JP2018014888A - 蓄電池及び電力管理装置 - Google Patents

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剛文 松永
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Abstract

【課題】1つの蓄電池にて電力供給対象の施設における電力負荷に電力を供給しつつ、蓄電池の施設外使用において電気不足を回避することのできる蓄電池を提供する。【解決手段】自然エネルギー発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置により制御される蓄電池であって、前記電力管理装置は、蓄電量予測算出部と、最大蓄電量調整部と、施設外使用時蓄電量調整部と、充放電制御部と、を具備し、前記蓄電池は、前記外部供給電力を含めて強制的に一定の電力で充電する充電モードと、充電および放電ともに行わない待機モードと、前記自然エネルギー発電装置の発電電力が前記電力負荷の消費電力より大きい場合に充電を行うオートモードとを有し、前記電力管理装置は、時刻毎に、前記蓄電池の前記充電モード、前記待機モード、及び前記オートモードをいずれかに設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池及び電力管理装置に関する。
太陽光発電などの自然エネルギー発電に関連して、余剰電力を蓄電して電力を有効活用するための幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の蓄電池運用制御装置は、電力負荷で使用される使用電力の時間変化と、自然エネルギー発電電力の時間変化とによって予測される蓄電池の容量の時間変化に基づいて、蓄電池の容量の最大ピーク値を予測し、設定された蓄電池の容量の上限値と、蓄電池の容量の最大ピーク値との差分である上限側差分電力量を算出する。そして、当該蓄電池運用制御装置は、時間変化における所定の初期時刻での蓄電池の容量の予測値を、少なくとも上限側差分電力量に基づく補正容量に基づいて補正した値である、初期時刻における必要蓄電容量を算出し、初期時刻において蓄電池の容量が必要蓄電容量となるよう蓄電池を制御する。
これにより、余剰電力の外部給電系統への逆潮を低減し、また外部給電系統からの電力の供給を低減することができる。
また、自然エネルギー発電にて車載の蓄電池への充電を行うための幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献2に記載の電力供給配分制御装置は、予想太陽光発電量、車両用蓄電池の予想充電量を算出して充電が必要な場合に太陽光発電が車両用蓄電池へ供給されるように電力の配分を制御する。また、予想太陽光発電量の方が予想充電量より多い場合には、余剰電力が住宅負荷へ供給されるように電力の配分を制御し、予想太陽光発電量が、予想充電量と住宅負荷を加算した電力量より大きい場合に、余剰電力が住宅用蓄電池へ供給されるように電力の配分を制御し、さらに余剰電力がある場合に売電されるように電力の配分を制御する。
これにより、太陽電池の発電電力により自動車に搭載される蓄電池を確実に充電することができる、とされている。
特開2012−120419号公報 特開2010−268576号公報
特許文献1では、蓄電池の施設外使用に際しての充電方法までは示されていない。電気自動車での電気の使用など、充放電機構を備えた施設の外部へ移動して蓄電池を使用する場合、電気不足を生じないように予め充電しておく必要がある。
また、特許文献2では、車両用蓄電池と住宅用蓄電池との両方を具備する必要がある。設備コスト低減の観点から、1つの蓄電池にて運用できることが望まれる。従って、1つの蓄電池にて電力供給対象の施設における電力負荷に電力を供給しつつ、蓄電池の施設外使用において電気不足を回避できることが望まれる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、1つの蓄電池にて電力供給対象の施設における電力負荷に電力を供給しつつ、蓄電池の施設外使用において電気不足を回避することのできる蓄電池及び電力管理装置を提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による電力管理装置は、自然エネルギー発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置であって、前記蓄電池の前記施設外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻と、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻と、当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測とを含む施設外使用予定を取得する施設外使用予定取得部と、前記電力負荷の消費電力の予測を取得する消費電力予測取得部と、前記自然エネルギー発電装置の発電電力の予測を取得する発電電力予測取得部と、前記施設外使用予定と、前記消費電力の予測と、前記発電電力の予測とに基づいて、時刻毎の前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出部と、得られた時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整部と、前記施設外使用終了予定時刻における前記蓄電池の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整部と、得られた計画に基づいて前記蓄電池の充放電を制御する充放電制御部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による電力管理装置は、上述の電力管理装置であって、前記施設外使用時蓄電量調整部は、前記施設外使用終了時蓄電量と、前記蓄電量最小値とを比較して蓄電量の調整要否を判定する調整要否判定部と、前記調整要否判定部が調整必要と判定すると、前記施設外使用終了予定時刻が、前記蓄電池の蓄電量が最大となる時刻より早いか否かを判定する前後判定部と、前記施設外使用終了予定時刻が、前記蓄電池の蓄電量が最大となる時刻より早いと前記前後判定部が判定すると、外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する充電計画部と、前記施設外使用終了予定時刻が、前記蓄電池の蓄電量が最大となる時刻以後であると前記前後判定部が判定すると、前記蓄電池の放電の抑制を計画する放電抑制計画部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による電力管理装置は、上述の電力管理装置であって、前記充電計画部は、前記施設外使用開始予定時刻を充電終了時刻として時刻を遡る時間帯において、外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を継続するよう計画し、当該時間帯の時間幅を、前記施設外使用終了時蓄電量が前記蓄電量最小値以上となる時間幅とすることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による電力管理装置は、上述の電力管理装置であって、前記充電計画部は、充放電計画対象時間帯の開始時刻を充電開始時刻とする時間帯において、外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を継続するよう計画し、当該時間帯の時間幅を、前記施設外使用終了時蓄電量が前記蓄電量最小値以上となる時間幅とすることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による電力管理装置は、上述の電力管理装置であって、前記充放電制御部は、前記施設外使用開始予定時刻から前記施設外使用終了予定時刻までの時間帯において前記蓄電池が接続されている状態を検出すると、外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を行うことを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による充放電計画装置は、自然エネルギー発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設における前記蓄電池の充放電を計画する充放電計画装置であって、前記蓄電池の前記施設外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻と、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻と、当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測とを含む施設外使用予定を取得する施設外使用予定取得部と、前記電力負荷の消費電力の予測を取得する消費電力予測取得部と、前記自然エネルギー発電装置の発電電力の予測を取得する発電電力予測取得部と、前記施設外使用予定と、前記消費電力の予測と、前記発電電力の予測とに基づいて、時刻毎の前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出部と、得られた時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整部と、前記施設外使用終了予定時刻における前記蓄電池の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様による充放電計画方法は、自然エネルギー発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設における前記蓄電池の充放電を計画する充放電計画装置の充放電計画方法であって、前記蓄電池の前記施設外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻と、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻と、当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測とを含む施設外使用予定を取得する施設外使用予定取得ステップと、前記電力負荷の消費電力の予測を取得する消費電力予測取得ステップと、前記自然エネルギー発電装置の発電電力の予測を取得する発電電力予測取得ステップと、前記施設外使用予定と、前記消費電力の予測と、前記発電電力の予測とに基づいて、時刻毎の前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出ステップと、得られた時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整ステップと、前記施設外使用終了予定時刻における前記蓄電池の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様によるプログラムは、自然エネルギー発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設における前記蓄電池の充放電を計画する充放電計画装置としてのコンピュータに、前記蓄電池の前記施設外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻と、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻と、当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測とを含む施設外使用予定を取得する施設外使用予定取得ステップと、前記電力負荷の消費電力の予測を取得する消費電力予測取得ステップと、前記自然エネルギー発電装置の発電電力の予測を取得する発電電力予測取得ステップと、前記施設外使用予定と、前記消費電力の予測と、前記発電電力の予測とに基づいて、時刻毎の前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出ステップと、得られた時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整ステップと、前記施設外使用終了予定時刻における前記蓄電池の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整ステップと、を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の他の一態様による蓄電池は、自然エネルギー発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置により制御される蓄電池であって、前記電力管理装置は、前記蓄電池の前記施設外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻、および当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測を含む施設外使用予定と、前記電力負荷の消費電力の予測と、前記自然エネルギー発電装置の発電電力の予測とに基づいて、時刻毎の前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出部と、得られた時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整部と、前記施設外使用終了予定時刻における前記蓄電池の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整部と、得られた計画に基づいて前記蓄電池の充放電を制御する充放電制御部と、を具備し、前記蓄電池は、前記外部供給電力を含めて強制的に一定の電力で充電する充電モードと、充電および放電ともに行わない待機モードと、前記自然エネルギー発電装置の発電電力が前記電力負荷の消費電力より大きい場合に充電を行うオートモードとを有し、前記電力管理装置は、時刻毎に、前記蓄電池の前記充電モード、前記待機モード、及び前記オートモードをいずれかに設定する。
また、本発明の他の一態様による蓄電池は、自然エネルギー発電装置と、電力負荷とを具備する施設に含まれ、充放電を計画する充放電計画装置により充放電が計画される蓄電池であって、前記充放電計画装置は、前記蓄電池の前記施設外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻、および当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測を含む施設外使用予定と、前記電力負荷の消費電力の予測と、前記自然エネルギー発電装置の発電電力の予測とに基づいて、時刻毎の前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出部と、得られた時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整部と、前記施設外使用終了予定時刻における前記蓄電池の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整部と、を具備し、前記蓄電池は、前記外部供給電力を含めて強制的に一定の電力で充電する充電モードと、充電および放電ともに行わない待機モードと、前記自然エネルギー発電装置の発電電力が前記電力負荷の消費電力より大きい場合に充電を行うオートモードとを有し、前記電力管理装置は、時刻毎に、前記蓄電池の前記充電モード、前記待機モード、及び前記オートモードをいずれかに設定する。
また、本発明の他の一態様による車両は、上述の蓄電池を搭載した車両である。
本発明によれば、1つの蓄電池にて電力供給対象の施設における電力負荷に電力を供給しつつ、蓄電池の施設外使用において電気不足を回避することができる。
本発明の第1の実施形態における電力管理装置を備える施設の構成を示す概略構成図である。 同実施形態における電力管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態において消費電力予測取得部が取得する電力負荷の消費電力の予測の例を示すグラフである。 同実施形態において発電電力予測取得部が取得する自然エネルギー発電装置の発電電力の予測の例を示すグラフである。 同実施形態において蓄電量予測算出部が算出する需給予測の例を示すグラフである。 同実施形態において蓄電量予測算出部が算出する蓄電池の蓄電量の例を示すグラフである。 同実施形態において、最大蓄電量調整部が、最大ピーク蓄電量が最大蓄電量SOCmaxになるように、安価期間での充電を計画した例を示すグラフである。 同実施形態にて、充電計画部が安価期間における充電にて蓄電量を確保する例を示すグラフである。 同実施形態にて、充電計画部が、蓄電池の施設外使用の直前の時間帯において蓄電池の充電を行うよう計画した例を示すグラフである。 同実施形態において、放電抑制計画部が、蓄電池の放電を抑制することで、施設外使用時に必要な蓄電量を確保する例を示すグラフである。 同実施形態において、放電抑制計画部が、外部供給電力を用いての蓄電池の充電を計画した例を示すグラフである。 同実施形態において、電力管理装置が蓄電池の充放電計画を生成する処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、施設外使用時蓄電量調整部が、蓄電池の施設外使用に必要な蓄電量を確保する処理の手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、施設外使用時蓄電量調整部が行うかさ上げ処理の手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、充電計画部がピーク前処理を行う手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、充電計画部が安価期間でのピーク前処理を行う手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、充電計画部が高価期間でのピーク前処理を行う手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、放電抑制計画部がピーク後処理を行う手順を示すフローチャートである。 同実施形態における、最大ピーク時直後まで放電禁止を考慮するスケジュールの例を示すグラフである。 同実施形態における、処理開始時刻から車両使用開始のSOCとなるまで変更無しとし、その後は放電禁止を考慮したスケジュールの例を示すグラフである。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における電力管理装置を備える施設の構成を示す概略構成図である。同図において、施設1は、電力管理装置100と、蓄電池201を搭載した車両200と、自然エネルギー発電装置300と、電力負荷400とを具備する。
電力管理装置100は、施設内において発電され、または消費される電力の管理を行う。また、電力管理装置100は、ネットワーク500に接続されており、当該ネットワーク500を介して天気予報などの情報を受信する。電力管理装置100は、充放電計画装置の一例に該当し、電力管理に際して蓄電池201の充放電を計画する。
なお、電力管理装置100は、自然エネルギー発電装置300による電力自給率の向上を目的として電力管理を行う。太陽光発電等が普及して逆潮流が増加すると、商用電力系統側への売電を行えなくなることや、売電価格が買電価格よりも安くなることが考えられる。かかる場合、自然エネルギー発電装置300による電力自給率を向上させて買電量を低減させることが望まれる。
車両200は、搭載する蓄電池201から供給される電力により走行する。また、車両200が施設内に停車しているときは、電力管理装置100によって蓄電池201の充放電が制御される。
ただし、蓄電池201から供給される電力による車両200の走行は、蓄電池201の施設外使用の一例であり、これに限らない。ここでいう、蓄電池201の施設外使用とは、自然エネルギー発電装置300や電力負荷400と切り離した状態での蓄電池201の使用である。例えば、蓄電池201を使用する系統を切り替える場合のように、蓄電池201の施設外使用は、蓄電池201の移動を伴わない使用であってもよい。
自然エネルギー発電装置300は、太陽光または風力などの自然エネルギーによる発電を行う。
電力負荷400は、施設に設けられた電気機器の総称であり、蓄電池201が供給する電力、自然エネルギー発電装置300が供給する電力、または系統電力などの外部供給電力によって稼働する。
ここで、施設1が外部から供給を受ける電力(外部供給電力)の使用料金は、電力供給を受ける時刻によって異なる。例えば、午後11時から午前7時の時間帯は、午前7時から午後11時までの時間帯と比較して外部供給電力の使用料金が安くなる。
そこで、電力管理装置100は、午後11時から午前7時の時間帯(安価期間)の間に、外部供給電力を用いる蓄電池201の充電(後述する充電モードでの充電)を行い、午前7時から午後11時の時間帯(高価期間)の間、蓄電池201が供給する電力によって電力負荷400を稼働させる。したがって、電力管理装置100は、高価期間の間、蓄電池201が供給する電力によって電力負荷400を稼働させることができるよう、蓄電池201の容量の制御を行う。
図2は、電力管理装置100の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、電力管理装置100は、施設外使用予定取得部110と、消費電力予測取得部120と、発電電力予測取得部130と、蓄電量予測算出部140と、最大蓄電量調整部150と、施設外使用時蓄電量調整部160と、充放電制御部170とを具備する。施設外使用時蓄電量調整部160は、調整要否判定部161と、前後判定部162と、充電計画部163と、放電抑制計画部164とを具備する。
以下では、電力管理装置100が、安価期間の開始時刻である午後11時から翌午後11時までの1日分の充放電計画を生成する場合を例に説明する。このように安価期間の開始時刻をから次の安価期間の開始時刻までの計画を立てることで、安価期間になるべく充電しておき、高価期間における充電を低減させる計画を比較的生成し易くなる。
また、以下では、電力管理装置100が、1分毎の充放電計画を生成する場合を例に説明するが、これに限らない。例えば、電力管理装置100が、5分毎など、より長い時間間隔で充放電計画を生成するようにしてもよいし、30秒毎など、より短い時間間隔で充放電計画を生成するようにしてもよい。
施設外使用予定取得部110は、蓄電池201の施設1外での使用を開始する予定時刻である施設外使用開始予定時刻と、当該使用を終了する予定時刻である施設外使用終了予定時刻と、当該使用に要する電力量の予測である施設外使用電力量予測とを含む施設外使用予定を取得する。
例えば、施設外使用予定取得部110は、電力管理装置100のユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する)から、車両200の使用予定の入力を受け付ける。
この場合、車両200の使用予定の入力は、使用予定がある日の前日までにユーザによって使用予定毎に行われるのが原則であるが、施設外使用予定取得部110は、使用目的に応じて使用予定を推測することで、一部の情報の入力を省略する。
具体的には、車両200の使用目的が通勤などの定期利用である場合、施設外使用予定取得部110は、初回にユーザから使用開始予定時刻、運転距離、及び使用時間、並びに繰り返しパターンの入力を受け付けて、内部のデータベースにこの情報を記録する。例えば、施設外使用予定取得部110は、使用開始予定時刻=午前7時、運転距離=30キロメートル(km)、使用時間=10時間、繰り返しパターン=毎週月〜金といった入力を受ける。
そして、施設外使用予定取得部110は、当該使用予定と同じ使用予定を、繰り返しパターン毎に設定する。従って、ユーザは、2回目以降の入力を省略することができる。
また、車両200の使用目的が買い物などの高頻度不定期利用である場合、施設外使用予定取得部110は、初回にユーザから運転距離及び使用時間の入力を受け付けて、内部のデータベースにこの情報を記録する。例えば、施設外使用予定取得部110は、使用開始予定時刻=午前10時、運転距離=10キロメートル、使用時間=2時間といった入力を受ける。
2回目以降の入力では、施設外使用予定取得部110は、使用予定時刻のみをユーザから受け付け、残りのパラメータは、当該使用予定と同じものを用いる。これは、車両200を買物などに利用する場合、行き先及び買物に要する時間がほぼ変わらないと推測されるためである。
なお、車両200の使用目的が単発利用である場合、使用予定を予測することは困難であるため、施設外使用予定取得部110は、当該使用予定の入力を毎回受け付ける。例えば、施設外使用予定取得部110は、使用開始予定時刻=午前8時、運転距離=200キロメートル、使用時間=48時間といった入力を受ける。
消費電力予測取得部120は、電力負荷400の消費電力の予測を取得する。例えば、消費電力予測取得部120は、ネットワーク500を介して取得した天気予報や、過去の電力負荷400の稼働履歴などに基づいて、電力管理装置100が充放電計画を生成する対象期間について、計画生成対象の時刻毎(以下、単に「時刻毎」と称する)の電力負荷400の消費電力を予測する。例えば、消費電力予測取得部120は、23時から翌23時までの期間について、電力負荷400の1分毎の消費電力を予測する。あるいは、消費電力予測取得部120が電力負荷400の制御部など電力管理装置100の外部から予測を取得するようにしてもよい。
図3は、消費電力予測取得部120が取得する電力負荷400の消費電力の予測の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は、電力負荷400の消費電力を示す。なお、時刻の「−2」は、前日の午後10時を示す。
図3において、消費電力予測取得部120は、安価期間の開始時刻である23時から翌23時までの、電力負荷400の消費電力を予測している。
発電電力予測取得部130は、自然エネルギー発電装置300の発電電力の予測を取得する。例えば、発電電力予測取得部130は、ネットワーク500を介して取得した天気予報などに基づいて、電力管理装置100が充放電計画を生成する対象期間について、自然エネルギー発電装置300の時刻毎の発電電力を予測する。あるいは、発電電力予測取得部130が自然エネルギー発電装置300の制御部など電力管理装置100の外部から予測を取得するようにしてもよい。
図4は、発電電力予測取得部130が取得する自然エネルギー発電装置300の発電電力の予測の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は、電力負荷400の消費電力を示す。
図4において、発電電力予測取得部130は、安価期間の開始時刻である23時から翌23時までの、電力負荷400の消費電力を予測している。発電電力予測取得部130の発電量は、太陽光の照射する昼間の時刻に大きくなっている。
蓄電量予測算出部140は、施設外使用予定と、消費電力予測と、発電電力予測とに基づいて、時刻毎の蓄電池201の蓄電量を算出する。具体的には、蓄電量予測算出部140は、まず、自然エネルギー発電装置300の発電電力予測値から、電力負荷400の消費電力予測値と、車両200の消費電力予測値とを減算して、時刻毎の需給予測を算出する。そして、蓄電量予測算出部140は、得られた需給予測を積算して、外部供給電力を用いての充電を行わない場合の、時刻毎の蓄電池201の蓄電量を算出する。
図5は、蓄電量予測算出部140が算出する需給予測の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は電力需給を示す。同図の上側が、自然エネルギー発電装置300および電力負荷400から見ての供給側を示し、下側が、自然エネルギー発電装置300および電力負荷400から見ての需要側を示す。
同図にM11〜M13で示す時間は、車両200の使用が予定されている時間であり、使用目的から想定される消費電力が設定されている。他の時間では、自然エネルギー発電装置300の発電電力から電力負荷400の消費電力を減算した値が設定されている。
需給予測が得られると、蓄電量予測算出部140は、得られた需給予測を積算して、外部供給電力を用いての充電を行わない場合の、時刻毎の蓄電池201の蓄電量を算出する。具体的には、蓄電量予測算出部140は、計画生成対象時間の開始時刻(以下、単に「開始時刻」と称する)における蓄電量を取得し、当該蓄電量に需給予測で得られた電力値を時刻毎に順次積算していくことで、時刻毎の蓄電量を算出する。
図6は、蓄電量予測算出部140が算出する蓄電池201の蓄電量の例を示すグラフである。
同図の横軸は時刻を示し、縦軸は蓄電池201の蓄電量(SOC)を示している。なお、同図のSOCmaxは、蓄電池201の運用において許容される最大蓄電量を示し、SOCminは、蓄電池201の運用において許容される最小蓄電量を示す。図6の例では、8時頃〜11時頃の時間帯において、蓄電池201の蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以下となっている。この段階では蓄電池201の蓄電量の調整は、まだ行われていないためである。
最大蓄電量調整部150は、得られた時刻毎の蓄電量における最大値(以下、「最大ピーク蓄電量」と称する)が所定の蓄電量最大値SOCmaxとなるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての、蓄電池201の充電を計画する。具体的には、最大蓄電量調整部150は、まず、蓄電池201の蓄電量が最大となっている時刻(以下、「最大ピーク時刻」と称する)を検出する。図6の例では、16時の手前の時刻において蓄電量が最大となっている。
次に最大蓄電量調整部150は、蓄電池201の最大ピーク値が最大蓄電量SOCmaxになるように、安価期間での充電を計画する。すなわち、最大蓄電量調整部150は、自然エネルギー発電装置300の発電電力を蓄電可能な範囲でできるだけ安価期間に充電しておくよう計画する。これにより、高価期間における充電量を低減させ得る。なお、蓄電池201の最大ピーク値が最大蓄電量SOCmaxになるように調整することを「ピーク合わせ」と称する。
図7は、最大蓄電量調整部150が、最大ピーク蓄電量が最大蓄電量SOCmaxになるように、安価期間での充電を計画した例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は蓄電池201のSOC(以下単に「SOC」とも表記する)を示す。最大蓄電量調整部150は、安価期間の終了時刻である7時の手前の時間T11において、安価期間での充電を計画しており、SOCが上昇している。このSOCの上昇に伴い、点P11に示される最大ピーク蓄電量が最大蓄電量SOCmaxとなっている。
例えば、最大蓄電量調整部150は、安価期間の終了時刻である7時まで外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行うことに決定し、充電時間を、最大ピーク蓄電量が最大蓄電量SOCmaxになるように設定する。これにより、最大蓄電量調整部150は、図7の例のように、安価期間の終盤において外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行うよう計画する。充電時期を遅くすることで、最大蓄電量調整部150は、電力負荷400の消費電力が予測よりも少なかった場合に充電量を低減させることができる。したがって、電力管理装置100は、不必要な充電を回避することができる。
施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用終了予定時刻における蓄電池201の蓄電量(SOC)である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値SOCmin以上となるように蓄電池の充放電を計画する。
ここで、施設外使用終了予定時刻において蓄電池201のSOCが蓄電量最小値SOCminより小さい場合、施設外使用において電気が不足することが予測される。施設1内部での電気の使用と異なり施設外使用では、商用電力などの外部供給電力を取得できないことが考えられる。このため、施設外使用における電気不足は多大な不都合を引き起こすおそれがある。例えば、車両200の走行中に電気が不足すると、車両200が走行できなくなり、施設1へ帰着できなくなってしまう。
そこで、施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用において必要な電気を確保できるよう、施設外使用前に外部供給電力を用いて蓄電池201への充電を行うよう計画する。
ここで、蓄電池201は、充電モードと待機モードとオートモードとの3つのモードを有しており、施設外使用時蓄電量調整部160は、時刻毎に、蓄電池201のモードをいずれかに設定する。
充電モードとは、外部供給電力を含めて強制的に一定の電力で充電するモードである。例えば、自然エネルギー発電装置300の余剰発電が3キロワット(kW)あり、蓄電池201を5キロワットで充電する場合、自然エネルギー発電装置300の3キロワットと、外部供給電力の2キロワットとを合わせた5キロワットで蓄電池201の充電を行う。
待機モードは、充電、放電とも行わないモードである。
オートモードでは、余剰電力がある場合(すなわち、自然エネルギー発電装置300の発電電力が、電力負荷400の消費電力より大きい場合)、余剰電力で充電を行う。例えば、余剰電力が3キロワットあれば、3キロワットで充電し1キロワットであれば1キロワットで充電する。
一方、電力が不足している場合(すなわち、自然エネルギー発電装置300の発電電力が、電力負荷400の消費電力以下である場合)、蓄電池201は放電を行う。
車両200の使用との関係では、車両200が使用中(すなわち、蓄電池201が施設外使用中)または使用予定時刻の場合、施設外使用時蓄電量調整部160は、蓄電池201のモードを待機モードとする。一方、車両200が未使用の場合(従って、蓄電池201と電力負荷400や自然エネルギー発電装置300とを接続可能な場合)、充電が必要であれば充電モードとし、蓄電量確保のため放電を禁止するときは、待機モードとし、それ以外のときはオートモードとする。
また、電力管理装置100が充放電計画を生成している時点で施設外使用が行われている場合、それ以降は全て待機モードとしておき、施設外使用終了後に計画しなおすようにする。すなわち、施設外使用がいつ終了するか分からず、計画を生成しても無駄になる可能性があるため、まずは待機モードとすることが考えられる。
また、施設外使用終了時においても、一度待機モードとし、蓄電量を検出し計画を生成し直した後に充電モードまたはオードモードとすることが考えられる。
施設外使用時蓄電量調整部160において、調整要否判定部161は、施設外使用終了時蓄電量と、蓄電量最小値SOCminとを比較して蓄電量の調整要否を判定する。具体的には、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCminより小さければ、調整要否判定部161は、調整必要と判定する。一方、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上であれば、調整要否判定部161は、調整不要と判定する。
前後判定部162は、調整要否判定部161が調整必要と判定すると、施設外使用終了予定時刻が、最大ピーク時刻より早いか否かを判定する。
充電計画部163は、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早いと前後判定部162が判定すると、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画する。施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早い場合、安価期間における充電量を増やすことで、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことができる。安価期間に充電を行うことで、電気料金を安く抑えることができる。
そこで、充電計画部163は、蓄電池201を充電することで、施設外使用時に必要な蓄電量を確保する。
図8は、充電計画部163が安価期間における充電にて蓄電量を確保する例を示すグラフである。同図(A)は、充電計画部163が安価期間における充電を計画する前の電力需給および蓄電池201のSOCを示している。具体的には、線L211が電力需給を示し、線L212は蓄電池201のSOCを示している。
同図(A)において、点P21の示す施設外使用終了時蓄電量は、蓄電量最小値SOCminより小さくなっている。そこで、充電計画部163は、安価期間における充電を計画する。
図8(B)は、充電計画部163が安価期間における充電を計画した後の電力需給および蓄電池201のSOCを示している。具体的には、線L221が電力需給を示し、線L222は蓄電池201のSOCを示している。充電計画部163は、時間T21において外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画している。これにより、点P22の示す施設外使用終了時蓄電量が、蓄電量最小値SOCmin以上となっている。従って、蓄電池201の施設外使用に必要な蓄電量を確保することができる。
また、充電計画部163は、施設外使用開始予定時刻を充電終了時刻として時刻を遡る時間帯において、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を継続するよう計画し、当該時間帯の時間幅を、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値以上となる時間幅とする。すなわち、充電計画部163は、蓄電池201の施設外使用の直前の時間帯において蓄電池201の充電を行うよう計画する。
図9は、充電計画部163が、蓄電池201の施設外使用の直前の時間帯において蓄電池201の充電を行うよう計画した例を示すグラフである。同図は、充電計画部163の計画後の電力需給および蓄電池201のSOCを示している。具体的には、線L31が電力需給を示し、線L32は蓄電池201のSOCを示している。充電計画部163は、時間T31において外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画している。これにより、点P31の示す施設外使用終了時蓄電量が、蓄電量最小値SOCmin以上となっている。従って、蓄電池201の施設外使用に必要な蓄電量を確保することができる。
安価期間における充電のみでは施設外使用に必要な蓄電量を確保できない場合の不足分や、安価期間終了後の再計画など安価期間における充電を行えない場合、充電計画部163は、図9の例のように、蓄電池201の施設外使用の直前の時間帯において蓄電池201の充電を行うよう計画する。充電時期を遅くすることで、充電計画部163は、電力負荷400の消費電力が予測よりも少なかった場合に充電量を低減させることができる。したがって、電力管理装置100は、不必要な充電を回避することができる。
放電抑制計画部164は、施設外使用終了予定時刻が、最大ピーク時刻以後であると前後判定部162が判定すると、蓄電池201の放電の抑制を計画する。
施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻以降である場合、安価期間における充電量を増やしても、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことはできない。この場合、外部供給電力を一旦蓄電池201に蓄電してから電力負荷400へ供給するよりも、直接電力負荷400へ供給したほうが、簡明であり、充放電によるロスも生じない。
そこで、放電抑制計画部164は、蓄電池201の放電を抑制することで、施設外使用時に必要な蓄電量を確保する。
図10は、放電抑制計画部164が、蓄電池201の放電を抑制することで、施設外使用時に必要な蓄電量を確保する例を示すグラフである。同図(A)は、放電抑制計画部164が蓄電池201の放電を抑制する前の電力需給および蓄電池201のSOCを示している。具体的には、線L411が電力需給を示し、線L412は蓄電池201のSOCを示している。
同図(A)において、点P41の示す施設外使用終了時蓄電量は、蓄電量最小値SOCminより小さくなっている。そこで、放電抑制計画部164は、蓄電池201の放電の抑制を計画する。
図10(B)は、放電抑制計画部164が蓄電池201の放電を抑制した後の電力需給および蓄電池201のSOCを示している。具体的には、線L421が電力需給を示し、線L422は蓄電池201のSOCを示している。放電抑制計画部164は、時間T41およびT42において蓄電池201の放電を抑制している。これにより、点P42の示す施設外使用終了時蓄電量が、蓄電量最小値SOCmin以上となっている。従って、蓄電池201の施設外使用に必要な蓄電量を確保することができる。
また、蓄電池201の放電を抑制しても施設外使用に必要な蓄電量を確保できない場合、放電抑制計画部164は、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画する。 図11は、放電抑制計画部164が、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画した例を示すグラフである。同図は、放電抑制計画部164の計画後の電力需給および蓄電池201のSOCを示している。具体的には、線L51が電力需給を示し、線L52は蓄電池201のSOCを示している。
図11の例では、施設外使用開始までの全時間において蓄電池201の放電を抑制しても、22時の時点における施設外使用終了時蓄電量を確保できない。そこで、放電抑制計画部164は、時間T51において外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画している。これにより、点P51の示す施設外使用終了時蓄電量が、蓄電量最小値SOCmin以上となっている。従って、蓄電池201の施設外使用に必要な蓄電量を確保することができる。
充放電制御部170は、施設外使用時蓄電量調整部160によって得られた計画に基づいて蓄電池201の充放電を制御する。具体的には、充放電制御部170は、計画に従って、上述した蓄電池201のモードを切り替える。
次に、図12〜図20を参照して、電力管理装置100の動作について説明する。
図12は、電力管理装置100が蓄電池201の充放電計画を生成する処理手順を示すフローチャートである。電力管理装置100は、安価期間の開始時刻までに同図の処理を行って、安価期間の開始時刻から次の安価期間の開始時刻までの充放電計画を生成する。また、計画と実際の蓄電量がずれた場合、電力管理装置100は、同図の処理を行って蓄電池201の充放電を再計画する。
図12の処理において、まず、発電電力予測取得部130は、計画対象の期間の各時刻における自然エネルギー発電装置300の発電電力を予測する(ステップS111)。あるいは、発電電力予測取得部130が、発電電力の予測を他機器から取得するようにしてもよい。
また、消費電力予測取得部120は、計画対象の期間の各時刻における電力負荷400の消費電力を予測する(ステップS112)。あるいは、消費電力予測取得部120が、消費電力の予測を他機器から取得するようにしてもよい。
また、施設外使用予定取得部110は、車両200の使用予定を取得し、当該車両200の使用予定電力を算出する(ステップS113)。
次に、蓄電量予測算出部140は、自然エネルギー発電装置300の発電電力の予測と、電力負荷400の消費電力の予測と、車両200の使用予定電力とに基づいて、計画対象の期間の各時刻における電力需給予測を算出する(ステップS114)。そして、蓄電量予測算出部140は、得られた電力需給予測に基づいて、計画対象の期間の各時刻について、外部供給電力を用いての充電を受けない場合の蓄電池201の蓄電量予測を算出する(ステップS115)。
次に、最大蓄電量調整部150は、蓄電池201の蓄電量の最大値を最大蓄電量SOCmaxに合わせるピーク合わせを行う(ステップS116)。
そして、施設外使用時蓄電量調整部160は、蓄電池201の施設外使用(本実施形態では、車両200による蓄電池201の使用)に必要な蓄電量を確保するため、施設外使用終了時蓄電量を蓄電量最小値SOCmin以上とする処理を行う(ステップS117)。
その後、図12の処理を終了し、得られた計画に従って充放電制御部170が蓄電池201の充放電を制御する。
図13は、施設外使用時蓄電量調整部160が、蓄電池201の施設外使用に必要な蓄電量を確保する処理の手順を示すフローチャートである。施設外使用時蓄電量調整部160は、図12のステップS117において、図13の処理を行う。
図13の処理において、施設外使用時蓄電量調整部160は、まず、車両200の使用予定毎に処理を行うループL11を開始する(ステップS121)。
そして、調整要否判定部161が、ループL11で処理対象となっている車両使用について、施設外使用終了時蓄電量(本実施形態では、車両200の使用終了時のSOC)が蓄電量最小値SOCminより小さいか否かを判定する(ステップS122)。
施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCminより小さいと判定した場合(ステップS122:YES)、施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用終了時蓄電量を蓄電量最小値SOCmin以上にするかさ上げ処理を行う(ステップS123)。
そして、調整要否判定部161は、計画対象の期間内の全ての車両使用についてループL11の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS124)。未処理の車両使用があると判定した場合、ステップS121へ戻り、残りの車両使用に対してループL11の処理を行う。一方、全ての車両使用について処理を完了したと判定した場合、図13の処理を終了する。
一方、ステップS122において、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上であると判定した場合(ステップS122:NO)、ステップS124へ進む。
図14は、施設外使用時蓄電量調整部160が行うかさ上げ処理の手順を示すフローチャートである。施設外使用時蓄電量調整部160は、図13のステップS123において、図14の処理を行う。
図14の処理において、まず、前後判定部162が、施設外使用終了予定時刻(本実施形態では車両使用終了時刻)が最大ピーク時刻より早い(小さい)か否かを判定する(ステップS131)。
施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早いと判定した場合(ステップS131:YES)、充電計画部163が、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早い場合のかさ上げ処理であるピーク前処理を行う(ステップS132)。
その後、図14の処理を終了する。
一方、ステップS131において、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早くないと判定した場合(ステップS131:NO)、放電抑制計画部164が、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早くない場合のかさ上げ処理であるピーク後処理を行う(ステップS133)。
その後、図14の処理を終了する。
図15は、充電計画部163がピーク前処理を行う手順を示すフローチャートである。充電計画部163は、図14のステップS132において図15の処理を行う。
図15の処理において、充電計画部163は、まず、安価期間でのピーク前処理として、安価期間において外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行うかさ上げ処理を行う(ステップS141)。
そして、調整要否判定部161が、かさ上げ量が不足しているか否かを判定する(ステップS142)。具体的には、調整要否判定部161は、図13のステップS122と同様、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCminより小さいか否かを判定する。 かさ上げ量が不足している判定した場合(ステップS142:YES)、充電計画部163は、高価期間でのピーク前処理として、高価期間において外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行うかさ上げ処理を行う(ステップS143)。
その後、図15の処理を終了する。
一方、ステップS142において、かさ上げ量が足りていると判定した場合(ステップS142:NO)、図15の処理を終了する。
図16は、充電計画部163が安価期間でのピーク前処理を行う手順を示すフローチャートである。充電計画部163は、図15のステップS141において、図16の処理を行う。
図16の処理において、充電計画部163は、まず、目標かさ上げ量を、蓄電量最小値SOCminから施設外使用終了時蓄電量(本実施形態では車両使用終了時のSOC)を減算した値に設定する(ステップS151)。すなわち、充電計画部163は、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上となるかさ上げを、かさ上げの目標とする。
次に、充電計画部163は、必要かさ上げ量を、ステップS151で設定した目標かさ上げ量に設定する(ステップS152)。ここでの必要かさ上げ量は、後述するループL16でのSOCの逆算において、充電にて得る必要のある残りのかさ上げ量である。
次に、充電計画部163は、安価期間中に追加充電可能な期間があるか否かを判定する(ステップS153)。安価期間中に追加充電可能な期間が無いと判定した場合(ステップS153:NO)、図16の処理を終了する。
一方、安価期間中に追加充電可能な期間があると判定した場合(ステップS153:YES)、充電計画部163は、追加充電可能期間の終了時刻から追加充電可能期間の開始時刻まで、1分ずつ(すなわち時刻毎に)逆進して処理を行うループL16を開始する(ステップS161)。ループL16では、充電計画部163は、追加充電可能期間内において蓄電池201を充電モードに設定して蓄電量のかさ上げを行う。
具体的には、充電計画部163は、まず、ループL16の処理対象の時刻(分)における蓄電池201のSOCを、次の時刻におけるSOCの値から、1分当たりの充電量を減算した値にする(ステップS162)。すなわち、充電計画部163は、蓄電池201のモードを充電モードとして、1分後のSOCからその前の時刻のSOCを逆算する。
次に、充電計画部163は、必要かさ上げ量を、SOCの変化分に設定する(ステップS163)。すなわち、充電計画部163は、必要なかさ上げ量から、処理対象の時刻の充電によるSOC増加分を減算する。
そして、充電計画部163は、必要かさ上げ量が0以下になったか否かを判定する(ステップS164)。0以下になったと判定した場合(ステップS164:YES)、必要なかさ上げ量を得られたので、ループL16を抜けて、後述するステップS171へ進む。
一方、ステップS164において、必要かさ上げ量が0より大きいと判定した場合(ステップS164:NO)、充電計画部163は、処理対象の全ての分についてループL16の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS165)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、ループL16の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS161に戻り、未処理の分について引き続きループL16の処理を行う。
ステップS165においてループL16を終了すると、充電計画部163は、追加可能充電終了時刻から処理終了時刻まで1分ずつ順に処理を行うループL17の処理を行う(ステップS171)。ループL17では、ループL16の処理において得られたかさ上げ量を、追加可能充電終了時刻以降のSOCにも反映させる。
具体的には、充電計画部163は、ループL17で処理対象となっている時刻のSOCに(目標かさ上げ量−必要かさ上げ量)を加算する(ステップS172)。この目標かさ上げ量−必要かさ上げ量は、追加充電にて得られるかさ上げ量である。
そして、充電計画部163は、処理対象の全ての分についてループL17の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS173)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、ループL17の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS171に戻り、未処理の分について引き続きループL17の処理を行う。
ステップS173においてループL17を終了した後、図16の処理を終了する。
図17は、充電計画部163が高価期間でのピーク前処理を行う手順を示すフローチャートである。充電計画部163は、図15のステップS143において、図17の処理を行う。
図17の処理において、充電計画部163は、まず、かさ上げ量を、蓄電量最小値SOCminから施設外使用終了時蓄電量(本実施形態では車両使用終了時のSOC)を減算した値に設定する(ステップS201)。すなわち、充電計画部163は、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上となるかさ上げを行うことに決定する。
次に、充電計画部163は、車両使用開始時の蓄電池201のSOCにかさ上げ量を加算する(ステップS202)。
そして、充電計画部163は、車両使用開始時刻から計画対象となっている時間の開始時刻まで、1分ずつ(すなわち時刻毎に)逆進して処理を行うループL21を開始する(ステップS211)。ループL21では、充電計画部163は、車両使用開始時刻に設定した必要な蓄電量から逆算して、必要な蓄電量と蓄電池201の蓄電量が一致するまで蓄電池201を充電モードに設定する。
具体的には、充電計画部163は、まず、車両200が使用中または蓄電池201へ充電中か否かを判定する(ステップS212)。車両200が使用中または蓄電池201へ充電中ではないと判定した場合(ステップS212:NO)、充電計画部163は、ループL21の処理対象の時刻(分)における蓄電池201のSOCを、次の時刻におけるSOCの値から、1分当たりの充電量を減算した値にする(ステップS221)。すなわち、充電計画部163は、蓄電池201のモードを充電モードとして、1分後のSOCからその前の時刻のSOCを逆算する。
次に、充電計画部163は、必要かさ上げ量を、SOCの変化分に設定する(ステップS222)。ここでの必要かさ上げ量は、ループL21でのSOCの逆算において、充電にて得る必要のある残りのかさ上げ量である。
そして、充電計画部163は、必要かさ上げ量が0以下になったか否かを判定する(ステップS223)。0以下になったと判定した場合(ステップS223:YES)、必要なかさ上げ量を得られたので、ループL21を抜けて、後述するステップS261へ進む。
一方、ステップS223において、必要かさ上げ量が0より大きいと判定した場合(ステップS223:NO)、充電計画部163は、処理対象の全ての分についてループL21の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS241)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、ループL21の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS211に戻り、未処理の分について引き続きループL21の処理を行う。
また、ステップS212において、車両200が使用中または蓄電池201へ充電中であると判定した場合(ステップS212:YES)、いずれの場合も蓄電池201へ新たに充電を行うことはできないので、ループL21で処理対象の時刻のSOCに必要かさ上げ量を加算する(ステップS231)。その後、ステップS241へ進む。
ステップS241においてループL21を終了すると、充電計画部163は、処理開始時刻から車両使用開始時刻まで1分ずつ順に処理を行うループL22の処理を行う(ステップS251)。ループL21の処理において、得られていないかさ上げ量が残っているため、ループL21で算出した各時刻の値から減算していく。
具体的には、充電計画部163は、ループL22で処理対象となっている時刻のSOCから、必要かさ上げ量(すなわち、得られていないかさ上げ量)を減算する(ステップS252)。
そして、充電計画部163は、処理対象の全ての分についてループL22の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS253)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、ループL22の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS251に戻り、未処理の分について引き続きループL22の処理を行う。
ステップS253においてループL22を終了すると、充電計画部163は、車両使用開始時刻から処理終了時刻まで1分ずつ順に処理を行うループL23の処理を行う(ステップS261)。ループL21の処理において、得られたかさ上げ量を、車両使用開始時刻以降のSOCにも反映させる。
具体的には、充電計画部163は、ループL23で処理対象となっている時刻のSOCに(かさ上げ量−必要かさ上げ量)を加算する(ステップS262)。
そして、充電計画部163は、処理対象の全ての分についてループL23の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS263)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、ループL23の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS261に戻り、未処理の分について引き続きループL23の処理を行う。
ステップS263においてループL23を終了した後、図17の処理を終了する。
図18は、放電抑制計画部164がピーク後処理を行う手順を示すフローチャートである。放電抑制計画部164は、図14のステップS133において、図18の処理を行う。
図18の処理において、放電抑制計画部164は、まず、最大ピーク時直後まで放電禁止を考慮するスケジュールを生成する(ステップS301)。ステップS301にて放電抑制計画部164が行う処理について、図19を参照して説明する。
図19は、最大ピーク時直後まで放電禁止を考慮するスケジュールの例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸はSOCを示す。
線L61は、放電禁止考慮前のスケジュールによる蓄電池201のSOCの変化例を示す。線L61の例では、時刻T61においてSOCが最大ピーク蓄電量V61となっている。また、時刻T62からT63まで、および、時刻T64からT65までは、車両200の使用が予定されている。処理終了時刻(23時)以前で最後の車両使用終了時(時刻T65)の蓄電量が蓄電量最小値SOCminより小さくなっているため、このスケジュールのままでは、車両使用時に電力が不足することが予想される。
一方、線L62は、処理終了時刻以前で最後の車両使用終了時(時刻T65)の蓄電量を蓄電量最小値SOCminに合わせ、さらに、放電禁止を考慮したスケジュールによる蓄電池201のSOCの変化例を示す。線L62の例では、最大ピーク時(時刻T61)から、処理終了時刻以前で最後の車両使用終了時(時刻T65)までの時間帯について、車両使用時以外の時刻における放電が禁止されている。具体的には、時刻T61からT62まで、および、時刻T63からT64までの放電が禁止されている。
このように、放電抑制計画部164は、最大ピーク時から、処理終了時刻以前で最後の車両使用終了時(時刻T65)までの時間帯について、車両使用時以外の時刻における放電を禁止した場合のスケジュールを生成する。
図19の例では、放電禁止を考慮した場合の、最大ピーク時以降最初の車両使用開始時(時刻T62)における蓄電量V62が、放電禁止前の最大ピーク蓄電量V61以下となっている。これは、放電禁止を行えば、新たに充電を行わずとも車両使用時の電力不足を回避し得ることを示している。
これに対して、放電禁止を考慮した場合の、最大ピーク時以降最初の車両使用開始時における蓄電量が、放電禁止前の最大ピーク蓄電量より大きい場合は、車両使用時の電力不足を回避するために、新たな充放電を計画する必要がある。
図18に戻って、ステップS301の後、放電抑制計画部164は、車両使用開始時のSOCがピーク時のSOC(最大ピーク蓄電量)より大きいか否かを判定する(ステップS302)。
車両使用開始時のSOCがピーク時のSOCより大きいと判定した場合(ステップS302:YES)、すなわち、新たな充電が必要な場合、放電抑制計画部164は、必要かさ上げ量を、車両使用開始時のSOCからピーク時のSOCを減算した値に設定する(ステップS311)。
そして、放電抑制計画部164は、車両使用開始時刻からピーク時刻まで1分ずつ逆進して処理を行うループL31を開始する(ステップS321)。
ステップS322、S331〜S333、S341およびS342における処理は、それぞれ図17のステップS212、S221〜S223、S231およびS241における処理と同様である。
ステップS342においてループL31を終了すると、放電抑制計画部164は、最大ピーク時刻から処理終了時刻まで1分ずつ順に処理を行うループL32の処理を行う(ステップS351)。
そして、放電抑制計画部164は、ループL32で処理対象となっている時刻のSOCから、必要かさ上げ量(すなわち、得られていないかさ上げ量)を減算する(ステップS352)。
そして、放電抑制計画部164は、処理対象の全ての分についてループL32の処理を完了したか否かを判定し、判定結果に従って遷移する(ステップS353)。全ての分について処理を完了したと判定した場合、図18の処理を終了する。一方、未処理の分があると判定した場合、ステップS351に戻り、未処理の分について引き続きループL32の処理を行う。
一方、ステップS302において、車両使用開始時のSOCがピーク時のSOC(最大ピーク蓄電量)以下である判定した場合(ステップS302:NO)、すなわち、新たな充電を行わずとも放電禁止にて対応可能な場合、放電抑制計画部164は、処理開始時刻から車両使用開始のSOCとなるまで変更無しとし、その後は放電禁止を考慮したスケジュールを生成する(ステップS361)。ステップS361にて放電抑制計画部164が行う処理について、図20を参照して説明する。
図20は、処理開始時刻から車両使用開始のSOCとなるまで変更無しとし、その後は放電禁止を考慮したスケジュールの例を示すグラフである。図20では、図19の例における処理結果に基づいて放電抑制計画部164生成するスケジュールの例を示している。図20の横軸は時刻を示し、縦軸はSOCを示す。
図20の例において、最大ピーク時刻T61以降最初の車両使用開始時刻T62における、放電禁止を考慮したスケジュールでの蓄電量はV62となっている。そこで、放電抑制計画部164は、蓄電量がV62となる時刻T71までは、スケジュールの変更無し(すなわち、放電禁止考慮前のスケジュール(図19の線L61参照))とする。一方、時刻T71以降については、放電抑制計画部164は、放電禁止を考慮したスケジュール(図19の線L62参照)とする。
このように、放電抑制計画部164が、処理開始時刻から車両使用開始のSOCとなるまで変更無しとし、その後は放電禁止を考慮したスケジュールを生成することで、車両使用時の電力不足を回避することができ、かつ、可能な範囲で蓄電池201の放電を許可して高価期間における外部供給電力の使用を低減させることができる。
図18に戻って、ステップS361の後、図18の処理を終了する。
一方、ステップS333において、必要かさ上げ量が0以下であると判定した場合、(ステップS333:YES)、放電抑制計画部164は、ピーク時刻から必要かさ上げ量を確保できるまで放電禁止とする(ステップS381)。その後、図18の処理を終了する。
以上のように、最大蓄電量調整部150は、時刻毎の蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値SOCmaxとなるように、電力料金が比較的安価な時間帯における外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画する。
そして、施設外使用時蓄電量調整部160は、施設外使用終了予定時刻における蓄電池201の蓄電量である施設外使用終了時蓄電量が所定の蓄電量最小値SOCmin以上となるように蓄電池201の充放電を計画する。
これにより、1つの蓄電池201から電力負荷400へ電力を供給しつつ、車両200の走行など蓄電池201の施設外使用も行う場合において電力不足を回避することができる。
また、調整要否判定部161が、施設外使用のために蓄電池201の蓄電量の調整が必要と判定すると、前後判定部162は、施設外使用終了予定時刻が、蓄電池の蓄電量が最大となる時刻より早いか否かを判定する。
そして、施設外使用終了予定時刻が、蓄電池201の蓄電量が最大となる時刻より早いと前後判定部162が判定すると、充電計画部163は、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を計画する。一方、施設外使用終了予定時刻が、蓄電池の蓄電量が最大となる時刻以後であると前後判定部162が判定すると、蓄電池201の放電の抑制を計画する。
これにより、電力管理装置100は、施設外使用のタイミングと蓄電量のピークのタイミングとに応じて適切なかさ上げ方法(施設外使用に必要な蓄電量を確保する方法)を選択できる。
より具体的には、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻より早い場合、安価期間における充電量を増やすことで、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことができる。安価期間に充電を行うことで、電気料金を比較的安く抑えることができる。すなわち、充電計画部163が安価期間に蓄電池201を充電することで、電気料金を比較的安く抑えて施設外使用時に必要な蓄電量を確保することができる。
また、施設外使用終了予定時刻が最大ピーク時刻以降である場合、安価期間における充電量を増やしても、施設外使用時の蓄電池201の蓄電量を増やすことはできない。この場合、外部供給電力を一旦蓄電池201に蓄電してから電力負荷400へ供給するよりも、直接電力負荷400へ供給したほうが、簡明であり、充放電によるロスも生じない。そこで、放電抑制計画部164は、蓄電池201の放電を抑制することで、不要な充放電によるロスを避けて、施設外使用時に必要な蓄電量を確保することができる。
また、充電計画部163は、施設外使用開始予定時刻を充電終了時刻として時刻を遡る時間帯において、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を継続するよう計画し、当該時間帯の時間幅を、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値SOCmin以上となる時間幅とする。
これにより、充電計画部163は、蓄電池201の施設外使用の直前の時間帯において蓄電池201の充電を行うよう計画する。充電時期を遅くすることで、充電計画部163は、電力負荷400の消費電力が予測よりも少なかった場合に充電量を低減させることができる。したがって、電力管理装置100は、不必要な充電を回避することができる。
なお、電力管理装置100は、1日分の車両使用による電力消費量の合計が、蓄電池201の蓄電量(蓄電量最大値SOCmax−蓄電量最小値SOCmin)以下である場合に特にゆうこうである。なお、車両使用の電力が蓄電量をこえる場合、蓄電池201が充電可能となると充放電制御部170が即充電を行うようにすることで、対応できる。
なお、23時(安価期間の開始時刻)をまたいで施設外使用の予定がある場合、施設外使用時蓄電量調整部160が、23時までの利用として処理するようにしてもよい。
例えば、22時30分から23時30分までの間に3キロワットアワー(kwh)の使用予定がある場合、22時30分から23時までに3キロワットアワー使用する予定に組み替えるようにしてもよい。これにより、施設外使用時蓄電量調整部160が計画を立てるのがより容易になる。
また、23時以降に施設外使用の予定がある場合、施設外使用時蓄電量調整部160が、使用予定電力量と施設外使用開始予定時刻までに充電可能な電力量とを比較し、使用予定電力量>充電可能電力量であれば、23時までの最後の車両使用予定電力量に、使用予定電力量と充電可能電力量との差を加えることで、予め充電しておくようにしてもよい。その次の車両予定についても同様の処理を行うようにしてもよい。
なお、充電量最小値SOCminは、蓄電池201の性能から設定される値に、予測誤差のマージンを含んだやや大きめの値であってもよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、充電計画部163は、高価期間に外部供給電力を用いて蓄電池201の充電を行う場合、施設外使用の直前(なるべく遅い時刻)に充電を行うように計画した。
これに対して、第2の実施形態では、充電計画部163が、なるべく早い時刻に蓄電池201の充電を行う。具体的には、充電計画部163は、充放電計画対象時間帯の開始時刻を充電開始時刻とする時間帯において、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を継続するよう計画し、当該時間帯の時間幅を、施設外使用終了時蓄電量が蓄電量最小値以上となる時間幅とする。
このように、充電計画部163が、なるべく早い時刻に蓄電池201の充電を行うことで、蓄電池201の発電量が予想よりも少なかった場合など、蓄電池201の容量不足が見込まれる場合にも余裕をもって蓄電池201を充電することができ、施設外使用時における電気不足をより確実に回避できる。
それ以外は、第1の実施形態と同様である。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、充放電制御部170は、蓄電池201の施設外使用時や施設外使用が予定されている時間において、蓄電池201と電力負荷400や自然エネルギー発電装置300や外部供給電力との間で充放電を行わない待機モードに設定した。
これに対して、第3の実施形態では、充放電制御部170は、蓄電池201の施設外使用時や施設外使用が予定されている時間において、充電モードを選択する。具体的には、充放電制御部170は施設外使用開始予定時刻から施設外使用終了予定時刻までの時間帯において蓄電池201が接続されている状態を検出すると、外部供給電力を用いての蓄電池201の充電を行う。
すなわち、充放電制御部170は、電池が自然エネルギー発電装置300や外部供給電力に接続可能となると、速やかに充電を開始する。これにより、蓄電池201への充電をより速く行うことができ、予定外の蓄電池201の使用にも対応し易くなる。
それ以外は、第1の実施形態と同様である。
なお、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせて実施するようにしてもよい。
なお、電力管理装置100の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
100 電力管理装置
110 施設外使用予定取得部
120 消費電力予測取得部
130 発電電力予測取得部
140 蓄電量予測算出部
150 最大蓄電量調整部
160 施設外使用時蓄電量調整部
161 調整要否判定部
162 前後判定部
163 充電計画部
164 放電抑制計画部
170 充放電制御部
200 車両
201 蓄電池
300 自然エネルギー発電装置
400 電力負荷

Claims (5)

  1. 発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置により制御される蓄電池であって、
    前記発電装置の発電電力が前記電力負荷の消費電力より大きい場合に、前記電力管理装置により、前記発電装置の余剰電力により充電を行う第一のモードに設定されることを特徴とする蓄電池。
  2. 発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置により制御される蓄電池であって、
    前記発電装置の発電電力が前記電力負荷の消費電力以下である場合に、前記電力管理装置により、前記電力負荷に対して放電を行う第二のモードに設定されることを特徴とする蓄電池。
  3. 発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置により制御される蓄電池であって、
    前記蓄電池は、前記電力管理装置により前記発電装置からの供給電力に加え、外部からの供給電力を含めて充電を行う第三のモードに設定されることを特徴とする蓄電池。
  4. 発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置により制御される蓄電池であって、
    前記蓄電池が施設内で使用される場合に、前記電力管理装置が充放電の計画を生成している間は、前記電力管理装置により、充電、放電ともに行わない第四のモードに設定され、当該モードで動作することを特徴とする蓄電池。
  5. 発電装置と、電力負荷と、蓄電池とを具備する施設において電力の管理を行う電力管理装置であって、
    前記蓄電池の蓄電量を算出する蓄電量予測算出部と、
    得られた蓄電量における最大値が所定の蓄電量最大値となるように、外部供給電力を用いての前記蓄電池の充電を計画する最大蓄電量調整部と、
    前記施設外での使用が終了した時点における前記蓄電池の蓄電量が所定の蓄電量最小値以上となるように、前記蓄電池の充放電を計画する施設外使用時蓄電量調整部と、
    得られた計画に基づいて前記蓄電池の充放電を制御する充放電制御部と、
    を具備する電力管理装置。
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