することができる点で有益である。なお、「一取引に対する情報」とは、当該取引における、入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、並びに、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額のうちのいずれか1つ以上の情報である。このように複数の取引に対する情報が表示機能付き記録媒体300に記録されている場合には、例えば新しい取引に対する情報が表示機能付き記録媒体300に記録される度に、最も古い取引に対する情報が自動的に記録媒体300から消去される態様を採用することもできる。
表示機能付き記録媒体300は、入金される有価媒体の回収元及び/又は入金者に関する認証情報を記録していてもよい。この場合には、記録読取部75が、表示機能付き記録媒体300に記録された認証情報を読み取ることができ、操作表示部71から入金者がこれら回収元及び/又は入金者に関する情報を入力する手間や認証専用の記録媒体が必要なくなる点で有益である。この場合には、例えば、表示機能付き記録媒体300を載置台76に載置することにより、表示機能付き記録媒体300から認証情報が読み取られて認証処理が行われるとともに、入金処理後に、入金情報が表示機能付き記録媒体300に記録されることになる。
ところで表示機能付き記録媒体300に記録されている情報と表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310で表示される情報は必ずしも一致している必要はない。例えば媒体表示部310には一取引の情報しか表示されない場合であっても表示機能付き記録媒体300には複数の取引の情報が記録されていてもよい。
図5に示す記憶部80は、入金処理が終了した後の所定時間の間に、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への入金金額に関する情報の記録が行われない場合に、当該入金金額に関する情報を記憶保存してもよい。この場合には、仮に入金処理が終了した際に表示機能付き記録媒体300への書き込みを忘れ、出納室を一旦離れた後であっても、記録読取部75に入金処理時と同一の表示機能付き記録媒体300をかざして所定の操作を行うことにより、記憶部80に記憶された入金金額に関する情報を当該表示機能付き記録媒体300に記録することができる。なお、記憶部80は、入金処理が終了した後の所定時間の間に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への入金金額に関する情報の記録が行われない場合に限られず、随時、入金金額に関する情報を記憶してもよい。この記憶部80に記憶されている情報は表示機能付き記録媒体300に記録された段階で消去されてもよいが、所定の期間が経過した後(例えば1年経過した後)で自動で消去されるようになっていてもよい。
本実施の形態の有価媒体入金システムは、表示機能付き記録媒体300に記録された情報を取得する第二外部端末270(図11参照)を備えていてもよい。図11に示すように、この第二外部端末270は、例えば、表示機能付き記録媒体300に記録された所定の情報を取得することができる外部読取部271と、外部読取部271から取得された情報を集計したり編集したりして加工することができるパソコン等の外部処理装置272と、を有してもよい。第二外部端末270は、例えばテナントの事務所に設置されてもよいし、スーパーマーケットのPOSレジスタ250及び貨幣釣銭機200の近傍やショッピングセンターのPOSレジスタ250及び貨幣釣銭機200の近傍等に設置されてもよい。第二外部端末270が外部処理装置272を有している場合のように外部読取部271から取得された情報を集計したり編集したりして加工することができるときには、第二外部端末270で、月次集計を行ったり複数店舗分の集計を行ったりすることができる。また、第二外部端末270は、情報を一括して管理する本店や管理センターに所定の情報を送信することができるようになっていてもよい。なお、第二外部端末270は、外部読取部271の代わりに、表示機能付き記録媒体300に記録された情報を取得するだけでなく、表示機能付き記録媒体300に情報を記録することもできる外部読取記録部を備えていてもよい。
ところで、図7(a)−(c)では表示機能付き記録媒体300として表示機能付きICカードのような形態を用いて説明しているが、このような態様に限られることはなく、表示機能付き記録媒体300として、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末等を用いることもできる。
《方法》
本実施の形態の有価媒体入金機100又は有価媒体入金システムにおいて、表示機能付き記録媒体300に所定の情報を記録し、当該表示機能付き記録媒体300に所定の情報を表示させるまでの工程について、以下説明する。
例えば営業時間が終了したり一定の時刻なったりすると、各貨幣釣銭機200から売上金が回収される(図1及び図2参照)。このように売上金が回収される際には、POSレジスタ250から売上金に関する情報が印字されたジャーナルが打ち出される。ちなみに、顧客が商品券を用いて支払った場合には当該商品券も例えばドロアから回収され、当該商品券に関する情報もジャーナルに打ち込まれる。なお、本実施の形態において、上述した第一外部端末260(図6参照)を採用した場合には、外部記録部261によって、表示機能付き記録媒体300に商品券の情報を含む売上金額に関する情報が記録され、ジャーナルは不要となる。
回収された紙幣、商品券等の紙葉類及び硬貨は出納室内にある有価媒体入金機100まで運ばれる(図1及び図2参照)。そして、当該有価媒体入金機100において、紙幣、商品券等の紙葉類及び硬貨の入金処理が行われる。
より具体的には、まず、操作表示部71から入金される有価媒体の回収元又は入金者(入金処理を行う者)に関する認証情報が入力される(図3参照)。なお、表示機能付き記録媒体300に入金される有価媒体の回収元又は入金者に関する認証情報が記録されている場合には、この際に、入金者によって表示機能付き記録媒体300が載置台76に載置され、記録読取部75で表示機能付き記録媒体300に記録された認証情報が読み取られることとなり、認証情報の入力は不要となる。
次に、紙幣、商品券等の紙葉類が紙葉類受入部21に載置され、硬貨が硬貨受入部41に載置される。そして、入金者が操作表示部71に表示された入金開始ボタンを押下することで、紙葉類受入部21に載置された紙幣、商品券等の紙葉類が紙葉類繰出部22によって筐体11内に繰り出され、硬貨受入部41に載置された硬貨が硬貨繰出部42によって筐体11内に繰り出される(図4参照)。紙葉類繰出部22によって筐体11内に繰り出された紙幣、商品券等の紙葉類は、紙葉類識別部25による識別を経て、紙葉類識別部25で正常に識別されれば、紙葉類スタッカ28及び紙葉類一時保留部26のいずれかに搬送される。この際には、スタッカ28にシャッタ28aは閉じられている。一例としては、紙幣が第二紙葉類一時保留部26bで一時的に保留され、商品券が第一紙葉類一時保留部26aで一時的に保留される。別の例としては、紙幣が第一紙葉類一時保留部26a及び第二紙葉類一時保留部26bで一時的に保留され、商品券が紙葉類スタッカ28で一時的に保留される。さらに別の例としては、商品券が第一紙葉類一時保留部26a及び第二紙葉類一時保留部26bで一時的に保留され、紙幣が紙葉類スタッカ28で一時的に保留される。さらに別の例としては、紙幣のうち釣銭準備金が第一紙葉類一時保留部26aで一時的に保留され、紙幣のうち売上金が第二紙葉類一時保留部26bで一時的に保留される。他方、硬貨繰出部42によって筐体11内に繰り出された硬貨は硬貨識別部45による識別を経て、硬貨識別部45で正常に識別されれば、硬貨一時保留部46に搬送される。なお、硬貨についても、硬貨のうち釣銭準備金が第一硬貨一時保留部46aで一時的に保留され、硬貨のうち売上金が第二硬貨一時保留部46bで一時的に保留されてもよい。
なお、紙葉類識別部25で識別できない紙葉類は紙葉類搬送部23で紙葉類リジェクト部29まで搬送されて筐体11から外部に繰り出され、硬貨識別部45で識別できない硬貨はリジェクトシュート49aを落下して硬貨リジェクト部49へと導かれる。
上述のような工程を経た後で、一時的に保留された紙幣及び硬貨の金種別枚数や、商品券の枚数、金額別枚数、発行元別枚数等が操作表示部71に表示される(図3参照)。そして、その表示を視認した入金者によって、操作表示部71に表示された確定ボタンが押下される。このように確定ボタンが押下されると、一時的に保留された紙幣、商品券等の紙葉類は紙葉類収容カセット61に収容され、一時的に保留された硬貨は硬貨収容カセット66に収容されて、入金処理が終了されることなる。
このように入金処理が終了されると、記録読取部75によって、紙葉類収容カセット61に収容された紙幣、商品券等の紙葉類の入金金額、並びに、硬貨収容カセット66に収容された硬貨の入金金額が、表示機能付き記録媒体300に記録される。その結果、表示機能付き記録媒体300は、紙葉類収容カセット61に収容された紙幣、商品券等の紙葉類の入金金額、並びに、硬貨収容カセット66に収容された硬貨の入金金額を表示することとなる(図8(a)参照)。
また、このように入金処理が終了した際に、記録読取部75によって、入金日及び/又は入金時刻に関する情報が表示機能付き記録媒体300に記録されてもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300は、入金日及び/又は入金時刻を表示することとなる(図8(b)(c)参照)。
また、このように入金処理が終了した際に、記録読取部75によって、入金される有価媒体の回収元及び/又は入金者に関する認証情報が表示機能付き記録媒体300に記録されてもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300は、当該認証情報を表示することとなる(図8(d)(e)参照)。
また、このように入金処理が終了した際に、記録読取部75によって、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額に関する情報が表示機能付き記録媒体300に記録されてもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300は、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額を表示することとなる(図9(a)(b)参照)。
なお、有価媒体入金機100が上述した送信部81(図5参照)を備えている場合には、入金処理が終了した際に、予め設定されたアドレスに入金金額に関する情報を送信されることとなる。
ところで、このような記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録が必ずしも行われる必要はなく、例えば、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録の有無が入金される有価媒体の回収元に応じて変更されてもよい。具体的な例を挙げるならば、ショッピングセンター(図2参照)内に設置された直営店である場合等のように有価媒体の回収元が所定の権限下にある場合には、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録は行われず、ショッピングセンター内に設置されたテナント店である場合等のように有価媒体の回収元が所定の権限下にない場合のみに、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録が行われるようにしてもよい。
入金処理が終了する前に入金者によって表示機能付き記録媒体300が載置台76に載置されることが好ましいが、入金処理が終了したにもかかわらず、表示機能付き記録媒体300が載置台76に載置されておらず、入金処理が終了した後の所定時間の間(例えば数分の間)に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合には、報知部としての操作表示部71に、当該所定の情報が記録されていない旨が表示され、警告されてもよい。この場合には、例えば「カードをかざして下さい」というような警告文が操作表示部71に表示されてもよい。
このように入金処理が終了した後の所定時間の間(例えば数分の間)に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合には、記憶部80で当該所定の情報を記憶するようにしてもよい。当該情報が記憶部80で記憶されている際には、後々、例えば入金者が表示機能付き記録媒体300へ情報が記録されていないことに気づいて戻って来た際や、表示機能付き記録媒体300が複数の取引に対する所定の情報を表示できる場合には次の入金処理を行う際(次の入金情報吸い上げ時を含む。)等に、記憶部80から表示機能付き記録媒体300に記録されていない所定の情報が読み出され、記録読取部75によって表示機能付き記録媒体300に当該情報が記録されてもよい。この場合には、このように表示機能付き記録媒体300に所定の情報を記録する前に、表示機能付き記録媒体300に所定の情報の記録を行うかが操作表示部71を介して入金者に問いかけられ、入金者が記録する旨のボタンを押下することではじめて表示機能付き記録媒体300に所定の情報が記録されるようになってもよい。ところで、このような記憶部80への記憶は、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合に限られず随時行われてもよいのは既に述べたとおりである。但し、入金処理が終了した後の所定時間の間(例えば数分の間)に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合に限って記憶部80で当該所定の情報を記憶する態様とすることで、記憶部80で記憶しなければならない情報の量を少なくすることができる点では有益である。ちなみに、入金処理が終了した後の所定時間の間(例えば数分の間)に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われない場合には、操作表示部71は待機画面に戻り、次の入金者の処理を受け付けるようになってもよい。
上述したように表示機能付き記録媒体300に所定の情報が記録されると、操作表示部71に所定の情報の記録が完了したことが表示される。このように表示機能付き記録媒体300に所定の情報が記録されると、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310の表示内容も当該所定の情報に書き換わる。
所定の情報が記録された表示機能付き記録媒体300は入金者によって持ち帰られ、例えば管理者による確認を受けることとなる。なお、上述した第二外部端末270(図11参照)を採用した場合には、当該第二外部端末270の外部読取部271によって表示機能付き記録媒体300に記録された所定の情報が吸い上げられ、外部処理装置272で集計されたり編集されたり加工されることとなる。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態によって達成される効果であって、まだ述べていない効果又はとりわけ重要な効果について説明する。
本実施の形態の一態様では、記録読取部75によって、紙葉類収容カセット61に収容された紙幣、商品券等の紙葉類の入金金額、並びに、硬貨収容カセット66に収容された硬貨の入金金額が、表示機能付き記録媒体300に記録される。そして、表示機能付き記録媒体300は、紙葉類収容カセット61に収容された紙幣、商品券等の紙葉類の入金金額、並びに、硬貨収容カセット66に収容された硬貨の入金金額を表示する(図8(a)参照)。このため、特許文献1に開示される従来技術のように通帳プリンタ等の通帳印字手段を用いることなく、入金者及びその管理者が、紙葉類収容カセット61及び硬貨収容カセット66に収容された有価媒体の入金金額を視認することができる。
このため、本実施の形態によれば、紙葉類収容カセット61及び硬貨収容カセット66に収容された有価媒体の入金金額を視認することができるという効果を得つつ、通帳プリンタ等の通帳印字手段を用いた場合における不都合、例えば(1)通帳印字手段を導入するためのコスト及び設置スペースが必要となること、(2)テナントに対して通帳を手配したり補充したりする必要があり、小売店としては手間がかかりテナントとしてはコストがかかってしまうこと、(3)通帳印字手段における紙詰まり等のトラブル対応やインク補充等のメンテナンスが必要となり、この点でも小売店に手間とコストがかかってしまうこと、(4)通帳印字手段で通帳を処理する際に時間(例えば、通帳の読み取り、通帳への印字、通帳の排出等に時間)がかかってしまうこと等、を解消することができる。
また、記録読取部75が、入金日及び/又は入金時刻に関する情報を表示機能付き記録媒体300に記録し、表示機能付き記録媒体300が入金日及び/又は入金時刻を表示する態様を採用した場合には(図8(b)(c)参照)、入金者及びその管理者が入金日及び/又は入金時刻も視認することができる。このため、とりわけ管理者が、適切な日時で入金が行われたかを表示機能付き記録媒体300を見るだけで確認することができる。
また、記録読取部75が、入金される有価媒体の回収元及び/又は入金者に関する認証情報を表示機能付き記録媒体300に記録し、表示機能付き記録媒体300が当該認証情報を表示する態様を採用した場合には(図8(d)(e)参照)、入金者及びその管理者が回収元及び/又は入金者も視認することができる。このため、入金者及びその管理者は、回収元及び/又は入金者に関する情報が正しいものとなっているかを、表示機能付き記録媒体300を見るだけで確認することができる。
記録読取部75が、入金予定金額(つまり、貨幣釣銭機200から回収された売上金の合計金額)及び/又は入金予定金額と入金金額との差額に関する情報を表示機能付き記録媒体300に記録し、表示機能付き記録媒体300が入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額を表示する態様を採用した場合には(図9(a)(b)参照)、入金者及びその管理者が入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額を視認することができる。このため、入金者及びその管理者は、貨幣釣銭機200から回収された売上金の合計金額と有価媒体入金機100に実際に入金された金額とが合致しているか、また合致していない場合にはその差額を、表示機能付き記録媒体300を見るだけで確認することができる。なお、図9(c)及び図10(b)に示すように、入金金額に関して、金種別枚数と金種毎の合計金額が媒体表示部310に表示される場合には、金種毎の枚数及び合計金額に関する情報も確認することができる。
なお、操作表示部71が表示機能付き記録媒体300に表示される情報と同じ情報を表示する場合には、入金者は入金処理を行う際に表示機能付き記録媒体300に表示される情報を予め確認することができる点で有益である。なお、この場合には、表示機能付き記録媒体300に上述したような所定の情報(入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額に関する情報)が表示されることについては、特に管理者にとって重要な意義を持つこととなる。
また、有価媒体入金機100が回収元である売り場の管理者やテナント店のオーナー等が管理するメールアドレス等の予め設定されたアドレスに所定の情報を送信する送信部81(図5参照)を備えた態様を採用した場合には、管理者やオーナーは所定の情報を自己の管理するパソコン等でも閲覧することができ、いち早く、入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、並びに、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額のいずれか1つ以上について取得することができる。また、この場合には、管理者やオーナーは自己の管理するパソコン等で当該所定の情報を管理することもできる。
また、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録の有無が入金される有価媒体の回収元に応じて変更される態様を採用した場合には、表示機能付き記録媒体300への記録を適切な運用で行うことができる。例えば、ショッピングセンター(図2参照)内に設置された直営店である場合等のように有価媒体の回収元が所定の権限下にある場合には、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録は行わず、有価媒体入金機100に設置された小型の印字部から必要な情報を印字して紙で出力してもよい。なお、この場合には紙で印字を行っても印紙を貼る必要がない。他方、ショッピングセンター内に設置されたテナント店である場合等のように有価媒体の回収元が所定の権限下にない場合には、記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への記録を行うようにすればよい。この場合には、既に述べた効果に加えて、紙で印字した場合に必要となる印紙の貼り付けが不要となることから節税効果を期待することができる。
また、入金処理が終了した後の所定時間の間(例えば数分の間)に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われないときに、報知部としての操作表示部71が当該所定の情報の記録が行われていない旨を表示し警告する態様を採用した場合には、入金者による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録を確実なものにすることを期待できる。
また、入金処理が終了した後の所定時間の間(例えば数分の間)に記録読取部75による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われないときに、記憶部80で当該情報を記憶する態様を採用した場合には、仮に入金処理時に入金者による表示機能付き記録媒体300への所定の情報の記録が行われないまま入金者が出納室を出て行った場合であっても、後々の機会で表示機能付き記録媒体300に所定の情報を記録させることができる点で有益である。
また、表示機能付き記録媒体300に入金される有価媒体の回収元又は入金者に関する認証情報が記録されている場合には、入金者が表示機能付き記録媒体300を載置台76に載置するだけで、有価媒体入金機100が認証情報を自動で取得することができ、入金者が操作表示部71から認証情報を手入力したり、認証用の専用記録媒体を読み取らせたりする必要がなくなる点で有益である。
また、表示機能付き記録媒体300に売上金額に関する情報を記録させる外部記録部261(又は外部記録読取部)を有する第一外部端末260を採用した場合には、従来行われていたPOSレジスタ250による(売上金が印字されている)ジャーナルの打ち出しが必要なくなり、入金者が当該ジャーナルを有価媒体入金機100まで持参する必要なく、表示機能付き記録媒体300だけを持参すればよくなる点で有益である。
また、表示機能付き記録媒体300に記録された所定の情報を取得する第二外部端末270を採用した場合には(図11参照)、表示機能付き記録媒体300に記録された所定の情報を当該第二外部端末270で吸い上げ、当該所定の情報を集計したり編集したりする等して加工することができる。このため、従来行われていた管理者等の人によるデータの打ち込み作業が不要となり、さらにはこのような打ち込みによるミスが発生することを未然に防止することができる。
また、表示機能付き記録媒体300が複数の取引に対する所定の情報を表示できる態様を採用した場合には、入金者及びその管理者が、必要に応じて、過去の履歴を表示機能付き記録媒体300で確認することができる点で有益である。
ちなみに、本実施の形態によれば、入金された有価媒体を有価媒体入金機100から警送会社が回収する際に回収に関する情報をジャーナルに印字する代わりに、記録読取部75によって回収に関する情報を警送会社が所持する記録媒体に書き込むようにすることもできる。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、有価媒体入金機100及び有価媒体入金システムを用いた態様であったが、第2の実施の形態では、有価媒体を出金する出金部31,51をさらに備えた有価媒体入出金機400、及び、当該有価媒体入出金機を用いた有価媒体入出金システムを用いた態様となっている。なお、本実施の形態では、出金部31,51は、紙幣、商品券等の紙葉類を出金するための紙葉類出金部31と、硬貨を出金するための硬貨出金部51と、を有している。
[紙葉類処理部]
より具体的には、本実施の形態の有価媒体入出金機400の紙葉類処理部20は、複数(図13に示す態様では3つ)のリサイクル式紙葉類収納部36(36a〜36c)を有している。各リサイクル式紙葉類収納部36は、正逆両方向に回転可能なドラム36pをそれぞれ有しており、各ドラム36pに一対のテープが巻き取られて収納される。紙葉類搬送部23から各リサイクル式紙葉類収納部36に送られた紙葉類は、一対のテープの間に挟まれた状態で、1枚ずつ順次ドラム36pにより巻き取られる。他方、ドラム36pを逆転させると、巻き取られた紙葉類が1枚ずつ紙葉類搬送部23に送られる。このようにリサイクル式紙葉類収納部36から紙葉類搬送部23に繰り出された紙葉類は、紙葉類搬送部23によって紙葉類出金部31まで搬送され当該紙葉類出金部31から出金可能となっている。ところで、各リサイクル式紙葉類収納部36は上述のようなテープ式である必要はなく、例えば、各リサイクル式紙葉類収納部36はスタッカ式(積層式)のものであってもよい。
なお本実施の形態では、リジェクト紙幣は上述した紙葉類出金部31に搬送されることとなる。本実施の形態の紙葉類処理部20は、この紙葉類出金部31の他に、紙葉類処理部20内に取り込まれた紙葉類のうち紙葉類収容カセット61に収容されない紙葉類を紙葉類処理部20の外部に返却する紙葉類返却口33を備えている。この紙葉類返却口33には、紙葉類保留部35が設けられ、この紙葉類保留部35には紙葉類搬送部23から紙葉類が送られるようになっている。また、紙葉類返却口33には開閉可能な扉34が設けられている。紙葉類保留部35にある紙葉類を返却する場合には、ロックが解除されて扉34を開けることが可能となり、紙葉類保留部35から紙葉類を取り出すことができるようになる。他方、紙葉類保留部35にある紙葉類を紙葉類収容カセット61に収納させる際には、この紙葉類収容カセット61に設けられたステージが紙葉類保留部35の一時保留板に載せられた紙葉類を迎えにいき、一時保留板が退避して紙葉類がステージ上に落下すると、ステージが下降し、当該ステージ上の紙葉類を上から押さえ部材で押さえ、その状態で、当該紙葉類が紙葉類収容カセット61内に収容されることとなる。
[硬貨処理部]
本実施の形態の有価媒体入出金機400の硬貨処理部40は、筒状の上入れ上出しタイプからなり、複数(図14に示す態様では6つ)のリサイクル式硬貨収納部56(56a〜56f)を有している。複数のリサイクル式硬貨収納部56a〜56fは、例えば金種別に硬貨を積層状態で一時的に収納できるようになっている。
本実施の形態の硬貨処理部40は、硬貨受入部41に連通し、硬貨受入部41から受け入れられた硬貨を一時的に貯留するとともに、この貯留された硬貨を後述する硬貨搬送部43に繰り出す硬貨繰出部53を有している。
本実施の形態では、硬貨搬送部43に7つの硬貨分岐部59が設けられている。7つの硬貨分岐部59のうち最も上流側にある硬貨分岐部59(オーバーフロー用の硬貨分岐部59)は、硬貨搬送部43から後述する横方向搬送部58に直接硬貨を送るために設けられている。また、上流側から2番目〜7番目の硬貨分岐部59は、それぞれ各リサイクル式硬貨収納部56a〜56fに対応するものである。
各リサイクル式硬貨収納部56の上部には、硬貨を一時的に保留する金種別硬貨一時保留部46’が設けられている。7つの硬貨分岐部59のうち最も上流側にある硬貨分岐部59以外の各硬貨分岐部59を介して硬貨搬送部43から落下した硬貨は、まず金種別硬貨一時保留部46’により一時的に保留されるようになっている。そして、入金者が例えば操作表示部71に表示された確定ボタンを押下することで、この金種別硬貨一時保留部46’に保留された硬貨が各リサイクル式硬貨収納部56に収納されることとなる。また、この金種別硬貨一時保留部46’は図示しない投出部材を有しており、この投出部材により、金種別硬貨一時保留部46’に保留された硬貨を後述する横方向搬送部58上に投出することもできるようになっている。一方、各リサイクル式硬貨収納部56内に収納された硬貨がこのリサイクル式硬貨収納部56から取り出される場合には、まずリサイクル式硬貨収納部56の下部に設けられたステージ(図示せず)が上方に持ち上げられ、ステージ上の硬貨が金種別硬貨一時保留部46’に送られ、この硬貨が金種別硬貨一時保留部46’の投出部材により横方向搬送部58上に投出されるようになっている。
硬貨処理部40の内部には、略水平方向に延びる循環ベルト58aを有する横方向搬送部58が設けられている。循環ベルト58aは図14の時計回り及び反時計回りの両方に循環移動可能となっている。また、横方向搬送部58の一端(図14では左側の端部)は硬貨繰出部53内に位置しており、横方向搬送部58の他端(図14では右側の端部)はシュート57bの上部の近傍に位置している。循環ベルト58aが図14における反時計回りに回転したときには、横方向搬送部58上にある硬貨は硬貨繰出部53に送られるようになっている。他方、循環ベルト58aが図14における時計回りに回転したときには、横方向搬送部58上にある硬貨はシュート57bに送られ、当該シュート57b内を通過して硬貨保留部57aで保留されることとなる。この硬貨保留部57aに一時的に保留された硬貨は、貨幣収納部40内に配置された硬貨収容カセット66に送られるようになっている。
なお、リサイクル式硬貨収納部56から繰り出され、金種別硬貨一時保留部46’、横方向搬送部58及び硬貨繰出部53を経た硬貨は、硬貨繰出部53から硬貨搬送部43に繰り出され、当該硬貨搬送部43から硬貨出金部51に送られることで、出金されることとなる。
第2の実施の形態において、その他の構成は、第1の実施の形態と略同一の態様となっている。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。第1の実施の形態で詳細に説明したことから、本実施の形態における効果の説明は、本実施の形態に固有の部分に留める。
本実施の形態のように有価媒体処理装置が有価媒体入出金機400である場合には、記録読取部75が、上述した所定の情報(入金金額、入金日及び/又は入金時刻、認証情報、入金予定金額及び/又は入金予定金額と入金金額との差額に関する情報のいずれか1つ以上)の他に、出金部31,51から出金された有価媒体の出金金額に関する情報を表示機能付き記録媒体300に記録してもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310は、所定の情報の他に、有価媒体の出金金額に関する情報を表示することとなる。なお、このような態様に限られず、記録読取部75が、出金部31,51から出金された有価媒体の出金金額に関する情報のみを表示機能付き記録媒体300に記録し、表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310が有価媒体の出金金額に関する情報のみを表示してもよい。このような出金情報が表示機能付き記録媒体300に表示されている場合には、実際に売り場やテナント店へ持ち帰られた現金と表示機能付き記録媒体300の媒体表示部310に表示された出金金額とを照合することができ、出金者による不正を防止することができる。ちなみに、出金処理を行う際には誰が出金を行ったかは非常に重要な情報となることから、本実施の形態では、記録読取部75が表示機能付き記録媒体300に出金者に関する情報(例えば「担当者No.」)を記録し、表示機能付き記録媒体300が当該出金者に関する情報を表示するようにしてもよい。
表示機能付き記録媒体300は、当該表示機能付き記録媒体300に対する入金情報(いわゆる「チャージ金額」を含む情報)を記録可能となっていてもよい。この場合には、表示機能付き記録媒体300に記録された入金情報が有価媒体入出金機400のリーダライタ等の記録読取部75で読みとられ、有価媒体入出金機400の出金部31,51から、表示機能付き記録媒体300に記録された入金金額以下の金額からなる貨幣を出金することができる。なお、このような態様を採用する場合には、記録媒体が表示機能付き記録媒体300である必要は必ずしもなく、媒体表示部310を有さない記録媒体を用いることもできる。つまり、入金情報を記録可能となった記録媒体を用い、当該記録媒体に記録された入金情報を有価媒体入出金機400のリーダライタ等の記録読取部75で読みとらせ、有価媒体入出金機400の出金部31,51から記録媒体に記録された入金金額以下の金額からなる有価媒体(典型的には貨幣)を出金するようにしてもよい。ところで、有価媒体(典型的には貨幣)が有価媒体入出金機400から出金された場合には、記録媒体に対する当初の入金金額(いわゆる「チャージ金額」)から出金された金額を差し引いた金額が、当該記録媒体に記録されることとなる。
上述したように、記録媒体に記録された入金情報を記録読取部75で読みとらせることで、有価媒体入出金機400の出金部31,51から有価媒体(典型的には貨幣)を出金する態様を採用した場合には、有価媒体(典型的には貨幣)を出金する前に両替用の有価媒体(典型的には貨幣)を持ち歩く必要がなくなることから、様々なトラブル(紛失、窃盗被害)等に巻き込まれる可能性を低減することができる点で有益である。
最後になったが、上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
11 筐体
20 紙葉類処理部
21 紙葉類受入部
22 紙葉類繰出部
30 紙葉類制御部
31 紙葉類出金部
40 硬貨処理部
41 硬貨受入部
42 硬貨繰出部
50 硬貨制御部
51 硬貨出金部
60 収容部
61 紙葉類収容カセット
66 硬貨収容カセット
70 本体制御部
71 操作表示部(表示部)
75 記録読取部(記録部)
80 記憶部
81 送信部
100 有価媒体入金機
200 貨幣釣銭機
210 硬貨釣銭機
220 紙幣釣銭機
250 POSレジスタ
260 第一外部端末
261 外部記録部
270 第二外部端末
271 外部読取部
272 外部処理装置
300 表示機能付き記録媒体
310 媒体表示部
400 有価媒体入出金機

Claims (7)

  1. 有価媒体を収容する収容部と、
    有価媒体を出金するための出金部と、
    記録媒体に電子的に記録するリーダライタである記録部と、
    を備え、
    前記記録媒体は、前記出金部から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を記録する機能を有する
    ことを特徴とする、有価媒体処理装置。
  2. 出金処理が終了した後に、前記記録部による前記記録媒体への当該情報の記録が行われない場合に、当該情報が記録されていない旨を報知する報知部を更に備えたことを特徴とする、請求項1に記載の有価媒体処理装置。
  3. 出金処理が終了した後に、前記記録部による前記記録媒体への当該情報の記録が行われない場合に、当該情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記記録部は、出金処理が終了した後において、前記記憶部に記憶された当該情報を前記記録媒体に記録可能となっていることを特徴とする、請求項1または2に記載の有価媒体処理装置。
  4. 前記記録媒体を、前記記録部にかざすことで前記記録媒体に記録されている入金金額の一部または全部を出金可能となっていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の有価媒体処理装置。
  5. 前記記録媒体には表示部が設けられており、
    少なくとも前記出金に関する情報が前記表示部に表示されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の有価媒体処理装置。
  6. 前記記録部は、出金処理を行う者に関する情報を前記記録媒体に記録し、
    前記記録媒体は当該情報を表示することを特徴とする、請求項5に記載の有価媒体処理装置。
  7. 有価媒体処理装置の収容部に有価媒体を収容する工程と、
    有価媒体を有価媒体処理装置の出金部から出金する工程と、
    リーダライタである記録部に記録媒体をかざすことによって、前記出金部から出金された有価媒体の、少なくとも出金に関する情報を前記記録媒体に電子的に記録する工程と、
    を備えた、有価媒体処理方法。
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