JP2018015821A - パラレルリンクロボットの直接教示装置 - Google Patents

パラレルリンクロボットの直接教示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単で安価な構成で、使い勝手が良く安定的な直接教示を行うことが可能なパラレルリンクロボットの直接教示装置を提供する。【解決手段】基体部と可動部とを連結し、前記基体部と前記可動部との間に関節が配置された少なくとも3つのリンク機構と、前記基体部に設けられ、前記リンク機構のそれぞれの前記関節で屈曲させて前記可動部を前記基体部に対して相対的に移動させるステッピングモータを駆動源とするパラレルリンクロボットにおいて、前記可動部に直接触れて動作させることが可能な把持部を備えるとともに、前記把持部の近傍に前記ステッピングモータの励磁をON/OFFするスイッチを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、パラレルリンクロボットの教示装置に関し、特に教示作業者がパラレルリンクロボットの可動部を直接動作させて教示を行う直接教示装置に関するものである。
パラレルリンクロボットの教示方法としては、他の産業用ロボットと同様に、各軸をジョグ動作させて、可動部に設けられたエンドエフェクタを所望の位置・姿勢にして教示点として記録する方法の他、教示作業者が直接ロボットの可動部を動作させる直接教示が知られている。
特許文献1には、各軸の駆動部にサーボモータと電磁ブレーキを備えたパラレルリンクロボットにおいて、ロボットの基体部と可動部を繋ぎ、伸縮によって重力に抗する力を可動体に付加する懸架手段を備えることにより、教示時においては、駆動部のサーボモータと電磁ブレーキをオフすることで、教示作業者が軽い力で出力部である可動体部を容易に動作させることが可能なパラレルリンクロボットが記載されている。
特許第5054842号公報
上述した特許文献1に記載されたロボットでは、教示作業者が直接可動部に触れて、かつ軽い力で可動部を動作させることは可能であるが、教示作業者の動作をそのまま取り入れることによって作業プログラムが作成される。これは教示作業者が教示したい軌跡に沿った動作をさせつつ、その全経路に亘ってロボットの各軸の位置を一定のサンプリング時間毎に読出し記録することになる。従って、作業者が教示の途中で無駄な動作をしてしまったり、経路を誤ってしまったりした場合には、記録した作業プログラムを編集し修正しなければならない。このような作業プログラムの編集作業は、ロボットに接続された操作盤やパソコンを用いて頻繁に行う必要があるため、手間の掛かる作業となる。また、教示時に作業者が可動部を軽い力で動かせるようにするための構造的な機構が必要となり、コストアップの要因となる。
一方、従来のロボットの各軸をジョグ動作させて、出力部のエンドエフェクタを所望の位置・姿勢にして、その座標を教示点として記録することで作業プログラムを作成する方法は確実ではあるが、ロボットの各軸をジョグ動作させて位置座標を合わせ込む作業は非常に手間の掛かる作業である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡単で安価な構成で簡易的な直接教示を行うことが可能なパラレルリンクロボットの直接教示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のパラレルリンクロボットの直接教示装置は、基体部と可動部とを連結し、前記基体部と前記可動部との間に関節が配置された少なくとも3つのリンク機構と、前記基体部に設けられ、前記リンク機構のそれぞれの前記関節で屈曲させて前記可動部を前記基体部に対して相対的に移動させるステッピングモータを駆動源とするパラレルリンクロボットにおいて、教示作業者が前記可動部に直接触れて動作させることが可能な把持部材を備えるとともに、前記把持部材の近傍に前記ステッピングモータの励磁をON/OFFするスイッチを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単で安価な構成で簡易的なパラレルリンクロボットの直接教示を行うことが可能であり、可動部に明確な把持部を設けることにより、教示動作時の操作性が向上し、安定して可動部を動かすことができる。また、可動部分の把持部の近傍に、教示動作に必要なスイッチやボタン類を配設することにより、教示作業者が可動部から手を離すことなく教示動作を行うことができるので、操作性に優れた効率の良いパラレルリンクロボットの直接教示装置を実現できる。
本発明の実施形態に係るパラレルリンクロボットの概略構成図 ステッピングモータの制御系の一部を示すブロック図 2相励磁方式のパルス信号を示す図 本発明の実施形態に係るパラレルリンクロボットのバランサ機構の概略構成図 バランサ機構の動作説明図 重力による負荷トルクとバランサが発生するカウンタトルクの線図 パラレルリンクロボットの可動部の部分拡大図 本発明の実施形態に係るブロック構成図 教示データの一例を示す図
(実施例)
図1は、本発明の実施形態のパラレルリンクロボット100の概略構成図である。
図1において、パラレルリンクロボット100は、固定部材としての基体部101と、3組のリンク構造部と出力軸を含む可動部102より構成される。また、基体部101の下方には、基体部101を支持するスタンド103が配置されている。
基体部101は箱体形状であり、基体部101の側面部の左右対称位置には、第1モータ104および第2モータ105が、上面部には第3モータ106がそれぞれ取付部材を介して固定されている。第1モータ104、第2モータ105、第3モータ106は、減速機を内蔵したステッピングモータであり、それぞれの回転出力軸には第1アーム107、第2アーム108、第3アーム109が連結されている。各アーム107、108、109には、それぞれジョイント部材110b、111b、112bを介して、一対の平行リンクからなる第1リンク110、第2リンク111、第3リンク112が連結され、さらに各リンクの他端は可動部である出力軸113にジョイント部材110a、111a、112aを介して,それぞれ接続されている。
箱体形状の基体部101を囲うように配置された3つのモータは、第1モータ104および第2モータ105が、回転軸が鉛直方向となるように、また第3モータ106が、回転軸が水平方向となるように支持されている。
出力軸113には、中心軸線上から斜め前方に向かって水平方向に突出した突起軸が設けられ、ジョイント部材110a、111aを介して、第1リンク110および第2リンク111が、それぞれ左右両側から連結している。また、出力軸113の上端部には、出力軸113と直交する支持軸113aが装着固定されており、この支持軸113aの両端には、ジョイント部材112aを介して、第3リンク112が上方から連結している。
第1リンク110および第2リンク111の平行リンクにより、第1アーム107、第2アーム108がどの位置に回転しても、出力軸113の姿勢(傾き)が一定(略鉛直方向)に保持される。また、第3リンク112の平行リンクにより、第3アーム109がどの位置に回転しても、出力軸113の軸回りの回転が拘束され、向きが一定に保持される。
本発明の一実施形態におけるパラレルリンクロボット100においては、ジョイント部材110a、110bおよびジョイント部材111a、111bは回転に対して3自由度を有するボールジョイント、ジョイント部材112a、112bは回転に対して2自由度を有するユニバーサルジョイントを使用している。これらのジョイント部材は、いずれも2自由度を有していれば機能的に問題ないが、ボールジョイントを使用することでジョイント部材自体をコンパクトにすることが可能である。但し、この場合には、平行リンク機構のねじれを防止するために、第1リンク110および第2リンク111の軸周りの回転を規制する規制部材としてのブリッジ部材114、115が必要となる。ブリッジ部材114、115は、2本のリンク軸の両端寄りに、それぞれ2本のリンク軸に掛け渡されるように配置される。このようなブリッジ部材114、115は、それぞれ、第1リンク110および第2リンク111に直交する軸を有し、この軸にそれぞれ回動自在に支持される。これにより、2本のリンク軸が平行状態を維持したまま相対移動が可能であり、各リンクの軸回りの自由度を拘束することができる。
第1モータ104による第1アーム107の駆動と、第2モータ105による第2アーム108の駆動とを行うことで、出力軸113は略水平方向に移動する。また、第3モータ106により第3アーム109を駆動することで、出力軸113を上下方向に移動させると、第1リンク110と第2リンク111は水平からずれて傾斜する。このため、出力軸113の3次元空間内(所定の空間内)の位置は、第1リンク110と第2リンク111の傾斜量を考慮して、第1、第2、第3アームの駆動量から幾何学的に算出することが可能である。また、逆運動学の計算により、出力軸113の空間位置座標から第1、第2、第3モータの駆動量を算出することが可能である。
続いて本発明の一実施形態が備えるステッピングモータについて説明する。図2は本発明のパラレルリンクロボットの駆動源であるステッピングモータの制御系の一部を示すブロック図である。図3は2相励磁方式のパルス信号を示す図である。図2において、11はパラレルリンクパラレルリンクロボットのアームを駆動するためのステッピングモータ、12は動作指令を出力するCPU(制御装置)であり、モータドライバDを介して接続される。モータドライバDはステッピングモータ11を駆動するためのパワートランジスタと、CPU12からの指令を受けて所定のタイミングでパルス信号を出力する信号出力ポート14から構成されている。ステッピングモータ11は、CPU12からの指令に応じて図3に示すパルス信号p1〜p4が信号出力ポート14から出力されると、パルス信号p1〜p4を受けたパワートランジスタ15により、ステップ角を単位として回転駆動される。ステッピングモータ11は、停止時(非励磁状態)においてもローター磁石の吸引力によるディテントトルクが作用するため、高保持トルクで回転位置を保つことが可能である。
第1モータ104、第2モータ105、第3モータ106の回転量をそれぞれ協調して制御することにより、出力軸113を含む可動部102は固定部材である基体部101に対して、3軸並進運動を行うことができる。
次に、第3アーム109に設けられたバランサ機構200について説明する。可動部102の先端には、チャック117等のエンドエフェクタが装着され、さらにワーク重量を含めると重力による大きなモーメントが作用する。バランサ機構200は、主に出力軸113を上下方向に移動させる第3アーム109に対して、この重力によるモーメントとは反対方向に作用するカウンタトルクを付与することにより、重力によるモーメントを相殺して、第3アーム109に加わる負荷を軽減したり、第3モータ106の停止時に、電磁ブレーキ等の高価な部品を使用せずに、第3アーム109の降下を防止し、エンドエフェクタの位置を保持したりすることが可能となる。
図4において、第3アーム109には、支持軸J2を支点に揺動する補助アーム201が連結リンク202を介して回動自在に連結固定されている。第3アーム109の先端部に配設された第3リンク112のジョイント支持軸112cと、補助アーム201の先端部の固定孔201aには引張バネ203の両端部が固定されており、この引張バネ203によって、第3アーム109は補助アーム201側に常に付勢されている。
上記構成において、第3アーム109が第3モータ106の出力軸J1を中心に回動すると、補助アーム201が連動して支持軸J2を支点に揺動する。その際、連結リンク202の関節部J3とJ4の位置に関して、第3アーム109の関節部J1からJ3までの距離をL1、補助アーム201の関節部J2からJ4までの距離をL2とし、L1<L2となるように設定することによって、補助アーム201の回動角度を第3アーム109の回動角度よりも小さくすることが可能である。
この場合の、第3アーム109の回動角度(入力角)に対する補助アーム201の回動角度(出力角)は、関節部J1と関節部J2を固定関節とする4節リンク機構モデルから幾何学的に算出することができる。
第3アーム109に作用する重力トルクは、アームおよびアームに連結するリンク、チャック、ワークを含めた全重力によるトルクであるが、アームの姿勢(回動角度)によって異なる。第3アーム109が水平面と成す角度をθとすると、アームに作用する重力トルクは、cosθの関数となるので、例えば、0°≦θ≦90°の範囲において、θ=0°即ち、第3アーム109が水平となったときに最大となり、図5に示すように、θが大きくなるに従って小さくなる。
第3アーム109と補助アーム201を連結する引張バネ203は、この第3アーム109に作用する重力トルクをアームの回動角度に応じて補償するものである。上述の第3アーム109と補助アーム201の連動による回動角度の違いにより、第3アーム109の回動角度に応じて、引張バネ203の伸び量を可変することができる。θ=0°即ち、第3アーム109が水平のときには、引張バネ203の伸び量が大きく、第3アーム109に大きな引張力が作用し、大きな補償トルクが発生する。図5に示すように、第3アーム109の回動角度θが大きくなるに従って、引張バネ203の伸び量は小さくなり、引張バネ203による引張力は低下し、第3アーム109に発生する補償トルクも小さくなる。
図6は、アームの姿勢(回動角度)に応じて、アームに作用する重力トルクと、引張バネ203によって、アームに発生する補償トルクの関係を示すグラフの一例である。図6において、横軸は第3アーム109が水平面と成す角度(回動角度)θ(deg)、縦軸はトルクT(Nm)である。Aは、第3アーム109に作用する重力トルクで、cosθの関数となり、図のような曲線となる。Bは、引張バネ203によって、第3アーム109に発生する補償トルクを示すものであるが、アームの回動角度に応じて、引張バネ203の伸び量と引張方向(第3アーム109と引張バネ203との成す角度)が変化することから、図のような曲線となる。
第3アーム109に発生する補償トルクも、第3アーム109の回動角度θによる関数として、計算により算出することが可能であるから、AとBの曲線が一致するように、補助アーム201や連結リンク202の位置、引張バネ203のバネ定数や取付位置等を設定することにより、第3アーム109の関節部J1まわりのトルクバランスを保つことが可能となる。
ステッピングモータの非励磁状態では、第3アーム109には第3モータ106のディテントトルクが作用する。従って、この第3モータ106のディテントトルク値を考慮して、両者の差が所定の範囲内に収まっていれば、即ち、あらゆる回動角度θにおいて、アームに発生する補償トルクとモータのディテントトルクの和を、アームに作用する重力トルクに等しいか、または、これよりも大きく設定することにより、電源停止時に、ステッピングモータへの電源が断たれ場合に、第3アーム109の降下を防止し、エンドエフェクタの位置を保持することができる。
本実施例のバランサ機構200においては、簡単で安価な構成でアームの回転角度に依存せず、広いアーム回転範囲において自重補償を可能とするとともに、補償に必要なトルクを発生するためのバネ力を小さくすることができるので、バネ部材がコンパクトになりロボット本体を小型化することができる。
次に、本発明の一実施形態におけるパラレルリンクロボット100の直接教示方法について説明する。図7は、パラレルリンクロボット100の可動部102の部分拡大図であり、同図において、出力軸113の下方には、操作部119を挟んでエンドエフェクタ支持部材118が同軸上に設けられている。エンドエフェクタであるチャック117は、エンドエフェクタ支持部材118の装着部に嵌合装着され、ボルト120で着脱自在に固定されている。
操作部119には、教示時に作業者が直接可動部102を安全に把持して動かすことができる把持部材121が設けられている。また、第1モータ104、第2モータ105、第3モータ106の各ステッピングモータを同時に、励磁ON/OFF切替を可能とする切替ボタン122と、切替ボタン122に連動して励磁ON/OFF状態を表示するLED(表示手段)123と、可動部102の位置情報を教示データに登録する登録ボタン124とを備える。
励磁ON/OFFの切替ボタン122と登録ボタン124は、教示作業者が把持部材121を把持した状態で操作できるように把持部材121の近傍にあることが望ましい。
また、切替ボタン122に連動して励磁ON/OFF状態を表示するLED(表示手段)123により、教示作業者はステッピングモータの励磁状態が可動部102を操作しながら一目で確認できるので、教示作業の効率が向上する。例えば、本実施例においては、励磁ON時にLED(表示手段)123が点灯し、励磁OFF時にLED(表示手段)123が消灯する。
図8は、電気的なブロック構成を示す図で、パラレルリンクロボット100の可動部102の操作部119に設けられたボタン類の信号はコントローラ125に入力される。パラレルリンクロボット100の動作を制御するコントローラ125は、マイコンを主体とした構成であり、CPU12、記憶手段としてのROM16およびRAM17を備えている。ROM16は、一般的な読み出し専用のメモリに加えて、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ等のメモリを含むものである。このROM16には、後述する直接教示に関する制御プログラムを含めてパラレルリンクロボット100を駆動制御するための各種制御プログラムが記憶されている。
また、CPU12には、モータドライバD1〜D3を介して第1〜第3モータ104〜106の各ステッピングモータが連結され、さらに各モータの出力軸にはエンコーダS1〜S3が設けられ、各モータの回転検知信号をコントローラ125に出力することで、可動部102の位置検出が行われる。可動部102の位置情報(X、Y、Z座標)は、コントローラ125に接続したPCや操作盤等の表示部125に逐次モニタリングされる。
教示時に励磁ON/OFFの切替ボタン122により、第1モータ104、第2モータ105、第3モータ106の各ステッピングモータを非励磁状態とすると、各モータの保持力が解除されるのでパラレルリンクロボット100の可動部102は容易に動かすことが可能となる。また、ステッピングモータのディテントトルクと上述したバランサ機構200によって、非励磁状態であっても可動部102の位置は安定的に保持される。さらに、非励磁状態であっても各モータの位置検出手段(エンコーダ)S1〜S3はカウントしているので、可動部102の位置情報は常に出力される。
エンドエフェクタを装着した可動部102を所定の教示ポイントに合わせて動かした後、登録ボタンを押すことによってその教示ポイントの位置情報(X、Y、Z座標)を図9に示す教示データに登録することが可能である。一連の教示ポイントに沿って、可動部102を動かし、各教示ポイントの位置情報を逐次登録することで簡易的な教示データを作成することができる。
教示データは、PCまたは操作盤により作成、編集されて制御部12内のROMまたはRAMに記憶される。
図9の教示データには、教示点の位置情報(X、Y、Z座標)の他、目標移動速度、停止時間、エンドエフェクタを含む外部と接続するI/Oの条件設定(IO入出力)、外部と接続するシリアル通信でのコマンド(COM)等を設定することができる。これら位置情報以外の項目は、直接教示作業とは別に入力し、作成したものである。また、直接教示作業で大まかな教示点を設定登録した後、従来のジョグ動作で各教示点の位置を微調整して教示データを作成するという使い方も可能である。この場合、初めからジョグ動作のみで、可動部の位置出しを行うよりも遥かに効率的である。
本実施においては、3軸のステッピングモータを備えたパラレルリンクロボットについて、説明したが、同様に各軸の駆動源にステッピングモータを使用した第4軸〜第6軸を備えたパラレルリンクロボットに対しても、適用することができる。この場合も同様に、可動部に設けた励磁ON/OFF切替ボタンと教示点登録ボタンにより、各ステッピングモータの励磁OFF時に教示動作を行い可動部に装着したエンドエフェクタの位置や姿勢(回転角度)を逐次教示データに登録することが可能である。
また、本実施における把持部材の大きさや形状、位置等は、図示したものに限らず、教示作業の作業性を考慮したものであれば良く、エンドエフェクタに直接設けても良い。LED(表示手段)123は、励磁ON/OFF切替ボタン122に連動して、点灯色を変えても良い。また、LEDに限らずLCD等の表示手段を用いても良い。
100 パラレルリンクロボット
101 基体部
102 可動部
104 第1モータ(ステッピングモータ)
105 第2モータ(ステッピングモータ)
106 第3モータ(ステッピングモータ)
109 第3アーム
117 チャック
119 操作部
121 把持部材
122 励磁ON/OFF切替ボタン
123 LED(表示手段)
124 教示点登録ボタン
200 バランサ機構
S1〜S3 エンコーダ











Claims (3)

  1. 基体部と可動部とを連結し、前記基体部と前記可動部との間に関節が配置された少なくとも3つのリンク機構と、前記基体部に設けられ、前記リンク機構のそれぞれの前記関節で屈曲させて前記可動部を前記基体部に対して相対的に移動させるステッピングモータを駆動源とするパラレルリンクロボットにおいて、前記可動部に直接触れて動作させることが可能な把持部材を備えるとともに、前記把持部材の近傍に前記ステッピングモータの励磁をON/OFFするスイッチを設けたことを特徴とするパラレルリンクロボットの直接教示装置。
  2. 前記ステッピングモータの出力軸に設けられたエンコーダにより、前記可動部の位置を検知可能な位置検知手段を備え、前記ステッピングモータの励磁OFF時に教示動作を行い、前記可動部の所定の位置情報を教示点の位置情報として、教示データに逐次登録可能な教示点登録ボタンを、前記把持部材の近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパラレルリンクロボットの直接教示装置。
  3. 前記ステッピングモータの励磁OFF時に、前記可動部の重力によるモーメントを打消し、位置を保持するバランサ機構を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のパラレルリンクロボットの直接教示装置。
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