JP2017538630A - 開口部のある膨張可能な包装 - Google Patents

Abstract

包装された製品がここに開示される。包装された製品は、協働して壁を形成するためのシールによって互いにシールされた第１及び第２のフィルム層を含むフレキシブルな緩衝材を含む。シールは、第１および第２の層との間に、流体により膨張し、流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定する。複数の開口部が両方の層を通って延び、それにより壁を横断する通気孔を提供する。農産物は壁に隣接して配置され、膨張チャンバによって衝撃を和らげられ、開口部によって通気される。【選択図】図１

Description

本開示は、搬送容器に関連し、特に農業におけるフレキシブルな搬送容器に関連する。

農業業界は、腐敗しやすい生産物の保存と輸送に関し、いつも決まった問題に直面する。典型的には、生産物は、薄膜通気ＰＥビニール袋（ｔｈｉｎ ｆｉｌｍ ｖｅｎｔｅｄ ＰＥ ｐｌａｓｔｉｃ ｂａｇｓ）、段ボール箱または段ボールトレー、メッシュバッグ（ｍｅｓｈ ｂａｇｓ）または通気式クラムシェル（ｖｅｎｔｅｄ ｃｌａｍｓｈｅｌｌｓ）で輸送される。果物などのほとんどの生産物は、出荷されると、輸送中に粗末に扱われうる。この輸送中に粗末に扱われることは、果物の熟成を加速させたり、果物を損傷したりするものであり、周囲の果実の熟成、褐色化および／または傷の促進につながる。この傷は、果実内の化合物の酸化の結果である。この傷を抑えるために、化学的バリア（ｃｈｅｍｉｃａｌ ｂａｒｒｉｅｒｓ）が用いられることがある。化学的バリアの1つの例は、酸素と高い反応性を有し、これにより、生産物自体の酸化を減少させるクエン酸である。酸化に加えて、生産物の傷は生産物の細胞内の栄養素を露出させる。この露出は、大腸菌、サルモネラ菌、カビ、真菌、酵母といった微生物のコロニー形成につながる。このコロニー形成を減少させるために、時々、生産物はわずかに脱水される。脱水は、製品が傷つく閾値を改善すると考えられている。場合によっては、熟成プロセスを遅らせたり、貯蔵または輸送中の貯蔵寿命を延ばしたりするために、生産物は華氏３２度の温度に冷却される。

生産物の傷のよくある原因としては、密接に詰め込まれた生産物間の衝撃と生産物と搬送容器の間の衝撃がある。１つの生産物がもう１つの生産物にかける重さによって、より大きく重い生産物が傷つけられることもありうる。いくつかの生産物の粘弾性（Ｖｉｓｃｏ−ｅｌａｓｔｉｃ ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ）は傷を悪化させる可能性がある。傷は、エチレンなどの特定のガスを放出する傾向があり、それは、いくつかの生産物の割合又は熟成を高める。例えば、クリマクテリック型果実は摘み取った後に熟成を継続し、したがってエチレンによる熟成の促進を受けやすい。レタスなどの葉もこの熟成プロセスの影響を受けやすい。エチレンは酵素を作る遺伝子に影響を及ぼすと考えられている。それから、酵素は生産物の性質を変化させる反応を触媒する。酵素の作用は熟成反応の原因となる。クロロフィルが分解され、時には新しい色素が作られ、果皮が緑色から赤色、黄色、または青色に変化する。酸は破壊され、果実は酸っぱい味からニュートラルな味（ｎｅｕｔｒａｌ）に変化する。アミラーゼによるデンプンの分解は糖を生成する。これは、粉状の（粉末状の）性質（ｍｅａｌｙ （ｆｌｏｕｒｙ） ｑｕａｌｉｔｙ）を低下させ、みずみずしさを強くする。果実の細胞間にあるペクチナーゼのおかげで、ペクチンが分解され、細胞は引き離され、互いに通り抜けることができる。その結果、より柔らかい果実が得られる。また、酵素は大きな有機分子を揮発性の（空気中に蒸発する）小さなものに分解し、我々はそれを匂いとして感知することができる。エチレンを製造することにより、より多くのエチレンが生成される。出荷プロセス中、果実の熟成および腐敗は一般的に良くないものと考えられている。例えば、ブドウは、傷だけでなく、ブドウが茎からもぎ取られたり、茎がねじれたりすると、果肉が大気中のカビ胞子にさらされるため、開いた傷口が酸化して腐敗し始める。出荷時に保護材を追加することにより、生産物の貯蔵寿命を最大60日間延長することができる。それは必ずしも早く加速するとは限らないが、駄目になっていくベリーが存在し、消費者は自ら無価値になっていく生産物を購入することに興味はない。

熟成および腐敗を低減するために、多数の解決策が提供されている。これらの解決策の中には、部分脱水、果実の周囲の空気循環、オープン・ストレージ・システム（例えばオープン・ボックス）、化学的予防（例えばクエン酸）、改良装置（ｍｏｄｉｆｙｉｎｇ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）および取扱方法（ｈａｎｄｌｉｎｇ ｐｒｏｃｅｄｕｒｅ）、すなわち、プレコンディショニング果実（ｐｒｅ−ｃｏｎｄｉｔｉｏｎｉｎｇ ｆｒｕｉｔ）（水分／気温）；低温貯蔵；エチレンを吸収するための生産物の周囲の空気のチャコールスクラブ（ｃｈａｒｃｏａｌ ｓｃｒｕｂｂｉｎｇ）、熟成インヒビターとしての二酸化炭素と窒素の使用；段ボールの（または類似の）仕切りを用いた物理的分離；及びその他のプロセスが含まれる。これらのプロセスは、コストが高く、面倒であり、または製品の品質にとって望ましくない傾向がある。こうして、改良されたシステムおよび方法が業界において望まれる。

いくつかの実施形態では、膨張可能な包装要素がここに提供される。膨張可能な包装要素は、協働してフレキシブルな構造を形成するためのシールによって互いにシールされた第１及び第２のフィルム層を含む。シールは、第１の層と第２の層との間に、流体により膨張し、流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定する。シールは、接着剤を用いて形成される。

いくつかの実施形態では、膨張可能な包装要素を製造する方法が提供される。この方法は、協同してフレキシブルな構造を形成するためのシールを用いて、第１のフィルムと第２のフィルムとを一緒に接着することを含む。シールは、第１の層と第２の層との間に、流体により膨張し、流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定する。シールは、接着剤を用いて形成される。

いくつかの実施形態では、膨張可能な包装要素が提供される。膨張可能な包装要素は、第１のフィルム層によって規定される第１の壁と、１つ以上の層のシールによって第１の層にシールされる第２のフィルム層とを含む。１つ以上の層のシールは、第１の層と第２の層との間に膨張領域を規定し、膨張領域は、流体により膨張し、流体を収容するように構成される。膨張可能な包装要素は、第２の壁と、第１の壁と第２の壁を一緒にシールして容器を形成する１つ以上の壁シールを含む。１つ以上の層シールまたは１つ以上の壁シールのうちの少なくとも１つは、接着剤を使用して形成される。

いくつかの実施形態では、膨張可能な包装要素を製造する方法が提供される。この方法は、第１のフィルム層及び第２のフィルム層を１つ以上の層シールを用いて一緒にシールして、その間に膨張チャンバを形成し、第１の壁を形成するステップを含む。この方法は、流体が膨張チャンバ内に収容されるように流体で膨張チャンバを膨張させるステップと、第１の壁を１つ以上の壁シールで第２の壁とシールして容器を形成するステップとを含む。少なくとも１つ以上の層シール、または１つ以上の壁シールは、接着剤を使用して形成される。

いくつかの実施形態では、包装された製品が開示される。包装された製品は、協働して壁を形成するためのシールによって互いにシールされた第１及び第２のフィルム層を含むフレキシブルなクッションを含む。シールは、第１の層と第２の層との間に、流体により膨張し、流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定する。複数の開口部が両方の層を通って延び、それにより壁を横断する通気孔を提供する。包装された製品は、壁に隣接して配置され、膨張チャンバによって衝撃を和らげられ、開口部によって通気される農産物を含む。

一実施形態における２つのフレキシブル構造のシートを示す。 折りたたまれている図１のフレキシブル構造の１つを示す。 図２Ｂにおける２Ｃ−２Ｃの線に沿ったフレキシブル構造の断面図である。 一実施形態におけるシール部分の詳細な図である。 一実施形態における中間シール部のあるフレキシブル構造の図である。 、引張応力及びせん断応力の下にある中間シール部と開口部の図である。 生産物を収容するため膨張し、包装された図１のフレキシブル構造を示す。 生産物を収容するため膨張し、包装されたフレキシブル構造を示す。 生産物を収容するため膨張し、包装され、木箱に保存されているフレキシブル構造を示す。 フレキシブル構造のシールに使用する一例の膨張可能包装シーリング装置を示す。 様々な実施形態における横方向のシールおよび膨張チャンバを通る断面を示すフレキシブル構造の一部を示す。 様々な実施形態における、構造的／熱的形状を生成するためにエンボス加工または他の方法で形成されたフィルムシートを示す。 様々な実施形態における包装構造を示す。 様々な実施形態における包装構造を示す。

［関連出願の相互参照］
本出願は、“Ｉｎｆｌａｔａｂｌｅ Ｐｒｏｄｕｃｅ Ｐａｃｋａｇｉｎｇ”とのタイトルの米国仮特許出願第６２／０７７，８１５及び“Ｉｎｆｌａｔａｂｌｅ Ｐｒｏｄｕｃｅ Ｐａｃｋａｇｉｎｇ”とのタイトルの米国仮特許出願第６２／１０３，５０４に関する優先権の利益を主張するものであり、これらの出願は、参照によりその全体が本願明細書に組み込まれるものとする。

本開示は、商品、特に生産物その他の農産物の包装及び輸送用の緩衝材または保護材として用いられうる、膨張していない材料を膨張した緩衝材に変換するための保護包装とシステムと方法に関する。具体的な実施形態は、本開示の全体的な理解を提供するために記載される。当業者は、開示された実施形態を、他の用途のための代替的な実施形態を提供するために適応および変更できること、および本開示の範囲から逸脱することなく、他の追加および変更を実行できることを理解するであろう。例えば、例示的な実施形態の特徴は、他の実施形態を生成するために、組み合せたり、分離したり、置き換えたり、および／または再構成することができる。このような変更および変形は、本開示の範囲に含まれることが意図されている。同様に、本明細書で議論された主題は、組み込まれた参考文献に開示された様々なシステムに組み込まれてもよい。実施形態は、独立したものではなく、他の参照された出願の実施形態や、本明細書で開示された様々な他の実施形態と組み合わされてもよい。

図１は、様々な実施形態によるフレキシブル構造１００の概略図である。フレキシブル構造は、様々な方法で形成することができる。例えば、複数の相互接続されたフレキシブル構造（例えば１００ａ、１００ｂ）が連続シートを形成してもよい。

連続シートは、個々の保護包装ユニット１００ａ、１００ｂの互いの分離を容易にするためのミシン目または他の脆弱な領域によって分離されてもよい。脆弱なライン１４９は、互いに縦に連続して（ｉｎ ｓｅｒｉｅｓ ｌｏｎｇｉｔｕｄｉｎａｌｌｙ）配置されたユニットを分離するため、横方向に（ｔｒａｎｓｖｅｒｓｅｌｙ）延びてもよい。分離されると、脆弱なラインの破線は、ユニット１００ａ、１００ｂの縦方向（ｌｏｎｇｉｔｕｄｉｎａｌ）の端部を規定する。これらの脆弱なラインは、ミシン目または類似の構造として形成され、これにより、ユーザは、ユニットを手で裂くことによってユニットを容易に分離することができる。本明細書中で使用される場合、ミシン目は、材料中の次の印（ｔｉｃｋ）に向けられる裂け目を生じる材料中の小さな印であってもよい。この印と印の裂け目は、ミシン目の長さに沿って伝播し、簡単な分離を可能にする。脆弱なラインは、分離可能な特徴の継続的な伝播を引き起こす構造に向けられており、特に明記されない限り、開口部はそのようなことをしないから、脆弱なラインおよび具体的なミシン目は、本明細書で論じられる開口部と区別することができる。

図１は、図２Ｂに示すように、それぞれが容器５０を形成することができる別個のフレキシブル構造（例えば、１００ａまたは１００ｂ）の実施形態を示す。図２Ａは、一実施形態による、フレキシブル構造１００ａ、１００ｂを容器５０に形成する例を示す。容器は、容器内に貯蔵された内容物を取り囲んだり、保持したり、分離したり、および／または保護したりするように操作可能であってもよい。あるいは、フレキシブル構造１００は、図１に示すように平らな形態で利用されてもよい。この形態では、フレキシブル構造１００は仕切りとして利用されてもよい。仕切りは、商品の層の間に配置され、それにより異なる量の商品を分離してもよい。例えば、仕切りは、上に生産物の層を有する箱の中に置かれてもよい。その上のさらに多くの生産物とともに、もう１つの仕切りが第１の層の上に置かれてもよい。このようにして、生産物の１つの層は、もう１つの生産物の層から分離され、様々な層を互いからおよび外部の状態から保護する。フレキシブルな層が容器５０に形成されるか、その平らな形態で使用されるか、または別の形態で使用されるかに関わらず、本明細書で論じられる様々な特徴のそれぞれが適用されてもよい。

様々な実施形態によれば、フレキシブル構造１００は、フィルムの複数の層１０５、１０７を含んでもよい。第１のフィルム層１０５は、第１の縦方向エッジ１０２と第２の縦方向エッジ１０４とを有し、第２のフィルム層１０７は、第１の縦方向エッジ１０６と第２の縦方向エッジ１０８とを有する。第２のフィルム層１０７は、第１のフィルム層１０５と重なり、全体的に同一の広がりを有する（ｃｏｅｘｔｅｎｓｉｖｅ）ように、すなわち、少なくとも第１の縦方向エッジ１０２、１０６が互いに位置合わせされ、かつ／または第２の縦方向エッジ１０４、１０８が互いに位置合わせされるように、位置合わせされてもよい。いくつかの実施形態では、層１０５、１０７は、重なり領域（ｒｅｇｉｏｎ ｏｆ ｏｖｅｒｌａｐ）における膨張可能領域（ｉｎｆｌａｔａｂｌｅ ａｒｅａｓ）と部分的に重なっている。層１０５、１０７は、フィルム１００の第１の縦方向エッジ１１０および第２の縦方向エッジ１１２を規定するように接合されてもよい。第１および第２の層１０５、１０７は、ウェブ材料の単一のシート、１つのエッジスリット（ｅｄｇｅ ｓｌｉｔ）を有するウェブ材料から成る平坦なチューブ、または、ウェブ材料から成る２つのシートから形成されることができる。例えば、第１および第２の層１０５、１０７は、接合された第２のエッジ１０４、１０８を規定するように折り畳まれたウェブ材料の単一シート（例えば、「ｃ−フォールドフィルム」）を含むことができる。別の例として、第１および第２の層１０５、１０７は、位置合わせされた第１の縦方向エッジ１０２、１０６に沿って切れ目が入ったウェブ材料から成るチューブ（例えば、平坦なチューブ）を含むことができる。実施形態では、第１および第２の層１０５、１０７は、位置合わせされた第２のエッジ１０４、１０８に沿って、共に、接合され、シールされ、または、貼り付けられたウェブ材料から成る２つの独立したシートを含む。

様々な実施形態によれば、構造１００はフレキシブルであってもよい。例えば、構造１００は、自重で容易に曲がるように十分にフレキシブルであってもよい。構造１００は、それを永続的に歪ませたり、ひびを入れたり、壊すことなく、ユーザが異なる形状に曲げることができるように、十分にフレキシブルであってもよい。熱成形プラスチックパッケージはフレキシブルではなく、衝撃や振動による衝撃を吸収しない半剛性材料である。

開示されたフィルム層１０５、１０７は、単層または多層フィルムを含んでもよい。１つ以上の層は、ポリマーを含んでもよい。フィルム層１０５、１０７が多層フィルムを含む場合、複数の層は、異なる組成のポリマーを含むことができる。いくつかの実施形態において、開示される層は、エチレン、アミド、またはビニルポリマー、コポリマー、およびそれらの組み合わせから選択されてもよい。開示されるポリマーは、極性または非極性であり得る。開示されたエチレンポリマーは実質的に非極性のポリエチレンであってもよい。多くの場合、エチレンポリマーは、エチレンと他のオレフィンモノマー、例えばα−オレフィンとの共重合から製造されたポリオレフィンであってもよい。エチレンポリマーは、低、中、または高密度のポリエチレン、またはそれらの組み合わせから選択されてもよい。いくつかの場合、様々なポリエチレンの密度が変化するが、多くの場合、低密度ポリエチレンの密度は、例えば、約０．９０５ｇ／ｃｍ３以下から約０．９３０ｇ／ｃｍ３までであってもよく、中密度ポリエチレンの密度は、例えば、約０．９３０ｇ／ｃｍ３から約０．９４０ｇ／ｃｍ３であってもよく、高密度ポリエチレンは、例えば、約０．９４０ｇ／ｃｍ３から約０．９６５ｇ／ｃｍ３以上であってもよい。エチレンポリマーは、直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン（ｍＬＬＤＰＥ）、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、中密度ポリエチレン（ＭＤＰＥ）および低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）から選択されてもよい。

いくつかの実施形態において、極性ポリマーは、変性して極性が付与される非極性ポリエチレンであってもよい。他の実施形態では、極性ポリマーはイオノマー（例えば、エチレンとメタアクリル酸のコポリマー、Ｅ／ＭＡＡ）、酢酸ビニル高含有ＥＶＡコポリマー、または極性を有する他のポリマーである。いくつかの実施形態では、変性ポリエチレンは、無水物変性ポリエチレンであってもよい。いくつかの実施形態において、無水マレイン酸は、オレフィンポリマーまたはコポリマーにグラフト（ｇｒａｆｔｅｄ）される。変性ポリエチレンポリマーは、ポリアミドおよび他のエチレン含有ポリマー（例えば、ＥＶＯＨ）との共押出時に高速反応してもよい。ある場合には、変性ポリエチレンを含む層または副層は、他の層又は副層、例えば、バリア層（ｂａｒｒｉｅｒ ｌａｙｅｒ）を含む層又は副層と、共有結合、水素結合、及び／又は双極子相互作用を形成してもよい。多くの実施形態においては、ポリエチレンポリマーを変性して、ポリエチレン上の結合可能な原子の数を増加させてもよい。例えば、無水マレイン酸でポリエチレンを変性して、ポリエチレンにアセチル基を付加し、バリア層の極性基、例えば、ナイロン主鎖（ｎｙｌｏｎ ｂａｃｋｂｏｎｅ）上の水素原子と結合させてもよい。変性ポリエチレンはまた、他のバリア層の極性基、例えばＥＶＯＨ上のアルコール基と同様、ナイロン主鎖上の他の基との結合を形成してもよい。いくつかの実施形態では、変性ポリエチレンは、未変性ポリエチレンとの鎖の絡み合い（ｃｈａｉｎ ｅｎｔａｎｇｌｅｍｅｎｔｓ）、および／またはファンデルワールス相互作用を形成してもよい。

また、エチレンと他の分子との混合物を使用してもよい。例えば、エチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）は、エチレンとビニルアルコールのコポリマーである。ＥＶＯＨは極性を有し、ガスバリアの生成に役立つ。ＥＶＯＨは、エチレンと酢酸ビニルとを重合し、そのエチレン酢酸ビニル（ＥＶＡ）共重合体を加水分解して、調製してもよい。ＥＶＯＨは、エチレン酢酸ビニル共重合体のけん化によって得ることができる。エチレン酢酸ビニル共重合体は、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等の公知の重合によって製造することができ、また、エチレン酢酸ビニル共重合体のけん化も、公知の方法によって実施することができる。通常、ＥＶＡ樹脂は、高圧オートクレーブ及びチューブラープロセス（ｔｕｂｕｌａｒ ｐｒｏｃｅｓｓｅｓ）を介して製造する。

ポリアミドは、分子鎖構造に沿ってアミド結合を有する高分子量ポリマーである。ポリアミドは極性ポリマーである。ナイロンポリアミドは合成ポリアミドであり、高い強度、剛性、耐摩耗性及び耐薬品性、並びに酸素等の気体への低透過性といった好ましい物性を有する。

他の材料および構造を使用することができる。開示されたフレキシブル構造１００は、中空チューブ（ｈｏｌｌｏｗ ｔｕｂｅ）や固い芯に巻くことができ、または、ファンフォールドボックス（ｆａｎ−ｆｏｌｄｅｄ ｂｏｘ）状に、または、保管および輸送のための所望の別の形態で折り畳むことができる。

様々な実施形態によれば、本明細書で論じる層、壁、構造などは、説明された構造を形成するため、接着結合、摩擦、溶接、融着、ヒートシーリング、レーザーシーリング、超音波溶接などの任意のプロセスにより、共にシールされてもよい。例えば、層１０５、１０７が共にシールされ、任意の既知の方法に従って内部膨張チャンバを形成してもよい。さらに、例えば、容器５０などの他の構造を形成するために、既に層１０５、１０７で形成されたフレキシブル構造１００を、それ自体に、またはもう１つのフレキシブル構造１００にシールしてもよい。例えば、層または構造体は一緒にヒートシールされてもよいし、一緒に接着シールされてもよい。輸送圧力下でガスを収容するために十分に膨張チャンバをシールするように動作可能な接着剤が適切であることもある。これらの圧力は、フレキシブル構造１００を出荷された製品の複数の層の下に積み重ねることによって生じることがある。いくつかの実施形態において、接着剤は、電磁放射線に接着剤をさらすことにより硬化されてもよい。接着剤は、電磁放射線スペクトルの特定の領域における電磁放射線に反応性があってもよい。例えば、接着剤は、紫外線（ＵＶ）硬化性接着剤であってもよい。例えば、フィルム層１０５、１０７の一方または両方に接着剤をヒートシールしてもよく、次いで、層を互いに重ね合わせて、さらに、紫外線シール（ｕｌｔｒａｖｉｏｌｅｔ ｌｉｇｈｔ ｓｅａｌ）を適用することによって共にシールしてもよい。この接着剤および方法と類似の接着剤および方法は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第８４０４０７１号に、より詳細に記載されている。接着剤は、感圧性または任意の他の接着剤であってもよい。本明細書で論じられるように、シールはいずれも、ヒートシール、接着シール、両方のタイプのシール、または任意の他のタイプのシールによって行われてもよい。接着剤は、ウェットラミネーション（ｗｅｔ ｌａｍｉｎａｔｉｏｎ）のいくつかの実装に関連して使用され得るＵＶ硬化性ラミネート接着剤（ＵＶ ｃｕｒａｂｌｅ ｌａｍｉｎａｔｉｎｇ ａｄｈｅｓｉｖｅ）であってもよい。例えば、接着剤は、ＵＶウェットラミネート用途のフィルム用のＵＶ硬化性フレキソタイプの低臭気ラミネート接着剤であってもよい。接着剤は華氏７７度で約７００〜１０００ｃｐｓのブルックフィールド粘度（Ｂｒｏｏｋｆｉｅｌｄ Ｖｉｓｃｏｓｉｔｙ）を有することができる。接着剤は、８．６ポンド／ガロンに等しいかまたはおよそ等しい密度を有することができる。接着剤は、低臭気および／または透明な液体としての外観を有することができる。接着剤は１００％の固形分を有することができる。接着剤は、１×３００ワット／インチのランプ（１×３００ｗａｔｔ／ｉｎ ｌａｍｐｓ）のもと、約１５０−２２０フィート／分（ＦＴ／ＭＩＮ）の硬化速度を有することができる。接着剤は０．３ミル（ｍｉｌ）の厚さで５３００フィート／ガロン（ＦＴ／ＧＡＬ）に等しいか又はほぼ等しい被覆率を有することができる。接着剤は、１．３Ｗｃｍ²に等しいかそれにほぼ等しい硬化吸光度放射照度（ｃｕｒｅ ａｂｓｏｒｂａｎｃｅ ｉｒｒａｄｉａｎｃｅ）を有することができる。これらの接着剤は、処理されたＬＬＤＰＥ、ＬＤＰＥ、およびメタロセン触媒ＬＬＤＰＥおよびポリプロピレンなどの特定のフィルムとの耐久性のある高品質の結合を提供するために、高速で良好に硬化する。これらの接着剤は、フィルムおよびいくつかの紙に強い接着性を有する。それらはまた、カチオン系であり、水性または溶剤のアミン含有インクに対して十分に調和した硬化はしない。いくつかの実施形態では、接着剤は、約０．２〜０．５ミルのコーティングの厚さを有することができる。１５０〜２００Ｑの範囲にある典型的なアニロックス（ａｎｉｌｏｘ）は、適切なコート重量を提供することができる。滑らかなフィルムやいくつかの紙で最高の結果が得られる。優れた結果がポリエチレンおよびポリプロピレンフィルムで得られている。４０〜４５ｄｙｎｅｓ／ｃｍのフィルム表面処理を使用して、低表面エネルギーフィルム（ｌｏｗ ｓｕｒｆａｃｅ ｅｎｅｒｇｙ ｆｉｌｍｓ）との接着を改善することができる。

様々な実施形態によれば、層１０５、１０７は、シール１１８と共にシールされてもよい。シール１１８は、フレキシブル構造１００に注入された気体を保持するのに十分に連続的であってもよい。このようにして、フレキシブル構造（例えば、１００ａ、１００ｂ）のそれぞれを膨張させて緩衝材またはピローを形成してもよい。緩衝材またはピローは、組み立てられた容器５０（例えば、図２Ａ〜Ｂを参照）、または、図１に示すように平らなシートの形態をとってもよい。いずれの形態も、第１の生産物の量を第２の生産物の量から分離するのに利用されてもよい。例えば、平らなシートとして、膨張したフレキシブル構造を生産物の層の間に配置してもよい。組み立てられた容器５０として、生産物を膨張した構造内に配置することによって、生産物を保護してもよい。

図１に示すように、ウェブ１００は、ウェブ１００の縦方向の範囲に沿って配置された一連の横方向のシール１１８を含むことができる。各横方向のシール１１８は、縦方向のシール１１２から、縦方向の膨張領域（ｌｏｎｇｉｔｕｄｉｎａｌ ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ｒｅｇｉｏｎ）に向かって延び、縦方向の膨張領域は、例えば、縦軸の周りに、縦方向の膨張ノズルを受けるための、層１０５、１０７の間に気体を向ける箇所を除いて実質的にまたは完全に閉じた周辺部を有している膨張チャネル１１４であってもよい。横方向のシール１１８は、図示のように真っ直ぐであってもよく、また、曲がっていても、ジグザグになっていてもよいし、用途に適した構造または形状をなしていてもよい。あるいは、膨張領域は、フィルム層間に気体を吹き込むための横方向のノズル上に保持されるフラップ（ｆｌａｐ）のような開放側方エッジ（ｏｐｅｎ ｌａｔｅｒａｌ ｅｄｇｅ）によって提供されてもよい。図示の実施形態では、膨張チャネル１１４は、第１の縦方向のシール１１０によって膨張チャンバ１２０の反対側で閉じられている。各横方向のシール１１８は、第２の縦方向のシール１１２に近接する第１の端部１２２と、フィルム１００の第１の縦方向のシール１１０から横方向の長さｄだけ離れた第２の端部１２４とを有する。膨張チャンバ１２０は、内部にガスを封入するように動作可能な様々なシールによって形成される境界内に規定される。例えば、膨張チャンバ１２０は、縦方向のシール１１２または縦方向のシール１４０と、１対の隣接する横方向のシール１１８とによって規定されてもよい。チャンバは、縦方向シールの１４０によって閉じられてもよい。フレキシブル構造１００は、平らな形態で、または容器５０のような容器構造に形成された後に、膨張してもよい。一例では、フレキシブル構造は、層１０５、１０７を一緒にシーリングすることによって形成される。次いで、構造を膨張させ、膨張させた後、構造を容器５０に形成する。別の例では、フレキシブル構造体は、層１０５、１０７を一緒にシールすることによって形成される。次に、この構造を容器５０に成形し、この形態でシールする。容器５０に形成した後、構造を膨張させ、膨張をシールする。

図１に具体化する各横方向のシール１１８は、第２の縦方向シール１１２に対して実質的に垂直に延びてもよい。しかし、横方向のシール１１８の他の配置も可能であることは理解されよう。例えば、いくつかの実施形態では、横方向のシール１１８は波状のパターンまたはジグザグのパターンを有する。横方向のシール１１８は、連続的および／または不連続的であってもよい。横方向のシール１１８ならびにシールされた縦方向のエッジ１１０、１１２は、上述したシール技術のような当業者に知られている様々な技術のいずれかから形成することができる。

縦方向の膨張チャネル１１４とすることができる閉鎖通路（ｃｌｏｓｅｄ ｐａｓｓａｇｅｗａｙ）などの膨張領域（ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ｒｅｇｉｏｎ）を設けることができる。図１に示すように、縦方向の膨張チャネル１１４は、横方向のシール１１８の第２の端部１２４とフィルムの第１の縦方向のエッジ１１０との間に配置される。縦方向の膨張チャネル１１４は、縦方向の側面１１０（ｌｏｎｇｉｔｕｄｉｎａｌ ｓｉｄｅ １１０）に沿って縦に延びてもよく、膨張開口部（ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ｏｐｅｎｉｎｇ）１１６は、縦方向の膨張チャネル１１４の少なくとも１つの端部に配置される。縦方向の膨張チャネル１１４は、横方向の幅Ｄを有する。図１の実施形態では、横方向の幅Ｄは、縦方向のエッジ１１０と第２の端部１２４との間の横方向の長さｄと実質的に同じ距離である。しかし、他の構成では、他の適切な横方向の幅Ｄのサイズを使用することができることが理解される。他の実施形態では、縦方向の膨張チャネルは、縦方向の膨張チャネルのいずれかの側から膨張チャンバに延びる開口部を有するフレキシブル構造１００の中心まで延びてもよい。そのような例では、縦方向の膨張チャネルは、容器５０の２つの壁の間の境界を形成してもよい。あるいは、中央の縦方向の膨張チャネルは、それぞれ別の縦方向の膨張チャネルを有する容器５０のそれぞれ別の壁によって単一の壁の中に形成されてもよい。様々な実施形態では、１００ａなどの各別個のフレキシブル構造は、１００ｂのような他の構造を膨張させることなく膨張してもよい。さらに、このことは構造が容器に形成されるかどうかとは無関係である。構造は、後述するようにノズルで膨張させてもよく、また構造は、膨張を可能にする一方向弁（ｏｎｅ ｗａｙ ｖａｌｖｅｓ）を含んでもよい。様々な実施形態において、１００ａおよび１００ｂなどのフレキシブル構造は、連続的に膨張されてもよい。これは、ロール全体、積み重ね、または他の分量の当該構造を通じて行われてもよく、さらに、これは、構造が容器に成形されるかどうかとは無関係である。

第２の縦方向のエッジ１１２および横方向のシール１１８は、協働して、膨張チャンバ１２０の境界を規定する。様々な実施形態において、膨張チャンバ１２０は、中間シール１２８をさらに含んでもよい。中間シール１２８は、チャンバ１２０内の中間領域（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ ａｒｅａｓ）において、層１０５、１０７を互いにシールしてもよい。図１Ａに示すように、中間シール１２８は、チャンバ１２０を横断して横方向に位置合わせされてもよく、またはチャンバ１２０を横断して縦方向に位置合わせされてもよい。中間シールは、気体がシールを通過してチャンバを塞がないようにし、それによってチャンバ全体が膨張することを可能にしてもよい。中間シールは、様々な機能を提供してもよい。様々な実施形態では、中間シール１２８は、容易に曲げ、又は折り畳むことができる、よりフレキシブルなウェブ１００を可能にする屈曲可能ライン（ｂｅｎｄａｂｌｅ ｌｉｎｅｓ）を作ってもよい。このフレキシビリティにより、フィルム１００は、規則的および不規則な形状の物体の周りを包むことができる。様々な実施形態において、中間シール１２８は、膨張チャネル１１４から複数の開口部をチャンバ１２０に提供することができる。例えば、図１の左側面に沿って、膨張チャネル１１４に接近して、横方向のシールの間で、横方向に向けられた中間シール１２８を参照せよ。様々な実施形態では、中間シール１２８は、層１０５、１０７を互いの上に折り返すために折畳みライン（ｆｏｌｄｉｎｇ ｌｉｎｅ）を提供することができる。例えば、図１のフィルム１００の中心に沿って、横方向のシールの間で、縦方向に向けられた中間シール１２８を参照せよ。

様々な実施形態によれば、横方向のシール１１８は、中間シール部（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ ｓｅａｌ ｐｏｒｔｉｏｎ）１２９を含んでもよい。中間シール部１２９は、シール１１８の領域に対して、より大きな面積を有してもよい。中間シール部１２９は、横方向のシール１１８の追加の機能に役に立つ、横方向のシール１１８の長さに沿った別のシール構成であってもよい。例えば、中間シール部１２９は、膨張チャンバ１２０に穴を空けることなくその中に開口部を配置するために、層１０５、１０７の十分な領域をシールしてもよい。追加的または代替的に、中間シール部１２９は、フィルム１００の形状を変更するための追加のフレキシビリティまたは屈曲可能な箇所のための屈曲可能ラインを提供してもよい。

中間シール部１２９は、層１０５、１０７が互いに貼り付けられたシールであってもよい。中間シール部１２９は、シール１１８の連続のような幅の狭いシールが中間シール部１２９を規定する部分であってもよい。中間シール部１２９は、シール１１８に沿って、より幅の広い強固なシール（ｗｉｄｅｒ ｓｏｌｉｄ ｓｅａｌ）が形成されている領域であってもよい（すなわち、層１０５、１０７が貼り付けられる領域は、中間シール部１２９の中心に層１０５、１０７が貼り付けられていない領域（ｕｎａｔｔａｃｈｅｄ ａｒｅａ）の無い連続した強固なシールであってもよい）。この強固なシールは、ウェブ１００のより固い部分を形成してもよい。中間シール部１２９は、部分シール１１８（ｐａｒｔｉａｌ ｓｅａｌ １１８）のようなシールが、層１０５、１０７の貼り付けられていない部分を取り囲む領域であってもよい。中間シール部１２９の、この強固でないシール構成（ｎｏｎ−ｓｏｌｉｄ ｓｅａｌ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）（すなわち、層１０５、１０７が貼り付けられていない部分）は、よりフレキシブルなウェブ１００となりうる。

様々な実施形態によれば、シール１１８は、狭い部分（例えば、シール１１８）および広い部分（例えば、シール１２９）を含んでもよい。シール１１８は、分岐して、中間シール部１２９を規定する２つのシールブラッシュ（ｓｅａｌ ｂｒａｃｈｅｓ）を形成してもよい。この、シール１１８からシール部１２９へ拡大する地点は、変化点１２７（ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎ １２７）であってもよい。変化点は、シール部１２９よりも広い幅を有してもよい。例えば、シール部１２９はＪという幅を有してもよい。変化点１２７は、幅Ｊよりも広がってもよい。幅Ｊは、シール１１８の１／２倍から１０倍の間の広さを有していてもよい。例えば、変化点１２７は、５倍の広さを有していてもよい。その後、変化領域（ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎ ａｒｅａ）の上下で、変化点は再び幅Ｋまで狭くなってもよい。あるいは、変化点１２７は変化領域の全体の幅まで広がり、その後、シール１１８が続くにつれて幅Ｊまで狭くなってもよい。変化点１２７は、チャンバ１２０から見て凹んでいてもよい。これにより、変化点が緩やかになるようにすることができ、または鋭くならないようにすることができる。いくつかの実施形態では、鋭い変化点を使用することができる。様々な実施形態によれば、中間シール部１２９は、円形、楕円形、三角形、台形、多角形または他の任意の形状であってもよい。図３Ａ―Ｂに示すように、中間シール部１２９は円であってもよい。中間シール部１２９は、第１の層と第２の層との間のシールであってもよい。あるいは、中間処理シール部分１２９は、第１の層と第２の層、例えば、シール１１８および／または変化点１２７をシールするシールによって全ての辺が境界付けられた第１の層と第２の層が貼りついていない部分であってもよい。

様々な実施形態によれば、緩やかな変化点が、中間シール部１２９における応力を低減するために使われてもよい。変化点１２７は、フィルム１００に加えられた応力による中間シール部１２９の分離傾向を低減してもよい。様々な実施形態では、容器（例えば、容器５０）として形成されるか、または膨張可能シートとして利用される場合でも、フィルム１００は、圧力が増大した領域（ａｒｅａｓ ｏｆ ｉｎｃｒｅａｓｅｄ ｐｒｅｓｓｕｒｅ）を有してもよい。圧力は、フィルム１００に接触するぎざぎざのアイテム、フィルム１００の屈曲、またはフィルム１００を押し潰して圧力を上昇させることによって生じてもよい。この圧力の増加の下、急激な変化点（ｓｈａｒｐ ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎ）は、シールまたはフィルム１００の裂け目または剥離を引き起こす応力上昇部（ｓｔｒｅｓｓ ｒｉｓｅｒ）であってもよい。中間シール部１２９とシール１１８が互いに対して９０度の角度で配置されている場合、急激な変化点の例があり得る。別の例では、変化点は、シール１２９の内側部分（ｉｎｔｅｒｉｏｒ ｐｏｒｔｉｏｎ）に鈍い曲面を有する変化点１２７を通り、シール１１８からシール１２９に及ぶ曲線に沿って、緩やかであってもよい。いくつかの例では、シール１２９の内側部分が存在しなくてもよい。拡大部分（ｗｉｄｅｎｅｄ ｐｏｒｔｉｏｎ）は、全体にわたって強固なシールであってもよい。他の例では、シール１２９は貼り付けられていない内部を有してもよく、シール部１２９の各辺によって境界が決められていてもよい。

様々な実施形態によれば、シール１２９の内側部分は、開口部１３１を含んでもよい。開口部１３１は、シール上の応力を低減または除去することができる。開口部は、シール１２９内の材料（この材料が、貼り付けられた層または貼り付けられていない層を含むかにかかわらない）が曲がること、及び歪むことを可能にし、それによってシールが裂けたりまたは分離したりする傾向を低減してもよい。

様々な実施形態によれば、開口部１３１は、横方向のシールとは独立したシール部分内に位置してもよい。これらのシールは、エアチャンバ（ａｉｒ ｃｈａｍｂｅｒ）によって完全に取り囲まれていてもよい。パネル１８３（ｐａｎｅｌ １８３）内に位置するシールは一例である。シール部分は、エアチャンバに沿って横方向のシールの間に位置してもよい。開口部は、シールによって取り囲まれてもよい。シールは、第１および第２の層が互いに貼り付けられていない領域を囲んでもよく、開口部は、貼り付けられていない領域に位置してもよい。シールは、第１および第２の層とが互いに隣接する領域を囲んでもよく、開口部は、シールされた領域（ｓｅａｌｅｄ ｒｅｇｉｏｎ）内に位置してもよい。開口部は、第１および第２の層の両方を通って延びてもよい。開口部は、第１の層を貫通して延びる第１開口部と、第２の層を貫通して延び、第１開口部と位置合わせされた第２開口部とを備えてもよい。開口部は、上昇した応力を受ける層の領域に近接していてもよい。シールは、完全に膨張チャンバ内に収容されてもよい。シールは、第１および第２の対向する側面を有してもよく、シールの第１の側面は、第１の膨張チャンバ内に配置され、シールの第２の側面は、第２の膨張チャンバ内に配置される。シールはヒートシール技術によって形成されてもよい。シールは、接着剤を用いて形成されてもよい。開口部は、シールパターン（ｓｅａｌ ｐａｔｔｅｒｎ）の一部によって境界が決められてもよい。開口部は、シールにおける応力を低減するように構成されてもよい。開口部は、パッケージング要素（ｐａｃｋａｇｉｎｇ ｅｌｅｍｅｎｔ）の一方の側から他方の側へ気体を通気するのに十分な大きさであってもよい。開口部は、複数の開口部を備えてもよく、シールパターンは、複数の開口部の各開口部を囲む。

様々な実施形態によれば、フィルム１００は、フィルム１００全体に散在する複数の開口部１３１を有してもよい。開口部１３１は、（上述したような）応力の緩和または通気（ｖｅｎｔｉｎｇ）のうちの１つ以上を提供してもよい。開口部１３１は、壁（ｗａｌｌｓ）を貫通して延びる貫通孔（ｔｈｒｏｕｇｈ ｈｏｌｅｓ）であってもよい。各開口部１３１は、単一の穴であってもよく、例えば、単層またはシールラインにおいて結合した（ｍｅｒｇｅｄ ａｔ ａ ｓｅａｌ ｌｉｎｅ）２層の単一の表面を通って延びるか、または開口部１３１のそれぞれは複数の孔であってもよい。例えば、開口部１３１は、第２の層１０７を貫通する第２の穴とほぼ位置合わせされた第１の層１０５を貫通する第１の穴であってもよい。いくつかの実施形態においては、開口部を通して通気をすることを可能とするために、開口部は、層の間に十分な空気を保持した状態で、位置合わせされていなくてもよい。

開口部は、互いの間またはフレキシブル構造の重要な部分にわたって連続的な断裂を促進しないように構成されてもよい。例えば、これは、ある開口部内の裂け目が次の開口部に伝播する可能性が低いことなどを意味する。この構造は、開口部の互いの位置、別の機構（ｆｅａｔｕｒｅ）に対する各開口部の位置、または開口部の形状によって達成されてもよい。例えば、開口部は、開口部の間の間隔（ｓｐａｃｅ）が、開口部間の連続的に裂けることを防止または制限するように動作可能であるように配置されてもよい。例えば、開口部間の間隔は、開口部幅の２倍、開口部幅の３倍、または開口部幅の４倍より大きくてもよい。明白な形状（ｏｂｖｉｏｕｓ ｓｈａｐｅ）は、通気（ａｉｒ ｐａｓｓａｇｅ ａｎｄ ｖｅｎｔｉｎｇ ）ができるように形成され、かつ、チャンバの分離を促進し、それらがばらばらになるように設計されたのではない開口部である。また、開口部は、膨張中に開いた状態に広がるように設計することができ、所望の換気に応じて幅を変えることができる。別の例では、開口部は、開口部の形状がミシン目を形成しないように、開口部の間が連続的に裂けることを防止または制限するように動作可能な円形であってもよい。別の例では、開口部は、シール境界（ｓｅａｌ ｂｏｕｎｄａｒｉｅｓ）が、開口部間が連続的に裂けることを防止または制限するように、シール境界によって互いに分離される。

様々な実施形態によれば、開口部１３１は、気体がフィルム１００を循環することを可能にする通気口として機能してもよい。例えば、フィルム１００がバッグまたは他の密閉された容器を形成する実施形態では、開口部１３１が通気口を形成してもよい。例えば、開口部１３１は、そこに含まれる有機物質によって生成されたエチレンが出て行って、新鮮な空気が入ることを可能にしてもよい。これらの開口部１３１は、任意の形状の形態を取ってもよい。それらは、図１−２および３Ｅ−３Ｆに示すように細長いスリットであってもよい。スリットはレザーカット（ｒａｚｏｒ ｃｕｔ）によって、鋭い端部の形状とともに作られる幅のようなゼロまたはわずかな幅を有してもよい。スリットは、明白な幅を有する細長い穴であってもよい。それらは多角形であってもよい。それらは、図３Ａに示すように、丸い端部を有してもよいし、または開口部は、鋭いエッジがなくてもよい。開口部は、鈍いエッジを有していてもよい。開口部は、図３Ｂに示すように、「Ｘ」または十字形であってもよい。

様々な実施形態によれば、中間シール部１２９は、層１０５および１０７を貫通する開口部１３１を補強するように構成されてもよい。上述したように、中間シール部１２９は、その領域（例えば、図３Ｃ〜図３Ｈ参照）にわたって強固なシールであってもよく、中間シール部１２９は、貼り付けられていない領域（例えば、図３Ａ〜図３Ｂ参照）の輪郭を示す分離シール部分（ｓｅｐａｒａｔｅ ｓｅａｌ ｐｏｒｔｉｏｎ）であってもよい。開口部１３１は、中間シール部１２９の中央部を貫通していてもよい。このようにして、中間シール部１２９は、開口部１３１が隣接する膨張チャンバ１２０のいずれかを貫通することを防止または制限する。したがって、フィルム１００は、隣接する膨張チャンバ１２０を介して開口部１３１および緩衝材を介して通気を提供するように動作可能である。

図３Ｃ−３Ｄに示すように、中間シール部１２９は、膨張、輸送、出荷、包装、保管、屈曲、折り畳み、拡張（例えば、搬送容器として充填されたり、または積載されたりする状態）、または製品が直面する他の条件下で、構造１００に対する応力を引き起こす力Ｆを受けてもよい。これらの力は、フレキシブル構造１００の第１の層および第２の層を一緒に保持する永続的な、または非永続的なシールを分離する傾向を有していてもよい。これらの力はまた、様々なシールの膨張チャンバ内に裂け目を生じさせる傾向を有していてもよい。開口部は、これらの縦方向の力に由来する応力を緩和してもよい。これらの力Ｆは、開口部の周りでフレキシブル構造を歪ませて、構造体がせん断し（ｓｈｅａｒ）、圧縮し、または張力で伸張することを可能にしてもよい。開口部は、シールにおけるこれらの応力上昇部を緩和する領域における、局所的な増加した歪み（ｌｏｃａｌｉｚｅｄ ｉｎｃｒｅａｓｅｄ ｄｉｓｔｏｒｔｉｏｎ）を可能にしてもよい。この変形は、様々なシールまたはその近位における応力上昇部を緩和してもよい。これらの歪みは、シールまたは壁（ｗａｌｌｓ）の破損の可能性を低減してもよい。これにより、シールの分離および／または膨張チャンバへの裂け目を防止または制限することができる。局所的な変形は、周囲の中間シール部１２９に収容される開口部１３１にかかる応力を増加させてもよい。図３Ｅは、中間シール部と、引張応力（ｔｅｎｓｉｌｅ ｓｔｒｅｓｓ）下にある開口部を示す。図３Ｆは、中間シール部と、せん断応力（ｓｈｅａｒ ｓｔｒｅｓｓ）下にある開口部を示す。

様々な実施形態によれば、開口部は、打ち抜き穴（ｄｉｅ ｃｕｔ ｈｏｌｅ）を含む任意の形状であってもよい。例えば、開口部はスリットであってもよい。スリット（特に長さと両側の鋭い変化点におけるスリット端部と比較して無視できる程度の幅の中にある開口部を形成する長い切れ目）は、スリットのいずれかの端部において応力点（ｓｔｒｅｓｓ ｐｏｉｎｔ）を形成してもよく、それはスリットが裂ける原因となる傾向を有していてもよい。中間シール部１２９は、この傾向を制限し、隣接する開口部および／またはエアチャンバ（ａｉｒ ｃｈａｍｂｅｒ）間の裂け目の伝播を防止または制限してもよい。開口部は円形であってもよく、円形、略円形（ｇｅｎｅｒａｌｌｙ ｒｏｕｎｄ）、楕円形（ｏｂｌｏｎｇ）、楕円形（ｅｌｌｉｐｔｉｃａｌ）、卵型（ｏｖａｌ）、またはほぼ湾曲した境界および／または両側の間に限られた鋭い変化点（ｌｉｍｉｔｅｄ ｓｈａｒｐ ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎｓ）を有してもよい。円形の開口部１３１は、開口部に減少した引裂応力（ｔｅａｒｉｎｇ ｓｔｒｅｓｓ）を与えてもよいが、中間シール部１２９は依然として膨張チャンバ１２０からの隔離と、開口部１３２が膨張チャンバ１２０まで裂けてそれらの空気が抜けないように増大した強度を提供してもよい。

様々な実施形態によれば、フレキシブル構造１００は、中間特徴部（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ ｆｅａｔｕｒｅ）を含むことができる。中間特徴部は、フレキシブル構造上に機能要素（ｆｕｎｃｔｉｏｎａｌ ｅｌｅｍｅｎｔ）を形成するため、チャンバがなく、かつ／または遮断されたチャンバを備えるフレキシブル構造１００の一部であってもよい。これらの機能要素は、可動パネル（ｍｏｖａｂｌｅ ｐａｎｅｌｓ）、開口部（ｏｐｅｎｉｎｇｓ）、窓（ｗｉｎｄｏｗｓ）、フラットパネル（ｆｌａｔ ｐａｎｅｌｓ）、印刷可能パネル（ｐｒｉｎｔａｂｌｅ ｐａｎｅｌｓ）、ハンドル（ｈａｎｄｌｅｓ）、貼付特徴部（ａｔｔａｃｈｍｅｎｔ ｆｅａｔｕｒｅｓ）などを含んでもよい。一例では、中間特徴部は、アクセスパネル１８３であってもよい。アクセスパネルは、残りのフレキシブル構造１００から分離するように動作可能な分離可能境界１８５（ｓｅｐａｒａｂｌｅ ｂｏｕｎｄａｒｙ １８５）を含んでもよい。この分離可能境界１８５は、アクセスパネル１８３によって覆われたフレキシブル構造１００を貫通する開口部を規定してもよい。分離可能境界１８５は、任意の分離可能な構造であってもよい。例えば、分離可能境界１８５は、ミシン目のある境界、またはミシン目のある境界と再シール可能な境界の混合であってもよい。ミシン目のある境界は、分離可能境界１８５において、フレキシブル構造１００から容易に引き裂かれるように動作可能であってもよい。別の例では、分離可能境界１８５は、例えば、ジッパーシール（例えば、ジップロック式密閉）を利用することによって、再シール可能な端部であってもよい。別の例では、分離可能境界１８５は、しばしば圧力感知シール（ｐｒｅｓｓｕｒｅ ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ ｓｅａｌ）と呼ばれる接着シールであってもよい。これらの例の各々において、アクセスパネル１８３は、フレキシブル構造１００の残りの部分から分離可能境界１８５を分離することによって開かれてもよい。分離可能境界は、任意の形態または形状をとってもよい。分離可能境界は、囲まれていても、自由端を有するように開いていてもよい。例えば、分離可能境界は、長方形、円形、三角形、線形などであってもよい。分離可能境界は、パネル１８３に、ドアのように開き、内容物が容器５０の内部から除去されることを可能にしてもよい。例えば、ブドウを取り除くことができてもよい。

分離可能境界１８５は、チャンバ１２０から隔離されていてもよい。例えば、シール１８４は、オフセット距離で分離可能境界１８５と実質的に平行であってもよく、または概ね分離可能境界１８５に続くものであってもよい。このオフセットは、シール１８４がチャンバ１２０から分離することを可能にする。様々な実施形態では、シール１８４はシール１１２と連続していてもよい。他の実施形態では、そのシールは、シール１１２とは別個であって、シール１１２の内部にあってもよい。分離可能境界１８５は、第１の壁または第２の壁の外側（例えば、エッジ１０２、１０６、１０４、１０８またはシール１４１、１４２）からオフセットされていてもよい。分離可能境界１８５は、フィルム１００の内側の部分で始まり、終わってもよい。この方法によれば、ミシン目はフィルム１００のエッジまで引き裂かれず、分離可能境界１８５によって構造体の異なる部分が完全に分離することもない。しかし、上記のような他の弱くなった領域がこれを行う可能性がある。

様々な実施形態によれば、把持部分（ｇｒｉｐｐｉｎｇ ｐｏｒｔｉｏｎ）は、パネル１８３から延びてもよい。把持部分は、パネル１８３においてフレキシブル構造１００の表面から突出する、独立したフラップであってもよい。あるいは、把持部分は、分離可能境界１８５の事前に分離された部分（ｐｒｅ−ｓｅｐａｒａｔｅｄ ｐｏｒｔｉｏｎ）によって規定されてもよい。あるいは、把持部分は、容易に分離されるミシン目の部分によって規定されてもよい。把持部分は、パネル１８３がフレキシブル構造１００から少なくとも部分的に分離されるように、力を受けてパネル１８３を介して分離可能境界１８５に力を伝達するように動作可能であってもよい。

様々な実施形態によれば、パネル１８３は、ヒンジ部（ｈｉｎｇｅ ｓｅｃｔｉｏｎ）を含んでもよい。ヒンジ部は、フレキシブル構造１００の残りの部分と連続するパネル１８３の少なくとも１つのエッジによって規定されてもよい。例えば、パネル１８３の少なくとも１つのエッジは、分離可能境界または任意の分離する特徴を有さない。

分離可能境界１８５は、同じチャンバの２つの部分に広がっていてもよいし、または分かれていてもよい。いくつかの実施形態では、ドアチャンバは、ドアが膨張できるように通路を有する。いくつかの実施形態では、ドアは膨張チャンバを有しないが、見るための平坦な窓（ｆｌａｔ ｗｉｄｏｗ）やラベルを印刷するためのパネルを有する。様々な実施形態によれば、図１に示すシール１８７ａまたは１８７ｂは、 １つ以上のチャンバ１２０ｄを離断させたり（ｉｎｔｅｒｒｕｐｕｔ）、または１つ以上のチャンバ１２０ｎ、１２０ｐを、離断部（ｉｎｔｅｒｒｕｐｔｉｏｎ）を超えて延長させたりする縦方向のシールまたは実質的に縦方向のシール（例えば、縦方向成分およびその方向に対して横方向成分を有してもよい）であり得る。離断は、１つ以上のチャンバ１２０ｄがフレキシブル構造１００の横方向の幅を伸ばすことを妨げてもよい。延長は、第１のチャンバ１２０ｄが離断された後、新しいチャンバ１２０ｎ、１２０ｐにピックアップ（ｐｉｃｋ ｕｐ）を可能にし、フレキシブル材料を横切る残りの横方向の距離にわたって、膨張した緩衝材を延長することを可能にする。小さな間隙１８７ｃが、離断されたチャンバと連続するチャンバとの間に存在してもよい。このようにして、いくつかのチャンバ１２０は、フレキシブル構造の横幅を端部１２４から端部１２２まで延ばすことができる。いくつかのチャンバ１２０ｎ、１２０ｐは、シール１８７ａからまたはシール１８７ａへのみ延びてもよく、いくつかのチャンバ１２０ｄは、１８７ｂへのみ延びてもよい。

様々な実施形態によれば、シール１８７ｂは、断続的シール１２８（ｉｎｔｅｒｍｉｔｔｅｎｔ ｓｅａｌ １２８）においてチャンバ１２０ｄを横方向において終端させてもよい。シール１８７は横方向のシール１１８ｃと交差してもよい。断続的シール１２８は、容器５０の別々の壁の間の折り畳み特徴部（ｆｏｌｄｉｎｇ ｆｅａｔｕｒｅ）であってもよい。断続的シール１２８は、連続しうるシール１８７ｂまで不連続であってもよい。したがって、断続的シール１２８は、断続的シール１２８の横方向の両側においてチャンバ１２０を膨張させることができ、一方、シール１８７ｂは、チャンバ１２０ｄがシール１８７ｂを越えて伸びることを防止または制限することができる。断続的シール１２８およびシール１８７は、フレキシブル構造１００の任意の横方向の位置に沿って配置されてもよい。例えば、それらは、フレキシブル構造１００の半分がそれ自体の上に折り返され得るように、中心線に沿って配置されてもよい。別の例では、それらは横方向距離に沿って４分の１の位置に置かれ、フレキシブル構造が容器５０を形成するために２つの折り目を有することを可能にする。

様々な実施形態によれば、シール１８７ａは、横シール１１８ｃと交差する縦方向のシールであってもよい。様々な実施形態において、横方向のシール１１８ｃは、シール１８７ａと交わる点を超えて不連続であってもよい。シール１８７ａおよび１１８ｃの交差点を越えて、シール１１８ｃの広い部分１３１のみが存在してもよい。この横方向のシール１１８ｃの不連続構造は、チャンバ１２０とチャンバ１２０ｎ、１２０ｐとの間に延びるようにチャネル１１９を提供してもよい。同様のチャネルは、連続するチャンバ１２０ｎ、１２０ｐの間で縦方向に延びてもよい。シール１８７ａは、パネル１８３と断続的シール１２８との間のチャンバ１２０ｎを定める縦方向のシールであってもよい。この実施形態では、第２のシールがチャンバ１２０ｎを終端させてもよい。あるいは、シール１８７ａは、断続的シール１２８の近くのパネル１８３のエッジを規定するシールであってもよい。いずれの実施形態においても、シール１８７ａは、パネルだけを、またはチャンバ１２０ｎとパネルを規定するシール１８４と連続していてもよい。一実施形態では、パネル１８３は、容器５０の１つの壁の全幅に延在してもよい。他の実施形態では、パネル１８３は、エアチャンバ（例えば、チャンバ１２０ｎ）によって１つ以上の側面において境界づけられた容器５０の１つの壁を横切る横方向距離の一部分のみを延ばしてもよい。様々な実施形態において、チャネル１１９は、パネル１８３内のチャンバ１２０ｐを膨張させてもよい。この実施形態では、パネルの内部は、膨張領域と流体連通しており、それにより、パネルに膨張領域および結果として生じる保護機能を提供する。

中間シール１８７ａ、ｂおよび／または他のシールを有するチャンバ１２０ｄおよび／または１２０ｎを破断することにより、パネル１８３をミシン目１８５の開口部から引き裂くプロセスは、隣接する膨張チャンバ１２０、１２０ｎまたは１２０ｐを収縮させない。

これらの例示的な実施形態によって例示されるように、フレキシブル構造は、パネル１８３を一例として、任意の様々な中間特徴部を含んでもよい。チャネル１１９および中間シール（例えば、１８７ａ、ｂ）は、チャネル１２０を中間特徴部のいずれかの側で停止および継続させることができる。中間特徴部がパネル１８３のように全ての側面において境界づけられていない場合、チャネル１１９はまた、中間特徴部に膨張を提供してもよい。中間特徴部の別の例が、非膨張平坦面５０９（ｕｎｉｎｆｌａｔｅｄ ｆｌａｔ ｓｕｒｆａｃｅ ５０９）として、図１０−１２に示されている。この平坦面５０９は、本明細書で意図される実施形態のいずれかに組み込まれてもよい。例えば、それは、パネルからチャンバ１２０ｐを除去し、連続パネル（例えば、１１８ｃ）としてパネルの下に横方向のシールを形成することによって、パネル１８３と置き換えてもよい。様々な実施形態において、チャンバの境界は、拡大された非膨張部分の周りに形成されてもよい。この非膨張部分は、見るための窓を形成したり、製品情報を提供したりするのに十分に大きくてもよい。この非膨張部分は、例えば、１／２インチ×２インチより大きくてもよい。様々な例では、この非膨張部分は、上述した拡張されたシール部分のような、チャンバ間の他の離断部よりも大きくてもよい。しかし、膨張していない部分は、単なる封止より大きな目的を果たすのに十分な大きさの層間のシールであってもよい。この方法によれば、平坦面５０９は膨張可能ではないが、印刷、ラベル、または他の指示情報を受け取ることができる。平坦面５０９は、あるいは、フレキシブルなフィルム１００を通る窓を提供する、透明なものであってもよい。この情報提示面または窓は、仕切りとしての平坦な状態のフレキシブルなフィルム１００に、または本明細書で説明する容器などの形成状態に適用することができる。

様々な実施形態によれば、フレキシブル構造１００はハンドル１５０を含んでもよい。ハンドルは、製品を保持するためにユーザの指を通すように動作可能な任意の領域または開口部であってもよい。ハンドルは、平坦な形態または容器５０のような構造形態のいずれかで、弱くなった領域を形成するか、またはフレキシブル構造１００を通る開口部を切ることによって提供されてもよい。ハンドル１５０は、フレキシブル構造１００の横方向のエッジ１４９の近くに位置してもよい。ハンドル１５０は、ハンドルとして利用されるように動作可能なフレキシブル構造１００の１つ以上のシールされた部分によって規定されてもよい。一例では、外部ハンドルシール１５１は、横方向のエッジ／シール１４９の近くに、または別の所望の位置に位置してもよい。様々な実施形態では、別個の外部ハンドルシール１５１は、縦方向の中心線１２８の周りに、または別の有用な構成でほぼ対称的に位置してもよい。ハンドル１５０は、１つ以上のハンドルシール１５１内に位置する内部ハンドルシール１５３を含んでもよい。外部ハンドルシール１５１と内部ハンドルシール１５３との間の空間は、ハンドルの分離可能な部分を規定してもよい。様々な実施形態において、分離可能な部分は、外部ハンドルシール１５１と内部ハンドルシール１５３との間の空間の周りに少なくとも部分的に延在する脆弱な線１５５であってもよい。脆弱な線１５５が破れて、フィルムを通る開口部が現れてもよい。対称的なハンドル１５０が重なり合っているとき、開口部は整列して、ハンドルとして把持することができる容器５０の一部を生成してもよい。

上記で言及したように、フレキシブル構造は、平坦な構成で使用されてもよく、またはそれは容器５０に形成されてもよい（例えば、図４参照）。容器５０は、フレキシブル構造１００の互いにシールされた２つの別個のシートから形成されてもよく、あるいは、容器５０は、図２Ａおよび図２Ｂに図示されるように、折り畳まれ、一緒にシールされるフレキシブル構造１００の単一シートから形成されてもよい。容器５０はまた、様々な用途が必要とするように、２つ以上の壁を形成するフレキシブル構造１００の任意の数のシートから構成されてもよい。図２Ａは、様々な実施形態に従って折り畳まれるフレキシブル構造の概略図を示す。上述のように、フレキシブル構造１００は、断続的シール１２８に沿って折り畳まれてもよい。この断続的なシールは、任意の数で、任意の場所にあってもよく、その結果、フレキシブル構造１００は、任意の数の折り畳みによって折り畳まれてもよい。様々な実施形態において、フレキシブル構造１００は、図２Ａの例に図示するように、中心線に沿って折り畳まれてもよい。このようにフレキシブル構造１００を折り畳まれて、エッジ１０２、１０６および１０４、１０８を位置合わせすることができる。フレキシブル構造１００を折り畳まれると、第１の壁および第２の壁は複数のシールに沿ってシールされてもよい。例えば、図２Ｂに示すように、これらのシールは、上部シール１４５、外部縦シール１４２、内部縦シール１４１、および底面シール１５９のうちの１つ以上を含んでもよい。シール１４５と同様の第２の横方向のシールが、横方向のエッジ１４９に沿って追加的に形成されてもよい。第２の移送シール（Ｔｈｅ ｓｅｃｏｎｄ ｔｒａｎｓｆｅｒ ｓｅａｌ）は、シール１４５の代わりとなるシールであってもよい。いくつかの実施形態では、ハンドルは、１５０において一緒にシールされてもよい。これらのシールは、生産物または他の内容物が容器５０に入れられた後に作られてもよい。シールは、機械的な取り付け（例えば、ジップ式）、熱によるもの、接着剤によるもの、または当該技術分野で知られている他の方法で作られてもよい。容器５０の第１の壁および第２の壁は、図２Ａに示す接着シールに沿ってシールされてもよい。例えば、第１の壁５０ａ上のシールは、シール１４１ａ、１４２ａ、１５９ａ、１５０ａおよび１４５ａの１つまたはそれ以上を含んでもよい。第２の壁５０ｂ上のシールは、シール１４１ｂ、１４２ｂ、１５９ｂ、１５０ｂ、および１４５ｂの１つ以上を含んでもよい。シールは、容器５０の内部１４７を規定する貼りついていない部分（ｕｎａｔｔａｃｈｅｄ ｐｏｒｔｉｏｎ）の周囲に境界を形成してもよい。内部１４７は、生産物または他の内容物を受け取ってもよい。シール１４１ａ、１４２ａ、１５９ａ、１５０ａ、１４５ａ、１４１ｂ、１４２ｂ、１５９ｂ、１５０ｂ、および１４５ｂは、複数のフィルムの層からなる壁を繋げるように動作可能である。したがって、これらのシールは、必ずしも層１０５、１０７の間に延在する必要はないが、そうしてもよい。これらのシールは、層１０５から層１０５まで、または層１０７から層１０７までしか延びず、そのようにして、容器の壁を形成する。接着剤が使用される状況では、接着剤は、例えば１４１ａおよび１４１ｂなどの「ａ」および「ｂ」位置のそれぞれに配置されてもよいことに留意すべきである。接着剤は、紫外線（ＵＶ）硬化性接着剤のような任意の種類の接着剤であってもよいが、これに限られるものではない。しかし、それは１４１ａのような、これらの位置の１つにのみ配置されてもよく、構造１００が折り畳まれるとき、シールが両方の位置に形成されるように、１４１ａは１４１ｂと位置合わせされてもよい。これは１４２ａ、ｂ、１５９ａ、ｂ、１４５ａ、ｂにも当てはまる。

図４は、様々な実施形態による膨張したフレキシブル構造の内部に収容された包装された生産物を示す。図示されるように、包装された生産物３００の量は、ここでは容器５０として示されるフレキシブル構造によって互いに分離されてもよい。チャンバ１２０は、生産物３００を保護する。開口部１３１は、生産物３００に通気を提供する。タブ１８７は、上述のように生産物３００へのアクセスを提供する。ハンドル１５０は、生産物３００の運搬を可能にする。

様々な実施形態によれば、任意の生産物は、フレキシブル構造１００と共に包装されてもよい。しかし、ある種の製品をフレキシブル構造１００で包装することは、製品の寿命を著しく延ばす可能性がある。例えば、粘弾性を有する生産物は、フレキシブル構造１００によって保護されることができ、その構造的性質のために生産物にしばしば生じる損傷を低減する。損傷はまた、エチレンなどの特定のガスを放出する傾向があるので、フレキシブル構造１００内の通気は、ガスを循環させることによって生産物にさらに利益をもたらしうる。これは、摘み取った後に熟成を続け、したがってエチレンによる熟成促進の影響を受けやすいクリマクテリック型果実において望ましい。レタスなどの葉も、この熟成過程の影響を受けやすい。生産物の傷／損傷（ｂｒｕｉｓｉｎｇ／ｄａｍａｇｅ）を減らし、エチレンを排出することにより、生産物内の酵素を作る遺伝子への影響が低減される。これにより、熟成反応を引き起こす酵素の作用が低減される。これらのカテゴリーに入る可能性のある生産物は、ブドウ、リンゴ、レタス、ジャガイモ、タマネギ、バナナ、および当技術分野で公知の他のものである。各容器５０は、１／２ポンドから５ポンドのフルーツを含んでもよい。例えば、各容器は約１／２ポンドから２ポンドの果物を含んでもよい。

図５Ａ−Ｂは、様々な実施形態による複数の膨張したフレキシブル構造内に収容されたグループ包装された生産物を示す。図示のように、フレキシブル構造１００は、容器５０ａ、ｂ、ｃに形成されてもよい。これらの容器は、一緒に、１つの束に包装されてもよい。図５Ａは、ハンドルにサポート（ｓｕｐｐｏｒｔ）を加える単一の構造的ハンドル５１と共に組み合わされた２つの容器５０ａ、ｂを示す。構造的ハンドル５１は、複数の容器を一緒に保持し、ハンドルに支持を加えることができるボール紙、プラスチックまたは任意の他の既知の輸送材料であってもよい。構造的ハンドル５１は、同定および情報目的のためのラベル表面としての役割を果たしてもよい。図５Ｂは、組み合わせられたツリーコンテナ（ｔｒｅｅ ｃｏｎｔａｉｎｅｒｓ）５０ａ、ｂ、ｃのチェーンを示す。様々な実施形態において、フレキシブル構造は、それらを互いに分離することなく、充填およびシールすることができる。図１は、２つの接続されたフレキシブル構造１００ａ、１００ｂを示す。接続されたフレキシブル構造を充填してシールすることによって、接続された容器５０ａ、ｂ、ｃのチェーンを形成されてもよい。これにより、産業における出荷および購買の側面が簡素化されうる。あるいは、構造は分離され、構造的ハンドル５１ａ、ｂ、ｃを介して再接続されてもよい。

包装された生産物は、バルクコンテナ（ｂｕｌｋ ｃｏｎｔａｉｎｅｒｓ）に入れて輸送、収容、または展示されてもよい。図６ＡーＢは、様々な実施形態による、複数の膨張したフレキシブル構造内に収容され、木箱（ｃｒａｔｅ）内に格納された包装された生産物を示す。コンテナ５０が生産物を保護することにより、図６Ｂに示すように、生産物を木箱により深く積み重ねることができる。このようにして、生産物は、より大きなコンテナによって出荷され、収容され、展示されることができ、産業においてさらなる効率化を可能にする。

図７は、膨張可能なフレキシブル構造のシールに使用する膨張可能包装シーリング装置（ｉｎｆｌａｔａｂｌｅ ｐａｃｋａｇｉｎｇ ｓｅａｌｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）１０１の一例を示す。膨張シーリング装置（ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ａｎｄ ｓｅａｌｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）１０１は、チャンバ１２０を膨張させることによって、膨張していない材料であるフレキシブル構造１００を一連の膨張したピローまたは緩衝材に変換するように操作されうる。図７に示すように、膨張していないウェブ１００は、バルク量で供給される（ｂｕｌｋ ｑｕａｎｔｉｔｙ ｏｆ ｓｕｐｐｌｙ）、膨張していない材料であってもよい。例えば、膨張していないフレキシブル構造１００が、ロール上にバルク形態（ｂｕｌｋ ｆｏｒｍ）で提供されて、装置１０１によって膨張させてシールされてもよい。例えば、膨張していない材料のバルク量は、材料１３４のロールであってもよい。フレキシブル構造１００は、内側支持管（ｉｎｎｅｒ ｓｕｐｐｏｒｔ ｔｕｂｅ）１３３の周りに巻かれてもよい。

膨張シーリング装置１０１は、バルク材料支持体１３６を含んでもよい。膨張していない材料のバルク量は、バルク材料支持体１３６によって支持されてもよい。例えば、バルク材料支持体は、固定表面（ｆｉｘｅｄ ｓｕｒｆａｃｅ）または複数のローラによって提供され得る膨張していない材料を保持するように動作可能なトレイであってもよい。材料のロールを保持するために、トレイはロールの周りで凹状（ｃｏｎｃａｖｅ）であってもよいし、ロールがトレイ上に懸架された状態では、凸状（ｃｏｎｖｅｘ）であってもよい。バルク材料支持体は、ウェブを吊るす複数のローラを含んでもよい。バルク材料支持体は、ウェブ材料１３４のロールの中心を収容する単一のローラを含んでもよい。材料１３４のロールは、材料１３４のロールのコア１３３を通過するスピンドルのように、バルク材料支持体１３６上に吊り下げられてもよい。典型的には、ロールのコアは、段ボールまたは他の適切な材料で作られる。

様々な実施形態によれば、ノズルは、横方向の端部においてウェブ１００を膨張させるだけでなく、縦方向の端部の間の任意の横方向の距離に位置する膨張チャネルと係合してもよい。すなわち、膨張シーリング装置１０１は、中央のチャネルを、膨張チャネルの両方の横方向において、チャンバで充填する。ウェブ１００は、フレキシブル構造１００の中央膨張チャネル１１４を膨張領域１４２内のノズルと整列させるように、材料支持体１３６およびオーバーガイド１３８の上を転がってもよい。

膨張シーリング装置１０１は、ウェブ１３４がロール１３４からほどかれると、ウェブ１００が連続的に膨張するように構成されてもよい。ロール１３４は、連続して配置された複数の膨張チャンバ１２０を含んでもよい。ウェブ材料１００からの膨張したピローの製造を開始するために、ウェブ１００の膨張開口部１１６は、膨張領域１４２における膨張ノズルのような膨張アセンブリ（ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ａｓｓｅｍｂｌｙ）の周りに挿入される。ウェブ１００は、膨張ノズルに対して横方向に延びるチャンバ１２０と、膨張ノズル上の出口とを有する膨張ノズル上を前進する。ノズルの半径方向の側部（ｒａｄｉａｌ ｓｉｄｅ）および／または上流側の先端（ｕｐｓｔｒｅａｍ ｔｉｐ）に配置され得る出口は、例えば、チャンバ１２０を膨張させるため、ウェブ１００が材料の経路（ｍａｔｅｒｉａｌ ｐａｔｈ）を長手方向に進むにつれて、ノズル本体からの流体をチャンバ１２０に導く。次いで、膨張したウェブ１００は、シール領域１７４内のシーリング機構によってシールされ、膨張したピローまたは緩衝材のチェーンを形成する。

膨張ノズルは、加圧空気のような流体を流体経路に沿ってノズル出口（ｎｏｚｚｌｅ ｏｕｔｌｅｔｓ）を通って膨張していないウェブ材料に入れ、材料を膨張したピローまたはチャンバ１２０に膨張させる。膨張ノズルは、流体源（ｆｌｕｉｄ ｓｏｕｒｃｅ）をノズル出口に流体接続する（ｆｌｕｉｄｌｙ ｃｏｎｎｅｃｔｓ）ノズル膨張チャネルを含んでもよい。他の構成では、流体は、他の適切な加圧ガス、発泡体、または液体であってもよいことが理解される。ウェブ１００は、ウェブを膨張シーリングアセンブリ（ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ａｎｄ ｓｅａｌｉｎｇ ａｓｓｅｍｂｌｙ）１０３に導く膨張ノズル上に供給される。ウェブ１００は、材料経路に沿った下流方向に、駆動機構、例えば、駆動装置またはシーリングドラム（ｓｅａｌｉｎｇ ｄｒｕｍ）または駆動ローラによって、膨張シーリング装置１０１を通って前進しまたは駆動される。

ウェブ供給領域１６４を通って供給された後、第１および第２の層１０５、１０７はシーリングアセンブリによって一緒にシールされ、シーリングドラムを出る。シーリングドラムは、２つの層１０５、１０７を溶融、融着、接合、結合、または一体化する熱電対などの加熱要素、または他のタイプの溶接またはシーリング要素を含んでもよい。ウェブ１００は、シーリングアセンブリを通って材料経路に沿って連続的に前進し、第１および第２の層１０５、１０７を一緒にシーリングすることによってウェブに沿って連続的な縦方向のシールを形成するためシーリング領域１７４でシーリングドラムを通過し、シーリング領域から出る。様々な実施形態では、膨張シーリング装置１０１は、縦方向の膨張ノズルの周りを受けて閉じる膨張チャネルが使用される場合には、膨張ノズルからウェブを切断するための切断アセンブリ（ｃｕｔｔｉｎｇ ａｓｓｅｍｂｌｙ）をさらに含む。

様々な実施形態によれば、膨張シーリング装置は、２つ以上のベルトを有することができる。例えば、１つのベルトが様々なローラを駆動し、２つ目のベルトがウェブをシーリングドラムに挟んでもよい。様々な実施形態において、膨張シーリング装置はベルトを有していなくてもよい。例えば、シーリングドラムは、ウェブを固定プラットフォーム（ｓｔａｔｉｏｎａｒｙ ｐｌａｔｆｏｒｍ）に挟んで、同時に膨張シーリング装置を介してウェブを送って（ｄｒｉｖｅ ｔｈｅ ｗｅｂ）もよい。

様々な実施形態によれば、これに限られるものでないが、ノズル、ブロワシーリングアセンブリ（ｂｌｏｗｅｒ ｓｅａｌｉｎｇ ａｓｓｅｍｂｌｙ）、および駆動機構、ならびにそれらの様々な構成要素または関連するシステムを含む、膨張シーリング装置１０１内で利用され得るこれらの構成要素および他の構成要素は、例えば、それぞれ参照により組み込まれた米国特許第８，０６１，１１０号、米国特許第８，１２８，７７０号、米国特許公報第２０１４／０２６１７５２号、および米国特許公報第２０１１／０１７２０７２号などの組み込まれた引用文献に記載された様々な実施形態において開示されたように構成され、位置し、動作可能である。本明細書で論じる実施形態はそれぞれ、組み込まれた引用文献の様々なシーリング装置および／または他の膨張シーリング装置に組み込まれ使用されてもよい。例えば、本明細書または組み込まれた引用文献で論じられた任意の機構は、組み込まれた引用文献に記載されたウェブまたはフィルム材料であるフレキシブル構造１００の膨張およびシーリングに使用されてもよい。

上述したように、フレキシブル構造はヒートシールまたは接着シールされてもよい。さらに、フレキシブル構造は折り曲げられて容器の第１および第２の壁を形成することができ、これらの壁はヒートシールまたは接着シールによって一緒にシールされてもよい。あるいは、第１の壁および第２の壁は、ヒートシールまたは接着シールによって共にシールされ得る別個のフレキシブル構造として形成されてもよい。このように、ヒートシールのための上記機構およびプロセスは、範囲を限定することを意図するものではなく、タスクを実行するための例示のプロセスおよび装置の説明を提供するだけである。フレキシブル構造または容器を形成する壁の接着シールは、当該技術分野で公知の任意の方法によって実施されてもよい。

一実施形態によれば、膨張チャンバを通る断面図である図８に示すように、膨張容器（ｉｎｆｌａｔａｂｌｅ ｃｏｎｔａｉｎｅｒ）５０１の一部は、膨張チャンバ５０１を含んでもよい。膨張チャンバ５０１は、様々な形状をサポートするように長さが変化してもよい。膨張チャンバ５０１は、生産物の容器のような容器の任意の側面を形成するのに適した長さ５０２であってもよい。長さ５０２は、形状に応じて増減してもよい。例えば、長さ５０２は、設定された量の生産物の周囲を包むように十分長くてもよい。外表面５０３は、生産物と接触し、各包装を別の包装から分離してもよい。構造体の内部容積部５０４は、膨張ガスを保持してもよい。ガスは、チャンバ５０１に剛性を加え、それによって構造部材の代わりとなってもよい。膨張チャンバ５０１はまた、生産物の貯蔵寿命を延ばすための熱バリアとしての役割を果たしてもよい。シール５０５は、加熱された要素を用いて共に溶接されてもよい。一連の開口部５０６がシール５０５を通して提供され、生産物からガスが排出されるようにしてもよいし、生産物が開口部を通して輸送中および販売時に和らげられても（ｂｅ ｗａｔｅｒｅｄ ｄｏｗｎ）よい。開口部は互いに接近していてもよいが、互いの間に裂け目の伝播を制限または防止するように丸い端部を有してもよい。

図９は、様々な実施形態における構造的形状を形成するためにエンボス加工された（ｅｍｂｏｓｓｅｄ）フィルムシートを示す。２枚の層はシールされ、その２つの間に空気を閉じ込めてもよい。このアセンブリは、生産物などの内容物を保護するための容器または仕切りの壁として使用することができる。複数のシートを組み合わせてコンテナを形成することができる。チャンバ端部５０３が、チャンバの端部をシールするために設けられてもよい。図９に示すように、２つのシートの半分を別々に形成し、次いで一緒にヒートシールされてもよい。

様々な実施形態によれば、容器として形成された包装構造を示す図１０Ａ−Ｂに示すように、チャンバ５０１は、容器の内部貯蔵領域（ｉｎｔｅｒｉｏｒ ｓｔｏｒａｇｅ ａｒｅａ）を規定する円形の輪として形成されてもよい。様々な実施形態において、平坦なフレキシブル構造は、図１０Ａ−Ｂの円形形状に曲げられてもよい。膨張チャネル５１４は、ハンドル５０７の近くにまで伸びていてもよい。エンドキャップ５０６は、容器の側面を収容するために適用されてもよい。中間特徴部５０９は、チャンバ５０１を離断することによって容器の一方の側面に形成されてもよい。この特徴は、平坦なラベル、窓、アクセスポイントなどであってもよい。特徴部５０９は、ラベルの歪みまたは窓を通る光の透過を減少させるように、平坦であってもよい。ハンドル５０７は、チャンバ５０１の終点として含まれてもよい。チャンバ端部５０３は、容器の底に配置されてもよい。サイドパネル５０５は、チャンバ５０３を形成するフレキシブル構造にシールされてもよい。別のサイドパネルは、チャンバ５０３を形成するフレキシブル構造に円筒形状（ｃｙｌｉｎｄｒｉｃａｌ ｓｈａｐｅ）を提供してもよい。

様々な実施形態によれば、包装構造の代替案を示す図１０Ａ−Ｂおよび１１を参照すると、チャンバは、様々な輸送構造を提供するように構成することができる。図１０Ｂは、ハンドル５０７に対して鉛直又は垂直（ｖｅｒｔｉｃａｌ ｏｒ ｐｅｒｐｅｎｄｉｃｕｌａｒ）であるチャンバを示す。側壁に示される折り目線（ｃｒｅａｓｅ ｌｉｎｅｓ）は、その構造を平坦な形状から３次元形状にすることによって形成される。図１１は、ハンドル５０７に対して水平または平行なチャンバを示す。

本出願の明細書において具体的に特定された任意のおよび全ての参考文献は、参照によりその全体が本明細書に明確に組み込まれる。本明細書で使用される「約」という用語は、一般に、対応する数およびある範囲の数の両方を指すと理解される。さらに、本明細書におけるすべての数値範囲は、範囲内の各整数全体を含むと理解される。

本明細書で論じられる様々な実施形態は、段ボールに代わることができるコスト競争の激しい超構造（ｓｕｐｅｒ ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ）を提供する。本明細書で論じる様々な実施形態は、生産物の洗浄および包装を行うとき水を排出することができ、最終製品を改善することができる。さらに、本明細書で論じられる様々な実施形態は、製造効率を改善する。例えば、本明細書で論じる様々な実施形態は、簡略化、自動化、および圧縮のためにリールを取り外すために使用される、予め膨らませた「リール上の袋（ｂａｇｓ ｏｎ ａ ｒｅｅｌ）」として提供されてもよく、または本明細書で論じる様々な実施形態は、包装製品の出荷バルク（ｓｈｉｐｐｎｇ ｂｕｌｋ）を減らすために、膨張されてシールされる準備ができたリール上の膨張していない材料として提供されてもよい。本明細書で論じられる様々な実施形態はまた、製品包装上の印刷および／または広告の簡略化に役立つ。本明細書で論じられる様々な実施形態は、出荷される製品に対する損傷を最小限に抑えることができる保護バリアを提供する。生産物の腐敗が傷と特定のガスの閉じ込めに直接関連するので、本明細書で論じる様々な実施形態は、これらの問題の両方に対処し、生産物の寿命を延ばすことができる。

Claims (56)

1. 第１のフィルム層と、前記第１の層に重ねられた第２のフィルム層と、
   前記第１及び第２のフィルム層の間の、流体で膨張可能であり流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定するために、前記第１及び第２の層を互いにシールする複数のシールを含むシールパターンと、を含み、
   開口部が前記第１及び第２の層の少なくとも１つを通って延び、
   前記シールパターンは前記膨張チャンバから前記開口部の対向する側面を分離する膨張可能な包装要素。
2. 前記開口部は前記シールによって取り囲まれる請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
3. 前記シールは、前記第１及び第２の層が互いに貼り付けられていない領域を囲み、
   前記開口部は前記貼り付けられていない領域に位置する請求項２に記載の膨張可能な包装要素。
4. 前記シールは、前記第１及び第２の層が互いに隣接する領域を囲み、
   前記開口部は、シールされた領域に位置する請求項２に記載の膨張可能な包装要素。
5. 前記開口部は、前記第１及び第２の層の両方を通って延びる請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
6. 前記開口部は、
   前記第１の層を通って延びる第１の開口部と、
   前記第２の層を通って延び、前記第１の開口部と位置合わせされた第２の開口部とを含む請求項５に記載の膨張可能な包装要素。
7. 前記開口部は、上昇した応力を受ける前記層の領域に近接している、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
8. 前記シールは、前記膨張チャンバ内に完全に収容されている、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
9. 前記シールは、第１及び第２の対向する側面を有し、
   前記シールの前記第１の側面は、第１の膨張チャンバ内に配置され、前記シールの前記第２の側面は、第２の膨張チャンバ内に配置される、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
10. 前記シールはヒートシール技術によって形成される、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
11. 前記シールは、接着剤を使用して形成される、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
12. 前記開口部は、前記シールパターンの一部によって境界が決められている、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
13. 前記開口部は、前記シールにおける応力を低減するように構成されている、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
14. 前記開口部は、前記包装要素の一方の側から他方の側へ気体を通気するのに十分な大きさである、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
15. 前記開口部が複数の開口部を含み、前記シールパターンが前記複数の開口部の各開口部を取り囲む、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
16. 前記シールパターンは、互いに分離された複数のシールを含み、
    前記中間シールの各々は、前記複数の開口部の１つを取り囲む、請求項１５に記載の膨張可能な包装要素。
17. 前記第１及び第２の層は第１の壁を形成し、
    前記膨張可能な包装要素は、バッグ内部を有するバッグを規定するために前記第１の壁に接続された第２の壁をさらに含む、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
18. 前記バッグ内部に収容された農産物をさらに含む、請求項１７に記載の膨張可能な包装要素。
19. 前記第１及び第２のフィルム層は連続した壁を形成し、
    前記第１の壁および前記第２の壁は、前記連続した壁をｃフォールドに折り畳むことによって形成される、請求項１７に記載の包装製品。
20. 前記第１の壁はアクセスパネルを備え、
    前記アクセスパネルは、前記バッグ内部へのアクセスを提供するために、前記第１の壁の残りの部分から分離可能である請求項１７に記載の包装製品。
21. 第１のフィルム層と、前記第１の層に重ねられた第２のフィルム層と、
    前記第１及び第２のフィルム層の間の、流体で膨張可能であり流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定するために、前記第１及び第２の層を互いにシールする複数のシールを含むシールパターンと、を含み、
    開口部が前記第１及び第２の層の少なくとも１つを通って延び、
    前記シールパターンは前記膨張チャンバから前記開口部の対向する側面を分離する膨張可能な包装要素。
22. 前記開口部は前記シールによって取り囲まれる請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
23. 前記シールは、前記第１及び第２の層が互いに貼り付けられていない領域を囲み、
    前記開口部は前記貼り付けられていない領域に位置する請求項２２に記載の膨張可能な包装要素。
24. 前記シールは、前記第１及び第２の層が互いに隣接する領域を囲み、
    前記開口部は、シールされた領域に位置する請求項２２に記載の膨張可能な包装要素。
25. 前記開口部は、前記第１及び第２の層の両方を通って延びる請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
26. 前記開口部は、
    前記第１の層を通って延びる第１の開口部と、
    前記第２の層を通って延び、前記第１の開口部と位置合わせされた第２の開口部とを含む請求項２５に記載の膨張可能な包装要素。
27. 前記開口部は、上昇した応力を受ける前記層の領域に近接している、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
28. 前記シールは、前記膨張チャンバ内に完全に収容されている、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
29. 前記シールは、第１及び第２の対向する側面を有し、
    前記シールの前記第１の側面は、第１の膨張チャンバ内に配置され、前記シールの前記第２の側面は、第２の膨張チャンバ内に配置される、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
30. 前記シールはヒートシール技術によって形成される、請求項１に記載の膨張可能な包装要素。
31. 前記シールは、接着剤を使用して形成される、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
32. 前記開口部は、前記シールパターンの一部によって境界が決められている、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
33. 前記開口部は、前記シールにおける応力を低減するように構成されている、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
34. 前記開口部は、前記包装要素の一方の側から他方の側へ気体を通気するのに十分な大きさである、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
35. 前記開口部が複数の開口部を含み、前記シールパターンが前記複数の開口部の各開口部を取り囲む、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
36. 前記シールパターンは、互いに分離された複数のシールを含み、
    前記中間シールの各々は、前記複数の開口部の１つを取り囲む、請求項２５に記載の膨張可能な包装要素。
37. 前記第１及び第２の層は第１の壁を形成し、
    前記膨張可能な包装要素は、バッグ内部を有するバッグを規定するために前記第１の壁に接続された第２の壁をさらに含む、請求項２１に記載の膨張可能な包装要素。
38. 前記バッグ内部に収容された農産物をさらに含む、請求項２７に記載の膨張可能な包装要素。
39. 前記第１及び第２のフィルム層は連続した壁を形成し、
    前記第１の壁および前記第２の壁は、前記連続した壁をｃフォールドに折り畳むことによって形成される、請求項２７に記載の包装製品。
40. 前記第１の壁はアクセスパネルを備え、
    前記アクセスパネルは、前記バッグ内部へのアクセスを提供するために、前記第１の壁の残りの部分から分離可能である請求項２７に記載の包装製品。
41. 互いに協働して壁を形成するためのシールによって互いにシールされた第１及び第２のフィルム層を含むフレキシブルな緩衝材であって、
    前記シールは、前記第１及び第２の層との間に、流体で膨張可能であり、流体を収容するように構成された膨張チャンバを規定し、
    複数の開口部が両方の層を通って延び、それにより壁を横断する通気孔を提供するフレキシブルな緩衝材と、
    前記壁に隣接して配置され、前記膨張チャンバによって衝撃を和らげられ、前記開口部によって通気される農産物と、を含む包装された製品。
42. 前記膨張チャンバは、複数の膨張チャンバを含む、請求項４１に記載の包装された製品。
43. 前記第１及び第２の層を接続する１つ以上の前記シールは、前記膨張チャンバと流体連通する膨張領域を規定し、前記膨張領域は、膨張ノズルを受け、前記膨張ノズルからの前記流体を前記膨張チャンバに向けるように構成された請求項４２に記載の包装された製品。
44. 前記複数の開口部は、前記第１及び第２の層の両方を通って伸びる、請求項４１に記載の包装された製品。
45. 前記複数の開口部は、前記膨張チャンバの外側に配置される、請求項４１に記載の包装された製品。
46. 前記複数の開口部は、前記シールにおける応力を低減するように構成されている、請求項４１に記載の包装された製品。
47. 前記複数の開口部は、一方の壁から他方の壁へ気体を通気するのに十分な大きさである、請求項４１に記載の包装された製品。
48. 前記壁は第１の壁であり、前記フレキシブルな緩衝材は、バッグ内部を有するバッグを規定するために前記第１の壁に接続した第２の壁をさらに含み、
    前記農産物は前記バッグ内部に位置する請求項４１に記載の包装された製品。
49. 前記第１及び第２の壁は、前記バッグ内部を規定するために、３つの側面に接続される、請求項４８に記載の包装された製品。
50. 前記第１及び第２の壁は、前記バッグ内部を囲むために前記第４の壁に接続される請求項４９に記載の包装された製品。
51. 前記第２の壁は、前記流体により膨張可能であり、かつ前記流体を収容するように動作可能な別の膨張チャンバを規定する別の1つ以上のシールにおいて互いにつなげられた第３及び第４のフィルム層によって規定される請求項４８に記載の包装された製品。
52. 前記第１および第２のフィルム層が連続した壁を形成し、前記第１の壁および前記第２の壁が、前記連続した壁をｃフォールドに折り畳むことによって形成される、請求項４８に記載の包装された製品。
53. 前記第１の壁はアクセスパネルを備え、
    前記アクセスパネルは、前記バッグ内部へのアクセスを提供するために、前記第１の壁の残りの部分から分離可能である請求項４８に記載の包装された製品。
54. 前記アクセスパネルは、ミシン目を入れたまたは再シール可能な端部によって規定される境界において前記第１の壁の残りの部分から分離可能である、請求項４８に記載の包装された製品。
55. 前記農産物がブドウを含む、請求項４８に記載の包装された製品。
56. 前記第１および第２の壁は、接着剤で互いに接続されている、請求項４８に記載の包装された製品。