JP2018017847A - プロジェクションシステムおよびプロジェクションシステムの制御方法 - Google Patents

プロジェクションシステムおよびプロジェクションシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】投写光路内に障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能なプロジェクションシステムを提供する。【解決手段】投写面に画像を投写する複数のプロジェクターを備えたプロジェクションシステムであって、一つの前記投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置された前記複数のプロジェクターと、前記投写面における障害物を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する制御部と、を備えるプロジェクションシステム。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクションシステムおよびプロジェクションシステムの制御方法に関する。
複数のスクリーンと同じ数だけ各スクリーンに画像を表示するプロジェクターを備えたマルチスクリーンシステムが提案されている(特許文献1参照。)。当該マルチスクリーンシステムでは、会場や部屋全体をバーチャル空間にすることが可能である。
しかしながら、このようなマルチスクリーンシステムでは、例えば、複数のプロジェクターによって部屋の多面に画像を投写する場合に、当該部屋のなかに人(鑑賞者)がいてプロジェクターからの投写光の光路を投写面に届く前に遮る位置にいると、当該人が当該投写光の障害物となり、投写面の全面に画像を投写することができない場合があった。
また、画像が投写される投写領域内に障害物が存在することを検出した場合に、当該投写領域を異なる投写領域に移動させるプロジェクターが提案されている(特許文献2参照。)。当該プロジェクターでは、障害物によって遮られた場合においても、画像を正しく視認させることが可能である。
しかしながら、この技術は、単体のプロジェクターに関する技術であった。
特開2003−107580号公報 特開2014−163954号公報
上述のように、従来では、複数のプロジェクターを備えたプロジェクションシステムにおいて、障害物が存在するときの対策が十分ではなかった。
本発明は、前記の点に鑑み為されたものであり、障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能なプロジェクションシステムおよびプロジェクションシステムの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、投写面に画像を投写する複数のプロジェクターを備えたプロジェクションシステムであって、一つの前記投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置された前記複数のプロジェクターと、前記投写面における障害物を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する制御部と、を備えるプロジェクションシステムである。
この構成により、プロジェクションシステムでは、検出部が投写面における障害物を検出し、制御部が、検出部による検出結果に基づいて、一つの投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置された複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する。これにより、プロジェクションシステムでは、障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、前記検出部は、前記複数のプロジェクターのそれぞれの前記投写光路内に存在する前記障害物を検出し、前記制御部は、前記投写面に画像を投写している前記プロジェクターについて前記検出部により前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、当該プロジェクターから他のプロジェクターに切り替えて同じ投写面の少なくとも一部に画像を投写する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、検出部が複数のプロジェクターのそれぞれの投写光路内に存在する障害物を検出し、制御部は、投写面に画像を投写しているプロジェクターについて検出部により投写光路内に存在する障害物が検出された場合、当該プロジェクターから他のプロジェクターに切り替える制御を行う。これにより、プロジェクションシステムでは、投写面に画像を投写しているプロジェクターの投写光路内に存在する障害物が検出された場合においても、他のプロジェクターにより画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、前記制御部は、前記投写面に画像を投写している前記プロジェクターについて前記検出部により前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、当該プロジェクターによる画像の投写を停止する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、制御部は、投写面に画像を投写しているプロジェクターについて検出部により投写光路内に存在する障害物が検出された場合、当該プロジェクターによる画像の投写を停止する制御を行う。これにより、プロジェクションシステムでは、投写面に画像を投写しているプロジェクターの投写光路内に存在する障害物が検出された場合において、当該プロジェクターによる画像の投写を停止して、他のプロジェクターにより画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、前記制御部は、切り替えた前記他のプロジェクターについて前記検出部により前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、当該プロジェクターからさらに別のプロジェクターに切り替えて同じ投写面の少なくとも一部に画像を投写する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、制御部は、切り替えた他のプロジェクターについて検出部により投写光路内に存在する障害物が検出された場合、当該プロジェクターからさらに別のプロジェクターに切り替える制御を行う。これにより、プロジェクションシステムでは、切り替え後のプロジェクターの投写光路内に存在する障害物が検出された場合においても、さらに別のプロジェクターにより画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターのすべてについて前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、同じ投写面に画像を投写することが可能な前記複数のプロジェクターのうちの一部または全部が同時に画像を投写する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、制御部は、検出部による検出結果に基づいて、複数のプロジェクターのすべてについて投写光路内に存在する障害物が検出された場合、同じ投写面に画像を投写することが可能な複数のプロジェクターのうちの一部または全部が同時に画像を投写する制御を行う。これにより、プロジェクションシステムでは、複数のプロジェクターのすべてについて障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、前記制御部は、前記検出部により検出された前記障害物の位置を前記複数のプロジェクターの投写範囲のすべてが含む制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、制御部は、検出部により検出された障害物の位置を複数のプロジェクターの投写範囲のすべてが含む制御を行う。これにより、プロジェクションシステムでは、障害物が存在する場合においても、複数のプロジェクターの投写範囲の重複部分に当該障害物を位置させて、これら複数のプロジェクターの全体として、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、前記複数のプロジェクターのそれぞれに前記検出部が搭載され、それぞれの前記検出部が、当該検出部が搭載された前記プロジェクターの前記投写光路内に存在する前記障害物を検出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、複数のプロジェクターのそれぞれに検出部が搭載され、それぞれの検出部が、当該検出部が搭載されたプロジェクターの投写光路内に存在する障害物を検出する。これにより、プロジェクションシステムでは、それぞれのプロジェクターにそれぞれの検出部が搭載された構成において、障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、複数の前記投写面を備え、それぞれの前記投写面に対して前記複数のプロジェクターが備えられる、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、複数の投写面のそれぞれに対して複数のプロジェクターが備えられる。これにより、プロジェクションシステムでは、複数の投写面のうちのいずれかに障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、部屋の複数の頂点に対して、3台ずつの前記プロジェクターを配置した、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、部屋の複数の頂点に対して、3台ずつのプロジェクターが配置される。これにより、プロジェクションシステムでは、部屋における投写面に障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一態様は、プロジェクションシステムにおいて、部屋の複数の辺に対して、2台ずつの前記プロジェクターを配置した、構成が用いられてもよい。
この構成により、プロジェクションシステムでは、部屋の複数の辺に対して、2台ずつのプロジェクターが配置される。これにより、プロジェクションシステムでは、部屋における投写面に障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、投写面に画像を投写する複数のプロジェクターを備えたプロジェクションシステムの制御方法であって、前記複数のプロジェクターを、一つの前記投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置し、検出部が、前記投写面における障害物を検出し、制御部が、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、プロジェクションシステムの制御方法である。
この構成により、プロジェクションシステムの制御方法では、投写面における障害物を検出し、検出結果に基づいて、一つの投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置された複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する。これにより、プロジェクションシステムの制御方法では、障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
以上のように、本発明に係るプロジェクションシステムおよびプロジェクションシステムの制御方法によれば、投写面における障害物を検出し、検出結果に基づいて、一つの投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置された複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する。これにより、本発明に係るプロジェクションシステムおよびプロジェクションシステムの制御方法では、障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本発明の一実施形態に係るプロジェクションシステムの概略的な構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)の配置の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)の配置の他の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプロジェクターの概略的な構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像に含まれる人(人の画像部分)および当該人の影(影の画像部分)の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数のプロジェクターの投写範囲の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数のプロジェクターの投写範囲の他の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数の人(人の画像部分)が含まれる画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るシステム制御装置により行われる処理の手順の一例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本実施形態で言う「画像」という語の代わりに、「映像」という語が用いられてもよい。
[プロジェクションシステム]
図1は、本発明の一実施形態に係るプロジェクションシステム1の概略的な構成例を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクションシステム1は、複数(図1の例では、4台)のプロジェクター11〜14と、複数(図1の例では、5個)の検出装置21〜25と、システム制御装置41と、複数のプロジェクター11〜14のそれぞれとシステム制御装置41とを通信可能に接続するケーブル(複数のプロジェクター11〜14と同数のケーブル61〜64)と、複数の検出装置21〜25のそれぞれとシステム制御装置41とを通信可能に接続するケーブル(複数の検出装置21〜25と同数のケーブル71〜75)を備える。
図1には、投写面81と、投写面81上または投写面81の近傍に存在する人91を示してある。人91は、例えば、投写面81に投写された画像を鑑賞する者(鑑賞者)などである。なお、「(鑑賞)者」は「観測(者)」などと呼ばれてもよい。
図1の例では、投写面81は、四角形の形状を有する平面であり、本実施形態では、部屋の床の面である。
それぞれのプロジェクター11〜14は、投写面81が有する複数(図1の例では、4個)の頂点のそれぞれに対応するところに、投写の方向が当該投写面81の中心(または、その付近)に向くように、設置されている。
また、それぞれの検出装置21〜24は、投写面81が有する複数(図1の例では、4個)の頂点のそれぞれに対応するところに、検出の方向が当該投写面81の中心(または、その付近)に向くように、設置されている。
また、他の1個の検出装置25は、投写面81の全体を検出の範囲(領域)とすることが可能なところに設置されており、本実施形態では、投写面81(床の面)を含む部屋の天井に設置されている。
本実施形態では、複数のプロジェクター11〜14は、同一の投写面81に対して画像を投写する。この際、人91は、プロジェクター(複数のプロジェクター11〜14のうちの1台以上)からの画像の投写にとって障害物となり得る。
複数の検出装置21〜25は、同一の投写面81について、所定の情報を検出する。本実施形態では、複数の検出装置21〜25は、同一の投写面81について、障害物の有無を判定することが可能な情報を検出する。
ここで、図1の例では、投写面81におけるそれぞれの頂点のところに、1台のプロジェクター11〜14と、1個の検出装置21〜24が設置されている。同じ頂点のところに設置されるプロジェクター11〜14と検出装置21〜24は、例えば、近接した位置に設置されてもよい。
一例として、同じ頂点のところに設置されるプロジェクター11〜14と検出装置21〜24について、当該検出装置21〜24が当該プロジェクター11〜14の一部(例えば、当該プロジェクター11〜14の筐体)に取り付けられてもよい。
他の例として、同じ頂点のところに設置されるプロジェクター11〜14と検出装置21〜24について、当該検出装置21〜24が当該プロジェクター11〜14に一体化されて内蔵されていてもよい。
それぞれのプロジェクター11〜14は、投写対象の画像を表す光を投写面81に対して発することで、当該画像を当該投写面81に投写する。
本実施形態では、複数のプロジェクター11〜14のそれぞれにより画像を同一の投写面81に投写することで、当該投写面81にひとまとまりの画像(投写面81の全体の画像)を写し出す。
それぞれの検出装置21〜25は、検出部(それぞれの検出部31〜35)を備える。
それぞれの検出部31〜35は、投写面81について、所定の情報(障害物の有無を判定することが可能な情報)を検出する。当該所定の情報としては、様々な種類の情報が用いられてもよく、例えば、画像の情報、ライトカーテンの情報などが用いられてもよい。
一例として、検出部31〜35が、撮像部(カメラ)の機能を有する場合、当該撮像部によって投写面81の一部または全部の画像を撮像し、撮像された画像の情報を検出(取得)する。例えば、可視光の撮像部が用いられて可視光の画像の情報が取得されてもよく、あるいは、赤外光の撮像部が用いられて赤外光の画像が取得されてもよい。また、撮像部としては、例えば、ステレオカメラの機能が用いられて三次元の情報が取得されてもよく、または、魚眼カメラなどが用いられてもよい。
他の例として、検出部31〜35が、ライトカーテンの機能を有する場合、当該ライトカーテンの光を投写面81の付近に形成して、当該ライトカーテンの光を遮る物体に関する情報を検出(取得)する。例えば、可視光のライトカーテンが用いられてもよく、あるいは、赤外光のライトカーテンが用いられてもよい。
なお、それぞれの検出部31〜35は、例えば、1種類の情報(例えば、可視光の画像の情報、赤外光の画像の情報、可視光のライトカーテンの情報、赤外光のライトカーテンの情報などのうちの1種類の情報)を検出する機能を有してもよく、または、複数の種類の情報を検出する機能を有してもよい。
システム制御装置41は、通信部51と、システム制御部52を備える。
通信部51は、それぞれのプロジェクター11〜14と、それぞれのケーブル61〜64を介して、通信する。
また、通信部51は、それぞれの検出装置21〜25と、それぞれのケーブル71〜75を介して、通信する。
なお、本実施形態では、それぞれの有線のケーブル61〜64、71〜75を介して有線の通信が行われるが、他の構成例として、有線の通信の代わりに無線の通信が行われてもよく、この場合、システム制御装置41、それぞれのプロジェクター11〜14、およびそれぞれの検出装置21〜25のうちで無線の通信が行われる装置には無線通信の機能が備えられる。
システム制御部52は、システム制御装置41における各種の処理を制御する制御部である。
システム制御部52は、通信部51を介して、それぞれの検出装置21〜25と通信し、それぞれの検出装置21〜25の検出部31〜35により検出された情報を受信して取得する。
また、システム制御部52は、検出装置21〜25から取得された情報に基づいて、障害物の有無を判定する。システム制御部52は、障害物があると判定した場合には、検出装置21〜25から取得された情報に基づいて、当該障害物の位置を特定する。
この場合、システム制御部52は、特定された障害物の位置に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14を制御する態様(制御態様)を決定する。システム制御部52は、決定されたそれぞれのプロジェクター11〜14の制御態様に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14を制御する。システム制御部52は、通信部51を介して、それぞれのプロジェクター11〜14と通信し、それぞれのプロジェクター11〜14に制御信号を送信することでそれぞれのプロジェクター11〜14を制御する。それぞれのプロジェクター11〜14は、システム制御部52から受信された制御信号に基づいて、画像の投写を行う。
また、システム制御部52は、通信部51を介して、制御信号以外の信号(例えば、画像の情報を表す信号)を、それぞれのプロジェクター11〜14に送信することも可能である。
ここで、システム制御部52が障害物の有無を判定する手法、およびシステム制御部52が障害物の位置を判定する手法としては、それぞれ、様々な手法が用いられてもよい。一例として、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により画像の情報が検出される場合、システム制御装置41は障害物のテンプレート画像を記憶しておいて、システム制御部52は、当該テンプレート画像と合致する画像部分を障害物(障害物の画像部分)として判定してもよい。他の例として、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により画像の情報が検出される場合、システム制御装置41は障害物とはみなさないテンプレート画像を記憶しておいて、システム制御部52は、当該テンプレート画像と合致する画像部分を障害物(障害物の画像部分)とはみなさないように判定してもよい。
また、システム制御部52は、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により画像の情報が検出される場合、例えば、プロジェクター(プロジェクター11〜14のうちの1台以上)により投写された画像と、当該検出部により撮像された画像とを比較した結果に基づいて、障害物に関する判定を行ってもよい。
システム制御部52は、障害物の位置を判定する場合に、当該障害物の形状(例えば、外形)を判定してもよい。例えば、システム制御部52は、障害物の情報を、当該障害物の位置を表す点の情報として記憶して使用してもよく、あるいは、障害物の情報を、当該障害物の位置(ここでは、重心などの代表となる位置)を表す点および当該障害物の形状を表す枠などの情報として記憶して使用してもよい。
なお、本実施形態では、人91が障害物となる場合を示すが、他の構成例として、障害物としては、任意の物が用いられてもよく、生物でなくてもよい。
ここで、本実施形態では、プロジェクションシステム1において、システム制御装置41は、複数のプロジェクター11〜14により画像を構築するためのホストコンピューターのような役割を持っている。
また、本実施形態では、システム制御装置41をプロジェクター11〜14以外の装置として備えたが、他の構成例として、いずれか1個のプロジェクター(複数のプロジェクター11〜14のうちの1個のプロジェクター)にシステム制御装置41と同じ機能を備えてもよい。システム制御装置41のシステム制御部52と同じ機能は、例えば、当該プロジェクターのプロジェクター制御部319(図4参照)に備えられてもよい。システム制御装置41の通信部51と同じ機能は、例えば、当該プロジェクターの通信部312(図4参照)に備えられてもよい。
[プロジェクターあるいは検出装置の配置]
図1の例では、1個の投写面81に関するプロジェクター11〜14および検出装置21〜25の配置の一例を示したが、複数の投写面が用いられてもよい。
図2および図3を参照して、複数の投写面に複数の対象装置を配置する例を示す。本実施形態では、当該対象装置は、プロジェクターあるいは検出装置である。
図2は、本発明の一実施形態に係る対象装置131〜134、141〜144、151〜154(プロジェクターあるいは検出装置)の配置の一例を示す図である。
なお、図2において、対象装置131〜134、141〜144、151〜154を概略的に示してある。
図2には、3個の投写面111〜113を示してある。これらの投写面111〜113は、直方体(立方体でもよい。)の形状を有する1個の部屋における互いに接する3個の面に相当する。
図2の例では、1つ目の投写面111におけるそれぞれの頂点のところに、当該投写面111について設けられた4個の対象装置131〜134のそれぞれが設置される配置となっている。
同様に、図2の例では、2つ目の投写面112におけるそれぞれの頂点のところに、当該投写面112について設けられた4個の対象装置141〜144のそれぞれが設置される配置となっている。
同様に、図2の例では、3つ目の投写面113におけるそれぞれの頂点のところに、当該投写面113について設けられた4個の対象装置151〜154のそれぞれが設置される配置となっている。
また、図2の例では、図示を省略してあるが、この部屋は6個の面を有しており、図2には3個の面(投写面111〜113)を示してあり、他の3個の面についても同様に対象装置が設置される配置である。
また、図2の例では、それぞれの投写面111〜113に対して対向する面に設けられる検出装置(図1の例では、床である投写面81に対して天井に設置される検出装置25)については示していないが、このような検出装置が設けられて設置されてもよい。
このように、図2の例では、部屋の各頂点に対応するところに3個ずつの対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)を配置した構成となっている。具体例として、図2の例における1個の頂点のところでは、3個の対象装置132、143、154が配置されている。
ここで、頂点に対応するところとしては、例えば、頂点のところであってもよく、または、頂点から少しずれたところである、頂点の付近のところであってもよい。例えば、頂点に対して対象装置を配置する場合に、当該対象装置の数、大きさ、あるいは形状などによって、当該頂点から多少ずれて配置されることもあり得るが、本実施形態では、このような配置も、頂点に対応するところに配置する構成に含まれる。
図3は、本発明の一実施形態に係る対象装置231〜234、241〜244、251〜254(プロジェクターあるいは検出装置)の配置の他の例を示す図である。
なお、図3において、対象装置231〜234、241〜244、251〜254を概略的に示してある。
図3には、3個の投写面211〜213を示してある。これらの投写面211〜213は、直方体(立方体でもよい。)の形状を有する1個の部屋における互いに接する3個の面に相当する。
図3の例では、1つ目の投写面211におけるそれぞれの辺の中央のところに、当該投写面211について設けられた4個の対象装置231〜234のそれぞれが設置される配置となっている。
同様に、図3の例では、2つ目の投写面212におけるそれぞれの辺の中央のところに、当該投写面212について設けられた4個の対象装置241〜244のそれぞれが設置される配置となっている。
同様に、図3の例では、3つ目の投写面213におけるそれぞれの辺の中央のところに、当該投写面213について設けられた4個の対象装置251〜254のそれぞれが設置される配置となっている。
また、図3の例では、図示を省略してあるが、この部屋は6個の面を有しており、図3には3個の面(投写面211〜213)を示してあり、他の3個の面についても同様に対象装置が設置される配置である。
また、図3の例では、それぞれの投写面211〜213に対して対向する面に設けられる検出装置(図1の例では、床である投写面81に対して天井に設置される検出装置25)については示していないが、このような検出装置が設けられて設置されてもよい。
このように、図3の例では、部屋の各辺の中央に対応するところに2個ずつの対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)を配置した構成となっている。具体例として、図3の例における1個の辺のところでは、2個の対象装置231、244が配置されている。
ここで、中央に対応するところとしては、例えば、中央のところであってもよく、または、中央から少しずれたところである、中央の付近のところであってもよい。例えば、中央に対して対象装置を配置する場合に、当該対象装置の数、大きさ、あるいは形状などによって、当該中央から多少ずれて配置されることもあり得るが、本実施形態では、このような配置も、中央に対応するところに配置する構成に含まれる。
なお、プロジェクターあるいは検出装置の配置として、図2の例に係る配置と図3の例に係る配置との両方が用いられてもよい。
また、プロジェクターと検出装置とで、それぞれ異なる配置が用いられてもよい。例えば、図2の例に示される配置と、図3の例に示される配置とで、任意の一方の配置をプロジェクターに適用し、他方の配置を検出装置に適用してもよい。
また、図2あるいは図3に示される配置とは異なる任意の配置が用いられてもよい。例えば、図2の例および図3の例では、ある面に関する処理を行う装置として、当該面に設置された対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)が用いられたが、他の構成例として、ある面に関する処理を行う装置として、当該面に接している他の面に設置された対象装置が用いられてもよく、または、他のところに設置された対象装置が用いられてもよい。
また、それぞれの投写面に画像を投写するために用いられるプロジェクターの数は、任意であってもよい。
また、それぞれの投写面について所定の情報を検出する検出装置の数は、任意であってもよい。
また、部屋の形状、あるいは、部屋が有する面の数としては、それぞれ任意であってもよい。
また、図2の例および図3の例では、監視の対象となる部屋が有する複数の面のすべてについて、当該面に関する処理を行う対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)が備えられたが、他の構成例として、監視の対象となる部屋が有する複数の面のうちの一部(1個以上の任意の数)について、当該面に関する処理を行う対象装置が備えられてもよい。
ここで、本実施形態では、それぞれのプロジェクター11〜14によりそれぞれのプロジェクター11〜14に割り当てられた方向に画像を投写する構成を示すが、他の構成例として、1台のプロジェクターが2個以上の異なる方向に画像を投写することが可能な構成が用いられてもよい。この場合、本実施形態において2台以上の所定数のプロジェクターにより行われる画像の投写を、1台のプロジェクターによりまとめて行うことが可能である。
また、本実施形態では、それぞれの検出装置21〜25によりそれぞれの検出装置21〜25に割り当てられた方向の情報を検出する構成を示すが、他の構成例として、1個の検出装置が2個以上の異なる方向の情報を検出することが可能な構成が用いられてもよい。この場合、本実施形態において2個以上の所定数の検出装置により行われる情報の検出を、1個の検出装置によりまとめて行うことが可能である。
具体例として、図2の例に関して、部屋の各頂点のところに、3個の異なる方向に対応した1個ずつの対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)を配置することが可能である。
具体例として、図3の例に関して、部屋の各辺の中央のところに、2個の異なる方向に対応した1個ずつの対象装置(プロジェクターあるいは検出装置)を配置することが可能である。
なお、本実施形態では、それぞれのプロジェクター11〜14として、近接投写が可能なプロジェクターが用いられており、具体例として、超単焦点プロジェクターが用いられている。このようなプロジェクター11〜14が用いられることで、それぞれのプロジェクター11〜14は、それぞれに隣接した壁に対して近接から画像を投写することができる。これにより、例えば、障害物となる鑑賞者が座っている場合あるいは立っている場合においても、当該鑑賞者の周囲に影あるいは投写不可能な範囲ができることを低減することが可能であり、投写面の全面(あるいは、ほぼ全面)に対する画像の表示が可能となる。
他の構成例として、それぞれのプロジェクター11〜14として、超単焦点型ではないプロジェクターが用いられてもよい。この場合、例えば、それぞれのプロジェクター11〜14は、超単焦点型の場合と比べて、それぞれの投写面から離れたところに設置される。
[プロジェクターの構成]
図4は、本発明の一実施形態に係るプロジェクター11の概略的な構成例を示す図である。
図1の例では、他のプロジェクター12〜14の構成および動作は、プロジェクター11の構成および動作と同じであり、詳しい説明を省略する。
本実施形態に係るプロジェクター11は、操作パネル311と、通信部312と、画像情報入力部313と、画像処理部314と、OSD処理部315と、光源制御部316と、画像投写部317と、レンズシフト駆動部318と、プロジェクター制御部319を備える。
画像投写部317は、液晶駆動部331と、光源332と、赤色(R)と緑色(G)と青色(B)のそれぞれに対応した3個の液晶ライトバルブ333R、333G、333Bと、投写レンズ334を備える。
なお、プロジェクター11は、ケーブル61と接続されている。
操作パネル311は、複数の操作キーを備えており、当該操作キーに対してユーザー(人)により行われた操作に応じた情報をプロジェクター制御部319に出力する。
通信部312は、ケーブル61を介して、システム制御装置41と通信する機能を有する。本実施形態では、通信部312は、システム制御装置41から受信された制御信号(プロジェクター11を制御するための信号)をプロジェクター制御部319に出力する。また、通信部312は、システム制御装置41から受信された画像の情報を画像情報入力部313に出力してもよい。
画像情報入力部313は、外部の装置(記憶媒体でもよい。)から画像の情報を入力して画像処理部314に出力する。本実施形態では、画像情報入力部313は、通信部312から、システム制御装置41から送信された画像の情報を入力して画像処理部314に出力してもよい。
画像処理部314は、画像情報入力部313から入力された画像の情報に対して所定の処理を行い、当該処理が行われた画像の情報をOSD処理部315に出力する。当該処理としては、入力された画像の情報を、それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bの各画素の階調を表す情報すなわち各画素に印加する駆動電圧を規定するための情報に変換する処理が用いられる。この場合に、画像処理部314は、プロジェクター制御部319により行われる制御に基づいて、変換された画像の情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合いなどの画質を調整する処理を行ってもよい。
OSD処理部315は、プロジェクター制御部319により行われる制御に基づいて、画像処理部314から入力された画像の情報に基づく画像に、OSD(オンスクリーンディスプレイ)の画像を合成(重畳)する処理を行い、当該処理が行われた画像の情報を液晶駆動部331に出力する。OSDの画像としては、任意の画像が用いられてもよく、例えば、複数の項目の中からユーザーにより項目を指示することが可能なメニューを表す画像、あるいは、メッセージを表す画像などが用いられてもよい。
なお、OSD処理部315は、OSDの画像を合成する指示がない場合には、画像処理部314から入力された画像の情報をそのまま液晶駆動部331に出力する。
光源制御部316は、プロジェクター制御部319により行われる制御に基づいて、光源332に対する電力の供給と停止を制御し、光源332のランプの点灯および消灯を切り替える。
光源332は、光を射出する。一例として、光源332は、超高圧水銀ランプあるいはメタルハライドランプなどからなる放電型のランプ(図示せず)と、当該ランプが放射した光を液晶ライトバルブ333R、333G、333Bの側に反射するリフレクター(図示せず)を含む。
本実施形態では、光源332から射出された光は、インテグレーター光学系(図示せず)によって輝度分布がほぼ均一な光に変換され、色分離光学系(図示せず)によって光の三原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bに入射する構成となっている。
液晶駆動部331は、OSD処理部315から入力された画像の情報に基づいて、それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bを駆動する。
それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bは、液晶駆動部331により駆動されて、光源332から射出された光を、駆動に係る画像の情報に応じた画像光に変調する。この駆動に係る画像の情報は、OSD処理部315から液晶駆動部331に入力された画像の情報である。
それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bにより変調された画像光は、投写レンズ334から投写される。
なお、それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bは、例えば、一対の透明基板の間に液晶が封入された液晶パネルなどにより構成される。それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bは、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に配列された矩形状の画素領域を備えており、液晶に対して画素ごとに駆動電圧を印加することが可能な構成となっている。液晶駆動部331が、入力される画像の情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、当該画像の情報に応じた光透過率に設定される。そして、光源332から射出された光は、それぞれの液晶ライトバルブ333R、333G、333Bの画素領域を透過することによって変調され、当該画像の情報に応じた画像光が色光ごとに形成される。形成された各色の画像光は、色合成光学系(図示せず)によって画素ごとに合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ334によって拡大投写される。
レンズシフト駆動部318は、投写レンズ334を移動させるモーターおよびギヤなどにより構成され、プロジェクター制御部319により行われる制御に基づいて、投写レンズ334を移動させることで、投写画像の投写位置を変更する。レンズシフトによって移動させることが可能な方向としては、初期位置(デフォルト位置)に対して上下左右の方向、あるいは、斜めの方向などがある。
なお、本実施形態では、プロジェクター11から画像を投写する方向(投写される光の方向)は、例えば、(レンズシフト以外の)光学系の制御によって変化させられてもよく、あるいは、レンズシフトの制御によって変化させられてもよく、あるいは、これらの両方によって変化させられてもよい。
プロジェクター制御部319は、プロジェクター11における各種の処理を制御する制御部である。
プロジェクター制御部319は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサー、情報(データ)の一時記憶に使用されるRAM(Random Access Memory)、情報(データ)の記憶に使用される不揮発性のROM(Read Only Memory)などを備え、ROMなどに記憶されている制御プログラムにしたがってプロセッサーが動作することにより、プロジェクター11における動作を統括的に制御する。
なお、本実施形態では、光源332は、放電型の光源ランプであるが、光源ランプに限られず、LED(Light Emitting Diode)の光源、あるいはレーザーの光源などが用いられてもよい。
また、本実施形態では、液晶パネルは、光の三原色であるRGBのそれぞれに対応した透過型の液晶パネルであるが、透過型の液晶パネルに限られず、反射型の液晶パネルが用いられてもよい。
また、液晶ライトバルブ333R、333G、333Bは、液晶パネルを備える構成に代えて、DMD(Digital Mirror Device)を備えるDLP(Digital Light Processing)の構成が用いられてもよい。
[人の影について]
図5は、本発明の一実施形態に係る画像411に含まれる人(人の画像部分)421および当該人の影(影の画像部分)422の一例を示す図である。
当該画像411は、検出部(本実施形態では、1個以上の検出部31〜35)において撮像装置が用いられる場合に検出される画像の一例である。
システム制御部52は、当該検出部から取得された当該画像411に基づいて、人421が存在すること、および当該人421が存在する位置を検出する。この検出は、任意の手法を用いて行われてもよく、例えば、人の形状を有するテンプレート画像を使用する手法、あるいは、人の特徴を探索する手法などが用いられてもよい。
ここで、図5の例のように、画像411に人421の影422が含まれる場合、一例として、システム制御部52は、当該影422の部分を除いた当該人421の部分を障害物として検出する。他の例として、多少の誤差が許容されるようなときには、システム制御部52は、当該影422の部分の一部またはすべてを含んだ当該人421の部分を障害物として検出してもよい。なお、システム制御部52は、障害物の形状として、検出された障害物の形状のままの形状を採用してもよく、または、長方形(正方形でもよい。)などのような所定の形状があらかじめ定められていて、検出された障害物の形状を含む当該所定の形状を採用してもよい。
一例として、システム制御部52は、人421と影422が写る可視光の画像と、人421は写るが影422が写らない(または、それほど写らない)赤外光の画像に基づいて、人421と影422とを区別してもよい。他の例として、システム制御部52は、人421と影422が写る可視光の画像と、人421は検出されるが影422は検出されないライトカーテンの情報に基づいて、人421と影422とを区別してもよい。
[複数のプロジェクターによる画像の投写の制御]
本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、投写面81に画像を投写する複数のプロジェクター11〜14を備える。複数のプロジェクター11〜14は、一つの投写面81に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置されている。また、検出部31〜35は、投写面81における障害物(図1の例では、人91)を検出する。システム制御部52は、検出部31〜35による検出結果に基づいて、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。
ここで、システム制御部52が複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する態様としては、様々な制御態様が用いられてもよい。
一例として、検出部31〜35は、複数のプロジェクター11〜14のそれぞれの投写光路内に存在する障害物を検出する。システム制御部52は、投写面81に画像を投写しているプロジェクター(プロジェクター11〜14のうちのいずれか)について、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により投写光路内に存在する障害物が検出された場合、当該プロジェクターから他のプロジェクター(プロジェクター11〜14のうちの他のいずれか)に切り替えて同じ投写面81の少なくとも一部に画像を投写する制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。
ここで、切り替え前のプロジェクターにより画像を投写する範囲と、切り替え後のプロジェクターにより画像を投写する範囲とは、例えば、同じ範囲であってもよく、または、一部が重複する範囲であってもよい。例えば、切り替え後のプロジェクターは、切り替え前のプロジェクターにより行われていた画像の投写を補うことが可能な画像の投写を行う。システム制御部52は、例えば、切り替え後のプロジェクターとして、当該プロジェクターからの画像の投写に障害物が影響しないものを選択する。
一例として、システム制御部52は、投写面81に画像を投写しているプロジェクター(プロジェクター11〜14のうちのいずれか)について、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により投写光路内に存在する障害物が検出された場合、当該プロジェクターによる画像の投写を停止する制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。つまり、システム制御部52は、障害物の検出状況に基づいて、画像を投写するプロジェクターを切り替える。
例えば、切り替え後のプロジェクターは、切り替え前のプロジェクターにより行われていた画像の投写の代わりに、当該画像の投写を補うことが可能な画像の投写を行う。
一例として、システム制御部52は、切り替えた他のプロジェクター(切り替え後のプロジェクター)について、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により投写光路内に存在する障害物が検出された場合、当該プロジェクターからさらに別のプロジェクター(プロジェクター11〜14のうちのいずれか)に切り替えて同じ投写面の少なくとも一部に画像を投写する制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。つまり、システム制御部52は、あるプロジェクターから他のプロジェクターに切り替えた後に、当該他のプロジェクターの投写光路内に障害物が検出された場合には、さらに、別のプロジェクターに切り替える。システム制御部52は、例えば、切り替え後のプロジェクターとして、当該プロジェクターからの画像の投写に障害物が影響しないものを選択する。
システム制御部52は、例えば、リアルタイムに、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)による検出結果に基づいて、障害物の移動(例えば、位置の変化)を検出して、障害物が障害とはならないプロジェクター(画像の投写に障害物が影響しないプロジェクター)に順次切り替える制御を行ってもよい。
一例として、システム制御部52は、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)による検出結果に基づいて、複数のプロジェクター11〜14のすべてについて投写光路内に存在する障害物が検出された場合、同じ投写面に画像を投写することが可能な複数のプロジェクター11〜14のうちの一部または全部が同時に画像を投写する制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。
一例として、システム制御部52は、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により検出された障害物の位置を複数のプロジェクター11〜14の投写範囲のすべてが含む制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。
これにより、複数のプロジェクター11〜14のすべての投写範囲の重複部分に障害物が含まれることになる。
一例として、複数のプロジェクター11〜14のそれぞれに検出部31〜34(図1の例では、1個の検出部35を除く。)が搭載される。そして、それぞれの検出部31〜34が、当該検出部31〜34が搭載されたプロジェクター11〜14の投写光路内に存在する障害物を検出する。
一例として、複数の投写面81を備え、それぞれの投写面81に対して複数のプロジェクター11〜14が備えられてもよい。つまり、プロジェクションシステム1において、図1に示されるような構成が複数備えられてもよく、この場合、例えば、システム制御装置41については共通化されてもよい。
一例として、部屋の複数の頂点に対して、3台ずつのプロジェクターを配置した構成が用いられてもよい。
一例として、部屋の複数の辺に対して、2台ずつのプロジェクターを配置した構成が用いられてもよい。
ここで、他の構成例として、システム制御部52は、検出部(検出部31〜35のうちの1個以上)により検出された障害物の位置を複数のプロジェクター11〜14の投写範囲のいずれもが含まない制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による画像の投写を制御する。
これにより、複数のプロジェクター11〜14のいずれの投写範囲にも障害物が含まれないことになり、当該障害物にプロジェクター11〜14から投写される光が直接当たることを回避することができる。このような制御は、例えば、障害物が人であって、当該人に投写光が当たらないことが望ましい場合に有効である。このような場合としては、人にプロジェクター11〜14からの投写光が投写されると、当該人が画像を快適に干渉することができないような場合がある。なお、このようなことはプロジェクションシステム1の使用状況などによるため、本実施形態では、人にプロジェクター(プロジェクター11〜14のうちの1個以上)からの投写光が投写される制御態様が用いられてもよい。
また、他の構成例として、一つの投写面に対して、さらに多くのプロジェクターが設けられてもよい。例えば、一つの投写面に投写することが可能なプロジェクターの数が多いほど、当該投写面に対する画像の投写を行うときにおけるプロジェクターからの投写のバリエーションが多くなり得る。このため、システム制御部52は、複数のプロジェクターのうちから、投写光が障害物の影響を受けないプロジェクターを選択する自由度が大きくなり、これにより、投写光が障害物の影響を受けない1個以上のプロジェクターを選択して、選択したプロジェクターにより全体として当該投写面に所望の画像(全体の画像)を投写し易くなる。
[複数のプロジェクターによる画像の投写の例]
図6は、本発明の一実施形態に係る複数のプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514の一例を示す図である。
図6には、図1に示されるのと同じ投写面81および複数のプロジェクター11〜14を示してある。また、図6には、投写面81の範囲に存在する人91aを示してある。図6の例では、当該人91aが障害物となる。
システム制御部52は、複数の検出部31〜35のうちの1個以上から取得された情報に基づいて、障害物(図6の例では、人91a)および当該障害物の位置を検出し、この検出の結果に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14により行われる画像の投写を制御する。
一例として、システム制御部52は、それぞれのプロジェクター11〜14により投写する画像の情報および投写の態様(投写の態様を含む制御信号)を当該それぞれのプロジェクター11〜14に送信してもよい。この場合、このような画像の情報および投写の態様が、制御態様の一例である。
具体例として、システム制御部52は、部屋の天井の壁に設置された検出装置25などにより検出された情報(例えば、画像の情報)に基づいて、障害物の位置を特定する。システム制御装置41では、あらかじめ、監視の対象となる部屋の図面とプロジェクター11〜14の設置状況の情報を入力して記憶しておく。システム制御部52は、判定された障害物の位置を前記した部屋の図面に反映させた結果に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14により投写する画像の範囲を制御する。例えば、システム制御装置41には部屋全体として投写したい画像の情報が記憶部(図示せず)に記憶されており、システム制御部52は、当該画像をそれぞれのプロジェクター11〜14に割り当てて、それぞれのプロジェクター11〜14ごとに割り当てた画像部分(それぞれに割り当てた画像範囲に分割された画像部分)の情報を送信(伝送)する。なお、システム制御装置41とそれぞれのプロジェクター11〜14との間における画像の伝送には、例えば、デジタルビデオインターフェイスを介した伝送が用いられてもよい。
他の例として、システム制御部52は、システム制御装置41以外の装置からそれぞれのプロジェクター11〜14に画像の情報が入力される場合に、それぞれのプロジェクター11〜14による投写の態様(投写の態様を含む制御信号)を当該それぞれのプロジェクター11〜14に送信してもよい。この場合、このような投写の態様が、制御態様の一例である。
なお、複数のプロジェクター11〜14からそれぞれのプロジェクター11〜14に割り当てられた画像部分を投写する場合に、例えば、2個以上のプロジェクターから投写される画像部分に重複部分(同じ画像部分)が含まれてもよい。
また、2個以上のプロジェクターから投写される画像部分に重複部分(同じ画像部分)が含まれる場合、当該重複部分において投写後の画像が視覚的に良好に見えるように、当該重複部分(当該画像部分)に任意の補正の処理が行われてもよい。
図6には、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514の一例を示してある。当該投写範囲511〜514は、システム制御部52から当該それぞれのプロジェクター11〜14に送信される制御信号により制御される。
図6の例では、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514は、いずれも、障害物(図6の例では、人91a)の部分を含む範囲となっている。つまり、これらの投写範囲511〜514は、当該障害物の部分で重複(オーバーラップ)している。また、図6の例では、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514は、当該それぞれのプロジェクター11〜14の位置(投写位置)から当該障害物の部分を含むまでの範囲となっている。また、図6の例では、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514は、曲線状の形状を有している。
このような複数のプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514を用いることで、当該複数のプロジェクター11〜14による投写の全体の結果として、投写面81において、障害物の周囲においても、視覚的に良好な画像を投写することが可能である。
ここで、図6の例では、複数のプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514によって、投写面81の全体(または、ほぼ全体でもよい。)がカバーされている。また、それぞれのプロジェクター11〜14によりそれぞれの投写範囲511〜514に投写する画像は、全体として統一されるように、システム制御部52がそれぞれのプロジェクター11〜14による投写の態様を制御する。
ここで、図6の例では、システム制御部52が、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514が障害物を含む制御態様で制御を行う場合を示したが、他の様々な制御態様が用いられてもよい。
例えば、複数のプロジェクター11〜14の投写範囲511〜514のうちの一部または全部が障害物を含まない制御態様が用いられてもよい。
また、例えば、複数のプロジェクター11〜14のうちの一部について、画像の投写が停止させられる制御態様が用いられてもよい。
図7は、本発明の一実施形態に係る複数のプロジェクター11〜14の投写範囲611〜614の他の例を示す図である。
図7には、図1に示されるのと同じ投写面81および複数のプロジェクター11〜14を示してある。また、図7には、投写面81の範囲に存在する人91bを示してある。図7の例では、当該人91bが障害物となる。
システム制御部52は、複数の検出部31〜35のうちの1個以上から取得された情報に基づいて、障害物(図7の例では、人91b)および当該障害物の位置を検出し、この検出の結果に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14により行われる画像の投写を制御する。
図7の例では、図6の例と同様に、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲611〜614は、いずれも、障害物(図7の例では、人91b)の部分を含む範囲となっている。つまり、これらの投写範囲611〜614は、当該障害物の部分で重複(オーバーラップ)している。また、図7の例では、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲611〜614は、当該それぞれのプロジェクター11〜14の位置(投写位置)から当該障害物の部分を含むまでの範囲となっている。また、図7の例では、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲611〜614は、長方形(正方形でもよい。)の形状を有している。
ここで、図7の例では、システム制御部52が、それぞれのプロジェクター11〜14の投写範囲611〜614が障害物を含む制御態様で制御を行う場合を示したが、他の様々な制御態様が用いられてもよい。
例えば、複数のプロジェクター11〜14の投写範囲611〜614のうちの一部または全部が障害物を含まない制御態様が用いられてもよい。
また、例えば、複数のプロジェクター11〜14のうちの一部について、画像の投写が停止させられる制御態様が用いられてもよい。
[複数の障害物が存在する場合について]
図8は、本発明の一実施形態に係る複数の人(人の画像部分)721、722が含まれる画像711の一例を示す図である。
システム制御部52は、検出部31〜35により検出された情報(図8の例では、画像711の情報)に基づいて、2個以上の区別可能な障害物を検出することがあり得る。
この場合、一例として、システム制御部52は、これら2個以上の障害物のうちの任意の数(ここでは、2以上の数)またはすべてを、ひとまとまりの障害物とみなして検出してもよい。図8の例では、システム制御部52は、2個の障害物(図8の例では、ある人721および他の人722)を検出しており、これら2個の障害物を含む枠の範囲731を、ひとまとまりの障害物の部分として検出する。そして、システム制御部52は、当該ひとまとまりの障害物の部分を1個の障害物の部分とみなして、複数のプロジェクター11〜14による投写を制御する。
他の例として、システム制御部52は、2個以上の障害物を検出した場合に、いずれか1個の障害物以外の障害物を無視して、当該1個の障害物に基づいて、複数のプロジェクター11〜14による投写を制御してもよい。
他の例として、システム制御部52は、3個以上の障害物を検出した場合に、いずれか一部の障害物(総数よりも少ない2個以上の障害物)以外の障害物を無視して、当該一部の障害物に基づいて、複数のプロジェクター11〜14による投写を制御してもよい。
[システム制御装置により行われる制御の例]
図9は、本発明の一実施形態に係るシステム制御装置41により行われる処理の手順の一例を示す図である。
システム制御装置41において、システム制御部52は、通信部51を介して、それぞれの検出装置21〜25と通信し、それぞれの検出装置21〜25の検出部31〜35により検出された情報(検出結果)を受信して取得する(ステップS1)。
次に、システム制御部52は、検出装置21〜25から取得された情報に基づいて、障害物の有無を判定する(ステップS2)。
ステップS2の処理における判定の結果、障害物が無いと判定した場合には(ステップS2:NO)、システム制御部52は、ステップS1の処理へ移行して、ステップS1の処理とステップS2の処理を繰り返して行う。この場合、システム制御部52は、任意の制御態様で、複数のプロジェクター11〜14による投写を制御してもよい。つまり、この場合には、障害物が無いため、複数のプロジェクター11〜14の制御において、障害物が考慮される必要はない。
一方、ステップS2の処理における判定の結果、障害物があると判定した場合には(ステップS2:YES)、システム制御部52は、検出装置21〜25から取得された情報に基づいて、当該障害物の位置を特定する(ステップS3)。
次に、システム制御部52は、特定された障害物の位置に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14を制御する態様(制御態様)を決定する(ステップS4)。
そして、システム制御部52は、決定されたそれぞれのプロジェクター11〜14の制御態様に基づいて、それぞれのプロジェクター11〜14を制御する(ステップS5)。
これにより、複数のプロジェクター11〜14により、投写面81に存在する障害物が考慮された画像の投写が行われる。
[実施形態のまとめ]
以上のように、本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、障害物が存在する場合においても、画像の投写を良好に行うことが可能である。
本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、例えば、部屋の全面に画像を投写して表示するマルチスクリーンシステムにおいて、当該部屋に設置された検出部31〜35を使用して障害物(例えば、鑑賞者)の位置を特定し、特定された障害物の位置に応じて複数のプロジェクター11〜14を制御することで、従来と比較して、鑑賞者にとって臨場感あるいは没入感を得ることができる環境を構築することができる。
本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、例えば、障害物によって投写面81にできる影を小さくする(理想的には、無くす)制御態様で、複数のプロジェクター11〜14を制御することが可能である。
また、本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、例えば、システム制御部52によって、複数のプロジェクター11〜14の制御とともに、音響の制御あるいは空調の制御などを行ってもよい。このような制御が行われることで、さらに臨場感あるいは没入感を高めることができる。
また、本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、例えば、設置するプロジェクターの数を増やすことで、障害物(例えば、鑑賞者)が複数存在する場合においても、投写面81の全面に所望の画像を表示することが可能である。
また、本実施形態に係るプロジェクションシステム1は、様々なものに適用されてもよい。
例えば、本実施形態に係るプロジェクションシステム1は、球体の部屋の投写面、あるいは、楕円状の部屋の投写面などに適用されてもよい。また、本実施形態に係るプロジェクションシステム1は、自動車またはバスなどの車内の投写面、あるいは、電車の車内の投写面などに適用されてもよい。
また、本実施形態に係るプロジェクションシステム1は、例えば、アトラクション装置、あるいは、様々な施設などに適用されてもよい。具体例として、本実施形態に係るプロジェクションシステム1では、床、天井あるいは壁などの投写面に大きい絵を映すことで、鑑賞者に部屋のなかにいながら疑似旅行を体験させることが可能であり、一例として、鑑賞者にオーロラを現地に観に来ているような感覚を味わわせることが可能である。
また、本実施形態に係るプロジェクションシステム1において行われる処理の制御の方法(制御方法)を提供することも可能である。
なお、以上に説明した装置(例えば、システム制御装置41、プロジェクター11〜14、検出装置21〜25など)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)に記録(記憶)し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、オペレーティングシステム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disc)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…プロジェクションシステム、11〜14…プロジェクター、21〜25…検出装置、31〜35…検出部、41…システム制御装置、51、312…通信部、52…システム制御部、61〜64、71〜75…ケーブル、81、111〜113、211〜213…投写面、91、91a、91b、421、721〜722…人、131〜134、141〜144、151〜154、231〜234、241〜244、251〜254…対象装置、311…操作パネル、313…画像情報入力部、314…画像処理部、315…OSD処理部、316…光源制御部、317…画像投写部、318…レンズシフト駆動部、319…プロジェクター制御部、331…液晶駆動部、332…光源、333R、333G、333B…液晶ライトバルブ、334…投写レンズ、411、711…画像、422…影、511〜514、611〜614…投写範囲、731…範囲

Claims (11)

  1. 投写面に画像を投写する複数のプロジェクターを備えたプロジェクションシステムであって、
    一つの前記投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置された前記複数のプロジェクターと、
    前記投写面における障害物を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する制御部と、
    を備えるプロジェクションシステム。
  2. 前記検出部は、前記複数のプロジェクターのそれぞれの前記投写光路内に存在する前記障害物を検出し、
    前記制御部は、前記投写面に画像を投写している前記プロジェクターについて前記検出部により前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、当該プロジェクターから他のプロジェクターに切り替えて同じ投写面の少なくとも一部に画像を投写する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、
    請求項1に記載のプロジェクションシステム。
  3. 前記制御部は、前記投写面に画像を投写している前記プロジェクターについて前記検出部により前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、当該プロジェクターによる画像の投写を停止する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、
    請求項2に記載のプロジェクションシステム。
  4. 前記制御部は、切り替えた前記他のプロジェクターについて前記検出部により前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、当該プロジェクターからさらに別のプロジェクターに切り替えて同じ投写面の少なくとも一部に画像を投写する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、
    請求項2または請求項3に記載のプロジェクションシステム。
  5. 前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターのすべてについて前記投写光路内に存在する前記障害物が検出された場合、同じ投写面に画像を投写することが可能な前記複数のプロジェクターのうちの一部または全部が同時に画像を投写する制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のプロジェクションシステム。
  6. 前記制御部は、前記検出部により検出された前記障害物の位置を前記複数のプロジェクターの投写範囲のすべてが含む制御態様で、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、
    請求項1に記載のプロジェクションシステム。
  7. 前記複数のプロジェクターのそれぞれに前記検出部が搭載され、
    それぞれの前記検出部が、当該検出部が搭載された前記プロジェクターの前記投写光路内に存在する前記障害物を検出する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプロジェクションシステム。
  8. 複数の前記投写面を備え、
    それぞれの前記投写面に対して前記複数のプロジェクターが備えられる、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のプロジェクションシステム。
  9. 部屋の複数の頂点に対して、3台ずつの前記プロジェクターを配置した、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のプロジェクションシステム。
  10. 部屋の複数の辺に対して、2台ずつの前記プロジェクターを配置した、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のプロジェクションシステム。
  11. 投写面に画像を投写する複数のプロジェクターを備えたプロジェクションシステムの制御方法であって、
    前記複数のプロジェクターを、一つの前記投写面に対してそれぞれ投写光路が異なり得る位置に配置し、
    検出部が、前記投写面における障害物を検出し、
    制御部が、前記検出部による検出結果に基づいて、前記複数のプロジェクターによる画像の投写を制御する、
    プロジェクションシステムの制御方法。
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CN111031298A (zh) * 2019-11-12 2020-04-17 广景视睿科技(深圳)有限公司 控制投影模块投影的方法、装置和投影***

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