JP2017523993A - 強化された感覚的経験を有する口腔ケア組成物 - Google Patents

強化された感覚的経験を有する口腔ケア組成物 Download PDF

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Abstract

利用者が口腔に第1の口腔用組成物及び第2の組成物を適用する、口腔ケアレジメン。第1の組成物は、歯磨剤であり得、かつフッ化第一スズを含有し得、第2の組成物は、ゲルであり得、かつ過酸化水素を含有し得る。このレジメンは、持続する清浄な感覚を提供することができる。

Description

本発明は、口腔ケアレジメンを対象とし、具体的には、持続的な清浄感を提供する口腔ケアレジメンを対象とする。
人々は、自身の笑顔、並びに自身の歯及び口腔の健康を改善する方法を常に求めている。多くの人にとって、練り歯磨き、ゲル、及び/又はリンスのような口腔ケア組成物を使用することが、改善方法の第1段階である。これらの口腔ケア組成物は、着色の低減、ホワイトニング、及び口臭除去等の美容的利益から、歯石の低減及び抗菌特性等の健康上の利益まで、広範囲にわたる利益を提供することができる。
残念ながら、望ましい健康上の利益を提供する、亜鉛塩、スズ塩、カリウム塩、及び/又は銅塩といった成分は、全体的な味及び利用者の経験に悪影響を及ぼし得る。消費者は、口腔ケア製品の味が渋く、使用後長時間にわたって飲食物の味に悪影響があると不満を述べることが多い。
望ましい健康上の利益及び美容上の利益を提供することができ、同時に利用者の口内に清涼感、清浄感、及びすっきり感をもたらす感覚的利益を提供する、口腔ケアレジメンが必要とされている。
(a)第1の口腔ケア組成物を約30秒間〜約2分間、口腔に適用する工程であって、第1の組成物はフッ化第一スズを含み、第1の組成物は、歯磨剤であり、かつ直鎖ポリリン酸塩を実質的に含まず、第1の組成物は、口腔内で渋く乾いて感じる、工程と、(b)第1の組成物を口腔から喀出する工程と、(c)第2の口腔ケア組成物を約30秒間〜約2分間適用する工程であって、第2の口腔ケア組成物は、約0.1%〜約6%の過酸化水素を含み、第2の組成物は、ゲルであり、かつ研磨剤を実質的に含まず、第2の組成物は、口腔内で冷たく感じる、工程と、を含み、第1の口腔ケア組成物及び第2の口腔ケア組成物は、歯ブラシを用いて適用され、口腔は、第1の口腔ケア組成物の適用と第2の口腔ケア組成物の適用との間に濯がれず、レジメンは、持続的な清浄感を提供する、口腔ケアレジメン。
(a)フッ化第一スズを含む第1の口腔ケア組成物を収容する第1のディスペンサーであって、第1の組成物は、歯磨剤であり、かつ直鎖ポリリン酸塩を実質的に含まず、第1の組成物は、口腔内で渋く乾いて感じる、第1のディスペンサーと、(b)約0.1%〜約6%の過酸化水素を含む第2の口腔ケア組成物を収容する第2のディスペンサーであって、第2の組成物は、ゲルであり、かつ研磨剤を実質的に含まず、第2の組成物は、口腔内で冷たく感じる、第2のディスペンサーと、(c)第1の組成物の適用と第2の組成物の適用との間に喀出は行うが濯ぎは行わないように利用者に指示する説明書であって、説明書は、第1の組成物と第2の組成物を併用するように利用者に指示する、説明書を含む、キット。
本明細書は、本発明の主題を具体的に指摘し別々に特許請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の説明を添付の図面と併せて参照することにより更に容易に理解できると考えられる。
Colgate(登録商標)Cavity Protection練り歯磨きと比較した、2段階レジメンのDescriptive Profile Panel(DPP)の冷感強度を示す。 Colgate(登録商標)Cavity Protection練り歯磨きと比較した2段階レジメンのDescriptive Profile Panel(DPP)の全体的に清浄な口内感覚を示す。
亜鉛塩、スズ塩、カリウム塩、及び/又は銅塩等、口腔ケア組成物に一般的に見られる成分は、望ましい健康上の利益を提供することができるが、全体的な味及び利用者の感覚的な体験に悪影響も及ぼし得る。消費者は、多くの口腔ケア製品が渋すぎ、使用後に長時間飲食物の味に悪影響を及ぼすと感じている。
利用者がまずフッ化物塩を含有する第1の口腔ケア組成物で歯磨きした後、喀出するが濯ぎは行わず、その後すぐに過酸化水素を含有する第2の口腔ケア組成物で歯磨きするという2段階口腔ケアレジメンにより、利用者の求める健康上及び美容上の利益を提供し、同様に特有の感覚的体験を提供することができることがわかった。
一例では、第1の口腔ケア組成物は、抗菌効果を含む健康上の利益を提供することができ、シリカ等の研磨剤及びフッ化第一スズ等のフッ化物塩を含有し得る。第2の口腔ケア組成物は、着色の制限、ホワイトニング、及び/又は口臭除去効果を含む美容上の利益を提供することができ、過酸化水素等の過酸化物を含有し得る。一例では、第2の組成物は、口腔ケアゲルとすることができ、フッ化物塩又は研磨剤を含有しない。
一例では、利用者は、第1の組成物を歯ブラシに分与することができ、続いて所定の時間にわたり歯磨きレジメンの一部として第1の組成物を口腔に適用することができる。一例では、第1の組成物は、約1分間使用され得る。一例では、第1の組成物は、使用中に発泡し得る。第1の組成物の使用後に、利用者は、場合によっては第1の組成物を喀出してもよい。しかしながら、一例では、利用者は濯いではならない。次いで、利用者は、第2の組成物を歯ブラシに分与し、所定の時間にわたり歯磨きレジメンの一部として第2の組成物を口腔に適用する。一例では、第2の組成物は、約1分間使用され得る。別の例では、第2の組成物は、発泡しない。次いで、利用者は喀出することができ、口を水で濯ぐことができる。一例では、第2の組成物は、第1の成分が歯ブラシ若しくは口腔に適用されるか、又は口腔から喀出された後、約5、10、15、30、45、60、120、180、240、300、360、420秒以内、又は10、15、若しくは20分以内に、歯ブラシ又は口腔に適用され得る。
本発明の口腔ケア組成物は、健康上及び美容上の利益を提供するだけでなく、組成物は、特有の感覚的経験を利用者に提供することもできる。この特有の感覚的経験は、製品が連続的に適用される場合、即ち、フッ化第一スズ等のフッ化物塩を含有する組成物がまず適用され、その後で過酸化水素を含有する組成物が提供され、利用者がこれらの段階の間に口を濯がない場合に、強化され得る。特に、第1の口腔ケア組成物を使用している間、多くの利用者は、口内での暖かく清浄な感覚として第1の組成物を表現しているが、消費者はまた、第1の組成物が渋く乾いて感じることもある。消費者は、第1の口腔ケア組成物のみを使用した場合、レジメンが未完了であると感じることがあると述べた。しかしながら、過酸化物を含有する第2の組成物は、爽快で、滑らかな持続的な味を提供することができ、これは、利用者にとって楽しめるものであり得る。消費者は、自身の口内が1日中、爽快で清浄な感じがすることに気付く可能性があり、多くの消費者は、自身が飲食した後でさえもこの感覚が持続すると考える。歯磨き後に、一部の消費者は、自身の歯及び口内が輝き、光り、生き生きとして、きらめき、かつ滑らかである感じがしたと描写した。
別の利益としては、使用後に、利用者が、口内が清涼、爽快、及び清浄であると感じ得るが、この感覚が、1日中、飲食物の味を著しく妨害し得ないことが挙げられる。利用者はまた、1日を通して、また朝目覚めたときでさえも、歯の歯垢の実質的な減少に気づき得る。
しかしながら、利用者が、第1の組成物の適用と第2の組成物の適用との間に口を濯ぐか、又はレジメンを別様に変化させた場合、同じ固有な感覚的経験は提供されない可能性がある。例えば、第2の組成物は、過酸化物に起因して舌触りが悪く感じる場合があり、第1の組成物は、過度に渋みがあり、飲食物の風味に悪影響を及ぼす場合がある。
以下、本明細書において使用される全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、組成物全体の重量を基準とする。本明細書で言及される成分の全ての百分率、比率、及び濃度は、特に指示がない限り、成分の実際の量に基づき、市販製品として成分と組み合わされている可能性がある溶媒、充填剤、又はその他の材料を含まない。
本明細書で言及される全ての測定は、特に規定されない限り、25℃(すなわち、室温)で実施される。
本組成物は、本明細書に記載される本発明の必須要素及び制限、並びに本明細書に記載されているか、又はそうでなければ口腔ケア組成物において有用なあらゆる追加の若しくは任意の成分、構成成分、若しくは制限を含有する、それらからなる、又は本質的にそれらからなることができる。
本明細書で使用するとき、用語「含む(include)」及びその変形は、リスト内の項目の列挙が、本発明の材料、組成物、デバイス、及び方法に同様に有用であると考えられる他の類似の項目を除外しないように、非限定的であることを意図している。
本明細書で使用するとき、「又は/若しくは(or)」という語は、2つ以上の要素の接続詞として使用される場合に、要素を個々に、及び組み合わせで含むことを意味し、例えば、X又はYは、X若しくはY又はこれら両方を意味する。
本明細書で使用するとき、「口腔ケア組成物」とは、通常の使用過程において、特定の治療剤を全身投与する目的で意図的に嚥下されるものではなく、むしろ、歯の表面又は口腔組織と接触させるのに十分な時間にわたって口腔内に保持される製品を意味する。口腔ケア組成物の例としては、歯磨剤、口内洗浄液、ムース、フォーム、マウススプレー、トローチ剤、チュアブル錠、チューインガム、歯用ホワイトニングテープ、フロス及びフロスコーティング、口臭消臭用溶解性ストリップ、又は義歯用ケア若しくは接着製品が挙げられる。口腔ケア組成物はまた、口腔表面への直接適用又は付着のためのストリップ又はフィルム上に組み込まれてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「歯磨剤」は、別途明記のない限り、歯用又は歯肉縁下用ペースト、ゲル、又は液体製剤を包含する。歯磨剤組成物は、単相組成物であってもよいし、又は2つ以上の別個の歯磨剤組成物の組み合わせであってもよい。歯磨剤組成物は、深い縞状、表面的な縞状、多層状、ゲルでペーストを包囲させた、又はこれらの任意の組み合わせなどの、任意の所望の形態であってもよい。2つ以上の別個の歯磨剤組成物を含む歯磨剤中の各歯磨剤組成物は、ディスペンサーの物理的に分離された区画内に収容され、同時に分注されてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「ディスペンサー」とは、歯磨剤などの組成物を分与するのに好適なあらゆるポンプ、チューブ、又は容器を意味する。
本明細書で使用するとき、「歯」という用語は、天然歯、並びに人工歯又は歯科補綴物を指す。
2段階口腔ケアレジメンは、フッ化物塩を含有し得る第1の口腔ケア組成物と、過酸化水素を含有し得る第2の口腔ケア組成物とを含み得る。利用者が第1の組成物で歯磨きした後、第1の組成物を喀出するが濯ぎは行わず、次いで第2の組成物で歯磨きを行った場合、利用者は、健康上及び美容上の利益に加えて、固有な感覚的経験を有し得る。
本明細書の実施例に記載されるように、16人の消費者が2週間、この2段階レジメンを用いた。消費者は、一般に、口内での暖かく清浄な感覚を有すると第1の組成物を表現したが、しかしながら、一部の消費者は、第1の組成物が渋く乾いていると感じた。一部の消費者は、第1の段階は、歯磨きの間に歯に蓄積され得る歯垢及び食物を含め、全ての汚れが歯から削ぎ落とされたように感じたと示した。第2の組成物を適用する前、多くの消費者は、歯磨きが未完了である感じがすると思えていた。しかしながら、過酸化物と、第1の組成物とは異なりかつ相補的である風味剤とを含有する第2の組成物を使用したとき、多くの消費者は、口内が爽快で滑らかに感じたと示した。消費者は、一般に、2段階レジメンが、日中、特に飲食後に、慌ててガムの使用、濯ぎ、又は歯磨きを行う必要なしに、1日を通して持続する、長時間の清浄感を提供したことに同意した。多くの消費者は、2段階レジメンが、特に現在の歯科衛生レジメンと比較したときに、更なる清浄が得られたと感じたことを示した。
16人中12人が、このレジメンを気に入ったと自己評価しており、これらの消費者の間で最も一般的な利益は、以下の通りである。
・これまでになく1日中非常に清浄である
・実感できる清浄さ
・飲食後及び長い1日の終わりですら清浄感を実感できること。
・自分自身だけでなく周りの人にも気付かれたこと。
・自分の歯科医も気付くと思う。
・2つの段階が一緒に機能していることがわかる。
更に、この2段階レジメンは、特に喀出及び第2の組成物の濯ぎの後で、利用者の口内に格別な清涼感を提供することができる。図1は、本明細書で以降の実施例で示される2段階レジメン及びColgate(登録商標)Cavity Protection練り歯磨きのDPPパネルによって判定された、時間に対する清涼強度を示す。
DPPパネルは、次のように行い、試料評価日の朝に、歯磨きをせず、いずれの口腔ケア及び/又は口臭除去製品も使用しないようにパネルに指示した。各パネリストは、2段階レジメン又はColgate(登録商標)Cavity Protection練り歯磨き(ロット番号MBT0732−016)で歯磨きを行った。2段階プロセスについては、パネリストは、第1の組成物で1分間歯磨きし、第1の組成物を喀出したが濯ぎは行わず、第2の組成物で1分間歯磨きした後、喀出し、濯ぎを行った。Colgate(登録商標)Cavity Protection練り歯磨きについては、パネリストは、2分間歯磨きし、喀出した後、濯ぎを行った。DPPパネルには、Spectrum(商標)Descriptive Analysis手法において訓練及び認証されたパネリストが含まれ、60点が最も爽快であるとして60点スケールで爽快感を評価する。
2段階レジメンでは、第2の組成物を喀出した後、及び第2の組成物を濯いだ後、Colgate(登録商標)Cavity Protectionと比較して大幅に爽快感が高かったことがわかった。この差は、消費者が気付くのに十分に大きなものであった。爽快感効果はまた、Colgate(登録商標)Cavity Protectionよりも、喀出10分後及び15分後のColgate(登録商標)Cavity Protectionよりも高く、この差は、消費者が気づき得るものであり得る。
一例では、口腔ケア組成物は、DPPパネルによって判定すると、喀出後に約30を超える爽快感を有し得、別の例では、約33を超え、別の例では約35を超え、別の例では約37を超え、また別の例では約40を超えた。別の例では、口腔ケア組成物は、DPPパネルによって判定すると、喀出後に約33を超える爽快感を有し得、別の例では、約35を超え、別の例では約38を超え、別の例では約40を超え、また別の例では約42を超えた。更に別の例では、口腔ケア組成物は、DPPパネルによって判定すると、喀出5分後に約20を超える爽快感を有し得、別の例では、別の例では約25を超え、また別の例では約28を超えた。
更に、2段階レジメンは、全体として清浄な口内感覚をもたらし得る。図2は、本明細書で以降の実施例で示される2段階レジメン及びColgate(登録商標)Cavity Protection練り歯磨きのDPPパネルによって判定された、時間に対する全体としての清浄な口内感覚を示す。DPPパネルは、上述と同じ手順に従い、60点が最も清浄であるとして、60点スケールで清浄な口内感覚を評価した。
図2に示されるように、2段階レジメンは、全体としての清浄な口内感覚について、口内、喀出5分後、10分後、15分後、及び20分後を含む、測定された全ての時間点においてColgate(登録商標)Cavity Protectionよりも高い評価を得た。
一例では、2段階レジメンは、DPPパネルによって判定すると、喀出約20分後に約30を超える全体としての清浄な口内感触を有し得、別の例では約33を超え、別の例では約35を超え、また別の例では約37を超えた。
更に、2段階レジメンは、長時間にわたり口臭を低減させ得る。一例では、歯磨き前に、29人の対象の平均VSC(揮発性硫黄化合物)は、約150を上回っていた。2段階レジメンで歯磨きし、24時間待機した後、平均VSCは、約120未満であった。人間の検出力が口臭を嗅ぎ取ることができるのは、約120超であるため、2段階レジメンを使用した場合、24時間後であっても口臭は検出不可能又はほぼ検出不可能であった。
一部の例では、2段階レジメンは、長時間、飲食物の味を妨害しない。一例では、2段階レジメンは、少なくとも約20分が経過した後、飲食物の味の妨害が収まり、別の例では少なくとも約30分の経過後、別の例では少なくとも約45分の経過後、別の例では少なくとも約60分の経過後、また別の例では少なくとも約90分の経過後に収まった。
手動歯ブラシ、電動歯ブラシ、並びに様々な他のパッケージ(例えば、ハンドポンプ等)及びデバイスを含む、広範な口腔ケアデバイスを使用して、口腔ケア組成物を分与することができる。一例では、歯ブラシは、非常に柔らかい、柔らかい、普通、及び/又は硬い毛を有する手動歯ブラシであってもよい。一例では、利用者は、非常に柔らかい毛又は柔らかい毛の歯ブラシを用いてレジメンを開始した後、このレジメンに慣れる、及び/又は口腔衛生が改善するにつれて、より硬い毛に移行してもよい。一例では、利用者は、第1の口腔ケア組成物を適用するための電動歯ブラシと、第2の口腔ケア組成物を適用するための手動歯ブラシの両方を使用してもよい。一例では、第1の組成物、第2の組成物、及び手動歯ブラシが、一緒にキットにパッケージ化される。別の例では、利用者は、電動歯ブラシを使用しないように指示される場合がある。
一例では、利用者は、約15秒間〜約2.5分間別の例では約30秒間〜約2分間、別の例では約45秒間〜約90秒間、また別の例では約1分間〜約75秒間、第1又は第2の組成物で歯磨きしてもよい。別の例では、利用者は、約1〜2分間第1の成分で歯磨きした後、約15秒間〜約1分間第2の成分で歯磨きしてもよい。別の例では、利用者は、第2の成分よりも長く第1の成分を使用してもよい。別の例では、利用者は、第2の成分とほぼ同じ時間、第1の成分を使用してもよい。別の例では、利用者は、第2の成分よりも短い時間、第1の成分を使用してもよい。
一例では、第1の組成物は、第2の組成物の後に投与され得る。別の例では、第1の組成物及び第2の組成物は、別個に保管され得るが、同時に投与されてもよい。
一例では、第1の口腔ケア組成物は歯磨剤組成物であってもよく、第2の口腔ケア組成物はリンスであってもよい。一例では、リンスは、過酸化水素を含有し得る。
一例では、第1の組成物及び第2の組成物は、利用者に対する感覚シグナルを強化するための異なる風味剤を含有し得る。一例では、風味の変化により、利用者がより長く歯磨きするべきか、歯磨きをやめてもよいかを示してもよい。
一例では、利用者は、第1の組成物及び第2の組成物を必要に応じて、又は1日2回使用することができる。別の例では、利用者は、第1の組成物を必要に応じて若しくは1日2回使用してもよく、第2の組成物は1日1回使用され得るか、又は別の例では第2の組成物は、1日おき若しくは1週間に1回使用され得る。別の例では、利用者は、第1の組成物を必要に応じて又は1日2回使用してもよく、第2の組成物は利用者がホワイトニング等の美容的利益を強化したいときにだけ使用される。
第1及び第2の口腔ケア組成物は、完全に別個のパッケージで提供されてもよく、これらを合わせてキットとしてもよい。例えば、歯磨剤として提供される第1の組成物が、第1の歯磨剤ディスペンサーで提供されてもよく、ゲルとして提供される第2の成分は、第2の別個のディスペンサーで提供されてもよい。第1及び第2のディスペンサーは、同じであっても異なってもよい。第1及び第2のパッケージは、利用者が2つを容易に区別することができるように、視覚的に別々の形状、寸法、又は色(複数可)で提供されてもよい。第1及び第2のパッケージはまた、2つを区別するための図形、文字、アイコン、又は数字を有して提供されてもよい。一部の例では、第1及び第2のパッケージは、特定の用量が送達され、第1及び第2の成分の間で制御された比率の適用をもたらすことができるように、第1及び第2の成分を計測することができる。別の例では、第1のパッケージ及び第2のパッケージは、異なる方向で配向され、一例では、第1のパッケージは上向きであり、第2のパッケージは下向きである。別の例では、第1のパッケージ及び第2のパッケージは、同じ配向を有する。別の例では、第1のパッケージ及び第2のパッケージは、二次容器に一緒にパッケージ化される。二次容器は、1つ以上のパネルの少なくとも一部分が透明であり得、それによって利用者が第1及び/又は第2のパッケージの全部又は一部分を見ることが可能となり得る。一例では、二次パッケージの前面パネルが透明であり得る。別の例では、キットは、第1の口腔ケア組成物を収容する第1のパッケージと、第2の口腔ケア組成物を収容する第2のパッケージと、少なくとも1つの歯ブラシが柔らかい又は非常に柔らかい毛を有する、1つ以上の手動歯ブラシとを含み得る。
一例では、第1の組成物と第2の組成物との重量比は、約0.5:1〜約3:1であってもよく、別の例では約0.75:1〜約2:1であってもよく、また別の例では約1:1〜約1.5:1であり得る。別の例では、第1の組成物と第2の組成物との重量比は、約1:1であり得る。
一例では、第1の組成物の比重は、第2の組成物の比重よりも大きくてもよい。一例では、第1の組成物の比重は、約0.5〜約2.5、別の例では約0.75〜約2、別の例では約1〜約1.75、また別の例では約1.25〜約1.50であり得る。別の例では、第2の組成物の比重は、約0.25〜約2、別の例では約0.5〜約1.5、別の例では約0.75〜約1.25、また別の例では約1.0〜約1.15であり得る。別の例では、第1の組成物の比重と第2の組成物の比重との比は、約0.5:2〜約3:1、別の例では約0.75:1.5〜約2:1、別の例では約1:1〜約1.5:1、別の例では約1.1:1〜約1.3:1であり得る。
一例では、第1の組成物の粘度は、第2の組成物の粘度よりも高くてもよい。一例では、第1の組成物の粘度は、約5〜約40BKUであり得る。別の例では、第2の組成物の粘度は、約5〜約25BKUであり得る。粘度は、1分間当たり2.5回の回転でT−Eスピンドルを用いて、Brookfield Synchrolectric Viscometer Model RVT/2で測定される。
一例では、第1の組成物及び/又は第2の組成物は、ポリリン酸塩を実質的に含まなくてよい。別の例では、第1及び/又は第2の組成物は、次の式を有する直鎖の「ガラス質」ポリリン酸塩を実質的に含まなくてよく、
XO(XPO
式中、Xはナトリウム、カリウム、又はアンモニウムであり、nの平均は約6〜約125である。
一例では、第2の組成物は、研磨剤を実質的に含まなくてよい。別の例では、第2の組成物は、固体を実質的に含まなくてよい。別の例では、第2の組成物は、ゲルであり得る。
別の例では、第1の組成物は、第2の組成物より少ない水を含有し得る。一例では、第1の組成物は、約15%〜約50%の水、別の例では約20%〜約40%の水、また別の例では約25%〜約30%の水を含有し得る。別の例では、第2の組成物は、約50%〜約90%の水、別の例では約60%〜約80%、また別の例では約65%〜約75%の水を含有し得る。
別の例では、第1の組成物は、第2の組成物よりも高いpHを有し得る。第1の組成物は、約3〜約7のpH、別の例では約3〜約6、また別の例では約5.25〜約6.25のpHを有し得る。第2の組成物は、約2.5〜約6.5のpH、別の例では約3.5〜約5.5、また別の例では約4.75〜約5.25のpHを有し得る。pHは、本明細書で以降に記載されるpH試験方法により判定することができる。
一例では、第2の口腔ケア組成物は、約0.1%〜約10%の過酸化水素、別の例では約0.2%〜約6%の過酸化水素、別の例では約0.3%〜約5%の過酸化水素、別の例では約0.5%〜約4%の過酸化水素、別の例では約0.75%〜約3.75%の過酸化水素、別の例では約1%〜約3.5%の過酸化水素、別の例では約1.5%〜約3.3%の過酸化水素、別の例では約2%〜約3.25%の過酸化水素、別の例では約2.5%〜約3.2%、また別の例では約2.75%〜約3.1%の過酸化水素を含有し得る。別の例では、本組成物は、約0.3%を超える過酸化水素、別の例では約0.5%を超える過酸化水素、別の例では約1%を超える過酸化水素、別の例では約2%を超える過酸化水素、別の例では2.5%を超える過酸化水素、別の例では約2.8%を超える過酸化水素、別の例では約2.9%を超える過酸化水素、また別の例では約3%を超える過酸化水素を含む。
有効成分及び他の成分は、それらの美容的利益、治療的利益、又はそれらの想定される作用様式若しくは機能様式によって、本明細書で分類又は記載され得る。しかしながら、本明細書で有用な有効成分及び他の成分が、場合によっては、1つを超える美容的利益、治療的利益、機能を提供し得ること、又は1つを超える作用様式を介して働き得ることを理解すべきである。したがって、本明細書での分類は便宜上なされるものであり、成分を、列挙される具体的に述べた機能(複数可)又は活性に制限することを意図するものではない。
金属塩としては、亜鉛塩、スズ塩、カリウム塩、銅塩、アルカリ金属重炭酸塩、及びこれらの組み合わせが挙げられる。金属塩は、抗菌剤から過敏症用薬剤又は緩衝剤まで、広範な機能を有する。本発明の口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の総重量の約0.05重量%〜約11重量%、約0.5重量%〜約7重量%、又は約1重量%〜約5重量%の金属塩を含有し得る。
虫歯予防効果を提供するために、口腔ケア組成物の総重量約0.0025重量%〜約5.0重量%、又は約0.005重量%〜約2.0重量%の組成物中のフッ化物イオン濃度を与えるのに十分な量で、フッ化物化合物が歯磨剤及び他の口腔用組成物中に存在することは一般的である。多種多様なフッ化物イオン生成材料を、本発明における可溶性フッ化物の供給源として使用することができる。代表的なフッ化物イオン源としては、フッ化スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アミン、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化インジウム、オラフルルなどのフッ化アミン及び多くの他のものが挙げられる。好適なフッ化物イオン生成材料の例は、米国特許第3,535,421号(Brinerら)及び米国特許第3,678,154号(Widderら)に見られる。
スズ塩には、フッ化スズ、塩化スズ、ヨウ化スズ、塩化フッ化スズ、酢酸スズ、六フッ化ジルコン酸スズ、硫酸スズ、乳酸スズ、酒石酸スズ、グルコン酸スズ、クエン酸スズ、リンゴ酸スズ、グリシン酸スズ、ピロリン酸スズ、メタリン酸スズ、シュウ酸スズ、リン酸スズ、炭酸スズ、グルコン酸スズ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。第一スズ塩、特に、フッ化第一スズ及び塩化第一スズを含有する歯磨剤は、Majetiらに付与された米国特許第5,004,597号に記載されている。第一スズ塩の他の記載は、Prencipeらに対して発行された米国特許第5,578,293号、及びLukacovicらに対して発行された米国特許第5,281,410号に見出すことができる。第一スズの安定化に用いられる他の成分としては、第一スズイオン供給源に加えて、Majetiら及びPrencipeらの出願に記載されている成分も挙げることができる。
亜鉛塩としては、フッ化亜鉛、塩化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩化フッ化亜鉛、酢酸亜鉛、六フッ化ジルコニウム酸亜鉛、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、酒石酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、クエン酸亜鉛、リンゴ酸亜鉛、グリシン酸亜鉛、ピロリン酸亜鉛、メタリン酸亜鉛、シュウ酸亜鉛、リン酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
カリウム塩としては、硝酸カリウム、クエン酸カリウム、シュウ酸カリウム、重炭酸カリウム、酢酸カリウム、塩化カリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
一例では、銅塩は、フッ化銅、塩化銅、ヨウ化銅、塩化フッ化銅、酢酸銅、六フッ化ジルコニウム酸銅、硫酸銅、乳酸銅、酒石酸銅、グルコン酸銅、クエン酸銅、リンゴ酸銅、グリシン酸銅、ピロリン酸銅、メタリン酸銅、シュウ酸銅、リン酸銅、炭酸銅、及びこれらの組み合わせから選択され得る。更なる例では、銅塩は、グルコン酸銅、酢酸銅、グリシン酸銅、及びこれらの組み合わせから選択され得る。
アルカリ金属重炭酸塩類は水に可溶性であり、安定化されていない場合には、水性系で二酸化炭素を放出する傾向がある。重曹としても知られる重炭酸ナトリウムは、好ましいアルカリ金属重炭酸塩であり得る。アルカリ金属重炭酸塩は、緩衝剤としても機能する。アルカリ金属重炭酸塩緩衝剤のpHのため、重炭酸塩は第一スズイオン源とは別の相にあり得る。ある特定の例では、本発明の口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の約0.5重量%〜約50重量%、約0.5重量%〜約30重量%、約2重量%〜約20重量%、又は約5重量%〜約18重量%のアルカリ金属重炭酸塩を含有し得る。
塩化亜鉛、クエン酸亜鉛、グルコン酸銅、及びグルコン酸亜鉛などの本発明で使用することができる一部の金属塩は、汚れた、乾燥した、土臭い、金属臭い、酸っぱい、苦い、及び渋いと説明される異味にも関連している。
甘味料としては、サッカリン、クロロ−スクロース(スクラロース)、ステビオールグリコシド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、ズルコシドA、ズルコシドB、ルブソサイド、ステビア、ステビオサイド、アセサルフェームK、キシリトール、ネオゲスペリジンDC、アリテーム、アスパルテーム、ネオテーム、アリテーム,タウマチン、シクラメート、グリチルリチン、モグロサイドIV、モグロサイドV、羅漢果甘味料、シアメノシド、モナチン及びその塩(モナチンSS、RR、RS、SR)、クルクリン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、ヘルナンズルチン、フィロズルチン、グリシフィリン、フロリジン、トリロバチン、バイユノシド、オスラジン、ポリポドサイドA、プテロカリオサイドA、プテロカリオサイドB、ムクロジオサイシド、フロミソサイドI、ペリアンドリンI、アブルソサイドA、シクロカリオサイドI、N−[N−[3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン1−メチルエステル、N−[N−[3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−3−メチルブチル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン1−メチルエステル、N−[N−[3−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン1−メチルエステル、これらの塩、及びこれらの組み合わせが含まれる。
レビアナは、Cargill Corp.,Minneapolis、MNから入手されるステビオグリコサイドであり得、これは、ステビア・レバウジアーナ(Stevia rebaudiana)植物の葉からの抽出物である(以降「レビアナ」と称する)。これは、スクロースよりも約300倍甘い結晶性ジテルペングリコシドである。組み合わせることができる好適なステビオグリコシドの例としては、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、ズルコシドA、ズルコシドB、ルブソサイド、ステビオサイド、又はステビオールビオサイドが含まれる。本発明の特に望ましい例によると、高効力甘味料の組み合わせは、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドF、レバウディオサイドF、ステビオサイド、ステビオールビオサイド、ズルコシドAと組み合わせたレバウディオサイドAを含む。甘味料は、一般に、口腔ケア組成物の総重量の約0.0005重量%〜約2重量%のレベルで口腔ケア組成物中に含まれる。
キャリア材料としては、水、グリセリン、ソルビトール、約50,000未満の分子量を有するポリエチレングリコール、プロピレングリコール及び他の食用多価アルコール、エタノール、又はこれらの組み合わせが挙げられる。本発明の口腔ケア組成物は、組成物の約5重量%〜約80重量%のキャリア材料を含有する。ある特定の実施形態では、本組成物は、口腔ケア組成物の総重量の約10重量%〜約40重量%の量でキャリア材料を含有する。
抗菌剤は、四級アンモニウム化合物を含む。本発明で有用なものとしては、例えば、四級窒素上の置換基のうち1個又は2個が、炭素原子約8〜約20個、典型的には約10〜約18個の炭素鎖長(典型的にはアルキル基)を有する一方、残りの置換基(典型的にはアルキル基又はベンジル基)が、炭素原子約1〜約7個のような、より少ない炭素原子数、典型的にはメチル基又はエチル基を有するものが挙げられる。臭化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化テトラデシルピリジニウム、臭化ドミフェン、N−テトラデシル−4−塩化エチルピリジニウム、ドデシルジメチル(2−フェノキシエチル)臭化アンモニウム、ベンジルジメチルステアリル塩化アンモニウム、四級化5−アミノ−1,3−ビス(2−エチル−ヘキシル)−5−メチルヘキサジヒドロピリミジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、及び塩化メチルベンゼトニウムが、典型的な第四級アンモニウム抗菌剤の例示的なものである。
他の四級アンモニウム化合物としては、ピリジニウム化合物が挙げられる。ピリジニウム四級アンモニウム化合物の例としては、Baileyへの米国特許第4,206,215号(1980年6月3日)に開示されるビス[4−(R−アミノ)−1−ピリジニウム]アルカン並びにセチルピリジニウム及びテトラデシルピリジニウムハロゲン化物塩(すなわち、塩化物、臭化物、フッ化物及びヨウ化物)が含まれる。
また、本発明の口腔ケア組成物は、ハロゲン化ジフェニルエーテル、フェノール及びその同族体を含むフェノール化合物、モノアルキル及びポリアルキル並びに芳香族ハロフェノール、レゾルシノール及びその誘導体、キシリトール、ビスフェノール化合物及びハロゲン化サルチルアニリド、安息香酸エステル、並びにハロゲン化カルバニリド等の非カチオン性抗菌剤を含む、他の抗菌剤を含んでもよい。エンドグリコシダーゼ、パパイン、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、及びこれらの組み合わせなどの酵素も、有用な抗菌剤である。このような薬剤は、Norrisらへの米国特許第2,946,725号(1960年7月26日)及びGieskeらへの米国特許第4,051,234号に開示されている。他の抗菌剤の例としては、クロルヘキシジン、及びチモールなどの香油が含まれる。別の例では、抗菌剤はトリクロサンを含むことができる。
本発明の組成物は、口腔ケア組成物の総重量の約0.035重量%以上から、約0.1重量%〜約1.5重量%、約0.045重量%〜約1.0重量%、又は約0.05重量%〜約0.10重量%の量の抗菌剤を含有してもよい。
漂白剤としては、過酸化物、過ホウ酸塩、過炭酸塩、ペルオキシ酸、過硫酸塩、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。好適な過酸化物化合物としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化カルシウム、過酸化ナトリウム、過酸化亜鉛及びこれらの組み合わせが挙げられる。過炭酸塩の一例は、過炭酸ナトリウムである。過硫酸塩の例としては、オキソンが挙げられる。一部の漂白剤は、口腔ケア組成物中で灼熱感を提供し、例えば過酸化物及び過炭酸塩が挙げられる。
本発明の組成物は、口腔ケア組成物の総重量の約0.01重量%〜約30重量%、約0.1重量%〜約10重量%、又は約0.5重量%〜約5重量%の量の漂白剤を含有してもよい。
界面活性剤は、アルキルホスフェートが含まれる、有機リン酸塩などのアニオン性界面活性剤を含んでもよい。これらの表面活性有機リン酸剤は、エナメル表面に対する強い親和性を有し、かつ外皮タンパク質を脱着し、エナメル表面に付着し続けるのに十分な表面結合傾向を有する。有機リン酸化合物の好適な例としては、以下の一般構造によって表される、モノエステル、ジエステル又はトリエステルが挙げられ、式中、Z1、Z2、又はZ3は同一であっても又は異なってもよく、少なくとも1つが有機部分であり、一実施形態では、1個以上のリン酸基によって任意に置換される、1〜22個の炭素原子の直鎖状若しくは分枝状のアルキル若しくはアルケニル基;アルコキシル化アルキル若しくはアルケニル、(多)糖、ポリオール又はポリエーテル基から選択される。
Figure 2017523993
いくつかの他の有機リン酸剤としては、以下の構造によって表されるアルキル又はアルケニルリン酸エステルが挙げられる:
Figure 2017523993
式中、R1は、1個以上のリン酸基によって任意に置換される、直鎖状若しくは分枝状の、6〜22個の炭素原子のアルキル又はアルケニル基を表し、n及びmは、独立してかつ別個に、2〜4であり、a及びbは、独立してかつ別個に、0〜20であり、Z2及びZ3は、同一であっても又は異なってもよく、それぞれ、水素、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミンなどのプロトン化したアルキルアミン若しくはプロトン化した官能性アルキルアミン、又はR1−(OCnH2n)a(OCmH2m)b−基を表す。好適な薬剤の例としては、アルキル及びアルキル(ポリ)アルコキシホスフェート、例えば、ラウリルホスフェート、PPG5セテアレス−10ホスフェート、ラウレス−1ホスフェート、ラウレス−3ホスフェート、ラウレス−9ホスフェート、トリラウレス−4ホスフェート、C12〜18 PEG 9ホスフェート、ナトリウムジラウレス−10ホスフェートが含まれる。一例では、アルキルホスフェートは高分子である。高分子アルキルホスフェートの例としては、高分子部分としての反復アルコキシ基、具体的には、3個以上のエトキシ基、プロポキシイソプロポキシ基又はブトキシ基を含むものが挙げられる。
本発明で有用な双性イオン性又は両性界面活性剤としては、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体が挙げられ、その脂肪族ラジカルは直鎖状又は分枝状であることができ、脂肪族置換基の1つは約8〜18個の炭素原子を含み、1つは例えばカルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスホネートのような陰イオン性水溶性基を含む。好適な両性界面活性剤としては、Polefkaらへの米国特許第5,180,577号に開示されるものなどのベタイン界面活性剤が含まれる。典型的なアルキルジメチルベタインとしては、デシルベタイン若しくは2−(N−デシル−N,N−ジメチルアンモニオ)アセテート、ココベタイン若しくは2−(N−ココ−N,N−ジメチルアンモニオ)アセテート、ミリスチルベタイン、パルミチルベタイン、ラウリルベタイン、セチルベタイン、ステアリルベタイン等が含まれる。本明細書で有用な両性界面活性剤としては、酸化アミン界面活性剤が更に含まれる。アミドベタインは、ココアミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン(CAPB)、及びラウラミドプロピルベタインにより例示される。これらの界面活性剤にしばしば関連付けられる不要な味は、石鹸様、苦味、化学的、又は人工的である。
更なる好適な高分子有機ホスフェート剤としては、デキストランホスフェート、ポリグルコシドホスフェート、アルキルポリグルコシドホスフェート、ポリグリセリルホスフェート、アルキルポリグリセリルホスフェート、ポリエーテルホスフェート、及びアルコキシル化ポリオールホスフェートが挙げられ得る。いくつかの特定の例は、PEGホスフェート、PPGホスフェート、アルキルPPGホスフェート、PEG/PPGホスフェート、アルキルPEG/PPGホスフェート、PEG/PPG/PEGホスフェート、ジプロピレングリコールホスフェート、PEGグリセリルホスフェート、PBG(ポリブチレングリコール)ホスフェート、PEGシクロデキストリンホスフェート、PEGソルビタンホスフェート、PEGアルキルソルビタンホスフェート、及びPEGメチルグルコシドホスフェートである。好適な非高分子リン酸としては、リン酸アルキルモノグリセリド、リン酸アルキルソルビタン、リン酸アルキルメチルグルコシド、リン酸アルキルスクロースが挙げられる。これらの燐酸塩中の不純物は、灼熱感を誘導する場合がある。不純物としては、ドデカノール、ドデカナール、ベンズアルデヒド、及び他のTRPA1又はTRPV1アゴニストが含まれ得る。
本発明において有用なカチオン性界面活性剤としては、約8〜18個の炭素原子を含有する1つのアルキル長鎖を有する四級アンモニウム化合物の誘導体、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、ココナッツアルキルトリメチルアンモニウム亜硝酸塩、フッ化セチルピリジニウム等が含まれ得る。Brinerらへの米国特許第3,535,421号に記載されるものなどの、洗浄剤特性を有する四級アンモニウムハロゲン化物を使用することができる。ある特定のカチオン性界面活性剤もまた、本明細書に開示される口腔ケア組成物中で殺菌剤として作用することができる。
口腔ケア組成物中で使用され得るいくつかの風味剤及び風味成分の例は、ミント油、冬緑油、クローブの芽の油、カッシア、セージ、パセリオイル、マジョラム、レモン、オレンジ、プロペニルグエトール、ヘリオトロピン、4−シス−ヘプテナール、ジアセチル、メチル−ρ−tert−ブチルフェニルアセテート、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、1−メンチルアセテート、オキサノン、α−イリソン、桂皮酸メチル、桂皮酸エチル、桂皮酸ブチル、酪酸エチル、酢酸エチル、アントラニル酸メチル、イソアミルアセテート、イソアミルブチラート、アリルカプロエート、オイゲノール、ユーカリプトール、チモール、桂皮酸アルコール、オクタノール、オクタナール、デカノール、デカナール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、リナロール、リモネン、シトラール、ネラール、ゲラニアール、ゲラニオールネロール、マルトール、エチルマルトール、アネトール、ジヒドロアネトール、カルボン、メントン、β−ダマセノン、イオノン、γ−デカラクトン、γ−ノナラクトン、γ−ウンデカラクトン又はこれらの組み合わせである。一般に好適な風味成分は、構造的特徴及びレドックス反応を受けにくい官能基を有する化学物質である。これらとしては、飽和した、又は安定な芳香環若しくはエステル基を含有する、風味化学物質の誘導体が挙げられる。
風味剤は、一般に、口腔ケア組成物総重量の約0.4重量%〜約3重量%又は約1重量%〜約3重量%の量で存在する。
抗歯石剤としては、ピロリン酸イオンの供給源としてのピロリン酸塩が含まれる。本組成物に有用なピロリン酸塩としては、例えば、ピロリン酸一、二、及び四アルカリ金属塩並びにこれらの組み合わせが挙げられる。無水和物並びに水和物の形態の、二水素ピロリン酸二ナトリウム(Na2H2P2O7)、酸性ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム(Na4P2O7)、及びピロリン酸四カリウム(K4P2O7)が更なる種である。本発明の組成物において、ピロリン酸塩は次の3つの様態のうちの1つの様態で存在してもよい:主に溶解した様態、主に溶解していない様態、又は溶解した様態と溶解していない様態のピロリン酸塩の組み合わせ。これらの組成物を作製するのに有用なピロリン酸塩の量は、任意の歯石制御に有効な量である。様々な例において、ピロリン酸塩の量は、口腔ケア組成物の総重量の約1.5重量%〜約15重量%、約2重量%〜約10重量%、又は約3重量%〜約8重量%であってもよい。
口腔ケア組成物中で使用され得るいくつかの着色剤の例としては、D&C Yellow No.10、FD&C Blue No.1、FD&C Red No.40、D&C Red No.33、及びこれらの組み合わせが挙げられる。ある特定の例では、組成物は、口腔ケア組成物の約0.0001重量%〜約0.1重量%、又は、約0.001重量%〜約0.01重量%の量で着色剤を含む。一部の着色剤、例えば、D&C Red No.33は、不要な味をもたらす。この着色剤にしばしば関連付けられる不要な味は、金属的、ピリッとする味、又は化学的である。着色剤は、一般に、口腔ケア組成物の約0.001重量%〜約0.5重量%の量で存在する。
感覚剤が、口腔ケア組成物の一部であってもよい。冷感、温感、及び刺激感剤などの感覚剤分子は、利用者に信号を送達するために有用である。感覚剤は、一般に、口腔ケア組成物の約0.001重量%〜約0.8重量%の量で存在する。最も良く知られた冷感感覚剤化合物は、メントール、特にL−メントールであり得、これは、とりわけクールミント(Mentha arvensis L)及びチリメンハッカ(Mentha viridis L)のペパーミント油中に天然に見出される。メントール他の異性体(ネオメントール、イソメントール及びネオイソメントール)は、幾分似ているが、臭味が同一ではなく、例えば、土臭い、ショウノウに似た、かび臭い等で説明される不快な臭味を有する。異性体の中での最も大きな違いは、それらの冷感効力にある。L−メントールは、約800ppbの最も低い冷感閾値を有することにより最も強力な冷感をもたらし、この冷感閾値とは、冷感効果をはっきりと認識できる濃度レベルである。このレベルにおいて、他の異性体では冷感効果があり得ない。例えば、d−ネオメントールは、約25,000ppb、及びl−ネオメントールは、約3,000ppbの冷感閾値を有すると報告されている。
メントールの異性体のうち、l−異性体が最も広く自然に存在し、通常は冷感特性を有するメントールという名称で呼ばれるものである。L−メントールは独特のペパーミントの香りを有し、かつ清潔でさわやかな味を有し、皮膚及び粘膜表面に適用された際に冷感感覚を与える。
合成冷感剤のうち、多くは、メントールの誘導体であるか、又はメントールと構造的に関連する、例えば、シクロヘキサン部分を含有し、カルボキサミド、ケタール、エステル、エーテル及びアルコールを含む官能基で誘導体化される。その例としては、「WS−3」として知られるN−エチル−ρ−メンタン−3−カルボキサミドなどのρ−メンタンカルボキサミド化合物、並びにWS−5(N−エトキシカルボニルメチル−ρ−メンタン−3−カルボキサミド)、WS−12(1R,2S)−N−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキサンカルボキサミド]及びWS−14(N−tert−ブチル−ρ−メンタン−3−カルボキサミド)などの同シリーズのその他が挙げられる。メンタンカルボキシエステルの例には、WS−4及びWS−30が挙げられる。メントールと構造的に無関係の合成カルボキサミド冷感剤の例は、「WS−23」として既知のN,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミドである。合成冷感剤の追加の例としては、アルコール誘導体、例えば、TK−10として知られる3−(1−メトキシ)−プロパン−1,2−ジール、イソプレゴール(商標名Coolact P)及びρ−メンタン−3,8−ジオール(商標名Coolact 38D)(これらは、全てTakasago Corp.,Tokyoから入手可能);MGAとして知られるメントングリセロールアセタール;メンチルエステル、例えば、メンチルアセテート、メンチルアセトアセテート、Symrise AG,Holzminden、Germanyによって供給され、Frescolat(登録商標)として知られるメンチルラクテート、及びV.Mane FILS、Notre Dame,Franceから商標名Physcoolで入手可能なモノメンチルスクシネートが含まれる。TK−10は、Amanoらの米国特許第4,459,425号に記載されている。メントールの他のアルコール及びエーテル誘導体は、第GB 1,315,626号、並びに米国特許第4,029,759号、同第5,608,119号、及び同第6,956,139号に記載されている。WS−3及び他のカルボキサミド冷感剤は、米国特許第4,136,163号、同第4,150,052号、同第4,153,679号、同第4,157,384号、同第4,178,459号、及び同第4,230,688号に記載されている。
追加のN−置換ρ−メンタンカルボキサミドは、国際公開第WO 2005/049553A1号に記載されており、N−(4−シアノメチルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、N−(4−スルファモイルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、N−(4−シアノフェニル)p−メンタンカルボキサミド、N−(4−アセチルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、N−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、及びN−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミドが挙げられる。他のN置換ρ−メンタンカルボキサミドとしては、第WO 2006/103401号、並びに米国特許第4,136,163号、同第4,178,459号、及び同第7,189,760号に開示されているものなどアミノ酸誘導体、例えば、N−((5−メチル[−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル)カルボニル)グリシンエチルエステル及びN−((5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル)カルボニル)アラニンエチルエステルが含まれる。グリシン及びアラニン等のアミノ酸を含むメンチルエステルは、例えば、第EP 310,299号、並びに米国特許第第3,917,613号、同第3,991,178号、同第5,703,123号、同第5,725,865号、同第5,843,466号、同第6,365,215号、及び同第6,884,903号に開示されている。ケタール誘導体は、例えば、米国特許第5,266,592号、同第5,977,166号、及び同第5,451,404号に記載されている。メントールに構造的には関連していないが、同様の生理学的冷感効果を有すると報告されている追加の作用剤には、3−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン(3−MPC)、5−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン(5−MPC)、及び2,5−ジメチル−4−(1−ピロリジニル)−3(2H)−フラノン(DMPF)を含む、米国特許第6,592,884号に記載されるα−ケトエナミン誘導体、WeiらのJ.Pharm.Pharmacol.(1983),35:110〜112に記載されるイシリン(AG−3−5、化学名1−[2−ヒドロキシフェニル]−4−[2−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−2−オンとしても既知)が挙げられる。メントールの冷感剤活性及び合成冷感剤に関する論評としては、H.R.Watsonら、J.Soc.Cosmet.Chem.(1978)、29,185〜200、及びR.Eccles、J.Pharm.R.Eccles,J.Pharm.Pharmacol、(1994)、46,618〜630が挙げられる。
メントールに構造的には関連していないが、同様の生理学的冷感効果を有すると報告されている追加の作用剤には、3−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン(3−MPC)、5−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン(5−MPC)、及び2,5−ジメチル−4−(1−ピロリジニル)−3(2H)−フラノン(DMPF)を含む、米国特許第6,592,884号に記載されるα−ケトエナミン誘導体、WeiらのJ.Pharm.Pharmacol.(1983),35:110〜112に記載されるイシリン(AG−3−5、化学名1−[2−ヒドロキシフェニル]−4−[2−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−2−オンとしても既知)、並びに米国特許第4,070,496号に報告されるホスフィンオキシドが挙げられる。
温感感覚剤のいくつかの例としては、エタノール、トウガラシ、ベンジルニコチネートなどのニコチネートエステル、多価アルコールトウガラシ粉末トウガラシチンキトウガラシ抽出物、カプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、ノナノイルバニリルアミド、ノナン酸バニリルエーテル、バニリルアルコールアルキルエーテル誘導体、例えば、バニリルエチルエーテル、バニリルブチルエーテル、バニリルペンチルエーテル、及びバニリルヘキシルエーテル、イソバニリルアルコールアルキルエーテル、エチルバニリルアルコールアルキルエーテル、ベラトリルアルコール誘導体、置換ベンジルアルコール誘導体、置換ベンジルアルコールアルキルエーテル、バニリンプロピレングリコールアセタール、エチルバニリンプロピレングリコールアセタール、ショウガ抽出物、ショウガ油、ジンジェロール、ジンゲロン、又はこれらの組み合わせが含まれる。温感感覚剤は、一般に、口腔ケア組成物中に、口腔ケア組成物の約0.05重量%〜約2重量%の濃度で含まれる。
研削研磨剤は、象牙質を過度に削らない任意の材料であり得る。本発明の口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の、約6重量%〜約70重量%、又は約10重量%〜約50重量%の研削研磨剤を含んでよい。典型的な研削研磨剤としては、ゲル並びに沈殿物を含むシリカ、アルミナ、オルトリン酸塩、ポリメタリン酸塩、並びにピロリン酸塩を含むリン酸塩、及びこれらの混合物。具体例には、オルトリン酸二カルシウム二水和物、ピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、ポリメタリン酸カルシウム、不溶性ポリメタリン酸ナトリウム、もみ殻シリカ、水和アルミナ、βピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、並びに尿素及びホルムアルデヒドの粒子状縮合生成物のような樹脂性砥粒材料、並びに米国特許第3,070,510号でCooleyらにより開示されたような他のものが挙げられる。ある特定の例では、口腔用組成物又は特定の相が、約4以上の平均鎖長を有するポリホスフェートを含む場合には、カルシウム含有研磨剤及びアルミナは、好ましい研磨剤ではない。
様々な種類のシリカ歯科用研磨剤は、歯のエナメル質又は象牙質を過度に削らない、それらの優れた歯の洗浄及び研磨性能のために、口腔ケア組成物においてしばしば使用される。他の研磨剤と同様に、本発明で使用することができるシリカ研磨艶出材料は、一般に、約0.1〜約30μm、又は約5〜約15μmの範囲の平均粒径を有する。研磨剤は、米国特許第3,538,230号(Paderら)及び米国特許第3,862,307号(DiGiulio)に記載されている沈澱シリカ、又はシリカキセロゲルのようなシリカゲルであってよい。W.R.Grace & Company,Davison Chemical Division、Augusta,GAから「Syloid」の商標名で販売されているシリカキセロゲルが用いられてもよい。J.M.Huber Corporation、Edison,NJにより商標名「Zeodent」で市販されているもののような沈降性シリカ(precipitated silica)材料、特に「Zeodent 119」の名称を有するシリカも使用されてもよい。本発明の口腔ケア組成物に有用なシリカ歯科用研磨剤の種類は、Wasonの米国特許第4,340,583号、並びにRiceの米国特許第5,589,160号、同第5,603,920号、同第5,651,958号、同第5,658,553号、及び同第5,716,601号に詳細に説明されている。
増粘材又は結合剤は、所望の一貫性を本発明の口腔ケア組成物にもたらすために使用することができる。例えば、口腔ケア組成物が歯磨剤、局所性口腔ゲル、口内洗浄剤、義歯製品、マウススプレー、とローチ剤、口腔錠剤、又はチューインガムの形態であるとき、増粘材の量及び種類は、製品の形態に応じるであろう。増粘材としては、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロース、並びにカルボキシメチルセルロースナトリウム及びヒドロキシエチルセルロースナトリウムのようなセルロースエーテルの水溶性塩が含まれる。カラヤゴム、キサンタンガム、アラビアゴム、及びトラガカントゴムのような、天然ゴムも使用することができる。更に質感を改善するために、コロイド状ケイ酸アルミニウムマグネシウム、又は超微粒子状シリカを、増粘材の一部として使用できる。増粘材は、口腔ケア組成物の約0.1重量%〜約15重量%の量で使用できる。
保湿剤は口腔ケア組成物の空気中への曝露による硬化を回避し、特定の保湿剤はまた歯磨剤組成物に所望の甘味風味を付与することができる。本発明に用いるのに適した湿潤剤には、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、キシリトール、及びその他の食用多価アルコールが挙げられる。本発明の口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の約0重量%〜約70重量%、又は約15重量%〜約55重量%の保湿剤を含んでよい。
実施例:2段階レジメン
Figure 2017523993
Aqualon(登録商標)(Wilmington、Delaware,USA)から入手可能
J.M.Huber Corporation(Edison,New Jersey,USA)から入手可能
Figure 2017523993
Goodrich Corporation(Akron,Ohio,USA)から入手可能
pH試験方法
まず、Thermo Scientific Orion 320 pH計を較正する。pH計を起動し、30秒間待機することによりこれを行う。次いで、貯蔵溶液から電極を取り出し、蒸留水で電極を濯ぎ、Kimwipe(登録商標)等の科学的洗浄用拭き取り布で電極を注意深く拭く。電極をpH7の緩衝液中に沈め、較正ボタンを押す。pHのアイコンが点滅をやめるまで待機し、較正ボタンをもう一度押す。電極を蒸留水で濯ぎ、電極を科学的洗浄用拭き取り用品で注意深く拭く。電極をpH4の緩衝液中に沈め、pHアイコンが点滅をやめるまで待機し、測定ボタンを押す。電極を蒸留水で濯ぎ、科学的洗浄用拭き取り用品で注意深く拭く。これでpH計は較正され、溶液のpHを試験するのに使用することができる。
この較正したpH計を用いて液体薬品のpHを周囲温度で測定する。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
相互参照される又は関連する任意の特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、明示的に除外又は別の方法で限定しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、或いはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する程度に、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施例を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を行うことができることは当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (18)

  1. 口腔ケアレジメンであって、
    a.第1の口腔ケア組成物を約30秒間〜約2分間、口腔に適用する工程であって、前記第1の組成物はフッ化第一スズを含み、前記第1の組成物は、歯磨剤であり、かつ直鎖ポリリン酸塩を実質的に含まず、前記第1の組成物は、前記口腔内で渋く乾いて感じる、工程と、
    b.前記第1の組成物を前記口腔から喀出する工程と、
    c.第2の口腔ケア組成物を約30秒間〜約2分間適用する工程であって、前記第2の口腔ケア組成物は、約0.1%〜約6%の過酸化水素を含み、前記第2の組成物は、ゲルであり、かつ研磨剤を実質的に含まず、前記第2の組成物は、前記口腔内で冷たく感じる、工程と、
    を含み、前記第1の口腔ケア組成物及び前記第2の口腔ケア組成物は、歯ブラシを用いて適用され、前記口腔は、前記第1の口腔ケア組成物の適用と前記第2の口腔ケア組成物の適用との間に濯がれず、前記レジメンは、持続的な清浄感を提供する、口腔ケアレジメン。
  2. 利用者は、前記第1の組成物が前記口腔から汚れを剥がすことを認識するように感じる、請求項1に記載の口腔ケアレジメン。
  3. 前記第2の組成物は、利用者が、前記第2の組成物により前記口腔が滑らかな感触になることを認識する、請求項1又は2に記載の口腔ケアレジメン。
  4. 前記利用者は、前記口腔の清浄度における顕著な差を認識する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  5. 前記利用者は、飲食後でさえも前記清浄度を認識する、請求項4に記載の口腔ケアレジメン。
  6. 前記レジメンは、喀出後約20分後には飲食物の味を著しく妨害することがない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  7. 前記第1及び第2の口腔ケア組成物は、約45秒間〜約90秒間適用される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  8. 前記第2の組成物は、前記第1の組成物の喀出から約45秒以内に適用される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  9. 前記第2の組成物は、前記第1の組成物の喀出から約15秒以内に適用される、請求項8に記載の口腔ケアレジメン。
  10. 前記歯ブラシは、柔らかいか非常に柔らかい毛を備える手動歯ブラシである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  11. 前記第2の組成物は、約2.5%〜約3.2%の過酸化水素を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  12. 前記第1の組成物は、約0.75〜約2の比重を有し、前記第2の組成物は、約0.5〜約1.5の比重を有し、前記第1の組成物の前記比重は、前記第2の組成物の前記比重よりも大きい、請求項1〜11のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  13. 前記第1の組成物は、約5〜約40BKUの粘度を有し、前記第2の組成物は、約5〜約25BKUの粘度を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  14. 前記第1の組成物は、約4〜約6のpHを有し、前記第2の組成物は、約3.5〜約5.5のpHを有し、前記第1の組成物の前記pHは、前記第2の組成物の前記pHよりも高い、請求項1〜13のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  15. 前記第1の組成物は、第1の風味剤を更に含み、前記第2の組成物は、第2の風味剤を更に含み、前記第2の風味剤は、前記第1の風味剤とは、異なりかつ相補的である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の口腔ケアレジメン。
  16. キットであって、
    a.フッ化第一スズを含む第1の口腔ケア組成物を収容する第1のディスペンサーであって、前記第1の組成物は、歯磨剤であり、かつ直鎖ポリリン酸塩を実質的に含まず、前記第1の組成物は、口腔内で渋く乾いて感じる、第1のディスペンサーと、
    b.約0.1%〜約6%の過酸化水素を含む第2の口腔ケア組成物を収容する第2のディスペンサーであって、前記第2の組成物は、ゲルであり、かつ研磨剤を実質的に含まず、前記第2の組成物は、前記口腔内で冷たく感じる、第2のディスペンサーと、
    c.前記第1の組成物の適用と前記第2の組成物の適用との間に喀出は行うが濯ぎは行わないように利用者に指示する説明書であって、前記説明書は、前記第1の組成物と前記第2の組成物を併用するように利用者に指示する、説明書と、
    を含む、キット。
  17. 手動歯ブラシを更に含む、請求項16に記載のキット。
  18. 前記第1のディスペンサー及び前記第2のディスペンサーは、透明なパネルを含む二次パッケージに一緒にパッケージ化され、前記第1のディスペンサー又は前記第2のディスペンサーのうちの少なくとも一部分が、前記透明なパネルを通して見ることができる、請求項16又は17に記載のキット。
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