JP2018014624A - 状態表示システムおよび状態表示プログラム - Google Patents

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翔太 岸野
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Abstract

【課題】接続が行われている状態において利用者が未接続であると誤解する確率を低減する技術の提供。【解決手段】端末の状態を取得できる第1仕様と端末の状態を取得できない第2仕様との一方によって端末と接続して無線通信を行う通信部と、前記第1仕様によって前記端末と接続されている場合に前記端末の状態を取得する端末状態取得部と、前記端末との接続を行う仕様が前記第1仕様から前記第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された前記端末の状態をディスプレイに表示させる端末状態表示部と、を備える状態表示システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、状態表示システムおよび状態表示プログラムに関する。
従来、携帯端末と他の端末とを接続し、携帯端末をハンズフリーで利用する技術が知られている。例えば、特許文献1においては、携帯電話と外部機器とを近距離無線通信で接続可能な構成において、携帯電話の移動体通信における基地局からの受信信号強度に関する情報を外部機器に通知し、外部機器において受信信号強度を表示する構成が開示されている。
国際公開WO2007/099743号公報
従来の技術において、受信信号強度等の携帯端末の状態を外部機器で表示するためには、携帯端末と外部機器とが、当該携帯端末の状態を取得できる仕様で無線通信可能に接続されている必要がある。また、当該仕様での無線通信によって携帯端末の状態が外部機器に送信される必要がある。従って、当該仕様での無線通信が切断されると、外部機器において携帯端末の状態を取得することができない。この場合、通常は、無線通信が切断されたことに伴って外部機器では携帯端末が未接続である旨の表示等がなされる。しかし、携帯端末の状態を取得できる仕様と異なる他の仕様で携帯端末と外部機器とを接続し、当該他の仕様での機能を利用する際に未接続である旨の表示等がなされていると、利用者に対して誤解を与えてしまう。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、接続が行われている状態において利用者が未接続であると誤解する確率を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、状態表示システムは、端末の状態を取得できる第1仕様と端末の状態を取得できない第2仕様との一方によって端末と接続して無線通信を行う通信部と、第1仕様によって端末と接続されている場合に端末の状態を取得する端末状態取得部と、端末との接続を行う仕様が第1仕様から第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態をディスプレイに表示させる端末状態表示部と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、状態表示プログラムは、コンピュータを、端末の状態を取得できる第1仕様と端末の状態を取得できない第2仕様との一方によって端末と接続して無線通信を行う通信部、第1仕様によって端末と接続されている場合に端末の状態を取得する端末状態取得部、端末との接続を行う仕様が第1仕様から第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態をディスプレイに表示させる端末状態表示部、として機能させる。
以上のように、状態表示システム、プログラムにおいては、端末との接続を行う仕様が第1仕様から第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態をディスプレイに表示させる。従って、端末の状態を取得できる第1仕様での無線通信から、端末の状態を取得できない第2仕様での無線通信に切り替えられた場合であっても、切り替える前の端末の状態が表示され続ける。このため、状態表示システムと端末とが未接続であると、利用者が誤解する確率を低減することができる。
状態表示システムを示すブロック図である。 状態表示処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーションシステムの構成:
(2)状態表示処理:
(3)他の実施形態:
(1)ナビゲーションシステムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である状態表示システムとして機能するナビゲーションシステム10の構成を示すブロック図である。ナビゲーションシステム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、制御部20は、当該ROMや図示しない記録媒体に記録されたナビゲーションプログラムを実行することができる。本実施形態においては、状態表示プログラム21がナビゲーションプログラムの一部を構成している。
制御部20は、ナビゲーションプログラムの機能により利用者による目的地の入力を受け付け、車両の現在地から目的地までの走行予定経路を探索する。また、制御部20は、当該ナビゲーションプログラムの機能により、車両の運転者に対して走行予定経路を指示する経路案内を行うことが可能である。状態表示プログラム21は、ナビゲーションシステム10と協働する端末50(例えば、スマートフォン等)と無線通信を行う機能を制御部20に実現させることができる。
また、端末50は、ナビゲーションシステム10と接続された状態で、各種の機能を実行することができる。例えば、端末50は、端末50と基地局とで行う移動体通信によって図示しないサーバから地図情報を取得し、ナビゲーションシステム10に提供する機能や、端末50に保存された音楽情報をストリーミングによってナビゲーションシステム10に提供する機能を実行することができる。また、端末50の通話機能のユーザインタフェース(音声の入出力等)としてナビゲーションシステム10を利用するハンズフリー通話機能も実行可能である。
ナビゲーションシステム10は記録媒体30を備えており、端末50から送信された電話帳情報30aを記録し、利用することができる。すなわち、電話帳情報30aには、通話先の電話番号と名前とが組になった情報と通話履歴を示す情報とが含まれており、制御部20は、電話帳情報30aを参照し、通話先の情報や通話履歴の情報を特定することができる。記録媒体30は、種々の態様の記録媒体を採用可能であり、RAMやハードディスクドライブ等、種々の記録媒体を採用可能である。
ナビゲーションシステム10が搭載される車両は、通信モジュール40とユーザI/F部41とを備えている。通信モジュール40は、予め決められた周波数帯域の搬送波を利用して他の装置と通信を行うための回路を備えている。本実施形態において、制御部20は、通信モジュール40を介し、既定の規格(複数の規格であってもよい)によって端末50と通信を行うことが可能である。なお、本実施形態は、既定の規格の一つがBluetooth(登録商標)規格である例である。
ユーザI/F部41は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部である。本実施形態においてユーザI/F部41は、図示しないタッチパネル方式のディスプレイからなる入力部を兼ねた表示部やマイク等の音の入力部、スピーカー等の出力音の出力部を備えている。制御部20は、ユーザI/F部41を制御して、任意の画像をディスプレイに出力させ、任意の音をスピーカーに出力させることができる。
本実施形態における状態表示プログラム21は、端末50の状態をユーザI/F部41のディスプレイに表示する機能を制御部20に実現させる。本実施形態においては、ナビゲーションシステム10が起動されると、予めペアリングされた端末50との通信の確立を試み、通信が確立すると、利用者がナビゲーションシステム10を操作することによってハンズフリーで端末50を利用できるようになる。当該ハンズフリーでの利用が可能な状態において、ナビゲーションシステム10は、端末50の状態をユーザI/F部41のディスプレイに表示させる。
また、利用者は、任意のタイミングでユーザI/F部41を操作し、電話帳転送を開始することができる。本実施形態における電話帳転送は端末50からのプッシュ転送によって実現される。従って、電話帳転送が開始された場合に利用者が端末50を操作して転送対象の電話帳情報を指定すると、指定された電話帳情報が端末50からナビゲーションシステム10に対して送信される。
本実施形態において、状態表示プログラム21は、当該ハンズフリーでの利用と電話帳情報の転送を実行するために、通信部21aと端末状態取得部21bと端末状態表示部21cとを備えている。通信部21aは、端末50の状態を取得できる第1仕様と端末50の状態を取得できない第2仕様との一方によって端末50と接続して無線通信を行う機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において制御部20は、通信モジュール40を介して、Bluetooth規格の複数の仕様(プロファイル)によって無線通信を行うことが可能である。
本実施形態において、制御部20は、通信部21aの処理により、少なくとも、端末50をハンズフリー端末として接続するためのプロファイル(HFP:Hands-Free Profile)や電話帳情報を送信するためのプロファイル(OPP:Object Push Profile、PBAP:Phone Book Access Profile)を利用して外部の端末と無線通信を行うことができる。すなわち、本実施形態においてナビゲーションシステム10が起動されると、制御部20は、通信部21aの処理により、HFPによって予めペアリングされた端末50との通信の確立を試みる。
HFPによる通信の確立が成功すると、利用者はユーザI/F部41を介して端末50を操作することが可能になり、ハンズフリーによって端末50を利用することができる。すなわち、利用者はユーザI/F部41の入力部によって端末50に関する各種の操作を行うことが可能である。また、利用者の発話はユーザI/F部41のマイクを介して音声情報化され、通信モジュール40によって端末50に送信され、端末50によって通話相手に対して送信される。通話相手の発話を示す音声情報は端末50によって取得され、端末50によって通信モジュール40に対して送信される。制御部20は、通信モジュール40を介して音声情報を取得し、ユーザI/F部41のスピーカーから音声を出力させる。この結果、ハンズフリー通話が実現される。
さらに、利用者は任意のタイミングでユーザI/F部41を操作して、電話帳情報の転送を開始することができる。電話帳情報の転送が開始されると、制御部20は、通信モジュール40を介して、OPPによって端末50からの電話帳情報の送信を待機する。この状態において利用者が端末50を操作して送信する電話帳情報を選択し、送信を開始すると、制御部20は、当該電話帳情報を取得し、記録媒体30に記録する(電話帳情報30a)。電話帳情報30aが記録されると、この後、制御部20が当該電話帳情報30aを参照することにより、端末50に記録された電話帳情報を利用することが可能になる。例えば、通話相手を指定すること等が可能になる。なお、本実施形態においてHFPは、通信モジュール40を介して端末50の状態を取得することができる仕様である。従って、HFPは第1仕様である。一方、OPPは、端末50の状態を取得することができない仕様である。従って、OPPは第2仕様である。
なお、本実施形態において制御部20は、HFPにおいて、端末50が移動体通信の基地局と無線通信を行うための電波の強度と、端末50が備えるバッテリーの残量と、端末50が通信モジュール40を介して制御部20と無線通信を行うための電波の強度とを端末50の状態として端末50から取得可能である。
端末状態取得部21bは、第1仕様によって端末50と接続されている場合に端末50の状態を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、OPPによる通信を行うためにHFPが切断される前に、当該端末50の状態を取得しておく。端末50の状態は、種々のトリガに応じて取得して良く、制御部20は、予め決められた期間毎に端末50に問い合わせを行って端末50の状態を取得しても良いし、端末50から予め決められた期間毎に端末50の状態が送信されても良い。
端末状態表示部21cは、端末50との接続を行う仕様が第1仕様から第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末50の状態をディスプレイに表示させる機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、HFPによる無線通信からOPPによる無線通信に切り替えられると、制御部20が現在の端末50の状態を取得することはできなくなる。このような仕様の切り替えの前後において、切り替え前にHFPで取得された端末50の状態がユーザI/F部41のディスプレイに表示されるのに、切り替え後に端末50の状態が表示されなくなると、利用者は端末50とナビゲーションシステム10との接続が切断されたと考える可能性が高い。
しかし、HFPによる無線通信の切断後、OPPによる電話帳情報の転送が行われる場合には、端末50とナビゲーションシステム10との間での無線通信が行われるため、接続が切断されていると利用者が考えると、これは誤解である。そこで、制御部20は、HFPによる接続中に取得されていた端末50の状態の中から、HFPからOPPへの切り替え前に最後に取得された端末50の状態を取得する。そして、制御部20は、当該最後に取得された端末50の状態を示すアイコンを表示するための制御信号をユーザI/F部41に対して出力する。この結果、最後に取得された端末50の状態がユーザI/F部41のディスプレイに表示される。この結果、OPPでの電話帳情報の送信が行われる際に、利用者が未接続であると誤解する確率を低減することができる。
なお、本実施形態においては、端末50の状態として、端末50が移動体通信の基地局と無線通信を行うための電波の強度が表示されるため、利用者は、端末50が移動体通信を行う際の通信品質を認識することができる。また、端末50の状態として、端末50が備えるバッテリーの残量が表示されるため、利用者は、端末50の使用可能時間を見積もることができる。さらに、端末50の状態として、端末50が通信モジュール40を介して制御部20と無線通信を行うための電波の強度が表示されるため、利用者は、端末50とナビゲーションシステム10が無線通信を行う際の通信品質を認識することができる。
(2)状態表示処理:
次に、状態表示処理について詳細に説明する。図2は、状態表示処理のフローチャートである。図2においては、ナビゲーションシステム10における処理と端末50における処理を並列に示している。また、ここでは、ナビゲーションシステム10とのペアリングが予め行われた端末50が既に電源オンであることが想定されている。ナビゲーションシステム10の電源がオンになると、ナビゲーションシステム10と端末50とで接続を確立する処理が行われる。
図2に示す例においては、ナビゲーションシステム10の電源がオンにされると(ステップS100)、制御部20が状態表示プログラム21の実行を開始し、ステップS105以降の処理を実行する。この例において、制御部20は、通信部21aの処理により、ハンズフリー接続を行う(ステップS105)。すなわち、制御部20は、通信モジュール40を介して端末50に対してHFPの接続要求を行う。端末50が当該接続要求を受信すると、端末50は当該接続要求に対する応答を送信してハンズフリー接続を確立する(ステップS205)。
ハンズフリー接続が行われると、利用者は、ユーザI/F部41を操作することにより、端末50自体を操作することなく端末50に関する各種の機能を利用することが可能になる。すなわち、利用者はハンズフリーで端末50の通話機能等を利用することが可能になる。HFPによってハンズフリー接続が行われている状態において、制御部20は、通信部21aおよび端末状態取得部21bの処理により、端末50の状態を既定期間毎に取得する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、予め決められた期間毎に、通信モジュール40を介してHFPによって端末の状態を問い合わせる。
端末50が当該問い合わせを受け付けると、端末50は、端末50の状態、すなわち、端末50が移動体通信の基地局と無線通信を行うための電波の強度と、端末50が備えるバッテリーの残量と、端末50が通信モジュール40を介して制御部20と無線通信を行うための電波の強度とを取得する。そして、端末50は、ナビゲーションシステム10に対して端末50の状態を送信する。この結果、端末50は、端末50の状態を既定期間毎にナビゲーションシステム10に送信することになる(ステップS210)。
制御部20が端末50の状態を取得すると、制御部20は、端末状態表示部21cの処理により、端末50の状態を表示する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、ユーザI/F部41のディスプレイに制御信号を出力することにより、当該ディスプレイ上に端末50の状態を示すアイコンを表示させる。この結果、HFPによって接続されている期間においては、端末50の状態が常に最新の状態に更新される。
次に、制御部20は、電話帳転送指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS120)。すなわち、本実施形態において制御部20は、ユーザI/F部41に対する操作によって予め決められた機能の実行開始を受け付けることが可能であり、当該機能に電話帳転送の機能が含まれている。利用者がユーザI/F部41を操作して電話帳転送の実行開始を指示した場合、制御部20はステップS120において、電話帳転送の指示を受け付けたと判定する。
ステップS120において、電話帳転送の指示を受け付けたと判定されない場合、制御部20は、ステップS110に戻る。すなわち、既定期間毎の端末50の状態の取得や、任意の機能の実行開始指示の受付や、ハンズフリーによる機能の実行トリガ待ち(電話の着信をトリガにした通話の開始等)を行う。
ステップS120において、電話帳転送の指示を受け付けたと判定された場合、制御部20は、HFPからOPPに切り替えて電話帳の転送を行う。このために、まず、制御部20は、端末状態表示部21cの処理により、電話帳転送待機画面を表示する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、ユーザI/F部41に制御信号を出力し、電話帳情報の端末50からの転送待ちであることを示す情報をディスプレイに表示させる。むろん、表示内容としては種々の内容を想定可能であり、例えば、端末50の操作や送信する情報(電話帳に含まれる名前や電話番号等)の選択を促す表示が行われてもよい。
次に、制御部20は、通信部21aの処理により、ハンズフリー接続を切断する(ステップS130)。すなわち、本実施形態においては、HFPとOPPは同時に接続が行われないように構成されており、OPPによる電話帳の転送を実行するために、制御部20は、まずHFPによる接続の切断要求を行う。端末50が当該切断要求を受信すると、端末50は当該切断要求に対する応答を送信してHFPによる接続を切断する。すなわち、端末50は、ハンズフリー接続を切断する(ステップS230)。当該応答が行われると、制御部20は、HFPによる接続を切断する。
次に、制御部20は、通信部21aの処理により、電話帳情報がプッシュ送信されるのを待機する状態となる。一方、端末50においては、送信する情報を電話帳情報から選択する画面を図示しない表示部に表示し、送信する情報の選択を受け付ける。送信する情報が選択されると、端末50は、OPPにより、選択された情報をナビゲーションシステム10に対して送信する(ステップS240)。すなわち、端末50は、ナビゲーションシステム10に対して電話帳情報の転送要求を行う。
端末50が電話帳情報の転送要求を行うと、制御部20は、通信部21aの処理により、電話帳情報を取得する(ステップS140)。すなわち、制御部20が通信モジュール40を介してOPPによる転送要求を受け付けると、制御部20は通信モジュール40を介して端末50に対して転送を許可する応答をOPPによって出力する。この結果、端末50から利用者が選択した電話帳情報が送信されるため、制御部20は、通信モジュール40を介して当該電話帳情報を取得する。
次に、制御部20は、端末状態表示部21cの処理により、最後に取得した端末50の状態を表示する(ステップS145)。すなわち、ステップS145においては、利用者の指示に基づいて制御部20側からHFPの切断を指示し、その後、制御部20は通信部21aを介してOPPによって電話帳情報の転送を行っている。従って、この状況は第1仕様から第2仕様への切り替えが発生した状況であり、この状況では端末50の最新の状態を端末50から取得することができない。そこで、制御部20は、ステップS110〜S120のループ処理の過程で最後に実行されたステップS110で取得された端末50の状態を特定する。そして、制御部20は、端末状態表示部21cの処理により、ユーザI/F部41のディスプレイに制御信号を出力し、当該ディスプレイ上に、最後に取得された端末50の状態を示すアイコンを表示させる。
この結果、OPPによって電話帳情報の転送が行われている期間においては、最後に取得された端末50の状態が継続的にディスプレイに表示される。むろん、この後、HFPによる接続が再開された場合、ステップS110,S115によって最新の端末50の状態がユーザI/F部41のディスプレイに表示される。また、利用者が、端末50とナビゲーションシステム10との通信を終了する指示を行った場合、端末50の状態を示す表示はディスプレイから消去される。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、ナビゲーションシステム10とともに移動する移動体は任意であり、車両であっても良いし、歩行者であっても良く、種々の例が想定される。また、状態表示システムは、車両等に搭載された装置であっても良いし、可搬型の端末によって実現される装置であっても良いし、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現されるシステムであっても良い。
さらに、状態表示システムを構成する通信部21a、端末状態取得部21b、端末状態表示部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、通信部21aや端末状態取得部21bの機能の一部が通信モジュール40内の制御部で実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。例えば、最後に取得された端末50の状態は、1個目の電話帳情報の転送が開始される前に表示されても良い。
通信部は、端末の状態を取得できる第1仕様と端末の状態を取得できない第2仕様との一方によって端末と接続して無線通信を行うことが可能であればよい。すなわち、状態表示システムと端末とで無線通信を行うためには、無線通信を行うための手順等が予め仕様として決められている必要がある。そして、仕様によっては通信の目的など、用途が限定されている場合があり、共通のハードウェアを利用して通信を行う場合であっても複数の仕様が策定される場合がある。例えば、Bluetooth(登録商標)規格による無線通信について、端末をハンズフリー端末として接続するためのプロファイル(HFP:Hands-Free Profile)や電話帳情報を送信するためのプロファイル(OPP:Object Push Profile、PBAP:Phone Book Access Profile)、シリアル通信を行うためのプロファイル(SPP(Serial Port Profile)、iAP(iPod Accessory Protocol)等(iPodは登録商標))など、種々の仕様が策定される。
さらに、これらの仕様の中には、端末の状態を取得できる第1仕様と、端末の状態を取得できない第2仕様とが存在し得る。例えば、端末をハンズフリー端末として接続するためのプロファイルを利用すれば、状態表示システムは当該仕様(プロファイル)での無線通信を介して端末の状態を取得することができる。一方、電話帳情報を送信するためのプロファイルを利用すれば、状態表示システムは当該仕様(プロファイル)での無線通信を介して端末の状態を取得することはできない。従って、前者と後者との一方によって無線通信が行われる構成において、前者は第1仕様、後者は第2仕様となる。
端末の状態は、端末において可変である要素であればよく、例えば、端末が外部の装置と無線通信を行うための電波の強度と、端末が備えるバッテリーの残量と、端末が通信部によって無線通信を行うための電波の強度との少なくともひとつが端末の状態である構成を想定可能である。第1仕様での無線通信が切断されたとしても、このような端末の状態が状態表示システムの機能によってディスプレイに表示されていれば、端末と状態表示システムとの接続が確立されていない(未接続である)と利用者が誤解する確率を低減することができる。
なお、端末が外部の装置と無線通信を行うための電波の強度が表示されれば、利用者は、端末が外部の装置と無線通信(例えば、基地局と接続する移動体通信)を行う際の通信品質を認識することができる。また、端末が備えるバッテリーの残量が表示されれば、利用者は、端末の使用可能時間を見積もることができる。さらに、端末が通信部によって無線通信を行うための電波の強度が表示されれば、利用者は、端末と状態表示システムが無線通信を行う際の通信品質を認識することができる。
端末状態取得部は、第1仕様によって端末と接続されている場合に端末の状態を取得することができればよい。すなわち、端末状態取得部は、第2仕様によって端末の状態を取得できなくなる前に、当該端末の状態を取得しておく。端末の状態は、種々のトリガに応じて取得して良い。例えば、予め決められた期間(一定期間や可変期間)毎に端末の状態が取得されて保持されても良いし、第1仕様での接続を切断する場合において、切断を実行する前に端末の状態が取得されても良い。
端末状態表示部は、端末との接続を行う仕様が第1仕様から第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態をディスプレイに表示させることができればよい。すなわち、第1仕様から第2仕様に切り替えられることにより、状態表示システムが現在の端末の状態を取得することができない場合であっても、切り替え前(または直前)に最後に取得された端末の状態をディスプレイに表示すれば、利用者が未接続であると誤解する確率を低減することができる。
仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態は、取得済の端末の状態の中で、最新の状態を示していればよい。ディスプレイは、状態表示システムが備えていても良いし、状態表示システムの外部の装置が備えていても良い。端末の状態を表示する際の態様は、種々の態様が想定可能であり、例えば、各種のアイコンや数字、文字等で端末の状態を表示する構成を採用可能である。また、第2仕様に切り替えられた場合、第2仕様での接続が行われている間や、再度最新の端末の状態を取得可能になるまで(例えば、第1仕様で再接続するまで)の期間には、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態を継続的に表示する構成が好ましい。この構成であれば、端末の状態が取得できない状態であっても、利用者が未接続であると誤解する確率を低減することができる。
第1仕様から第2仕様への切り替えは、種々のトリガによって発生し得る。例えば、利用者の操作がトリガになっても良いし、状態表示システムにおける各種の機能の実行開始がトリガになっても良く、種々の態様が採用可能である。第1仕様から第2仕様への切り替えのより具体的な例として、通信部が端末に第1仕様での接続の切断を指示し、通信部が第2仕様で端末から情報を受信する場合に第1仕様から第2仕様への切り替えが発生する構成であっても良い。
すなわち、第2仕様での無線通信を開始するために、第1仕様を切断する排他的な運用が行われる場合がある。そして、第2仕様で端末から情報を受信するために、通信部が主体となって第1仕様を切断し、第2仕様での無線通信を開始する場合、端末は未接続とはならない。一方、端末が主体となって第1仕様を切断した場合、例えば、利用者が端末を操作してハンズフリー利用を終了したなどの場合、端末は未接続であって良い。従って、前者の場合には、利用者が未接続であると考えると誤解であるが、後者の場合には利用者が未接続であると考えても誤解ではない。このため、通信部が主体となって第1仕様を切断し、第2仕様での無線通信を開始する場合に、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態をディスプレイに表示することで、誤解されるべきではない状況において誤解が生じる確率を低減することができる。
さらに、本発明のように、仕様が切り替えられる前において最後に取得された端末の状態を表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような構成を備えたナビゲーションシステムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…ナビゲーションシステム、20…制御部、21…状態表示プログラム、21a…通信部、21b…端末状態取得部、21c…端末状態表示部、30…記録媒体、30a…電話帳情報、40…通信モジュール、41…ユーザI/F部、50…端末

Claims (5)

  1. 端末の状態を取得できる第1仕様と前記端末の状態を取得できない第2仕様との一方によって前記端末と接続して無線通信を行う通信部と、
    前記第1仕様によって前記端末と接続されている場合に前記端末の状態を取得する端末状態取得部と、
    前記端末との接続を行う仕様が前記第1仕様から前記第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された前記端末の状態をディスプレイに表示させる端末状態表示部と、
    を備える状態表示システム。
  2. 前記第1仕様は、
    前記端末をハンズフリー端末として接続するための仕様であり、
    前記第2仕様は、
    電話帳情報を送信するための仕様である、
    請求項1に記載の状態表示システム。
  3. 前記端末の状態は、
    前記端末が外部の装置と無線通信を行うための電波の強度と、前記端末が備えるバッテリーの残量と、前記端末が前記通信部によって無線通信を行うための電波の強度との少なくともひとつである、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の状態表示システム。
  4. 前記第1仕様から前記第2仕様への切り替えは、
    前記通信部が前記端末に前記第1仕様での接続の切断を指示し、前記通信部が前記第2仕様で前記端末から情報を受信する場合に発生する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の状態表示システム。
  5. コンピュータを、
    端末の状態を取得できる第1仕様と前記端末の状態を取得できない第2仕様との一方によって前記端末と接続して無線通信を行う通信部、
    前記第1仕様によって前記端末と接続されている場合に前記端末の状態を取得する端末状態取得部、
    前記端末との接続を行う仕様が前記第1仕様から前記第2仕様に切り替えられた場合、仕様が切り替えられる前において最後に取得された前記端末の状態をディスプレイに表示させる端末状態表示部、
    として機能させる状態表示プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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