JP2018016911A - 解析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータの経験の差によらず異常部位を特定することができる解析装置を提供する。【解決手段】解析装置60は、紡績ユニット2において処理される糸Yの糸太さ情報に基づいて糸の解析を行う解析装置であって、糸太さ情報を取得する取得部60Aと、取得部が取得した糸太さ情報に基づいて糸太さの時間変化を解析する解析部60Bと、周期を示すための横軸AX及び縦軸AYの一方と、周期に対する分布量を示すための横軸及び縦軸の他方と、特定の範囲の周期に対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域Ba,Bb,Bc,Bd,Beと、を有する結果表示領域R1に、解析部60Bによる解析結果であって、周期と分布量との関係を棒Bで示す第一棒グラフBG1を重ねて表示するように表示装置52を制御する表示制御部60Cと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、繊維機械で処理される糸の解析装置に関する。
糸の太さを計測することにより糸の欠陥を検出する糸欠陥検出装置を備え、当該糸欠陥検出装置が検出する糸の太さの情報に基づいて糸の切断が実行される紡績装置が知られている。ここでいう糸の欠陥とは、例えば、スラブ等の糸欠陥であり、異常な糸太さの変動部位を指している。また、このような糸の太さの情報を蓄積し、当該情報を周波数解析することにより、糸欠陥が発生している周期(以下、「糸欠陥の周期又は周波数」という。)を特定することにより、異常部位を特定することができる解析装置(異常錘特定装置)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−224452号公報
上記従来の解析装置においては、糸の太さ情報を周波数解析した結果を画面に表示する。しかしながら、当該結果は、欠陥の周波数(周期)を示しただけの情報であり、一見しただけではどの部位に異常等があることは判断できない。そこで、画面を見たオペレータが経験に基づいて評価を行う必要がある。このため、オペレータの経験の差によって評価結果がばらつき、場合によっては異常部位の特定に至らず、当該異常部位が放置されるおそれがある。なお、ここでいうオペレータには、繊維機械に対して所定の作業や操作のみを行うことが許された作業員だけではなく、繊維機械の運転・保全に関する一般的な設定変更を行う権限を所有する作業員(メンテナンシー)も含む。
そこで、本発明は、オペレータの経験の差によらず異常部位を特定することができる解析装置を提供することを目的とする。
本発明の解析装置は、繊維処理ユニットにおいて処理される糸の糸太さ情報に基づいて糸の解析を行う解析装置であって、糸太さ情報を取得する取得部と、糸太さ情報から得られる糸太さの時間変化を解析する解析部と、周波数又は周期を示すための横軸及び縦軸の一方と、周波数又は周期に対する分布量を示すための横軸及び縦軸の他方と、特定の範囲の周波数又は周期に対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域と、を有する結果表示領域に、解析部による解析結果であって、周波数又は周期と分布量との関係を棒で示す棒グラフを重ねて表示するように表示部を制御する表示制御部と、を備える。
上記構成の解析装置では、解析部によって解析された、周波数又は周期と分布量との関係を棒で示した棒グラフが、特定の範囲の周波数又は周期に対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域を有する結果表示領域に表示される。これにより、オペレータは、分布量が突出した周波数(周期)が、どの周波数領域(周期領域)であるか、一見で判断できるようになる。例えば、経験則及び理論値等から周波数領域(周期領域)と異常部位(例えば、ドラフトローラ)との関係が導き出される場合、当該周波数領域(周期領域)を、上記視覚的に識別可能に表示される特定領域とすれば、オペレータは、分布量が突出している領域がどの特定領域に属しているかを確認するだけで、異常部位を特定することができる。この結果、オペレータの経験の差によらず異常部位を特定することができる。
表示制御部は、特定領域を他の領域とは異なる色で表示させてもよい。上記構成の解析装置では、オペレータは、特定の範囲の周波数又は周期に対応する領域を、容易に識別することが可能になる。すなわち、異常がある場合であっても、異常がない場合であっても、特定領域が把握しやすい。
表示制御部は、特定領域が選択されると、特定領域に対応する特定の範囲の周波数又は周期で発生する異常の要因となる部位に関する情報を視認可能に表示させてもよい。上記構成の解析装置では、オペレータは、例えば、特定領域と異常部位との関係が示された一覧表等を参照することなく、異常部位を知ることができる。
表示制御部は、周波数ごと又は周期ごとに分布量を示す棒を表示させてもよい。上記構成の解析装置では、機械的な要因を特定するためのデータを提供することができる。
表示制御部は、分布量が所定閾値を超える棒を、所定閾値以下の棒と視覚的に識別可能に表示させてもよい。上記構成の解析装置では、オペレータに対し、問題がある可能性のある箇所を効果的に報知することができる。
表示制御部は、周波数帯ごと又は周期帯ごとに分布量を示す棒を表示させてもよい。上記構成の解析装置では、糸物性に起因する要因を特定するためのデータを提供することができる。
表示制御部は、隣接する周波数帯又は周期帯における分布量に対する相対的な突出量が所定閾値を超える棒を、当該所定閾値以下の棒と視覚的に識別可能に表示させてもよい。上記構成の解析装置では、オペレータに対し、問題がある可能性のある箇所を効果的に報知することができる。
表示制御部は、周波数ごと又は周期ごとに分布量を示す第一棒グラフと、周波数帯ごと又は周期帯ごとに分布量を示す第二棒グラフとを一画面上に表示するように制御し、第一棒グラフ及び第二棒グラフの一方を結果表示領域に重ねて表示し、第一棒グラフ及び第二棒グラフの他方は、第一棒グラフ及び第二棒グラフの一方における特定領域が選択されると、当該特定領域に関連づけられた第一棒グラフ及び第二棒グラフの他方における特定の範囲の周波数又は周期に対応する対応領域を視覚的に識別可能に表示してもよい。上記構成の解析装置では、機械的な要因と、糸物性に起因する要因との二つの要因を勘案した総合的な見地で異常部位を判定することが可能になる。
本発明によれば、オペレータの経験の差によらず異常部位を特定することができる。
一実施形態の紡績機の正面図である。 図1の紡績機の機能構成を示す機能ブロック図である。 第一棒グラフの表示の一例である。 第二棒グラフの表示の一例である。 図3の第一棒グラフの一部を拡大して示した図である。 ポップアップ表示の一例である。 図4の第二棒グラフの一部を拡大して示した図である。 ポップアップ表示の一例である。 変形例1に係る第一棒グラフ及び第二棒グラフの表示の例である。 (a)は、横軸における周波数の範囲が0Hz〜200Hzである第一棒グラフの一例であり、(b)は、横軸における周波数の範囲が0Hz〜10Hzである第一棒グラフの一例である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、一実施形態に係る解析装置60が搭載された紡績機1について説明する。図1に示されるように、紡績機1は、複数の紡績ユニット2と、糸継台車3と、玉揚台車(図示省略)と、第1エンドフレーム4と、第2エンドフレーム5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されている。各紡績ユニット2は、糸Yを生成してパッケージPに巻き取る。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2で糸継動作を行う。玉揚台車は、ある紡績ユニット2でパッケージPが満巻になった場合、パッケージPを玉揚げし、新しいボビン14を当該紡績ユニット2に供給する。
各紡績ユニット2は、糸Yの走行方向において上流側から順に、ドラフト装置6と、空気紡績装置7と、糸監視装置8と、テンションセンサ9と、糸貯留装置11と、ワキシング装置12と、巻取装置13と、ユニットコントローラ10と、を備えている。
ドラフト装置6は、スライバ(繊維束)Sをドラフトする。空気紡績装置7は、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに旋回空気流によって撚りを与えて糸Yを生成する。ドラフト装置6は、スライバSの送り方向(搬送方向)に沿って配置された複数対のドラフトローラ16,17,19,20を有し、これらのドラフトローラ16,17,19,20を用いて繊維束Fをドラフトする。ドラフト装置6は、複数のドラフトローラ16,17,19,20として、バックローラ16、サードローラ17、エプロンベルト18が巻回されたミドルローラ19、及びフロントローラ20を備えている。ドラフトローラ16,17,19,20は、それぞれ一対のトップローラ16a,17a,19a,20a及びボトムローラ16b,17b,19b,20bを有し、トップローラ16a,17a,19a,20a及びボトムローラ16b,17b,19b,20bはスライバSを挟むように配置されている。エプロンベルト18は、トップエプロンベルト18aとボトムエプロンベルト18bとを有している。
ドラフト装置6は、複数のドラフトローラ16,17,19,20のボトムローラをそれぞれ駆動するためのモータを備えている。なお、本実施形態では、一つのモータで一つのドラフトローラを回転駆動しているが、一つのモータで複数のドラフトローラを回転駆動させてもよい。例えば、低速側のドラフトローラであるバックローラ16とサードローラ17との両方を、一つのモータで回転駆動させてもよい。また、一つ又は隣接する二つのバックボトムローラ16bを一つのモータで駆動し、一つ又は隣接する二つのサードボトムローラ17bを一つのモータで駆動し、全紡績ユニット2又は所定数の紡績ユニット2のミドルボトムローラ19bを一つのモータで一斉に回転駆動し、全紡績ユニット2又は所定数の紡績ユニット2のフロントボトムローラ20bを一つのモータで一斉に回転駆動してもよい。
糸貯留装置11は、空気紡績装置7と巻取装置13との間において、糸Yの弛みを取る。ワキシング装置12は、糸貯留装置11と巻取装置13との間において、糸Yにワックスを付与する。巻取装置13は、糸Yをボビン14に巻き取ってパッケージPを形成する。
糸監視装置8は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yの情報を監視して、監視した情報に基づいて糸欠陥の有無を検出する。糸監視装置8は、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ10に送信する。テンションセンサ9は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8及び/又はテンションセンサ9の検出結果に基づきユニットコントローラ10が異常有りと判断した場合、紡績ユニット2において、糸Yが切断される。
ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられており、紡績ユニット2の動作を制御する。ユニットコントローラ10は、図略のCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、入出力ポートと、を有している。ROMには、紡績ユニット2の各構成を制御するためのプログラムが記憶されている。CPUは、ROMに記憶された巻取プログラムをRAMに読み出して実行することにより、紡績ユニット2の各部を制御する処理が可能となっている。各ユニットコントローラ10が備える入出力ポートは、機台制御装置51に接続され、情報の送受信が可能に構成されている。
本実施形態のユニットコントローラ10は、糸監視装置8と電気的に接続され、糸監視装置8から出力された糸太さに関する情報を取得し、糸Yに周期的な糸斑(周期斑)が形成されているか否かを判定する。紡績ユニット2では、周期斑の有無によって糸Yの切断が制御される。また、ユニットコントローラ10は、糸太さに関する情報を、後段にて詳述する機台制御装置51へ出力する。
第1エンドフレーム4には、紡績ユニット2で発生した繊維屑及び糸屑等を回収する回収装置等が収容されている。第2エンドフレーム5には、紡績機1に供給される圧縮空気(空気)の空気圧を調整して紡績機1の各部に空気を供給する空気供給部、及び紡績ユニット2の各部に動力を供給するための駆動モータ等が収容されている。
第2エンドフレーム5には、機台制御装置51と、表示装置(表示部)52と、入力キー53と、が設けられている。機台制御装置51は、紡績機1の各部を集中的に管理及び制御する。表示装置52は、紡績ユニット2の設定内容及び/又は状態に関する情報等を表示することができる。オペレータが入力キー53を用いて適宜の操作を行うことにより、紡績ユニット2の設定作業を行うことができる。
機台制御装置51は、CPUと、RAMと、ROMと、入出力ポートと、を有している。ROMには、紡績ユニット2を制御するための制御プログラムが記憶されている。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに読み出して実行することにより、紡績ユニット2の各構成及び/又は共通装置を制御することができる。
解析装置60は、紡績ユニット2において処理される糸Yの糸太さ情報に基づいて糸Yの解析を行う。本実施形態の解析装置60は、機台制御装置51として構築されている。すなわち、解析装置60としての機台制御装置51(以後、「解析装置60」と示す。)は、上記のハードウェアとソフトウェアとが協働することにより、図2に示されるように、取得部60Aと、解析部60Bと、表示制御部60Cと、を機能させることができる。
取得部60Aは、糸太さ情報を取得する。具体的には、ユニットコントローラ10から出力される糸太さに関する情報を取得し、蓄積する。
解析部60Bは、糸太さ情報から得られる糸太さの時間変化を解析する。具体的には、ユニットコントローラ10から出力される糸太さに関する情報を周波数分析する。解析部60Bは、周波数分析として、例えば高速フーリエ変換(FFT)演算を行い、時間軸を周期に変換し、図3に示されるような第一棒グラフBG1を表示するデータを生成する。言い換えれば、解析部60Bは、ユニットコントローラ10から出力される糸太さに関する情報に基づいてスペクトログラムとして出力するためのデータを生成する。解析部60Bは、上記周波数分析として、例えば高速フーリエ変換(FFT)演算とバンドパスフィルタ処理とを行い、図4に示されるような第二棒グラフBG2を表示することができるデータを生成する。
また、図3に示されるように、表示制御部60Cは、周期を示すための横軸AXと、周期に対するピーク強度(CV%)(分布量)を示すための縦軸AYと、特定の範囲の周期に対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域Ba,Bb,Bc,Bdと、を有する結果表示領域R1に、解析部60Bによる解析結果であって、周期とピーク強度との関係を棒Bで示す第一棒グラフBG1を重ねて表示するように、表示装置52を制御する。
ここで、例えば、以下の事項が経験則及び理論値等から分かっているとする。
・周期範囲Raに所定閾値以上の値が出現するとフロントローラ20に異常の可能性があること。
・周期範囲Rbに属する周期に所定閾値以上の値が出現するとミドルローラ19に異常の可能性があること。
・周期範囲Rcに属する周期に所定閾値以上の値が出現するとサードローラ17に異常の可能性があること。
・周期範囲Rdに属する周期に所定閾値以上の値が出現するとバックローラ16に異常の可能性があること。
なお、ここでの閾値は、周期ごとに予め定められた値である。
表示制御部60Cは、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdを、特定領域Ba,Bb,Bc,Bd以外の他の領域(背景)B0とは異なる色で表示させる。なお、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdは、それぞれ互いに異なる色であることが好ましいが、同じ色であってもよい。
表示制御部60Cにおけるこのような着色により、オペレータは、例えば、周期範囲Raを含む特定領域Baと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったとき、フロントローラ20に異常の可能性があることを客観的に把握することができる。同様に、オペレータは、例えば、周期範囲Rbを含む特定領域Bbと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときミドルローラ19に異常の可能性があること、周期範囲Rcを含む特定領域Bcと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときサードローラ17に異常の可能性があること、周期範囲Rdを含む特定領域Bdと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときバックローラ16に異常の可能性があること、を客観的に把握することができる。
更に、表示制御部60Cは、ピーク強度が所定閾値を超える棒Bを、所定閾値以下の棒Bと視覚的に識別可能に表示させる。例えば、図5に示されるように、表示制御部60Cは、ピーク強度が所定閾値を超える棒Bを、所定閾値以下の棒Bと異なる色(図5では、ハッチングとして表示)で表示させる。
更に、表示制御部60Cは、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdが選択(例えば、図6に示されるように、ポインタA1を重ねる等の操作)されると、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdのそれぞれに対応する特定の範囲の周期に関連が高い不良要因を視認可能に表示させる。例えば、図6に示されるように、ユーザによって特定領域Bgが選択されると、「ミドルローラに異常の可能性があります。」とのメッセージM1がポップアップ表示される。
図4に示されるように、表示制御部60Cは、周期帯を示すための横軸AXと、周期帯に対するピーク強度(CV%)(分布量)を示すための縦軸AYと、特定の範囲の周期帯に対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biと、を有する結果表示領域R2に、第二棒グラフBG2を重ねて表示するように、表示装置52を制御する。
ここで、例えば、以下の事項が経験則及び理論値等から分かっているとする。
・周期帯範囲Reに所定閾値以上の値が出現するとフロントボトムローラ20bに異常の可能性があること。
・周期帯範囲Rfに属する周期帯に所定閾値以上の値が出現するとフロントトップローラ20aに異常の可能性があること。
・周期帯範囲Rgに属する周期帯に所定閾値以上の値が出現するとミドルトップローラ19aに異常の可能性があること。
・周期帯範囲Rhに属する周期帯に所定閾値以上の値が出現するとボトムエプロンベルト18bに異常の可能性があること。
・周期帯範囲Riに属する周期帯に所定閾値以上の値が出現するとサードボトムローラ17b駆動用モータ(図示せず)に異常の可能性があること。
なお、ここでの閾値は、隣接する周期帯におけるピーク強度に対する相対的な突出量である。したがって、同じ値であっても、隣接周期帯におけるピーク強度によって、閾値を超えないと判定されることもあり得る。
表示制御部60Cは、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biを、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Bi以外の他の領域(背景)B0とは異なる色で表示させる。なお、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biは、それぞれ互いに異なる色であることが好ましいが、同じ色であってもよい。
表示制御部60Cにおけるこのような着色により、オペレータは、例えば、周期帯範囲Reを含む特定領域Beと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったとき、フロントボトムローラ20bに異常の可能性があることを客観的に把握することができる。同様に、オペレータは、例えば、周期帯範囲Rfを含む特定領域Bfと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときフロントトップローラ20aに異常の可能性があること、周期帯範囲Rgを含む特定領域Bgと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときミドルトップローラ19aに異常の可能性があること、周期帯範囲Rhを含む特定領域Bhと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときボトムエプロンベルト18bに異常の可能性があること、周期帯範囲Riを含む特定領域Biと、所定の閾値を超えるピーク強度を示す棒Bとが重なったときサードボトムローラ17b駆動用モータに異常の可能性があること、を客観的に把握することができる。
更に、表示制御部60Cは、ピーク強度が所定閾値を超える棒Bを、所定閾値以下の棒Bと視覚的に識別可能に表示させる。例えば、図7に示されるように、表示制御部60Cは、ピーク強度が所定閾値を超える棒Bを、所定閾値以下の棒Bと異なる色(図7では、ハッチングとして表示)で表示させる。
更に、表示制御部60Cは、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biが選択(例えば、図8に示されるように、ポインタA2を重ねる等の操作)されると、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biのそれぞれに対応する特定の範囲の周期帯で発生する異常の要因となる部位に関する情報を視認可能に表示させる。例えば、図8に示されるように、ユーザによって特定領域Biが選択されると、「サードボトムローラ駆動用モータに異常の可能性があります。」とのメッセージM2がポップアップ表示される。
表示制御部60Cは、上記のような第一棒グラフBG1及び第二棒グラフBG2を、紡績ユニット2ごと、すなわち、錘ごとに表示してもよいし、複数の錘ごとに表示してもよい。また、オペレータの操作により、表示させる錘のデータを選択させてもよい。更に、表示制御部60Cは、錘に異常が発生した場合(各棒のピーク強度が所定閾値を超えたとき)、当該異常が発生した錘に関する第一棒グラフBG1及び第二棒グラフBG2を優先的に表示してもよい。
表示制御部60Cは、図3に示される第一棒グラフBG1を表示する画面と、図4に示される第二棒グラフBG2を表示する画面と、を選択的に切り替えて表示することができる。なお、第一棒グラフBG1と第二棒グラフBG2とを一画面に表示するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る解析装置60の作用効果について説明する。図3に示されるように、上記構成の解析装置60では、解析部60Bによって解析された、周期とピーク強度との関係を棒Bで示した第一棒グラフBG1が、特定の周期範囲Ra,Rb,Rc,Rdに対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域Ba,Bb,Bc,Bdを有する結果表示領域R1に表示される。これにより、オペレータは、ピーク強度が突出した周期が、どの周期領域であるか、一見で判断できるようになる。また、図4に示されるように、上記構成の解析装置60では、解析部60Bによって解析された、周期帯とピーク強度との関係を棒Bで示した第二棒グラフBG2が、特定の周期帯範囲Re,Rf,Rg,Rh,Riに対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biを有する結果表示領域R2に表示される。これにより、オペレータは、ピーク強度が突出した周期帯が、どの周期帯領域であるか、一見で判断できるようになる。
特定領域Ba,Bb,Bc,Bdのそれぞれ、又は特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biのそれぞれ異なる表示態様(例えば異なる色)で表示する場合には、異常時に表示態様を変えるための閾値を予め定めなくてもよい。特定領域Ba,Bb,Bc,Bdのそれぞれ、又は特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biのそれぞれを異なる色で表示することで、オペレータ自身が棒Bの高さと棒Bの属する周期又は周期帯を見て、異常有無と異常原因と異常レベルとをオペレータ自身で判断可能に支援することができる。また、オペレータは、異常状態に達していなくても異常に近い状態となっていること等も認識できる。
本実施形態では、図3に示されるように、経験則及び理論値等によって導き出される異常部位(フロントローラ20、ミドルローラ19、サードローラ17及びバックローラ16)と、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdとがそれぞれ対応づけて表示されている。これにより、例えば、ピーク強度が突出している棒Bが特定領域Bdに属していることを確認すれば、バックローラ16に異常の可能性があることを客観的に判断できる。この結果、オペレータの経験の差によらず異常部位を特定することができる。
また、本実施形態では、図4に示されるように、経験則及び理論値等によって導き出される異常部位(フロントボトムローラ20b、フロントトップローラ20a、ミドルトップローラ19a、ボトムエプロンベルト18b、及びサードボトムローラ17b駆動用モータ)と、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biとがそれぞれ対応づけて表示されている。これにより、例えば、ピーク強度が突出している棒Bが特定領域Biに属していることを確認すれば、サードボトムローラ17b駆動用モータに異常の可能性があることを客観的に判断できる。この結果、オペレータの経験の差によらず異常部位を特定することができる。
本実施形態では、表示制御部60Cは、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdを他の領域(背景)B0とは異なる色で表示させているので、オペレータは、特定領域Ba,Bb,Bc,Bdを、容易に識別することが可能になる。同様に、表示制御部60Cは、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biを他の領域(背景)B0とは異なる色で表示させているので、オペレータは、特定領域Be,Bf,Bg,Bh,Biを、容易に識別することが可能になる。
表示制御部60Cは、周期ごとにピーク強度を示す棒Bを表示させている。すなわち、第一棒グラフBG1を表示させている。このため、機械的な要因を特定するためのデータを提供することができる。
表示制御部60Cは、周期帯ごとにピーク強度を示す棒Bを表示させている。すなわち、第二棒グラフBG2を表示させている。例えば、ドラフトローラ16,17,19,20自体に傷がなくても、スライバSの特性(平均繊維長又は繊維長の分布状態等)によって、ドラフトローラ16,17,19,20間を走行しているスライバS中の繊維の一部に走行乱れが生じ、その結果、紡績された糸Yにムラ(糸ムラ)が生じることがある(例えば、スライバSの平均繊維長よりも長いピッチでドラフトローラ16,17,19,20が配置されているときに糸ムラが生じることがある)。このような糸ムラは、周期ごとのピーク強度では異常値として現れないが、周期帯ごとにピーク強度を算出すると異常値として現れることがある。本実施形態では、このような糸物性に起因する要因を特定するためのデータを提供することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。
<変形例1>
図9に示されるように、変形例1に係る表示制御部60Cは、周波数帯ごと又は周期帯ごとにピーク強度を示す第二棒グラフBG2(図4参照)と、周波数ごと又は周期ごとにピーク強度を示す第一棒グラフBG1(図3参照)と、を一つの画面I上に表示するように制御してもよい。
更に、表示制御部60Cは、例えば、第二棒グラフBG2を、結果表示領域R2に表示し、第一棒グラフBG1については、第二棒グラフBG2における特定領域Be,Bf,Bi,Bxの一つが選択されると、当該特定領域Be,Bf,Bi,Bxのそれぞれに関連づけられた第一棒グラフBG1の対応領域の一つを、結果表示領域R1において視覚的に識別可能に表示してもよい。このとき、第一棒グラフBG1は、全周期の第一棒グラフBG1を表示してもよいし、選択された第二棒グラフBG2の特定領域に関連する周期の第一棒グラフBG1のみを表示してもよい。選択された第二棒グラフBG2の特定領域に関連しない周期の第一棒グラフBG1を、適宜に(例えば画面の大きさ又は見やすさ等を考慮して)省略して表示してもよい。
なお、当該特定領域Be,Bf,Bi,Bxのそれぞれに関連づけられる第一棒グラフBG1の対応領域は、一つであっても複数であってもよい。また、表示制御部60Cは、第一棒グラフBG1における特定領域の一つが選択されると、当該特定領域のそれぞれに関連づけられた第二棒グラフBG2の対応領域の一つを視覚的に識別可能に表示してもよい。
具体的に説明する。例えば、経験則及び理論値等によって、以下のことが分かっているとする。なお、第二棒グラフBG2の特定領域Bxには、対応づけられた第一棒グラフBG1の対応領域By,Bzがあるとする。
・第二棒グラフBG2の特定領域Bxにおける周波数帯に異常が発生している場合に、ミドルローラ19とサードローラ17との間において、機械及び糸物性の少なくとも一方に起因する異常が発生している可能性が高い。
・対応領域Byに含まれる周期範囲Ryに所定閾値以上の値が出現すると、ボトムエプロンベルト18bに異常が発生している可能性が高い。
・対応領域Bzに含まれる周期範囲Rzに所定閾値以上の値が出現すると、ミドルトップローラ19aに異常が発生している可能性が高い。
ここで、例えば、第二棒グラフBG2の周期帯範囲Rxに属する周期帯に所定閾値以上の値が出現したとする。これにより、オペレータは、ミドルローラ19とサードローラ17との間において、機械及び糸物性の少なくとも一方に起因する異常が発生している可能性が高いということを客観的に判断できる。ここで、オペレータが、ポインタA3等を動かして周期帯範囲Rxを含む特定領域Bxを選択すると、当該特定領域Bxに関連づけられた第一棒グラフBG1における対応領域By及び対応領域Bzが着色表示される。これにより、オペレータは、着色された対応領域By,Bz内の棒Bの値に着目することができる。
ここで、例えば、対応領域Byに含まれる周期範囲Ryの棒Bに所定閾値以上の値が出現していない場合には、オペレータは、ボトムエプロンベルト18bに異常の可能性がないことを客観的に把握することができる。例えば、対応領域Bzに含まれる周期範囲Rzに所定閾値以上の値が出現している場合には、ミドルトップローラ19aに異常の可能性があることを客観的に把握することができる。また、例えば、特定領域Bxにおける周波数帯に突出した値が出現しているが、周期範囲Ry及び周期範囲Rzの何れにも所定閾値以上の値は出現していない場合には、糸物性が要因となって、特定領域Bxにおける周波数帯にこのような値が出現している可能性が高いことを客観的に把握することができる。
このように、変形例1に係る解析装置60によれば、オペレータは、機械的な要因と、糸物性に起因する要因との二つの要因を勘案した総合的な見地で異常部位を判定することが可能になる。また、第一棒グラフBG1及び第二棒グラフBG2の何れか一方のみでは分かり難い異常を、第一棒グラフBG1及び第二棒グラフBG2の両方を見ることで把握することが可能になる。
なお、第二棒グラフBG2において所定の閾値を超えた異常箇所が一つの場合には、当該異常箇所が属する特定領域に対応する第一棒グラフBG1側の対応領域を自動的に着色表示してもよい。
<その他の変形例>
上記実施形態又は変形例では、横軸AXに周期を適用した第一棒グラフBG1が表示装置52に表示され、周期帯を適用した第二棒グラフBG2が表示装置52に表示される例を挙げて説明したが、横軸AXに、周波数又は周波数帯を適用してもよい。
上記実施形態又は変形例では、表示制御部60Cは、特定領域Ba,Bb,Bc,Bd,Be,Bf,Bg,Bh,Bi,Bx及び対応領域By,Bzを着色表示させる例を挙げて説明したが、視覚的に識別可能であればどのような表示をさせてもよく、例えば、ハッチング又は模様を付す等の表示をさせてもよい。
上記実施形態又は変形例では、表示制御部60Cは、ユーザによって特定領域Ba,Bb,Bc,Bd,Be,Bf,Bg,Bh,Bi,Bx及び対応領域By,Bzの一つが選択されると、当該特定領域に関連の高い異常部位情報をポップアップ表示させる例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、表示装置52のどこかに、特定領域Ba,Bb,Bc,Bd,Be,Bf,Bg,Bh,Bi,Bx及び対応領域By,Bzと異常部位との関係を示す凡例等を示すようにしてもよい。また、特定領域Ba,Bb,Bc,Bd,Be,Bf,Bg,Bh,Bi,Bx,Bx及び対応領域By,Bzの位置の近辺に異常部位の情報を示してもよい。
棒グラフ(第一棒グラフBG1及び第二棒グラフBG2)の背景は全て同一の表示態様(例えば同じ色)で表示され、棒Bが閾値を超えると、閾値を超えた棒Bが属する領域に対し予め設定された色によって当該棒Bを着色してもよい。例えば、周期ごとの棒グラフは、上記実施形態のように背景に複数の特定領域が視認可能に表示された(着色された)領域に表示され、周期帯ごとの棒グラフの背景は全て同一の表示態様(例えば同じ色)で表示され、棒Bが閾値を超えると、閾値を超えた棒Bが属する領域に対し予め設定された色によって当該棒Bを着色してもよい。また、周期ごとの棒グラフの背景は全て同一の表示態様(例えば同じ色)で表示され、棒Bが閾値を超えると、閾値を超えた棒Bが属する領域に対し予め設定された色によって当該棒Bを着色し、周期帯ごとの棒グラフは、上記実施形態のように背景に複数の特定領域が視認可能に表示された(着色された)領域に表示されてもよい。
上記棒グラフでは、ピーク強度が所定閾値を超える棒Bを、所定閾値以下の棒Bと異なる色(図7では、ハッチングとして表示)で表示される例を挙げて説明したが、例えば、棒Bを「通常時は青色、第1閾値を超えたら黄色、第2閾値を超えたら赤色」といったように表示されてもよい。すなわち、一つの棒Bに対して複数の閾値が設定され、複数の設定に対してそれぞれ異なる表示態様がなされてもよい。
上記解析装置60は、第一棒グラフBG1のみを表示可能に構成されていてもよいし、第二棒グラフBG2のみを表示可能に構成されていてもよい。
また、上記変形例1のような第一棒グラフBG1と第二棒グラフBG2の連携表示は、一つの表示装置(一画面)に表示する例に限らず、二つの表示装置との間(二画面)で切り替え表示する例に適用されてもよい。
横軸が周期又は周波数を示す第一棒グラフは、横軸における周期の範囲が相対的に短い短周期と、横軸における周期の範囲が相対的に長い長周期との2つに分けて表示してもよい。例えば、図10(a)に示されるように、横軸における周波数の範囲が0Hz〜200Hzの第一棒グラフBG1と、図10(b)に示されるように、横軸における周波数の範囲が0Hz〜10Hzの第一棒グラフBG1とを二つに分けて表示してもよい。これにより、例えば、所定の範囲に上記でいう特定領域が密集する場合、図10(a)に示される第一棒グラフBG1では、互いに重なって一つ一つの特定領域が視認し難くなるところ、図10(b)に示される第一棒グラフBG1では、特定領域同士が互いに間隔をあけて表示されるようになる。この結果、一つ一つの特定領域が視認しやすくなる。なお、横軸における範囲が狭い第一棒グラフBG1における周波数の範囲は、図10(b)に示されるように0Hz〜10Hzの範囲に限定されず、任意の範囲としてもよい。同様の表示を第二棒グラフBG2に適用してもよい。
上記実施形態又は変形例では、解析装置60による解析結果を第2エンドフレーム5の表示装置52に表示する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、紡績ユニット2側に設けられる表示装置(図示せず)に解析結果を表示してもよいし、有線又は無線のLAN等を介してアクセス可能に接続された他のサーバ、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等に表示させてもよい。また、解析装置60は、上記表示装置52、有線又は無線のLAN等を介してアクセス可能に接続された他のサーバ、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等を直接制御しなくても、それらの表示装置に表示可能なデータ(例えば、画像データ)を生成のみする構成であってもよい。
以上に記載した実施形態及び変形例の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
1…紡績機、2…紡績ユニット、6…ドラフト装置、8…糸監視装置、10…ユニットコントローラ、51…機台制御装置、52…表示装置(表示部)、53…入力キー、60…解析装置、60A…取得部、60B…解析部、60C…表示制御部、B…棒、Ba,Bb,Bc,Bd,Be,Bf,Bg,Bh,Bi,Bx…特定領域、BG1…第一棒グラフ、BG2…第二棒グラフ、M1,M2…メッセージ、R1,R2…結果表示領域、AX…横軸、AY…縦軸、Y…糸、By,Bz…対応領域。

Claims (8)

  1. 繊維処理ユニットにおいて処理される糸の糸太さ情報に基づいて前記糸の解析を行う解析装置であって、
    前記糸太さ情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記糸太さ情報に基づいて前記糸太さの時間変化を解析する解析部と、
    周波数又は周期を示すための横軸及び縦軸の一方と、前記周波数又は前記周期に対する分布量を示すための前記横軸及び前記縦軸の他方と、特定の範囲の前記周波数又は前記周期に対応する領域が視覚的に識別可能に表示された特定領域と、を有する結果表示領域に、前記解析部による解析結果であって、前記周波数又は前記周期と前記分布量との関係を棒で示す棒グラフを重ねて表示するように表示部を制御する表示制御部と、
    を備える、解析装置。
  2. 前記表示制御部は、特定領域を他の領域とは異なる色で表示させる、請求項1記載の解析装置。
  3. 前記表示制御部は、前記特定領域が選択されると、前記特定領域に対応する特定の範囲の前記周波数又は前記周期で発生する異常の要因となる部位に関する情報を視認可能に表示させる、請求項1記載の解析装置。
  4. 前記表示制御部は、周波数ごと又は周期ごとに前記分布量を示す前記棒を表示させる、請求項1〜3の何れか一項記載の解析装置。
  5. 前記表示制御部は、前記分布量が所定閾値を超える前記棒を、前記所定閾値以下の前記棒と視覚的に識別可能に表示させる、請求項4記載の解析装置。
  6. 前記表示制御部は、周波数帯ごと又は周期帯ごとに前記分布量を示す前記棒を表示させる、請求項1〜3の何れか一項記載の解析装置。
  7. 前記表示制御部は、隣接する前記周波数帯又は前記周期帯における前記分布量に対する相対的な突出量が所定閾値を超える前記棒を、当該所定閾値以下の前記棒と視覚的に識別可能に表示させる、請求項6記載の解析装置。
  8. 前記表示制御部は、前記周波数ごと又は前記周期ごとに前記分布量を示す第一棒グラフと、周波数帯ごと又は周期帯ごとに前記分布量を示す第二棒グラフとを一画面上に表示するように制御し、
    前記第一棒グラフ及び前記第二棒グラフの一方を前記結果表示領域に重ねて表示し、
    前記第一棒グラフ及び前記第二棒グラフの他方は、前記第一棒グラフ及び前記第二棒グラフの一方における前記特定領域が選択されると、当該特定領域に関連づけられた前記第一棒グラフ及び前記第二棒グラフの他方における特定の範囲の前記周波数又は前記周期に対応する対応領域を視覚的に識別可能に表示する、請求項1記載の解析装置。
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