JP2018015132A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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大輔 澁谷
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Abstract

【課題】デザイン性と低コスト化と取扱性とを兼ね備えるドラム式洗濯機を提供する。【解決手段】ドラム式洗濯機(1)は、前開口部(11)を外箱前面部(1b)に有する外箱(1a)と、外箱内に配置される水槽(2)と、水槽内に回転可能に配置されて洗濯物(A)を収容する回転ドラム(3)と、外箱前面部の全体を覆うとともに、前記前開口部を閉じるドア(10)とを備える。【選択図】図4

Description

この発明は、ドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機では、有底円筒状の水槽が横姿勢又は斜め横姿勢で外箱内に支持され、同軸上で回転する有底円筒状の回転ドラムが水槽の内部に収容された構成になっている。外箱の前面に設けられた前開口部が、水槽及び回転ドラムの各開口部と同軸に形成されており、前開口部の形状が前開口部(回転ドラム)の形状に依存した形状になっている。
ドラム式洗濯機のドアは、外箱の前開口部を閉じるように、該前開口部に係合する形状になっている(例えば、特許文献1を参照)。
特表2005−514995号公報
従来のドラム式洗濯機では、ドアが、前開口部(回転ドラム)の形状に依存した形状になっているため、デザイン上の制約になっている。また、ドラム式洗濯機の外箱を複数のパネル部品から構成することで低コスト化及び取扱性を実現しようとしているが、複数のパネル部品を組み立てるときに生じる分割線が、ドラム式洗濯機の前面に形成される。そのため、ドラム式洗濯機の美的外観が損なわれている。
したがって、ドラム式洗濯機において、デザイン性と低コスト化と取扱性とを兼ね備えることが望まれている。
この発明の解決すべき技術的課題は、デザイン性と低コスト化と取扱性とを兼ね備えるドラム式洗濯機を提供することである。
前記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下のドラム式洗濯機が提供される。
すなわち、この発明に係るドラム式洗濯機は、
前開口部を外箱前面部に有する外箱と、
前記外箱内に配置される水槽と、
前記水槽内に回転可能に配置されて洗濯物を収容する回転ドラムと、
前記外箱前面部の全体を覆うとともに、前記前開口部を閉じるドアとを備えることを特徴とする。
この発明のドラム式洗濯機では、一枚物のドアによって外箱の前面部の全体が覆われているため、ドアが前開口部(回転ドラム)の形状に依存する必要性がなくなり、複数のパネル部品を組み立てるときに生じる分割線もドアで隠される。その結果、デザイン性と低コスト化と取扱性とを兼ね備えるドラム式洗濯機を提供することができる。
この発明の第1実施形態に係るドラム式洗濯機の外観を示す斜視図。 図1に示したドラム式洗濯機の縦断面模式図。 ドラム式洗濯機の制御ブロック図。 図1に示したドラム式洗濯機のドアを開けたときの斜視図。 この発明の第2実施形態に係るドラム式洗濯機での外箱前面部を示す模式図。 この発明の第3実施形態に係るドラム式洗濯機の縦断面模式図。 この発明の第4実施形態に係るドラム式洗濯機の縦断面模式図。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機1を説明する。なお、この実施形態は、あくまでも一例であって、この発明は当該実施形態に限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係るドラム式洗濯機1を斜め前方且つ斜め上方から見たときの外観を示す斜視図である。図2は、ドラム式洗濯機1の縦断面模式図である。図3は、ドラム式洗濯機1の制御ブロック図である。なお、本願では、洗濯と乾燥とを行うことができるドラム式洗濯乾燥機と、乾燥を行わず洗濯のみを行うドラム式洗濯機とを総称して、ドラム式洗濯機1と呼んでいる。
第1実施形態のドラム式洗濯機1は、外郭を成す外箱1aの内部に水槽2及び回転ドラム3などを備える。水槽2は、一側に開口20を有する大径の有底円筒体であり、外箱1aの底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示)により、開口20の側を上とし、水平面に対して軸心が傾斜した傾斜姿勢を保って弾性的に支持されている。
水槽2の内部には、水槽2よりも若干小径の有底円筒状の回転ドラム3が収容されている。回転ドラム3は、一側の開口30を水槽2の開口20の内側に臨むように構成されている。回転ドラム3は、水槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結されて、ドラムモータ4の駆動により、水槽2の内部で回転するように構成されている。
回転ドラム3は、開口30の外側に周設された流体バランサ31を備える。流体バランサ31は、回転ドラム3が回転した場合に、当該回転に伴う振動を吸収して緩和する機能を有する。ドラムモータ4は、水槽2の底板の外側に連設されたモータ室41の内部に設けられている。ドラムモータ4の出力軸40は、水槽2の底板を液密に貫通し、当該底板の中央に突出している。回転ドラム3は、突出した出力軸40の端部に連結されている。回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されている。また、回転ドラム3の内面には、軸長方向に延びる複数のバッフル33が周方向に等配で突設されている。なお、簡便のため、図2には、小孔32の一部及び1つのバッフル33を図示している。
外箱1aの外箱前面部1b(図2の左側面)には、水槽2の開口20を臨む位置に、洗濯物Aを出し入れするための前開口部11が配設されている。前開口部11は、円形の開口であり、水槽2の開口20及び回転ドラム3の円形の開口30に臨むように構成されている。前開口部11と水槽2の開口20との間は、ベローズ12によって液密に封止されている。ドア10のドア前面部10aには、ドア開ボタン13が設けられている。ドア開ボタン13の操作によって、後述するドア係合部71,72,73及びドア被係合部81,82,83での係合が解除されて、ドア10が開放される。なお、ドア10に設けられた取手(図示しない)によって、ドア係合部71,72,73及びドア被係合部81,82,83での係合が解除される構成にすることもできる。
ドア前面部10aの上部には、操作パネル15が設置されている。操作パネル15は、運転内容を決定するための複数の操作ボタンと、操作ボタンによって決定された運転内容に対応する文字及び/又は図形を表示する表示部とを有する。操作パネル15は、外箱1aの内部における前下部に設けられている運転制御部16に接続されており、操作パネル15に対する操作情報は、運転制御部16へ出力される。運転制御部16は、操作パネル15から出力された操作情報に基づいて運転内容を決定し、決定した運転内容に従って洗濯運転及び乾燥運転などを行う。ドア10のドア前面部10aの中央部には、窓部10cがドア10の厚み方向を貫通するように設置されている。窓部10cは、透光性の部材から構成されている。
外箱1aの後部上面には、水道への接続端となる給水口17が設けられている。給水口17は、外箱1aの内側に設けられた給水弁18に接続されている。給水弁18は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁である。給水弁18の第1給水出口は、給水管19を介して水槽2の底板近傍の上部周面に接続されている。給水弁18が第1給水出口に切換えられた場合、給水口17に流入した水は、給水弁18及び給水管19を経て水槽2の内部に供給され、洗い用の洗濯水、又は、すすぎ用のすすぎ水として使用される。なお、給水管19の途中に、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
水槽2には、最下位置となる底板近傍の周面に導水管23が接続されている。導水管23は、外箱1aの内側における前下部に固定支持された筒形のフィルタ装置24に接続されている。フィルタ装置24の内部には、水槽2内の洗濯水又はすすぎ水に含まれる繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタ25が収容されている。フィルタ装置24の下部は、排水弁26を介して外箱1aの底面に沿って配設された排水管27に接続されている。排水弁26が開放されると、水槽2内の洗濯水又はすすぎ水は、導水管23及びフィルタ装置24を経て排水管27に排出される。水槽2内の洗濯水又はすすぎ水に含まれる異物は、フィルタ装置24内のリントフィルタ25によって捕捉され、洗濯水又はすすぎ水から除去される。
また、図2に示すように、循環風路5は、水槽2の下部底面に開設された導出口50と、水槽2の開口20の周縁部に開設された導入口51とを、上行ダクト52及び前行ダクト53によって連絡している。上行ダクト52及び前行ダクト53のそれぞれは、外箱1aの内部における後側及び上側に配設されている。上行ダクト52の下端部及び上端部のそれぞれは、導出口50及び前行ダクト53の後端部に連結されている。前行ダクト53の前端部は、水槽2の前側上部の周縁に開口する導入口51に接続されている。
前行ダクト53の途中には、塵埃を捕捉するための乾燥フィルタ54、乾燥風を起風する送風機55、及び、乾燥風を加熱するヒータ56が、後側から前側にこの順に介装してある。
また、このドラム式洗濯機1が、洗濯物Aを乾燥させる乾燥機能を有する場合、ヒートポンプユニット(図示せず)が水槽2の下方背面側に配置されている。このヒートポンプユニットは、乾燥運転時には、洗濯物Aの水分を含んだ空気を回転ドラム3から導出して、水分を含んだ空気の除湿及び加熱を行った後の乾燥した温風を回転ドラム3へ導入する。
図3は、ドラム式洗濯機1の制御ブロック図である。運転制御部16は、CPU(Central Processing Unit)61、記憶部62などを備える。
CPU61は、記憶部62に記憶された制御プログラムなどを読み出して実行することにより、洗濯動作に係る各種の演算処理及び制御処理などを行う。
記憶部62は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はフラッシュメモリ等の不揮発性でデータ書き換え可能なメモリ素子で構成されており、CPU61が実行する制御プログラム及びこれに必要な種々のデータなどを記憶する。
運転制御部16には、ドラムモータ4、給水弁18、排水弁26、送風機55、ヒータ56、スピーカー76などが接続されている。CPU61は、例えば、ドラムモータ4の回転制御及び給水弁18の開閉制御などを行う。
図4は、ドラム式洗濯機1のドア10を開放したときの斜視図である。
前開口部11は、ドア10で閉じられるが、詳細には、ドア10に設けられた突出閉止部10dで閉じられる。すなわち、ドア10のドア後面部10bには、突出閉止部10dが設けられている。突出閉止部10dは、窓部10に連設されて、後部側に突出しており、前開口部11を液密で閉じるように構成されている。突出閉止部10dは、透光性の部材から構成されている。したがって、ドア前面部10aの側から窓部10c及び突出閉止部10dを通じて、回転ドラム3内部を視認できる。
外箱1aの外箱前面部1bとドア10のドア後面部10bとの間に介在配置された2つのヒンジ70によって、ドア10が外箱1aの外箱前面部1bに対して回動自在に軸支されている。上下2つのヒンジ70が外箱1aの一端側に設けられている。ドア10は、ドア前面部10a及びドア後面部10bを有する平板形状をしており、外箱1aの外箱前面部1bの全体を覆うように略垂直方向に延在している。
外箱前面部1bの下側のヒンジ70近くの一端側(ヒンジ70側)には、フィルタ装置24とリントフィルタ25が設けられている。リントフィルタ25の前面にはフィルタキャップ28が設けられており、フィルタキャップ28の先端側には、前方に突出して横方向に延びるフィルタキャップ把持部29が形成されている。フィルタキャップ把持部29により、回動によってリントフィルタ25をフィルタ装置24に対して着脱できる。
ドア10のドア後面部10bの一端側(ヒンジ70側)には、誤挿入防止構造39が設けられている。誤挿入防止構造39は、凸状のフィルタキャップ把持部29を収容する凹部である。ドア10を閉じると、誤挿入防止構造39はフィルタキャップ把持部29と係合する。
フィルタキャップ28がフィルタ装置24を蓋するための蓋閉位置に位置していなければ、ドア10を閉じようとしたとき、凸状のフィルタキャップ把持部29が凹状の誤挿入防止構造39と係合できずに、ドア10を完全に閉じることができないように構成されている。したがって、ドア10を閉じる際に、フィルタキャップ28が蓋閉位置に位置しているか否かを注意喚起できる。
なお、凸状の誤挿入防止構造39をドア10のドア後面部10b側に設けるとともに、フィルタキャップ28に形成された凹状のフィルタキャップ把持部29を有する構成にすることもできる。当該構成によれば、ドア10を閉じると、ドア10側に設けられた凸状の誤挿入防止構造39が、フィルタキャップ28側に設けられた凹状のフィルタキャップ把持部29と係合する。
さらに、凸状の誤挿入防止構造39をドア10のドア後面部10b側に設けるとともに、凸状のフィルタキャップ把持部29を有する構成とすることができる。当該構成によれば、フィルタキャップ28の回動が適切であると互いの凸形状が干渉せず、ドア10を閉めることが可能となる。逆に、フィルタキャップ28の回動が不適切であると、互いの凸形状が干渉し、ドア10を完全に閉じることができなくなることにより、リントフィルタ25の挿入が不完全であることを注意喚起できる。
次に、ヒンジ70が設けられている一端側の反対側、すなわち他端側に設けられるドア10の係合構成について説明する。
外箱1aの外箱前面部1bの他端側には、複数のドア被係合部が設けられている。また、ドア10のドア後面部10bの他端側には、ドア10を閉じるとドア係合部と係合する複数のドア係合部が設けられている。前開口部11を液密で閉じるために、中央に位置する対のドア係合部72及びドア被係合部82が設けられる。
そして、ドア10を無理矢理こじ開けることに抗するため、上に位置する対のドア係合部71及びドア被係合部81と、下に位置する対のドア係合部73及びドア被係合部83との少なくとも一方がさらに設けられる。
好適には、図4に示すように、外箱前面部1bの他端側において、3つのドア被係合部81,82,83が上下方向に間隔をあけて1列に設けられ、ドア後面部10bの他端側において、3つのドア係合部71,72,73が上下方向に間隔をあけて1列に設けられている。したがって、3対のドア係合部71,72,73及びドア被係合部81,82,83が上下方向に間隔をあけて1列に設けられている。
3つのドア被係合部81,82,83のうち中央に位置するドア被係合部82は、円形の前開口部11と外箱前面部1bの他端側との間に設けられている。突出閉止部10dで前開口部11を液密で閉じるため、ドア被係合部82は、前開口部11の横方向径部の近傍に設けられている。
ドア係合部71,72,73は、それぞれ係合爪を有し、ドア10を閉じると、対応するドア被係合部81,82,83の各係合凹部に係合して、ドア10をロックする。ドア開ボタン13を操作することにより、ドア被係合部81,82,83に対するドア係合部71,72,73の係合が解除され、ドア10を開放することができる。
なお、係合爪を持ったドア被係合部81,82,83を外箱1aの外箱前面部1b側に設けるとともに、係合凹部を有するドア係合部71,72,73をドア10のドア後面部10b側に設けることもできる。当該構成によれば、ドア10を閉じると、外箱1a側に設けられたドア被係合部81,82,83が、ドア10に設けられたドア係合部71,72,73と係合する。
突出閉止部10dで前開口部11をより確実に液密で閉じるために、中央に位置するドア係合部72及びドア被係合部82(以下、単に、中央のドア係合対72,82という。)については、係合爪による係合構造であることが好適である。しかしながら、上に位置するドア係合部71及びドア被係合部81(以下、単に、上のドア係合対71,81という。)と下に位置するドア係合部73及びドア被係合部83(以下、単に、下のドア係合対73,83という。)については、その他の係合構造(例えば、マグネットによる吸着係合構造)にすることができる。
上記実施形態によれば、一枚物のドア10によって外箱1aの外箱前面部1bの全体が覆われるため、ドア10が前開口部11(回転ドラム3)の形状に依存する必要性がなくなり、複数のパネル部品を組み立てるときに生じる分割線もドア10で隠される。その結果、デザイン性と低コスト化と取扱性とを兼ね備えるドラム式洗濯機1を提供できる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係るドラム式洗濯機1について、図5を参照しながら説明する。図5は、第2実施形態に係るドラム式洗濯機1での外箱1aの外箱前面部1bを示す模式図である。
図5に示す第2実施形態では、外箱1aの外箱前面部1bの他端側(ヒンジ70と反対側)には、3つのドア被係合部81,82,83が上下方向に間隔をあけて互い違いに設けられている。すなわち、中央に位置するドア被係合部82は、前開口部11の横方向径部の近傍に設けられ、上に位置するドア被係合部81と下に位置するドア被係合部83が、外箱前面部1bの他端側(ヒンジ70と反対側)の縁部寄りに設けられている。
ドア係合部及びドア被係合部を外箱1aの外箱前面部1bの中央寄りに設けると、他端側の縁部に隙間ができやすくなり、該隙間に指などを差し込んでドア10を無理矢理こじ開けようとする力がテコの原理で大きくなる。上のドア係合対71,81と下のドア係合対73,83を外箱1aの外箱前面部1bの他端側の縁部寄りに配設することにより、隙間ができにくくなり、無理矢理こじ開けようとする力を抑制できる。したがって、当該構成によれば、突出閉止部10dで前開口部11をより確実に液密で閉じることができるとともに、ドア10を無理矢理こじ開けることに抗する働きを向上させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係るドラム式洗濯機1について、図6を参照しながら説明する。図6は、第3実施形態に係るドラム式洗濯機1の縦断面模式図である。
図6に示す第3実施形態では、ドア10が断面視で上から下に向けて先細形状になっている。水槽2及び回転ドラム3の軸心が水平面に対して後方側に向けて下方に傾斜するように、水槽2及び回転ドラム3が配置されている。当該配置に対応して、外箱1aの外箱前面部1bが、水槽2及び回転ドラム3の軸心に直交するように後方側に傾斜している。
外箱1aの外箱前面部1bが後方側に傾斜していることに対応して、ドア10のドア後面部10bが後方側に傾斜している。他方、ドア前面部10aが略垂直方向に延在している。したがって、ドア10の上部が下部よりも厚みを有して、ドア10が断面視で上から下に向けて先細形状になっている。突出閉止部10dにおける後方への突出量が少なくて済み、突出閉止部10dを小型化できる。ドア10を閉じた状態では、ドラム式洗濯機1が直方体のボックス形状をしており、シンプルな美的外観を提供できる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態に係るドラム式洗濯機1について、図7を参照しながら説明する。図7は、第4実施形態に係るドラム式洗濯機1の縦断面模式図である。
図7に示す第4実施形態では、平板状のドア10が断面視で傾斜して配置されている。外箱1aの外箱前面部1bが後方側に傾斜していることに対応して、ドア10のドア前面部10a及びドア後面部10bが後方側に略平行に傾斜している。したがって、ドア10が、上部から下部まで略同じ厚みを有する平板形状であり、後方側に傾斜して配置されている。突出閉止部10dにおける後方への突出量が少なくて済み、突出閉止部10dを小型化できる。ドア10が平板形状をしているので、ドア10の製造が容易になる。傾斜配置された一枚物のドア10によって外箱1aが覆われているという斬新な美的外観を提供することができる。
この発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
ドア10を回動自在に軸支するヒンジ70として、例えば、ドア10の上面部及び下面部をそれぞれ回動自在に支持する上ヒンジ及び下ヒンジを使用できる。例えば、図示しない下ヒンジは、鉛直部及び水平部を有する断面L字型に屈曲した金属板からなり、鉛直部がネジにより外箱1aに取り付けられ、水平部の一端には下ヒンジピンが突設されて、下ヒンジピンがドア10に装着された軸受部に嵌合する。ドア10の回動時には下ヒンジピンの下端の座面と軸受部の下端面とが互いに摺動する摺動部となる。当該構成によって、下ヒンジはドア10を回動自在に軸支する。上ヒンジも同様の構成によってドア10を回動自在に軸支する。
上記実施形態では、ドア10の係合構成として、中央のドア係合対72,82と上のドア係合対71,81と下のドア係合対73,83からなる3つのドア係合対が設けられている。他のドア10の係合構成として、中央のドア係合対72,82及び上のドア係合対71,81、中央のドア係合対72,82及び下のドア係合対73,83のような2つのドア係合対が設けられてもよい。また、中央のドア係合対72,82と上のドア係合対71,81と下のドア係合対73,83に加えて、これらのドア係合対の間に第4のドア係合対や第5のドア係合対がさらに設けられてもよい。
水槽2及び回転ドラム3の軸心が、水平面に対して平行に延在しているすなわち水槽2及び回転ドラム3が横姿勢で支持されている場合、ドア10のドア前面部10a及びドア後面部10が垂直面に対して平行に延在する。
以上説明したように、この発明のドラム式洗濯機1は、
前開口部11を外箱前面部1bに有する外箱1aと、
前記外箱1a内に配置される水槽2と、
前記水槽2内に回転可能に配置されて洗濯物Aを収容する回転ドラム3と、
前記外箱1aの前記外箱前面部1bの全体を覆うとともに、前記前開口部11を閉じるドア10とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、一枚物のドア10によって外箱1aの外箱前面部1bの全体が覆われているため、ドア10が前開口部11(回転ドラム3)の形状に依存する必要性がなくなり、複数のパネル部品を組み立てるときに生じる分割線もドア10で隠される。その結果、デザイン性と低コスト化と取扱性とを兼ね備えるドラム式洗濯機1を提供することができる。
好ましくは、前記外箱前面部1bには、前記外箱1a内に配置されたフィルタ装置24に対して着脱可能なリントフィルタ25が設けられて、前記ドア後面部10bには、前記リントフィルタ25の誤挿入を防止する誤挿入防止構造39が設けられる。
上記構成によれば、リントフィルタ25のフィルタキャップ28がフィルタ装置24を蓋するための蓋閉位置に位置していなければ、ドア10を完全に閉じることができないため、ドア10を閉じる際に、リントフィルタ25のフィルタキャップ28が蓋閉位置に位置しているか否かを注意喚起できる。
好ましくは、前記ドア後面部10bには、ドア係合部71,72,73が設けられて、前記外箱前面部1bには、前記ドア10を閉じると前記ドア係合部71,72,73と係合するドア被係合部81,82,83が設けられて、前記ドア係合部71,72,73及び前記ドア被係合部81,82,83が、複数の対で設けられているとともに、前記ドア10を軸支するヒンジ70の反対側に設けられる。
上記構成によれば、ドア10が不用意に開放されることを防止できる。
好ましくは、対の前記ドア係合部72及び前記ドア被係合部83が、前記前開口部11の近傍に設けられる。
上記構成によれば、前開口部11を液密で閉じることができる。
好ましくは、前記前開口部11の近傍に設けられた対の前記ドア係合部72及び前記ドア被係合部82が、前記前開口部11寄りに設けられ、前記前開口部11から離れたところに設けられた対の前記ドア係合部71,73及び前記ドア被係合部81,83が、前記外箱前面部1bの前記ヒンジ70の反対側の縁部寄りに設けられる。
上記構成によれば、突出閉止部10dで前開口部11をより確実に液密で閉じることができるとともに、ドア10を無理矢理こじ開けることに抗する働きを向上させることができる。
1…ドラム式洗濯機
1a…外箱
1b…外箱前面部
2…水槽
3…回転ドラム
4…ドラムモータ
5…循環風路
10…ドア
10a…ドア前面部
10b…ドア後面部
10c…窓部
10d…突出閉止部
11…前開口部
13…ドア開ボタン
15…操作パネル
24…フィルタ装置
25…リントフィルタ
27…排水管
28…フィルタキャップ
29…フィルタキャップ把持部
39…誤挿入防止構造
70…ヒンジ
71,72,73…ドア係合部
81,82,83…ドア被係合部
A…洗濯物

Claims (5)

  1. 前開口部を外箱前面部に有する外箱と、
    前記外箱内に配置される水槽と、
    前記水槽内に回転可能に配置されて洗濯物を収容する回転ドラムと、
    前記外箱前面部の全体を覆うとともに、前記前開口部を閉じるドアとを備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記外箱前面部には、前記外箱内に配置されたフィルタ装置に対して着脱可能なリントフィルタが設けられて、
    前記ドア後面部には、前記リントフィルタの誤挿入を防止する誤挿入防止構造が設けられることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
    前記ドア後面部には、ドア係合部が設けられて、
    前記外箱前面部には、前記ドアを閉じると前記ドア係合部と係合するドア被係合部が設けられて、
    前記ドア係合部及び前記ドア被係合部が、複数の対で設けられているとともに、前記ドアを軸支するヒンジの反対側に設けられることを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項3に記載のドラム式洗濯機において、
    対の前記ドア係合部及び前記ドア被係合部が、前記前開口部の近傍に設けられることを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項3又は4に記載のドラム式洗濯機において、
    前記前開口部の近傍に設けられた対の前記ドア係合部及び前記ドア被係合部が、前記前開口部寄りに設けられ、前記前開口部から離れたところに設けられた対の前記ドア係合部及び前記ドア被係合部が、前記外箱前面部の前記ヒンジの反対側の縁部寄りに設けられることを特徴とするドラム式洗濯機。
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