JP2018019406A - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルアンテナの周囲が金属筐体等の導体で囲まれる構造でありながら、通信を可能としたアンテナ装置およびそれを備える通信機器を提供する。
【解決手段】アンテナ装置101は、ヘリカル状に巻回された形状のコイル導体を有するコイルアンテナ2と、コイルアンテナ2を囲む導体1と、を備える。筒状導体1は、コイルアンテナ2のコイル導体の巻回軸AX−AX方向を実質的な軸方向とする、第1開口11および第2開口12を有する筒状をなし、且つ筒状の第1開口11から軸方向に延伸するスリット1Sを有する。このように、コイルアンテナの周囲が金属筐体等の導体で囲まれる構造のアンテナ装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、コイルアンテナを有するアンテナ装置に関する。また、本発明は電子機器に関し、特にコイルアンテナを有するアンテナ装置を備えた電子機器に関する。
磁性体コアの周囲をヘリカル状に巻回した形状の導体パターンを備えたコイルアンテナが特許文献1に示されている。
このようなコイルアンテナは、磁性層で磁性体コアが構成され、磁性層の主面に沿って形成された線状導体部でコイルが構成され、全体は表面実装型のチップ部品として構成される。したがって、この種のコイルアンテナは、組み込み先である通信機器が有する回路基板に実装される。
国際公開第2013/168558号
上記コイルアンテナの実装構造は簡素であるので、実装上の自由度は高く、近年様々な機器に組み込まれるようになっている。
一方、通信機器の強度向上やデザイン性向上を考慮して、通信機器に金属筐体が用いられることがある。ところが、コイルアンテナの周囲が金属筐体等の導体で囲まれると、その導体に、磁束の変化を妨げる方向の渦電流が流れる。すなわち、電磁界が遮蔽されて通信不能となる。
本発明の目的は、コイルアンテナの周囲が金属筐体等の導体で囲まれる構造でありながら、通信を可能としたアンテナ装置およびそれを備える電子機器を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、中実の磁性体コアと、ヘリカル状に巻回された形状のコイル導体とを有するコイルアンテナと、前記コイルアンテナを囲む導体と、バッテリと、前記コイルアンテナおよび前記バッテリを囲む導体と、を備え、
前記導体は、第1開口、第2開口および側面を有し、前記コイルアンテナの前記コイル導体の巻回軸方向を実質的な軸方向とする、内部が空洞の筒状をなし、
前記導体は、前記側面に前記第1開口から軸方向に延伸するスリットを有し、前記バッテリは前記側面と前記コイルアンテナとの間に配置されることを特徴とする。
上記構成により、コイルアンテナから発生する磁束が上記導体に鎖交しても、導体を周回しようとする電流経路はスリットで分断されるので、コイルアンテナの磁束の変化を妨げる渦電流は上記導体に流れにくい。その結果、導体による電磁界遮蔽が抑制され、通信が可能となる。
(2)上記(1)において、前記コイルアンテナの位置は、前記導体の前記軸方向における中心に対して前記第1開口の方向へオフセットしていることが好ましい。このことにより、導体の第1開口付近の磁束密度が高まり、第1開口方向での通信特性が良好となる。また、コイルアンテナを出入りする磁束の経路は導体の中心から第1開口方向と第2開口方向とで非対称となるので、導体のスリット形成面での通信も可能となる。
(3)上記(1)または(2)において、平面視で、前記スリットは前記コイルアンテナの位置より前記第2開口の方向へ更に延伸していることが好ましい。このことにより、コイルアンテナの磁束の変化を妨げる渦電流が効果的に抑制される。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記スリットは前記第1開口から前記第2開口まで連通していることが好ましい。このことにより、コイルアンテナの磁束の変化を妨げる渦電流がより効果的に抑制される。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記導体は、例えば、内部に前記コイルアンテナ以外の回路または部材を収納する筐体である。この構成であれば、金属筐体を備えるので、強度面およびデザイン面で優れた電子機器に一体的に組み込むことができる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記磁性体コアは、例えば、前記第1開口の平面視で、前記第1開口より小さく、前記第1開口の中央または中央からオフセットされた位置に配置可能な大きさである。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、例えば前記導体の前記内部に回路基板が収納されており、前記コイルアンテナは前記回路基板に実装されている。
(8)上記(7)において、前記コイルアンテナは、前記コイル導体の巻回軸方向から見て前記バッテリと前記回路基板との間に位置することが好ましい。
(9)本発明の電子機器は、上記(1)から(8)のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記コイルアンテナに接続される給電回路とを備える。この構成により、筐体が金属でありながらも、内部のコイルアンテナを用いた通信が可能な電子機器が得られる。
本発明によれば、コイルアンテナの周囲が金属筐体等の導体で囲まれる構造でありながら、通信を可能としたアンテナ装置およびそれを備える電子機器が得られる。
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図である。 図2はアンテナ装置101の平面図である。 図3はコイルアンテナ2の内部の構成を示す分解斜視図である。 図4(A)はアンテナ装置101が備える筒状導体1に流れる渦電流について示す図である。図4(B)は比較例のアンテナ装置が備える筒状導体1Pに流れる渦電流について示す図である。 図5(A)はアンテナ装置101と通信相手側アンテナ3との結合の様子を示す図である。図5(B)は比較例のアンテナ装置と通信相手側アンテナ3との結合の様子を示す図である。 図6(A)(B)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102A、102Bの斜視図である。 図7は第2の実施形態に係るアンテナ装置102Cの平面図である。 図8は第3の実施形態に係るアンテナ装置103Aの平面図である。 図9は第3の実施形態に係る別のアンテナ装置103Bの斜視図である。 図10は電子機器201の正面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付す。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点について説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
以降に示す各実施形態において、「アンテナ装置」とは、磁束を放射するアンテナである。アンテナ装置は、通信相手側のアンテナと磁界結合を用いた近傍界通信のために用いられるアンテナであり、例えばNFC(Near field communication)等の通信に利用される。アンテナ装置は、例えばHF帯、特に13.56MHzまたは13.56MHz近傍の周波数で用いられる。アンテナ装置の大きさは使用する周波数における波長λに比べて十分に小さく、使用周波数帯においては電磁波の放射特性は悪い。アンテナ装置の大きさはλ/10以下である。なお、ここでいう波長とは、アンテナが形成される基材の誘電性や透磁性による波長短縮効果を考慮した実効的な波長の事を指す。コイルアンテナが有するコイル導体の両端は、使用周波数帯(HF帯、特に13.56MHz近傍)を操作する給電回路に接続される。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図である。図2はアンテナ装置101の平面図である。アンテナ装置101の導体1はコイルアンテナ2とこのコイルアンテナ2を囲む筒状導体1とを備える。コイルアンテナ2はヘリカル状に巻回されたコイル導体を有するチップ状のコイルアンテナである。図1中の破線はコイル導体の巻回軸AX−AXを表している。コイル導体の巻回軸AX−AXはY軸方向を向く。
筒状導体1は、コイルアンテナ2のコイル導体の巻回軸AX−AX方向を実質的な軸方向とする、第1開口11、第2開口12および側面を有し、内部が空洞の筒状(この例では角筒状)を成す。図1に示す例では、第1開口11の面および第2開口12の面はそれぞれX−Z面に平行な面である。この筒状導体1は本発明に係る「導体」の一例である。
筒状導体1の側面には、第1開口11から第2開口12まで軸方向に延伸するスリット1Sを備える。スリット1Sの間隙は例えば0.1mmである。この筒状導体1は、例えばステンレススチール、マグネシウム、アルミニウム等の金属板の折り曲げ成形体である。
コイルアンテナ2の位置は、筒状導体1の軸方向における中心に対して、すなわち、平面視で、筒状導体1の中心(図2中の点O)に対して、筒状導体1の第1開口11方向へオフセットしている。また、コイルアンテナ2は、筒状導体1の第1開口11の高さ方向(Z軸方向)、左右の幅方向(X軸方向)のいずれについてもほぼ中央に配置されている。なお、コイルアンテナ2は筒状導体1の第1開口11の高さ方向、左右の幅方向のいずれについてもほぼ中央に配置されている必要は無く、第1開口11の高さ方向、左右の幅方向においてオフセットされていてもよい。
図3はコイルアンテナ2の内部の構成を示す分解斜視図である。コイルアンテナ2は、基材層20a,20b,20c,20d,20eと、これら基材層のうち所定の基材層に形成された導体パターンとで構成される。基材層20b,20c,20dは磁性体層であり、基材層20a,20eは非磁性体層である。上記磁性体層はコイルアンテナの磁性体コアとして作用する。
基材層20bの上面には複数のコイル導体23、基材層20eの上面に複数のコイル導体24がそれぞれ形成されている。基材層20b,20c,20dには、コイル導体23,24間を層間接続する層間接続導体(ビア導体)25が形成されている。基材層20eの下面には実装用電極21,22,27が形成されている。複数のコイル導体23の配列方向の両端のコイル導体23の端部は層間接続導体26を介して実装用電極21,22にそれぞれ接続されている。このようにコイルアンテナ2は、表面実装型のチップ部品として構成されている。このコイルアンテナ2の大きさは、例えば5.7mm×2.8mm×0.9mmである。
図4(A)は本実施形態のアンテナ装置101が備える筒状導体1に流れる渦電流について示す図である。図4(B)は比較例のアンテナ装置が備える筒状導体1Pに流れる渦電流について示す図である。いずれも筒状導体の第1開口11から見た図である。コイルアンテナ2のドット記号はコイルアンテナ2に生じる磁束の向きを示している。
図4(B)に示すように、筒状導体1にスリット1Sが形成されていないと、コイルアンテナ2を通る磁束により、図4(B)中に矢印で示すように、筒状導体1Pに渦電流が流れる。これに対し、本実施形態のアンテナ装置101では、導体1にスリット1Sが形成されていることにより、上記渦電流は流れず、筒状導体1による電磁界遮蔽が抑制され、通信相手側アンテナと磁界結合による通信が可能となる。
ここで、スリット1Sが形成されていない筒状導体でコイルアンテナが囲まれている比較例のアンテナ装置と本実施形態のアンテナ装置101とを比較する。
通信相手側アンテナを直径70mmのコイルアンテナとし、通信相手側アンテナの中心から筒状導体1の第1開口11までの距離を10mm、通信相手側アンテナの中心からコイルアンテナ2までの距離を11.5mmとしたとき、この比較例のアンテナ装置と通信相手側アンテナとの結合係数は僅か0.0025であり、殆ど結合しない。
一方、本実施形態のアンテナ装置101と通信相手側アンテナとの結合係数は0.0150である。また、筒状導体1を設けないコイルアンテナ2単体での結合係数は0.0157であるので、筒状導体1を設けることによる結合係数の低下は殆ど無い。
図5(A)は本実施形態のアンテナ装置101と通信相手側アンテナ3との結合の様子を示す図である。図5(B)は比較例のアンテナ装置と通信相手側アンテナ3との結合の様子を示す図である。いずれも破線は磁束を示す。また、アンテナ装置に対する通信相手側アンテナ3の二つの位置関係を併せて図示している。
図5(B)に示すように、比較例のアンテナ装置は、コイルアンテナ2が筒状導体1の中央に配置されている。そのため、第1開口11、第2開口12およびスリット1Sを出入りする磁束は図に示す方向に視て左右対称である。したがって、通信相手側アンテナ3がスリット1Sに沿って近接している状態では、通信相手側アンテナ3に磁束が実質的に鎖交せず、通信できない。
これに対して、本実施形態のアンテナ装置101は、図5(A)に示すように、筒状導体1の第1開口11寄りにコイルアンテナ2がオフセットしているので、この第1開口11に、通信相手側アンテナ3が近接している状態で、コイルアンテナ2と通信相手側アンテナとは最も強く磁界結合する。また、通信相手側アンテナ3がスリット1Sに沿って近接している状態でも、通信相手側アンテナ3に磁束が鎖交し、通信可能である。
《第2の実施形態》
図6(A)(B)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102A、102Bの斜視図である。第1の実施形態で図1に示したアンテナ装置101とはスリット1Sの形成位置が異なる。その他の構成は第1の実施形態のアンテナ装置101と同じである。
アンテナ装置102Aの筒状導体1には、その1つの稜部にスリット1Sが形成されている。アンテナ装置102Bでは、筒状導体1の側面にスリット1Sが形成されている。いずれのアンテナ装置においても、スリット1Sは導体1に流れようとする渦電流を阻止する。そのため、第1の実施形態のアンテナ装置101と同様に、筒状導体1による電磁界遮蔽が抑制され、通信が可能となる。
図7は第2の実施形態に係るアンテナ装置102Cの平面図である。筒状導体1のスリット1Sは、その途中に開口部1Aを備えている。この開口部1Aには押しボタンスイッチ等の操作部7が露出している。このように、スリット1Sの一部は所望の部材の露出部を兼ねていてもよい。操作部以外にカメラレンズ用の開口部、各種センサの検知部、マイク、スピーカー等のデバイスを兼ねてもよい。
《第3の実施形態》
図8は第3の実施形態に係るアンテナ装置103Aの平面図である。第1の実施形態で図1に示したアンテナ装置101とは、スリット1Sの形状が異なる。本実施形態のアンテナ装置103Aでは、筒状導体1に、その第1開口11から第2開口12方向に(筒状導体1の軸方向に)延伸するスリット1Sが形成されている。スリット1Sは第2開口12まで達せず、途中で終わっている。但し、スリット1Sはコイルアンテナ2の位置より第2開口12の方向へ更にLだけ延伸している。
このように、スリット1Sは第1開口11から第2開口12まで必ずしも連通していなくてもよい。磁束密度はコイルアンテナ2に近い程高い。すなわち、磁束密度分布はコイルアンテナ2の周囲に集中している。そのため、コイルアンテナ2から離れた筒状導体1の位置には流れる渦電流は小さい。
図8に示したように、平面視でコイルアンテナ2の近接部分にスリット1Sが形成されていれば、コイルアンテナ2の磁束の変化を妨げる渦電流が効果的に抑制される。
上記スリット1Sが筒状導体1の第1開口から中央まで延伸している場合、アンテナ装置103Aと通信相手側アンテナとの結合係数は0.0106である。第1の実施形態で示した、スリット1Sが第1開口11から第2開口12まで連接しているアンテナ装置101の結合係数は0.0150であるので、結合係数の大きな低下は無い。
図9は第3の実施形態に係る別のアンテナ装置103Bの斜視図である。第1の実施形態で図1に示したアンテナ装置101とは、筒状導体1の形状が異なる。本実施形態のアンテナ装置103Bでは、筒状導体1の第2開口12の面積は第1開口11の面積より小さい。スリット1Sは第1開口11から第2開口12まで連通している。
このように筒状導体1の実質的な開口面積が狭められていてもよい。その狭められた開口(図9の例では第2開口12)に磁束が通るので、コイルアンテナ2の磁束の変化を妨げる渦電流が筒状導体に流れる現象は抑制される。なお、第1開口および第2開口はスリットとほぼ同じ幅のスリットとして構成されていてもよい。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では電子機器の例を示す。図10は電子機器201の正面図である。この電子機器201は、第1の実施形態で図1に示したアンテナ装置101の筒状導体1を筐体として利用したものである。したがって、電子機器201の全体の形状は図1に示したアンテナ装置101と同じである。
筒状導体(金属筐体)1の内部には回路基板4が収められている。回路基板4の上面にはコイルアンテナ2が実装されている。回路基板4の下面にはMicro USBのコネクタ5が実装されている。また、回路基板4の上部には電源としてのバッテリ6が配置されている。図10には表れていないが、回路基板4には、コイルアンテナ2に接続されるRFICおよび共振周波数設定用チップキャパシタが実装されている。RFICはNFCやFeliCa(登録商標)などのHF帯RFIDシステムで使用されるものである。このRFICおよび共振周波数設定用チップキャパシタは本発明に係る「給電回路」の例である。回路基板4には更にBluetooth(登録商標)で通信を行うための通信回路が設けられている。
各種部品が実装された回路基板4およびバッテリ6と筒状導体1の内面との間には樹脂部材が設けされていて、回路基板4およびバッテリ6は筒状導体1に対して樹脂部材を介して緩衝保持されている。
電子機器201は、コイルアンテナ2を用いてNFCで通信を行う。本実施形態では、電子機器201は例えばBluetooth(登録商標)でデジタル音声データを受信するヘッドセットコントローラであり、NFCを用いてBluetooth(登録商標)のペアリングを行う。上記コネクタ5はバッテリ6の充電用に用いられる。
このように筒状導体1を電子機器201の金属筐体として用いることにより、薄い筐体を用いて小型化でき、デザイン性も高めることができる。
なお、電子機器としては、例えば、スマートフォンやフィーチャーフォン等の携帯電話、スマートウォッチやスマートグラス等のウェアラブル端末、ノートPC、タブレット端末、カメラ、ゲーム機、玩具等が挙げられる。
なお、筒状導体の形状は角筒状に限らず、円筒状、楕円筒状、多角形の筒状等であっても同様に適用できる。
また、スリットは直線状に延伸しているものに限らず、筒の軸方向に対して非平行であってもよい。また、スリットは直線状ではなく曲線状であってもよい。また、スリットは途中で屈曲する形状であってもよい。また、スリットは複数あってもよい。また、コイルアンテナは複数あってもよい。
なお、上述の実施形態では、主にNFC等の磁界結合を利用した通信システムにおけるアンテナ装置および電子機器を説明したが、上述の実施形態におけるアンテナ装置および電子機器は、磁界結合を利用した非接触電力伝送システム(電磁誘導方式、磁界共鳴方式)でも同様に用いることができる。例えば、上述の実施形態におけるアンテナ装置は、HF帯、特に6.78MHzまたは6.78MHz近傍の周波数で使用される磁界共鳴方式の非接触電力伝送システムの受電装置に受電アンテナ装置としてや、送電装置に送電アンテナ装置として適用できる。この場合でも、アンテナ装置は受電アンテナ装置や送電アンテナ装置として機能する。非接触電力伝送システムにおいて、アンテナ装置のコイルアンテナが有するコイル導体の両端は、使用周波数帯(HF帯、特に6.78MHz近傍)を操作する受電回路や送電回路に接続される。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
AX…巻回軸
O…中心点
1…筒状導体(導体)
1A…開口部
1P…筒状導体
1S…スリット
2…コイルアンテナ
3…通信相手側アンテナ
4…回路基板
5…コネクタ
6…バッテリ
7…操作部
11…第1開口
12…第2開口
20a,20b,20c,20d,20e…基材層
21,22,27…実装用電極
23,24…コイル導体
26…層間接続導体
101,101A,102A,102B,102C,103A,103B…アンテナ装置
201…電子機器

Claims (9)

  1. 中実の磁性体コアと、ヘリカル状に巻回された形状のコイル導体とを有するコイルアンテナと、
    バッテリと、
    前記コイルアンテナおよび前記バッテリを囲む導体と、
    を備え、
    前記導体は、第1開口、第2開口および側面を有し、前記コイルアンテナの前記コイル導体の巻回軸方向を実質的な軸方向とする、内部が空洞の筒状をなし、
    前記導体は、前記側面に前記第1開口から軸方向に延伸するスリットを有し、前記バッテリは前記側面と前記コイルアンテナとの間に配置されることを特徴とする、アンテナ装置。
  2. 前記コイルアンテナの位置は、前記導体の前記軸方向における中心に対して前記第1開口の方向へオフセットしている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 平面視で、前記スリットは前記コイルアンテナの位置より前記第2開口の方向へ更に延伸している、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記スリットは前記第1開口から前記第2開口まで連通している、請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記導体は、内部に前記コイルアンテナ以外の回路または部材を収納する筐体である、請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記磁性体コアは、前記第1開口の平面視で、前記第1開口より小さく、前記第1開口の中央または中央からオフセットされた位置に配置可能な大きさである、請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記導体の前記内部に回路基板が収納されており、
    前記コイルアンテナは前記回路基板に実装されている、請求項1から6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記コイルアンテナは、前記コイル導体の巻回軸方向から見て前記バッテリと前記回路基板との間に位置する、請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記コイルアンテナに接続される給電回路とを備える、電子機器。
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