JP2018006870A - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置が、外部から通知された、接続先として適切でない装置に接続する可能性を低減すること。【解決手段】通信装置は、第1の通信方式で通信する第1の通信機能と、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、第1の通信機能により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信機能と、を有し、他の通信装置からの情報に関するネットワークに第1の通信機能によって接続する場合に行われる第1の通信には第1の送信電力を用いるように第2の通信機能を制御し、第1の通信と異なる所定の第2の通信には第1の送信電力より高い第2の送信電力を用いるように第2の通信機能を制御する。【選択図】 図4

Description

本発明は、通信装置の接続確立制御技術に関する。
近年、スマートデバイス、デジタルカメラ等の多くの端末機器が、無線LANによる通信機能を搭載し、無線LANのネットワークを介してデータの送受信を行うようになってきている。特許文献1には、移動しながら無線LANのアクセスポイント(以下、「AP」と呼ぶ。)を検索し、APを検出すると、そのAPに接続してサーバからデータをダウンロードするデジタルカメラが記載されている。特許文献1に記載の技術によれば、ユーザが、多数のAPが設置されている空間を移動する場合に、そのユーザが所有するデジタルカメラが自動的に接続先のAPを切り替えて無線LANによる通信を継続することができる。
一方、無線LANでは、複数の周波数(チャネル)を用いることが可能であり、APごとに使用するチャネルが異なりうる。このため、通信装置は、周囲のAPを検索する際に、周囲のAPが利用するチャネルにおいて検索処理を行う必要がある。これに対して、特許文献2には、通信装置が、周囲のAPの検索を代理で行った外部端末(スマートデバイス等)から、接続対象のAPに関する情報の通知を受ける方法が記載されている。
特開2010−124308号公報 特開2013−251873号公報
しかしながら、特許文献2に記載の方法では通信装置と外部端末とが互いに近隣に位置することを前提としており、双方が離れた場所に位置する場合については考慮されていない。通信装置と外部端末とが互いに離れた場所に位置する場合、外部装置におけるAPの検索結果が、そのまま通信装置に適用されうるとは限らない。すなわち、外部装置の位置において通信相手として適したAPであっても、通信装置の位置において通信相手としては適していない場合があるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、通信装置が、外部から通知された、接続先として適切でない装置に接続する可能性を低減する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る通信装置は、第1の通信方式で通信する第1の通信手段と、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、前記第1の通信手段により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信手段と、前記他の通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段を用いて接続する場合に行われる第1の通信には第1の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御し、前記第1の通信と異なる第2の通信には前記第1の送信電力より高い第2の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、通信装置が、外部から通知された、接続先として適切でない装置に接続する可能性を低減することができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 デジタルカメラの構成例を示すブロック図。 スマートデバイスの構成例を示すブロック図。 連携処理が開始された場合の処理の流れの例を示すフローチャート。 デジタルカメラの連携接続処理の流れの例を示すフローチャート。 ネットワーク検索処理の流れの例を示すフローチャート。 スマートデバイスの連携接続処理の流れの例を示すフローチャート。 接続先候補のネットワークを判定する処理の流れの例を示すフローチャート。 無線通信システムで実行される第1の処理例の流れを示すシーケンス図。 無線通信システムで実行される第1の処理例の流れを示すシーケンス図。 無線通信システムで実行される第2の処理例の流れを示すシーケンス図。 無線通信システムで実行される第2の処理例の流れを示すシーケンス図。 無線通信システムで実行される第3の処理例の流れを示すシーケンス図。 無線通信システムで実行される第3の処理例の流れを示すシーケンス図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の技術範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
(無線通信システムの構成例)
図1に、本実施形態に係る無線通信システム100の構成例を示す。図1の無線通信システム100は、例えば、デジタルカメラ101A〜101B、スマートデバイス102、及びアクセスポイント(AP)103A〜103Bを含んで構成される。なお、デジタルカメラ101A〜101B、スマートデバイス102、及びAP103A〜103Bは、それぞれ、無線LANによる通信機能を有する無線通信装置である。AP103A〜103Bは、それぞれ、インフラストラクチャ・モードで無線LANのネットワーク106A〜106Bを構築している。また、デジタルカメラ101A〜101Bおよびスマートデバイス102は、ネットワーク106A〜106Bの少なくともいずれかに接続し、無線LANの信号104を介して無線通信を行うことができる。また、AP103A〜103Bは、バックボーンネットワーク107と接続されている。なお、バックボーンネットワーク107は、例えばInternetであるが、ローカルネットワーク等の他のネットワークであってもよい。さらに、デジタルカメラ101A〜101Bは、それぞれ、スマートデバイス102との間で、Bluetooth(商標登録) Low Energy(以下、「BLE」と呼ぶ。)規格に基づく信号を用いたBLE通信105を行うことができる。
本実施形態では、デジタルカメラ101A〜101Bは、スマートデバイス102とBLEによって通信可能であり、自身の無線LANによる通信設定と自身の撮像等の非通信機能の遠隔制御とを、スマートデバイス102から受信した信号に基づいて行いうる。そして、デジタルカメラ101A〜101Bは、例えばスマートデバイス102による遠隔制御を受け付ける場合にはBLEの信号の送信電力値を大きく設定する。これにより、遠隔制御のコマンドが届かないなどにより遠隔制御の品質劣化を抑えることができる。一方で、デジタルカメラ101A〜101Bは、スマートデバイス102から取得したネットワーク情報に基づいて無線LANの接続設定を行う場合は、BLEの信号の送信電力値を小さく設定する。すなわち、デジタルカメラ101A〜101Bは、スマートデバイス102から離れた位置に存在することとなった場合にBLEの接続が切れる又は品質劣化するようにしておく。これにより、デジタルカメラ101A〜101Bは、離れた位置に存在するスマートデバイス102からの情報に基づいて、不適切なネットワークに接続してしまうことを防ぐ。このように、本実施形態に係るデジタルカメラ101A〜101Bは、実行する処理に応じて、BLE通信の送信電力値を制御する。これにより、BLE通信に基づく処理が適切に行われるようにする。
以下では、このような動作を行うデジタルカメラ101A〜101Bと、スマートデバイス102との構成と、これらの装置が実行する処理とについて説明する。なお、本実施形態では、デジタルカメラとスマートデバイスとの間で、BLE通信を用いて、デジタルカメラが無線LANのネットワークに接続するための処理を行うが、これに限られない。例えば、処理は、デジタルカメラが無線LANと異なるネットワークに接続するために用いられてもよいし、本処理のためにBLEではない別の通信方式による通信が用いられてもよい。なお、無線LANは、IEEE802.11規格シリーズに準拠するものであってもよいし、他の規格に従うものであってもよい。また、無線LANではなく、例えば、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth、UWB、ZigBee等の他の無線媒体が用いられてもよい。また、有線LAN等の有線通信媒体が用いられてもよい。なお、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの頭字語である。また、UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
また、デジタルカメラ及びスマートデバイスは、後述の処理を実行する通信装置の一例に過ぎず、一方の通信装置が、他の通信装置と連携してネットワークに接続するための処理を実行可能であれば、どのような装置が用いられてもよい。すなわち、デジタルカメラは、例えば、ノートパソコン、タブレット端末、ポータブルゲーム機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)などの、通信機能を有する任意の装置と置き換えられうる。また、スマートデバイスも、同様に任意の装置で置き換えられうる。例えば、後述のスマートデバイスの機能をデジタルカメラが実行してもよい。
(デジタルカメラの構成)
図2に、本実施形態に係るデジタルカメラ101A〜101Bの構成例を示す。デジタルカメラ101A〜101Bは、例えば、Host部20とBLE Controller部25とを含んで構成される。なお、Host部20及びBLE Controller部25は、それぞれ、ハードウェア構成として、CPUやMPU等のプロセッサと、ROMやRAM等の記憶装置と、アンテナや増幅器等の通信装置とを含んで構成される。ここで、CPUはCentral Processing Unitの頭字語であり、MPUはMicro Processing Unitの頭字語である。また、ROMはRead Only Memoryの、RAMはRandom Access Memoryの頭字語である。なお、以下の各機能部の少なくとも一部は、例えばプロセッサによって記憶装置によって記憶されたプログラムが読み出されて実行されることにより実現されうるが、その一部は別のハードウェアによって実現されうる。
ここで、Host部20は、例えば、無線LAN通信部201、パケット送受信部203、制御部204、記憶部205、電源部206、表示部207、操作部208、撮像部209、画像処理部210、符号/復号化部211、及び記録再生部212を有する。なお、Host部20は、さらに、BLE Controller部25との間のインタフェースとして、BLE Controller I/F213を含む。
一方、BLE Controller部25は、一例として、BLE通信部251、パケット送受信部253、制御部254、記憶部256及び電源部257を有する。また、BLE Controller部25は、Host部20との間のインタフェースとして、Host I/F255を含む。
無線LAN通信部201は、無線LANの、RF(Radio Frequency)制御、通信処理、IEEE802.11シリーズに準拠した通信の各種制御を行うドライバや関連するプロトコルの処理を行う。無線LAN通信部201は、アンテナ202を介して、無線LANの通信を行う。パケット送受信部203は、無線LANの各種通信に係るパケットの送受信を行う。制御部204は、記憶部205に記憶される制御プログラムを実行することにより、Host部20を制御する。記憶部205は、制御部204が実行する制御プログラムと、通信に必要なパラメータ等の各種情報を記憶する。後述するHost部20の各種動作は、記憶部205に記憶された制御プログラムを制御部204が実行することにより行われうる。
電源部206は、Host部20に電源を供給する。表示部207は各種表示を行う機能部であり、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、またはスピーカ等の音出力を行うことができる。操作部208は、デジタルカメラ101A〜101Bに対する操作を受け付ける。撮像部209は、被写体の光学像を撮像する。画像処理部210は、撮像部209から出力された撮像画像を所定フォーマットの画像データに変換し、画像データの輝度や色補正等の各種処理を実行する。符号/復号化部211は、画像処理部210から出力された画像データに対して、所定の高能率符号化(例えば、DCT変換、量子化後の可変長符号化)を行う。記録再生部212は、圧縮符号化された画像データを不図示の記録媒体に記録再生する。
BLE通信部251は、BLEの、RF制御、通信処理、規格に準拠した通信のための各種制御を行うドライバや関連するプロトコルの処理を行う。BLE通信部251は、アンテナ252を介してBLEの通信を行う。パケット送受信部253は、BLE通信に係るパケットの送受信を行う。制御部254は、記憶部256に記憶された制御プログラムを実行することによりBLE Controller部25を制御する。記憶部256は、制御部254が実行する制御プログラムと、BLE通信に必要なパラメータ等の各種情報を記憶する。後述するBLE Controller部25の各種動作は、記憶部256に記憶された制御プログラムを制御部254が実行することにより行われうる。電源部257は、BLE Controller部25に電源を供給する。
本実施形態では、BLE Controller部25を上述のように構成することにより、BLE Controller部25とHost部20とがそれぞれ独立して動作することができる。すなわち、BLE Controller部25は、電源部206がHost部20に対する電源供給を停止していても、電源部257からの電源供給により起動し、外部装置とBLEによる通信を行うことができる。
(スマートデバイスの構成)
図3に、本実施形態に係るスマートデバイス102の構成例を示す。スマートデバイス102は、例えば、無線LAN通信部301、公衆無線通信部303、BLE通信部305、パケット送受信部307、制御部308、記憶部309、電源部310、表示部311、操作部312、通話部313及びマイク314を有する。
無線LAN通信部301は、無線LANの、RF制御、通信処理、IEEE802.11シリーズに準拠した通信の各種制御を行うドライバや関連するプロトコルの処理を行う。無線LAN通信部301は、アンテナ302を介して、無線LANの通信を行う。公衆無線通信部303は、公衆無線通信の、RF制御、通信処理、規格に準拠した通信の各種制御を行うドライバや関連するプロトコルの処理を行う。公衆無線通信は、例えばIMT(International Multimedia Telecommunications)規格やLTE(Long Term Evolution)規格などに準拠した通信でありうる。公衆無線通信部303は、アンテナ304を介して通信を行う。BLE通信部305は、BLEの、RF制御、通信処理、規格に準拠した通信の各種制御を行うドライバや関連するプロトコルの処理を行う。BLE通信部305は、アンテナ306を介して通信を行う。パケット送受信部307は、各種通信にかかわるパケットを送受信する。制御部308は、記憶部309に記憶される制御プログラムを実行することにより、スマートデバイス102全体を制御する。記憶部309は、制御部308が実行する制御プログラムと、通信に必要なパラメータ等の各種情報を記憶する。後述する各種動作は、記憶部309に記憶された制御プログラムを制御部308が実行することにより行われうる。電源部310は、スマートデバイス102に電源を供給する。表示部311は、各種表示を行う機能部であり、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、またはスピーカ等の音出力を行うことができる。操作部312は、スマートデバイス102に対する操作を受け付ける。通話部313は、マイク314を介して、ユーザへ通話機能を提供する。
上述の全ての機能ブロックは、ソフトウェアまたはハードウェアにおける相互関係を有するものである。また、上述の機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分けられてもよい。
(処理の流れ)
以下では、デジタルカメラ101A/101Bと、スマートデバイス102がそれぞれ実行する処理について説明した後に、いくつかの状況においてシステム内で実行される処理の流れの例について説明する。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、デジタルカメラ101Aに着目して説明するが、デジタルカメラ101Bにおいても同様の処理を実行することができる。また、以下の説明では、スマートデバイス102に、接続先の候補となりうるAPのネットワーク情報が予め登録されているものとする。ここで、ネットワーク情報は、APが生成するネットワークのBSSID(Basic Service Set Identifier)や通信チャネルでありうるが、これらに限られない。例えば、SSID(Service Set Identifier)、暗号方式、暗号キー、通信チャネル、電波強度又はネットワークを識別可能とする所定の識別情報等の少なくともいずれかがネットワーク情報として用いられてもよい。
((デジタルカメラの処理))
図4は、デジタルカメラ101Aが、連携処理を開始した場合に実行される処理の流れの例を示すフローチャートである。ここで、この、他の装置を介した無線LANの接続制御を、以下では「連携接続処理」と呼ぶ。なお、この連携接続処理のことを、連携ハンドオーバ処理と呼ぶ場合もある。本処理は、例えばデジタルカメラ101Aにおけるユーザのボタン操作やメニュー選択を契機に開始されうるが、これに限られない。例えば、デジタルカメラ101Aは、NFC(Near Field Communication)によって、スマートデバイス102の近接を検知した場合に、本処理を開始しうる。
なお、本処理を含むデジタルカメラ101Aで実行される処理は、例えば、制御部204が記憶部205に記憶されたプログラムを実行して、各機能部を制御することによって実現されうる。ただし、例えばBLEに関する処理はBLE Controller部25における制御部254が記憶部256に記憶されているプログラムを実行するなど、デジタルカメラ101A内において、少なくとも一部の処理が制御部204以外で実現されてもよい。なお、制御部204が、BLE Controller I/F213を介してBLE Controller部25に指示を送ることによって、BLEに関する処理をも制御するようにしてもよい。
デジタルカメラ101Aは、連携接続処理を開始すると、まず、BLE通信部251の送信電力値を初期値に設定する(S401)。そして、デジタルカメラ101Aは、BLE通信105のリンクが確立されているか否かを判定し(S402)、リンクが確立されている場合(S402でYES)はS403へ、リンクが確立されていない場合(S402でNO)はS410へ、処理を進める。
S403では、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を開始するか否かの判定を行う。ここでの「遠隔制御」は、デジタルカメラ101Aを、他の装置によって制御することであり、S403では、デジタルカメラ101Aは、デジタルカメラ101A自身の制御を他の装置に行わせる状態とするか否かの判定を行う。本実施形態では、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御により、スマートデバイス102からBLE通信105を介して制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドに基づいてデジタルカメラ101Aの動作が制御されるものとする。制御コマンドは、撮像または録画開始を指示するコマンド、そして、必要に応じて、ズーム制御やフォーカス制御、記録済みデータの再生・削除指示等のコマンドでありうる。ただし、制御コマンドはこれらに限られず、デジタルカメラ101Aが実行可能な処理を実行させるための、デジタルカメラ101Aが解釈可能な任意のコマンドでありうる。遠隔制御は、ユーザのデジタルカメラ101A又はスマートデバイス102に対するボタン操作やメニュー選択を契機に開始されうるが、これ以外の契機によって遠隔制御が開始されてもよい。例えば、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102からBLE通信105を介して遠隔制御の開始指示を受信したことを契機に、遠隔制御を開始するようにしてもよい。
デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を開始すると判定した場合(S403でYES)、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも大きい値に設定し(S404)、遠隔制御処理を実行する(S405)。その後、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を終了するか否かを判定し(S406)、遠隔制御を終了する場合(S406でYES)には処理をS407へ進め、遠隔制御を終了しない場合(S406でNO)には、処理をS405へ戻す。このように、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を実行中にはBLE通信部251の送信電力値を大きくすることにより、より広範囲での安定した遠隔制御を可能とすることができる。遠隔制御は、ユーザのデジタルカメラ101A又はスマートデバイス102に対するボタン操作やメニュー選択を契機に終了しうるが、これに限られない。例えば、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102からBLE通信105を介して遠隔制御の終了指示を受信したことを契機に、遠隔制御を終了するようにしてもよい。S407では、デジタルカメラ101Aは、BLE通信部251の送信電力値を初期値に設定し直し、処理をS410へ進める。
一方、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を開始しないと判定した場合(S403でNO)は、続いて、連携接続処理を開始するか否かの判定を行う(S408)。連携接続処理の詳細については後述する。そして、デジタルカメラ101Aは、連携接続を開始する場合(S408でYES)は、処理をS409へ進め、連携接続処理を開始しない場合(S408でNO)は、処理をS410へ進める。S409では、デジタルカメラ101Aは、連携接続処理を行う。なお、連携接続処理は、ユーザのデジタルカメラ101A又はスマートデバイス102に対するボタン操作やメニュー選択を契機に開始されうるが、これに限られない。例えば、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102からBLE通信105を介して連携接続処理の開始指示を受信したことを契機に、連携接続処理を開始してもよい。
S410では、デジタルカメラ101Aは、連携処理(図4の処理)を終了するか否かを判定する。デジタルカメラ101Aは、連携処理を終了すると判定した場合(S410でYES)は、図4の処理を終了し、連携処理を終了しないと判定した場合(S410でNO)は処理をS402へ戻す。なお、連携処理は、ユーザのボタン操作やメニュー選択を契機に終了しうるが、例えば、BLE通信105のリンク切断やバッテリー残量低下の検知等、他の契機によって終了してもよい。
続いて、図5を用いて、デジタルカメラ101Aにおいて、連携接続処理が開始された際に実行される処理の流れについて説明する。上述のように、少なくともデジタルカメラ101AがBLE通信を確立しており(S402でYES)かつ遠隔制御が行われない(S403でNO)ときに、本処理が開始されうる。なお、本処理が実行されている間を通して、これらの条件が満たされている必要はないことに留意されたい。
本処理では、デジタルカメラ101Aは、まず、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも小さい値に設定する(S501)。続いて、デジタルカメラ101Aは、BLE通信105の通信リンクが切断されているか否かを判定し(S502)、切断されている場合(S502でYES)は処理をS503へ進め、切断されていない場合(S502でNO)は処理をS513へ進める。例えば、BLE通信105は、BLE通信部251の送信電力値が小さくとも、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間の距離が十分に短ければ切断はされず、一方で、距離が一定の基準を超えて離れると切断されてしまう。したがって、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間の距離が十分に短く保たれている場合には、一般的にはBLE通信は切断されていない(S502でNO)こととなる。
S513では、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102へ処理停止通知を送信したか否かを判定し、処理停止通知を送信していた場合(S513でYES)は、処理開始通知を送信して(S514)、処理をS502へと戻す。処理開始通知および処理停止通知は、それぞれ、スマートデバイス102におけるネットワーク選択の開始および停止を要求する通知であり、例えばBLE通信105によって送信されうる。一方、デジタルカメラ101Aは、処理停止通知を送信していない場合(S513でNO)は、処理をS515へと進める。
S515では、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102からネットワーク情報を受信したか否かを判定し、ネットワーク情報を受信した場合(S515でYES)は、その情報を用いて対応するネットワークに接続する(S516)。ここでのネットワークは、上述のように無線LANのネットワークであり、ネットワーク情報は、例えばスマートデバイス102が接続中の無線LANのAPに関する情報である。なお、デジタルカメラ101Aは、既にいずれかの無線LANのネットワークに接続している場合は、S516で接続先のネットワークの切り替えを行いうる。一方、デジタルカメラ101Aは、ネットワーク情報を受信していない場合(S515でNO)は、S516のネットワーク接続処理を行わない。その後、デジタルカメラ101Aは、連携接続処理を終了するか否かを判定し(S517)、終了すると判定した場合(S517でYES)は、BLE通信部251の送信電力値を初期値に設定して(S518)、連携接続処理を終了する。一方、デジタルカメラ101Aは、連携接続処理を終了しないと判定した場合(S517でNO)は、処理をS502へ戻す。連携接続処理は、例えば、ユーザのボタン操作やメニュー選択を契機に終了しうるが、これに限られない。例えば、連携接続処理は、一定期間以上の無操作状態の検出を契機に、自動で終了してもよい。これにより、デジタルカメラ101Aにおける不要な電力消費を抑制することができる。
続いて、S502において、BLE通信105のリンクが切断されているとデジタルカメラ101Aが判定した場合(S502でYES)について説明する。BLE通信105のリンクは、例えば、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102とが離れた位置に存在することとなった場合に、切断される。
S503では、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102(外部装置)が移動したか否かを判定する。そして、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102が移動した場合(S503でYES)は、処理をS508へ移し、移動していない場合(S503でNO)は処理をS504へ進める。スマートデバイス102が移動したか否かの判定は、例えば、スマートデバイス102からBLE通信105を介して移動通知を受信したか否かにより行われうる。なお、移動通知は、スマートデバイス102における移動の有無を示すデータであるが、移動検出の精度や手段、座標、高度、時刻等のデータが含まれていてもよい。また、移動したか否かの判定は、デジタルカメラ101Aに搭載されたGPS(Global Positioning System)や加速度、ジャイロ等の各種センサや周囲のネットワーク情報を用いた自身の移動検出により判定してもよい。例えば、デジタルカメラ101Aは、自身の移動を検出して、かつ、BLE通信105の通信リンクが切断された場合は、デジタルカメラ101A自身が移動した、すなわち、スマートデバイス102は移動していないと判定しうる。
S504では、デジタルカメラ101Aは、ネットワーク検索処理を開始する。ネットワーク検索処理については後述する。その後、デジタルカメラ101Aは、接続先候補のネットワークが記憶されているか否かを判定し(S505)、記憶されている場合(S505でYES)は処理をS506へ進める。S506では、デジタルカメラ101Aは、記憶されているネットワークが、デジタルカメラ101Aが現在接続中のネットワークと同一であるか否かを判定する。そして、デジタルカメラ101Aは、記憶されているネットワークが現在接続中のネットワークと異なる場合(S506でNO)は、記憶されているネットワークへの接続処理を実行し(S507)、処理をS508へと進める。一方、デジタルカメラ101Aは、接続先候補のネットワークが記憶されていない場合(S505でNO)又はそのネットワークが現在接続中のネットワークと同じ場合(S506でYES)は、ネットワークへの接続処理を実行せずに処理をS508へと進める。
S508では、デジタルカメラ101Aは、処理停止通知を送信済みであるか否かを判定し、送信済みである場合(S508でYES)は処理をS517へ進め、未送信である場合(S508でNO)は処理をS509へ進める。S509では、デジタルカメラ101Aは、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも大きい値に設定する。そして、デジタルカメラ101Aは、BLE通信105の通信リンクが確立されたか否かを判定し(S510)、通信リンクが確立された場合(S510でYES)は、処理停止通知を送信し(S511)、処理をS512へ進める。一方、デジタルカメラ101Aは、通信リンクが確立されていない場合(S510でNO)は、処理停止通知を送信することなく処理をS512へ進める。S512では、デジタルカメラ101Aは、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも小さな値に再度設定し、処理をS517へ進める。以上のように、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102が自身から離れた位置に存在する場合に、BLE通信部251の送信電力値を一時的に大きくして処理停止通知を送信する。これにより、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102におけるネットワーク選択を確実に停止することができる。これにより、デジタルカメラ101Aにおける不要なネットワーク接続の切り替えを抑制すると共に、スマートデバイス102における不要な電力消費を抑制することが可能となる。
S517では、デジタルカメラ101Aは、連携接続処理を終了するか否かを判定し、連携接続処理を終了する場合(S517でYES)は、処理をS518へ進め、終了しない場合(S517でNO)は処理をS502へ戻す。なお、連携接続処理は、ユーザのボタン操作やメニュー選択を契機に終了されうるが、これに限られない。例えば、BLE通信105の通信リンクが一定期間切断状態である場合やネットワーク情報の受信が一定期間ない場合等を契機として、連携接続処理が終了されてもよい。これにより、デジタルカメラ101Aにおいて実行される不要な処理を削減し、電力消費を抑制することができる。S518では、デジタルカメラ101Aは、BLE通信部251の送信電力値を初期値に戻して、連携接続処理を終了する。
次に、図6を用いて、デジタルカメラ101Aが実行するネットワーク検索処理の流れについて説明する。本処理において、デジタルカメラ101Aは、まず、データ通信中であるか否かを判定し(S601)、データ通信中である場合(S601でYES)は処理をS602へ進め、データ通信中でない場合(S601でNO)は処理をS603へ進める。S602では、デジタルカメラ101Aは、データ通信中の状態が所定時間に達したかを観測することによってタイムアウトが発生したか否かを判定する。そして、デジタルカメラ101Aは、タイムアウトが発生した場合(S602でYES)は、データ通信中のために、ネットワークのスキャンを実行できる状況ではないと判定し、そのまま処理を終了する。一方、デジタルカメラ101Aは、タイムアウトが発生していない場合(S602でNO)は、処理をS601へ戻す。
S603では、デジタルカメラ101Aは、周囲のネットワークの全通信チャネルに対してスキャンを行う。なお、デジタルカメラ101Aは、本実施形態では全通信チャネルに対してスキャンを実行するものとするが、自身に事前に登録されたネットワークに対応する通信チャネルのみをスキャンするようにしてもよい。これにより、ネットワークのスキャンにかかる時間を短縮することができ、データ通信が必要な場合に、早期にスキャンからデータ通信へと戻ることができる。この後、デジタルカメラ101Aは、接続先候補を判定するために、S603のスキャンによって得られた各ネットワークに対して、S604〜S608の処理を繰り返し実行する。
S604では、デジタルカメラ101Aは、対象のネットワークが事前に登録されていたネットワークであるか否かを判定する。デジタルカメラ101Aは、対象のネットワークが事前に登録されていた場合(S604でYES)は、対象のネットワークの電波強度が一定値以上、すなわち、閾値Tr以上であるか否かを判定する(S605)。そして、デジタルカメラ101Aは、対象のネットワークの電波強度が閾値以上である場合(S605でYES)は、対象のネットワークの電波強度が、スキャンで得られた他のネットワークの電波強度よりも大きいか否かを判定する(S606)。なお、S606では、これまでにS604〜S608の処理の対象となったネットワークについて、上述の判定が行われる。すなわち、例えば1つのネットワークしか発見されなかった場合には、S606の処理は行われなくてもよい。デジタルカメラ101Aは、対象のネットワークの電波強度が、それまでに判定されたネットワークの電波強度より大きい場合(S606でYES)は、処理をS607へ進める。S607では、デジタルカメラ101Aは、対象のネットワークの電波強度が、現在接続中のネットワークにおける電波強度より強いか否かを判定する。なお、接続中のネットワークが存在しない、すなわち、デジタルカメラ101Aがネットワークと接続を確立していない場合は、S607の処理は行われなくてもよい。そして、デジタルカメラ101Aは、対象のネットワークの電波強度が、現在接続中のネットワークの電波強度より強い場合(S607でYES)は、対象のネットワークの情報を接続先候補のネットワークのネットワーク情報として記憶する(S608)。また、デジタルカメラ101Aは、S604〜S607のいずれかの判定がNOである場合には、対象のネットワークに接続しないと判定し、別の接続先候補のネットワークに対してS604〜S608の処理を実行する。S603で発見されたネットワークの全てに対して、S604〜S608の処理が繰り返し実行された後に、本処理は終了する。
なお、デジタルカメラ101Aは、S606において、S608で記憶された情報に対応するネットワークについての電波強度と、対象のネットワークの電波強度とを比較しうる。ここで、S608において対象のネットワークの情報が記憶される前に、ネットワーク情報として、現在接続中のネットワークの情報が記憶されていてもよい。例えば、周期的に、現在接続中のネットワークについて記憶されるようにしてもよい。この場合、S606における1回目の判定は、対象のネットワークの電波強度と、現在接続中のネットワークの電波強度との比較によるものとなるため、S607の処理は省略されうる。また、現在接続中のネットワークのS607の1回目の判定において、現在接続中のネットワークの電波強度が、対象のネットワークの電波強度より大きい場合に、現在接続中のネットワークの電波強度を記憶するようにしてもよい。また、現在接続中のネットワークについても接続先候補のネットワークとして、S604〜S608の処理が実行されてもよい。この場合、S607の処理は省略されてもよい。
なお、デジタルカメラ101Aは、S603においてスキャンを実行する前に現在接続中のネットワークの電波の受信強度を取得し、その受信強度が閾値以上である場合に、S603からS608の処理を省略してもよい。この場合、デジタルカメラ101Aは、接続先候補のネットワークがないものとして本処理を終了しうる。これにより、既に安定したネットワークへ接続している場合に、不要なネットワーク検索および切り替えを抑制することができ、データ通信が必要な場合に、早期にデータ通信へ戻ることができる。
なお、図6の例では、デジタルカメラ101Aは、データ通信中は周囲のネットワークのスキャンを実行しないようにしたが、データ通信中であってもスキャンを実行してもよい。例えば、デジタルカメラ101Aは、接続中のネットワークの電波強度が閾値より小さくなっている場合はデータ通信中であってもスキャンを実行してもよい。これにより、データ通信が不安定となりスループットが低下している場合に、デジタルカメラ101Aは、より安定したネットワークへ接続を切り替えてデータ通信を行うことができる。
((スマートデバイスの処理))
続いて、スマートデバイス102が実行する処理の流れについて説明する。図7は、スマートデバイス102において連携接続処理を開始した際の処理の流れの例を示すフローチャートである。スマートデバイス102は、ユーザによるアプリケーションの起動やボタン操作等を契機として、連携接続処理を開始しうるが、これに限られない。例えば、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101AからBLE通信105を介して処理開始通知を受信したことを契機に、連携接続処理を自動的に開始してもよい。
本処理において、スマートデバイス102は、まず、自身の移動を検出したか否かを判定し(S701)、移動を検出した場合(S701でYES)は処理をS702へ進め、移動を検出していない場合(S701でNO)は処理をS703へ進める。なお、移動検出は、例えば、スマートデバイス102が有するGPS機能や加速度センサ、ジャイロ等の各種センサの情報を用いて行われうる。ただし、これに限られず、例えば、無線LANやBLE等の周囲のネットワーク情報やインターネット上のサーバ等に記憶された位置情報を用いて移動検出が行われてもよい。また、移動検出は、各種センサ情報やネットワーク情報等の組み合わせによって行われてもよい。スマートデバイス102は、S702において、デジタルカメラ101Aへ移動通知を送信し、処理をS703へ進める。
ここで、スマートデバイス102は、一定量以上の移動を検出しなかった場合には、移動を検出していないと判定しうる。すなわち、ユーザがスマートデバイス102を持っている等の状態では、スマートデバイス102は厳密には静止していない場合が多く、このような状況を移動していると判定してしまうと、不必要にS702の移動通知を送信することとなってしまうからである。
スマートデバイス102は、S703において、接続先ネットワークの選択を開始するか否かを判定し、開始する場合(S703でYES)は処理をS704へ進め、開始しない場合(S703でNO)は処理をS701へ戻す。なお、ネットワーク選択を開始するか否かの判定は、例えば、前に接続先ネットワークの選択を実行した時点からの時間経過と、デジタルカメラ101Aから処理停止通知又は処理開始通知を受信したか否かと、によって行われうる。例えば、スマートデバイス102は、前回の接続先ネットワークの選択を実行した時点から所定時間以上の時間が経過していた場合には、周囲のネットワークが変更されている可能性を考慮して、ネットワーク選択を開始すると判定しうる。ただし、スマートデバイス102は、例えばデジタルカメラ101Aから処理停止通知を受信していた場合には、所定時間以上の時間の経過後であっても、ネットワーク選択を開始しなくてもよい。また、スマートデバイス102は、例えば、所定時間以上の時間の経過前であっても、デジタルカメラ101Aから処理開始通知を受信した場合には、ネットワーク選択を開始しうる。なお、スマートデバイス102は、例えば、自身の移動を検出したか否か等によって、ネットワーク選択を開始するかを判定するなど、他の方法によって上述の判定を行ってもよい。スマートデバイス102は、例えば、移動検出時には周囲のネットワークが変更されている可能性が高いため、ネットワーク選択を開始すると判定しうる。
S704では、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aの接続しているネットワーク情報を取得する。ここで、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続中のネットワーク情報を、BLE通信105の信号を用いて、デジタルカメラ101Aから取得しうる。なお、これに限られず、スマートデバイス102は、例えば、周囲に存在するネットワークに順次接続して、そのネットワークにおいてデジタルカメラ101Aを探索しうる。この探索には、例えば、ディスカバリプロトコルであるSSDP(Simple Service Discovery Protocol)やmDNS(Multicast Domain Name Service)が用いられうる。
次に、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続中のネットワーク情報の取得に成功したか否かを判定する(S705)。スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続中のネットワーク情報の取得に成功した場合(S705でYES)は、そのネットワーク情報を記憶して(S706)、処理をS707へ進める。一方で、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続中のネットワーク情報の取得に失敗した場合(S705でNO)は、ネットワーク情報の記憶を行わずに、処理をS707へ進める。なお、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続中のネットワーク情報の取得に失敗した場合は、デジタルカメラ101Aがネットワークに現在接続していないと判定しうる。
S707では、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続すべきネットワークを判定する。スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続すべきネットワークが存在する場合には、接続先候補のネットワークの情報として、その接続すべきネットワークの情報を記憶しておく。この判定の詳細については、図8を用いて後述する。
次に、スマートデバイス102は、接続先候補のネットワークの情報が記憶されているか否かを判定し(S708)、記憶されている場合(S708でYES)は、処理をS709へ進める。一方、スマートデバイス102は、接続先候補のネットワークの情報が記憶されていない場合(S708でNO)は、デジタルカメラ101Aの接続対象ネットワークを発見できなかったものとして、ネットワーク情報を送信せずに、処理をS711へ進める。
スマートデバイス102は、S709において、記憶されているネットワークが、デジタルカメラ101Aの接続中のネットワークと同一であるか否かを判定する。スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが接続中のネットワークの情報を接続先候補として記憶していた場合(S709でYES)は、改めてネットワーク情報を通知する必要がないため、ネットワーク情報を送信せずに、処理をS711へ進める。このように、S709の判定により、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aへの不要なネットワーク情報の送信を抑制することができる。
一方、スマートデバイス102は、接続先候補のネットワークとデジタルカメラ101Aが接続中のネットワークとが異なる場合(S709でNO)は、処理をS710へ進める。S710では、スマートデバイス102は、BLE通信105の信号によって、デジタルカメラ101Aへ接続先候補のネットワーク情報を送信して(S710)、処理をS711へ進める。
S711では、スマートデバイス102は、連携接続処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合(S711でNO)は処理をS701へ戻し、終了すると判定した場合(S711でYES)は処理を終了する。なお、スマートデバイス102は、ユーザによるアプリケーションの終了やボタン操作等を契機に本処理を終了すると判定しうるが、これに限られない。例えば、スマートデバイス102は、自身のバッテリー残量の低下や、デジタルカメラ101AとのBLE通信のリンク切断を契機に、処理を終了すると判定してもよい。これにより、スマートデバイス102は、不要な電力消費を抑制することができる。
続いて、S707の判定処理について、図8を用いて説明する。スマートデバイス102は、S707の処理を開始すると、まず、周囲のネットワークの全通信チャネルに対してスキャンを行う(S801)。なお、ここでは、全通信チャネルに対してスキャンを実行するものとしたが、例えば、予め記憶されたネットワークに対応するチャネルについてのスキャンのみが実行されるようにしてもよい。これにより、S801のスキャンに要する時間が短縮されうる。また、これに伴って、スマートデバイス102は、例えば他のアプリケーションの無線LANによるデータ通信が実行中である場合に、スキャンからデータ通信への復帰を早めて、スループットの低下を抑制することができる。
その後、スマートデバイス102は、S801で取得した各ネットワークに対して、接続先候補を判定するためにS802〜S805の処理を実行する。スマートデバイス102は、S802において、対象のネットワークが事前に登録されているネットワークであるか否かを判定する。スマートデバイス102は、対象のネットワークが登録されている場合(S802でYES)は、続いて、そのネットワークの電波強度が一定値以上であるか、例えば閾値Tr以上であるか、を判定する(S803)。そして、スマートデバイス102は、電波強度が閾値以上であった場合(S803YES)は、対象のネットワークの電波強度がS706または後述のS805で以前に記憶されたネットワークの電波強度より強いかを判定する(S804)。スマートデバイス102は、対象のネットワークの電波強度が、S706またはS805で以前に記憶されたネットワークの電波強度より強い場合(S804でYES)、その対象のネットワークを接続先候補のネットワークとして記憶する(S805)。また、スマートデバイス102は、S802〜S804のいずれかの判定がNOである場合には、対象のネットワークは接続先候補でないと判定し、次のネットワークに対してS802〜S805の処理を実行する。S801のスキャンで発見されたネットワークの全てに対して、S802〜S805の処理が繰り返し実行された後に、本処理は終了する。
(無線通信システムで実行される処理の例)
次に、無線通信システムで実行される処理の流れについて、いくつかの状況を想定して説明する。
((処理例1))
まず、図9A及び図9Bを用いて、第1の処理例について説明する。本処理例では、デジタルカメラ101Aが、スマートデバイス102と至近距離に位置し、BLE通信105の通信リンクを確立しているものとし、その後、スマートデバイス102からAP103Aに関するネットワーク情報を受信してAP103Aに接続する。その状態において、スマートデバイス102が、一時的にデジタルカメラ101Aから離れてAP103Bが近隣に存在する位置へ移動し、デジタルカメラ101と至近距離となる位置へ再度戻るものとする。なお、本例では、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を行わないものとし、したがって、図4のS408以降の処理を実行するものとする。
ユーザは、連携接続処理を開始するため、デジタルカメラ101Aにおいてボタン操作またはメニュー選択を行う(M901、S408でYES)。デジタルカメラ101Aは、連携接続処理を開始すると、BLE通信105を介してスマートデバイス102へ連携接続開始通知を送信し(M902)、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも小さい値に設定する(M903、S501)。デジタルカメラ101Aは、図5には示していないが、連携接続処理を行っていない状態から連携接続処理を開始する際には、連携接続開始通知を連携接続先の他の装置へと通知するようにする。これにより、例えば、連携接続先の装置に対して、連携接続処理のためのネットワーク選択の契機を与えることができる。
スマートデバイス102は、連携接続開始通知を受信すると、連携接続処理を開始する(M904)。ここで、スマートデバイス102は、この時点では移動していないため(S701でNO)、移動通知を送信せず、また、例えば上述の連携接続開始通知に応じてネットワーク選択を開始する(M905、S703でYES)。スマートデバイス102は、ネットワーク選択を開始すると、デジタルカメラ101の接続中ネットワーク情報を取得する(M906、S704)。スマートデバイス102は、ネットワーク情報を取得した結果、デジタルカメラ101Aがネットワークに接続されていない状態であると判定することができる。そして、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aの接続先候補のネットワークを決定するため、周囲のネットワークのスキャンを実行する(M907、M908、S707)。スマートデバイス102は、スキャン結果から、AP103Aを接続先候補として決定し、AP103Aに関するネットワーク情報を、BLE通信105によりデジタルカメラ101Aへと送信する(M909、S710)。
デジタルカメラ101Aは、ネットワーク情報を受信すると(S515でYES)、そのネットワーク(すなわち、AP103A)への接続を行う(M910、S516)。そして、ユーザがデジタルカメラ101Aにおいて撮像操作を行うと(M911)、デジタルカメラ101Aは、撮像データをアップロードするため、接続中のAP103Aを介してデータ通信を行う(M912)。
ここで、スマートデバイス102は、連携接続処理中は、自身が移動しているかを監視し続け(S701)、また、例えば処理停止通知が受信されるまで等の所定の条件が満たされるまでは、ネットワーク選択処理を実行する(S703)。本例では、スマートデバイス102は、この時点で移動していないため、移動通知を送信することなく、ネットワーク選択を再度開始する(M913)。そして、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aが現在接続中ネットワーク情報を取得し(M914)、この時点でデジタルカメラ101Aが接続中のAP103Aのネットワーク情報を記憶する(S706)。また、スマートデバイス102は、周囲のネットワークのスキャンを行い(M915、M916)、スキャン結果からAP103Aを接続先候補として特定する。しかしながら、スキャン結果から特定されたAP103Aのネットワークは、デジタルカメラ101Aが現在接続中のネットワークと同一であるため(S709でYES)、スマートデバイス102は、ネットワーク情報の送信を行わない。これにより、不要なネットワーク情報の送信を抑制し、デジタルカメラ101Aにおいて不要な処理が実行されることを防ぐことができる。
その後、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aから離れた位置への移動を開始したことに応じて、自身の移動を検出して(S701でYES)、デジタルカメラ101Aへ移動通知を送信する(M917、S702)。
デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102と一定以上離れたこと、すなわち、BLE通信105の通信リンクが切断されたことを検知すると(S502でYES)、スマートデバイス102が移動したか否かを判定する(M919、S503)。本例では、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102から移動通知を受信しているため、スマートデバイス102が移動していると判定する(S503でYES)。デジタルカメラ101Aは、この判定結果に応じて、自身によるネットワーク検索等を行わずに、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも大きい値に設定する(M920、S509)。なお、デジタルカメラ101Aは、自身が移動していない場合には、現在接続中のネットワークから他のネットワークへと切り替える必要はないため、現在接続中のネットワークへの接続を維持する。このようにBLE通信部251の送信電力値を大きい値とすることにより、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間のBLE通信105の通信リンクが確立される確率が高くなる。そして、BLE通信105の通信リンクが確立されると、デジタルカメラ101Aが、連携接続処理を停止することをスマートデバイス102に通知することが可能となる。デジタルカメラ101Aは、送信電力値を上げた後、BLE通信105の通信リンクが確立されたことを検出すると(M921、S510でYES)、スマートデバイス102へ処理停止通知を送信する(M922、S511)。そして、デジタルカメラ101Aは、処理停止通知の送信後に、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも小さい値に再設定する(M923、S512)。これにより、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間のBLE通信105の通信リンクは、互いに送信した電波が届かない状況となるため、切断される。なお、この状態でユーザがデジタルカメラ101Aにおいて撮像操作を行うと(M924)、デジタルカメラ101Aは、撮像データをアップロードするため、接続中のAP103Aを介してデータ通信を行う(M925)。
スマートデバイス102は、処理停止通知を受信すると、ネットワーク選択を停止する。このように、スマートデバイス102において不要なネットワーク選択を実行しないことにより、スマートデバイス102の電力消費を抑制することができる。また、デジタルカメラ101Aにおいても、不要なネットワーク情報を受信しないことにより、不要な判定処理を実行しないようにすることが可能となり、電力消費を抑制することができる。
その後、スマートデバイス102が、再びデジタルカメラ101Aと至近距離となる位置へと移動する。デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102との距離が近づき、BLE通信105の通信リンク確立を検知する(M926、S502でNO)。この時には、デジタルカメラ101Aは、処理停止処理を送信済みであるため(S513でYES)、処理開始通知を送信する(M927、S514)。スマートデバイス102は、処理開始通知を受信すると、ネットワーク選択を再開する(M928)。これにより、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102において停止されているネットワーク選択を再開させることができ、必要に応じて、スマートデバイス102と連携して適切なネットワークへと接続を切り替えることができる。
M929からM931の処理についてはM914からM916の処理と同様であるため、説明を省略する。このときにユーザがデジタルカメラ101Aを用いて撮像操作を行うと(M932)、デジタルカメラ101Aは、撮像データをアップロードするために接続先のネットワークを切り替えずに、接続中のAP103Aを介してデータ通信を行う(M933)。その後、ユーザが、連携接続処理を終了するため、デジタルカメラ101Aにおいてボタン操作またはメニュー選択を行い(M934)、デジタルカメラ101Aは連携接続処理を終了する。デジタルカメラ101Aは、ユーザからの連携処理の終了の指示に応じて、BLE通信105を介してスマートデバイス102へ連携接続終了通知を送信し(M935)、AP103Aとの間で確立されている接続を切断する(M936)。その後、デジタルカメラ101Aは、BLE通信部251の送信電力値を初期値に設定する(M937)。一方、スマートデバイス102は、連携接続終了通知を受信すると、連携接続処理を終了する(M938)。
以上のように、本処理例では、デジタルカメラ101Aが、スマートデバイス102が移動して距離が一定の基準を超えて離れたこと(例えばBLE通信105の通信リンクが切断したこと)に応じて、BLE通信のための送信電力値を増やす。そして、デジタルカメラ101Aは、BLE通信を介して、デジタルカメラ101Aの無線LANの接続のためのスマートデバイス102による処理を停止させる。これにより、デジタルカメラ101Aにおいて不適切なネットワークへの接続切替が発生するのを抑制することができる。これにより、データ通信におけるスループット低下やデータパケット消失の機会を低減することが可能となり、通信の安定化を図ることができる。また、デジタルカメラ101Aやスマートデバイス102において不必要な処理を実行しないことにより、消費電力を抑えることができる。
((処理例2))
次に、図10A及び図10Bを用いて、第2の処理例について説明する。本処理例では、デジタルカメラ101Aが、スマートデバイス102と至近距離に位置し、BLE通信105の通信リンクを確立しているものとし、その後、スマートデバイス102からAP103Aに関するネットワーク情報を受信してAP103Aに接続する。その状態において、デジタルカメラ101Aが、一時的にスマートデバイス102から離れてAP103Bが近隣に存在する位置へ移動し、スマートデバイス102の至近距離となる位置へ再度戻るものとする。なお、本例でも、デジタルカメラ101Aは、遠隔制御を行わないものとし、したがって、図4のS408以降の処理を実行するものとする。
M1001からM1016の処理については、図9AのM901からM916の処理と同様であるため、説明を省略する。M1016の後、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102から離れた位置へ移動する。すると、デジタルカメラ101Aは、BLE通信105の通信リンクの切断を検知し(S502でYES)、スマートデバイス102が移動したか否かの判定を行う(M1018、S503)。本例では、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102から移動通知を受信していないため、スマートデバイス102が移動していないと判定し(S503でNO)、ネットワーク検索処理を開始する(M1019、S504)。そして、デジタルカメラ101Aは、周囲のネットワークのスキャンを実行し(M1020、M1021)、最も電波強度の強いAP103Bを接続先候補として特定する。AP103Bは、現在接続中のAP103Aと異なるため(S506でNO)、デジタルカメラ101Aは、AP103Aとの接続を切断し(M1022)、AP103Bとの接続を確立する(M1023、S507)。
その後、デジタルカメラ101Aは、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも大きい値に設定する(M1024、S509)。このようにBLE通信部251の送信電力値を大きい値とすることにより、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間のBLE通信105の通信リンクが確立される確率が高くなる。そして、BLE通信105の通信リンクが確立されると、デジタルカメラ101Aが、連携接続処理を停止することをスマートデバイス102に通知することが可能となる。デジタルカメラ101Aは、送信電力値を上げた後、BLE通信105の通信リンクが確立されたことを検出すると(M1025、S510でYES)、スマートデバイス102へ処理停止通知を送信する(M1026、S511)。そして、デジタルカメラ101Aは、処理停止通知の送信後に、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも小さい値に再設定する(M1027、S512)。これにより、デジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間のBLE通信105の通信リンクは、互いに送信した電波が届かない状況となるため、切断される。なお、この状態でユーザがデジタルカメラ101において撮像操作を行うと(M1028)、デジタルカメラ101Aは撮像データをアップロードするため、接続切替先であるAP103Bを介してデータ通信を行う(M1029)。
その後、デジタルカメラ101Aは、再びスマートデバイス102と至近距離となる位置へ移動する。デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102との距離が近づき、BLE通信105の通信リンク確立を検知する(M1030、S502でNO)。この時には、デジタルカメラ101Aは、処理停止処理を送信済みであるため(S513でYES)、処理開始通知を送信する(M1031、S514)。スマートデバイス102は、処理開始通知を受信すると、ネットワーク選択を再開する(M1032)。これにより、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102において停止されているネットワーク選択を再開させることができ、必要に応じて、スマートデバイス102と連携して適切なネットワークへと接続を切り替えることができる。
スマートデバイス102は、M1033からM1035の処理によってAP103Aを接続先候補として特定する。この場合、スマートデバイス102は、AP103Aが、デジタルカメラ101が現在接続中のAP103Bと異なるため、そのAP103Aに関するネットワーク情報をデジタルカメラ101Aへと送信する(M1036)。デジタルカメラ101Aは、ネットワーク情報を受信すると、AP103Bとの接続を切断し(M1037)、AP103Aと接続する(M1038)。ユーザがデジタルカメラ101Aにおいて撮像操作を行うと(M1039)、デジタルカメラ101Aは撮像データをアップロードするため、接続切替先であるAP103Aを介してデータ通信を行う(M1040)。以降、M1041からM1045の処理については、図9BのM934からM938の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上、本処理例では、デジタルカメラ101Aが、自身が移動して連携処理の相手装置であるスマートデバイス102との間の距離が離れたことに応じて、自律的に接続可能なネットワークを検索して、発見したネットワークへと接続する。また、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102との間の距離が離れることに応じて、BLE通信のための送信電力値を増やして、連携接続処理の停止通知をスマートデバイス102へと送信する。これにより、デジタルカメラ101Aは、状況に応じて適切なネットワークへの接続切替を行うことができ、これにより、データ通信におけるスループット低下やデータパケット消失の機会を低減し、通信の安定化を図ることができる。また、スマートデバイス102において不必要な処理を実行しないことにより、スマートデバイス102の消費電力を抑えることができる。
((処理例3))
次に、図11A及び図11Bを用いて、第3の処理例について説明する。本処理例では、1台のデジタルカメラ101Aとスマートデバイス102との間で連携処理を実行していた処理例1及び2と異なり、2台のデジタルカメラ101A及び101Bがスマートデバイス102との間で連携処理を実行する場合について説明する。なお、本処理例は、デジタルカメラ101Aおよびデジタルカメラ101Bがスマートデバイス102と至近距離に位置しており、それぞれのBLE通信105の通信リンクが確立されている状態から、開始されるものとする。また、本処理例では、デジタルカメラ101Aおよびデジタルカメラ101Bが、スマートデバイス102との間で、それぞれ、遠隔制御および連携接続処理を実行する。その後、スマートデバイス102およびデジタルカメラ101Bが、共に、デジタルカメラ101Aから離れた位置へ移動するものとする。
ユーザは、デジタルカメラ101Aにおいて遠隔制御を開始するため、ボタン操作またはメニュー選択を行う(M1101)。デジタルカメラ101Aは、遠隔制御処理を開始すると、スマートデバイス102へ遠隔制御開始通知を送信し(M1102)、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも大きい値に設定する(M1103、S404)。スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aから遠隔制御開始通知を受信すると、デジタルカメラ101Aとの間で遠隔制御処理を開始する(M1104)。
一方、(同一の又は別の)ユーザは、デジタルカメラ101Bにおいて連携接続を開始するためのボタン操作またはメニュー選択を行う(M1105)。デジタルカメラ101Bは、連携接続処理を開始すると、スマートデバイス102へ連携接続開始通知を送信し(M1106)、BLE通信部251の送信電力値を初期値よりも小さい値に設定する(M1107、S501)。スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Bから連携接続開始通知を受信すると、デジタルカメラ101Bとの間で連携接続処理を開始する(M1108)。ここで、デジタルカメラ101Bとスマートデバイス102とに関するM1109からM1116の処理は、図9AのM905からM912の処理と同様であるため、説明を省略する。
一方、ユーザが、スマートデバイス102においてデジタルカメラ101Aでの撮像を指示すると(M1117)、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Aに対して撮像制御コマンドを送信する(M1118)。デジタルカメラ101Aは、撮像制御コマンドを受信すると、撮像処理を実行する(M1119)。
その後、又は並行して、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Bとの間での連携接続処理のために、再びネットワーク選択及びその後の処理を実行する(M1120〜M1123)。
その後、スマートデバイス102およびデジタルカメラ101Bが、デジタルカメラ101Aから離れた位置へと移動する。スマートデバイス102は、自身の移動を検知すると、デジタルカメラ101Bに移動通知を送信する(M1124)。この場合、デジタルカメラ101Aは、スマートデバイス102との距離が離れることとなるが、デジタルカメラ101AのBLE通信部251の送信電力値が大きく設定されていることから、遠隔制御のための通信を行うことができる。
一方、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Bとの間での連携接続処理のために、ネットワーク選択を実行する(M1126〜M1128)。このとき、デジタルカメラ101Bが現在接続中のネットワークはAP103Aによるものであり、スマートデバイス102の移動先のネットワークはAP103Bによるものである。このため、スマートデバイス102は、デジタルカメラ101Bに対してネットワーク情報を送信する(M1129、S710)。一方、デジタルカメラ101Bは、BLE通信105が切断されておらず(S502でNO)、また、処理停止通知を送信してもいない(S513でNO)状態において、ネットワーク情報を受信する(S515でYES)。このため、デジタルカメラ101Bは、その受信したネットワーク情報に従って、現在接続中のAP103Aとの接続を切断して(M1130)、AP103Bとの接続を確立する(M1131、S516)。その状態において、ユーザがデジタルカメラ101Bにおいて撮像操作を行うと(M1032)、デジタルカメラ101Bは撮像データをアップロードするため、接続切り替え先であるAP103Bを介してデータ通信を行う(M1133)。一方、ユーザがスマートデバイス102においてデジタルカメラ101Aに対する撮像指示を行うと(M1134)、デジタルカメラ101Aに対して再び撮像制御コマンドを送信する(M1135)。デジタルカメラ101Aは撮像制御コマンドを受信すると、撮像処理を実行する(M1136)。
以上のように、本処理例では、スマートデバイス102にBLEで接続する装置が複数台存在する場合においても、各々が適切に送信電力値を制御することができることを説明した。そして、遠隔制御を行う場合、スマートデバイス102とデジタルカメラ101Aとの距離が離れることが想定されるため、BLE通信105のための信号の送信出力を増やす。これにより、遠隔制御用のコマンドが確実に送受信されるようにすることができる。一方、スマートデバイス102との間で連携接続処理を実行するデジタルカメラ101Bは、BLE通信105のための信号の送信出力を小さく設定する。これにより、スマートデバイス102が選択したネットワークが、デジタルカメラ101Bが接続するのに適したネットワークであることを確実にすることができる。また、スマートデバイス102は、スマートデバイス102との間の距離が離れた場合にそのことを迅速に認識することができるため、不適切なネットワークへ接続することを高精度で防ぐことができるようになる。これにより、一方では遠隔からの安定した制御を実現すると共に、他方ではデータ通信におけるスループット低下やデータパケット消失の機会を低減して通信の安定化を図ることができる。
なお、各処理例において、デジタルカメラ101A(又はデジタルカメラ101B)が送信電力値の設定を行うようにしたが、スマートデバイス102で送信電力値の設定を行うようにしてもよい。例えば、スマートデバイス102は、図11A及び図11Bにおいて、デジタルカメラ101Bへネットワーク情報を送信するタイミングで、一時的に送信電力値を初期値よりも小さい値に設定する等の動作を行ってもよい。これにより、例えば連携接続処理を実行するデジタルカメラ101Bに対してネットワーク情報が届かない程度にデジタルカメラ101Bとスマートデバイス102との距離が離れた状況で、デジタルカメラ101Bが不必要にネットワークを切り替えずに済む。また、スマートデバイス102は、遠隔制御用のコマンドを送出する際には、一時的にBLE信号の送信電力値を初期値よりも大きい値に設定しうる。これにより、複数のデジタルカメラが遠隔制御処理や連携接続処理等の複数の動作を同時に実行する場合においても、遠隔からの制御を実現すると共に、通信の安定化を図ることができる。
各処理例において、デジタルカメラ101A(又はデジタルカメラ101B)は、スマートデバイス102からネットワーク情報を受信すると、無条件でそのネットワークへ接続するようにしたが、そのネットワークの状態を確認してから接続を試行してもよい。例えば、デジタルカメラは、対象のネットワークの電波強度が一定基準を満たしているか否かを確認し、基準を満たしている場合にのみ接続することができる。なお、デジタルカメラは、そのネットワークが存在する通信チャネルに関してのみスキャンを実行してもよく、確認すべきネットワークの通信チャネルのみをスキャンすることで、確認に要するスキャン時間を短縮することができる。また、デジタルカメラとスマートデバイスとで無線LANの通信特性が異なり、接続先候補として選択されたネットワークがデジタルカメラにとっては不適切である場合に、不要な接続切り替えを抑制することができる。これにより、スループット低下やデータパケット消失の機会を低減することが可能となり、通信の安定化を図ることができる。
各処理例において、デジタルカメラは、自身の移動判定の判定結果に応じてネットワーク検索処理を実行するようにしたが、移動判定を行なわずにネットワーク検索処理を実行してもよい。これにより、デジタルカメラは、BLE通信105の通信環境が劣化して移動通知が受信できなかった場合においても、自ら適切なネットワークへの接続切り替えを行うことができる。
各処理例において、デジタルカメラとスマートデバイスとの間のBLE通信105はGATTプロファイルのリンクが確立された状態であるとしたが、これに限られない。すなわち、リンクが確立されない状態で、AdvertiseパケットやScan Request/Responseパケットにより通信が行われてもよい。この場合、デジタルカメラがCentral、スマートデバイスがPeripheralとなって、スマートデバイスが制御コマンドおよびネットワーク情報をAdvertiseまたはScan Responseで送信することができる。このとき、制御コマンドおよびネットワーク情報は、AdvertiseまたはScan Responseの1パケットで送信可能なデータ量とするために、デジタルカメラに事前に登録された各情報と関連付けられる識別子等によって表されてもよい。これにより、スマートデバイスは、複数台のデジタルカメラに対して、制御コマンドおよびネットワーク情報を一斉に通知することができる。なお、制御コマンドおよびネットワーク情報は、1パケットで同時に送信されてもよいし、それぞれ別のパケットで送信されてもよく、これらに限られない。
各処理例において、デジタルカメラは、BLE通信105のリンク切断を契機にスマートデバイスへ処理停止通知を送信するようにしたが、この処理停止通知は送信されなくてもよい。この場合、スマートデバイス102は、BLE通信105のリンク切断を契機に自らネットワーク情報の送信を停止しうる。BLE通信105においてAdvertiseやScan Request/Responseを使用して通信する場合には、デジタルカメラがスマートデバイスへ処理停止通知を送信する手段がないため、このような処理が有効でありうる。
各処理例において、スマートデバイスは、処理停止通知を受信すると、ネットワーク選択を停止するようにしたが、これを停止しなくてもよい。例えば、スマートデバイスは、ネットワーク選択を開始する周期を長くする等の制御を行ってもよい。これにより、スマートデバイスにおける電力消費を抑制しつつ、デジタルカメラからの処理開始通知が消失した場合等においても、周囲のネットワークの変化に応じて確実にネットワーク情報の送信を行うことができる。
各処理例において、送信電力値は実行する処理に応じて初期値から変更するようにしたが、これに限られず、例えば初期値が送信電力値の最大値に設定されていてもよい。この場合、遠隔制御を実行する場合には送信電力値は変更されず、連携接続を実行する場合には送信電力値が小さな値に設定される。これにより、BLE通信105のリンクを広範囲で維持すると共に、連携接続の実行時にデータ通信におけるスループット低下やデータパケット消失の機会を低減し、通信の安定化を図ることができる。一方、送信電力値の初期値はその最小値に設定されていてもよく、遠隔制御を行う場合にのみ送信電力値が大きな値に設定されてもよい。これにより、BLE通信105のリンクをより小さな範囲に限定することが可能となり、第三者の機器の進入等を抑制してセキュリティを向上させ、さらに、遠隔からの安定した制御を実現することができる。なお、これらの設定例は一例であり、実行される処理に応じて送信電力値が適切に設定される限りにおいて、他の設定が用いられてもよい。
各処理例において、実行する処理に応じて送信電力値を設定するようにしたが、送信電力値ではなく、信号の受信側の受信感度が設定されるようにしてもよい。この場合、遠隔制御を実行する場合は、コマンドを受けるデジタルカメラにおいて受信感度を上げて、連携接続を実行する場合は、デジタルカメラは受信感度を下げるようにする。これにより、送信電力値を設定する場合と同等の効果を得ることができる。
なお、上述のデジタルカメラとスマートデバイスは一例であり、他の装置が用いられてもよい。例えば、デジタルカメラは、無線LANなどの第1の通信方式での通信または装置内の動作を制御する信号を、BLEなどの第2の通信方式を用いて受信する任意の通信装置と置き換えられうる。また、スマートデバイスは、相手装置の無線LANなどの第1の通信方式での通信または装置内の動作を、BLEなどの第2の通信方式を用いて、制御することができる任意の通信装置でありうる。上述のような処理及びその処理に基づいて少なくとも一部の変更を加えた処理を実行するこれらの任意の通信装置が、本発明の範囲内に含まれうる。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201、301:無線LAN通信部、251、305:BLE通信部、204、254、308:制御部

Claims (19)

  1. 通信装置であって、
    第1の通信方式で通信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、前記第1の通信手段により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信手段と、
    前記他の通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段を用いて接続する場合に行われる第1の通信には第1の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御し、前記第1の通信と異なる所定の第2の通信には前記第1の送信電力より高い第2の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の通信を行っている間に前記通信装置と前記他の通信装置が一定の基準を超えて離れた場合に、前記通信装置が移動したか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記通信装置が移動したと前記判定手段が判定した場合、前記他の通信装置からの前記情報を用いずにネットワークの探索と当該探索に基づくネットワークへの接続とを行うように前記第1の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記通信装置が移動していないと前記判定手段が判定した場合、現在接続中のネットワークへの接続を維持するように前記第1の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の通信を行っている間に前記通信装置と前記他の通信装置が一定の基準を超えて離れた場合に、前記他の通信装置からの前記情報によらずにネットワークの探索と当該探索に基づくネットワークへの接続とを行うように前記第1の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の通信を行っている間に前記通信装置と前記他の通信装置が一定の基準を超えて離れた場合に、前記第1の送信電力より大きい第3の送信電力で、前記他の通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段を用いて接続する処理を停止することを示す通知を前記他の通信装置へ送信するように前記第2の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の送信電力を用いた前記通信装置と前記他の通信装置との間の前記第2の通信方式による通信リンクが切断した場合に、前記通信装置と前記他の通信装置が前記一定の基準を超えて離れたと判定する、
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の送信電力より大きい第3の送信電力で、前記他の通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段を用いて接続する前に前記他の通信装置からの前記情報に関するネットワークの状態を確認する確認手段と、
    当該確認の結果に応じて、前記情報に関するネットワークに接続するか否かを決定する決定手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第2の通信は、前記他の通信装置が前記通信装置の機能を制御するための通信を含む、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置はデジタルカメラであり、
    前記第2の通信により、前記他の通信装置が前記通信装置の機能を制御するための通信により、撮像または録画の制御、ズーム制御、フォーカス制御、データの再生および削除の少なくともいずれかを指示するコマンドが受信され、当該コマンドによって前記通信装置の機能が実行される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 通信装置であって、
    第1の通信方式で通信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、前記第1の通信手段により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信手段と、
    前記他の通信装置が前記通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段によって接続する場合に行われる第1の通信には第1の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御し、前記第1の通信と異なる所定の第2の通信には前記第1の送信電力より高い第2の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  11. 前記第2の通信は、前記通信装置が前記他の通信装置の機能を制御するための通信を含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記第1の送信電力は、前記第2の通信手段の送信電力の初期値または当該初期値より小さい値である、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記第2の送信電力は、前記第2の通信手段の送信電力の初期値または当該初期値より大きい値である、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. ネットワークに関する前記情報は、当該ネットワークのSSID、BSSID、暗号方式、暗号キー、通信チャネル、電波強度または当該ネットワークの識別情報の少なくともいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記第1の通信方式は、IEEE802.11規格シリーズに準拠する通信方式である、
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記第2の通信方式は、Bluetooth Low Energyの規格に準拠する通信方式である、
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 第1の通信方式で通信する第1の通信手段と、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、前記第1の通信手段により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信手段と、を有する前記通信装置の制御方法であって、
    前記他の通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段を用いて接続する場合に行われる第1の通信には第1の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御し、前記第1の通信と異なる所定の第2の通信には前記第1の送信電力より高い第2の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御する制御工程を有する、
    ことを特徴とする制御方法。
  18. 第1の通信方式で通信する第1の通信手段と、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、前記第1の通信手段により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信手段と、を有する前記通信装置の制御方法であって、
    前記他の通信装置が前記通信装置からの前記情報に関するネットワークに前記第1の通信手段によって接続する場合に行われる第1の通信には第1の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御し、前記第1の通信と異なる所定の第2の通信には前記第1の送信電力より高い第2の送信電力を用いるように前記第2の通信手段を制御する制御工程を有する、
    ことを特徴とする制御方法。
  19. 第1の通信方式で通信する第1の通信手段と、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式により、前記第1の通信手段により接続するネットワークに関する情報を他の通信装置との間で通信することができる第2の通信手段と、を有する前記通信装置に備えられたコンピュータに、請求項17又は18に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
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